JP7244284B2 - 消音器及び排気管 - Google Patents

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Description

本開示は、内燃機関の排気流路に設けられる消音器及び排気管に関する。
内燃機関の排気システムでは、排気流路に設けられた消音器により、内燃機関から排出された排ガスによる騒音が抑制される。この種の消音器として、下記の特許文献1では、排気騒音を凹型パラボラ板と凸型パラボラ板とで反射させ、排気騒音をレゾネータ室に集中させ、レゾネータ室で消音を行う消音器が提案されている。
実開昭61-062212号公報
しかしながら、特許文献1に記載の消音器では、レゾネータ室を設ける必要があり、消音器の大型化、コストの増加といった問題があった。
本開示の一態様では、自動車用の排気システムの分野において、消音器の大型化及びコストの増加を抑制することと、消音機能を向上させることとを両立することが好ましい。
本開示の一態様は、消音器であって、シェルと、複数の反射部と、を備える。シェルは、排ガスが流入する入口孔及び排ガスが排出される出口孔が形成されている。複数の反射部は、シェルの内部に形成され、排ガスが発する排気音を反射する。複数の反射部にはそれぞれ焦点を有する放物面が形成されている。複数の反射部のうち少なくとも2つの反射部は、放物面が互いに向き合っている。
このような構成によれば、シェルの入口孔から流入した排ガスの排気音の音波が複数の反射部の放物面で反射し、反射した音波同士が干渉して打ち消しあう。これにより消音が実現される。また、音波が複数の放物面間で繰返し反射することにより、消音の効果が向上し得る。さらに、複数の反射部の放物面の位置関係によっては、当該複数の放物面の各焦点でも音波の干渉がより強く発生する。このような本開示の構成によれば、消音を行うためにレゾネータ室を設けることなく消音を行うことができ、消音器の小型化及びコスト削減が可能となる。また、排気音を放物面間で反射させて音波の干渉を生じさせることにより、より効果的に消音を実現することができる。
本開示の一態様では、複数の反射部は、第1放物面が形成された第1反射部及び第2放物面が形成された第2反射部であってもよい。第1放物面と第2放物面とは互いに向き合ってもよい。このような構成によれば、排ガスの音波が2つの放物面間で繰返し反射することをより確実に実現でき、消音の効率が向上し得る。
本開示の一態様では、第1反射部及び第2反射部は、第1放物面が有する焦点である第1焦点の位置と、第2放物面が有する焦点である第2焦点の位置とが重畳するように配置されてもよい。このような構成によれば、両焦点の位置が相違している場合と比較して、より一層音波同士が干渉し、打ち消しあうことで、消音効果をより一層向上させることができる。第1放物面で反射した音波と第2放物面で反射した音波とが重畳する焦点においてより強く干渉し合うことになり、より効果的に打ち消され得る。このため、消音効果をより一層向上させることができる。
本開示の一態様では、第1反射部及び第2反射部は、シェルの内壁面の少なくとも一部を構成してもよい。このような構成によれば、シェルの形状を変更するだけで反射部を形成することができ、かつ反射部と焦点との距離を容易に調整可能である。このため、反射部としての別途の部材を設けることなくより簡易に消音効果を得ることができる。また、反射部と焦点との距離を容易に調整可能であることから、所望の周波数の排気音を消音することを容易に実現し得る。さらに、シェルを反射部の形状(放物面形状)に形成することで、その形状に起因してシェルの強度(剛性)が向上し得るという効果も得られる。
本開示の一態様では、第1反射部及び第2反射部は、シェルの内壁面において、排ガスの流れ方向に沿って形成されてもよい。このような構成によっても、上述した効果と同様の効果を得られる。
本開示の一態様では、シェルは筒状であってもよい、当該消音器は、さらに、筒状のシェルの両端のうち第1端部を閉塞する第1エンドプレートを備えてもよい。第1反射部及び第2反射部のいずれかが、第1エンドプレートに形成されていてもよい。このような構成によれば、第1エンドプレートの形状を変更するだけで反射部を形成することができ、かつ反射部と焦点との距離を容易に調整可能である。このため、反射部としての別途の部材を設けることなくより簡易に消音効果を得ることができる。また、反射部と焦点との距離を容易に調整可能であることから、所望の周波数の排気音を消音することを容易に実現し得る。
本開示の一態様では、当該消音器は、さらに、シェル内の空間を仕切る少なくとも1つのセパレータを備えてもよい。第1反射部及び第2反射部のうち一方が第1エンドプレートに形成され、他方がセパレータに形成されていてもよい。このような構成によっても、上述した効果と同様の効果を得られる。
本開示の一態様では、当該消音器は、さらに、筒状のシェルの両端のうち第2端部を閉塞する第2エンドプレートを備えてもよい。第1反射部及び第2反射部のうち一方が第1エンドプレートに形成され、他方が第2エンドプレートに形成されていてもよい。このような構成によっても、上述した効果と同様の効果を得られる。
本開示の一態様では、当該消音器は、さらに、シェル内の空間を仕切る複数のセパレータを備えてもよい。第1反射部は複数のセパレータのうち第1セパレータに形成され、第2反射部は複数のセパレータのうち第2セパレータに形成されていてもよい。このような構成によっても、上述した効果と同様の効果を得られる。複数のセパレータとしては、2つであってもよい。この場合、例えばセパレータが3つ以上設けられる場合と比較して障害物となり得る要素が少なくなるという点において、2つのセパレータ間(第1反射部と第2反射部との間)において排気音の音波の反射及び干渉(打ち消し)がより効果的に発生する。
本開示の一態様では、シェルの両端のうち、排ガスの流れ方向の上流側の端部に入口孔が形成され、排ガスの流れ方向の下流側の端部に出口孔が形成されてもよい。シェルを排ガスの流れ方向を基準にして、入口孔の中心軸と出口孔の中心軸とがずれていてもよい。このような構成によれば、入口孔の中心軸と出口孔の中心軸とが一致している場合と比較して、消音効果を一層向上させることができる。
本開示の一態様では、シェルの両端のうち、排ガスの流れ方向の上流側の端部に入口孔が形成され、排ガスの流れ方向の下流側の端部に出口孔が形成されてもよい。シェルを排ガスの流れ方向を基準にして、入口孔の中心軸及び出口孔の中心軸と、放物面の焦点の位置とがずれていてもよい。このような構成によれば、入口孔の中心軸及び出口孔の中心軸と、焦点の位置とが一致している場合と比較して、焦点付近で干渉する音波の妨げをなくして、消音効果を一層向上させることができる。
本開示の一態様は、排気管であって、排気流路を形成する配管と、複数の反射部と、を備える。複数の反射部は、配管の内部に形成され、排ガスが発する排気音を反射する。複数の反射部にはそれぞれ放物面が形成され、放物面が互いに向き合っている。このような構成によれば、消音器について上述した効果と同様の効果を奏する排気管を提供し得る。
なお、本開示は、前述した消音器及び排気管のほか、消音器を備える排気システム、排気消音方法など、種々の形態で実現することができる。
図1は、本開示の排気システムの模式的な全体平面図である。 図2Aは、第1実施形態の消音器の透視斜視図である。図2Bは、図2AのIIB-IIB線での模式的な断面図である。 図3Aは、第2実施形態の消音器の透視斜視図である。図3Bは、反射部の形状を示す模式的な部分平面図である。図3Cは、第2実施形態の変形例の透視斜視図である。 図4Aは、第3実施形態の消音器の透視斜視図である。図4Bは、反射部の形状を示す模式的な部分平面図である。図4Cは、第3実施形態の変形例の透視斜視図である。 図5Aは、第4実施形態の消音器の透視斜視図である。図5Bは、図5AのVB-VB線での模式的な断面図である。図5Cは、第4実施形態の変形例の透視斜視図である。図5Dは、第4実施形態の変形例の透視斜視図である。 図6Aは、第5実施形態の消音器の透視斜視図である。図6Bは、反射部の形状を示す模式的な部分平面図である。図6Cは、第5実施形態の変形例の透視斜視図である。図6Dは、第5実施形態の変形例の透視斜視図である。 図7Aは、第6実施形態の消音器の透視斜視図である。図7Bは、反射部の形状を示す模式的な部分平面図である。図7Cは、第6実施形態の変形例の透視斜視図である。図7Dは、第6実施形態の変形例の透視斜視図である。 図8Aは、第7実施形態の消音器の透視斜視図である。図8Bは、反射部の形状を示す模式的な部分平面図である。図8Cは、第7実施形態の変形例の透視斜視図である。図8Dは、第7実施形態の変形例の透視斜視図である。 図9Aは、別実施形態の消音器の透視斜視図である。図9Bは、図9AのIXB-IXB線での模式的な断面図である。図9Cは、反射部の形状を示す模式的な部分平面図である。 図10Aは、別実施形態としての排気管の模式的な斜視図である。図10Bは、図10AのXB-XB線での模式的な断面図である。
以下、本開示の例示的な実施形態について図面を参照しながら説明する。
[1.第1実施形態]
[構成]
図1に示す排気システムSは、メインマフラー40と、サブマフラー50と、そのメインマフラー40とサブマフラー50とを接続する排気管200と、排気管200に設けられた触媒(図示せず)とを備える。本開示の消音器は、メインマフラー40及びサブマフラー50のいずれにも適用し得る。まず、以下、メインマフラー40に本開示の消音器を適用した第1実施形態について説明する。
図2Aに示す消音器100は、車両に搭載された内燃機関(図示せず)から排出される排ガスの排気流路の一部を構成するものであり、シェル1と、第1エンドプレート6aと、第2エンドプレート6bと、第1セパレータ7aと、第2セパレータ7bと、インレットパイプ8と、アウトレットパイプ9と、を備える。
シェル1の本体は、シェル1の両端に存在する第1端部11及び第2端部12が開口した長尺の筒状に形成されている。シェル1の第1端部11には第1エンドプレート6aが、第2端部12には第2エンドプレート6bが設けられている。第1エンドプレート6aは、シェル1の第1端部11を閉塞する役割を果たす。第2エンドプレート6bは、シェル1の第2端部12を閉塞する役割を果たす。第2エンドプレート6bには排ガスが流入する入口孔4及び排ガスが排出される出口孔5が形成されている。シェル1の内部には第1セパレータ7a及び第2セパレータ7bが設けられ、これによりシェル1の内部は、3つの空間(出口孔5に近い空間から、第1空間111、第2空間112、第3空間113の順)に仕切られている。
シェル1の内外における、内燃機関からの排ガスの流れを、図2A中に矢印(破線)で例示する。矢印で示すように、排ガスは、入口孔4に挿通されたインレットパイプ8を介してシェル1内に流入する。インレットパイプ8は、第1セパレータ7a及び第2セパレータ7bによって支持され、シェル内の第3空間113に到達する。
排ガスは、出口孔5に挿通されたアウトレットパイプ9を介して、シェル1の外部に排出される。アウトレットパイプ9は、第1セパレータ7aによって支持され、シェル内の第2空間112に到達する。
第1セパレータ7a及び第2セパレータ7bは、それぞれ孔70a及び孔70bを有し、排ガスが、各孔70a,70bを通って、シェル1内の隣り合う空間(第1空間111~第3空間113)に移動可能である。これにより、各孔70a,70bは、シェル1内の排ガスの流れをコントロールし、ひいては消音効果の発揮に寄与する。
次にシェル1の形状について、図2Bに基づき説明する。なお、図2Bにおいては、理解の助けのため、第1反射部2及び第2反射部3に相当する部分を太線で示している。線の太さは、シェル1の厚みを表すことを意図したものではない。他の模式図についても同様である。
図2Bに示すように、シェル1の内壁面の一部を構成するように第1反射部2が形成されている。第2反射部3も、第1反射部2と同様に、シェル1の内壁面の一部を構成している。また、第1反射部2及び第2反射部3は、シェル1の内壁面において、排ガスの流れ方向に沿って形成されている。具体的には、第1反射部2及び第2反射部3は、シェル1の第1端部11と第2端部12との間の全体にわたって形成されている。なお、第1反射部2及び第2反射部3は、第1端部11と第2端部12との間の一部においてのみ形成されていてもよい。
第2反射部3のシェル1断面の内壁面の面積は、第1反射部2のシェル1断面の内壁面の面積よりも小さい。また、第2反射部3の曲がり具合(曲率)は、第1反射部2の曲がり具合よりも小さい。
第1反射部2には第1放物面21が形成されている。換言すれば、シェル1の内壁面の一部としての第1反射部2自体が、放物面形状に形成されている。第1放物面21は第1焦点22を有する。第2反射部3には第2放物面31が形成されている。第2放物面31は第2焦点32を有する。
第1放物面21と第2放物面31とは、互いに向き合っている。より具体的には、第1放物面21が第2放物面31に向けて凹状になるよう、及び第2放物面31が第1放物面21に向けて凹状になるように、向き合っている。シェル1の側面部13は、第1放物面21及び第2放物面31と連続的に、滑らかに連結している。そして、第1焦点22と第2焦点32とは、シェル1内で重畳している。なお、「互いに向き合っている」とは、放物面同士が凹状の面を向かい合わせて正対する状態だけではなく、正対する状態からずれて向かいあう状態も含む。
シェル1内に流入した排ガスの排気音の音波は、図2B中に矢印(2点破線)で例示するように、一部が、第1放物面21で反射し、第1放物面21の第1焦点22に集束する。また、他の一部は、第2放物面31で反射し、第2放物面31の第2焦点32に集束する。なお、音波は、第1放物面21と第2放物面31との間で繰返し反射し得る。このようにして、音波が繰返し、第1放物面21または第2放物面31で反射することで、シェル1内で重畳している焦点(第1焦点22及び第2焦点32)に音波が集束する。
本実施形態では、排気音の周波数域のうち消音したい所望の周波数に応じてシェルの形状を変更し、第2反射部3と、その第2反射部3に対向する第1反射部2が有する第1焦点22との距離L1を調節すればよい。距離L1を大きくすると、消音し得る周波数は小さくなる。一方、距離L1を小さくすると、消音し得る周波数は大きくなる。本実施形態においては、車外騒音に有効な1000~2000Hzの周波数の消音が可能となるように、距離L1を調節することが好ましい。
一方で、距離L1を調節することによって、第1反射部2と、その第1反射部2に対向する第2反射部3が有する第2焦点32との距離も必然的に定まることとなるが、当該距離に対応する特定の周波数についても消音効果を発揮し得る。
[2.第2実施形態]
次に、第2実施形態について説明する。なお、後述する第2実施形態~第7実施形態の消音器は100、基本的な構成は第1実施形態と同様であり、共通する構成については同一の符号を付す。以下、相違点を中心に説明する。
第2実施形態の消音器100は、図3A及び図3Bに示すように、第1反射部2が第1エンドプレート6aに形成されている。また、第2反射部3が第2セパレータ7bに形成されている。
エンドプレート6aは、図面における右側に向かって凸状に形成されている。エンドプレート6aは、その全体が第1反射部2として形成されている。換言すれば、エンドプレート6aの全体が第1放物面21として形成されている。すなわち、第1放物面21が第2放物面31に向けて凹状になるよう、及び第2放物面31が第1放物面21に向けて凹状になるように、向き合っている。なお、エンドプレート6aにおいて、シェル1の中心軸が通る中心部分が少なくとも第1反射部2(第1放物面21)として形成されていればよく、エンドプレート6aの全体ではなく一部のみが第1反射部2(第1放物面21)として形成されていてもよい。
第2セパレータ7bは、その中心部における曲面部72と、その外縁における平坦部71とを有している。そして、曲面部72が第2反射部3(換言すれば、第2放物面31)として形成されている。第1セパレータ7a及び第2セパレータ7bは、それぞれ孔70a及び孔70bを有する。第2実施形態において、孔70bは、平坦部71において等間隔に3つ設けられている。ただし、数、配置は限定されない。なお、図3Bは模式図であり、模式的に2つの孔70bが示されている。以下、他の模式図においても同様に、模式的に孔70bが示されている。各孔70a,70bは、シェル1内の排ガスの流れをコントロールし、ひいては消音効果の発揮に寄与する。
本第2実施形態においても、第1放物面21の第1焦点22と第2放物面31の第2焦点32とが重畳している。そして、本第2実施形態においては、エンドプレート6aの形状(換言すれば、第1放物面21の曲がり具合)、及び第2セパレータ7bの形状(換言すれば、曲面部72の形状であり、第2放物面31の曲がり具合)を変更することで、距離L3を調整することが可能である。
[第2実施形態の変形例]
図3Cに第2実施形態の変形例を示す。該変形例では、インレットパイプ8は、第1セパレータ7a及び第2セパレータ7bを貫通している。より具体的には、曲面部72の一部、及び平坦部71の一部を貫通している。換言すれば、曲面部72及び平坦部71の境界をまたぐようにして第2反射部3を貫通している。このような構成により、インレットパイプ8は、第1セパレータ7a及び第2セパレータ7bによって支持されている。このように、インレットパイプ8が、第2反射部3を貫通する構成としてもよい。
[3.第3実施形態]
第3実施形態の消音器100は、図4A及び図4Bに示すように、第1反射部2が第2セパレータ7bに形成され、第2反射部3が第1セパレータ7aに形成されている。第1セパレータ7aは、その中心部における曲面部72aと、その外縁における平坦部71aとを有する。第2セパレータ7bは、その中心部における曲面部72bと、その外縁における平坦部71bとを有している。そして、第1セパレータ7aにおける曲面部72aが第2反射部3(換言すれば、第2放物面31)として形成され、第2セパレータ7bにおける曲面部72bが第1反射部2(換言すれば、第1放物面21)として形成されている。つまり、曲面部72a,72bはそれぞれ放物面状に形成されている。第1放物面21と第2放物面31とは、第1放物面21が第2放物面31に向けて凹状になるよう、及び第2放物面31が第1放物面21に向けて凹状になるように、向き合っている。第1セパレータ7a及び第2セパレータ7bは、それぞれ孔70a及び孔70bを有し、各孔70a,70bは、シェル1内の排ガスの流れをコントロールし、ひいては消音効果の発揮に寄与する。
本第3実施形態においても、第1放物面21の第1焦点22と第2放物面31の第2焦点32とが重畳している。本第3実施形態においては、第1セパレータ7aの形状(換言すれば、第2放物面31の曲がり具合)、及び第2セパレータ7bの形状(換言すれば、第1放物面21の曲がり具合)を変更することで、距離L4を調整することが可能である。
インレットパイプ8及びアウトレットパイプ9は、第1セパレータ7aを貫通している。換言すれば、曲面部72a及び平坦部71aの境界をまたぐようにして第2の反射部3を貫通している。このような構成により、インレットパイプ8及びアウトレットパイプ9は、第1セパレータ7aによって支持されている。このように、インレットパイプ8及びアウトレットパイプ9が、第2反射部3を貫通する構成としてもよい。
[第3実施形態の変形例]
図4Cに第3実施形態の変形例を示す。該変形例では、インレットパイプ8が、さらに第2セパレータ7bを貫通し、すなわち、第1反射部2を貫通している。このような構成により、インレットパイプ8は、第1セパレータ7a及び第2セパレータ7bによって支持されている。このように、インレットパイプ8が、第1反射部2を貫通する構成としてもよい。
上記の第1実施形態~第3実施形態では、本開示の消音器をメインマフラー40に適用した例について説明したが、以下に示す第4実施形態~第7実施形態では、本開示の消音器をサブマフラー50に適用した例について説明する。
[4.第4実施形態]
第4実施形態の消音器100では、図5A及び図5Bに示すように、シェル1の内壁面の一部を構成するように第1反射部2が形成されている。第2反射部3も第1反射部2と同様に、シェル1の内壁面の一部を構成している。第1反射部2には第1放物面21が形成されている。第1放物面21は、第1焦点22を有する。第2反射部3には第2放物面31が形成されている。第2放物面31は第2焦点32を有する。第1放物面21と第2放物面31とは、第1放物面21が第2放物面31に向けて凹状になるよう、及び第2放物面31が第1放物面21に向けて凹状になるように、向き合っている。第1焦点22と第2焦点32とは、シェル1内で重畳している。シェル1の第1端部11には第1エンドプレート6aが、第2端部12には第2エンドプレート6bが設けられている。第2エンドプレート6bには排ガスが流入する入口孔4が、第1エンドプレート6aには排ガスが排出される出口孔5が形成されている。
[第4実施形態の第1変形例]
図5Cに第4実施形態の第1変形例を示す。該第1変形例では、さらに、排ガスをシェル1内に拡散させるためのインナーパイプ10が備えられている。インナーパイプ10は、シェル1の入口孔4及び出口孔5の両側から挿通されている。
[第4実施形態の第2変形例]
また、図5Dに第4実施形態の第2変形例を示す。該第2変形例では、インナーパイプ10がシェル1内を貫通している。このように、インナーパイプ10は必要に応じて、その長さ及び配置を変更してもよい。また、インナーパイプ10には、微小の孔101が複数形成されており、この微小の孔101を介して、排ガスのシェル1内への拡散が促される。これにより、消音効果の発揮に寄与する。
[5.第5実施形態]
第5実施形態の消音器100は、図6A及び図6Bに示すように、第1反射部2が第1エンドプレート6aに形成されて、第2反射部3がセパレータ7に形成されている。セパレータ7は、その中心部における曲面部72と、その外縁における平坦部71とを有している。そして、曲面部72が第2反射部3(換言すれば、第2放物面31)として形成されている。つまり、曲面部72は放物面状に形成されている。第1放物面21と第2放物面31とは、第1放物面21が第2放物面31に向けて凹状になるよう、及び第2放物面31が第1放物面21に向けて凹状になるように、向き合っている。セパレータ7は、孔70を有し、孔70は、シェル1内の排ガスの流れをコントロールし、ひいては消音効果の発揮に寄与する。
第1エンドプレート6aの略中央には出口孔5が形成されている。これにより、第1エンドプレート6aに形成された第1反射部2の略中央には孔が存在する。かかる構成においては、第1反射部2(第1放物面21)のうち、出口孔5が形成された箇所以外の箇所において、排気音の音波を反射することで、同様に消音の効果を得ることができる。
また、上述の実施形態と同様に、セパレータ7の形状(換言すれば、第2放物面31の曲がり具合)、及び第1エンドプレート6aの形状(換言すれば、第1放物面21の曲がり具合)を変更することで、距離L6を調整することが可能である。
[第5実施形態の第1変形例]
図6Cに第5実施形態の第1変形例を示す。該第1変形例では、インナーパイプ10が、シェル1の入口孔4側から挿通され、セパレータ7を貫通している。換言すると、第2反射部3を貫通している。このような構成により、インナーパイプ10はセパレータ7によって支持されている。また、インナーパイプ10には、微小の孔101が複数形成されており、この微小の孔101を介して、排ガスのシェル1内への拡散が促される。これにより、消音効果の発揮に寄与する。
[第5実施形態の第2変形例]
図6Dに第5実施形態の第2変形例を示す。該第2変形例では、インナーパイプ10が、シェル1内(エンドプレート6a及びセパレータ7)を貫通している。換言すると、第1反射部2及び第2反射部3を貫通している。このように、インナーパイプ10が、第2反射部3を貫通する構成としてもよいし、さらに第1の反射部2を貫通する構成としてもよい。
[6.第6実施形態]
第6実施形態の消音器100は、図7A及び図7Bに示すように、第1反射部2が第2セパレータ7bに形成されている。第2反射部3が第1セパレータ7aに形成されている。第1セパレータ7aは、中心部を曲面部72aとし、その外縁を平坦部71aとして形成され、第2セパレータ7bは、中心部を曲面部72bとし、その外縁を平坦部71bとして形成されている。第1セパレータ7aにおける曲面部72aが第2反射部3(換言すれば、第2放物面31)として、第2セパレータ7bにおける曲面部72bが第1反射部2(換言すれば、第1放物面21)として形成されている。第1放物面21と第2放物面31とは、第1放物面21が第2放物面31に向けて凹状になるよう、及び第2放物面31が第1放物面21に向けて凹状になるように、向き合っている。第1セパレータ7a及び第2セパレータ7bは、それぞれ孔70a及び孔70bを有し、各孔70a,70bは、シェル1内の排ガスの流れをコントロールし、ひいては消音効果の発揮に寄与する。
そして、上述の実施形態と同様に、第1セパレータ7aの形状(換言すれば、第2放物面31の曲がり具合)、及び第2セパレータ7bの形状(換言すれば、第1放物面21の曲がり具合)を変更することで、距離L7を調整することが可能である。
[第6実施形態の第1変形例]
図7Cに第6実施形態の第1変形例を示す。該第1変形例では、インナーパイプ10が、シェル1の入口孔4側から挿通され、第1セパレータ7aを貫通している。換言すると、第2反射部2を貫通している。このような構成により、インナーパイプ10は第1セパレータ7aによって支持されている。また、インナーパイプ10には、微小の孔101が複数形成されており、この微小の孔101を介して、排ガスのシェル1内への拡散が促される。これにより、消音効果の発揮に寄与する。
[第6実施形態の第2変形例]
図7Dに第6実施形態の第2変形例を示す。該第2変形例では、インナーパイプ10が、シェル1内(第1セパレータ7a及び第2セパレータ7b)を貫通している。換言すると、第1反射部2及び第2反射部3を貫通している。このように、インナーパイプ10が、第2の反射部3を貫通する構成としてもよいし、さらに第1の反射部2を貫通する構成としてもよい。
[7.第7実施形態]
第7実施形態の消音器100は、図8A及び図8Bに示すように、第1反射部2が第1エンドプレート6aに形成されている。第2反射部3が第2エンドプレート6bに形成されている。
第1エンドプレート6aの略中央には出口孔5が形成されている。これにより、第1エンドプレート6aに形成された第1反射部2の略中央には孔が存在する。同様に、第2エンドプレート6bの略中央には入口孔4が形成されている。これにより、第2エンドプレート6bに形成された第2反射部3の略中央には孔が存在する。かかる構成においては、第1反射部2のうち出口孔5が形成された箇所以外の箇所で排気音を反射し、第2反射部3のうち入口孔4が形成された箇所以外の箇所で排気音を反射し、消音の効果を得ることができる。
そして、上述の実施形態と同様に、第1放物面21が第2放物面31に向けて凹状になるよう、及び第2放物面31が第1放物面21に向けて凹状になるように、向き合っており、第1エンドプレート6aの形状(換言すれば、第1放物面21の曲がり具合)、及び第2エンドプレート6bの形状(換言すれば、第2放物面31の曲がり具合)を変更することで、距離L8を調整することが可能である。
[第7実施形態の第1変形例]
図8Cに第7実施形態の第1変形例を示す。該第1変形例では、インナーパイプ10がシェル1の入口孔4及び出口孔5の両側から挿通さている。また、インナーパイプ10には、微小の孔101が複数形成されており、この微小の孔101を介して、排ガスのシェル1内への拡散が促される。これにより、消音効果の発揮に寄与する。
[第7実施形態の第2変形例]
図8Dに第7実施形態の第2変形例を示す。該第2変形例インナーパイプ10がシェル1内を貫通している。このように、インナーパイプ10は必要に応じて、その長さ及び配置を変更してもよい。
[8.効果]
(a) 以上詳述した本実施形態によれば、以下の効果が得られる。
シェル1の入口孔4から流入した排ガスの排気音の音波が複数の反射部の放物面で反射し、反射した音波同士が干渉して打ち消しあう。これにより消音が実現される。なお、本明細書でいう「排気音」とは、内燃機関から排出される排ガスが排気される音を意味する。また、音波が複数の放物面間で繰返し反射することにより、消音の効果が向上し得る。さらに、複数の反射部の放物面の位置関係によっては、当該複数の放物面の各焦点でも音波の干渉がより強く発生する。このような本開示の構成によれば、消音を行うためにレゾネータ室を設けることなく消音を行うことができ、消音器の小型化及びコスト削減が可能となる。また、排気音を放物面間で反射させて音波の干渉を生じさせることにより、より効果的に消音を実現することができる。
(b)また、第1放物面21及び第2放物面31の焦点である、第1焦点22及び第2焦点32を重畳させる。両焦点の位置が相違している場合と比較して、より一層音波同士が干渉し、打ち消しあうことで、消音効果をより一層向上させることができる。第1放物面21で反射した音波と第2放物面31で反射した音波とが重畳する焦点においてより強く干渉し合うことになり、より効果的に打ち消され得る。このため、消音効果をより一層向上させることができる。
(c)また、各実施形態において、第2反射部3と第1焦点22との距離(L1~L8)を調節する。このような構成によれば、シェル1の形状を変更するだけで反射部を形成することができ、かつ反射部と焦点との距離を容易に調整可能である。このため、反射部としての別途の部材を設けることなくより簡易に消音効果を得ることができる。また、反射部と焦点との距離を容易に調整可能であることから、所望の周波数を消音することを容易に実現し得る。
(d)シェル1を反射部の形状(放物面形状)に形成した実施形態においては、その形状に起因してシェルの強度(剛性)が向上し得る。
[9.他の実施形態]
以上、本開示の実施形態について説明したが、本開示は、上記実施形態に限定されることなく、種々の形態を採り得ることは言うまでもない。
(a)上記実施形態では、2つの反射部が形成されているシェルの構成を例示したが、これに限定されるものではない。反射部は2つ以上存在していてもよい。例えば、図9A~図9Cに示すように、第1実施形態に示す2つの反射部が形成されたシェル1と、第2実施形態に示すエンドプレート6a及びセパレータ7bとを組み合わせ、消音器100に2つの反射部の組み合わせを2つ設けるようにしてもよい。また、第1実施形態に示す2つの反射部が形成されたシェル1と、第2実施形態に示すエンドプレート6aまたはセパレータ7bの一方とを組み合わせ、消音器100に3つの反射部を設けるようにしてもよい。さらに、第2実施形態に示すエンドプレート6a及びセパレータ7bと、シェル1に形成された1つの反射部とを組み合わせ、消音器100に3つの反射部を設けるようにしてもよい。また、シェル1において、シェル1の内壁面の一部を構成するように、シェル1の周まわりに並ぶように3つ以上の反射部が形成されていてもよい。さらに、それらは排ガスの流れ方向に沿って延びていてもよい。また、反射部は排ガスの流れ方向に沿って分割されていてもよい。
(b)上記実施形態では、第2反射部3のシェル1断面の内壁面の面積または排ガスの流れ方向に平行な断面の面積が、第1反射部2の面積よりも小さい構成を例示したが、これに限定されるものではない。第2反射部3は、通常、該面積が第1反射部2の面積よりも小さくなるように構成されるが、消音効果を向上させるためには、第2反射部3の該面積も可能な限り大きいほうが好ましい。すなわち、本開示は、第2反射部3の該面積が、第1反射部2の面積と同等となる構成を排除するものではない。
(c)各反射部の放物面の焦点は完全には一致せずとも、近傍に位置する構成でもよい。
(d)上記第1実施形態では、距離L1を車外騒音に有効な1000~2000Hzの周波数の消音を行うように調整する構成を例示したが、これに限定されるものではない。例えば、メインマフラー40やサブマフラー50の排ガスの容量を増加させ、いわゆる、こもり音(100Hz程度)の消音を可能とするように距離L1を調整してもよい。
(e)シェル1の両端のうち、排ガスの流れ方向の上流側の端部に入口孔4が形成され、排ガスの流れ方向の下流側の端部に出口孔5が形成され、シェル1を排ガスの流れ方向を基準にして、入口孔4の中心軸と出口孔5の中心軸とがずれていてもよい。なお、本明細書でいう「中心軸」とは、円形の孔であれば、孔の中心を意味し、他形状の孔の場合はその孔の重心位置であると理解され得る。このような構成によれば、入口孔4の中心軸と出口孔5の中心軸とが一致している場合と比較して、入口孔4から排出された排ガスの排気音が反射部(放物面)で反射しやすくなり、消音効果を一層向上させることができる。
また、シェル1の両端のうち、排ガスの流れ方向の上流側の端部に入口孔4が形成され、排ガスの流れ方向の下流側の端部に出口孔5が形成され、シェル1を排ガスの流れ方向を基準にして、入口孔4の中心軸及び出口孔5の中心軸と、放物面21、31の焦点の位置とがずれていてもよい。このような構成によれば、入口孔4の中心軸及び出口孔5の中心軸と、焦点の位置とが一致している場合と比較して、焦点付近で干渉する音波の妨げをなくして、消音効果を一層向上させることができる。
(f)本開示の一態様では、排気管200に形成されてもよい。図10A及び図10Bに示す排気管は、排気流路を形成する配管と、2つの反射部(第1反射部2及び第2反射部3)と、を備える。第1反射部2及び第2反射部3は、配管の内部に形成され、排ガスが発する排気音を反射する。第1反射部2には第1放物面21が、第2反射部3には第2放物面31が形成されている。第2反射部3と第1放物面21の有する第1焦点22との距離L8が調節可能となっている。このような構成によれば、消音器について上述した効果と同様の効果を奏する排気管を提供し得る。なお、排気管200において、配管の内部に3つ以上の反射部が形成されていてもよい。
(g)本開示の一態様では、第1空間111、第2空間112、第3空間113において、反射による消音効果に加えて、拡張、ヘルムホルツ共鳴等による消音効果を図ることができる。
(h)また、本開示では、消音器及び排気管に関して説明したが、本開示は、例えば、反射部を備えたエンドプレート単体、または反射部を備えたセパレータ単体であってもよい。
(i)上記実施形態における1つの構成要素が有する機能を複数の構成要素として分散させたり、複数の構成要素が有する機能を1つの構成要素に統合したりしてもよい。また、上記実施形態の構成の一部を省略してもよい。また、上記実施形態の構成の少なくとも一部を、他の上記実施形態の構成に対して付加、置換等してもよい。なお、特許請求の範囲に記載の文言から特定される技術思想に含まれるあらゆる態様が本開示の実施形態である。
1…シェル、2…第1反射部、3…第2反射部、4…入口孔、5…出口孔、6a…第1エンドプレート、6b…第2エンドプレート、7…セパレータ、7a…第1セパレータ、7b…第2セパレータ、8…インレットパイプ、9…アウトレットパイプ、10…インナーパイプ、11…第1端部、12…第2端部、21…第1放物面、22…第1焦点、31…第2放物面、32…第2焦点、40…メインマフラー、50…サブマフラー、70,70a,70b…孔、71,71a,71b…平坦部、72,72a,72b…曲面部、100…消音器、101…孔、111…第1空間、112…第2空間、113…第3空間、200…排気管、L1…第1実施形態における第2反射部と第1焦点との距離。S…排気システム。

Claims (10)

  1. 排ガスが流入する入口孔及び前記排ガスが排出される出口孔が形成されたシェルと、
    前記シェルの内部に形成され、前記排ガスが発する排気音を反射する複数の反射部と、
    を備え、
    前記複数の反射部にはそれぞれ焦点を有する放物面が形成され、
    前記複数の反射部は、第1放物面が形成された第1反射部及び第2放物面が形成された第2反射部であり、
    前記第1放物面と前記第2放物面とが互いに向き合い、
    前記第1反射部及び前記第2反射部は、前記第1放物面が有する焦点である第1焦点の位置と、前記第2放物面が有する焦点である第2焦点の位置とが重畳するように配置される、
    消音器。
  2. 請求項に記載の消音器であって、
    前記第1反射部及び前記第2反射部は、前記シェルの内壁面の少なくとも一部を構成する、消音器。
  3. 請求項に記載の消音器であって、
    前記第1反射部及び前記第2反射部は、前記シェルの内壁面において、前記排ガスの流れ方向に沿って形成される、消音器。
  4. 請求項に記載の消音器であって、
    前記シェルは筒状であり、
    当該消音器は、さらに、筒状の前記シェルの両端のうち第1端部を閉塞する第1エンドプレートを備え、
    前記第1反射部及び前記第2反射部のいずれかが、前記第1エンドプレートに形成されている、消音器。
  5. 請求項に記載の消音器であって、
    当該消音器は、さらに、前記シェル内の空間を仕切る少なくとも1つのセパレータを備え、
    前記第1反射部及び前記第2反射部のうち一方が前記第1エンドプレートに形成され、他方が前記少なくとも1つのセパレータの1つに形成されている、消音器。
  6. 請求項に記載の消音器であって、
    当該消音器は、さらに、筒状の前記シェルの両端のうち第2端部を閉塞する第2エンドプレートを備え、
    前記第1反射部及び前記第2反射部のうち一方が前記第1エンドプレートに形成され、他方が前記第2エンドプレートに形成されている、消音器。
  7. 請求項に記載の消音器であって、
    当該消音器は、さらに、前記シェル内の空間を仕切る複数のセパレータを備え、
    前記第1反射部は前記複数のセパレータのうち第1セパレータに形成され、前記第2反射部は前記複数のセパレータのうち第2セパレータに形成されている、消音器。
  8. 請求項から請求項のいずれか1項に記載の消音器であって、
    前記シェルの両端のうち、排ガスの流れ方向の上流側の端部に前記入口孔が形成され、排ガスの流れ方向の下流側の端部に前記出口孔が形成され、
    前記シェルを排ガスの流れ方向を基準にして、前記入口孔の中心軸と前記出口孔の中心軸とがずれている、消音器。
  9. 請求項から請求項のいずれか1項に記載の消音器であって、
    前記シェルの両端のうち、排ガスの流れ方向の上流側の端部に前記入口孔が形成され、排ガスの流れ方向の下流側の端部に前記出口孔が形成され、
    前記シェルを排ガスの流れ方向を基準にして、前記入口孔の中心軸及び前記出口孔の中心軸と、前記放物面の前記焦点の位置とがずれている、消音器。
  10. 排気流路を形成する配管と、
    前記配管の内部に形成され、排ガスが発する排気音を反射する複数の反射部と、
    を備え、
    前記複数の反射部にはそれぞれ放物面が形成され、
    前記複数の反射部は、第1放物面が形成された第1反射部及び第2放物面が形成された第2反射部であり、
    前記第1放物面と前記第2放物面とが互いに向き合い、
    前記第1反射部及び前記第2反射部は、前記第1放物面が有する焦点である第1焦点の位置と、前記第2放物面が有する焦点である第2焦点の位置とが重畳するように配置される、排気管。
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