JP2022138028A - 光学式変位計測システム、処理装置、光学式変位計測方法および光学式変位計測プログラム - Google Patents

光学式変位計測システム、処理装置、光学式変位計測方法および光学式変位計測プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】測定対象物の正確な形状を容易に測定可能な光学式変位計測システム、処理装置、光学式変位計測方法および光学式変位計測プログラムを提供する。【解決手段】撮像ヘッド100のY1方向に対応する移動方向Aに球面を有する調整用ワークWが相対的に移動されることによりY1方向の各位置に対応して生成された複数のプロファイルデータが合成されることにより、形状生成部202により調整用ワークWの三次元データが生成される。三次元データに含まれる複数の点により規定される球面のパラメータが球情報算出部203により算出される。パラメータに基づいて、歪み量算出部204により球面の歪み量が算出される。歪み量が低減されるように、補正値算出部205により三次元データを構成する複数のプロファイルデータにおけるX2軸周りの第1の回転角度補正値およびZ2軸周りの第2の回転角度補正値の少なくとも一方が算出される。【選択図】図14

Description

本発明は、三角測距方式により測定対象物の変位を検出する光学式変位計測システム、処理装置、光学式変位計測方法および光学式変位計測プログラムに関する。
測定対象物のプロファイルを測定する装置として、光切断方式の光学式変位計が知られている。例えば、特許文献1,2に記載された光学式変位計は、投光部および二次元の受光素子を含む撮像ヘッドを有する。投光部から線状の断面を有する帯状の光が測定対象物上に照射され、その反射光が受光素子により受光される。受光素子により得られる受光量分布のピークの位置に基づいて、測定対象物のプロファイルが測定される。
特開2020-27053号公報 特開2020-27054号公報
測定対象物の複数の位置について測定された複数のプロファイルを積層することにより、測定対象物の形状を測定することが可能である。ここで、歪みがないように正確に測定対象物の形状を測定するには、撮像ヘッドの基準方向がプロファイルの積層されるべき方向に対してずれないように撮像ヘッドを取り付ける必要がある。しかしながら、作業者が熟練していない場合には、ずれがないように撮像ヘッドを取り付けることは困難である。また、作業者が熟練している場合でも、ずれがないように撮像ヘッドを取り付けるには長時間を要する。そのため、測定対象物の正確な形状を容易に測定することができない。
本発明の目的は、測定対象物の正確な形状を容易に測定可能な光学式変位計測システム、処理装置、光学式変位計測方法および光学式変位計測プログラムを提供することである。
(1)第1の発明に係る光学式変位計測システムは、光切断方式の光学式変位計測システムであって、互いに交差する第1の方向、第2の方向および第3の方向が予め定義され、第1の方向に広がりを有するスリット光、または第1の方向に走査されるスポット光を第2の方向に出射する投光部と、二次元状に配列された複数の画素を含み、球面を有するワークの第1の方向の各位置で反射された光を受光するとともに、受光量を示す受光信号を出力する受光部と、受光信号に基づいて、第1の方向と第2の方向とにより規定される面内における球面を有するワークのプロファイルを示すプロファイルデータを生成するプロファイル生成部と、球面を有するワークが投光部および受光部に対して第3の方向に対応する方向に相対的に移動されることにより第3の方向の各位置に対応して生成された複数のプロファイルを合成することにより、球面を有するワークの三次元形状を示す三次元データを生成する形状生成部と、三次元データに含まれる複数の点により規定される球面のパラメータを算出する球情報算出部と、パラメータに基づいて、球面の歪み量を算出する歪み量算出部と、歪み量が低減されるように、三次元データを構成する複数のプロファイルデータにおける第1の方向に平行な第1の軸周りの第1の回転角度補正値および第2の方向に平行な第2の軸周りの第2の回転角度補正値の少なくとも一方を算出する補正値算出部とを備える。
この光学式変位計測システムにおいては、投光部の第3の方向に対応する方向にワークが相対的に移動されることに応じて、プロファイル生成部によりワークのプロファイルデータが第3の方向の各位置に対応して生成される。複数のプロファイルデータに基づいて、形状生成部によりワークの三次元データが生成される。ここで、第3の方向がワークの相対的な移動方向に対してずれている場合でも、形状生成部により生成された三次元データに含まれる複数の点により規定される球面のパラメータが球情報算出部により算出される。
球情報算出部により算出されたパラメータに基づいて、歪み量算出部により球面の歪み量が算出される。歪み量算出部により算出された歪み量が低減されるように、補正値算出部により三次元データを構成する複数のプロファイルデータにおける第1の方向に平行な第1の軸周りの第1の回転角度補正値および第2の方向に平行な第2の軸周りの第2の回転角度補正値の少なくとも一方が算出される。
この構成によれば、補正値算出部により算出された第1および第2の軸周りの第2の回転角度補正値の少なくとも一方を用いることにより、球面の歪み量が小さくなるときのワークの三次元形状を示す三次元データを生成することが容易になる。これにより、ワークの正確な形状を容易に測定することができる。
(2)球情報算出部は、三次元データに含まれる第1の点、第2の点、第3の点および第4の点により規定される第1の球面のパラメータを算出するとともに、三次元データに含まれる第5の点、第6の点、第7の点および第8の点により規定される第2の球面のパラメータを算出し、歪み量算出部は、第1の球面のパラメータと第2の球面のパラメータとの乖離に基づいて歪み量を算出してもよい。この構成によれば、ワークの球面の実寸が未知である場合でも、球面の歪み量を容易に算出することができる。
(3)形状生成部は、第1の回転角度補正値および第2の回転角度補正値に基づいて、三次元データを構成する複数のプロファイルデータを第1の軸周りおよび第2の軸周りに回転させることにより三次元データを補正してもよい。この場合、投光部および受光部の取り付け調整を行うことなく、球面の歪み量が小さくなるときのワークの三次元形状を示す三次元データを自動的に生成することが可能になる。これにより、ワークの正確な形状をより容易に測定することができる。
(4)補正値算出部は、第1の回転角度補正値および第2の回転角度補正値を所定量ずつ変化させ、球情報算出部および歪み量算出部は、歪み量が予め定められたしきい値以下になるまでパラメータの算出および歪み量の算出を繰り返してもよい。この場合、球面の歪み量が小さくなるときのワークの三次元形状を示す三次元データを自動的に生成することが容易になる。
(5)投光部と受光部とは、互いに対応するように複数組設けられ、プロファイル生成部、形状生成部、球情報算出部、歪み量算出部および補正値算出部は、投光部と受光部との組ごとに算出された第1の回転角度補正値および第2の回転角度補正値に基づいて、投光部と受光部との組に対応する三次元データを構成する複数のプロファイルデータを第1の軸周りおよび第2の軸周りに回転させるように動作し、球情報算出部は、複数のプロファイルデータが回転された後、投光部と受光部との組ごとに、三次元データに基づいて球面に関連する基準点を算出し、補正値算出部は、複数の基準点の乖離が低減されるように、少なくとも1つの三次元データを構成する複数のプロファイルデータにおける第1の方向に平行な第1の並進量補正値、第2の方向に平行な第2の並進量補正値および第3の方向に平行な第3の並進量補正値を算出してもよい。
この構成によれば、複数組の投光部と受光部とに対応する複数の三次元データが第1~第3の方向にずれている場合でも、球面に関連する基準点の乖離が低減されるように第1~第3の並進量補正値が算出される。そのため、第1~第3の並進量補正値を用いることにより、基準点の乖離が小さくなるときのワークの三次元形状を示す複数の三次元データを生成することが容易になる。
(6)形状生成部は、第1の並進量補正値、第2の並進量補正値および第3の並進量補正値に基づいて、少なくとも1つの三次元データを構成する複数のプロファイルデータを第1の方向、第2の方向および第3の方向に並進移動させることにより三次元データを補正してもよい。この場合、投光部および受光部の取り付け調整を行うことなく、球面の基準点の乖離が小さくなるときのワークの三次元形状を示す複数の三次元データを自動的に生成することができる。
(7)球面は、特徴部分を有し、補正値算出部は、少なくとも1つの三次元データを構成する複数のプロファイルデータが第1の方向、第2の方向および第3の方向に並進移動された後、複数の三次元データにおける特徴部分が一致するように、少なくとも1つの三次元データを構成する複数のプロファイルデータにおける第3の方向に平行な第3の軸周りの第3の回転角度補正値を算出してもよい。
この構成によれば、複数組の投光部と受光部とに対応する複数の三次元データが第3の軸周りにずれている場合でも、複数の三次元データにおける特徴部分が一致するように第3の回転角度補正値が算出される。そのため、第3の回転角度補正値を用いることにより、特徴部分が一致するときのワークの三次元形状を示す複数の三次元データを生成することが容易になる。
(8)形状生成部は、第3の回転角度補正値に基づいて、少なくとも1つの三次元データを構成する複数のプロファイルデータを第3の軸周りに回転させることにより三次元データを補正してもよい。この場合、投光部および受光部の取り付け調整を行うことなく、特徴部分が一致するときのワークの三次元形状を示す複数の三次元データを自動的に生成することができる。
(9)光学式変位計測システムは、少なくとも1つの三次元データを構成する複数のプロファイルデータが第3の軸周りに回転された後、複数の三次元データを合成することにより球面を有するワークの三次元形状を示す合成データを生成する合成部をさらに備えてもよい。
この場合、複数の三次元データにおいて、第1~第3の軸周りの回転ずれおよび第1~第3の方向の並進ずれが低減されるので、複数の三次元データを合成することが可能になる。そのため、複数の三次元データを合成することにより、ワークのより正確な三次元形状を示す合成データを容易に生成することができる。
(10)光学式変位計測システムは、第1の回転角度補正値および第2の回転角度補正値の少なくとも一方を報知する報知部をさらに備えてもよい。この場合、使用者は、報知部により報知された第1および第2の回転角度補正値の少なくとも一方を用いて、球面の歪み量が小さくなるように投光部および受光部の正確な取り付け調整を容易に行うことができる。これにより、ワークの正確な形状を容易に測定することができる。
(11)第2の発明に係る処理装置は、互いに交差する第1の方向、第2の方向および第3の方向が予め定義され、第1の方向に広がりを有するスリット光、または第1の方向に走査されるスポット光を第2の方向に出射する投光部と、二次元状に配列された複数の画素を含み、球面を有するワークの第1の方向の各位置からの反射光を受光するとともに、受光量を示す受光信号を出力する受光部とを有する光切断方式の光学式変位計について用いられる処理装置であって、受光信号に基づいて、第1の方向と第2の方向とにより規定される面内における球面を有するワークのプロファイルを示すプロファイルデータを生成するプロファイル生成部と、球面を有するワークが投光部および受光部に対して第3の方向に対応する方向に相対的に移動されることにより第3の方向の各位置に対応して生成された複数のプロファイルを合成することにより、球面を有するワークの三次元形状を示す三次元データを生成する形状生成部と、三次元データに含まれる複数の点により規定される球面のパラメータを算出する球情報算出部と、パラメータに基づいて、球面の歪み量を算出する歪み量算出部と、歪み量が低減されるように、三次元データを構成する複数のプロファイルデータにおける第1の方向に平行な第1の軸周りの第1の回転角度補正値および第2の方向に平行な第2の軸周りの第2の回転角度補正値の少なくとも一方を算出する補正値算出部とを備える。
この処理装置においては、補正値算出部により算出された第1および第2の軸周りの第2の回転角度補正値の少なくとも一方を用いることにより、球面の歪み量が小さくなるときのワークの三次元形状を示す三次元データを生成することが容易になる。これにより、ワークの正確な形状を容易に測定することができる。
(12)第3の発明に係る光学式変位計測方法は、互いに交差する第1の方向、第2の方向および第3の方向が予め定義され、第1の方向に広がりを有するスリット光、または第1の方向に走査されるスポット光を第2の方向に出射する投光部と、二次元状に配列された複数の画素を含み、球面を有するワークの第1の方向の各位置からの反射光を受光するとともに、受光量を示す受光信号を出力する受光部とを有する光切断方式の光学式変位計について用いられる光学式変位計測方法であって、受光信号に基づいて、第1の方向と第2の方向とにより規定される面内における球面を有するワークのプロファイルを示すプロファイルデータを生成することと、球面を有するワークが投光部および受光部に対して第3の方向に対応する方向に相対的に移動されることにより第3の方向の各位置に対応して生成された複数のプロファイルを合成することにより、球面を有するワークの三次元形状を示す三次元データを生成することと、三次元データに含まれる複数の点により規定される球面のパラメータを算出することと、パラメータに基づいて、球面の歪み量を算出することと、歪み量が低減されるように、三次元データを構成する複数のプロファイルデータにおける第1の方向に平行な第1の軸周りの第1の回転角度補正値および第2の方向に平行な第2の軸周りの第2の回転角度補正値の少なくとも一方を算出することとを含む。
この光学式変位計測方法によれば、算出された第1および第2の軸周りの第2の回転角度補正値の少なくとも一方を用いることにより、球面の歪み量が小さくなるときのワークの三次元形状を示す三次元データを生成することが容易になる。これにより、ワークの正確な形状を容易に測定することができる。
(13)第4の発明に係る光学式変位計測プログラムは、互いに交差する第1の方向、第2の方向および第3の方向が予め定義され、第1の方向に広がりを有するスリット光、または第1の方向に走査されるスポット光を第2の方向に出射する投光部と、二次元状に配列された複数の画素を含み、球面を有するワークの第1の方向の各位置からの反射光を受光するとともに、受光量を示す受光信号を出力する受光部とを有する光切断方式の光学式変位計について用いられる光学式変位計測プログラムであって、受光信号に基づいて、第1の方向と第2の方向とにより規定される面内における球面を有するワークのプロファイルを示すプロファイルデータを生成する処理と、球面を有するワークが投光部および受光部に対して第3の方向に対応する方向に相対的に移動されることにより第3の方向の各位置に対応して生成された複数のプロファイルを合成することにより、球面を有するワークの三次元形状を示す三次元データを生成する処理と、三次元データに含まれる複数の点により規定される球面のパラメータを算出する処理と、パラメータに基づいて、球面の歪み量を算出する処理と、歪み量が低減されるように、三次元データを構成する複数のプロファイルデータにおける第1の方向に平行な第1の軸周りの第1の回転角度補正値および第2の方向に平行な第2の軸周りの第2の回転角度補正値の少なくとも一方を算出する処理とを、処理装置に実行させる。
この光学式変位計測プログラムによれば、算出された第1および第2の軸周りの第2の回転角度補正値の少なくとも一方を用いることにより、球面の歪み量が小さくなるときのワークの三次元形状を示す三次元データを生成することが容易になる。これにより、ワークの正確な形状を容易に測定することができる。
本発明によれば、測定対象物の正確な形状を容易に測定することができる。
本発明の第1の実施の形態に係る光学式変位計測システムの構成を示すブロック図である。 撮像ヘッドおよび測定対象物の外観斜視図である。 測定対象物の表面における光の照射位置と受光部における光の入射位置との関係を示す図である。 測定対象物の表面における光の照射位置と受光部における光の入射位置との関係を示す図である。 受光部の受光面における受光量分布を示す図である。 X2方向の1つの位置の画素列における受光量分布を示す図である。 X2方向の他の位置の画素列における受光量分布を示す図である。 X2方向のさらに他の位置の画素列における受光量分布を示す図である。 図5の受光量分布における全てのピーク位置を示す図である。 図9のピーク位置に基づいて取得されたプロファイルデータを示す図である。 検出されたピーク位置とピーク輝度値とを視覚的に示す図である。 三次元データを示す図である。 輝度画像データを示す図である。 図1の処理装置の構成を示すブロック図である。 撮像ヘッドがずれた状態で取り付けられたときの三次元データを示す図である。 撮像ヘッドがずれた状態で取り付けられたときの三次元データを示す図である。 補正された三次元データの変化を示す図である。 図14の処理装置によるキャリブレーション処理を示すフローチャートである。 第2の実施の形態に係る光学式変位計測システムの構成を示す模式図である。 図19の処理装置によるキャリブレーション処理を示すフローチャートである。 第3の実施の形態に係る光学式変位計測システムの構成を示す模式図である。 図21の処理装置の構成を示すブロック図である。 図22の処理装置によるキャリブレーション処理を示すフローチャートである。
[1]第1の実施の形態
(1)光学式変位計測システムの構成
以下、本発明の実施の形態に係る光学式変位計測システム、処理装置、光学式変位計測方法および光学式変位計測プログラムについて図面を参照しながら説明する。図1は、本発明の第1の実施の形態に係る光学式変位計測システムの構成を示すブロック図である。光学式変位計測システム500は、例えばベルトコンベアにより一定速度で移動される測定対象物Sの三次元形状を測定するために用いられる。図1では、測定対象物Sの移動方向Aが白抜きの矢印により示される。
図1に示すように、光学式変位計測システム500は、撮像ヘッド100、処理装置200、入力部300および表示部400を備える。光学式変位計測システム500は、複数の撮像ヘッド100を備えてもよい。撮像ヘッド100は、処理装置200に対して着脱可能に構成される。撮像ヘッド100と処理装置200とは一体的に構成されてもよい。あるいは、処理装置200は、撮像ヘッド100内に収容されてもよい。
撮像ヘッド100には、互いに直交するX1方向、Y1方向およびZ1方向が予め定義される。また、X1方向およびZ1方向に平行な軸をそれぞれX1軸およびZ1軸と呼ぶ。図1では、X1方向、Y1方向およびZ1方向が矢印X1,Y1,Z1によりそれぞれ示される。撮像ヘッド100は、Y1方向が測定対象物Sの移動方向Aと略平行になるように取り付けられる。撮像ヘッド100は、投光部110および撮像部120を含む。投光部110および撮像部120により光切断方式の光学式変位計が構成される。
投光部110は、光源を含み、X1方向に広がる帯状の光をZ1方向に出射可能に構成される。光源は、例えばLD(レーザダイオード)であるが、実施の形態はこれに限定されない。光源は、LED(発光ダイオード)であってもよいし、SLD(スーパールミネッセントダイオード)であってもよい。また、投光部110は、X1方向に広がる帯状の光に代えて、X1方向に走査される光をZ1方向に出射可能に構成されてもよい。
撮像部120は、受光部121および受光レンズ122を含む。測定対象物SのX1方向の各位置で反射された光が、受光レンズ122を通して受光部121に入射する。受光部121は例えばCMOS(相補型金属酸化膜半導体)センサを含み、複数の画素が二次元に配置された受光面を有する。受光部121の受光面上で互いに直交する2方向をX2方向およびZ2方向と呼ぶ。また、X2方向とZ2方向とに直交する方向をY2方向と呼ぶ。X2方向、Y2方向およびZ2方向は、X1方向、Y1方向およびZ1方向にそれぞれ対応する。X2方向、Y2方向およびZ2方向に平行な軸をそれぞれX2軸、Y2軸およびZ2軸と呼ぶ。受光部121による受光量を示す受光信号が処理装置200に出力される。
処理装置200は、記憶部210および制御部220を含む。記憶部210は、RAM(ランダムアクセスメモリ)、ROM(リードオンリメモリ)、ハードディスクまたは半導体メモリ等を含み、光学式変位計測プログラムを記憶する。光学式変位計測プログラムは、コンピュータが読み取り可能な記憶媒体に記憶された形態で提供され、記憶部210にインストールされてもよい。あるいは、処理装置200がインターネット等のネットワークに接続されている場合には、当該ネットワーク上のサーバ(クラウドサーバを含む。)から光学式変位計測プログラムが記憶部210にインストールされてもよい。
制御部220は、例えばCPU(中央演算処理装置)を含み、光学式変位計測プログラムに基づいて撮像ヘッド100の動作を制御する。また、制御部220は、測定対象物Sのプロファイルデータ、三次元データまたは輝度画像データ等を生成可能に構成される。プロファイルデータは、X2方向とZ2方向とにより規定される面内における測定対象物Sのプロファイルを示す。三次元データは、測定対象物Sの三次元形状を示す。輝度画像データは、測定対象物Sの表面画像(テクスチャ画像)を示す。
撮像ヘッド100は、Y1方向が測定対象物Sの相対的な移動方向Aに対してずれないように取り付けられることが好ましい。しかしながら、Y1方向が測定対象物Sの移動方向Aに対してずれないように撮像ヘッド100を取り付けることは容易ではない。Y1方向が測定対象物Sの移動方向Aに対してずれた状態で撮像ヘッド100が取り付けられると、測定対象物Sの三次元形状を示す三次元データは歪んだ状態となる。そこで、処理装置200は、測定対象物Sの正確な三次元形状を示す三次元データを生成するためのキャリブレーション処理を行う。処理装置200の詳細については後述する。
入力部300は、キーボードまたはポインティングデバイスを含み、使用者により操作可能に構成される。ポインティングデバイスは、マウスまたはジョイスティック等を含む。入力部300は、処理装置200に専用のコンソールを含んでもよい。使用者は、入力部300を操作することにより、処理装置200に所定の指定を行うことができる。
表示部400は、例えば液晶ディスプレイパネルまたは有機EL(エレクトロルミネッセンス)パネルを含む。表示部400は、処理装置200により生成されたプロファイルデータ、三次元データまたは輝度画像データに基づいて、測定対象物Sのプロファイルデータ、三次元データまたは輝度画像データ等を表示可能である。また、表示部400は、使用者から指定を受け付けるためのGUI(Graphical User Interface)を表示可能である。
(2)プロファイルデータ、三次元データおよび輝度画像データ
図2は、撮像ヘッド100および測定対象物Sの外観斜視図である。図3および図4は、測定対象物Sの表面における光の照射位置と受光部121における光の入射位置との関係を示す図である。図2の例における測定対象物Sは、Y1方向に延びる断面台形状の溝を表面に有する。撮像ヘッド100は、X1方向に沿った帯状の光を移動方向Aに移動する測定対象物Sの表面に照射する。以下、帯状の光が照射される測定対象物SのY1方向における1つの位置にある表面の線状の領域を照射領域Tと呼ぶ。
図3に示すように、照射領域Tで反射される光が、受光レンズ122を通して受光部121に入射する。この場合、照射領域Tにおける光の反射位置がZ1方向に異なると、受光部121への反射光の入射位置がZ2方向に異なる。また、図4に示すように、照射領域Tにおける光の反射位置がX1方向に異なると、受光部121への反射光の入射位置がX2方向に異なる。これにより、受光部121のZ2方向における光の入射位置が、照射領域TのZ1方向における位置を表し、受光部121のX2方向における光の入射位置が、照射領域TにおけるX1方向の位置を表す。
図5は、受光部121の受光面における受光量分布を示す図である。図5の受光部121の各画素pの受光量に基づいて受光量分布が生成される。上記のように、受光部121の複数の画素pは、X2方向およびZ2方向に沿うように二次元に配置される。Z2方向に沿った複数の画素pの列の各々を画素列SSと呼ぶ。したがって、受光部121の受光面には、複数の画素列SSがX2方向に配列され、各画素列SSはZ2方向に沿った複数の画素pを含む。
各画素pは、CMOSセンサ等の撮像装置の1個のピクセル(ピクセルの最小単位)により構成されることに限定されず、複数個のピクセルにより構成されてもよい。例えば、2×2に配列された4個のピクセルにより各画素pが構成されてもよいし、3×3に配列された9個のピクセルにより各画素pが構成されてもよい。したがって、複数個のピクセルを1個の単位としてビニング処理が行われている場合には、当該1個の単位に含まれる複数個のピクセルにより各画素pが構成されてもよい。
図2の照射領域Tで反射された光は、図5に示される受光領域Rに入射する。それにより、受光信号において、受光領域Rの受光量が大きくなる。図6は、X2方向の1つの位置xの画素列SSにおける受光量分布を示す図である。図7は、X2方向の他の位置xの画素列SSにおける受光量分布を示す図である。図8は、X2方向のさらに他の位置xの画素列SSにおける受光量分布を示す図である。図6~図8において、横軸はZ2方向の位置を示し、縦軸は受光量を示す。
図6~図8に示すように、各画素列SSにおける受光量分布には、図5の受光領域Rに対応するピークP(極大値)が現れる。ピークPのZ2方向における位置をピーク位置と呼び、ピーク位置の輝度値(受光量)をピーク輝度値と呼ぶ。位置xの画素列SSにおいては、ピーク位置はzであり、ピーク輝度値はIである。位置xの画素列SSにおいては、ピーク位置はzであり、ピーク輝度値はIである。位置xの画素列SSにおいては、ピーク位置はzであり、ピーク輝度値はIである。ピーク位置は、照射領域Tにおける測定対象物Sの表面(反射面)を示す。
複数の画素列SSに対応する複数の受光量分布の各々において1つのピーク位置およびピーク輝度値が検出される。なお、複数反射または拡散反射により、画素列SSにおける受光量分布に複数のピークが現れることがある。この場合、照射領域Tにおける測定対象物Sの表面を示さない偽のピークを除外する処理が行われた状態で、1つのピーク位置および当該ピーク位置に対応するピーク輝度値が検出される。検出されたピーク輝度値は、照射領域Tにおける測定対象物Sの表面状態を示し、輝度画像データの生成に用いられる。
各画素列SSについて検出されたピーク位置に基づいて、測定対象物Sのプロファイル(照射領域Tの形状)を示すプロファイルデータが生成される。図9は、図5の受光量分布における全てのピーク位置を示す図である。図10は、図9のピーク位置に基づいて取得されたプロファイルデータを示す図である。図9および図10に示すように、ピーク位置z~zを含む検出された全てのピーク位置が、連続的な線として示されることにより、測定対象物Sのプロファイルを示すプロファイルデータが生成される。
測定対象物Sが移動方向Aに移動することに応じて、測定対象物SのY1方向における複数の位置にある複数の照射領域Tで反射される光が受光部121に順次入射する。これにより、Y1方向に対応するY2方向における各位置について、X2方向の複数の位置の画素列SSにおけるピーク位置およびピーク輝度値が検出される。
図11は、検出されたピーク位置とピーク輝度値とを視覚的に示す図である。図11に示すように、X2方向における位置xとY2方向における位置yとにより規定される点(i,jはそれぞれ1以上の整数)について、ピーク位置zijとピーク輝度値Iijとが対応付けられた状態で検出される。これにより、位置xと、位置yと、ピーク位置zijと、ピーク輝度値Iijとが対応付けられた状態で図1の記憶部210に記憶される。
図12は、三次元データを示す図である。図12に示すように、位置x,yにより規定される点の各々に対応付けられたピーク位置zijを配列することにより、三次元データが生成される。すなわち、複数の位置yに対応して生成されたプロファイルデータがY2方向に配列されることにより、三次元データが生成される。
図13は、輝度画像データを示す図である。図13に示すように、位置x,yにより規定される点の各々に対応付けられたピーク輝度値Iijを配列することにより、輝度画像データが生成される。すなわち、複数の位置yのプロファイルデータに対応して検出されたピーク輝度値(以下、ピーク輝度列と呼ぶ。)がY2方向に配列されることにより、輝度画像データが生成される。
このように、測定対象物Sが撮像ヘッド100に対して相対的に移動されることにより三次元データおよび輝度画像データが生成される。本実施の形態においては、測定対象物Sが移動されるが、実施の形態はこれに限定されない。測定対象物Sは、撮像ヘッド100に対して相対的に移動されればよい。したがって、測定対象物Sが移動せずに、撮像ヘッド100が移動されてもよい。この場合でも、測定対象物Sの三次元データおよび輝度画像データを生成することができる。
(3)処理装置
処理装置200は、球面を有する測定対象物Sを調整用ワークとして用いて、正確な三次元形状を示す三次元データを生成するためのキャリブレーション処理を行う。調整用ワークは、卓球の試合で用いられるピンポン玉等の球体であってもよいが、実施の形態はこれに限定されない。調整用ワークは、少なくとも一部に球面を有する限り、球体でなくてもよい。
図14は、図1の処理装置200の構成を示すブロック図である。図14に示すように、処理装置200は、機能部として、プロファイル生成部201、形状生成部202、球情報算出部203、歪み量算出部204、補正値算出部205および報知部206を含む。図1の制御部220が光学式変位計測プログラムを実行することにより処理装置200の機能部が実現される。処理装置200の機能部の一部または全てが電子回路等のハードウエアにより実現されてもよい。
プロファイル生成部201は、周期的にZ1方向に光を出射するように投光部110を制御するとともに、光を受光するように受光部121を制御する。この場合、移動方向Aに移動する調整用ワークWに光が周期的に照射される。また、調整用ワークWからの反射光が受光部121により繰り返し受光され、受光量を示す受光信号が出力される。
プロファイル生成部201は、移動する調整用ワークWのY2方向の各位置に対応するプロファイルデータを受光部121により出力される受光信号に基づいて生成する。また、プロファイル生成部201は、各プロファイルデータに対応するピーク輝度列を受光信号から検出する。プロファイル生成部201は、生成されたプロファイルデータに基づいて、調整用ワークWのプロファイルを表示部400に表示させることができる。
形状生成部202は、プロファイル生成部201により生成された複数のプロファイルデータをY2方向に配列することにより三次元データを生成する。また、形状生成部202は、プロファイル生成部201により検出されたピーク輝度列をY2方向に配列することにより輝度画像データを生成する。形状生成部202は、生成された三次元データまたは輝度画像データに基づいて、調整用ワークWの三次元形状または輝度画像を表示部400に表示させることができる。
球情報算出部203は、形状生成部202により生成された三次元データに含まれる複数の点により規定される球面のパラメータを算出する。パラメータは、例えば球面の中心位置および球面の半径を含む。具体的には、使用者は、表示部400に表示された調整用ワークWの三次元形状を視認しつつ、入力部300を操作することにより、調整用ワークWの球面に対応する部分の第1~第4の点および第5~第8の点をGUI上で指定する。第1~第4の点と第5~第8の点とは、部分的に重複してもよい。
球情報算出部203は、指定された第1~第4の点により規定される第1の球面の中心位置(Xc1,Yc1,Zc1)および半径Rを第1の球面のパラメータとして算出する。また、球情報算出部203は、指定された第5~第8の点により規定される第2の球面の中心位置(Xc2,Yc2,Zc2)および半径Rを第2の球面のパラメータとして算出する。Xc1およびXc2は、X2方向における位置を示す。Yc1およびYc2は、Y2方向における位置を示す。Zc1およびZc2は、Z2方向における位置を示す。
歪み量算出部204は、球情報算出部203により算出されたパラメータに基づいて、球面の歪み量Dを算出する。歪み量Dは、第1の球面のパラメータと第2の球面のパラメータとの乖離により定義されてもよい。本例では、歪み量Dは、下記式(1)により定義される。
D=(Xc1-Xc2+(Yc1-Yc2
+(Zc1-Zc2+(R-R (1)
補正値算出部205は、歪み量算出部204により算出された歪み量Dが低減されるように、第1およびの第2の回転角度補正値を算出する。第1および第2の回転角度補正値は、それぞれ三次元データを構成する複数のプロファイルデータにおけるX2軸およびZ2軸周りの回転角度である。報知部206は、補正値算出部205により算出された第1および第2の回転角度補正値を表示部400に表示させる。これにより、第1および第2の回転角度補正値が使用者に報知される。
(4)三次元データおよび輝度画像データの補正
上記のように、撮像ヘッド100がずれた状態で取り付けられると、調整用ワークWの三次元形状を示す三次元データは歪んだ状態となる。図15および図16は、撮像ヘッド100がずれた状態で取り付けられたときの三次元データを示す図である。図15および図16においては、三次元データを構成する各プロファイルデータが点線で示される。また、理解を容易にするために、撮像ヘッド100から死角となる三次元データの領域も便宜的に示される。
図15の例においては、上段に示すように、撮像ヘッド100のY1方向が調整用ワークWの移動方向Aに対してX1軸周りにずれている。この場合、下段に示すように、三次元データにより示される調整用ワークWの外縁は、X2方向に見て円形ではなく楕円形になる。同様に、図16の例においては、上段に示すように、撮像ヘッド100のY1方向が調整用ワークWの移動方向Aに対してZ1軸周りにずれている。この場合、下段に示すように、三次元データにより示される調整用ワークWの外縁は、Z2方向に見て円形ではなく楕円形になる。
撮像ヘッド100を各軸周りに回転させたときのプロファイルデータの変化は既知であり、回転後におけるプロファイルデータの各画素列SSのピーク位置は回転行列を用いて算出可能である。そこで、形状生成部202は、補正値算出部205により算出された第1および第2の回転角度補正値に基づいて、X2軸およびZ2軸周りに撮像ヘッド100を仮想的に回転させたときの調整用ワークWの三次元形状を示すように三次元データを補正する。
具体的には、補正値算出部205は、第1および第2の回転角度補正値を所定量ずつ変化させる。形状生成部202は、三次元データを構成する各プロファイルデータにおいて、各画素列SSのピーク位置を第1の回転角度補正値だけX2軸周りに回転させ、回転後の複数のピーク位置に基づいて、プロファイルデータを更新する。同様に、形状生成部202は、三次元データを構成する各プロファイルデータにおいて、各画素列SSのピーク位置を第2の回転角度補正値だけZ2軸周りに回転させ、回転後の複数のピーク位置に基づいて、プロファイルデータを更新する。
形状生成部202は、更新された複数のプロファイルデータをY2方向に配列する。これにより、X2軸およびZ2軸周りに回転するように補正された三次元データが生成される。図17は、補正された三次元データの変化を示す図である。図17の例では、第1および第2の回転角度補正値の少なくとも一方が所定量ずつ変化されることにより、三次元データにより示される調整用ワークWの外縁が変化する。
球情報算出部203は、三次元データが補正されるごとに、第1~第4の点を補正するとともに、補正された第1~第4の点により規定される第1の球面のパラメータを再度算出する。同様に、球情報算出部203は、三次元データが補正されるごとに、第5~第8の点を補正するとともに、補正された第5~第8の点により規定される第2の球面のパラメータを再度算出する。歪み量算出部204は、再度算出された第1および第2の球面のパラメータに基づいて、球面の歪み量Dを再度算出する。
球情報算出部203および歪み量算出部204は、歪み量Dが予め定められたしきい値以下になるまでパラメータの算出および歪み量Dの算出を繰り返す。球情報算出部203および歪み量算出部204は、歪み量Dが最小になるまでパラメータの算出および歪み量Dの算出を繰り返してもよい。一方、補正値算出部205は、調整用ワークWの外縁の楕円形状を示す方程式を特定し、特定された方程式に基づいて、歪み量Dがしきい値以下、または最小になるときの第1および第2の回転角度補正値を解析的に算出してもよい。この場合、球情報算出部203および歪み量算出部204は、パラメータの算出および歪み量Dの算出を繰り返さなくてもよい。
また、三次元データを構成する複数のプロファイルデータが更新された場合には、形状生成部202は、複数のプロファイルデータにそれぞれ対応するように複数のピーク輝度列を更新する。また、形状生成部202は、更新された複数のピーク輝度列をY2方向に配列する。これにより、X2軸およびZ2軸周りに回転するように補正された輝度画像データが生成される。
(5)キャリブレーション処理
図18は、図14の処理装置200によるキャリブレーション処理を示すフローチャートである。図18のキャリブレーション処理は、図1の制御部220が記憶部210に記憶された光学式変位計測プログラムを実行することにより行われる。まず、プロファイル生成部201は、投光部110による投光および受光部121による受光を周期的に行うように100を制御することにより、調整用ワークWを繰り返し撮像する(ステップS1)。
次に、プロファイル生成部201は、ステップS1の撮像により繰り返し出力される受光信号に基づいて、複数のプロファイルデータを生成する(ステップS2)。このとき、プロファイル生成部201は、各プロファイルデータに対応するピーク輝度列を受光信号から検出してもよい。続いて、形状生成部202は、ステップS2で生成された複数のプロファイルデータに基づいて、三次元データを生成する(ステップS3)。このとき、形状生成部202は、プロファイル生成部201により検出されたピーク輝度列に基づいて、輝度画像データを生成してもよい。
その後、球情報算出部203は、ステップS3で生成された三次元データにおいて、球面に対応する部分の第1~第4の点を決定する(ステップS4)。本例では、球情報算出部203は、使用者から受け付けた指定に基づいて第1~第4の点を決定するが、実施の形態はこれに限定されない。球情報算出部203は、使用者からの指定を受け付けることなく、ランダムに第1~第4の点を決定してもよい。
また、球情報算出部203は、ステップS3で生成された三次元データにおいて、球面に対応する部分の第5~第8の点を決定する(ステップS5)。本例では、球情報算出部203は、使用者から受け付けた指定に基づいて第5~第8の点を決定するが、実施の形態はこれに限定されない。球情報算出部203は、使用者からの指定を受け付けることなく、ランダムに第5~第8の点を決定してもよい。
次に、球情報算出部203は、ステップS4で決定された第1~第4の点により規定される第1の球面のパラメータを算出する(ステップS6)。また、球情報算出部203は、ステップS5で決定された第5~第8の点により規定される第2の球面のパラメータを算出する(ステップS7)。続いて、歪み量算出部204は、ステップS5,S6でそれぞれ算出された第1および第2の球面のパラメータに基づいて、歪み量Dを算出する(ステップS8)。
続いて、補正値算出部205は、ステップS8で算出された歪み量Dがしきい値以下であるか否かを算出する(ステップS9)。歪み量Dがしきい値を超える場合、補正値算出部205は、歪み量Dが低減されるように、第1および第2の回転角度補正値を算出する(ステップS10)。報知部206は、ステップS10で算出された第1および第2の回転角度補正値を報知する(ステップS11)。なお、処理装置200は、報知部206を含まなくてもよい。この場合、ステップS11は省略される。
その後、形状生成部202は、ステップS10で算出された第1および第2の回転角度補正値に基づいて各プロファイルデータをX2軸およびZ2軸周りに回転させる(ステップS12)。これにより、三次元データが補正される。ここで、ステップS3で輝度画像データが生成された場合には、三次元データに対応するように輝度画像データが更新される。また、球情報算出部203は、ステップS12で補正された三次元データにおいて、ステップS4で決定された第1~第4の点およびステップS5で決定された第5~第8の点の位置を補正し(ステップS13)、ステップS6に戻る。
ステップS6,S7で、ステップS13で位置が補正された点により規定される第1および第2の球面のパラメータが再度算出される。歪み量Dがしきい値以下になるまでステップS6~S13が繰り返される。この場合、球面の歪み量Dがしきい値以下になるときの第1および第2の回転角度補正値を容易に特定することができる。ステップS9で、歪み量Dがしきい値以下になった場合、キャリブレーション処理が終了する。
本実施の形態において、ステップS10で歪み量Dがしきい値以下になるように第1および第2の回転角度補正値が解析的に算出されてもよい。この場合、ステップS10~S13を繰り返す必要がない。そのため、ステップS12が実行された後、キャリブレーション処理が終了する。
本実施の形態において、第1~第4の点により規定される第1の球面のパラメータと、第5~第8の点により規定される第2の球面のパラメータとの乖離に基づいて歪み量Dが算出される。そのため、調整用ワークWの球面の実寸が未知である場合でも、球面の歪み量Dを容易に算出することができる。しかしながら、実施の形態はこれに限定されない。調整用ワークWの球面の実寸が既知である場合には、第1~第4の点により規定される第1の球面のパラメータと、調整用ワークWの球面に対応するパラメータとの乖離に基づいて歪み量Dが算出されてもよい。この場合、キャリブレーション処理におけるステップS5,S7が省略される。
(6)効果
本実施の形態に係る光学式変位計測システム500においては、移動方向Aに調整用ワークWが相対的に移動されることに応じて、プロファイル生成部201により調整用ワークWのプロファイルデータがY1方向の各位置に対応して生成される。複数のプロファイルデータに基づいて、形状生成部202により調整用ワークWの三次元データが生成される。ここで、撮像ヘッド100のY1方向が移動方向Aに対してずれている場合でも、形状生成部202により生成された三次元データに含まれる複数の点により規定される球面のパラメータが球情報算出部203により算出される。
球情報算出部203により算出されたパラメータに基づいて、歪み量算出部204により球面の歪み量Dが算出される。歪み量算出部204により算出された歪み量Dが低減されるように、補正値算出部205により三次元データを構成する複数のプロファイルデータにおける第1および第2の回転角度補正値が算出される。補正値算出部205により算出された第1および第2の回転角度補正値に基づいて、形状生成部202により三次元データを構成する複数のプロファイルデータがX2軸およびZ2軸周りに回転される。
この場合、撮像ヘッド100の取り付け調整を行うことなく、球面の歪み量Dが小さくなるときの調整用ワークWの三次元形状を示す三次元データを自動的に生成することが可能になる。これにより、調整用ワークWの正確な形状を容易に測定することができる。また、調整用ワークWを用いて算出された第1および第2の回転角度補正値に基づいて任意の測定対象物Sについての三次元データを補正することにより、測定対象物Sの正確な三次元形状を示す三次元データを自動的に生成することができる。
[2]第2の実施の形態
第2の実施の形態に係る光学式変位計測システム500について、第1の実施の形態に係る光学式変位計測システム500と異なる点を説明する。図19は、第2の実施の形態に係る光学式変位計測システム500の構成を示す模式図である。図19に示すように、光学式変位計測システム500は、測定対象物S(調整用ワークW)を取り囲むように配置された複数の撮像ヘッド100を備える。本実施の形態では、光学式変位計測システム500は、4個の撮像ヘッド100を備えるが、2個または3個の撮像ヘッド100を備えてもよいし、5個以上の撮像ヘッド100を備えてもよい。
各撮像ヘッド100には、固有のX1方向、Y1方向およびZ1方向が予め定義される。図19では、各撮像ヘッド100に定義されたX1方向、Y1方向およびZ1方向が、吹き出しにより当該撮像ヘッド100に対応するように示される。各撮像ヘッド100は、Y1方向が測定対象物Sの移動方向Aと略平行になるように取り付けられる。
処理装置200は、図14のプロファイル生成部201、形状生成部202、球情報算出部203、歪み量算出部204、補正値算出部205および報知部206を含む。処理装置200は、報知部206を含まなくてもよい。処理装置200は、撮像ヘッド100ごとに第1の実施の形態におけるキャリブレーション処理を実行する。以下、第1の実施の形態におけるキャリブレーション処理実行後の処理装置200の動作について説明する。
球情報算出部203は、撮像ヘッド100ごとに、対応する三次元データに基づいて調整用ワークWの球面に関連する基準点を算出する。基準点は、球面上の任意の点であってもよいし、球面の中心であってもよい。調整用ワークWが球面上に凹凸等の特徴点を有する場合には、基準点は特徴点であってもよい。補正値算出部205は、球情報算出部203により複数の撮像ヘッド100に対応して算出された複数の基準点の乖離が低減されるように、各三次元データを構成するの複数プロファイルデータにおける第1、第2および第3の並進量補正値を算出する。第1~第3の並進量補正値は、それぞれ三次元データにおけるX2方向、Z2方向およびY2方向に平行な並進量である。
例えば、第1の撮像ヘッド100により算出された基準点が光学式変位計測システム500により予め定められた座標(0.1,0,0)にあったとする。また、第2の撮像ヘッド100により算出された基準点が座標(0,0.1,0)にあり、第3の撮像ヘッド100により算出された基準点が座標(0,0,0.1)にあり、第4の撮像ヘッド100により算出された基準点が座標(0.1,0,0.1)にあったとする。これらの基準点の座標が特定の座標(例えば原点の座標(0,0,0))に位置するように各撮像ヘッド100に対応する第1~第3の並進量補正値が算出されてもよい。
形状生成部202は、補正値算出部205により算出された第1~第3の並進量補正値に基づいて、各撮像ヘッド100をX1方向、Z1方向およびY1方向に仮想的に並進移動させたときの調整用ワークWを示すように三次元データを補正する。
具体的には、三次元データを構成する各プロファイルデータにおける各画素列SSのピーク位置が第1~第3の並進量補正値だけそれぞれX2方向、Z2方向およびY2方向に並進移動される。並進移動後の複数のピーク位置に基づいて、各プロファイルデータが更新される。更新された複数のプロファイルデータがY2方向に配列されることにより、X2方向、Z2方向およびY2方向に並進移動するように補正された三次元データが生成される。また、三次元データが補正された場合には、三次元データに対応するように輝度画像データが更新される。
上記の説明において、補正値算出部205は、全部の撮像ヘッド100に対応する第1~第3の並進量補正値を算出するが、実施の形態はこれに限定されない。補正値算出部205は、いずれか1個の撮像ヘッド100(以下、基準撮像ヘッドと呼ぶ。)以外の撮像ヘッド100に対応する第1~第3の並進量補正値を算出してもよい。この場合、形状生成部202は、補正値算出部205により算出された第1~第3の並進量補正値に基づいて、基準撮像ヘッド以外の撮像ヘッド100に対応する三次元データを補正する。
図20は、図19の処理装置200によるキャリブレーション処理を示すフローチャートである。まず、処理装置200は、図18の第1の実施の形態におけるキャリブレーション処理のステップS1~S13と同様のステップS1~S13を各撮像ヘッド100ごとに実行する。具体的には、1つの撮像ヘッド100に対してステップS1~S13の処理が終了した後、すなわちステップS9で歪み量Dがしきい値以下と判定された後、球情報算出部203は、全部の撮像ヘッド100に対してステップS1~S13の処理が終了したか否かを判定する(ステップS14)。
全部の撮像ヘッド100に対して処理が実行されていない場合、球情報算出部203は、ステップS1に戻る。これにより、他の撮像ヘッド100に対してステップS1~S13の処理が実行される。全部の撮像ヘッド100に対してステップS1~S13の処理が実行されるまでステップS1~S14が繰り返される。全部の撮像ヘッド100に対してステップS1~S13の処理が実行された場合、球情報算出部203は、複数の撮像ヘッド100にそれぞれ対応する調整用ワークWの複数の基準点を算出する(ステップS15)。
次に、補正値算出部205は、ステップS15で算出された複数の基準点の乖離が低減されるように、各三次元データを構成する複数のプロファイルデータにおける第1~第3の並進量補正値を算出する(ステップS16)。報知部206は、ステップS16で算出された第1~第3の並進量補正値を表示部400に表示させることにより、第1~第3の並進量補正値を使用者に報知してもよい。
その後、形状生成部202は、ステップS16で算出された第1~第3の並進量補正値に基づいて、各撮像ヘッド100に対応する三次元データを構成する各プロファイルデータをX2方向、Z2方向およびY2方向に並進移動させる(ステップS17)。これにより、各三次元データが補正される。ここで、ステップS3で輝度画像データが生成された場合には、三次元データに対応するように輝度画像データが更新される。三次元データが補正された後、本実施の形態におけるキャリブレーション処理が終了する。
本実施の形態に係る光学式変位計測システム500においては、複数の撮像ヘッド100に対応する複数の三次元データがX2方向、Z2方向またはY2方向にずれている場合でも、補正値算出部205により球面に関連する基準点の乖離が低減されるように第1~第3の並進量補正値が算出される。また、第1~第3の並進量補正値に基づいて、形状生成部202により三次元データを構成する複数のプロファイルデータがX2方向、Z2方向およびY2方向に並進移動される。
この場合、各撮像ヘッド100の取り付け調整を行うことなく、球面の基準点の乖離が小さくなるときの調整用ワークWの三次元形状を示す複数の三次元データを自動的に生成することができる。また、調整用ワークWを用いて算出された第1~第3の並進量補正値に基づいて任意の測定対象物Sについての三次元データを補正することにより、測定対象物Sの三次元形状を示す複数の三次元データを自動的に生成することができる。
[3]第3の実施の形態
第3の実施の形態に係る光学式変位計測システム500について、第2の実施の形態に係る光学式変位計測システム500と異なる点を説明する。図21は、第3の実施の形態に係る光学式変位計測システム500の構成を示す模式図である。図21に示すように、本実施の形態においては、調整用ワークWの球面は、特徴部分Fを有する。本例では、特徴部分Fは、球面の表面に付された印字であるが、球面の表面に付された模様であってもよいし、球面の表面に形成された凹凸または溝等であってもよい。
図22は、図21の処理装置200の構成を示すブロック図である。図22に示すように、処理装置200は、図14のプロファイル生成部201、形状生成部202、球情報算出部203、歪み量算出部204、補正値算出部205および報知部206に加えて、機能部として合成部207をさらに含む。処理装置200は、報知部206を含まなくてもよい。処理装置200は、第2の実施の形態におけるキャリブレーション処理を実行する。以下、第2の実施の形態におけるキャリブレーション処理実行後の処理装置200の動作について説明する。
形状生成部202は、各撮像ヘッド100に対応する三次元データにおいて、特徴部分Fを特定する。ここで、特徴部分Fが球面の表面に付された印字または模様である場合、特徴部分Fは、互いに対応する三次元データおよび輝度画像データに基づいて特定される。一方、特徴部分Fが球面の表面に形成された凹凸または溝等である場合、特徴部分Fは、三次元データのみに基づいて特定することができる。
補正値算出部205は、形状生成部202により特定された複数の三次元データの特徴部分Fが一致するように、第3の回転角度補正値を算出する。第3の回転角度補正値は、三次元データを構成する複数のプロファイルデータにおけるY2軸周りの回転角度である。特徴部分Fが印字または模様等である場合には、複数の三次元データの特徴部分Fの一致度は、例えば三次元データおよび輝度画像データのパターンマッチングにより判定することができる。一方、特徴部分Fが凹凸または溝等である場合には、複数の三次元データの特徴部分Fの一致度は、例えば三次元データのパターンマッチングにより判定することができる。形状生成部202は、補正値算出部205により算出された第3の回転角度補正値に基づいて、Y2軸周りに撮像ヘッド100を仮想的に回転させたときの調整用ワークWを示すように三次元データを補正する。
具体的には、三次元データを構成する各プロファイルデータにおける各画素列SSのピーク位置が第3の回転角度補正値だけY2軸周りに回転される。回転後の複数のピーク位置に基づいて、各プロファイルデータが更新される。更新された複数のプロファイルデータがY2方向に配列されることにより、Y2軸周りに回転するように補正された三次元データが生成される。合成部207は、複数の撮像ヘッド100に対応する複数の三次元データが補正された後、複数の三次元データを合成することにより、調整用ワークWの三次元形状を示す合成データを生成する。
上記の説明において、補正値算出部205は、撮像ヘッド100に対応する球面の特徴部分Fが一致するように、全部の撮像ヘッド100に対応する第3の回転角度補正値を算出するが、実施の形態はこれに限定されない。補正値算出部205は、基準撮像ヘッド以外の撮像ヘッド100に対応する第3の回転角度補正値を算出してもよい。この場合、形状生成部202は、補正値算出部205により算出された第3の回転角度補正値に基づいて、基準撮像ヘッド以外の撮像ヘッド100に対応する三次元データを補正する。
図23は、図22の処理装置200によるキャリブレーション処理を示すフローチャートである。まず、処理装置200は、図20の第2の実施の形態におけるキャリブレーション処理のステップS1~S17と同様のステップS1~S17を実行する。ステップS1~S17の終了後、形状生成部202は、複数の撮像ヘッド100に対応する複数の三次元データの特徴部分Fを特定する(ステップS18)。
次に、補正値算出部205は、ステップS18で特定された複数の三次元データの特徴部分Fが一致するように第3の回転角度補正値を算出する(ステップS19)。本例では、特徴部分Fは文字であるため、三次元データの特徴部分Fの一致度は、三次元データおよび輝度画像データのパターンマッチングにより判定される。報知部206は、ステップS19で算出された第3の回転角度補正値を表示部400に表示させることにより、第3の回転角度補正値を使用者に報知してもよい。
その後、形状生成部202は、ステップS19で算出された第3の回転角度補正値に基づいて、各撮像ヘッド100に対応する三次元データを構成する各プロファイルデータをY2軸周りに回転させる(ステップS20)。これにより、各三次元データが補正される。ここで、三次元データに対応するように輝度画像データが更新される。最後に、合成部207は、ステップS20で補正された複数の三次元データを合成することにより、合成データを生成する(ステップS21)。これにより、本実施の形態におけるキャリブレーション処理が終了する。
本実施の形態に係る光学式変位計測システム500においては、複数の撮像ヘッド100に対応する複数の三次元データがY2軸周りにずれている場合でも、補正値算出部205により複数の三次元データにおける特徴部分Fが一致するように第3の回転角度補正値が算出される。また、第3の回転角度補正値に基づいて、形状生成部202により三次元データを構成する複数のプロファイルデータがY2軸周りに回転される。
この場合、各撮像ヘッド100の取り付け調整を行うことなく、特徴部分Fが一致するときの調整用ワークWの三次元形状を示す複数の三次元データを自動的に生成することができる。また、複数の三次元データにおいて、X2軸、Z2軸およびY2軸周りの回転ずれが低減されるとともに、X2方向、Z2方向およびY2方向の並進ずれが低減されるので、複数の三次元データを合成することが可能になる。そのため、複数の三次元データを合成することにより、調整用ワークWのより正確な三次元形状を示す合成データを容易に生成することができる。
本実施の形態において、処理装置200は合成部207を含むが、実施の形態はこれに限定されない。複数の三次元データを合成する必要がない場合には、処理装置200は合成部207を含まなくてもよい。この場合、キャリブレーション処理におけるステップS21は省略される。
[4]他の実施の形態
(1)上記実施の形態において、処理装置200は光学式変位計測システム500の一部として設けられるが、実施の形態はこれに限定されない。処理装置200は、投光部および受光部により構成される光切断方式の光学式変位計について用いられる限り、処理装置200は光学式変位計測システム500の一部として設けられなくてもよい。
(2)第1の実施の形態において、第1および第2の回転角度補正値に基づいてX2軸およびZ2軸周りに回転するように三次元データが補正されるが、実施の形態はこれに限定されない。処理装置200が報知部206を含む場合には、使用者は、報知部206により報知された第1および第2の回転角度補正値を用いて、球面の歪み量Dが小さくなるように撮像ヘッド100の正確な取り付け調整を容易に行うことができる。これにより、調整用ワークWの正確な形状を容易に測定することができる。したがって、第1および第2の回転角度補正値に基づいてX2軸およびZ2軸周りに回転するように三次元データが補正されなくてもよい。
(3)第1の実施形態において、補正値算出部205は、第1の回転角度補正値と第2の回転角度補正値との両方を算出するが、実施の形態はこれに限定されない。例えば、X1軸周りには回転角度のずれが生じないように撮像ヘッド100が取り付けられている場合、補正値算出部205は、第2の回転角度補正値のみを算出してもよい。この場合、形状生成部202は、算出された第2の回転角度補正値に基づいて、三次元データを構成する複数のプロファイルデータをZ2軸周りに回転させることにより三次元データを補正してもよい。また、報知部206は、算出された第2の回転角度補正値のみを報知してもよい。
同様に、Z1軸周りには回転角度のずれが生じないように撮像ヘッド100が取り付けられている場合には、補正値算出部205は、第1の回転角度補正値のみを算出してもよい。この場合、形状生成部202は、算出された第1の回転角度補正値に基づいて、三次元データを構成する複数のプロファイルデータをX2軸周りに回転させることにより三次元データを補正してもよい。また、報知部206は、算出された第1の回転角度補正値のみを報知してもよい。
(4)第2の実施の形態において、第1~第3の並進量補正値に基づいてX2方向、Z2方向およびY2方向に並進移動するように三次元データが補正されるが、実施の形態はこれに限定されない。処理装置200が報知部206を含む場合には、使用者は、報知部206により報知された第1~第3の並進量補正値を用いて、球面の基準点の乖離が小さくなるように各撮像ヘッド100の正確な取り付け調整を容易に行うことができる。したがって、第1~第3の並進量補正値に基づいてX2方向、Z2方向およびY2方向に並進移動するように三次元データが補正されなくてもよい。
(5)第2の実施形態において、補正値算出部205は、第1の並進量補正値、第2の並進量補正値および第3の並進量補正値を算出するが、実施の形態はこれに限定されない。X1方向、Y1方向またはZ1方向のいずれかにはずれが生じないように撮像ヘッド100が取り付けられている場合には、補正値算出部205は、第1の並進量補正値、第2の並進量補正値および第3の並進量補正値のうち、ずれが生じ得る少なくとも1つの方向に対応する並進量補正値を算出してもよい。
この場合、形状生成部202は、算出された並進量補正値に基づいて、三次元データを構成する複数のプロファイルデータを並進量補正値に対応する方向に並進移動させることにより三次元データを補正してもよい。また、報知部206は、算出された並進量補正値のみを報知してもよい。
(6)第3の実施の形態において、第3の回転角度補正値に基づいてY2軸周りに回転するように三次元データが補正されるが、実施の形態はこれに限定されない。処理装置200が報知部206を含む場合には、使用者は、報知部206により報知された第3の回転角度補正値を用いて、特徴部分Fが一致するように各撮像ヘッド100の正確な取り付け調整を容易に行うことができる。したがって、第3の回転角度補正値に基づいてY2軸周りに回転するように三次元データが補正されなくてもよい。
[5]請求項の各構成要素と実施の形態の各要素との対応関係
以下、請求項の各構成要素と実施の形態の各要素との対応の例について説明するが、本発明は下記の例に限定されない。請求項の各構成要素として、請求項に記載されている構成または機能を有する他の種々の要素を用いることもできる。
光学式変位計測システム500が光学式変位計測システムの例であり、X1方向またはX2方向が第1の方向の例であり、Z1方向またはZ2方向が第2の方向の例であり、Y1方向またはY2方向が第3の方向の例である。投光部110が投光部の例であり、調整用ワークWがワークの例であり、受光部121が受光部の例である。
プロファイル生成部201がプロファイル生成部の例であり、形状生成部202が形状生成部の例であり、球情報算出部203が球情報算出部の例であり、歪み量算出部204が歪み量算出部の例である。補正値算出部205が補正値算出部の例であり、特徴部分Fが特徴部分の例であり、合成部207が合成部の例であり、報知部206が報知部の例であり、処理装置200が処理装置の例である。
100…撮像ヘッド,110…投光部,120…撮像部,121…受光部,122…受光レンズ,200…処理装置,201…プロファイル生成部,202…形状生成部,203…球情報算出部,204…歪み量算出部,205…補正値算出部,206…報知部,207…合成部,210…記憶部,220…制御部,300…入力部,400…表示部,500…光学式変位計測システム,F…特徴部分,p…画素,P…ピーク,R…受光領域,S…測定対象物,SS…画素列,T…照射領域,W…調整用ワーク

Claims (13)

  1. 光切断方式の光学式変位計測システムであって、
    互いに交差する第1の方向、第2の方向および第3の方向が予め定義され、前記第1の方向に広がりを有するスリット光、または前記第1の方向に走査されるスポット光を前記第2の方向に出射する投光部と、
    二次元状に配列された複数の画素を含み、球面を有するワークの前記第1の方向の各位置で反射された光を受光するとともに、受光量を示す受光信号を出力する受光部と、
    前記受光信号に基づいて、前記第1の方向と前記第2の方向とにより規定される面内における前記球面を有するワークのプロファイルを示すプロファイルデータを生成するプロファイル生成部と、
    前記球面を有するワークが前記投光部および前記受光部に対して前記第3の方向に対応する方向に相対的に移動されることにより前記第3の方向の各位置に対応して生成された複数のプロファイルを合成することにより、前記球面を有するワークの三次元形状を示す三次元データを生成する形状生成部と、
    前記三次元データに含まれる複数の点により規定される球面のパラメータを算出する球情報算出部と、
    前記パラメータに基づいて、前記球面の歪み量を算出する歪み量算出部と、
    前記歪み量が低減されるように、前記三次元データを構成する前記複数のプロファイルデータにおける前記第1の方向に平行な第1の軸周りの第1の回転角度補正値および前記第2の方向に平行な第2の軸周りの第2の回転角度補正値の少なくとも一方を算出する補正値算出部とを備える、光学式変位計測システム。
  2. 前記球情報算出部は、前記三次元データに含まれる第1の点、第2の点、第3の点および第4の点により規定される第1の球面のパラメータを算出するとともに、前記三次元データに含まれる第5の点、第6の点、第7の点および第8の点により規定される第2の球面のパラメータを算出し、
    前記歪み量算出部は、前記第1の球面のパラメータと前記第2の球面のパラメータとの乖離に基づいて前記歪み量を算出する、請求項1記載の光学式変位計測システム。
  3. 前記形状生成部は、前記第1の回転角度補正値および前記第2の回転角度補正値に基づいて、前記三次元データを構成する前記複数のプロファイルデータを前記第1の軸周りおよび前記第2の軸周りに回転させることにより前記三次元データを補正する、請求項1または2記載の光学式変位計測システム。
  4. 前記補正値算出部は、前記第1の回転角度補正値および前記第2の回転角度補正値を所定量ずつ変化させ、
    前記球情報算出部および前記歪み量算出部は、前記歪み量が予め定められたしきい値以下になるまで前記パラメータの算出および前記歪み量の算出を繰り返す、請求項3記載の光学式変位計測システム。
  5. 前記投光部と前記受光部とは、互いに対応するように複数組設けられ、
    前記プロファイル生成部、前記形状生成部、前記球情報算出部、前記歪み量算出部および前記補正値算出部は、前記投光部と前記受光部との組ごとに算出された前記第1の回転角度補正値および前記第2の回転角度補正値に基づいて、前記投光部と前記受光部との前記組に対応する前記三次元データを構成する前記複数のプロファイルデータを前記第1の軸周りおよび前記第2の軸周りに回転させるように動作し、
    前記球情報算出部は、前記複数のプロファイルデータが回転された後、前記投光部と前記受光部との前記組ごとに、前記三次元データに基づいて前記球面に関連する基準点を算出し、
    前記補正値算出部は、複数の前記基準点の乖離が低減されるように、少なくとも1つの前記三次元データを構成する前記複数のプロファイルデータにおける前記第1の方向に平行な第1の並進量補正値、前記第2の方向に平行な第2の並進量補正値および前記第3の方向に平行な第3の並進量補正値を算出する、請求項3または4記載の光学式変位計測システム。
  6. 前記形状生成部は、前記第1の並進量補正値、前記第2の並進量補正値および前記第3の並進量補正値に基づいて、少なくとも1つの前記三次元データを構成する前記複数のプロファイルデータを前記第1の方向、前記第2の方向および前記第3の方向に並進移動させることにより前記三次元データを補正する、請求項5記載の光学式変位計測システム。
  7. 前記球面は、特徴部分を有し、
    前記補正値算出部は、少なくとも1つの前記三次元データを構成する前記複数のプロファイルデータが前記第1の方向、前記第2の方向および前記第3の方向に並進移動された後、複数の前記三次元データにおける前記特徴部分が一致するように、少なくとも1つの前記三次元データを構成する前記複数のプロファイルデータにおける前記第3の方向に平行な第3の軸周りの第3の回転角度補正値を算出する、請求項6記載の光学式変位計測システム。
  8. 前記形状生成部は、前記第3の回転角度補正値に基づいて、少なくとも1つの前記三次元データを構成する前記複数のプロファイルデータを前記第3の軸周りに回転させることにより前記三次元データを補正する、請求項7記載の光学式変位計測システム。
  9. 少なくとも1つの前記三次元データを構成する前記複数のプロファイルデータが前記第3の軸周りに回転された後、複数の前記三次元データを合成することにより前記球面を有するワークの三次元形状を示す合成データを生成する合成部をさらに備える、請求項8記載の光学式変位計測システム。
  10. 前記第1の回転角度補正値および前記第2の回転角度補正値の少なくとも一方を報知する報知部をさらに備える、請求項1~9のいずれか一項に記載の光学式変位計測システム。
  11. 互いに交差する第1の方向、第2の方向および第3の方向が予め定義され、前記第1の方向に広がりを有するスリット光、または前記第1の方向に走査されるスポット光を前記第2の方向に出射する投光部と、二次元状に配列された複数の画素を含み、球面を有するワークの前記第1の方向の各位置からの反射光を受光するとともに、受光量を示す受光信号を出力する受光部とを有する光切断方式の光学式変位計について用いられる処理装置であって、
    前記受光信号に基づいて、前記第1の方向と前記第2の方向とにより規定される面内における前記球面を有するワークのプロファイルを示すプロファイルデータを生成するプロファイル生成部と、
    前記球面を有するワークが前記投光部および前記受光部に対して前記第3の方向に対応する方向に相対的に移動されることにより前記第3の方向の各位置に対応して生成された複数のプロファイルを合成することにより、前記球面を有するワークの三次元形状を示す三次元データを生成する形状生成部と、
    前記三次元データに含まれる複数の点により規定される球面のパラメータを算出する球情報算出部と、
    前記パラメータに基づいて、前記球面の歪み量を算出する歪み量算出部と、
    前記歪み量が低減されるように、前記三次元データを構成する前記複数のプロファイルデータにおける前記第1の方向に平行な第1の軸周りの第1の回転角度補正値および前記第2の方向に平行な第2の軸周りの第2の回転角度補正値の少なくとも一方を算出する補正値算出部とを備える、処理装置。
  12. 互いに交差する第1の方向、第2の方向および第3の方向が予め定義され、前記第1の方向に広がりを有するスリット光、または前記第1の方向に走査されるスポット光を前記第2の方向に出射する投光部と、二次元状に配列された複数の画素を含み、球面を有するワークの前記第1の方向の各位置からの反射光を受光するとともに、受光量を示す受光信号を出力する受光部とを有する光切断方式の光学式変位計について用いられる光学式変位計測方法であって、
    前記受光信号に基づいて、前記第1の方向と前記第2の方向とにより規定される面内における前記球面を有するワークのプロファイルを示すプロファイルデータを生成することと、
    前記球面を有するワークが前記投光部および前記受光部に対して前記第3の方向に対応する方向に相対的に移動されることにより前記第3の方向の各位置に対応して生成された複数のプロファイルを合成することにより、前記球面を有するワークの三次元形状を示す三次元データを生成することと、
    前記三次元データに含まれる複数の点により規定される球面のパラメータを算出することと、
    前記パラメータに基づいて、前記球面の歪み量を算出することと、
    前記歪み量が低減されるように、前記三次元データを構成する前記複数のプロファイルデータにおける前記第1の方向に平行な第1の軸周りの第1の回転角度補正値および前記第2の方向に平行な第2の軸周りの第2の回転角度補正値の少なくとも一方を算出することとを含む、光学式変位計測方法。
  13. 互いに交差する第1の方向、第2の方向および第3の方向が予め定義され、前記第1の方向に広がりを有するスリット光、または前記第1の方向に走査されるスポット光を前記第2の方向に出射する投光部と、二次元状に配列された複数の画素を含み、球面を有するワークの前記第1の方向の各位置からの反射光を受光するとともに、受光量を示す受光信号を出力する受光部とを有する光切断方式の光学式変位計について用いられる光学式変位計測プログラムであって、
    前記受光信号に基づいて、前記第1の方向と前記第2の方向とにより規定される面内における前記球面を有するワークのプロファイルを示すプロファイルデータを生成する処理と、
    前記球面を有するワークが前記投光部および前記受光部に対して前記第3の方向に対応する方向に相対的に移動されることにより前記第3の方向の各位置に対応して生成された複数のプロファイルを合成することにより、前記球面を有するワークの三次元形状を示す三次元データを生成する処理と、
    前記三次元データに含まれる複数の点により規定される球面のパラメータを算出する処理と、
    前記パラメータに基づいて、前記球面の歪み量を算出する処理と、
    前記歪み量が低減されるように、前記三次元データを構成する前記複数のプロファイルデータにおける前記第1の方向に平行な第1の軸周りの第1の回転角度補正値および前記第2の方向に平行な第2の軸周りの第2の回転角度補正値の少なくとも一方を算出する処理とを、
    処理装置に実行させる、光学式変位計測プログラム。
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