以下、発明の実施の形態を通じて本発明を説明するが、以下の実施形態は特許請求の範囲にかかる発明を限定するものではない。また、実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。なお、図面において、同一または類似の部分には同一の参照番号を付して、重複する説明を省く場合がある。
[イベント管理システム100の概要]
図1は、イベント管理システム100のシステム構成の一例を概略的に示す。図1に関連して説明される実施形態においては、イベント管理システム100の理解を容易にするため、ユーザ22が、チケット24を利用して、施設30において開催されるイベントに参加する場合を例として、イベント管理システム100の概要が説明される。なお、チケット24は、紙などの物理媒体であってもよく、当該物理媒体が発行されない電子チケットであってもよい。
本実施形態に係るイベント管理システム100によれば、ユーザ22がイベントに参加したことを検出するための情報処理と、ゲーム要素とが組み合わされる。例えば、(i)ユーザ22のイベント会場32への入退場管理、又は、ユーザ22のイベント会場32への来場判定と、(ii)ドット絵を完成させるゲーム、塗り絵、スタンプラリー、双六、ビンゴ、オセロ、陣取り合戦などのゲーム要素とが組み合わされる。
本実施形態においては、説明を簡単にすることを目的として、ゲーム要素がドット絵を完成させるゲームである場合を例として、イベント管理システム100の一例の詳細が説明される。具体的には、まず、ゲーム画面上に、イベント会場32に配された1以上の観客席に対応する升目状の描画領域が用意される。ゲームの難易度は、升目の個数、完成させるべきドット絵の内容(パターンと称される場合がある。)などにより調整され得る。
次に、ユーザ22がチケット24を利用してイベントに参加すると、ゲーム画面上において、ユーザ22が利用した観客席に対応するマス(ドットと称される場合もある。)が塗り潰される。なお、マスが塗り潰されるか否かは、ユーザ22がイベントに参加した回数に基づいて決定されてもよい。また、ユーザ22がイベントに参加することで塗り潰されるマスは、ユーザ22が利用した観客席に対応するマスに限定されない。他の実施形態において、ユーザ22が利用した観客席又は設備に関連する観客席に対応するマスが塗り潰されてもよい。観客席以外の設備としては、売店、入退場ゲート、トイレなどが例示される。
また、本実施形態においては、ユーザ22が、(i)通信端末102を利用して、例えばイベントに関連するWebサイト上で特定のアクティビティを実行したり、(ii)通信端末102上で動作するアプリケーションプログラム(アプリと称される場合がある。)を起動させて、当該アプリ上で特定のアクティビティを実行したりすると、ゲーム画面上において、当該アクティビティに応じたマスが塗り潰される。なお、マスが塗り潰されるか否かは、ユーザ22がアクティビティを実行した回数に基づいて決定されてもよい。
ユーザ22が、イベントへの参加、アクティビティの実行などを繰り返し、ゲームの課題として出題されたドット絵を完成させることができた場合、イベント管理システム100は、ユーザ22が当該課題を達成したと判定する。このとき、イベント管理システム100は、ユーザ22に対して特典を付与してもよい。
このように、本実施形態によれば、イベント管理システム100を構成する複数の情報処理装置が協働することで、ユーザ22は、イベントに実際に参加している期間だけではなく、イベントに参加する前後の期間においても、イベントを楽しむことができる。また、ユーザ22は、ゲームを進行させるべく、又は、ゲームの課題を達成することにより付与される特典を得るべく、様々な観客席を利用してイベントに参加することで、当該イベントの新たな楽しさを発見することができる。
具体的には、イベント管理システム100は、ユーザ22の行動によってパターンが変化する画像の描画に用いられる画像データを管理する。上記の画像は、パターンを表現するための1以上の単位領域(上記のマス又はドットは、単位領域の一例であってよい。)を含む。1以上の単位領域のそれぞれは、(i)画像の内部の予め定められた位置に配され、(ii)ユーザ22の行動によって、その表現態様が変化する。表現態様としては、色彩、模様、形状、大きさ及び演出の少なくとも1つが例示される。
本実施形態において、イベント管理システム100は、例えば、ユーザ22の行動の内容を示す行動情報を取得する。ユーザ22の行動としては、(i)イベント会場32に来場すること、(ii)イベント会場32で開催されるイベントに参加すること、(iii)Webサイト上又はアプリ上で特定のアクティビティを実行することなどが例示される。上記のWebサイトは、イベント会場32又は上記のイベントに関連するWebサイトであってもよい。上記のアプリは、イベント会場32又は上記のイベントに関連するアプリであってもよい。上記のアクティビティとしては、特定の物品又はサービスを購入する行動、特定の観客席を指定又は選択する行動などが例示される。
本実施形態において、イベント管理システム100は、例えば、ユーザ22の行動の内容に基づいて、1以上の単位領域のうちの少なくとも1つ(関連領域と称される場合がある。)に適用される表現態様を決定する。関連領域は、1以上の単位領域のうち、ユーザ22の行動に関連する少なくとも1つの単位領域である。本実施形態において、イベント管理システム100は、例えば、関連領域に適用される表現態様に基づいて、上記の画像データを生成及び/又は更新する。
本実施形態によれば、イベント管理システム100は、画像を構成する1以上の単位領域のうち、ユーザ22の行動の内容に応じた位置に配された単位領域の表現態様を、当該行動の内容に応じて変更させることができる。本実施形態によれば、例えば、イベント管理システム100により把握されたユーザ22の行動がゲーム画面に自動的に反映されるので、ユーザ22が、利用した観客席の番号等を自ら入力する場合と比較して、正確性及び迅速性に優れる。
[イベント管理システム100に関連する各部の概要]
本実施形態において、施設30は、イベント会場32と、制御装置34とを備える。本実施形態において、イベント管理システム100は、通信端末102と、管理サーバ110とを備える。イベント管理システム100は、制御装置34を備えてもよい。また、本実施形態において、管理サーバ110は、データベース格納部120と、チケット情報管理部132と、施設情報管理部134と、ユーザ情報管理部136と、画像情報管理部138とを備える。本実施形態において、制御装置34、通信端末102、及び、管理サーバ110は、通信ネットワーク10を介して、互いに情報を送受してもよい。
本実施形態において、通信ネットワーク10は、有線通信の伝送路であってもよく、無線通信の伝送路であってもよく、無線通信の伝送路及び有線通信の伝送路の組み合わせであってもよい。通信ネットワーク10は、無線パケット通信網、インターネット、P2Pネットワーク、専用回線、VPN、電力線通信回線などを含んでもよい。
通信ネットワーク10は、(i)携帯電話回線網などの移動体通信網を含んでもよく、(ii)無線MAN(例えば、WiMAX(登録商標)である。)、無線LAN(例えば、WiFi(登録商標)である。)、Bluetooth(登録商標)、Zigbee(登録商標)、NFC(Near Field Communication)などの無線通信網を含んでもよい。無線LAN、Bluetooth(登録商標)、Zigbee(登録商標)、及び、NFCは、近距離無線通信の一例であってもよい。
本実施形態において、施設30は、イベントを開催することができる施設であればよく、その詳細は特に限定されない。施設30は、建物であってもよく、土地であってもよく、建物及び土地を含んでもよい。施設30は、屋内施設であってもよく、屋外施設であってもよく、屋内施設及び屋外施設を含んでもよい。施設30は、現実世界に配された施設であってもよく、仮想空間内に配された施設であってもよい。
本実施形態において、イベント会場32では、各種のイベントが開催される。上記のイベントとしては、スポーツの試合、コンサート、映画上映、展示会などが例示される。上記のイベントは、特定の期間中に、複数回開催されるイベントであってもよい。上記のイベントは、2日以上の期間にわたって開催されるイベントであってもよい。イベント会場32の詳細は後述される。
本実施形態において、制御装置34は、施設30に配された各種の機器を制御する。制御装置34は、施設30に配された各種の機器から情報を取得する。制御装置34は、通信ネットワーク10又は近距離無線通信を介して、ユーザ22が利用する通信端末102との間で情報を送受してよい。制御装置34は、通信ネットワーク10を介して、管理サーバ110との間で情報を送受してよい。例えば、制御装置34は、施設30に配された各種の機器から取得した情報を、管理サーバ110に送信する。上記の情報は、1以上のユーザ22のそれぞれの入退場に関する情報であってもよく、1以上のユーザ22のそれぞれが施設内で購入した物品又はサービスに関する情報であってもよい。
本実施形態において、通信端末102は、通信ネットワーク10を介して、イベント管理システム100の各部との間で情報を送受する。通信端末102としては、パーソナルコンピュータ、携帯端末などが例示される。携帯端末としては、携帯電話、スマートフォン、PDA、タブレット、ノートブック・コンピュータ又はラップトップ・コンピュータ、ウエアラブル・コンピュータなどが例示される。
通信端末102は、例えば、通信装置、入力装置、出力装置、自己位置推定装置、視線検出装置などを備える。入力装置としては、キーボード、ポインティングデバイス、音声入力装置(例えば、マイクである)、画像入力装置(例えば、カメラである)、音声認識装置、画像認識装置などが例示される。画像入力装置は、静止画像を撮像してもよく、動画像を撮像してもよい。画像入力装置は、画像及び音を記録してよい。出力装置としては、ディスプレイ、プロジェクタ、スピーカ、超音波出力装置、振動出力装置、プリンタなどが例示される。自己位置推定装置としては、GPS信号受信機、加速度センサ、角加速度センサなどが例示される。
本実施形態において、管理サーバ110は、ユーザ22の行動によってパターンが変化する画像の描画に用いられる画像データを管理する。上述されたとおり、上記の画像は、パターンを表現するための1以上の単位領域(上記のマス又はドットは、単位領域の一例であってよい。)を含む。1以上の単位領域のそれぞれは、(i)画像の内部の予め定められた位置に配され、(ii)ユーザ22の行動によって、その表現態様が変化する。表現態様としては、色彩、模様、形状、大きさ及び演出の少なくとも1つが例示される。
上記の画像は、上記のゲーム要素に用いられる画像(ゲーム画像と称される場合がある)であってよい。上記の画像が、ドット絵を完成させるゲームに用いられる画像である場合、画像データは、描画領域を構成する各マスの表現態様を示すデータであってよい。
ゲーム画像は、升目状に配置された複数の単位領域を含んでよい。また、上記の複数の単位領域の大きさ及び形状は同一であってよい。この場合、管理サーバ110は、各マスに適用される色彩及び模様の少なくとも一方を決定してよい。
データベース格納部120は、各種のデータベース(DBと省略される場合がある。)を格納する。各種のデータベースの詳細は後述される。
チケット情報管理部132は、1以上のチケット24のそれぞれに関する各種の情報(チケット情報と称される場合がある。)を管理する。チケット情報管理部132は、例えば、チケットの発行を管理するサーバからチケット情報を取得し、当該チケット情報をデータベース格納部120に格納する。チケット情報の詳細は後述される。
施設情報管理部134は、1以上の施設30のそれぞれに関する各種の情報(施設情報と称される場合がある。)を管理する。施設情報管理部134は、例えば、各施設の管理者又は運営者から施設情報を取得し、当該施設情報をデータベース格納部120に格納する。施設情報の詳細は後述される。
ユーザ情報管理部136は、1以上のユーザ22のそれぞれに関する各種の情報(ユーザ情報と称される場合がある。)を管理する。ユーザ情報管理部136は、例えば、ユーザ22が利用する通信端末102から、ユーザ22が通信端末102に入力したユーザ情報を取得し、当該ユーザ情報をデータベース格納部120に格納する。ユーザ情報の詳細は後述される。
画像情報管理部138は、ユーザ22の行動によってパターンが変化する画像の描画に用いられる画像データを管理する。画像情報管理部138の詳細は後述される。
イベント管理システム100は、管理装置の一例であってよい。管理サーバ110は、管理装置の一例であってよい。画像情報管理部138は、管理装置の一例であってよい。ドット絵により表現されるパターンは、画像のパターンの一例であってよい。
[イベント管理システム100の各部の具体的な構成]
イベント管理システム100の各部は、ハードウエアにより実現されてもよく、ソフトウエアにより実現されてもよく、ハードウエア及びソフトウエアにより実現されてもよい。イベント管理システム100の各部は、その少なくとも一部が、単一のサーバによって実現されてもよく、複数のサーバによって実現されてもよい。イベント管理システム100の各部は、その少なくとも一部が、仮想マシン上又はクラウドシステム上で実現されてもよい。イベント管理システム100の各部は、その少なくとも一部が、パーソナルコンピュータ又は携帯端末によって実現されてもよい。携帯端末としては、携帯電話、スマートフォン、PDA、タブレット、ノートブック・コンピュータ又はラップトップ・コンピュータ、ウエアラブル・コンピュータなどを例示することができる。イベント管理システム100の各部は、ブロックチェーンなどの分散型台帳技術又は分散型ネットワークを利用して、情報を格納してもよい。
イベント管理システム100を構成する構成要素の少なくとも一部がソフトウエアにより実現される場合、当該ソフトウエアにより実現される構成要素は、一般的な構成の情報処理装置において、当該構成要素に関する動作を規定したソフトウエア又はプログラムを起動することにより実現されてよい。上記の一般的な構成の情報処理装置は、(i)CPU、GPUなどのプロセッサ、ROM、RAM、通信インタフェースなどを有するデータ処理装置と、(ii)キーボード、ポインティングデバイス、タッチパネル、カメラ、音声入力装置、ジェスチャ入力装置、各種センサ、GPS受信機などの入力装置と、(iii)表示装置、音声出力装置、振動装置などの出力装置と、(iv)メモリ、HDD、SSDなどの記憶装置(外部記憶装置を含む。)とを備えてよい。
上記の一般的な構成の情報処理装置において、上記のデータ処理装置又は記憶装置は、上記のソフトウエア又はプログラムを記憶してよい。上記のソフトウエア又はプログラムは、プロセッサによって実行されることにより、上記の情報処理装置に、当該ソフトウエア又はプログラムによって規定された動作を実行させる。上記のソフトウエア又はプログラムは、非一時的なコンピュータ可読記録媒体に格納されていてもよい。上記のソフトウエア又はプログラムは、コンピュータを、イベント管理システム100又はその一部として機能させるためのプログラムであってよい。上記のソフトウエア又はプログラムは、コンピュータに、イベント管理システム100又はその一部における情報処理方法を実行させるためのプログラムであってよい。
本実施形態において、上記の情報処理方法は、例えば、ユーザの行動によってパターンが変化する画像の描画に用いられる画像データを管理する管理段階を有する。画像は、例えば、パターンを表現するための1以上の単位領域を含む。1以上の単位領域のそれぞれは、例えば、(i)画像の内部の予め定められた位置に配され、(ii)ユーザの行動によって、その表現態様が変化する。表現態様は、例えば、色彩、模様、形状、大きさ及び演出の少なくとも1つである。
上記の情報処理方法において、管理段階は、例えば、ユーザの行動の内容を示す行動情報を取得する行動情報取得段階を含む。管理段階は、例えば、行動情報取得段階において取得された行動情報により示されるユーザの行動の内容に基づいて、1以上の単位領域のうち、ユーザの行動に関連する少なくとも1つの単位領域である関連領域に適用される表現態様を決定する画像決定段階を含む。管理段階は、例えば、画像決定段階において決定された関連領域に適用される表現態様に基づいて、画像データを生成及び/又は更新する画像データ管理段階を含む。
本実施形態において、上記の情報処理方法は、例えば、(i)特定の日時に開催される第1イベントに参加するためのチケットが撮像されたチケット画像のデータであるチケット画像データ、又は、チケット画像に含まれるチケットの識別情報と、(ii)特定の日時におけるユーザの位置を示す位置情報とを対応付けて、通信ネットワークを介して、ユーザの行動によってパターンが変化する画像の描画に用いられる画像データを管理する管理装置に送信する第1利用情報送信段階を有する。
上記の情報処理方法は、コンピュータに、チケットが正規品であるか否かを判定するチケット判定段階を含んでよい。上記の情報処理方法において、第1利用情報送信段階は、(i)チケット判定段階においてチケットが正規品であると判定された場合に、チケット画像データ又はチケットの識別情報、及び、位置情報を、管理装置に送信する段階、又は、(ii)チケット判定段階においてチケットが正規品であると判定されなかった場合に、チケット画像データ又はチケットの識別情報、及び、位置情報を、管理装置に送信しない段階を含んでよい。
[別実施形態の一例]
本実施形態においては、管理サーバ110が、データベース格納部120と、チケット情報管理部132と、施設情報管理部134と、ユーザ情報管理部136と、画像情報管理部138とを備える場合を例として、管理サーバ110の詳細が説明される。しかしながら、管理サーバ110は、本実施形態に限定されない。
他の実施形態において、管理サーバ110の機能が、複数のサーバにより実現されてもよい。例えば、ゲームの進行を管理するための第1のサーバと、チケットを管理するための第2のサーバとにより、管理サーバ110の機能が実現される。さらに他の実施形態において、データベース格納部120、チケット情報管理部132、施設情報管理部134、ユーザ情報管理部136、及び、画像情報管理部138が、複数のサーバに分割して配される。例えば、データベース格納部120、チケット情報管理部132、施設情報管理部134、ユーザ情報管理部136、及び、画像情報管理部138が、それぞれ、別のサーバに配される。
本実施形態においては、(i)ユーザ22が、野球場、コンサート会場、映画館などのイベント会場32に来場したり、(ii)ユーザ22が、イベント会場32で開催されるイベントに参加したり、(iii)ユーザ22が、Webサイト上又はアプリ上で特定のアクティビティを実行したりする場合を例として、管理サーバ110の一例が説明される。しかしながら、管理サーバ110は、本実施形態に限定されない。
他の実施形態において、管理サーバ110は、(i)ユーザ22が、移動体を保管したり待機させたりすることのできる保管場所の特定の区画に、ユーザ22の利用する移動体を保管したり又は待機させる行為、又は、(ii)ユーザ22が、物品を保管することのできる保管装置の特定の区画に、ユーザ22の利用する物品を保管する行為に応じて、ゲームの進捗を管理する。保管場所は、複数の区画を有し、複数の移動体を保管したり待機させたりすることができるように構成されてよい。保管場所としては、駐車場、駐輪場、駐機場、ヨットハーバーなどが例示される。保管装置は、複数の区画を有し、複数の物品を保管することができるように構成されてよい。保管装置としては、ロッカー、下駄箱などが例示される。
管理サーバ110は、保管場所又は保管装置の複数の区画と、ゲーム画像に配された複数の単位領域とを対応付けることで、ゲームの進捗を管理してよい。これにより、例えば、駐車場においてユーザ22が実際に自動車を駐車した区画と、ゲームの進捗とを連動させることができる。
さらに他の実施形態において、管理サーバ110は、ユーザ22が、物品又はサービスを購入又は利用する行為に応じて、ゲームの進捗を管理する。管理サーバ110は、ユーザ22が実際に物品又はサービスを購入又は利用した店舗に応じて、ゲームの進捗を管理してもよい。管理サーバ110は、ユーザ22が実際に購入又は利用した物品又はサービスに応じて、ゲームの進捗を管理してもよい。
[イベント会場32の内部構成]
図2及び図3を用いて、イベント会場32の一例に関し、その詳細が説明される。図2及び図3は、イベント会場32の内部構成の一例を概略的に示す。
図2に示されるとおり、本実施形態において、イベント会場32には、例えば、1以上の入退場ゲート222と、1以上のチケット読取機224と、1以上のビーコン発信機230と、1以上の店舗240と、1以上のイベントスペース252と、1以上のディスプレイ254と、1以上のスピーカ256と、1以上の観客エリア260とが配される。本実施形態において、少なくとも1つの店舗240には、店舗端末242が配される。
本実施形態において、入退場ゲート222は、イベント会場32の出入口に配される。入退場ゲート222は、チケット読取機224と連動して、ユーザ22のイベント会場32への入場を許可したり、制限したり、禁止したりする。
本実施形態において、チケット読取機224は、チケット24に印刷又は記録された情報を読み取る。上記の情報としては、チケット24の識別情報(識別情報が、IDと省略される場合がある。)、チケット24の認証に用いられる情報などが例示される。チケット24が電子チケットである場合、チケット読取機224は、例えば、ユーザ22の利用する通信端末102から、上記の情報を取得する。チケット読取機224は、上記の情報を制御装置34に送信してよい。
本実施形態において、ビーコン発信機230は、施設30の内部又は周辺の適切な位置に配され、ビーコン信号を発信する。1以上のビーコン発信機230は、同一のビーコン信号を発信してよい。1以上のビーコン発信機230が複数のグループに分類され、1以上のビーコン発信機230のそれぞれは、グループごとに異なる種類のビーコン信号を発信してもよい。制御装置34は、1以上のビーコン発信機230のそれぞれの位置と、1以上のビーコン発信機230のそれぞれが発信するビーコンの種類とを対応付けて、適切な記憶装置に格納してよい。
これにより、例えば、ユーザ22の利用する通信端末102が受信したビーコン信号により、施設30の周辺又は内部におけるユーザ22の凡その位置が把握され得る。また、ビーコン信号を利用して、ユーザ22のイベント会場32への来場判定が実施されてもよい。例えば、通信端末102が上記のビーコン信号を受信した場合、ユーザ22がイベント会場32に来場したと判定され得る。
本実施形態において、店舗240は、1以上のユーザ22のそれぞれに対して、物品又はサービスを提供する。店舗端末242は、1以上のユーザ22のそれぞれが購入した物品又はサービスに関する情報を、店舗240の識別情報と対応付けて、制御装置34に送信してよい。
本実施形態において、イベントスペース252は、イベントの開催に利用される。ディスプレイ254及びスピーカ256は、例えば、イベントにおける演出に利用される。
本実施形態において、観客エリア260には、1以上の観客席が配される。観客エリア260の詳細は後述される。
図3に示されるとおり、本実施形態において、1以上の観客エリア260のそれぞれは、ブロック320、ブロック340などの複数のブロックを含む。ブロック320には、1以上の観客席322が配される。ブロック340には、1以上の観客席342が配される。観客席322及び観客席342は、座席であってもよく、立見席であってもよい。観客席322及び観客席342は、ボックス席、個室席、特別席又はVIP席に設けられた席であってもよい。なお、他の実施形態において、少なくとも1つの観客エリア260が、単一のブロックにより構成されていてもよい。
店舗240は、第1種別の設備及び第2種別の設備の一方の一例であってよい。ブロック320は、施設領域又は第1施設領域の一例であってよい。ブロック340は、施設領域又は第1施設領域の一例であってよい。観客席322は、第1種別の設備及び第2種別の設備の他方の一例であってよい。観客席342は、第1種別の設備及び第2種別の設備の他方の一例であってよい。
[通信端末102の内部構成]
図4は、通信端末102の内部構成の一例を概略的に示す。本実施形態において、通信端末102は、例えば、入力部422と、出力部424と、通信部426と、格納部428と、撮像部432と、自己位置検出部434と、端末制御部440とを備える。本実施形態において、端末制御部440は、例えば、チケット判定部442と、利用情報送信部444と、画面生成部446と、ユーザ指示送信部448とを有する。
本実施形態において、入力部422は、ユーザ22から、通信端末102又はイベント管理システム100に対する指示又は要求を受け付ける。入力部422としては、キーボード、タッチパネル、ポインティングデバイス、マイク、音声入力システム、ジェスチャ入力システム、視線入力システムなどが例示される。本実施形態において、出力部424は、ユーザ22に対して各種の情報を出力する。出力部424としては、ディスプレイ、プロジェクタ、スピーカなどが例示される。
本実施形態において、通信部426は、制御装置34及び管理サーバ110の少なくとも一方との間で、通信ネットワーク10を介して情報を送受する。通信部426は、制御装置34との間で、P2Pで情報を送受してもよい。本実施形態において、格納部428は、各種の情報を格納する。本実施形態において、撮像部432は、対象物を撮像し、当該対象物の画像の画像データを出力する。例えば、撮像部432は、チケット24の画像の画像データを出力する。
本実施形態において、自己位置検出部434は、通信端末102の位置を検出する。自己位置検出部434は、例えば、GPS信号を受信し、当該GPS信号に基づいて、通信端末102の位置を検出する。なお、自己位置検出手法は、GPS信号による手法に限定されない。公知の手法、及び、将来的に開発される任意の手法が適宜利用され得る。自己位置検出部434は、時刻を示す情報と、当該時刻における通信端末102の位置を示す情報とを対応付けて出力してよい。イベント管理システム100において、ユーザ22が利用する通信端末102の位置は、ユーザ22の位置とみなされてよい。
本実施形態において、端末制御部440は、通信端末102の動作を制御する。端末制御部440は、通信端末102の各部から各種の情報を取得してよい。端末制御部440は、通信部426を介して、制御装置34及び管理サーバ110の少なくとも一方との間で、情報を送受してよい。
本実施形態において、チケット判定部442は、ユーザ22のチケット24が正規品であるか否かを判定する。例えば、チケット判定部442は、撮像部432が撮像したチケット24の画像を解析して、チケット24が正規品であるか否かを判定する。チケット判定部442は、判定結果を示す情報を、利用情報送信部444に通知してよい。また、管理サーバ110において実行される判定処理と比較して簡易的な判定処理を実行してもよい。これにより、判定時間を短縮化したり、通信端末102の計算リソースに対する負荷を軽減したりすることができる。
本実施形態において、利用情報送信部444は、ユーザ22が、チケット24に対応する観客席を利用したことを示す情報(利用情報と称される場合がある。)を、管理サーバ110に送信する。なお、チケット24が指定席のチケットである場合、チケット24に対応する観客席としては、当該指定席が例示される。チケット24が自由席のチケットである場合、チケット24に対応する観客席としては、自由席エリアに配された任意の席が例維持される。
[利用情報の第1実施形態]
一実施形態において、ユーザ22がチケット24に対応する観客席を利用しか否かを判定する判定処理が、管理サーバ110において実行される。この場合、上記の判定処理に用いられる情報が、利用情報として管理サーバ110に送信される。
より具体的には、まず、利用情報送信部444は、ユーザ22が、施設30において特定の日時に開催されるイベントに参加する権利を有することを示す情報(権利情報と称される場合がある。)を取得する。例えば、利用情報送信部444は、撮像部432からチケット画像データを取得する。利用情報送信部444は、チケット画像データを解析して、チケット画像に含まれるチケットの識別情報を取得してもよい。利用情報送信部444は、チケット画像データを解析して、チケット画像に含まれるチケットの識別情報及び認証用情報とを取得してもよい。利用情報送信部444は、(i)チケット画像データ、(ii)チケットの識別情報、又は、(iii)チケットの識別情報及び認証用情報を、上記の権利情報として用いてよい。
また、利用情報送信部444は、上記の特定の日時におけるユーザの位置を示す情報(位置情報と称される場合がある。)を取得する。例えば、利用情報送信部444は、自己位置検出部434から、上記の特定の日時における通信端末102の位置を示す情報を取得する。利用情報送信部444は、上記の通信端末102の位置を示す情報を、上記の位置情報として用いてよい。その後、利用情報送信部444は、権利情報及び位置情報を対応付けて、管理サーバ110に送信する。
[利用情報の第2実施形態]
他の実施形態において、ユーザ22がチケット24に対応する観客席を利用しか否かを判定する判定処理が、通信端末102において実行される。この場合、上記の判定結果を示す情報が、利用情報として管理サーバ110に送信される。
より具体的には、まず、利用情報送信部444は、チケット判定部442から、ユーザ22のチケット24が正規品であるか否かを示す情報を取得する。利用情報送信部444は、上記の情報を用いて、ユーザ22が、施設30において特定の日時に開催されるイベントに参加する権利を有することを確認する。例えば、チケット判定部442が、ユーザ22のチケット24が正規品であると判定した場合、利用情報送信部444は、ユーザ22が、施設30において特定の日時に開催されるイベントに参加する権利を有すると判定する。
また、利用情報送信部444は、自己位置検出部434から、上記の特定の日時における通信端末102の位置を示す情報を取得する。利用情報送信部444は、上記の情報を用いて、ユーザ22が、上記の特定の日時に施設30の内部又は周辺に存在したことを確認する。例えば、自己位置検出部434により検出された通信端末102の位置が、施設30の敷地の内部又は施設30の敷地の近傍に存在する場合、利用情報送信部444は、ユーザ22が、上記の特定の日時に施設30の内部又は周辺に存在したと判定する。その後、利用情報送信部444は、(i)ユーザ22が、施設30において特定の日時に開催されるイベントに参加する権利を有すること、及び、(ii)ユーザ22が、特定の日時に施設30の内部又は周辺に存在したことが確認されたことを示す情報(確認情報と称される場合がある。)を、管理サーバ110に送信する。
[利用情報の送信処理]
本実施形態において、利用情報送信部444は、チケット判定部442の判定結果に基づいて、上記の利用情報を管理サーバ110に送信するか否かを決定する。具体的には、チケット判定部442がチケット24が正規品であると判定した場合、利用情報送信部444は、上記の利用情報を管理サーバ110送信する。一方、チケット判定部442がチケット24が正規品であると判定しなかった場合、利用情報送信部444は、上記の利用情報を管理サーバ110送信しない。これにより、管理サーバ110における情報処理の負担が軽減される。
本実施形態において、画面生成部446は、出力部424により表示される各種の画面を生成する。一実施形態において、画面生成部446は、画像情報管理部138から、ゲーム画像の画像データを取得する。画面生成部446は、ゲーム画像の画像データに基づいて当該ゲーム画像を生成し、当該ゲーム画像を含む画面を生成する。画面生成部446は、上記の画面を出力部424に出力させる。これにより、上記の画面がユーザ22に提示される。
他の実施形態において、画面生成部446は、画像情報管理部138から、上記の画像データに基づいて生成されたゲーム画像を含む画面の画面データを取得する。画面生成部446は、上記の画面データに基づいて、上記のゲーム画像を含む画面を生成する。画面生成部446は、上記の画面を出力部424に出力させる。これにより、上記の画面がユーザ22に提示される。
ユーザ指示送信部448は、入力部422から、通信端末102又はイベント管理システム100に対する指示又は要求を受け付ける。ユーザ指示送信部448は、イベント管理システム100に対する指示又は要求を、管理サーバ110に送信する。例えば、入力部422は、ユーザ22が、複数の選択肢のうちの1又は複数を選択することを示す指示又は要求を受け付ける。この場合、ユーザ指示送信部448は、ユーザ22が選択した1又は複数の選択肢を示す情報を、管理サーバ110に送信する。
より具体的には、後述されるとおり、ドット絵を完成させるゲームにおいて、ユーザ22は、ユーザ22が利用した観客席に対応するマスに隣接する8個のマスのうち、1又は複数のマスを選択することができる場合がある。この場合、管理サーバ110は、ユーザ22に対して、どのマスを選択するかを回答するように要求する。ユーザ22は、当該要求に対して、塗り潰すことを希望するマスのうち、管理サーバ110により指定された数のマスを選択し、当該選択結果を入力部422に入力する。ユーザ指示送信部448は、ユーザ22の選択結果を示す情報を、ユーザ22の指示又は要求として、管理サーバ110に送信する。
チケット24の画像は、チケット画像の一例であってよい。チケット24の画像の画像データは、チケット画像データの一例であってよい。利用情報送信部444は、第1利用情報送信部の一例であってよい。ユーザ22がチケット24に対応する観客席を利用したことを示す情報は、第1利用情報の一例であってよい。
[データベース格納部120の説明]
次に、図5及び図6を用いて、データベース格納部120に格納される各種DBの一例を概略的に示す。図5に示されるとおり、データベース格納部120は、例えば、チケット情報DB520と、施設情報DB540と、ユーザ情報DB560とを格納する。図6に示されるとおり、データベース格納部120は、例えば、コース設定DB620と、ステータス設定DB640と、対応情報DB660とを格納する。
本実施形態において、チケット情報DB520は、上述された1以上のチケット24のそれぞれのチケット情報を格納する。本実施形態において、チケット情報DB520に格納される各レコードは、各チケットのチケット情報に対応する。チケット情報DB520に格納される各レコードは、例えば、各チケットを識別するためのチケットID522と、各チケットの発行情報524と、各チケットの利用者の入退場情報526とを対応付けて格納する。
発行情報524としては、イベントの開催日時を示すイベント日時、各イベントを識別するためのイベントID、各施設を識別するための施設ID、各観客席を識別するための席ID、チケットの購入者を識別するための購入者ID、チケットの利用予定者を識別するための利用予定者IDなどが例示される。発行情報524は、例えば、チケットを発行するサーバ(図視されていない。)から管理サーバ110に送信され、データベース格納部120に格納される。なお、発行情報524は、チケットの金額に関する情報、決済手段に関する情報を含んでもよい。
入退場情報526としては、チケットを利用して施設30に入場したユーザ22(入場者と称される場合がある。)のユーザID、ユーザ22の入場日時、ユーザ22の退場日時などが例示される。入退場情報526は、例えば、施設30に配されたチケット読取機224又は制御装置34から管理サーバ110に送信され、データベース格納部120に格納される。入退場情報526は、チケットを利用したユーザ22の通信端末102から、管理サーバ110に送信され、データベース格納部120に格納されてもよい。
本実施形態において、施設情報DB540は、上述された1以上の施設30のそれぞれの施設情報を格納する。本実施形態において、施設情報DB540に格納される各レコードは、各施設の施設情報に対応する。施設情報DB540に格納される各レコードは、例えば、各施設を識別するための施設ID542と、上述されたイベントID543と、上述された席ID544と、席ID544により識別される席の席種を示す情報546と、席ID544により識別される席が含まれるブロックを識別するためのブロックID548とを対応付けて格納する。席種は、席の種類を示す情報であればよく、その内容は特に限定されない。席種としては、指定席、自由席、内野席、外野席、各種の特別席などが例示される。
本実施形態において、ユーザ情報DB560は、上述された1以上のユーザ22のそれぞれのユーザ情報を格納する。本実施形態において、ユーザ情報DB560に格納される各レコードは、各ユーザのユーザ情報に対応する。ユーザ情報DB560に格納される各レコードは、例えば、各ユーザを識別するためのユーザID562と、各ユーザの属性を示す情報564と、各ユーザによる1以上の施設30の利用履歴を示す情報566とを対応付けて格納する。
本実施形態において、コース設定DB620、ステータス設定DB640及び対応情報DB660は、ゲームの設定情報として利用される。上述されたとおり、本実施形態によれば、ドット絵を完成させるゲームが提供される。また、升目の個数、完成させるべきドット絵の内容などにより、ゲームの難易度が調整される。上記のゲームにおいては、ドット絵の内容が異なる複数のコースが設定されている。
本実施形態において、コース設定DB620は、1以上のコースのそれぞれに関する基本的な設定情報を格納する。本実施形態において、コース設定DB620に格納される各レコードは、各コースの設定情報に対応する。本実施形態において、コース設定DB620は、各コースを識別するためのコースID622と、各コースにおいてゲーム画像の描画領域を規定する1以上のマスのそれぞれを識別するためのマスID624と、各マスのゲーム画像中の位置を示す情報626と、各マスを塗り潰すための条件(達成条件と称される場合がある。)を示す情報628とを対応つけて格納する。
上述されたとおり、ドット絵を完成させるゲームにおいては、ユーザ22は、予め定められた行動を行うことによって、当該行動に対応するマスを塗り潰すことができる。また、上記の行動の種類ごとに、マスを塗り潰すために必要となる行動回数が設定される場合もある。
一実施形態において、ユーザ22が行った行動の種類に基づいて、特定のマスが塗り潰されるか否かが判定される。例えば、ユーザ22がイベント会場32に来場して野球を観戦するごとに、特定のマスが塗り潰される。また、ユーザ22が野球の観戦チケットを購入するごとに、特定のマスが塗り潰される。
他の実施形態において、ユーザ22が行った行動の種類と、当該種類ごとの回数とに基づいて、特定のマスが塗り潰されるか否かが判定される。一例によれば、ユーザ22がイベント会場32にn回来場するごとに、特定のマスが塗り潰される。また、ユーザ22が野球の観戦チケットをm回購入するごとに、特定のマスが塗り潰される。n及びmは、1以上の整数である。n及びmは、同一であってもよく、異なってもよい。
他の例によれば、第1の種類の席をn回利用するごとに、特定のマスが塗り潰される。また、第2の種類の席をm回利用するごとに、特定のマスが塗り潰される。n及びmは、1以上の整数である。n及びmは、同一であってもよく、異なってもよい。
さらに他の例によれば、行動の種類ごとに予めスコアが設定される。例えば、来場は10ポイント、チケットの購入は5ポイント、広告閲覧は3ポイント、課金は10ポイントというように、スコアが設定される。スコアは、ユーザ22が支払った金額に基づいて設定されていてもよく、ユーザ22が支払った金額に応じて、スコアが調整されてもよい。
上記の例によれば、例えば、ユーザ22の行動により算出されるスコアの値によって、各マスのステータスが決定される。そして、各マスのステータスによって、各マスの表現態様が決定される。また、特定のマスのステータスが予め定められたステータスに到達すると、ユーザ22は、当該特定のマスを塗り潰すことができるようになる。
例えば、ステータスが、S、A、B、C、D及びEの5段階で示される場合を仮定する。全てのマスのステータスは、最初はEである。そして、ユーザ22の行動により、当該行動に関連するマスのスコアが増加するにつれて、当該マスのステータスがD、C、B、A、Sの順に変化する。通常、マスのステータスがSになった時点で、ユーザ22は、当該特定のマスを塗り潰すことができるようになる。しかしながら、マスによって、又は、難易度によっては、当該マスを塗り潰すためのステータスの条件が緩和されることも考えられる。そこで、本実施形態において、達成条件を示す情報628には、各マスについて、当該マスの達成条件として、上記のステータスを示す情報が記録される。
本実施形態において、ステータス設定DB640は、上述された1以上のステータスのそれぞれについて、当該ステータスに到達するための設定情報を格納する。本実施形態において、ステータス設定DB640に格納される各レコードは、各ステータスの設定情報に対応する。本実施形態において、ステータス設定DB640は、上述されたコースID642と、各ステータスを識別するためのステータスID643と、各ステータスの到達条件を示す情報644と、各ステータスに到達したマスに適用される色彩を示す情報645と、各ステータスに到達したマスに適用される模様を示す情報646と、各ステータスに到達したマスに適用される形状を示す情報647と、各ステータスに到達したマスに適用される大きさを示す情報648と、各ステータスに到達したマスに適用される演出を示す情報649とを対応づけて格納する。
本実施形態において、対応情報DB660は、施設30に配された1以上の観客席又は1以上のブロックのそれぞれと、ゲーム画像を構成する1以上のマスのそれぞれとを対応付けるための情報である。本実施形態において、対応情報DB660は、上述された施設ID662と、上述されたコースID664と、上述されたブロックID666と、上述されたマスID668とを対応付けて格納する。
利用履歴を示す情報566は、履歴情報の一例であってよい。
[別実施形態の一例]
本実施形態においては、チケット情報DB520、施設情報DB540、ユーザ情報DB560、コース設定DB620、ステータス設定DB640、及び、対応情報DB660が、データベース格納部120に格納される場合を例として、各DBの詳細が説明された。しかしながら、各DBは、本実施形態に限定されない。
他の実施形態において、上記のDBが複数のサーバに分散して配置される。さらに他の実施形態において、管理サーバ110は、他のサーバに配されたDBにアクセスして情報を取得する。例えば、チケット情報DB520、施設情報DB540、ユーザ情報DB560が、管理サーバ110とは異なるサーバに配されている場合、管理サーバ110の各部は、必要に応じてこれらのDBにアクセスして、必要な情報を取得する。
例えば、管理サーバ110には、コース設定DB620、ステータス設定DB640、及び、対応情報DB660が配される。この場合、管理サーバ110には、ゲームを進行するためのDBが集約される。一方、イベント会場32の所有者若しくは運営者、又は、イベントの開催者が運用する他のサーバには、チケット情報DB520、施設情報DB540、ユーザ情報DB560が配される。この場合、上記の他のサーバには、イベントを開催するためのDBが集約される。また、例えば、ユーザ情報DB560には、イベント会場32の所有者若しくは運営者又はイベントの開催者が、各ユーザに付与した電子的価値(マイレージ、ポイントなどと称される場合がある。)の残高に関する情報が格納される。
[画像情報管理部138の概要]
図7は、画像情報管理部138における情報処理の一例を概略的に示す。本実施形態においては、ユーザ22が行った行動の種類と、当該種類ごとの回数とに基づいて、特定のマスが塗り潰されるか否かが判定される場合を例として、画像情報管理部138における情報処理の一例が説明される。また、本実施形態においては、(i)ユーザ22の行動の種類ごとに予めスコアが設定されており、(ii)ユーザ22の行動が検出されるたびに、当該行動のスコアが当該行動に対応するマスのスコアに加算され、(iii)特定のマスのスコアが予め定められた条件を満たした場合に、当該特定のスコアが塗り潰される場合を例として、画像情報管理部138における情報処理の一例が説明される。なお、上述されたとおり、特定のスコアが塗り潰されるか否かの判定処理は、本実施形態に限定されないことに留意されたい。
本実施形態において、画像情報管理部138は、例えば、1以上のユーザ22のそれぞれについて、ユーザ情報DB560に格納されている当該ユーザの利用履歴に基づいて、ゲーム画像を構成する各マスのスコアを算出する。画像情報管理部138は、特定の期間における上記の利用履歴に基づいて、各マスのスコアを算出してもよい。各マスのスコアは、例えば、各ユーザの行動の内容に応じて予め定められたポイントを加減することで、算出される。画像情報管理部138は、各ユーザに関する計算結果に基づいて、各ユーザに関連するスコアの情報(スコア情報と称される場合がある。)及び画像データを生成又は更新する。
1以上のユーザ22のそれぞれのスコア情報は、例えば、スコア情報DB720に格納される。スコア情報DB720は、例えば、データベース格納部120に格納されている。同様に、1以上のユーザ22のそれぞれの画像データは、例えば、画像データDB740に格納される。画像データDB740は、例えば、データベース格納部120に格納されている。
より具体的には、特定の期間におけるユーザ22の利用履歴と、施設情報DB540に格納された施設情報とに基づいて、ユーザ22が利用した観客席に対応するブロックのブロックIDが決定される。上記のブロックIDと、対応情報DB660に格納された対応情報とに基づいて、コースごとに、上記のブロックに対応するマスのマスIDが決定される。
そして、ユーザ22の行動に応じて、上記のマスのスコアが計算される。本実施形態によれば、ユーザ22が施設30を訪問してイベントに参加した場合におけるスコアの増加具合が、ユーザ22がWeb上又はアプリ上で特定のアクティビティを実行した場合におけるスコアの増加具合よりも大きくなるように設定される。
例えば、ユーザ22が、施設30を訪問してイベントに参加した場合には、当該マスのスコアに5ポイント加算する。一方、ユーザ22が、イベントに参加せずに、Web上又はアプリ上で特定のアクティビティを実行した場合には、当該マスのスコアに3ポイント加算する。
また、後述されるとおり、ユーザ22が、スコアの増加するマスを選択することができる場合がある。この場合、画像情報管理部138は、通信端末102からユーザ指示を受信し、当該ユーザ指示に示されるマスのスコアを計算してよい。
さらに、画像情報管理部138は、ステータス設定DB640を参照して、各マスのスコアに対応するステータスを決定する。また、画像情報管理部138は、各マスのステータスと、コース設定DB620に格納された設定情報と、ステータス設定DB640に格納された設定条件に基づいて、各マスの表現態様を決定する。
その後、画像情報管理部138は、ユーザID722と、コースID724と、マスID726と、ユーザID722、コースID724及びマスID726により特定されるマスのスコアを示す情報728とを対応付けて、スコア情報DB720に格納する。また、画像情報管理部138は、上述された各マスの表現態様に基づいて、各コースのゲーム画像の画像データを生成又は更新し、画像データDB740に格納する。
図8は、画像データDB740を構成するDBの一例を概略的に示す。画像データDB820は、上述されたゲーム画像を生成するための画像データを格納する。一方、画像データDB860は、座席表形式の画像を生成するための画像データを格納する。座席表形式の画像は、施設に配された複数の観客席の状態を、当該施設の座席表に重畳して提示するための画像であってよい。座席表形式の画像の詳細は後述される。
画像データDB820は、各コースの各マスに適用される各種の情報を格納する。例えば、画像データDB820は、各コースを識別するためのコースID822と、各コースの画像を構成する複数のマスのそれぞれを識別するためのマスID824と、各マスに適用される色彩を示す情報832と、各マスに適用される模様を示す情報833と、各マスの形状を示す情報834と、各マスの大きさを示す情報835と、各マスに適用される演出を示す情報836と、各マスに対応する利用履歴を示す情報842と、各マスに対応する広告条件を示す情報844と、各マスの当たり判定の結果を示す情報846とを対応付けて格納する。
本実施形態において、画像データDB860は、座席表形式の画像の生成に用いられる画像データを格納する。画像データDB860は、各施設の各ブロックに適用される各種の情報を格納する。例えば、画像データDB860は、各施設を識別するための施設ID862と、各施設に配される複数のブロックのそれぞれを識別するためのブロックID864と、座席表形式の画像において各ブロックに適用される色彩を示す情報832と、座席表形式の画像において各ブロックに適用される模様を示す情報833と、座席表形式の画像における各ブロックの形状を示す情報834と、座席表形式の画像における各ブロックの大きさを示す情報835と、座席表形式の画像において各ブロックに適用される演出を示す情報836と、各ブロックに対応する利用履歴を示す情報842と、各ブロックに対応する広告条件を示す情報844と、各ブロックの当たり判定の結果を示す情報846とを対応付けて格納する。
本実施形態においては、ブロックごとに、色彩、模様、形状、大きさ及び演出が調整される場合を例として、画像データDB860の詳細が説明された。しかしながら、画像データDB860は本実施形態に限定されない。他の実施形態において、観客席ごとに、色彩、模様、形状、大きさ及び演出が調整されてよい。この場合、例えば、ブロックID864の代わりに、席IDが用いられる。
図9は、画像データを用いて生成されるゲーム画像の一例を概略的に示す。各画像は、例えば、画像情報管理部138により生成される。各画像は、画面生成部446により生成されてもよい。初級コースの画像922、中級コースの画像924、及び、上級コースの画像926のそれぞれは、それぞれのコースにおいて完成させるべきドット絵を示す。初級コースの画像922によれば、ドット絵の完成時に、左右方向に延伸する棒状のパターンが表示される。中級コースの画像924によれば、ドット絵の完成時に、数字の9を示すパターンが表示される。上級コースの画像926によれば、ドット絵の完成時に、ボールの形状を示すパターンが表示される。
図10は、画像データを用いて生成される、座席表形式の画像の一例を概略的に示す。本実施形態において、全体画像1020は、座席表形式の画像1022と、インジケータの画像1024とを含む。これにより、上述されたスコア又はステータスの状態が、座席表形式で表示される。
また、拡大画像1040は、全体画像1020に示される観客席又はブロックの一部が拡大された画像である。本実施形態において、拡大画像1040は、ブロック320と、ブロック340のステータスの状態が表示される。また、今シーズ中に既に利用した観客席1042の表現態様と、今シーズン中にまだ利用していない観客席1044の表現態様とが異なる。これにより、ユーザ22は、過去に利用した座席を把握することができる。
[画像情報管理部138の内部構成]
図11は、画像情報管理部138の内部構成の一例を概略的に示す。本実施形態において、画像情報管理部138は、行動情報取得部1120と、設定情報格納部1150と、画像決定部1160と、画像データ管理部1170と、ゲーム処理部1180とを備える。本実施形態において、行動情報取得部1120は、訪問検出部1130と、選択要求取得部1140とを有する。本実施形態において、訪問検出部1130は、利用情報取得部1132と、訪問判定部1134とを含む。
本実施形態において、行動情報取得部1120は、ユーザ22の行動の内容を示す行動情報を取得する。本実施形態において、訪問検出部1130は、ユーザ22が1以上の施設30の少なくとも1つを訪問したことを検出する。
本実施形態において、利用情報取得部1132は、ユーザ22が特定のブロックに配された観客席を利用したことを示す利用情報を取得する。一実施形態において、利用情報取得部1132は、ユーザ22が利用する通信端末102から、上述された権利情報及び位置情報を、上記の利用情報として取得する。他の実施形態において、利用情報取得部1132は、ユーザ22が利用する通信端末102から、上述された確認情報を、上記の利用情報として取得する。
また、本実施形態において、利用情報取得部1132は、ユーザ22が施設30に配された店舗240を利用したことを示す情報を取得する。
本実施形態において、訪問判定部1134は、利用情報取得部1132が通信端末102から取得した権利情報及び位置情報に基づいて、ユーザ22が、施設30を訪問したか否かを判定する。具体的には、訪問判定部1134は、権利情報を解析して、ユーザ22のチケット24が正規品であるか否かを判定する。また、訪問判定部1134は、上記の位置情報を解析して、ユーザ22が、上記の特定の日時に施設30の内部又は周辺に存在したか否かを判定する。ユーザ22のチケット24が正規品であると判定され、且つ、ユーザ22が上記の特定の日時に施設30の内部又は周辺に存在したと判定された場合、訪問判定部1134は、ユーザ22が、施設30を訪問したと判定する。
本実施形態において、選択要求取得部1140は、ユーザ22の利用する通信端末102から、ユーザ22が、複数の選択肢のうちの1又は複数を選択することを示す指示又は要求(選択要求と称される場合がある。)を受け付ける。選択要求取得部1140は、選択要求を、例えば、画像決定部1160及びゲーム処理部1180に出力する。
一実施形態において、選択要求は、ユーザ22が、施設30の内部に配される複数のブロックのうちの少なくとも1つを選択することを示す。他の実施形態において、選択要求は、ユーザ22が、施設30の内部に配される複数の観客席のうちの少なくとも1つを選択することを示す。さらに他の実施形態において、ユーザ22が、施設30の内部に配される複数のブロック及び複数の観客席のうちの少なくとも1つを選択することを示す。
本実施形態において、設定情報格納部1150は、画像決定部1160における情報処理に用いられる各種の設定情報を格納する。例えば、設定情報格納部1150は、訪問検出部1130がユーザ22による施設30の訪問を検出したことに応じて各マスの表現態様を決定する場合に用いられる第1設定を格納する。設定情報格納部1150は、ユーザ22による施設30の訪問回数に応じて各マスの表現態様を決定する場合に用いられる第2設定を格納してもよい。
設定情報格納部1150は、ユーザ22が上述された特定のアクティビティを実行したことに応じて各マスの表現態様を決定する場合に用いられる第3設定を格納してもよい。第3設定は、訪問検出部1130がユーザ22による施設30の訪問を検出しておらず、選択要求取得部1140が選択要求を取得したときに、画像決定部1160が各マスの表現態様を決定するために用いられてもよい。
本実施形態において、画像決定部1160は、行動情報取得部1120が取得した行動情報により示されるユーザ22の行動の内容に基づいて、1以上の単位領域のうち、ユーザの行動に関連する少なくとも1つの単位領域(関連領域と称される場合がある。)に適用される表現態様を決定する。上述されたとおり、1以上の単位領域のそれぞれは、例えば、ゲーム画像を構成する1以上のマスのそれぞれに対応する。
関連領域としては、(i)ユーザ22がチケット24を利用してイベントに参加することによって選択可能となったマス、(ii)ユーザ22が広告を閲覧したことにより選択可能になったマス、(iii)ユーザ22が課金したことにより選択可能になったマス、(iv)ユーザ22が店舗240を利用したことにより選択可能になったマスなどが例示される。ユーザ22がチケット24を利用してイベントに参加することによって選択可能となったマスとしては、(i)ユーザ22が利用した観客席又は当該観客席を含むブロックに対応付けられたマスであってもよく、(ii)当該マスとは異なるマスであって、予め定められたルールに基づいて決定されるマス、(iii)上記の(i)及び(ii)の組み合わせなどが例示される。
予め定められたルールは、ユーザ22が利用した観客席又は当該観客席を含むブロックに対応付けられたマスに直接隣接するマス(第1階層の隣接マスと称される場合がある。)が選択可能になるというルールであってもよい。予め定められたルールは、(i)第1階層の隣接マスと、(ii)第1階層の隣接マスに、直接隣接するマス(第2階層の隣接マスと称される場合がある。)とが選択可能になるというルールであってもよい。
一実施形態において、ユーザ22が施設30を訪問した場合、画像決定部1160は、上述された第1設定に従って、関連領域に適用される表現態様を決定してもよく、上述された第2設定に従って、関連領域に適用される表現態様を決定してもよい。他の実施形態において、ユーザの22の訪問回数が予め定められた条件を満足する場合、画像決定部1160は、上述された第3設定に従って、関連領域に適用される表現態様を決定してもよい。画像決定部1160の詳細は後述される。
本実施形態において、画像データ管理部1170は、画像決定部1160が決定した関連領域に適用される表現態様に基づいて、画像データを生成及び/又は更新する。画像データ管理部1170は、例えば、図7及び図8に関連して説明された手順により、画像データを生成及び/又は更新する。
本実施形態において、ゲーム処理部1180は、ゲームを実行する。ゲーム処理部1180の詳細は後述される。
利用情報取得部1132は、第1利用情報取得部又は第2利用情報取得部の一例であってよい。特定のブロックは、1以上の施設の内部に配される1以上の施設領域に含まれる第1施設領域の一例であってよい。特定のブロックに配された観客席は、第1種別の設備の一例であってよい。ユーザ22が、特定のブロックに配された観客席を利用したことを示す利用情報は、第1利用情報の一例であってよい。施設30に配された店舗240は、1以上の施設の少なくとも1つに配された第2種別の設備の一例であってよい。ユーザ22が施設30に配された店舗240を利用したことを示す利用情報は、第2利用情報の一例であってよい。
図12は、画像決定部1160の内部構成の一例を概略的に示す。本実施形態において、画像決定部1160は、対応情報取得部1220と、施設領域特定部1230と、関連領域決定部1240と、表現態様決定部1250とを備える。本実施形態において、関連領域決定部1240は、自動選択部1242と、ユーザ選択部1244とを有する。
本実施形態において、対応情報取得部1220は、対応情報DB660を参照して、対応情報を取得する。具体的には、対応情報取得部1220は、対応情報DB660を参照して、対象となるユーザ22が訪問した施設30の対応情報を抽出する。
本実施形態において、施設領域特定部1230は、利用情報取得部1132が取得した利用情報に基づいて、対象となるユーザ22が利用したブロックを特定する。具体的には、施設領域特定部1230は、施設情報DB540を参照して、対象となるユーザ22が利用した施設30の観客席に対応付けられたブロックのブロックIDを抽出する。
本実施形態において、関連領域決定部1240は、対応情報取得部1220が取得した対応情報に基づいて、施設領域特定部1230が特定したブロックに対応する単位領域(例えば、ゲーム画像のマスである。)を特定する。また、関連領域決定部1240は、上記の特定された単位領域を含む少なくとも1つの単位領域を、関連領域として決定する。
本実施形態において、自動選択部1242は、予め定められたルールに基づいて、上記の関連領域を決定する。一方、ユーザ選択部1244は、ユーザ22の選択結果に基づいて、上記の関連領域を決定する。
例えば、ユーザ選択部1244は、上記の関連領域の候補を示すための画面を、ユーザ22の通信端末102に送信し、ユーザ22に対して、当該候補の中から、予め定められた個数の単位領域を選択するよう要求する。ユーザ22の通信端末102は、上記の要求に対する応答として、ユーザ22の選択結果を示す選択要求を管理サーバ110に送信する。関連領域決定部1240は、通信端末102から受信した選択要求により示される単位領域を、関連領域として決定する。ユーザ選択部1244の詳細は後述される。
本実施形態において、表現態様決定部1250は、関連領域に含まれる1以上の単位領域のそれぞれの表現態様を決定する。表現態様決定部1250は、図7及び図8に関連して説明された手順にしたがって、各単位領域の表現態様を決定してよい。
例えば、表現態様決定部1250は、まず、関連領域に含まれる1以上の単位領域のそれぞれについて、ユーザ22の行動により算出されるスコアの値を算出する。例えば、ユーザ22がチケット24を利用してイベントに参加した場合、表現態様決定部1250は、ユーザ22が利用したブロックに対応する単位領域のスコアに、5ポイントを加算する。また、表現態様決定部1250は、関連領域に含まれる単位領域のうち、上記の単位領域以外の単位領域のスコアに、3ポイントを加算する。一方、ユーザ22がイベントに参加せず、Web上又はアプリ上で特定のアクティビティを行った場合、関連領域に含まれる単位領域のスコアに、1ポイントを加算する。
次に、表現態様決定部1250は、ゲーム画像を構成する各単位領域のスコアと、ステータス設定DB640の到達条件を示す情報644とに基づいて、各単位領域のステータスを決定する。表現態様決定部1250は、ステータス設定DB640を参照して、ステータスごとに定められた表現態様に基づいて、各単位領域の表現態様を決定する。
図13は、ユーザ選択部1244の内部構成の一例を概略的に示す。本実施形態において、ユーザ選択部1244は、履歴情報取得部1322と、利用判定部1324と、第1候補決定部1332と、第2候補決定部1334と、個数決定部1336と、選択画面生成部1338と、ユーザ指示受信部1342と、関連領域選択部1344とを備える。
本実施形態において、履歴情報取得部1322は、ユーザ情報DB560を参照して、対象となるユーザ22の利用履歴を示す情報566を取得する。履歴情報取得部1322は、過去の特定の期間内における、対象となるユーザ22の利用履歴を示す情報566を取得してよい。これにより、例えば、今シーズンのユーザ22の利用履歴が抽出される。
本実施形態において、利用判定部1324は、履歴情報取得部1322が取得した対象となるユーザ22の利用履歴を示す情報に基づいて、過去の特定の期間内に、ユーザ22が、利用情報取得部1132により示される観客席、又は、当該観客席と同一のブロックに含まれる観客席を利用したか否かを判定する。利用判定部1324は、過去の特定の期間内に、ユーザ22が、上記の観客席又は当該観客席と同一のブロックに含まれる観客席を利用した回数を算出してもよい。
本実施形態において、第1候補決定部1332及び第2候補決定部1334は、1以上の単位領域のうち、関連領域の候補となる単位領域を決定する。上述されたとおり、ユーザ選択部1244は、上記の関連領域の候補を示すための画面を、ユーザ22の通信端末102に送信する。
本実施形態において、第1候補決定部1332は、利用情報取得部1132により示される観客席を含むブロックに対応する単位領域を含む1以上の単位領域を、上記の候補として決定する。一方、本実施形態において、第2候補決定部1334は、利用情報取得部1132により示される観客席を含むブロックに対応する単位領域を含まない1以上の単位領域を、上記の候補として決定する。
本実施形態において、個数決定部1336は、上記の候補の中から、関連領域として選択可能な単位領域の個数を決定する。個数決定部1336は、ユーザ22の行動の内容に基づいて、上記の個数を決定してよい。例えば、ユーザ22がチケット24を利用してイベントに参加した場合の個数が、ユーザ22がWeb上又はアプリ上で特定のアクティビティを実行した場合の個数よりも大きくなるように、上記の個数を決定する。
本実施形態において、選択画面生成部1338は、上記の関連領域の候補を示すための画面を生成する。上述されたとおり、ゲーム要素がドット絵を完成させるゲームである場合、ゲーム画像においてユーザ22が選択可能な複数のマスを示すための画面が生成される。また、選択画面生成部1338は、上記の画面を生成するためのデータをユーザ22の通信端末102に送信し、ユーザ22に対して、上記の画面に示される複数の候補の中から、個数決定部1336が決定した個数の単位領域を選択するよう要求する。
一実施形態において、ユーザ22が、過去の特定の期間内に同一のブロックに含まれる観客席を利用していると判定された場合、選択画面生成部1338は、第1候補決定部1332が決定した候補を示すための画面を生成する。しかしながら、ユーザ22によっては、同じブロックに配された観客席を複数回利用することがある。この場合、ユーザ22はゲームを有利に進行することができない。そこで、他の実施形態において、ユーザ22が、過去の特定の期間内に同一のブロックに含まれる観客席を利用していないと判定された場合、選択画面生成部1338は、第2候補決定部1334が決定した候補を示すための画面を生成する。
本実施形態において、ユーザ指示受信部1342は、ユーザ22の通信端末102から、選択画面生成部1338が送信した要求に対する応答として、ユーザ22の選択結果を示す選択要求を受信する。ユーザ指示受信部1342は、選択要求取得部1140を介して、上記の選択要求を取得してもよい。
本実施形態において、関連領域選択部1344は、ユーザ指示受信部1342が受信した選択要求に従って、関連領域を選択する。上述されたとおり、過去の特定の期間内に同一のブロックに含まれる観客席を利用しているか否かによって、ユーザ22は、異なる候補の中から、関連領域を選択する。これにより、ユーザ22が、過去の特定の期間内に同一のブロックに含まれる観客席を利用していると判定された場合、第1候補決定部1332が決定した候補の中から、関連領域が決定される。また、ユーザ22が、過去の特定の期間内に同一のブロックに含まれる観客席を利用していないと判定された場合、第2候補決定部1334が決定した候補の中から、関連領域が決定される。
また、本実施形態において、利用情報取得部1132が、ユーザ22が施設30に配された店舗240を利用したことを示す利用情報を取得した場合、関連領域選択部1344は、(i)店舗240又は(i)ユーザ22が購入した物品又はサービスと対応付けられた単位領域を含む第3候補のうちの少なくとも1つの単位領域を、関連領域として決定する。上記の第3候補は、例えば、特定の店舗240と、特定の単位領域とが対応付けられた設定情報をに基づいて、決定される。上記の第3候補は、特定の物品又はサービスと、特定の単位領域とが対応付けられた設定情報をに基づいて、決定される。
特定の単位領域の個数又は範囲は、上記の店舗に応じて定められてよい。特定の単位領域の個数又は範囲は、上記の物品又はサービスに応じて定められてよい。特定の単位領域のスコアに加算されるポイント数は、上記の店舗に応じて定められてよい。特定の単位領域のスコアに加算されるポイント数は、上記の物品又はサービスに応じて定められてよい。
これにより、例えば、店舗Aを利用したユーザ22は、ドット絵を完成させる画像に含まれるマスのうち、施設30の特別席に対応するマスを選択することが可能になる。また、例えば、店舗Aを利用したユーザ22は、ドット絵を完成させる画像に含まれるマスの中から、選択可能なマスの個数が増加する。
図14は、ゲーム処理部1180の内部構成の一例を概略的に示す。本実施形態において、ゲーム処理部1180は、達成度導出部1420と、推奨情報生成部1430と、特典付与部1440と、画面データ生成部1450とを備える。
本実施形態において、達成度導出部1420は、ゲームとして提供される1以上のコースのそれぞれについて、達成度を導出する。各コースの達成度は、例えば、各コースの課題の達成具合を示す。各コースの達成度は、1以上の単位領域により表現されるパターンが、予め定められたパターンに合致する度合いを示してもよい。
例えば、達成度導出部1420は、対象となるユーザ22について、各コースのゲーム画像を構成する各単位領域のスコアと、ステータス設定DB640の到達条件を示す情報644とに基づいて、各単位領域のステータスを決定する。達成度導出部1420は、各単位領域について、各単位領域のステータスと、コース設定DB620の達成条件を示す情報628とを比較して、各単位領域の達成条件が達成されているか否かを判定する。達成度導出部1420は、例えば、各コースについて、達成条件が設定された単位領域の個数に対する、当該達成条件が達成された単位領域の個数の割合を算出することで、各コースの達成度を導出する。
また、本実施形態において、達成度導出部1420は、各コースの課題が達成されたか否かを判定する。例えば、特定のコースにおいて、達成条件が設定された単位領域の全てについて、当該達成条件が達成されている場合、達成度導出部1420は、当該特定のコースの課題が達成されたと判定する。コースの課題が達成された場合、1以上の単位領域により表現されるパターンが、予め定められたパターンに合致する。
本実施形態において、推奨情報生成部1430は、特定のユーザ22がプレイしているコースの中に、課題が達成されていないコースが存在する場合、当該課題を達成するために推奨されるユーザ22の行動を決定する。例えば、推奨情報生成部1430は、上記のコースについて、達成度を増加させるために推奨されるユーザ22の行動の内容を示す推奨情報を生成する。例えば、推奨情報生成部1430は、ユーザ22が、次回、施設30において開催されるイベントに参加する場合に利用する観客席として推奨される観客席の情報を含む推奨情報を生成する。推奨情報生成部1430は、推奨情報を、ユーザ22の通信端末102に送信してよい。
特典付与部1440は、特定のコースの課題が達成された場合、ユーザ22に特典を付与する。上記の特典としては、(i)電子的価値を取得する権利、(ii)コンテンツを取得する権利、(iii)コンテンツを閲覧する権利、(iv)物品又はサービスの提供を受ける権利などが例示される。電子的価値としては、ポイント、マイレージ、電子マネー、暗号通貨などが例示される。
画面データ生成部1450は、通信端末102の出力部424に、各種の画面を出力させるためのデータ(画面データと称される場合がある。)を生成する。例えば、画面データ生成部1450は、上述された画像データに基づいて、ゲーム画像を含む画面を出力させるためのデータを生成する。
図15は、画面1500の一例を概略的に示す。画面1500は、通信端末102の出力部424により、ユーザ22に提示される画面の一例であってよい。画面1500は、ユーザ22が、上記のゲームにおいて特定のコースをプレイするための画面の一例であってよい。
図15を用いて、イベント会場32が4万席の観客席を備えた野球場であり、4万席の観客席が360個のブロックに分割されている場合を例として、ドット絵を完成させるゲームの進行の詳細が説明される。図15に関連して説明される実施形態においては、ユーザ22がABCコースをプレイする場合を例として、ドット絵を完成させるゲームの進行の詳細が説明される。
例えば、ABCコースの難易度は初級に分類されており、ABCコースが選択された場合、3×3=9個のマスを用いて、予め定められたパターンを有するドット絵を完成させることを課題とするゲームが実行される。上記のパターンとしては、図9に関連して説明された画像922に示されるように、左右方向に延伸する棒状のパターンが例示される。ユーザ22は、上記のパターンを出現させるために、当該パターンを構成するマスを塗り潰すための行動を行う。
各コースの課題を示す情報は、例えば、図6に関連して説明されたコース設定DB620に格納される。上述されたとおり、コース設定DB620は、1以上のコースのそれぞれについて、各マスのマスID624と、課題達成時における各マスの状態を示す達成条件を示す情報628とを対応付けて格納する。
本実施形態において、上記の9個のマスのそれぞれと、イベント会場32に配された360個のブロックとは、各ブロックが9個のマスの何れかに対応するように関連付けられている。例えば、各マスに対して40個のブロックが対応付けられる。
9個のマスのそれぞれと、イベント会場32に配された360個のブロックのそれぞれとの対応関係を示す情報は、例えば、図6に関連して説明された対応情報DB660に格納されている。対応情報DB660は、施設ID662にイベント会場32を示す情報が格納され、且つ、コースID664にABCコースを示す情報が格納された、360個のレコードを格納する。360個のレコードのそれぞれは、イベント会場32に配された360個のブロックに対応する。各レコードのブロックID666には、各ブロックの識別情報が格納され、各レコードのマスID668には、各ブロックに対応付けられたマスの識別情報が格納される。
なお、マスと、ブロックとの対応関係は、上記の実施形態に限定されない。9個のマスのそれぞれに対応付けられるブロックの個数は同一であってもよく、少なくとも2個のマスに対応づけられるブロックの個数が異なってもよい。また、単一のブロックに対して単一のマスが対応付けられてもよく、単一のブロックに対して複数のマスが対応付けられてもよい。各ブロックに対応付けられるマスの個数は同一であってもよく、少なくとも2つのブロックに対応付けられるマスの個数が異なってもよい。
本実施形態において、ユーザ22は、(i)イベント会場32に来場して野球を観戦する、(ii)チケットを購入する、(iii)広告を閲覧する、又は、(iv)課金するなどの行動を行うことで、各行動に対応するマスを塗り潰すことができる。また、本実施形態によれば、上記の行動の種類ごとに、マスを塗り潰すために必要となる行動回数が設定される。
例えば、ユーザ22がイベント会場32に来場して野球を観戦するごとに、ユーザ22は、(i)ユーザ22が利用した観客席の属するブロックに対応するマス、(ii)任意のマス、又は、(iii)選択可能なマスの中からユーザ22が選択したマスを塗り潰すことができる。例えば、ユーザ22が野球の観戦チケットを2回購入するごとに、ユーザ22は、(i)ユーザ22が購入したチケットにより示される観客席の属するブロックに対応するマス、(ii)任意のマス、又は、(iii)選択可能なマスの中からユーザ22が選択したマスを塗り潰すことができる。例えば、ユーザ22が広告を3回閲覧するごとに、ユーザ22は、(i)ユーザ22が閲覧した広告に関連するマス、(ii)任意のマス、又は、(iii)選択可能なマスの中からユーザ22が選択したマスを塗り潰すことができる。例えば、ユーザ22が課金するごとに、ユーザ22は、(i)ユーザ22が利用した観客席の属するブロックに対応するマス、(ii)任意のマス、又は、(iii)選択可能なマスの中からユーザ22が選択したマスを塗り潰すことができる。
一実施形態において、各マスを塗り潰すために必要となる行動回数は、例えば、図6に関連して説明されたコース設定DB620に格納された達成条件を示す情報628と、ステータス設定DB640に格納された到達条件を示す情報644により決定される。他の実施形態において、各マスを塗り潰すために必要となる行動回数は、例えば、図6に関連して説明されたコース設定DB620に格納された達成条件を示す情報628により決定される。
なお、ユーザ22がマスを塗り潰すための行動は、本実施形態に限定されない。他の実施形態において、ユーザ22は、(i)イベント会場32に来場して野球を観戦する、(ii)チケットを購入する、(iii)広告を閲覧する、(iv)課金する、(v)指定されたWebページを閲覧する、(vi)指定されたWebページで指定されたアクションを実行する、(vii)イベント会場32の内部に配された設備であって、指定された設備を利用する(viii)指定された物品又はサービスを購入又は利用するなどの行動を行うことで、各行動に対応するマスを塗り潰すことができる。
本実施形態において、画面1500は、コースの名称を表示するための名称表示オブジェクト1520と、ゲーム画像を表示するための画像オブジェクト1530と、ユーザ22にゲームの進行方法を選択させるためのコマンドが埋め込まれた1以上のコマンドオブジェクト1540と、ゲームに関連する情報を表示するためのコマンドが埋め込まれた1以上のコマンドオブジェクト1550とを含む。
本実施形態において、コマンドオブジェクト1540は、コマンドオブジェクト1542と、コマンドオブジェクト1544と、コマンドオブジェクト1546と、コマンドオブジェクト1548とを含む。本実施形態において、コマンドオブジェクト1550は、コマンドオブジェクト1552と、コマンドオブジェクト1554と、コマンドオブジェクト1556と、コマンドオブジェクト1558とを含む。
本実施形態においては、単一のコースのゲーム画像が表示される。しかしながら、画面1500は本実施形態に限定されない。画面1500には、複数のコースのゲーム画像が表示されてもよい。
本実施形態において、名称表示オブジェクト1520は、コースの名称を表示するためのオブジェクトである。画像オブジェクト1530は、ゲーム画像を表示するためのオブジェクトである。上述されたとおり、ゲーム画像は、例えば、画像データDB820に格納された画像データに基づいて生成される。
本実施形態において、コマンドオブジェクト1542には、ユーザ22が、イベント会場32に来場して野球を観戦することにより、ゲームを進行させるためのコマンドが埋め込まれる。通信端末102の出力部424に表示された画面1500を見たユーザ22が、通信端末102を操作してコマンドオブジェクト1542を選択すると、上記のコマンドが実行される。
上記のコマンドが実行されると、例えば、通信端末102の端末制御部440は、通信端末102の出力部424に、ユーザ22にチケット24の画像を撮像することを促すための画面を出力し、撮像部432を起動させる。また、端末制御部440は、自己位置検出部434から、通信端末102の現在位置を示す情報を取得する。ユーザ22が通信端末102を操作してチケット24を撮像すると、端末制御部440は、撮像部432からチケット24の画像データを取得する。この時、チケット判定部442が、上記の画像データを解析して、チケット24の真偽を判定してもよい。
また、利用情報送信部444が、上述された利用情報を生成し、当該利用情報を管理サーバ110に送信する。利用情報送信部444は、利用情報として、チケット24の画像データと、通信端末102の現在位置を示す情報とを対応付けて送信してもよい。
その後、管理サーバ110が、ユーザ22のゲームの進行状況に応じて、コースの達成状況を確認するための画面のデータを生成し、当該画面のデータを通信端末102に送信する。通信端末102は、管理サーバ110から上記のデータを受信すると、当該データにより示される画面を出力部424に出力する。コースの達成状況を確認するための画面の詳細は後述される。
本実施形態において、コマンドオブジェクト1544には、(i)ユーザ22が、チケットを購入することにより、ゲームを進行させるためのコマンド、又は、(ii)ユーザ22が、管理サーバ110に対して、チケットの購入処理の開始を要求するためのコマンドが埋め込まれる。通信端末102の出力部424に表示された画面1500を見たユーザ22が、通信端末102を操作してコマンドオブジェクト1544を選択すると、上記のコマンドが実行される。
上記のコマンドが実行されると、例えば、通信端末102の端末制御部440は、管理サーバ110に対して、チケットの購入処理の開始を要求するための信号を送信する。管理サーバ110は、上記の信号を受信すると、チケットの購入処理を開始する。
この場合において、管理サーバ110は、ユーザ22のゲームの進行状況に応じて、コースの達成状況を確認するための画面のデータを生成し、当該画面のデータを通信端末102に送信してもよい。上記の画面には、ブロック又は観客席を選択してチケットを購入するためのコマンドが埋め込まれていてもよい。コースの達成状況を確認するための画面の詳細は後述される。
本実施形態において、コマンドオブジェクト1546には、ユーザ22が、広告を閲覧することにより、ゲームを進行させるためのコマンドが埋め込まれる。通信端末102の出力部424に表示された画面1500を見たユーザ22が、通信端末102を操作してコマンドオブジェクト1546を選択すると、上記のコマンドが実行される。
上記のコマンドが実行されると、例えば、通信端末102の端末制御部440は、管理サーバ110に対して、広告の閲覧処理の開始を要求するための信号を送信する。管理サーバ110は、上記の信号を受信すると、広告の閲覧処理を実行する。これにより、広告のデータが通信端末102に送信され、通信端末102の出力部424が広告を出力する。その後、管理サーバ110は、ユーザ22がマスを選択するための画面のデータを生成し、当該画面のデータを通信端末102に送信する。
本実施形態において、コマンドオブジェクト1548には、ユーザ22が、課金することにより、ゲームを進行させるためのコマンドが埋め込まれる。通信端末102の出力部424に表示された画面1500を見たユーザ22が、通信端末102を操作してコマンドオブジェクト1548を選択すると、上記のコマンドが実行される。
上記のコマンドが実行されると、例えば、通信端末102の端末制御部440は、管理サーバ110に対して、課金処理の開始を要求するための信号を送信する。管理サーバ110は、上記の信号を受信すると、課金処理を実行する。決済が確認されると、管理サーバ110は、ユーザ22がマスを選択するための画面のデータを生成し、当該画面のデータを通信端末102に送信する。
本実施形態において、コマンドオブジェクト1552には、ゲームのコースに関する情報を表示するためのコマンドが埋め込まれる。例えば、コマンドオブジェクト1552には、イベント会場32を利用してプレイ可能なコースの一覧を表示するためのコマンドが埋め込まれる。コマンドオブジェクト1552には、ユーザ22が現在プレイしているコースの一覧を表示するためのコマンドが埋め込まれてもよい。
通信端末102の出力部424に表示された画面1500を見たユーザ22が、通信端末102を操作してコマンドオブジェクト1552を選択すると、上記のコマンドが実行される。上記のコマンドが実行されると、例えば、通信端末102の端末制御部440は、管理サーバ110に対して、ゲームのコースに関する情報を要求するための信号を送信する。管理サーバ110は、上記の信号を受信すると、ゲームのコースに関する情報を抽出し、抽出された情報を通信端末102に送信する。通信端末102は、管理サーバ110から受け取った情報に基づいて、ゲームのコースに関する画面を生成し、当該画面を出力部424に出力する。
本実施形態において、コマンドオブジェクト1554には、イベント会場32の地図又は座席表を表示するためのコマンドが埋め込まれる。通信端末102の出力部424に表示された画面1500を見たユーザ22が、通信端末102を操作してコマンドオブジェクト1556を選択すると、上記のコマンドが実行される。上記のコマンドが実行されると、例えば、通信端末102の出力部424に、図10に関連して説明された座席表形式の全体画像1020を含む画面が表示される。例えば、端末制御部440の画面生成部446が、管理サーバ110から必要な情報を取得して、上記の画面を生成する。
本実施形態において、コマンドオブジェクト1556には、ゲームの特典に関する情報を表示するためのコマンドが埋め込まれる。例えば、コマンドオブジェクト1556には、イベント会場32を利用したゲームにおいて取得可能な特典の一覧を表示するためのコマンドが埋め込まれる。コマンドオブジェクト1556には、ユーザ22が現在プレイしている1以上のコースの課題を達成することにより取得可能な特定の一覧を表示するためのコマンドが埋め込まれてもよい。コマンドオブジェクト1556には、ユーザ22が既に取得した特典の一覧を表示するためのコマンドが埋め込まれてもよい。コマンドオブジェクト1556には、ユーザ22が取得した特典のうち、未利用の特典の一覧を表示するためのコマンドが埋め込まれてもよい。
通信端末102の出力部424に表示された画面1500を見たユーザ22が、通信端末102を操作してコマンドオブジェクト1556を選択すると、上記のコマンドが実行される。上記のコマンドが実行されると、例えば、通信端末102の端末制御部440は、管理サーバ110に対して、ゲームの特典に関する情報を要求するための信号を送信する。管理サーバ110は、上記の信号を受信すると、ゲームの特典に関する情報を抽出し、抽出された情報を通信端末102に送信する。通信端末102は、管理サーバ110から受け取った情報に基づいて、ゲームの特典に関する画面を生成し、当該画面を出力部424に出力する。
本実施形態において、コマンドオブジェクト1558には、ユーザ22がゲームの特典を受け取るためのコマンドが埋め込まれる。通信端末102の出力部424に表示された画面1500を見たユーザ22が、通信端末102を操作してコマンドオブジェクト1558を選択すると、上記のコマンドが実行される。上記のコマンドの実行により実現される処理は、特典の内容によって異なってよい。
[別実施形態の一例]
本実施形態においては、画面1500が、コマンドオブジェクト1542、コマンドオブジェクト1544、コマンドオブジェクト1546、コマンドオブジェクト1548、コマンドオブジェクト1552、コマンドオブジェクト1554、コマンドオブジェクト1556、及び、コマンドオブジェクト1558を備える場合を例として、画面1500の詳細が説明された。しかしながら、画面1500は、本実施形態に限定されない。
他の実施形態において、画面1500は、上記のコマンドオブジェクトの一部を備えなくてもよい。また、画面1500は、上記のコマンドオブジェクト以外のオブジェクトを備えてもよい。さらに他の実施形態において、画面1500の機能が、複数の画面により実現されてもよい。例えば、(i)コマンドオブジェクト1542、名称表示オブジェクト1520、画像オブジェクト1530、及び、コマンドオブジェクト1550を備える第1の画面と、(ii)コマンドオブジェクト1544、コマンドオブジェクト1546及びコマンドオブジェクト1548の少なくとも1つ、並びに、名称表示オブジェクト1520、画像オブジェクト1530、及び、コマンドオブジェクト1550を備える第2の画面とが準備される。
図16は、画面1600の一例を概略的に示す。画面1600は、上述されたコース一覧画面の一例であってよい。画面1600は、例えば、画面1500に配されたコマンドオブジェクト1552に埋め込まれたコマンドが実行された場合に、通信端末102の出力部424に表示される。本実施形態において、画面1600は、コースごとに、名称表示オブジェクト1620と、概要表示オブジェクト1630と、コマンドオブジェクト1642と、コマンドオブジェクト1644と、コマンドオブジェクト1646と、コマンドオブジェクト1652とが配置された画面であってよい。
本実施形態において、名称表示オブジェクト1620は、コースの名称を表示するためのオブジェクトである。概要表示オブジェクト1630は、コースの概要の説明を表示するためのオブジェクトである。概要表示オブジェクト1630は、現在の達成度を示す情報を表示してもよい。現在の達成度は、例えば、ユーザ22がコースの課題を達成するために塗り潰すべきマスの数に対する、既に塗り潰されたマスの数として表される。なお、現在の達成度の計算方法及び表現方法は、本実施形態に限定されない。
本実施形態において、コマンドオブジェクト1642は、達成条件を確認するための画面を表示するためのコマンドが埋め込まれたオブジェクトである。コマンドオブジェクト1644は、達成状況を確認するための画面を表示するためのコマンドが埋め込まれたオブジェクトである。コマンドオブジェクト1646は、特典を確認するための画面を表示するためのコマンドが埋め込まれたオブジェクトである。
本実施形態において、コマンドオブジェクト1652は、ユーザ22が、ユーザ22に付与された特典を受け取るための処理を実行するためのコマンドが埋め込まれたオブジェクトである。上記のコマンドが実行された場合、ユーザ22が、ユーザ22に付与された1以上の特典を、一括して受け取るための処理が実行されてもよい。上記のコマンドが実行された場合、ユーザ22が、ユーザ22に付与された1以上の特典のうちユーザ22により選択された特典を、一括して受け取るための処理が実行されてもよい。
[別実施形態の一例]
本実施形態においては、画面1600が、コマンドオブジェクト1642、コマンドオブジェクト1644及びコマンドオブジェクト1646を備え、各コマンドオブジェクトが選択されることで、各コマンドオブジェクトに対応する情報がユーザ22に提示される場合を例として、画面1600の詳細が説明された。しかしながら、画面1600は、本実施形態に限定されない。他の実施形態において、上記の各コマンドオブジェクトに対応する情報が、画面1600に直接表示されてもよい。
図17は、画面1700の一例を概略的に示す。画面1700は、上述されたコースの達成状況を確認するための画面の一例であってよい。画面1700は、例えば、画面1600に配されたコマンドオブジェクト1642に埋め込まれたコマンドが実行された場合に、通信端末102の出力部424に表示される。本実施形態において、画面1700は、名称表示オブジェクト1720と、画像オブジェクト1730と、画像オブジェクト1740と、コマンドオブジェクト1750と、概要表示オブジェクト1760と、コマンドオブジェクト1762とを含む。
本実施形態において、名称表示オブジェクト1720は、コースの名称を表示するためのオブジェクトである。画像オブジェクト1730は、現在の達成状況を示すゲーム画像を表示するためのオブジェクトである。画像オブジェクト1740は、インジケータの画像を表示するためのオブジェクトである。コマンドオブジェクト1750は、画面1600に戻るためのコマンドが埋め込まれたオブジェクトである。概要表示オブジェクト1760は、推奨情報の概要を表示するためのオブジェクトである、コマンドオブジェクト1762は、チケットの購入処理を実行するためのコマンドが埋め込まれたオブジェクトである。
図18は、イベント管理システム100における情報処理の一例を概略的に示す。図18を用いて、観客席に対応するマスを塗り潰してドット絵を完成させるゲームに関する情報処理の一例の詳細が説明される。本実施形態において、観客席に対応するマスを塗り潰すことが、観客席を収集すると表現される場合がある。
本実施形態によれば、まず、ステップ1810(ステップが、Sと略記される場合がある。)において、通信端末102又は管理サーバ110が、ユーザ22から、観客席の収集方法に関する指示を受け付ける。観客席の収集方法としては、(i)チケット24を利用してイベントに参加することで、当該チケットに対応する観客席又は関連する観客席の収集を進める方法、(ii)ゲーム画面に表示される広告を閲覧することで、観客席の収集を進める方法、(iii)ゲームに課金することで、観客席の収集を進める方法、(iv)特定の店舗240を利用することで、観客席の収集を進める方法、(v)特定の物品又はサービスを購入することで、観客席の収集を進める方法などが例示される。
次に、S1820において、S1810においてユーザ22から指示された収集方法に応じて、観客席の収集処理を実行する。観客席の収集処理の詳細は後述される。
次に、S1830において、ゲームに含まれる1以上のコースのそれぞれについて、課題が達成されたか否かを判定する。S1830において、特定のコースについて課題が達成されたと判定された場合(S1830のYesの場合)、S1840において、達成されたコースに対応する特典が、ユーザ22に付与される。S1840の処理が終了すると、S1860に進む。
一方、S1830において、特定のコースについて課題が達成されていないと判定された場合(S1830のNoの場合)、S1852において、当該特定のコースを達成するために、ユーザ22が利用することが推奨される観客席が決定される。また、画面1700がユーザ22に提示され、当該推奨される観客席の購入が促される。なお、S1852において、特定のコースを達成するために、(i)広告の閲覧、(ii)課金、(iii)特定の物品又はサービスの購入又は利用などが推奨されてもよい。
S1852の処理が終了すると、S1854において、管理サーバ110が上記の推奨される観客席のチケットの購入要求を受け付けたか否かが判定される。上記の購入要求が受け付けられていない場合(S1854のNoの場合)、S1860に進む。一方、上記の購入要求が受け付けられた場合(S1854のYesの場合)、S1856において、上記の座席のチケットの購入処理が実行される。
その後、S1860において、全てのコースについて上記の処理が終了したか否かが判定される。S1860において、全てのコースについて上記の処理が終了していないと判定された場合(S1860のNoの場合)、S1830以降の処理が繰り返される。一方、S1860において、全てのコースについて上記の処理が終了したと判定された場合(S1860のYesの場合)、処理が終了する。
図19は、観客席の収集処理の一例を概略的に示す。図19を用いて、チケット24を利用してイベントに参加することで、当該チケットに対応する観客席又は関連する観客席の収集を進める方法の一例が説明される。なお、情報処理の順番は、本実施形態に限定されない。技術的に矛盾が生じない範囲において、一部のステップの順番が入れ替わってもよい。
本実施形態によれば、まず、S1910において、ユーザ22が、通信端末102を操作して、ユーザ22が施設30を訪問したことを確認するための処理を開始することを要求する。これにより、通信端末102及び/又は管理サーバ110が、上記の処理を開始する。
次に、S1922において、通信端末102の自己位置検出部434が、通信端末102の現在位置を検出する。また、S1924において、通信端末102の撮像部432が、ユーザ22のチケット24を撮像する。
次に、S1926において、通信端末102のチケット判定部442が、撮像部432が撮像したチケット24の画像を解析して、チケット24が正規品であるか否かを判定する。チケット24が正規品であると判定された場合、S1928において、利用情報送信部444が利用情報を生成し、生成された利用情報を管理サーバ110に送信する。
次に、S1930において、管理サーバ110の訪問検出部1130が、ユーザ22による施設30の訪問を検出するための処理を実行する。一実施形態において、利用情報取得部1132が、通信端末102からの利用情報として、権利情報及び位置情報を取得した場合、訪問判定部1134が利用情報を解析して、ユーザ22が施設30を訪問したか否かを判定する。訪問判定部1134が、ユーザ22が施設30を訪問したと判定した場合、訪問検出部1130は、ユーザ22による施設30の訪問を検出する他の実施形態において、利用情報取得部1132が、通信端末102からの利用情報として、確認情報を受信した場合、訪問検出部1130が、ユーザ22による施設30の訪問を検出する。
次に、S1940において、管理サーバ110の画像決定部1160が、自動選択部1242及びユーザ選択部1244を用いて、ゲーム画像を構成する複数の単位領域の中から、スコアの加算対象となる関連領域を決定する。選択領域の少なくとも一部を、ユーザ22の選択に基づいて決定する必要がある場合、ユーザ選択部1244の選択画面生成部1338が、ユーザ22に関連領域の候補を示すための選択画面を生成する。また、選択画面生成部1338が、選択画面を生成するためのデータを通信端末102に送信する。
次に、S1952において、通信端末102の画面生成部446が、通信端末102の出力部424に、選択画面を表示させる。S1954において、通信端末102の入力部422が、ユーザ22の選択結果を受け付ける。また、ユーザ指示送信部448が、上記のユーザ22の選択結果を示す選択要求を、管理サーバ110に送信する。
次に、S1962において、管理サーバ110の選択要求取得部1140が、通信端末102からの選択要求を取得する。選択要求取得部1140は、上記の選択要求を、画像決定部1160に出力する。画像決定部1160のユーザ指示受信部1342は、選択要求を取得し、当該選択要求により示されるユーザ22の指示を受け付ける。また、ユーザ選択部1244の関連領域選択部1344は、上記のユーザ22の選択結果に基づいて、関連領域を決定する。また、ユーザ選択部1244が処理を実行している間に、自動選択部1242が、予め定められたルールに基づいて、関連領域を構成する単位領域の一部を決定する。関連領域決定部1240は、自動選択部1242及びユーザ選択部1244により決定された関連領域に関する情報を、表現態様決定部1250に出力する。
次に、S1964において、表現態様決定部1250が、関連領域を構成する1以上の単位領域のそれぞれについて、今回のユーザ22の訪問により増加したスコアの値を算出する。なお、スコアの値の変化は、増加に限定されない。ユーザ22の行動によってはスコアが減少する場合もあることに留意されたい。
次に、S1966において、画像データ管理部1170が、1以上のコースのそれぞれについて、更新後のスコアの値に基づいて、各コースに対応するゲーム画像の画像データを生成又は更新する。これにより、観客席の収集処理が終了する。
図20は、観客席の収集処理の他の例を概略的に示す。図20を用いて、広告を閲覧する又はゲームに課金することで観客席の収集を進める方法の一例が説明される。
本実施形態によれば、まず、S2010において、ユーザ22が、通信端末102を操作して、広告の閲覧処理又は課金処理を開始することを要求する。また、これにより、S2020において、例えば、管理サーバ110が、広告の閲覧処理又は課金処理を実行する。その後、図19に関連して説明された実施形態と同様にして、ゲーム画像の画像データが生成又は更新される。
図21は、本発明の複数の態様が全体的又は部分的に具現化されてよいコンピュータ3000の一例を示す。イベント管理システム100の少なくとも一部は、コンピュータ3000により実現されてよい。例えば、通信端末102の少なくとも一部が、コンピュータ3000により実現される。例えば、管理サーバ110の少なくとも一部が、コンピュータ3000により実現される。また、施設30に配された制御装置34の少なくとも一部が、コンピュータ3000により実現されてもよい。
コンピュータ3000にインストールされたプログラムは、コンピュータ3000に、本発明の実施形態に係る装置に関連付けられるオペレーション又は当該装置の1又は複数の「部」として機能させ、又は当該オペレーション又は当該1又は複数の「部」を実行させることができ、及び/又はコンピュータ3000に、本発明の実施形態に係るプロセス又は当該プロセスの段階を実行させることができる。そのようなプログラムは、コンピュータ3000に、本明細書に記載のフローチャート及びブロック図のブロックのうちのいくつか又はすべてに関連付けられた特定のオペレーションを実行させるべく、CPU3012によって実行されてよい。
本実施形態によるコンピュータ3000は、CPU3012、RAM3014、GPU3016、及びディスプレイデバイス3018を含み、それらはホストコントローラ3010によって相互に接続されている。コンピュータ3000はまた、通信インタフェース3022、ハードディスクドライブ3024、DVD-ROMドライブ3026、及びICカードドライブのような入出力ユニットを含み、それらは入出力コントローラ3020を介してホストコントローラ3010に接続されている。コンピュータはまた、ROM3030及びキーボード3042のようなレガシの入出力ユニットを含み、それらは入出力チップ3040を介して入出力コントローラ3020に接続されている。
CPU3012は、ROM3030及びRAM3014内に格納されたプログラムに従い動作し、それにより各ユニットを制御する。GPU3016は、RAM3014内に提供されるフレームバッファ等又はそれ自体の中に、CPU3012によって生成されるイメージデータを取得し、イメージデータがディスプレイデバイス3018上に表示されるようにする。
通信インタフェース3022は、ネットワークを介して他の電子デバイスと通信する。ハードディスクドライブ3024は、コンピュータ3000内のCPU3012によって使用されるプログラム及びデータを格納する。DVD-ROMドライブ3026は、プログラム又はデータをDVD-ROM3001から読み取り、ハードディスクドライブ3024にRAM3014を介してプログラム又はデータを提供する。ICカードドライブは、プログラム及びデータをICカードから読み取り、及び/又はプログラム及びデータをICカードに書き込む。
ROM3030はその中に、アクティブ化時にコンピュータ3000によって実行されるブートプログラム等、及び/又はコンピュータ3000のハードウエアに依存するプログラムを格納する。入出力チップ3040はまた、様々な入出力ユニットをパラレルポート、シリアルポート、キーボードポート、マウスポート等を介して、入出力コントローラ3020に接続してよい。
プログラムが、DVD-ROM3001又はICカードのようなコンピュータ可読記憶媒体によって提供される。プログラムは、コンピュータ可読記憶媒体から読み取られ、コンピュータ可読記憶媒体の例でもあるハードディスクドライブ3024、RAM3014、又はROM3030にインストールされ、CPU3012によって実行される。これらのプログラム内に記述される情報処理は、コンピュータ3000に読み取られ、プログラムと、上記様々なタイプのハードウエアリソースとの間の連携をもたらす。装置又は方法が、コンピュータ3000の使用に従い情報のオペレーション又は処理を実現することによって構成されてよい。
例えば、通信がコンピュータ3000及び外部デバイス間で実行される場合、CPU3012は、RAM3014にロードされた通信プログラムを実行し、通信プログラムに記述された処理に基づいて、通信インタフェース3022に対し、通信処理を命令してよい。通信インタフェース3022は、CPU3012の制御の下、RAM3014、ハードディスクドライブ3024、DVD-ROM3001、又はICカードのような記録媒体内に提供される送信バッファ領域に格納された送信データを読み取り、読み取られた送信データをネットワークに送信し、又はネットワークから受信した受信データを記録媒体上に提供される受信バッファ領域等に書き込む。
また、CPU3012は、ハードディスクドライブ3024、DVD-ROMドライブ3026(DVD-ROM3001)、ICカード等のような外部記録媒体に格納されたファイル又はデータベースの全部又は必要な部分がRAM3014に読み取られるようにし、RAM3014上のデータに対し様々なタイプの処理を実行してよい。CPU3012は次に、処理されたデータを外部記録媒体にライトバックしてよい。
様々なタイプのプログラム、データ、テーブル、及びデータベースのような様々なタイプの情報が記録媒体に格納され、情報処理を受けてよい。CPU3012は、RAM3014から読み取られたデータに対し、本開示の随所に記載され、プログラムの命令シーケンスによって指定される様々なタイプのオペレーション、情報処理、条件判断、条件分岐、無条件分岐、情報の検索/置換等を含む、様々なタイプの処理を実行してよく、結果をRAM3014に対しライトバックする。また、CPU3012は、記録媒体内のファイル、データベース等における情報を検索してよい。例えば、各々が第2の属性の属性値に関連付けられた第1の属性の属性値を有する複数のエントリが記録媒体内に格納される場合、CPU3012は、当該複数のエントリの中から、第1の属性の属性値が指定されている条件に一致するエントリを検索し、当該エントリ内に格納された第2の属性の属性値を読み取り、それにより予め定められた条件を満たす第1の属性に関連付けられた第2の属性の属性値を取得してよい。
上で説明したプログラム又はソフトウエアモジュールは、コンピュータ3000上又はコンピュータ3000近傍のコンピュータ可読記憶媒体に格納されてよい。また、専用通信ネットワーク又はインターネットに接続されたサーバシステム内に提供されるハードディスク又はRAMのような記録媒体が、コンピュータ可読記憶媒体として使用可能であり、それにより、上記のプログラムを、ネットワークを介してコンピュータ3000に提供する。
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されない。上記実施の形態に、多様な変更または改良を加えることが可能であることが当業者に明らかである。また、技術的に矛盾しない範囲において、特定の実施形態について説明した事項を、他の実施形態に適用することができる。その様な変更または改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。
特許請求の範囲、明細書、および図面中において示した装置、システム、プログラム、および方法における動作、手順、ステップ、および段階等の各処理の実行順序は、特段「より前に」、「先立って」等と明示しておらず、また、前の処理の出力を後の処理で用いるのでない限り、任意の順序で実現しうることに留意すべきである。特許請求の範囲、明細書、および図面中の動作フローに関して、便宜上「まず、」、「次に、」等を用いて説明したとしても、この順で実施することが必須であることを意味するものではない。