JP2022097019A - 自動精算機 - Google Patents
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Abstract
Description
本発明の実施の形態に係る自動精算機100は、図1~図7に示されるように、主に、扉付き筐体110、紙幣処理機120、硬貨処理機130、電子決済機140、情報表示器180および集中制御器190から構成されている。なお、本実施の形態において、自動精算機100は、図1~図7に示されるように脚台BSに載置されている。
扉付き筐体110は、図1~図3に示されるように略直方体状の筐体であって、図1~図7に示されるように、主に、箱体111および回動扉112から構成されている。箱体111は、図4に示されるように正面側に開口OPを有している。すなわち、箱体111は、図4および図5に示されるように天壁部111a、背壁部111b、底壁部111c、左側壁部111dおよび右側壁部111eから構成されている。回動扉112は、図2および図5に示されるように略長方形状の板状部材であって、図4等に示されるように箱体111の右端に軸支されている。この回動扉112は、図1に示されるように閉められた状態において扉付き筐体110の正面壁を構成する。
本発明の実施の形態に係る紙幣処理機120は、図4および図5に示されるように還流庫121および紙幣鑑別装置122から構成されている。なお、このような紙幣処理機120は、例えば、特開2013-175171号公報および特開2013-175172号公報等に開示されている。そして、この紙幣処理機120は、図8に示されるように、通信線Lc3を介して集中制御器190に通信接続されており、集中制御器190から制御信号や情報を受信したり、集中制御器190に対して制御信号や情報を送信したりする。紙幣鑑別装置122は、図5に示されるように箱体111の右側の下部のフレームFLの上面に着脱自在に取り付けられている。また、この紙幣鑑別装置122には、紙幣入出口122aが設けられている。紙幣入出口122aは、図1および図2に示されるように扉付き筐体110の回動扉112の表側に露出するように紙幣鑑別装置122の正面側に設けられている。なお、図2に示される通り、この紙幣入出口122aは、正面視において電子決済機140の少し下側に位置するように配設されている。還流庫121は、図5において紙幣鑑別装置122から左側、すなわち、硬貨処理機130の収容空間側にスライド脱着可能となっている。
硬貨処理機130は、図1~図7に示されるように、主に、本体131、硬貨投入部132、硬貨貯留部133および釣銭皿134から構成されている。本体131には、硬貨投入部132から投入される各種硬貨を仕分けて硬貨貯留部133に送る機構や、硬貨貯留部133から釣銭皿134に釣銭を送る機構等が配設されている。硬貨投入部132は、硬貨処理機130に硬貨を投入するための口部位であって、図1および図2に示されるように扉付き筐体110の回動扉112の表側に露出するように本体131の正面上部に設けられている。なお、この硬貨投入部132は、図2に示されるように、正面視において情報表示器180の左下(電子決済機140の左横)に位置するように配設されている。硬貨貯留部133は、俗にカセットチューブと称されるものであって、各種硬貨をそれぞれ収容する複数の収容部を有している。この硬貨貯留部133は、図4および図7に示されるように扉付き筐体110の回動扉112を開いた状態で、本体131の左側面側から装着可能であると共に本体131から左側面側に脱着可能とされている。釣銭皿134は、硬貨貯留部133から本体131を介して送られてくる硬貨を受ける部位であって、図1および図2に示されるように、扉付き筐体110の回動扉112の表側に露出するように本体131の正面下部に設けられている。なお、この釣銭皿134は、図2に示されるように、正面視において硬貨投入部132の下方(回動扉112の左下)に配設されている。そして、この硬貨処理機130は、図1、図2および図4等に示されるように硬貨投入部132および釣銭皿134が上述の位置で回動扉112の表側に露出するように正面側で回動扉112の裏側に取り付けられている。また、この硬貨処理機130は、図8に示されるように、通信線Lc2を介して集中制御器190に通信接続されており、集中制御器190から制御信号や情報を受信したり、集中制御器190に対して制御信号や情報を送信したりする。また、この硬貨処理機130は、扉付き筐体110の回動扉112が閉められた状態において紙幣処理機120の左側の空間に収容されている。すなわち、扉付き筐体110の回動扉112が閉められた状態において硬貨処理機130と紙幣処理機120とは互いに隣接している。さらに、扉付き筐体110の回動扉112が閉められた状態において、硬貨貯留部133の脱着方向には紙幣処理機120が存在し、紙幣処理機120の還流庫121の脱着方向には硬貨処理機130が存在する。すなわち、硬貨処理機130の本体131から硬貨貯留部133を脱着するのみならず、紙幣処理機120の紙幣鑑別装置122から還流庫121を脱着するには、扉付き筐体110の回動扉112を開状態とする必要がある。
電子決済機140は、クレジットカード決済や、デビットカード決済、コード決済、電子マネー決済等に対応した決済機であって、図1~図6に示されるように、主に、本体141、コード読取装置142、カード処理装置143から構成されている。なお、この電子決済機140は、図1~6に示されるように扉付き筐体110の回動扉112の表側に露出するように取り付けられている。なお、この電子決済機140は、図2に示されるように正面視において紙幣入出口122aの少し上側(情報表示器180の右下,硬貨処理機130の硬貨投入部132の右横)に配設されている。本体141は、電子デバイスであって、コード読取装置142から送られてくる信号を情報に変換したり、カード処理装置143に挿入されるクレジットカードやデビットカードから情報を取得したりする。コード読取装置142は、バーコードやQRコード(登録商標)等のコードを光学的に読み取り、その読み取ったコード情報を信号に変換して本体141に送信する。カード処理装置143は、カード挿入口に挿入されるクレジットカードやデビットカードから情報を取得してその情報を本体141に送信する。また、この電子決済機140は、図8に示されるように、通信線Lc4を介して情報表示器180に通信接続されており、情報表示器180から制御信号や情報を受信したり、情報表示器180に対して制御信号や情報を送信したりする。
情報表示器180は、例えば、タブレット端末等のタッチパネル式の情報表示装置であって、図2および図5に示されるように表示面が回動扉112の表側に露出するように回動扉112の上部に取り付けられている。なお、この情報表示器180には、支払金額が表示されたり、各種操作ボタン等が表示されたりする。また、この情報表示器180は、図8に示されるように、通信線Lc1,Lc4を介して集中制御器190および電子決済機140に通信接続されており、集中制御器190および電子決済機140から制御信号や情報を受信したり、集中制御器190および電子決済機140に対して制御信号や情報を送信したりする。
集中制御器190は、上述の通り、通信線Lc1~3を介して紙幣処理機120、硬貨処理機130および情報表示器180にそれぞれ通信接続されており、それらの機器120,130,180から信号や各種データを受信すると共に、紙幣処理機120および硬貨処理機130に対して制御信号や各種データを送信して紙幣処理機120および硬貨処理機130を制御する。この集中制御器190は、図5に示されるように、扉付き筐体110の箱体111の中央左側の奥側に配設されている。
本実施の形態に係る自動精算機100では、紙幣処理機120が扉付き筐体110の箱体111に収容されている一方、硬貨処理機130が回動扉112に取り付けられている。このため、この自動精算機100では、回動扉112が開いた際、硬貨処理機130は回動扉112に付随して箱体111から抜き出される。したがって、この自動精算機100では、紙幣処理機120において紙幣鑑別装置122から還流庫121を容易に脱着することができると共に、硬貨処理機130において本体131から硬貨貯留部133を容易に脱着することができる。その一方、この自動精算機100では、回動扉112を閉めた際、扉付き筐体110に紙幣処理機120と硬貨処理機130とを比較的近接させることができる。このため、この自動精算機100では、還流庫121や硬貨貯留部133の着脱を難しくすることなく、また、硬貨貯留部133から硬貨を取り出しにくくしたり充填しにくくしたりすることなく、小型化を図ることができる。
(A)
先の実施の形態に係る自動精算機100では紙幣処理機120の還流庫121が紙幣鑑別装置122から脱着することができたが、還流庫121は紙幣鑑別装置122に脱着不能に固定されていてもよい。
先の実施の形態に係る自動精算機100では硬貨処理機130の硬貨貯留部133が本体131から脱着することができたが、硬貨貯留部133は本体131に脱着不能に固定されていてもよい。
先の実施の形態に係る自動精算機100では回動扉112が閉状態である場合において紙幣処理機120と硬貨貯留部133とが幅方向に隣接して配設されたが、紙幣処理機120と硬貨貯留部133とは奥行方向に沿って隣接して配設されてもよいし、高さ方向に沿って隣接して配設されてもよい。なお、かかる場合、還流庫121の脱着方向に硬貨処理機130が存在してもよいし、硬貨貯留部133の脱着方向に紙幣処理機120が存在していてもよい。
先の実施の形態に係る自動精算機100では紙幣処理機120が扉付き筐体110の箱体111に収容されている一方、硬貨処理機130が回動扉112に取り付けられていたが、硬貨処理機130が扉付き筐体110の箱体111に収容され、紙幣処理機120が回動扉112に取り付けられていてもよい。かかる場合、回動扉112には紙幣処理機120の紙幣鑑別装置122のみが取り付けられることになる。
先の実施の形態に係る自動精算機100では脱着式の硬貨貯留部133が採用されていたが、硬貨貯留部として開閉式のものが採用されてもよい。なお、そのような硬貨貯留部は、回動扉112を閉められた際において、紙幣処理機側にその扉が開くものとなる。
110 扉付き筐体(収容箱)
111 箱体(箱本体)
112 回動扉
120 紙幣処理機(第1貨幣処理機,第2貨幣処理機)
130 硬貨処理機(第2貨幣処理機,第1貨幣処理機)
121 還流庫(着脱等部)
133 硬貨貯留部(着脱等部)
OP 開口
Claims (4)
- 第1貨幣処理機と、
第1側に脱着可能または開閉可能である着脱等部を有する第2貨幣処理機と、
正面に開口を有する箱本体と、前記箱本体の正面側に配設される横開きの回動扉とを有し、前記第1貨幣処理機および前記第2貨幣処理機を収容する収容箱と
を備え、
前記第1貨幣処理機および前記第2貨幣処理機の一方が、前記箱本体の内部に取り付けられており、
前記第1貨幣処理機および前記第2貨幣処理機の他方が、正面側で前記回動扉の裏側に固定されており、
前記回動扉が閉じられた際、前記第2貨幣処理機の前記第1側が前記第1貨幣処理機に対向する
自動精算機。 - 前記第1貨幣処理機は、紙幣処理機であって、前記箱本体の内部に取り付けられており、
前記第2貨幣処理機は、硬貨処理機であって、正面に配設される硬貨投入部をさらに有し、正面側で前記回動扉の裏側に固定されており、
前記着脱等部は、第1側面側に脱着可能または開閉可能である硬貨貯留部であり、
前記回動扉が閉じられた際、前記第2貨幣処理機の前記第1側面が前記第1貨幣処理機に対向する
請求項1に記載の自動精算機。 - 前記第1貨幣処理機は、第1ユニットと、前記第1ユニットから第2側面側に脱着可能である第2ユニットとを有し、
前記回動扉が閉じられた際、前記第2貨幣処理機の前記第1側面が前記第2ユニットの前記第2側面に対向する
請求項2に記載の自動精算機。 - 前記第1貨幣処理機は、硬貨処理機であって、正面側で前記回動扉の裏側に固定されており、
前記第2貨幣処理機は、第1ユニットを有し、
前記第1ユニットは、前記箱本体の内部に取り付けられており、
前記着脱等部は、前記第1ユニットから第1側面側に脱着可能である第2ユニットであり、
前記第1ユニットは、前記回動扉が閉じられた際、正面側が前記回動扉に対向するように前記箱本体の内部に取り付けられており、
前記回動扉が閉じられた際、前記第1貨幣処理機が前記第2ユニットの前記第1側面側に対向する
請求項1に記載の自動精算機。
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