JP2022103975A - 画像形成装置 - Google Patents

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Gakuro Kanazawa
憲吾 野田
Kengo Noda
悟吏 宮瀬
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Abstract

【課題】給送トレイが筐体から引き出されたとき等にロール体が外部に晒されるのを抑制する。【解決手段】筐体に対して着脱可能である給紙トレイ1を備え、ロール体収容部11を外部から覆うカバー位置とロール体収容部11を外部に開放するアンカバー位置とを選択的に取り得るカバー20が、給紙トレイ1に取り付けられている。【選択図】図6

Description

本発明は、ロール体を収容可能な給送トレイを備えた画像形成装置に関する。
紙、布、ラベル等のシート状媒体がロール状に巻回されたロール体を収容可能な給送トレイを備えた画像形成装置が知られている。例えば、特許文献1には、ロール紙(ロール体)を収容する給紙トレイ(給送トレイ)と、該給紙トレイを脱着自在に保持する筐体とを備えたロール紙給送装置(画像形成装置)が示されている。
特開平09-263348号公報
特許文献1の構成では、給送トレイが筐体から引き出されたとき等に、ロール体が外部に晒される。そのため、ロール体に異物が付着する等の問題が生じ得る。
本発明の目的は、給送トレイが筐体から引き出されたとき等にロール体が外部に晒されるのを抑制することができる画像形成装置を提供することにある。
本発明に係る画像形成装置は、筐体と、前記筐体に対して着脱可能であり、シート状媒体がロール状に巻回されたロール体を収容可能な第1収容部を有する給送トレイと、前記給送トレイに取り付けられ、前記第1収容部を外部から覆うカバー位置と前記第1収容部を外部に開放するアンカバー位置とを選択的に取り得るカバーと、を備えたことを特徴とする。
本発明によれば、給送トレイが筐体から引き出されたとき等において、カバーをカバー位置に配置することで、ロール体が外部に晒されるのを抑制することができる。
本発明の第1実施形態に係るプリンタの全体構成図である。 図1のプリンタの給紙トレイにおいて、ロール体を取り外し、カット紙を収容した状態を示す全体構成図である。 図1のプリンタの給紙トレイに取り付けられたカバーがカバー位置に配置された状態を示す斜視図である。 図1のプリンタの給紙トレイに取り付けられたカバーがアンカバー位置に配置された状態を示す斜視図である。 図1のプリンタの給紙トレイに取り付けられたカバーがアンカバー位置に配置された状態であって、カバーの凹凸部と経路部材との噛合を示す斜視図である。 図1のプリンタの給紙トレイに取り付けられたカバーがアンカバー位置に配置された状態を示す概略側面図である。 本発明の第2実施形態に係るプリンタの給紙トレイ及びカバーを示す概略側面図であって、カバーがカバー位置に配置された状態を示す概略側面図である。 本発明の第2実施形態に係るプリンタの給紙トレイ及びカバーを示す概略側面図であって、カバーがアンカバー位置に配置された状態を示す概略側面図である。 本発明の第2実施形態において、ロール紙が搬送時やジャム処理時に搬送方向下流側に引っ張られ、経路部材が揺動した状態を示す概略側面図である。 本発明の第3実施形態に係るプリンタの給紙トレイ及びカバーを示す概略側面図である。
<第1実施形態>
本発明の第1実施形態に係るプリンタ(画像形成装置)100は、図1及び図2に示すように、筐体100aと、給紙トレイ1と、搬送機構3と、カッター機構4と、ヘッド5と、排紙トレイ6と、制御部10とを含む。
排紙トレイ6は、筐体100aの上部の前方の側壁で構成され、筐体100aに対して開閉可能である。
給紙トレイ1は、本発明の「給送トレイ」に該当するものであって、上方に開口した箱形状を有し、筐体100aの下部に着脱可能である。給紙トレイ1は、筐体100aに対して後から前に向かう方向に移動することで、筐体100aから引き出され、筐体100aに対して前から後に向かう方向に移動することで、筐体100aに装着される。
給紙トレイ1は、筐体100a内に収納された収納位置(図1及び図2参照)と、筐体100a外に引き出された引出位置(図3~図6参照)とを選択的に取り得る。なお、給紙トレイ1が収納位置にあるとき、給紙トレイ1の全体が筐体100a内に収納されてもよいし、給紙トレイ1の一部(例えば、後述するロール体収容部11やカバー20の一部)が筐体100a外に位置してもよい。また、給紙トレイ1が引出位置にあるとき、給紙トレイ1の全体が筐体100aから分離してもよいし、給紙トレイ1の一部(例えば、後述するガイド7や経路部材30の一部)が筐体100a内に配置されてもよい。
給紙トレイ1には、ロール体R(図1参照)を収容可能なロール体収容部11と、カット紙Pc(図2参照)を収容可能なカット紙収容部12とが設けられている。ロール体収容部11が本発明の「第1収容部」に該当し、カット紙収容部12が本発明の「第2収容部」に該当する。
また、給紙トレイ1には、カバー20及び経路部材30が取り付けられている。
カバー20は、左右方向に延びる回動軸20aを中心として回動可能であり、ロール体収容部11を外部から覆うカバー位置(図1~図3参照)と、ロール体収容部11を外部に開放するアンカバー位置(図4~図6参照)とを選択的に取り得る。カバー20は、アンカバー位置にあるとき、カット紙収容部12と上下方向に重なる。回動軸20aは給紙トレイ1の左右の側壁に支持されており、カバー20はカバー位置及びアンカバー位置のいずれにおいても給紙トレイ1に支持されている。
経路部材30は、給紙トレイ1の底壁に沿って配置された平板状の部材であり、上面がカット紙収容部12を構成し、下面がロール体Rから巻き解かれたロール紙Prの搬送経路Crを画定する。経路部材30の下面と給紙トレイ1の底壁の上面との間に、搬送経路Crが形成されている。経路部材30におけるロール体収容部11側の一端は、カバー20の下端の凹凸部20bと噛合している。
ロール体R(図1参照)は、円筒状の芯部材Rcの外周面に、ロール紙Pr(シート状媒体)がロール状に巻回されたものであり、本発明の「ロール体」に該当する。ロール体Rは、その回転軸Rx(芯部材Rcの中心軸)が左右方向に沿った状態で、ロール体収容部11に収容される。
ロール体収容部11の底部には、搬送機構3を構成する2つのロール紙給送ローラ14,15が設けられている。2つのロール紙給送ローラ14,15は、それぞれ、左右方向に延びる軸14a,15aを中心として回転可能である。ロール体Rは、ロール体収容部11に収容されたとき、その下側部分の外周面が2つのロール紙給送ローラ14,15に支持される。
カット紙Pc(図2参照)は、搬送方向Aの長さがロール体Rを構成するロール紙Prよりも短い用紙である。カット紙収容部12は、上下方向に積層された複数のカット紙Pcを収容可能である。
なお、プリンタ100において、ロール紙Prを使用する場合はカット紙収容部12からカット紙Pcが取り除かれ(図1参照)、カット紙Pcを使用する場合はロール体収容部11からロール体Rが取り除かれる(図2参照)。
搬送機構3は、ロール紙Pr又はカット紙Pcを搬送経路Cに沿って搬送方向Aに搬送するように構成されており、ロール紙給送ローラ14,15、カット紙給送ローラ3a、中間ローラ対3b、搬送ローラ対3c、排紙ローラ対3d、経路部材30及びガイド7,9を含む。搬送経路Cは、給紙トレイ1内に形成されたロール紙Prの搬送経路Cr及びカット紙Pcの搬送経路Ccと、筐体100a内における給紙トレイ1外の部分に形成された搬送経路Caと、を含む。
ロール紙給送ローラ14,15は、上述のとおり、ロール体収容部11の底部に設けられている。カット紙給送ローラ3aは、カット紙収容部12の上方にあり、搬送経路Cにおいてロール体収容部11とヘッド5との間に配置されている。中間ローラ対3bは、搬送経路Cにおいてカット紙給送ローラ3aとヘッド5との間に配置されている。搬送ローラ対3cは、搬送経路Cにおいて中間ローラ対3bとヘッド5との間に配置されている。排紙ローラ対3dは、搬送経路Cにおいてヘッド5と排紙トレイ6との間に配置されている。
カット紙給送ローラ3aは、アーム3yの先端に軸支されている。アーム3yは、支軸3xに回動可能に支持されている。カット紙給送ローラ3aは、制御部10の制御によりアーム駆動モータ(図示略)が駆動され、アーム3yが支軸3xを中心として回動することにより、図1に示す退避位置と、図2に示す給送位置とを選択的に取り得る。カット紙給送ローラ3aは、図2に示す給送位置にあるとき、経路部材30の上面に近づくように付勢されている。
図1に示すように、ロール体Rがロール体収容部11に収容され、かつ、カット紙給送ローラ3aが退避位置にある状態において、制御部10の制御により給紙モータ(図示略)が駆動され、ロール紙給送ローラ14,15が回転すると、ロール体Rが矢印方向Bに回転し、ロール体Rから巻き解かれたロール紙Prが、搬送経路Crに沿って給送される。搬送経路Crは、ロール体Rの前方から後方へ、ロール体Rの下方(ロール紙給送ローラ14,15の下方)を通り、さらにカバー20の回動軸20aの下方及び経路部材30の下方を通り、ガイド7に沿って上方に向かう経路である。搬送経路Crにおいて、経路部材30は、ロール紙Prのカールを抑えながら、ガイド7へと案内する。
図2に示すように、カット紙Pcがカット紙収容部12に収容され、かつ、カット紙給送ローラ3aが給送位置にある状態において、制御部10の制御により給紙モータ(図示略)が駆動され、カット紙給送ローラ3aが回転すると、カット紙収容部12に収容された複数のカット紙Pcのうち最も上方にあるカット紙Pcは、搬送経路Ccに沿って給送される。搬送経路Ccは、経路部材30の上面に沿って前方から後方へ、さらにガイド7に沿って上方に向かう経路である。
中間ローラ対3b、搬送ローラ対3c及び排紙ローラ対3dは、それぞれ、搬送モータ(図示略)の駆動により回転する駆動ローラと、駆動ローラに連れ回る従動ローラとで構成されている。制御部10の制御により搬送モータ(図示略)が駆動され、中間ローラ対3b、搬送ローラ対3c及び排紙ローラ対3dがロール紙Pr又はカット紙Pcを挟持しつつ回転することで、ロール紙Pr又はカット紙Pcが搬送経路Cに沿って搬送される。
ガイド7は、搬送経路Cにおいてカット紙給送ローラ3aと中間ローラ対3bとの間に配置されており、ロール紙給送ローラ14,15又はカット紙給送ローラ3aにより給送されたロール紙Pr又はカット紙Pcを中間ローラ対3bへと案内する。ガイド7は、給紙トレイ1の後方の側壁で構成され、前から後に向かうにつれて上方に位置するように傾斜している。
ガイド9は、搬送経路Cにおいて中間ローラ対3bと搬送ローラ対3cとの間に配置されており、中間ローラ対3bにより搬送されたロール紙Pr又はカット紙Pcを搬送ローラ対3cへと案内する。ガイド9は、搬送経路Cを挟むように配置された一対の経路部材9a,9bで構成されている。
カッター機構4は、搬送経路Cにおけるガイド7と中間ローラ対3bとの間においてロール紙Prを切断するように構成されており、搬送経路Cを挟むように配置された一対の回転刃を含む。制御部10の制御により切断モータ(図示略)が駆動され、一対の回転刃が回転すると、ロール紙Prが左右方向(ロール紙Prの幅方向)に切断される。
ヘッド5は、搬送経路Cにおいて搬送ローラ対3cと排紙ローラ対3dとの間に配置されている。ヘッド5は、下面に形成された複数のノズル(図示略)と、ドライバIC(図示略)とを含む。制御部10の制御によりドライバICが駆動されると、ノズルからインクが吐出され、搬送機構3によって搬送されたロール紙Pr又はカット紙Pcがヘッド5の下面と対向する位置を通過するときに、ロール紙Pr又はカット紙Pcに画像が形成される。なお、ヘッド5は、位置が固定された状態でノズルからインクを吐出するライン式、及び、左右方向(ロール紙Pr又はカット紙Pcの幅方向)に移動しつつノズルからインクを吐出するシリアル式のいずれでもよい。
ヘッド5により画像が形成された用紙Pは、筐体100aに対して開いた状態の排紙トレイ6に受容される。
制御部10は、内部バス(図示略)を介して、給紙モータ、搬送モータ、切断モータ及びドライバICと接続されている。制御部10は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)及びRAM(Random Access Memory)を有する。ROMには、CPUが各種制御を行うためのプログラムやデータが格納されている。RAMは、CPUがプログラムを実行する際に用いるデータを一時的に記憶する。
次いで、カバー20の開閉動作について、詳細に説明する。
カバー20がカバー位置(図1~図3参照)にあるとき、ロール体Rを外部からロール体収容部11に収容不能であり、また、ロール体Rをロール体収容部11から外部に取り出し不能である。カバー20がアンカバー位置(図4~図6参照)にあるとき、ロール体Rを外部からロール体収容部11に収容可能であり、また、ロール体Rをロール体収容部11から外部に取り出し可能である。
給紙トレイ1が収納位置にあるとき、カバー20はカバー位置にある。例えば、ユーザが、ロール体Rを交換するときに、給紙トレイ1を収納位置から引出位置に移動させ、給紙トレイ1が引出位置にある状態で、カバー20をカバー位置からアンカバー位置に移動させる。そして、ユーザは、カバー20がアンカバー位置にある状態で、ロール体Rを交換(即ち、古いロール体Rをロール体収容部11から取り出し、新しいロール体Rをロール体収容部11に収容)し、当該ロール体Rからロール紙Prを巻き解いて搬送経路Crに沿ってセットする。その後、ユーザは、カバー20をアンカバー位置からカバー位置に移動させた後、給紙トレイ1を引出位置から収納位置に移動させる。或いは、ユーザは、カバー20がアンカバー位置にある状態で、給紙トレイ1を引出位置から収納位置に移動させる動作に伴って、カバー20を回動軸20aを中心として回動させ、アンカバー位置からカバー位置に移動させる。
カバー20がアンカバー位置にあるとき、カバー20の凹凸部20bと経路部材30の凹凸部30bとが噛合することで、搬送経路Crとは別の経路Cr’(ロール紙Prが、ロール体Rの下方(ロール紙給送ローラ14,15の下方)を通らず、ロール紙給送ローラ14,15の上方を通って、ロール体Rの周面から側方に延びる経路)が閉鎖されている(図5及び図6参照)。これにより、ロール体Rが経路Cr’に沿って誤ってセットされることが防止される。
また、アンカバー位置にあるときのカバー20の高さH2(図6参照)は、カバー位置にあるときのカバー20の高さH1(図1参照)よりも高い。ここで、カバー20の高さとは、カバー20の上端の高さをいい、図1及び図6では、給紙トレイ1の底壁の上面から、カバー20の上端(カバー20において上記上面から上方に最も離隔した部分)までの、上下方向の距離を高さH1,H2としている。高さH2が高さH1よりも高いことで、ロール紙Prが図6に示すような搬送経路Crとは別の経路Cr”(ロール体Rから巻き解かれたロール紙Prがカバー20を越えるような経路)に沿って誤ってセットされることが防止される。
経路Cr’,Cr”は、いずれも、カバー20が給紙トレイ1に取り付けられていない場合に給紙トレイ1に形成される経路である。
以上に述べたように、本実施形態によれば、ロール体収容部11を外部から覆うカバー位置(図1~図3参照)とロール体収容部11を外部に開放するアンカバー位置(図4~図6参照)とを選択的に取り得るカバー20が、給紙トレイ1に取り付けられている。これにより、給紙トレイ1が筐体100aから引き出されたとき等でも、カバー20をカバー位置に配置することで、ロール体Rが外部に晒されるのを抑制することができる(図1~図3参照)。
カバー20は、カバー位置及びアンカバー位置のいずれにおいても、給紙トレイ1に支持されている(図1~図6参照)。この場合、カバー20をカバー位置とアンカバー位置との間で移動させるときに給紙トレイ1に対してカバー20を着脱する構成に比べ、カバーの移動作業が容易である。
カバー20は、給紙トレイ1に対して回動軸20aを中心として回動可能に取り付けられている(図1及び図6参照)。この場合、カバー20が給紙トレイ1に対してスライド可能に取り付けられた構成に比べ、カバー20の移動機構を簡素化できる。
回動軸20aが延びる方向(左右方向)は、給紙トレイ1の筐体100aに対する着脱方向(前後方向)と直交する(図1及び図6参照)。この場合、カバー20がアンカバー位置にある状態で、給紙トレイ1を引出位置から収納位置に移動させる動作に伴って、カバー20を回動軸20aを中心として回動させ、アンカバー位置からカバー位置に移動させることができる。つまり、給紙トレイ1の引出位置から収納位置への移動によって、カバー20のアンカバー位置からカバー位置への移動を実現できる。したがって、カバーの移動作業が容易である。また、カバー20をアンカバー位置からカバー位置に移動させた後、給紙トレイ1を引出位置から収納位置に移動させる場合において、カバー20がカバー位置に適切に配置されていないことがあり得るが、本構成によれば、給紙トレイ1の引出位置から収納位置への移動によって、カバー20をカバー位置に適切に配置することができる。
アンカバー位置にあるときのカバー20の高さH2(図6参照)は、カバー位置にあるときのカバー20の高さH1(図1参照)よりも高い。この場合、ロール紙Prが図6に示すような搬送経路Crとは別の経路Cr”に沿って誤ってセットされることが防止される。経路Cr”に沿ってロール紙Prがセットされると、記録面とは反対側の面に記録が実行されたり、カバー20をカバー位置に移動させるとロール紙Prがカバー20に挟まれたりしてしまう。本構成では、当該問題を抑制できる。
カバー20は、アンカバー位置にあるとき、図6に示す経路Cr’を閉鎖する。この場合、ロール紙Prが搬送経路Crとは別の経路Cr’に沿って誤ってセットされることが防止される。
搬送経路Crは、ロール体収容部11に収容されるロール体Rよりも下方を通る(図6参照)。仮に、ロール体Rよりも下方を通る経路ではなく、ロール体Rの周面から側方に延びる経路Cr’,Cr”に沿ってロール紙Rがセットされると、搬送時にロール紙Prに作用する引張力によってロール体Rがロール体収容部11から脱落し易くなったり、記録面とは反対側の面に記録が実行されたり、カバー20をカバー位置にするとロール紙Prがカバー20に挟まれたりするという問題が生じ得る。本構成では、当該問題を抑制できる。
搬送経路Crは、カバー20の回動軸20aよりも下方を通る(図6参照)。この場合、ロール紙Prを搬送経路Crに沿ってセットするときに、回動軸20aがセットの妨げになることを防止できる。また、搬送経路Crがカバーの回動軸20aよりも上方を通る場合に、回動軸20aがセットの妨げにならないようにするには、カバー20の左右方向の長さを長くし、カバー20の左右方向の両端(ロール紙Prが通る範囲の外側)に回動軸20aを設けることが考えられるが、この場合、カバー20の左右方向の長さが大きくなってしまう。本構成では、当該問題を抑制できる。
カバー20は、凹凸部20bを有し、アンカバー位置にあるとき、凹凸部20bが経路部材30と噛合することにより別の経路C’を閉鎖する(図5及び図6参照)。この場合、カバー20が別の経路C’を閉鎖するときに経路部材30と干渉することを防止できる。
給紙トレイ1は、ロール体R(図1参照)を収容可能なロール体収容部11だけでなく、カット紙Pc(図2参照)を収容可能なカット紙収容部12を含む。この場合、ロール紙Prとカット紙Pcとを選択的に使用できる。
カバー20は、アンカバー位置にあるとき、カット紙収容部12と上下方向に重なる(図6参照)。この場合、ロール体Rをロール体収容部11に収容する際に、カット紙収容部12にカット紙Pcが収容されていると、カバー20をアンカバー位置に配置し難いため、ユーザにカット紙Pcの取り出しを促すことができる。また、カバー20の回動軌跡とカット紙収容部12とを上下方向に重ねることで、空間を有効利用でき、プリンタ100全体のサイズを小型化できる。
経路部材30における搬送経路Crを画定する面(下面)とは反対側の面(上面)が、カット紙収容部12を構成する(図1及び図2参照)。この場合、カット紙収容部12として専用の部材を設ける必要がない。
<第2実施形態>
続いて、図7~図9を参照し、本発明の第2実施形態に係るプリンタ(画像形成装置)について説明する。
本実施形態は、経路部材の構成が第1実施形態と異なり、その他は第1実施形態と同じである。
本実施形態の経路部材230は、左右方向に延びる揺動軸230aを中心として揺動可能である。揺動軸230aは、給紙トレイ1の左右の側壁に支持されており、当該側壁に形成された孔1x内において上下方向に移動可能である。
経路部材230におけるロール体収容部11側の一端230bは、カバー20がカバー位置(図7参照)からアンカバー位置(図8参照)に移動するときに、カバー20の下端に設けられたボス20cに当接し、ボス20cの上昇に伴い、上昇する。また、一端230bは、カバー20がアンカバー位置(図8参照)からカバー位置(図7参照)に移動するときに、ボス20cの下降に伴い、下降する。即ち、一端230bは、カバー20の回動に応じて昇降可能である。一端230bの昇降に応じて、揺動軸230aが上下方向に移動すると共に、経路部材230が揺動軸230aを中心として揺動する。
カバー20がカバー位置(図7参照)からアンカバー位置(図8参照)に移動するときに、一端230bが上昇することにより、一端230bにより形成される搬送経路Crの上下方向の長さ(即ち、ロール体Rから巻き解かれたロール紙Prの搬送経路Crにおける経路部材230下側部分への挿入口の上下方向の長さ)が長くなる。
以上に述べたように、本実施形態によれば、第1実施形態と同様の構成による効果に加え、以下のような効果が得られる。
カバー20がアンカバー位置(図8参照)にあるときの、一端230bにより形成される搬送経路Crの上下方向の長さL2は、カバー20がカバー位置(図7参照)にあるときの上記長さL1よりも長い(L2>L1)。これにより、ロール紙Prを搬送経路Cに沿ってセットし易い。
また、図9に示すように、ロール紙Prが搬送時やジャム処理時に搬送方向Aの下流側に引っ張られた際に、経路部材30におけるガイド7側の他端230cがロール紙Prにより持ち上げられ、経路部材230が揺動軸230aを中心として揺動する。これにより、ロール紙Prに過剰な負荷がかかること(ひいては、ロール紙Prが破損すること)を抑制できる。
<第3実施形態>
続いて、図10を参照し、本発明の第3実施形態に係るプリンタ(画像形成装置)について説明する。
本実施形態は、カバーの移動機構が第1実施形態と異なり、その他は第1実施形態と同じである。
第1実施形態において、カバー20は、回動軸20aを中心として回動することで、カバー位置(図1参照)とアンカバー位置(図6参照)とを選択的に取り得るが、本実施形態において、カバー20は、リンク機構320の回転軌跡にしたがって並進移動することで、カバー位置(図10の実線参照)とアンカバー位置(図10の一点鎖線参照)とを選択的に取り得る。並進移動とは、当該移動中にカバー20の姿勢が変化しない移動である。
リンク機構320は給紙トレイ1に支持されており、カバー20はカバー位置及びアンカバー位置のいずれにおいても給紙トレイ1に支持されている。アンカバー位置にあるときのカバー20の高さH2は、カバー位置にあるときのカバー20の高さH1よりも高い。カバー20は、アンカバー位置にあるとき、カット紙収容部12と上下方向に重なる。
以上に述べたように、本実施形態によれば、第1実施形態と同様の構成により、以下のような効果が得られる。
ロール体収容部11を外部から覆うカバー位置(図10の実線参照)とロール体収容部11を外部に開放するアンカバー位置(図10の一点鎖線参照)とを選択的に取り得るカバー20が、給紙トレイ1に取り付けられている。これにより、給紙トレイ1が筐体100aから引き出されたとき等でも、カバー20をカバー位置に配置することで、ロール体Rが外部に晒されるのを抑制することができる。
カバー20は、カバー位置及びアンカバー位置のいずれにおいても、給紙トレイ1に支持されている(図10参照)。この場合、カバー20をカバー位置とアンカバー位置との間で移動させるときに給紙トレイ1に対してカバー20を着脱する構成に比べ、カバーの移動作業が容易である。
アンカバー位置にあるときのカバー20の高さH2は、カバー位置にあるときのカバー20の高さH1よりも高い(図10参照)。この場合、ロール紙Prが図6に示すような搬送経路Crとは別の経路Cr”に沿って誤ってセットされることが防止される。経路Cr”に沿ってロール紙Prがセットされると、記録面とは反対側の面に記録が実行されたり、カバー20をカバー位置に移動させるとロール紙Prがカバー20に挟まれたりしてしまう。本構成では、当該問題を抑制できる。
搬送経路Crは、ロール体収容部11に収容されるロール体Rよりも下方を通る(図10参照)。仮に、ロール体Rよりも下方を通る経路ではなく、ロール体Rの周面から側方に延びる経路Cr’,Cr”(図6参照)に沿ってロール紙Rがセットされると、搬送時にロール紙Prに作用する引張力によってロール体Rがロール体収容部11から脱落し易くなったり、記録面とは反対側の面に記録が実行されたり、カバー20をカバー位置にするとロール紙Prがカバー20に挟まれたりするという問題が生じ得る。本構成では、当該問題を抑制できる。
給紙トレイ1は、ロール体Rを収容可能なロール体収容部11だけでなく、カット紙Pc(図2参照)を収容可能なカット紙収容部12を含む。この場合、ロール紙Prとカット紙Pcとを選択的に使用できる。
カバー20は、アンカバー位置にあるとき、カット紙収容部12と上下方向に重なる(図10参照)。この場合、ロール体Rをロール体収容部11に収容する際に、カット紙収容部12にカット紙Pcが収容されていると、カバー20をアンカバー位置に配置し難いため、ユーザにカット紙Pcの取り出しを促すことができる。また、カバー20の回動軌跡とカット紙収容部12とを上下方向に重ねることで、空間を有効利用でき、プリンタ100全体のサイズを小型化できる。
経路部材30における搬送経路Crを画定する面(下面)とは反対側の面(上面)が、カット紙収容部12を構成する(図10及び図2参照)。この場合、カット紙収容部12として専用の部材を設ける必要がない。
<変形例>
以上、本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は上述の実施形態に限られるものではなく、特許請求の範囲に記載した限りにおいて様々な設計変更が可能なものである。
カバーがカバー位置にあるときに、ロール体収容部が密閉されることには限定されない。例えば、カバーにスリットが形成されてもよい。また、例えば、図1に示す給紙トレイ1の前方の側壁又は左右の側壁におけるロール体収容部11を画定する部分に、開口が形成されてもよい。この場合、カバーがカバー位置にあるときに、開口を介したロール体収容部へのロール体の収容やロール体収容部からのロール体を取り出しが可能であってもよい。
ロール体から巻き解かれたシート状媒体の搬送経路が、カバーの回動軸よりも上方を通ってもよい。
カバーの回動軸が延びる方向が、給紙トレイの筐体に対する着脱方向と同じであってもよい。
カバーが給送トレイに対して(例えば前後方向、左右方向又は上下方向に)スライド可能に取り付けられてもよい。
アンカバー位置にあるときのカバーの高さが、カバー位置にあるときのカバーの高さと同じ又は当該高さより低くてもよい。
カバーをカバー位置とアンカバー位置との間で移動させるときに給送トレイに対してカバーを着脱する構成(カバーがアンカバー位置において給送トレイに支持されていない構成)であってもよい。
給送トレイは、第1収容部を有し、第2収容部を有さなくてもよい。
シート状媒体は、用紙に限定されず、例えば、布、樹脂部材等であってもよい。
シート状媒体への画像形成は、インク以外の液体(例えば、インク中の成分を凝集又は析出させる処理液等)の吐出により行われてもよい。また、液体吐出方式に限定されず、レーザー方式、熱転写方式等により、画像形成が行われてもよい。
本発明は、プリンタに限定されず、ファクシミリ、コピー機、複合機等にも適用可能である。
1 給紙トレイ(給送トレイ)
11 ロール体収容部(第1収容部)
12 カット紙収容部(第2収容部)
20 カバー
20a 回動軸
20b 凹凸部
30;230 経路部材
100 プリンタ(画像形成装置)
100a 筐体
Cr ロール紙搬送経路(搬送経路)
Cr’,Cr” 別の経路
Pc カット紙(シート状媒体)
Pr ロール紙(シート状媒体)
R ロール体

Claims (13)

  1. 筐体と、
    前記筐体に対して着脱可能であり、シート状媒体がロール状に巻回されたロール体を収容可能な第1収容部を有する給送トレイと、
    前記給送トレイに取り付けられ、前記第1収容部を外部から覆うカバー位置と前記第1収容部を外部に開放するアンカバー位置とを選択的に取り得るカバーと、を備えたことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記カバーは、前記カバー位置及び前記アンカバー位置のいずれにおいても、前記給送トレイに支持されていることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記カバーは、前記給送トレイに対して回動軸を中心として回動可能に取り付けられていることを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記回動軸が延びる方向は、前記給送トレイの前記筐体に対する着脱方向と直交することを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
  5. 前記アンカバー位置にあるときの前記カバーの高さは、前記カバー位置にあるときの前記カバーの高さよりも高いことを特徴とする請求項3又は4に記載の画像形成装置。
  6. 前記給送トレイに、前記ロール体から巻き解かれたシート状媒体が搬送される搬送経路が形成されており、
    前記カバーは、前記アンカバー位置にあるとき、前記搬送経路とは別の経路であって、前記カバーが前記給送トレイに取り付けられていないときに前記給送トレイに形成される別の経路を閉鎖することを特徴とする請求項3~5のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  7. 前記搬送経路は、前記第1収容部に収容される前記ロール体よりも下方を通ることを特徴とする請求項6に記載の画像形成装置。
  8. 前記搬送経路は、前記回動軸よりも下方を通ることを特徴とする請求項6又は7に記載の画像形成装置。
  9. 前記搬送経路を画定する経路部材をさらに備え、
    前記カバーは、凹凸部を有し、前記アンカバー位置にあるとき、前記凹凸部が前記経路部材と噛合することにより前記別の経路を閉鎖することを特徴とする請求項6~8のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  10. 前記給送トレイは、積層された複数のシート状媒体を収容可能な第2収容部をさらに有することを特徴とする請求項9に記載の画像形成装置。
  11. 前記カバーは、前記アンカバー位置にあるときに前記第2収容部と上下方向に重なることを特徴とする請求項10に記載の画像形成装置。
  12. 前記経路部材における前記搬送経路を画定する面とは反対側の面が、前記第2収容部を構成することを特徴とする請求項10又は11に記載の画像形成装置。
  13. 前記経路部材は、少なくとも前記第1収容部側の一端が、前記カバーの回動に応じて昇降可能であり、
    前記経路部材の前記一端により形成される前記搬送経路の上下方向の長さは、前記カバーが前記アンカバー位置にあるとき、前記カバーが前記カバー位置にあるときよりも長いことを特徴とする請求項9~12のいずれか1項に記載の画像形成装置。
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