JP2022133157A - ワイピングシート - Google Patents

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理史 小泉
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Abstract

【課題】繊維汚れの捕集性と、シートの感触とが両立して優れたワイピングシートを提供すること。【解決手段】ワイピングシートは、パルプ及びバインダを含む繊維シートに水性薬剤が含浸されている水分散可能なものである。水性薬剤は、B型粘度計で測定される回転速度0.3rpmにおける25℃の粘度が2000mPa・s以上である。水性薬剤は、B型粘度計で測定される回転速度60rpmにおける25℃の粘度が1000mPa・s以下である。水性薬剤は、キサンタンガム又はその塩を含むことが好適である。【選択図】なし

Description

本発明は、ワイピングシートに関する。
液剤を含浸させたウエットタイプの清掃用シートが、床面等の建物や、トイレ、台所等の硬質表面の清掃に用いられることがある。
特許文献1には、液剤成分の放出性や保持性能を改善することを目的として、水溶性基剤シートと該基剤シートの少なくとも一方の表面に形成された皮膜層を含む水解性清掃布が開示されている。この清掃布は、皮膜層が活性剤、増粘剤および有機溶媒を含む水性分散液から形成されていることも同文献に開示されている。
特開平10-251952号公報
一般的に、ウエットシートを清掃に用いる場合、ウエットシートから放出される液剤によって土ほこり等の微粒子汚れの捕集は容易となるが、毛髪等の繊維汚れは、液剤によって清掃対象面に張り付く等してしまい、捕集が困難となり得る。一方、繊維汚れの捕集性能の向上を目的として、液剤を高粘度とした場合には、繊維汚れの捕集性能か向上し得るが、シートの取り出し時や使用時に手指に触れたときに不快な感触となり得る。このように、毛髪等の繊維汚れの捕集性の向上と、シートに触れたときの感触の向上という、相反する性能を両立して発現させることに関して、特許文献1の技術では何ら検討されていない。
したがって、本発明は、繊維汚れの捕集性と、シートの感触とが両立して優れたワイピングシートに関する。
本発明は、ワイピングシートに関する。
前記ワイピングシートは、パルプ及びバインダを含む繊維シートに水性薬剤が含浸されていることが好ましい。
前記水性薬剤は、B型粘度計で測定される回転速度0.3rpmにおける25℃の粘度が2000mPa・s以上であることが好ましく、且つ
B型粘度計で測定される回転速度60rpmにおける25℃の粘度が1000mPa・s以下であることが好ましい。
前記ワイピングシートは、水分散可能であることが好ましい。
本発明によれば、繊維汚れの捕集性と、シートの感触とが両立して優れたワイピングシートが提供される。
以下、本発明のワイピングシートを、その好ましい実施形態に基づき説明する。本発明のワイピングシートは、パルプ及びバインダを含む繊維シートに水性薬剤が含浸されてなるものである。すなわち、ワイピングシートは、水性薬剤が繊維シート全体に担持され、25℃、1気圧で湿潤状態にある湿式のシートである。
本明細書におけるワイピングとは、清掃及び清拭の両方の意味を含むものである。清掃対象面として、床、壁、天井及び柱等の建物、棚、窓ガラス、鏡、ドア、ドアノブ等の建具や、机、食卓、キッチン、トイレなどの備品やその他物品等の硬質表面の清掃や、あるいは清拭対象面として、手、足、指、鼻、口及びこれらの周囲の皮膚表面といった身体の清拭に適用可能である。典型的には、ワイピングは、ワイピングシートの一方の面と、清掃又は清拭の対象面とを面接触させることによって行われる。以下の説明では、特に断りのない限り、硬質表面の清拭及び身体等の清拭を総称して、単に「清掃」ともいい、清掃又は清拭の対象面を総称して「清掃対象面」ともいう。
ワイピングシートに含浸された水性薬剤は、水を含む水性液である。この水性薬剤は、その粘度が、粘度測定装置の一種であるB型粘度計におけるローターの回転数を高くして測定した場合と、該回転数を低くして測定した場合とで互いに異なることを特徴の一つとしている。
水性薬剤を含浸させた湿式のシートに関して、繊維汚れの捕集性能とシートの感触とを両立して向上させるべく本発明者が鋭意検討したところ、ワイピングシートの清掃動作中又は清掃動作終了時におけるシートの動作と、粘度計の回転数に応じた粘度の変化とが相関することを見出し、これに伴って、繊維汚れの捕集性能とシートの感触とを両立して向上できることを見出した。
詳細には、ワイピングシートの清掃動作中には、該シートを清掃対象面に対して外力を付与して移動させながら使用するので、この際に水性薬剤の粘度を低くなるように構成することで、シートが手指に触れたときの感触を良好にしつつ、使用時におけるシートの滑りを良好にして、使用時の操作性を向上させることができる。
一方、ワイピングシートの清掃動作終了時には、該シートは静止しているか、又は清掃動作中よりも低速で移動しているので、この際に水性薬剤の粘度を高くなるように構成することで、該シートを清掃対象面から離間させる際に、該シートと清掃対象面との間に存在する毛髪などの繊維汚れを、水性薬剤が有する粘性を利用してシート側に吸着させるようにして、効率的に捕集することができる。
すなわち、水性薬剤は、外力を付与したときに粘度が低下し、外力付与を解除したときに粘度が増加する性質を有しており、本技術分野で従来知られているものよりもチキソトロピー性が高い点に特徴の一つを有する。上述した粘度の変化は、非線形であってもよく、線形であってもよい。
ワイピングシートの清掃動作中における水性薬剤の粘度の指標である、B型粘度計で測定される回転速度60rpmにおける25℃の粘度が、好ましくは1000mPa・s以下、より好ましくは500mPa・s以下、更に好ましくは300mPa・s以下であり、2mPa・s以上が現実的であり、好ましくは100mPa・s以上である。このような粘度となっていることによって、シートが手指に触れたときのぬめりや粘つきを低減してシートの感触を良好にすることができる。これに加えて、使用時のシートの滑りを良好にして、使用時の操作性を向上させることができる。上述した60rpmという回転速度に着目した理由は、ワイピングシートの清掃動作中のせん断速度に対応しているためである。
また、ワイピングシートの清掃動作終了時における水性薬剤の粘度の指標である、B型粘度計で測定される回転速度0.3rpmにおける25℃の粘度が、好ましくは2000mPa・s以上、より好ましくは3000mPa・s以上、更に好ましくは5000mPa・s以上である。このような粘度となっていることによって、ワイピングシートの清掃動作を終了させて、該ワイピングシートを清掃対象面から離間させる際に、該シートと清掃対象面との間に存在する各種汚れを、水性薬剤が有する粘性を利用してシート側に吸着させて、微粒子汚れだけでなく、従来技術では捕集しづらかった毛髪などの繊維汚れを効率的に捕集することができる。一般的に、パルプを含む繊維シートは構成繊維の密度が高くなりやすく、繊維どうしの空隙に繊維汚れを捕集しにくい傾向があるので、このような粘性特性を水性薬剤に発現させることで、パルプ及び水性薬剤を含むシートを清掃又は清拭に供した場合でも、水性薬剤によって繊維汚れを効果的に捕集することができる。上述した0.3rpmという回転速度に着目した理由は、ワイピングシートの清掃動作終了時のせん断速度に対応しているためである。
ワイピングシート製造時における水性薬剤の含浸ムラを低減しつつ、ワイピングシート全体の湿潤状態を適切に維持する観点から、B型粘度計で測定される回転速度0.3rpmにおける25℃の粘度は、好ましくは50000mPa・s以下、より好ましくは40000mPa・s以下、更に好ましくは38000mPa・s以下である。
上述した粘度範囲は、例えば水性薬剤中にキサンタンガム等の水溶性高分子を所定量含有させることによって達成することができる。水溶性高分子及びその含有量の詳細は後述する。
上述した粘度の測定方法は以下のとおりである。
B型粘度計(例えばTVB-10形粘度計、東機産業社製)を用いて、ローターNo.M2、M3、M4とし、ローターの回転数を0.3rpm又は60rpmで回転させて測定を開始したときに、測定開始90秒後の値を得る。この測定を同一の試料を用いて各条件にて5回行い、得られた値の算術平均値を本発明の各条件における粘度とする。水性薬剤の粘度の測定はいずれも、液温を25℃とし、測定環境は24℃、40%RHとする。粘度の測定に供される水性薬剤の試料は、例えばワイピングシートを絞る、押圧する、又は固液分離するなどの方法でワイピングシートから抽出した抽出液を用いる。
水性薬剤の粘度を上述の範囲とするためには、例えば水性薬剤中の水の含有量を変更したり、後述する添加剤の有無、種類及び含有量を変更したりすることで適宜調整することができる。
繊維シートは、パルプを含む。パルプとしては、例えば、針葉樹晒しクラフトパルプ(NBKP)、針葉樹晒しサルファイトパルプ(NBSP)、広葉樹晒しクラフトパルプ(LBKP)等の漂白された木材パルプ;コットン、麻等の天然パルプ;化学処理を施してアルカリ膨潤したマーセル化パルプ、螺旋構造を有する化学架橋パルプ、微小繊維状セルロースなどが挙げられる。これらは単独で又は複数組み合わせて用いることができる。これらのうち、シートの柔軟性及び強度を両立する観点から、NBKP及びNBSPのうち少なくとも一方を用いることが好ましく、NBKP及びNBSPの双方を用いることが更に好ましい。
繊維シートに含まれるパルプの含有量は、該繊維シートの乾燥状態での全質量に対して、60質量%以上であることが好ましく、70質量%以上であることが更に好ましく、また、100質量%以下であることが好ましく、97質量%以下であることが更に好ましい。つまり、繊維シートはパルプのみから構成されていてもよい。
繊維シートは、バインダを含む。バインダは、パルプ繊維どうしを結合させて、水性薬剤を繊維シートに含浸させたときに、使用時に耐えうる十分な湿潤強度及び保形性を発現させるためのものである。バインダの含有量は、繊維シートの乾燥状態での全質量に対して、1質量%以上であることが好ましく、3質量%以上であることが更に好ましく、また20質量%以下であることが好ましく、10質量%以下であることが更に好ましい。
バインダとしては、例えば、アニオン性バインダ、ポリビニルアルコール、デンプン又はその誘導体等が挙げられる。アニオン性バインダは、水中で容易にカルボキシラートを生成するものであり、例えば、カルボキシメチルセルロース(CMC)又はその塩、カルボキシエチルセルロース又はその塩、カルボキシメチル化デンプン又はその塩などが挙げられる。これらのバインダは、単独で又は複数を組み合わせて用いることができる。
ワイピングシートを水分散可能にして使用後のシートの処理を容易にする観点から、バインダは、水溶性のバインダであることが好ましく、カルボキシメチルセルロース(CMC)又はその塩、並びにポリビニルアルコールのうち少なくとも一種であることが更に好ましい。
使用後のワイピングシートを容易に廃棄可能とし、周囲環境の清潔さを保つ観点から、ワイピングシートは水分散可能であることが好ましい。また、ワイピングシートを構成する繊維シートも水分散可能であることが好ましい。水分散可能とは、シートを多量の水中に投入すると、該シートの形状が崩れてシートの構成繊維が水中に分散してしまうが、水性薬剤の含浸によってはシートの形状が崩壊しないものを指す。このように、シートが水分散可能な性質を有していることによって、水洗トイレ等の多量の水の存在下に使用後のワイピングシートを廃棄したときに、該シートの形状が容易に崩壊して下水へ流すことが可能となる。
水分散可能か否かの程度は、JIS P4501に準じて測定されたほぐれやすさとして評価することができる。繊維シートは、JIS P4501:2006に準じて測定したほぐれやすさの時間(水解時間)が、100秒未満であれば水分散可能であることを意味し、好ましくは80秒以下である。水解時間が短いほどシートの水分散性が良好なものとなる。ワイピングシートの水解時間も、上述の繊維シートの水解時間と同様とすることができる。水解時間を調整するためには、例えば水溶性バインダを用いたり、水性薬剤中の添加剤の有無、種類及び含有量を変更したりすることによって適宜調整することができる。
水性薬剤は、ワイピングシートを適用する対象や用途に応じて、水に加えて、添加剤を更に含有させてもよい。添加剤としては、例えば粘度調整剤、界面活性剤、除菌剤、バインダの架橋剤、一価又は多価アルコール等の水溶性有機溶剤、キレート剤、電解質、色素、香料、酸化防止剤、pH調整剤等の少なくとも一種を適宜含有させることができる。このような添加剤は、水性薬剤中の分散均一性の観点から、好ましくは水溶性である。
上述した粘度の特性を水性薬剤に容易に且つ効率的に発現させやすくする観点から、水性薬剤は粘度調整剤を含むことが好ましい。このような粘度調整剤としては、例えば水溶性の高分子が挙げられ、詳細には、セルロース誘導体、ポリビニルピロリドン、ポリビニルアルコール、ポリビニルブチラール、デキストリン、ポリエチレンオキシド、水溶性ナイロン、天然多糖類等が挙げられる。天然多糖類としては、アルギン酸ナトリウム、トラントガム、グアーガム、キサンタンガム、アラビアゴム、カラギーナン、ガラクトマンナン、ゼラチン、カゼイン、アルブミン及びプルプラン並びにこれらの塩が挙げられる。これらの粘度調整剤は、上述した粘度の特性を発現できる限りにおいて、単独で又は複数を組み合わせて用いることができる。
これらのうち、清掃対象面に放出された水性薬剤が面上に適度に残存するように水性薬剤の揮発性を調整して、使用時の操作性の向上と、清掃後の清掃対象面の感触の向上とを兼ね備えて発現させる観点から、粘度調整剤として天然多糖類を用いることが好ましく、キサンタンガム又はその塩を用いることが更に好ましい。キサンタンガム等の天然多糖類は、水性薬剤に上述の粘度特性を発現させながらもパルプとの親和性が高いので、清拭時に床面や手のひらに粘性を感じづらくなり、使用感が更に向上するという利点がある。
また後述する実施例に示すように、シートの水解性を十分に発現させる観点から、水性薬剤はポリエチレングリコールを非含有とすることも好ましい。
粘度調整剤を含む場合、上述した粘度特性を効率よく発現させて、これに伴う使用時の操作性の向上と、清掃後の清掃対象面の感触の向上とを達成する観点から、水性薬剤中の粘度調整剤の含有量は、好ましくは0.20質量%以上、より好ましくは0.25質量%以上、更に好ましくは0.30質量%以上であり、好ましくは0.50質量%以下、より好ましくは0.45質量%以下、更に好ましくは0.40質量%以下である。粘度調整剤を二種以上含有する場合、粘度調整剤の合計量を上述の含有量とする。
粘度調整剤としてキサンタンガム又はその塩を含む場合、同様の観点から、水性薬剤中のキサンタンガム又はその塩の含有量は、好ましくは0.20質量%以上、より好ましくは0.25質量%以上であり、好ましくは0.50質量%以下、より好ましくは0.40質量%以下、更に好ましくは0.35質量%以下である。
水性薬剤は、添加剤として界面活性剤を含むことも好ましい。界面活性剤を含有させることによって、微粒子汚れ及び繊維汚れの捕集に加えて、清掃対象面に付着した皮脂や、動物脂、植物油等の油脂汚れの除去性能を高めることができる。
界面活性剤としては、例えばイオン性界面活性剤や、非イオン性界面活性剤、両性界面活性剤が挙げられる。これらは本発明の効果が奏される限りにおいて、単独で又は複数組み合わせて用いてもよい。
イオン性界面活性剤としては、例えばセチルリン酸ベンザルコニウム、塩化ベンゼトニウム、塩化ベンザルコニウム、塩化セチルピリジニウムといった第四級アンモニウム塩等の陽イオン性界面活性剤や、アルキルベンゼンスルホン酸等の陰イオン性界面活性剤が挙げられる。
非イオン性界面活性剤としては、例えばポリオキシエチレンアルキルエーテル、アルキルグルコシド等が挙げられる。両性界面活性剤としては、アルキルジメチルアミノ酢酸ベタイン、アルキルジメチルアミンオキサイド、アルキルカルボキシベタイン、アルキルスルホベタイン等が挙げられる。
水性薬剤に界面活性剤を含有させる場合、界面活性剤の含有量は、汚れの捕集除去性能の向上及び使用感の向上を両立する観点から、水性薬剤の全質量に対して、好ましくは0.05質量%以上、更に好ましくは0.1質量%以上であり、また好ましくは3質量%以下、更に好ましくは1質量%である。界面活性剤を二種以上含有する場合、界面活性剤の合計量を上述の含有量とする。
水性薬剤は、添加剤として除菌剤を含むことも好ましい。除菌剤を含有させることによって、清掃後の清掃対象面に除菌性能を発現させるとともに、製品の保存安定性を高めることができる。このような除菌剤としては、例えば安息香酸及びその塩、パラオキシ安息香酸アルキルやパラオキシ安息香酸ベンジル等のパラオキシ安息香酸エステル、並びにフェノキシエタノール等が挙げられる。これらは単独で又は複数組み合わせて用いてもよい。
除菌剤の含有量は、水性薬剤の全質量に対して、好ましくは0.10質量%以上、更に好ましくは0.20質量%以上であり、好ましくは1.00質量%以下、更に好ましくは0.50質量%以下である。除菌剤を二種以上含有する場合、除菌剤の合計量を上述の含有量とする。
清掃時における繊維シートの湿潤強度と、廃棄時における水解性とを両立して発現させる観点から、水性薬剤は、添加剤として、上述したバインダの架橋剤を含むことが好ましい。
バインダとしてCMC等のアニオン性バインダを用いる場合、架橋剤は、好ましくは多価金属の水溶性塩であり、更に好ましくは2価金属の水溶性塩を用いることが更に好ましい。多価金属としては、カルシウム、ストロンチウム、バリウム等のアルカリ土類金属、マンガン、亜鉛、コバルト及びニッケルからなる群から選択される1種又は2種以上の金属を用いることができ、好ましくはカルシウム及び亜鉛の水溶性塩である。これらの金属塩としては、上述した金属の水酸化物、塩化物、硫酸塩、硝酸塩、炭酸塩、ギ酸塩、酢酸塩等が挙げられる。
水性薬剤に含まれる架橋剤の含有量は、湿潤強度と水解性とのバランスを両立する観点から、水性薬剤の全質量に対して、1質量%以上であることが好ましく、2質量%以上であることが更に好ましく、また5質量%以下であることが好ましく、4質量%以下であることが更に好ましい。
上述した架橋剤は、アニオン性バインダにおけるカルボキシ基1モルに対して、架橋剤由来の金属イオンが好ましくは0.25モル以上、更に好ましくは0.5モル以上となるように添加される。
水性薬剤に含まれる水の含有量は、汚れの捕集性の向上と繊維シートの湿潤強度とを両立して向上させる観点から、水性薬剤の全質量に対して、50質量%以上であることが好ましく、60質量%以上であることが更に好ましく、また100質量%以下であることが好ましく、90質量%であることが更に好ましい。
水溶性有機溶剤の含有量は、汚れの捕集性を高める観点から、水性薬剤の全質量に対して、5質量%以上であることが好ましく、10質量%以上であることが更に好ましく、また30質量%以下であることが好ましく、25質量%であることが更に好ましい。水溶性有機溶剤を二種以上を組み合わせて用いる場合には、これらの総質量に基づく含有量とする。水溶性有機溶剤の含有量がこのような範囲にあることによって、シートのべたつき等を低減し、清掃後の使用感が良好なものとなる。
水性薬剤は、その25℃におけるpHが好ましくは3.0以上、より好ましくは3.5以上であり、好ましくは6.0未満、より好ましくは5.0以下である。このようなpHとなっていることで、清掃後の清掃対象面に除菌性能を効果的に発現させることができるとともに、水性薬剤がシートの使用者の肌に接触した際の肌への刺激性を低減することができる。
繊維シートの湿潤強度と汚れの捕集性能とを両立する観点から、水性薬剤の含浸量は、繊維シートの乾燥質量に対して、100質量%以上であることが好ましく、180質量%以上であることが更に好ましく、また500質量%以下であることが好ましく、250質量%以下であることが更に好ましい。
繊維シートは、単層構造のシートであってもよく、多層構造のシートであってもよい。また、繊維シートの一面又は両面に凹凸が多数形成されていても良く、繊維シートの厚み方向に貫通する開孔部が多数形成されていても良い。多層構造のシートは、例えば単層構造のシートを重ね合わせて、バインダ又は水溶性接着剤等によって接合したり、エンボス加工等の接合加工を行ったりすることによって製造することができる。
本発明の効果が奏される限り、繊維シートの構成繊維として、パルプ以外の他の繊維を含んでいてもよい。他の繊維としては、例えば、ポリビニルアルコール繊維や、ポリエチレン等のポリオレフイン系樹脂繊維、ポリエステル系樹脂繊維、並びにポリ乳酸等の生分解性樹脂を用いた合成樹脂繊維;レーヨン、リヨセル、キュプラ等の再生繊維等が挙げられる。これら他の繊維の含有量は、後述するシートの水分散性を効果的に発現する観点から、繊維シートの全質量に対して、好ましくは20質量%以下、より好ましくは10質量%以下であり、更に好ましくは0質量%、すなわち、更に好ましくは他の繊維を非含有とする。
繊維シートの坪量は、シート強度と水性薬剤の含浸性とを両立する観点から、好ましくは20g/m以上、更に好ましくは30g/m以上であり、また好ましくは100g/m以下であり、更に好ましくは80g/m以下である。
ワイピングシートは、例えば所定の寸法を有する枚葉のシートの態様であり得る。この場合、枚葉のシートが複数枚積層された状態で包装袋又は包装容器に収容された包装体として、製造又は流通させることができる。このようなワイピングシートは、これを単体で人手で把持するか、又は該シートをワイパーなどの清掃用具に取り付けて、床、壁、天井及び柱等の建物、棚、窓ガラス、鏡、ドア、ドアノブ等の建具や、机、食卓、キッチン、トイレなどの備品やその他物品等の硬質表面の清拭に好適に使用される。また、ワイピングシートを人手で把持して使用した場合でも、シートが手指に触れたときのぬめりや粘つきを低減してシートの感触を良好にすることができる。
以上の構成を有するワイピングシートは、パルプ繊維によって、塵や綿ほこり等の微粒子汚れを効率的に捕集できる。
また、水性薬剤における上述の粘度特性が発現するように調整されていることによって、従来の湿式のシートでは捕集しにくかった毛髪などの繊維汚れをシート側に吸着するように効率的に捕集できるようになる。その結果、塵や綿ほこり等の微細汚れの捕集性と、毛髪等の繊維汚れの捕集性とが優れたものとなる。
これに加えて、水性薬剤における上述の粘度特性が発現するように調整されていることによって、使用時にはシートが手指に触れたときのぬめりや粘つきを低減してシートの触感を良好にしつつ、清掃対象面に対するシートの滑りを良好にして、操作性を更に向上させることができる。
更に、ワイピングシートを水分散可能な構成とすることによって、使用後のワイピングシートをそのまま下水に流して容易に廃棄することができ、周囲環境の清潔感が向上する。
清掃後の清掃対象面に除菌性能を発現させることを目的として、界面活性剤や除菌剤などの添加剤を更に添加した水性薬剤を用いる場合、上述した粘度特性を有しない水性薬剤は、ワイピングシートから清掃対象面に放出されて清掃対象面に付着した後、水分や添加剤が早期に揮発してしまい、除菌性能を発現可能な程度に液が面上に保持されないことがある。この点に関して、本発明における水性薬剤は、清掃対象面に付着した後に外力の付与が解除されることで液の粘度が増加するので、水分や添加剤の揮発を適度に遅延させて、除菌性能を発現可能な程度の液量及び時間を確保することができる。したがって、ワイピングシートは、該シートに含浸された水性薬剤に上述した粘度特性を発現できるように粘度調整剤を含有させることに加えて、界面活性剤や除菌剤を組み合わせて含有させることによって、微粒子及び毛髪などの各種汚れの捕集性の向上に加えて、油脂汚れの除去性能及び除菌性能の向上を達成しつつ、使用時にシートに触れたとき並びに清掃後の清掃対象面のぬめりやべたつきを低減して、使用感を向上させることができる。
ワイピングシートは、例えば以下の方法で製造することができる。
まず、パルプを含む分散液からシート状のパルプ集合体を湿式抄紙して、該パルプ集合体をプレス脱水或いは半乾燥する。次いで、バインダを塗工して乾燥或いは塗工乾燥して、パルプ及びバインダを含む繊維シートを得る。必要に応じて、繊維シートに対してエンボス加工等を施して、凹凸賦形させてもよい。続いて、この繊維シートに、所定の粘度特性を発現するように調整された水性薬剤を含浸させることによって製造することができる。この水性薬剤は、粘度調整剤や界面活性剤などの各種添加剤の種類及びその添加量を調整することが好ましい。
湿式抄紙に用いられる湿式抄紙機としては、例えば短網抄紙機、長網抄紙機、ツインワイヤー抄紙機、オントップ抄紙機、ハイブリッド抄紙機、丸網抄紙機等が挙げられる。
シートの乾燥に用いられる乾燥装置としては、例えばスルーエアードライヤーやヤンキードライヤー等が挙げられる。
繊維シートへの水性薬剤の含浸方法は、例えばグラビアコーターやダイコーター、スプレー等による塗布や、液中への浸漬等が挙げられる。
以上、本発明をその好ましい実施形態に基づき説明したが、本発明は上述した実施形態に限定されない。例えば、上述の説明から明らかなとおり、上述した実施形態のワイピングシートを用いて、清掃対象面の汚れを除去するワイピングシートの使用方法も提供する。詳細には、本方法は、ワイピングシートの一方の面と清掃対象面とを接触させることで、ワイピングシートから清掃対象面に放出液を放出させながら、該清掃対象面に存在する繊維汚れなどの汚れを除去する。必要に応じて、各面の接触状態を維持したまま、シートを清掃対象面に向けて押圧したり、シートを清掃対象面上で滑らせたり若しくはこすったりしてもよい。
以下、実施例により本発明を更に詳細に説明する。しかしながら本発明の範囲は、かかる実施例に制限されない。以下の表中、「‐」で示す欄は非含有又は非実施を示す。
〔実施例1~4〕
パルプとしてNBKPを用いた。このパルプを水に分散させて、繊維濃度が2質量%のスラリーを得た。このスラリーを短網抄紙機に導入し湿式抄紙して得られた湿紙の一方の面に、バインダとしてCMCナトリウム塩(日本製紙株式会社製、サンローズ(登録商標)、エーテル化度:0.9)の5質量%水溶液をスプレーによって噴霧塗布した。この湿紙をドライヤーで乾燥し、バインダが一方の面に塗布された単層構造の紙を得た。得られた単層構造の紙の坪量は40g/mであった。得られた単層紙を、それらのバインダの塗布面どうしが対向するように重ね合わせ、その状態でエンボス加工を施し、坪量80g/mの水分散可能な繊維シートを得た。得られた繊維シートは、長さ250mm×幅250mmの寸法を有していた。バインダの含有量は、繊維シートの合計質量に対して5質量%であった。この繊維シートは水分散可能であった。
次いで、得られた繊維シートに、添加剤の一種である粘度調整剤として、キサンタンガム(CP Kelco A Huber Company(USA)製、商品名:KELTROL CG LAX-T)を以下の表1に示す量を含むように調整した水性薬剤をスプレー塗布によって含浸させて、目的とするワイピングシートを得た。水性薬剤の含浸量は、繊維シートの乾燥質量に対して210質量%とした。
水性薬剤は、上述した粘度調整剤に加えて、0.2質量%の非イオン性界面活性剤(アルキルグルコシド)、3質量%の架橋剤(Ca,Zn等を含む水溶性の2価金属塩)を含み、これらの成分が清掃対象面に放出されるように調整された水溶液である。
〔比較例1〕
粘度調整剤を含まない水性薬剤を繊維シートに含浸させたほかは、実施例1と同様にして、目的とするワイピングシートを得た。
〔比較例2~4〕
実施例1で用いたキサンタンガムを以下の表1に示す量が放出されるように調整した水性薬剤を繊維シートに含浸させたほかは、実施例1と同様にして、目的とするワイピングシートを得た。各比較例の水性薬剤の25℃における粘度は、以下の表1で示すとおりであった。
〔比較例5〕
キサンタンガムに代えて、ポリエチレングリコール(明成化学工業社製、アルコックスE-45(商品名)、重合度60万)を用いて、以下の表1に示す量が放出されるように調整した水性薬剤を繊維シートに含浸させたほかは、実施例1と同様にしてワイピングシートを得た。
〔水性薬剤の粘度の評価〕
実施例及び比較例のワイピングシートを人手で絞って抽出液を得て、ローター回転数を0.3rpm(低速条件)又は60rpm(高速条件)としたときの25℃での粘度を上述した条件で測定した。結果を以下の表1に示す。
〔繊維汚れの捕集性の評価〕
フローリング床(北恵社製、商品名:DAGフロアー、寸法:長さ900mm×900mm)の床面上のうち、長さ150mm×幅150mmの範囲に、繊維汚れとして10cmの毛髪を10本散布した。次いで、毛髪の散布範囲全域を覆うように実施例及び比較例のワイピングシートを1枚配し、該シートに60g/cmの荷重を負荷した状態で、毛髪の散布範囲全域を含む長さ400mm×幅150mmの範囲を長さ方向に沿って1往復清掃した。その後、シートを床面から垂直に持ち上げ、該シートに捕集された毛髪の本数を計測し、毛髪の散布本数に対する毛髪の捕集本数の百分率を捕集率(%)とした。この操作を独立して8回行って得られた捕集率の算術平均値を算出し、該算術平均値に基づいて以下の基準にて評価した。結果を以下の表1に示す。
<繊維汚れの捕集性の評価基準>
A:捕集率の算術平均値が50%以上であり、繊維汚れの捕集性が良好である。
B:捕集率の算術平均値が50%未満であり、繊維汚れの捕集性が不良である。
〔シートの感触の評価〕
実施例及び比較例のワイピングシートを人手で触れたときのシートの感触を以下の基準で評価した。結果を以下の表1に示す。
<シートの感触の評価基準>
A:ぬめりやべたつき、糸引き等の粘り気が知覚されず、シートの感触に優れる。
B:ぬめりやべたつき、糸引き等の粘り気の少なくとも一つが知覚され、シートの感触が不良である。
〔清掃時の使用感評価〕
実施例及び比較例のワイピングシートを用いて、清掃対象面(フローリング床)を清掃したときの、清掃時のシートの滑り性及び清掃後の清掃対象面の感触を人手によって以下の基準で評価した。結果を以下の表1に示す。
<清掃時の使用感の評価基準>
A:清掃時のシートの滑りが良好であり、且つ清掃後の清掃対象面の感触がさらさらしており、使用感に優れる。
B:清掃時のシートの滑りが不良であるか、又は清掃後の清掃対象面にぬめりやべたつきを感じ、使用感が不良である。
〔水分散性の評価〕
実施例及び比較例のワイピングシートについて、JIS P4501に準じて水分散性(水解性)を評価した。水300mL(水温20±5℃)を入れた300mLのビーカーをマグネチックスターラーに載せ、回転子(直径35mm、厚さ12mmの円盤状)の回転数を600±10回転/分になるように調整した。その中に70mm×60mmの平面寸法を有する繊維シートを投入し、ストップウォッチでの測定を開始した。回転子の回転数が、540回転までに回復した時点でストップウォッチを止め、その時間を1秒単位で測定した。この測定を5回行い、その算術平均値を水解時間(秒)とした。
<水分散性の評価基準>
水解時間が100秒未満であれば、水分散性が良好である(表中、「A」で示す。)と判断し、水解時間が100秒以上であれば、水分散性が不良(表中、「B」で示す。)と判断した。結果を以下の表1に示す。
〔シートの湿潤強度の評価〕
実施例及び比較例のワイピングシートの湿潤強度を、JIS P8113に準じて以下の方法で測定した。まず、測定対象のワイピングシートを湿潤状態にてダンベルカッターで長さ70mm×幅25mmに裁断し、試験片を得た。次いで、引張試験機(島津製作所製オートグラフAG-1kN)のチャック間距離を50mmとしたチャックに、試験片の長手方向と引張方向が一致するように無張力で取り付ける。そして、チャックに取り付けられた試験片を300mm/分の引張速度で引っ張り、該試験片が破断するまでの最大強度(単位:cN/25mm)を測定する。この測定を1つの測定対象につき10回行い、それらの測定値の算術平均を当該測定対象の湿潤引張強度とする。この湿潤引張強度の値に基づき、湿潤強度を以下の基準で評価した。結果を以下の表1に示す。
<湿潤強度の評価基準>
A:湿潤引張強度が400cN/25mm以上であり、実使用に十分耐える高い湿潤強度を有する。
B:湿潤引張強度が400cN/25mm未満であり、実使用に不安がある湿潤強度である。
〔シート製造時における水性薬剤の含浸性の評価〕
上述した方法で製造した乾燥状態の繊維シート(坪量80g/m)に、実施例及び比較例で用いた水性薬剤をスポイトで約12mL滴下して、1日静置したときのシートの含浸性を目視及び触感にて以下の基準で評価した。結果を以下の表1に示す。
<含浸性の評価基準>
A:水性薬剤がシート全体に含浸されており、含浸性が良好である。
B:水性薬剤がシート全体に濡れ広がらず含浸状態にムラがあるか、又はシート上に水性薬剤の水滴が存在しており、含浸性が不良である。
Figure 2022133157000001
表1に示すように、低速条件及び高速条件で所定の粘度特性を有するように調整された水性薬剤を含浸させた実施例のワイピングシートは、比較例のものと比較して、毛髪などの繊維汚れの捕集性、及びシートの感触が両立して優れている。これに加えて、シート製造時における水性薬剤の含浸性が良好となり製造効率に優れ、且つシートの使用感、水分散性、及び湿潤強度を高いレベルで兼ね備えたものとなる。
一方、ポリエチレングリコールを含む水性薬剤を含浸させた比較例5のワイピングシートは、繊維シート自体は水分散可能であったが、ワイピングシートとしては水分散性が発現しないことが判る。この理由として、ポリエチレングリコールがパルプ繊維どうしを意図せず架橋してしまい、水分散不能になってしまうためと考えられる。

Claims (6)

  1. パルプ及びバインダを含む繊維シートに水性薬剤が含浸されており、
    前記水性薬剤は、B型粘度計で測定される回転速度0.3rpmにおける25℃の粘度が2000mPa・s以上であり、且つ
    B型粘度計で測定される回転速度60rpmにおける25℃の粘度が1000mPa・s以下であり、
    水分散可能である、ワイピングシート。
  2. 前記水性薬剤が粘度調整剤を含む、請求項1に記載のワイピングシート。
  3. 前記粘度調整剤として、キサンタンガム又はその塩を0.20質量%以上0.50質量%以下含む、請求項2に記載のワイピングシート。
  4. 前記繊維シートの乾燥質量に対して前記水性薬剤が100質量%以上500質量%以下含浸されている、請求項1~3のいずれか一項に記載のワイピングシート。
  5. 硬質表面の清掃に用いられる、請求項1~4のいずれか一項に記載のワイピングシート。
  6. 人手で把持して用いられる、請求項1~5のいずれか一項に記載のワイピングシート。
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