JP2022127314A - 避難誘導装置、街路灯、避難誘導システム、避難誘導方法、及び避難誘導プログラム - Google Patents

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Abstract

Figure 2022127314000001
【課題】避難誘導情報を適切に報知することが可能な避難誘導装置を提供する。
【解決手段】避難誘導装置100は、照明部を備える街路灯10に設けられた避難誘導装置100であって、受信部114と、経路判定部115と、報知情報送信部116と、を備える。受信部114は、他の街路灯で検出された危険情報を、ネットワークを介して受信する。また、経路判定部115は、危険情報、及びあらかじめ記憶部に記憶された推奨経路情報に基づいて、適切な避難経路を判定する。さらに、報知情報送信部116は、経路判定部115で判定された判定結果について外部に報知するための情報を送信する。
【選択図】図4

Description

本発明は、避難誘導装置、街路灯、避難誘導システム、避難誘導方法、及び避難誘導プログラムに関する。
災害時に、災害情報や避難場所への避難ルートを人々に報知し、人々を安全に避難場所へ誘導するための避難誘導システムが提案されている。特許文献1には、複数の照明装置を指定された順序で点灯させる照明システムが開示されている。特許文献1に開示された照明システムは、防災センタからの指示により、指定された順序で複数の照明装置を点灯させることで、避難する人々に誘導方向を視認させる。
特開2019-32976号公報
しかし、災害発生時には、中央の制御局であるサーバや通信経路に障害が発生する場合がある。例えば、特許文献1に示す照明システムにおいて、中央の制御局に該当する防災センタに障害が発生した場合、防災センタから各照明装置へ適切な制御指示が行えなくなり、各照明装置において避難場所までの適切な避難誘導情報を報知させることが難しくなる。
本発明は、このような従来技術の有する課題に鑑みてなされたものである。そして、本発明の目的は、避難誘導情報を適切に報知することが可能な避難誘導装置を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明の態様に係る避難誘導装置は、照明部を備える街路灯に設けられた避難誘導装置であって、他の街路灯で検出された危険情報を、ネットワークを介して受信する受信部と、危険情報、及びあらかじめ記憶部に記憶された推奨経路情報に基づいて、適切な避難経路を判定する経路判定部と、経路判定部で判定された判定結果について外部に報知するための情報を送信する報知情報送信部と、を備える。
本発明の他の態様に係る街路灯は、照明部と、周囲の危険情報を検知する検知部と、を備える街路灯であって、避難誘導装置を、さらに備え、避難誘導装置は、他の街路灯の検知部で検出された危険情報を、ネットワークを介して受信する受信部と、危険情報、及びあらかじめ記憶部に記憶された推奨経路情報に基づいて、適切な避難経路を判定する経路判定部と、経路判定部で判定された判定結果について外部に報知するための情報を送信する報知情報送信部と、を有する。
本発明の他の態様に係る避難誘導システムは、互いに通信可能な複数の照明装置で構成される避難誘導システムであって、照明装置は、危険情報を検知する検知部と、危険情報を送信する危険情報送信部と、他の照明装置から送信された危険情報に関する情報を、ネットワークを介して受信する受信部と、危険情報、及びあらかじめ記憶部に記憶された推奨経路情報に基づいて、適切な避難経路を判定する経路判定部と、経路判定部で判定された判定結果について外部に報知するための情報を送信する報知情報送信部と、を備える。
本発明の他の態様に係る避難誘導方法は、コンピュータに実行される避難誘導方法であって、照明装置で検出された危険情報を、ネットワークを介して受信し、危険情報、及びあらかじめ記憶部に記憶された推奨経路情報に基づいて、適切な避難経路を判定し、判定された判定結果について外部に報知するための情報を送信する。
本発明の他の態様に係る避難誘導プログラムは、照明装置で検出された危険情報を、ネットワークを介して受信するステップと、危険情報、及びあらかじめ記憶部に記憶された推奨経路情報に基づいて、適切な避難経路を判定するステップと、判定された判定結果について外部に報知するための情報を送信するステップと、をコンピュータに実行させる。
本開示によれば、避難誘導情報を適切に報知することが可能な避難誘導装置を提供することが可能となる。
本実施形態に係る避難誘導システムの一例を示す図である。 本実施形態に係る避難誘導の経路を説明するための模式図である。 本実施形態に係る避難誘導装置の構成を示すブロック図である。 本実施形態に係る避難誘導装置の機能的構成を示すブロック図である。 本実施形態に係る推奨経路DBに格納された推奨経路情報の一例を示す図である。 危険度合判定に用いる参照データの一例を示す図である。 本実施形態に係る危険度合DBに格納された危険度合に関する情報の一例を示す図である。 本実施形態に係る異常発生状態での避難誘導の経路を説明するための模式図である。 本実施形態に係る推奨経路DBに格納された推奨経路情報の一例を示す図である。 本実施形態に係る判定結果DBに格納された判定結果情報の一例を示す図である。 本実施形態に係る避難誘導装置の危険情報の検知に関する処理の一例を示すフローチャートである。 本実施形態に係る避難誘導装置の経路判定の処理の一例を示すフローチャートである。
以下、図面を用いて本実施形態に係る避難誘導システムについて詳細に説明する。なお、以下で説明する実施形態は、包括的または具体的な例を示すものである。以下の実施形態で示される数値、形状、材料、構成要素、構成要素の配置位置および接続状態、ならびにステップ、およびステップの順序などは、一例であり、本開示に限定する主旨ではない。また、以下の実施形態における構成要素のうち、最上位概念を示す独立請求項に記載されていない構成要素については、任意の構成要素として説明される。さらに、図面の寸法比率は説明の都合上誇張されており、実際の比率と異なる場合がある。
(避難誘導システム1の概要)
本実施形態に係る避難誘導システム1は、街路灯10から避難場所50への適切な方向を、街路灯10の表示部11に表示させるシステムである。以下に、避難誘導システム1について具体的な実施形態を参照して説明する。
(実施形態)
図1は、避難誘導システム1の概略を示す構成図である。図1に示すように、避難誘導システム1は、複数の街路灯10を含んで構成される。また、避難誘導システム1は、複数の街路灯10が、ネットワーク30を介して相互に通信可能な形態で構成される。なお、街路灯10は、照明装置に相当する。
本実施形態における避難誘導システム1において、街路灯10は、道路交通の安全性と快適性を向上させるために、街路に沿って所定の間隔で設置される。本実施形態において街路灯10は、照明部(図示なし)を備え、例えば夜間に道路を照らすことで道路交通の安全性を向上させる。また、街路灯10は、表示部11と、避難誘導装置100と、を含んで構成される。
表示部11は、例えば、避難場所50への適切な方向を表示する。災害等の発生時に避難する人々は、この街路灯10の表示部11に表示された方向に従って避難場所50へ向かう。表示部11は、液晶ディスプレイやLED(Light Emitting Diode)装置で構成される。すなわち、本実施形態においては、各街路灯10が避難場所50への適切な方向を指示することで、各街路灯10を経由した適切な避難経路(推奨経路)が形成される。
図2に示す模式図を用いて、本実施形態における避難場所50への推奨経路について説明する。図2に示す模式図には、街路灯10a~街路灯10r、人40、及び避難場所50が示されている。以降、街路灯のそれぞれを区別して説明する必要がない場合は、単に「街路灯10」と表記する。
図2に示す推奨経路は、各街路灯10から避難場所50までの推奨となる避難経路を、各街路灯10の表示部11に方向で表示することで、経路として形成される。なお、図2に示す模式図において、表示部11は、方向指示の説明のため、その大きさを拡大して記載している。図2に示す例では、例えば、人40が、街路灯10aから、街路灯10b、街路灯10c、街路灯10d、街路灯10e、街路灯10f、街路灯10l、及び街路灯10rに沿って、避難場所50まで行くまでの経路が推奨の避難経路となる例を示している。すなわち、人40は、上述の推奨経路に沿って街路を進むことで適切に避難場所50に到達することができる。
(避難誘導装置100の構成及び機能の概略)
図3は避難誘導装置100の構成を示すブロック図である。避難誘導装置100は、図3に示すように、制御部110、記憶部120、通信IF130(IF:Interface、インタフェース)、及び入出力IF140を含んで構成される。
制御部110は、例えば、オペレーションシステムを動作させて、街路灯10全体を制御する。さらに、制御部110は、記憶部120に格納されたプログラム(図示なし)に基づいて動作し、検知部111と、危険度合算出部112と、危険情報送信部113と、受信部114と、経路判定部115と、報知情報送信部116と、に備える各機能を実行する。なお、プログラムは、記憶部120に格納される形態に限定されず、例えば、避難誘導装置100内の、ROM等(図示なし)に記憶された構成としてもよい。なお、検知部111、危険度合算出部112、危険情報送信部113、受信部114、経路判定部115、及び報知情報送信部116の詳細については、後述する。
図4は、避難誘導装置100の機能的構成を示すブロック図である。図4に示すように、記憶部120は、検知情報DB121(DB:Database)と、危険度合DB122と、推奨経路DB123と、判定結果DB124と、に含まれる情報をデータとして格納する。なお、これらの各データを格納する記憶部120は、1つであっても複数であっても良い。例えば、1つの記憶部120に対し、領域を分けて記憶する構成としてもよい。あるいは、物理的に離れた場所に設置された複数の記憶装置に、データが分散して格納されていても良い。検知情報DB121、危険度合DB122、及び判定結果DB124の詳細については後述する。
図2に示す推奨経路に対する、推奨経路DB123に格納された推奨経路情報の例を図5に示す。本実施形態において、「街路灯ポイント」は、各街路灯10から避難場所50までの推奨される経路に対応して、値を定めたものである。本実施形態において、「街路灯ポイント」は、推奨される経路に該当するほど値が小さく、また、推奨される経路から離れるにしたがって値が増加するものとして定める。
例えば、本実施形態において、推奨経路の街路灯10(街路灯10a、10b、10c、10d、10e、10f、10l、及び10r)には、「街路灯ポイント」の値として「1」が格納されている。さらに、推奨経路以外の街路灯10であって、推奨経路に隣接する街路灯10(街路灯10g、10h、10i、10j、10k、及び10k)には、「街路灯ポイント」の値として「2」が格納されている。さらに、推奨経路以外の街路灯10であって、推奨経路に隣接する街路灯10にさらに隣接する街路灯10(街路灯10m、10n、10o、及び10p)には、「街路灯ポイント」の値として「4」が格納されている。すなわち、本実施形態においては、推奨経路における「街路灯ポイント」の値を「1」とし、推奨経路から離れるにしたがって、「街路灯ポイント」の値が増加する。
通信IF130は、有線および/または無線ネットワークを介して、各街路灯10が相互に通信を行うためのインタフェースである。
入出力IF140は、例えば、街路灯10に設けられた各種のセンサや検知回路(図示なし。以下、センサとする)からの情報の入力やユーザが直接、街路灯10を操作する場合のデータを入力するためのインタフェースである。さらに入出力IF140は、表示部11へのデータの出力においてデータをやり取りするためのインタフェースである。本実施形態において、入出力IF140は、例えば、図4に示すような、入力IF140aと、出力IF140bとを含んで構成される。
入力IF140aは、街路灯10に設けられた各種センサによって検知された街路灯10の周囲の情報を入力する。本実施形態において、センサは、災害情報検知回路、加速度センサ、水位センサ、不点灯検知回路、人感センサ、又は光ビーコンの少なくとも一つを含む。
災害情報検知回路は、例えば、災害時に気象庁等から発信される災害関連情報を検知する。災害関連情報には、災害種別、位置情報、強度情報、及び時刻情報を含んで構成される。災害種別は、災害の種別が、津波、地震、竜巻、洪水、局所的豪雨、火災等のうちいずれかを示す情報である。位置情報は、災害の発生場所を示す情報である。強度情報は、災害の強度(例えば津波の高さ)を示す情報である。また、時刻情報は、災害の発生時刻又は発生予想時刻(例えば津波の到来時刻)を示す情報である。
加速度センサは、街路灯10が地震等で揺れる、あるいは倒壊した場合に街路灯10の揺れ具合を検知する。水位センサは、例えば、街路灯10の地点における津波や局所的豪雨による増水度合いを検知する。不点灯検知回路は、街路灯10が故障等で点灯しない、照度低下、あるいは点滅するなどの状況を検知する。人感センサは、街路灯10の付近の道路における人の混雑度を検知する。光ビーコンは、街路灯10の付近の道路における車両の通行量等を検知する。
また、入力IF140aは、様々な情報を入力するためのインタフェース機能を有し、ユーザによって街路灯10の外部から情報を入力することが可能となる。入力IF140aには、街路灯10と接続可能な、例えば、キーボード、マウス、タッチパネル、トラックボール、および、音声認識デバイス等を通じてユーザによって情報の入力が可能となる。また、入力IF140aは、外部記憶装置(図示なし)等からデータを入力するためのデータ入力端子として、情報を入力することができる。
出力IF140bは、街路灯10に設けられた表示部11に、避難誘導における誘導方向を表示させる。表示部11は、例えば、液晶ディスプレイや、LED装置などである。また、出力IF140bは、街路灯10に設けられた照明部に、点灯のオンオフを制御するための照明制御信号を出力する。本実施形態においては、照明制御信号は、あらかじめ避難誘導装置100に格納された点灯開始時間、及び点灯終了時間に基づくものであり、例えば、点灯開始時間になると照明部がオンになる照明制御信号が出力される。
(避難誘導装置100の機能的構成)
次に、図4に示す機能ブロック図を用いて、避難誘導装置100の機能について説明する。
検知部111は、入力IF140aを介して入力した情報を検知情報として、検知情報DB121に格納する。検知情報は、例えば、災害情報検知回路、加速度センサ、水位センサ、不点灯検知回路、人感センサ、及び光ビーコンのうち、どのセンサ(検知回路)によって検知されたものであるかを示す情報と、及びその検知情報の強度に関する情報と、が含まれる。
危険度合算出部112は、検知情報DB121に格納された検知情報に基づいて、危険度合を算出し、危険度合DB122に格納する。本実施形態において危険度合算出部112は、図6に示す参照データに基づいて危険度合を算出する。具体的には、危険度合算出部112は、検知情報の強度に応じて、危険度合を数値として算出する。例えば、図6に示す参照データにおいては、検知情報の強度を「大」、「中」、及び「小」の3つで示している。
図6に示す参照データにおいては、災害情報検知回路で検知された災害関連情報の強度が「大」の場合、危険度合の値は10となる。また、人感センサや光ビーコンで検出された人や車両の混雑度は、強度が「大」の場合に危険度合の値は8となる。人感センサや光ビーコンで検出される人や車両の混雑度は、災害関連情報等に比べて危険度合は低いためである。なお、図6に示す参照データは、本実施形態の構成を限定するものではなく、各検知情報の強度に応じて図6に示す危険度合を割り当てる構成としてもよい。なお、本実施形態において図6に示す参照データは、あらかじめ記憶部120に格納されているものとする。
危険度合算出部112で算出された危険度合は、例えば、図7のように、対象となる街路灯10の識別番号、及び危険度合を数値として含む、危険情報が危険度合DB122に格納される。図7に示す例においては、例えば、危険情報として、街路灯10cにおいて、加速度センサが危険度合の値が10の情報を検知した場合の例を示している。
危険情報送信部113は、危険度合DB122に格納された危険度合に関する情報を含む危険情報を、他の街路灯10に送信する。
受信部114は、他の街路灯10から送られてきた危険情報を受信し、推奨経路DB123に格納する。図8は、避難場所50までの経路において危険が発生した場合の例を説明するための模式図である。例えば、図8に示すように、街路灯10cにおいて、危険度合が10の危険が発生した場合に、受信部114は、その情報を街路灯10cから受信し、推奨経路DB123に格納する。
図9に、危険度合が格納(反映)された推奨経路DB123における推奨経路の情報を示す。図9に示すように推奨経路DB123の推奨経路情報の街路灯番号が10cの「街路灯ポイント」には、値として「10」が格納されている。これは、受信部114が受信した危険度合の値を反映したものである。さらに、街路灯10cに隣接する街路灯10b、街路灯10i、及び街路灯10dには、「街路灯ポイント」の値として「8」が格納されている。さらに、街路灯10b、街路灯10i、及び街路灯10dに隣接する街路灯10a、街路灯10e、街路灯10h、街路灯10j、及び街路灯10oには、「街路灯ポイント」の値として「6」が格納されている。すなわち、危険が発生した街路灯10cの周辺の街路灯10においても、危険が発生した街路灯10からの距離に応じて危険度合が格納される。
なお、本実施形態において受信部114は、他の街路灯10から送られてきた危険度合の値が、すでに推奨経路DB123に格納されている「街路灯ポイント」の値より小さい場合には、推奨経路DB123の推奨経路情報には、危険度合の値を反映させない。
経路判定部115は、危険情報、及び推奨経路DB123に格納された推奨経路情報に基づいて、経路判定を行い、判定した結果を判定結果DB124に格納する。経路判定は、経路判定の対象(起点)となる街路灯10から避難場所50までの「街路灯ポイント」の値を累積した値が一番少ない経路を推奨経路として判定し、判定結果として方向を指定する。
図9に示される推奨経路情報に基づいて、街路灯10aから避難場所50までの推奨経路について経路判定を行う例を示す。図8及び図9に示す例において街路灯10aは、街路灯10b又は街路灯10gへの方向の表示が可能となる。
街路灯10aから街路灯10bに向かう方向においては、図9に示す例において、経路として、街路灯10b、街路灯10h、街路灯10i、街路灯10j、街路灯10k、街路灯10l、及び街路灯10rが、「街路灯ポイント」の値が「32」で最小となる。
一方で、街路灯10aから街路灯10gに向かう方向においては、経路として、街路灯10g、街路灯10h、街路灯10i、街路灯10j、街路灯10k、街路灯10l、及び街路灯10rが、「街路灯ポイント」の値が「26」で最小となる。
すなわち、図8及び図9に示す例においては、街路灯10aから街路灯10gの方向に向かう経路が避難場所50までの最も適切な経路となり、推奨経路として判定される。経路判定部115は、判定した結果を図10に示すような判定結果情報として、判定結果DB124に格納する(「○」で図示)。図10に示す例においては、上述の街路灯10gに向かう方向が判定結果として示され、判定結果の欄に「○」が格納されている。
報知情報送信部116は、判定結果DB124に格納された判定結果情報について外部に報知するための情報を送信する。例えば、本実施形態において、報知情報送信部116は、判定結果DB124に格納された判定結果情報に基づいて、表示部11に表示する方向に関する情報を送信し、表示部11に方向を表示(報知)させる。例えば、図8の街路灯10aにおいては、街路灯10gに向かう方向への矢印が表示されている。すなわち図2に示す推奨経路を示す例において、街路灯10bに向かう方向を表示していた街路灯10aの表示が、街路灯10cにおいての危険発生により、街路灯10gに向かう方向へ、矢印の向きが変更されることになる。
上述の通り、本実施形態における避難誘導装置100は、他の街路灯10で検出された危険情報を、ネットワーク30を介して受信する受信部114を備える。また、避難誘導装置100は、危険情報、及びあらかじめ記憶部120に記憶された推奨経路情報に基づいて、適切な避難経路を判定する経路判定部115を備える。さらに、避難誘導装置100は、経路判定部115で判定された判定結果について外部に報知するための情報を送信する報知情報送信部116を備える。これにより、各街路灯10が避難場所50までの適切な避難経路を判定し、その判定結果に基づいて、適切な避難の方向を報知することが可能となる。
また本実施形態における避難誘導装置100の経路判定部115は、危険情報又は危険度合、及びあらかじめ記憶部120に記憶された推奨経路情報に基づいて、適切な避難経路を判定する。これにより、避難誘導装置100は、危険度合に基づいて避難経路を判定することが可能となり、危険度合に応じてより適切な避難経路を判定することができる。
また、本実施形態における街路灯10は、危険情報として、災害関連情報を検知し、経路判定部115は、適切な避難経路として、避難場所までの経路を算出する。これにより、災害発生時において、人々が避難場所まで避難する場合に、災害関連情報に応じて適切な経路を算出することが可能となる。
さらに、本実施形態における街路灯10は、表示部11を備え、報知情報送信部116は、表示部11に、経路判定部115が算出した適切な避難経路の情報を表示させるための情報を送信する。これにより、表示部11に適切な避難経路の情報が表示されることになり、避難する人々は、街路灯10の表示部11に表示された情報に従って、適切に避難場所まで避難することが可能となる。
(避難誘導装置100の処理フローの概略)
次に、避難誘導装置100における避難誘導に係る処理(避難誘導方法)について、図11、及び図12のフローチャートに基づいて説明する。図11、及び図12のフローチャートに示す避難誘導装置100の一連の動作は、避難誘導装置100が起動されると開始され、電源オフにより処理を終了する。また、図11、及び図12に示すフローチャートは、電源オフの他に処理終了の割り込みによっても処理は終了する。また、以下のフローチャートの説明において、上述の避難誘導装置100の説明で記載した内容と同じ内容については、省略又は簡略化して説明する。
まず、街路灯10における危険情報の検知に関する処理について、図11を用いて説明する。
ステップS1101において、検知部111は、入力IF140aを介してデータの入力があるか否かを判定する。本実施形態において、入力IF140aを介して入力されるデータは、各種センサから入力されるデータである。ステップS1101において、検知部111は、入力IF140aを介してデータの入力があると判定した場合(ステップS1101:YES)には、ステップS1102に進む。一方で、ステップS1101において、検知部111は、入力IF140aを介してデータの入力がないと判定した場合(ステップS1101:NO)には、ステップS1101に戻り、ステップS1101の処理を繰り返す。
ステップS1102において、検知部111は、入力IF140aを介して入力した情報を検知情報として、検知情報DB121に格納する。
ステップS1103において、危険度合算出部112は、検知情報DB121に格納された検知情報に基づいて、危険度合を算出し、危険度合DB122に格納する。例えば、図6に示すような参照データに基づいて危険度合を算出する。
ステップS1104において、危険情報送信部113は、危険度合DB122に格納された危険度合に関する情報を含む危険情報を他の街路灯10に送信する。
次に、街路灯10における推奨経路の判定に関する処理について図12を用いて説明する。
ステップS1201において、受信部114は、通信IF130を介して他の街路灯10からの危険情報の送信があるか否かを判定する。ステップS1201において、受信部114は、通信IF130を介して他の街路灯10からの危険情報の送信があると判定した場合(ステップS1201:YES)には、ステップS1202に進む。一方で、ステップS1201において、受信部114は、通信IF130を介して他の街路灯10からの危険情報の送信がないと判定した場合(ステップS1201:NO)には、ステップS1201に戻り、ステップS1201の処理を繰り返す。
ステップS1202において、受信部114は、他の街路灯10から送られてきた危険情報を受信し、推奨経路DB123に格納する。
ステップS1203において、経路判定部115は、危険情報、及び推奨経路DB123に格納された推奨経路情報に基づいて、経路判定を行い、判定した結果を判定結果DB124に格納する。経路判定は、経路判定の対象(起点)となる街路灯10から避難場所50までの「街路灯ポイント」の値を累積した値が一番少ない経路を推奨経路として判定し、判定結果として方向を指定する。
ステップS1204において、報知情報送信部116は、判定結果DB124に格納された判定結果情報について外部に報知するための情報を送信する。例えば、本実施形態において、報知情報送信部116は、判定結果DB124に格納された判定結果情報に基づいて、表示部11に表示する方向に関する情報を送信し、表示部11に方向を表示させる。例えば、図8の街路灯10aにおいては、街路灯10gに向かう方向への矢印が表示されている。
上述の通り、本実施形態における避難誘導方法は、他の街路灯10で検出された危険情報を、ネットワーク30を介して受信し、危険情報、及びあらかじめ記憶部120に記憶された推奨経路情報に基づいて、適切な避難経路を判定する。さらに、経路判定部115で判定された判定結果について外部に報知するための情報を送信する。これにより、各街路灯が避難場所50までの適切な避難経路を判定し、その判定結果に基づいて、適切な避難の方向を報知することが可能となる。
(他の実施形態)
以上、本実施形態を説明したが、実施形態はこれらに限定されるものではなく、実施形態の要旨の範囲内で種々の変形が可能である。また、さまざまな実施形態の一部または全部を組み合わせて新たな実施形態とすることも可能である。
上述の実施形態において、表示部11が避難場所50までの推奨方向を表示させる装置である例を示したが、実施形態はこれに限定されない。例えば避難誘導装置100は、入出力IF140を介して、スピーカから音声を出力し、経路情報を報知する機能を備えてもよい。あるいは、避難誘導装置100は、通信IF130を開始して、街路灯10の近辺にいる人の携帯端末に避難誘導の方向を配信する機能を備えてもよい。さらには、避難誘導装置100は、照明部の光を順に点滅、又はスイングさせて避難場所50までの推奨方向を報知させる構成としてもよい。これにより、街路灯10の表示部11に表示される方向のみならず、音声の出力、携帯端末への配信、照明部の点滅又はスイングによる報知等の情報提供により、より正確な避難誘導の情報を通知することが可能となる。
また、街路灯10の照明部は、例えば、通常点灯モード、省エネ点灯モード等の複数の点灯モードの種類を設けて構成されてもよい。すなわち、照明部は、推奨経路情報に基づいて、複数の点灯モードを設定することが可能な形態としてもよい。報知情報送信部116は、照明部に、経路判定部115が算出した適切な避難経路の情報に応じた発光をさせるための情報を送信してもよい。これにより、避難する人々は、経路判定部115が算出した適切な避難経路の情報に応じて発光される情報により、より適切な避難経路を認識することが可能となり、より安全に避難場所まで避難することが可能となる。省エネ点灯モードは、通常点灯モードより照度は低く、通常点灯モードより低消費電力で点灯させることが可能であり、省エネ(省エネルギー)を実現することができる。制御部110は、推奨経路DB123に格納された推奨経路情報の「街路灯ポイント」に基づいて、照明部のモードを設定可能としてもよい。例えば、制御部110は、推奨経路情報の「街路灯ポイント」の値が「1」の街路灯10を通常点灯モードとし、推奨経路情報の「街路灯ポイント」の値が「2」の街路灯10を省エネ点灯モードとしてもよい。さらに、制御部110は、推奨経路情報の「街路灯ポイント」の値が「4」の街路灯10を、消灯モード(照明オフ)としてもよい。これにより、災害時の街路灯10における余分な電力消費を削減することが可能となる。
また、上述の実施形態における検知回路(センサ)は、災害情報検知回路、加速度センサ、水位センサ、不点灯検知回路、人感センサ、及び光ビーコンに限定されるものではない。例えば、検知回路(センサ)として、電波センサ、画像センサ、及び/又は5Gアンテナを設けてもよい。例えば、電波センサ及び画像センサは、人や車を検知することが可能である。また、5Gアンテナは、人が所持する携帯端末から情報を受信し、人の存在を検知することが可能となる。検知回路(センサ)として、電波センサ、画像センサ、及び/又は5Gアンテナを用いることで、街路灯10の近辺に存在する人や車の数も把握することが可能となり、より詳細な情報を検知することができる。
また、上述の実施形態において、屋外の街路灯10を用いた避難誘導システム1を示したが、実施形態は、これに限定されない。例えば、屋内の誘導灯に避難誘導システム1を適用させてもよい。例えば、屋内の誘導灯には、屋外のサーバ等からの通信が困難な場合があり、上述の避難誘導システム1により、誘導灯で相互通信可能とすることで、避難誘導情報を適切に報知することが可能な避難誘導システムを提供することが可能となる。
上述した避難誘導方法をコンピュータに実行させるコンピュータプログラム(避難誘導プログラム)及びそのプログラムを記録したコンピュータで読み取り可能な記録媒体は、本実施形態の範囲に含まれる。ここで、コンピュータで読み取り可能な記録媒体の種類は任意である。また、上述のコンピュータプログラムは、上述の記録媒体に記録されたものに限られず、電気通信回線、無線又は有線通信回線、インターネットを代表とするネットワーク等を経由して伝送されるものであってもよい。
以下に、本実施形態に係る避難誘導装置100、街路灯10、避難誘導システム1、避難誘導方法、及び避難誘導プログラムの特徴について記載する。
(1)照明部を備える街路灯10に設けられた避難誘導装置100は、以下の構成を有する。
(i)他の街路灯10で検出された危険情報を、ネットワークを介して受信する受信部114を含む。
(ii)危険情報、及びあらかじめ記憶部120に記憶された推奨経路情報に基づいて、適切な避難経路を判定する経路判定部115を含む。
(iii)経路判定部115で判定された判定結果について外部に報知するための情報を送信する報知情報送信部116を含む。
本開示によれば、避難誘導装置100は、他の街路灯10で検出された危険情報を、ネットワーク30を介して受信する受信部114を備える。また、避難誘導装置100は、危険情報、及びあらかじめ記憶部120に記憶された推奨経路情報に基づいて、適切な避難経路を判定する経路判定部115を備える。さらに、避難誘導装置100は、経路判定部115で判定された判定結果について外部に報知するための情報を送信する報知情報送信部116を備える。これにより、各街路灯10が避難場所50までの適切な避難経路を判定し、その判定結果に基づいて、適切な避難の方向を報知することが可能となる。
(2)避難誘導装置100は、以下の構成をさらに有することが好ましい。
(iv)危険情報から、その危険度合を算出する危険度合算出部112を、さらに備えることが好ましい。
(v)経路判定部115は、危険情報又は危険度合、及びあらかじめ記憶部120に記憶された推奨経路情報に基づいて、適切な避難経路を判定することが好ましい。
本開示によれば、避難誘導装置100の経路判定部115は、危険情報又は危険度合、及びあらかじめ記憶部120に記憶された推奨経路情報に基づいて、適切な避難経路を判定する。これにより、避難誘導装置100は、危険度合に基づいて避難経路を判定することが可能となり、危険度合に応じてより適切な避難経路を判定することができる。
(3)照明部と、周囲の危険情報を検知する検知部111と、を備える街路灯10は以下の構成を有する。
(i)街路灯10は、避難誘導装置100をさらに備える。
(ii)避難誘導装置100は、以下の構成を有する。
(iii)他の街路灯10の検知部111で検出された危険情報を、ネットワークを介して受信する受信部114を含む。
(iv)危険情報、及びあらかじめ記憶部120に記憶された推奨経路情報に基づいて、適切な避難経路を判定する経路判定部115を含む。
(v)経路判定部115で判定された判定結果について外部に報知するための情報を送信する報知情報送信部116を含む。
本開示によれば、街路灯10は、他の街路灯10で検出された危険情報を、ネットワーク30を介して受信する受信部114を備える。また、避難誘導装置100は、危険情報、及びあらかじめ記憶部120に記憶された推奨経路情報に基づいて、適切な避難経路を判定する経路判定部115を備える。さらに、避難誘導装置100は、経路判定部115で判定された判定結果について外部に報知するための情報を送信する報知情報送信部116を備える。これにより、各街路灯10が避難場所50までの適切な避難経路を判定し、その判定結果に基づいて、適切な避難の方向を報知することが可能となる。
(4)街路灯10は、以下の構成をさらに有することが好ましい。
(vi)避難誘導装置100は、危険情報から、その危険度合を算出する危険度合算出部112を、さらに備えることが好ましい。
(vii)経路判定部115は、危険情報又は危険度合、及びあらかじめ記憶部120に記憶された推奨経路情報に基づいて、適切な避難経路を判定することが好ましい。
本開示によれば、避難誘導装置100の経路判定部115は、危険情報又は危険度合、及びあらかじめ記憶部120に記憶された推奨経路情報に基づいて、適切な避難経路を判定する。これにより、避難誘導装置100は、危険度合に基づいて避難経路を判定することが可能となり、危険度合に応じてより適切な避難経路を判定することができる。
(5)街路灯10は、以下の構成をさらに有することが好ましい。
(viii)検知部111は、危険情報として、災害関連情報を検知することが好ましい。
(ix)経路判定部115は、適切な避難経路として、避難場所までの経路を算出することが好ましい。
本開示によれば、街路灯10は、危険情報として、災害関連情報を検知し、経路判定部115は、適切な避難経路として、避難場所までの経路を算出する。これにより、災害発生時において、人々が避難場所まで避難する場合に、災害関連情報に応じて適切な経路を算出することが可能となる。
(6)街路灯10は、以下の構成をさらに有することが好ましい。
(x)表示部11を、さらに備えることが好ましい。
(xi)報知情報送信部116は、表示部11に、経路判定部115が算出した適切な避難経路の情報を表示させるための情報を送信することが好ましい。
本開示によれば、街路灯10は、表示部11を備え、報知情報送信部116は、表示部11に、経路判定部115が算出した適切な避難経路の情報を表示させるための情報を送信する。これにより、表示部11に適切な避難経路の情報が表示されることになり、避難する人々は、街路灯10の表示部11に表示された情報に従って、適切に避難場所まで避難することが可能となる。
(7)街路灯10は、以下の構成をさらに有することが好ましい。
(xii)照明部は、複数の点灯モードを設定することが可能であることが好ましい。
(xiii)報知情報送信部116は、照明部に、経路判定部115が算出した適切な避難経路の情報に応じた発光をさせるための情報を送信することが好ましい。
本開示によれば、街路灯10の照明部は、複数の点灯モードを設定することが可能であり、報知情報送信部116は、照明部に、経路判定部115が算出した適切な避難経路の情報に応じた発光をさせるための情報を送信する。これにより、避難する人々は、経路判定部115が算出した適切な避難経路の情報に応じて発光される情報により、より適切な避難経路を認識することが可能となり、より安全に避難場所まで避難することが可能となる。
(8)互いに通信可能な複数の照明装置で構成される避難誘導システム1は、以下の構成を有する。
(i)照明装置は、以下の構成を有する。
(ii)危険情報を検知する検知部111を含む。
(iii)危険情報を送信する危険情報送信部113を含む。
(iv)他の照明装置から送信された危険情報に関する情報を、ネットワークを介して受信する受信部114を含む。
(v)危険情報、及びあらかじめ記憶部120に記憶された推奨経路情報に基づいて、適切な避難経路を判定する経路判定部115を含む。
(vi)経路判定部115で判定された判定結果について外部に報知するための情報を送信する報知情報送信部116を含む。
本開示によれば、避難誘導システム1の街路灯10は、他の街路灯10で検出された危険情報を、ネットワーク30を介して受信する受信部114を備える。また、避難誘導装置100は、危険情報、及びあらかじめ記憶部120に記憶された推奨経路情報に基づいて、適切な避難経路を判定する経路判定部115を備える。さらに、避難誘導装置100は、経路判定部115で判定された判定結果について外部に報知するための情報を送信する報知情報送信部116を備える。これにより、各街路灯10が避難場所50までの適切な避難経路を判定し、その判定結果に基づいて、適切な避難の方向を報知することが可能となる。
(9)コンピュータによって実行される避難誘導方法は、以下の処理を有する。
(i)照明装置で検出された危険情報を、ネットワークを介して受信する処理を含む。
(ii)危険情報、及びあらかじめ記憶部120に記憶された推奨経路情報に基づいて、適切な避難経路を判定する処理を含む。
(iii)判定された判定結果について外部に報知するための情報を送信する処理を含む。
本開示によれば、避難誘導方法は、他の街路灯10で検出された危険情報を、ネットワーク30を介して受信し、危険情報、及びあらかじめ記憶部120に記憶された推奨経路情報に基づいて、適切な避難経路を判定する。さらに、判定された判定結果について外部に報知するための情報を送信する。これにより、各街路灯が避難場所50までの適切な避難経路を判定し、その判定結果に基づいて、適切な避難の方向を報知することが可能となる。
(10)コンピュータに実行させるための避難誘導プログラムは、以下のステップを有する。
(i)照明装置で検出された危険情報を、ネットワークを介して受信するステップを含む。
(ii)危険情報、及びあらかじめ記憶部120に記憶された推奨経路情報に基づいて、適切な避難経路を判定するステップを含む。
(iii)判定された判定結果について外部に報知するための情報を送信するステップを含む。
本開示によれば、避難誘導プログラムは、他の街路灯10で検出された危険情報を、ネットワーク30を介して受信し、危険情報、及びあらかじめ記憶部120に記憶された推奨経路情報に基づいて、適切な避難経路を判定する。さらに、判定された判定結果について外部に報知するための情報を送信する。これにより、各街路灯が避難場所50までの適切な避難経路を判定し、その判定結果に基づいて、適切な避難の方向を報知することが可能となる。
1 避難誘導システム
10、10a~10r 街路灯
11 表示部
30 ネットワーク
100 避難誘導装置
110 制御部
111 検知部
112 危険度合算出部
113 危険情報送信部
114 受信部
115 経路判定部
116 報知情報送信部
120 記憶部
121 検知情報DB
122 危険度合DB
123 推奨経路DB
124 判定結果DB
130 通信IF
140 入出力IF

Claims (10)

  1. 照明部を備える街路灯に設けられた避難誘導装置であって、
    他の前記街路灯で検出された危険情報を、ネットワークを介して受信する受信部と、
    前記危険情報、及びあらかじめ記憶部に記憶された推奨経路情報に基づいて、適切な避難経路を判定する経路判定部と、
    前記経路判定部で判定された判定結果について外部に報知するための情報を送信する報知情報送信部と、を備える、
    避難誘導装置。
  2. 前記危険情報から、その危険度合を算出する危険度合算出部を、さらに備え、
    前記経路判定部は、前記危険情報又は前記危険度合、及びあらかじめ記憶部に記憶された推奨経路情報に基づいて、適切な避難経路を判定する、
    請求項1に記載の避難誘導装置。
  3. 照明部と、周囲の危険情報を検知する検知部と、を備える街路灯であって、
    避難誘導装置を、さらに備え、
    前記避難誘導装置は、
    他の前記街路灯の前記検知部で検出された前記危険情報を、ネットワークを介して受信する受信部と、
    前記危険情報、及びあらかじめ記憶部に記憶された推奨経路情報に基づいて、適切な避難経路を判定する経路判定部と、
    前記経路判定部で判定された判定結果について外部に報知するための情報を送信する報知情報送信部と、を有する、
    街路灯。
  4. 前記避難誘導装置は、前記危険情報から、その危険度合を算出する危険度合算出部を、さらに備え、
    前記経路判定部は、前記危険情報又は前記危険度合、及びあらかじめ記憶部に記憶された推奨経路情報に基づいて、適切な避難経路を判定する、
    請求項3に記載の街路灯。
  5. 前記検知部は、前記危険情報として、災害関連情報を検知し、
    前記経路判定部は、前記適切な避難経路として、避難場所までの経路を算出する、
    請求項3又は4に記載の街路灯。
  6. 表示部を、さらに備え、
    前記報知情報送信部は、前記表示部に、前記経路判定部が算出した前記適切な避難経路の情報を表示させるための情報を送信する、
    請求項3乃至5のいずれか一項に記載の街路灯。
  7. 前記照明部は、複数の点灯モードを設定することが可能であり、
    前記報知情報送信部は、前記照明部に、前記経路判定部が算出した前記適切な避難経路の情報に応じた発光をさせるための情報を送信する、
    請求項3乃至6のいずれか一項に記載の街路灯。
  8. 互いに通信可能な複数の照明装置で構成される避難誘導システムであって、
    前記照明装置は、
    危険情報を検知する検知部と、
    前記危険情報を送信する危険情報送信部と、
    他の前記照明装置から送信された前記危険情報に関する情報を、ネットワークを介して受信する受信部と、
    前記危険情報、及びあらかじめ記憶部に記憶された推奨経路情報に基づいて、適切な避難経路を判定する経路判定部と、
    前記経路判定部で判定された判定結果について外部に報知するための情報を送信する報知情報送信部と、を備える、
    避難誘導システム。
  9. コンピュータに実行される避難誘導方法であって、
    照明装置で検出された危険情報を、ネットワークを介して受信し、
    前記危険情報、及びあらかじめ記憶部に記憶された推奨経路情報に基づいて、適切な避難経路を判定し、
    判定された判定結果について外部に報知するための情報を送信する、
    避難誘導方法。
  10. 照明装置で検出された危険情報を、ネットワークを介して受信するステップと、
    前記危険情報、及びあらかじめ記憶部に記憶された推奨経路情報に基づいて、適切な避難経路を判定するステップと、
    判定された判定結果について外部に報知するための情報を送信するステップと、をコンピュータに実行させるための
    避難誘導プログラム。
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