JP3419855B2 - レーザ測距方法および信号処理回路 - Google Patents

レーザ測距方法および信号処理回路

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、カメラのAF(オート
・フォーカス)、FA(ファクトリー・オートメーショ
ン)等の分野で使用されるレーザ測距装置を用いたレー
ザ測距方法およびその実施に使用する信号処理回路に関
し、特に測距対象物が振動している(搖れている)場合
にも高精度の測定が可能になるレーザ測距方法およびそ
の実施に使用する信号処理回路に関する。
【0002】
【従来の技術】レーザ測距方法として、半導体レーザか
ら出射されるレーザ光を時間的に周波数変調して干渉光
学系に入射し、続いて入射光を2つの光に分割し、一方
の光(測定系の光)を測距対象物に投射すると共に、他
方の光(参照系の光)を反射ミラーからなる反射体に投
射し、それぞれからの反射光を合成して、コヒーレント
ヘテロダイン検波することにより、2つの光の距離差、
即ち光路差に応じた周波数差からビート信号を検出し、
このビート信号に基づき測距対象物までの距離を測定
(算出)する方法が知られている。
【0003】また、このようなレーザ測距方法の一従来
例として、特開昭61−223577号公報に記載され
たものや、文献「半導体レーザによるFMヘテロダイン
測長法 小林喬朗 他,電子情報通信学会技術研究報告
会 OQE87-153」に記載されたものがある。この測距方
法は、測定距離のダイナミックレンジが大きくとれ、ま
た、高精度の測長が可能であるという利点を有する。
【0004】図8はこのようなレーザ測距方法の実施に
使用されるレーザ測距装置の構成を示す。この測距方法
では、光源となる半導体レーザ201の注入電流を図9
に示すような、三角波に変調させ、この注入電流による
熱効果により、光周波数が三角波変調されたレーザ光
を、コリメータレンズ202によって平行光化した後、
ビーム・スプリッター203によって分光する。なお、
図9は、レーザ光の周波数変調量とビート信号の波形を
示している。
【0005】分光された一方の光は、安定であって測定
の基準となる光路差を有する光学系(基準光学系)に入
射する。この基準光学系は、ビーム・スプリッター20
4、2つの反射体205、205および検波器207で
構成されており、以下に示す動作をする。
【0006】まず、ビーム・スプリッター204は入射
光を参照光学系と測定光学系に分割し、各々の反射体2
05、205で反射された光をビーム・スプリッター2
04で再び合成し、続いて検波器207でコヒーレント
ヘテロダイン検波する。この検波によりビート信号が得
られる。
【0007】一方、ビーム・スプリッター203で分割
された他方の光は、測距光学系に入射される。測距光学
系の構成は、基準光学系の構成と略同様になっている。
すなわち、測定光を反射体に導く代わりに、測距対象物
216に導く以外は、基準光学系の構成と同様になって
おり、ビーム・スプリッター214、反射体215、検
波器217を同様に備えている。この測距光学系の検波
器217も同様にしてコヒーレントヘテロダイン検波を
行ってビート信号を得る。
【0008】なお、図9中のRrは基準光学系の参照光
の光路長を示し、Lrは基準光学系の測定光の光路長を
示している。
【0009】ここで、ビート信号の周波数fbは下記
(1)式で表わされる。
【0010】 fb=(dν/dt)・τ=4fm・Δν・(R−L)/c …(1) 但し、 ν:レーザ光の周波数 τ:測定光と参照光の時間遅れ fm:変調周波数 Δν(GHz/mA):レーザ光の周波数変調量 R:測距光学系の参照光の距離(参照光の光路長) L:測定光の距離(測距対象物までの距離) c:光速 である。
【0011】この光学系において、測距対象物216ま
での距離Lは下記(2)式で表される。
【0012】 L=(fs/fr)・(Rr−Lr)+R …(2) 但し、 fs:測距光学系のビート信号の周波数 fr:基準光学系のビート信号の周波数 である。
【0013】なお、この距離計算は、パーソナルコンピ
ータ等からなるコンピュータ211によって計算され
る。今少し具体的に説明すると、上記のようにして各々
の検波器207、217によって得られたビート信号は
それぞれに接続されたアンプ208、218によって所
定レベルまで増幅され、続いて、波形整形器209、2
19によって波形整形された後、カウンター210によ
って周波数がカウントされる。そして、このカウント値
に基づきコンピュータ211が距離Lを算出(測定)す
る。
【0014】しかしながら、上記の方法では、基準光学
系のビート信号の位相部分をクロック発生器から発せら
れたクロック・パルスに基づいて測定していたため、測
定精度はクロック精度によって決定されることになる。
今少し説明すると、その信号処理回路では、基準光学系
のビート信号の1周期以内の波数、すなわち小数点以下
の波数に対応した位相角の算出を、1周期分のクロック
・パルス数と位相角をカウントする位相カウンターによ
る波数の小数点部分の比により行っている。
【0015】ここで、通常使用されるクロック発生器の
周波数安定度は±50ppm程度である。それ故、この
誤差に起因して測定周波数誤差のレベルが10-4程度の
比較的大きなものになるため、高精度の測定を行う上で
限界があった。
【0016】そこで、このような問題点を解決するもの
として、本願出願人が特願平5−181739号で先に
提案した信号処理回路がある。図10はこの信号処理回
路のカウンター210を示す。以下にその回路構成を動
作と共に説明する。
【0017】基準光学系のビート信号は、アンプ208
によって所定レベルまで増幅された後、波形整形器10
9に入力され、ここで波形整形が行われて、図11
(a)に示す矩形波に変換される。同様に、測距光学系
のビート信号は、波形整形器119によって波形整形さ
れて、図11(e)に示す矩形波に変換される。
【0018】波形整形器109によって矩形波に変換さ
れた信号は、基準系の波数カウンター124に入力され
る。波数カウンター124には、これに接続された波数
設定器126より整数の設定値が予め設定されるように
なっている。波数カウンター124は、波形整形器10
9からの入力信号の波数をカウントし、カウント値が設
定値になるまでの間、ゲートを開く構成になっている。
より具体的には、この間に、波数カウンター124から
基準系の時間測定カウンター130に、図11(b)に
示すようなタイミングの”H”レベルのゲート開信号
(基準系ゲート信号)が出力されるようになっている。
【0019】時間測定カウンター130には、クロック
発生器122から、図11(c)に示す波形のクロック
・パルスが入力されるようになっている。時間測定カウ
ンター130は、波数カウンター124からの基準系ゲ
ート信号がゲート開の状態になっている間、クロック発
生器122からのクロック・パルスの数をカウントして
時間計測を行う(図11(d)参照)。
【0020】また、この基準系ゲート信号は同期回路1
31に入力される。同期回路131は基準系ゲート信号
に基づき、基準ビート信号に同期した測距系ゲート信号
(図11(f)参照)を生成して、測距系の波数カウン
ター123および時間測定カウンター132に与える。
なお、同期回路131には、波形整形器119の出力が
入力される。この出力は時間測定カウンター132にも
入力される。
【0021】波数カウンター123は、測距系ゲート信
号が”H”レベルのゲート開の状態である間、測距ビー
ト信号の波数(図11(g)参照)をカウントする。ま
た、時間測定カウンター132には、同一のクロック発
生器122からクロック・パルス(図11(h)参照)
が入力されるようになっており、測距系ゲート信号が”
H”レベルのゲート開の状態である間、このクロック・
パルスをカウントして時間計測を行う。
【0022】以上のカウント値により、測距光学系およ
び基準光学系のビート信号のビート周波数が計測され、
上記従来方法同様にして、コンピュータ111が下記
(2)’式の演算を行って測定対象物までの距離Lを算
出する。
【0023】 L=〔(Nclr/Nr)/(Ncls/Ns)〕…(2)’ 但し、 Ns:測距光学系のビート信号の周波数 Nr:基準光学系のビート信号の周波数 Nclr:時間測定用の基準光学系のクロック発生器のパ
ルス数 Ncls:時間測定用の測距光学系のクロック発生器のパ
ルス数 である。
【0024】このような信号処理方式によれば、同一の
クロック発生器122から発生するクロック・パルスに
従い、基準光学系および測距光学系によってそれぞれ生
成されるビート信号の時間測定をほぼ同時に行うので、
クロック発生器122から発せられるクロック・パルス
が温度等の環境変化に起因して変化、すなわち時間的に
搖らいだとしても、その影響が両光学系に同等に現れ
る。従って、各光学系の測定値に対する誤差が相殺され
てキャンセルされるので、高精度の測定が可能になり、
レーザ測距装置の信頼性を格段に向上できる,といった
効果を奏する。
【0025】
【発明が解決しようとする課題】ところで、例えばAF
用に用いられるレンズの焦点合わせ方法は、レンズのウ
ォーブリング動作を行い、結像の空間周波数の高調波成
分の大きさが最大になるようにレンズを移動させて焦点
位置を合せている。即ち、空間周波数の高調波成分の大
きい場合にフォーカスが最も合っている状態だからであ
る。
【0026】このようなレンズの焦点合わせを行う装置
に、上記のような信号処理方式をとるレーザ測距装置を
適用する場合は、レンズのウォーブリング動作に起因す
る位相ノイズのために、測定に大きな誤差が発生すると
いう問題点がある。即ち、上記のレーザ測距装置は、静
止状態にある測距対象物までの距離を高精度に測定する
ことを前提としているからである。
【0027】それ故、上記のレーザ測距装置をFAに適
用する場合も、測距対象物が振動する場合は、同様に測
定に大きな誤差を発生するという問題点がある。
【0028】以下にこの問題点の発生原因を詳細に説明
する。ウォーブリング動作により測距対象物が微小距離
変化すると、2つの光の距離差に応じたビート信号の初
期位相が変化するため、実際に観測されるビート信号の
出力は、下記(3)式に示されるように、fb+△fb
表される実際の距離の変化量に対応したビート信号に、
(3)式中の第2項に相当する、測距対象物の振動に起
因する位相変化分の周波数がFM変調された出力Iとな
る。
【0029】 I=2abcos[2π(fb+△fb)t+2πν0(α/c)cos2πf・t+ 2πν0τ0]…(3) 但し、 fb:ビート周波数(ビート信号の周波数) △fb:振動の距離に応じたビート周波数の変化量 α:測距対象物の振動幅 f:測距対象物の振動の周波数 ν0:半導体レーザの光周波数 τ0:距離差 c:光速 である。
【0030】図12は上式(3)の影響を示している。
測距対象物が振動していない場合、即ち測距対象物に搖
れがない場合は、ビート周波数は図12(a)に示すよ
うに時間的に安定した波形になっている。一方、測距対
象物が振動している場合は、測距対象物の振動の影響に
よりFM変調されるため、その波形は、同図(b)に示
すように大きく変化している。
【0031】それ故、測距対象物が振動している場合
は、実際の測距対象物の振動量の距離に応じたビート周
波数の変化量以上にビート周波数が変化することになる
ため、上記の信号処理方式のレーザ測距方法において
は、大きな測定誤差を生じる。このため、実用化を図る
上で限界があった。
【0032】本願出願人が先に提案した上記のレーザ測
距装置において、このような問題点は、測距対象物の振
動を抑制すれば解消される。しかし、かかるレーザ測距
装置をFAに応用する場合は、装置等の振動があるた
め、振動を10μm以下に低減することは不可能であ
る。それ故、上記のレーザ測距装置をFAに応用するこ
とは困難である。このため、応用の用途が限定されてい
た。
【0033】また、測距対象物の振動周波数(f)より
十分に速い測定レートでビート信号を多数点測定し、時
間平均すれば、即ち長いウィンドウにて計測すれば、測
距対象物の振動の影響を低減することも可能である。し
かし、このような計測方式によれば、測定時間が長くな
るため実用的でない。
【0034】更には、上記のレーザ測距装置において
は、以下に示す理由により、測定された距離値の出力方
式に問題点があるため、カメラのAF等のような制御系
への応用が困難である。周波数カウンターによる周波数
測定方法では、一定のゲート時間のクロック・パルスお
よびビート信号の波数をカウントし、これらのカウント
値によりビート周波数を算出する。この方法では、クロ
ック・パルスのカウント数を多く測定する程、つまりゲ
ート時間を長く開ける程、測定精度を向上できる。しか
し、任意のゲート時間のクロック・パルスをカウントす
るために、距離出力値を連続的に出力することは不可能
である。従って、カメラのAF等のように距離値の連続
出力が要求される制御系への応用は困難になる。
【0035】加えて、上記のように光源として半導体レ
ーザを用いた光学系では、戻り光による可干渉性の低下
に起因する測定精度の劣化という問題点がある。この問
題点を図13に従って、今少し説明する。今、同図
(a)に示すように、三角波の周波数変調量が小さい場
合、例えば、周波数変調量が100GHz、変調周波数が
50KHz、測距対象物までの距離が50cmの場合を
仮定する。この場合において、半導体レーザからの出射
光と戻り光の発振周波数の差は、同図(a)に示すよう
に、戻り光の光周波数をfaとすると、この時のレーザ
出射光の光周波数は距離差に対応する時間τを経た後の
周波数、つまりfbとなるので、上記の測距条件下で
は、高々30KHzしか変化しないことになる。従っ
て、この場合の、出射光と戻り光の発振周波数の差は、
通常のレーザ光のスペクトル線幅において10MHz以
下の大きさしか離れていないことになる。このため、出
射光と戻り光が結合し、可干渉性の低下が生じる結果、
ビート信号の強度が弱くなりS/N比が低下する(図1
4(b)参照)。従って、ノイズが取り込まれるため、
ビート信号の周波数の測定誤差が大きくなる。即ち、弱
い信号成分に対して強いノイズ成分が大きくなるため、
測定誤差が大きくなるという問題点を引き起こしてい
た。本発明は、このような従来技術の問題点を解決する
ものであり、測距対象物が振動している場合にも、その
距離を高精度に測定でき、FAやカメラのAFに応用す
ることが可能になるレーザ測距方法を提供することにあ
る。
【0036】本発明の他の目的は、測定値を連続的に出
力することができ、カメラのAFやFAへの応用に好適
な信号処理回路を提供することを目的とする。
【0037】
【課題を解決するための手段】本発明のレーザ測距方法
は、レーザ光源を時間的に光周波数変調し、変調された
光を干渉光学系に入射し、続いて光分割手段で分割した
2つの光の内の一方を測距対象物に投射すると共に、他
方の光を反射体に投射し、該測距対象物および該反射体
からの反射光をヘテロダイン検波することにより2つの
光の光路差に応じた光周波数差によるビート信号を検出
し、該ビート信号に基づき該測距対象物までの距離又は
該測距対象物までの変位を測定するレーザ測距方法であ
って、該測距対象物が振動している場合に、ビート信号
の周波数が、下記の条件を満たすように、 (4π/レーザ光源の発振波長)×測距対象物の振動幅
×測距対象物の振動周波数≦ビート信号周波数×相対精
度 該レーザ光源の光変調周波数又は注入電流量を調整して
測定を行うようにしており、そのことにより上記目的が
達成される。
【0038】好ましくは、三角波駆動周波数又はFM変
調量を増加させて、前記ビート信号の周波数を前記の条
件を満たすように設定する。
【0039】また、好ましくは、前記レーザ光源とし
て、3電極のDBRレーザを用いる。また、本発明の信
号処理回路は、ビート信号を自己遅延検波する自己遅延
検波回路を備え、該自己遅延検波回路の出力により該ビ
ート信号の周波数に応じたアナログの距離値出力を得る
ようにしており、そのことにより上記目的が達成され
る。
【0040】好ましくは、前記自己遅延検波回路が、光
学系から入力されるビート信号に任意の遅延量を設定す
る遅延検波回路と、該光学系からのビート信号および該
遅延回路からの遅延ビート信号が入力され、出力端子よ
り前記アナログの距離値出力に対応するパルス列の出力
を出力するフリップフロップ回路とを備えている。
【0041】また、本発明の信号処理回路は、位相比較
器およびアナログ周波数弁別回路を備え、該アナログ周
波数弁別回路によってビート信号の周波数の周波数同期
を行い、周波数が一致した状態で位相同期を行って、距
離値に対応する出力信号を出力するようにしており、そ
のことにより上記目的が達成される。
【0042】好ましくは、前記アナログ周波数弁別回路
としてPLL回路を用いる。
【0043】また、本発明の信号処理回路は、基準光学
系および測距光学系からのビート信号をそれぞれ分周す
る分周器を備えており、そのことにより上記目的が達成
される。
【0044】
【作用】このように、本発明方法では、ビート信号の周
波数を、所望の相対精度が得られるように高周波化し、
これにより位相ノイズの影響を相対的に小さくして、上
記従来技術が有する問題点の解決を図っている。即ち、
具体的には、下記(4)式の条件で測定している。
【0045】(4π/レーザ光の発振波長)×測距対象
物の振動幅×測距対象物の振動周波数≦ビート信号周波
数×相対精度 …(4) 今少し具体的に説明すると、例えば、半導体レーザの発
振波長が0.8μm、測距対象物の振動幅が0.1μ
m、測距対象物の振動周波数が10Hzの時に、相対精
度10-6を得るためには、上記(4)式より、ビート信
号の周波数が2×107Hz以上であればよいことがわ
かる。
【0046】本発明では、ビート信号の周波数が上記の
値以上になるように、三角波駆動周波数(図6参照)又
はFM変調量を増加させて、ビート信号の周波数を所望
の周波数に設定する。また、本発明方法を実施するため
の信号処理回路として、遅延検波回路およびPLL(P
hase Locked Loop)回路等のアナログ
周波数弁別回路を備えたものを用いると、ビート信号の
周波数を検知することにより、測定値を連続して、パソ
コン等のコンピュータからなる距離演算手段に出力する
ことができる。
【0047】ところで、ビート信号の周波数を高周波化
する方法としては、 図6(a)に示すように、三角波駆動周波数を図12
(a)に示す状態から上げる方法、即ち三角波駆動周波
数自体を高周波化する方法 図6(b)に示すように、三角波駆動周波数を一定の
状態にしておき、半導体レーザのFM変調量を上げるこ
とにより、光周波数の三角波を急峻化する方法 等がある。
【0048】しかし、三角波駆動周波数自体を高周波化
する方法では、半導体レーザへの注入電流の熱による応
答は、高々数MHzであり、十分な変調量を得ることが
困難である。
【0049】また、FM変調量を上げる方法では、半導
体レーザとして、通常のファブリペローレーザを用いた
場合に、注入電流を大きく変化させる必要があるが、最
大光光出力による制限があるため不可能である。
【0050】そこで、本発明では、3電極のDBRレー
ザを用いて注入電流によるキャリアのプラズマ効果によ
る屈折率の変化により解決を図っている。今少し説明す
ると、このキャリアのプラズマ効果による応答速度は数
GHz程度あるので、三角波駆動周波数を任意の周波数
に設定することが可能である。なお、キャリアのプラズ
マ効果による応答速度に関しては、例えば、93年 春
応用物理学会 30p−C−9 「AlGaAs/GaAs MQW-D
FBレーザのFM応答特性」 尾内 敏彦 他に詳細に記
載されているので、ここでは省略する。
【0051】次に、本発明方法をAF用のレンズのウォ
ーブリング動作に適用する場合について説明する。AF
用のレンズのウォーブリング動作においては、半導体レ
ーザの波長が0.8μm、測距対象物の振動幅が10μ
m程度、測距対象物の振動の周波数が50Hz程度であ
り、要求される相対精度が10-4であるので、上記
(4)式より、ビート信号の周波数は8×107Hz以
上に設定する必要がある。そして、ビート信号の周波数
が8×107Hz以上になるように、半導体レーザに対
する三角波駆動周波数又は注入電流を設定すれば、所望
の相対精度が得られる。
【0052】図7(a)〜(d)を参照しつつ今少し説
明すると、例えば、図7(a)に示すように、測距対象
物の振動幅が10μmである場合に、相対精度10-4
上を得るためには、測距対象物の振動周波数が10
1(=10)Hzの時に、ビート信号の周波数として2
×107Hz以上必要である。また、振動周波数が102
Hzの時には、ビート信号の周波数として2×108
z以上必要である。また、図7(b)に示すように、振
動幅1μm、相対精度10-4以上を得るためには、振動
周波数が102Hzの時に、ビート信号の周波数として
2×107Hz以上必要であり、振動周波数103の時に
は、ビート信号の周波数としては2×108以上が必要
である。
【0053】この結果より、測距対象物の振動周波数が
低く、振動幅が大きい場合および振動周波数が高く、振
動幅が小さい場合は、相対精度を等しく劣化させること
がわかる。つまり、この2つの影響が均等であることを
示している。換言すれば、測距対象物の振動幅によるビ
ート信号の周波数の初期位相(干渉縞の明暗)の変化
と、振動周波数の高周波化によるビート信号の初期位相
の変化が均等であることを表している。
【0054】上記の条件式(4)は、測距対象物の振動
の影響により相対精度は劣化するものの、この精度が所
望の値になるようにビート信号の周波数を高周波化すれ
ば、精度の劣化を低減できることを示している。また、
このビート信号の周波数の高周波化により、空気の温度
による屈折率の揺らぎに起因する測定精度の劣化も低減
できる。なんとなれば、この屈折率の揺らぎによる効果
も測距対象物の搖れと同様の効果であり、ビート信号の
周波数をFM変調したものとして検出されるからであ
る。
【0055】また、本発明方法において、例えば変調量
が10THz、変調周波数が5KHz、測距対象物まで
の距離差が50cmの場合において、図6(b)に示す
ように、三角波駆動周波数のFM変調量が大きいと、光
周波数差として300MHz程度あるので、出射光と戻り
光の周波数差が通常のレーザ光の線幅以上になる。従っ
て、出射光と戻り光とが結合することがないので、可干
渉性によるS/N比の劣化を低減できる。
【0056】また、本発明の信号処理回路によれば、遅
延検波回路による自己遅延検波およびPLLによる周波
数弁別による周波数検出を行うことにより、測定値をア
ナログで連続出力することが可能になる。
【0057】
【実施例】以下に本発明の実施例を図面に基づき説明す
る。
【0058】本発明のレーザ測距方法に使用する光学系
の構成は、上記した従来例のものと同様であるので、光
学系については説明および図面を省略する。但し、本発
明では、レーザ光源として、上記作用の項で説明した特
性を有する3電極のDBRレーザを使用している。
【0059】(実施例1)本実施例1では、上記作用の
項で説明したように、図7に示すように、測距対象物2
16(図8参照)の振動に対して所望の測定精度が得ら
れるビート信号の周波数となるように、半導体レーザの
三角波駆動周波数を変化させている。一例として、半導
体レーザの発振波長が0.8μmであり、測距対象物2
16が振動幅1μm、振動周波数10Hzで振動してい
る場合に、測距対象物216までの距離を相対精度10
-4で測定するためには、上記(4)式より、ビート信号
の周波数を2MHz以上に設定する必要がある。
【0060】図1は本発明の実施例1に使用する信号処
理回路を示している。この信号処理回路は、遅延検波回
路1、フリップフロップ2、ローパスフィルタ3、レー
ザ三角波駆動回路4を備えており、所望の相対精度で測
定が行えるビート信号の周波数を設定すべく、半導体レ
ーザ5を駆動制御するシステム構成をとっている。
【0061】今少し具体的に説明すると、所望のビート
信号の周波数になるように、上記(1)式のビート信号
の周波数と、三角波変調周波数との関係から三角波周波
数を設定すべく、レーザ三角波駆動回路4により半導体
レーザ5を駆動制御している。或は、三角波発振周波数
を一定にしておき、上記(1)式の△νを変化させてい
る。すなわち、半導体レーザ5への注入電流をレーザ三
角波駆動回路4にて増加させることによりFM変調量を
変化させ、これにより所望のビート信号の周波数となる
ように制御している。このような、駆動制御方式によれ
ば、上記の条件下において、振動している測距対象物2
16の距離を測定する場合の相対精度を10-4にできる
ことを確認できた。
【0062】次に、この信号処理回路を用いたビート信
号の周波数に基づく距離値の出力方法について説明す
る。光学系により検出されたビート信号(図2(a)参
照)は遅延検波回路1およびフリップフロップ2のリセ
ット端子に入力される。遅延検波回路1は入力されたビ
ート信号の周波数に任意の遅延量(遅延時間)τを与
え、遅延化処理した遅延信号(図2(b)参照)をフリ
ップフロップ2のセット端子に出力する。
【0063】フリップフロップ2は、このような入力信
号が与えられると、出力端子Qより入力信号の周波数に
応じたデューティ比を持ったパルス列の出力信号(図2
(c)参照)をローパスフィルタ3に与える。即ち、遅
延検波回路1およびフリップフロップ2の組み合せによ
り、ビート信号の自己遅延検波が行われる。ローパスフ
ィルタ3は所定レベル以上の高周波成分をカットする。
これにより、ビート信号の周波数に応じたアナログの距
離値出力(図2(d)参照)が得られる。この距離値出
力は、距離演算手段であるコンピュータに入力され、最
終的に測距対象物216までの距離又は測距対象物まで
の変位が計測される。
【0064】ここで、半導体レーザ5の光周波数が三角
波駆動周波数の頂点部分において、周波数が0Hzへと
低周波化してしまう問題があるが、この時間に対応する
出力時間は高々10nsec程度であるので、この時間
の間を三角波駆動周波数に同期して出力値をピークホー
ルドすれば、出力値を連続して出力することができる。
従って、このような構成によれば、距離値の連続出力が
可能になる。
【0065】また、FM変調効率の違いは、図8に示す
距離差既知の基準光学系から得られたアナログの距離値
信号に基づき校正を行うことによりキャンセルできる。
【0066】(実施例2)図3は本発明の実施例2を示
す。本実施例2においては、三角波駆動周波数或はFM
変調量を変化させてビート信号が測距対象物216の振
動に対して所望の相対精度となるように、レーザ三角波
駆動回路4にて三角波駆動周波数、或はFM変調量を設
定して、半導体レーザ5を駆動制御する構成をとってい
る。また、距離値の出力は、ビート信号のアナログの出
力値をPLL検波することにより行っている。以下にP
LL検波を行うための回路構成を動作と共に簡単に説明
する。
【0067】光学系により検出されたビート信号は位相
比較器6に入力され、ここでビート信号の周波数の位相
が比較され、比較出力(差分出力)がループフィルタ7
を通して増幅器8に与えられる。ループフィルタ7は所
定のノイズ成分をカットする。増幅器8により所定レベ
ル迄増幅された出力信号である位相弁別出力信号V(t)
は電圧制御発振器(VCO)9に与えられ、ここで位相
弁別が行われる。このようにして、増幅された位相弁別
出力信号V(t)が最小になるような信号Vc(t)が電圧制
御発振器9に入力され、この信号Vc(t)が位相比較器6
に出力され、続いてループフィルタ7および増幅器8を
経て、距離値として出力される。
【0068】すなわち、このような回路構成により、ビ
ート信号の周波数同期を行い、次に周波数が一致した状
態で位相同期課程が行われ、この時の電圧制御発振器9
の出力電圧が距離値に対応する。
【0069】(実施例3)図4および図5は本発明の実
施例3を示す。図3は本実施例3で使用する信号処理回
路の回路構成を示しているが、そのデバイスの多くは、
本願出願人が特願平5−181739号で先に提案した
信号処理回路と共通しているので、共通する部分につい
ては同一の番号を付して説明を省略し、以下に異なる部
分についてのみ説明する。また、図5に示す波形につい
ても共通する部分については説明を省略する。
【0070】この信号処理回路は、基準系ビート信号が
入力される波形整形器109と、波数カウンター124
との間および測距系ビート信号が入力される波形整形器
119と波数カウンターとの間に1/N分周器140、1/N
分周器141がそれぞれ接続されている他は、上記の信
号処理回路と同一になっている。
【0071】本実施例3では、図7に示すように、測距
対象物216の振動に対して所望の測定精度が得られる
ビート信号の周波数となるように、例えばレーザ三角波
駆動回路にて半導体レーザの三角波駆動周波数を変化さ
せ、このビート信号の周波数を1/N分周器140、14
1に通すことにより1/Nに分周し(図4(d)、(e)
参照)、これにより波数カウンター(周波数カウンタ
ー)124、123にて測定可能な周波数に低周波化し
ている。従って、汎用タイプの周波数カウンターにて周
波数測定を行えるといった利点がある。
【0072】加えて、この時、測距対象物216の振動
に起因したビート信号の揺らぎの成分も1/Nにされの
で、その分、相対精度の向上が図れる、といった効果を
奏する。
【0073】
【発明の効果】以上の本発明レーザ測距方法によれば、
ビート信号の周波数が、以下の条件を満たすように、 (4π/レーザ光の発振波長)×測距対象物の振動幅×
測距対象物の振動周波数≦ビート信号周波数×相対精度 該レーザ光の光変調周波数又は注入電流量を調整するの
で、測距対象物の振動に比べて十分高いビート信号の周
波数を得ることができる。従って、測距対象物の振動に
起因する位相ノイズの影響を低減でき、高精度の測定が
可能になる。
【0074】また、上記の調整において、周波数変調量
を大きくする場合は、戻り光による可干渉性の低下も防
止できるので、より一層精度のよい測定が可能になる。
【0075】また、特に請求項4〜請求項8記載の信号
処理回路によれば、距離値に対応したアナログの連続し
た出力信号が得られるので、カメラのAFやFAへの応
用が可能になり、用途の拡大が図れる、といった効果を
奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1で使用する信号処理回路を示
すブロック図。
【図2】そのときの信号波形を示す波形図。
【図3】本発明の実施例2で使用する信号処理回路を示
すブロック図。
【図4】本発明の実施例3で使用する信号処理回路を示
すブロック図。
【図5】そのときの信号波形を示す波形図。
【図6】本発明方法の原理を示す信号波形図。
【図7】本発明方法の原理を示す、ビート周波数(ビー
ト信号の周波数)と、測距対象物の振動周波数又は相対
精度との関係を示すグラフ。
【図8】従来例および本発明で使用される光学系を示す
模式図。
【図9】三角波駆動周波数およびビート信号を示すグラ
フ。
【図10】本願出願人が先に提案したレーザ測距装置で
使用される信号処理回路を示すブロック図。
【図11】その信号波形図。
【図12】測距対象物の振動が測定精度に与える影響を
説明するためのグラフ。
【図13】戻り光による可干渉性の低下に起因する測定
精度の劣化を説明するためのグラフ。
【図14】S/N比の良否を示すグラフ。
【符号の説明】
1 遅延検波回路 2 フリップフロップ 3 ローパスフィルタ 4 レーザ三角波駆動回路 5 半導体レーザ 6 位相比較器 7 ループフィルタ 8 増幅器 9 電圧制御発振器 109、119 波形整形器 111、210 コンピュータ 122 クロック発生器 123、124 波数カウンター 130、132 時間測定カウンター 131 同期回路 140、141 1/N分周器 205、反射体 207 検出器 216 測距対象物
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 下中 淳 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シャープ株式会社内 (56)参考文献 特開 平7−35507(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01B 9/02 G01B 11/00 G01S 17/32 G02B 7/32 G03B 13/36

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レーザ光源を時間的に光周波数変調し、
    変調された光を干渉光学系に入射し、続いて光分割手段
    で分割した2つの光の内の一方を測距対象物に投射する
    と共に、他方の光を反射体に投射し、該測距対象物およ
    び該反射体からの反射光をヘテロダイン検波することに
    より2つの光の光路差に応じた光周波数差によるビート
    信号を検出し、該ビート信号に基づき該測距対象物まで
    の距離又は該測距対象物までの変位を測定するレーザ測
    距方法であって、 該測距対象物が振動している場合に、ビート信号の周波
    数が、下記の条件を満たすように、 (4π/レーザ光源の発振波長)×測距対象物の振動幅
    ×測距対象物の振動周波数≦ビート信号周波数×相対精
    度 該レーザ光源の光変調周波数又は注入電流量を調整して
    測定を行うレーザ測距方法。
  2. 【請求項2】 三角波駆動周波数又はFM変調量を増加
    させて、前記ビート信号の周波数を前記の条件を満たす
    ように設定する請求項1記載のレーザ測距方法。
  3. 【請求項3】 前記レーザ光源として、3電極のDBR
    レーザを用いる請求項1又は請求項2記載のレーザ測距
    方法。
  4. 【請求項4】 請求項1〜請求項3のいずれかに記載の
    レーザ測距方法を実施するための信号処理回路であっ
    て、 ビート信号を自己遅延検波する自己遅延検波回路を備
    え、該自己遅延検波回路の出力により該ビート信号の周
    波数に応じたアナログの距離値出力を得る信号処理回
    路。
  5. 【請求項5】 前記自己遅延検波回路が、 光学系から入力されるビート信号に任意の遅延量を設定
    する遅延検波回路と、該光学系からのビート信号および
    該遅延回路からの遅延ビート信号が入力され、出力端子
    より前記アナログの距離値出力に対応するパルス列の出
    力を出力するフリップフロップ回路と を備えている請求項4記載の信号処理回路。
  6. 【請求項6】 請求項1〜請求項3のいずれかに記載の
    レーザ測距方法を実施するための信号処理回路であっ
    て、 位相比較器およびアナログ周波数弁別回路を備え、該ア
    ナログ周波数弁別回路によってビート信号の周波数の周
    波数同期を行い、周波数が一致した状態で位相同期を行
    って、距離値に対応する出力信号を出力する信号処理回
    路。
  7. 【請求項7】 前記アナログ周波数弁別回路がPLL回
    路である請求項6記載の信号処理回路。
  8. 【請求項8】 請求項1〜請求項3のいずれかに記載の
    レーザ測距方法を実施するための信号処理回路であっ
    て、 基準光学系および測距光学系からのビート信号をそれぞ
    れ分周する分周器を備えた信号処理回路。
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