JP2022097764A - 光学シート - Google Patents

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Abstract

【課題】中間層(光学多層膜)を保護することができ、優れた光学特性を有する光学シートを提供すること。【解決手段】本発明の光学シート10は、光透過性を有する第1基材1および第2基材2(一対の基材)と、第1基材1および第2基材2の間に設けられ、入射する光の一部を透過し、残部を反射させる中間層3と、を備え、中間層3は、高屈折率層31と、高屈折率層31よりも光屈折率が低い低屈折率層32と、を有し、第1基材1側から入射した光の反射率R1は、第2基材2側から入射した光の反射率R2よりも大きいことを特徴とする。【選択図】図2

Description

本発明は、光学シートに関する。
眼鏡、カメラなどの光学製品や、ディスプレイ装置の表示画面など、光学的・視覚的な現象を生じる機器には、様々な光学多層膜が利用されている(例えば、特許文献1参照)。
光学多層膜は、例えば、反射防止膜や、ハーフミラーとして用いられている。
特許文献1に記載されている光学多層膜は、レンズ等の透明基材の表面に、例えば、真空蒸着法によって金属薄膜を成膜、積層することにより製造されている。各金属薄膜の厚さや材料を適宜設定することにより、光学多層膜は、反射防止膜や、ハーフミラーとして機能する。
しかしながら、特許文献1に開示されている光学多層膜は、表面の部分(最外層)に露出しており、摩耗したり傷ついたりすることがある。この損傷の程度によっては、光学特性が低下することがある。
特開2009-058703号公報
本発明の目的は、光学多層膜のような中間層を保護することができ、優れた光学特性を有する光学シートを提供することにある。
このような目的は、下記(1)~(5)の本発明により達成される。
(1) 光透過性を有する一対の基材と、
前記各基材の間に設けられ、入射する光の一部を透過し、残部を反射させる中間層と、を備え、
前記中間層は、高屈折率層と、前記高屈折率層よりも光屈折率が低い低屈折率層と、を有し、
前記一対の基材のうちの一方の基材である第1基材側から入射した光の反射率R1は、前記一対の基材のうちの他方の基材である第2基材側から入射した光の反射率R2よりも大きいことを特徴とする光学シート。
(2) 前記反射率R1と前記反射率R2との差は、0.01以上80以下である上記(1)に記載の光学シート。
(3) 前記高屈折率層と前記低屈折率層との光屈折率の差は、0.3以上2以下である上記(1)または(2)に記載の光学シート。
(4) 前記高屈折率層および前記低屈折率層は、それぞれ構成材料が異なる上記(1)ないし(3)のいずれかに記載の光学シート。
(5) 前記一対の基材のうちの少なくとも一方の基材と、前記中間層との間に設けられた接着剤層を有する上記(1)ないし(4)のいずれかに記載の光学シート。
本発明によれば、中間層(光学多層膜)を保護することができ、優れた光学特性を有する光学シートを提供することができる。
本発明の光学シート(第1実施形態)が貼着された状態の光学部品(眼鏡)を示す斜視図である。 図1に示す光学シートの拡大断面図である。 本発明の光学シート(第1実施形態)の拡大断面図である。
以下、本発明の光学シートを添付図面に示す好適な実施形態に基づいて詳細に説明する。
<第1実施形態>
図1は、本発明の光学シート(第1実施形態)が貼着された状態の光学部品(眼鏡)を示す斜視図である。図2は、図1に示す光学シートの拡大断面図である。
なお、図1、図2において、サングラスを使用者の頭部に装着した際に、レンズの使用者の目側の面を裏側の面と言い、その反対側の面を表側の面とも言う。すなわち、図2(図3についても同様)では、左側の面が「表側の面」であり、右側の面が「裏側の面」である。また、図2(図3についても同様)では、光学シートの厚さ方向を誇張して図示しているが、実際の寸法とは大きく異なる。
光透過性を有する第1基材1および第2基材2(一対の基材)と、第1基材1および第2基材2の間に設けられ、入射する光の一部を透過し、残部を反射させる中間層3と、を備え、中間層3は、高屈折率層31と、高屈折率層31よりも光屈折率(以下、単に屈折率と言う)が低い低屈折率層32と、を有し、第1基材1側(表側の面)から入射した光の反射率R1は、第2基材2側(裏側の面)から入射した光の反射率R2よりも大きい。
これにより、中間層3は、ハーフミラーとしての効果を十分に発揮することができる。さらに、入射光La1と入射光Lb1とが同じ光量であったと仮定した場合、表側(外側)から光学シート10を見たとき、反射光(反射光La2)の光量が比較的多く、裏側(内側)から光学シート10を見たとき、反射光(反射光Lb2)の光量が比較的少なくなる。よって、外側からみたときの意匠性を高めることができるとともに、使用者が反射光(反射光Lb2)によって視界が悪くなるのを防止することができる。すなわち、高い光学特性を発揮することができる。
さらに、光学シート10では、中間層3が表面(光学シート10の上面または下面)に露出していないため、中間層3が摩耗したり、傷付いたりするのを防止することができる。
このような光学シート10は、図1に示す眼鏡レンズ30の表側の面に、例えば接着剤を介して貼着されて用いられる。また、光学シート10の基材に厚みがある場合、光学シート10は、眼鏡レンズ30として使用することもできる。
図1に示すように、眼鏡(サングラス)100は、使用者の頭部に装着されるフレーム20と、フレーム20に固定された眼鏡レンズ30を備えている。なお、本明細書中においては、「眼鏡レンズ」とは、集光機能を有するもの、集光機能を有していないものの双方を含む。
図1に示すように、フレーム20は、使用者の頭部に装着されるものであり、リム部21と、ブリッジ部22と、使用者の耳に掛けられるテンプル部23と、ノーズパッド部24を有している。各リム部21は、リング状をなしており、内側に眼鏡レンズ30が装着される部分である。
ブリッジ部22は、各リム部21を連結する部分である。
テンプル部23は、つる状をなし、各リム部21の縁部に連結されている。このテンプル部23は、使用者の耳に掛けられる部分である。
ノーズパッド部24は、眼鏡)100を使用者の頭部に装着した装着状態において、使用者の鼻と当接する部分である。これにより、装着状態を安定的に維持することができる。
このフレーム20の構成材料としては、特に限定されず、各種金属材料や、各種樹脂材料等を用いることができる。なお、フレーム20の形状は、使用者の頭部に装着することができるものであれば、図示のものに限定されない。
各リム部21には、それぞれ、眼鏡レンズ30が装着されている。眼鏡レンズ30は、外側に向って湾曲した板状をなしている。本実施形態では、眼鏡レンズ30の外側の面、すなわち、湾曲凸面上に光学シート10が貼着されている。
眼鏡レンズ30の構成材料としては、光透過性を有していれば、特に限定されず、例えば、各種熱可塑性樹脂や、熱硬化性樹脂、光硬化性樹脂等の各種硬化性樹脂の各種樹脂材料や、各種ガラス材料や、各種結晶が挙げられる。
上記樹脂材料としては、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン-プロピレン共重合体等のポリオレフィン、ポリ塩化ビニル、ポリスチレン、ポリアミド、ポリイミド、ポリカーボネート、ポリ-(4-メチルペンテン-1)、アイオノマー、アクリル系樹脂、ポリメチルメタクリレート、アクリロニトリル-ブタジエン-スチレン共重合体(ABS樹脂)、アクリロニトリル-スチレン共重合体(AS樹脂)、ブタジエン-スチレン共重合体、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリブチレンテレフタレート(PBT)等のポリエステル、ポリエーテル、ポリエーテルケトン(PEK)、ポリエーテルエーテルケトン(PEEK)、ポリエーテルイミド、ポリアセタール(POM)、ポリフェニレンオキシド、ポリサルフォン、ポリエーテルサルフォン、ポリフェニレンサルファイド、ポリアリレート、芳香族ポリエステル(液晶ポリマー)、ポリテトラフルオロエチレン、ポリフッ化ビニリデン、その他フッ素系樹脂、エポキシ樹脂、フェノール樹脂、ユリア樹脂、メラミン樹脂、シリコーン樹脂、ポリウレタン等、またはこれらを主とする共重合体、ブレンド体、ポリマーアロイ等が挙げられ、これらのうちの1種または2種以上を組み合わせて用いることができる。
また、上記ガラス材料としては、光透過性を有していれば特に限定されず、例えば、ソーダガラス、結晶性ガラス、石英ガラス、鉛ガラス、カリウムガラス、ホウケイ酸ガラス、無アルカリガラス等が挙げられる。
また、上記結晶材料としては、光透過性を有していれば特に限定されず、例えば、サファイア、水晶等が挙げられる。また、眼鏡レンズ30の厚さは、特に限定されず、例えば、0.5mm以上5.0mm以下であるのが好ましく、10mm以上3.0mm以下であるのがより好ましい。これにより、比較的高い強度と、軽量化とを両立することができる。
次に、光学シート10について説明する。
図2に示すように、光学シート10は、第1基材1と、第2基材2と、これらの間に設けられた中間層3と、中間層3と、第2基材2との間に設けられた接着剤層4とをする積層体で構成されている。また、光学シート10は、第1基材1、中間層3、第2基材2および接着剤層4の順で積層されている。また、光学シート10は、第1基材1が眼鏡レンズ30と反対側、すなわち、表側に位置する向きで、眼鏡レンズ30に積層(貼着)されて用いられる。
また、光学シート10は、可撓性を有している。これにより、眼鏡レンズ30の湾曲に追従して光学シート10を貼着することができる。
第1基材1および第2基材2は、中間層3(光学多層膜)を支持する機能を有している。
第1基材1および第2基材2は、光透過性(可視光透過性)を有する材料で構成されている。第1基材1および第2基材2の構成材料としては、特に限定されないが、例えば、アクリル系樹脂、メタクリル系樹脂、ポリカーボネート、ポリスチレン、エポキシ系樹脂やオキセタン系樹脂のような環状エーテル系樹脂、ポリアミド、ポリイミド、ポリベンゾオキサゾール、ポリシラン、ポリシラザン、シリコーン系樹脂、フッ素系樹脂、ポリウレタン、ポリオレフィン系樹脂、ポリブタジエン、ポリイソプレン、ポリクロロプレン、PETやPBTのようなポリエステル、ポリエチレンサクシネート、ポリサルフォン、ポリエーテル、また、ベンゾシクロブテン系樹脂やノルボルネン系樹脂等の環状オレフィン系樹脂等が挙げられ、これらのうちの1種または2種以上を組み合わせて(ポリマーアロイ、ポリマーブレンド(混合物)、共重合体等として)用いることができる。
これらの中でも、ポリカーボネートを用いることにより、光学シート10の耐熱性および耐摩擦性を優れたものとすることができる。また、ポリアミド系樹脂を用いることにより、耐衝撃性および耐薬品性を優れたものとすることができる。
なお、第1基材1および第2基材2は、構成材料が同じであってもよく、異なっていてもよい。
第1基材1および第2基材2の厚さは、同じであってもよく、異なっていてもよいが、例えば、0.05mm以上1mm以下であるのが好ましく、0.06mm以上0.8mm以下であるのがより好ましい。
また、第1基材1および第2基材2の色は、無色であっても、赤色、青色、黄色等、如何なる色であってもよい。
これらの色の選択は、第1基材1および第2基材2の少なくとも一方に染料または顔料を含有させることにより可能になる。この染料としては、例えば、酸性染料、直接染料、反応性染料、および塩基性染料等が挙げられ、これらから選択される1種または2種以上を組み合わせて用いることができる。
染料の具体例としては、例えば、C.I.アシッドイエロー 17,23,42,44,79,142、C.I.アシッドレッド 52,80,82,249,254,289、C.I.アシッドブルー 9,45,249、C.I.アシッドブラック 1,2,24,94、C.I.フードブラック 1,2、C.I.ダイレクトイエロー 1,12,24,33,50,55,58,86,132,142,144,173、C.I.ダイレクトレッド 1,4,9,80,81,225,227、C.I.ダイレクトブルー 1,2,15,71,86,87,98,165,199,202、C.I.ダイレクトブラック 19,38,51,71,154,168,171,195、C.I.リアクティブレッド 14,32,55,79,249、C.I.リアクティブブラック 3,4,35等が挙げられる。
また、第1基材1の屈折率n1は、1.3以上1.8以下であるのが好ましく、1.4以上1.65以下であるのがより好ましい。
また、第2基材2の屈折率n2は、1.3以上1.8以下であるのが好ましく、1.4以上1.65以下であるのがより好ましい。
第1基材1の屈折率n1および第2基材2の屈折率n2を上記数値範囲とすることにより、第1基材1および第2基材2が、後述する反射率R1>反射率R2の関係を阻害するのを防止することができる。
中間層3は、第1基材1と第2基材2との間に設けられ、入射する光の一部を透過し、残部を反射させる機能を有する、いわゆる、ハーフミラー機能を有する層である。
中間層3は、高屈折率層31と、高屈折率層31よりも屈折率が低い低屈折率層32と、を有している。図示の構成では、表側(第1基材1側)から、高屈折率層31および低屈折率層32の順で積層されている。
高屈折率層31および低屈折率層32は、例えば、抵抗加熱法、電子ビーム加熱法(EB法)等の真空蒸着等により成膜された蒸着膜であり、中間層3はこれらの積層体である。
また、高屈折率層31および低屈折率層32の構成材料としては、例えば、SiO2、SiO、TiO、TiO、Ti23、Ti25、Al23、TaO2、Ta25、NdO2、NbO、Nb23、NbO2、Nb25、CeO2、MgO、Y23、SnO2、WO3、HfO2、ZrO2、Sc3、CrO、Cr、In、La、CaF、MgF2、NaAlF、AlF、BaF、CeF、CaF、LaF、LiF、NaAlF1,NdF、YF等の酸化物またはフッ化物や、In、Cr、Ti、Ni、Cu、Sn、Zr、Al等の金属材料が挙げられる。
高屈折率層31の構成材料は、上記金属材料の中では、Cr、Zrであるのが好ましい。一方、低屈折率層32の構成材料は、上記金属材料の中では、Inであるのが好ましい。これにより、高屈折率層31の屈折率を、低屈折率層32よりも高くすることができる。よって、後述するように、中間層3は、ハーフミラー機能を有するものとなる。さらに、中間層3の曲げ性を高める、すなわち、クラックを生じにくくすることができる。
高屈折率層31の構成材料は、上記酸化物の中では、Ta、HfO、ZrO、Y、Scであるのが好ましく、ZrO、CeOであるのがさらに好ましい。一方、低屈折率層32の構成材料は、上記酸化物の中では、例えば、SiO、MgF、CaF、NaAlF、NaAl14であるのが好ましい。これにより、高屈折率層31の屈折率を、低屈折率層32よりも高くすることができる。よって、後述するように、中間層3は、ハーフミラー機能を有するものとなる。
また、高屈折率層31および低屈折率層32の厚さ(物理厚さ)は、それぞれ、同じであってもよく、異なっていてもよいが、1nm以上200nm以下であるのが好ましく、1.5nm以上150nm以下であるのがより好ましい。
高屈折率層31および低屈折率層32の厚さ(光学厚さ:500nmの波長に対して)は、0.002/4λnm以上0.4/4λnm以下であるのが好ましく、0.003/4λnm以上0.3/4λnm以下であるのがより好ましい。
高屈折率層31および低屈折率層32をこのような厚さとす得ることにより、中間層3は、ハーフミラーとしての効果を十分に発揮することができる。
また、中間層3の総厚(高屈折率層31および低屈折率層32の厚さの和)5nm以上500nm以下であるのが好ましく、7.5nm以上450nm以下であるのがより好ましく、10nm以上400nm以下であるのがさらに好ましく、12nm以上380nm以下であるのが特に好ましい。これにより、中間層3は、ハーフミラーとしての効果を十分に発揮することができるとともに、曲げ変形した際に中間層3にクラックが生じてしまうのを防止することができる。
中間層3の総厚が薄すぎた場合、中間層3は、ハーフミラーとしての効果を十分に発揮することができず、意匠性が低下する可能性が有る。一方、中間層3の総厚が厚すぎた場合、曲率半径が130.8mm以上の曲面に光学シート10を追従させた場合、中間層3にクラックが生じてしまう可能性が有る。
なお、中間層3の総厚とは、中間層3の平均厚さのことを言う。この平均厚さは、例えば、基材の断面を露出させSEMまたはTEMを用いて求めた値とすることができる。
中間層3の総厚が5nmよりも薄かった場合、中間層3は、ハーフミラーとしての効果を十分に発揮することができず、意匠性が低下す可能性が有る。一方、中間層3の総厚が500nmよりも厚かった場合、曲率半径が130.8mm以上の曲面に光学シート10を追従させた場合、中間層3にクラックが生じてしまう可能性が有る。
ここで、本実施形態では、中間層3は、表側(第1基材1側)から入射した光の反射率R1(中間層3全体としての反射率)と、裏側(第2基材2側)から入射した光の反射率R2(中間層3全体としての反射率)とが異なっており、反射率R1は、反射率R2よりも大きい。すなわち、装着者から見ると、外側から入射した光の反射率R1と、内側(目側)から入射した光の反射率R2とが異なっており、反射率R1は、反射率R2よりも大きい。
これにより、入射光La1と入射光Lb1とが同じ光量であったと仮定した場合、表側(外側)から光学シート10を見たとき、反射光(反射光La2)の光量が比較的多く、裏側(内側)から光学シート10を見たとき、反射光(反射光Lb2)の光量が比較的少なくなる。よって、外側からみたときの意匠性を高めることができるとともに、使用者が反射光(反射光Lb2)によって視界が悪くなるのを防止することができる。すなわち、光学シート1は、光学特性に優れる。
なお、本明細書中における「反射率」とは、可視光(波長領域が380nm以上780nm以下の光)において、5nmごとに入射角が5°の全反射率の最大となる波長での反射率のことを言う。また、「反射率」は、例えば、日本分光製V-660の積分球反射測定を用いて測定することができる。
反射率R1と反射率R2との差は、0.01以上80以下であるのが好ましく、0.1以上70以下であるのがより好ましい。これにより、上記効果がより顕著に得られる。
反射率R1と反射率R2との大小関係は、例えば、高屈折率層31および低屈折率層32の屈折率を調整することにより実現することができる。
高屈折率層31の屈折率n31は、1.55以上3.2以下であるのが好ましく、1.6以上3.0以下であるのがより好ましい。
低屈折率層32の屈折率n32は、0.6以上1.55以下であるのが好ましく0.7以上1.50以下であるのがより好ましい。
また、高屈折率層31と低屈折率層32との屈折率差(光屈折率差)Δn1は、0.3以上2以下であるのが好ましく、0.4以上1.5以下であるのがより好ましい。これにより、本発明の効果をより顕著に得られる。
このような屈折率の差は、例えば、高屈折率層31および低屈折率層32構成材料を異ならせることにより発現することができる。これにより、上記のような屈折率の関係を比較的容易に得ることができる。
また、高屈折率層31は、主としてCrで構成され、低屈折率層32は、主としてSiOで構成されているのが好ましい。これにより、上記のような屈折率の関係をより確実に得ることができる。
また、高屈折率層31と第1基材1との屈折率差Δn2は、0.2以上1.5以下であるのが好ましく、0.3以上1.4以下であるのがより好ましい。これにより、本発明の効果をより顕著に得られる。
また、低屈折率層32と接着剤層4との屈折率差Δn3は、0.05以上0.3以下であるのが好ましく、0.1以上0.28以下であるのがより好ましい。これにより、本発明の効果をより顕著に得られる。
接着剤層4は、第2基材2(一対の基材のうちの少なくとも一方の基材)と、中間層3との間に設けられ、第2基材2と中間層3とを接合する機能を有する。
接着剤層4は、光透過性を有する接着剤により構成されている。この接着剤としては、例えば、シリコーン系、シリル化ウレタン樹脂系、ウレタン樹脂系、エポキシ系、ポリオレフィン系、塩素化ポリオレフィン系、アクリル系、シアノアクリレート系、ゴム系、ポリエステル系、ポリイミド系、フェノール系等の接着剤が挙げられる。
これらの中でも、接着剤層4は、シリル化ウレタン樹脂系の接着剤により構成されているのが好ましい。これにより、硬化時にガスが発生するのを防止することができる。特に、中間層3は、ガスバリア性が比較的高いため、接着剤層4に気泡の残存が発生しやすいが、シリル化ウレタン樹脂系の接着剤を用いた場合、この気泡の残存を防止することができる。
また、接着剤層4の屈折率n4は、1.3以上1.7以下であるのが好ましく、1.4以上1.65以下であるのがより好ましい。これにより、接着剤層4が、反射率R1>反射率R2の関係を阻害するのを防止することができる。
また、接着剤層4と第2基材2との屈折率差Δn4は、0.001以上0.5以下であるのが好ましく、0.01以上0.3以下であるのがより好ましい。これにより、本発明の効果をより顕著に得られる。
接着剤層4の厚さは、特に限定されず、例えば、2μm以上50μm以下であるのが好ましく、5μm以上35μm以下であるのがより好ましい。
このような接着剤層4により、第2基材2と中間層3とを接合することができる。
このような光学シート10は、例えば、第1基材1に中間層3を順次積層し、中間層3上に接着剤を塗布し、該接着剤上に第2基材2を貼り合わせ、接着剤を硬化させることにより得られる。
また、光学シート10では、中間層3が表面(光学シート10の上面または下面)に露出していないため、中間層3が摩耗したり、傷付いたりするのを防止することができる。
なお、光学シート10の総厚は、特に限定されないが、0.1mm以上2.0mm以下であるのが好ましく、0.12mm以上1.8mm以下であるのがより好ましい。これにより、眼鏡レンズ30の湾曲面に確実に追従して貼着することができる。
このような光学シート1は、前述した接着剤層4と同様の接着剤層を介して眼鏡レンズ30に積層されて用いられる。
<第2実施形態>
図3は、本発明の光学シート(第2実施形態)を示す断面図である。
以下、この図を参照して本発明の光学シートの第2実施形態について説明するが、前述した実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項はその説明を省略する。
本実施形態は、偏光層を有すること以外は前記第1実施形態と同様である。
図3に示すように、本実施形態では、光学シート10は、さらに、偏光層5と、接着剤層6と、を有している。本実施形態の光学シート10では、第2基材2、接着剤層6、偏光層5、接着剤層4、中間層3および第1基材1の順で積層されている。
偏光層5は、第2基材2と中間層3との間に設けられ、接着剤層4と接着剤層6とによって、中間層3および第2基材2に接合されている。接着剤層6は、前述した接着剤層4と同様の構成とすることができる。
偏光層5は、入射光L(偏光していない自然光)から、所定の一方向に偏光面をもつ直線偏光を取出す機能を有している。これにより、光学シート10を介して目に入射する入射光は、偏光されたものとなる。
偏光層5の偏光度は、特に限定されないが、例えば、50%以上、100%以下であるのが好ましく、80%以上、100%以下であるのがより好ましい。また、偏光層5の可視光線透過率は、特に限定されないが、例えば、5%以上60%以下であるのが好ましく10%以上50%以下であるのがより好ましい。
このような偏光層5の構成材料としては、上記機能を有するものであれば特に限定されないが、例えば、ポリビニルアルコール(PVA)、部分ホルマール化ポリビニルアルコール、ポリエチレンビニルアルコール、ポリビニルブチラール、ポリカーボネート、エチレン-酢酸ビニル共重合体部分ケン価物等で構成された高分子フィルムに、ヨウ素や二色性染料等の二色性物質を吸着、染色させ、一軸延伸したもの、ポリビニルアルコールの脱水処理物やポリ塩化ビニルの脱塩酸処理物等のポリエン系配向フィルム等が挙げられる。
これらの中でも、偏光層5は、ポリビニルアルコール(PVA)を主材料とした高分子フィルムに、ヨウ素または二色性染料を吸着、染色させ、一軸延伸したものが好ましい。ポリビニルアルコール(PVA)は透明性、耐熱性、染色剤であるヨウ素または二色性染料との親和性、延伸時の配向性のいずれもが優れた材料である。したがって、PVAを主材料とする偏光層5は、耐熱性に優れたものとなるとともに、偏光能に優れたものとなる。
なお、上記二色性染料としては、例えばクロラチンファストレッド、コンゴーレッド、ブリリアントブルー6B、ベンゾパープリン、クロラゾールブラックBH、ダイレクトブルー2B、ジアミングリーン、クリソフェノン、シリウスイエロー、ダイレクトファーストレッド、アシドブラックなどが挙げられる。
この偏光層5の厚さは、特に限定されず、例えば、5μm以上60μm以下であるのが好ましく、10μm以上40μm以下であるのがより好ましい。
以上、本発明の光学シートを図示の実施形態について説明したが、本発明は、これに限定されるものではなく、光学シートを構成する各部は、同様の機能を発揮し得る任意の構成のものと置換することができる。また、任意の構成物が付加されていてもよい。
なお、本発明の光学シートは、前記各実施形態のうちの、任意の2以上の構成(特徴)を組み合わせたものであってもよい。
また、本発明の光学シートは、自動車、オートバイ、鉄道等の車両や、航空機、船舶、住宅等の窓部材に貼着して用いることもできる。
また、前記各実施形態では、中間層は、3層である場合について説明したが、本発明ではこれに限定されず、3層以上であってもよい。
以下、実施例に基づいて本発明をより具体的に説明する。
光学シートの検討
1.光学シートの形成
(実施例1)
まず、100質量部のビスフェノールA型ポリカーボネート(三菱エンジニアプラスチックス社製、「H3000」)を押し出し成形により、2枚の基材を得、これらを第1基材および第2基材とした。
そして、第1基材の一方の面上に、真空蒸着法により、表1に示すような第1層~第2層を積層して中間層3を形成した。
一方で、第2基材の一方の面上に、硬化後の厚さが、20μmになるように、コニシ製ボンドウルトラ多用途クリア(シリル化ウレタン樹脂系)を塗工した。
そして、第1基材と中間層との積層体と、第2基材と接着剤層との積層体を、中間層と接着剤層とが接触するように貼り合わせ、25度、湿度50%環境下で3日養生して接着剤層を硬化させて、光学シートを得た。
(実施例2)
各部の構成を表1に示すように変更したこと以外は、実施例1と同様にして実施例2の光学シートを得た。
(実施例3~11)
各部の構成を表1に示すように変更したこと以外は、実施例1と同様にして実施例3~11の光学シートを得た。
(比較例1)
各部の構成を表1に示すように変更したこと以外は、実施例1と同様にして比較例1の光学シートを得た。
(比較例2)
各部の構成を表1に示すように変更したこと以外は、実施例1と同様にして比較例2の光学シートを得た。
なお、表1中の中間層では、「高屈折率層」および「低屈折率層」を、第1基材側から積層されている順に、上から記載している。
2.評価
各実施例および各比較例の光学シートを、以下の方法で評価した。
<反射率試験>
日本分光製V-660を用いて、積分球反射測定を実施し、380nm以上780nm以下の反射率の平均を、反射率として求め、光学特性の試験を行い、反射率の測定を実施した。
A:反射率:60~99%。
B:反射率:40~60%。
C:反射率:25~40%。
D:反射率:5~25%。
<湾曲追従性試験>
成形機CPL32(レマ社製)を用いて150℃、4分間、中央1箇所に真空孔を有する曲率半径が130.8mmのアルミニウム製球面成形型に真空度0.09MPaにて真空吸引させることにより、ポリカーボネート樹脂成形体を得た。
得られたポリカーボネート樹脂成形体を用いて以下の評価を行った。デジタルマイクロスコープ(キーエンス社製、「VHX-1000」)を用いて、湾曲追従性の試験を行い、次にように評価した。
A:目視で表面凹凸に変化なし、顕微鏡観察でも表面凹凸に変化なし。
B:目視で表面凹凸に変化なし、顕微鏡観察でも表面凹凸に変化あり。
C:目視で表面凹凸に変化あり(表面メラが見られる)、顕微鏡観察でも表面凹凸に変化あり。
D:目視で表面凹凸に変化あり(クラックが見られる)、顕微鏡観察でも表面凹凸に変化あり。
<気泡観察>
デジタルマイクロスコープ(キーエンス社製、「VHX-1000」)を用いて、観察を行い、気泡の大きさを測定し、次のように評価した。
A:気泡が発生していない。
B:気泡が僅かに発生していた。
C:気泡が大量に発生していた。
Figure 2022097764000002
表1に示したように、各実施例における光学シートでは、比較例と同等もしくはそれ以上に、湾曲追従性に優れ、優れた光学特性を有する結果となった。
100 眼鏡
10 光学シート
1 第1基材
2 第2基材
3 中間層
31 高屈折率層
32 高屈折率層
33 低屈折率層
4 接着剤層
5 偏光層
20 フレーム
21 リム部
22 ブリッジ部
23 テンプル部
24 ノーズパッド部
30 眼鏡レンズ
L 入射光
La1 入射光
La2 反射光
Lb1 入射光
Lb2 反射光
n1 屈折率
n2 屈折率
n31 屈折率
n32 屈折率
n33 屈折率
n4 屈折率
Δn1 屈折率差
Δn2 屈折率差
Δn3 屈折率差
Δn4 屈折率差
Δn5 屈折率差
このような目的は、下記(1)~(3)の本発明により達成される。
(1) 光透過性を有する第1基材および第2基材と、
前記第1基材と前記第2基材との間に設けられ、入射する光の一部を透過し、残部を反射させる中間層と
前記第2基材と前記中間層との間に設けられた接着剤層と、を備え、
前記中間層は、前記第1基材に接触する高屈折率層と、前記接着剤層と接触し、前記高屈折率層よりも光屈折率が低い低屈折率層と、を有し、前記第1基材側から入射した光の反射率R1は、前記第2基材側から入射した光の反射率R2よりも大きく、
前記低屈折率層と前記接着剤層との光屈折率の差は、0.05以上0.3以下であり、
前記高屈折率層と前記第1基材との光屈折率の差は、0.2以上1.5以下であり、
前記接着剤層と前記第2基材との光屈折率の差は、0.001以上0.5以下であり、
前記高屈折率層と前記低屈折率層との光屈折率の差は、0.3以上2以下であり、
前記接着剤層の光屈折率は、1.3以上1.7以下であることを特徴とする光学シート。
) 前記高屈折率層および前記低屈折率層は、それぞれ構成材料が異なる上記(1)または(2)に記載の光学シート。

Claims (5)

  1. 光透過性を有する一対の基材と、
    前記各基材の間に設けられ、入射する光の一部を透過し、残部を反射させる中間層と、を備え、
    前記中間層は、高屈折率層と、前記高屈折率層よりも光屈折率が低い低屈折率層と、を有し、
    前記一対の基材のうちの一方の基材である第1基材側から入射した光の反射率R1は、前記一対の基材のうちの他方の基材である第2基材側から入射した光の反射率R2よりも大きいことを特徴とする光学シート。
  2. 前記反射率R1と前記反射率R2との差は、0.01以上80以下である請求項1に記載の光学シート。
  3. 前記高屈折率層と前記低屈折率層との光屈折率の差は、0.3以上2以下である請求項1または2に記載の光学シート。
  4. 前記高屈折率層および前記低屈折率層は、それぞれ構成材料が異なる請求項1ないし3のいずれか1項に記載の光学シート。
  5. 前記一対の基材のうちの少なくとも一方の基材と、前記中間層との間に設けられた接着剤層を有する請求項1ないし4のいずれか1項に記載の光学シート。
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