JP2022117697A - ブレーキシステム、ブレーキ装置の制御方法、ブレーキ装置の制御プログラムおよびブレーキ装置の制御装置 - Google Patents

ブレーキシステム、ブレーキ装置の制御方法、ブレーキ装置の制御プログラムおよびブレーキ装置の制御装置 Download PDF

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Abstract

【課題】鉄道車両における停止時間の短縮を図る。【解決手段】ブレーキシステム1は、第1室に供給する空気の圧力で摩擦材10を被制動部材12に押し付けて制動力を生じさせる空気ブレーキ部6と、第2室に供給する空気の圧力を解除することで生じるばねの付勢力で摩擦材10を被制動部材12に押し付けて制動力を生じさせるばねブレーキ部8と、制動時にばねブレーキ部8、空気ブレーキ部6の順でまたは同時に制動力を生じさせる制御を実行するブレーキ制御装置4と、を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、ブレーキシステム、ブレーキ装置の制御方法、ブレーキ装置の制御プログラムおよびブレーキ装置の制御装置に関する。
従来、地震等の異常が発生した際に鉄道車両を早期に停止させるためのブレーキ、いわゆる地震ブレーキが知られている。特に、高速走行する新幹線では地震ブレーキの重要度が高い。地震ブレーキについて、例えば特許文献1には、常用ブレーキ指令または非常ブレーキ指令に応じて第1空気圧を発生させる第1圧力発生部と、非常ブレーキ指令に応じて第2空気圧を出力する第2圧力発生部と、第1空気圧と第2空気圧とが入力されて高い方の圧力を選択的に流通させる複式逆止弁と、を備え、第2圧力発生部から複式逆止弁までの配管長が、第1圧力発生部から複式逆止弁までの配管長よりも短い構造を有する新幹線車両用ブレーキシステムが開示されている。このブレーキシステムは、上述した構造を備えることで、ブレーキ指令の入力から実際にブレーキが効き始めるまでの時間である空走時間の短縮を図っていた。
特開2012-011984号
乗客の安全性を確保するため、ブレーキシステムには、ブレーキ指令から実際に車両が停止するまでの時間(以下では停止時間という)を短縮することが常に求められる。停止時間は、空走時間と、実際にブレーキがきき始めてから車両が停止するまでの時間である制動時間との合計である。なお、停止時間は、停止距離と言い換えることもできる。特許文献1のブレーキシステムでは、空走時間の短縮は図られていたが、制動時間の短縮は図られていなかった。また、本発明者らは鋭意検討を重ねた結果、空走時間についてもさらなる短縮の余地があることを認識するに至った。したがって、従来のブレーキシステムには、停止時間のさらなる短縮を図る余地があった。
本発明は、こうした状況に鑑みてなされたものであり、その目的は、鉄道車両における停止時間の短縮を図るための技術を提供することにある。
本発明のある態様は、ブレーキシステムである。このブレーキシステムは、第1室に供給する空気の圧力で摩擦材を被制動部材に押し付けて制動力を生じさせる空気ブレーキ部と、第2室に供給する空気の圧力を解除することで生じるばねの付勢力で摩擦材を被制動部材に押し付けて制動力を生じさせるばねブレーキ部と、制動時にばねブレーキ部、空気ブレーキ部の順でまたは同時に制動力を生じさせる制御を実行するブレーキ制御装置と、を備える。
本発明の他の態様は、ブレーキ装置の制御方法である。この制御方法は、同じ摩擦材を被制動部材に押し付けて制動力を生じさせる空気ブレーキ部とばねブレーキ部とを備えるブレーキ装置の制御方法であって、ばねブレーキ部で制動力を生じさせるステップと、ばねブレーキ部での制動力の生成の後またはばねブレーキ部での制動力の生成と同時に空気ブレーキ部で制動力を生じさせるステップと、を含む。
本発明の他の態様は、ブレーキ装置の制御プログラムである。この制御プログラムは、同じ摩擦材を被制動部材に押し付けて制動力を生じさせる空気ブレーキ部とばねブレーキ部とを備えるブレーキ装置の制御プログラムであって、ばねブレーキ部で制動力を生じさせる処理と、ばねブレーキ部での制動力の生成の後またはばねブレーキ部での制動力の生成と同時に空気ブレーキ部で制動力を生じさせる処理と、をコンピュータに実行させる。
本発明の他の態様は、ブレーキ制御装置である。このブレーキ制御装置は、同じ摩擦材を被制動部材に押し付けて制動力を生じさせる空気ブレーキ部とばねブレーキ部とを備えるブレーキ装置の制御装置であって、制動時にばねブレーキ部、空気ブレーキ部の順でまたは同時に制動力を生じさせる制御を実行する。
なお、以上の構成要素の任意の組み合わせや、本発明の構成要素や表現を方法、装置、プログラム、プログラムを記録した一時的なまたは一時的でない記憶媒体、システムなどの間で相互に置換したものもまた、本発明の態様として有効である。
本発明によれば、鉄道車両における停止時間の短縮を図ることができる。
実施の形態にかかるブレーキシステムのブロック図である。 ブレーキ装置およびキャリパ装置の側面図である。 ブレーキ装置の部分断面図である。 緩め状態にあるブレーキ装置の一部の断面図である。 常用ブレーキ状態にあるブレーキ装置の一部の断面図である。 地震ブレーキ状態の初期にあるブレーキ装置の一部の断面図である。 地震ブレーキ状態の次期にあるブレーキ装置の一部の断面図である。
以下、本発明を好適な実施の形態をもとに図面を参照しながら説明する。実施の形態は、発明を限定するものではなく例示であって、実施の形態に記述されるすべての特徴やその組み合わせは、必ずしも発明の本質的なものであるとは限らない。各図面に示される同一または同等の構成要素、部材、処理には、同一の符号を付するものとし、適宜重複した説明は省略する。また、各図に示す各部の縮尺や形状は、説明を容易にするために便宜的に設定されており、特に言及がない限り限定的に解釈されるものではない。また、本明細書または請求項中に「第1」、「第2」等の用語が用いられる場合には、特に言及がない限りこの用語はいかなる順序や重要度を表すものでもなく、ある構成と他の構成とを区別するためのものである。また、各図面において実施の形態を説明する上で重要ではない部材の一部は省略して表示する。
図1は、実施の形態にかかるブレーキシステムのブロック図である。図1では、ブレーキシステム1を構成する各部を機能ブロックとして描いている。これらの機能ブロックは、ハードウェア的には、コンピュータのCPUをはじめとする電子素子や、弁、配管などの機械部品などで実現でき、ソフトウェア的にはコンピュータプログラムなどによって実現されるが、ここでは、それらの連携によって実現される機能ブロックを描いている。したがって、この機能ブロックはハードウェア、ソフトウェアの組合せによっていろいろなかたちで実現できることは、当業者には理解されるところである。
ブレーキシステム1は、例えば鉄道車両、好ましくは新幹線車両に適用される。ブレーキシステム1は、ブレーキ装置2と、ブレーキ制御装置4と、を主な構成として備える。ブレーキ装置2は、空気ブレーキ部6およびばねブレーキ部8を備える。空気ブレーキ部6は、定常時に常用ブレーキとして用いられる。ばねブレーキ部8は、定常時に駐車ブレーキとして用いられる。空気ブレーキ部6およびばねブレーキ部8は、同じ摩擦材10を被制動部材12に押し付けて制動力を生じさせる機構である。
摩擦材10は例えばブレーキパッドであり、被制動部材12は例えば車輪である。本実施の形態では一例として、空気ブレーキ部6およびばねブレーキ部8によって生成される、制動力を発生させる元となる力は、キャリパ装置14を介して摩擦材10に伝達される。これにより、摩擦材10が被制動部材12に押し付けられて、制動力が生じる。
また、ブレーキシステム1は、第1弁16と、第2弁18と、を備える。第1弁16は、例えば電磁弁で構成され、ばねブレーキ部8の第2室100(図4参照)への空気の供給と排出とを制御する。第2弁18は、例えば電磁弁で構成され、ばねブレーキ部8の第2室100からの空気の排出を制御する。つまり、第1弁16は吸排気用電磁弁であり、第2弁18は排気用電磁弁である。第2弁18は、例えば台車や台車の近傍に配置される。第2弁18は、少なくとも第1弁16よりもばねブレーキ部8に近い位置に配置される。また、ブレーキシステム1は、滑走防止弁20を備える。滑走防止弁20は、車輪を回転させる車軸毎に設けられる。滑走防止弁20は車輪が滑走した際に、空気ブレーキ部6に送られる空気圧を低下させて、滑走を抑制する。
ブレーキ制御装置4は、空気ブレーキ部6およびばねブレーキ部8による制動力の生成を制御するマイクロコンピュータである。ブレーキ制御装置4は、上位システム21と、制御部23と、電気指令線群24と、情報管理部25と、を有する。ブレーキ制御装置4は、メモリ等で構成される情報管理部25にブレーキ装置2の制御プログラムを記憶している。上位システム21は、情報管理部25に記憶された制御プログラムに基づいてブレーキ装置2の制御を実行する。具体的には、上位システム21は、ブレーキレバー(図示せず)等の操作や変電所Mからの送電停止等に基づいて、各種のブレーキ指令を電気指令線群24を介して制御部23および第2弁18に送信する。上位システム21から送信される指令には、常用ブレーキ指令SB、非常ブレーキ指令EBおよび地震ブレーキ指令QBが含まれる。
制御部23は、配管L1を介して元空気タンク管22(MRP:Main Reservoir Pipe)に接続される。元空気タンク管22には、空気圧縮機(図示せず)で圧縮された圧縮空気が充填されている。また、制御部23は、配管L2を介して滑走防止弁20に接続される。滑走防止弁20は、配管L3を介して空気ブレーキ部6に接続される。制御部23は、配管L1を介して元空気タンク管22から空気が供給され、所定の空気圧を配管L2,L3を介して空気ブレーキ部6に供給する。
また、制御部23には配管L4を介して第1弁16が接続される。第1弁16と第2弁18とは、配管L5を介して接続される。第2弁18は、配管L6を介してばねブレーキ部8に接続される。したがって、第2弁18は、ばねブレーキ部8の第2室100(図4参照)と第1弁16との間に配置される。制御部23は、所定の空気圧を配管L4~L6を介してばねブレーキ部8に供給する。
制御部23は、上位システム21から常用ブレーキ指令SBを受信すると、常用ブレーキ指令SBに応じた大きさの空気圧を空気ブレーキ部6に出力する。これにより、ブレーキ装置2は、常用ブレーキとしての機能を発揮する。また、制御部23は、上位システム21から非常ブレーキ指令EBを受信すると、非常ブレーキ指令EBに応じた大きさの空気圧を空気ブレーキ部6に出力する。これにより、ブレーキ装置2は、非常ブレーキとしての機能を発揮する。非常ブレーキでは、常用ブレーキよりも高い制動力が生成される。また、制御部23は、常用ブレーキまたは非常ブレーキにより車両が停止した状態で、上位システム21から駐車ブレーキ指令を受けてばねブレーキ部8を作動させる。つまり、ブレーキシステム1は、通常の制動時に空気ブレーキ部6、ばねブレーキ部8の順に制動力を生じさせる。
また、第2弁18は、上位システム21から送信される地震ブレーキ指令QBを、電気指令線群24を介して受信する。地震ブレーキ指令QBは、地震等の異常が発生し緊急停止が求められる状況、つまり地震ブレーキをかけるべき状況において、上位システム21から送信される。上位システム21は、例えば変電所Mからの送電が停止すると、地震ブレーキ指令QBを送信する。したがって、変電所Mからの送電停止は、本発明における「所定の外部情報」の一例に相当する。また、「通常の制動時」は、例えば変電所Mからの送電を受けている状況での制動時である。
本実施の形態では説明の便宜上、地震ブレーキ指令QBと称しているが、緊急停止が求められる状況は地震に限定されない。本実施の形態の地震ブレーキ指令QBは、非常ブレーキ指令EBとは異なる指令回路を介して第2弁18に送信される。なお、地震ブレーキ指令QBと非常ブレーキ指令EBとを、共通の指令回路から送信してもよい。これにより、指令回路数の増加を抑制することができる。
第2弁18は、地震ブレーキ指令QBを受けて、ばねブレーキ部8からの排気を実行する。これにより、ばねブレーキ部8は、制動力を早期に発生させることができる。また、上位システム21は、地震ブレーキ指令QBの送信と同時に、非常ブレーキ指令EBを制御部23に送信する。したがって、ブレーキシステム1は、地震ブレーキ指令QBが送信されて緊急停止を指示されると、空気ブレーキ部6が生成する制動力と、ばねブレーキ部8が生成する制動力とを合わせて、非常ブレーキよりも高制動力のブレーキ、つまり非常高圧ブレーキをかけることができる。
続いて、ブレーキ装置2およびキャリパ装置14の構造について詳細に説明する。図2は、ブレーキ装置およびキャリパ装置の側面図である。図2は、キャリパ装置を車両内側から見た様子を図示している。
キャリパ装置14は、ブレーキ梃子26を有する。ブレーキ梃子26は、上梃子アーム28と、下梃子アーム30と、補強ロッド32と、を有する。上梃子アーム28は、基端部28a、中間部28bおよび先端部28cを有する。下梃子アーム30は、基端部30a、中間部30bおよび先端部30cを有する。上梃子アーム28は、基端部28aがブレーキ装置2側に配置され、先端部28cが摩擦材10側に配置される。下梃子アーム30は、上梃子アーム28の下方で、基端部30aがブレーキ装置2側に配置され、先端部30cが摩擦材10側に配置される。上梃子アーム28の先端部28cと、下梃子アーム30の先端部30cとは、筒体34で連結される。補強ロッド32は、基端部28a,30aと中間部28b,30bとの間において、上梃子アーム28および下梃子アーム30に接続される。
キャリパ装置14は、車両外側にもブレーキ梃子26を有する。外側に配置されるブレーキ梃子26は、内側に配置されるブレーキ梃子26と同様の構造を有する。
また、キャリパ装置14は、梃子連結アーム36と、中間連結ピン38と、パッド接続ピン40と、を有する。梃子連結アーム36は、車両の内外方向に延びる。梃子連結アーム36の両端部は、車両内外のブレーキ梃子26における上梃子アーム28の中間部28bと下梃子アーム30の中間部30bとの間に配置される。中間連結ピン38は、梃子連結アーム36と、中間部28b,30bとに挿通される。したがって、梃子連結アーム36は、車両内外のブレーキ梃子26それぞれに対して回動可能に連結される。パッド接続ピン40は、上梃子アーム28の先端部28cおよび下梃子アーム30の先端部30cに対して摩擦材10を回動可能に連結する。
また、キャリパ装置14は、支持構造42を有する。支持構造42は、軸受44,46と、取付ピン48と、支持枠50と、を有する。軸受44は、車両の横梁LBMに固定される。軸受46は、軸受44の下方で横梁LBMに固定される。取付ピン48は、軸受44,46に挿通される。支持枠50は、上支持アーム52と、下支持アーム54と、連結アーム56と、を有する。上支持アーム52は、取付ピン48と中間連結ピン38との間で水平方向に延びる。下支持アーム54は、上支持アーム52の下方、且つ取付ピン48と中間連結ピン38との間で水平方向に延びる。連結アーム56は、車両内外方向においてブレーキ梃子26とブレーキ装置2との間に配置され、上支持アーム52と下支持アーム54との間で上下方向に延びる。
上支持アーム52および下支持アーム54はそれぞれ、中間連結ピン38によってブレーキ梃子26に接続される。また、上支持アーム52および下支持アーム54はそれぞれ、取付ピン48によって軸受44,46に接続される。
また、キャリパ装置14は、基端連結ピン58を有する。基端連結ピン58は、上梃子アーム28の基端部28a、下梃子アーム30の基端部30aおよびブレーキ装置2の垂直ロッド部80に挿通される。これにより、ブレーキ梃子26がブレーキ装置2に連結される。
図3は、ブレーキ装置の部分断面図である。ブレーキ装置2は、筐体60と、第1ピストン構造体62と、出力部64と、を有する。筐体60には、第1流路112が形成される。作動流体としての空気は、第1流路112を通じて筐体60内に流入する。また、筐体60には、第1ピストン構造体62および出力部64が収容される。第1ピストン構造体62は、筐体60内で上下方向に変位する。出力部64は、第1ピストン構造体62の上下動に応じて、水平方向に変位する。
第1ピストン構造体62は、第1ピストン66と、楔部68と、第1ばね70と、を有する。第1ピストン66は、下面66aと、上面66bと、を有する。下面66aは、筐体60と共同して、空気が流入する第1室72を区画する。空気は、第1流路112を通じて第1室72内に流入する。第1室72に空気が供給されると、第1ピストン構造体62は上方に変位する。
楔部68は、上面66bに据え付けられる。楔部68は、斜面68aを有する。斜面68aは、楔部68が上方に向かって細くなるように傾斜している。斜面68aは、出力部64に接する。
第1ばね70は、例えばコイルばねであり、第1ピストン66の上面66bに接して、第1ピストン66を下方に付勢する。第1室72内の空気の圧力が低くなると、第1ピストン66は第1ばね70によって押され、下方に変位する。
出力部64は、出力ロッド74と、ロッド用ばね76と、を有する。出力ロッド74は、水平ロッド部78と、垂直ロッド部80と、を有する。垂直ロッド部80は、上梃子アーム28の基端部28aと下梃子アーム30の基端部30aとの間に配置される。基端部28a,30aおよび垂直ロッド部80には、基端連結ピン58が挿通される。
水平ロッド部78は、垂直ロッド部80から水平に延びる。水平ロッド部78の垂直ロッド部80とは反対側の端部は、斜面68aに接する。第1ピストン構造体62が上方に変位すると、水平ロッド部78は斜面68aによって押される。これにより、垂直ロッド部80は、筐体60から離間するように変位する。この垂直ロッド部80の変位により、ブレーキ梃子26が中間連結ピン38周りに回動し、先端部28c,30cが被制動部材12に近づく方向に変位する。この結果、摩擦材10が被制動部材12に押し付けられ、制動力が発生する。ロッド用ばね76は、例えばコイルばねであり、出力ロッド74を斜面68aに向けて付勢する。これにより、水平ロッド部78と斜面68aとの間の接触が維持される。
図4は、緩め状態にあるブレーキ装置の一部の断面図である。ブレーキ装置2の筐体60は、外壁82と、仕切壁84と、を有する。外壁82は、第1ピストン構造体62や出力部64等が収容される内部空間を区画する。仕切壁84は、筐体60の内部空間を、上空間86と下空間88とに仕切る。第1ピストン構造体62、出力部64および第1室72は、上空間86に配置される。したがって、第1室72に供給する空気の圧力で摩擦材10を被制動部材12に押し付けて制動力を生じさせる空気ブレーキ部6は、主に上空間86に配置される。より厳密には、空気ブレーキ部6は、第1室72、第1ピストン構造体62および出力部64で構成される。
ブレーキ装置2は、第2ピストン構造体92をさらに有する。第2ピストン構造体92は、下空間88に収容される。第2ピストン構造体92は、下空間88内で上下方向に変位する。第2ピストン構造体92は、第2ピストン94と、第2ばね96と、押棒98と、を有する。
第2ピストン94は、下面94aと、上面94bと、を有する。上面94bは、筐体60と共同して、空気が流入する第2室100を区画する。第2室100に空気が供給されると、第2ピストン構造体92は下方に変位する。
第2ばね96は、例えばコイルばねであり、第2ピストン94の下面94aに接して、第2ピストン94を上方に、つまり仕切壁84に向けて付勢する。第2室100内の空気の圧力が低くなると、第2ピストン94は第2ばね96によって押され、上方に変位する。
押棒98は、下端部98aと、上端部98bと、を含む。下端部98aは、第2ピストン94に接続される。仕切壁84は、上下方向から見て押棒98と重なる位置に、貫通孔84aを有する。押棒98は、上端部98bが貫通孔84aに摺動可能に挿通される。上端部98bは、仕切壁84と第1ピストン66との間に位置する第1室72に臨む。
第2ピストン94が第2ばね96によって押されて上方に変位すると、押棒98の上端部98bは、第1ピストン66を上方へ押す。これにより、第1ピストン構造体62が上方に変位する。この結果、出力ロッド74が水平方向に変位して、摩擦材10が被制動部材12に押し付けられ、制動力が発生する。したがって、第2室100に供給する空気の圧力を解除することで生じるばね(第2ばね96)の付勢力で摩擦材10を被制動部材12に押し付けて制動力を生じさせるばねブレーキ部8は、主に下空間88に配置される。より厳密には、ばねブレーキ部8は、第2室100、第2ピストン構造体92、第1ピストン66、楔部68および出力部64で構成される。
外壁82には、第1開口104および第2開口106が設けられる。第2開口106は、第1開口104の下方に配置される。仕切壁84には、第3開口108および第4開口110が設けられる。第3開口108は、第1室72に向けて開口する。第4開口110は、第2ピストン94と仕切壁84との間に位置する第2室100に向けて開口する。
仕切壁84には、第1流路112および第2流路114が設けられる。第1開口104と第3開口108とは、第1流路112によって連通される。第2開口106と第4開口110とは、第2流路114によって連通される。
第1開口104には、配管L3が接続される。したがって、配管L2、滑走防止弁20および配管L3を介して制御部23から送られる空気圧は、第1開口104、第1流路112および第3開口108を介して第1室72に供給される。第2開口106には、配管L6が接続される。したがって、配管L4、第1弁16、配管L5、第2弁18および配管L6を介して制御部23から送られる空気圧は、第2開口106、第2流路114および第4開口110を介して第2室100に供給される。
続いて、ブレーキ装置2とブレーキ制御装置4との動作連係について説明する。図4には、空気ブレーキ部6およびばねブレーキ部8のいずれによっても制動力が生成されていない状態、いわゆる緩め状態にあるブレーキ装置2が図示されている。ブレーキ装置2は、車両の走行状態を維持する際に緩め状態をとる。緩め状態では、制御部23から第1室72への空気圧の供給はなく、第1ピストン66は第1ばね70により下方に付勢されている。一方、制御部23は、第2室100へは空気圧を供給する。つまり、第2室100には、ばねブレーキ緩め圧が封入されており、第2ピストン94は第2ばね96の付勢力に抗して下方に押し込まれている。このため、押棒98は、第1ピストン66を上方に押し上げない。したがって、出力ロッド74は楔部68によって押し込まれておらず、摩擦材10は被制動部材12に対して離間している。
図5は、常用ブレーキ状態にあるブレーキ装置の一部の断面図である。制御部23は、常用ブレーキ指令SBを受信すると、常用ブレーキ指令SBに応じた大きさの空気圧を配管L2,L3を介して第1室72に供給する。これにより、第1ピストン66は、第1ばね70の付勢力に抗して上方に押し上げられる。この結果、出力ロッド74が楔部68に押されて変位し、摩擦材10が被制動部材12に押し付けられて常用ブレーキが作用する。緩め状態にあるときと同様に、第2室100には空気圧が供給され、ばねブレーキ緩め圧が封入される。したがって、第2ピストン94は下方に押し込まれた状態が維持される。
図6は、地震ブレーキ状態の初期にあるブレーキ装置の一部の断面図である。図7は、地震ブレーキ状態の次期にあるブレーキ装置の一部の断面図である。上位システム21から非常ブレーキ指令EBおよび地震ブレーキ指令QBが送信されると、制御部23は、非常ブレーキ指令EBを受信して、非常ブレーキ指令EBに応じた大きさの空気圧の第1室72への供給を開始する。また、第2弁18は、地震ブレーキ指令QBを受信して開弁する。これにより、第2室100からの排気が開始される。
非常ブレーキ指令EBと地震ブレーキ指令QBとは同時に送信されるが、第2弁18による第2室100からの排気は、制御部23による第1室72への給気よりも先行する。この理由としては、そもそも給気よりも排気の方が容易であることや、第2弁18はばねブレーキ部8の近傍に配置されているため、第2室100からの排気に供する配管の容積が第1室72への給気に供する配管の容積よりも小さいことが挙げられる。このため、地震ブレーキ状態の初期には、図6に示すように、ばねブレーキ部8による制動力のみが生じる。
そして、ばねブレーキ部8による制動力の生成から少し遅れて、第1室72内の空気圧が上昇し、空気ブレーキ部6による制動力が生じる。この結果、図7に示すように、ばねブレーキ部8により生成される制動力と、空気ブレーキ部6により生成される制動力とが合わさって、非常高圧ブレーキが被制動部材12にかけられる。この結果、車両は停止する。非常高圧ブレーキでは、例えば非常ブレーキよりも10~30%制動力が増加する。したがって、制動時間の短縮を図ることができる。なお、地震ブレーキ指令QBが送信される場合、変電所Mは送電を停止している。このため、非常ブレーキの回生ブレーキは作用しない。
また、地震ブレーキの初期に、排気により制動力を生じさせるばねブレーキ部8が給気により制動力を生じさせる空気ブレーキ部6に先行して制動力を生じさせることで、より早く車両の制動を開始することができる。したがって、空走時間の短縮を図ることができる。また、ばねブレーキ部8により摩擦材10と被制動部材12との距離が詰められた後に、つまり、ばねブレーキ部8の動作により摩擦材10と被制動部材12との間の遊びが減った後に、空気ブレーキ部6によるブレーキがかけられる。このため、空気ブレーキ部6由来の制動力の発生を早めることができる。これにより、空走時間および/または制動時間の短縮を図ることができる。
なお、本実施の形態では、ばねブレーキ部8、空気ブレーキ部6の順で制動力を生じさせているが、ばねブレーキ部8と空気ブレーキ部6とが同時に制動力を生じさせてもよい。この場合も、非常高圧ブレーキをかけることができるため、制動時間の短縮を図ることができる。また、ばねブレーキ部8および空気ブレーキ部6が同時に摩擦材10を変位させるため、摩擦材10をより早く被制動部材12に押し当てることができる。したがって、空走時間の短縮を図ることができる。
車両の停止後、非常高圧ブレーキがかけられた状態が長時間続くと、配管漏洩等によって第1室72の空気圧が低下し、空気ブレーキ部6による制動力が徐々に減少していく。しかしながら、第2ばね96の付勢力を利用するばねブレーキ部8によって、制動力は維持される。つまり、機械式の駐車ブレーキがかけられた状態が維持される。これにより、車両が勾配線路上で停止した場合であっても、車両の転動を抑制することができる。
このため、本実施の形態のブレーキシステム1によれば、従来のようにハンドスコッチを使用することなく、車両の転動を抑制することができる。ハンドスコッチを使用する場合、余震等でハンドスコッチが外れるおそれがある。また、乗務員が線路上に降りて取付作業を実施する必要があるため、多少なりとも危険を伴う。また、乗客の避難誘導の遅れにもつながり得る。これに対し、本実施の形態のブレーキシステム1では、これらの問題を伴うことなく車両の転動を抑制することができる。
以上説明したように、本実施の形態に係るブレーキシステム1は、第1室72に供給する空気の圧力で摩擦材10を被制動部材12に押し付けて制動力を生じさせる空気ブレーキ部6と、第2室100に供給する空気の圧力を解除することで生じるばねの付勢力で摩擦材10を被制動部材12に押し付けて制動力を生じさせるばねブレーキ部8と、制動時にばねブレーキ部8、空気ブレーキ部6の順でまたは同時に制動力を生じさせる制御を実行するブレーキ制御装置4と、を備える。
また、本実施の形態に係るブレーキ装置2の制御方法は、同じ摩擦材10を被制動部材12に押し付けて制動力を生じさせる空気ブレーキ部6およびばねブレーキ部8を備えるブレーキ装置2の制御方法であって、ばねブレーキ部8で制動力を生じさせるステップと、ばねブレーキ部8での制動力の生成の後またはばねブレーキ部8での制動力の生成と同時に空気ブレーキ部6で制動力を生じさせるステップと、を含む。
これにより、空気ブレーキ部6の制動力とばねブレーキ部8の制動力とが合わさった非常高圧ブレーキをかけることができるため、制動時間を短縮することができる。また、ばねブレーキ部8と空気ブレーキ部6とが共同で作動することで、空走時間を短縮することができる。以上より、本実施の形態のブレーキシステム1によれば、鉄道車両における停止時間のさらなる短縮を図ることができる。したがって、地震等の異常が発生した場合に、より確実に鉄道車両を緊急停止させることができる。また、ばねブレーキ部8は、定常時に駐車ブレーキとして用いられる。つまり、ブレーキシステム1は、駐車ブレーキ付空圧キャリパを利用して停止時間の短縮を実現している。
また、ブレーキ制御装置4は、所定の外部情報を受けると上述した空気ブレーキ部6とばねブレーキ部8との協調制御を実行する。つまり、本実施の形態のブレーキ制御装置4は、車両の緊急停止を促す外部情報を受けると当該協調制御を実行する。これにより、異常発生時に車両の緊急停止を実現しつつ、定常時にばねブレーキ部8が先行使用されることを控えて、ばねブレーキ部8にかかる負担を減らすことができる。
また、ブレーキシステム1は、第2室100に空気を供給、排出するための第1弁16と、第2室100と第1弁16との間に、第2室100から空気を排出するための第2弁18と、を備える。そして、第2弁18は、上述の外部情報を受けたとき第2室100から空気を排出する。このように、ばねブレーキ部8の第2室100からの排気を促進する排気用電磁弁を設けることで、停止時間のさらなる短縮を図ることができる。なお、第2弁18は、上述の外部情報を受けたときのみ第2室100から空気を排出してもよい。
以上、本発明の実施の形態について詳細に説明した。前述した実施の形態は、いずれも本発明を実施するにあたっての具体例を示したものにすぎない。実施の形態の内容は、本発明の技術的範囲を限定するものではなく、請求の範囲に規定された発明の思想を逸脱しない範囲において、構成要素の変更、追加、削除等の多くの設計変更が可能である。前述の実施の形態では、このような設計変更が可能な内容に関して、「本実施の形態の」、「本実施の形態では」等の表記を付して強調しているが、そのような表記のない内容でも設計変更が許容される。以上の構成要素の任意の組み合わせも、本発明の態様として有効である。図面の断面に付したハッチングは、ハッチングを付した対象の材質を限定するものではない。
実施の形態は、以下に記載する項目によって特定されてもよい。
[項目1]
同じ摩擦材(10)を被制動部材(12)に押し付けて制動力を生じさせる空気ブレーキ部(6)とばねブレーキ部(8)とを備えるブレーキ装置(2)の制御方法であって、
ばねブレーキ部(8)で制動力を生じさせるステップと、
ばねブレーキ部(8)での制動力の生成の後またはばねブレーキ部(8)での制動力の生成と同時に空気ブレーキ部(6)で制動力を生じさせるステップと、
を含む制御方法。
[項目2]
同じ摩擦材(10)を被制動部材(12)に押し付けて制動力を生じさせる空気ブレーキ部(6)とばねブレーキ部(8)とを備えるブレーキ装置(2)の制御プログラムであって、
ばねブレーキ部(8)で制動力を生じさせる処理と、
ばねブレーキ部(8)での制動力の生成の後またはばねブレーキ部(8)での制動力の生成と同時に空気ブレーキ部(6)で制動力を生じさせる処理と、
をコンピュータに実行させる制御プログラム。
[項目3]
同じ摩擦材(10)を被制動部材(12)に押し付けて制動力を生じさせる空気ブレーキ部(6)とばねブレーキ部(8)とを備えるブレーキ装置(2)の制御装置(4)であって、
制動時にばねブレーキ部(8)、空気ブレーキ部(6)の順でまたは同時に制動力を生じさせる制御を実行する制御装置(4)。
[項目4]
空気ブレーキ部(6)とばねブレーキ部(8)とで同じ摩擦材(10)を被制動部材(12)に押し付けて制動力を発生させるブレーキシステム(1)であって、
鉄道車両の走行中に制動が必要になったとき、空気ブレーキ部(6)だけでなく、ばねブレーキ部(8)も動作させるブレーキシステム(1)。
[項目5]
二種の異なる原理により同一の対象に制動力を発生させる機構において、
一方は他方のために、有効な制動力の発生を遅延させる機構上の遊びを減らすよう作用する制動機構。
1 ブレーキシステム、 2 ブレーキ装置、 4 ブレーキ制御装置、 6 空気ブレーキ部、 8 ばねブレーキ部、 10 摩擦材、 12 被制動部材、 16 第1弁、 18 第2弁、 72 第1室、 100 第2室。

Claims (6)

  1. 第1室に供給する空気の圧力で摩擦材を被制動部材に押し付けて制動力を生じさせる空気ブレーキ部と、
    第2室に供給する空気の圧力を解除することで生じるばねの付勢力で前記摩擦材を前記被制動部材に押し付けて制動力を生じさせるばねブレーキ部と、
    制動時に前記ばねブレーキ部、前記空気ブレーキ部の順でまたは同時に前記制動力を生じさせる制御を実行するブレーキ制御装置と、
    を備えることを特徴とするブレーキシステム。
  2. 前記ブレーキ制御装置は、通常の制動時に前記空気ブレーキ部、前記ばねブレーキ部の順に前記制動力を生じさせ、所定の外部情報を受けると前記制御を実行する請求項1に記載のブレーキシステム。
  3. 前記第2室に空気を供給、排出するための第1弁と、
    前記第2室と前記第1弁との間に、前記第2室から空気を排出するための第2弁と、
    を備え、
    前記第2弁は、前記外部情報を受けたとき前記第2室から空気を排出する請求項2に記載のブレーキシステム。
  4. 同じ摩擦材を被制動部材に押し付けて制動力を生じさせる空気ブレーキ部とばねブレーキ部とを備えるブレーキ装置の制御方法であって、
    前記ばねブレーキ部で制動力を生じさせるステップと、
    前記ばねブレーキ部での制動力の生成の後または前記ばねブレーキ部での制動力の生成と同時に前記空気ブレーキ部で前記制動力を生じさせるステップと、
    を含む制御方法。
  5. 同じ摩擦材を被制動部材に押し付けて制動力を生じさせる空気ブレーキ部とばねブレーキ部とを備えるブレーキ装置の制御プログラムであって、
    前記ばねブレーキ部で制動力を生じさせる処理と、
    前記ばねブレーキ部での制動力の生成の後または前記ばねブレーキ部での制動力の生成と同時に前記空気ブレーキ部で前記制動力を生じさせる処理と、
    をコンピュータに実行させる制御プログラム。
  6. 同じ摩擦材を被制動部材に押し付けて制動力を生じさせる空気ブレーキ部とばねブレーキ部とを備えるブレーキ装置の制御装置であって、
    制動時に前記ばねブレーキ部、前記空気ブレーキ部の順でまたは同時に前記制動力を生じさせる制御を実行する制御装置。
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