JP2022127382A - 避難誘導装置、避難誘導システム、街路灯、避難誘導方法、及び避難誘導プログラム - Google Patents

避難誘導装置、避難誘導システム、街路灯、避難誘導方法、及び避難誘導プログラム Download PDF

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Shinji Komori
俊成 松井
Toshinari Matsui
和磨 西保
Kazuma NISHIYASU
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Abstract

【課題】避難誘導情報を適切に報知することが可能な避難誘導装置を提供する。【解決手段】避難誘導装置100は、複数の照明装置と通信可能な避難誘導装置であって、検知情報取得部111と、経路判定部113と、報知情報送信部115と、を備える。検知情報取得部111は、照明装置において検知された検知情報を取得する。経路判定部113は、検知情報取得部において取得された検知情報と、あらかじめ記憶部120に記憶された推奨経路情報と、に基づいて判定経路を算出する。報知情報送信部115は、経路判定部113で算出された経路について外部に報知するための報知情報を送信する。【選択図】図4

Description

本発明は、避難誘導装置、避難誘導システム、街路灯、避難誘導方法、及び避難誘導プログラムに関する。
災害時に、災害情報や避難場所への避難経路を人々に報知し、人々を安全に避難場所へ誘導するための避難誘導システムが提案されている。特許文献1には、複数の照明装置を指定された順序で点灯させる照明システムが開示されている。特許文献1に開示された照明システムは、防災センタからの指示により、複数の照明装置を指定された順序で点灯させることで、避難する人に誘導方向を視認させる。
特開2019-32976号公報
しかし、特許文献1に開示された照明システムは、照明装置の近辺で危険な状態が発生した場合にも、あらかじめ設定された発光制御パターンに基づいて、防災センタから制御指示が送られる。そのため、照明装置の近辺で危険な状態が発生した場合も、避難経路は変更されず、避難者が危険な場所に誘導されてしまう場合がある。
本発明は、このような従来技術の有する課題に鑑みてなされたものである。そして、本発明の目的は、避難誘導情報を適切に報知することが可能な避難誘導装置を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明の態様に係る避難誘導装置は、複数の照明装置と通信可能な避難誘導装置であって、照明装置において検知された検知情報を取得する検知情報取得部と、検知情報取得部において取得された検知情報と、あらかじめ記憶部に記憶された推奨経路情報と、に基づいて判定経路を算出する経路判定部と、経路判定部で判定された経路について外部に報知するための報知情報を送信する報知情報送信部と、を備える。
本発明の他の態様に係る避難誘導システムは、複数の照明装置と、照明装置と通信可能な避難誘導装置とを備える避難誘導システムであって、照明装置は、周囲の情報を検知し、検知情報を入力するセンサ入力部と、検知情報を避難誘導装置に送信する検知情報送信部と、を有し、避難誘導装置は、照明装置において検知された検知情報を取得する検知情報取得部と、検知情報取得部において取得された検知情報と、あらかじめ記憶部に記憶された推奨経路情報と、に基づいて判定経路を算出する経路判定部と、経路判定部で判定された経路について外部に報知するための報知情報を送信する報知情報送信部と、を有する。
本発明の他の態様に係る街路灯は、上述の避難誘導システムに用いられる街路灯であって、センサ入力部は、街路灯の周囲の明るさを検知する照度センサからの情報を検知情報として入力し、街路灯は、照度センサで検知した検知情報に基づいて、街路灯の照明モードを変化させる。
本発明の他の態様に係る避難誘導方法は、コンピュータによってされる避難誘導方法であって、照明装置において検知された検知情報を取得し、検知情報と、あらかじめ記憶部に記憶された推奨経路情報と、に基づいて経路判定を行い、経路判定の結果について外部に報知するための報知情報を送信する。
本発明の他の態様に係る避難誘導プログラムは、照明装置において検知された検知情報を取得するステップと、検知情報と、あらかじめ記憶部に記憶された推奨経路情報と、に基づいて経路判定を行うステップと、経路判定の結果について外部に報知するための報知情報を送信するステップと、をコンピュータに実行させる。
本開示によれば、避難誘導情報を適切に報知することが可能な避難誘導装置を提供することが可能となる。
本実施形態に係る避難誘導システムの一例を示す図である。 本実施形態に係る避難誘導の経路を説明するための模式図である。 本実施形態に係る避難誘導システムの構成を示すブロック図である。 本実施形態に係る避難誘導装置の機能的構成を示すブロック図である。 本実施形態に係る推奨経路DBに格納された推奨経路情報の一例を示す図である。 危険度合判定に用いる参照データの一例を示す図である。 本実施形態に係る判定経路の算出処理の一例を示すフローチャートである。 街路灯が危険情報を検知した場合における避難誘導の経路の一例を説明するための模式図である。 本実施形態に係る推奨経路DBに格納された推奨経路情報の他の例を示す図である。 本実施形態に係る推奨経路検索の処理の一例を示すフローチャートである。 本実施形態に係る避難誘導システムの一例を示すフローチャートである。 街路灯が危険情報を検知した場合における避難誘導の経路の一例を説明するための模式図である。 本実施形態に係る推奨経路DBに格納された推奨経路情報の他の例を示す図である。
以下、図面を用いて本実施形態に係る避難誘導システムについて詳細に説明する。なお、以下で説明する実施形態は、包括的又は具体的な例を示すものである。以下の実施形態で示される数値、形状、材料、構成要素、構成要素の配置位置及び接続状態、ならびにステップ、及びステップの順序などは、一例であり、本開示に限定する主旨ではない。また、以下の実施形態における構成要素のうち、最上位概念を示す独立請求項に記載されていない構成要素については、任意の構成要素として説明される。さらに、図面の寸法比率は説明の都合上誇張されており、実際の比率と異なる場合がある。
(避難誘導システム1の概要)
本実施形態に係る避難誘導システム1は、サーバ10からの指示に基づいて、街路灯20から避難場所50までの適切な避難の方向を街路灯20に表示させるシステムである。以下に、避難誘導システム1について具体的な実施形態を参照して説明する。
(実施形態)
図1は、避難誘導システム1の概略を示す構成図である。図1に示すように、避難誘導システム1は、サーバ10と、複数の街路灯20と、を含んで構成される。また、避難誘導システム1は、サーバ10と、複数の街路灯20とが、ネットワーク30を介して相互に通信可能な形態で構成される。
本実施形態における避難誘導システム1において、街路灯20は、周囲の危険情報を検知し、危険情報をサーバ10に送信する。サーバ10は、街路灯20から送信された危険情報に基づいて、各街路灯20から避難場所50までの適切な避難経路を算出する。また、サーバ10は、算出した避難経路に関する情報を各街路灯20に送信する。各街路灯20は、サーバ10から送信された避難経路に関する情報に従って、避難場所50への適切な避難方向を表示する。なお、街路灯20は、照明装置に相当する。
図1に示すように街路灯20は、表示部27を備える。また、街路灯20は、サーバ10からの指示に応じて、表示部27に避難場所50への適切な方向を表示する。災害等の発生時に避難する人々は、この街路灯20の表示部27に表示された方向に従って避難場所50へ向かう。表示部27は、液晶ディスプレイやLED(Light Emitting Diode)装置で構成される。すなわち、本実施形態においては、各街路灯20が避難場所50への適切な方向を指示することで、各街路灯20を経由した適切な避難経路(推奨経路)が形成される。
図2に示す模式図を用いて、本実施形態における避難場所50への推奨経路について説明する。図2に示す模式図には、街路灯20a~街路灯20z、人40、及び避難場所50が示されている。以降、街路灯のそれぞれを区別して説明する必要がない場合は、単に「街路灯20」と表記する。
図2に示す推奨経路は、各街路灯20から避難場所50までの推奨となる避難経路を、各街路灯20の表示部27に方向で表示することで、経路として形成される。なお、図2の各街路灯20の表示部27に示された方向の表示は、説明のために拡大して記載してある。図2に示す例では、例えば、人40の位置からは、街路灯20sから、街路灯20t、街路灯20u、街路灯20v、街路灯20q、街路灯20k、及び街路灯20mに沿って、避難場所50まで行くまでの経路が推奨の避難経路となる例を示している。すなわち人40は、上述の推奨経路に沿って進むことで適切に避難場所50に到達することができる。
(街路灯20の機能的構成)
次に図3に示す構成図を用いて、街路灯20の構成について説明する。街路灯20は、道路交通の安全性と快適性を向上させるために、街路に沿って所定の間隔で設置される。本実施形態において街路灯20は、照明部25を備え、例えば、夜間に道路を照らすことで道路交通の安全性を向上させる。また、街路灯20は、照明部25の他に、センサ26と、表示部27と、コントローラ200と、を含んで構成される。
図3に示すように、コントローラ200は、制御部210、記憶部220、通信IF230(IF:Interface、インタフェース)、入出力IF240、照明制御部250、センサ入力部260、及び表示制御部270を備える。
制御部210は、例えば、オペレーションシステムを動作させて、コントローラ200全体を制御する。さらに、制御部210は、記憶部220に格納されたプログラム(図示なし)に基づいて動作し、照明制御部250、センサ入力部260、及び表示制御部270に備える各機能を実行する。なお、プログラムは、記憶部220に格納される形態に限定されず、例えば、コントローラ200内の、ROM等(図示なし)に記憶された構成としてもよい。
記憶部220は、読み取り可能な記憶媒体であり、例えば、RAM(Random Access Memory)、フラッシュメモリ(Flash Memory)等の半導体メモリ素子、ハードディスクや光ディスクなどで構成される。
通信IF230は、有線及び/又は無線ネットワークを介して、サーバ10と、街路灯20と、が相互に通信を行うためのインタフェースである。なお、検知情報送信部は、通信IF230に相当する。
入出力IF240は、USB(Universal Serial Bus)等を介した各種データ入出力機能、及び音声入出力機能を備える。
照明制御部250は、あらかじめ記憶部220に記憶された照明制御情報(図示なし)に従って、照明部25の点灯のオンオフを制御する。本実施形態において、照明制御情報は、例えば、点灯開始時間、及び点灯終了時間であり、照明制御部250は、点灯開始時間になると照明部25をオンにし、点灯終了時間になると照明部25をオフにする。なお、本実施形態において照明部25の点灯のオンオフを制御するための照明制御情報は、記憶部220に記憶される構成に限定されない。例えば、照明部25の点灯のオンオフを制御するための照明制御情報は、サーバ10からの点灯指示に従って、照明制御部250が照明部25の点灯のオンオフを制御する構成としてもよい。
センサ入力部260は、街路灯20に設けられ、街路灯20の近辺の情報を取得する各種のセンサ26や検知回路(以下、センサ26と称する)からの情報を検知情報として入力する。本実施形態において、センサ26は、災害情報検知回路、加速度センサ、水位センサ、不点灯検知回路、人感センサ、又は光ビーコンの少なくとも一つを含む。制御部210は、センサ入力部260を介して入力された検知情報を、通信IF230を介してサーバ10に送信する。
災害情報検知回路は、例えば、災害時に気象庁等から発信される災害関連情報を検知する。災害関連情報には、災害種別、位置情報、強度情報、及び時刻情報を含んで構成される。災害種別は、災害の種別が、津波、地震、竜巻、洪水、局所的豪雨、火災等のうちいずれかを示す情報である。位置情報は、災害の発生場所を示す情報である。強度情報は、災害の強度(例えば津波の高さ)を示す情報である。また時刻情報は、災害の発生時刻又は発生予想時刻(例えば津波の到来時刻)を示す情報である。
加速度センサは、街路灯20が地震等で揺れる、あるいは倒壊した場合に街路灯20の揺れ具合を検知する。水位センサは、例えば、街路灯20の地点における津波や局所的豪雨による増水度合いを検知する。不点灯検知回路は、街路灯20が故障等で点灯しない、照度低下、あるいは点滅するなどの状況を検知する。人感センサは、街路灯20の付近の道路における人の混雑度を検知する。光ビーコンは、街路灯20の付近の道路における車両の通行量等を検知する。
表示制御部270は、サーバ10から送信される制御指示に従って、避難場所50までの誘導のための方向を表示部27に表示させる。
(サーバ10の構成及び機能)
次に図3及び図4に示す構成図を用いて、サーバ10の構成及び機能について説明する。サーバ10は、避難誘導装置100を備えて構成され、避難誘導システム1を操作するユーザによって操作される。なお、サーバ10を、パーソナルコンピュータ等の計算機で構成しても良い。図3に示すように、サーバ10の避難誘導装置100は、制御部110、記憶部120、通信IF130、及び入出力IF140を含んで構成される。
制御部110は、例えば、オペレーションシステムを動作させて、サーバ10全体を制御する。さらに、制御部110は、記憶部120に格納されたプログラム(図示なし)に基づいて動作し、図4に示す検知情報取得部111と、危険判定部112と、経路判定部113と、報知情報更新部114と、報知情報送信部115と、に備える各機能を実行する。なお、プログラムは、記憶部120に格納される形態に限定されず、例えば、避難誘導装置100内の、ROM等(図示なし)に記憶された構成としてもよい。検知情報取得部111、危険判定部112、経路判定部113、報知情報更新部114、及び報知情報送信部115の詳細については後述する。
記憶部120は、図4に示すように、推奨経路DB121(DB:Database)と、表示情報DB122と、に含まれる情報をデータとして格納する。なお、これらの各データを格納する記憶部120は、1つであっても複数であっても良い。例えば、1つの記憶部120に対し、領域を分けて記憶する構成としてもよい。あるいは、物理的に離れた場所に設置された複数の記憶装置に、データが分散して格納されていても良い。
推奨経路DB121は、避難場所50までの推奨経路に関する情報(推奨経路情報)を格納する。図2における推奨経路に対し、推奨経路DB121に格納された推奨経路情報の一例を図5に示す。本実施形態において、推奨経路情報には、街路灯20を識別するための番号、街路灯20の状態、街路灯20での検知情報、街路灯20に表示される方向、及び隣接街路灯に関する情報が格納されている。
表示情報DB122には、各街路灯20の表示部27で示される誘導方向に関する表示情報が格納されている。表示情報DB122に格納されている表示情報を、推奨経路DB121に格納された推奨経路情報と対応させる形で図5に示す。図5に示す例においては、上下左右の4つの方向を示す矢印の形で表示情報が格納されている。本実施形態においては、この表示情報を画像データとして各街路灯20に送信し、各街路灯20は、サーバ10から送信された表示情報(画像データ)を表示部27に表示させる。なお、表示情報を画像データとする形態は本実施形態を限定するものではなく、表示情報は、例えば、方角(東西南北)を示す情報であってもよい。この場合、各街路灯20は、サーバ10から送信された方角を示す情報に従って、各街路灯20を起点とした方角に対する方向を表示部27に表示させてもよい。また、本実施形態において表示情報DB122には、表示情報の更新が必要か否かを示す情報更新の欄が設けられている。
通信IF130は、有線及び/又は無線ネットワークを介して、サーバ10と、街路灯20と、が相互に通信を行うためのインタフェースである。
入出力IF140は、例えば、ユーザがサーバ10を操作する場合のデータを入力するための構成要素である。さらに入出力IF240は、サーバ10に接続されたディスプレイ(図示なし)等の表示装置に処理状態等を表示可能とする。
次に、図4に示す機能ブロック図を用いて、避難誘導装置100の機能について説明する。
検知情報取得部111は、街路灯20において検知され、街路灯20から送信された検知情報を、通信IF130を介して取得する。検知情報は、街路灯20を識別するための情報と、災害情報検知回路、加速度センサ、水位センサ、不点灯検知回路、人感センサ、及び光ビーコンのどのセンサ26によって検知された情報かを示す情報と、及びその検知情報の強度に関する情報と、が含まれる。
危険判定部112は、検知情報取得部111で取得した検知情報に対して、危険度合の判定を行う。本実施形態において危険判定部112は、検知情報を送信した街路灯20の危険度合を判定し、この街路灯20が位置する場所の道路が避難経路として通行可能か否かを判定する。
本実施形態において、危険判定部112は、図6に示す参照データに基づいて、危険度合を判定する。具体的には、危険判定部112は、検知情報の強度に応じて、危険度合を数値として算出する。図6に示す例では、検知情報の強度を「大」、「中」、及び「小」の3つの段階で定めている。危険判定部112は、この検知情報の強度に応じて危険度合を算出する。
危険判定部112は、算出された危険度合の数値に応じて、街路灯20が位置する場所の道路が避難経路として通行可能か否かを判定する。図6に示す例においては、危険度合が6以上の場合に、街路灯が位置する場所の道路が避難経路として通行不可能であると判定する。
危険判定部112は、判定した結果を、推奨経路DB121に格納された推奨経路情報の該当する位置に格納する。例えば、図5に示す推奨経路情報の検知情報の欄に格納する。なお、危険判定部112は、検知情報に関する街路灯20の周囲が通行可能であり、避難するのに問題がないと判定した場合には、判定した結果は格納しない。
経路判定部113は、危険判定部112において行われた危険度合の判定結果(危険度合判定結果)と、あらかじめ記憶部120に記憶された推奨経路情報と、に基づいて避難場所50までの推奨される判定経路を算出する。図7に示すフローチャートを用いて、図2に示す街路灯20uで危険情報を検知した場合を例として、経路判定部113における判定経路の算出処理を説明する。
ステップS701において、経路判定部113は、危険街路灯の隣接街路灯の本数を変数Nとして定める。本実施形態において、危険街路灯は、危険情報を検出した街路灯であり、街路灯20uに該当する。また、隣接街路灯は、対象となる街路灯(ここでは危険街路灯)と道路でつながっており、かつ隣接する街路灯である。図2に示す実施例において、危険街路灯を街路灯20uとした場合には、危険街路灯に隣接する街路灯は、街路灯20tと街路灯20vの2つである。従って、図2に示す実施形態においては、ステップS701における変数Nは「2」となる。
なお、各街路灯20とそれに隣接する街路灯の本数及び識別番号は、図5に示すようにあらかじめ推奨経路情報に格納されている。また、図5に示すように推奨経路情報に格納された隣接街路灯は、避難場所50までの距離が近い順に、1の欄から順に格納される。例えば、図5に示す例において、街路灯20uの2本の隣接街路灯のうち、街路灯20vの方が街路灯20tより避難場所50までの距離が近いため、街路灯20uの隣接街路灯の1の欄には、街路灯20vが格納されている。
ステップS702において、経路判定部113は、街路灯の変数Nの値が「0」であるか否かを判定する。ステップS702において、経路判定部113は、変数Nの値が「0」でないと判定した場合(ステップS702:NO)には、ステップS703に進む。一方で、ステップS702において、経路判定部113は、変数Nの値が「0」であると判定した場合(ステップS702:YES)には、判定経路の算出処理を終了する。
ステップS703において、経路判定部113は、判定対象街路灯として、危険街路灯の隣接街路灯を指定する。本実施形態において、判定対象街路灯は、経路判定部113において行われる経路判定の対象となる街路灯である。また、ステップS703において判定対象街路灯として指定される街路灯20は、隣接街路灯のうち番号がNである街路灯20である。図2に示す実施形態においては、対象判定街路灯は、危険街路灯である街路灯20uの隣接街路灯のうち、番号が2である街路灯20tが指定される。
ステップS704において、経路判定部113は、判定対象街路灯が、危険街路灯の方向を指示しているか否かを判定する。ステップS704において、経路判定部113は、判定対象街路灯が、危険街路灯の方向を指示していると判定した場合(ステップS704:YES)には、ステップS705に進む。一方で、ステップS704において、経路判定部113は、判定対象街路灯が、危険街路灯の方向を指示していないと判定した場合(ステップS704:NO)には、ステップS707に進む。
図2に示す実施例においては、判定対象街路灯である街路灯20tは、危険街路灯である20uの方向を指示しているため、ステップS704においては、経路判定部113は、ステップS705に進む。
ステップS705において、経路判定部113は、判定対象街路灯の隣接街路灯のうち、判定対象街路灯の方向を指示していない街路灯があるか否かを判定する。ステップS705において、経路判定部113は、判定対象街路灯の隣接街路灯のうち、判定対象街路灯の方向を指示していない街路灯があると判定した場合(ステップS705:YES)には、ステップS706に進む。一方で、ステップS705において、経路判定部113は、判定対象街路灯の隣接街路灯のうち、判定対象街路灯の方向を指示していない街路灯がないと判定した場合(ステップS705:NO)には、ステップS708に進む。
図2に示す実施例においては、判定対象街路灯である街路灯20tの隣接街路灯のうち、街路灯20tの方向を指示していない街路灯として、街路灯20pが存在する。したがって、図2に示す実施例においては、経路判定部113は、ステップS706に進む。
ステップS706において、経路判定部113は、判定対象街路灯の方向を指示していない隣接街路灯の方向に、判定対象街路灯の指示方向を変更する。図2に示す実施例においては、判定対象街路灯である街路灯20tの方向を指示していない隣接街路灯として街路灯20pが存在するため、街路灯20tの誘導方向を街路灯20uから街路灯20pに変更する。
ステップS707において、経路判定部113は、変数Nの値を「1」だけ減算し、ステップS702に戻る。図2に示す実施例においては、変数Nの値が「2」から「1」だけ減算され1となる。
図2に示す実施例においては、ステップS707からステップS702に戻り、経路判定部113は、ステップS702の判定を行う。図2に示す実施例において、変数Nは「1」であるため、ステップS703に進む。
図2に示す実施例において、ステップS703で、判定対象街路灯が街路灯20vとなる。ステップS704において、経路判定部113は、判定対象街路灯である街路灯20vが危険街路灯である街路灯20uの方向を指示しているか否かを判定する。図2に示す実施例においては、街路灯20vは、街路灯20uの方向を指示していないため(ステップS704:NO)、ステップS707に進む。
図2に示す実施例において、ステップS707で変数Nの値が1だけ減算され変数Nの値が「0」となり、ステップS702に戻る。ステップS702では、変数Nの値が「0」であると判定されるため(ステップS702:YES)、経路判定部113における判定経路の算出処理が終了する。
上述の通り、図2に示す実施例においては、街路灯20uが危険街路灯である場合に、街路灯20tが指示する方向が街路灯20pに変更されることで、街路灯20uを経由しない、新たな推奨街路灯が形成される。図2の街路灯20uで危険情報を検知した場合の、変更後の推奨経路を表す概略図を図8に示す。図8に示すように、人40は、街路灯20tが、街路灯20uの方向ではなく、街路灯20pの方向を指示しているのに従って、街路灯20uを経路せずに避難場所50まで避難することが可能となる。
また、街路灯20tの誘導に関する方向(避難誘導方向)が変更された推奨経路情報を図9に示す。図9に示されるように、街路灯20uで危険情報を検知し、街路灯20tが指示する避難誘導方向が街路灯20pに変更されている。
次に、図7に示すフローチャートのステップS705において、判定対象街路灯の隣接街路灯のうち、判定対象街路灯の方向を指示していない街路灯がない場合(ステップS705:NO)の、ステップS708の処理について説明する。例えば、図2に示す実施例において、判定対象街路灯が街路灯20tである場合の隣接街路灯である街路灯20pが街路灯20tの方向を指示している場合の実施例(以下、「変形実施例」と称する)について、説明を行う。
ステップS708の処理は、図10に示す推奨経路検索のサブルーチン処理が実施される。ステップS1001において、経路判定部113は、判定対象街路灯の隣接街路灯の本数の値を定数Mに定める。「変形実施例」においては、定数Mには値として「4」が定められる。ステップS1002において、経路判定部113は、変数Xに値として「2」を代入する。図10のサブルーチン処理において、変数Xには、推奨経路情報の隣接街路灯の番号(2~4)を順に当てはめて処理が行われる。なお、変数X=1の場合においては、判定対象街路灯が指示する危険街路灯が該当するため、図10のサブルーチン処理においては処理を除外する。そのため、ステップS1002においては、変数Xの値として「2」から処理が開始される。
ステップS1003において、経路判定部113は、変数Xが定数Mより大きいか判定する。ステップS1003において、経路判定部113は、変数Xが定数Mより大きいと判定した場合(ステップS1003:YES)には、ステップS1008に進む。一方で、ステップS1003において、経路判定部113は、変数Xが定数Mより大きくはない(定数M以下である)と判定した場合(ステップS1003:NO)には、ステップS1004に進む。
ステップS1004において、経路判定部113は、判定対象街路灯に隣接する隣接街路灯の一つを判定対象街路灯に指定する。指定される隣接街路灯は、隣接街路灯のうち、変数X+1の値に該当する街路灯である。図5に示す例においては、街路灯20tの隣接街路灯のうち、2の欄に記載された街路灯は、街路灯20pである。従って、ステップS1004において判定対象街路灯として街路灯20pが指定される。
ステップS1005において、経路判定部113は、判定対象街路灯の隣接街路灯のうち、判定対象街路灯の方向を指示していない街路灯があるか否かを判定する。ステップS1005において、経路判定部113は、判定対象街路灯の隣接街路灯のうち、判定対象街路灯の方向を指示していない街路灯があると判定した場合(ステップS1005:YES)には、ステップS1006に進む。一方で、ステップS1005において、経路判定部113は、判定対象街路灯の隣接街路灯のうち、判定対象街路灯の方向を指示していない街路灯がないと判定した場合(ステップS1005:NO)には、ステップS1007に進む。
「変形実施例」において、街路灯20pの隣接街路灯の番号が1から4の街路灯20うち、街路灯20pの方向を指示していない街路灯20iが存在する。従って、「変形実施例」においては、ステップS1006に進む。なお、図2及び図5に示すように、「変形実施例」においては、街路灯20pには、隣接街路灯として、街路灯20i、及び街路灯20tの2つが存在するのみであるため、街路灯20pの隣接街路灯の番号が3及び4の街路灯20は存在しない。
ステップS1006において、経路判定部113は、判定対象街路灯の方向を指示していない隣接街路灯の方向に判定対象街路灯の方向を変更する。すなわち、「変形実施例」においては、判定対象街路灯である街路灯20pの(避難誘導)方向が、街路灯20tから街路灯20iに変更される。ステップS1006の処理の後は、図7に示すフローチャートのステップS708に戻り、変数Nの値は変更せず、さらにステップS702に戻る。これにより、再度ステップS702からの処理が繰り返され、ステップS705において、判定対象街路灯の隣接街路灯のうち、判定対象街路灯の方向を指示していない街路灯があるため、ステップS706に進むことになる。
「変形実施例」においては、ステップS702からの再度の処理において、ステップS703で判定対象街路灯として街路灯20tとなる。また、ステップS705の判定においては、既にステップS708のサブルーチン処理において、街路灯20pの指示する方向が街路灯20tから街路灯20iに変更されている。よって、経路判定部113は、ステップS706に進み、街路灯20tの指示する方向が街路灯20pの方向に変更されることになる。
図10に示すサブルーチン処理の説明に戻る。ステップS1005において、判定対象街路灯の隣接街路灯(2~4)のうち、判定対象街路灯の方向を指示していない街路灯がない場合、ステップS1007に進み、変数Xの値が1だけ加算される。すなわち、ステップS1004において、判定対象街路灯として定める街路灯を、判定対象街路灯の隣接街路灯で順番に検索することになる。
また、ステップS1003において、変数Xの値が定数Mより大きくなった場合、すなわち、隣接街路灯の全てにおいて、この隣接街路灯の方向を指示していない街路灯が存在していない場合には、ステップS1008に進む。
ステップS1008においては、判定対象街路灯として、判定対象街路灯の隣接街路灯の番号が2番の街路灯(2の欄に記載された街路灯)を指定する。隣接街路灯の番号が1番の街路灯(1の欄に記載された街路灯)に関しては、上述の通り、判定対象街路灯から指示されることになるため、経路検索の対象からは除外する。
ステップS1009において、経路判定部113は、図10に示す推奨経路検索の処理を再帰的に繰り返す。すなわち、判定対象街路灯の隣接街路灯のうち、判定対象街路灯の方向を指示してない街路灯を抽出するまで、判定対象街路灯を変更しながら図10に示す推奨経路検索の処理が繰り返される。図10に示す推奨経路検索の処理が繰り返される中で、判定対象街路灯の隣接街路灯のうち、判定対象街路灯の方向を指示してない街路灯を抽出した時点で、図7に示すフローチャートのステップS708に戻り、ステップS702からの処理が繰り返される。
再び、図4に示す機能ブロック図を用いて避難誘導装置100の機能について説明する。
報知情報更新部114は、経路判定部113で判定された推奨経路に対して、街路灯20に表示させる情報の更新が必要か否かを判定し、更新が必要であると判定した場合には、その旨を表示情報DB122に格納された情報更新の欄に格納する。具体的には、報知情報更新部114は、あらかじめ記憶してあるデフォルトの推奨経路情報と、更新された推奨経路情報とを比較し、更新がある場合は、表示情報DB122の情報更新の欄に更新が必要である旨格納する。また、報知情報更新部114は、情報更新が必要な街路灯20の表示情報(矢印の向き)を更新する。
図2に示す推奨経路のデフォルトの推奨経路情報を図5に示す推奨経路情報とし、更新された推奨経路情報を図9に示す推奨経路情報とした場合、街路灯20tの避難誘導方向、及び隣接街路灯の順番が変更となっている。この場合、報知情報更新部114は、表示情報DB122の街路灯20tの情報更新の欄に「必要」である旨の情報を格納する。また、報知情報更新部114は、表示情報DB122の表示情報の欄の情報を更新する。
報知情報送信部115は、情報の更新がある場合に、該当する街路灯20に対し、表示情報を送信する。具体的には、表示情報DB122の情報更新の欄に更新が必要である旨の情報が格納されている街路灯20に対し、表示情報DB122に格納された表示情報を送信する。サーバ10から表示情報が送信されてきた街路灯20は、通信IF230を介して受け取り、街路灯20の表示制御部270の表示制御よって、表示部27に新しい方向が表示させる。なお、表示情報DB122の情報更新の欄に更新が必要である旨の情報が格納されている街路灯20の表示情報は、表示情報更新情報に相当する。
上述の通り、本実施形態における避難誘導装置100は、複数の照明装置と通信可能な避難誘導装置であって、検知情報取得部111と、経路判定部113と、報知情報送信部115と、を備える。検知情報取得部111は、照明装置において検知された検知情報を取得する。経路判定部113は、検知情報取得部において取得された検知情報と、あらかじめ記憶部120に記憶された推奨経路情報と、に基づいて判定経路を算出する。報知情報送信部115は、経路判定部113で算出された経路について外部に報知するための報知情報を送信する。これにより、避難誘導に関する経路情報を適切に報知することが可能な避難誘導装置100を提供することができる。
(避難誘導システム1の処理フローの概略)
次に、避難誘導システム1における避難誘導に係る処理(避難誘導方法)について、図11のフローチャートに基づいて説明する。図11のフローチャートに示す避難誘導システム1の一連の動作は、サーバ10の避難誘導装置100が起動されると開始され、電源オフにより処理を終了する。また、図11に示すフローチャートは、サーバ10の電源オフの他に処理終了の割り込みによっても処理は終了する。また、以下のフローチャートの説明において、上述の避難誘導システム1の説明で記載した内容と同じ内容については、省略又は簡略化して説明する。
ステップS1101において、検知情報取得部111は、通信IF130を介して、街路灯20から受信した検知情報を取得する。検知情報は、街路灯20を識別するための情報と、災害情報検知回路、加速度センサ、水位センサ、不点灯検知回路、人感センサ、及び光ビーコンのどのセンサ26によって検知された情報か、及びその検知情報の強度に関する情報と、が含まれる。
ステップS1102において、危険判定部112は、検知情報取得部111で取得した検知情報に対して、危険度合の判定を行う。本実施形態において危険判定部112は、検知情報を送信した街路灯20の危険度合を判定し、この街路灯20が位置する場所の道路が避難経路として通行可能か否かを判定する。危険判定部112は、判定した結果を、推奨経路DB121に格納された推奨経路情報の該当する位置に格納する。
ステップS1103において、経路判定部113は、危険であると判定された情報が格納された推奨経路情報に基づいて避難場所50までの推奨される判定経路を算出する。具体的には、図7に示す判定経路の算出処理を行う。
ステップS1104において、報知情報更新部114は、経路判定部113で算出された推奨経路(判定経路)に対して、街路灯20に表示させる情報の更新が必要か否かを判定する。さらに、ステップS1104において、報知情報更新部114は、更新が必要であると判定した場合には、その旨を表示情報DB122に格納された情報更新の欄に格納する。また、報知情報更新部114は、情報更新が必要な街路灯20の表示情報を更新する。
ステップS1105において、制御部110は、更新が必要な街路灯20があるか否かを判定する。具体的には、制御部110は、表示情報DB122に格納された表示情報に更新が必要な街路灯20があるか否かを判定する。表示情報は、図9に示すように推奨経路情報に対応付けた各街路灯20の表示部27が示す避難の方向を示す情報である。ステップS1105において、制御部110は、更新が必要な街路灯20があると判定した場合(ステップS1105:YES)には、ステップS1106に進む。一方で、ステップS1105において、制御部110は、更新が必要な街路灯20がないと判定した場合(ステップS1105:NO)には、ステップS1107に進む。
ステップS1106において、報知情報送信部115は、該当する街路灯20に対し、表示情報を送信する。具体的には、表示情報DB122の情報更新の欄に更新が必要である旨の情報が格納されている街路灯20に対し、表示情報DB122に格納された表示情報を送信する。サーバ10から更新情報が送信されてきた街路灯20は、通信IF230を介して受け取り、街路灯20の表示制御部270の表示制御よって、表示部27に新しい方向が表示させる。
ステップS1107において、制御部110は、避難誘導システムを終了するか否かを判定する。本実施形態において、避難誘導システムの終了は、サーバ10の外部に接続された入力部(図示なし)からユーザの操作によって指定され、入出力IF140を介して制御部110に送られるものとする。なお、ユーザからの操作は、直接停止を指示するものであってもよいし、あるいは終了時刻を指定するものであってもよい。
ステップS1107において、制御部110は、避難誘導システムを終了すると判定した場合(ステップS1107:YES)には、避難誘導システム1における避難誘導に係る処理は終了する。一方で、ステップS1107において、制御部110は、避難誘導システムを終了しないと判定した場合(ステップS1107:NO)には、ステップS1101に戻り、ステップS1101から避難誘導システム1における避難誘導に係る処理が繰り返される。
上述の通り、本実施形態における避難誘導システム1は、複数の照明装置と、照明装置と通信可能な避難誘導装置とを備える避難誘導システムである。照明装置は、周囲の情報を検知し、検知情報を入力するセンサ入力部260と、検知情報を避難誘導装置に送信する検知情報送信部と、を有する。また、避難誘導装置100は、複数の照明装置と通信可能な避難誘導装置であって、検知情報取得部111と、経路判定部113と、報知情報送信部115と、を備える。検知情報取得部111は、照明装置において検知された検知情報を取得する。経路判定部113は、検知情報取得部において取得された検知情報と、あらかじめ記憶部120に記憶された推奨経路情報と、に基づいて判定経路を算出する。報知情報送信部115は、経路判定部113で算出された経路について外部に報知するための報知情報を送信する。これにより、避難誘導に関する経路情報を適切に報知することが可能な避難誘導装置100を提供することができる。
(他の実施形態)
以上、本実施形態を説明したが、実施形態はこれらに限定されるものではなく、実施形態の要旨の範囲内で種々の変形が可能である。また、さまざまな実施形態の一部又は全部を組み合わせて新たな実施形態とすることも可能である。
上述の避難誘導システム1において、図8及び図9に示す街路灯20uにおける危険情報の検知に基づいた実施例を示した。図8及び図9に示す実施例においては、街路灯20uの道路が危険情報によって通行するのが困難な場合の例を示した。避難誘導システム1は、このような実施例の他に、例えば人感センサによって、避難する人々の数を検知し、より適切な避難誘導の方向指示を可能とする。例えば災害時においては、多くの人が一度の避難するため、避難する人が集中する道路は避難場所50に向かう場合に危険な道路となる場合がある。このような場合には、なるべく人々が分散して避難場所50に向かうのが好ましいが、災害時において、例えば避難誘導を担当する人が、適切に人々を分散して誘導するのは困難な場合がある。避難誘導システム1は、このような災害時の避難場所50までの避難経路を、適切に分散して、報知することができる。
図12に、図2に示す実施例において、街路灯20v及び街路灯20yにおいて、多くの人が避難のために通行していることを検知した場合の例を示す。図2に示す例では、人40は、街路灯20t、街路灯20u、街路灯20v、及び街路灯20qを通る経路が推奨経路とされている。図12に示すように、街路灯20v、及び街路灯20yにおいて、多くの人(人40b、人40cなど)が通過している場合に、人40aが当初の推奨経路の通り、街路灯20vまで進むと、多くの人で集中し、避難が困難となることも想定される。そのため、上述の経路判定処理により、街路灯20u、及び街路灯20tにおいて、指示する方向を変更することにより、人40aは、街路灯20vで多くの人と合流することなく、避難場所50に到達することが可能となる。この場合、図13に示すように街路灯20t及び街路灯20uの指示する方向が変更される。
また、上述の実施形態において、サーバ10は、街路灯20の照明部25のオンオフを制御する構成としてもよい。例えば、図13に示すように表示情報DB122に各街路灯20の照明部25のオンオフ(ON、OFF)を制御するための情報を格納し、各街路灯20に送信する構成としてもよい。例えば、避難経路において、必要な街路灯20のみ照明部25をオンにすることで、災害時の街路灯20における余分な電力消費を削減することが可能となる。
また、街路灯20の照明部25は、上述のオンオフの制御のみならず、例えば、通常点灯モード、省エネ点灯モード、及び消灯モード等の複数の点灯モードの種類を設けて構成されてもよい。例えば、省エネ点灯モードは、通常点灯モードより照度は低く、通常点灯モードより低消費電力で点灯させることが可能であり、省エネ(省エネルギー)を実現することができる。また、避難誘導装置100は、街路灯20に対して、点灯モードを指示する信号を送信する照明指示送信部を設けてもよい。例えば、照明指示送信部は、経路判定部113が算出した適切な避難経路の情報に応じた発光をさせるための情報を送信してもよい。これにより、避難する人々は、経路判定部113が算出した適切な避難経路の情報に応じて発光される情報により、より適切な避難経路を認識することが可能となり、より安全に避難場所50まで避難することが可能となる。なお、経路判定部113が算出した適切な避難経路の情報に応じた発光をさせるための情報は、照明制御信号に相当する。
また、照明指示送信部は、経路判定部113の算出した判定経路から外れた街路灯20に対して、低消費電力での発光、又は、消灯を指示する信号を送信する照明指示送信部を設けてもよい。これにより、避難において重要ではない経路等においては、余分な発光を削減することで、無駄な電力消費を削減することが可能となる。
また、街路灯20自体の制御においても、例えば、照明制御部250は、主要な避難経路においては、通常点灯モードとし、それ以外の経路においては、省エネ点灯モード、又は消灯モード(照明オフ)とするように照明部25を制御する構成としてもよい。これにより、災害時の街路灯20における余分な電力消費を削減することが可能となる。なお、照明制御部250による照明部25の制御情報は、避難誘導装置100からの制御指示を記憶部220に記憶しておいてもよい。この場合、避難誘導装置100からの制御指示は、推奨経路情報に応じたものであってもよい。あるいは、入出力IF240を介して、ユーザより記憶部220に記憶させておいてもよい。
また、街路灯20は、発電部と、発電部が発電した電力を蓄えるための蓄電部を備えてもよい。発電部は、例えば、太陽光発電装置で実現することができる。上述の照明指示送信部が、経路判定部113の算出した判定経路から外れた街路灯20に対して、低消費電力での発光、又は、消灯を指示する信号を送信する場合に、この蓄電部に蓄えられた電力を用いて照明部25を点灯させてもよい。例えば、経路判定部113で算出した判定経路(避難経路)は、商用電源からの電力による通常点灯モードとし、経路判定部113の算出した判定経路から外れた街路灯20に対しては、蓄電部からの電力による省エネ点灯モードとしてもよい。このような構成とすることにより、避難誘導システムとしての避難経路の機能を確保しつつ、無駄な電力の消費を削減することができる。
上述の実施形態において、街路灯20の表示部27が、避難場所50までの推奨方向を表示させる装置である例を示したが、実施形態はこれに限定されない。例えばコントローラ200は、入出力IF240を介して、スピーカから音声を出力し、経路情報を報知する機能を備えてもよい。あるいは、コントローラ200は、通信IF230を開始して、街路灯20の近辺にいる人の携帯端末に避難誘導の方向を配信する機能を備えてもよい。さらには、コントローラ200は、照明部25の光を順に点滅、又はスイングさせて避難場所50までの推奨方向を報知させる構成としてもよい。これにより、街路灯20の表示部27に表示される方向のみならず、音声の出力、携帯端末への配信、照明部25の点滅又はスイングによる報知等の情報提供により、より正確な避難誘導の情報を通知することが可能となる。
また、上述の実施形態におけるセンサ26(検知回路)は、災害情報検知回路、加速度センサ、水位センサ、不点灯検知回路、人感センサ、及び光ビーコンに限定されるものではない。例えば、センサ26(検知回路)として、電波センサ、画像センサ、及び/又は5Gアンテナを設けてもよい。例えば、電波センサ及び画像センサは、人や車を検知することが可能である。また、5Gアンテナは、人が所持する携帯端末から情報を受信し、人の存在を検知することが可能となる。センサ26(検知回路)として、電波センサ、画像センサ、及び/又は5Gアンテナを用いることで、街路灯20の近辺に存在する人や車の数も把握することが可能となり、より詳細な情報を検知することができる。
また、上述の実施形態におけるセンサ26(検知回路)は、街路灯20の周囲の明るさを検知する照度センサを備えてもよい。この場合、センサ入力部260は、街路灯20の周囲の明るさを検知する照度センサからの情報を検知情報として入力し、記憶部220に格納する。街路灯20の照明制御部250は、照度センサで取得した街路灯20の周囲の明るさに応じて、照明部25の照明モードを変更する構成としてもよい。例えば、昼間であっても雨や曇りといった天候により街路灯20の周囲が暗くなる場合がある。このような場合に、照度センサで取得した街路灯20の明るさに応じて照明部25の照明モードを明るいモードにすることで、街路灯20の周囲の安全性や快適性を向上させることができる。
また、照度センサを備える街路灯20において、上述の発電部と、発電部が発電した電力を蓄えるための蓄電部をさらに備える構成としてもよい。例えば、街路灯20の照明制御部250は、照度センサで取得した街路灯20の明るさにより、照明部25の点灯時間、及び/又は点灯モードを変化させる構成としてもよい。例えば、日没後明るさが残る少し間は、蓄電部からの電力による省エネ点灯モードで点灯させ、深夜等には、商用電源からの通常点灯モードに切り替える構成としてもよい。また、経路判定部113の算出した判定経路から外れた街路灯20においては、照度センサで取得した街路灯20の周囲の明るさにより、自動で蓄電部からの電力による省エネ点灯モードで照明部25を点灯させてもよい。例えば災害等が発生していない通常時においては、避難誘導装置100からの指示を受けることなく、適切な点灯モードで照明部25を点灯させることが可能となり、避難誘導装置100と、街路灯20との無駄な通信トラフィックを削減することが可能となる。
上述した避難誘導方法をコンピュータに実行させるコンピュータプログラム(避難誘導プログラム)及びそのプログラムを記録したコンピュータで読み取り可能な記録媒体は、本実施形態の範囲に含まれる。ここで、コンピュータで読み取り可能な記録媒体の種類は任意である。また、上述のコンピュータプログラムは、上述の記録媒体に記録されたものに限られず、電気通信回線、無線又は有線通信回線、インターネットを代表とするネットワーク等を経由して伝送されるものであってもよい。
以下に、本実施形態に係る避難誘導装置100、避難誘導システム1、避難誘導方法、及び避難誘導プログラムの特徴について記載する。
(1)複数の照明装置と通信可能な避難誘導装置100は、以下の構成を有する。
(i)照明装置において検知された検知情報を取得する検知情報取得部111を含む。
(ii)検知情報取得部において取得された検知情報と、あらかじめ記憶部120に記憶された推奨経路情報と、に基づいて判定経路を算出する経路判定部113を含む。
(iii)経路判定部113で算出された経路について外部に報知するための報知情報を送信する報知情報送信部115を含む。
本開示によれば、避難誘導装置100は、複数の照明装置と通信可能な避難誘導装置であって、検知情報取得部111と、経路判定部113と、報知情報送信部115と、を備える。検知情報取得部111は、照明装置において検知された検知情報を取得する。経路判定部113は、検知情報取得部において取得された検知情報と、あらかじめ記憶部120に記憶された推奨経路情報と、に基づいて判定経路を算出する。報知情報送信部115は、経路判定部113で算出された経路について外部に報知するための報知情報を送信する。これにより、避難誘導に関する経路情報を適切に報知することが可能な避難誘導装置100を提供することができる。
(2)避難誘導装置100は、以下の構成をさらに有することが好ましい。
(iv)検知情報に基づいて、避難経路の危険度合の判定を行う危険判定部112をさらに備えることが好ましい。
(v)経路判定部113は、検知情報又は危険判定部112で行われた危険度合判定結果と、推奨経路情報と、に基づいて経路判定を行うことが好ましい。
本開示によれば、避難誘導装置100の危険判定部112は、避難経路の危険度合を判定する。経路判定部113は、検知情報又は危険判定部112で行われた危険度合判定結果と、推奨経路情報とに基づいて経路判定を行うことができる。これにより、例えば、避難経路上に危険な場所が検知された場合に、経路判定部113は、危険な場所を回避した経路判定を行い、適切な避難経路を算出することが可能となる。
(3)避難誘導装置100は、以下の構成をさらに有することが好ましい。
(vi)検知情報には、災害関連情報が含まれることが好ましい。
(vii)経路判定部113は、照明装置から避難場所50までの経路を判定経路として算出することが好ましい。
本開示によれば、避難誘導装置100は、検知情報には、災害関連情報が含まれ、経路判定部113は、照明装置から避難場所50までの経路を判定経路として算出することが可能となる。これにより、災害発生時において、人々が避難場所50まで避難する場合に、災害関連情報に応じて適切な経路を算出することが可能となる。
(4)避難誘導装置100は、以下の構成をさらに有することが好ましい。
(viii)経路判定部113の算出した判定経路から外れた照明装置に対して、低消費電力での発光、又は、消灯を指示する信号を送信する、照明指示送信部を、さらに備えることが好ましい。
本開示によれば、避難誘導装置100の照明指示送信部は、経路判定部113の算出した判定経路から外れた照明装置に対して、低消費電力での発光、又は、消灯を指示する信号を送信することができる。これにより、避難において重要ではない経路等においては、余分な発光を削減することで、無駄な電力消費を削減することが可能となる。
(5)複数の照明装置と、照明装置と通信可能な避難誘導装置100とを備える避難誘導システム1は、以下の構成を有する。
照明装置は、以下の構成を有する。
(i)周囲の情報を検知し、検知情報を入力するセンサ入力部260を含む。
(ii)検知情報を避難誘導装置100に送信する検知情報送信部を含む。
避難誘導装置100は、以下の構成を有する。
(iii)照明装置において検知された検知情報を取得する検知情報取得部111を含む。
(iv)検知情報取得部111において取得された検知情報と、あらかじめ記憶部120に記憶された推奨経路情報と、に基づいて判定経路を算出する経路判定部113を含む。
(v)経路判定部113で算出された経路について外部に報知するための報知情報を送信する報知情報送信部115を含む。
本開示によれば、避難誘導システム1は、複数の照明装置と、照明装置と通信可能な避難誘導装置とを備える避難誘導システムである。照明装置は、周囲の情報を検知し、検知情報を入力するセンサ入力部260と、検知情報を避難誘導装置に送信する検知情報送信部と、を有する。また、避難誘導装置100は、複数の照明装置と通信可能な避難誘導装置であって、検知情報取得部111と、経路判定部113と、報知情報送信部115と、を備える。検知情報取得部111は、照明装置において検知された検知情報を取得する。経路判定部113は、検知情報取得部において取得された検知情報と、あらかじめ記憶部120に記憶された推奨経路情報と、に基づいて判定経路を算出する。報知情報送信部115は、経路判定部113で算出された経路について外部に報知するための報知情報を送信する。これにより、避難誘導に関する経路情報を適切に報知することが可能な避難誘導システム1を提供することができる。
(6)避難誘導システム1は、以下の構成をさらに有することが好ましい。
(vi)避難誘導装置100は、検知情報に基づいて、避難経路の危険度合の判定を行う危険判定部112を、さらに備えることが好ましい。
(vii)経路判定部113は、検知情報又は危険判定部112で行われた危険度合判定結果と、推奨経路情報と、に基づいて経路判定を行うことが好ましい。
本開示によれば、避難誘導装置100の危険判定部112は、避難経路の危険度合を判定する。経路判定部113は、検知情報又は危険判定部112で行われた危険度合判定結果と、推奨経路情報とに基づいて経路判定を行うことができる。これにより、例えば、避難経路上に危険な場所が検知された場合に、経路判定部113は、危険な場所を回避した経路判定を行い、適切な避難経路を算出することが可能となる。
(7)避難誘導システム1は、以下の構成をさらに有することが好ましい。
(viii)センサ入力部260は、照明装置の周囲の災害関連情報を、検知情報として入力することが好ましい。
本開示によれば、避難誘導システム1の検知情報には、災害関連情報が含まれる。これにより、避難誘導装置100は、どの街路灯20の近辺において災害が発生しているかを検知することが可能となり、より適切な経路を算出することが可能となる。
(8)避難誘導システム1は、以下の構成をさらに有することが好ましい。
(ix)経路判定部113は、照明装置から避難場所50までの経路を判定経路として算出することが好ましい。
本開示によれば、避難誘導システム1の経路判定部113は、照明装置から避難場所50までの経路を判定経路として算出することが可能となる。これにより、災害発生時において、人々が避難場所50まで避難する場合に、災害関連情報に応じて適切な経路を算出することが可能となる。
(9)避難誘導システム1は、以下の構成をさらに有することが好ましい。
(x)避難誘導装置100は、経路判定部113の算出した判定経路から外れた照明装置に対して、低消費電力での発光、又は、消灯を指示する信号を送信する、照明指示送信部を、さらに備えることが好ましい。
本開示によれば、避難誘導装置100の照明指示送信部は、経路判定部113の算出した判定経路から外れた照明装置に対して、低消費電力での発光、又は、消灯を指示する信号を送信することができる。これにより、避難において重要ではない経路等においては、余分な発光を削減することで、無駄な電力消費を削減することが可能となる。
(10)避難誘導システム1は、以下の構成をさらに有することが好ましい。
(xi)照明装置は、発電部と、発電部が発電した電力を蓄えるための蓄電部と、をさらに備えることが好ましい。
(xii)照明指示送信部から、低消費電力での発光、又は、消灯を指示する信号を受信した、照明装置は、判定経路内の照明装置に、蓄電部に蓄えられた電力を送信することが好ましい。
本開示によれば、照明装置は、発電部と、発電部が発電した電力を蓄えるための蓄電部を備えてもよい。また、照明指示送信部が、経路判定部113の算出した判定経路から外れた街路灯20に対して、低消費電力での発光、又は、消灯を指示する信号を送信する場合に、この蓄電部に蓄えられた電力を用いて照明部25を点灯させてもよい。これにより、避難誘導システム1は、避難誘導システムとしての避難経路の機能を確保しつつ、無駄な電力の消費を削減することができる。
(11)避難誘導システム1は、以下の構成をさらに有することが好ましい。
(xiii)照明装置は、照明部25を複数のモードで点灯させることが可能な照明制御部250を、さらに備えることが好ましい。
(xiv)報知情報送信部115は、照明装置に、経路判定部113の判定結果に応じた発光をさせるための照明制御信号を送信することが好ましい。
(xv)照明制御部250は、照明制御信号に基づいて照明部25を制御することが好ましい。
本開示によれば、照明装置は、照明部25を複数のモードで点灯させることが可能な照明制御部250をさらに備えることができる。また、報知情報送信部115は、照明装置に、経路判定部113の判定結果に応じた発光をさせるための照明制御信号を送信し、照明制御部250は、照明制御信号に基づいて照明部25を制御することが可能となる。これにより、避難する人々は、経路判定部113が算出した適切な避難経路の情報に応じて発光される情報により、より適切な避難経路を認識することが可能となり、より安全に避難場所50まで避難することが可能となる。
(12)避難誘導システム1は、以下の構成をさらに有することが好ましい。
(xvi)照明装置は、避難誘導装置から送信されてきた表示情報を表示部27に表示させるための表示制御部270をさらに備えることが好ましい。
(xvii)報知情報送信部115は、経路判定部113で判定された経路に基づいて、照明装置における表示情報を更新する表示情報更新情報を、報知情報として送信することが好ましい。
本開示によれば、照明装置は、避難誘導装置から送信されてきた表示情報を表示部27に表示させるための表示制御部270を備える。また、報知情報送信部115は、経路判定部113で判定された経路に基づいて、照明装置における表示情報を更新する表示情報更新情報を、報知情報として送信する。これにより、照明装置は、報知情報として、表示情報を表示部27に表示することが可能となり、避難する人々は照明装置に表示された表示情報(方向指示)に従って、適切に避難することが可能となる。
(13)避難誘導システム1は、以下の構成をさらに有することが好ましい。
(xviii)照明装置は、街路灯であることが好ましい。
本開示によれば、避難誘導システム1の照明装置は、街路灯で構成することができる。これにより、街路に沿って所定の間隔で設置される街路灯20に避難場所50への適切な方向を指示することで、各街路灯20を経由した適切な避難経路(推奨経路)が形成され、人々が避難場所50へ適切に避難することが可能となる。
(14)上述の避難誘導システム1に用いられる街路灯は、以下の構成を有することが好ましい。
(i)センサ入力部260は、街路灯20の周囲の明るさを検知する照度センサからの情報を検知情報として入力することが好ましい。
(ii)街路灯20は、照度センサで検知した検知情報に基づいて、街路灯20の照明モードを変化させることが好ましい。
本開示によれば、街路灯20のセンサ入力部260は、街路灯20の周囲の明るさ検知する照度センサからの情報を検知情報として入力し、街路灯20は、照度センサで検知された検知情報に基づいて、街路灯20の照明モードを変化させることができる。これにより、街路灯20は、照度センサで検知した街路灯20の明るさに応じて照明部25の照明モードを明るいモードにすることで、街路灯20の周囲の安全性や快適性を向上させることができる。
(15)コンピュータによって実行される避難誘導方法は、以下の処理を有する。
(i)照明装置において検知された検知情報を取得する処理を含む。
(ii)検知情報と、あらかじめ記憶部120に記憶された推奨経路情報と、に基づいて判定経路を算出する処理を含む。
(iii)算出された判定経路の結果について外部に報知するための報知情報を送信する処理を含む。
本開示によれば、避難誘導方法によって、照明装置において検知された検知情報と、推奨経路情報とに基づいて経路判定が行われる。また、避難誘導方法によって、算出された判定経路の結果について外部に報知するための報知情報が送信される。これにより、避難誘導に関する経路情報を適切に報知することが可能な避難誘導方法を提供することができる。
(16)コンピュータに実行させるための避難誘導プログラムは、以下のステップを有する。
(i)照明装置において検知された検知情報を取得するステップを含む。
(ii)検知情報と、あらかじめ記憶部120に記憶された推奨経路情報と、に基づいて判定経路を算出するステップを含む。
(iii)算出された判定経路の結果について外部に報知するための報知情報を送信するステップを含む。
本開示によれば、避難誘導プログラムによって、照明装置において検知された検知情報と、推奨経路情報とに基づいて経路判定が行われる。また、避難誘導プログラムによって、算出された判定経路の結果について外部に報知するための報知情報が送信される。これにより、避難誘導に関する経路情報を適切に報知することが可能な避難誘導方法を提供することができる。
1 避難誘導システム
10 サーバ
20 街路灯
25 照明部
26 センサ
27 表示部
30 ネットワーク
100 避難誘導装置
110、210 制御部
111 検知情報取得部
112 危険判定部
113 経路判定部
114 報知情報更新部
115 報知情報送信部
120、220 記憶部
121 推奨経路DB
122 表示情報DB
130、230 通信IF
140、240 入出力IF
200 コントローラ
250 照明制御部
260 センサ入力部
270 表示制御部

Claims (16)

  1. 複数の照明装置と通信可能な避難誘導装置であって、
    前記照明装置において検知された検知情報を取得する検知情報取得部と、
    前記検知情報取得部において取得された検知情報と、あらかじめ記憶部に記憶された推奨経路情報と、に基づいて判定経路を算出する経路判定部と、
    前記経路判定部で算出された経路について外部に報知するための報知情報を送信する報知情報送信部と、を備える、
    避難誘導装置。
  2. 前記検知情報に基づいて、避難経路の危険度合の判定を行う危険判定部を、さらに備え、
    前記経路判定部は、前記検知情報又は前記危険判定部で行われた危険度合判定結果と、前記推奨経路情報と、に基づいて経路判定を行う、
    請求項1に記載の避難誘導装置。
  3. 前記検知情報には、災害関連情報が含まれ、
    前記経路判定部は、前記照明装置から避難場所までの経路を前記判定経路として算出する、
    請求項1又は2に記載の避難誘導装置。
  4. 前記経路判定部の算出した前記判定経路から外れた前記照明装置に対して、低消費電力での発光、又は、消灯を指示する信号を送信する、照明指示送信部を、さらに備える、
    請求項1乃至3のいずれか一項に記載の避難誘導装置。
  5. 複数の照明装置と、前記照明装置と通信可能な避難誘導装置とを備える避難誘導システムであって、
    前記照明装置は、
    周囲の情報を検知し、検知情報を入力するセンサ入力部と、
    前記検知情報を前記避難誘導装置に送信する検知情報送信部と、を有し、
    前記避難誘導装置は、
    前記照明装置において検知された前記検知情報を取得する検知情報取得部と、
    前記検知情報取得部において取得された前記検知情報と、あらかじめ記憶部に記憶された推奨経路情報と、に基づいて判定経路を算出する経路判定部と、
    前記経路判定部で算出された経路について外部に報知するための報知情報を送信する報知情報送信部と、を有する
    避難誘導システム。
  6. 前記避難誘導装置は、前記検知情報に基づいて、避難経路の危険度合の判定を行う危険判定部を、さらに備え、
    前記経路判定部は、前記検知情報又は前記危険判定部で行われた危険度合判定結果と、前記推奨経路情報と、に基づいて経路判定を行う、
    請求項5に記載の避難誘導システム。
  7. 前記センサ入力部は、前記照明装置の周囲の災害関連情報を、前記検知情報として入力する、
    請求項5又は6に記載の避難誘導システム。
  8. 前記経路判定部は、前記照明装置から避難場所までの経路を前記判定経路として算出する、
    請求項5乃至7のいずれか一項に記載の避難誘導システム。
  9. 前記避難誘導装置は、前記経路判定部の算出した前記判定経路から外れた前記照明装置に対して、低消費電力での発光、又は、消灯を指示する信号を送信する、照明指示送信部を、さらに備える、
    請求項5乃至8のいずれか一項に記載の避難誘導システム。
  10. 前記照明装置は、発電部と、前記発電部が発電した電力を蓄えるための蓄電部と、をさらに備え、
    前記照明指示送信部から、低消費電力での発光、又は、消灯を指示する信号を受信した、前記照明装置は、前記判定経路内の前記照明装置に、前記蓄電部に蓄えられた電力を送信する、
    請求項9記載の避難誘導システム。
  11. 前記照明装置は、照明部を複数のモードで点灯させることが可能な照明制御部を、さらに備え、
    前記報知情報送信部は、前記照明装置に、前記経路判定部の判定結果に応じた発光をさせるための照明制御信号を送信し、
    前記照明制御部は、前記照明制御信号に基づいて前記照明部を制御する、
    請求項5乃至10のいずれか一項に記載の避難誘導システム。
  12. 前記照明装置は、前記避難誘導装置から送信されてきた表示情報を表示部に表示させるための表示制御部を、さらに備え、
    前記報知情報送信部は、前記経路判定部で判定された経路に基づいて、前記照明装置における前記表示情報を更新する表示情報更新情報を、前記報知情報として送信する、
    請求項5乃至11のいずれか一項に記載の避難誘導システム。
  13. 前記照明装置は、街路灯である、
    請求項5乃至12のいずれか一項に記載の避難誘導システム。
  14. 請求項5乃至13のいずれか一項に記載の避難誘導システムに用いられる街路灯であって、
    前記センサ入力部は、前記街路灯の周囲の明るさを検知する照度センサからの情報を前記検知情報として入力し、
    前記街路灯は、
    前記照度センサで検知した前記検知情報に基づいて、前記街路灯の照明モードを変化させる、
    街路灯。
  15. コンピュータによってされる避難誘導方法であって、
    照明装置において検知された検知情報を取得し、
    前記検知情報と、あらかじめ記憶部に記憶された推奨経路情報と、に基づいて判定経路を算出し、
    算出された前記判定経路の結果について外部に報知するための報知情報を送信する、避難誘導方法。
  16. 照明装置において検知された検知情報を取得するステップと、
    前記検知情報と、あらかじめ記憶部に記憶された推奨経路情報と、に基づいて判定経路を算出するステップと、
    算出された前記判定経路の結果について外部に報知するための報知情報を送信するステップと、をコンピュータに実行させるための避難誘導プログラム。
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