JP2022140966A - 搬送装置、記録装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】清掃ローラーが劣化するおそれを低減できる搬送装置及び記録装置を提供する。【解決手段】搬送装置は、メディアを支持可能な支持面26を有し、支持面に支持されるメディアを搬送可能な搬送ベルト22と、洗浄液を吸収可能な吸収材52を含み、吸収材が支持面に接触することによって支持面を清掃可能な清掃ローラー32と、洗浄液を清掃ローラーに供給可能な供給部31と、清掃ローラーによって清掃された支持面に気体を吹き付け可能な吹付部35と、を備え、吹付部は、清掃ローラーに気体を吹き付け可能に構成される。【選択図】図2

Description

本発明は、搬送装置、記録装置に関する。
特許文献1には、メディアを搬送する搬送ベルトと、搬送ベルトを清掃する清掃ローラーとを備える搬送装置が記載されている。清掃ローラーには、洗浄液が供給される。清掃ローラーは、搬送ベルトに接触することによって、搬送ベルトを洗浄液で清掃する。
特開2004-137034号公報
こうした搬送装置では、清掃ローラーが洗浄液で濡れたままとなると、清掃ローラーが劣化するおそれがある。
上記課題を解決する搬送装置は、メディアを支持可能な支持面を有し、前記支持面に支持される前記メディアを搬送可能な搬送ベルトと、洗浄液を吸収可能な吸収材を含み、前記吸収材が前記支持面に接触することによって前記支持面を清掃可能な清掃ローラーと、前記洗浄液を前記清掃ローラーに供給可能な供給部と、前記清掃ローラーによって清掃された前記支持面に気体を吹き付け可能な吹付部と、を備え、前記吹付部は、前記清掃ローラーに前記気体を吹き付け可能に構成される。
上記課題を解決する記録装置は、メディアに記録可能な記録部と、前記メディアを支持可能な支持面を有し、前記支持面に支持される前記メディアを搬送可能な搬送ベルトと、洗浄液を吸収可能な吸収材を含み、前記吸収材が前記支持面に接触することによって前記支持面を清掃可能な清掃ローラーと、前記洗浄液を前記清掃ローラーに供給可能な供給部と、前記清掃ローラーによって清掃された前記支持面に気体を吹き付け可能な吹付部と、を備え、前記吹付部は、前記清掃ローラーに前記気体を吹き付け可能に構成される。
搬送装置を備える記録装置の一実施形態を示す側面図。 供給状態且つ接触状態である清掃機構を示す側面図。 非供給状態且つ非接触状態である清掃機構を示す側面図。 吹付部による乾燥処理を示すフローチャート。 絞り部材による乾燥処理を示すフローチャート。 吹付部及び絞り部材による乾燥処理を示すフローチャート。
以下、搬送装置を備える記録装置の一実施形態について図を参照しながら説明する。記録装置は、例えば、用紙、布帛などの媒体に記録材の一例であるインクを吐出することによって、文字、写真などの画像を記録するインクジェット式のプリンターである。記録装置は、インクジェット式に限らず、トナージェット式でもよいし、その他の記録方式で記録してもよい。
図1に示すように、記録装置11は、記録部12と、制御部13と、受付部14と、搬送装置15とを備える。
記録部12は、メディア99に記録するように構成される。記録部12は、記録部12は、例えば、ヘッドである。そのため、本例の記録部12は、1又は複数のノズル16を有する。本例では、記録部12は、メディア99に対して走査するシリアルヘッドである。記録部12は、メディア99の幅にわたって一斉に記録するラインヘッドでもよい。記録部12は、メディア99に液体を吐出することによって、メディア99に画像を記録する。
制御部13は、記録装置11を制御する。制御部13は、例えば、記録部12、搬送装置15などを制御する。制御部13は、α:コンピュータープログラムに従って各種処理を実行する1つ以上のプロセッサー、β:各種処理のうち少なくとも一部の処理を実行する、特定用途向け集積回路等の1つ以上の専用のハードウェア回路、或いはγ:それらの組み合わせ、を含む回路として構成し得る。プロセッサーは、CPU並びに、RAM及びROM等のメモリーを含み、メモリーは、処理をCPUに実行させるように構成されたプログラムコードまたは指令を格納している。メモリーすなわちコンピューター可読媒体は、汎用または専用のコンピューターでアクセスできるあらゆる可読媒体を含む。
受付部14は、ユーザーからの指示を受け付けるように構成される。受付部14は、例えば、操作パネルである。受付部14は、制御部13と接続される。受付部14が受け付けたユーザーの指示は、制御部13に入力される。受付部14は、後述するように、絞り部材33が吸収材52を絞る動作に関する指示をユーザーから受け付け可能である。受付部14は、記録装置11に関する各種情報を表示できる。
搬送装置15は、メディア99を搬送する装置である。本例では、搬送装置15は、メディア99を間欠的に搬送する。搬送装置15は、メディア99を連続的に搬送してもよい。
搬送装置15は、複数のローラーと、駆動源21と、搬送ベルト22と、清掃機構23とを備える。搬送装置15は、記録装置11が備える制御部13とは別に、搬送装置15を制御する制御部を備えてもよい。この場合、例えば、記録装置11が備える制御部13と、搬送装置15が備える制御部とが通信する。制御部13に代えて、搬送装置15が制御部を備えてもよい。この場合、例えば、搬送装置15が備える制御部が、記録部12を制御する。搬送装置15が制御部を備える場合、この制御部に受付部14が接続されてもよい。例えば、搬送装置15が受付部14を備えてもよい。
本例の搬送装置15は、複数のローラーとして、例えば、第1ローラー24と、第2ローラー25とを備える。第1ローラー24と第2ローラー25とは、メディア99を第1方向A1に搬送する。第1方向A1は、メディア99が搬送される方向である。第1ローラー24と第2ローラー25とは、この順で第1方向A1に並ぶ。そのため、第1ローラー24は、第1方向A1において、記録部12よりも上流に位置する。第2ローラー25は、第1方向A1において、記録部12よりも下流に位置する。
駆動源21は、例えば、複数のローラーを回転させるモーターである。駆動源21は、例えば、第1ローラー24、第2ローラー25、又は、その双方と接続される。本例では、駆動源21は、第1ローラー24と接続される。そのため、駆動源21は、第1ローラー24を回転させる。本例では、搬送ベルト22によって、第1ローラー24が回転することに伴い、第2ローラー25が回転する。
搬送ベルト22は、複数のローラーに巻き掛けられる。本例では、搬送ベルト22は、第1ローラー24及び第2ローラー25に巻き掛けられる。駆動源21が第1ローラー24を回転させると、搬送ベルト22は、第1ローラー24及び第2ローラー25に沿って移動、すなわち周回する。これにより、搬送ベルト22は、メディア99を搬送する。本例では、搬送ベルト22は、間欠的に移動することによって、メディア99を搬送する。搬送ベルト22は、例えば、図1において反時計回り方向に周回する。
搬送ベルト22は、メディア99を支持する支持面26を有する。支持面26は、搬送ベルト22の外周面である。
搬送ベルト22は、例えば、粘着剤が塗布されたベルトである。粘着剤は、支持面26に塗布されている。粘着剤によって、メディア99が支持面26に接着される。これにより、メディア99の姿勢が安定する。粘着剤に限らず、例えば、吸引力、静電気力、分子間力、などによって、メディア99が支持面26に接着されてもよい。支持面26上に支持されたメディア99に、記録部12によって画像が記録される。
搬送ベルト22は、メディア99を搬送することによって、汚れることがある。特に、支持面26が汚れやすい。例えば、メディア99から発生する粉体や毛羽、空気中の塵埃、記録部12による記録材などが、支持面26に付着することがある。これにより、支持面26が汚れる。支持面26が汚れると、メディア99に汚れが付着するおそれがある。また、支持面26が汚れると、メディア99に対する支持面26の接着力を損なうおそれがある。
図1及び図2に示すように、清掃機構23は、搬送ベルト22を清掃する機構である。具体的には、清掃機構23は、支持面26に接触することによって、支持面26を清掃する。これにより、搬送ベルト22からメディア99に汚れが付着するおそれが低減される。また、支持面26の接着力を損なうおそれが低減される。
清掃機構23は、メディア99が通過しない領域で支持面26に接触するように位置する。メディア99が通過しない領域とは、例えば、支持面26のうち第2方向A2に移動する部分と対向する領域である。第2方向A2は、第1方向A1とは反対の方向である。一方、メディア99が通過する領域とは、例えば、支持面26のうち第1方向A1に移動する部分と対向する領域である。したがって、清掃機構23は、例えば、支持面26のうち第2方向A2に移動する部分に接触するように位置する。そのため、本例では、清掃機構23と記録部12とは、例えば、搬送ベルト22を挟むように位置する。具体的には、清掃機構23と記録部12とは、搬送ベルト22を上下で挟むように位置する。これにより、清掃機構23は、メディア99を支持し終えた後の支持面26、すなわちメディア99が剥がされた後の支持面26を清掃する。清掃された後の支持面26は、周回することによって、再びメディア99を支持する。
清掃機構23は、例えば、制御部13によって制御される。搬送装置15が制御部を備える場合、清掃機構23は、その制御部によって制御されてもよい。清掃機構23の詳しい説明は、後述する。
搬送装置15は、移動機構27を備えてもよい。移動機構27は、清掃機構23が有する清掃ローラー32が支持面26から離れるように、搬送ベルト22と清掃ローラー32とを相対的に移動させる。清掃ローラー32については後述する。本例では、移動機構27は、搬送ベルト22に対して清掃機構23を移動させることによって、支持面26から清掃ローラー32を離す。本例の移動機構27は、搬送ベルト22に対して清掃機構23を昇降させる。移動機構27は、清掃機構23に対して搬送ベルト22を移動させてもよいし、搬送ベルト22及び清掃機構23の双方を移動させてもよい。また、移動機構27は、清掃機構23全体ではなく、清掃ローラー32を単独で移動させてもよい。
次に、清掃機構23について説明する。
図2及び図3に示すように、本例では、清掃機構23は、供給部31と、清掃ローラー32と、絞り部材33と、駆動部34と、吹付部35とを有する。
供給部31は、清掃ローラー32に洗浄液を供給するように構成される。洗浄液は、例えば、水である。なお、洗浄液は、他の液体でもよい。供給部31は、例えば、支持槽41と、貯留槽42と、供給管43と、供給弁44と、排出管45と、排出弁46とを有する。
支持槽41は、貯留槽42を収容する。本例では、支持槽41に、清掃ローラー32、絞り部材33、吹付部35が取り付けられている。支持槽41は、排出口47を有する。排出口47は、例えば、支持槽41の底面に位置する。排出口47は、貯留槽42から支持槽41に溢れ出た洗浄液を排出するための開口である。
貯留槽42は、洗浄液を貯留する。本例の貯留槽42は、清掃ローラー32の一部分を収容する。具体的には、貯留槽42は、清掃ローラー32の下端部分を収容する。そのため、貯留槽42が洗浄液を貯留することによって、清掃ローラー32が洗浄液に浸かる。このようにして、清掃ローラー32に洗浄液が供給される。貯留槽42は、例えば、支持槽41の底面上に位置する。貯留槽42が支持槽41に収容されることによって、貯留槽42に貯留される洗浄液が供給部31の周囲に飛び散るおそれが低減される。
供給管43は、洗浄液の供給源と支持槽41とに接続される。洗浄液の供給源は、例えば、水道である。供給源から供給管43を洗浄液が流れることによって、貯留槽42に洗浄液が供給される。洗浄液は、支持槽41内に流れ出た後、落下することによって、貯留槽42に貯留される。供給管43は、貯留槽42に接続されてもよい。
供給弁44は、供給管43に設けられる。供給弁44が開かれると、供給管43を通じて貯留槽42に洗浄液が供給される。供給弁44が閉じられると、貯留槽42への洗浄液の供給が停止する。
排出管45は、貯留槽42と接続される。貯留槽42から排出管45を洗浄液が流れることによって、貯留槽42から洗浄液が排出される。
排出弁46は、排出管45に設けられる。排出弁46が開かれると、排出管45を通じて貯留槽42から洗浄液が排出される。排出弁46が閉じられると、貯留槽42からの洗浄液の排出が停止する。
供給部31は、清掃ローラー32に洗浄液を供給する供給状態と、清掃ローラー32に洗浄液を供給しない非供給状態と、に切り換え可能に構成される。本例では、供給状態とは、貯留槽42に貯留される液体に清掃ローラー32が触れる状態である。本例では、非供給状態とは、貯留槽42に貯留される液体に清掃ローラー32が触れない状態である。
本例では、貯留槽42に貯留される洗浄液の液位が変動することによって、供給部31の状態が供給状態と非供給状態とで切り換わる。例えば、制御部13が供給弁44と排出弁46とを制御することによって、貯留槽42に貯留される洗浄液の液位が変動する。例えば、制御部13が、供給弁44の開度が排出弁46の開度より大きくなるように供給弁44と排出弁46とを制御した場合、洗浄液の液位が上昇する。この場合、制御部13が、供給弁44の開度が排出弁46の開度より小さくなるように供給弁44と排出弁46とを制御した場合、洗浄液の液位が下降する。
本例では、供給部31が供給状態である場合、貯留槽42に貯留される洗浄液の液位は、清掃ローラー32が洗浄液に浸かる高さである。供給部31が非供給状態である場合、貯留槽42の貯留される洗浄液の液位は、清掃ローラー32が洗浄液に浸からない高さである。貯留槽42に貯留される洗浄液の液位を変動することに限らず、例えば、清掃ローラー32と貯留槽42とが相対的に移動することによって、供給部31の状態が切り換わってもよい。
清掃ローラー32は、支持面26に接触することによって、支持面26を清掃する。清掃ローラー32は、支持槽41に回転可能に支持される。
清掃ローラー32は、回転軸51と、吸収材52とを含む。回転軸51は、例えば、第1ローラー24の軸及び第2ローラー25の軸と平行である。吸収材52は、洗浄液を吸収可能な部材である。吸収材52は、例えば、スポンジである。吸収材52は、回転軸51に支持される。吸収材52は、回転軸51とともに回転する。吸収材52が支持面26に接触することによって、支持面26が清掃される。
本例では、吸収材52の一部は、貯留槽42に収容される。具体的には、吸収材52の下端部分は、貯留槽42に収容される。そのため、供給部31が供給状態である場合、吸収材52は、貯留槽42に貯留される洗浄液に触れる。これにより、吸収材52は、洗浄液を含む状態となる。供給部31が非供給状態である場合、吸収材52は、貯留槽42に貯留される洗浄液に触れない。
清掃ローラー32は、移動機構27によって、支持面26に接触する接触状態と、支持面26から離れる非接触状態とで、切り換わる。清掃ローラー32が接触状態である場合、吸収材52が支持面26に接触する。本例では、吸収材52の上端部分が支持面26に接触する。清掃ローラー32が非接触状態である場合、吸収材52が支持面26と接触しない。
供給部31が供給状態である場合且つ清掃ローラー32が接触状態である場合、清掃ローラー32は、回転することによって支持面26を清掃する。本例では、清掃ローラー32は、駆動部34によって回転させられる。清掃ローラー32は、駆動部34の駆動力によって駆動回転させられてもよいし、駆動源21の駆動力によって搬送ベルト22に接触しながら従動回転させられてもよい。洗浄液で濡れた吸収材52が回転しながら支持面26に接触することによって、支持面26の汚れが除去される。
本例では、清掃ローラー32は、搬送ベルト22を清掃する場合、搬送ベルト22の周回方向と同一方向に回転する。すなわち、清掃ローラー32は、搬送ベルト22を清掃する場合、図2及び図3において反時計回り方向に回転する。本例では、清掃ローラー32の接触箇所において、搬送ベルト22が第2方向A2に移動することに対し、吸収材52が第1方向A1に向かって移動するように清掃ローラー32が回転する。これにより、搬送ベルト22と清掃ローラー32との接触抵抗が大きくなるため、搬送ベルト22の汚れを除去しやすくなる。
清掃ローラー32は、搬送ベルト22を清掃する場合、駆動部34によって、搬送ベルト22の周回方向とは逆方向に回転してもよい。すなわち、清掃ローラー32は、図2及び図3において時計回り方向に回転してもよい。この場合でも、清掃ローラー32は搬送ベルト22を清掃できる。
絞り部材33は、吸収材52を絞る部材である。絞り部材33は、吸収材52を変形させるように吸収材52に接触する。絞り部材33は、吸収材52に対してめり込むように接触する。絞り部材33は、吸収材52に接触する状態で清掃ローラー32が回転することによって、吸収材52を絞る。
絞り部材33は、吸収材52に対し、貯留槽42に浸かってから支持面26に接触するまでの間で、吸収材52を絞る。そのため、貯留槽42で洗浄液を吸収した吸収材52は、絞り部材33で絞られた後に、支持面26に接触する。絞られることによって、吸収材52が含む洗浄液の量が調整される。すなわち、清掃ローラー32は、搬送ベルト22を清掃するにあたって適切な量の洗浄液を吸収材52が含む状態で、支持面26を清掃する。これにより、支持面26を洗浄液で必要以上に濡らすおそれが低減される。
本例では、清掃ローラー32が搬送ベルト22を清掃する場合に図2及び図3において反時計回り方向に回転するため、絞り部材33は、清掃ローラー32に対して第2方向A2にずれた位置に位置する。清掃ローラー32が搬送ベルト22を清掃する場合に図2及び図3において時計回り方向に回転する場合には、絞り部材33は、清掃ローラー32に対して第1方向A1にずれた位置に位置する。すなわち、清掃ローラー32の回転方向において、清掃ローラー32のうち洗浄液に接触する部分の下流から清掃ローラー32のうち支持面26に接触する部分の上流までの領域の少なくとも一部に、絞り部材33が設けられる。その結果、貯留槽42で洗浄液を吸収した吸収材52は、絞り部材33で絞られた後に、支持面26に接触する。
本例では、絞り部材33は、ローラーである。そのため、絞り部材33は、吸収材52を絞る場合、清掃ローラー32とともに回転する。絞り部材33は、ローラーに限らず、クランプでも、ブレードでもよい。絞り部材33は、吸収材52に接触することによって、吸収材52を変形させる構成であればよい。
供給部31の状態が供給状態で絞り部材33が吸収材52を絞ることによって、搬送ベルト22が適切に清掃される。供給部31の状態が非供給状態で絞り部材33が吸収材52を絞ることによって、吸収材52に含まれる洗浄液の量が減少される。そのため、吸収材52が乾燥しやすくなる。これにより、吸収材52が洗浄液で濡れたままとなるおそれが低減される。
吸収材52が濡れたままで長時間放置されると、吸収材52が劣化するおそれがある。例えば、吸収材52にかびが生えるおそれがある。そのため、絞り部材33が吸収材52の乾燥を促進させることによって、吸収材52が劣化するおそれが低減される。例えば、長時間にわたって搬送装置15を使用しないと見込まれる場合に、絞り部材33が吸収材52を絞ることによって、吸収材52の乾燥を促進させるとよい。
駆動部34は、清掃ローラー32を回転させるように構成される。駆動部34が清掃ローラー32を回転させると、絞り部材33によって吸収材52が絞られる。本例では、駆動部34は、清掃ローラー32と接続されるモーターである。そのため、本例では、駆動部34は、清掃ローラー32を駆動回転させる。駆動部34は、清掃ローラー32を従動回転させるように構成されてもよい。すなわち、清掃ローラー32を回転させるための駆動力が、清掃ローラー32ではなく他の要素に伝達される構成でもよい。例えば、駆動部34は、絞り部材33と接続されるモーターでもよい。この場合、駆動部34により絞り部材33が回転することによって、清掃ローラー32が従動回転する。他には、例えば、駆動源21の駆動力が、搬送ベルト22を介して清掃ローラー32に伝達されてもよい。すなわち、駆動部34が省略されるとともに、駆動源21の駆動力が搬送ベルト22を介して清掃ローラー32に伝達されてもよい。この場合、駆動源21が清掃ローラー32を回転させる構成となる。駆動源21により搬送ベルト22が周回することによって、清掃ローラー32が支持面26に接触しながら従動回転する。
吹付部35は、ブロワー54と接続される。本例では、ブロワー54は、記録装置11外の構成である。換言すると、ブロワー54は、記録装置11又は搬送装置15と接続される。ブロワー54は、吹付部35に気体を送る。
吹付部35は、ブロワー54から送られた気体の風圧(エネルギー)に指向性を与えるように構成される。吹付部35は、例えば、エアナイフである。吹付部35は、ブロワー54から送られた気体を搬送ベルト22に吹き付ける。具体的には、吹付部35は、気体を支持面26に吹き付ける。
吹付部35は、清掃ローラー32によって清掃された支持面26に気体を吹き付ける。すなわち、吹付部35は、清掃ローラー32が接触した後の支持面26に気体を吹き付ける。具体的には、吹付部35は、支持面26の特定領域に対し、清掃ローラー32によって清掃された後に気体を吹き付ける。これにより、吹付部35は、洗浄液で濡れた支持面26を乾燥させる。本例では、吹付部35は、清掃ローラー32に対して第2方向A2にずれた位置に位置する。なお、吹付部35による支持面26の乾燥に関しては、支持面26における残留水分が完全に零となっていなくてもよい。
吹付部35は、清掃ローラー32に気体を吹き付けるように構成される。吹付部35は、支持面26に限らず、気体を吸収材52に吹き付けるように構成される。本例では、吹付部35は、気体が吹き付けられる対象を、支持面26又は清掃ローラー32に切り換え可能に構成される。
本例では、吹付部35は、内ドラム55と、外ドラム56とを有する。内ドラム55及び外ドラム56は、気体を吹き出す吹出口をそれぞれ有する。ブロワー54が送り出す気体は、内ドラム55、外ドラム56の順で通過する。
内ドラム55は、外ドラム56に収容される。内ドラム55は、外ドラム56に対して回転するように構成される。内ドラム55は、吹出口として、第1吹出口57を有する。外ドラム56は、支持槽41に固定される。外ドラム56は、吹出口として、第2吹出口58と第3吹出口59とを有する。第2吹出口58及び第3吹出口59は、互いに異なる方向を向く。第2吹出口58は、支持面26を向く。第3吹出口59は、吸収材52を向く。
内ドラム55は、不図示の切替機構によって回転可能に構成される。不図示の切替機構は、例えば、制御部13により制御可能な切替駆動部と、切替駆動部の駆動力を内ドラム55に伝達する伝達機構と、を含む。伝達機構は、切替駆動部としてモーターが採用される場合、例えば、伝達ベルト及び少なくとも1つのギアの一方または両方が採用される。内ドラム55が回転することによって、第1吹出口57が外ドラム56内で移動する。第1吹出口57が第2吹出口58と重なる場合、支持面26に気体が吹き付けられる。第1吹出口57が第3吹出口59と重なる場合、吸収材52に気体が吹き付けられる。
本例では、吹付部35は、支持面26又は吸収材52に対して選択的に気体を吹き付けるように構成される。これにより、ブロワー54からの気体の単位時間当たりの風量が略一定という条件において、支持面26及び吸収材52の双方に同時に気体を吹き付ける場合と比べて、単位時間あたりに吹き付ける気体の量が増大する。吹付部35は、支持面26及び吸収材52の双方に対して同時に気体を吹き付けられるように構成されてもよい。この場合、例えば、吹付部35から内ドラム55を取り除けばよい。他には、例えば、1つのみの吹出口を有する吹付部35を斜めに配置し、支持面26と吸収材52との接触箇所に向けて吹き付けることによって、支持面26及び吸収材52の双方に気体を吹き付けてもよい。
吹付部35が吸収材52に気体を吹き付けることによって、吸収材52が乾燥しやすくなる。これにより、吸収材52が洗浄液で濡れたままとなるおそれが低減される。吸収材52が濡れたままで長時間放置されると、吸収材52が劣化するおそれがある。例えば、吸収材52にかびが生えるおそれがある。特に、吸収材52のうち、大気と触れている部分にかびが生えやすい。吹付部35が吸収材52の乾燥を促進させることによって、吸収材52が劣化するおそれが低減される。例えば、長時間にわたって搬送装置15を使用しないと見込まれる場合に、吹付部35が吸収材52に気体を吹き付けることによって、吸収材52の乾燥を促進させるとよい。
清掃機構23は、加熱部61を有してもよい。換言すると、記録装置11又は搬送装置15は、加熱部61を備えてもよい。加熱部61は、吹付部35が吹き付ける気体を加熱するように構成される。加熱部61は、例えば、発熱素子を含む。加熱部61は、例えば、内ドラム55内に取り付けられる。加熱部61は、外ドラム56に取り付けられてもよい。加熱部61は、内ドラム55又は外ドラム56に取り付けられることに限らず、吹付部35と清掃ローラー32との間に設けられてもよい。吹付部35が吹き付ける気体を加熱部61が加熱することによって、加熱された気体が吸収材52に吹き付けられる。これにより、吸収材52の乾燥が一層促進される。加熱部61は、支持面26に吹き付けられる気体を加熱してもよい。
清掃機構23は、検出部62を有してもよい。換言すると、記録装置11又は搬送装置15は、検出部62を備えてもよい。検出部62は、吸収材52に含まれる洗浄液の量を検出するように構成される。検出部62は、吸収材52に接触する位置、すなわち吸収材52の表面と接触する位置に位置する。検出部62は、例えば、吸収材52の表面の電気抵抗値を測定することによって、吸収材52に含まれる洗浄液の量を検出する。検出部62は、検出結果を制御部13に送信する。
本例では、検出部62は、吸収材52に対して、絞り部材33によって絞られた後となる部分に接触する。そのため、検出部62は、吸収材52のうち、絞り部材33によって絞られた後となる部分が含む洗浄液の量を検出する。検出部62と絞り部材33とは、例えば、回転軸51を挟むように位置する。すなわち、検出部62は、清掃ローラー32に対して第1方向A1にずれた位置に位置する。
供給部31の状態が供給状態である場合、制御部13は、検出部62の検出結果に基づいて、吸収材52に対する洗浄液の供給具合を把握できる。すなわち、制御部13は、搬送ベルト22を清掃するにあたって適切な量の洗浄液が吸収材52に供給されているかを把握できる。例えば、検出部62の検出結果に基づいて、制御部13は、洗浄液の供給量を制御する。搬送ベルト22を清掃するにあたって、吸収材52が含む洗浄液の量が多い場合、制御部13は、貯留槽42に貯留される洗浄液の液位を下げる。これにより、吸収材52に供給される洗浄液の量が少なくなる。搬送ベルト22を清掃するにあたって、吸収材52が含む洗浄液の量が少ない場合、制御部13は、貯留槽42に貯留される洗浄液の液位を上げる。これにより、吸収材52に供給される洗浄液の量が多くなる。
供給部31の状態が非供給状態である場合、検出部62の検出結果に基づいて、吸収材52の乾燥具合を把握できる。例えば、制御部13は、検出部62の検出結果に基づいて、吹付部35、絞り部材33、又は、その双方によって吸収材52の乾燥を促進させる乾燥処理を制御する。これにより、吸収材52の乾燥具合が制御される。本例では、検出部62の検出結果に限らず、乾燥処理を継続する継続時間に基づいて、吸収材52の乾燥具合を制御することもできる。
清掃機構23は、ブラシローラー63を有してもよい。ブラシローラー63は、支持面26に接触することによって、支持面26を清掃する。ブラシローラー63は、支持槽41に回転可能に支持される。本例では、清掃ローラー32が接触状態にある場合、ブラシローラー63は、支持面26に接触する。清掃ローラー32が非接触状態にある場合、ブラシローラー63は、支持面26から離れる。
ブラシローラー63は、清掃ローラー32と平行に並ぶ。本例では、ブラシローラー63は、清掃ローラー32よりも第1方向A1にずれた位置に位置する。そのため、ブラシローラー63は、支持面26の特定領域に対して、清掃ローラー32が接触する前に接触する。
ブラシローラー63は、回転軸64と、ブラシ65とを有する。回転軸64は、回転軸51と平行である。ブラシ65は、回転軸64の軸方向から見て、回転軸64から放射状に延びる。ブラシ65は、回転軸64に支持される。ブラシ65は、回転軸64とともに回転する。
本例では、ブラシ65の一部は、貯留槽42に収容される。具体的には、ブラシ65の下端部分は、貯留槽42に収容される。そのため、貯留槽42に貯留される洗浄液の液位によっては、ブラシ65は、貯留槽42に貯留される洗浄液に触れる。すなわち、ブラシ65に洗浄液が供給される。本例では、供給部31の状態が供給状態である場合、ブラシ65は、貯留槽42に貯留される洗浄液に触れる。供給部31の状態が非供給状態である場合、ブラシ65は、貯留槽42に貯留される洗浄液に触れない。すなわち、本例では、供給状態とは、清掃ローラー32及びブラシローラー63に供給部31から洗浄液が供給される状態である。非供給状態とは、清掃ローラー32及びブラシローラー63に供給部31から洗浄液が供給されない状態である。
ブラシローラー63は、供給部31が供給状態で、回転することによって支持面26を清掃する。本例では、ブラシローラー63は、例えば、清掃ローラー32の回転と連動する。ブラシローラー63は、駆動部34によって駆動回転してもよい。ブラシローラー63は、清掃ローラー32と連動せず、搬送ベルト22の周回によって従動回転してもよい。洗浄液で濡れたブラシ65が回転しながら支持面26に接触することによって、支持面26の汚れが除去される。
本例では、ブラシローラー63の回転方向は、清掃ローラー32の回転方向と一致する。ブラシローラー63の回転方向は、清掃ローラー32の回転方向と異なっていてもよい。本例では、ブラシローラー63は、図2及び図3において反時計回り方向に回転する。これにより、搬送ベルト22とブラシローラー63との接触抵抗が大きくなるため、搬送ベルト22の汚れを除去しやすくなる。
次に、吸収材52の乾燥を促進させる乾燥処理について説明する。
制御部13は、吹付部35及び絞り部材33の一方、又は、その双方によって、吸収材52の乾燥を促進させる乾燥処理を実行する。制御部13は、所定時期に乾燥処理を開始する。制御部13は、例えば、所定時期に、吹付部35から清掃ローラー32に気体を吹き付ける第1乾燥処理を開始する。制御部13は、例えば、所定時期に、供給部31の状態が非供給状態で絞り部材33が吸収材52を絞る第2乾燥処理を開始する。制御部13は、例えば、所定時期に、吹付部35から清掃ローラー32に気体を吹き付ける、及び、供給部31の状態が非供給状態で絞り部材33が吸収材52を絞る第3乾燥処理を開始する。制御部13は、第1乾燥処理、第2乾燥処理、及び、第3乾燥処理の中から実行する処理を選択してもよい。
所定時期は、例えば、記録装置11又は搬送装置15の電源がオフにされたとき、ユーザーから乾燥処理を開始する旨の指示を受付部14が受け付けたとき、予め設定された時期を迎えたとき、などである。
制御部13は、所定条件に基づいて、乾燥処理を終了する。制御部13は、例えば、所定条件に基づいて、吹付部35から清掃ローラー32に気体を吹き付ける第1乾燥処理を終了する。制御部13は、例えば、所定条件に基づいて、供給部31の状態が非供給状態で絞り部材33が吸収材52を絞る第2乾燥処理を終了する。制御部13は、例えば、所定条件に基づいて、吹付部35から清掃ローラー32に気体を吹き付ける、及び、供給部31の状態が非供給状態で絞り部材33が吸収材52を絞る第3乾燥処理を終了する。
所定条件は、例えば、検出部62の検出結果に基づく条件、乾燥処理の継続時間に基づく条件、などである。制御部13は、所定条件を満たす場合に乾燥処理を終了する。そのため、制御部13は、検出部62の検出結果、乾燥処理の継続時間に基づいて、乾燥処理を終了する。継続時間は、例えば、受付部14によって、ユーザーが任意に設定できる。継続時間は、例えば、予め行われる実験やシミュレーションの評価結果に基づき、適切な値が設定されていてもよい。制御部13は、例えば、ユーザーから乾燥処理を終了する旨の指示を受付部14が受け付けたとき、予め設定された時期を迎えたとき、などを所定条件として乾燥処理を終了してもよい。
まず、第1乾燥処理について説明する。制御部13は、例えば、吹付部35から清掃ローラー32に気体を吹き付けることを開始させる開始指示、すなわち第1乾燥処理を開始する旨の指示を、受付部14を通じてユーザーから受け付けた場合に、図4に示す第1乾燥処理を開始する。
図4に示すように、制御部13は、ステップS11において、清掃ローラー32の状態を接触状態から非接触状態に切り換える。ステップS11の実行時点で清掃ローラー32の状態が非接触状態である場合には、清掃ローラー32の状態が非接触状態のまま維持される。制御部13は、移動機構27によって、清掃ローラー32を支持面26から離す。このとき、制御部13は、供給部31の状態を供給状態から非供給状態に切り換えてもよい。
制御部13は、ステップS12において、吹付部35から清掃ローラー32に気体を吹き付けさせる。制御部13は、内ドラム55を回転させることによって、第1吹出口57を第3吹出口59と重ねる。これにより、清掃ローラー32に気体が吹き付けられる。このとき、清掃ローラー32が支持面26から離れているため、気体が清掃ローラー32の周面を流れやすい。そのため、吸収材52の乾燥が促進されやすい。このように、本例の吹付部35は、清掃ローラー32が支持面26から離れている状態で、気体を清掃ローラー32に吹き付ける。
接触状態である清掃ローラー32に吹付部35が気体を吹き付けても、吸収材52の乾燥を促進させることはできる。したがって、第1乾燥処理においては、ステップS11をスキップしてもよい。また、第1乾燥処理においては、ステップS11とステップS12とが同時に実行されてもよい。
供給部31の状態が非供給状態である場合、吹付部35が清掃ローラー32に気体を吹き付けることによって、吸収材52全体の乾燥が促進される。供給部31の状態が供給状態である場合、吸収材52において洗浄液に浸かっていない部分の乾燥が促進される。吸収材52において洗浄液に浸かっている部分は、大気に触れにくいため、劣化しにくい。
制御部13は、ステップS13において、第1所定条件が満たされているか否かを判定する。第1所定条件は、第1乾燥処理を終了するための条件である。第1所定条件は、第1乾燥処理の継続時間に基づく条件でもよいし、検出部62が検出する洗浄液の量に基づく条件でもよい。制御部13は、例えば、吹付部35から清掃ローラー32への気体の吹き付けを開始してから経過した経過時間が継続時間に達した場合に、第1所定条件が満たされていると判定してもよい。すなわち、制御部13は、ステップS12を開始してから経過した経過時間が継続時間に達した場合に、第1所定条件が満たされていると判定してもよい。この場合、制御部13は、ステップS12の実行時に時間をカウントする。制御部13は、ステップS11の実行時から経過した時間を経過時間としてカウントしてもよい。制御部13は、例えば、検出部62が検出した洗浄液の量が閾値以下となった場合に、第1所定条件が満たされていると判定してもよい。この場合、閾値は、制御部13に記憶されている。閾値は、例えば、予め行われる実験やシミュレーションの評価結果に基づき、適切な値が設定される。
制御部13は、ステップS13において、第1所定条件が満たされていると判定した場合、第1乾燥処理を終了する。このとき、制御部13は、吹付部35から清掃ローラー32へ気体を吹き付ける動作を終了する。制御部13は、第1吹出口57が第2吹出口58と重なるように内ドラム55を回転させてもよいし、第1吹出口57が第2吹出口58及び第3吹出口59の何れにも重ならないように内ドラム55を回転させてもよい。
制御部13は、ステップS13において、第1所定条件が満たされてないと判定した場合、ステップS13を繰り返す。すなわち、第1所定条件が満たされるまで、吹付部35による清掃ローラー32への気体の吹き付けを継続する。第1所定条件は、継続時間に基づく条件と、検出部62の検出結果に基づく条件とを含んでもよい。この場合、制御部13は、経過時間が継続時間に達した場合且つ検出部62が検出した洗浄液の量が閾値以下となった場合に、第1乾燥処理を終了する。経過時間が継続時間に達したにもかかわらず、検出部62が検出した洗浄液の量が閾値以下とならない場合には、制御部13は、エラーを報知してもよい。
次に、第2乾燥処理について説明する。制御部13は、例えば、供給部31の状態が非供給状態で絞り部材33が吸収材52を絞ることを開始させる開始指示、すなわち第2乾燥処理を開始する旨の指示を、受付部14を通じてユーザーから受け付けた場合に、図5に示す第2乾燥処理を開始する。開始指示や継続時間は、絞り部材33が吸収材52を絞る動作に関する指示の一例である。絞り部材33が吸収材52を絞る動作に関する指示は、例えば、絞り部材33が吸収材52を押圧するときの圧力の値や、清掃ローラー32の回転速度の値でもよい。制御部13は、当該指示に基づき、絞り部材33が吸収材52を絞る動作を制御してもよい。例えば、制御部13は、当該指示に基づいて圧力や回転速度などを制御してもよい。
図5に示すように、制御部13は、ステップS21において、供給部31の状態を供給状態から非供給状態に切り換える。ステップS21の実行時点で供給部31の状態が非供給状態である場合には、供給部31の状態が非供給状態のまま維持される。制御部13は、供給弁44を閉じ、排出弁46を開くことによって、供給部31の状態を供給状態から非供給状態に切り換える。このとき、制御部13は、清掃ローラー32の状態を接触状態から非接触状態に切り換えてもよい。ただし、駆動源21の駆動力を、搬送ベルト22を介して清掃ローラー32に伝達する構成の場合、制御部13は、清掃ローラー32の状態を非接触状態から接触状態に切り換える、又は、接触状態に維持する。その理由は、清掃ローラー32の状態が非接触状態である場合、駆動源21によって清掃ローラー32を従動回転させることができなくなるためである。
制御部13は、ステップS22において、駆動部34を制御することによって、清掃ローラー32を回転させる。これにより、清掃ローラー32は、絞り部材33によって絞られる。なお、第2乾燥処理においては、ステップS21とステップS22とが同時に実行されてもよい。
ステップS21において清掃ローラー32の状態が非接触状態の場合、絞り部材33は、ステップS22において、清掃ローラー32が支持面26から離れている状態で、吸収材52を絞る。この場合、清掃ローラー32が接触状態である場合と比べて、清掃ローラー32にかかる回転抵抗が低減される。そのため、吸収材52を絞りやすくなる。
制御部13は、ステップS23において、第2所定条件が満たされているか否かを判定する。第2所定条件は、第2乾燥処理を終了するための条件である。第2所定条件は、第2乾燥処理の継続時間に基づく条件でもよいし、検出部62が検出する洗浄液の量に基づく条件でもよい。制御部13は、例えば、絞り部材33が吸収材52を絞り始めてから経過した経過時間が継続時間に達した場合に、第2所定条件が満たされていると判定してもよい。すなわち、制御部13は、ステップS22を開始してから経過した経過時間が継続時間に達した場合に、第2所定条件が満たされていると判定してもよい。この場合、制御部13は、ステップS22の実行時に時間をカウントする。制御部13は、ステップS21の実行時から経過した時間を経過時間としてカウントしてもよい。制御部13は、例えば、検出部62が検出した洗浄液の量が閾値以下となった場合に、第2所定条件が満たされていると判定してもよい。
制御部13は、ステップS23において、第2所定条件が満たされていると判定した場合、第2乾燥処理を終了する。このとき、制御部13は、絞り部材33が吸収材52を絞る動作を終了する。制御部13は、駆動部34を制御することによって、清掃ローラー32を停止させる。
制御部13は、ステップS23において、第2所定条件が満たされていないと判定した場合、ステップS23を繰り返す。すなわち、制御部13は、第2所定条件を満たすまで、吸収材52の絞りを継続する。第2所定条件は、第1所定条件と同様、継続時間に基づく条件と、検出部62の検出結果に基づく条件とを含んでもよい。第2所定条件は、第1所定条件と同様に条件でもよいし、異なる条件でもよい。
第1乾燥処理と第2乾燥処理とは、並行して実行されてもよい。並行して実行する場合、開始される時期は、同時でもよいし、異なっていてもよい。第1乾燥処理と第2乾燥処理とは、それぞれの所定時期で開始され、それぞれの所定条件で終了される。
次に、第3乾燥処理について説明する。制御部13は、例えば、吹付部35が清掃ローラー32に気体を吹き付けること、及び、供給部31が非供給状態で絞り部材33が吸収材52を絞ること、の双方を開始させる開始指示、すなわち第3乾燥処理を開始する旨の指示を、受付部14を通じてユーザーから受け付けた場合に、図6に示す第3乾燥処理を開始する。すなわち、第3乾燥処理は、第1乾燥処理と第2乾燥処理とを組み合わせた処理である。開始指示や継続時間は、絞り部材33が吸収材52を絞る動作に関する指示の一例である。絞り部材33が吸収材52を絞る動作に関する指示は、例えば、絞り部材33が吸収材52を押圧するときの圧力の値や、清掃ローラー32の回転速度の値でもよい。制御部13は、当該指示に基づき、絞り部材33が吸収材52を絞る動作を制御してもよい。例えば、制御部13は、当該指示に基づいて圧力や回転速度などを制御してもよい。
図6に示すように、制御部13は、ステップS31において、ステップS11と同様に、清掃ローラー32の状態を接触状態から非接触状態に切り換える。ステップS31の実行時点で清掃ローラー32の状態が非接触状態である場合には、清掃ローラー32の状態が非接触状態のまま維持される。
制御部13は、ステップS32において、ステップS21と同様に、供給部31の状態を供給状態から非供給状態に切り換える。ステップS32の実行時点で供給部31の状態が非供給状態である場合には、供給部31の状態が非接触状態のまま維持される。ステップS31とステップS32との順序は、逆でもよい。ステップS31とステップS32とは、同時に実行されてもよい。
制御部13は、ステップS33において、ステップS12と同様に、吹付部35から清掃ローラー32に気体を吹き付ける。
制御部13は、ステップS34において、ステップS22と同様に、清掃ローラー32を回転させる。ステップS33とステップS34との順序は、逆でもよい。ステップS33とステップS34とは、同時に実行されてもよい。ステップS31からステップS34は、同時に実行されてもよい。
制御部13は、ステップS35において、第3所定条件を満たされているか否かを判定する。第3所定条件は、第3乾燥処理を終了するための条件である。第3所定条件は、第3乾燥処理の継続時間に基づく条件でもよいし、検出部62が検出する洗浄液の量に基づく条件でもよい。制御部13は、例えば、吹付部35から清掃ローラー32への気体の吹き付け、及び、絞り部材33による吸収材52の絞り、を開始してから経過した経過時間が継続時間に達した場合に、第3所定条件が満たされていると判定してもよい。すなわち、制御部13は、ステップS33及びステップS34の双方が実行されてから経過した経過時間が継続時間に達した場合に、第3所定条件が満たされていると判定してもよい。制御部13は、例えば、検出部62が検出した洗浄液の量が閾値以下となった場合に、第3所定条件が満たされていると判定してもよい。
制御部13は、ステップS35において、第3所定条件を満たすと判定した場合、第3乾燥処理を終了する。このとき、制御部13は、吹付部35が清掃ローラー32へ気体を吹き付ける動作と、絞り部材33が吸収材52を絞る動作とを、終了する。制御部13は、第1吹出口57が第3吹出口59に重ならないように内ドラム55を回転させつつ、清掃ローラー32を停止させる。
制御部13は、ステップS35において、第3所定条件が満たされていないと判定した場合、ステップS35を繰り返す。すなわち、制御部13は、吹付部35による清掃ローラー32への気体の吹き付けと、絞り部材33による吸収材52の絞りとを継続する。第3所定条件は、第1所定条件及び第2所定条件と同様、継続時間に基づく条件と、検出部62の検出結果に基づく条件とを含んでもよい。第3所定条件は、第1所定条件と同様の条件でもよいし、第2所定条件と同様の条件でもよいし、第1所定条件及び第2所定条件と異なる条件でもよい。
次に、上記実施形態の作用及び効果について説明する。
(1)搬送装置15は、清掃ローラー32によって清掃された支持面26に気体を吹き付け可能な吹付部35を備える。吹付部35は、清掃ローラー32に気体を吹き付け可能に構成される。
吹付部35は、清掃ローラー32によって清掃された支持面26に気体を吹き付けることによって、支持面26を乾かす。上記構成によれば、吹付部35は、支持面26に限らず、清掃ローラー32に気体を吹き付ける。これにより、清掃ローラー32が乾燥しやすくなる。したがって、清掃ローラー32が洗浄液で濡れたままとなるおそれが低減される。すなわち、清掃ローラー32が劣化するおそれが低減される。
(2)吹付部35は、清掃ローラー32が支持面26から離れている状態で、気体を清掃ローラー32に吹き付ける。
上記構成によれば、清掃ローラー32が支持面26に接触している状態と比べて、吹付部35が清掃ローラー32に吹き付けた気体が清掃ローラー32の周面を流れやすくなる。その結果、清掃ローラー32が乾燥しやすくなる。
(3)絞り部材33は、供給部31の状態が非供給状態で、吸収材52を絞る。
上記構成によれば、供給部31の状態が非供給状態で絞り部材33が吸収材52を絞ることによって、吸収材52が含む洗浄液の量が減少する。これにより、清掃ローラー32が乾燥しやすくなる。
(4)制御部13は、供給部31の状態が非供給状態で絞り部材33が吸収材52を絞ることを開始した後、所定条件に基づいて、絞り部材33が吸収材52を絞る動作を終了する。
上記構成によれば、所定条件に基づいて吸収材52の絞りが終了するため、必要以上に吸収材52が絞られるおそれが低減される。必要以上に吸収材52を絞ると、吸収材52の劣化が早まる。
(5)制御部13は、検出部62が検出した洗浄液の量が閾値以下である場合に、絞り部材33が吸収材52を絞る動作を終了する。
上記構成によれば、吸収材52が含む洗浄液の量に基づいて吸収材52の絞りが終了するため、必要以上に吸収材52が絞られるおそれが低減される。
(6)制御部13は、絞り部材33が吸収材52を絞る動作に関する指示に基づいて、絞り部材33が吸収材52を絞る動作を制御する。
上記構成によれば、ユーザーからの指示に基づいて絞り部材33が吸収材52を絞る動作を制御できるため、ユーザーに応じて適切な絞り動作が実行される。
(7)制御部13は、絞り部材33が吸収材52を絞り始めてから経過した経過時間が継続時間に達した場合に、絞り部材33が吸収材52を絞る動作を終了する。
上記構成によれば、ユーザーが設定する継続時間にわたって吸収材52が絞られる。そのため、ユーザーにとっての利便性が向上する。
(8)制御部13は、受付部14が開始指示を受け付けた場合に、供給部31の状態を供給状態から非供給状態に切り換え、駆動部34を制御することによって清掃ローラー32を回転させる。
上記構成によれば、ユーザーが所望する時期に、絞り部材33によって吸収材52を絞ることができる。そのため、ユーザーにとっての利便性が向上する。
(9)搬送装置15は、吹付部35が吹き付ける気体を加熱可能な加熱部61を備える。
上記構成によれば、加熱された気体が清掃ローラー32に吹き付けられる。そのため、清掃ローラー32が乾燥しやすくなる。
(10)吹付部35は、気体が吹き付けられる対象を、支持面26又は清掃ローラー32に切り換え可能に構成される。
上記構成によれば、支持面26と清掃ローラー32との双方に吹付部35が同時に気体を吹き付ける場合と比べて、清掃ローラー32に対して単位時間あたりに吹き付けられる気体の量が増大する。これにより、清掃ローラー32が乾燥しやすくなる。
本実施形態は、以下のように変更して実施できる。本実施形態及び以下の変更例は、技術的に矛盾しない範囲で互いに組み合わせて実施できる。
・供給部31は、清掃ローラー32に向けて洗浄液を噴き付けたり、滴下したりすることによって、清掃ローラー32に洗浄液を供給する構成でもよい。この場合、供給部31は、洗浄液を噴き付ける又は滴下する洗浄液ノズルを有する。洗浄液ノズルから洗浄液が噴き付け又は滴下される状態が、供給状態である。洗浄液ノズルからの洗浄液の噴き付け又は滴下が停止した状態が、非供給状態である。
・吹付部35は、例えば、シャッター、弁などによって、気体が吹き付けられる対象を、支持面26又は清掃ローラー32に切り換えるように構成されてもよい。
・ブロワー54は、記録装置11又は搬送装置15の構成でもよい。すなわち、ブロワー54は、制御部13によって制御されてもよい。制御部13は、ブロワー54が送る気体の量、ブロワー54のオンオフ、などを制御してもよい。
・記録部12が吐出する液体はインクに限らず、例えば機能材料の粒子が液体に分散又は混合されてなる液状体などでもよい。例えば、記録部12が液晶ディスプレイ、エレクトロルミネッセンスディスプレイ及び面発光ディスプレイの製造などに用いられる電極材または画素材料などの材料を分散または溶解のかたちで含む液状体を吐出してもよい。
以下に、上述した実施形態及び変更例から把握される技術的思想及びその作用効果を記載する。
(A)搬送装置は、メディアを支持可能な支持面を有し、前記支持面に支持される前記メディアを搬送可能な搬送ベルトと、洗浄液を吸収可能な吸収材を含み、前記吸収材が前記支持面に接触することによって前記支持面を清掃可能な清掃ローラーと、前記洗浄液を前記清掃ローラーに供給可能な供給部と、前記清掃ローラーによって清掃された前記支持面に気体を吹き付け可能な吹付部と、を備え、前記吹付部は、前記清掃ローラーに前記気体を吹き付け可能に構成される。
吹付部は、清掃ローラーによって清掃された支持面に気体を吹き付けることによって、支持面を乾かす。上記構成によれば、吹付部は、支持面に限らず、清掃ローラーに気体を吹き付ける。これにより、清掃ローラーが乾燥しやすくなる。したがって、清掃ローラーが洗浄液で濡れたままとなるおそれが低減される。すなわち、清掃ローラーが劣化するおそれが低減される。
(B)上記搬送装置は、前記清掃ローラーが前記支持面から離れるように前記搬送ベルトと前記清掃ローラーとを相対的に移動させる移動機構を備え、前記吹付部は、前記清掃ローラーが前記支持面から離れている状態で、前記気体を前記清掃ローラーに吹き付けてもよい。
上記構成によれば、清掃ローラーが支持面に接触している状態と比べて、吹付部が清掃ローラーに吹き付けた気体が清掃ローラーの周面を流れやすくなる。その結果、清掃ローラーが乾燥しやすくなる。
(C)上記搬送装置は、前記清掃ローラーを回転させる駆動部と、前記吸収材に接触し、前記吸収材に接触する状態で前記清掃ローラーが回転することによって前記吸収材を絞る絞り部材と、を備え、前記供給部は、前記清掃ローラーに前記洗浄液を供給する供給状態と、前記清掃ローラーに前記洗浄液を供給しない非供給状態と、に切り換え可能に構成され、前記絞り部材は、前記供給部の状態が前記非供給状態で、前記吸収材を絞ってもよい。
上記構成によれば、供給部の状態が非供給状態で絞り部材が吸収材を絞ることによって、吸収材が含む洗浄液の量が減少する。これにより、清掃ローラーが乾燥しやすくなる。
(D)上記搬送装置は、制御部を備え、前記制御部は、前記供給部の状態が前記非供給状態で前記絞り部材が前記吸収材を絞ることを開始した後、所定条件に基づいて、前記絞り部材が前記吸収材を絞る動作を終了してもよい。
上記構成によれば、所定条件に基づいて吸収材の絞りが終了するため、必要以上に吸収材が絞られるおそれが低減される。
(E)上記搬送装置は、前記吸収材に含まれる前記洗浄液の量を検出可能な検出部を備え、前記所定条件は、前記検出部が検出した前記洗浄液の量に基づく条件を含み、前記制御部は、前記検出部が検出した前記洗浄液の量が閾値以下である場合に、前記絞り部材が前記吸収材を絞る動作を終了してもよい。
上記構成によれば、吸収材が含む洗浄液の量に基づいて吸収材の絞りが終了するため、必要以上に吸収材が絞られるおそれが低減される。
(F)上記搬送装置は、前記絞り部材が前記吸収材を絞る動作に関する指示をユーザーから受け付け可能な受付部を備え、前記制御部は、前記指示に基づいて、前記絞り部材が前記吸収材を絞る動作を制御してもよい。
上記構成によれば、ユーザーからの指示に基づいて絞り部材が吸収材を絞る動作を制御できるため、ユーザーに応じて適切な絞り動作が実行される。
(G)上記搬送装置は、前記受付部は、前記指示として、前記絞り部材が前記吸収材を絞り続ける継続時間をユーザーから受け付け、前記所定条件は、前記継続時間に基づく条件を含み、前記制御部は、前記絞り部材が前記吸収材を絞り始めてから経過した経過時間が前記継続時間に達した場合に、前記絞り部材が前記吸収材を絞る動作を終了してもよい。
上記構成によれば、ユーザーが設定する継続時間にわたって吸収材が絞られる。そのため、ユーザーにとっての利便性が向上する。
(H)上記搬送装置において、前記受付部は、前記指示として、前記絞り部材が前記吸収材を絞ることを開始させる開始指示をユーザーから受け付け、前記制御部は、前記受付部が前記開始指示を受け付けた場合に、前記供給部の状態を前記供給状態から前記非供給状態に切り換え、前記駆動部を制御することによって前記清掃ローラーを回転させてもよい。
上記構成によれば、ユーザーが所望する時期に、絞り部材が吸収材を絞ることができる。そのため、ユーザーにとっての利便性が向上する。
(I)上記搬送装置は、前記吹付部が吹き付ける前記気体を加熱可能な加熱部を備えてもよい。
上記構成によれば、加熱された気体が清掃ローラーに吹き付けられる。そのため、清掃ローラーが乾燥しやすくなる。
(J)上記搬送装置において、前記吹付部は、前記気体が吹き付けられる対象を、前記支持面又は前記清掃ローラーに切り換え可能に構成されてもよい。
上記構成によれば、支持面と清掃ローラーとの双方に吹付部が同時に気体を吹き付ける場合と比べて、清掃ローラーに対して単位時間あたりに吹き付けられる気体の量が増大する。これにより、清掃ローラーが乾燥しやすくなる。
(K)記録装置は、メディアに記録可能な記録部と、前記メディアを支持可能な支持面を有し、前記支持面に支持される前記メディアを搬送可能な搬送ベルトと、洗浄液を吸収可能な吸収材を含み、前記吸収材が前記支持面に接触することによって前記支持面を清掃可能な清掃ローラーと、前記洗浄液を前記清掃ローラーに供給可能な供給部と、前記清掃ローラーによって清掃された前記支持面に気体を吹き付け可能な吹付部と、を備え、前記吹付部は、前記清掃ローラーに前記気体を吹き付け可能に構成される。
上記記録装置によれば、上述した搬送装置と同様の効果が得られる。
11…記録装置、12…記録部、13…制御部、14…受付部、15…搬送装置、16…ノズル、21…駆動源、22…搬送ベルト、23…清掃機構、24…第1ローラー、25…第2ローラー、26…支持面、27…移動機構、31…供給部、32…清掃ローラー、33…絞り部材、34…駆動部、35…吹付部、41…支持槽、42…貯留槽、43…供給管、44…供給弁、45…排出管、46…排出弁、47…排出口、51…回転軸、52…吸収材、54…ブロワー、55…内ドラム、56…外ドラム、57…第1吹出口、58…第2吹出口、59…第3吹出口、61…加熱部、62…検出部、63…ブラシローラー、64…回転軸、65…ブラシ、99…メディア。

Claims (11)

  1. メディアを支持可能な支持面を有し、前記支持面に支持される前記メディアを搬送可能な搬送ベルトと、
    洗浄液を吸収可能な吸収材を含み、前記吸収材が前記支持面に接触することによって前記支持面を清掃可能な清掃ローラーと、
    前記洗浄液を前記清掃ローラーに供給可能な供給部と、
    前記清掃ローラーによって清掃された前記支持面に気体を吹き付け可能な吹付部と、を備え、
    前記吹付部は、前記清掃ローラーに前記気体を吹き付け可能に構成されることを特徴とする搬送装置。
  2. 前記清掃ローラーが前記支持面から離れるように前記搬送ベルトと前記清掃ローラーとを相対的に移動させる移動機構を備え、
    前記吹付部は、前記清掃ローラーが前記支持面から離れている状態で、前記気体を前記清掃ローラーに吹き付けることを特徴とする請求項1に記載の搬送装置。
  3. 前記清掃ローラーを回転させる駆動部と、
    前記吸収材に接触し、前記吸収材に接触する状態で前記清掃ローラーが回転することによって前記吸収材を絞る絞り部材と、を備え、
    前記供給部は、前記清掃ローラーに前記洗浄液を供給する供給状態と、前記清掃ローラーに前記洗浄液を供給しない非供給状態と、に切り換え可能に構成され、
    前記絞り部材は、前記供給部の状態が前記非供給状態で、前記吸収材を絞ることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の搬送装置。
  4. 制御部を備え、
    前記制御部は、前記供給部の状態が前記非供給状態で前記絞り部材が前記吸収材を絞ることを開始した後、所定条件に基づいて、前記絞り部材が前記吸収材を絞る動作を終了することを特徴とする請求項3に記載の搬送装置。
  5. 前記吸収材に含まれる前記洗浄液の量を検出可能な検出部を備え、
    前記所定条件は、前記検出部が検出した前記洗浄液の量に基づく条件を含み、
    前記制御部は、前記検出部が検出した前記洗浄液の量が閾値以下である場合に、前記絞り部材が前記吸収材を絞る動作を終了することを特徴とする請求項4に記載の搬送装置。
  6. 前記絞り部材が前記吸収材を絞る動作に関する指示をユーザーから受け付け可能な受付部を備え、
    前記制御部は、前記指示に基づいて、前記絞り部材が前記吸収材を絞る動作を制御することを特徴とする請求項4又は請求項5に記載の搬送装置。
  7. 前記受付部は、前記指示として、前記絞り部材が前記吸収材を絞り続ける継続時間をユ
    ーザーから受け付け、
    前記所定条件は、前記継続時間に基づく条件を含み、
    前記制御部は、前記絞り部材が前記吸収材を絞り始めてから経過した経過時間が前記継続時間に達した場合に、前記絞り部材が前記吸収材を絞る動作を終了することを特徴とする請求項6に記載の搬送装置。
  8. 前記受付部は、前記指示として、前記絞り部材が前記吸収材を絞ることを開始させる開始指示をユーザーから受け付け、
    前記制御部は、前記受付部が前記開始指示を受け付けた場合に、前記供給部の状態を前記供給状態から前記非供給状態に切り換え、前記駆動部を制御することによって前記清掃ローラーを回転させることを特徴とする請求項6又は請求項7に記載の搬送装置。
  9. 前記吹付部が吹き付ける前記気体を加熱可能な加熱部を備えることを特徴とする請求項1から請求項8の何れか一項に記載の搬送装置。
  10. 前記吹付部は、前記気体が吹き付けられる対象を、前記支持面又は前記清掃ローラーに切り換え可能に構成されることを特徴とする請求項1から請求項9の何れか一項に記載の搬送装置。
  11. メディアに記録可能な記録部と、
    前記メディアを支持可能な支持面を有し、前記支持面に支持される前記メディアを搬送可能な搬送ベルトと、
    洗浄液を吸収可能な吸収材を含み、前記吸収材が前記支持面に接触することによって前記支持面を清掃可能な清掃ローラーと、
    前記洗浄液を前記清掃ローラーに供給可能な供給部と、
    前記清掃ローラーによって清掃された前記支持面に気体を吹き付け可能な吹付部と、を備え、
    前記吹付部は、前記清掃ローラーに前記気体を吹き付け可能に構成されることを特徴とする記録装置。
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