JP2022111646A - ワイヤハーネス - Google Patents

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    • H01RELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
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    • H01R13/46Bases; Cases
    • H01R13/50Bases; Cases formed as an integral body

Abstract

Figure 2022111646000001
【課題】電線の配索時における自由度を高めることができるワイヤハーネスを提供する。
【解決手段】ワイヤハーネス10は、互いに並列する複数の端子20と、複数の端子20の各々に接続される複数の電線30と、複数の端子20及び複数の電線30を保持するハウジング40と、ハウジング40から突出するプレート50とを備える。プレート50の一部は、ハウジング40に埋設されている。プレート50は、プレート50の厚さ方向に貫通する孔53を有している。保持部43は、プレート50の一面側に位置するとともに複数の電線30を内包する第1部分44と、プレート50の一面側とは反対側に位置する第2部分47と、孔53を貫通するとともに第1部分44と第2部分47とを連結する連結部48とを有している。
【選択図】図3

Description

本開示は、ワイヤハーネスに関する。
従来、車両用の機器同士を電気的に接続するワイヤハーネスが知られている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1に記載のワイヤハーネスは、並列する複数の端子と、複数の端子に接続される複数の電線と、複数の端子及び複数の電線を保持するハウジングと、ハウジングに一体に設けられたプレートとを備えている。
ハウジングは、複数の端子を内部に露出させる開口を有する筒状のフード部と、複数の電線が引き出される複数の電線保持部とを有している。電線保持部の各々は、フード部からフード部の外周側に突出している。
プレートは、ハウジングからフード部の外周側に全周にわたって突出している。プレートは、ハウジングによって厚さ方向に挟み込まれている。プレートが機器のケースに取り付けられることによって、ワイヤハーネスが機器に取り付けられている。
特開2017-92418号公報
ところで、こうしたワイヤハーネスにおいて、例えば、電線保持部から引き出された電線がプレートの厚さ方向に屈曲されて配索される場合、電線保持部にはプレートから離れる方向に負荷が作用することがある。この場合、ハウジングがプレートから離れることでハウジングとプレートとの間に隙間が生じるおそれがある。このため、電線の配索経路は、上記隙間の生じない範囲内に制限されるおそれがある。
本開示の目的は、電線の配索時における自由度を高めることができるワイヤハーネスを提供することにある。
本開示のワイヤハーネスは、互いに並列する複数の端子と、前記複数の端子の各々に接続される複数の電線と、前記複数の端子を内部に露出させる開口を有するフード部と、前記フード部から前記フード部の外周側に突出するとともに前記複数の端子及び前記複数の電線を保持する保持部と、を含む樹脂製のハウジングと、前記ハウジングから前記フード部の外周側に突出するプレートと、を備え、前記プレートの一部は、前記ハウジングに埋設されており、前記プレートは、前記プレートの厚さ方向に貫通する貫通部を有しており、前記貫通部は、孔または切欠であり、前記保持部は、前記プレートの一面側に位置するとともに前記複数の電線を内包する第1部分と、前記プレートの前記一面側とは反対側に位置する第2部分と、前記貫通部を貫通するとともに前記第1部分と前記第2部分とを連結する連結部と、を有している。
本開示によれば、電線の配索時における自由度を高めることができる。
図1は、一実施形態のワイヤハーネスを示す平面図である。 図2は、図1の2-2線に沿った断面図である。 図3は、図1の3-3線に沿った断面図である。 図4は、図1の4-4線に沿った断面図である。 図5は、一実施形態のプレートを示す平面図である。
[本開示の実施形態の説明]
最初に本開示の実施態様を列記して説明する。
[1]本開示のワイヤハーネスは、互いに並列する複数の端子と、前記複数の端子の各々に接続される複数の電線と、前記複数の端子を内部に露出させる開口を有するフード部と、前記フード部から前記フード部の外周側に突出するとともに前記複数の端子及び前記複数の電線を保持する保持部と、を含む樹脂製のハウジングと、前記ハウジングから前記フード部の外周側に突出するプレートと、を備え、前記プレートの一部は、前記ハウジングに埋設されており、前記プレートは、前記プレートの厚さ方向に貫通する貫通部を有しており、前記貫通部は、孔または切欠であり、前記保持部は、前記プレートの一面側に位置するとともに前記複数の電線を内包する第1部分と、前記プレートの前記一面側とは反対側に位置する第2部分と、前記孔貫通部を貫通するとともに前記第1部分と前記第2部分とを連結する連結部と、を有している。
同構成によれば、保持部の一部である連結部によって、保持部のうちプレートを挟み込む部分である第1部分と第2部分とが連結される。このため、電線の配索に伴って第1部分に負荷が作用した際に、第1部分とプレートとの間に隙間が生じることを抑制できる。したがって、電線の配索時における自由度を高めることができる。
[2]前記複数の端子が並列する方向を並列方向とするとき、前記プレートは、前記並列方向に互いに間隔をおいて設けられた複数の前記貫通部を有しており、前記保持部は、前記並列方向に互いに間隔をおいて設けられた複数の前記連結部を有していることが好ましい。
同構成によれば、複数の連結部及び複数の孔、または複数の連結部及び複数の貫通部が、並列方向に互いに間隔をおいて設けられている。このため、保持部の第1部分とプレートとの間に隙間が生じることを広い範囲にわたって抑制できる。
[3]前記保持部の突出方向を単に突出方向とするとき、前記連結部は、前記第2部分の前記突出方向における基端部と、前記第2部分の前記突出方向における先端部との間の中間部よりも前記先端部側に設けられていることが好ましい。
電線の配索に伴って保持部の第1部分に作用する負荷は、保持部の突出方向における先端側ほど集中しやすい。このため、第1部分の先端部では、当該先端部とプレートとの間に隙間が生じやすくなる。
この点、上記構成によれば、連結部が、第2部分の中間部よりも先端部側に設けられている。すなわち、保持部の突出方向における先端側において第1部分と第2部分とが連結部により連結されている。そして、連結部の位置は、第2部分の基端部から先端部までの長さを大きくすることによって、第1部分の先端側に設定することができる。これにより、上述した不都合を回避できる。したがって、電線の配索時における自由度を一層高めることができる。
[4]前記複数の電線の各々における前記保持部から外方に延びる部分の長さは、30mm以上100mm以下であることが好ましい。
同構成によれば、互いに近接して配置される接続対象同士をワイヤハーネスによって接続することができる。
[本開示の実施形態の詳細]
本開示のワイヤハーネスの具体例を、以下に図面を参照しつつ説明する。各図面では、説明の便宜上、構成の一部を誇張又は簡略化して示す場合がある。また、各部分の寸法比率については各図面で異なる場合がある。なお、本開示はこれらの例示に限定されるものではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。本明細書における「直交」は厳密に直交の場合のみでなく、本実施形態における作用効果を奏する範囲内で概ね直交の場合も含まれる。
(ワイヤハーネス10の構成)
図1及び図2に示すように、ワイヤハーネス10は、例えば、モータやインバータなどの車両用の機器同士を電気的に接続するものである。ワイヤハーネス10は、開口を有する機器のケース100に取り付けられている。
ワイヤハーネス10は、互いに並列する複数の端子20と、複数の端子20の各々に接続される複数の電線30と、複数の端子20及び複数の電線30を保持するハウジング40と、ハウジング40に一体に設けられたプレート50とを備えている。ワイヤハーネス10は、例えば、端子20及び電線30を6つずつ備えている。
以降において、複数の端子20が並列する方向をX軸方向と称し、ハウジング40の内部において電線30が延びる方向をY軸方向と称し、X軸方向とY軸方向との双方に直交する方向をZ軸方向と称する。X軸方向と、Y軸方向と、Z軸方向とは互いに直交している。
(端子20の構成)
図2に示すように、端子20は、電線接続部21と端子接続部22とを有している。端子20は、電線接続部21と端子接続部22とが一体に形成された単一部品である。端子20の材料としては、例えば、鉄系または銅系またはアルミニウム系などの金属材料を用いることができる。
電線接続部21は、電線30に電気的に接続されている。電線接続部21は、例えば、電線30に対して圧着されている。
端子接続部22は、例えば、板状をなしている。端子接続部22は、例えば、Y軸方向及びZ軸方向に屈曲しつつ延びている。端子接続部22の先端は、ハウジング40の外部に位置している。端子接続部22は、ケース100の内部に設けられた図示しない相手端子に電気的に接続されている。端子接続部22は、Z軸方向に貫通する挿入孔23を有している。挿入孔23に挿入された図示しないボルトによって端子接続部22と相手端子とが締結されている。
(電線30の構成)
電線30は、芯線31と、芯線31の外周を被覆する絶縁被覆32とを有している。
芯線31は、例えば、複数の金属素線を撚り合わせてなる撚線である。芯線31の長さ方向に直交する断面形状は、任意の形状にすることができる。芯線31の断面形状は、例えば、円形状、半円状、多角形状、正方形状や扁平形状に形成することができる。本実施形態の芯線31の断面形状は、円形状に形成されている。芯線31の長さ方向に直交する断面における断面積は、例えば、8平方mm以上20平方mm以下である。
芯線31は、電線30の端部において絶縁被覆32から露出している。絶縁被覆32から露出した芯線31は、端子20の電線接続部21に接続されている。
電線30におけるハウジング40に保持される端部とは反対側の端部には、コネクタCが取り付けられている。コネクタCは、上記機器とは別の機器のケース200に取り付けられている。
電線30は、例えば、ハウジング40からY軸方向に延びるとともにZ軸方向の一方向に屈曲されている。本実施形態におけるZ軸方向の一方向は、Z軸方向において、後述する第1部分44から第2部分47に向かう方向である。電線30の各々におけるハウジング40から外方に延びる部分の長さLは、例えば、30mm以上100mm以下に設定することができる。本実施形態における電線30の長さLは、例えば、60mm以上70mm以下に設定されている。電線30の長さLは、電線30のうち、ハウジング40及びコネクタCの双方から露出している部分の長さである。
(ハウジング40の構成)
図1~図3に示すように、ハウジング40は、筒状のフード部42と、フード部42からフード部42の外周側に突出する保持部43とを有している。ハウジング40の材料としては、例えば、ポリブチレンテレフタレート(PBT)などの樹脂材料を用いることができる。
フード部42は、複数の端子20を内部に露出させる開口41を有している。開口41は、フード部42をZ軸方向に貫通している。開口41は、X軸方向に長い長円状をなしている。
保持部43は、フード部42からY軸方向の一方向に突出している。保持部43は、複数の端子20及び複数の電線30を保持している。複数の端子20、複数の電線30、及びハウジング40とはインサート成形によって一体化されている。このため、複数の端子20の一部、及び複数の電線30の一部は、ハウジング40に埋設されている。電線30の各々は、保持部43からY軸方向の一方向に引き出されている。
保持部43は、プレート50における厚さ方向の一面側に位置するとともに複数の電線30を内包する第1部分44と、プレート50における厚さ方向の一面側とは反対側に位置する第2部分47とを有している。プレート50は、Z軸方向において第1部分44と第2部分47とに挟み込まれている。
第1部分44は、電線30の各々を内包して保持する複数の電線保持部45と、フード部42からY軸方向の一方向に張り出す複数の張り出し部46とを有している。張り出し部46の各々は、X軸方向において互いに隣り合う2つの電線保持部45同士を連結している。第1部分44は、例えば、6つの電線保持部45と、5つの張り出し部46とを有している。
図3に示すように、張り出し部46のフード部42からの突出量は、電線保持部45のフード部42からの突出量よりも小さい。すなわち、張り出し部46の先端部46aは、電線保持部45の先端部45aよりもY軸方向においてフード部42に近い位置に設けられている。
張り出し部46のZ軸方向における厚さは、電線保持部45のZ軸方向における厚さよりも小さい。
第2部分47は、保持部43の突出方向における基端部47a及び先端部47bと、基端部47aと先端部47bとの間に位置する中間部47cとを有している。基端部47aは、フード部42に連なっている。基端部47aから先端部47bまでの距離は、例えば、X軸方向の全体にわたって同一である。
第2部分47のフード部42からの突出量は、張り出し部46のフード部42からの突出量よりも大きく、電線保持部45のフード部42からの突出量よりも小さい。すなわち、第2部分47の先端部47bは、張り出し部46の先端部46aよりもY軸方向においてフード部42から遠い位置に設けられている。また、第2部分47の先端部47bは、電線保持部45の先端部45aよりもY軸方向においてフード部42に近い位置に設けられている。
図3及び図4に示すように、保持部43は、第1部分44の張り出し部46と、第2部分47とを連結する複数の連結部48を有している。複数の連結部48は、X軸方向に互いに間隔をおいて設けられている。保持部43は、例えば、5つの連結部48を有している。連結部48は、Y軸方向において中間部47cよりも先端部47b側の位置に設けられている。換言すると、連結部48は、Y軸方向において中間部47cと先端部47bとの間の位置に設けられている。
連結部48は、後述するプレート50の孔53を貫通している。連結部48は、Z軸方向に沿って延びている。連結部48のZ軸方向に直交する断面形状は、例えば、円形状をなしている。
(プレート50の構成)
図5に示すように、プレート50は、ハウジング40からフード部42の外周側に突出している。プレート50は、X軸方向に長い長尺状をなしている。プレート50の材料としては、例えば、鉄系の金属材料を用いることができる。プレート50とハウジング40とは、インサート成形によって一体化されている。このため、プレート50の一部は、ハウジング40に埋設されている。
プレート50は、ハウジング40が挿入される挿入孔51を有している。挿入孔51は、プレート50をZ軸方向に貫通している。挿入孔51は、例えば、X軸方向に長い長円状をなしている。挿入孔51の周縁部は、ハウジング40の第1部分44と第2部分47とに挟み込まれている。
プレート50は、プレート50をケース100に取り付けるための図示しないボルトが挿入される複数の取付孔52を有している。取付孔52は、プレート50をZ軸方向に貫通している。プレート50がケース100に取り付けられることによって、ワイヤハーネス10がケース100に取り付けられている。
プレート50は、自身の厚さ方向、すなわちZ軸方向に貫通する複数の孔53を有している。複数の孔53は、プレート50のうち、ハウジング40の第1部分44と第2部分47とに挟み込まれる部分に設けられている。複数の孔53は、X軸方向に互いに間隔をおいて設けられている。プレート50は、例えば、5つの孔53を有している。孔53のZ軸方向に直交する断面形状は、例えば、円形状をなしている。孔53には、上述した連結部48が挿入されている。孔53は、[本開示の実施形態の説明]における貫通部に相当する。
プレート50をインサート品としてハウジング40をインサート成形する際、孔53には、ハウジング40を構成する樹脂材料が充填される。これにより、孔53を貫通する連結部48が形成される。
本実施形態の作用について説明する。
ワイヤハーネス10では、電線30が、ハウジング40からY軸方向の一方向に延びるとともにZ軸方向の一方向に屈曲されて配索されている。こうした配索経路における電線30には、当該電線30を元の形状に戻そうとする反力が作用する。すなわち、この反力は、電線30に対して、Z軸方向の一方向とは反対の方向に作用する。こうした反力は、芯線31の断面積が大きいほど大きくなりやすい。特に、芯線31の断面積が16平方mm以上である場合には、反力の大きさが顕著となる。
本実施形態のワイヤハーネス10によれば、保持部43の一部である連結部48によって、保持部43のうちプレート50を挟み込む部分である第1部分44と第2部分47とが連結される。このため、電線30の配索に伴って第1部分44に上記反力などの負荷が作用した際に、第1部分44とプレート50との間に隙間が生じることを抑制できる。
本実施形態の効果について説明する。
(1)ワイヤハーネス10は、互いに並列する複数の端子20と、複数の端子20の各々に接続される複数の電線30と、複数の端子20及び複数の電線30を保持するハウジング40と、ハウジング40から突出するプレート50とを備える。プレート50の一部は、ハウジング40に埋設されている。プレート50は、プレート50の厚さ方向に貫通する孔53を有している。保持部43は、プレート50の一面側に位置するとともに複数の電線30を内包する第1部分44と、プレート50の一面側とは反対側に位置する第2部分47と、孔53を貫通するとともに第1部分44と第2部分47とを連結する連結部48とを有している。
こうした構成によれば、上述した作用を奏することから、電線30の配索時における自由度を高めることができる。
(2)プレート50は、X軸方向に互いに間隔をおいて設けられた複数の孔53を有している。保持部43は、X軸方向に互いに間隔をおいて設けられた複数の連結部48を有している。
こうした構成によれば、複数の連結部48及び複数の孔53がX軸方向に互いに間隔をおいて設けられている。このため、保持部43の第1部分44とプレート50との間に隙間が生じることを広い範囲にわたって抑制できる。
(3)連結部48は、中間部47cよりも先端部47b側に設けられている。
電線30の配索に伴って保持部43の第1部分44に作用する負荷は、保持部43の突出方向における先端側ほど集中しやすい。このため、第1部分44の先端部では、当該先端部とプレート50との間に隙間が生じやすくなる。
この点、上記構成によれば、連結部48が、第2部分47の中間部47cよりも先端部47b側に設けられている。すなわち、保持部43の突出方向における先端側において第1部分44と第2部分47とが連結部48により連結されている。そして、連結部48の位置は、第2部分47の基端部47aから先端部47bまでの長さを大きくすることによって、第1部分44の張り出し部46の先端部46aに近い位置に設定することができる。これにより、上述した不都合を回避できる。したがって、電線30の配索時における自由度を一層高めることができる。
(4)複数の電線30の各々における保持部43から外方に延びる部分の長さLは、30mm以上100mm以下である。
こうした構成によれば、互いに近接して配置される機器同士をワイヤハーネス10によって接続することができる。
なお、電線30の長さLが30mmより小さい場合には、ワイヤハーネス10を配索しにくくなる。電線30の長さLが100mmより大きい場合には、電線30に生じる反力がハウジング40に作用しにくくなるため、課題が生じにくい。このため、電線30の長さLが、30mm以上100mm以下である場合には、課題が顕著となる。本実施形態のワイヤハーネス10によれば、こうした構成においても、連結部48によって電線30の配索時における自由度を効果的に高めることができる。
<変更例>
本実施形態は、以下のように変更して実施することができる。本実施形態及び以下の変更例は、技術的に矛盾しない範囲で互いに組み合わせて実施することができる。
・連結部48及び孔53の断面形状は適宜変更できる。連結部48及び孔53の断面形状は、例えば、長円状や多角形状をなすものであってもよい。
・電線30の配索経路は、適宜変更できる。電線30は、例えば、ハウジング40からY軸方向の一方向に延びるとともにZ軸方向において第2部分47から第1部分44に向かう方向に屈曲されるものであってもよい。
・電線30の長さLは、30mmより小さくてもよいし、100mmより大きくてもよい。
・連結部48のY軸方向における位置は適宜変更できる。連結部48は、例えば、Y軸方向において中間部47cよりも基端部47a側に設けられていてもよい。
・連結部48及び孔53の数は、適宜変更できる。連結部48及び孔53の数は、例えば、1つずつであってもよい。
・本実施形態の連結部48は、張り出し部46と第2部分47とを連結するものであったが、連結部48は、電線保持部45と第2部分47とを連結するものであってもよい。この場合、第2部分47の基端部47aから先端部47bまでの長さを適宜設定することで、連結部48の位置を電線保持部45の先端部45aに近い位置に設定することが好ましい。
・プレート50は、貫通部として、孔53に代えて、プレート50を厚さ方向に貫通する切欠を有するものであってもよい。切欠は、例えば、挿入孔51の周縁に設けることができる。こうした構成であっても、上記実施形態の効果を奏することができる。なお、プレート50が孔53を有する場合には、切欠を有する場合に比べて、プレート50の剛性の低下を抑制できる。
C コネクタ
L 長さ
10 ワイヤハーネス
20 端子
21 電線接続部
22 端子接続部
23 挿入孔
30 電線
31 芯線
32 絶縁被覆
40 ハウジング
41 開口
42 フード部
43 保持部
44 第1部分
45 電線保持部
45a 先端部
46 張り出し部
46a 先端部
47 第2部分
47a 基端部
47b 先端部
47c 中間部
48 連結部
50 プレート
51 挿入孔
52 取付孔
53 孔
100 ケース
200 ケース

Claims (4)

  1. 互いに並列する複数の端子と、
    前記複数の端子の各々に接続される複数の電線と、
    前記複数の端子を内部に露出させる開口を有するフード部と、前記フード部から前記フード部の外周側に突出するとともに前記複数の端子及び前記複数の電線を保持する保持部と、を含む樹脂製のハウジングと、
    前記ハウジングから前記フード部の外周側に突出するプレートと、を備え、
    前記プレートの一部は、前記ハウジングに埋設されており、
    前記プレートは、前記プレートの厚さ方向に貫通する貫通部を有しており、
    前記貫通部は、孔または切欠であり、
    前記保持部は、
    前記プレートの一面側に位置するとともに前記複数の電線を内包する第1部分と、
    前記プレートの前記一面側とは反対側に位置する第2部分と、
    前記貫通部を貫通するとともに前記第1部分と前記第2部分とを連結する連結部と、を有している、
    ワイヤハーネス。
  2. 前記複数の端子が並列する方向を並列方向とするとき、
    前記プレートは、前記並列方向に互いに間隔をおいて設けられた複数の前記貫通部を有しており、
    前記保持部は、前記並列方向に互いに間隔をおいて設けられた複数の前記連結部を有している、
    請求項1に記載のワイヤハーネス。
  3. 前記保持部の突出方向を単に突出方向とするとき、
    前記連結部は、前記第2部分の前記突出方向における基端部と、前記第2部分の前記突出方向における先端部との間の中間部よりも前記先端部側に設けられている、
    請求項1または請求項2に記載のワイヤハーネス。
  4. 前記複数の電線の各々における前記保持部から外方に延びる部分の長さは、30mm以上100mm以下である、
    請求項1から請求項3のいずれか一項に記載のワイヤハーネス。
JP2021007210A 2021-01-20 2021-01-20 ワイヤハーネス Active JP7459809B2 (ja)

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