JP2022100805A - 車両の開閉体制御装置 - Google Patents

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寛和 山内
Hirokazu Yamauchi
英明 藤井
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Abstract

【課題】開閉体のユーザへの接触を確実に抑制し、開閉体の開閉にかかる待ち時間が低減した車両の開閉体制御装置を提供する。【解決手段】車体1に設けられた開口部を開閉する開き戸式の開閉体を制御する車両の開閉体制御装置であって、開閉体を開閉駆動する駆動手段40と、開閉体を閉じられた状態で正面から見たときの開閉体の側方に当たる位置であって且つ開閉体の開閉軌跡の外側位置でユーザが行う所定モーションを検知する側方モーション検知手段SN2と、所定モーション以外のユーザよる開閉体を開閉するための操作を検知する開閉操作検知手段と、駆動手段を制御する制御手段と、を備えている。制御手段は、開閉操作検知手段が操作を検知したとき、開閉体が第1速度で開閉し、側方モーション検知手段が所定モーションを検知したとき、開閉体が第2速度で開閉するように駆動手段を制御し、第2速度が第1速度よりも大きい構成となっている。【選択図】図1

Description

本発明は、車両の開閉体の制御に関する。
車両の後部バンパの下にユーザの足が入れられたことを検出して、トランクリッドのような開閉体を開動させることが知られている(特許文献1参照)。このような装置では、ユーザと開閉体との接触を避けるために、開閉体の開閉速度が手動開閉に比べて遅くなるように設定されている。
特定の形態端末を持ったユーザが、バッグドアのような開閉体の開閉軌跡の範囲内にいるか否かによって、開閉体の開閉速度を変化させることが知られている(特許文献2参照)。このような装置では、携帯端末が開閉軌跡の範囲内にある場合、開閉速度が遅くなるように設定されている。一方、携帯端末が開閉軌跡外にある場合、開閉速度が速くなるように設定されている。
特開2001-234653号公報 特開2019-31873号公報
特許文献1の発明では、ユーザは足を車両の後部バンパの下にいれるために開閉体に接近する必要があり、開閉する開閉体との接触が懸念される。また、特許文献2の発明では、ユーザが特定の携帯端末を所持する必要がある。
本発明は、かかる点に鑑みて為されたものであり、その目的は、携帯端末等の道具を介することなく、開閉体のユーザへの接触を確実に抑制するとともに、できるだけ開閉体の開閉にかかる待ち時間を低減することにある。
本発明は、上記の目的を達成するために、ユーザがスイッチ等を操作した場合は、遅い速度で開閉体が開閉する一方で、ユーザが開閉体の側方で所定モーションを行った場合は、速い速度で開閉体が開閉するようにした。
具体的に、ここに開示する車両の開閉体制御装置は、車体に設けられた開口部を開閉する開き戸式の開閉体を制御する車両の開閉体制御装置であって、前記開閉体を開閉駆動する駆動手段と、前記開閉体を閉じられた状態で正面から見たときの該開閉体の側方に当たる位置であって且つ該開閉体の開閉軌跡の外側位置でユーザが行う所定モーションを検知する側方モーション検知手段と、前記所定モーション以外のユーザよる開閉体を開閉するための操作を検知する開閉操作検知手段と、前記駆動手段を制御する制御手段と、を備え、前記制御手段は、前記開閉操作検知手段が前記操作を検知したとき、前記開閉体が第1速度で開閉し、前記側方モーション検知手段が前記所定モーションを検知したとき、該開閉体が第2速度で開閉するように前記駆動手段を制御し、前記第2速度が前記第1速度よりも大きいことを特徴とする。
これによると、開閉体の開閉速度が、ユーザが所定モーションを行った場合とユーザが開閉操作を行った場合とにおいて変化するように構成されている。このため、開閉体と接触する可能性のある開閉体の開閉軌跡の内側にユーザがいる場合に、開閉体の開閉速度を遅くすることにより、ユーザと開閉体との接触を抑制することができる。一方、開閉体と接触する可能性のない開閉体側方の開閉軌跡の外側にユーザがいる場合に、開閉体の開閉速度を速くすることにより、ユーザが開閉体の開閉を待つ時間を減らし、ユーザの感じるストレスを低減することができる。
前記の車両の開閉体制御装置において、前記開口部は前記車体の後面に設けられ、前記開閉体は前記車体の後部に設けられたバックドアであり、前記側方モーション検知手段は、車体下方における後輪の後端から排気管の後端に至る場所での前記所定モーションを検知することが好ましい。
このようにすれば、バックドアを開閉しようとするユーザに、確実にバックドアの側方から所定モーションを行わせることができる。
前記の車両の開閉体制御装置において、前記開閉体を開閉させるためのスイッチを備え、前記開閉操作検知手段は、前記スイッチの操作を検知するスイッチ操作検知手段であることが好ましい。
このようにすれば、ユーザがスイッチ操作をするとき、そのユーザは開閉体の開閉軌跡の内側にいる可能性が高いため、開閉体の速度を遅くすることによって、ユーザと開閉体との接触を抑制することができる。
前記の車両の開閉体駆動装置において、前記開閉操作検知手段は、前記開閉体の正面側にいるユーザの前記所定モーションを検知する正面モーション検知手段であることが好ましい。
このようにすれば、開閉体の正面にユーザがいるときは、そのユーザと開閉体とが接触する可能性は高いため、開閉体の速度を遅くすることによって、ユーザと開閉体との接触を抑制することができる。
前記の開閉体制御装置において、前記第1速度の平均速度が300mm/s~400mm/sであり、前記第2速度の平均速度が450mm/s~550mm/sであることが好ましい。
このようにすれば、ユーザと開閉体との接触を抑制しながら、ユーザが開閉体の開閉を待つ待ち時間を低減することに適切な速度が設定できる。
前記の車両の開閉体制御装置において、前記開閉体の前記開閉軌跡の範囲内を撮影する撮像手段を備え、前記制御手段は、前記撮像手段で得られた画像から前記開閉軌跡の範囲内に障害物が検出されたときに、前記駆動手段による前記開閉体の開閉を停止することを特徴とする。
このように、撮像した画像をもとに、開閉軌跡の範囲内の障害物の有無を検知することにより、開閉体と開閉軌跡の範囲内の障害物との接触を確実に避けることができる。
本発明によると、ユーザと開閉体装置との位置関係に応じて開閉体の開閉速度を変更し、ユーザと開閉体との接触を確実に抑制しながら、ユーザが開閉体の開閉を待つ待ち時間を低減した開閉体制御装置を実現できる。
車体の後面を示す斜視図である。 開閉体が開いた状態の車体後部を示す平面図である。 開閉体が開いた状態の車体後部を示す側面図である。 開閉体制御装置の制御系の構成を示すブロック図である。 開閉体制御装置が開閉体を開けるときの処理の流れを示すフローチャートである。 開閉体制御装置が開閉体を閉じるときの処理の流れを示すフローチャートである。 開閉体の開閉速度とユーザの感じ方との関係を示すグラフである。 その他の実施形態に係る平面図である。 その他の実施形態に係る平面図である。 その他の実施形態に係る側面図である。 その他の実施形態に係る平面図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。以下の好ましい実施形態の説明は、本質的に例示に過ぎず、本発明、その適用物或いはその用途を制限することを意図するものでは全くない。
<開閉体制御装置の基本構成>
図1は、本発明に係る車両の開閉体制御装置10を備える車体1の後面を示す。車体1には、車体後面に開口した開口部2とバックドア3とが設けられている。
開口部2の上側(図中で上側)の端部には、図示はしないがヒンジが設けられている。このヒンジを介して開口部2を開閉できるように、開き戸式のバックドア3が取り付けられている。
開口部2の下側(図中で下側)には、車幅方向に延びるリアバンパ21が設けられている。このリアバンパ21に沿って、衝突を検知するためのバンパセンサSN1が設けられている。このバンパセンサSN1は、ミリ波式のセンサである。
図2及び図3に示すように、バックドア3の車幅方向両端側である、車体1の側部の下面(図中で下側)には、側方モーション検知手段としての側方モーション検知センサSN2が設けられている。側方モーション検知センサSN2には静電容量式センサが用いられている。側方モーション検知センサSN2は、車体下方における後輪の後端から排気管の後端に至る場所が検知範囲となるように設定されている。
バックドア3の正面側である、車体1の後部の下面には、正面モーション検知手段としての正面モーション検知センサSN3が設けられている。この正面モーション検知センサSN3には静電容量式センサが用いられている。正面モーション検知センサSN3は、リアバンパ21の下側方向が検知範囲となるように設定されている。
開口部2の車幅方向両端には、駆動手段としてのドア駆動ユニット40が設けられている。ドア駆動ユニット40は、スクリューとナットとドア駆動モータ41と回転数センサSN4とを有するスピンドルタイプのものである。回転数センサSN4は、ドア駆動モータ41の回転数を測定するためのセンサである。ドア駆動ユニット40は、ドア駆動モータ41の駆動によって伸縮できるように構成されている。
各ドア駆動ユニット40の一端は、開口部2の車幅方向両端各々に固定されている。各ドア駆動ユニット40の他端は、バックドア3の車幅方向両端各々に固定されている。このドア駆動ユニット40の伸縮に伴って、バックドア3が開口部2を開閉するように構成されている。
バックドア3の後方側の中央部には、ガーニッシュ31が設けられている。撮像手段としてのカメラ32とスイッチ操作検知手段としてのドアオープンスイッチSW1とが設けられている。カメラ32は、バックガイドモニター用のカメラでありバックドア3の後方における正面側を撮像している。これにより、バックドア3の後方に開動するバックドア3の開閉軌跡の範囲内がカメラ32によって撮像されている。ドアオープンスイッチSW1は、バックドア3を開動させるためのスイッチである。
バックドア3の下側には、ラッチ装置5とスイッチ操作検知手段としてのドアクローズスイッチSW2とが設けられている。ラッチ装置5は、バックドア3が開口部2を閉じているとき、バックドア3が開かないようにロックするための部材である。ラッチ装置5は、ラッチ部51とラッチモータ52とを有している。ラッチ部51は、ラッチモータ52の駆動によって、バックドア3をロックする閉状態とロックしない開状態とを切り替えることができる。ドアクローズスイッチSW2は、バックドアを閉動させるためのスイッチである。
<ドア制御部の構成>
図4に示すように、開閉体制御装置10は、バックドア3の開閉駆動を制御するための制御手段としての、マイクロコンピュータをベースとしたドア制御部CUを備えている。このドア制御部CUは、コンピュータプログラムを実行するCPU(Central Processing Unit)や、コンピュータプログラム及びデータを収納するRAM(Random Access Memory)及びROM(Read Only Memory)により構成されたメモリを有している。
ドア制御部CUは、バスを介して各種センサと電気的に接続されている。具体的に、ドア制御部CUには、側方モーション検知センサSN2と正面モーション検知センサSN3とが接続されている。これら側方モーション検知センサSN2と正面モーション検知センサSN3とにより検知されたユーザのモーション情報が、信号としてドア制御部CUに送信される。
ドア制御部CUは、バスを介してカメラ32と電気的に接続されている。カメラ32の撮像した画像がドア制御部CUに送信される。ドア制御部CUは、この画像を解析し各種判定を行う。これにより、ドア制御部CUは、撮像検知手段として機能する。
ドア制御部CUは、側方モーション検知センサSN2、及び正面モーション検知センサSN3、カメラ32、ドアオープンスイッチSW1及びドアクローズスイッチSW2からの入力情報に基づいて、各種の判定、ドア駆動ユニット40及びラッチ装置5の制御を行う。
ドア制御部CUは、バスを介してドア駆動ユニット40と接続されている。具体的には、ドア制御部CUは、ドア駆動ユニット40のドア駆動モータ41と回転数センサSN4とに電気的に接続されている。ドア制御部CUは、この回転数センサSN4によってドア駆動モータ41の回転数を測定している。ドア制御部CUは、ドア駆動ユニット40のドア駆動モータ41に制御信号を送信する。これにより、ドア制御部CUは、ドア駆動モータ41の回転数に基づいてドア駆動ユニット40を制御する。
ドア制御部CUは、バスを介してラッチ装置5と電気的に接続されている。ドア制御部CUは、ラッチ装置5のラッチモータ52に制御信号を送信する。これにより、ラッチモータ52が駆動し、ラッチ装置5の開状態と閉状態とが切り替えられる。
ドア制御部CUのメモリには、バックドア3を開閉駆動するための所定モーションが記憶されている。この所定モーションとしては、具体的には、キックモーションが記憶されている。キックモーションとは、立ち止まったユーザが、足を車体の下に差し入れて戻すモーションである。ドア制御部CUは、側方モーション検知センサSN2又は正面モーション検知センサSN3から送信されたモーション情報に基づいて、ユーザによるキックモーションの有無の判定を行っている。ドア制御部CUは、ユーザのキックモーションが側方モーション検知センサSN2又は正面モーション検知センサSN3に検知されたとき、バックドア3を開閉駆動させるために、ドア駆動ユニット40を制御する。
ドア制御部CUのメモリには所定範囲が記憶されている。この所定範囲は、バックドア3の開動範囲(バックドア3が開動時に通過する範囲)である。
ドア制御部CUのメモリには、バックドア3の開閉速度が記憶されている。この開閉速度として、遅い第1速度と速い第2速度とが記憶されている。具体的に、第1速度は、第1速度は平均速度300mm/s~400mm/s、第2速度は平均速度450mm/s~550mm/sである。また、ドア制御部CUは、バックドア3の開閉速度が第1速度又は第2速度となる、ドア駆動モータ41の回転数が記憶されている。これらに基づき、ドア制御部CUは、ドア駆動ユニット40のドア駆動モータ41の出力を制御する。
<開閉体制御装置の制御>
次に、開閉体制御装置10の制御について説明する。図5は、開閉体制御装置10がバックドア3を開くときの、ドア制御部CUによる制御手順を示している。
ステップSt1において、ドア制御部CUは、側方モーション検知センサSN2がユーザのキックモーションを検知したかを判定する。側方モーション検知センサSN2がユーザのキックモーションを検知した場合、ドア制御部CUは、プロセスをステップSt2に進める。側方モーション検知センサSN2がユーザのキックモーションを検知していない場合、ドア制御部CUはプロセスをステップSt6へ進める。
ステップSt2において、ドア制御部CUはラッチ装置5のラッチモータ52に信号を送信する。この信号に基づいて、ラッチモータ52はラッチ部51を開状態にするように駆動する。
ステップSt3において、ドア制御部CUはドア駆動ユニット40のドア駆動モータ41に信号を送信する。ドア制御部CUは、回転数センサSN4からの情報に基づいて、バックドア3が第2速度で開動するようにドア駆動モータ41を駆動させる。
ステップSt4において、ドア制御部CUはバックドア3が全開したかどうか判定する。バックドア3が全開状態だと判定された場合、ドア制御部CUは、プロセスをステップSt5に進める。バックドア3が全開状態ではないと判定された場合、ドア制御部CUは、プロセスをステップSt4へ戻す。
ステップSt5において、ドア制御部CUはバックドア3の開動を停止させる。このために、ドア制御部CUはドア駆動ユニット40のドア駆動モータ41の駆動を停止させる。
ステップSt6において、ドア制御部CUは正面モーション検知センサSN3がユーザのキックモーションを検知したかを判定する。正面モーション検知センサSN3がユーザのキックモーションを検知した場合、ドア制御部CUはプロセスをステップSt7に進める。正面モーション検知センサSN3がユーザのキックモーションを検知していない場合、ドア制御部CUはプロセスをステップSt9へ進める。
ステップSt7において、ドア制御部CUはラッチ装置5のラッチモータ52に信号を送信する。この信号に基づいて、ラッチモータ52はラッチ部51を開状態にするように駆動する。
ステップSt8において、ドア制御部CUはドア駆動ユニット40のドア駆動モータ41に信号を送信する。ドア制御部CUは、回転数センサSN4からの情報に基づき、バックドア3が第1速度で開動するようにドア駆動モータ41を駆動させる。
ステップSt9において、ドア制御部CUは、バックドア3のドアオープンスイッチSW1が入力されたか判定する。ドアオープンスイッチSW1が入力された場合、ドア制御部CUはプロセスをステップSt7に進める。ドアオープンスイッチSW1が入力されていない場合、ドア制御部CUはプロセスをステップSt1へ戻す。
図6は、開閉体制御装置10がバックドア3を閉じるときの、ドア制御部CUによる制御手順を示している。
ステップSt10において、ドア制御部CUは、側方モーション検知センサSN2がユーザのキックモーションを検知したかを判定する。側方モーション検知センサSN2がユーザのキックモーションを検知した場合、ドア制御部CUは、プロセスをステップSt11に進める。側方モーション検知センサSN2がユーザのキックモーションを検知していない場合、ドア制御部CUはプロセスをステップSt15へ進める。
ステップSt11において、ドア制御部CUはドア駆動ユニット40のドア駆動モータ41に信号を送信する。ドア制御部CUは、回転数センサSN4からの情報に基づき、バックドア3が第2速度で閉動するようにドア駆動モータ41を駆動させる。
ステップSt12において、ドア制御部CUはバックドア3が全閉したかどうかを判定する。バックドア3が全閉状態だと判定された場合、ドア制御部CUは、プロセスをステップSt13に進める。バックドア3が全閉状態ではないと判定された場合、ドア制御部CUは、プロセスをステップSt12へ戻す。
ステップSt13において、ドア制御部CUはバックドア3の閉動を停止させる。このために、ドア制御部CUはドア駆動ユニット40のドア駆動モータ41の駆動を停止させる。
ステップSt14において、ドア制御部CUはラッチ装置5のラッチモータ52に信号を送信する。この信号に基づいて、ラッチモータ52はラッチ部51を閉状態にするように駆動する。
ステップSt15において、ドア制御部CUは、正面モーション検知センサSN3がユーザのキックモーションを検知したかを判定する。正面モーション検知センサSN3がユーザのキックモーションを検知した場合、ドア制御部CUはプロセスをステップSt16へ進める。正面モーション検知センサSN3がユーザのキックモーションを検知していない場合、ドア制御部CUはプロセスをステップSt17へ進める。
ステップSt16において、ドア制御部CUはドア駆動ユニット40のドア駆動モータ41に信号を送信する。ドア制御部CUは、回転数センサSN4からの情報に基づき、バックドア3が第1速度で閉動するようにドア駆動モータ41を駆動させる。
ステップSt17において、ドア制御部CUは、バックドア3のドアクローズスイッチSW2が入力されたか判定する。ドアクローズスイッチSW2が入力された場合、ドア制御部CUはプロセスをステップSt16へ進める。ドアクローズスイッチSW2が入力されていない場合、ドア制御部CUはプロセスをステップSt10に戻す。
<開閉体制御装置の作動>
バックドア3が開口部2を閉じているときの開閉体制御装置10の作動について説明する。バックドア3が閉じているとき、ユーザのキックモーションが正面モーション検知センサSN3により検知されると、バックドア3が第1速度により開動を開始する。また、ドアオープンスイッチSW1が入力されたときにも、バックドア3が第1速度により開動を開始する。一方、バックドア3の側方に当たる位置且つバックドア3の開閉軌跡の外側位置にいるユーザによるキックモーションが側方モーション検知センサSN2により検知されると、バックドア3が第2速度により開動を開始する。
バックドア3が開口部2を開いているときの開閉体制御装置10の作動について説明する。バックドア3が開いているとき、ユーザのキックモーションが開口部2の周辺に設けられた正面モーション検知センサSN3により検知されると、バックドア3が第1速度により閉動を開始する。また、ドアクローズスイッチSW2が入力されたときにも、バックドア3が第1速度により閉動を開始する。一方、ユーザのキックモーションが側方モーション検知センサSN2により検知されると、バックドア3が第2速度により閉動を開始する。
<開閉体制御装置の効果>
従って、前記実施形態では、ユーザがキックモーションを行うことにより、バックドア3を駆動することができる。このためにユーザは、荷物を持つなどして手が塞がっている際にもバックドア3を開閉させることができる。
前記実施形態では、ユーザがバックドア3の正面においてキックモーション行った、又はドアオープンスイッチSWやドアクローズスイッチSW2の操作を行った場合、バックドア3は遅い第1速度により開閉駆動させられる。このため、ユーザとバックドア3との接触が抑制される。
一方、バックドア3の開閉軌跡の外側であるバックドア3の側方において、ユーザがキックモーションを行った場合、バックドア3が速い第2速度により開閉駆動させられる。このため、バックドア3の開閉に要する時間が減少し、開閉を待つユーザが受けるストレスが軽減する。
前記実施形態では、バックドア3の第1速度の平均速度が300mm/s~400mm/s、第2速度の平均速度が450mm/s~550mm/sに設定されている。
図7には、バックドア3の速度と、速度に対するユーザの感想との関係が示されている。図7に示すように、この第1速度は、60~90%の人が適切、やや遅い又は遅いと感じる速さである。一方、第2速度は、30%程度の人が速すぎると感じる速さである。このため、第2速度は通常設定されない速度である。
従って、バックドア3の近くにユーザがいる場合でも、安全にバックドア3を開閉することができる。また、バックドア3とユーザとが離れている場合、通常設定されない速い速度でバックドア3を開閉することができる。これにより、バックドア3の開閉をユーザが待つ待ち時間を低減することができる。
(その他の実施形態)
前記実施形態において、バンパセンサSN1はミリ波式のセンサであるとした。しかし、バンパセンサSN1にはソナー式のセンサを用いてもよい。
前記実施形態において、カメラ32によって所定範囲が撮影されている。このカメラ32から得られた画像によって所定範囲内に障害物があることが検出されたとき、バックドア3の開閉が停止するようにしてもよい。
前記実施形態において、ドア制御部CUによる制御手順は、ステップSt1、ステップSt6及びステップSt9の順序をそれぞれ入れ替えてもよい。また、ステップSt1とステップSt6とステップSt9とのそれぞれが同時に判断されているとしてもよい。
前記実施形態では、ユーザのモーションはキックモーションとしたが、キックモーションに限らず脚を使ったモーションでさえあれば、上記と同様の作用効果を奏することができる。また、脚以外の部位を使ったモーションを所定のモーションとしてもかまわない。。
前記実施形態では、ドア駆動ユニット40は開口部2の車幅方向両端に1つずつ設けられているとしたが、いずれかの片端に1つ設けられているとしてもよい。
前記実施形態では、開口部2の上側の端にヒンジが設けられているとした。しかし、図8に示すように、開口部2の車幅方向の端部にヒンジを設けてもよい。また、図9に示すように、観音開きとなるようにヒンジを設けてもよい。
前記実施形態では、開口部2と開閉体としてのバックドア3とが車体の後部に設けられているとしたが、図10と図11とに示すように、車体の側部に設けられていてもよい。このとき、開閉体は乗員用のドアである。また、所定範囲は乗員用のドアの開動範囲(乗員用のドアが開動時に通過する範囲)である。
本発明は、開閉体とユーザとの接触を確実に抑制しつつ、開閉に係る待ち時間を低減することができるため、極めて有用である。
1 車体
2 開口部
3 バックドア
32 カメラ
40 ドア駆動ユニット
10 開閉体制御装置
SN2 側方モーション検知センサ
SN3 正面モーション検知センサ

Claims (6)

  1. 車体に設けられた開口部を開閉する開き戸式の開閉体を制御する車両の開閉体制御装置であって、
    前記開閉体を開閉駆動する駆動手段と、
    前記開閉体を閉じられた状態で正面から見たときの該開閉体の側方に当たる位置であって且つ該開閉体の開閉軌跡の外側位置でユーザが行う所定モーションを検知する側方モーション検知手段と、
    前記所定モーション以外のユーザよる開閉体を開閉するための操作を検知する開閉操作検知手段と、
    前記駆動手段を制御する制御手段と、を備え、
    前記制御手段は、前記開閉操作検知手段が前記操作を検知したとき、前記開閉体が第1速度で開閉し、前記側方モーション検知手段が前記所定モーションを検知したとき、該開閉体が第2速度で開閉するように前記駆動手段を制御し、
    前記第2速度が前記第1速度よりも大きいことを特徴とする車両の開閉体制御装置。
  2. 請求項1に記載の車両の開閉体制御装置において、
    前記開口部は前記車体の後面に設けられ、
    前記開閉体は前記車体の後部に設けられたバックドアであり、
    前記側方モーション検知手段は、車体下方における後輪の後端から排気管の後端に至る場所での前記所定モーションを検知することを特徴とする車両の開閉体制御装置。
  3. 請求項1又は2に記載の車両の開閉体制御装置において、
    前記開閉体を開閉させるためのスイッチを備え、
    前記開閉操作検知手段は、前記スイッチの操作を検知するスイッチ操作検知手段であることを特徴とする車両の開閉体制御装置。
  4. 請求項1又は2に記載の車両の開閉体制御装置において、
    前記開閉操作検知手段は、前記開閉体の正面側にいるユーザの前記所定モーションを検知する正面モーション検知手段であることを特徴とする車両の開閉体制御装置。
  5. 請求項1~4のいずれか1つに記載の車両の開閉体制御装置において、
    前記第1速度の平均速度が300mm/s~400mm/sであり、前記第2速度の平均速度が450mm/s~550mm/sであることを特徴とする車両の開閉体制御装置。
  6. 請求項1~5のいずれか1つに記載の車両の開閉体制御装置において、
    前記開閉体の開閉軌跡内を撮影する撮像手段を備え、
    前記制御手段は、前記撮像手段で得られた画像から前記開閉軌跡内に障害物が検出されたときに、前記駆動手段による前記開閉体の開閉を停止することを特徴とする車両の開閉体制御装置。
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