JP2022085400A - 画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】収容部を有するトレイを筐体から引き出すときにシート状媒体に負荷がかかることを抑制する。【解決手段】プリンタ100の筐体100aに対して着脱可能な給紙トレイ1は、ロール紙収容部11及びカット紙収容部12を有する。搬送機構3は、ロール紙収容部11から用紙Pを送り出すロール紙給送ローラ14,15と、カット紙収容部12から用紙Pを送り出すカット紙給送ローラ3aと、搬送経路Cにおいてロール紙給送ローラ14,15又はカット紙給送ローラ3aとヘッド5との間に配置された中間ローラ対3bとを含む。中間ローラ対3bは、筐体100aに支持され、用紙Pをニップするように構成されている。カッター4aは、搬送経路Cの所定位置Cx(ロール紙給送ローラ14,15又はカット紙給送ローラ3aと中間ローラ対3bとの間)において用紙Pを切断する。【選択図】図1
Description
本発明は、シート状媒体を切断するカッターを備えた画像形成装置に関する。
紙、布、ラベル等のシート状媒体を搬送経路に沿って搬送方向に搬送しつつ画像を形成する画像形成装置が知られている。かかる画像形成装置には、シート状媒体を切断するカッターを備えたものがある。例えば、特許文献1には、ロール紙収納部(収容部)と、画像形成部と、ロール紙収納部からシート状媒体を搬送経路に沿って搬送するシート搬送部(搬送機構)と、画像形成部の搬送経路下流側においてシート状媒体を切断するカッターと、を備えた画像形成装置が示されている。シート搬送部(搬送機構)は、ロール紙収納部からシート状媒体を送り出す給紙ローラ対(給送ローラ)と、画像形成部の搬送経路上流側に配置されたレジストローラ及びレジスト加圧ローラ(中間ローラ対)とを備えている。
例えば、特許文献1の構成において、収容部を、画像形成装置の筐体に対して着脱可能なトレイに設けることが考えられる。特許文献1では、カッターがレジストローラ及びレジスト加圧ローラ(中間ローラ対)の搬送経路下流側に配置されているため、カッターによる切断後、シート状媒体においてカッターによる切断によって先端が形成された部分(カッターよりも搬送方向の上流側の部分)はレジストローラ及びレジスト加圧ローラ(中間ローラ対)にニップされた状態である。この状態において、トレイを筐体から引き出すと、シート状媒体に負荷がかかり、ひいてはシート状媒体が破損し得る。
本発明の目的は、収容部を有するトレイを筐体から引き出すときにシート状媒体に負荷がかかることを抑制できる画像形成装置を提供することにある。
本発明に係る画像形成装置は、筐体と、前記筐体に対して着脱可能であり、シート状媒体を収容可能な収容部を有するトレイと、シート状媒体に対して画像を形成する画像形成部と、前記収容部からシート状媒体を搬送経路に沿って搬送方向に搬送する搬送機構と、前記搬送経路の所定位置においてシート状媒体を切断するカッターと、を備え、前記搬送機構は、前記収容部からシート状媒体を送り出す給送ローラと、前記搬送経路において前記給送ローラと前記画像形成部との間に配置された中間ローラ対と、を含み、前記中間ローラ対は、前記筐体に支持され、シート状媒体をニップするように構成されており、前記所定位置は、前記搬送経路において前記給送ローラと前記中間ローラ対との間にあることを特徴とする。
本発明によれば、カッターが、搬送経路において給送ローラと中間ローラ対との間の所定位置で、シート状媒体を切断するように構成されている。そのため、カッターによる切断後、シート状媒体においてカッターによる切断によって先端が形成された部分(所定位置よりも搬送方向の上流側の部分)は中間ローラ対にニップされた状態ではない。したがって、トレイを筐体から引き出すときにシート状媒体に負荷がかかることを抑制できる。
<プリンタの全体構成>
先ず、図1及び図2を参照し、本発明の一実施形態に係るプリンタ100(画像形成装置)の全体構成について説明する。なお、図1及び図2に示す上下方向及び前後方向を、プリンタ100の上下方向及び前後方向とする。
先ず、図1及び図2を参照し、本発明の一実施形態に係るプリンタ100(画像形成装置)の全体構成について説明する。なお、図1及び図2に示す上下方向及び前後方向を、プリンタ100の上下方向及び前後方向とする。
プリンタ100は、筐体100aと、給紙トレイ1と、搬送機構3と、カッター機構4と、ヘッド5と、排紙トレイ6と、制御部10とを含む。給紙トレイ1は、本発明の「トレイ」に該当するものであって、上方に開口した箱形状を有し、筐体100aの下部に着脱可能である。給紙トレイ1は、筐体100aに対して後から前に向かう方向に移動することで、筐体100aから引き出され、筐体100aに対して前から後に向かう方向に移動することで、筐体100aに装着される。排紙トレイ6は、筐体100aの上部の前方の側壁で構成され、筐体100aに対して開閉可能である。
給紙トレイ1には、ロール紙R(図1参照)を収容可能なロール紙収容部11と、カット紙Pc(図2参照)を収容可能なカット紙収容部12とが設けられている。ロール紙収容部11が本発明の「第1収容部」に該当し、カット紙収容部12が本発明の「第2収容部」に該当し、ロール紙収容部11及びカット紙収容部12は共に本発明の「収容部」を構成する。
ロール紙R(図1参照)は、円筒状の芯部材Rcの外周面に、長尺の用紙P(本発明の「シート状媒体」)がロール状に巻回されたものであり、本発明の「ロール体」に該当する。ロール紙Rは、その回転軸Rx(芯部材Rcの中心軸)が上下方向及び前後方向と直交する方向(後述の「走査方向」であり、用紙Pの幅方向)に沿った状態で、ロール紙収容部11に収容される。
ロール紙収容部11は、ロール紙Rを収容する凹部11xを有する。凹部11xの底部には、搬送機構3を構成する2つのロール紙給送ローラ14,15が設けられている。2つのロール紙給送ローラ14,15は、それぞれ、上記走査方向に延びる軸14a,15aを中心として回転可能である。ロール紙Pは、凹部11xに収容されたとき、その下側部分の外周面が2つのロール紙給送ローラ14,15に支持される。
ロール紙収容部11は、さらに、凹部11xと連通しかつ上下方向に延びる孔11yと、孔11yと連通しかつ前後方向に延びる溝11zとを有する。孔11y及び溝11zは、共に、ロール紙収容部11の底面に開口している。ロール紙Rから巻き解かれた用紙Pは、孔11y及び溝11zを通り、ヘッド5に向けて搬送される。
カット紙Pc(図2参照)は、搬送方向Aの長さがロール紙Rを構成する用紙よりも短くかつ搬送経路Cにおける後述するカット紙給送ローラ3aから中間ローラ対3bまでの長さよりも長い用紙P(本発明の「シート状媒体」)である。カット紙収容部12は、給紙トレイ1内におけるロール紙収容部11の後方の空間であり、上下方向に積層された複数のカット紙Pcを収容可能である。
なお、プリンタ100において、ロール紙Rを使用する場合はカット紙収容部12からカット紙Pcが取り除かれ(図1参照)、カット紙Pcを使用する場合はロール紙収容部11からロール紙Rが取り除かれる(図2参照)。
搬送機構3は、ロール紙収容部11及びカット紙収容部12から選択的に用紙Pを搬送するように構成されており、ロール紙給送ローラ14,15、カット紙給送ローラ3a、中間ローラ対3b、搬送ローラ対3c、排紙ローラ対3d及びガイド7,9を含む。搬送機構3により、用紙Pは、ロール紙収容部11及びカット紙収容部12のいずれかから、当該収容部11,12からヘッド5の下方を通って排紙トレイ6に向かう搬送経路Cに沿って、搬送方向Aに搬送される。
ロール紙給送ローラ14,15は、ロール紙収容部11の底部に設けられている。カット紙給送ローラ3aは、カット紙収容部12の上方にあり、搬送経路Cにおいてロール紙収容部11とヘッド5との間に配置されている。中間ローラ対3bは、搬送経路Cにおいてカット紙給送ローラ3aとヘッド5との間に配置されている。搬送ローラ対3cは、搬送経路Cにおいて中間ローラ対3bとヘッド5との間に配置されている。排紙ローラ対3dは、搬送経路Cにおいてヘッド5と排紙トレイ6との間に配置されている。
カット紙給送ローラ3aは、アーム3yの先端に軸支されている。アーム3yは、支軸3xに回動自在に支持されている。カット紙給送ローラ3aは、制御部10の制御によりアーム駆動モータ(図示略)が駆動され、アーム3yが支軸3xを中心として回動することにより、図1に示す退避位置と、図2に示す給送位置とを選択的に取り得る。カット紙給送ローラ3aは、図2に示す給送位置にあるとき、給紙トレイ1の底面に近づくように付勢されている。
図1に示すように、ロール紙Rがロール紙収容部11に収容され、かつ、カット紙給送ローラ3aが退避位置にある状態において、制御部10の制御により給紙モータ(図示略)が駆動され、ロール紙給送ローラ14,15が回転すると、ロール紙Rが矢印方向Bに回転し、ロール紙Rから巻き解かれた用紙Pが中間ローラ対3bに向けて(前から後に向かう方向に)給送される。
図2に示すように、カット紙Pcがカット紙収容部12に収容され、かつ、カット紙給送ローラ3aが給送位置にある状態において、制御部10の制御により給紙モータ(図示略)が駆動され、カット紙給送ローラ3aが回転すると、カット紙収容部12に収容された複数のカット紙Pcのうち最も上方にあるカット紙Pcが中間ローラ対3bに向けて(前から後に向かう方向に)給送される。
中間ローラ対3b、搬送ローラ対3c及び排紙ローラ対3dは、それぞれ、搬送モータ(図示略)の駆動により回転する2つの駆動ローラで構成されている。制御部10の制御により搬送モータ(図示略)が駆動され、中間ローラ対3b、搬送ローラ対3c及び排紙ローラ対3dが用紙Pを挟持(ニップ)しつつ回転することで、用紙Pが搬送経路Cに沿って搬送方向Aに搬送される。
中間ローラ対3b、搬送ローラ対3c及び排紙ローラ対3dは、筐体100aに支持されている。一方、ロール紙給送ローラ14,15及びカット紙給送ローラ3aは、給紙トレイ1に支持されている。
搬送方向Aは、中間ローラ対3bと搬送ローラ対3cとの間において、反転するように構成されている。本実施形態では、搬送経路Cにおいて収容部11,12から中間ローラ対3bまでの部分と、搬送経路Cにおいて搬送ローラ対3cから排紙トレイ6までの部分とで、搬送方向Aにおける前後方向の成分が反対方向になっている。
ガイド7は、搬送経路Cにおいてカット紙給送ローラ3aと中間ローラ対3bとの間に配置されており、ロール紙給送ローラ14,15又はカット紙給送ローラ3aにより給送された用紙Pを中間ローラ対3bへと案内する。ガイド7は、給紙トレイ1の後方の側壁で構成され、前から後に向かうにつれて上方に位置するように傾斜している。ガイド7の表面(搬送経路Cを画定する表面)には、搬送方向Aに沿って繰り返す細かい凹凸7xが形成されている。当該凹凸7xにより、重送(複数のカット紙Pcが重なった状態で搬送される現象)を防止できる。
ガイド9は、搬送経路Cにおいて中間ローラ対3bと搬送ローラ対3cとの間に配置されており、中間ローラ対3bにより搬送された用紙Pを搬送ローラ対3cへと案内する。ガイド9は、搬送経路Cを挟むように配置された一対の経路部材9a,9bで構成されている。
カッター機構4は、搬送経路Cにおけるガイド7と中間ローラ対3bとの間(所定位置Cx)において用紙P(ロール紙Rから巻き解かれた用紙P)を切断するように構成されており、カッター4aと、カッター4aが取り付けられたカッターユニット4bと、カッターユニット4bを保持するホルダー4cとを含み、走査機構2により走査方向(所定位置Cxにおける搬送方向Aと直交する方向)に往復動可能である(図3参照)。
なお、搬送経路Cは、カット紙給送ローラ3aと中間ローラ対3bとの間に、直線状の部分Csを含む。カッター機構4が配置される所定位置Cxは、当該直線状の部分Csに設けられている。
カッター4aは、搬送経路Cを挟むように配置された一対の回転刃4a1,4a2で構成されている。一対の回転刃4a1,4a2は、それぞれ搬送経路Cに対して直交し、かつ、互いに重なり合う部分を有する。具体的には、一対の回転刃4a1,4a2のうち、回転刃4a1が搬送方向Aの下流側、回転刃4a2が搬送方向Aの上流側に配置されており、これら一対の回転刃4a1,4a2は搬送方向Aに互いに重なり合う部分を有する。
カッターユニット4bは、一対の回転刃4a1,4a2をそれぞれ回転可能に支持している。ホルダー4cは、カッターユニット4bを外側から保持するケース状の部材である。
走査機構2は、図3に示すように、走査方向に互いに離隔した一対のプーリ2a,2bと、一対のプーリ2a,2bに巻回されかつホルダー4cが固定されたベルト2cと、切断モータ(図示略)とを含む。制御部10の制御により切断モータが駆動されると、ベルト2cが走査方向に走行し、ホルダー4c及びこれに保持されたカッターユニット4b(即ち、カッター4aを含むカッター機構4全体)が、搬送経路C外の待機位置Dから、搬送経路C内へと移動される。またこのとき、切断モータの駆動により、回転刃4a1,4a2が回転する。ロール紙Rから巻き解かれた用紙Pは、所定位置Cxにおいてカッター4aにより用紙Pの幅方向に切断される。
カッター機構4及び走査機構2は、筐体100aに支持されている。
ヘッド5は、搬送経路Cにおいて搬送ローラ対3cと排紙ローラ対3dとの間に配置されている。ヘッド5は、本発明の「画像形成部」に該当し、下面に形成された複数のノズル(図示略)と、ドライバICとを含む。制御部10の制御によりドライバICが駆動されると、ノズルからインクが吐出され、搬送機構3によって搬送された用紙Pがヘッド5の下面と対向する位置を通過するときに、用紙Pに対して画像が形成される。なお、ヘッド5は、位置が固定された状態でノズルからインクを吐出するライン式、及び、走査方向に移動しつつノズルからインクを吐出するシリアル式のいずれでもよい。
ヘッド5により画像が形成された用紙Pは、筐体100aに対して開いた状態の排紙トレイ6に受容される。
制御部10は、内部バス(図示略)を介して、給紙モータ、搬送モータ、切断モータ及びドライバICと接続されている。制御部10は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)及びRAM(Random Access Memory)を有する。ROMには、CPUが各種制御を行うためのプログラムやデータが格納されている。RAMは、CPUがプログラムを実行する際に用いるデータを一時的に記憶する。
<本実施形態の構成及び効果>
以上に述べたように、本実施形態によれば、カッター4aが、搬送経路Cにおいてロール紙給送ローラ14,15又はカット紙給送ローラ3aと中間ローラ対3bとの間の所定位置Cxで、用紙Pを切断するように構成されている(図1及び図2参照)。そのため、カッター4aによる切断後、用紙Pにおいてカッター4aによる切断によって先端が形成された部分(所定位置Cxよりも搬送方向の上流側の部分)は中間ローラ対3bにニップされた状態ではない。したがって、給紙トレイ1を筐体100aから引き出すときに用紙Pに負荷がかかることを抑制できる。
以上に述べたように、本実施形態によれば、カッター4aが、搬送経路Cにおいてロール紙給送ローラ14,15又はカット紙給送ローラ3aと中間ローラ対3bとの間の所定位置Cxで、用紙Pを切断するように構成されている(図1及び図2参照)。そのため、カッター4aによる切断後、用紙Pにおいてカッター4aによる切断によって先端が形成された部分(所定位置Cxよりも搬送方向の上流側の部分)は中間ローラ対3bにニップされた状態ではない。したがって、給紙トレイ1を筐体100aから引き出すときに用紙Pに負荷がかかることを抑制できる。
給紙トレイ1は、ロール紙収容部11を有する(図1参照)。ロール紙Rから巻き解かれた用紙Pは、比較的長尺なため、カッター4aによる切断が必要となる場合が多い。また、ロール紙Rがロール紙収容部11に収容された状態で給紙トレイ1を筐体100aから引き出すと、用紙Pにおけるロール紙収容部11に収容された部分と中間ローラ対3bにニップされた部分との相対移動により、用紙Pに大きな負荷がかかってしまう。この場合に本発明を適用すること(即ち、搬送経路Cにおいてロール紙給送ローラ14,15と中間ローラ対3bとの間の所定位置Cxで、カッター4aが用紙Pを切断するように構成とすること)で、給紙トレイ1を筐体100aから引き出すときに用紙Pに負荷がかかることを抑制できる。
給紙トレイ1は、カット紙収容部12を有する(図2参照)。カット紙収容部12に収容されるカット紙Pcの搬送方向Aの長さは、搬送経路Cにおけるカット紙給送ローラ3aから中間ローラ対3bまでの長さよりも長い。カット紙Pcにおいても、給紙トレイ1を筐体100aから引き出すとき、カット紙Pcにおけるカット紙給送ローラ3aに押圧された部分と中間ローラ対3bにニップされた部分との間に、大きな負荷がかかってしまう。この場合に本発明を適用すること(即ち、搬送経路Cにおいてカット紙給送ローラ3aと中間ローラ対3bとの間の所定位置Cxで、カッター4aが用紙Pを切断するように構成とすること)で、給紙トレイ1を筐体100aから引き出すときに用紙Pに負荷がかかることを抑制できる。
給紙トレイ1は、ロール紙収容部11及びカット紙収容部12を有し、搬送機構3は、ロール紙収容部11及びカット紙収容部12から選択的に用紙Pを搬送するように構成されている(図1及び図2参照)。この場合、ロール紙Rとカット紙Pcとを選択的に使用できる。
ロール紙給送ローラ14,15及びカット紙給送ローラ3aは、給紙トレイ1に支持されている。この場合、ロール紙Rについては、給紙トレイ1を筐体100aから引き出すとき、用紙Pにおけるロール紙給送ローラ14,15に支持された部分と中間ローラ対3bにニップされた部分との相対移動により、用紙Pに大きな負荷がかかってしまう。カット紙Pcについては、給紙トレイ1を筐体100aから引き出すとき、用紙Pにおけるカット紙給送ローラ3aに支持された部分と中間ローラ対3bにニップされた部分との相対移動により、用紙Pに大きな負荷がかかってしまう。この場合に本発明を適用すること(即ち、搬送経路Cにおいてロール紙給送ローラ14,15又はカット紙給送ローラ3aと中間ローラ対3bとの間の所定位置Cxで、カッター4aが用紙Pを切断するように構成とすること)で、給紙トレイ1を筐体100aから引き出すときに用紙Pに負荷がかかることを抑制できる。
給紙トレイ1は、ロール紙給送ローラ14,15及びカット紙給送ローラ3aによる用紙Pの送り出し方向と逆の方向に、筐体100aから引き出し可能である。この場合において、給紙トレイ1を筐体100aから引き出すとき、用紙Pが中間ローラ対3bにニップされた状態であると、用紙Pに引っ張り力が作用し、用紙Pが破損し易い。この場合に本発明を適用すること(即ち、搬送経路Cにおいてロール紙給送ローラ14,15又はカット紙給送ローラ3aと中間ローラ対3bとの間の所定位置Cxで、カッター4aが用紙Pを切断するように構成とすること)で、給紙トレイ1を筐体100aから引き出すときに用紙Pが破損することを抑制できる。
中間ローラ対3bは、搬送モータ(図示略)の駆動により回転する2つの駆動ローラで構成される。この場合、中間ローラ対3bによる用紙Pのニップ力が大きく、給紙トレイ1を筐体100aから引き出すとき、用紙Pが中間ローラ対3bにニップされた状態であると、用紙Pに大きな負荷がかかり、用紙Pが破損し易い。この場合に本発明を適用すること(即ち、搬送経路Cにおいてロール紙給送ローラ14,15又はカット紙給送ローラ3aと中間ローラ対3bとの間の所定位置Cxで、カッター4aが用紙Pを切断するように構成とすること)で、給紙トレイ1を筐体100aから引き出すときに用紙Pが破損することを抑制できる。
<変形例>
以上、本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は上述の実施形態に限られるものではなく、特許請求の範囲に記載した限りにおいて様々な設計変更が可能なものである。
以上、本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は上述の実施形態に限られるものではなく、特許請求の範囲に記載した限りにおいて様々な設計変更が可能なものである。
カッターは、上述の実施形態では一対の回転刃で構成されるが、これに限定されず、例えば、1枚の回転刃、1枚の固定刃等で構成されてもよい。
搬送機構は、上述の実施形態ではロール紙収容部及びカット紙収容部から選択的にシート状媒体を搬送するように構成されているが、これに限定されない。例えば、画像形成装置は、ロール紙収容部及びカット紙収容部の一方のみを有し、搬送機構は、上記一方からシート状媒体を搬送するように構成されてもよい。
給送ローラは、トレイに支持されることに限定されず、筐体に支持されてもよい。
中間ローラ対は、2つの駆動ローラで構成されることに限定されず、駆動ローラと従動ローラとで構成されてもよい。
トレイは、図1及び図2の紙面と直交する方向に、筐体から引き出し可能であってもよい。
搬送経路において給送ローラと所定位置との間に配置されたガイドは、搬送経路を画定する表面に凹凸が形成されていなくてもよい。また、搬送経路において給送ローラと所定位置との間に、ガイドが設けられなくてもよい。
上述の実施形態では、中間ローラ対と搬送ローラ対との間において、搬送方向における前後方向の成分が反転するが、搬送方向における上下方向の成分が反転してもよい。
中間ローラ対と搬送ローラ対との間で、搬送方向が反転しなくてもよい。
カッターは、搬送経路における、直線状の部分ではなく、湾曲状の部分に設けられてもよい。
シート状媒体は、用紙に限定されず、例えば、布、樹脂部材等であってもよい。
画像形成部は、インク以外の液体(例えば、インク中の成分を凝集又は析出させる処理液等)を吐出してもよい。また、画像形成部は、液体吐出方式に限定されず、レーザー方式、熱転写方式等であってもよい。
本発明は、プリンタに限定されず、ファクシミリ、コピー機、複合機等にも適用可能である。
1 給紙トレイ(トレイ)
3 搬送機構
3a カット紙給送ローラ(給送ローラ)
3b 中間ローラ対
4a カッター
5 ヘッド(画像形成部)
11 ロール紙収容部(収容部、第1収容部)
12 カット紙収容部(収容部、第2収容部)
14,15 ロール紙給送ローラ(給送ローラ)
100 プリンタ(画像形成装置)
100a 筐体
A 搬送方向
C 搬送経路
Cx 所定位置
P 用紙(シート状媒体)
R ロール紙(ロール体)
3 搬送機構
3a カット紙給送ローラ(給送ローラ)
3b 中間ローラ対
4a カッター
5 ヘッド(画像形成部)
11 ロール紙収容部(収容部、第1収容部)
12 カット紙収容部(収容部、第2収容部)
14,15 ロール紙給送ローラ(給送ローラ)
100 プリンタ(画像形成装置)
100a 筐体
A 搬送方向
C 搬送経路
Cx 所定位置
P 用紙(シート状媒体)
R ロール紙(ロール体)
Claims (7)
- 筐体と、
前記筐体に対して着脱可能であり、シート状媒体を収容可能な収容部を有するトレイと、
シート状媒体に対して画像を形成する画像形成部と、
前記収容部からシート状媒体を搬送経路に沿って搬送方向に搬送する搬送機構と、
前記搬送経路の所定位置においてシート状媒体を切断するカッターと、を備え、
前記搬送機構は、
前記収容部からシート状媒体を送り出す給送ローラと、
前記搬送経路において前記給送ローラと前記画像形成部との間に配置された中間ローラ対と、を含み、
前記中間ローラ対は、前記筐体に支持され、シート状媒体をニップするように構成されており、
前記所定位置は、前記搬送経路において前記給送ローラと前記中間ローラ対との間にあることを特徴とする画像形成装置。 - 前記収容部は、シート状媒体がロール状に巻回されたロール体を収容可能な第1収容部を含むことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
- 前記収容部は、積層された複数のシート状媒体であって、それぞれの前記搬送方向の長さが前記搬送経路における前記給送ローラから前記中間ローラ対までの長さよりも長いシート状媒体を収容可能な第2収容部を含むことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
- 前記収容部は、シート状媒体がロール状に巻回されたロール体を収容可能な第1収容部と、積層された複数のシート状媒体であって、それぞれの前記搬送方向の長さが前記搬送経路における前記給送ローラから前記中間ローラ対までの長さよりも長いシート状媒体を収容可能な第2収容部と、を含み、
前記搬送機構は、前記第1収容部及び前記第2収容部から選択的にシート状媒体を搬送することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。 - 前記給送ローラは、前記トレイに支持されていることを特徴とする請求項1~4のいずれか1項に記載の画像形成装置。
- 前記トレイは、前記給送ローラによるシート状媒体の送り出し方向と逆の方向に、前記筐体から引き出し可能であることを特徴とする請求項1~5のいずれか1項に記載の画像形成装置。
- 前記中間ローラ対は、モータの駆動により回転する2つの駆動ローラで構成されることを特徴とする請求項1~6のいずれか1項に記載の画像形成装置。
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JP (1) | JP2022085400A (ja) |
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2020
- 2020-11-27 JP JP2020197061A patent/JP2022085400A/ja active Pending
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