JP2022118932A - 制御システム、通信装置および制御方法 - Google Patents

制御システム、通信装置および制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】複数の制御信号を異なる伝送方法で出力するシステムにおいて制御精度を高める技術を提供する。【解決手段】制御システムは、アプリケーションプログラムを実行する演算部と、アプリケーションプログラムの実行結果に従って、第1の制御信号を出力する信号出力部と、アプリケーションプログラムの実行結果に従って、前記第1の制御信号の出力の基準となる同期信号に基づいて、クロック信号を直接的または間接的に用いる任意の通信方式で第2の制御信号を通信する通信部と、同期信号の周期の長さのずれを計測する計測部と、周期の長さのずれに基づいて、同期信号の1周期内に予め定められた周期数分のクロック信号が含まれるように、クロック信号の周期の長さを調整する調整部とを含む。【選択図】図1

Description

本発明は、制御システム、通信装置および制御方法に関する。
各種デバイスを制御するにあたって、様々な揺らぎ(ジッター)が誤差要因になり得る。例えば、特開2000-078875号公報(特許文献1)は、位相同期ループを用いたサーボ制御において、位相検出器の精度誤差に起因するジッターを低減する技術を開示する。
位相検出器のような検出デバイスだけではなく、装置間の通信においてもジッターが生じ得る。例えば、特開2006-127514号公報(特許文献2)は、同期情報を低ジッターで伝送できるモジュラー方式数値制御装置を開示する。
特開2000-078875号公報 特開2006-127514号公報
複数の機構を共通の制御装置で制御するようなシステムにおいては、それぞれの機構に対する制御を互いに同期させる必要がある。上述の先行技術文献は、このような課題について、何ら考慮されていない。
本発明の一つの目的は、複数の制御信号を異なる伝送方法で出力するシステムにおいて制御精度を高める技術を提供することである。
本発明の一例に従う制御システムは、アプリケーションプログラムを実行する演算部と、アプリケーションプログラムの実行結果に従って、第1の制御信号を出力する信号出力部と、アプリケーションプログラムの実行結果に従って、第1の制御信号の出力の基準となる同期信号に基づいて、クロック信号を直接的または間接的に用いる任意の通信方式で第2の制御信号を通信する通信部と、同期信号の周期の長さのずれを計測する計測部と、周期の長さのずれに基づいて、同期信号の1周期内に予め定められた周期数分のクロック信号が含まれるように、クロック信号の周期の長さを調整する調整部とを含む。
この構成によれば、第1の制御信号が出力される先の装置と、クロック信号を直接的または間接的に用いる任意の通信方式で第2の制御信号が出力される装置との動作をより正確に同期させることができる。
計測部は、同期信号に含まれるパルスエッジを検出する検出部と、同期信号のパルスエッジの検出でリセットされるカウンタとを含んでいてもよい。この構成によれば、同期信号の周期の開始あるいは終了のタイミングを検出できる。
調整部は、同期信号の新たな周期が開始されると、当該新たな周期の1つ前の周期の長さのずれに基づいて、当該新たな周期におけるクロック信号の周期の長さを決定してもよい。この構成によれば、同期信号に生じた周期の長さの揺らぎを次の周期で修整できる。
計測部は、予め計測された同期信号の1周期分の長さを基準として、周期の長さのずれを計測してもよい。この構成によれば、同期信号の周期の長さのゆらぎを相対的に算出できる。
計測部は、同期信号の周波数に対応する基準値との比較により、周期の長さのずれを計測してもよい。この構成によれば、同期信号の周期の長さのゆらぎを絶対的に算出できる。
通信部は、クロック信号の所定数分の周期に対応するフレームを用いて、第2の制御信号を送信してもよい。この構成によれば、第2の制御信号のフレーム単位で第1の制御信号と同期を維持できる。
同期信号の周期の長さは、クロック信号の周期の長さの整数倍になるように設定されてもよい。この構成によれば、第1の制御信号と第2の制御信号との同期をより容易に維持できる。
信号出力部は、送信すべき情報をPWM(Pulse Width Modulation)により変調して第1の制御信号を生成してもよい。この構成によれば、第1の制御信号のキャリア周波数を基準として、第2の制御信号との同期をより容易に維持できる。
本発明の別の一例に従えば、アプリケーションプログラムを実行する演算部と、アプリケーションプログラムの実行結果に従って、第1の制御信号を出力する信号出力部とに接続された通信装置が提供される。通信装置は、アプリケーションプログラムの実行結果に従って、第1の制御信号の出力の基準となる同期信号に基づいて、クロック信号を直接的または間接的に用いる任意の通信方式で第2の制御信号を通信する通信部と、同期信号の周期の長さのずれを計測する計測部と、周期の長さのずれに基づいて、同期信号の1周期内に予め定められた周期数分のクロック信号が含まれるように、クロック信号の周期の長さを調整する調整部とを含む。
本発明のさらに別の一例に従う制御方法は、アプリケーションプログラムを実行するステップと、アプリケーションプログラムの実行結果に従って、第1の制御信号を出力するステップと、アプリケーションプログラムの実行結果に従って、第1の制御信号の出力の基準となる同期信号に基づいて、クロック信号を直接的または間接的に用いる任意の通信方式で第2の制御信号を通信するステップと、同期信号の周期の長さのずれを計測するステップと、周期の長さのずれに基づいて、同期信号の1周期内に予め定められた周期数分のクロック信号が含まれるように、クロック信号の周期の長さを調整するステップとを含む。
本発明のある局面によれば、複数の制御信号を異なる伝送方法で出力するシステムにおいて制御精度を高めることができる。
本実施の形態に係る制御システムの構成例を示す模式図である。 本実施の形態に係る制御システムの主要なハードウェア構成例を示す模式図である。 本実施の形態に係る制御システムのミラー制御信号の伝送に係るハードウェア構成例を示す模式図である。 本実施の形態に係る制御システムのミラー制御信号の具体例を示すタイムチャートである。 本実施の形態に係る制御システムの関連技術において生じ得る課題を説明するための模式図である。 本実施の形態に係る制御システムのレーザ制御ユニットにおける機能構成を示す模式図である。 本実施の形態に係る制御システムの同期を維持するための方法を説明するための図である。 本実施の形態に係る制御システムの同期を維持するための方法を説明するための図である。 本実施の形態に係る制御システムの同期を維持するための処理手順を示すフローチャートである。 本実施の形態に係る制御システムのミラー制御信号の別の伝送に係るハードウェア構成例を示す模式図である。 図10に示すミラー制御信号の生成方法を説明するための図である。
本発明の実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、図中の同一または相当部分については、同一符号を付してその説明は繰り返さない。
<A.適用例>
まず、本発明が適用される場面の一例について説明する。
図1は、本実施の形態に係る制御システム1の構成例を示す模式図である。図1には、典型例として、レーザ加工システムの例を示すが、本発明を適用するアプリケーションは、何ら限定されるものではない。
制御システム1は、XYステージ20上に配置されたワーク4に対して、穴あけ、切断、マーキングなどのレーザ加工を行う。より具体的には、制御システム1は、制御装置10と、XYステージ20と、レーザ30と、ガルバノミラー40とを含む。
ワーク4に対するレーザ加工は、XYステージ20によるワーク位置の調整と、レーザ30が発生するレーザ光をガルバノミラー40による照射位置の調整とを組み合わせる。XYステージ20によるワーク4の位置の調整は、変位量は相対的に大きく、かつ、応答時間は相対的に長い。これに対して、ガルバノミラー40による照射位置の調整は、変位量は相対的に小さく、かつ、応答時間は相対的に短い。
制御装置10は、主制御ユニット100と、軸インターフェイスユニット200と、レーザ制御ユニット300とを含む。
主制御ユニット100は、アプリケーションプログラム110(図2参照)を実行する演算部に相当する。アプリケーションプログラム110は、制御対象の機構およびワーク4などに応じて任意に作成される。主制御ユニット100がアプリケーションプログラム110を実行して得られる実行結果は、軸インターフェイスユニット200およびレーザ制御ユニット300における制御信号の生成に用いられる。
軸インターフェイスユニット200は、制御線52を介して、XYステージ20と接続されており、XYステージ20を駆動するためのステージ制御信号520を出力する。XYステージ20は、ワーク4が配置されるプレート22と、プレート22とを駆動するサーボモータ24およびサーボモータ26とを含む。図1に示す例では、サーボモータ24がプレート22をX軸方向に変位させ、サーボモータ26がプレート22をY軸方向に変位させる。軸インターフェイスユニット200からのステージ制御信号520は、サーボモータ24およびサーボモータ26を駆動するサーボドライバ23およびサーボドライバ25(図2参照)に与えられる。
レーザ制御ユニット300は、一種の通信装置であり、制御線53を介して、レーザ30と接続されており、レーザ30に対して、オン/オフを指示するレーザ制御信号530を出力する。また、レーザ制御ユニット300は、通信線54を介して、ガルバノミラー40と接続されており、ガルバノミラー40に対して、光学経路を指示するミラー制御信号540を出力する。ガルバノミラー40は、X軸走査ミラー43と、Y軸走査ミラー45と、レンズ47とを含む。レーザ30から照射された光は、レンズ47、Y軸走査ミラー45、X軸走査ミラー43の順に伝搬して、XYステージ20上に投射される。
X軸走査ミラー43は、X軸走査モータ42によって反射面の角度を調整され、Y軸走査ミラー45は、Y軸走査モータ44によって反射面の角度を調整される。レンズ47は、Z軸走査モータ46によって、レーザ30との相対距離を調整される。
ここで、ステージ制御信号520およびレーザ制御信号530の実体は、パルス信号などの電気信号であり、信号を受けるXYステージ20およびレーザ30は、パルス信号のレベル(電位あるいは電圧)またはレベル変化に応じて動作する。これに対して、ミラー制御信号540は、通信信号であり、ミラー制御信号540の実体は、任意のデータが変調された信号である。
本実施の形態に係る制御システム1においては、XYステージ20によるワーク位置の調整と、ガルバノミラー40による照射位置の調整とを同期させる必要がある。一方で、ステージ制御信号520およびレーザ制御信号530と、ミラー制御信号540との間では、制御信号の伝送方法が異なっている。
本実施の形態は、このような制御信号の伝送方法の違いがあっても、より正確な同期を実現するための解決手段を提供する。
<B.制御システム1のハードウェア構成例>
次に、本実施の形態に係る制御システム1のハードウェア構成例について説明する。
図2は、本実施の形態に係る制御システム1の主要なハードウェア構成例を示す模式図である。上述したように、制御装置10は、主制御ユニット100と、軸インターフェイスユニット200と、レーザ制御ユニット300とを含む。
主制御ユニット100は、主たるコンポーネントとして、プロセッサ102と、メインメモリ104と、ストレージ106と、バスコントローラ112とを含む。
ストレージ106には、SSD(Solid State Disk)やフレッシュメモリなどで構成され、例えば、基本的なプログラム実行環境を提供するためのシステムプログラム108と、ワーク4に応じて任意に作成されるアプリケーションプログラム110とが格納される。
プロセッサ102は、典型的には、CPU(Central Processing Unit)やMPU(Micro-Processing Unit)などで構成され、ストレージ106に格納されたシステムプログラム108およびアプリケーションプログラム110を読み出して、メインメモリ104に展開して実行することで、制御システム1の全体的な制御を実現する。
主制御ユニット100は、内部バス114を介して、軸インターフェイスユニット200およびレーザ制御ユニット300と電気的に接続されている。バスコントローラ112は、内部バス114によるデータ通信を仲介する。
なお、プロセッサ102がプログラムを実行することで必要な処理が提供される構成例を示したが、これらの提供される処理の一部または全部を、専用のハードウェア回路(例えば、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)またはFPGA(Field-Programmable Gate Array)など)を用いて実装してもよい。
軸インターフェイスユニット200は、サーボドライバ23およびサーボドライバ25に与えられるステージ制御信号520を生成および出力する。より具体的には、軸インターフェイスユニット200は、軸制御演算部210と、出力インターフェイス回路220とを含む。
軸制御演算部210は、主制御ユニット100がアプリケーションプログラム110を実行することで算出される演算値(指令値)に従って、サーボドライバ23およびサーボドライバ25に与えるべき指令を生成する。軸制御演算部210は、例えば、プロセッサ、ASIC、FPGAなどを用いて構成される演算回路によって実現される。
軸制御演算部210は、クロック発生器212を有している。クロック発生器212は、軸インターフェイスユニット200でのシステム同期基準となるクロック信号を発生する。クロック発生器212が発生するクロック信号は、出力インターフェイス回路220にも供給される。
出力インターフェイス回路220は、アプリケーションプログラム110の実行結果に従って、ステージ制御信号520(第1の制御信号)を出力する信号出力部に相当する。より具体的には、出力インターフェイス回路220は、軸制御演算部210によって生成された指令に従って、サーボドライバ23およびサーボドライバ25に与えるステージ制御信号520を生成する。ステージ制御信号520としては、各制御周期における変位量、速度、角速度などの情報をPWM(Pulse Width Modulation)により変調した信号が用いられてもよい。すなわち、出力インターフェイス回路220は、送信すべき情報をPWMにより変調してステージ制御信号520を生成してもよい。あるいは、変位量、速度、角速度などの情報をパルス数として変調した信号が用いられてもよい。
出力インターフェイス回路220は、クロック発生器212からのクロック信号に同期して、ステージ制御信号520を生成するとともに、サーボ制御同期信号510を生成して、レーザ制御ユニット300へ出力する。サーボ制御同期信号510は、ステージ制御信号520の出力の基準となる同期信号であり、レーザ制御ユニット300による制御タイミングをステージ制御信号520と同期させるための信号である。典型的には、サーボ制御同期信号510は、制御信号の生成あるいは出力のタイミングの同期基準として、パルスエッジ(立ち上がりエッジあるいは立ち下がりエッジ)を含むようにしてもよい。
なお、軸制御演算部210および出力インターフェイス回路220を単一のASICまたはFPGAで実現してもよい。
レーザ制御ユニット300は、レーザ30に与えられるレーザ制御信号530、および、ガルバノミラー40に与えられるレーザ制御信号530を生成および出力する。より具体的には、レーザ制御ユニット300は、レーザ制御演算部310と、出力インターフェイス回路314と、通信インターフェイス回路316とを含む。
レーザ制御演算部310は、主制御ユニット100がアプリケーションプログラム110を実行することで算出される演算値(指令値)に従って、レーザ30およびガルバノミラー40に与えるべき指令を生成する。レーザ制御演算部310は、例えば、プロセッサ、ASIC、FPGAなどを用いて構成される演算回路によって実現される。レーザ制御演算部310は、ガルバノミラー40と通信に用いるクロック信号541(図3参照)を生成するクロック発生器312を有している。
レーザ制御演算部310は、軸インターフェイスユニット200からのサーボ制御同期信号510と同期させて、レーザ制御信号530およびミラー制御信号540を生成する。後述するように、レーザ制御演算部310は、軸インターフェイスユニット200が出力するサーボ制御同期信号510を監視する機能を有している。
出力インターフェイス回路314は、レーザ制御演算部310によって生成された指令に従って、レーザ30に与えるレーザ制御信号530を生成する。レーザ制御信号530としては、オン/オフの2レベルを有する信号が用いられてもよい。
通信インターフェイス回路316は、アプリケーションプログラム110の実行結果に従って、クロック信号を直接的または間接的に用いる任意の通信方式でレーザ制御信号530(第2の制御信号)を通信する通信部に相当する。具体的には、通信インターフェイス回路316は、ガルバノミラー40と通信を行って、レーザ制御演算部310によって生成された指令をガルバノミラー40へ伝送する。通信インターフェイス回路316とガルバノミラー40との間の通信は、例えば、XY2-100プロトコル(走査角度範囲を16ビットの精度で指定する方式)や、SL2-100プロトコル(走査角度範囲を20ビットの精度で指定する方式)などを用いることができる。なお、このようなガルバノミラーあるいはガルバノスキャナに特有の通信プロトコルに限らず、クロック信号を直接的または間接的に用いる任意の通信方式に適用可能である。
なお、レーザ制御演算部310、出力インターフェイス回路314および通信インターフェイス回路316を単一のASICまたはFPGAで実現してもよい。
<C.ミラー制御信号540>
次に、通信線54を介したミラー制御信号540の伝送に係る構成について説明する。
図3は、本実施の形態に係る制御システム1のミラー制御信号540の伝送に係るハードウェア構成例を示す模式図である。図3には、ミラー制御信号540を伝送するプロトコルとして、XY2-100プロトコルを採用した例を示す。XY2-100プロトコルは、クロック信号を直接的に用いるクロック同期式シリアル通信に分類される。
図3を参照して、XY2-100プロトコルを採用した場合には、ミラー制御信号540は、レーザ制御ユニット300からガルバノミラー40へ伝送される情報として、X軸走査指令角度543(X DATA)と、Y軸走査指令角度544(Y DATA)と、Z軸走査指令角度545(Z DATA)とを含む。また、ミラー制御信号540は、ガルバノミラー40からレーザ制御ユニット300へ伝送される情報として、XY軸現在値546(XY STATUS)と、Z軸現在値547(Z STATUS)とを含む。
さらに、ミラー制御信号540は、クロック信号541(CLOCK)および同期基準信号542(SYNC)を含む。
通信インターフェイス回路316は、各信号の送受信を行うためのドライバ回路を含む。
図4は、本実施の形態に係る制御システム1のミラー制御信号540の具体例を示すタイムチャートである。図4を参照して、走査指令角度(X軸走査指令角度543、Y軸走査指令角度544、Z軸走査指令角度545)の各々として、クロック信号541に同期した、フレーム548を構成する各ビットが逐次送出される。同様に、現在値(XY軸現在値546およびZ軸現在値547)の各々として、クロック信号541に同期した、フレーム549を構成する各ビットが逐次送出される。
同期基準信号542は、走査指令角度および現在値を送出するタイミングを示す。図4に示す例では、走査指令角度および現在値の各々は、20ビットで1つのフレームを構成する。すなわち、クロック信号541の20サイクルで1つの情報が伝送されることになる。クロック信号541は、例えば、2MHz(1周期が500ns)のパルス信号であるので、10μs毎にフレームが伝送されることになる。
このように、レーザ制御ユニット300の通信インターフェイス回路316は、クロック信号541の所定数分の周期に対応するフレームを用いて、ミラー制御信号540を送信する。
<D.同期に係る課題>
次に、本実施の形態に係る制御システム1の関連技術において生じ得る課題について説明する。
図5は、本実施の形態に係る制御システム1の関連技術において生じ得る課題を説明するための模式図である。図5(A)を参照して、所定の周期をもつサーボ制御同期信号510と、ミラー制御信号540に含まれるフレームとが同期している状態が理想である。すなわち、制御システム1においては、サーボ制御同期信号510の開始および終了タイミングと、ミラー制御信号540に含まれるフレームの開始および終了タイミング(フレームの切れ目)とが一致することが好ましい。
しかしながら、上述の図2に示すように、軸インターフェイスユニット200のクロック発生器212と、レーザ制御ユニット300のクロック発生器312とは、互いに連係しておらず、それぞれ独立してクロック信号を発生する。すなわち、基本的な構成だけでは、サーボ制御同期信号510の周期とミラー制御信号540の周期とを同期させる仕組みが存在しない。
また、図5(B)に示すように、サーボ制御同期信号510の周期自体にジッターが発生し得るとともに、ミラー制御信号540に含まれるクロック信号541にもジッターが発生し得る。なお、サーボ制御同期信号510に生じるジッターは、クロック周波数(100kHz~4Hz)の数100ppm(Part Par Million)である。また、サーボ制御同期信号510の送受信回路に生じる回路ジッターは、数10ns程度である。一方、ミラー制御信号540に生じるジッターは、数100ns~数μs程度である。
本実施の形態に係る制御システム1は、サーボ制御同期信号510とミラー制御信号540との同期を維持する仕組みを採用する。以下では、サーボ制御同期信号510とミラー制御信号540との同期を維持する仕組みの一例として、ミラー制御信号540のクロック信号541の周期の長さを調整する方法について説明するが、サーボ制御同期信号510の周期の長さを調整するようにしてもよい。
<E.解決手段>
次に、上述したような課題を解決するための解決手段の典型例について説明する。
図6は、本実施の形態に係る制御システム1のレーザ制御ユニット300における機能構成を示す模式図である。図6を参照して、レーザ制御ユニット300は、クロック発生器312に加えて、計測部320と、周期調整部330とを含む。
計測部320は、サーボ制御同期信号510の周期の長さのずれを計測する。より具体的には、計測部320は、パルスエッジ検出部322と、カウンタ324と、差分計測部326とを含む。
パルスエッジ検出部322は、サーボ制御同期信号510に含まれるパルスエッジ(以下に示す例では、立ち上がりエッジ)を検出する。パルスエッジ検出部322の検出結果(トリガ)は、カウンタ324および差分計測部326へ出力される。
カウンタ324は、所定周期でカウントアップ(あるいは、カウントダウン)する計時手段である。例えば、周期10nsでカウント値を更新する。カウンタ324は、パルスエッジ検出部322からのトリガでカウント値をリセットする。すなわち、カウンタ324は、サーボ制御同期信号510のパルスエッジの検出でリセットされる。
差分計測部326は、パルスエッジ検出部322からのトリガに応じて、カウンタ324からカウント値を読み出して、読み出したカウント値を基準値(例えば、過去に読み出したカウント値、あるいは、予め設定された固定値)と比較して、差分を算出する。差分計測部326は、算出した差分を周期調整部330へ出力する。
周期調整部330は、計測部320により計測された差分(サーボ制御同期信号510の周期の長さのずれ)に従って、クロック発生器312が発生するクロック信号(ミラー制御信号540に含まれるクロック信号541)の周期の長さを設定あるいは変更する。このとき、周期調整部330は、サーボ制御同期信号510の周期の長さのずれに基づいて、サーボ制御同期信号510の1周期内に予め定められた周期数分のクロック信号541が含まれるように、クロック信号541の周期の長さを調整する。この周期の長さの調整方法の詳細については、後述する。
本実施の形態に係る制御システム1は、図6に示すような機能構成を用いて、サーボ制御同期信号510とミラー制御信号540との同期を維持する。以下、本実施の形態に係る制御システム1における同期を維持するための方法について説明する。
図7および図8は、本実施の形態に係る制御システム1の同期を維持するための方法を説明するための図である。図7および図8には、サーボ制御同期信号510の周波数が10kHz(周期100μs=100,000ns)である例を示す。
図7に示す例においては、サーボ制御同期信号510は、時刻t2から時刻t3の周期において、ジッターにより本来の周期の長さから20nsだけ短くなっているとする。一方、図8に示す例においては、サーボ制御同期信号510は、時刻t2から時刻t3の周期において、ジッターにより本来の周期の長さから20nsだけ長くなっているとする。
また、ミラー制御信号540に含まれるクロック信号541の基準の周期の長さは、500ns(発振周波数2MHz)であるとする。上述したように、ミラー制御信号540は、クロック信号541に同期して、フレームを構成する各ビットが逐次送出されるので、サーボ制御同期信号510の各周期に含まれるクロック信号541の数(すなわち、フレーム数)を一定に維持する必要がある。
サーボ制御同期信号510の周期の長さに応じて、クロック信号541の周期の長さを適宜変更することで、サーボ制御同期信号510の各周期に含まれるフレーム数を一定に維持する。なお、サーボ制御同期信号510の周期の長さと、ミラー制御信号540のクロック信号541の周期の長さとは、整数倍の関係が維持されているものとする。すなわち、サーボ制御同期信号510の周期の長さは、ミラー制御信号540に含まれるクロック信号541の周期の長さの整数倍になるように設定される。
サーボ制御同期信号510の周期の長さは、レーザ制御ユニット300のカウンタ324(図6参照)によって計測される。例えば、カウンタ324がカウントアップする周期の長さを10nsとすると、サーボ制御同期信号510の本来の1周期(100,000ns)において、カウンタ324は「10000」をカウントする。
一方で、時刻t2から時刻t3の周期において、サーボ制御同期信号510の周期の長さが98,000nsに変動した場合には、カウンタ324のカウント値は「9998」となる。
このように、カウンタ324が計測するカウント値に基づいて、クロック信号541の周期の長さが調整される。
図7を参照して、動作について説明すると、時刻t1において、サーボ制御同期信号510の立ち上がりが検出されると、カウンタ324がリセットされて、カウントが開始される。その後、時刻t2において、サーボ制御同期信号510の立ち上がりが再度検出されると、当該タイミングにおけるカウンタ324のカウント値(「10000」)が取得された後に、カウンタ324がリセットされて、カウントが再度開始される。さらにその後、時刻t3において、サーボ制御同期信号510の立ち上がりが再度検出されると、当該タイミングにおけるカウンタ324のカウント値(「9998」)が取得された後に、カウンタ324がリセットされて、カウントが再度開始される。
時刻t2から時刻t3の周期において計測されたカウント値(「9998」)は、本来のカウント値(「10000」)に比較して、「2」(=20ns分)だけ少ないので、時刻t2から時刻t3の周期の長さが20nsだけ短かったと判断できる。すなわち、クロック信号541は、サーボ制御同期信号510に対して20nsだけ進んでいると判断できる。この20nsの進みを補正するために、クロック信号541の2周期分については、本来の500nsから10nsだけ短くした490nsに周期の長さを変更する。490nsの周期をもつクロック信号541を2周期分だけ出力した後、周期の長さを本来の500nsに戻す。
すなわち、時刻t2から時刻t3の周期において生じたクロック信号541の進みを、次の時刻t3から時刻t4の周期において補正する。
一方、図8の例では、時刻t3において、サーボ制御同期信号510の立ち上がりが再度検出されると、当該タイミングにおけるカウンタ324のカウント値(「10002」)が取得された後に、カウンタ324がリセットされて、カウントが再度開始される。
時刻t2から時刻t3の周期において計測されたカウント値(「10002」)は、本来のカウント値(「10000」)に比較して、「2」(=20ns分)だけ多いので、時刻t2から時刻t3の周期の長さが20nsだけ長かったと判断できる。すなわち、クロック信号541は、サーボ制御同期信号510に対して20nsだけ遅れていると判断できる。この20nsの遅れを補正するために、クロック信号541の2周期分については、本来の500nsから10nsだけ長くした510nsに周期の長さを変更する。510nsの周期の長さをもつクロック信号541を2周期分だけ出力した後、周期の長さを本来の500nsに戻す。
すなわち、時刻t2から時刻t3の周期において生じたクロック信号541の遅れを、次の時刻t3から時刻t4の周期において補正する。
なお、図7および図8には、クロック信号541の周期の長さを10ns単位で変更する例を示すが、周期の長さを変更する単位は、クロック発生器312のスペックなどに応じて適宜設定できる。
上述したように、周期調整部330は、サーボ制御同期信号510の新たな周期が開始されると、当該新たな周期の1つ前の周期の長さのずれに基づいて、当該新たな周期におけるクロック信号541の周期の長さを決定する。図7および図8には、サーボ制御同期信号510の新たな周期が開始された直後にクロック信号541の周期の長さを変更する例を示すが、クロック信号541の周期の長さを変更するタイミングは、対象の周期内のいずれの位置(位相)であってもよい。
図9は、本実施の形態に係る制御システム1の同期を維持するための処理手順を示すフローチャートである。図9に示す各ステップは、典型的には、レーザ制御ユニット300のレーザ制御演算部310によって実行される。
図9を参照して、レーザ制御ユニット300は、サーボ制御同期信号510に含まれるパルスエッジを検出したか否かを判断する(ステップS100)。サーボ制御同期信号510に含まれるパルスエッジが検出されなければ(ステップS100においてNO)、ステップS100の処理が繰り返される。
サーボ制御同期信号510に含まれるパルスエッジが検出されると(ステップS100においてYES)、レーザ制御ユニット300は、カウンタ324に格納されているカウント値を読み出し(ステップS102)、読み出したカウント値と先に格納されている基準値との差分を算出する(ステップS104)。そして、レーザ制御ユニット300は、カウンタ324をリセットする(ステップS106)。また、レーザ制御ユニット300は、読み出したカウント値を基準値として格納する(ステップS108)。すなわち、直前の周期において計測されたカウント値が次の周期で基準値として用いられる。
レーザ制御ユニット300は、算出した差分に基づいて、クロック信号541の周期設定を決定する(ステップS110)。そして、レーザ制御ユニット300は、決定した周期設定に従って、クロック信号541の周期の長さを変更する(ステップS112)。決定した周期設定に従う変更の対象周期が終了すると、レーザ制御ユニット300は、クロック信号541の周期の長さを元に戻す(ステップS114)。
そして、ステップS100以下の処理が繰り返される。
上述の処理手順において、計測部320は、予め計測されたサーボ制御同期信号510の1周期分の長さを基準として、サーボ制御同期信号510の周期の長さのずれを計測する。すなわち、基準値として1つ前の周期において計測されたカウント値が用いられる。
但し、これに限られず、サーボ制御同期信号510のクロック周波数(例えば、10kHz)に応じた固定値(例えば、10000カウント)を基準値として設定してもよい。すなわち、計測部320は、サーボ制御同期信号510のクロック周波数に対応する基準値との比較により、サーボ制御同期信号510の周期の長さのずれを計測するようにしてもよい。この場合、ステップS108の処理は不要となり、代わりに、サーボ制御同期信号510のクロック周波数を取得して、基準値を決定する処理が採用される。
あるいは、動作開始直後の所定数の周期に亘ってサーボ制御同期信号510を観測することで、サーボ制御同期信号510の周期の長さに対応する基準値を決定してもよい。この場合には、ステップS108の処理は不要となり、代わりに、サーボ制御同期信号510の周期の長さを観測することで、サーボ制御同期信号510の周期の長さに対応する基準値を決定する処理が採用される。
<F.その他の実施の形態>
上述の説明においては、主として、XY2-100プロトコルを採用した例について説明したが、本解決手段は、クロック信号を間接的に用いる通信方式に適用可能である。
図10は、本実施の形態に係る制御システム1のミラー制御信号540の別の伝送に係るハードウェア構成例を示す模式図である。図10には、ミラー制御信号540を伝送するプロトコルとして、SL2-100プロトコルを採用した例を示す。SL2-100プロトコルは、クロック信号を間接的に用いるクロック非同期式シリアル通信に分類される。
図10を参照して、SL2-100プロトコルを採用した場合には、ミラー制御信号540は、レーザ制御ユニット300からガルバノミラー40へ伝送される情報として、X軸およびY軸についての入力データ551(XY-IN)と、X軸およびY軸についての出力データ552(XY-OUT)と、Z軸についての入力データ553(Z-IN)と、Z軸についての出力データ554(Z-OUT)とを含む。
なお、ミラー制御信号540は、クロック信号(CLOCK)および同期基準信号(SYNC)を含まない。
図11は、図10に示すミラー制御信号540の生成方法を説明するための図である。図11(A)に示すように、ミラー制御信号540は、時間的に連続するフレームから構成される。所定数(例えば、192個)のフレームが1つのチャネルステータスブロックを構成する。フレームの各々は、2つのサブフレームを含んでいる。各サブフレームは、先頭にプリアンブルを含む。
図11(B)に示すように、ミラー制御信号は、二値化データをクロック信号で変調することで生成されるバイフェーズマスクデータから構成される。バイフェーズマスクデータを生成するためのクロック信号の周期の長さが上述したような方法で調整される。すなわち、クロック信号の周期の長さを調整することで、各フレームあるいは各サブフレームの長さが伸張することになり、サーボ制御同期信号510の周期と同期させることができる。
このように、クロック信号を間接的に用いる通信方式であっても、サーボ制御同期信号510とミラー制御信号540との同期を維持することができる。
<G.利点>
本実施の形態によれば、周期的な時間波形をもつ同期信号と同期して第1の制御信号が出力される先の装置と、クロック信号を直接的または間接的に用いる任意の通信方式で第2の制御信号が出力される装置との動作をより正確に同期させることができる。
<H.付記>
上述したような本実施の形態は、以下のような技術思想を含む。
[構成1]
アプリケーションプログラム(110)を実行する演算部(100)と、
前記アプリケーションプログラムの実行結果に従って、第1の制御信号(520)を出力する信号出力部(220)と、
前記アプリケーションプログラムの実行結果に従って、前記第1の制御信号の出力の基準となる同期信号(510)に基づいて、クロック信号(541)を直接的または間接的に用いる任意の通信方式で第2の制御信号(540)を通信する通信部(316)と、
前記同期信号の周期の長さのずれを計測する計測部(320)と、
前記周期の長さのずれに基づいて、前記同期信号の1周期内に予め定められた周期数分の前記クロック信号が含まれるように、前記クロック信号の周期の長さを調整する調整部(330)とを備える、制御システム。
[構成2]
前記計測部は、
前記同期信号に含まれるパルスエッジを検出する検出部(322)と、
前記同期信号のパルスエッジの検出でリセットされるカウンタ(324)とを含む、構成1に記載の制御システム。
[構成3]
前記調整部は、前記同期信号の新たな周期が開始されると、当該新たな周期の1つ前の周期の長さのずれに基づいて、当該新たな周期における前記クロック信号の周期の長さを決定する、構成1または2に記載の制御システム。
[構成4]
前記計測部は、予め計測された前記同期信号の1周期分の長さを基準として、周期の長さのずれを計測する、構成1~3のいずれか1項に記載の制御システム。
[構成5]
前記計測部は、前記同期信号の周波数に対応する基準値との比較により、周期の長さのずれを計測する、構成1~3のいずれか1項に記載の制御システム。
[構成6]
前記通信部は、前記クロック信号の所定数分の周期に対応するフレーム(548)を用いて、前記第2の制御信号を送信する、構成1~5のいずれか1項に記載の制御システム。
[構成7]
前記同期信号の周期の長さは、前記クロック信号の周期の長さの整数倍になるように設定される、構成1~6のいずれか1項に記載の制御システム。
[構成8]
前記信号出力部は、送信すべき情報をPWM(Pulse Width Modulation)により変調して前記第1の制御信号を生成する、構成1~7のいずれか1項に記載の制御システム。
[構成9]
アプリケーションプログラム(110)を実行する演算部(100)と、前記アプリケーションプログラムの実行結果に従って、第1の制御信号を出力する信号出力部とに接続された通信装置(300)であって、
前記アプリケーションプログラムの実行結果に従って、前記第1の制御信号の出力の基準となる同期信号(510)に基づいて、クロック信号を直接的または間接的に用いる任意の通信方式で第2の制御信号を通信する通信部(316)と、
前記同期信号の周期の長さのずれを計測する計測部(320)と、
前記周期の長さのずれに基づいて、前記同期信号の1周期内に予め定められた周期数分の前記クロック信号が含まれるように、前記クロック信号の周期の長さを調整する調整部(330)とを備える、通信装置。
[構成10]
アプリケーションプログラムを実行するステップ(100)と、
前記アプリケーションプログラムの実行結果に従って、第1の制御信号(520)を出力するステップ(220)と、
前記アプリケーションプログラムの実行結果に従って、前記第1の制御信号の出力の基準となる同期信号(510)に基づいて、クロック信号を直接的または間接的に用いる任意の通信方式で第2の制御信号を通信するステップ(S100,S102)と、
前記同期信号の周期の長さのずれを計測するステップ(S104)と、
前記周期の長さのずれに基づいて、前記同期信号の1周期内に予め定められた周期数分の前記クロック信号が含まれるように、前記クロック信号の周期の長さを調整するステップ(S110,S112,114)とを備える、制御方法。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した説明ではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 制御システム、4 ワーク、10 制御装置、20 XYステージ、22 プレート、23,25 サーボドライバ、24,26 サーボモータ、30 レーザ、40 ガルバノミラー、42 X軸走査モータ、43 X軸走査ミラー、44 Y軸走査モータ、45 Y軸走査ミラー、46 Z軸走査モータ、47 レンズ、52,53 制御線、54 通信線、100 主制御ユニット、102 プロセッサ、104 メインメモリ、106 ストレージ、108 システムプログラム、110 アプリケーションプログラム、112 バスコントローラ、114 内部バス、212,312 クロック発生器、200 軸インターフェイスユニット、210 軸制御演算部、220,314 出力インターフェイス回路、300 レーザ制御ユニット、310 レーザ制御演算部、316 通信インターフェイス回路、320 計測部、322 パルスエッジ検出部、324 カウンタ、326 差分計測部、330 周期調整部、510 サーボ制御同期信号、520 ステージ制御信号、530 レーザ制御信号、540 ミラー制御信号、541 クロック信号、542 同期基準信号、543 X軸走査指令角度、544 Y軸走査指令角度、545 Z軸走査指令角度、546 XY軸現在値、547 Z軸現在値、548,549 フレーム、551,553 入力データ、552,554 出力データ。

Claims (10)

  1. アプリケーションプログラムを実行する演算部と、
    前記アプリケーションプログラムの実行結果に従って、第1の制御信号を出力する信号出力部と、
    前記アプリケーションプログラムの実行結果に従って、前記第1の制御信号の出力の基準となる同期信号に基づいて、クロック信号を直接的または間接的に用いる任意の通信方式で第2の制御信号を通信する通信部と、
    前記同期信号の周期の長さのずれを計測する計測部と、
    前記周期の長さのずれに基づいて、前記同期信号の1周期内に予め定められた周期数分の前記クロック信号が含まれるように、前記クロック信号の周期の長さを調整する調整部とを備える、制御システム。
  2. 前記計測部は、
    前記同期信号に含まれるパルスエッジを検出する検出部と、
    前記同期信号のパルスエッジの検出でリセットされるカウンタとを含む、請求項1に記載の制御システム。
  3. 前記調整部は、前記同期信号の新たな周期が開始されると、当該新たな周期の1つ前の周期の長さのずれに基づいて、当該新たな周期における前記クロック信号の周期の長さを決定する、請求項1または2に記載の制御システム。
  4. 前記計測部は、予め計測された前記同期信号の1周期分の長さを基準として、周期の長さのずれを計測する、請求項1~3のいずれか1項に記載の制御システム。
  5. 前記計測部は、前記同期信号の周波数に対応する基準値との比較により、周期の長さのずれを計測する、請求項1~3のいずれか1項に記載の制御システム。
  6. 前記通信部は、前記クロック信号の所定数分の周期に対応するフレームを用いて、前記第2の制御信号を送信する、請求項1~5のいずれか1項に記載の制御システム。
  7. 前記同期信号の周期の長さは、前記クロック信号の周期の長さの整数倍になるように設定される、請求項1~6のいずれか1項に記載の制御システム。
  8. 前記信号出力部は、送信すべき情報をPWM(Pulse Width Modulation)により変調して前記第1の制御信号を生成する、請求項1~7のいずれか1項に記載の制御システム。
  9. アプリケーションプログラムを実行する演算部と、前記アプリケーションプログラムの実行結果に従って、第1の制御信号を出力する信号出力部とに接続された通信装置であって、
    前記アプリケーションプログラムの実行結果に従って、前記第1の制御信号の出力の基準となる同期信号に基づいて、クロック信号を直接的または間接的に用いる任意の通信方式で第2の制御信号を通信する通信部と、
    前記同期信号の周期の長さのずれを計測する計測部と、
    前記周期の長さのずれに基づいて、前記同期信号の1周期内に予め定められた周期数分の前記クロック信号が含まれるように、前記クロック信号の周期の長さを調整する調整部とを備える、通信装置。
  10. アプリケーションプログラムを実行するステップと、
    前記アプリケーションプログラムの実行結果に従って、第1の制御信号を出力するステップと、
    前記アプリケーションプログラムの実行結果に従って、前記第1の制御信号の出力の基準となる同期信号に基づいて、クロック信号を直接的または間接的に用いる任意の通信方式で第2の制御信号を通信するステップと、
    前記同期信号の周期の長さのずれを計測するステップと、
    前記周期の長さのずれに基づいて、前記同期信号の1周期内に予め定められた周期数分の前記クロック信号が含まれるように、前記クロック信号の周期の長さを調整するステップとを備える、制御方法。
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