JP2022084446A - 硬貨処理装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】安全性と保守性とを両立させる。【解決手段】硬貨処理装置1は、筐体2に収納又は引き出し可能に設けられた本体部4と、本体部4に設けられ硬貨が投入される投入空間8Sと、本体部4に設けられ、硬貨を外部から投入空間8Sへ投入させるスリット状の逐次硬貨投入口24Aが形成されており投入空間8Sを覆う投入外装部22とを設け、投入外装部22は、筐体2に本体部4が収納された収納状態において投入空間8Sを覆う一方、筐体2から本体部4が引き出された引出状態において、投入空間8Sを外部へ開放可能となるようにする。【選択図】図3
Description
本発明は硬貨処理装置に関し、例えばスーパーマーケットやコンビニエンスストア等のような小売店舗の精算所において使用されるレジ釣銭機に適用して好適なものである。
近年、レジ釣銭機として、POS(Point Of Sales)システム等に接続されたPOSレジに、紙幣や硬貨の入出金処理を行う釣銭機が組み合わされたものが普及している。この釣銭機のうち硬貨を処理する硬貨処理装置として、使用者に対し複数枚の硬貨を一括して投入させる一括投入用の大きな開口部である一括硬貨投入口を有するものがある(例えば、特許文献1参照)。
このような硬貨処理装置においては、特に操作に不慣れな使用者が一括硬貨投入口内部に指を入れてしまい安全性を確保できない可能性がある。それに対し、一括硬貨投入口よりも狭い開口部である逐次硬貨投入口が形成された部材を一括硬貨投入口に固定することも考えられる。
しかしながらその場合、安全性は確保できるものの、硬貨投入後に一括硬貨投入口内部でジャム等の障害が発生すると、店員等が一括硬貨投入口内部に手でアクセスするのが困難であり、保守性を確保できない可能性がある。
本発明は以上の点を考慮してなされたもので、安全性と保守性とを両立させ得る硬貨処理装置を提案しようとするものである。
かかる課題を解決するため本発明の硬貨処理装置においては、筐体に収納又は引き出し可能に設けられた本体部と、本体部に設けられ硬貨が投入される投入空間と、本体部に設けられ、硬貨を外部から投入空間へ投入させるスリット状の逐次硬貨投入口が形成されており投入空間を覆う投入外装部とを設け、投入外装部は、筐体に本体部が収納された収納状態において投入空間を覆う一方、筐体から本体部が引き出された引出状態において、投入空間を外部へ開放可能となるようにした。
これにより本発明は、収納状態において投入外装部により投入空間を覆うことで投入空間を外部からアクセス不能にできると共に、引出状態において投入外装部を移動させて投入空間を外部へ開放させることで投入空間を外部からアクセス可能にできる。
本発明によれば、安全性と保守性とを両立させ得る硬貨処理装置を実現できる。
以下、発明を実施するための形態(以下実施の形態とする)について、図面を用いて説明する。
[1.第1の実施の形態]
[1-1.硬貨処理装置の構成]
図1及び図2に示すように、第1の実施の形態による硬貨処理装置1は、全体として概ね直方体状に形成されており、主に、筐体2と、本体部4とにより構成されている。この硬貨処理装置1は、例えばスーパーマーケットやコンビニエンスストアのような小売店舗の精算所(いわゆるレジ)に設置されており、顧客が購入したい商品を精算する際に、顧客(以下では使用者とも呼ぶ)により操作される。以下では、硬貨処理装置1のうち使用者が対峙する側を前側とし、その反対を後側とし、当該前側に対峙した使用者から見て左及び右をそれぞれ左側及び右側とし、さらに上側及び下側を定義して説明する。また硬貨処理装置1の左側又は右側には、紙幣を取り扱う図示しない紙幣処理装置が設置されている。
[1-1.硬貨処理装置の構成]
図1及び図2に示すように、第1の実施の形態による硬貨処理装置1は、全体として概ね直方体状に形成されており、主に、筐体2と、本体部4とにより構成されている。この硬貨処理装置1は、例えばスーパーマーケットやコンビニエンスストアのような小売店舗の精算所(いわゆるレジ)に設置されており、顧客が購入したい商品を精算する際に、顧客(以下では使用者とも呼ぶ)により操作される。以下では、硬貨処理装置1のうち使用者が対峙する側を前側とし、その反対を後側とし、当該前側に対峙した使用者から見て左及び右をそれぞれ左側及び右側とし、さらに上側及び下側を定義して説明する。また硬貨処理装置1の左側又は右側には、紙幣を取り扱う図示しない紙幣処理装置が設置されている。
この硬貨処理装置1は、制御部(図示せず)を有している。この制御部は、CPU(Central Processing Unit)によってROM(Read Only Memory)や記憶部(図示せず)等から所定のプログラムを読み出して実行することにより、硬貨に関する種々の処理を制御する。
硬貨処理装置1は、筐体2の内部に、硬貨を処理する本体部4における後側の大部分を収納している。筐体2は、前面に筐体開口部2Aを有する中空の直方体状に構成されている。具体的に筐体2は、上側、右側、左側及び後側に、それぞれ板状の筐体天板2U、筐体右側板2R、筐体左側板2L及び筐体後側板2Bが形成されており、これら筐体天板2U、筐体右側板2R、筐体左側板2L及び筐体後側板2Bによって囲まれた筐体内部空間2Sが形成されている。また筐体2は、筐体天板2Uにおける前端部から、筐体天板2Uに対し直交するように鉛直方向に沿って筐体前側立設部2Fが立設している。
本体部4は、筐体2に対し前後方向へ往復移動可能に構成されている。本体部4の内部には、硬貨が投入される硬貨投入部8(図3)、硬貨投入部8に投入された硬貨を搬送する搬送部、硬貨の真偽及び金種を認識する認識部や、認識された硬貨を金種毎に収納する収納部等が設けられている。因みに硬貨は、一般的な硬貨と同様、ニッケル、銅、アルミニウム等の金属又はこれらの合金やその組み合わせでなり、薄い板状に形成されている。
硬貨処理装置1は、保守作業員により本体部4の内部の保守作業が行われる場合、錠部6に所定の鍵が保守作業員により挿入されて該鍵が解錠方向へ捻られることにより、筐体2に対する本体部4のロックが解除された本体部アンロック状態となり、筐体2から前方へ向かって本体部4が引き出し可能な状態となる。続いて保守作業員により把持部20が把持されて図2に示すように本体部4が手前側である引出方向へ引き出されると、本体部4の内部の保守作業が可能な状態となる。以下ではこの状態を引出状態とも呼ぶ。この引出状態においては、硬貨処理装置外装部14(後述する)の後端部が、筐体2の前端部に対し、引出方向側である前側へ離隔している。
一方、硬貨処理装置1は、保守作業が完了し保守作業員により図1に示すように本体部4が後側である押込方向へ押し込まれると、本体部4における、硬貨処理装置外装部14、リジェクトトレイ10及び出金トレイ12よりも後側が、筐体2内部に収納された状態となる。以下ではこの状態を収納状態とも呼ぶ。この収納状態においては、硬貨処理装置外装部14(後述する)の後端部が、筐体2の筐体前側立設部2Fに近接し、ほぼ当接した状態となる。またこの収納状態においては、一括硬貨投入用外装部材18におけるロック部18L(後述する)が、筐体2の筐体天板2Uの下面側において前端部よりも後側に入り込んでおり、ロック部18Lの上面が、筐体2の筐体天板2Uの下面と上下方向に対向している。続いて錠部6に所定の鍵が保守作業員により挿入されて該鍵が施錠方向へ捻られることにより、筐体2に対し本体部4がロックされた本体部ロック状態となり、筐体2から前方へ向かって本体部4が引き出し不能な状態となる。
また硬貨処理装置1は、その前側における上段左寄りに硬貨投入部8(図3)が設けられている。硬貨投入部8は、上方が開口し硬貨を非整列状態で受け入れる円筒形状の投入空間8Sが形成され、また底部に回転可能な円盤8Cが組み込まれている。さらに硬貨投入部8には、投入空間8S内における硬貨の有無を検知するセンサ(図示せず)も組み込まれている。硬貨投入部8は、投入空間8S内へ硬貨が投入されたことをセンサにより検知すると、円盤8Cを所定の繰出方向へ回転させ、硬貨に遠心力を作用させて円盤8Cの外周側へ搬送し、硬貨を1枚ずつ分離するゲートを介し、円盤8Cの後側に配置された繰出部に引き渡す。繰出部に引き渡された硬貨は、搬送部により認識部へ向かって搬送される。
硬貨処理装置1は、その前側における下段左寄りにリジェクトトレイ10が設けられている。リジェクトトレイ10は、上面が開口する形状であり、前面から使用者がアクセス可能に配置されている。リジェクトトレイ10は、収納部に収納すべきではないと認識部により認識された硬貨であるリジェクト硬貨を収納する。
また硬貨処理装置1は、その前側における下段右寄りに出金トレイ12が設けられている。出金トレイ12は、上面が開口する形状であり、前面から使用者がアクセス可能に配置されている。出金トレイ12は、釣銭となる金額に応じた金種及び枚数の硬貨を収納する。
かかる構成において硬貨処理装置1は、使用者により硬貨投入部8から入金された硬貨を取り込んで内部の収納部に収納すると共に、硬貨を収納部から繰り出し、これを出金トレイ12から釣銭として出金する。
また硬貨処理装置1は、その前側における上段に硬貨処理装置外装部14が形成されている硬貨処理装置外装部14は、前面上面外装部材16及び一括硬貨投入用外装部材18により構成されている。この硬貨処理装置外装部14は、後端部に開口部が形成されており、収納状態においては、筐体2の筐体前側立設部2Fにより、この開口部が閉鎖される。
前面上面外装部材16は、硬貨処理装置外装部14における一括硬貨投入用外装部材18以外の部分に形成された板状部材であり、水平方向に沿う外装部材上側板16Uと、鉛直方向及び前後方向に沿う外装部材左右側板16LRと、鉛直方向及び左右方向に沿う湾曲した外装部材前側板16Fとが形成されている。前面上面外装部材16は、これら外装部材上側板16U、外装部材左右側板16LR及び外装部材前側板16Fにより、本体部4の前側の上段を覆っている。また前面上面外装部材16は、外装部材上側板16Uの上面が、本体部4における硬貨処理装置外装部14よりも後側の部分よりも上側に位置している。このため前面上面外装部材16は、外装部材上側板16Uの上面が、収納状態において筐体天板2Uの上面よりも上側に位置している。また前面上面外装部材16は、外装部材上側板16Uの後端部が、筐体2における筐体前側立設部2Fの上端部と当接若しくは極めて近接している。
また前面上面外装部材16における右上部には、把持部20が形成されている。把持部20は、保守作業員によって把持されやすい形状である。この把持部20は、本体部4が筐体2から引き出される際に保守作業員により把持される。
[1-2.一括硬貨投入用外装部材の構成]
一括硬貨投入用外装部材18は、硬貨処理装置外装部14における上面の左半分に形成されている。この一括硬貨投入用外装部材18は、図1及び図2に示す投入口閉鎖状態において水平方向に沿って延びる薄板状部材であり、中央部に円形状の一括硬貨投入口18Aが形成されている。この一括硬貨投入口18Aは、硬貨投入部8とほぼ同一の直径であり、一括硬貨投入用外装部材18の上側と下側とを連通している。また一括硬貨投入用外装部材18には、一括硬貨投入口18Aの外周側を囲うように、板状の縁部18E(図4)が下方へ向かって突出している。
一括硬貨投入用外装部材18は、硬貨処理装置外装部14における上面の左半分に形成されている。この一括硬貨投入用外装部材18は、図1及び図2に示す投入口閉鎖状態において水平方向に沿って延びる薄板状部材であり、中央部に円形状の一括硬貨投入口18Aが形成されている。この一括硬貨投入口18Aは、硬貨投入部8とほぼ同一の直径であり、一括硬貨投入用外装部材18の上側と下側とを連通している。また一括硬貨投入用外装部材18には、一括硬貨投入口18Aの外周側を囲うように、板状の縁部18E(図4)が下方へ向かって突出している。
また一括硬貨投入用外装部材18は、その左端、すなわち硬貨処理装置1における左端において前後方向に沿う回動軸18X(図3)を支点として図1及び図2に示す投入口閉鎖状態と図3に示す投入口開放状態とに、前面上面外装部材16に対し前面視で円弧形状に沿う軌道に沿って回動可能となっている。具体的に一括硬貨投入用外装部材18は、前面視で時計回りである閉鎖方向へ回動することにより、投入口開放状態から投入口閉鎖状態へ移行する。また一括硬貨投入用外装部材18は、前面視で反時計回りである開放方向へ回動することにより、投入口閉鎖状態から投入口開放状態へ移行する。
一括硬貨投入用外装部材18は、投入口閉鎖状態(図1及び図2)のとき、その上面が前面上面外装部材16の上面と面一となり、該一括硬貨投入用外装部材18及び逐次投入用アタッチメント24(後述する)により、逐次硬貨投入口24A(後述する)以外の箇所で硬貨投入部8を外部に対し閉鎖する。これにより一括硬貨投入用外装部材18は、外部から硬貨投入部8の内部に使用者が指等を入れられないようにし、硬貨投入部8に投入された硬貨を保護すると共に、使用者が硬貨投入部8近辺の機構に接触して怪我等をしてしまうことを防止する。
一方、一括硬貨投入用外装部材18は、投入口開放状態(図3)のとき、前面上面外装部材16に対し直交する姿勢となり、硬貨投入部8を外部に開放させる。これにより一括硬貨投入用外装部材18は、保守作業員が例えば硬貨投入部8に詰まった硬貨を取り除く際に、外部から硬貨投入部8の内部に保守作業員が指を入れやすくし、メンテナンス性を向上させる。
一括硬貨投入用外装部材18における後端部には、ロック部18Lが形成されている。ロック部18Lは、収納状態において一括硬貨投入用外装部材18と同様に水平方向に沿う板状部材であり、一括硬貨投入用外装部材18の後端部から後方へ突出している。
このロック部18Lは、収納状態において、筐体2の筐体天板2Uの下面側において前端部よりも後側に入り込み、その上面を筐体天板2Uの下面と上下方向に対向させる。このため収納状態においては、投入口閉鎖状態にある一括硬貨投入用外装部材18のロック部18Lが開放方向へ向かって回動する経路上に筐体天板2Uが存在する、投入外装部ロック状態となる。これにより、一括硬貨投入用外装部材18が例えば使用者の操作により収納状態において開放方向へ回動されようとすると、ロック部18Lが筐体天板2Uの下面に当接し、それ以上の一括硬貨投入用外装部材18の開放方向への回動が規制される。
一方、ロック部18Lは、収納状態から本体部4が手前側へ引き出され、ロック部18Lの後端部が筐体2の筐体天板2Uの前端部よりも前側まで移動すると、その上面が筐体天板2Uの下面と上下方向に対向しなくなる。このため引出状態においては、投入口閉鎖状態にある一括硬貨投入用外装部材18のロック部18Lが開放方向へ向かって回動する経路上に筐体天板2Uが存在しない、投入外装部アンロック状態となる。これにより、一括硬貨投入用外装部材18が例えば保守作業員の操作により引出状態において開放方向へ回動されると、ロック部18Lが筐体天板2Uの下面に当接しないため一括硬貨投入用外装部材18の開放方向への回動が規制されずに、投入口開放状態となる。
これにより硬貨処理装置1は、本体部ロック状態において使用者により一括硬貨投入用外装部材18が投入口閉鎖状態から投入口開放状態へ回動されてしまうことを防止できる。このため硬貨処理装置1は、硬貨投入部8の内部に使用者が指等を入れられないようにし、硬貨投入部8に投入された硬貨を保護すると共に、使用者が硬貨投入部8近辺の機構に接触して怪我等をしてしまうことを防止できる。
一方、硬貨処理装置1は、保守作業員の操作により本体部ロック状態から本体部アンロック状態へ移行し本体部4が収納状態よりも手前側へ引き出され引出状態となると、本体部ロック状態において保守作業員により一括硬貨投入用外装部材18が投入口閉鎖状態から投入口開放状態へ回動可能となる。このため硬貨処理装置1は、硬貨投入部8の内部に保守作業員が指を入れやすくし、メンテナンス性を向上できる。
[1-3.逐次投入用アタッチメントの構成]
一括硬貨投入用外装部材18の一括硬貨投入口18Aには、該一括硬貨投入用外装部材18とは別部品である逐次投入用アタッチメント24の外周部分が外部からは脱着不能に嵌め込まれている。逐次投入用外装部材としての逐次投入用アタッチメント24は、平面視で円形状であり、中央部において左右方向の幅が狭く前後方向に延びるスリット状の逐次硬貨投入口24Aが形成されている。この逐次硬貨投入口24Aは、硬貨処理装置1において取り扱われる硬貨における、厚さよりも僅かに広い左右幅と、直径よりも僅かに長い前後幅とを有している。このため逐次投入用アタッチメント24は、使用者に対し、逐次硬貨投入口24Aから少量ずつ分離させた状態で硬貨投入部8へ硬貨を投入させる。下では、一括硬貨投入用外装部材18及び逐次投入用アタッチメント24をまとめて、投入外装部22とも呼ぶ。
一括硬貨投入用外装部材18の一括硬貨投入口18Aには、該一括硬貨投入用外装部材18とは別部品である逐次投入用アタッチメント24の外周部分が外部からは脱着不能に嵌め込まれている。逐次投入用外装部材としての逐次投入用アタッチメント24は、平面視で円形状であり、中央部において左右方向の幅が狭く前後方向に延びるスリット状の逐次硬貨投入口24Aが形成されている。この逐次硬貨投入口24Aは、硬貨処理装置1において取り扱われる硬貨における、厚さよりも僅かに広い左右幅と、直径よりも僅かに長い前後幅とを有している。このため逐次投入用アタッチメント24は、使用者に対し、逐次硬貨投入口24Aから少量ずつ分離させた状態で硬貨投入部8へ硬貨を投入させる。下では、一括硬貨投入用外装部材18及び逐次投入用アタッチメント24をまとめて、投入外装部22とも呼ぶ。
また逐次投入用アタッチメント24は、図4及び図5に示すように、外周部よりもやや内周側において、下方向へ突出する爪部24Cが形成されている。この爪部24Cは、逐次投入用アタッチメント24において例えば前後方向に対向するよう2個形成されており、下端部において、外周側へ向かって径方向が長くなる係止部24Tが形成されている。
爪部24Cは、上端部を支点として下端部が内周側へ移動するように僅かに変形可能となっている。このため硬貨処理装置1が組み立てられる際、逐次投入用アタッチメント24が上側から下側に向かって一括硬貨投入口18Aの内側に押し込まれると、爪部24Cの下端部が内周側へ僅かに変形する。やがて、爪部24Cにおける係止部24Tが、一括硬貨投入用外装部材18における縁部18Eの下端部よりも下側まで到達すると、爪部24Cは通常状態に戻り、縁部18Eの下端部に下側から係止する。
このため逐次投入用アタッチメント24は、一括硬貨投入用外装部材18の一括硬貨投入口18Aに一旦嵌め込まれると、外部からは脱着不能となっている。一方、逐次投入用アタッチメント24は、投入口開放状態においては、保守作業員に下面側からアクセスされ、爪部24Cの下端部を内周側へ撓ませられて上方へ押されることにより、一括硬貨投入用外装部材18から取り外し可能となっている。
このように逐次投入用アタッチメント24は、一括硬貨投入用外装部材18に嵌め込まれている。このため逐次投入用アタッチメント24は、一括硬貨投入用外装部材18と共に開放方向及び閉鎖方向に回動する。
[1-4.効果等]
以上の構成において硬貨処理装置1は、筐体2に本体部4が収納された収納状態において投入外装部22で投入空間8Sを覆う一方、筐体2から本体部4が引き出された引出状態において投入外装部22を開放方向へ回動させ投入空間8Sを外部へ開放可能にした。
以上の構成において硬貨処理装置1は、筐体2に本体部4が収納された収納状態において投入外装部22で投入空間8Sを覆う一方、筐体2から本体部4が引き出された引出状態において投入外装部22を開放方向へ回動させ投入空間8Sを外部へ開放可能にした。
また硬貨処理装置1は、投入外装部22を、収納状態において、投入空間8Sを外部へ開放させる開放方向へ回動しないよう、筐体2に対しロックさせた投入外装部ロック状態とする一方、引出状態において、開放方向へ回動可能となるよう、筐体2に対しロックが解除された投入外装部アンロック状態とするようにした。さらに硬貨処理装置1は、一括硬貨投入用外装部材18とは別部品である逐次投入用アタッチメント24を外部からは脱着不能に一括硬貨投入用外装部材18に嵌め込むようにした。
さらに硬貨処理装置1は、本体部4を、収納状態で錠部6が施錠されると筐体2から引き出されないよう筐体2に対しロックされ本体部ロック状態とする一方、錠部6が解錠されると、筐体2から引き出し可能となるよう筐体2に対するロックが解除された本体部アンロック状態としての本体部アンロック状態とするようにした。
このため硬貨処理装置1は、本体部ロック状態かつ投入外装部ロック状態においては、投入口閉鎖状態の投入外装部22を開放方向へ回動不能にできる。このため硬貨処理装置1は、収納状態において逐次投入用アタッチメント24を外部からは一括硬貨投入用外装部材18から脱着不能にでき、使用者により外されないようにできる。これにより硬貨処理装置1は、収納状態において投入空間8Sを外部からアクセス不能にし、使用者が指を投入空間8Sに入れてしまうことを防止することにより、安全性を向上できる。一方硬貨処理装置1は、本体部ロック状態かつ投入外装部ロック状態から、保守作業員により錠部6が解錠されて本体部4が本体部アンロック状態にされてから本体部4が筐体2から引き出されると、投入外装部22を投入口閉鎖状態から開放方向へ回動可能にできる。これにより硬貨処理装置1は、引出状態において投入空間8Sを外部からアクセス可能にし、保守作業員が指を投入空間8Sに容易に入れられようにすることにより、保守性を向上できる。
さらに硬貨処理装置1は、投入外装部22を、例えば前後方向に往復移動させるのではなく、回動軸18Xを中心に回動させることにより、投入口開放状態と投入口閉鎖状態とに移行させるようにした。このため硬貨処理装置1は、投入外装部22が回動する際に、戸先側の移動経路は大きいものの、吊元側の移動経路は小さくでき、特に回動軸18X近辺においては、投入外装部22が回動しても回動方向以外へは移動しないようにできる。これにより硬貨処理装置1は、例えば、逐次硬貨投入口24Aの近辺を照らすLED(Liquid Emitting Diode)を設け、該LEDと制御部とをケーブルで接続する場合に、投入外装部22の回動軸18X近辺にケーブルを容易に這わせることができ、投入外装部22が回動した際にケーブルに投入外装部22が干渉しないようにできる。
さらに硬貨処理装置1は、投入外装部22を、本体部4における、押込方向及び引出方向である移動方向(前後方向)に直交する左右方向における端部に設けられた回動軸18Xを中心に回動させるようにした。このため硬貨処理装置1は、例えば、投入外装部22における右端に設けられた回動軸18Xを中心に投入外装部22を回動させる場合と比較して、本体部4の左右方向の内側を広く外部に開放させ、投入口開放状態の投入外装部22が保守作業の邪魔になってしまうことを防止し、保守作業を行わせやすくできる。
また硬貨処理装置1は、保守作業が行われる際に、保守作業員により従来から行われていた、錠部6を解錠し本体部4を本体部ロック状態から本体部アンロック状態へ移行させ、本体部4を筐体2から引出方向へ引っ張る、という作業を保守作業員に行わせるだけで、ロック部18Lを筐体2から離隔させて投入外装部ロック状態から投入外装部アンロック状態へ移行させ、一括硬貨投入用外装部材18を投入口閉鎖状態から投入口開放状態へ開放方向に向かって回動可能とした。
このため硬貨処理装置1は、一括硬貨投入用外装部材18を投入口閉鎖状態から投入口開放状態へ開放方向に向かって回動可能とするために、従来では行われていない作業工程を別途追加することなく、保守作業を行うために従来から行われていた作業工程を保守作業員に行わせるだけで、一括硬貨投入用外装部材18を投入口閉鎖状態から投入口開放状態へ開放方向に向かって回動可能とすることができる。
これにより硬貨処理装置1は、保守作業員に対し煩雑な作業を強いることなく、一括硬貨投入用外装部材18を投入口閉鎖状態から投入口開放状態に開放方向へ向かって回動可能とし、硬貨投入部8等のメンテナンスを行わせることができる。
以上の構成によれば硬貨処理装置1は、筐体2と、筐体2に収納又は引き出し可能に設けられた本体部4と、本体部4に設けられ硬貨が投入される投入空間8Sと、本体部4に設けられ、硬貨を外部から投入空間8Sへ投入させるスリット状の逐次硬貨投入口24Aが形成されており投入空間8Sを覆う投入外装部22とを設け、投入外装部22は、筐体2に本体部4が収納された収納状態において投入空間8Sを覆う一方、筐体2から本体部4が引き出された引出状態において、投入空間8Sを外部へ開放可能となるようにした。
これにより硬貨処理装置1は、収納状態において投入外装部22により投入空間8Sを覆うことで投入空間8Sを外部からアクセス不能にできると共に、引出状態において投入外装部22を回動させて投入空間8Sを外部へ開放させることで投入空間8Sを外部からアクセス可能にできる。
[2.第2の実施の形態]
[2-1.硬貨処理装置の構成]
図1及び図2に示すように、第2の実施の形態による硬貨処理装置101は、第1の実施の形態による硬貨処理装置1と比較して、本体部4に代わる本体部104を有する点において相違するものの、他の点については同様に構成されている。図4と対応する部材に同一符号を付した図6と、図5と対応する部材に同一符号を付した図7とに示すように、第2の実施の形態による本体部104は、第1の実施の形態による本体部4と比較して、一括硬貨投入用外装部材18に代わる一括硬貨投入用外装部材118を有する点において相違するものの、他の点については同様に構成されている。
[2-1.硬貨処理装置の構成]
図1及び図2に示すように、第2の実施の形態による硬貨処理装置101は、第1の実施の形態による硬貨処理装置1と比較して、本体部4に代わる本体部104を有する点において相違するものの、他の点については同様に構成されている。図4と対応する部材に同一符号を付した図6と、図5と対応する部材に同一符号を付した図7とに示すように、第2の実施の形態による本体部104は、第1の実施の形態による本体部4と比較して、一括硬貨投入用外装部材18に代わる一括硬貨投入用外装部材118を有する点において相違するものの、他の点については同様に構成されている。
図6及び図7に示すように、一括硬貨投入用外装部材118は、上下方向に沿う縁部18Eにおいて、縁部18Eよりも後側と、前側である逐次投入用アタッチメント24側とを連通する、一括硬貨投入用外装部材工具挿入孔18Aiが穿設されている。この外装部材脱着機構としての一括硬貨投入用外装部材工具挿入孔18Aiは、直径が小さく形成されており、一般的な指の太さよりも直径が短くなっている。
かかる構成において、逐次投入用アタッチメント24が一括硬貨投入用外装部材18から取り外される場合、図6に示した収納状態において、保守作業員の操作により本体部ロック状態から本体部アンロック状態へ移行し、本体部4が収納状態よりも手前側へ引き出され図7に示す引出状態となると、図8に示すように、アタッチメント取外工具30が、後側から前側に向かって挿入され、一括硬貨投入用外装部材工具挿入孔18Aiを介し、前端部が逐次投入用アタッチメント24における爪部24Cの外周面に当接する。このアタッチメント取外工具30は、円柱形状の部材であり、一括硬貨投入用外装部材工具挿入孔18Aiの内径よりも僅かに小さい外径を有している。続いて保守作業員が、アタッチメント取外工具30を前方へ向かってさらに押し、爪部24Cを下端部が内周側へ移動するように撓ませると、係止部24Tが縁部18Eから外れる。この状態で逐次投入用アタッチメント24が上方へ押されることにより、逐次投入用アタッチメント24が一括硬貨投入用外装部材18から取り外される。
このように硬貨処理装置101は、収納状態においては、一括硬貨投入用外装部材工具挿入孔18Aiを筐体2で隠して外部に露出させないことにより、使用者がアクセス不能にできる。一方、硬貨処理装置101は、引出状態においては、一括硬貨投入用外装部材工具挿入孔18Aiを筐体2の前端部よりも前方へ移動させて外部に露出させることにより、保守作業員がアクセス可能にできる。
また硬貨処理装置101は、第1の実施の形態による硬貨処理装置1と比較して、引出状態において一括硬貨投入用外装部材18を投入口閉鎖状態から開放方向へ回動させて投入口開放状態にしなくても、引出状態にするだけで一括硬貨投入用外装部材18は投入口閉鎖状態のままで、逐次投入用アタッチメント24を一括硬貨投入用外装部材18から取り外させることができる。このため硬貨処理装置101は、第1の実施の形態による硬貨処理装置1と比較して、より一層簡易な作業で、逐次投入用アタッチメント24を一括硬貨投入用外装部材18から取り外させることができる。
また硬貨処理装置101は、一括硬貨投入用外装部材工具挿入孔18Aiの直径を、指の太さよりも短くした。このため硬貨処理装置101は、一括硬貨投入用外装部材工具挿入孔18Aiに誤って指を入れてしまうことを防止し、安全性を確保できる。
その他、第2の実施の形態による硬貨処理装置101は、第1の実施の形態による硬貨処理装置1と同様の作用効果を奏し得る。
[3.他の実施の形態]
なお上述した第1の実施の形態においては、回動軸18Xを軸として投入口閉鎖状態と投入口開放状態とに一括硬貨投入用外装部材18を回動させる場合について述べた。本発明はこれに限らず、例えば投入口閉鎖状態と投入口開放状態とに一括硬貨投入用外装部材18を前後方向にスライド移動させても良い。第2の実施の形態においても同様である。
なお上述した第1の実施の形態においては、回動軸18Xを軸として投入口閉鎖状態と投入口開放状態とに一括硬貨投入用外装部材18を回動させる場合について述べた。本発明はこれに限らず、例えば投入口閉鎖状態と投入口開放状態とに一括硬貨投入用外装部材18を前後方向にスライド移動させても良い。第2の実施の形態においても同様である。
また上述した第1の実施の形態においては、逐次投入用アタッチメント24を一括硬貨投入用外装部材18に外部からは脱着不能に嵌め込むことにより、逐次投入用アタッチメント24を一括硬貨投入用外装部材18に固定する場合について述べた。本発明はこれに限らず、ネジ、紐や錠前等、種々の固定手段によって、逐次投入用アタッチメント24を一括硬貨投入用外装部材18に外部からは脱着不能に固定しても良い。第2の実施の形態においても同様である。
さらに上述した第1の実施の形態においては、投入外装部22を一括硬貨投入用外装部材18と逐次投入用アタッチメント24とにより構成する、すなわち、一括硬貨投入用外装部材18と逐次投入用アタッチメント24とを別部品とする場合について述べた。本発明はこれに限らず、一括硬貨投入用外装部材18と逐次投入用アタッチメント24とを別部品にせず一体に形成しても良い。第2の実施の形態においても同様である。
さらに上述した実施の形態においては、錠部6に所定の鍵が保守作業員により挿入されて該鍵が解錠方向又は施錠方向へ捻られることにより、本体部4が本体部アンロック状態と本体部ロック状態とを切り替える場合について述べた。本発明はこれに限らず、例えば制御部からの制御に応じ電磁ロックを解除する等、他の種々のロック機構により、投入外装部アンロック状態と投入外装部ロック状態とを切り替えても良い。
さらに上述した第2の実施の形態においては、一括硬貨投入用外装部材18に穿設された一括硬貨投入用外装部材工具挿入孔18Aiを介し挿入されたアタッチメント取外工具30で逐次投入用アタッチメント24の爪部24Cを内周側へ押すことにより、逐次投入用アタッチメント24を一括硬貨投入用外装部材18から取り外す場合について述べた。本発明はこれに限らず、例えば、一括硬貨投入用外装部材18の後側面に、収納状態においては押下不能であり引出状態においては押下可能であるアタッチメント取外ボタンを設け、該アタッチメント取外ボタンが押下されると、逐次投入用アタッチメント24を一括硬貨投入用外装部材18から取り外せるようにしたり、逐次投入用アタッチメント24の爪部24Cを押すのではなく引くことにより、逐次投入用アタッチメント24を一括硬貨投入用外装部材18から取り外せるようにしたりする等、他の種々の方法により、逐次投入用アタッチメント24を一括硬貨投入用外装部材18から取り外せるようにしても良い。要は、収納状態においてはアクセス不能である一方、引出状態においてはアクセス可能である位置に設けられた種々の部材に保守作業員がアクセスした場合に、逐次投入用アタッチメント24を一括硬貨投入用外装部材18から取り外すことができれば良い。
さらに上述した実施の形態において、所定の付勢部材により投入外装部22を開放方向へ付勢することにより、筐体2から本体部4が引き出されると、付勢部材の付勢力により投入外装部22を開放方向へ回動させても良い。
さらに上述した実施の形態においては、投入空間8Sを円筒形状とし、一括硬貨投入口18Aを投入空間8Sの形状に対応させて円形状とする場合について述べた。本発明はこれに限らず、投入空間8Sを他の種々の形状とし、一括硬貨投入口18Aを該投入空間8Sの形状に対応させて他の種々の円形状としても良い。
さらに上述した実施の形態においては、紙幣処理装置と共に設置される硬貨処理装置1又は101に本発明を適用する場合について述べた。本発明はこれに限らず、例えば紙幣処理装置と共に設置されず単独で設置される硬貨処理装置1又は101に本発明を適用しても良い。
さらに本発明は、上述した実施の形態及び他の実施の形態に限定されるものではない。すなわち本発明は、上述した実施の形態と上述した他の実施の形態の一部又は全部を任意に組み合わせた実施の形態や、一部を抽出した実施の形態にもその適用範囲が及ぶものである。
さらに上述した実施の第1の形態においては、筐体としての筐体2と、本体部としての本体部4と、投入空間としての投入空間8Sと、投入外装部としての投入外装部22とによって、硬貨処理装置としての硬貨処理装置1を構成する場合について述べた。本発明はこれに限らず、その他種々の構成でなる筐体と、本体部と、投入空間と、投入外装部とによって、硬貨処理装置を構成しても良い。
本発明は、例えば使用者との間で硬貨に関する取引処理を行う硬貨入出金装置等で利用できる。
1……硬貨処理装置、2……筐体、2U……筐体天板、2R……筐体右側板、2L……筐体左側板、2B……筐体後側板、2S……筐体内部空間、2A……筐体開口部、2F……筐体前側立設部、4、104……本体部、6……錠部、8……硬貨投入部、8S……投入空間、8C……円盤、10……リジェクトトレイ、12……出金トレイ、14……硬貨処理装置外装部、16……前面上面外装部材、16F……外装部材前側板、16U……外装部材上側板、16LR……外装部材左右側板、18、118……一括硬貨投入用外装部材、18X……回動軸、18A……一括硬貨投入口、18E……縁部、18L……ロック部、24……逐次投入用アタッチメント、24A……逐次硬貨投入口、24C……爪部、24T……係止部、20……把持部、22……投入外装部、30……アタッチメント取外工具、18Ai……一括硬貨投入用外装部材工具挿入孔。
Claims (12)
- 筐体と、
前記筐体に収納又は引き出し可能に設けられた本体部と、
前記本体部に設けられ硬貨が投入される投入空間と、
前記本体部に設けられ、前記硬貨を外部から前記投入空間へ投入させるスリット状の逐次硬貨投入口が形成されており前記投入空間を覆う投入外装部と
を有し、
前記投入外装部は、
前記筐体に前記本体部が収納された収納状態において前記投入空間を覆う一方、前記筐体から前記本体部が引き出された引出状態において、前記投入空間を外部へ開放可能となる
硬貨処理装置。 - 前記投入外装部は、
前記収納状態において、前記投入空間を外部へ開放させる開放方向へ移動しないようロックされた投入外装部ロック状態となる一方、前記引出状態において、前記開放方向へ移動可能となるよう、ロックが解除された投入外装部アンロック状態となる
請求項1に記載の硬貨処理装置。 - 前記本体部は、
前記収納状態において、前記筐体から引き出されないよう、前記筐体に対しロックされた本体部ロック状態となる一方、所定の錠部が解錠されると、前記筐体から引き出し可能となるよう、前記筐体に対するロックが解除された本体部アンロック状態となる
請求項2に記載の硬貨処理装置。 - 前記本体部ロック状態かつ前記投入外装部ロック状態において、前記本体部が前記本体部アンロック状態にされてから前記本体部が前記筐体から引き出されると、前記投入外装部は、前記投入外装部アンロック状態となり前記開放方向へ移動可能となる
請求項3に記載の硬貨処理装置。 - 前記投入外装部は、
前記収納状態において前記筐体に係止することにより前記投入外装部ロック状態となる一方、前記引出状態において前記筐体に係止しないことにより前記投入外装部アンロック状態となるロック部を有する
請求項2に記載の硬貨処理装置。 - 前記投入外装部は、
一括硬貨投入用外装部材と、該一括硬貨投入用外装部材とは別体であり、前記逐次硬貨投入口が形成され前記一括硬貨投入用外装部材に固定された逐次投入用外装部材とにより構成されている
請求項1乃至請求項5の何れかに記載の硬貨処理装置。 - 前記逐次投入用外装部材は、
前記収納状態において前記一括硬貨投入用外装部材から取り外し不能である一方、前記引出状態において前記一括硬貨投入用外装部材から取り外し可能となる
請求項6に記載の硬貨処理装置。 - 前記逐次投入用外装部材は、
前記収納状態において前記一括硬貨投入用外装部材から取り外し不能である一方、前記引出状態において、前記投入外装部が前記投入空間を外部へ開放させると、前記一括硬貨投入用外装部材から取り外し可能となる
請求項7に記載の硬貨処理装置。 - 前記逐次投入用外装部材は、
前記収納状態において前記一括硬貨投入用外装部材から取り外し不能である一方、前記引出状態において外装部材脱着機構が外部に露出し操作されると、前記一括硬貨投入用外装部材から取り外し可能となる
請求項7に記載の硬貨処理装置。 - 前記投入外装部は、
外周部を形成する部分と、前記逐次硬貨投入口が形成された部分とが、一体に形成されている
請求項1乃至請求項5の何れかに記載の硬貨処理装置。 - 前記投入外装部は、
所定の回動軸を中心に回動することにより、前記投入空間を覆う閉鎖状態と、前記投入空間を外部へ開放させる開放状態とに移行する
請求項1乃至請求項10の何れかに記載の硬貨処理装置。 - 前記投入外装部は、
前記本体部における、前記収納状態と前記引出状態とを移行する際の移動方向に直交する方向の端部に設けられた前記回動軸を中心に回動する
請求項11に記載の硬貨処理装置。
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---|---|---|---|
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Applications Claiming Priority (1)
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JP2020196332A JP2022084446A (ja) | 2020-11-26 | 2020-11-26 | 硬貨処理装置 |
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JP2022084446A true JP2022084446A (ja) | 2022-06-07 |
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Family Applications (1)
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JP2020196332A Pending JP2022084446A (ja) | 2020-11-26 | 2020-11-26 | 硬貨処理装置 |
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Country | Link |
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JP (1) | JP2022084446A (ja) |
-
2020
- 2020-11-26 JP JP2020196332A patent/JP2022084446A/ja active Pending
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