JP2022123187A - ロータリスイッチ装置 - Google Patents

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直基 向井
Naomoto Mukai
雄貴 土井
Yuki Doi
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Abstract

【課題】信頼性を向上する。【解決手段】ロータリスイッチ装置10では、第1可動接点60A(第2可動接点60B)の上側可動接点部61がロータ50から上側へ露出し、下側可動接点部62がロータ50から下側へ露出している。また、ロータ50の径方向外側には、第1固定接点80が設けられており、第1固定接点80は、上側可動接点部61に上側から当接可能に構成された上側固定接点部90Dと、下側可動接点部62に下側から当接可能に構成された下側固定接点部92Dと、を有している。これにより、上側固定接点部90D及び下側固定接点部92Dによって、第1可動接点60A又は第2可動接点60Bを上下方向両側から挟み込む。このため、第1固定接点80と第1可動接点60A又は第2可動接点60Bとの当接状態を安定化させることができる。【選択図】図6

Description

本発明は、ロータリスイッチ装置に関する。
下記特許文献1に記載の電源スイッチは、一対の固定端子(固定接点)と、一対の固定端子の間に配置された回転端子(可動接点)と、を備えている。また、固定端子は、周方向に並ぶ複数の接触部を有しており、回転端子は、接触部に接触可能に構成された被接触部を有している。そして、回転端子が回転することで、被接触部が、一対の固定端子における接触部に接触することで、一対の固定端子と回転端子とが通電状態になり、被接触部と一対の固定端子における接触部とが非接触になることで、一対の固定端子と回転端子とが非通電状態になる。
特開2007-200635号公報
ここで、上記電源スイッチにおける一対の固定端子と回転端子との通電状態では、一方の固定端子における接触部が、回転端子の板厚方向一方側から被接触部に接触し、他方の固定端子における接触部が、回転端子の板厚方向他方側から被接触部に接触する。すなわち、固定端子では、接触部が回転端子の被接触部に回転端子の板厚方向の何れか一方側から接触する。このため、例えば、衝撃や振動等による外力が電源スイッチに付与されたときに、固定端子や回転端子にたわみが生じて、固定端子と回転端子との接触状態が解除される可能性がある。この場合には、電源スイッチの信頼性が低下する虞がある。
本発明は、上記事実を考慮して、信頼性を向上することができるロータリスイッチ装置を提供することを目的とする。
本発明の1又はそれ以上の実施形態は、操作軸と、前記操作軸の軸方向を板厚方向とする板状に形成され、前記操作軸と一体に回転するロータと、前記ロータに設けられ、前記ロータの板厚方向両側に露出された一対の可動接点部を有する可動接点と、前記ロータに対して前記操作軸の径方向外側に設けられ、一対の前記可動接点部の一方に前記ロータの板厚方向一方側から当接可能に構成された第1固定接点部と、一対の前記可動接点部の他方に前記ロータの板厚方向他方側から当接可能に構成された第2固定接点部を有する固定接点と、を備えたロータリスイッチ装置である。
本発明の1又はそれ以上の実施形態は、前記固定接点は、前記固定接点における前記操作軸の軸方向一方側部分を構成し、前記第1固定接点部を有する第1接点部材と、前記固定接点における前記操作軸の軸方向他方側部分を構成し、前記第2固定接点部を有する第2接点部材と、を含んで構成されているロータリスイッチ装置である。
本発明の1又はそれ以上の実施形態は、前記ロータに対して前記操作軸の径方向外側には、第1ベース部材が設けられ、前記第1ベース部材に対して前記操作軸の軸方向他方側には、第2ベース部材が設けられており、前記第1接点部材は、前記第1ベース部材に一体に形成されると共に、前記第1ベース部材から前記操作軸の径方向内側へ延出され且つ先端部が前記第1固定接点部として構成された第1延出部を有し、前記第2接点部材は、前記第2ベース部材に一体に形成されると共に、前記第2ベース部材から前記操作軸の径方向内側へ延出され且つ先端部が前記第2固定接点部として構成された第2延出部を有しているロータリスイッチ装置である。
本発明の1又はそれ以上の実施形態は、前記第1延出部の延出長さと前記第2延出部の延出長さが異なる長さに設定されているロータリスイッチ装置である。
本発明の1又はそれ以上の実施形態は、前記第1接点部材は、前記第1ベース部材から前記操作軸の径方向外側へ突出された第1接続部を有し、前記第2接点部材は、前記第2ベース部材から前記操作軸の径方向外側へ突出された第2接続部を有しており、前記操作軸の軸方向において前記第1ベース部材及び前記第2ベース部材が重ね合わされて、前記第1接続部及び前記第2接続部が接続されているロータリスイッチ装置である。
本発明の1又はそれ以上の実施形態は、前記第1ベース部材及び前記第2ベース部材に対して前記操作軸の軸方向両側には、一対の固定部材が設けられており、締結部材によって、前記第1ベース部材及び前記第2ベース部材が、一対の固定部材に締結固定されているロータリスイッチ装置である。
本発明の1又はそれ以上の実施形態は、前記第1ベース部材及び前記第2ベース部材は、リング状に形成されると共に、前記第1ベース部材及び前記第2ベース部材の径方向内側に前記ロータが配置されており、複数の前記固定接点が、前記第1ベース部材及び前記第2ベース部材の周方向に並んで配置されているロータリスイッチ装置である。
本発明の1又はそれ以上の実施形態は、前記固定接点、前記可動接点、前記第1ベース部材、及び前記第2ベース部材によってスイッチアッシーを構成しており、前記一対の固定部材の間には、複数の前記スイッチアッシーが配置されているロータリスイッチ装置である。
本発明の1又はそれ以上の実施形態によれば、信頼性を向上することができる。
本実施の形態に係るロータリスイッチ装置を示す斜視図である。 図1に示されるロータリスイッチ装置の断面図(図1の2-2線断面図)である。 図1に示されるロータリスイッチ装置の断面図(図1の3-3線断面図)である。 図1に示される第1スイッチアッシーの斜視図である。 図4に示される第1スイッチアッシーの分解斜視図である。 図4に示される第1スイッチアッシーを模式的に示す断面図である。 図1に示される第1スイッチアッシー及び第2スイッチアッシーの通電状態を説明するための説明図である。 図1に示される第3スイッチアッシーの通電状態を説明するための説明図である。 図1に示される第4スイッチアッシーの通電状態を説明するための説明図である。
以下、図面を用いて本実施の形態に係るロータリスイッチ装置10について説明する。図1に示されるように、ロータリスイッチ装置10は、全体として略円柱状に形成されている。以下の説明では、ロータリスイッチ装置10の軸方向一方側(図1の矢印A方向側)をロータリスイッチ装置10の上側とし、ロータリスイッチ装置10の軸方向他方側(図1の矢印B方向側)をロータリスイッチ装置10の下側としている。
図1~図3に示されるように、ロータリスイッチ装置10は、固定部材としての上側固定部材20と、固定部材としての下側固定部材24と、操作軸30と、を含んで構成されている。また、ロータリスイッチ装置10は、複数(本実施の形態では、4個)のスイッチアッシーとしての第1スイッチアッシー40、第2スイッチアッシー42、第3スイッチアッシー44、及び第4スイッチアッシー46を有している。以下、ロータリスイッチ装置10の構成について説明する。
(上側固定部材20について)
上側固定部材20は、ロータリスイッチ装置10の上端部を構成している。上側固定部材20は、上下方向を厚み方向とする略十字形ブロック状に形成されている。具体的には、上側固定部材20は、上側固定部材20の略中央部を構成し且つ上下方向を軸方向とする略円筒状の支持筒部20Aと、支持筒部20Aから径方向外側へ延出された4箇所のアーム部20Bと、を含んで構成されている。アーム部20Bは、支持筒部20Aの周方向に等間隔(90度毎)に並んで配置されている。
アーム部20Bの先端部は、固定部20Cとして構成されており、固定部20Cは、アーム部20Bよりも下側へ突出している。固定部20Cには、固定ネジ部20Dが貫通形成されており、固定ネジ部20Dの内周面には、雌ネジが形成されている。
1箇所のアーム部20Bの上面には、プランジャ取付部20Eが形成されている。プランジャ取付部20Eは、アーム部20Bの長手方向を軸方向とする略円筒状に形成されると共に、アーム部20Bに一体に形成されている。プランジャ取付部20Eの内周面には、雌ネジが形成されている。プランジャ取付部20Eの内部には、プランジャ22が設けられており、プランジャ22は、プランジャ取付部20Eの軸方向に延在された略段付円柱状に形成されている。プランジャ22の外周部には、雄ネジが形成されており、当該雄ネジがプランジャ取付部20Eの雌ネジに螺合されている。
(下側固定部材24について)
下側固定部材24は、ロータリスイッチ装置10の下端部を構成している。下側固定部材24は、上側固定部材20のプランジャ取付部20E及び固定ネジ部20Dを除いて上側固定部材20と同様に構成されている。すなわち、下側固定部材24は、上下方向を軸方向とする略円筒状の支持筒部24Aと、支持筒部24Aから径方向外側へ延出された4箇所のアーム部24Bと、を含んで構成されており、アーム部24Bが、支持筒部24Aの周方向に等間隔(90度毎)に並んで配置されている。
アーム部24Bの先端部は、固定部24Cとして構成されており、固定部24Cは、アーム部24Bよりも上側へ突出している。固定部24Cには、固定孔24Dが貫通形成されている。そして、後述する第1~第4スイッチアッシー40、42、44、46を上側固定部材20と下側固定部材24との間に配置した状態で、締結部材としての固定ネジ26を、固定孔24D内に下側から挿入させ、上側固定部材20の固定ネジ部20Dに螺合させることで、第1~第4スイッチアッシー40、42、44、46を上側固定部材20及び下側固定部材24に固定する構成になっている。
(操作軸30について)
操作軸30は、上下方向を軸方向とする略段付き円柱状に形成されている。そして、操作軸30の上端側部分が、上側固定部材20の支持筒部20Aによって回転可能に支持されており、操作軸30の下端部が、下側固定部材24の支持筒部24Aによって回転可能に支持されている。
操作軸30の上端部は、ノブ取付部30Aとして構成されている。ノブ取付部30Aは、上側固定部材20よりも上側へ突出しており、断面D字形状に形成されている。ノブ取付部30Aには、図示しない操作ノブが取付けられており、操作者によって操作ノブが回転操作されることで、操作軸30が自身の軸回りに回転するようになっている。具体的には、操作軸30が、図1に示される第1位置と、上側から見た平面視で第1位置から回転方向一方側(図1の矢印C方向側)に90度回転した第2位置と、の間を回転するように構成されている。
操作軸30の上端側部分には、上側固定部材20に対して軸方向一方側に隣接した位置において、操作軸30よりも大径の大径部30Bが形成されている。大径部30Bには、径方向外側へ開放された凹部30C(図3参照)が形成されている。そして、ロータリスイッチ装置10の組立時には、プランジャ22の先端部が、凹部30Cに係合して、操作軸30の回転を阻止するようになっている。一方、ロータリスイッチ装置10の組立完了後では、プランジャ22と凹部30Cとの係合状態を解除させて、操作軸30の回転が許可される構成になっている。また、操作軸30の長手方向中間部(上側固定部材20と下側固定部材24との間の部分)は、後述するロータ50を取付けるためのロータ取付部30Dとして構成されており、ロータ取付部30Dは、平断面視で略トラック形状に形成されている。
(第1スイッチアッシー40、第2スイッチアッシー42、第3スイッチアッシー44、及び第4スイッチアッシー46について)
第1スイッチアッシー40、第2スイッチアッシー42、第3スイッチアッシー44、及び第4スイッチアッシー46は、それぞれ独立したスイッチとして構成されている。第1~第4スイッチアッシー40、42、44、46は、上側固定部材20及び下側固定部材24の間において、上下方向に並んで配置されている。以下の説明では、第1スイッチアッシー40を用いて、第1~第4スイッチアッシー40、42、44、46の構成部品について説明する。
図1~図6に示されるように、第1スイッチアッシー40は、ロータ50と、可動接点としての第1可動接点60A及び第2可動接点60Bと、第1ベース部材としての上側リングベース70と、第2ベース部材としての下側リングベース72と、を含んで構成されている。また、第1スイッチアッシー40は、固定接点としての第1固定接点80、第2固定接点82、第3固定接点84、及び第4固定接点86と、を含んで構成されている。すなわち、第1スイッチアッシー40は、2個の可動接点と、4個の固定接点と、を有している。そして、操作軸30(操作ノブ)が回転操作されることで、4個の固定接点の通電状態が切り替わり、第1スイッチアッシー40が作動するようになっている。
(ロータ50について)
ロータ50は、樹脂等の絶縁材によって構成されると共に、上下方向を板厚方向とする略円板状に形成されている。ロータ50の中央部には、ロータ孔50Aが貫通形成されており、ロータ孔50Aは、操作軸30のロータ取付部30Dと相似形を成す略トラック形状に形成されている。そして、操作軸30のロータ取付部30Dがロータ孔50A内に挿入されて、ロータ50が操作軸30に一体回転可能に連結されている。
(第1可動接点60A及び第2可動接点60Bについて)
第1可動接点60A及び第2可動接点60Bは、金属の板材により構成されると共に、インサート成形等によってロータ50に一体に形成されている。第1可動接点60A及び第2可動接点60Bは、同様に構成されている。このため、以下の説明では、第1可動接点60Aの構成について説明し、第2可動接点60Bの構成の説明については適宜省略する。
第1可動接点60Aは、ロータ50の径方向から見て略U字形状に形成されている。具体的には、第1可動接点60Aは、第1可動接点60Aの上端部を構成する可動接点部としての上側可動接点部61と、第1可動接点60Aの下端部を構成する可動接点部としての下側可動接点部62と、上側可動接点部61及び下側可動接点部62を連結する連結部63と、を有している。上側可動接点部61及び下側可動接点部62は、上下方向を板厚方向とし且つロータ50の周方向に延在された略円弧形板状に形成されて、上下方向に対向して配置されている。そして、連結部63が、上側可動接点部61及び下側可動接点部62の長手方向一端部同士を連結している。
上側可動接点部61の上面は、ロータ50の上面と面一に配置されて、ロータ50から上側へ露出している。一方、下側可動接点部62の下面は、ロータ50の下面と面一に配置されて、ロータ50から下側へ露出している。第1可動接点60A及び第2可動接点60Bは、ロータ50の周方向に並んで配置されている。これにより、ロータ50の上面では、第1可動接点60A及び第2可動接点60Bの上側可動接点部61がロータ50の周方向に並んで配置されており、ロータ50の下面では、第1可動接点60A及び第2可動接点60Bの下側可動接点部62がロータ50の周方向に並んで配置されている。
(上側リングベース70について)
上側リングベース70は、樹脂等の絶縁材によって構成されると共に、上下方向を板厚方向とする略円環板状(リング状)に形成されている。すなわち、上側リングベース70は、中央部において、上下方向に貫通するベース孔70Aを有している。上側リングベース70には、上側固定部材20の固定ネジ部20Dに対応する位置において、4箇所の挿通孔70Bが貫通形成されている。そして、ロータリスイッチ装置10の組立状態では、固定ネジ26が上側リングベース70の挿通孔70B内を挿通しており、ロータ50の上部が、ベース孔70Aの内部に配置されている(図2及び図3参照)。
ベース孔70Aの内周部には、径方向内側へ突出した4箇所の突出部70C(図5参照)が形成されており、突出部70Cは、上側リングベース70の周方向に等間隔(90度毎)に配置されている(図5では、2箇所の突出部70Cのみが形成されている)。突出部70Cの上部には、径方向内側へ突出したストッパ部70Dが形成されており、ストッパ部70Dは、ロータ50の外周部の上側に隣接して配置されている(図2及び図3参照)。これにより、ロータ50の上側への移動が制限されている。
上側リングベース70の周方向に180度離間した2箇所の突出部70Cには、下側へ延出された係合部70E(図5参照)が形成されている。係合部70Eには、上側リングベース70の径方向外側へ突出した係合突起70F(図3参照)が形成されている。
(下側リングベース72について)
下側リングベース72は、上側リングベース70の下側に隣接配置されて、上側リングベース70に組付けられている。下側リングベース72は、上側リングベース70と同様に、樹脂材等の絶縁材によって構成されると共に、上下方向を板厚方向とする略円環板状(リング状)に形成されている。また、下側リングベース72の中央部には、ベース孔72Aが形成されている。そして、下側リングベース72の外形と上側リングベース70の外形とが略一致している。下側リングベース72には、上側リングベース70の挿通孔70Bに対応する位置において、4箇所の挿通孔72Bが貫通形成されている。そして、ロータリスイッチ装置10の組立状態では、固定ネジ26が下側リングベース72の挿通孔72B内を挿通しており、ロータ50の下部が、ベース孔72Aの内部に配置されている(図2及び図3参照)。
ベース孔72Aの内周部には、径方向内側へ突出した2箇所の突出部72C(図5参照)が形成されており、突出部72Cは、下側リングベース72の周方向に180度離間して配置されている。突出部72Cの下部には、径方向内側へ突出したストッパ部72Dが形成されている。そして、ストッパ部72Dが、ロータ50の外周部の下側に隣接して配置されて、ロータ50の下側への移動が制限されている(図2参照)。
また、ベース孔72Aの内周部には、上側リングベース70の係合部70Eに対応する位置において、2箇所の係合凹部72Eが形成されており、係合凹部72Eは、平面視で下側リングベース72の径方向内側へ開放された凹状に形成されている。係合凹部72Eには、径方向内側へ突出した被係合突起72Fが形成されている。そして、上側リングベース70と下側リングベース72との組付状態では、係合部70Eが係合凹部72E内に配置されると共に、上側リングベース70の係合突起70Fと被係合突起72Fとが上下方向に係合している(図3参照)。これにより、上側リングベース70と下側リングベース72との上下方向の相対移動が制限されている。
(第1固定接点80、第2固定接点82、第3固定接点84、及び第4固定接点86について)
第1固定接点80、第2固定接点82、第3固定接点84、及び第4固定接点86は、同様に構成されている。このため、以下、第1固定接点80の構成について説明して、第2~第4固定接点82、84、86の構成の説明については適宜省略する。
図4~図7に示されるように、第1固定接点80は、上下方向に2分割された接点部材によって構成されている。具体的には、第1固定接点80は、第1固定接点80の上部を構成する第1接点部材としての上側固定接点部材90と、第1固定接点80の下部を構成する第2接点部材としての下側固定接点部材92と、を含んで構成されている。そして、上側固定接点部材90及び下側固定接点部材92を上下方向に重ね合わせることで、第1固定接点80が形成されている。
上側固定接点部材90は、金属の板材によって構成されると共に、上下方向を板厚方向として上側リングベース70の上面及び下面に沿って延在されている。すなわち、上側固定接点部材90は、操作軸30の軸方向に対して直交する面に沿って延在されている。また、上側固定接点部材90は、インサート成形等によって上側リングベース70に一体に形成されている。具体的には、上側固定接点部材90の中間部が、上側リングベース70に埋設され、上側固定接点部材90の一端部が、上側リングベース70から径方向内側へ延出し、上側固定接点部材90の他端部が、上側リングベース70から径方向外側へ突出している。
上側固定接点部材90における上側リングベース70から径方向内側へ延出された部分は、第1延出部としての上側延出部90Aとして構成されており、上側固定接点部材90の他端部は、第1接続部としての上側接続部90Bとして構成されている。上側接続部90Bの下面は、上側リングベース70の下面と面一に配置され、上側リングベース70から下側へ露出している。上側固定接点部材90の他端側部分には、屈曲部90C(図6参照)が形成されており、屈曲部90Cは、下側且つ上側リングベース70の軸方向に延びるように屈曲されている。これにより、上側延出部90Aが、上側接続部90Bよりも上側に配置されている。具体的には、上側延出部90Aは、上側リングベース70の上下方向中間部から径方向内側へ延出すると共に、ロータ50の上側に配置されている。
上側延出部90Aの先端部には、第1固定接点部としての上側固定接点部90Dが形成されている。上側固定接点部90Dは、下側へ隆起された略半球凹状に形成されている。そして、上側固定接点部90Dが、ロータ50の上側に隣接して配置されて、第1可動接点60A及び第2可動接点60Bの上側可動接点部61に当接可能に構成されている。すなわち、上側固定接点部90Dが、上側可動接点部61を含むロータ50の上面に当接しており、上側固定接点部90Dの当接状態では、上側延出部90Aが上側へ弾性変形している。これにより、上側固定接点部90Dが、ロータ50の上面に圧接している。
下側固定接点部材92は、上側固定接点部材90と同様に、金属の板材によって構成されている。また、下側固定接点部材92は、上下方向において上側固定接点部材90と対称構造を成すように形成されると共に、インサート成形等によって下側リングベース72に一体に形成されている。すなわち、下側固定接点部材92は、上下方向を板厚方向とし且つ下側リングベース72の上面及び下面に沿って延在されている。また、下側固定接点部材92の中間部が、下側リングベース72に埋設され、下側固定接点部材92の一端側部分が、下側リングベース72から径方向内側へ延出し、下側固定接点部材92の他端部が、下側リングベース72から径方向外側へ突出している。
下側固定接点部材92における下側リングベース72から径方向内側へ延出された部分は、第2延出部としての下側延出部92Aとして構成されており、下側固定接点部材92の他端部は、第2接続部としての下側接続部92Bとして構成されている。下側接続部92Bの上面は、下側リングベース72の上面と面一に配置され、下側リングベース72から上側へ露出している。下側固定接点部材92の他端側部分には、屈曲部92Cが形成されており、屈曲部92Cは、上側且つ下側リングベース72の軸方向に延びるように屈曲している。これにより、下側延出部92Aが、下側接続部92Bよりも下側に配置されると共に、下側リングベース72の上下方向中間部から径方向内側へ延出している。
また、下側延出部92Aの先端部には、第2固定接点部としての下側固定接点部92Dが形成されており、下側固定接点部92Dは、上側へ隆起された略半球凹状に形成されている。そして、下側固定接点部92Dが、ロータ50の下側に隣接して配置されて、第1可動接点60A及び第2可動接点60Bの下側可動接点部62に当接可能に構成されている。すなわち、下側固定接点部92Dが、下側可動接点部62を含むロータ50の下面に当接しており、下側固定接点部92Dの当接状態では、上側延出部90Aが下側へ弾性変形している。これにより、上側固定接点部90D及び下側固定接点部92Dが、ロータ50の上面及び下面を圧接した状態で、ロータ50を上下方向に挟み込んでいる。
また、上側リングベース70及び下側リングベース72の組付状態では、上側固定接点部材90の上側接続部90Bの下面と、下側固定接点部材92の下側接続部92Bの上面と、が当接している。これにより、上側固定接点部材90及び下側固定接点部材92が接続されている。すなわち、上側リングベース70及び下側リングベース72を組付けることで、第1固定接点80が、全体として、上下方向に二股状に分岐された形状に形成される。そして、第1固定接点80の上側接続部90B及び下側接続部92Bは外部端子として構成されており、上側接続部90B及び下側接続部92Bに外部部品(図示省略)が電気的に接続されている。
さらに、第1固定接点80では、上側延出部90Aの延出長さと、下側延出部92Aの延出長さと、が異なる長さに設定されている(図6参照)。詳しくは、上側延出部90Aの延出長さがL1として設定され、下側延出部92Aの延出長さがL2として設定され、L1がL2よりも長く設定されている。
また、図7に示されるように、第1スイッチアッシー40では、第1固定接点80~第4固定接点86が、上側リングベース70及び下側リングベース72の周方向に並んで配置されている。具体的には、平面視で、第1固定接点80~第4固定接点86が、操作軸30の回転方向他方側へ、この順に並んで配置されている。
さらに、第1スイッチアッシー40では、第1固定接点80及び第3固定接点84の上側延出部90Aの延出長さがL1に設定され、第2固定接点82及び第4固定接点86の上側延出部90Aの延出長さがL2に設定されている。一方、第1固定接点80及び第3固定接点84の下側延出部92Aの延出長さがL2に設定され、第2固定接点82及び第4固定接点86の下側延出部92Aの延出長さがL1に設定されている。すなわち、第2固定接点82~第4固定接点86においても、上下方向に対向する上側延出部90Aの延出長さと下側延出部92Aの延出長さとが、異なる長さに設定されている。
また、第1スイッチアッシー40では、上下方向から見て、操作軸30の軸心を通過し操作軸30の径方向に延在された架空線LN(図7参照)に対して、第4固定接点86が第1固定接点80の線対称となり、第3固定接点84が第2固定接点82の線対称となるように、第1固定接点80~第4固定接点86が構成されている。そして、上記のように、線対称に位置する第2固定接点82、及び、第3固定接点84の上側延出部90Aの延出長さが異なるように設定されている。また、線対称に位置する第1固定接点80、及び、第4固定接点86の上側延出部90Aの延出長さが異なるように設定されている。
このため、第1固定接点80~第4固定接点86の上側固定接点部材90を反転させることで、第1固定接点80~第4固定接点86の下側固定接点部材92を構成できる。すなわち、例えば、第1固定接点80の上側固定接点部材90と第4固定接点86の下側固定接点部材92とを共通部品として構成でき、第4固定接点86の上側固定接点部材90と第1固定接点80の下側固定接点部材92とを共通部品として構成できるようになっている。また、第1固定接点80~第4固定接点86の上側固定接点部材90は、一枚の金属板材を、それぞれの上側固定接点部材90に対応する形状に打ち抜くことで形成されている。したがって、第1固定接点80~第4固定接点86では、部品の共通化が可能となり、製造コストを低減できる構成になっている。
そして、ロータ50(操作軸30)の第1位置では、第1固定接点80と第4固定接点86とのそれぞれの上側固定接点部90D及び下側固定接点部92Dが、第1可動接点60Aの上側可動接点部61及び下側可動接点部62に当接している。これにより、ロータ50の第1位置では、第1固定接点80と第4固定接点86とが通電状態になっている。
一方、ロータ50の第2位置では、第1固定接点80と第2固定接点82とのそれぞれの上側固定接点部90D及び下側固定接点部92Dが、第2可動接点60Bの上側可動接点部61及び下側可動接点部62に当接している。これにより、第1固定接点80と第2固定接点82とが通電状態になっている。さらに、ロータ50の第2位置では、第3固定接点84と第4固定接点86とのそれぞれの上側固定接点部90D及び下側固定接点部92Dが、第1可動接点60Aの上側可動接点部61及び下側可動接点部62に当接している。これにより、第3固定接点84と第4固定接点86とが通電状態になっている。
なお、上述のように、第1固定接点80及び第2固定接点82の上側固定接点部材90と、第3固定接点84及び第4固定接点86の上側固定接点部材90とが、架空線LNに対して線対称となっているが、上側固定接点部材90の全体の形状を線対称とする必要はなく、少なくとも、第1固定接点80~第4固定接点86の上側接続部90B、及び、上側固定接点部90Dが架空線LNに対して線対称の位置にあればよい。
また、それぞれ対応する上側固定接点部90Dと下側固定接点部92Dとは、第1位置、及び、第2位置において、それぞれ同じ第1可動接点60A、又は、第2可動接点60Bに接続される範囲内において周方向又は径方向にずれていてもよい。すなわち、対称線に対して左右それぞれ対応する上側固定接点部90Dは上記条件の範囲でずれていてもよい。
次に、第2スイッチアッシー42について説明する。第2スイッチアッシー42は、第1スイッチアッシー40と同一構造を成している。すなわち、第2スイッチアッシー42は、ロータ50と、可動接点としての第1可動接点60A及び第2可動接点60Bと、上側リングベース70と、下側リングベース72と、を含んで構成されている。また、第2スイッチアッシー42は、固定接点としての第1固定接点80、第2固定接点82、第3固定接点84、及び第4固定接点86と、を含んで構成されている。
そして、ロータ50の第1位置では、第1固定接点80と第4固定接点86とが通電状態になっている。また、ロータ50の第2位置では、第1固定接点80と第2固定接点82とが通電状態になり、第3固定接点84と第4固定接点86とが通電状態になっている。
次に、第3スイッチアッシー44について説明する。第3スイッチアッシー44は、第1スイッチアッシー40と同様に、ロータ50、上側リングベース70、及び下側リングベース72を有している。また、図8に示されるように、第3スイッチアッシー44では、1個の可動接点を有している。すなわち、第3スイッチアッシー44では、第1スイッチアッシー40で用いられた第1可動接点60Aを有している。さらに、第3スイッチアッシー44では、第1スイッチアッシー40で用いられた第2固定接点82及び第3固定接点84が一体に形成された構成を成している。すなわち、第2固定接点82及び第3固定接点84が、1個の上側固定接点部材90及び下側固定接点部材92によって構成されており、両者が常に通電状態になっている。
そして、ロータ50の第1位置において、第3固定接点84と第4固定接点86とのそれぞれの上側固定接点部90D及び下側固定接点部92Dが、第1可動接点60Aの上側可動接点部61及び下側可動接点部62に当接している。これにより、ロータ50の第1位置では、第2固定接点82、第3固定接点84、及び第4固定接点86が通電状態になっている。
一方、ロータ50の第2位置では、第1固定接点80と第2固定接点82とのそれぞれの上側固定接点部90D及び下側固定接点部92Dが、第1可動接点60Aの上側可動接点部61及び下側可動接点部62に当接している。これにより、ロータ50の第2位置では、第1固定接点80、第2固定接点82、及び第3固定接点84が通電状態になっている。
次に、第4スイッチアッシー46について説明する。第4スイッチアッシー46は、第1スイッチアッシー40と同様に、ロータ50、第1可動接点60A、第2可動接点60B、上側リングベース70、及び下側リングベース72を有している。さらに、図9に示されるように、第4スイッチアッシー46では、第3スイッチアッシー44と同様に、第1スイッチアッシー40で用いられた第2固定接点82及び第3固定接点84が一体に形成された構成を成している。すなわち、第2固定接点82及び第3固定接点84が常に通電状態になっている。
そして、ロータ50の第1位置において、第3固定接点84と第4固定接点86とのそれぞれの上側固定接点部90D及び下側固定接点部92Dが、第1可動接点60Aの上側可動接点部61及び下側可動接点部62に当接している。これにより、ロータ50の第1位置では、第2固定接点82、第3固定接点84、及び第4固定接点86が通電状態になっている。
一方、ロータ50の第2位置では、第1固定接点80と第2固定接点82とのそれぞれの上側固定接点部90D及び下側固定接点部92Dが、第2可動接点60Bの上側可動接点部61及び下側可動接点部62に当接している。これにより、ロータ50の第2位置では、第1固定接点80、第2固定接点82、及び第3固定接点84が通電状態になっている。
このように、操作軸30を第1位置又は第2位置に回転操作することで、第1~第4スイッチアッシー40、42、44、46における各々の第1~第4固定接点80、82、84、86の通電状態が切り替わり、第1~第4スイッチアッシー40、42、44、46が、独立して作動する。
ここで、ロータリスイッチ装置10の第1~第4スイッチアッシー40、42、44、46では、第1可動接点60A及び第2可動接点60Bの少なくとも一方が、ロータ50に設けられており、第1可動接点60A(第2可動接点60B)の上側可動接点部61がロータ50から上側へ露出し、第1可動接点60A(第2可動接点60B)の下側可動接点部62がロータ50から下側へ露出している。また、ロータ50の径方向外側には、第1~第4固定接点80、82、84、86が設けられており、第1~第4固定接点80、82、84、86は、上側可動接点部61に上側から当接可能に構成された上側固定接点部90Dと、下側可動接点部62に下側から当接可能に構成された下側固定接点部92Dと、を有している。これにより、第1~第4固定接点80、82、84、86が、第1可動接点60A又は第2可動接点60Bに当接するときには、上側固定接点部90D及び下側固定接点部92Dによって、第1可動接点60A又は第2可動接点60Bを上下方向両側(ロータ50の板厚方向両側)から挟み込む。このため、第1~第4固定接点80、82、84、86が、上下方向一方側から第1可動接点60A又は第2可動接点60Bに当接する構成と比べて、第1~第4固定接点80、82、84、86と第1可動接点60A又は第2可動接点60Bとの当接状態を安定化させることができる。例えば、ロータリスイッチ装置10に軸方向の衝撃力が作用した場合、上側固定接点部90D及び下側固定接点部92Dの一方側には、第1可動接点60A又は第2可動接点60Bから離れる方向に慣性力が作用するが、他方側には、第1可動接点60A又は第2可動接点60Bに接近する方向に慣性力が働くため、上側固定接点部90D及び下側固定接点部92Dが同時に第1可動接点60A又は第2可動接点60Bから離れることがない。その結果、第1~第4固定接点80、82、84、86と第1可動接点60A又は第2可動接点60Bとの通電状態を良好に維持することができる。したがって、ロータリスイッチ装置10の信頼性を向上することができる。
また、第1~第4固定接点80、82、84、86は、第1~第4固定接点80、82、84、86の上部を構成する上側固定接点部材90と、第1~第4固定接点80、82、84、86の下部を構成する下側固定接点部材92と、を有している。すなわち、第1~第4固定接点80、82、84、86が、上下方向に2分割された接点部材によって構成されている。そして、上側固定接点部材90に上側固定接点部90Dが設けられており、下側固定接点部材92に下側固定接点部92Dが設けられている。このため、第1可動接点60A又は第2可動接点60Bを上下方向両側から挟み込む上側固定接点部90D及び下側固定接点部92Dを、第1~第4固定接点80、82、84、86に容易に形成することができる。
また、ロータ50の径方向外側には、上側リングベース70が設けられており、上側固定接点部材90が、上側リングベース70に一体に形成されている。上側固定接点部材90は、上側リングベース70から径方向内側へ延出された上側延出部90Aを有しており、上側延出部90Aの先端部が上側固定接点部90Dとして構成されている。さらに、上側リングベース70の下側には、下側リングベース72が設けられており、下側固定接点部材92が、下側リングベース72に一体に形成されている。下側固定接点部材92は、下側リングベース72から径方向内側へ延出された下側延出部92Aを有しており、下側延出部92Aの先端部が下側固定接点部92Dとして構成されている。このため、上側リングベース70及び下側リングベース72を上下に重ねて組付けることで、上側延出部90A及び下側延出部92Aによって第1可動接点60A又は第2可動接点60Bを上下方向に挟み込むことができる。したがって、簡易な構成で、第1~第4固定接点80、82、84、86を、上下方向両側から第1可動接点60A又は第2可動接点60Bに当接させることができる。
また、上側延出部90Aの延出長さと、下側延出部92Aの延出長さと、が異なる長さに設定されている。例えば、第1固定接点80では、上側延出部90Aの延出長さがL1に設定され、下側延出部92Aの延出長さがL2に設定されており、L1がL2よりも長く設定されている。このため、上側延出部90Aの共振周波数と、下側延出部92Aの共振周波数と、をずらすことができる。これにより、例えば、上側延出部90A及び下側延出部92Aの一方の共振周波数と一致する周波数の振動が、ロータリスイッチ装置10に入力された場合でも、上側延出部90A及び下側延出部92Aの他方が共振することを抑制できる。その結果、上側延出部90A及び下側延出部92Aの他方と、第1可動接点60A又は第2可動接点60Bと、の当接状態を良好に維持することができる。したがって、ロータリスイッチ装置10の信頼性を一層向上することができる。
また、上側固定接点部材90は、上側リングベース70から径方向外側へ突出した上側接続部90Bを有しており、下側固定接点部材92は、下側リングベース72から径方向外側へ突出した下側接続部92Bを有している。そして、上下方向において、上側リングベース70及び下側リングベース72を重ね合わせることで、上側接続部90B及び下側接続部92Bが接続されている。これにより、上側接続部90B及び下側接続部92Bによって、上側固定接点部材90と下側固定接点部材92とを接続することができると共に、上側接続部90B及び下側接続部92Bを、外部部品と電気的に接続される外部端子として構成することができる。
また、第1~第4スイッチアッシー40、42、44、46の上側には、上側固定部材20が設けられており、第1~第4スイッチアッシー40、42、44、46の下側には、下側固定部材24が設けられている。これにより、固定ネジ26を、固定孔24D内に下側から挿入させ、上側固定部材20の固定ネジ部20Dに螺合させることで、第1~第4スイッチアッシー40、42、44、46を上側固定部材20及び下側固定部材24に固定させることができる。
また、上側リングベース70及び下側リングベース72は、リング状に形成されており、ロータ50が、上側リングベース70のベース孔70A及び下側リングベース72のベース孔72Aの内部に配置されている。そして、第1~第4固定接点80、82、84、86が、上側リングベース70及び下側リングベース72の周方向に沿って並んで配置されている。これにより、第1~第4スイッチアッシー40、42、44、46のコンパクト化を図りつつ、複数の固定接点を第1~第4スイッチアッシー40、42、44、46に設けることができる。
また、ロータリスイッチ装置10は、それぞれ独立して作動する第1~第4スイッチアッシー40、42、44、46を有している。これにより、ロータリスイッチ装置10によって、複数の外部部品の状態を同時に切り替えることができる。
また、第1~第4スイッチアッシー40、42、44、46が、上下方向に並んで配置されると共に、上側固定部材20及び下側固定部材24によって挟まれている。これにより、ロータリスイッチ装置10の小型化を図ることができる。
なお、本実施の形態では、操作軸30のノブ取付部30Aに操作ノブを取り付けて、手動によって操作軸30を回転させる構成にしているが、操作軸30を電動によって回転させてもよい。例えば、ノブ取付部30Aにギヤを取り付け、当該ギヤに連結されたモータを駆動することで、操作軸30を回転させるように構成してもよい。
10 ロータリスイッチ装置
20 上側固定部材(固定部材)
24 下側固定部材(固定部材)
26 固定ネジ(締結部材)
30 操作軸
40 第1スイッチアッシー(スイッチアッシー)
42 第2スイッチアッシー(スイッチアッシー)
44 第3スイッチアッシー(スイッチアッシー)
46 第4スイッチアッシー(スイッチアッシー)
50 ロータ
60A 第1可動接点(可動接点)
60B 第2可動接点(可動接点)
61 上側可動接点部(可動接点部)
62 下側可動接点部(可動接点部)
70 上側リングベース(第1ベース部材)
72 下側リングベース(第2ベース部材)
80 第1固定接点(固定接点)
82 第2固定接点(固定接点)
84 第3固定接点(固定接点)
86 第4固定接点(固定接点)
90 上側固定接点部材(第1接点部材)
90A 上側延出部(第1延出部)
90B 上側接続部(第1接続部)
90D 上側固定接点部(第1固定接点部)
92 下側固定接点部材(第2接点部材)
92A 下側延出部(第2延出部)
92B 下側接続部(第2接続部)
92D 下側固定接点部(第2固定接点部)
L1 第1延出部の延出長さ
L2 第2延出部の延出長さ

Claims (8)

  1. 操作軸と、
    前記操作軸の軸方向を板厚方向とする板状に形成され、前記操作軸と一体に回転するロータと、
    前記ロータに設けられ、前記ロータの板厚方向両側に露出された一対の可動接点部を有する可動接点と、
    前記ロータに対して前記操作軸の径方向外側に設けられ、一対の前記可動接点部の一方に前記ロータの板厚方向一方側から当接可能に構成された第1固定接点部と、一対の前記可動接点部の他方に前記ロータの板厚方向他方側から当接可能に構成された第2固定接点部を有する固定接点と、
    を備えたロータリスイッチ装置。
  2. 前記固定接点は、
    前記固定接点における前記操作軸の軸方向一方側部分を構成し、前記第1固定接点部を有する第1接点部材と、
    前記固定接点における前記操作軸の軸方向他方側部分を構成し、前記第2固定接点部を有する第2接点部材と、
    を含んで構成されている請求項1に記載のロータリスイッチ装置。
  3. 前記ロータに対して前記操作軸の径方向外側には、第1ベース部材が設けられ、前記第1ベース部材に対して前記操作軸の軸方向他方側には、第2ベース部材が設けられており、
    前記第1接点部材は、前記第1ベース部材に一体に形成されると共に、前記第1ベース部材から前記操作軸の径方向内側へ延出され且つ先端部が前記第1固定接点部として構成された第1延出部を有し、
    前記第2接点部材は、前記第2ベース部材に一体に形成されると共に、前記第2ベース部材から前記操作軸の径方向内側へ延出され且つ先端部が前記第2固定接点部として構成された第2延出部を有している請求項2に記載のロータリスイッチ装置。
  4. 前記第1延出部の延出長さと前記第2延出部の延出長さが異なる長さに設定されている請求項3に記載のロータリスイッチ装置。
  5. 前記第1接点部材は、前記第1ベース部材から前記操作軸の径方向外側へ突出された第1接続部を有し、前記第2接点部材は、前記第2ベース部材から前記操作軸の径方向外側へ突出された第2接続部を有しており、
    前記操作軸の軸方向において前記第1ベース部材及び前記第2ベース部材が重ね合わされて、前記第1接続部及び前記第2接続部が接続されている請求項3又は請求項4に記載のロータリスイッチ装置。
  6. 前記第1ベース部材及び前記第2ベース部材に対して前記操作軸の軸方向両側には、一対の固定部材が設けられており、
    締結部材によって、前記第1ベース部材及び前記第2ベース部材が、一対の固定部材に締結固定されている請求項3~請求項5の何れか1項に記載のロータリスイッチ装置。
  7. 前記第1ベース部材及び前記第2ベース部材は、リング状に形成されると共に、前記第1ベース部材及び前記第2ベース部材の径方向内側に前記ロータが配置されており、
    複数の前記固定接点が、前記第1ベース部材及び前記第2ベース部材の周方向に並んで配置されている請求項3~請求項6の何れか1項に記載のロータリスイッチ装置。
  8. 前記固定接点、前記可動接点、前記第1ベース部材、及び前記第2ベース部材によってスイッチアッシーを構成しており、
    前記一対の固定部材の間には、複数の前記スイッチアッシーが配置されている請求項6又は請求項7に記載のロータリスイッチ装置。
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