JP2022131972A - 塗布装置、液体を吐出する装置、印刷装置 - Google Patents

塗布装置、液体を吐出する装置、印刷装置 Download PDF

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Toshiya Sato
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Abstract

【課題】塗布品質の低下を抑制する。【解決手段】塗布装置200は、処理液201を収容する処理液収容容器202と、処理液収容容器202に収容され処理液201を汲み上げる汲み上げローラ205と、汲み上げローラ205で処理液201が移送され、シート材Pに処理液201を塗布する塗布ローラ206と、塗布ローラ206の周面に当接する当接部材としての消泡ブレード210とを備え、消泡ブレード210は、塗布ローラ206の回転方向において、塗布ローラ206が処理液201をシート材Pに塗布する塗布位置aより下流側で、汲み上げローラ205から処理液201が供給される供給位置bより上流側で塗布ローラ206の周面に当接する。【選択図】図5

Description

本発明は塗布装置、液体を吐出する装置、印刷装置に関する。
例えば、印刷装置において、印刷対象となるシート材に対して塗布装置で塗布液(処理液)を塗布した後印刷を行うものがある。
従来、塗布装置として、例えば、塗布液をスクイーズローラで汲み上げて塗布ローラに供給し、記録媒体を転写ローラで塗布ローラに押し付け、塗布ローラで処理液を記録媒体に塗布するものが知られている(特許文献1)。
特開2012-196955号公報
ところで、塗布装置においては、塗布回転体と加圧回転体(転写回転体)との間で塗布液を含んだシート材が押圧されることで、塗布液と空気が混ざって泡が発生することがある。泡が発生すると、塗布回転体の回転に伴って泡が塗布液を供給する供給パンの塗布液内に移送され、供給パン内の液面が上昇し、供給パンから塗布液や泡が溢れ、塗布性能が低下するという課題が生じる。
本発明は上記の課題に鑑みてなされたものであり、塗布性能の低下を抑制することを目的とする。
上記の課題を解決するため、本発明に係る塗布装置は、
シート材に塗布液を塗布する塗布回転体と、
前記塗布回転体の周面に当接する当接部材と、を備え、
前記当接部材は、前記塗布回転体の回転方向において、前記塗布液を塗布する塗布位置より下流側で前記塗布回転体に当接している
構成とした。
本発明によれば、塗布性能の低下を抑制できる。
本発明の第1実施形態に係る印刷装置の概略説明図である。 第1吐出部及び第2吐出部の吐出手段の一例の説明図である。 塗布部の一例の説明図である。 第1乾燥部及び第2乾燥部の乾燥手段の一例の説明図である。 本発明の第1実施形態に係る塗布装置の側面説明図である。 同じく当接部材(消泡ブレード)の配置の異なる例の説明に供する要部説明図である。 比較例1の塗布装置の側面説明図である。 同実施形態の作用説明に供する説明図である。 本発明の第2実施形態に係る塗布装置における当接部材の配置の説明に供する側面説明図である。 本発明の第3実施形態に係る塗布装置の側面説明図である。 本発明の第4実施形態に係る塗布装置の側面説明図である。 同じく正面説明図である。
以下、本発明の実施の形態について添付図面を参照して説明する。まず、本発明の第1実施形態に係る液体を吐出する装置としての印刷装置について図1を参照して説明する。図1は同装置の概略説明図である。
この印刷装置1は、本実施形態では、液体を吐出する装置であり、巻き出し部10と、塗布部20と、第1吐出部50Aと、第1乾燥部60Aと、第2吐出部50Bと、第2乾燥部60Bと、巻取り部90とを備えている。
巻き出し部10は、元巻きローラ11から連帳紙などのウェブであるシート材Pを巻き出して搬入する搬入手段である。塗布部20は、巻き出し部10から送られるシート材Pの両面に塗布液としての処理液を塗布する前処理手段である。
第1吐出部50Aは、塗布部20によって両面に処理液が塗布されたシート材Pに一面に色材を含む液体を吐出して印刷する第1吐出手段を含む印刷手段である。第1乾燥部60Aは、第1吐出部50Aによって液体が付与されたシート材Pを加熱して乾燥する乾燥手段である。
第2吐出部50B、第1乾燥部60Aで加熱されたシート材Pの他面に色材を含む液体を吐出して印刷する第2吐出手段を含む印刷手段である。第2乾燥部60Bは、第2吐出部50Bによって液体が付与されたシート材Pを加熱して乾燥する乾燥手段である。
巻取り部90は、第2乾燥部60Bを通過して乾燥されたシート材Pを巻取りローラ91に巻き取る搬出手段である。
次に、第1吐出部及び第2吐出部の一例について図2を参照して説明する。図2は同吐出部の吐出手段の説明図である。
第1吐出部50A及び第2吐出部50Bは、吐出手段500を備えている。第1吐出部50Aの吐出手段500を第1吐出手段とし、第2吐出部50Bの吐出手段500を第2吐出手段とする。
吐出手段500は、搬送方向上流側から、4色分のフルライン型ヘッドアレイ551A、551B、551C、551D(以下、色の区別しないときは「ヘッドアレイ551」という。)が配置されている。
各ヘッドアレイ551は、液体吐出手段であり、それぞれ、搬送されるシート材Pに対してブラックK,シアンC、マゼンタM、イエローYの液体を吐出する。なお、色の種類及び数はこれに限るものではない。
ヘッドアレイ551は、例えば、液体吐出ヘッド(これを、単に「ヘッド」ともいう。)100をベース部材552上に千鳥状に並べて配置したものであるが、これに限らない。
次に、塗布部の一例について図3を参照して説明する。図3は同塗布部の概要を説明する説明図である。
塗布部20は、第1塗布手段21Aと、第2塗布手段21Bと、複数の案内ローラ23と、カッタ機構24などを備えている。また、塗布部20は出口直前にS字搬送パス25を設けることで、シート材Pの走行安定性を向上している。
第1塗布手段21Aは、搬送されるシート材Pの一面(表面)に塗布液としての処理液201を塗布して付与する処理液付与手段である。第2塗布手段21Bは、シート材Pの他面(裏面)に処理液201を塗布して付与する処理液付与手段である。
処理液201としては、湿った状態(ウェット状態)でも乾いた状態(ドライ状態)のいずれでもインクとの凝集反応に大きな変動がないものを使用している。例えば特開2019-019315号公報に示されているような先塗り液を挙げることができる。
次に、第1乾燥部及び第2乾燥部を構成する乾燥手段の一例について図4を参照して説明する。図4は同乾燥部の乾燥手段の説明図である。なお、図4においては、機能が同じ回転体には同じ面塗りを施して符号を省略している。
第1乾燥部60A及び第2乾燥部60Bは、乾燥手段600を備えている。第1乾燥部60Aの乾燥手段600を第1乾燥手段とし、第2乾燥部60Bの乾燥手段600を第2乾燥手段とする。
乾燥手段600は、シート材Pに接触してシート材Pを加熱する複数の加熱ローラ611と加熱ドラム612とを備えている。また、複数の加熱ローラ611の内の所要の加熱ローラ611に対してシート材Pが接触するように案内する案内ローラ613を備えている。
これらの複数の加熱ローラ611、加熱ドラム612及び複数の案内ローラ613によってシート材Pを加熱する加熱搬送経路(搬送パス)が構成される。シート材Pは加熱ドラム612よりも上流側で円弧状に配置された複数の加熱ローラ611の外周側に接触しながら搬送された後、加熱ドラム612を経て、案内ローラ613によって、再度、複数の加熱ローラ611の内周側に接触しながら搬送される。
つまり、本実施形態では、加熱ローラ611にシート材Pを異なる方向から接触させて加熱する。
また、乾燥手段600には、複数の加熱ローラ611の並びの外周側にシート材Pを液体付与面側から加熱する非接触加熱手段616が配置され、加熱ドラム612の周囲にも複数の非接触加熱手段616が配置されている。非接触加熱手段616は、例えばエアー吹き出しユニット、IRヒータなどで構成できる。なお、「液体付与面」とは本実施形態においては、第1吐出部50A又は第2吐出部50Bの吐出手段500によって吐出される液体が付与された面を意味する。
また、乾燥手段600内へのシート材Pの搬入、乾燥手段600外へのシート材Pの搬出などを案内する複数の案内ローラ617を備えている。
このように構成した乾燥手段600における乾燥の流れとしては、加熱ローラ611にシート材Pの液体付与面と反対面を接触させながら加熱するとともに、非接触加熱手段616によって例えばエアーを液体付与面に吹き付けて液体付与面を加熱する。
次いで、複数の加熱ローラ611の内側に配置された加熱ドラム612にシート材Pの液体付与面と反対面を這わせながら加熱するとともに、非接触加熱手段616によって例えばエアーを液体付与面に吹き付けて液体付与面を加熱する。
その後、案内ローラ613をシート材Pの液体付与面に接触させながら、再度、加熱ローラ611にシート材Pの液体付与面と反対面を接触させて加熱することで、シート材Pに付与された液体を乾燥させる。
このとき、シート材Pの両面に塗布部20で塗布された処理液201も乾燥され、処理液201はドライ状態になる。
以上のように、印刷装置1は、シート材Pの両面に塗布液(処理液201)を塗布する第1塗布手段21A及び第2塗布手段21Bを含む塗布部20を備えている。
そして、塗布部20で両面に処理液201が塗布された状態のシート材Pをそのまま受け入れて、シート材Pの一面に液体を吐出する第1吐出部50Aと、第1吐出部50Aで液体が付与されたシート材Pを乾燥する第1乾燥部60Aを備えている。
さらに、第1乾燥部60Aを通過したシート材Pの他面に液体を吐出する第2吐出部50Bと、第2吐出部50Bで吐出された液体が付与されたシート材Pを乾燥する第2乾燥部60Bとを備えている。
このように、シート材Pの両面に塗布液(処理液201)が塗布され、加熱されることなく第1吐出手段である第1吐出部50Aに送られたシート材Pに液体を吐出して印刷して、乾燥する。これにより、シート材Pに付与された塗布液及び第1吐出部50で付与された印刷用液体が乾燥される。
その後、シート材Pの他面に第2吐出手段である第2吐出部50Bで液体を吐出して印刷して、乾燥する。
つまり、塗布部20と第1吐出手段である第1吐出部50Aとの間にはシート材Pを加熱する手段がなく、第1吐出手段と第2吐出手段との間には第1乾燥手段である第1乾燥部60Aが配置されている構成としている。
言い換えれば、塗布液が塗布され、加熱されていないシート材Pに対して第1吐出手段である第1吐出部50Aから液体を吐出し、塗布液が塗布され、加熱されたシート材Pに対して第2吐出手段である第2吐出部50Bで液体を吐出する構成としている。
また、第1吐出手段である第1吐出部50Aは、湿った状態にあるシート材Pに対して液体を吐出し、第2吐出手段である第2吐出部50Bは、塗布液が乾燥した状態にあるシート材Pに対して液体を吐出する構成となっている。
これにより、シート材Pに付与された塗布液及び第1吐出手段による印刷用液体が未乾燥状態のまま第2吐出手段に送られて更に液体が付与されることがなくなり、印刷品質が向上する。
次に、本発明の第1実施形態に係る塗布装置について図5及び図6を参照して説明する。図5は同実施形態に係る塗布装置の側面説明図、図6は同じく当接部材(消泡ブレード)の配置の異なる例の説明に供する側面説明図である。
塗布装置200は、印刷装置1における塗布部20の第1塗布手段21A、第2塗布手段21Bを構成できる。
塗布装置200は、処理液201を収容する塗布液収容容器としての処理液収容容器(
供給パン)202を有する。処理液収容容器202は、塗布装置200のハウジングなどと一体にすることもできる。
処理液収容容器202に収容され処理液201を汲み上げる汲み上げローラ205と、汲み上げローラ205で処理液201が移送され、シート材Pに処理液201を塗布する塗布ローラ206とを備えている。汲み上げローラ205は、シート材Pの搬送速度よりも少し遅い速度で回転させている。
塗布ローラ206はシート材Pに塗布液(処理液201)を塗布する塗布回転体であり、汲み上げローラ205は塗布ローラ206に処理液201を供給する供給回転体である。なお、汲み上げローラ205と塗布ローラ206との間に中間ローラを配置した場合には、塗布ローラ206に当接する中間ローラが供給回転体となる。
また、塗布ローラ206に対向してシート材Pを塗布ローラ206に押し付ける加圧ローラ207を備えている。加圧ローラ207の押し付け圧は、圧力調整装置などで調整できる。
この塗布装置200においては、汲み上げローラ205によって、処理液201を塗布ローラ206の表面に薄膜状に転写(転移)する。
そして、塗布ローラ206を回転する加圧ローラ207に押し付け、塗布ローラ206を回転する。このとき、塗布装置200は、塗布ローラ206と加圧ローラ207とのニップ部にシート材Pが搬送されることで、シート材Pの表面に処理液201を塗布する。
処理液201を塗布するときのニップ圧(塗布ローラ206と加圧ローラ207とが接触する位置に作用する圧力)は圧力調整装置によって調整できる。圧力調整装置を用いてニップ圧を変えることで、処理液201の付与量(塗布量、膜厚、液量、付着量、乾燥付着量など)を調整することができる。
また、塗布ローラ206及び加圧ローラ207の回転速度を変えることでも、処理液201の付与量を制御できる。
塗布装置200は、塗布ローラ206の周面に当接する当接部材としての消泡ブレード210を備えている。消泡ブレード210は、塗布ローラ206の回転方向において、塗布ローラ206が処理液201をシート材Pに塗布する塗布位置aより下流側で、塗布ローラ206の周面に当接する。
また、消泡ブレード210は、塗布ローラ206の回転方向において、塗布ローラ206が汲み上げローラ205から処理液201の供給を受ける供給位置bよりも上流側で、塗布ローラ206の周面に当接する。
ここで、消泡ブレード210は、塗布ローラ206の周面との間隔が徐々に狭くなるように配置されている。本実施形態では、消泡ブレード210は、塗布ローラ206の回転方向に対して順方向から接線方向に沿って配置されて当接している。
本実施形態では、消泡ブレード210は、鉛直方向に沿って配置されている。
また、消泡ブレード210は、塗布ローラ206の回転方向において、塗布ローラ206の軸心Oと塗布位置aとを結ぶ線に対する垂線の距離Lが最も長い位置cで、接線方向から塗布ローラ206の周面に当接している。
消泡ブレード210としてはマイラーを使用している。消泡ブレード210は、取付け部材211に後端部を固定し、先端部が塗布ローラ206の周面に接線方向で当接するように位置調整している。消泡ブレード210の厚みは、例えば0.188mmとしている。消泡ブレード210の厚さが厚すぎると、当接圧が高くなって塗布ローラ206の表面の摩耗が厳しくなり、薄すぎると当接圧が低くなり、泡を潰す機能が弱くなる。
次に、比較例1における泡の発生について図7を参照して説明する。図7は同比較例1の説明に供する側面説明図である。
比較例1は、本発明の第1実施形態における消泡ブレード210を備えていない塗布装置である。
この比較例1においては、シート材Pが加圧ローラ207と塗布ローラ206のニップ部で処理液201を塗布される最中、シート材Pが例えば普通紙のような空気を通しやすい用紙であると、紙の細かい隙間がスポンジのように作用し、泡Bが発生する。
そして、発生した泡Bは、塗布ローラ206の回転で下方に移送され、処理液収容容器202内に送られて溜まり続けることになる。また、発生した泡Bは汲み上げローラ205で汲み上げられる処理液201との撹拌によって更に増加する。
その結果、処理液収容容器202の処理液201の液面が上昇し、処理液201や泡Bが処理液収容容器202から溢れ、塗布性能が低下する。
次に、本実施形態の作用について図8も参照して説明する。図8は同作用説明に供する側面説明図である。
本実施形態においては、当接部材としての消泡ブレード210を、塗布ローラ206の周面に当接させている。
したがって、塗布ローラ206によってシート材Pに処理液201を塗布するときに発生した泡Bは、塗布ローラ206の回転によって移送され、消泡ブレード210と塗布ローラ206との間で潰されて消される。
これにより、処理液収容容器202内に移動する泡Bが減少し、処理液201や泡Bが処理液収容容器202から溢れることが減少し、塗布性能の低下が抑制される。
次に、本発明の第2実施形態に係る塗布装置について図9を参照して説明する。図9は同実施形態に係る塗布装置における当接部材の配置の説明に供する側面説明図である。
本実施形態では、消泡ブレード210は、鉛直方向に対して、塗布ローラ206の周面から離間方向に傾けて配置している。
この場合、消泡ブレード210を接線方向に沿って配置すると、消泡ブレード210は、塗布ローラ206の回転方向において、塗布ローラ206の軸心Oと塗布位置aとを結ぶ線に対する垂線の距離Lが最も長い位置cよりも下流側の位置d(距離L1の位置)で塗布ローラ206の周面に当接することになる。
次に、本発明の第3実施形態に係る塗布装置について図10を参照して説明する。図10は同実施形態に係る塗布装置の側面説明図である。
本実施形態では、処理液収容容器202の一部に泡を排出する排出穴220を設けている。排出穴220の最下端220aは、汲み上げローラ205と塗布ローラ206との当接位置(ニップ部)、つまり、塗布ローラ206に処理液201が供給される供給位置よりも下方にしている。
これにより、消泡ブレード210によって潰せなかった泡を排出穴220から排出することができる。
次に、本発明の第4実施形態に係る塗布装置について図11及び図12を参照して説明する。図11は同実施形態に係る塗布装置の側面説明図、図12は同じく正面説明図である。
本実施形態では、処理液収容容器202の一部に、塗布ローラ206の軸心方向に沿って、泡を排出する複数の排出穴220を設けている。排出穴220の下端220aは、汲み上げローラ205と塗布ローラ206とのニップ部(供給位置)よりも下方にしている。
そして、処理液収容容器202の外側に、複数の排出穴220が通じ、排出された泡を案内するダクト221を配置している。ダクト221は、外部に泡を排出する排出口222を有している。また、ダクト221の内底面221aは傾斜面として、泡をスムーズに下方に移動できるようにしている。
以上の各実施形態では、当接部材としてブレード状部材を使用した例で説明しているが、回転体(消泡ローラ)を使用することもできる。
なお、前記実施形態では、ウェブ状のシート材に対して印刷する印刷装置の例で説明しているが、カットシート、壁紙などの大判カットシートなどに印刷する印刷装置にも適用することができる。また、本発明に係る塗布装置は、電子写真方式の印刷装置にも適用できる。
1 印刷装置
20 塗布部
21A 第1塗布手段
21B 第2塗布手段
50A 第1吐出部
50B 第2吐出部
60A 第1乾燥部
60B 第2乾燥部
200 塗布装置
201 処理液(塗布液)
202 処理液収容容器(塗布液収容容器)
205 汲み上げローラ(供給回転体)
206 塗布ローラ(塗布回転体)
207 加圧ローラ
210 消泡ブレード(当接部材)
220 排出穴
221 ダクト
500 吐出手段
600 乾燥手段

Claims (11)

  1. シート材に塗布液を塗布する塗布回転体と、
    前記塗布回転体の周面に当接する当接部材と、を備え、
    前記当接部材は、前記塗布回転体の回転方向において、前記塗布液を塗布する塗布位置より下流側で前記塗布回転体に当接している
    ことを特徴とする塗布装置。
  2. 前記当接部材は、前記塗布回転体の回転方向において、前記塗布回転体が前記塗布液の供給を受ける供給位置より上流側で、前記塗布回転体に当接している
    ことを特徴とする請求項1に記載の塗布装置。
  3. 前記当接部材は、前記塗布回転体の周面との間隔が徐々に狭くなるように配置されている
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の塗布装置。
  4. 前記当接部材は、鉛直方向に沿って配置されている
    ことを特徴とする請求項3に記載の塗布装置。
  5. 前記塗布液を収容する塗布液収容容器を備え、
    前記塗布液収容容器には、泡を外部に排出する排出穴が設けられている
    ことを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の塗布装置。
  6. 前記排出穴は、前記塗布回転体の軸心方向において、複数配置されている
    ことを特徴とする請求項5に記載の塗布装置。
  7. 前記排出穴の最下端は、前記塗布回転体が前記塗布液の供給を受ける供給位置よりも下方に位置している
    ことを特徴とする請求項5又は6に記載の塗布装置。
  8. 前記排出穴から排出される泡を案内するダクトを備えている
    ことを特徴とする請求項5ないし7のいずれかに記載の塗布装置。
  9. 前記ダクトの内底面は傾斜面である
    ことを特徴とする請求項8に記載の塗布装置。
  10. 請求項1ないし9のいずれかに記載の塗布装置と、
    前記シート材に液体を吐出する吐出手段と、を備えている
    ことを特徴とする液体を吐出する装置。
  11. 請求項1ないし9のいずれかに記載の塗布装置と、
    前記シート材に印刷する印刷手段と、を備えている
    ことを特徴とする印刷装置。
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