JP2022112865A - 車両用灯具 - Google Patents

車両用灯具 Download PDF

Info

Publication number
JP2022112865A
JP2022112865A JP2021008866A JP2021008866A JP2022112865A JP 2022112865 A JP2022112865 A JP 2022112865A JP 2021008866 A JP2021008866 A JP 2021008866A JP 2021008866 A JP2021008866 A JP 2021008866A JP 2022112865 A JP2022112865 A JP 2022112865A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light
light source
optical axis
surface portion
area
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2021008866A
Other languages
English (en)
Inventor
泰宏 大久保
Yasuhiro Okubo
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ichikoh Industries Ltd
Original Assignee
Ichikoh Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ichikoh Industries Ltd filed Critical Ichikoh Industries Ltd
Priority to JP2021008866A priority Critical patent/JP2022112865A/ja
Priority to CN202280010918.7A priority patent/CN116724193A/zh
Priority to PCT/JP2022/000174 priority patent/WO2022158294A1/ja
Priority to EP22742419.9A priority patent/EP4283189A1/en
Priority to US18/262,304 priority patent/US20240093854A1/en
Publication of JP2022112865A publication Critical patent/JP2022112865A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F21LIGHTING
    • F21SNON-PORTABLE LIGHTING DEVICES; SYSTEMS THEREOF; VEHICLE LIGHTING DEVICES SPECIALLY ADAPTED FOR VEHICLE EXTERIORS
    • F21S43/00Signalling devices specially adapted for vehicle exteriors, e.g. brake lamps, direction indicator lights or reversing lights
    • F21S43/10Signalling devices specially adapted for vehicle exteriors, e.g. brake lamps, direction indicator lights or reversing lights characterised by the light source
    • F21S43/13Signalling devices specially adapted for vehicle exteriors, e.g. brake lamps, direction indicator lights or reversing lights characterised by the light source characterised by the type of light source
    • F21S43/14Light emitting diodes [LED]
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F21LIGHTING
    • F21SNON-PORTABLE LIGHTING DEVICES; SYSTEMS THEREOF; VEHICLE LIGHTING DEVICES SPECIALLY ADAPTED FOR VEHICLE EXTERIORS
    • F21S43/00Signalling devices specially adapted for vehicle exteriors, e.g. brake lamps, direction indicator lights or reversing lights
    • F21S43/20Signalling devices specially adapted for vehicle exteriors, e.g. brake lamps, direction indicator lights or reversing lights characterised by refractors, transparent cover plates, light guides or filters
    • F21S43/26Refractors, transparent cover plates, light guides or filters not provided in groups F21S43/235 - F21S43/255
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F21LIGHTING
    • F21SNON-PORTABLE LIGHTING DEVICES; SYSTEMS THEREOF; VEHICLE LIGHTING DEVICES SPECIALLY ADAPTED FOR VEHICLE EXTERIORS
    • F21S43/00Signalling devices specially adapted for vehicle exteriors, e.g. brake lamps, direction indicator lights or reversing lights
    • F21S43/30Signalling devices specially adapted for vehicle exteriors, e.g. brake lamps, direction indicator lights or reversing lights characterised by reflectors
    • F21S43/31Optical layout thereof
    • F21S43/315Optical layout thereof using total internal reflection
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F21LIGHTING
    • F21SNON-PORTABLE LIGHTING DEVICES; SYSTEMS THEREOF; VEHICLE LIGHTING DEVICES SPECIALLY ADAPTED FOR VEHICLE EXTERIORS
    • F21S43/00Signalling devices specially adapted for vehicle exteriors, e.g. brake lamps, direction indicator lights or reversing lights
    • F21S43/40Signalling devices specially adapted for vehicle exteriors, e.g. brake lamps, direction indicator lights or reversing lights characterised by the combination of reflectors and refractors
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F21LIGHTING
    • F21SNON-PORTABLE LIGHTING DEVICES; SYSTEMS THEREOF; VEHICLE LIGHTING DEVICES SPECIALLY ADAPTED FOR VEHICLE EXTERIORS
    • F21S45/00Arrangements within vehicle lighting devices specially adapted for vehicle exteriors, for purposes other than emission or distribution of light
    • F21S45/40Cooling of lighting devices
    • F21S45/47Passive cooling, e.g. using fins, thermal conductive elements or openings
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F21LIGHTING
    • F21WINDEXING SCHEME ASSOCIATED WITH SUBCLASSES F21K, F21L, F21S and F21V, RELATING TO USES OR APPLICATIONS OF LIGHTING DEVICES OR SYSTEMS
    • F21W2103/00Exterior vehicle lighting devices for signalling purposes
    • F21W2103/60Projection of signs from lighting devices, e.g. symbols or information being projected onto the road

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
  • Optics & Photonics (AREA)
  • Non-Portable Lighting Devices Or Systems Thereof (AREA)

Abstract

【課題】光源からの光を効率良く利用しつつ、所望の明るさ分布の照射パターンを形成できる車両用灯具を提供する。【解決手段】車両用灯具10は、並列された両光源(21、22)と、そこからの光を集光する集光レンズ12と、そこで集光された光を部分的に通す照射スリット26が設けられた遮光部材(13)と、そこを通した光を投影して照射パターンPiを形成する投影レンズ14と、を備える。入射面31は、湾曲入射面部33と環状入射面部34とを有し、集光レンズ12は、湾曲入射面部33を取り囲む反射面35を有し、第1光源21は、投影レンズ14の投影レンズ光軸(Lp)上に第1発光面(21b)を位置させて配置され、第2光源22は、投影レンズ光軸方向で見て環状入射面部34の内側であって投影レンズ光軸とは交差させずに第2発光面(22b)を位置させて配置されている。【選択図】図4

Description

本開示は、車両用灯具に関する。
車両用灯具は、車両の周辺の路面に照射パターンを形成するものが考えられている(例えば、特許文献1等参照)。この従来の車両用灯具は、光源からの光をシェード(遮光部材)のスリットを通して投影することにより照射パターンを形成して、見た者に何らかの意図を知らせることができる。この従来の車両用灯具は、光源からの光をライトガイドによりシェードに導くことで、光源からの光を効率良く利用している。
特開2019-192350号公報
ところが、従来の車両用灯具は、光源からの光をライトガイド内で拡散してシェード上での配光分布を均一的なものとしているので、シェード上における配光分布を調整することが困難であり、形成する照射パターンを所望の明るさ分布とすることが困難となる。
本開示は、上記の事情に鑑みて為されたもので、光源からの光を効率良く利用しつつ、所望の明るさ分布の照射パターンを形成できる車両用灯具を提供することを目的とする。
本開示の車両用灯具は、並列された第1光源および第2光源と、前記第1光源および前記第2光源からの光を入射面から入射させて出射面から出射して集光する集光レンズと、前記集光レンズで集光された光を部分的に通す照射スリットが設けられた遮光部材と、前記遮光部材を通した光を投影して照射パターンを形成する投影レンズと、を備え、前記入射面は、前記集光レンズにおける集光レンズ光軸方向で前記第1光源および前記第2光源と対向する湾曲入射面部と、前記湾曲入射面部を取り巻く環状入射面部と、を有し、前記集光レンズは、前記湾曲入射面部を取り囲む反射面を有し、前記第1光源は、前記投影レンズの投影レンズ光軸上に第1発光面を位置させて配置され、前記第2光源は、前記投影レンズ光軸方向で見て前記環状入射面部の内側であって前記投影レンズ光軸とは交差させずに第2発光面を位置させて配置されていることを特徴とする。
本開示の車両用灯具によれば、光源からの光を効率良く利用しつつ、所望の明るさ分布の照射パターンを形成できる。
本開示に係る実施例1の車両用灯具が車両に搭載されてそれぞれ照射パターンを形成した様子を示す説明図である。 車両用灯具の構成を示す説明図である。 筐体を省略した車両用灯具の構成を示す説明図である。 第1光源および第2光源の構成および位置関係を示す説明図である。 集光レンズを断面で示す説明図であり、図6のI-I線で得られた断面に相当する。 集光レンズを示す説明図である。 シェードを示す説明図である。 車両用灯具において横断面上で両光源からの光が進行する様子を示す説明図である。 湾曲入射面部から集光レンズに入射して内側出射面部から出射した第1光源からの光がシェード上に形成する第1領域での配光分布を示す説明図である。 湾曲入射面部から集光レンズに入射して内側出射面部から出射した第2光源からの光がシェード上に形成する第3領域での配光分布を示す説明図である。 環状入射面部から集光レンズに入射して反射面で反射された後に外側出射面部から出射した第1光源からの光がシェード上に形成する第2領域での配光分布を示す説明図である。 環状入射面部から集光レンズに入射して反射面で反射された後に外側出射面部から出射した第2光源からの光がシェード上に形成する第4領域での配光分布を示す説明図である。 第1光源による第1領域および第2領域をシェード上で重ねた際の配光分布を示す説明図である。 第2光源による第3領域および第4領域をシェード上で重ねた際の配光分布を示す説明図である。 第1光源および第2光源によるシェード上での配光分布を示す説明図である。
以下に、本開示に係る車両用灯具の一例としての車両用灯具10の実施例1について図面を参照しつつ説明する。なお、図1では、車両用灯具10が設けられている様子の把握を容易とするために、車両1に対して車両用灯具10を強調して示しており、必ずしも実際の様子とは一致するものではない。また、図8では、光が進行する様子の把握を容易とするために、集光レンズにおける断面を示すハッチを省略している。さらに、図9から図15では、シェード(そのシェード部の各スリット部)上に各領域が形成される様子の把握を容易とするために、シェード枠部を省略している。
本開示に係る車両用灯具の一実施形態に係る実施例1の車両用灯具10を、図1から図15を用いて説明する。実施例1の車両用灯具10は、図1に示すように、自動車等の車両1の灯具として用いられるもので、車両1に設けられる前照灯とは別に、車両1の前方の周辺の路面2に照射パターンPiを形成すべく車両1の前部に設けられる。その車両1の前方の周辺とは、車両1に設けられる前照灯により照射される前照灯領域よりも車両1に近い近接領域を必ず含むものであり、部分的に前照灯領域を含む場合もある。なお、車両用灯具10は、車両1の後方や側方の周辺の路面2にも照射パターンPiを形成してもよく、実施例1の構成に限定されない。
各車両用灯具10は、実施例1では、車両1の前端における路面2よりも高い位置に配置されており、投影光軸Lpが路面2に対して傾斜した状態で設けられる。2つの車両用灯具10は、取り付けられる位置および照射パターンPiを形成する位置が異なることを除くと、基本的に等しい構成とされている。以下の説明では、各車両用灯具10において、光を照射する方向となる投影光軸Lpが伸びる方向を光軸方向(図面ではZとする)とし、光軸方向を水平面に沿う状態とした際の鉛直方向を上下方向(図面ではYとする)とし、光軸方向および上下方向に直交する方向(水平方向)を幅方向(図面ではXとする)とする(図2等参照)。
車両用灯具10は、図2、図3に示すように、光源部11と集光レンズ12とシェード13と投影レンズ14とが筐体15に収容され、単一の投射光学系とされて、プロジェクタタイプの路面投影ユニットを構成する。筐体15は、半円筒形の下側部材15aと上側部材15bとで構成されており、下側部材15aに上記の各部材(12から14)が設置された状態で、下側部材15aと上側部材15bとが嵌め合わされるとともに設置台部16に取り付けられている。筐体15では、集光レンズ12を嵌め入れる集光レンズ溝と、シェード13を嵌め入れるシェード溝と、投影レンズ14を嵌め入れる投影レンズ溝とが設けられている。また、筐体15では、下側部材15aに幅方向で対を為して固定突起15cが設けられるとともに、上側部材15bに幅方向で対を為して固定片15dが設けられており(共に図2に手前側のみ図示)、各固定突起15cと各固定片15dの固定穴15eとが嵌め合わせることが可能とされている。なお、筐体15の形状等の構成は、適宜設定すればよく、実施例1の構成に限定されない。
設置台部16は、光源部11が設けられる箇所であり、熱伝導性を有するアルミダイカストや樹脂で形成され、全体として光源部11で発生する熱を外部に逃がすヒートシンクとして機能する。設置台部16は、設置箇所16aと放熱箇所16bとを有する。設置箇所16aは、光源部11(その基板23)が設置される箇所であり、光軸方向に直交する平板状とされている。設置箇所16aには、光源部11を幅方向で挟む位置に取付片17が設けられ、下側部材15aと上側部材15bとが嵌め合わされた筐体15が両取付片17を介して取り付けられる。放熱箇所16bは、設置箇所16aに連続して設けられた複数の放熱フィン16cを有する。放熱箇所16bは、設置箇所16aに設置された光源部11で発生した熱を主に各放熱フィン16cから外部に放熱する。
光源部11は、第1光源21と、第2光源22と、それらが実装される基板23と、を有する。第1光源21と第2光源22とは、LED(Light Emitting Diode)等の発光素子で構成されている。第1光源21と第2光源22とは、実施例1では、出射光軸を中心とするランバーシアン分布でアンバー色の光(アンバー色光)を出射する。なお、第1光源21と第2光源22とは、色(波長帯域)や、分布の態様や、色の数等は適宜設定すればよく、実施例1の構成に限定されない。
実施例1の第1光源21と第2光源22とは、図4に示すように、取り付けられる位置が異なることを除くと、基本的に等しい構成とされている。第1光源21と第2光源22とは、それぞれが幅方向に並列された2つのLEDチップ21a、22aと、それぞれを覆う蛍光体21b、22bと、を有し、各LEDチップ21a、22aからの光を蛍光体21b、22bを通すことでアンバー色光として出射する。このため、第1光源21では、蛍光体21bが第1発光面として機能し、第2光源22では、蛍光体22bが第2発光面として機能する。第1光源21と第2光源22とでは、各蛍光体21b、22bが幅方向に長尺な矩形状とされており、それぞれの中心から光軸方向にのびて出射光軸21L、22Lが設定されている。実施例1の各光源21、22(各蛍光体21b、22b)は、上下方向が1.15mm、幅方向が2.3mmの大きさとされている。
この第1光源21と第2光源22とは、基板23上において、間隔を置いて上下方向で並列されて設けられており、それぞれの出射光軸21L、出射光軸22Lが投影光軸Lpと略平行とされている。第1光源21は、投影光軸Lp上に蛍光体21bを位置させるとともに、出射光軸21Lが投影光軸Lpよりも上下方向の上側に位置されている。実施例1の第1光源21は、出射光軸21Lと投影光軸Lpとの上下方向での間隔を略0.3mmとしている。なお、第1光源21は、投影光軸Lp上に蛍光体21bを位置させていれば、出射光軸21Lと投影光軸Lpとの位置関係は適宜設定すればよく、実施例1の構成に限定されない。
第2光源22は、光軸方向で見て(光軸方向に直交する面上に投影させた位置関係において)、集光レンズ12の後述する環状入射面部34の内側に位置されているとともに、投影光軸Lpと蛍光体22bとが交差しない位置とされている。実施例1の第2光源22は、出射光軸22Lが投影光軸Lpよりも上下方向の下側に位置されている。実施例1の第2光源22は、第1光源21との間隔が上下方向で略1.5mmとしている。なお、この間隔は、各光源21、22や集光レンズ12の大きさを鑑みて、略1.3mmから略2.0mmの範囲とすることが好ましい。
基板23は、設置台部16の設置箇所16aに取り付けられ、第1光源21と第2光源22とが実装される。基板23は、点灯制御回路が設けられており、そこから電力を適宜供給して第1光源21と第2光源22とを点灯させる。基板23は、設置台部16の設置箇所16aに取り付けられた状態で、両取付片17を介して設置箇所16aに筐体15が接続されることで、筐体15の後端部(光軸方向で設置台部16側の端部)側に位置されて、その筐体15に収容された集光レンズ12(その入射面31)と対向される。
集光レンズ12は、第1光源21、第2光源22から出射された光を集光するものであり、シェード13上における後述する各スリット部27の周辺、すなわちシェード13上において全てのスリット部27を含みつつ各スリット部27が設けられた領域に光を集める。集光レンズ12は、図5、図6に示すように、基本的に凸レンズとされており、シェード13上において、中心配光領域Acと周辺配光領域As(図7参照)とを形成すべく入射面31および出射面32が構成されている。これらについては、後述する。
シェード13は、集光レンズ12で集光された第1光源21や第2光源22からの光を部分的に通すことで照射パターンPiを形成する遮光部材の一例である。その照射パターンPiは、図1に示すように、3つの照射図柄Diが車両1から遠ざかる方向に略等しい間隔で整列されている。ここで、各照射図柄Diは、個別に示す際には、車両1から最も遠いものを第1照射図柄Di1とし、そこから車両1に近づくにつれて順に、第2照射図柄Di2、第3照射図柄Di3とする。このため、照射パターンPiでは、第1照射図柄Di1が遠方照射図柄となり、第3照射図柄Di3が近方照射図柄となり、その間の第2照射図柄Di2が中間照射図柄となる。実施例1では、各照射図柄Diが大きく開くV字形状の記号とされており、第1照射図柄Di1が他の2つの照射図柄Di2、Li3よりも僅かに大きくされている。
この照射パターンPiは、投影面となる路面2上において、第1照射図柄Di1と第2照射図柄Di2と第3照射図柄Di3とを、後述する矢印方向Daに直交する方向に長尺なものとしつつ、矢印方向Daに並べて形成されている。この照射パターンPiとしての矢印が指し示す方向すなわち各照射図柄DiのV字形状の頂点が並ぶ方向を矢印方向Daとし、その指し示す側(第1照射図柄Di1側)を矢印方向Daの前側とする。照射パターンPiは、3つの照射図柄Diが並べられることで、車両1から矢印方向Daを指し示す矢印のように見せることができる。第1照射図柄Di1は、矢印方向Daに直交する方向に位置する2つの側端Dieが、矢印方向Daの後側に向かうに連れて内側(車両1に近付く側)に向かう傾斜の直線、すなわち矢印方向Daに対して内側に傾斜されている。また、第2照射図柄Di2および第3照射図柄Di3は、両側端Dieが矢印方向Daと平行とされている。この3つの照射図柄Diからなる照射パターンPiは、シェード13により形成される。
シェード13は、図7に示すように、シェード部24がシェード枠部25に設けられている。シェード枠部25は、シェード部24を取り囲む略円形の枠状とされており、筐体15のシェード溝に嵌め入れることが可能とされて、筐体15に取り付けられる。実施例1のシェード枠部25は、上下方向の上端と下端とが部分的に幅方向に切り欠かれている。シェード13は、シェード枠部25が筐体15に取り付けられることで、シェード部24の中心位置が投影光軸Lp上に位置される。
シェード部24は、基本的に光の透過を阻む板状の部材で形成されており、その部材が部分的に切り欠かれて貫通された照射スリット26が設けられている。照射スリット26は、集光レンズ12で集光された第1光源21、第2光源22からの光を部分的に通すことで、照射パターンPiを所定の形状に成形する。照射スリット26は、照射パターンPiに対応されており、実施例1では3つのスリット部27で構成されている。
この3つのスリット部27は、3つの照射図柄Diに一対一で対応している。その各スリット部27は、投影レンズ14がシェード13(照射スリット26)を反転させて路面2に投影することから、照射パターンPiの各照射図柄Diの位置関係に対して、投影光軸Lpを中心として回転対象な位置関係とされている(図1、図3、図7参照)。このため、各スリット部27は、上下方向の最も下側の第1スリット部271が、照射パターンPiの第1照射図柄Di1(遠方照射図柄)に対応する遠方スリット部となる。また、各スリット部27は、その上の第2スリット部272が、第2照射図柄Di2(中間照射図柄)に対応する中間スリット部となる。そして、各スリット部27は、最も上側の第3スリット部273が第3照射図柄Di3(近方照射図柄)に対応する近方スリット部となる。各スリット部27は、路面2上で各照射図柄Diが狙った位置関係となるように、シェード部24上での位置が設定されている。実施例1のシェード13では、上下方向において、第3スリット部273が投影光軸Lpよりも上方に設けられ、その下で投影光軸Lpを含む水平線を跨いで第2スリット部272が設けられ、その下に第1スリット部271が設けられている。このシェード13(照射スリット26の各スリット部27)を透過した光は、投影レンズ14により路面2に投影される。
その各スリット部27は、それぞれが対応する各照射図柄Diと同様に大きく開くV字の記号を模る形状とされており、各照射図柄Diに対して上下左右が反転されている。3つのスリット部27は、路面2上で各照射図柄Diが上記した図1に示す大きさで略等間隔となるように、それぞれ路面2までの距離に応じて大きさおよび間隔が設定されている。詳細には、車両用灯具10は、路面2に対して投影光軸Lpが傾斜して設けられることでシェード13および投影レンズ14から路面2までの距離が異なるので、投影レンズ14により路面2上に投影されると各スリット部27(そこを透過した光である各照射図柄Di)がその距離に応じた大きさおよび間隔とされる。
このため、各スリット部27は、路面2上で各照射図柄Diが上記した大きさで略等間隔となるように、路面2までの距離に応じて大きさおよび間隔が設定されている。具体的には、実施例1では、第1スリット部271が細いV字の記号を模る形状とされ、第2スリット部272が第1スリット部271よりも太いV字の記号を模る形状とされ、第3スリット部273が第2スリット部272よりも太いV字の記号を模る形状とされており、それぞれ対応する照射図柄Diよりも幅方向に細長くされている。
このように、3つのスリット部27は、各照射図柄Diとは異なり互いに異なる大きさとされるとともに異なる間隔とされている。各スリット部27では、対応する照射図柄Diに対する縮小比が、第1スリット部271が最も小さくされており、通った光が路面2上に投影される際に最も大きな拡大率で拡大されて第1照射図柄Di1を形成する。また、各スリット部27では、対応する照射図柄Diに対する縮小比が、第3スリット部273が最も大きくされており、通った光が路面2上に投影される際に最も小さな拡大率で拡大されて第3照射図柄Di3を形成する。
投影レンズ14は、図2に示すように、光軸方向で見て円形状の凸レンズとされており、実施例1では、入射面および出射面が凸面とされた自由曲面とされている。投影レンズ14は、シェード13の照射スリット26(その各スリット部27)を投影することで、図1に示すように、投影光軸Lpに対して傾斜する路面2上に照射パターンPiを形成する。なお、入射面と出射面とは、投影レンズ14を凸レンズとするものであれば、凸面でもよく凹面でもよく、実施例1の構成に限定されない。この投影レンズ14は、投影レンズ溝に嵌め入れられると投影レンズ光軸が投影光軸Lpと一致した状態で筐体15に取り付けられる。すなわち、投影レンズ14の投影レンズ光軸が投影光軸Lpとなる。
次に、集光レンズ12の構成について、図5および図6を用いて説明する。集光レンズ12は、光軸方向で正面視して略円形状とされている。実施例1の集光レンズ12は、シェード13のシェード部24と略等しい同径とされており、全体として両光源(21、22)から出射された広がりのある光を、投影光軸Lpと平行に近い状態に集光してシェード部24へと進行させる。集光レンズ12は、筐体15の集光レンズ溝に嵌め入れられると、投影光軸Lpに対して集光レンズ光軸Lcが下側に傾けられた(光軸方向の前側に向かうに連れて上下方向の下側へと向かう)状態とされる(図3、図6参照)。実施例1の集光レンズ12は、集光レンズ光軸Lcがシェード13上の第1照射図柄Di1の頂点付近に向けて伸びるものとされる。
この集光レンズ12は、光源部11に対向された入射面31と、その反対側に向けられた出射面32と、を有する。実施例1の集光レンズ12は、光源部11すなわち第1光源21および第2光源22から出射された光により、図7に示すように、シェード13上に中心配光領域Acと周辺配光領域Asとを形成すべく、入射面31および出射面32の光学的な設定がなされている。
その中心配光領域Acは、シェード13上に形成された光量の高い領域であり、第1照射図柄Di1の頂点付近を光量の最高値としている。このため、実施例1では、シェード13上において、第1照射図柄Di1を形成する第1スリット部271の頂点付近を最大光度箇所としている。中心配光領域Acは、第1照射図柄Di1の略全域と第2照射図柄Di2における頂点から幅方向で中間位置までとを含むものとされている。周辺配光領域Asは、中心配光領域Acよりも光量が低くされた領域であり、中心配光領域Acを取り囲むものとされている。実施例1の周辺配光領域Asは、中心配光領域Acとの光量の差が大きくされているとともに、中心配光領域Acとの境界においては光量の変化が連続的とされている。すなわち、実施例1の周辺配光領域Asは、明るさの観点で中心配光領域Acとの抑揚(メリハリ)を付けるように中心配光領域Acとの境界における光量の変化の度合いが大きくされるとともに、中心配光領域Acの周辺の広い領域を明るくしている。
入射面31は、図5、図8等に示すように、中央部分が集光レンズ12の内側(光源部11とは反対側)に凹んでおり、その中央で外側に凸に湾曲された湾曲入射面部33と、それを取り巻く環状入射面部34と、を有する。また、入射面31の周辺では、環状入射面部34を取り囲む円錐台状の反射面35が設けられている。
湾曲入射面部33は、光軸方向で光源部11と対向しており(図8参照)、後側の焦点(後側焦点)の近傍に光源部11が位置される。湾曲入射面部33は、光源部11から出射される光を集光レンズ光軸Lcと略平行に進行する平行光として集光レンズ12内に入射させる。なお、この平行光(平行な光)とは、光が湾曲入射面部33を経ることでコリメートされた状態の光のことをいう。
環状入射面部34は、光源部11側へと突出して設けられており、光源部11からの光のうち、湾曲入射面部33へと進行しないものを集光レンズ12内に入射させる。反射面35は、環状入射面部34から集光レンズ12内に入射した光が進行する位置に形成されている。反射面35は、環状入射面部34から入射した光を反射すると、集光レンズ光軸Lcと略平行に進行する平行光とする。なお、反射面35は、全反射を利用して光を反射してもよく、蒸着や塗装等によりアルミや銀等を接着させることで光を反射してもよい。これらのことから、入射面31は、光源部11から出射された光を、集光レンズ光軸Lcと略平行に進行する平行光として集光レンズ12内に進行させて、出射面32へと導く。
このため、集光レンズ12では、入射面31において、湾曲入射面部33を経た光が直接出射面32に向かう直射光となるとともに、環状入射面部34を経て反射面35で反射された光が内部で反射されてから出射面32に向かう反射光となる。
出射面32は、入射面31から入射されて平行光とされた光を、前後方向の前側に出射させる。出射面32は、正面視して略円形状とされており、光学的な設定の異なる内側出射面部36と外側出射面部37とを有する。内側出射面部36は、出射面32における中心の近傍であって湾曲入射面部33を経た光が進行する領域に設けられている。実施例1の内側出射面部36は、正面視して略円形状とされている。内側出射面部36は、外側出射面部37よりも集光レンズ12における内側(入射面31側(前後方向の後側))に凹んでいる。内側出射面部36は、湾曲入射面部33を経た光を屈折させることで、幅方向(水平方向)に大きく拡散しつつ前後方向の前側へ向けて進行させる。内側出射面部36は、光源部11から湾曲入射面部33を経た光を照射することで、シェード13(そのシェード部24の各スリット部27)上において、光学特性に応じた位置に光源部11すなわち第1光源21および第2光源22の複数の配光像を適宜重ねて形成する。この光学特性は、湾曲入射面部33とともに内側出射面部36の曲率(面形状)を場所毎に調整することで設定でき、実施例1ではその曲率を漸次的に変化させて設定されている。
この内側出射面部36は、第1光源21から出射されて湾曲入射面部33を経た光を適宜屈折させることで、シェード13上に照射して図9に示す第1領域A1を形成する。この第1領域A1は、第1スリット部271の全域を含むとともに、第2スリット部272の頂点付近を含むものとされている。第1領域A1では、第1スリット部271の全域と第2スリット部272の頂点付近とが略均一の光量とされている。
また、内側出射面部36は、第2光源22から出射されて湾曲入射面部33を経た光を適宜屈折させることで、シェード13上に照射して図10に示す第3領域A3を形成する。この第3領域A3は、第3スリット部273の全域を含むとともに、第2スリット部272の頂点近傍を除く全域を含むものとされている。第3領域A3では、第3スリット部273の頂点付近の光量が最も高くされるとともに、第2スリット部272や第3スリット部273の幅方向の両側端まで照射するものとしている。
外側出射面部37は、図5、図6、図8に示すように、内側出射面部36を取り囲む領域に設けられており、両光源(21、22)から環状入射面部34を経て反射面35で反射された光が進行する領域に位置されている。外側出射面部37は、内側出射面部36よりも集光レンズ12における外側(前後方向の前側)に位置(突出)している。外側出射面部37は、光源部11から環状入射面部34を経て反射面35で反射された光を屈折させることで、集光レンズ光軸Lc上に集光させるように前後方向の前側へ向けて進行させる。この外側出射面部37は、反射面35で反射された光を照射することで、シェード13上において、光学特性に応じた位置に光源部11すなわち第1光源21および第2光源22の複数の配光像を適宜重ねて形成する。この光学特性は、反射面35とともに外側出射面部37の曲率(面形状)を場所毎に調整することで設定でき、実施例1ではそれらの曲率が漸次的に変化されて設定されている。
この外側出射面部37は、第1光源21から出射されて環状入射面部34を経て反射面35で反射された光を適宜屈折させることで、シェード13上に照射して図11に示す第2領域A2を形成する。この第2領域A2は、第1スリット部271の略全域を含み、第2スリット部272の頂点から幅方向の両側端近傍を含み、第3スリット部273の頂点近傍を含むものとされている。第2領域A2は、第1スリット部271の頂点付近を光量の最高値とするとともに、第1スリット部271の頂点から幅方向で中間位置までと第2スリット部272の頂点付近とをその次に明るい領域としている。そして、第2領域A2は、第1スリット部271の幅方向の両側端近傍を除く領域と第2スリット部272の頂点から幅方向で中間位置までとその次に明るい領域としている。このように、第2領域A2は、第1スリット部271の頂点付近を光量の最高値とするとともに、それを中心として第1領域A1や第3領域A3よりも狭い領域を、その第1領域A1や第3領域A3よりも明るくする。
また、外側出射面部37は、第2光源22から出射されて環状入射面部34を経て反射面35で反射された光を適宜屈折させることで、シェード13上に照射して図12に示す第4領域A4を形成する。この第4領域A4は、第1スリット部271の頂点付近を除く領域と、第2スリット部272の全域と、第3スリット部273の両側端近傍を除く領域と、を含むものとされている。第4領域A4は、第2領域A2と同じく第1スリット部271の頂点付近を中心としており、その第2領域A2よりも広い領域を第2領域A2よりも暗くされている。第4領域A4では、その照射している領域を略均一の光量とされている。
このように、集光レンズ12は、内側出射面部36を経た第1光源21からの光により主に投影光軸Lpよりも下方に第1領域A1を形成するとともに、内側出射面部36を経た第2光源22からの光により主に投影光軸Lpよりも上方に第3領域A3を形成する。これは、内側出射面部36は、両光源(21、22)から出射された光が直接進行するので、投影光軸Lpに対する光源(21、22)の位置が領域を形成する位置(光を投影する位置)に反映されることが考えられる。これに対して、集光レンズ12は、外側出射面部37を経た第1光源21からの光により第1スリット部271の頂点付近を中心に第2領域A2を形成するとともに、外側出射面部37を経た第2光源22からの光により第1スリット部271の頂点付近を中心に第4領域A4を形成する。これは、外側出射面部37は、両光源(21、22)から出射された光が反射面35で反射してから進行するので、投影光軸Lpに対する光源(21、22)の位置が領域を形成する位置(光を投影する位置)にあまり反映されないことが考えられる。換言すると、集光レンズ12は、内側出射面部36を経た光と外側出射面部37を経た光とで上記のように両光源(21、22)の位置の反映の有無が変化することを利用することで、シェード13上に中心配光領域Acと周辺配光領域Asとを形成できるものとしている。
これらのことから、集光レンズ12は、両光源21、22のうちの上側に位置された第1光源21からの光を、上記のように内側出射面部36および外側出射面部37から出射することにより、図13に示す上側光源形成領域AUを形成する。この上側光源形成領域AUは、上記した第1領域A1と第2領域A2とを重ね合わせたものであり、第1スリット部271の頂点付近を最も明るくしつつ、第1スリット部271の全域および第2スリット部272の頂点から幅方向で中間位置までとを明るくしている。
また、集光レンズ12は、両光源21、22のうちの下側に位置された第2光源22からの光を、上記のように内側出射面部36および外側出射面部37から出射することにより、図14に示す下側光源形成領域ADを形成する。この下側光源形成領域ADは、上記した第3領域A3と第4領域A4とを重ね合わせたものであり、第1スリット部271の頂点付近を除く3つのスリット部271、272、273を全体に明るくしている。
これらのことから、集光レンズ12は、光源部11すなわち第1光源21および第2光源22から出射された光でシェード13上に照射領域AIを形成する。その照射領域AIは、上記した上側光源形成領域AUと下側光源形成領域ADとを重ね合わせたものであり、第1スリット部271の頂点付近を最も明るくしつつ、3つのスリット部271、272、273を全体に明るくしている。そして、照射領域AIでは、第1スリット部271の頂点付近を中心とする明るい領域が中心配光領域Acに相当し、その周辺の領域が周辺配光領域Asに相当する。このように、集光レンズ12は、シェード13上に中心配光領域Acと周辺配光領域Asとを形成できる。
車両用灯具10は、図2、図3を参照して以下のように組み付けられる。先ず、基板23に第1光源21、第2光源22が実装されて光源部11が組み付けられ、その光源部11が設置台部16の設置箇所16aに固定される。その後、筐体15の下側部材15aにおいて、集光レンズ溝に集光レンズ12を嵌め入れ、シェード溝にシェード13を嵌め入れ、投影レンズ溝に投影レンズ14を嵌め入れる。そして、その下側部材15aに上側部材15bを嵌め合わせて筐体15を構成し、その筐体15が設置箇所16aに設けられた両取付片17を介して設置台部16に取り付けられる。すると、集光レンズ12とシェード13と投影レンズ14とが筐体15に収容されつつ、その集光レンズ12と対向して光源部11が設けられる。これにより、投影光軸Lp上に、光源部11の側から集光レンズ12とシェード13と投影レンズ14との順に並ぶ所定の位置関係で配置されて、車両用灯具10が組み付けられる。この車両用灯具10は、投影光軸Lpが車両1の外側の斜め前側に向けられつつ車両1の周辺の路面2に対して傾斜された状態で灯室に設けられる(図1参照)。
次に、車両用灯具10の作用について説明する。車両用灯具10は、点灯制御回路からの電力を基板23から両光源(21、22)に供給することで、それらを適宜点灯および消灯できる。両光源(21、22)からの光は、集光レンズ12で集光されてシェード13を照射し、その照射スリット26(各スリット部27)を透過した後に、投影レンズ14により投影されることで、照射パターンPiを路面2上に形成する。その照射パターンPiは、上記の配光分布とされたシェード13の照射スリット26(その各スリット部27)を透過した光が、投影レンズ14により投影されることで、第1照射図柄Di1、特にその先端近傍が最も明るくされつつ略一直線上に3つの照射図柄Diが並べられる。また、実施例1の車両用灯具10では、第1光源21、第2光源22を単色光としているので、投影レンズ14における色収差の影響を大幅に抑制することができ、照射パターンPiすなわち各照射図柄Diを明確なものにできる。
車両用灯具10は、ターンランプと連動されており、左右いずれかのターンランプが点灯されると、その点灯された側に設けられたものの第1光源21、第2光源22が点灯されて、照射パターンPiを路面2上に形成する。このため、車両用灯具10は、見通しの悪い路地から他の路地へと車両1が進行しようとしている場面において、他の路地にいる者が車両1を視認できない場合であっても、路面2上に形成された照射パターンPiを視認させることができる。加えて、車両1は、ハザードランプが点灯された場合には、左右の2つの車両用灯具10が同時に照射パターンPiを路面2上に形成するので、左右のターンランプのみを点滅させている場合と比較して、ハザードランプが点灯されていることをより確実に認識させることができる。
さらに、車両用灯具10は、形成する照射パターンPiの各照射図柄Diにおいて、第1照射図柄Di1の両側端Dieを矢印方向Daに対して内側に傾斜させているとともに、残りの2つの照射図柄Diの両側端Dieを矢印方向Daと平行としている。このため、車両用灯具10は、第1照射図柄Di1が矢印の記号におけるアローヘッドに相当するとともに残りの2つの照射図柄Diが矢印の記号におけるシャフトに相当する印象を与えることができ、より効果的に矢印方向Daを指し示す印象を与えることができる。これにより、車両用灯具10は、車両1の周囲の者に対して、照射パターンPiが矢印方向Daを指し示していることを瞬時に把握させることができる。加えて、車両用灯具10は、車両1の左右いずれかの前方にいる者に対して、第1照射図柄Di1の両側端Dieが自らへ向けられているように見せることができ、その者がいる方向へと曲がる意図があることを感じさせることができる。
車両用灯具10は、第1光源21と第2光源22とからの光をシェード13上に導いているので、その照射スリット26を通して形成する照射パターンPiの明るさを十分なものにできる。その第1光源21と第2光源22とは、それぞれが発熱するので、間隔を置いて配置することで、良好に放熱できる。
ここで、先行技術文献に記載の従来の車両用灯具は、複数の光源に個別に対応させて複数のライトガイドを設けており、各光源からの光を効率良く利用している。その従来の車両用灯具は、各導光部材が内部で光を拡散させて明るさ分布が略均一とした光を出射させており、各導光部材を通した光でシェード(遮光部材)上を照射することで、シェード上の配光分布を略均一なものとしている。また、従来の車両用灯具は、シェード上において、ライトガイド毎に対応する光源からの光が導かれるので、光源毎に別々にシェード上に導いている。このため、従来の車両用灯具は、シェード上において、光量の低い領域の中において光量の変化を連続的としつつ部分的に光量の高い領域を形成することのように所望の配光分布を得るのが困難である。
これに対して、車両用灯具10は、2つの光源(21、22)に対して、それぞれからの光を入射面31から内方に導きつつ出射面32から出射させる単一の集光レンズ12を設けている。そして、車両用灯具10は、集光レンズ12において、両光源から出射光軸(21L、22L)に略沿う方向で出射された光を入射面31の湾曲入射面部33から入射させるとともに、両光源から広がる(出射光軸に対する角度が大きい)方向で出射された光を入射面31の環状入射面部34から入射させて反射面35で反射させる。そして、車両用灯具10は、湾曲入射面部33を経た光を主に出射面32の内側出射面部36から出射させるとともに、環状入射面部34を経て反射面35で反射された光を主に出射面32の外側出射面部37から出射させる。このため、車両用灯具10は、2つの光源(21、22)に対して単一の集光レンズ12を用いても、各光源から出射された光を効率良く利用することができる。
また、車両用灯具10は、その集光レンズ12によりシェード13上における配光分布を所望のものとしている。詳細には、車両用灯具10は、第1光源21から入射面31の湾曲入射面部33および出射面32の内側出射面部36を経た光でシェード13上の第1領域A1を形成し、第2光源22から湾曲入射面部33および内側出射面部36を経た光でシェード13上の第3領域A3を形成する。また、車両用灯具10は、第1光源21から入射面31の環状入射面部34を経て反射面35で反射して出射面32の外側出射面部37を経た光でシェード13上の第2領域A2を形成し、第2光源22から環状入射面部34を経て反射面35で反射して外側出射面部37を経た光でシェード13上の第4領域A4を形成する。そして、車両用灯具10は、上記の4つの領域(A1からA4)をシェード13上に重ねて形成することで照射領域AIを形成する。その照射領域AIでは、第1スリット部271の頂点付近が最も明るくされて中心配光領域Acに相当し、その周辺において3つのスリット部271、272、273を全体に明るくされて周辺配光領域Asに相当する。このため、車両用灯具10は、両光源(21、22)に対して単一の集光レンズ12を用いることにより、シェード13上を所望の配光分布で照射でき、シェード13上に光量の異なる中心配光領域Acと周辺配光領域Asとを形成できる。
このため、車両用灯具10は、形成する照射パターンPiを所望の明るさ分布としつつ、従来の車両用灯具と比較して簡易な構成にできる。また、車両用灯具10は、単一の集光レンズ12において、第1光源21からの光と第2光源22とからの光とを内方に導いて出射面32から出射させて集光するので、双方の光を併せてシェード13上に導くことができる。さらに、車両用灯具10は、集光レンズ12において、湾曲入射面部33および内側出射面部36を経る光路と、環状入射面部34、反射面35および外側出射面部37を経る光路と、の2つが形成する領域の違いと、第1光源21と第2光源22との投影光軸Lpに対する位置の違いと、を利用することで、シェード13上において互いに異なる位置、大きさおよび配光分布の4つの領域(A1、A2、A3、A4)を照射している。このため、車両用灯具10は、両光源(21、22)に対して単一の集光レンズ12を用いても、シェード13上における配光分布を調整し易くなる。これらのことから、車両用灯具10は、従来の車両用灯具と比較して、シェード13上で中心配光領域Acと周辺配光領域Asとを形成する配光分布とする調整が容易となる。
実施例1の車両用灯具10は、以下の各作用効果を得ることができる。
車両用灯具10は、2つの光源(21、22)に対して単一の集光レンズ12を用いており、その集光レンズ12の入射面31が湾曲入射面部33と環状入射面部34とを有するとともに集光レンズ12が反射面35を有している。そして、車両用灯具10は、投影レンズ光軸(投影光軸Lp)方向で見て環状入射面部34の内側に両光源を配置するとともに、第1光源21を投影レンズ光軸上に第1発光面(蛍光体21b)を位置とし、第2光源22を投影レンズ光軸とは第2発光面(蛍光体22b)が交差しない位置としている。このため、車両用灯具10は、両光源から出射された光を効率良く利用することができる。また、車両用灯具10は、単一の集光レンズ12であっても、そこにおける2つの光路の違いと、集光レンズ12の投影レンズ光軸に対する両光源の位置の違いと、を利用して、遮光部材(シェード13)上において互いに異なる位置、大きさおよび配光分布の4つの領域(A1、A2、A3、A4)を照射できる。このことから、車両用灯具10は、遮光部材上における配光分布を容易に調整することができ、形成する照射パターンPiを所望の明るさ分布とすることができる。
車両用灯具10は、集光レンズ12の出射面32の内側出射面部36を、湾曲入射面部33を経た光を水平方向に広げる光学的な設定とするとともに、出射面32の外側出射面部37を、反射面35からの光を集光レンズ光軸Lc上に向けて集光する光学的な設定としている。このため、車両用灯具10は、集光レンズ12の2つの光路において、入射面31における光の進行の差異に加えて出射面32における光学的な設定を異ならせているので、上記の4つの領域におけるそれぞれの位置、大きさおよび配光分布の調整を容易なものにできる。特に、実施例1の車両用灯具10は、内側出射面部36と外側出射面部37とに段差を設けているので、互いに異なる光学的な設定とすることを容易にできる。
車両用灯具10は、集光レンズ12において、集光レンズ光軸Lcを投影レンズ光軸(投影光軸Lp)よりも下方に傾けて設けている。このため、車両用灯具10は、遮光部材(シェード13)上において投影レンズ光軸よりも下方に最も光量が高い箇所を形成することができる。
車両用灯具10は、集光レンズ光軸Lcを、遮光部材(シェード13)において設定された最大光度箇所となる第1スリット部271の頂点付近へ向けて伸ばしている。このため、車両用灯具10は、遮光部材上の最大光度箇所を容易に明るくしつつ、所望の配光分布にできる。
車両用灯具10は、集光レンズ12が、第1光源21から出射されて内側出射面部36を経た光を、遮光部材(シェード13)上において投影レンズ光軸(投影光軸Lp)よりも下方で水平方向に伸びる第1領域A1を照射させる。また、車両用灯具10は、集光レンズ12が、第1光源21から出射されて外側出射面部37を経た光を、遮光部材上において投影レンズ光軸よりも下方であって第1領域A1よりも水平方向で小さな円形の第2領域A2を照射させる。さらに、車両用灯具10は、集光レンズ12が、第2光源22から出射されて内側出射面部36を経た光を、遮光部材上において投影レンズ光軸よりも上方で水平方向に伸びる第3領域A3を照射させる。車両用灯具10は、集光レンズ12が、第2光源22から出射されて外側出射面部37を経た光を、遮光部材上において投影レンズ光軸よりも下方であって第2領域A2よりも大きな円形の第4領域A4を照射させる。このため、車両用灯具10は、4つの領域を同時に照射することで、遮光部材上において投影レンズ光軸よりも下方を中心とする中心配光領域Acと、それを取り巻きつつ投影レンズ光軸の上方に至る周辺配光領域Asと、を形成することができ、形成する照射パターンPiを所望の明るさ分布とすることができる。
車両用灯具10は、集光レンズ12が、第2領域A2における中心を、第1領域A1と第3領域A3と第4領域A4とのいずれの位置よりも高い光度としている。このため、車両用灯具10は、両光源(21、22)から出射された光が直接進行する内側出射面部36を経た光で形成されるとともに最も小さい領域となる第2領域A2を最も明るくしているので、効率良く第2領域A2すなわち最も明るい領域を形成できる。
車両用灯具10は、照射スリット26が、照射パターンPiの遠方照射図柄(第1照射図柄Di1)に対応する遠方スリット部(第1スリット部271)と、照射パターンPiの近方照射図柄(第3照射図柄Di3)に対応する近方スリット部(第3スリット部273)と、を有する。そして、車両用灯具10は、最も明るい(高い光度の)第2領域A2における中心を、遠方スリット部における中心としている。このため、車両用灯具10は、遠方スリット部の中心を最も明るく照射でき、照射パターンPiの遠方照射図柄の中心を最も明るいものにできる。また、車両用灯具10は、遠方スリット部の中心に第2領域A2の中心を一致させるとともに上下方向で遠方スリット部よりも大きな領域に第2領域A2を形成しているので、例えば、製造誤差等により遠方照射図柄の中心と第2領域A2の中心との位置ずれが生じても、遠方照射図柄の中心を第2領域A2の中に位置させることができ、遠方照射図柄の明るさを確保(位置ずれの影響を抑制)できる。
車両用灯具10は、第1光源21と第2光源22とを、水平方向に長尺とするとともに、鉛直方向で並列させている。このため、車両用灯具10は、水平方向での光を出射する範囲を両光源(21、22)の長尺な寸法で受け持つことができるとともに、鉛直方向での光を出射する範囲を並列する両光源(21、22)で受け持つことができ、広い範囲を光源として利用できる。特に、実施例1の車両用灯具10は、両光源において、長尺な方向に2つのLEDチップ21a、22aを並列させているので、遮光部材上すなわち形成する照射パターンPiにおける所望の明るさを容易に確保できる。加えて、実施例1の車両用灯具10は、両光源の鉛直方向での間隔を1.3mmから略2.0mmの範囲(実施例1では1.5mm)としているので、形成する4つの領域を適切に重ねることができ、形成する照射パターンPiを所望の明るさ分布とすることができる。
したがって、本開示に係る車両用灯具としての実施例1の車両用灯具10は、両光源(11、12)からの光を効率良く利用しつつ、所望の明るさ分布の照射パターンPiを形成できる
以上、本開示の車両用灯具を実施例1に基づき説明してきたが、具体的な構成については実施例1に限られるものではなく、特許請求の範囲の各請求項に係る発明の要旨を逸脱しない限り、設計の変更や追加等は許容される。
なお、実施例1では、V字形状の記号である3つの照射図柄Diを車両1から遠ざかる方向に略等しい間隔で整列させて照射パターンPiを構成している。しかしながら、照射パターンは、シェード(遮光部材)により形成するものであれば、照射図柄Diとしての記号の図柄や形成る位置や照射図柄Diの数等は適宜設定すればよく、実施例1の構成に限定されない。また、車両用灯具10は、実施例1では車両1の前部に設けられていたが、車両1に対して照射パターンを形成する位置に応じて車両1に設ければ、ドアミラーに収容したり、前照灯の灯室や尾灯の灯室(車両の後部の左右両側の灯室)に配置したり、車体に設けたりしてもよく、実施例1の構成に限定されない。
また、実施例1では、第1光源21と第2光源22とをアンバー色の光を出射するものとしている。しかしながら、光源から出射する光の色は、設ける箇所や伝える内容に合わせて適宜設定すればよく、実施例1の構成に限定されない。
さらに、実施例1では、遮光部材として、集光レンズ12で集光された光を照射スリット26から通すシェード13を用いている。しかしながら、遮光部材は、集光レンズ12で集光された光を部分的に通す照射スリット26が設けられたものであれば、他の構成でもよく、各実施例の構成に限定されない。その他の構成としては、例えば、光の透過を阻む板状のフィルム部材に、光を部分的に透過させる照射スリットを設け、集光レンズ12を経た光を照射スリットから透過させる遮光板(フィルタ)とすることができる。
実施例1では、運転手が運転する車両1に車両用灯具10を設けている。しかしながら、車両用灯具は、自動運転機能を有する車両に設けられてもよく、実施例1の構成に限定されない。この場合、車両用灯具は、設けられる用途に応じたタイミング、すなわち車両1の動作に関する何らかの意図に応じたタイミングで照射パターンを形成すればよく、実施例1の構成に限定されない。
実施例1では、光源部11がヒートシンクとしての機能を有する設置台部16に設けられており、この設置台部16が筐体15に接続される構成とされている。しかしながら、車両用灯具は、光源からの光を集光レンズで遮光部材上に集光し、投影レンズで投影することで照射パターンを形成するものであれば、光源部は筐体の端部に設けられてもよく、他の構成でもよく、実施例1の構成に限定されない。
実施例1では、集光レンズ12の出射面32において、内側出射面部36と外側出射面部37とに段差を設けている。しかしながら、車両用灯具は、出射面32において、内側出射面部36と外側出射面部37とに段差を設けなくてもよく、一様な光学的な特性としてもよく、実施例1の構成に限定されない。ここで、集光レンズでは、内側出射面部と外側出射面部とに段差を設けないものとすると、それらの境界付近への光が段差により屈折や反射されて意図しない方向へと進行することを防止できるので、より効率良く光を利用できる。
実施例1では、両光源(21、22)が、それぞれが並列された2つのLEDチップ21a、22aと、それを覆う蛍光体21b、22bと、を有するものとしている。しかしながら、両光源は、投影レンズ光軸方向で見て集光レンズの入射面の環状入射面部の内側に配置されるとともに、投影レンズ光軸上に第1光源の第1発光面を位置させ、投影レンズ光軸とは第2発光面(蛍光体22b)が交差しないように第2光源22を位置させるものであれば、それぞれの構成は適宜設定すればよく、実施例1の構成に限定されない。
実施例1では、集光レンズ光軸Lcを投影レンズ光軸(投影光軸Lp)よりも下方に傾けて集光レンズ12を設けている。しかしながら、集光レンズは、入射面が湾曲入射面部と環状入射面部とを有するとともにそれらを取り巻く反射面を有していれば、投影レンズ光軸に対する集光レンズ光軸の位置関係は適宜設定すればよく、実施例1の構成に限定されない。
10 車両用灯具 12 集光レンズ 13 (遮光部材の一例としての)シェード 14 投影レンズ 21 第1光源 21b (第1発光面の一例としての)蛍光体 22 第2光源 22b (第2発光面の一例としての)蛍光体 26 照射スリット 271 (遠方スリット部の一例としての)第1スリット部 273 (近方スリット部の一例としての)第3スリット部 31 入射面 32 出射面 33 湾曲入射面部 34 環状入射面部 35 反射面 36 内側出射面部 37 外側出射面部 A1 第1領域 A2 第2領域 A3 第3領域 A4 第4領域 Di1(遠方照射図柄の一例としての)第1照射図柄 Di3 (近方照射図柄の一例としての)第3照射図柄 Lc 集光レンズ光軸 Lp (投影レンズ光軸の一例としての)投影光軸 Pi 照射パターン

Claims (9)

  1. 並列された第1光源および第2光源と、
    前記第1光源および前記第2光源からの光を入射面から入射させて出射面から出射して集光する集光レンズと、
    前記集光レンズで集光された光を部分的に通す照射スリットが設けられた遮光部材と、
    前記遮光部材を通した光を投影して照射パターンを形成する投影レンズと、を備え、
    前記入射面は、前記集光レンズにおける集光レンズ光軸方向で前記第1光源および前記第2光源と対向する湾曲入射面部と、前記湾曲入射面部を取り巻く環状入射面部と、を有し、
    前記集光レンズは、前記湾曲入射面部を取り囲む反射面を有し、
    前記第1光源は、前記投影レンズの投影レンズ光軸上に第1発光面を位置させて配置され、
    前記第2光源は、前記投影レンズ光軸方向で見て前記環状入射面部の内側であって前記投影レンズ光軸とは交差させずに第2発光面を位置させて配置されていることを特徴とする車両用灯具。
  2. 前記出射面は、前記集光レンズ光軸上に設けられて前記湾曲入射面部に対応する内側出射面部と、前記内側出射面部を取り巻いて設けられて前記反射面に対応する外側出射面部と、を有し、
    前記内側出射面部は、前記湾曲入射面部を経た光を水平方向に広げ、
    前記外側出射面部は、前記反射面からの光を前記集光レンズ光軸上に向けて集光することを特徴とする請求項1に記載の車両用灯具。
  3. 前記集光レンズは、前記集光レンズ光軸を前記投影レンズ光軸よりも下方に傾けて設けられていることを特徴とする請求項2に記載の車両用灯具。
  4. 前記集光レンズ光軸は、前記遮光部材において設定された最大光度箇所へ向けて伸びていることを特徴とする請求項3に記載の車両用灯具。
  5. 前記集光レンズは、前記第1光源から出射されて前記内側出射面部を経た光を、前記遮光部材上において前記投影レンズ光軸よりも下方で水平方向に伸びる第1領域を照射させ、
    前記第1光源から出射されて前記外側出射面部を経た光を、前記遮光部材上において前記投影レンズ光軸よりも下方であって前記第1領域よりも水平方向で小さな円形の第2領域を照射させ、
    前記第2光源から出射されて前記内側出射面部を経た光を、前記遮光部材上において前記投影レンズ光軸よりも上方で水平方向に伸びる第3領域を照射させ、
    前記第2光源から出射されて前記外側出射面部を経た光を、前記遮光部材上において前記投影レンズ光軸よりも下方であって前記第2領域よりも大きな円形の第4領域を照射させることを特徴とする請求項2から請求項4までのいずれか1項に記載の車両用灯具。
  6. 前記集光レンズは、前記第2領域における中心を、前記第1領域と前記第3領域と前記第4領域とのいずれの位置よりも高い光度とすることを特徴とする請求項5に記載の車両用灯具。
  7. 前記照射スリットは、前記照射パターンにおいて遠い位置に投影される遠方照射図柄に対応する遠方スリット部と、前記照射パターンにおいて近い位置に投影される近方照射図柄に対応する近方スリット部と、を有し、
    前記第2領域における中心は、前記遠方スリット部における中心とされていることを特徴とする請求項6に記載の車両用灯具。
  8. 前記第1光源と前記第2光源とは、水平方向に長尺とされるとともに、鉛直方向で並列されていることを特徴とする請求項1から請求項7までのいずれか1項に記載の車両用灯具。
  9. 並列された第1光源および第2光源と、
    前記第1光源および前記第2光源からの光を入射面から入射させて出射面から出射して集光する集光レンズと、
    前記集光レンズで集光された光を部分的に通す照射スリットが設けられた遮光部材と、
    前記遮光部材を通した光を投影して照射パターンを形成する投影レンズと、を備え、
    前記入射面は、前記集光レンズにおける集光レンズ光軸方向で前記第1光源および前記第2光源と対向する湾曲入射面部と、前記湾曲入射面部を取り巻く環状入射面部と、を有し、
    前記集光レンズは、前記湾曲入射面部を取り囲む反射面を有し、前記集光レンズ光軸を前記投影レンズ光軸よりも下方に傾けて設けられていることを特徴とする車両用灯具。
JP2021008866A 2021-01-22 2021-01-22 車両用灯具 Pending JP2022112865A (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2021008866A JP2022112865A (ja) 2021-01-22 2021-01-22 車両用灯具
CN202280010918.7A CN116724193A (zh) 2021-01-22 2022-01-06 车辆用灯具
PCT/JP2022/000174 WO2022158294A1 (ja) 2021-01-22 2022-01-06 車両用灯具
EP22742419.9A EP4283189A1 (en) 2021-01-22 2022-01-06 Vehicle lighting
US18/262,304 US20240093854A1 (en) 2021-01-22 2022-01-06 Vehicle lighting

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2021008866A JP2022112865A (ja) 2021-01-22 2021-01-22 車両用灯具

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2022112865A true JP2022112865A (ja) 2022-08-03

Family

ID=82548837

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2021008866A Pending JP2022112865A (ja) 2021-01-22 2021-01-22 車両用灯具

Country Status (5)

Country Link
US (1) US20240093854A1 (ja)
EP (1) EP4283189A1 (ja)
JP (1) JP2022112865A (ja)
CN (1) CN116724193A (ja)
WO (1) WO2022158294A1 (ja)

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6804213B2 (ja) * 2016-04-15 2020-12-23 株式会社小糸製作所 車両用灯具、および当該車両用灯具を備えた車両
CN109937321B (zh) * 2017-01-25 2021-09-17 麦克赛尔株式会社 前灯装置
US10829036B2 (en) * 2018-04-18 2020-11-10 Maxell, Ltd. Road sign projector and vehicle lamp
JP7105597B2 (ja) 2018-04-18 2022-07-25 マクセル株式会社 路面映像投射装置および車両用灯具
JP7151190B2 (ja) * 2018-06-11 2022-10-12 市光工業株式会社 車両用灯具
JP7264068B2 (ja) * 2019-06-12 2023-04-25 市光工業株式会社 車両用灯具
KR20210083580A (ko) * 2019-12-27 2021-07-07 에스엘 주식회사 차량용 가이드 램프

Also Published As

Publication number Publication date
WO2022158294A1 (ja) 2022-07-28
EP4283189A1 (en) 2023-11-29
US20240093854A1 (en) 2024-03-21
CN116724193A (zh) 2023-09-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP7264068B2 (ja) 車両用灯具
JP7351225B2 (ja) 車両用灯具
US11168858B2 (en) Vehicular lamp
CN102016397A (zh) 灯组件
US10612743B2 (en) Vehicle lamp
WO2021172134A1 (ja) 車両用灯具
KR20180049632A (ko) 차량용 라이트 가이드 유닛
KR20180076708A (ko) 차량용 램프
WO2022215706A1 (ja) 車両用灯具
WO2022158294A1 (ja) 車両用灯具
KR101986003B1 (ko) 차량용 헤드램프
JP6648428B2 (ja) 車両用灯具
JP7326896B2 (ja) 車両用灯具
JP7235387B2 (ja) フォグランプユニット
JP2011086466A (ja) 灯具ユニット
JP5457780B2 (ja) 車輌用灯具
WO2023210678A1 (ja) 車両用灯具
JP2023162988A (ja) 車両用灯具
WO2023085344A1 (ja) ランプユニット、車両用灯具
WO2023106422A1 (ja) ランプユニット、車両用灯具
JP7234681B2 (ja) 車両用灯具
JP7187825B2 (ja) 車両用灯具
JP2023178905A (ja) 車両用灯具
WO2024048390A1 (ja) ランプユニット、車両用灯具
US11873960B2 (en) Vehicular lamp

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20231221