JP2019203441A - 排気系部品およびこれを備えた車両 - Google Patents

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一秀 高田
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一秀 高田
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Abstract

【課題】排気ガスが流れにくい領域にも好適に排気ガスを流れさせることができる排気系部品およびこれを備えた車両を提供する。【解決手段】本開示の実施の形態に係るテールパイプ100(排気系部品)は、排気ガスが流入する流入口101と、排気ガスが流出する流出口102と、流入口101と流出口102との間に延在する内壁面104とを有するテールパイプ100であって、内壁面104から突出し、排気ガスをテールパイプ100の内側へ向かって誘導する突出部105と、排気ガスの流れ方向に沿った突出部105の下流側において、内壁面104が突出部105の上流側よりも外側へ広がるように形成されているスカート部103と、を有する。【選択図】図3

Description

本開示は、排気ガスを流通させる排気系部品およびこれを備えた車両に関する。
内燃機関で生じた排気ガスは、排気ガス浄化装置やサイレンサ等を通過して浄化や静音化が行われた後、外部に排出される。従来、排気ガスの流量増大や気流音の低減等を目的として、排気管等の排気系構造を構成する部品(排気系部品)の形状を工夫することが行われている。
例えば特許文献1には、排気管の後端に連結された連結部と、連結部から後方に末広がりに延出し、かつ、横断面形状を略楕円形に形成した拡径部とを備えた排気系のテールパイプが開示されている。
特開2003−41934号公報
排気管等の排気系部品は、配置の都合上、途中で曲がったり径が変わったり等、形状が変化することがある。このように排気系部品の形状が途中で変わる場合、排気系部品内において、周囲と比較して排気ガスが流れにくい領域が生じることがある。特に、排気系部品内において内壁面が途中から外側へ広がっている場合には、排気ガスは広がる前までの流れ方向に沿って多く流れ、広がりによって生じた領域には流れにくい、という事態が生じうる。
本開示の目的は、排気系部品内において、排気ガスが流れにくい領域にも好適に排気ガスを流れさせることができる排気系部品およびこれを備えた車両を提供することである。
本開示の一態様に係る排気系部品は、排気ガスが流入する流入口と、前記排気ガスが流出する流出口と、前記流入口と前記流出口との間に延在する内壁面とを有する排気系部品であって、前記内壁面から突出し、前記排気ガスを前記排気系部品の内側へ向かって誘導する突出部と、前記排気ガスの流れ方向に沿った前記突出部の下流側において、前記内壁面が前記突出部の上流側よりも外側へ広がるように形成されているスカート部と、を有する。
本開示の一態様に係る車両は、上記排気系部品を有する。
本開示によれば、排気ガスが流れにくい領域にも好適に排気ガスを流れさせることができる。
本開示の実施の形態に係るテールパイプを説明するための図 テールパイプを流出口側から見た図 流出口の長手方向に沿ったテールパイプの断面図 流出口の短手方向に沿ったテールパイプの断面図 排気ガスの流れについて説明するための図
以下、本開示の各実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。ただし、必要以上に詳細な説明、例えば、既によく知られた事項の詳細説明や実質的に同一の構成に対する重複説明等は省略する場合がある。
図1は、本開示の実施の形態に係るテールパイプ100を説明するための図である。図1に例示したテールパイプ100は、本開示の排気系部品の一例である。テールパイプ100は、例えば内燃機関の排気ガスを外部に排出する排気系構造の一部品であり、排気系構造の終端部に配置されている。このような排気系構造は、例えばトラック等の車両に搭載されている。
図1に示すように、テールパイプ100は流入口101と流出口102とを有する。テールパイプ100の流入口101は、排気管500の終端部に接続されている。排気管500は例えば内燃機関に接続されている。排気管500の内部を通ってきた排気ガスは、流入口101からテールパイプ100に流入し、テールパイプ100の内部を流れ、流出口102から流出する。また、図1に示すように、テールパイプ100は流出口102に向かって広がるスカート部103を有する。
図2は、テールパイプ100を流出口102側から見た図である。より具体的には、図2は、テールパイプ100を図1の矢印Aの方向から見た図である。図2に示すように、テールパイプ100の流出口102は、一方向に扁平な開口形状を有する。より詳細には、テールパイプ100の流出口102は、短手方向に沿った幅Wより、長手方向に沿った幅Wの方が大きくなるように形成された開口形状を有する。なお、上記示した開口形状の幅は、内法(縁の内側同士の幅)の値である。
また、図2では一部のみ図示しているが、流入口101はほぼ円形の開口形状を有する。流入口101の開口形状の直径より、流出口102の長手方向に沿った幅Wの方が大きくなるように形成されている。このように長手方向に広がった形状を有する流出口102と流入口101とを接続するように図1に示すスカート部103が形成されている。
図3は、図2のB−B線断面図である。図2および図3に示すように、テールパイプ100は、流入口101と流出口との間に延在する内壁面104を有する。
図3に示すように、テールパイプ100の内壁面104には、内側へ向かって突出する突出部105が形成されている。内側とは、テールパイプ100における排気ガスの流路側を意味する。
図3に示すように、突出部105は、先端部、すなわち最もテールパイプ100の内側に突出した部位が、流出口102の長手方向に沿ったテールパイプ100の断面において曲線形状に形成されている。また、図2に示すように、突出部105は、内壁面104の周方向における全体ではなく、一部にのみ設けられている。より具体的には、図2に示すように、突出部105は、内壁面104の周方向のうち、流出口102の長手方向に対応する2箇所にのみ設けられている。
一方、図4は、図2のC−C線断面図である。図4に示すように、テールパイプ100の内壁面104の周方向のうち、流出口102の短手方向に対応する箇所には突出部105は設けられていない。
図3の説明に戻り、突出部105の下流側における内壁面104D、換言すれば、スカート部103における内壁面104Dは、突出部105の上流側における内壁面104Uよりもテールパイプ100の外側へ広がるように形成されている。図3における線Dおよび線Eは、図2のB−B断面図における、突出部105の上流側の内壁面104Uの延長線である。図3に示すように、突出部105の下流側の内壁面104Dは、突出部105の上流側の内壁面104Uの延長線である線Dおよび線Eよりも外側へ広がっている。
テールパイプ100は、このような内壁面104の形状により、流入口101から流入した排気ガスを、流出口102の形状に合わせて流出口102から排出させることができる。以下では、テールパイプ100の内部における排気ガスの流れについて説明する。
<テールパイプ100の内部における排気ガスの流れ>
図5は、排気ガスの流れについて説明するための図である。図5Aは、本開示の実施の形態に係るテールパイプ100の内部における排気ガスの流れを示す図である。そして、図5Bは、図5Aの比較例として、突出部が設けられていないテールパイプ200の内部における排気ガスの流れを示す図である。図5Aは、図3と同様、流出口102の長手方向に沿ったテールパイプ100の断面図における排気ガスの流れを示しており、図5Bも同様である。図5Aおよび図5Bにおいて、テールパイプ100およびテールパイプ200内の排気ガスの流れが概念的に実線で示されている。なお、テールパイプ200は、突出部105以外は本開示の実施の形態に係るテールパイプ100と同じ形状を有しているとする。
まず、図5Bに示す、突出部が設けられていない比較例のテールパイプ200における排気ガスの流れについて説明する。図5Bに示すように、流入口201から流入した排気ガスは、概ねテールパイプ200の内部を均等に流れる。
図5Bに示す比較例において、図3に例示した本開示の実施の形態に係るテールパイプ100と同様に、テールパイプ200における下流側(流入口201よりも流出口202に近い側)では、内壁面204が上流側より外側へ広がるように形成されている。このように形成されたテールパイプ200の下流側において、排気ガスは、ある程度は外側へ広がった内壁面204に沿って流れるが、全体的には上流側における流れの延長線上へ向かって流れる。このため、図5Bの領域H2および領域I2の示すように、流出口202の長手方向両端部付近では、中央部付近と比較して、外気ガスの流量が少なくなっている。
一方、図5Aに示すように、突出部105が設けられている、本開示の実施の形態に係るテールパイプ100における排気ガスの流れは、以下のようになる。流入口101から流入した排気ガスは、流入口101付近では概ねテールパイプ100の内部を均等に流れるが、突出部105によって排気ガスの流れ方向がテールパイプ100の内側に向かって強制的に変更される。
図5Aの領域Jに示すように、突出部105のすぐ下流側において、排気ガスは突出部105の先端部の曲面に沿って流れる。これにより、排気ガスの流れのうち、内壁面104に比較的近い流れの方向は、テールパイプ100の外側へ向かって再度変更される。この現象はコアンダ効果によるものと考えられる。このように、突出部105より下流側の領域では、内壁面104に比較的近い排気ガスは、テールパイプ100の外側へ向かう方向に流れるようになる。
さらに下流側では、図3に示すように下流側の内壁面104Dが上流側の内壁面104Uより外側へ広がるように形成されている。上記したように、突出部105より下流側では、内壁面に比較的近い排気ガスがテールパイプ100の外側へ向かう方向へ流れるため、例えば図5Aの領域H1および領域I1に示すように、外側へ広がるテールパイプ100の内壁面に沿って排気ガスが多く流れるようになる。図5Aの領域H1と図5Bの領域H2、または図5Aの領域I1と図5Bの領域I2とを比較すれば、領域H2より領域H1の方が、また領域I2より領域I1の方が、排気ガスがより多く流れている。このように、本開示の実施の形態に係るテールパイプ100によれば、突出部が形成されていない比較例のテールパイプ200と比較して、排気ガスを内壁面の形状に沿うように流れさせることができるようになる。これにより、流出口102の長手方向における両端部付近からも、十分な量の排気ガスを排出させることができる。
<作用・効果>
以上説明したように、本開示の実施の形態に係るテールパイプ100(排気系部品)は、排気ガスが流入する流入口101と、排気ガスが流出する流出口102と、流入口101と流出口102との間に延在する内壁面104とを有するテールパイプ100であって、内壁面104から突出し、排気ガスをテールパイプ100の内側へ向かって誘導する突出部105と、排気ガスの流れ方向に沿った突出部105の下流側において、内壁面104が突出部105の上流側よりも外側へ広がるように形成されているスカート部103と、を有する。
このように、本開示の実施の形態に係るテールパイプ100では、外側へ広がるように形成されている下流側の内壁面104Dの上流側に突出部105が形成されていることで、排気ガスを、広がった内壁面104Dに沿うように流れさせることができる。このため、テールパイプ100内における排気ガスが流れにくい領域が生じる事態を防止することができ、スカート部103によって広げられた流出口102の開口形状のどの領域からも、十分な量の排気ガスを排出させることができるようになる。これにより、テールパイプ100から排出された排気ガスは周囲に拡散され、温度が低下しやすくなるため、テールパイプ100の周囲に配置された構造物であるタイヤ、燃料タンク、バッテリ等が排気ガスにより高温や煤等に曝される事態を回避することができる。また、テールパイプ100を含む排気系構造の整備や、排気系構造が搭載された車両の整備等を行う整備員等が排気ガスの高温により作業しづらい等の事態を回避することができる。
以上、図面を参照しながら各種の実施形態について説明したが、本開示はかかる例に限定されない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された範疇内において、各種の変更例または修正例に想到しうることは明らかであり、それらについても当然に本開示の技術的範囲に属するものと了解される。また、開示の趣旨を逸脱しない範囲において、上記実施の形態における各構成要素は任意に組み合わせてられてもよい。
上記実施の形態では、図1に示すように、流出口102が、テールパイプ100内における排気ガスの流れ方向に対して傾斜して交差する平面内に設けられているが、本開示はこれに限定されない。例えば排出口は、テールパイプの流入部における排気ガスの流れ方向に対して垂直な平面内に設けられていてもよい。
また、上記実施の形態では、図2に示すように、流出口102の形状において、短手方向の幅は長手方向における位置によらず一定であるとしたが、本開示はこれに限定されない。例えば、短手方向における流出口102の幅が、長手方向における位置によって変化するようにしてもよい。
本開示は、排気ガスを排出するテールパイプに有用である。
100 テールパイプ
101 流入口
102 流出口
103 スカート部
104,104U,104D 内壁面
105 突出部
200 テールパイプ
201 流入口
202 流出口
204 内壁面
500 排気管

Claims (4)

  1. 排気ガスが流入する流入口と、前記排気ガスが流出する流出口と、前記流入口と前記流出口との間に延在する内壁面とを有する排気系部品であって、
    前記内壁面から突出し、前記排気ガスを前記排気系部品の内側へ向かって誘導する突出部と、
    前記排気ガスの流れ方向に沿った前記突出部の下流側において、前記内壁面が前記突出部の上流側よりも外側へ広がるように形成されているスカート部と、
    を有する、排気系部品。
  2. 前記突出部は、前記内壁面の周方向における一部に設けられている、
    請求項1に記載の排気系部品。
  3. 前記排気系部品は、テールパイプである、
    請求項1または2に記載の排気系部品。
  4. 請求項3に記載の排気系部品を有する、
    車両。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN112240234A (zh) * 2020-10-21 2021-01-19 安徽天沃重工机械有限公司 一种农业机械用具有排气净化效果的柴油机
CN113404580A (zh) * 2020-03-16 2021-09-17 双叶产业株式会社 尾管

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