JP2022080762A - 硬貨処理装置 - Google Patents

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Abstract

Figure 2022080762000001
【課題】利便性を向上させる。
【解決手段】硬貨処理装置1は、硬貨が投入される投入空間8Sと、投入空間8Sの上側に設けられ、一括硬貨投入口18Aが形成された一括硬貨投入用外装部材18と、一括硬貨投入口18Aよりも小さくスリット状であり硬貨を外部から投入空間8Sへ投入させる逐次硬貨投入口24Aが形成されており、投入空間8Sを覆い、一括硬貨投入用外装部材18に固定された逐次投入用アタッチメント24と、一括硬貨投入用外装部材18に設けられ、外部から視認可能に発光する一括硬貨投入口側導光部32と、逐次投入用アタッチメント24に設けられ、一括硬貨投入口側導光部32から光を受光し、外部から視認可能に発光するアタッチメント側導光部36とを設ける。
【選択図】図5

Description

本発明は硬貨処理装置に関し、例えばスーパーマーケットやコンビニエンスストア等のような小売店舗の精算所において使用されるレジ釣銭機に適用して好適なものである。
近年、レジ釣銭機として、POS(Point Of Sales)システム等に接続されたPOSレジに、紙幣や硬貨の入出金処理を行う釣銭機が組み合わされたものが普及している。この釣銭機のうち硬貨を処理する硬貨処理装置として、使用者に対し複数枚の硬貨を一括して投入させる一括投入用の大きな開口部である一括硬貨投入口を有するものがある。またそのような硬貨処理装置においては、外装部における一括硬貨投入口の近傍に、LED(Liquid Emitting Diode)ランプを設け、該LEDランプを点灯や点滅させることにより、使用者に対し一括硬貨投入口の位置を認識させ、硬貨の投入を誘導するものがある(例えば、特許文献1参照)。
特開2018-73280号公報
このような硬貨処理装置においては、特に操作に不慣れな使用者が一括硬貨投入口内部に指を入れてしまい安全性を確保できない可能性がある。それに対し、一括硬貨投入口よりも狭い開口部である逐次硬貨投入口が形成された部材を一括硬貨投入口に固定することも考えられる。しかしながらその場合、LEDランプと逐次硬貨投入口との距離が、LEDランプと一括硬貨投入口との距離よりも長くなってしまい、LEDランプが光ったとしても、逐次硬貨投入口が使用者に分かりにくくなってしまい、利便性を保てない可能性がある。
本発明は以上の点を考慮してなされたもので、利便性を向上させ得る硬貨処理装置を提案しようとするものである。
かかる課題を解決するため本発明の硬貨処理装置においては、硬貨が投入される投入空間と、投入空間の上側に設けられ、一括硬貨投入口が形成された一括硬貨投入用外装部材と、一括硬貨投入口よりも小さくスリット状であり硬貨を外部から投入空間へ投入させる逐次硬貨投入口が形成されており、投入空間を覆い、一括硬貨投入用外装部材に固定された逐次投入用アタッチメントと、一括硬貨投入用外装部材に設けられ、外部から視認可能に発光する一括硬貨投入用外装部材発光部と、逐次投入用アタッチメントに設けられ、一括硬貨投入用外装部材発光部から光を受光し、外部から視認可能に発光する逐次投入用アタッチメント発光部とを設けるようにした。
これにより本発明は、一括硬貨投入用外装部材に設けられた一括硬貨投入用外装部材発光部よりも逐次硬貨投入口に近い位置に配された逐次投入用アタッチメント発光部により逐次硬貨投入口の位置を使用者に示すことができる。
また本発明の硬貨処理装置においては、硬貨が投入される投入空間と、硬貨を外部から投入空間へ投入させるスリット状の逐次硬貨投入口が形成されており、所定の回動軸を中心に回動することにより、投入空間を覆う閉鎖状態と、投入空間を外部へ開放させる開放状態とに移行する投入外装部と、投入外装部に設けられ、回動軸の近傍を通過したケーブルにより駆動部と接続され、該駆動部による駆動により、外部から視認可能に発光する発光部とを設けるようにした。
これにより本発明は、投入外装部が回動する際にケーブルに投入外装部が干渉しないようにできる。
本発明によれば、利便性を向上させ得る硬貨処理装置を実現できる。
収納状態における硬貨処理装置の構成を示す斜視図である。 引出状態における硬貨処理装置の構成を示す斜視図である。 第1の実施の形態による投入口開放状態における硬貨処理装置の構成を示す斜視図である。 投入外装部の構成を示す平面図である。 第1の実施の形態による収納状態における硬貨処理装置の構成を示し、図1におけるA-A矢視断面図である。 第1の実施の形態による引出状態における硬貨処理装置の構成を示し、図2におけるA-A矢視断面図である。 第2の実施の形態による投入口開放状態における硬貨処理装置の構成を示す斜視図である。
以下、発明を実施するための形態(以下実施の形態とする)について、図面を用いて説明する。
[1.第1の実施の形態]
[1-1.硬貨処理装置の構成]
図1及び図2に示すように、第1の実施の形態による硬貨処理装置1は、全体として概ね直方体状に形成されており、主に、筐体2と、本体部4とにより構成されている。この硬貨処理装置1は、例えばスーパーマーケットやコンビニエンスストアのような小売店舗の精算所(いわゆるレジ)に設置されており、顧客が購入したい商品を精算する際に、顧客(以下では使用者とも呼ぶ)により操作される。以下では、硬貨処理装置1のうち使用者が対峙する側を前側とし、その反対を後側とし、当該前側に対峙した使用者から見て左及び右をそれぞれ左側及び右側とし、さらに上側及び下側を定義して説明する。また硬貨処理装置1の左側又は右側には、紙幣を取り扱う図示しない紙幣処理装置が設置されている。
この硬貨処理装置1は、制御部(図示せず)を有している。この制御部は、CPU(Central Processing Unit)によってROM(Read Only Memory)や記憶部(図示せず)等から所定のプログラムを読み出して実行することにより、硬貨に関する種々の処理を制御する。
硬貨処理装置1は、筐体2の内部に、硬貨を処理する本体部4における後側の大部分を収納している。筐体2は、前面に筐体開口部2Aを有する中空の直方体状に構成されている。具体的に筐体2は、上側、右側、左側及び後側に、それぞれ板状の筐体天板2U、筐体右側板2R、筐体左側板2L及び筐体後側板2Bが形成されており、これら筐体天板2U、筐体右側板2R、筐体左側板2L及び筐体後側板2Bによって囲まれた筐体内部空間2Sが形成されている。また筐体2は、筐体天板2Uにおける前端部から、筐体天板2Uに対し直交するように鉛直方向に沿って筐体前側立設部2Fが立設している。
本体部4は、筐体2に対し前後方向へ往復移動可能に構成されている。本体部4の内部には、硬貨が投入される硬貨投入部8(図3)、硬貨投入部8に投入された硬貨を搬送する搬送部、硬貨の真偽及び金種を認識する認識部や、認識された硬貨を金種毎に収納する収納部等が設けられている。因みに硬貨は、一般的な硬貨と同様、ニッケル、銅、アルミニウム等の金属又はこれらの合金やその組み合わせでなり、薄い板状に形成されている。
硬貨処理装置1は、保守作業員により本体部4の内部の保守作業が行われる場合、錠部6に所定の鍵が保守作業員により挿入されて該鍵が解錠方向へ捻られることにより、筐体2に対する本体部4のロックが解除された本体部アンロック状態となり、筐体2から前方へ向かって本体部4が引き出し可能な状態となる。続いて保守作業員により把持部20が把持されて図2に示すように本体部4が手前側である引出方向へ引き出されると、本体部4の内部の保守作業が可能な状態となる。以下ではこの状態を引出状態とも呼ぶ。この引出状態においては、硬貨処理装置外装部14(後述する)の後端部が、筐体2の前端部に対し、引出方向側である前側へ離隔している。
一方、硬貨処理装置1は、保守作業が完了し保守作業員により図1に示すように本体部4が後側である押込方向へ押し込まれると、本体部4における、硬貨処理装置外装部14、リジェクトトレイ10及び出金トレイ12よりも後側が、筐体2内部に収納された状態となる。以下ではこの状態を収納状態とも呼ぶ。この収納状態においては、硬貨処理装置外装部14(後述する)の後端部が、筐体2の筐体前側立設部2Fに近接し、ほぼ当接した状態となる。またこの収納状態においては、一括硬貨投入用外装部材18におけるロック部18L(後述する)が、筐体2の筐体天板2Uの下面側において前端部よりも後側に入り込んでおり、ロック部18Lの上面が、筐体2の筐体天板2Uの下面と上下方向に対向している。続いて錠部6に所定の鍵が保守作業員により挿入されて該鍵が施錠方向へ捻られることにより、筐体2に対し本体部4がロックされた本体部ロック状態となり、筐体2から前方へ向かって本体部4が引き出し不能な状態となる。
また硬貨処理装置1は、その前側における上段左寄りに硬貨投入部8(図3)が設けられている。硬貨投入部8は、上方が開口し硬貨を非整列状態で受け入れる円筒形状の投入空間8Sが形成され、また底部に回転可能な円盤8Cが組み込まれている。さらに硬貨投入部8には、投入空間8S内における硬貨の有無を検知するセンサ(図示せず)も組み込まれている。硬貨投入部8は、投入空間8S内へ硬貨が投入されたことをセンサにより検知すると、円盤8Cを所定の繰出方向へ回転させ、硬貨に遠心力を作用させて円盤8Cの外周側へ搬送し、硬貨を1枚ずつ分離するゲートを介し、円盤8Cの後側に配置された繰出部に引き渡す。繰出部に引き渡された硬貨は、搬送部により認識部へ向かって搬送される。
硬貨処理装置1は、その前側における下段左寄りにリジェクトトレイ10が設けられている。リジェクトトレイ10は、上面が開口する形状であり、前面から使用者がアクセス可能に配置されている。リジェクトトレイ10は、収納部に収納すべきではないと認識部により認識された硬貨であるリジェクト硬貨を収納する。
また硬貨処理装置1は、その前側における下段右寄りに出金トレイ12が設けられている。出金トレイ12は、上面が開口する形状であり、前面から使用者がアクセス可能に配置されている。出金トレイ12は、釣銭となる金額に応じた金種及び枚数の硬貨を収納する。
かかる構成において硬貨処理装置1は、使用者により硬貨投入部8から入金された硬貨を取り込んで内部の収納部に収納すると共に、硬貨を収納部から繰り出し、これを出金トレイ12から釣銭として出金する。
また硬貨処理装置1は、その前側における上段に硬貨処理装置外装部14が形成されている硬貨処理装置外装部14は、前面上面外装部材16及び一括硬貨投入用外装部材18により構成されている。この硬貨処理装置外装部14は、後端部に開口部が形成されており、収納状態においては、筐体2の筐体前側立設部2Fにより、この開口部が閉鎖される。
前面上面外装部材16は、硬貨処理装置外装部14における一括硬貨投入用外装部材18以外の部分に形成された板状部材であり、水平方向に沿う外装部材上側板16Uと、鉛直方向及び前後方向に沿う外装部材左右側板16LRと、鉛直方向及び左右方向に沿う湾曲した外装部材前側板16Fとが形成されている。前面上面外装部材16は、これら外装部材上側板16U、外装部材左右側板16LR及び外装部材前側板16Fにより、本体部4の前側の上段を覆っている。また前面上面外装部材16は、外装部材上側板16Uの上面が、本体部4における硬貨処理装置外装部14よりも後側の部分よりも上側に位置している。このため前面上面外装部材16は、外装部材上側板16Uの上面が、収納状態において筐体天板2Uの上面よりも上側に位置している。また前面上面外装部材16は、外装部材上側板16Uの後端部が、筐体2における筐体前側立設部2Fの上端部と当接若しくは極めて近接している。
また前面上面外装部材16における右上部には、把持部20が形成されている。把持部20は、保守作業員によって把持されやすい形状である。この把持部20は、本体部4が筐体2から引き出される際に保守作業員により把持される。
[1-2.一括硬貨投入用外装部材の構成]
一括硬貨投入用外装部材18は、硬貨処理装置外装部14における上面の左半分に形成されている。この一括硬貨投入用外装部材18は、図1及び図2に示す投入口閉鎖状態において水平方向に沿って延びる薄板状部材であり、中央部に円形状の一括硬貨投入口18Aが形成されている。この一括硬貨投入口18Aは、硬貨投入部8とほぼ同一の直径であり、一括硬貨投入用外装部材18の上側と下側とを連通している。
また一括硬貨投入用外装部材18は、その左端、すなわち硬貨処理装置1における左端において前後方向に沿う回動軸18X(図3)を支点として図1及び図2に示す投入口閉鎖状態と図4に示す投入口開放状態とに、前面上面外装部材16に対し前面視で円弧形状に沿う軌道に沿って回動可能となっている。具体的に一括硬貨投入用外装部材18は、前面視で時計回りである閉鎖方向へ回動することにより、投入口開放状態から投入口閉鎖状態へ移行する。また一括硬貨投入用外装部材18は、前面視で反時計回りである開放方向へ回動することにより、投入口閉鎖状態から投入口開放状態へ移行する。
一括硬貨投入用外装部材18は、投入口閉鎖状態(図1及び図2)のとき、その上面が前面上面外装部材16の上面と面一となり、該一括硬貨投入用外装部材18及び逐次投入用アタッチメント24(後述する)により、逐次硬貨投入口24A(後述する)以外の箇所で硬貨投入部8を外部に対し閉鎖する。これにより一括硬貨投入用外装部材18は、外部から硬貨投入部8の内部に使用者が指等を入れられないようにし、硬貨投入部8に投入された硬貨を保護すると共に、使用者が硬貨投入部8近辺の機構に接触して怪我等をしてしまうことを防止する。
一方、一括硬貨投入用外装部材18は、投入口開放状態(図3)のとき、前面上面外装部材16に対し直交する姿勢となり、硬貨投入部8を外部に開放させる。これにより一括硬貨投入用外装部材18は、保守作業員が例えば硬貨投入部8に詰まった硬貨を取り除く際に、外部から硬貨投入部8の内部に保守作業員が指を入れやすくし、メンテナンス性を向上させる。
一括硬貨投入用外装部材18における後端部には、ロック部18Lが形成されている。ロック部18Lは、収納状態において一括硬貨投入用外装部材18と同様に水平方向に沿う板状部材であり、一括硬貨投入用外装部材18の後端部から後方へ突出している。
このロック部18Lは、収納状態において、筐体2の筐体天板2Uの下面側において前端部よりも後側に入り込み、その上面を筐体天板2Uの下面と上下方向に対向させる。このため収納状態においては、投入口閉鎖状態にある一括硬貨投入用外装部材18のロック部18Lが開放方向へ向かって回動する経路上に筐体天板2Uが存在する、投入外装部ロック状態となる。これにより、一括硬貨投入用外装部材18が例えば使用者の操作により収納状態において開放方向へ回動されようとすると、ロック部18Lが筐体天板2Uの下面に当接し、それ以上の一括硬貨投入用外装部材18の開放方向への回動が規制される。
一方、ロック部18Lは、収納状態から本体部4が手前側へ引き出され、ロック部18Lの後端部が筐体2の筐体天板2Uの前端部よりも前側まで移動すると、その上面が筐体天板2Uの下面と上下方向に対向しなくなる。このため引出状態においては、投入口閉鎖状態にある一括硬貨投入用外装部材18のロック部18Lが開放方向へ向かって回動する経路上に筐体天板2Uが存在しない、投入外装部アンロック状態となる。これにより、一括硬貨投入用外装部材18が例えば保守作業員の操作により引出状態において開放方向へ回動されると、ロック部18Lが筐体天板2Uの下面に当接しないため一括硬貨投入用外装部材18の開放方向への回動が規制されずに、投入口開放状態となる。
これにより硬貨処理装置1は、本体部ロック状態において使用者により一括硬貨投入用外装部材18が投入口閉鎖状態から投入口開放状態へ回動されてしまうことを防止できる。このため硬貨処理装置1は、硬貨投入部8の内部に使用者が指等を入れられないようにし、硬貨投入部8に投入された硬貨を保護すると共に、使用者が硬貨投入部8近辺の機構に接触して怪我等をしてしまうことを防止できる。
一方、硬貨処理装置1は、保守作業員の操作により本体部ロック状態から本体部アンロック状態へ移行し本体部4が収納状態よりも手前側へ引き出され引出状態となると、本体部ロック状態において保守作業員により一括硬貨投入用外装部材18が投入口閉鎖状態から投入口開放状態へ回動可能となる。このため硬貨処理装置1は、硬貨投入部8の内部に保守作業員が指を入れやすくし、メンテナンス性を向上できる。
一括硬貨投入用外装部材18には、一括硬貨投入口18Aよりも前側の近傍において、例えば三角形状の一括硬貨投入口ガイド発光部34が設けられている。この一括硬貨投入口ガイド発光部34は、発光することより、使用者に対し一括硬貨投入口18Aの位置をガイドする。
また一括硬貨投入用外装部材18には、一括硬貨投入口18Aの外周側を囲うように、板状の縁部18E(図5)が下方へ向かって突出している。縁部18Eにおける前端部の内壁面と、後端部の内壁面とには、外周側へ向かって僅かに凹む、凹み部(図示せず)が形成されている。前側の凹み部と後側凹み部とは、周方向の幅が異なっており、例えば、前側の凹み部の方が後側凹み部よりも周方向の幅が長く形成されている。
[1-3.逐次投入用アタッチメントの構成]
一括硬貨投入用外装部材18の一括硬貨投入口18Aには、該一括硬貨投入用外装部材18とは別部品である逐次投入用アタッチメント24の外周部分が外部からは脱着不能に嵌め込まれている。逐次投入用アタッチメント24は、平面視で円形状であり、中央部において左右方向の幅が狭く前後方向に延びるスリット状の逐次硬貨投入口24Aが形成されている。この逐次硬貨投入口24Aは、硬貨処理装置1において取り扱われる硬貨における、厚さよりも僅かに広い左右幅と、直径よりも僅かに長い前後幅とを有している。このため逐次投入用アタッチメント24は、使用者に対し、逐次硬貨投入口24Aから少量ずつ分離させた状態で硬貨投入部8へ硬貨を投入させる。以下では、一括硬貨投入用外装部材18及び逐次投入用アタッチメント24をまとめて、投入外装部22とも呼ぶ。
また逐次投入用アタッチメント24は、図5及び図6に示すように、外周部よりもやや内周側において、下方向へ突出する爪部24Cが形成されている。この爪部24Cは、逐次投入用アタッチメント24において例えば前後方向に対向するよう2個形成されており、下端部において、外周側へ向かって径方向に長くなる係止部24Tが形成されている。
また前側の爪部24Cと後側の爪部24Cとは、周方向の幅が異なっており、例えば、前側の爪部24Cの方が後側の爪部24Cよりも周方向の幅が長く形成されている。また前側の爪部24Cは一括硬貨投入用外装部材18における前側の凹み部と周方向の幅がほぼ同一である一方、後側の爪部24Cは一括硬貨投入用外装部材18における後側の凹み部と周方向の幅がほぼ同一になっている。このため硬貨処理装置1は、保守作業員に対し、前側の爪部24Cを前側の凹み部に、後側の爪部24Cを後側の凹み部に、それぞれガイドされた状態にしつつ、逐次投入用アタッチメント24を一括硬貨投入口18Aに嵌め込ませることができる。これにより硬貨処理装置1は、逐次投入用アタッチメント24が一括硬貨投入口18Aに嵌め込まれる際に、逐次投入用アタッチメント24の周方向の正しい回転位置をひと目で保守作業員に示すことができ、例えば180度回転してしまった間違った状態で逐次投入用アタッチメント24を一括硬貨投入口18Aに嵌め込ませることを防止し、容易に正しい回転位置で逐次投入用アタッチメント24を一括硬貨投入口18Aに嵌め込ませることができる。以下では爪部24C及び凹み部をまとめて位置決め部とも呼ぶ。
爪部24Cは、上端部を支点として下端部が内周側へ移動するように僅かに変形可能となっている。このため硬貨処理装置1が組み立てられる際、逐次投入用アタッチメント24が上側から下側に向かって一括硬貨投入口18Aの内側に押し込まれると、爪部24Cの下端部が内周側へ僅かに変形する。やがて、爪部24Cにおける係止部24Tが、一括硬貨投入用外装部材18における縁部18Eの下端部よりも下側まで到達すると、爪部24Cは通常状態に戻り、縁部18Eの下端部に下側から係止する。
このため逐次投入用アタッチメント24は、一括硬貨投入用外装部材18の一括硬貨投入口18Aに一旦嵌め込まれると、外部からは脱着不能となっている。一方、逐次投入用アタッチメント24は、投入口開放状態においては、保守作業員に下面側からアクセスされ、爪部24Cの下端部が内周側へ撓んで該逐次投入用アタッチメント24が上方へ押されることにより、一括硬貨投入用外装部材18から取り外し可能となっている。
このように逐次投入用アタッチメント24は、一括硬貨投入用外装部材18に嵌め込まれている。このため逐次投入用アタッチメント24は、一括硬貨投入用外装部材18と共に開放方向及び閉鎖方向に回動する。
逐次投入用アタッチメント24には、逐次硬貨投入口24Aよりも前側の近傍において、例えば三角形状の逐次硬貨投入口ガイド発光部38が設けられている。この逐次硬貨投入口ガイド発光部38は、発光することより、使用者に対し逐次硬貨投入口24Aの位置をガイドしている。またこの逐次硬貨投入口ガイド発光部38は、一括硬貨投入口ガイド発光部34よりも、逐次硬貨投入口24Aの近傍に配置されている。このため逐次硬貨投入口ガイド発光部38は、一括硬貨投入口ガイド発光部34よりも、より明確に逐次硬貨投入口24Aの位置を使用者に示すことができる。
[1-4.導光部の構成]
図5及び図6に示すように、本体部4の硬貨処理装置外装部14の内部には、LED40が設けられている。光源としてのLED40は、図示しない接続ケーブルで制御部と接続されており、該制御部の制御に基づき、例えば上方向へ向けて光を出射する。
一括硬貨投入用外装部材18における、一括硬貨投入口18Aの前側の下面側には、略三角柱形状の一括硬貨投入口側導光部32が固定されている。一括硬貨投入口側導光部32の後端部は、鉛直方向に沿う平面である後端面が形成されており、該後端面は縁部18Eの内周面とほぼ面一となっている。一括硬貨投入口側導光部32は、樹脂成形品であり、外部から入射された光を内面において適宜反射させ、所定の面から出射するように光を導く導光部として機能する。またこの一括硬貨投入口側導光部32は、その一部分が、一括硬貨投入用外装部材18に穿設された孔部に嵌り込んでおり、該孔部に嵌まり込んだ箇所が、上述した一括硬貨投入口ガイド発光部34として機能している。かかる構成において一括硬貨投入口側導光部32は、LED40から出射された光が入射されると、内面において適宜反射させ、後端面から後方のアタッチメント側導光部36へ向けて出射する。
一方、逐次投入用アタッチメント24における、逐次硬貨投入口24Aの前側の下面側には、前後方向に延びる例えば四角柱形状のアタッチメント側導光部36が固定されている。アタッチメント側導光部36の前端部は、鉛直方向に沿う平面である前端面が形成されており、該前端面は爪部24Cの外周面とほぼ面一となっている。このためアタッチメント側導光部36は、その前端面を、一括硬貨投入口側導光部32の後端面と、前後方向に極めて近接させるように対向させている。アタッチメント側導光部36の前端面と、一括硬貨投入口側導光部32の後端面とは、互いに平行となっている。アタッチメント側導光部36は、一括硬貨投入口側導光部32と同様の樹脂成形品であり、外部から入射された光を内面において適宜反射させ、所定の面から出射するように光を導く導光部として機能する。またこのアタッチメント側導光部36は、その前端部の上部分が、逐次投入用アタッチメント24に穿設された孔部に嵌り込んでおり、該孔部に嵌まり込んだ箇所が、上述した逐次硬貨投入口ガイド発光部38として機能している。かかる構成においてアタッチメント側導光部36は、一括硬貨投入口側導光部32から出射された光が入射されると、内面において適宜反射させ、前端部の上端面である逐次硬貨投入口ガイド発光部38から上方へ向けて出射する。
[1-5.効果等]
以上の構成において硬貨処理装置1は、一括硬貨投入用外装部材18に設けられ、外部から視認可能に発光する一括硬貨投入口ガイド発光部34と、逐次投入用アタッチメント24に設けられ、一括硬貨投入口ガイド発光部34から光を受光し、外部から視認可能に発光する逐次硬貨投入口ガイド発光部38とを設けるようにした。このため硬貨処理装置1は、一括硬貨投入用外装部材18に設けられた一括硬貨投入口ガイド発光部34よりも逐次硬貨投入口24Aに近い位置に配された逐次硬貨投入口ガイド発光部38により逐次硬貨投入口24Aの位置を使用者に示すことができる。これにより硬貨処理装置1は、一括硬貨投入口18Aよりも狭く使用者に認識させにくい逐次硬貨投入口24Aの位置を、明確に使用者に認識させることができ、逐次硬貨投入口24Aへの硬貨の投入を誘導できる。
また硬貨処理装置1は、一括硬貨投入口ガイド発光部34を発光させるために従来から備わっている一括硬貨投入口ガイド発光部34から出射された光を、アタッチメント側導光部36に入射させ、該アタッチメント側導光部36の内部で光を導き、逐次硬貨投入口ガイド発光部38を発光させるようにした。このため硬貨処理装置1は、逐次硬貨投入口ガイド発光部38を発光させるための光源をLED40以外に別途設けることなく、従来から一括硬貨投入口ガイド発光部34に入射されていた光を流用して逐次硬貨投入口ガイド発光部38を発光させることができる。
さらに硬貨処理装置1は、一括硬貨投入口ガイド発光部34の後端面を縁部18Eの内周面とほぼ面一とする、すなわち、一括硬貨投入口ガイド発光部34の後端面を一括硬貨投入用外装部材18の縁部18Eから逐次投入用アタッチメント24の爪部24Cに向かって突出しないようにした。また硬貨処理装置1は、アタッチメント側導光部36の前端面を爪部24Cの外周面とほぼ面一とする、すなわち、アタッチメント側導光部36の前端面をアタッチメント側導光部36から一括硬貨投入用外装部材18の縁部18Eに向かって突出しないようにした。このため硬貨処理装置1は、逐次投入用アタッチメント24が一括硬貨投入用外装部材18から取り外される際の逐次投入用アタッチメント24の移動経路上に一括硬貨投入口側導光部32及びアタッチメント側導光部36が干渉しないようにできる。
さらに硬貨処理装置1は、一括硬貨投入用外装部材18側と逐次投入用アタッチメント24側との間で導光部を分割するように、一括硬貨投入用外装部材18側に一括硬貨投入口側導光部32を、逐次投入用アタッチメント24側にアタッチメント側導光部36を、それぞれ設けると共に、一括硬貨投入口側導光部32とアタッチメント側導光部36とを、接触しない程度に極めて近接させるように対向させるようにした。このため硬貨処理装置1は、例えば、逐次硬貨投入口ガイド発光部38となるLEDを別途設け、該LEDと制御部とをケーブルで接続する場合と比較して、逐次投入用アタッチメント24が一括硬貨投入用外装部材18から取り外される場合に、逐次投入用アタッチメント24の移動に伴って引っ掛かるものをなくし、スムーズに逐次投入用アタッチメント24を一括硬貨投入用外装部材18から取り外させることができる。
さらに硬貨処理装置1は、前側の爪部24Cと一括硬貨投入用外装部材18における前側の凹み部との周方向の幅をほぼ同一にし、後側の爪部24Cと一括硬貨投入用外装部材18における後側の凹み部との周方向の幅をほぼ同一にした。また硬貨処理装置1は、前側の爪部24Cと後側の爪部24Cとの周方向の幅を異なるようにすると共に、一括硬貨投入用外装部材18における前側の凹み部と後側の凹み部との周方向の幅を異なるようにした。
このため硬貨処理装置1は、保守作業員に対し、前側の爪部24Cを前側の凹み部に、後側の爪部24Cを後側の凹み部に、それぞれガイドされた状態にしつつ、逐次投入用アタッチメント24を一括硬貨投入口18Aに嵌め込ませることができる。これにより硬貨処理装置1は、逐次投入用アタッチメント24が一括硬貨投入口18Aに嵌め込まれる際に、逐次投入用アタッチメント24の周方向の正しい回転位置をひと目で保守作業員に示すことができる。かくして硬貨処理装置1は、アタッチメント側導光部36を一括硬貨投入口側導光部32と前後方向に近接した状態で対向するように、逐次投入用アタッチメント24を一括硬貨投入口18Aに嵌め込ませることができる。
以上の構成によれば硬貨処理装置1は、硬貨が投入される投入空間8Sと、投入空間8Sの上側に設けられ、一括硬貨投入口18Aが形成された一括硬貨投入用外装部材18と、一括硬貨投入口18Aよりも小さくスリット状であり硬貨を外部から投入空間8Sへ投入させる逐次硬貨投入口24Aが形成されており、投入空間8Sを覆い、一括硬貨投入用外装部材18に固定された逐次投入用アタッチメント24と、一括硬貨投入用外装部材18に設けられ、外部から視認可能に発光する一括硬貨投入口側導光部32と、逐次投入用アタッチメント24に設けられ、一括硬貨投入口側導光部32から光を受光し、外部から視認可能に発光するアタッチメント側導光部36とを設けるようにした。
このため硬貨処理装置1は、一括硬貨投入用外装部材18に設けられた一括硬貨投入口ガイド発光部34よりも逐次硬貨投入口24Aに近い位置に配された逐次硬貨投入口ガイド発光部38により逐次硬貨投入口24Aの位置を使用者に示すことができる。
[2.第2の実施の形態]
[2-1.硬貨処理装置の構成]
図1及び図2に示すように、第2の実施の形態による硬貨処理装置101は、第1の実施の形態による硬貨処理装置1と比較して、本体部4に代わる本体部104を有する点において相違するものの、他の点については同様に構成されている。図2と対応する部材に同一符号を付した図7に示すように、第2の実施の形態による本体部104は、第1の実施の形態による本体部4と比較して、一括硬貨投入用外装部材18に代わる一括硬貨投入用外装部材118を有する点において相違するものの、他の点については同様に構成されている。第2の実施の形態による逐次投入用アタッチメント124は、一括硬貨投入用外装部材118に対し脱着不能に固定されている。
逐次投入用アタッチメント124には、LED46が実装されたLED実装基板が固定されている。LED実装基板は、ケーブル44で制御部と接続されており、該制御部の制御に基づき、例えば上方向へ向けて光を出射し、逐次硬貨投入口ガイド発光部38を発光させる。このケーブル44は、回動軸18X近辺を這っている。このため硬貨処理装置101は、投入外装部22が回動する際に、回動方向以外へは移動しない回動軸18X近辺にケーブル44を容易に這わせることができ、投入外装部22が回動した際にケーブルに投入外装部22が干渉しないようにできる。
また硬貨処理装置101は、LED46が出射した光を逐次硬貨投入口ガイド発光部38から直接外部へ出射するようにした。このため硬貨処理装置101は、硬貨処理装置1のように、一括硬貨投入口ガイド発光部34から離隔した位置に配されたLED40が出射した光を、一括硬貨投入口ガイド発光部34を中継してアタッチメント側導光部36内部を導き逐次硬貨投入口ガイド発光部38を発光させる場合と比較して、逐次硬貨投入口ガイド発光部38をより一層明るく光らせることができる。
以上の構成によれば硬貨処理装置101は、硬貨が投入される投入空間8Sと、硬貨を外部から投入空間8Sへ投入させるスリット状の逐次硬貨投入口24Aが形成されており、所定の回動軸18Xを中心に回動することにより、投入空間8Sを覆う閉鎖状態と、投入空間8Sを外部へ開放させる開放状態とに移行する投入外装部22と、投入外装部22に設けられ、回動軸18Xの近傍を通過したケーブル44により駆動部と接続され、該駆動部による駆動により、外部から視認可能に発光するLED46とを設けるようにした。このため硬貨処理装置101は、投入外装部22が回動する際にケーブル44に投入外装部22が干渉しないようにできる。
その他、第2の実施の形態による硬貨処理装置101は、第1の実施の形態による硬貨処理装置1と同様の作用効果を奏し得る。
[3.他の実施の形態]
なお上述した第1の実施の形態において、一括硬貨投入口側導光部32及びアタッチメント側導光部36は他の種々の形状であっても良い。要は、内部に光の反射面が形成されており、LED40が出射した光を、一括硬貨投入口側導光部32を中継してアタッチメント側導光部36へ入射させることができれば良い。
また上述した第1の実施の形態においては、LED40から出射され一括硬貨投入口側導光部32に入射された光を一括硬貨投入口側導光部32からアタッチメント側導光部36へ照射することにより、逐次硬貨投入口ガイド発光部38を発光させる場合について述べた。本発明はこれに限らず、例えばアタッチメント側導光部36と対向する位置に、LED40とは別のLEDを設け、該LEDからアタッチメント側導光部36へ光を照射することにより、逐次硬貨投入口ガイド発光部38を発光させても良い。すなわちアタッチメント側導光部36へ光を照射する照射元は、一括硬貨投入口側導光部32でも良く、又はLEDそのものでも良い。
さらに上述した第1の実施の形態において、逐次投入用アタッチメント24が一括硬貨投入用外装部材18に嵌め込まれた際に一括硬貨投入口ガイド発光部34を外部から覆うことにより一括硬貨投入口ガイド発光部34から外部へ光が漏れることを遮断する部材を、逐次投入用アタッチメント24に形成しても良い。その場合、1つの光源であるLED40から出射された光を逐次硬貨投入口ガイド発光部38からのみ外部に出射できるため、一括硬貨投入口ガイド発光部34及び逐次硬貨投入口ガイド発光部38の両方から外部へ光を出射する場合と比較して、逐次硬貨投入口ガイド発光部38の発光強度を高くできる。
さらに上述した第1の実施の形態においては、前側の爪部24Cと後側の爪部24Cとの周方向の幅を異なるようにすると共に、一括硬貨投入用外装部材18における前側の凹み部と後側の凹み部との周方向の幅を異なるようにする場合について述べた。本発明はこれに限らず、例えば、一方の爪部24Cを逐次投入用アタッチメント24の後側に、他方の爪部24Cを逐次投入用アタッチメント24の右側に形成する等、他の種々の方法により、一括硬貨投入用外装部材18に対する逐次投入用アタッチメント24の回転位置を間違えることを防止しても良い。
さらに上述した第1の実施の形態においては、一括硬貨投入用外装部材18は前面上面外装部材16に対し回動する場合について述べた。本発明はこれに限らず、一括硬貨投入用外装部材18は前面上面外装部材16に対し回動しなくても良い。
さらに上述した第2の実施の形態において、ケーブル44をソケットケーブルにより構成し、LED46のLED実装基板に対しケーブル44を着脱可能にしても良い。
さらに上述した第2の実施の形態においては、LED46の光を逐次硬貨投入口ガイド発光部38から外部に出射する場合について述べた。本発明はこれに限らず、第1の実施例の形態のLED40から出射された光や一括硬貨投入口側導光部32から出射された光を種々の導光部により導いて逐次硬貨投入口ガイド発光部38から外部に出射しても良い。
また上述した第1の実施の形態においては、逐次投入用アタッチメント24を一括硬貨投入用外装部材18に外部からは脱着不能に嵌め込むことにより、逐次投入用アタッチメント24を一括硬貨投入用外装部材18に固定する場合について述べた。本発明はこれに限らず、ネジ、紐や錠前等、種々の固定手段によって、逐次投入用アタッチメント24を一括硬貨投入用外装部材18に外部からは脱着不能に固定しても良い。
さらに上述した第2の実施の形態においては、投入外装部22を一括硬貨投入用外装部材18と逐次投入用アタッチメント24とにより構成する、すなわち、一括硬貨投入用外装部材18と逐次投入用アタッチメント24とを別部品とする場合について述べた。本発明はこれに限らず、一括硬貨投入用外装部材18と逐次投入用アタッチメント24とを別部品にせず一体に形成しても良い。
さらに上述した実施の形態においては、投入空間8Sを円筒形状とし、一括硬貨投入口18Aを投入空間8Sの形状に対応させて円形状とする場合について述べた。本発明はこれに限らず、投入空間8Sを他の種々の形状とし、一括硬貨投入口18Aを該投入空間8Sの形状に対応させて他の種々の円形状としても良い。
さらに上述した実施の形態においては、紙幣処理装置と共に設置される硬貨処理装置1又は101に本発明を適用する場合について述べた。本発明はこれに限らず、例えば紙幣処理装置と共に設置されず単独で設置される硬貨処理装置1又は101に本発明を適用しても良い。
さらに本発明は、上述した実施の形態及び他の実施の形態に限定されるものではない。すなわち本発明は、上述した実施の形態と上述した他の実施の形態の一部又は全部を任意に組み合わせた実施の形態や、一部を抽出した実施の形態にもその適用範囲が及ぶものである。
さらに上述した実施の第1の形態においては、投入空間としての投入空間8Sと、一括硬貨投入用外装部材としての一括硬貨投入用外装部材18と、逐次投入用アタッチメントとしての逐次投入用アタッチメント24と、一括硬貨投入用外装部材発光部としての一括硬貨投入口側導光部32と、逐次投入用アタッチメント発光部としてのアタッチメント側導光部36とによって、硬貨処理装置としての硬貨処理装置1を構成する場合について述べた。本発明はこれに限らず、その他種々の構成でなる投入空間と、一括硬貨投入用外装部材と、逐次投入用アタッチメントと、一括硬貨投入用外装部材発光部と、逐次投入用アタッチメント発光部とによって、硬貨処理装置を構成しても良い。
さらに上述した実施の第2の形態においては、投入空間としての投入空間8Sと、投入外装部としての投入外装部22と、発光部としてのLED46とによって、硬貨処理装置としての硬貨処理装置101を構成する場合について述べた。本発明はこれに限らず、その他種々の構成でなる投入空間と、投入外装部と、発光部とによって、硬貨処理装置を構成しても良い。
本発明は、例えば使用者との間で硬貨に関する取引処理を行う硬貨入出金装置等で利用できる。
1……硬貨処理装置、2……筐体、2U……筐体天板、2R……筐体右側板、2L……筐体左側板、2B……筐体後側板、2S……筐体内部空間、2A……筐体開口部、2F……筐体前側立設部、4、104……本体部、6……錠部、8……硬貨投入部、8S……投入空間、8C……円盤、10……リジェクトトレイ、12……出金トレイ、14……硬貨処理装置外装部、16……前面上面外装部材、16F……外装部材前側板、16U……外装部材上側板、16LR……外装部材左右側板、18、118……一括硬貨投入用外装部材、18X……回動軸、18A……一括硬貨投入口、18E……縁部、18L……ロック部、24、124……逐次投入用アタッチメント、24A……逐次硬貨投入口、24C……爪部、24T……係止部、20……把持部、22……投入外装部、32……一括硬貨投入口側導光部、34……一括硬貨投入口ガイド発光部、36……アタッチメント側導光部、38……逐次硬貨投入口ガイド発光部、40、46……LED、44……ケーブル。

Claims (8)

  1. 硬貨が投入される投入空間と、
    前記投入空間の上側に設けられ、一括硬貨投入口が形成された一括硬貨投入用外装部材と、
    前記一括硬貨投入口よりも小さくスリット状であり前記硬貨を外部から前記投入空間へ投入させる逐次硬貨投入口が形成されており、前記投入空間を覆い、前記一括硬貨投入用外装部材に固定された逐次投入用アタッチメントと、
    前記一括硬貨投入用外装部材に設けられ、外部から視認可能に発光する一括硬貨投入用外装部材発光部と、
    前記逐次投入用アタッチメントに設けられ、前記一括硬貨投入用外装部材発光部から光を受光し、外部から視認可能に発光する逐次投入用アタッチメント発光部と
    を有する硬貨処理装置。
  2. 前記一括硬貨投入用外装部材発光部は、所定の光源から光を受光して発光すると共に、該光を導き、前記逐次投入用アタッチメント発光部へ向けて発光する
    請求項1に記載の硬貨処理装置。
  3. 前記一括硬貨投入用外装部材発光部における前記逐次投入用アタッチメント発光部側の端部と、前記逐次投入用アタッチメント発光部における前記一括硬貨投入用外装部材発光部側の端部とは、対向する面を有する
    請求項2に記載の硬貨処理装置。
  4. 前記一括硬貨投入用外装部材は、前記逐次投入用アタッチメントを内部に収容する前記一括硬貨投入口の周囲に形成され内周面が前記逐次投入用アタッチメントと対向する縁部を有し、
    前記逐次投入用アタッチメントは、外周面が前記縁部と対向する爪部を有し、
    前記一括硬貨投入用外装部材発光部は、前記縁部の内周面とほぼ面一であり、前記逐次投入用アタッチメント発光部は、前記爪部の外周面とほぼ面一である
    請求項3に記載の硬貨処理装置。
  5. 前記一括硬貨投入用外装部材発光部と、前記逐次投入用アタッチメント発光部とにおいて対向する箇所における少なくとも一部分は互いに平行に形成されている
    請求項3に記載の硬貨処理装置。
  6. 前記逐次投入用アタッチメントは、前記一括硬貨投入用外装部材に固定された際に、前記一括硬貨投入用外装部材発光部の少なくとも一部分を覆う
    請求項1に記載の硬貨処理装置。
  7. 前記一括硬貨投入用外装部材発光部と前記逐次投入用アタッチメント発光部とが対向するよう、前記一括硬貨投入用外装部材に対する前記逐次投入用アタッチメントの回転位置を位置決めする位置決め部
    をさらに有する請求項1乃至請求項6の何れかに記載の硬貨処理装置。
  8. 硬貨が投入される投入空間と、
    前記硬貨を外部から前記投入空間へ投入させるスリット状の逐次硬貨投入口が形成されており、所定の回動軸を中心に回動することにより、前記投入空間を覆う閉鎖状態と、前記投入空間を外部へ開放させる開放状態とに移行する投入外装部と、
    前記投入外装部に設けられ、前記回動軸の近傍を通過したケーブルにより駆動部と接続され、該駆動部による駆動により、外部から視認可能に発光する発光部と
    を有する硬貨処理装置。
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