JP2022103178A - 搬送システム及び加工システム - Google Patents

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Abstract

Figure 2022103178000001
【課題】ワーク基準の位置決め精度を簡便に向上し、工程装置で位置の調整を行う必要なく、工程装置に対してワークを高精度に位置決めすることができる搬送システム及びその搬送システムを用いた加工システムを提供する。
【解決手段】搬送システムは、ワークを搬送する複数の台車が走行する搬送路を構成する搬送モジュールと、搬送モジュールの上の台車の位置を制御する制御部と、台車のそれぞれについて、ワークの特定位置を基準とする複数の移動誤差を記憶する記憶部とを有し、制御部は、複数の移動誤差の中から選択された移動誤差に基づき、台車の位置を制御する。
【選択図】図3

Description

本発明は、搬送システム及びその搬送システムを有する加工システムに関する。
一般に、工業製品を組み立てるための生産ラインでは、搬送システムが用いられている。生産ラインにおける搬送システムは、ファクトリーオートメーション化された生産ライン内又は生産ラインの間の複数のステーションの間で、部品等のワークを搬送する。搬送システムとしては、可動磁石型リニアモータによる搬送システムが既に提案されている。
さらに、個々の搬送システムによって異なる搬送経路長等に対応するため、台車の位置を測定するエンコーダや台車にトルクを印加するコイル等を一体化した搬送モジュールを複数連結して使用することが提案されている。特許文献1及び2には、それぞれ単位レール、電磁石及びセンサ基板を含む複数個のユニット部材が連結されることにより構成された直線搬送部において搬送台車が駆動されるリニアコンベアが記載されている。
また、各台車を高精度に位置決め制御するには、台車の加工誤差や組立誤差による固有の移動誤差を補正する必要があった。特許文献1及び2には、搬送台車が有する固有の移動誤差を補正するための位置補正用データが各搬送台車に記憶されており、その位置補正用データに基づいて搬送台車の位置決め制御を行うことが記載されている。
特許第5753060号公報 特許第5912426号公報
しかしながら、特許文献1及び2に記載されたリニアコンベアのような搬送システムでは、各台車を高精度に位置決めすることができるとしても、台車により搬送されるワークを工程装置に対して高精度に位置決めすることが困難なことがある。これは、台車上でワークを把持する把持部には組付け誤差が存在し、また、台車に取り付けられたマグネットと搬送モジュールのコイルとの間に発生する界磁の影響でピッチング方向に台車が傾くことがあるためである。このピッチング方向の台車の傾きは、同一の台車であっても搬送路における停止位置や、搬送するワークの種類によっても異なってくる。
そのため、従来の搬送システムでは、台車により搬送されたワークが停止した位置に合わせて、工程装置の位置を調整する機構を設ける必要があった。
本発明は、ワーク基準の位置決め精度を簡便に向上し、工程装置で位置の調整を行う必要なく、工程装置に対してワークを高精度に位置決めすることができる搬送システム及びその搬送システムを用いた加工システムを提供することを目的とする。
本発明の一観点によれば、ワークを搬送する複数の台車が走行する搬送路を構成する搬送モジュールと、前記搬送モジュールの上の前記台車の位置を制御する制御部と、前記台車のそれぞれについて、前記ワークの特定位置を基準とする複数の移動誤差を記憶する記憶部とを有し、前記制御部は、前記複数の移動誤差の中から選択された前記移動誤差に基づき、前記台車の位置を制御することを特徴とする搬送システムが提供される。
本発明の他の観点によれば、上記搬送システムと、前記台車により搬送されるワークに対して加工を施す工程装置とを有することを特徴とする加工システムが提供される。
本発明によれば、ワーク基準の位置決め精度を簡便に向上し、工程装置で位置の調整を行う必要なく、工程装置に対してワークを高精度に位置決めすることができる。
本発明の一実施形態による搬送システムを含む加工システムの構成を示す概略図である。 本発明の一実施形態による搬送システムを含む加工システムの構成を示す概略図である。 本発明の一実施形態による搬送システムを含む加工システムの構成を示す概略図である。 本発明の一実施形態による搬送システムを含む加工システムの構成を示すブロック図である。 本発明の一実施形態による搬送システムの制御構成を示すブロック図である。 本発明の一実施形態による搬送システムによる台車の搬送制御を示すフローチャートである。 本発明の一実施形態による搬送システム及び位置計測機を示す概略図である。 本発明の一実施形態による搬送システムにおいて位置計測機により計測する移動誤差を説明する概略図である。 本発明の一実施形態による搬送システムにおいて位置計測機により計測する移動誤差を説明する概略図である。 本発明の一実施形態による搬送システムにおいて位置計測機により計測する移動誤差を説明する概略図である。 本発明の一実施形態による搬送システムにおいて位置計測機により計測する移動誤差を説明する概略図である。 本発明の一実施形態による搬送システムにおいて移動誤差を補正した後の状態を示す概略図である。 本発明の一実施形態による搬送システムにおいて目標停止位置に算出に用いられる移動誤差の例を示す概略図である。
以下、図面を参照して本発明の一実施形態について説明する。なお、以下の説明及び図面では、複数の同一構成要素について、区別する場合には同一の数字の符号の末尾にさらに小文字のアルファベットを識別子として付記し、特に区別する必要がない場合には識別子を省略して数字のみの符号を用いる。
まず、本実施形態による搬送システムを含む加工システムの構成について図1A乃至図2を用いて説明する。図1A乃至図1Cは、搬送路、台車及び工程装置等を含む本実施形態による加工システムの構成を示す概略図である。図1Aは上面図、図1Bは側面図、図1Cは正面図である。図2は、本実施形態による搬送システムを含む加工システムの構成を示すブロック図である。
図1に示すように、本実施形態による加工システム10は、搬送路1000と、台車1と、工程装置200とを有している。また、加工システム10は、リーダライタ108と、搬送コントローラ100と、工程コントローラ201とを有している(図2参照)。加工システム10は、加工すべきワーク5を搬送する搬送システム12を含んでいる。搬送システム12は、搬送路1000を構成する搬送モジュール110と、台車1と、リーダライタ108と、搬送コントローラ100とを有している。図1では、台車1として、ワーク5aを搬送する台車1a及びワーク5bを搬送する台車1bの2台の台車1a、1bを示している。また、搬送モジュール110として、3基の搬送モジュール110a、110b、110cを示している。また、工程装置200として、2台の工程装置200a、200bを示している。
ここで、加工システム10における座標軸を定義する。まず、水平に移動する台車1の移動方向に沿ってX軸をとる。また、鉛直方向に沿ってZ軸をとる。また、X軸及びZ軸に直交する方向に沿ってY軸をとる。また、X軸に沿ったX方向のうち、台車1の移動方向、具体的には図1に示す台車1aが台車1bの方向に移動する方向をプラス(+)の方向とし、その逆方向をマイナス(-)の方向とする。
搬送モジュール110と台車1とを有する搬送システム12は、可動磁石型リニアモータ(ムービングマグネット型リニアモータ、可動界磁型リニアモータ)による搬送システムである。搬送モジュール110は、架台1100に置かれている。複数基の搬送モジュール110が並べられて架台1100に置かれることで、搬送路1000が形成されている。搬送路1000は、例えば直線状の経路になっている。なお、図1には2台の台車1a、1bが示されているが、台車1の台数は2台に限定されず、1台であっても複数台であってもよい。また、図1には、3基の搬送モジュール110a、110b、110cが示されているが、搬送モジュール110の基数は3基に限定されず、1基であっても複数基であってもよい。また、搬送路1000は、直線状の経路に限定されるものではなく、あらゆる形態の経路を採ることができる。
搬送モジュール110は、筐体2と、位置検出部103と、電機子104と、ガイド106とを有している。
筐体2は、架台1100の上に固定されて設置されている。筐体2には、位置検出部103が取り付けられている。また、筐体2には、電機子104が取り付けられている。位置検出部103及び電機子104は、後述の制御装置107に通信可能に接続されている。
また、筐体2には、ガイド106が取り付けられている。ガイド106の上には、ガイド106に沿って移動可能に台車1が配置される。
位置検出部103は、例えばエンコーダであり、後述の台車1のスケール6を読み取って台車1の位置情報を取得するものである。位置検出部103は、取得した台車1の位置情報を制御装置107に送信する。
電機子104は、磁極鉄心と、磁極鉄心に巻き付けられた複数のコイルからなるコイル群とを有している。電機子104は、筐体2の内側において、台車1のマグネット7に両側から対向するように、台車1の移動方向に沿って設けられている。
台車1は、把持部3と、スケール6と、ベアリング8と、マグネット7と、RF(Radio Frequency)タグ4と、天板9とを有している。
天板9の上部には、把持部3が取り付けられている。把持部3は、天板9の上でワーク5を把持する。なお、本実施形態による搬送システム12は、互いに異なる複数の種類のワーク5が台車1により搬送されうるものになっている。把持部3は、把持すべきワーク5の種類に応じて、互いに異なる複数の種類のものが用いられている。
天板9の側部には、スケール6が設けられている。スケール6には、その台車1の移動方向に沿って位置情報が記録されている。台車1のスケール6に対しては、上述のように、搬送モジュール110に位置検出部103が設けられている。搬送モジュールの110の位置検出部103は、台車1のスケール6を読み取って、台車1の位置情報を取得する。位置検出部103は、スケール6に対向するように、筐体2の側面の所定の位置に取り付けられている。搬送モジュール110には、複数の位置検出部103が、スケール6のスケール長よりも短い間隔で取り付けられており、いずれかの位置検出部103によりスケール6が読み取れるようになっている。
天板9の下部には、ベアリング8が設けられている。ベアリング8は、搬送モジュール110に設けられたガイド106に装着されてガイド106に沿って回転走行が可能なように構成されている。このベアリング8がガイド106に装着されることで、台車1が当該ガイド106に沿って移動自在に支持されている。
さらに、天板9の下部には、複数のマグネット7が設けられている。複数のマグネット7は、台車1の移動方向に沿って配置されている。複数のマグネット7は、搬送モジュール110の電機子104に対向する両側のそれぞれに交互に異極が現れるように配置されている。
RFタグ4は、把持部3の側面に取り付けられている。RFタグ4は、その台車1を識別するための台車1に固有の識別情報であるID(Identification)情報を記憶する記憶部である。RFタグ4に記憶されたID情報は、リーダライタ108により非接触で読み取られる。なお、台車1におけるRFタグ4の取り付け位置は、把持部3の側面に限定されるものではなく、リーダライタ108によるID情報の読み取りが可能な位置であればよい。
工程装置200は、台車1により搬送されるワーク5に対して加工を施してワーク5を加工する装置である。工程装置200は、台車1が停止した位置において、ワーク5が台車1上で把持部3により把持されたままの状態で、指定された加工をワーク5に施す。工程装置200によりワーク5に対して加工が施されることにより、ワーク5が加工されて電子機器等の物品が製造される。
工程装置200が行う加工は様々である。例えば、工程装置200は、ワーク5に対して、別の部品を組み付けたり、接着剤を塗布したり、部品等を取り外したり、検査を行ったり、光線の照射を行ったりする。
なお、図1には2台の工程装置200a、200bが示されているが、工程装置200の台数は2台に限定されるものではない。個々の製造ラインによって様々な工程装置200のレイアウトが考えられ、そのレイアウトに応じて工程装置200の種類及び台数を選定することができる。
図2に示すように、本実施形態による加工システム10は、さらに、制御装置107と、搬送コントローラ100と、工程コントローラ201とを有している。また、図2には、搬送路1000として、それぞれ往路及び復路として平行に並んで設けられた搬送路1000a、1000bが設置されている場合を示している。同じ側に位置する搬送路1000aの上流端及び搬送路1000bの下流端の側には、搬送路1000bから搬送路1000aに台車1を受け渡すためのシフト部111aが設置されている。また、同じ側に位置する搬送路1000aの下流端及び搬送路1000bの上流端の側には、搬送路1000aから搬送路1000bに台車1を受け渡すためのシフト部111bが設置されている。
制御装置107は、複数の搬送モジュール110に対応して複数設けられている。図2では、搬送路1000aを構成する複数の搬送モジュール110a、110b、110c、…、110dに対応して、複数の制御装置107a、107b、107c、…、107dが設けられている。また、搬送路1000bを構成する複数の搬送モジュール110f、…、110g、110h、110iに対応して、複数の制御装置107f、…、107g、107h、107iが設けられている。さらに、シフト部111a、111b上の搬送モジュール110j、110eに対応して、制御装置107j、107eが設けられている。
制御装置107は、対応する搬送モジュール110の電機子104に接続されている。制御装置107は、対応する搬送モジュール110の電機子104に流す電流を制御する。電機子104に電流が印加されることにより、台車1のマグネット7は、電機子104から駆動力としての電磁力を受ける。こうして、台車1が推進力を得て搬送される。電機子104に流す電流を制御することより、制御装置107は、対応する搬送モジュール110上の台車1を走行、停止させて、対応する搬送モジュール110上の台車1の位置を制御する。
制御装置107は、上位制御部である搬送コントローラ100に通信可能に接続されており、搬送コントローラ100との間で台車1の搬送に関する情報を送受信することが可能になっている。搬送コントローラ100は、対応する搬送モジュール110による台車1の搬送を制御する下位制御装置として機能する。これにより、台車1は、複数の搬送モジュール110で構成される搬送路1000上を自在に走行することが可能になっている。
工程コントローラ201は、複数の工程装置200及び搬送コントローラ100と通信可能に接続されている。工程コントローラ201は、複数の工程装置200との間で、工程に関する情報を送受信することが可能になっている。これにより、工程装置200は、工程コントローラ201により指定された加工を行う。また、工程コントローラ201は、搬送コントローラ100との間で、台車1の搬送に関する情報を送受信することが可能になっている。これにより、搬送コントローラ100は、工程コントローラ201による指令に基づき台車1の搬送の制御を行う。こうして、工程コントローラ201は、台車1によるワーク5の搬送、加工等の加工システム10全体の動作を制御することが可能になっている。
複数の工程装置200は、複数の搬送モジュール110に対応して設けられている。図2に示す構成において、複数の工程装置200j、200a、200b、…、200eは、複数の搬送モジュール110j、110a、110b、…、110eに対応して設けられている。
工程装置200jは、搬送モジュール110j上に停止している台車1の把持部3に、加工すべきワーク5を供給する。この際、搬送モジュール110jは、シフト部111aにより搬送モジュール110aに隣接して位置している。把持部3は、工程装置200jにより供給されたワーク5を台車1上で把持する。
工程装置200aは、搬送モジュール110a上に停止している台車1上に把持部3により把持されているワーク5に所定の加工を施す。同様に、工程装置200bは、搬送モジュール110b上に停止している台車1上に把持部3により把持されているワーク5に所定の加工を施す。
工程装置200eは、工程装置200a、200bによる加工が終了したワーク5を排出する。すなわち、工程装置200eは、搬送モジュール110a、110b、110c、…、110dを経て搬送モジュール110e上に停止している台車1に把持されているワーク5を排出する。この際、搬送モジュール110eは、シフト部111bにより搬送モジュール110dに隣接して位置している。
工程コントローラ201は、上述のように、搬送コントローラ100及び工程装置200と接続されているので、ワーク5の供給、搬送、加工及び排出の動作全体を制御することが可能になっている。
シフト部111は、搬送路1000aと搬送路1000bとの間で台車1を移動させるために設置されている。シフト部111aは、搬送路1000bから搬送路1000aに台車1を移動させるために設置されている。また、シフト部111bは、搬送路1000aから搬送路1000bに台車1を移動させるために設置されている。
シフト部111の構成については、特に限定されるものではないが、例えば、回転モータとボールねじとリニアガイドとを組み合わせたリニアアクチュエータ等を用いることができる。
シフト部111上には、搬送モジュール110が取り付けられている。シフト部111は、取り付けられた搬送モジュール110を、搬送路1000aと搬送路1000bとの間で移動させることが可能になっている。すなわち、シフト部111aは、取り付けられた搬送モジュール110jを、搬送路1000bの搬送モジュール110iに隣接する位置と、搬送路1000aの搬送モジュール110aに隣接する位置との間で移動させることが可能になっている。シフト部111bは、取り付けられた搬送モジュール110eを、搬送路1000aの搬送モジュール110dに隣接する位置と、搬送路1000bの搬送モジュール110fに隣接する位置との間で移動することが可能になっている。
シフト部111に取り付けられた搬送モジュール110は、シフト部111に取り付けられている点を除き、搬送路1000を構成している他の搬送モジュール110と同様に台車1を移動させる構成を有している。
シフト部111は、シフト部制御装置112に通信可能に接続されている。シフト部制御装置112は、所定の制御を行うことにより、シフト部111を動作させて、シフト部111上に取り付けられた搬送モジュール110を移動させることができる。シフト部制御装置112は、搬送コントローラ100に通信可能に接続されており、搬送コントローラ100との間で台車1の搬送に関する情報を送受信することが可能になっている。これにより、シフト部制御装置112は、以下のように、シフト部111を動作させて、搬送路1000aと搬送路1000bとの間で搬送モジュール110を移動させることができる。
まず、シフト部制御装置112bは、搬送コントローラ100からの指令により、シフト部111bを動作させて搬送モジュール110eを搬送路1000aの方向に移動させる。これにより、シフト部制御装置112bは、搬送モジュール110d上に停止している台車1が搬送モジュール110e上に移動可能なように、搬送モジュール110dに隣接する位置に搬送モジュール110eを停止させる。
搬送モジュール110dに搬送モジュール110eが隣接した状態で、制御装置107d、107eは、搬送コントローラ100からの指令により、搬送モジュール110d上に停止している台車1を搬送モジュール110eの方向に移動させる。さらに、制御装置107eは、台車1を搬送モジュール110e上で停止させる。
搬送モジュール110e上に台車1が停止した状態で、シフト部制御装置112bは、搬送コントローラ100からの指令により、シフト部111bを動作させて搬送モジュール110eを搬送路1000bの方向に移動させる。これにより、シフト部制御装置112bは、搬送モジュール110e上に停止している台車1が搬送モジュール110f上に移動可能なように、搬送モジュール110fに隣接する位置に搬送モジュール110eを停止させる。
搬送モジュール110fに搬送モジュール110eが隣接した状態で、制御装置107e、107fは、搬送コントローラ100からの指令により、搬送モジュール110e上に停止している台車1を搬送モジュール110fの方向に移動させる。さらに、制御装置107fは、台車1を搬送モジュール110f上で移動させる。
こうして、搬送モジュール110eを移動させるシフト部111bを介して、搬送路1000aから搬送路1000bに台車1を移動させることができる。搬送モジュール110e上に停止している台車1に把持部3により把持されているワーク5は、上述のように、工程装置200a、200bによる加工が終了しており、工程装置200eにより排出される。このため、搬送路1000aから搬送路1000bに移動した台車1は、ワーク5を把持部3により把持していない空の台車になっている。
また、シフト部制御装置112aは、搬送コントローラ100からの指令により、シフト部111aを動作させて搬送モジュール110jを搬送路1000bの方向に移動させる。これにより、シフト部制御装置112aは、搬送モジュール110i上に停止している台車1が搬送モジュール110j上に移動可能なように、搬送モジュール110iに隣接する位置に搬送モジュール110jを停止させる。
搬送モジュール110iに搬送モジュール110jが隣接した状態で、制御装置107i、107jは、搬送コントローラ100からの指令により、搬送モジュール110i上に停止している台車1を搬送モジュール110jの方向に移動さる。さらに、制御装置107jは、台車1を搬送モジュール110j上で停止させる。
搬送モジュール110j上に台車1が停止した状態で、シフト部制御装置112aは、搬送コントローラ100からの指令により、シフト部111aを動作させて搬送モジュール110jを搬送路1000aの方向に移動させる。これにより、シフト部制御装置112aは、搬送モジュール110j上に停止している台車1が搬送モジュール110a上に移動可能なように、搬送モジュール110aに隣接する位置に搬送モジュール110jを停止させる。
搬送モジュール110aに搬送モジュール110jが隣接した状態で、制御装置107j、107aは、搬送コントローラ100からの指令により、搬送モジュール110j上に停止している台車1を搬送モジュール110aの方向に移動させる。さらに、制御装置107aは、台車1を搬送モジュール110a上で移動させる。
こうして、搬送モジュール110jを移動させるシフト部111aを介して、搬送路1000bから搬送路1000aに台車1を移動させることができる。搬送モジュール110j上に停止している空の台車1の把持部3には、上述のように、工程装置200jにより、加工すべきワーク5が供給される。このため、搬送路1000bから搬送路1000aに移動した台車1は、再びワーク5を把持部3により把持した台車になっている。
リーダライタ108は、RFタグ4から情報を読み取る読み取り部であり、台車1に取り付けられたRFタグ4に記憶されているID情報を非接触で読み取るために設けられている。リーダライタ108は、搬送コントローラ100と通信可能に接続されており、RFタグ4から読み取ったID情報を搬送コントローラ100に送信する。リーダライタ108は、搬送路1000bから搬送路1000aに移動する台車1のRFタグ4からID情報を読み取ることができるように、搬送路1000aの最上流の側の位置に設置されている。例えば、リーダライタ108は、搬送モジュール110aに隣接して位置している搬送モジュール110j上の台車1のRFタグ4からID情報を読み取ることができるように設置されている。
搬送コントローラ100は、上述のようにリーダライタ108と通信可能になっている。搬送コントローラ100は、台車1を特定する特定部としても機能し、台車1に取り付けられたRFタグ4を読み取ったリーダライタ108から送信されたID情報に基づき、台車1を特定することができる。
なお、本実施形態においては、RFタグ4に記憶されたID情報をリーダライタ108で読み取ることにより台車1を特定しているが、これに限定されるものではない。台車1を特定することができれば、他の方法を用いてもよい。例えば、予め台車1の搬送順を搬送コントローラ100に記憶させておき、搬送開始時に作業者が搬送モジュール110jに停止している台車1のID情報を入力すればリーダライタ108は不要である。
次に、本実施形態による搬送システム12の制御構成について図3を用いて説明する。図3は、本実施形態による搬送システム12の制御構成を示すブロック図である。
搬送コントローラ100は、下位制御部として機能する制御装置107に対して、複数の台車1の搬送を制御する上位制御部として機能する。搬送コントローラ100は、指令値生成部1001と、記憶部1002と、通信制御部1003とを有している。なお、搬送コントローラ100は他の機能も有しているが、本実施形態では他の機能について説明を省略する。
指令値生成部1001は、制御対象となる台車1の位置指令値を生成する。指令値生成部1001により生成される台車1の位置指令値は、台車1の目標停止位置を示す値となる。また、指令値生成部1001は、制御対象となるシフト部111上の搬送モジュール110の位置指令値を生成する。指令値生成部1001により生成されるシフト部111上の搬送モジュール110の位置指令値は、シフト部111上の搬送モジュール110の目標停止位置を示す値となる。
通信制御部1003は、搬送コントローラ100と接続される複数の制御装置107及びシフト部制御装置112、工程コントローラ201並びにリーダライタ108との間の通信を制御する。これにより、通信制御部1003は、制御装置107、シフト部制御装置112、工程コントローラ201及びリーダライタ108との間で各種の制御信号及び制御データの送受信を所定のタイミングで行っている。
記憶部1002は、後述するように、各台車1を搬送路1000において停止させる基準となる停止基準位置を記憶している。停止基準位置は、例えば、工程装置200に対して、搬送モジュール110における台車1が停止すべき位置として予め設定されている。
さらに、記憶部1002は、後述するように、複数の台車1のそれぞれについて各停止基準位置及びワーク5の種類又はこれと相関を有する把持部3の種類に応じて取得された複数の移動誤差のデータである移動誤差データを記憶している。指令値生成部1001は、各台車1について、位置指令値として、後述するように停止基準位置及び移動誤差を用いて目標停止位置を示す値を算出する。
なお、本実施形態では、搬送コントローラ100が、移動誤差データを記憶する記憶部1002を有する場合について説明するが、これに限定されるものではない。例えば、複数の制御装置107の全部又は一部が、記憶部1002を有していてもよい。
指令値生成部1001には、リーダライタ108が読み取った台車1のID情報が、通信制御部1003を介して入力される。指令値生成部1001は、台車1を特定する特定部としても機能し、入力されたID情報に基づき、搬送モジュール110aに隣接して位置する搬送モジュール110j上に停止している台車1を特定することができる。
本実施形態においては、複数の台車1の搬送順が、予め記憶部1002に記憶されている。指令値生成部1001は、リーダライタ108から入力されたID情報が、記憶部1002に記憶された台車1の搬送順通りのID情報であることを確認することで、搬送路1000に停止している台車1の搬送順を確定する。なお、複数の台車1の搬送順は、記憶部1002とは別の記憶部に記憶されていてもよい。
制御装置107は、位置FB(Feedback)制御部1071と、位置判定部1074と、電流FB制御部1072と、駆動アンプ部1073と、電流検出部1075と、通信制御部1070とを有している。制御装置107は、駆動アンプ部1073で電機子104に接続されている。制御装置107は、搬送コントローラ100からの指令に従って、対応する搬送モジュール110上の台車1の位置を制御する。
電機子104は、U相、V相及びW相からなる三相交流で駆動できるように配置された複数のコイルを有している。電機子104を構成する複数のコイルは、U相、V相及びW相の各相の流れる電流の総和がゼロになるように結線されている。
位置判定部1074は、搬送モジュール110上の台車1の位置を確定する。詳しくは、位置判定部1074には、搬送モジュール110に取り付けられている位置検出部103からの位置情報を示す信号が入力される。位置判定部1074は、位置検出部103から入力された信号に基づき、搬送モジュール110上の台車1の位置を確定する。
通信制御部1070は、搬送コントローラ100と接続されており、搬送コントローラ100との間で各種の制御信号及び制御データの送受信を所定のタイミングで行っている。なお、通信制御部1070は、他の制御装置107の通信制御部1070を介して搬送コントローラ100に接続されていてもよいし、搬送コントローラ100に直接接続されていてもよい。
位置FB制御部1071は、位置判定部1074により確定された台車1の位置と指令値生成部1001で生成された位置指令値の信号との比較を行う。位置FB制御部1071は、その比較結果を制御情報として電流FB制御部1072に出力する。
電流FB制御部1072は、位置FB制御部1071から入力された制御情報と、電流検出部1075により検出された電流値との比較を行う。電流FB制御部1072は、その比較結果に応じて、駆動アンプ部1073に出力する電流の指令値を生成して駆動アンプ部1073に出力する。
駆動アンプ部1073は、電流FB制御部1072から入力された指令値に基づき、入力された指令値をU相、V相及びW相の三相交流指令値に変換する。駆動アンプ部1073は、変換した三相交流電流指令値に基づき、接続されている電機子104の各相のコイルにそれぞれに流す電流を制御する。
電流検出部1075は、電機子104の各相のコイルに流れる電流を計測し、その計測した電流値を電流FB制御部1072に入力する。このような電流フィードバック制御を行うことによって、台車1の応答性をさらに向上させることができる。
シフト部制御装置112は、シフト部111に接続されており、シフト部111の動作制御を行っている。シフト部制御装置112は、制御装置107と同等な構成でシフト部111の制御を行っている。シフト部制御装置112は、搬送コントローラ100から制御信号に基づき、接続されているシフト部111について適切な動作制御を行う。
次に、本実施形態による搬送システム12による台車1の搬送制御について図4を用いて詳細に説明する。図4は、本実施形態による搬送システム12による台車1の搬送制御を示すフローチャートである。
まず、ステップS401において、搬送コントローラ100は、工程コントローラ201から受信した移動指令が存在するか否かを判定する。工程コントローラ201からの移動指令は、台車1を搬送して移動させることを指令するものである。工程コントローラ201からの移動指令には、これから搬送するワーク5の種類を示す記号等の情報であるワーク種類情報が付加されている。ワーク5の種類を示すワーク種類情報は、後述するステップS404で目標停止位置を算出するための情報となる。
移動指令が存在する場合(ステップS401:Yes)、搬送コントローラ100は、h.Flagの値を参照するステップS402に移行する。移動指令が存在しない場合(ステップS401:No)、搬送コントローラ100は、ステップS401に移行して、工程コントローラ201からの移動指令を待機する状態になる。
h.Flagは、後述するステップS410で台車1のIDが搬送順か否かに応じてその値が0又は1に設定されるフラグである。例えば、搬送コントローラ100の記憶部1002は、そのフラグ記憶領域にh.Flagを記憶している。なお、h.Flagを記憶する記憶部は、搬送コントローラ100の記憶部1002に限定されるものではなく、搬送コントローラ100がh.Flagの値を参照することができる記憶部であればよい。h.Flagの値が0であれば台車1が搬送順通りであることを示し、h.Flagの値が1であれば台車1が搬送順通りでないことを示している。
ステップS402において、搬送コントローラ100は、参照したh.Flagの値に基づき、台車1が搬送順通りであるか否か判定する。台車1が搬送順通りである場合(ステップS402:h.Flag=0)、搬送コントローラ100は、工程コントローラ201からの移動指令を入力するステップS403に移行する。台車1が搬送順通りでない場合(ステップS402:h.Flag=1)、台車1が搬送順通りでないことを工程コントローラ201に警告し(ステップS408)、本フローチャートを終了する。
ステップS403において、搬送コントローラ100は、移動指令をその指令値生成部1001に入力する。次いで、指令値生成部1001は、移動指令が入力されると、ステップS404において、制御対象となる台車1の目標停止位置を、記憶部1002に記憶されている移動誤差に基づき算出する。
ここで、台車1の目標停止位置の算出に用いられる移動誤差について図5乃至図8を用いて説明する。図5は、本実施形態による搬送システム及び位置計測機を示す概略図である。図6A乃至図6Dは、本実施形態による搬送システムにおいて位置計測機で計測する移動誤差を説明する概略図である。図7は、本実施形態による搬送システムにおいて移動誤差を補正した後の状態を示す概略図である。図8は、本実施形態による搬送システムにおいて目標停止位置に算出に用いられる移動誤差の例を示す概略図である。
台車1の目標停止位置の算出に用いられる移動誤差は、例えば、位置計測機を用いて予め計測され、搬送コントローラ100の記憶部1002に記憶されている。移動誤差の計測に際しては、図5に示すように、搬送システム12に対して、台車1の移動誤差を計測する測長器である位置計測機202が設置される。位置計測機202としては、2点間の距離を計測可能なものであれば特に限定されるものではないが、本実施形態では産業カメラを用いる場合について説明する。
なお、図5には、2台の位置計測機202a、202bを示しているが、位置計測機202の台数は2台に限定されない。工程装置200により高精度な停止精度が要求される工程が行われる停止基準位置について、位置計測機202を適宜設置して台車1の移動誤差の計測を行うことができる。
位置計測機202aは、停止基準位置Taに台車1aを停止させた状態で、位置計測機202aにより計測を行う台車1a上の把持部3aの特定の計測位置がその視野角に入る位置に設置されている。また、位置計測機202bは、停止基準位置Tbに台車1bを停止させた状態で、位置計測機202bにより計測を行う台車1b上の把持部3bの特定の計測位置がその視野角に入る位置に設置されている。
停止基準位置Ta及びTbは、それぞれの工程装置200a及び200bがワーク5を加工するための台車1の停止位置である。停止基準位置Ta及びTbは、それぞれ予め工程装置200a及び200bを調整又は計測する等して取得され、搬送コントローラ100の記憶部1002に記憶されている。
位置計測機202は、把持部3の特定の計測位置を基準にして台車1の移動誤差を計測して取得する。位置計測機202により計測を行う把持部3の特定の計測位置とは、把持部3で把持されたワーク5を工程装置200が加工する位置と相関を有する位置であればよい。また、位置計測機202により計測を行う位置は、把持部3の特定の計測位置に限定されるものではなく、把持部3で把持されたワーク5の特定の計測位置であってもよい。ここで、ワーク5の特定の計測位置とは、把持部3で把持されたワーク5を工程装置200が加工する位置と相関を有する位置、すなわち把持部3の特定の計測位置と相関を有する位置であればよい。台車1の移動誤差は、把持部3の特定の計測位置又はワーク5の特定の計測位置を基準にして取得されるため、把持部3の種類又はワーク5の種類に応じて取得される。
図6A乃至図6Dは、位置計測機202により計測する移動誤差を説明する概略図である。図6A乃至図6Dに示すように、台車1は、搬送モジュール110に取り付けられているガイド106に沿って移動する。ガイド106は筐体2に取り付けられているが、台車1に取り付けられたマグネット7と電機子104が発生する界磁の影響によりガイド106にピッチング方向に傾きが発生することがある。図6Aは、ガイド106に傾きが発生していない場合を示している。図6B乃至図6Dは、ガイド106にピッチング方向に傾きが発生している場合を示している。
上述のように傾きが発生しうるガイド106に沿って移動する台車1については、搬送モジュール110に対応して設けられた制御装置107により移動制御が行われる。台車1の移動制御では、台車1に取り付けられたスケール6の位置情報が、搬送モジュール110の位置検出部103で読み取られ、その位置情報に基づき台車1の位置が制御される。こうして台車1の移動制御が行われることにより、図6A乃至図6Dでは、台車1q又は1sが、停止基準位置Tf1又はTf2に停止している。また、台車1q又は1sには、互いに異なる種類のワーク5q又は5vが把持されている。
停止基準位置Tf1及びTf2は、それぞれに対応する工程装置200がワーク5を加工するための台車1の停止位置である。停止基準位置Tf1及びTf2は、それぞれ予め工程装置200を調整又は計測する等して搬送コントローラ100の記憶部1002に記憶されている。
ワーク5qには、加工位置Prが存在している。加工位置Prは、対応する工程装置200がワーク5qを加工する位置である。また、ワーク5vには、加工位置Pvが存在している。加工位置Pvは、対応する工程装置200がワーク5vを加工する位置である。
図6Aは、ワーク5qを把持する台車1qが、停止基準位置Tf1に停止している状態を示している。この状態において、ガイド106に傾きが発生していないので、ワーク5qの加工位置Prは、停止基準位置Tf1に対して位置ずれがない状態になっている。このように加工位置Prが停止基準位置Tf1に対して位置ずれがない理想的な状態であれば、工程装置200の位置を調整することなく、工程装置200による加工を、停止基準位置Tf1に台車1qが停止した直後からワーク5qに対して開始できる。
図6Bは、ワーク5qを把持する台車1qが、停止基準位置Tf2に停止している状態を示している。停止基準位置Tf2は、停止基準位置Tf1とは異なる停止位置である。この状態において、ガイド106にはピッチング方向に傾きが発生している。このため、ワーク5qの加工位置Prは、X方向において、停止基準位置Tf2に対してdrだけ位置ずれが発生している状態になっている。このように、図6Bでは、図6Aに示す場合と同一の台車1qであっても、停止基準位置が異なることで、ワーク5qの加工位置Prに位置ずれdrが発生している。
よって、図6Bに示す場合、位置計測機202は、停止基準位置Tf2に対する加工位置Prの位置ずれdrを計測する。計測された位置ずれdrは、停止基準位置Tf2に、ワーク5qを把持する台車1qが停止するときの台車1qの移動誤差となる。こうして取得された移動誤差drは、台車1q上のワーク5qの特定位置である加工位置Prを基準とするものになっている。
図6Cは、ワーク5qを把持する台車1sが、停止基準位置Tf1に停止している状態を示している。台車1sは、台車1qとは異なる台車である。この状態において、ガイド106にはピッチング方向に傾きが発生している。このため、ワーク5qの加工位置Prは、X方向において、停止基準位置Tf1に対してdsだけ位置ずれが発生している状態になっている。このように、図6Cでは、図6Aに示す場合と同一の停止基準位置Tf1であっても、台車1が異なることで、ワーク5qの加工位置Prに位置ずれdsが発生している。
よって、図6Cに示す場合、位置計測機202は、停止基準位置Tf1に対する加工位置Prの位置ずれdsを計測する。計測された位置ずれdsは、停止基準位置Tf1に、ワーク5qを把持する台車1sが停止するときの台車1sの移動誤差となる。こうして取得された移動誤差dsは、台車1s上のワーク5qの特定位置である加工位置Prを基準とするものになっている。
図6Dは、ワーク5vを把持する台車1qが停止基準位置Tf2に停止している状態を示している。ワーク5vは、ワーク5qとは種類が異なるワークである。この状態において、ガイド106にはピッチング方向に傾きが発生している。このため、ワーク5vの加工位置Pvは、X方向において、停止基準位置Tf2に対してdvだけ位置ずれが発生している状態になっている。このように、図6Dでは、図6Bに示す場合と同一の台車1q、同一の停止基準位置Tf2であっても、ワークの種類が異なることで、ワーク5vの加工位置Pvに、位置ずれdrとは異なる位置ずれdvが発生している。
よって、図6Dに示す場合、位置計測機202は、停止基準位置Tf2に対する加工位置Pvの位置ずれdvを計測する。計測された位置ずれdvは、停止基準位置Tf2に、ワーク5vを把持する台車1qが停止するときの台車1qの移動誤差となる。こうして取得された移動誤差dvは、台車1q上のワーク5vの特定位置である加工位置Pvを基準とするものになっている。
上述のようにして位置計測機202により計測された移動誤差dr、ds及びdvは、計測者が記録した後、搬送コントローラ100の記憶部1002に登録して記憶させる。なお、移動誤差を記憶部1002に記憶させる方法は、これに限定されるものではなく、別の方法を用いることもできる。例えば、位置計測機202を、搬送コントローラ100と通信可能に接続し、搬送コントローラ100との間でデータの送受信を行う機能を有するものとする。この場合、位置計測機202は、計測した移動誤差dr、ds及びdvを搬送コントローラ100の記憶部1002に直接登録して記憶させる。
こうして計測された移動誤差を用いて目標停止位置を補正して算出することにより、工程装置200に対するワーク5の加工位置の位置ずれを抑制することができる。図7は、図6Bで計測した移動誤差drを用いて補正して算出した目標停止位置Tf2-drに台車1qが停止している状態を示している。
図6Bでは、ワーク5qの加工位置Prは、停止基準位置Tf2に対して、X方向におけるプラスの方向にdrだけ位置ずれが発生している状態になっている。したがって、台車1qの目標停止位置をTf2-drに補正することで、加工位置Prは、図7に示すように、工程装置200に対しては位置ずれの発生がない状態となる。
上述のようにして計測された移動誤差は、搬送コントローラ100の記憶部1002に記憶されている。記憶部1002に記憶されている移動誤差データの例を図8に示す。複数の移動誤差は、上述のように、複数の台車1のそれぞれについて、ワーク5の種類及び台車1の停止基準位置に応じて計測されて取得される。したがって、図8に示すように、移動誤差は、対応する台車1を識別する識別情報である台車ID、対応するワーク5の種類を示すワーク種及び対応する停止基準位置に関連付けられて記憶されている。
工程装置200に対して台車1を停止させる台車1の目標停止位置は、その台車ID、停止基準位置及びその台車1で搬送するワークの種類に応じた移動誤差を用いて補正されて算出される。
例えば、図8に示す移動誤差データから、搬送するワーク5の種類が“q”、台車IDが“1a”の台車1が停止基準位置“Tf3”に停止する場合、その台車1の目標停止位置は、Tf3-8[μm]となる。
同様に、搬送するワーク5の種類が“q”、台車IDが“1b”の台車1が停止基準位置“Tf2”に停止する場合、その台車1の目標停止位置は、Tf2+6[μm]となる。また、搬送するワーク5の種類が“q”、台車IDが“1c”の台車1が停止基準位置“Tf1”に停止する場合、その台車1の目標停止位置は、Tf1+1[μm]となる。
制御装置107は、対応する搬送モジュール110において、停止基準位置ではなく、上述のようにして算出された目標停止位置に停止させることになる。これにより、工程装置200に対するワーク5の加工位置の位置ずれを抑制することができる。
図4に戻り、ステップS404において、搬送コントローラ100の指令値生成部1001は、移動誤差を用いて目標停止位置を補正して算出する。その際、指令値生成部1001は、上述のように、制御対象の台車1について、複数の移動誤差の中から、ワーク5の種類及び停止基準位置に応じた特定の移動誤差を選択し、選択した移動誤差を用いて目標停止位置を補正して算出する。なお、目標停止位置を補正して算出するに際して、移動誤差自体ではなく、移動誤差に対して所定の処理を行った処理データを用いることもできる。
次いで、ステップS405において、指令値生成部1001は、搬送路1000について、制御対象となる台車1の目標停止位置から位置指令値を生成する。また、指令値生成部1001は、シフト部111については、搬送路1000a及び搬送路1000bの間で台車1を乗り継ぐためのシフト部111上の搬送モジュール110の目標停止位置から位置指令値を生成する。
次いで、ステップS406において、搬送コントローラ100は、ステップS405で生成された位置指令値を制御装置107に送信する。同様に、搬送コントローラ100は、ステップS405で生成された位置指令値をシフト部制御装置112に送信する。
次いで、ステップS407において、制御装置107は、搬送コントローラ100から送信された位置指令値に基づき、制御対象となる台車1の移動制御を行う。また、シフト部制御装置112は、搬送コントローラ100から送信された位置指令値に基づき、制御対象となるシフト部111の動作制御を行う。こうして、台車1を目標停止位置に停止させる。
こうして、制御装置107は、ワーク5の特定位置を基準とする移動誤差を用いて算出された目標停止位置に対応する位置指令値に従って台車1の位置を制御し、台車1を目標停止位置に停止させる。すなわち、制御装置107は、ワーク5の特定位置を基準とする移動誤差に基づき、台車1の位置を制御する。
次いで、ステップS409において、リーダライタ108は、ワーク供給工程の搬送モジュール110j上に停止している台車1のRFタグ4からID情報を読み取る。
次いで、ステップS410において、搬送コントローラ100は、ステップS409で読取されたID情報に基づき台車1が搬送順であるか否かに応じて、h.Flagの値を設定して更新する。すなわち、搬送コントローラ100は、ステップS409で読み取った台車1のID情報を、記憶部1002に記憶された台車1の搬送順と比較する。比較の結果、ステップS409で読み取った台車1のID情報が搬送順と一致した場合には、h.Flagの値を0に設定し、一致しなければ、h.Flagの値を1に設定する。
以後、必要に応じてステップS410からステップS401に移行して、台車1の搬送制御を継続する。
このように、本実施形態によれば、複数の台車1のそれぞれについて、移動誤差を、台車1の停止基準位置及びワーク5又は把持部3の種類に応じて予め計測して取得する。そして、台車1の停止基準位置及びワーク5又は把持部3の種類に応じた移動誤差を用いて台車1の目標停止位置を補正して算出し、これに基づき台車1の位置を制御する。したがって、本実施形態によれば、台車1が搬送するワーク5を工程装置200に対して高精度に停止させて位置決めすることができる。
また、本実施形態においては、台車1の移動誤差を把持部3の特定の計測位置を計測するため、把持部3の台車1に対する組付け誤差をも合わせて補正することができる。
さらに、移動誤差は、高精度な停止精度が要求される工程の停止位置についてのみ計測すればよい。このため、搬送路の全領域において一定の間隔で計測した移動誤差を用いて補正をする方法に比べ、本実施形態では、計測データが少なく管理が容易になる。
また、搬送路の全領域において一定の間隔で計測した移動誤差を用いて補正する方法に比べ、本実施形態では、台車1の停止基準位置で計測された移動誤差を用いて補正を行う。したがって、本実施形態では、補正の誤差がなく、より高精度に台車1を停止させることができる。
このように、本実施形態によれば、複数の台車1を搬送する搬送システム12において、工程装置200側で位置決めの再調整を行う機構を設ける必要がなく、工程装置200に対してワーク5を高精度に位置決めすることができる。したがって、本実施形態によれば、工程装置200及び搬送システム12を含む加工システム10を構成する製造ライン装置のコストを大幅に削減することができる。
また、本実施形態によれば、工程装置200側で位置決めの再調整を行う時間がなくなるため、搬送システム12を含む加工システム10を用いた製造ラインで生産する製品の生産性も大幅に向上することができる。
以上のとおり、本実施形態によれば、ワーク基準の位置決め精度を簡便に向上し、工程装置200で位置の調整を行う必要なく、工程装置200に対してワーク5を高精度に位置決めすることができる。
1 台車
3 把持部
5 ワーク
10 加工システム
12 搬送システム
107 制御装置
100 搬送コントローラ
110 搬送モジュール
200 工程装置
201 工程コントローラ
本発明の一観点によれば、ワークを搬送する台車と、前記台車が走行する搬送路を構成する少なくとも1つの搬送モジュールと、前記搬送モジュールの上の前記台車の位置を制御する制御部と、を有する搬送システムであって、前記搬送モジュールの少なくとも1つは、複数のコイルよりなるコイル群を有し、前記台車は、前記コイル群から電磁力を受けるマグネットを有し、前記制御部は、前記台車に搬送される前記ワークの特定位置を基準とする誤差に基づき、前記コイル群に流す電流により、前記搬送モジュールに対する前記台車の位置を制御することを特徴とする搬送システムが提供される。

Claims (10)

  1. ワークを搬送する複数の台車が走行する搬送路を構成する搬送モジュールと、
    前記搬送モジュールの上の前記台車の位置を制御する制御部と、
    前記台車のそれぞれについて、前記ワークの特定位置を基準とする複数の移動誤差を記憶する記憶部とを有し、
    前記制御部は、前記複数の移動誤差の中から選択された前記移動誤差に基づき、前記台車の位置を制御する
    ことを特徴とする搬送システム。
  2. 前記搬送モジュールは、コイル群を有し、
    前記台車は、前記コイル群から電磁力を受けるマグネットを有し、
    前記制御部は、前記コイル群に流す電流を制御することにより、前記搬送モジュールの上の前記台車の位置を制御する
    ことを特徴とする請求項1記載の搬送システム。
  3. 前記複数の移動誤差は、前記複数の台車のそれぞれについて、前記台車の停止基準位置及び前記台車が搬送する前記ワークの種類に応じて取得されたものであり、
    前記制御部は、前記停止基準位置及び前記ワークの種類に応じた前記移動誤差に基づき、前記台車の位置を制御することを特徴とする請求項1又は2に記載の搬送システム。
  4. 前記台車は、前記ワークを把持する把持部を有し、
    前記複数の移動誤差は、前記複数の台車のそれぞれについて、前記台車の停止基準位置及び前記把持部の種類に応じて取得されたものであり、
    前記制御部は、前記停止基準位置及び前記把持部の種類に応じた前記移動誤差に基づき、前記台車の位置を制御する
    ることを特徴とする請求項1又は2に記載の搬送システム。
  5. 前記制御部と通信可能な上位制御部をさらに有し、
    前記上位制御部は、前記複数の移動誤差を記憶する前記記憶部を有する
    ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の搬送システム。
  6. 前記上位制御部は、前記複数の移動誤差に基づき指令を生成して前記指令を前記制御部に送信し、
    前記制御部は、前記上位制御部から送信された前記指令に従って前記台車の位置を制御する
    ことを特徴とする請求項5記載の搬送システム。
  7. 前記複数の台車の搬送順を記憶する記憶部をさらに有する
    ことを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の搬送システム。
  8. 前記台車は、当該台車を識別するための識別情報を記憶する記憶部を有し、
    前記台車の前記記憶部から前記識別情報を読み取る読み取り部と、
    前記読み取り部により読み取られた前記識別情報から前記台車を特定する特定部と
    をさらに有することを特徴とする請求項7記載の搬送システム。
  9. 請求項1乃至8のいずれか1項に記載された搬送システムと、
    前記台車により搬送されるワークに対して加工を施す工程装置と
    を有することを特徴とする加工システム。
  10. 請求項9に記載の加工システムを用いて物品を製造する物品の製造方法であって、
    前記台車により前記ワークを搬送する工程と、
    前記台車により搬送された前記ワークに対して、前記工程装置により前記加工を施す工程と
    を有することを特徴とする物品の製造方法。
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