JP2022113390A - テールパイプ - Google Patents
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Abstract
【課題】気流音を好適に低減するテールパイプ提供する。【解決手段】消音器の下流に設けられるテールパイプ1は、管状の部材であって、上流配管11、曲がり管部12、及び下流配管13を有する。曲がり管部は、排気ガスの流れ方向を変化させるように屈曲した形状であり、排気ガスの流路の断面積が上流配管における流路の断面積よりも大きい拡張部分12aを有する。テールパイプにおいては、曲がり管部のほぼ全体が拡張部分に該当する。拡張部分の流路の断面12bにおいて、屈曲の最も内側と最も外側とを結ぶ方向である第1方向D1の長さL1は、第1方向と直交する方向である第2方向D2の長さL2よりも大きい。【選択図】図1
Description
本開示は、排気流路を構成するテールパイプに関する。
内燃機関の排気を排出するための排気管では、例えば消音器を配置するなど、消音のための工夫が施されている。特許文献1では、屈曲する管である曲がり管部を有するテールパイプにおいて、出口部分の断面積をテールパイプの他の部分よりも大きくした構成が開示されている。この構成により、排気ガスの気流音の低減が図られている。
しかしながら、特許文献1に記載のテールパイプでは、まだ気流音が大きく発生しており、気流音の低減が十分ではない場合がある。
本開示の一局面は、気流音を好適に低減するテールパイプ提供する。
本開示の一局面は、気流音を好適に低減するテールパイプ提供する。
本開示の一態様は、内燃機関から排出される排ガスの排気流路の一部を構成するテールパイプである。このテールパイプは、排気ガスの流れ方向を変化させるように屈曲した曲がり管部を有している。曲がり管部は、拡張部分を有する。拡張部分は、排気ガスの流路の断面積がこの曲がり管部の上流部分における流路の断面積よりも大きい。
このような構成であれば、拡張部分において曲がり管部の断面積が大きいため、テールパイプが屈曲することによって生じる排気ガスの流速のバラツキが抑制される。その結果、テールパイプの下流の端部であって、テールパイプの外部と連通する部分(以下、テールパイプの出口、とも記載する)の流速のバラツキが抑制される。流速のバラツキが抑制されることで、最も流速が大きい部分の流速、すなわち、最も気流音を発生しやすい部分の流速が小さくなるため、テールパイプの出口で発生する気流音を低減できる。
上述したテールパイプにおいて、曲がり管部の下流における当該テールパイプの外部と連通する端部の断面積は、上流部分の流路の断面積と同一又は上記流路の断面積よりも大きくてもよい。このような構成であれば、テールパイプの下流端部の流速が、曲がり管部の上流部分における流速よりも上昇してしまうことを抑制できる。その結果、テールパイプ出口で発生する気流音を低減できる。
本開示の一態様では、曲がり管部は、屈曲の外側に膨出する膨出部を有してもよい。このような構成であれば、排気ガスが膨出部に流れやすくなるため、テールパイプの断面積を大きく構成したことによる効果を高めることができる。
また上述したテールパイプにおける拡張部分の流路の断面は、屈曲の内側と外側とを結ぶ方向の長さが、その方向と直交する方向の長さよりも大きくてもよい。このような構成であれば、流路の断面積を大きくしつつ、上述した直交する方向に関するテールパイプの厚みの増加を抑制することができる。
以下、本開示の例示的な実施形態について図面を参照しながら説明する。
[1.第1実施形態]
[1-1.構成]
図1A-1Dに示すテールパイプ1は、車両に搭載され、車両の内燃機関から排出される排ガスの排気流路の一部を構成する。テールパイプ1は、図2に示されるように、車両の床下に配置される排気システム10の備える消音器3の下流に設けられる。より詳細には、このテールパイプ1の上流側端部は消音器3と直接繋がっている。またテールパイプ1の下流側端部は、排気ガスを大気への開放する開口となっている。なお、テールパイプ1の上流側端部は、排気管と直接繋がっていてもよく、あるいは、消音器3以外の排気系部品と直接繋がっていてもよい。
[1.第1実施形態]
[1-1.構成]
図1A-1Dに示すテールパイプ1は、車両に搭載され、車両の内燃機関から排出される排ガスの排気流路の一部を構成する。テールパイプ1は、図2に示されるように、車両の床下に配置される排気システム10の備える消音器3の下流に設けられる。より詳細には、このテールパイプ1の上流側端部は消音器3と直接繋がっている。またテールパイプ1の下流側端部は、排気ガスを大気への開放する開口となっている。なお、テールパイプ1の上流側端部は、排気管と直接繋がっていてもよく、あるいは、消音器3以外の排気系部品と直接繋がっていてもよい。
説明を図1A-1Dに戻る。テールパイプ1は、管状の部材であって、上流配管11、曲がり管部12、及び、下流配管13を有する。上流配管11が曲がり管部12の上流部分に相当し、下流配管13が曲がり管部12の下流部分に相当する。
上流配管11は、テールパイプ1における最も上流側に位置する直管の部分である。直管とは、断面が円形で中心軸が直線状に延びる管である。図1Cに示されるように、上流配管11の上流端部14の断面は円形であり、上流配管11の断面は上流端部14と同じ形状である。なお、ここでいう断面とは、中心軸に直交する平面による断面である。
下流配管13は、テールパイプ1における最も下流側に位置する直管の部分である。図1Dに示されるように、下流配管13の下流端部15、すなわち下流配管13の出口形状は円形であり、下流配管13の断面は下流端部15と同じ形状である。下流配管13の内径は、上流配管11の内径よりもわずかに大きい。上流配管11、曲がり管部12、及び下流配管13は、一体に成形されていてもよいし、別体の部品を組み合わせて構成されていてもよい。
<曲がり管部の形状>
曲がり管部12は、排気ガスの流れ方向を変化させるように屈曲した形状である。曲がり管部12は、排気ガスの流路の断面積が上流配管11における流路の断面積よりも大きい拡張部分12aを有する。テールパイプ1においては、曲がり管部12のほぼ全体が拡張部分12aに該当する。ここでいう流路の断面とは、曲がり管部12の中心軸の接線を法線とする平面による断面である。なお、曲がり管部12の中心軸とは、曲がり管部12における上流配管11との接続部分の中心と、曲がり管部12における下流配管13との接続部分の中心と、を結ぶ仮想的な曲がり管部12の中心線のことである。流路の断面を別の言い方にすると、排気ガスの流路の中心方向(すなわち、排気ガスの巨視的な流れ方向)を法線方向とする平面による断面である。すなわち、拡張部分12aとは、テールパイプ1において太くなっている部分である。
曲がり管部12は、排気ガスの流れ方向を変化させるように屈曲した形状である。曲がり管部12は、排気ガスの流路の断面積が上流配管11における流路の断面積よりも大きい拡張部分12aを有する。テールパイプ1においては、曲がり管部12のほぼ全体が拡張部分12aに該当する。ここでいう流路の断面とは、曲がり管部12の中心軸の接線を法線とする平面による断面である。なお、曲がり管部12の中心軸とは、曲がり管部12における上流配管11との接続部分の中心と、曲がり管部12における下流配管13との接続部分の中心と、を結ぶ仮想的な曲がり管部12の中心線のことである。流路の断面を別の言い方にすると、排気ガスの流路の中心方向(すなわち、排気ガスの巨視的な流れ方向)を法線方向とする平面による断面である。すなわち、拡張部分12aとは、テールパイプ1において太くなっている部分である。
図1Bに示されるように、拡張部分12aの流路の断面12bにおいて、屈曲の最も内側と最も外側とを結ぶ方向である第1方向D1の長さL1は、第1方向D1と直交する方向である第2方向D2の長さL2よりも大きい。つまり、拡張部分12aは、第1方向D1に大きく広がっており、第2方向D2に関する変化は小さい。
別の言い方をすると、曲がり管部12は、上流配管11の軸方向と直交し、且つ、下流配管13の軸方向と直交する方向を法線とする平面の広がる方向に流路が広がっている、ともいえる。また、曲がり管部12は、上流配管11と比較して、曲がり管部12の屈曲の軸と直交する方向に広がる流路を有する、ともいえる。
曲がり管部12は、屈曲の外側に膨出する膨出部12cを有している。この膨出部12cを備えることにより、上述した拡張部分12aが実現される。膨出部12cは、上流配管11と連接する部分において非常に小さく、下流に向かって徐々に大きくなる。膨出部12cは、図1Bに示される屈曲の中央部分において最も大きくなる。さらに下流に向かうと膨出部12cは徐々に小さくなり、下流配管13と連接する部分において最も小さくなる。
<その他の特徴>
上述したように、下流配管13の内径は上流配管11の内径より大きい。すなわち、曲がり管部12の下流における当該テールパイプ1の外部と連通する端部である、いわゆるテールパイプ1の出口の断面積は、上流部分の流路の断面積よりも大きい。
上述したように、下流配管13の内径は上流配管11の内径より大きい。すなわち、曲がり管部12の下流における当該テールパイプ1の外部と連通する端部である、いわゆるテールパイプ1の出口の断面積は、上流部分の流路の断面積よりも大きい。
[1-2.効果]
以上詳述した実施形態によれば、以下の効果が得られる。
(1a)本実施形態のテールパイプ1では、曲がり管部12の断面積が上流側の上流配管11の断面積よりも大きいため、テールパイプ1が屈曲することによって生じる排気ガスの流速のバラツキが抑制される。その結果、テールパイプ1の出口の流速のバラツキが抑制される。流速のバラツキが抑制されることで、下流配管13における最も大きい流速、すなわち、気流音が発生する原因の一つである流速が小さくなるため、テールパイプ1の出口で発生する気流音を低減できる。
以上詳述した実施形態によれば、以下の効果が得られる。
(1a)本実施形態のテールパイプ1では、曲がり管部12の断面積が上流側の上流配管11の断面積よりも大きいため、テールパイプ1が屈曲することによって生じる排気ガスの流速のバラツキが抑制される。その結果、テールパイプ1の出口の流速のバラツキが抑制される。流速のバラツキが抑制されることで、下流配管13における最も大きい流速、すなわち、気流音が発生する原因の一つである流速が小さくなるため、テールパイプ1の出口で発生する気流音を低減できる。
(1b)テールパイプ1では、上流配管11よりも下流配管13の内径が大きいことにより、テールパイプ1の出口を有する下流配管13での流速が、上流配管11よりも低下する。その結果、テールパイプ1出口で発生する気流音を低減できる。
(1c)テールパイプ1では、拡張部分12aの中心部における流路の断面12bは、第1方向D1の長さL1が、第2方向D2の長さL2よりも大きい。そのため、流路の断面積を大きくしつつも、第2方向D2に関するテールパイプ1の厚みの増加を抑制することができる。これにより、テールパイプ1の配置に必要な空間の高さを抑制でき、車両の床下に配置する場合などの狭い空間への設置を容易に行うことができる。
(1d)テールパイプ1では、曲がり管部12において、膨出部12cが屈曲の外側に設けられている。これにより、排気ガスが膨出部12cに流れやすくなるため、テールパイプ1の断面積を大きく構成したことによる効果を高めることができる。
[2.第2実施形態]
[2-1.第1実施形態との相違点]
第2実施形態は、基本的な構成は第1実施形態と同様であるため、共通する構成については説明を省略し、相違点を中心に説明する。なお、第1実施形態と同じ符号は、同一の構成を示すものであって、先行する説明を参照する。
[2-1.第1実施形態との相違点]
第2実施形態は、基本的な構成は第1実施形態と同様であるため、共通する構成については説明を省略し、相違点を中心に説明する。なお、第1実施形態と同じ符号は、同一の構成を示すものであって、先行する説明を参照する。
図3A,3Bに示されるテールパイプ101は、上流配管11、曲がり管部112、及び下流配管113を備える。下流配管113は、流路の断面積が上流配管11と比較して大きい。つまり、テールパイプ101の出口の断面積は、上流配管11の流路の断面積よりも大きい。
そして、下流配管113の下流端部115の断面形状は円形ではなく、曲がり管部112の屈曲の外側から繋がる部分は半円筒状であり、曲がり管部112の内側から繋がる部分は角に丸みを有する矩形である。下流配管113の断面形状は長さ方向に一定である。曲がり管部112における上流配管11と連接する部分の断面は円形であり、管部112における下流配管13と連接する部分の断面は、図3Bに示される下流端部115の右側面と同様の形状である。
以上詳述した第2実施形態によれば、前述した第1実施形態の効果(1a)~(1d)と同様の効果が得られる。
以上詳述した第2実施形態によれば、前述した第1実施形態の効果(1a)~(1d)と同様の効果が得られる。
[3.第3実施形態]
[3-1.第1実施形態との相違点]
第3実施形態は、基本的な構成は第1実施形態と同様であるため、共通する構成については説明を省略し、相違点を中心に説明する。なお、第1実施形態と同じ符号は、同一の構成を示すものであって、先行する説明を参照する。
[3-1.第1実施形態との相違点]
第3実施形態は、基本的な構成は第1実施形態と同様であるため、共通する構成については説明を省略し、相違点を中心に説明する。なお、第1実施形態と同じ符号は、同一の構成を示すものであって、先行する説明を参照する。
図4に示されるテールパイプ201は、上流配管11、曲がり管部12、及び下流配管213を備える。下流配管213の下流端部215は、上流端部14よりも流路の断面積が大きい。つまり、当該テールパイプ201の出口の断面積は、上流配管11の流路の断面積よりも大きい。
下流配管213は、拡径部216と、直管部217と、を有する。拡径部216は、下流に向かって徐々に内径が大きくなるテーパー状の部分である。直管部217は、長さ方向の内径が一定であり、下流端部215と同一の断面形状である。
以上詳述した第3実施形態によれば、前述した第1実施形態の効果(1a)~(1d)に加え、以下の効果が得られる。
(3a)テールパイプ201では、拡径部216によって下流配管213の流路断面を、滑らかに、且つ顕著に大きくすることができる。よって、排気ガス流れの乱れを抑制しつつ排気ガスの流速を低減でき、下流配管213による気流音の発生を良好に低減できる。
(3a)テールパイプ201では、拡径部216によって下流配管213の流路断面を、滑らかに、且つ顕著に大きくすることができる。よって、排気ガス流れの乱れを抑制しつつ排気ガスの流速を低減でき、下流配管213による気流音の発生を良好に低減できる。
[4.第4実施形態]
[4-1.第1実施形態との相違点]
第4実施形態は、基本的な構成は第1実施形態と同様であるため、共通する構成については説明を省略し、相違点を中心に説明する。なお、第1実施形態と同じ符号は、同一の構成を示すものであって、先行する説明を参照する。
[4-1.第1実施形態との相違点]
第4実施形態は、基本的な構成は第1実施形態と同様であるため、共通する構成については説明を省略し、相違点を中心に説明する。なお、第1実施形態と同じ符号は、同一の構成を示すものであって、先行する説明を参照する。
図5に示されるテールパイプ301は、上流配管11、曲がり管部12、及び下流配管313を備える。下流配管313は、その全体が、下流に向かって徐々に内径が大きくなるテーパー状である。下流配管313の下流端部315は、上流端部14よりも流路の断面積が大きい。つまり、テールパイプ301の出口の断面積は、上流配管11の流路の断面積よりも大きい。
以上詳述した第4実施形態によれば、前述した第1実施形態の効果(1a)~(1d)に加え、前述した第3実施形態の効果(3a)と同様の効果が得られる。
以上詳述した第4実施形態によれば、前述した第1実施形態の効果(1a)~(1d)に加え、前述した第3実施形態の効果(3a)と同様の効果が得られる。
[5.第5実施形態]
[5-1.第1実施形態との相違点]
第5実施形態は、基本的な構成は第1実施形態と同様であるため、共通する構成については説明を省略し、相違点を中心に説明する。なお、第1実施形態と同じ符号は、同一の構成を示すものであって、先行する説明を参照する。
[5-1.第1実施形態との相違点]
第5実施形態は、基本的な構成は第1実施形態と同様であるため、共通する構成については説明を省略し、相違点を中心に説明する。なお、第1実施形態と同じ符号は、同一の構成を示すものであって、先行する説明を参照する。
図6に示されるテールパイプ401は、上流配管11、曲がり管部412、及び下流配管413を備える。
曲がり管部412は、屈曲しており、曲がり管部12と同様に、上流から中央部に向かって徐々に断面形状が大きくなる。また屈曲の略中央部である中央位置412aにおける断面形状は、図1Bに示される断面12bの形状と同一である。一方で、曲がり管部412は、曲がり管部12とは異なり、中央位置412aの下流においても断面積が大きく低下することなく、また断面形状もほぼ変化しない。下流配管413は、曲がり管部412との接続部分から下流端部415に至るまで、中央位置412aと略同一の断面形状を有している。
曲がり管部412は、屈曲しており、曲がり管部12と同様に、上流から中央部に向かって徐々に断面形状が大きくなる。また屈曲の略中央部である中央位置412aにおける断面形状は、図1Bに示される断面12bの形状と同一である。一方で、曲がり管部412は、曲がり管部12とは異なり、中央位置412aの下流においても断面積が大きく低下することなく、また断面形状もほぼ変化しない。下流配管413は、曲がり管部412との接続部分から下流端部415に至るまで、中央位置412aと略同一の断面形状を有している。
以上詳述した第5実施形態によれば、前述した第1実施形態の効果(1a)~(1d)に加え、以下の効果が得られる。
(5a)テールパイプ401であれば、曲がり管部412にて増加した断面積がテールパイプ401の出口である下流端部415まで大きく低下せず、ほぼ維持される。そのため、スムーズな排気ガスの排出が可能となり、気流音の発生を良好に低減できる。
(5a)テールパイプ401であれば、曲がり管部412にて増加した断面積がテールパイプ401の出口である下流端部415まで大きく低下せず、ほぼ維持される。そのため、スムーズな排気ガスの排出が可能となり、気流音の発生を良好に低減できる。
[6.他の実施形態]
以上、本開示の実施形態について説明したが、本開示は、上述した第1~第5実施形態に限定されることなく、種々の形態を採り得ることは言うまでもない。
以上、本開示の実施形態について説明したが、本開示は、上述した第1~第5実施形態に限定されることなく、種々の形態を採り得ることは言うまでもない。
(6a)上記各実施形態では、曲がり管部は上流配管と下流配管とを90°に屈曲する構成を例示した。しかしながら、その屈曲の程度は特に限定されない。
例えば、図7A,7Bに示されるテールパイプ601のように、曲がり管部612は、上流配管11と下流配管13とを鋭角に屈曲させるものであってもよい。図7Bに示されるように、曲がり管部612の流れ方向の中央部の断面612aは、第1方向D1の長さが第2方向D2の長さよりも大きくてもよい。また、図8A,8Bに示されるテールパイプ701のように、曲がり管部712は、上流配管11と下流配管13とを鈍角に屈曲させるものであってもよい。曲がり管部712の流れ方向の中央部の断面712aは、図8Bに示されるように、第1方向D1の長さが第2方向D2の長さよりも大きくてもよい。
例えば、図7A,7Bに示されるテールパイプ601のように、曲がり管部612は、上流配管11と下流配管13とを鋭角に屈曲させるものであってもよい。図7Bに示されるように、曲がり管部612の流れ方向の中央部の断面612aは、第1方向D1の長さが第2方向D2の長さよりも大きくてもよい。また、図8A,8Bに示されるテールパイプ701のように、曲がり管部712は、上流配管11と下流配管13とを鈍角に屈曲させるものであってもよい。曲がり管部712の流れ方向の中央部の断面712aは、図8Bに示されるように、第1方向D1の長さが第2方向D2の長さよりも大きくてもよい。
(6b)上記各実施形態では、曲がり管部は、曲がり管部の屈曲の内側と外側とを結ぶ方向である第1方向D1の幅が第2方向D2と比べて大きい配管である構成を例示した。しかしながら曲がり管部は、第1方向D1以外に幅を有する構成であってもよい。例えば、第1方向D1と第2方向D2の両方に幅を有していてもよい。このような構成の例としては、曲がり管部の断面形状が円形のまま、直径が周囲よりも大きくなった構成が挙げられる。また、第2方向D2にのみ幅を有する構成であってもよい。なお、第2方向D2の幅の増加が抑制される場合には、床下における設置に必要な高さが抑制されるため都合がよい。
(6c)上記各実施形態では、曲がり管部において、膨出部は排気ガスの流れ方向のほぼ全域に亘って設けられる構成を例示した。言い換えると、曲がり管部の全体が拡張部分である構成を例示した。しかしながら、膨出部は、流れ方向の一部にのみ設けられる構成であってもよい。
たとえば図9に示されるテールパイプ801のように、曲がり管部812の膨出部812cが、流れ方向の一部にのみ設けられていてもよい。テールパイプ801では、曲がり管部812の中央部から後方部までが拡張部分812aとなる。なお、膨出部812cは、上流配管11が屈曲せず延びたと仮定した場合の上流配管11aの流路が存在する範囲に、少なくとも一部が設けられてもよい。これにより、上流配管11を流れる排気ガスを膨出部812cにスムーズに流入させることができる。また、膨出部812cは、下流配管13の中心軸を法線とする平面にテールパイプ801を投影したときに、下流配管13よりも外側に張り出さないように形成されていてもよい。このような形状であれば、排気ガスがスムーズに流れるため、気流音の発生を抑制できる。
また、図10に示されるテールパイプ901のように、膨出部912cは曲がり管部912における屈曲の内側に設けられていてもよい。
また、図10に示されるテールパイプ901のように、膨出部912cは曲がり管部912における屈曲の内側に設けられていてもよい。
(6d)下流端部の断面積、すなわち曲がり管部の下流における当該テールパイプの外部と連通する端部の開口の断面積は、上流配管11の断面積と同一であってもよい。下流端部の断面積が上流配管11の断面積と同一又は上流配管11の断面積よりも大きいことで、気流音の増加を抑制できる。なお、下流端部の断面積が、上流配管11の断面積よりも小さくても、拡張部分を有することで気流音の低減を図ることができる。
(6e)本開示のテールパイプの構成は、上記各実施形態の構成に限定されず、様々な形状の変更が可能である。例えば、上流配管11、下流配管13の断面の形状は特に限定されず、例えば、楕円形、矩形、卵型などであってもよい。また、テールパイプは、消音器3の下流に配置されている構成に限定されず、内燃機関から排出される排ガスの排気流路の一部を構成するものであればよい。
(6f)上記実施形態における1つの構成要素が有する機能を複数の構成要素として分散させたり、複数の構成要素が有する機能を1つの構成要素に統合したりしてもよい。また、上記実施形態の構成の一部を省略してもよい。また、上記実施形態の構成の少なくとも一部を、他の上記実施形態の構成に対して付加、置換等してもよい。
1,101,201,301,401,601,701,801,901…テールパイプ、3…消音器、10…排気システム、11,11a…上流配管、12,112,412,612,712,812,912…曲がり管部、12a,812a…拡張部分、12b,612a,712a…断面、12c,812c,912c…膨出部、13,113,213,313,413…下流配管、14…上流端部、15,115,215,315,415…下流端部、216…拡径部、217…直管部。
Claims (4)
- 内燃機関から排出される排ガスの排気流路の一部を構成するテールパイプであって、
前記テールパイプは、屈曲した曲がり管部を有しており、
前記曲がり管部は、排気ガスの流路の断面積が該曲がり管部の上流部分における流路の断面積よりも大きい拡張部分を有する、テールパイプ。 - 請求項1に記載のテールパイプであって、
前記曲がり管部の下流における当該テールパイプの外部と連通する端部の断面積は、前記上流部分の流路の断面積と同一又は前記流路の断面積よりも大きい、テールパイプ。 - 請求項1又は請求項2に記載のテールパイプであって、
前記曲がり管部は、屈曲の外側に膨出する膨出部を有する、テールパイプ。 - 請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のテールパイプであって、
前記拡張部分の流路の断面は、屈曲の内側と外側とを結ぶ方向の長さが、該方向と直交する方向の長さよりも大きい、テールパイプ。
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2021
- 2021-01-25 JP JP2021009614A patent/JP2022113390A/ja active Pending
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