JP2022077828A - ミラーハーネスの取付構造及びミラーハーネス取付方法 - Google Patents

ミラーハーネスの取付構造及びミラーハーネス取付方法 Download PDF

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Abstract

Figure 2022077828000001
【課題】ミラー本体を回動操作した際に、ミラー本体に繋いだハーネスが断線するのを防止したミラーハーネスの取付構造を提供することを課題とする。
【解決手段】ミラーハーネスの取付構造は、ミラーステイ2と、ミラーステイ2に揺動可能に取り付けられたミラー本体31と、ミラー本体31に繋がれたハーネス4と、を備えている。ミラーステイ2は、ハーネス4を支持する断面C字状または断面U字状のハーネス支持部2bを有している。ハーネス4は、ハーネス支持部2bにて摺動可能に支持されている。ハーネス4のうちハーネス支持部2bに支持される部位には、当該部位よりもミラー本体31側の部位及び車体側の部位よりも剛性が高い剛性アップ手段41が設けられている。
【選択図】図1

Description

本発明は、ミラーハーネスの取付構造及びミラーハーネス取付方法に関する。
自動車等の車室内に配置されるルームミラーに、車外映像や文字情報を表示するためのディスプレイ等の電子機器を搭載したものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に記載のインナーミラーのワイヤーハーネス配設構造は、フロントガラス(G)に固着されたベース部材(2)に、ミラーステー(3)を介在してミラー本体(4)が取り付けられている。ベース部材(2)とミラー本体(4)との間には、ワイヤハーネス(6)が配設されている。
ワイヤハーネス(6)は、一端側が、ベース部材(2)のコネクタに接続され、他端側が、ミラーステー(3)に形成された挿通孔(34)から貫通孔(33)内に引き込まれてミラー本体(4)のコネクタに接続されている。
特開2019-137118号公報(図1、図2)
特許文献1に記載のインナーミラーのワイヤーハーネス配設構造は、ミラーステー(3)の引込凹部(34)からミラーステー(3)外に引き出されたワイヤーハーネス(6)が、ダイレクトでベース部材(2)に引き込まれるようにして配線されている。
このため、ミラー本体(4)を回動操作した場合、ワイヤーハーネス(6)は、摺動せず、引っ張られた状態になり、引込凹部(34)やベース部材(2)のワイヤ引込口の開口に、折れ曲がった状態で圧接する。その結果、ワイヤーハーネス(6)が、断線するおそれがあった。
そこで、本発明は、ミラー本体を繰り返し回動操作した際に、ミラー本体に繋いだハーネスが断線するのを防止したミラーハーネスの取付構造及びミラーハーネス取付方法を提供することを課題とする。
前記課題を解決するために、本発明は、ミラーステイと、前記ミラーステイに揺動可能に取り付けられたミラー本体と、前記ミラー本体に繋がれたハーネスと、を備えたミラーハーネスの取付構造であって、前記ミラーステイは、前記ハーネスを支持する断面C字状または断面U字状のハーネス支持部を有し、前記ハーネスは、前記ハーネス支持部にて摺動可能に支持され、前記ハーネスのうち前記ハーネス支持部に支持される部位には、当該部位よりもミラー本体側の部位及び車体側の部位よりも剛性が高い剛性アップ手段が設けられている。
また、本発明は、ミラー本体に繋がれたハーネスを、ミラーステイに設けられたハーネス支持部を介して車体取付部に保持させるミラーハーネスの取付方法であって、前記ハーネス支持部は、側面が開放された開放部を備えており、前記開放部の間隔は、前記ハーネスの大径部より小さく前記ハーネスの小径部より大きく、前記開放部から前記小径部であるミラー本体近傍部を、前記ハーネス支持部にセットし、前記ハーネスを摺動させて前記大径部の剛性アップ手段を前記ハーネス支持部に支持させることを特徴とする。
本発明によれば、ミラー本体を繰り返し回動操作した際に、ミラー本体に繋いだハーネスが断線するのを防止したミラーハーネスの取付構造及びミラーハーネス取付方法を提供することができる。
本発明の実施形態に係るミラーハーネスの取付構造及びミラーハーネス取付方法を示す要部概略斜視図である。 ハーネスが伸びる方向にミラー本体を傾動させたときの状態を示す要部拡大概略斜視図である。 ハーネスが縮む方向にミラー本体を傾動させたときの状態を示す要部拡大概略斜視図である。 比較例におけるミラー本体と車体取付部との間のハーネスの状態を示す概略図である。 本発明におけるミラー本体と車体取付部との間のハーネスの状態を示す概略図である。 比較例におけるミラー本体と車体取付部との間のハーネスの状態を示す概略図である。 本発明におけるミラー本体と車体取付部との間のハーネスの状態を示す概略図である。 本発明の実施形態に係るミラーハーネスの取付構造及びミラーハーネス取付方法の変形例を示す要部概略斜視図である。
図1~図4Bを参照して、本発明の実施形態に係るミラーハーネスの取付構造及びミラーハーネス取付方法を説明する。
なお、本発明の実施形態では、「前」は車両Aのフロント側、「後」は車両Aのリア側、「上」は鉛直上方側、「下」は鉛直下方側、「左右」は車両Aの車幅方向側とする。また、同じ構成のものは、同じ符号を付してその説明を省略する。
<車両>
図1に示すように、車両Aには、ベース部材1と、ミラーステイ2と、ルームミラー3と、ハーネス4(ミラーハーネス)と、コネクタ5,6と、ルーフ固定部7と、が設けられている。
<ルームミラー>
ルームミラー3は、車両Aの後方を確認するためのバックミラーである。ルームミラー3は、ミラー本体31と、ミラー本体31の後面に設けられたミラーの役目を果たすルームミラーモニター(図示省略)と、ミラー本体31に内蔵された電子機器(図示省略)と、を備えている。ルームミラー3は、車室内の前部上方に配置されている。
ミラー本体31は、ルームミラー3の筐体を形成する部材である。ミラー本体31の前面には、コネクタ5が装着されるカプラ32が設けられている。
ミラー本体31に設けられた電子機器(図示省略)は、車体後部に取り付けたカメラで撮影した映像を映し出す液晶ディスプレイから成るルームミラーモニター(リアビューミラー)等である。
<ベース部材>
ベース部材1は、車室内の天井の前端部中央、あるいは、フロントガラスの上端部中央に固定された部材である。ベース部材1は、例えば、金属製の板部材から成る。ベース部材1の中央部には、ミラーステイ2が突設されている。
<ミラーステイ>
図1に示すように、ミラーステイ2は、基端部がベース部材1に固定され、先端部がミラー本体31に回動可能(揺動可能)に連結されて、ミラー本体31を車体に対して回動自在に支持するための部材である。図2A及び図2Bに示すように、ミラーステイ2には、ステイ本体2aと、ハーネス支持部2bと、開放部2cと、突出部2dと、が一体形成されている。
ステイ本体2aは、ベース部材1からミラー本体31に亘って延設された部材である。ミラーステイ2は、側面視して略くの字状(ブーメラン形状)に曲がって形成された略円柱形状の部材から成る。ステイ本体2aの先端部には、ミラー本体31を回動可能に軸支する不図示の自在継手部(ボールジョイント)が設けられている。
ハーネス支持部2bは、ミラーステイ2の中央部前面(中央部上面)に突出形成された部分である。ハーネス支持部2bには、ハーネス4の剛性アップ手段41を摺動可能(進退可能)に支持する開放部2cと、ハーネス4の揺動を規制する突出部2dと、が形成されている。
開放部2cは、ハーネス4を咥えるようにして挟持する部分である。開放部2cは、ハーネス支持部2bの側面に、断面C字状または断面U字状に形成されて、ステイ本体2aに沿って形成された溝から成る。このため、ハーネス支持部2bの側面は、開放部2cが溝状に開放している。溝状の開放部2cの開口の間隔S1(図1参照)は、後記するハーネス4の大径部4bより小さく、ハーネス4の小径部4aより大きく形成されている。
突出部2dは、ハーネス支持部2bの下端部に突出形成された突起である。突出部2dは、ミラー本体31に繋がれたハーネス4のハーネス本線40及び剛性アップ手段41が上方向に移動するのを規制する機能を有している。
<ハーネス>
図1に示すように、ハーネス4は、ミラー本体31に設けられた電子機器と、不図示の電源及び制御基板と、を接続するためのリード線である。ハーネス4のミラー本体31側の端部には、電子機器接続用のコネクタ5が設けられている。ハーネス4の中央部の車体取付部45では、ハーネス4が二つに分岐している。このため、ハーネス4の車体側の端部は、制御基板接続用のコネクタ6と、電源接続用のコネクタ(図示省略)と、が設けられている。ハーネス4は、例えば、ハーネス本線40と、剛性アップ手段41と、フリーステープ42と、折れ曲がり部43と、第1ツイストチューブ44と、車体取付部45と、第2ツイストチューブ46と、第1絶縁チューブ47と、第2絶縁チューブ48と、小径部4aと、大径部4b(図2A及び図2B参照)と、を備えている。
ハーネス本線40は、樹脂製の絶縁被膜40aによって覆われた電線から成る。ハーネス本線40のハーネス支持部2bに配置される部分の外周には、剛性アップ手段41が形成されている。コネクタ5と剛性アップ手段41との間のハーネス本線40は、コネクタ5をミラー本体31のカプラ32に装着させる際に、コネクタ5をカプラ32に容易に組み付けることができるようにするために、僅かに余長がある長さに設定されている。
図2A及び図2Bに示すように、剛性アップ手段41は、ハーネス本線40の剛性を向上させるための剛性アップ形成部である。剛性アップ手段41は、例えば、ハーネス本線40に、ポリ塩化ビニールを主原料とする電気絶縁性を有する樹脂製の熱収縮チューブ等の補強部材を外装して成る。剛性アップ手段41は、ハーネス4がハーネス支持部2bに支持される部位に設けられている。このため、ハーネス4は、ハーネス支持部2bに支持される部位よりもミラー本体31側の部位及び車体側の部位よりも、剛性アップ手段41を設けた部位の方が剛性が高い。剛性アップ手段41は、ハーネス支持部2bに移動可能に挟持されている。そのため、ミラー本体31を回動操作した際に、ハーネス支持部2bに対して剛性アップ手段41が摺動する。
ハーネス4は、開放部2cから小径部4aであるミラー本体近傍部4cを、ハーネス支持部2bにセットし、ハーネス4を摺動させて大径部4bの剛性アップ手段41をハーネス支持部2bに支持させて配線されている。剛性アップ手段41は、開放部2cに摺動し易くするために、図4Bに示すように、フリーステープ42及び第1ツイストチューブ44と比較して、外径を細くして、比較的硬く剛性のあるものを使用している。
図2A及び図2Bに示すフリーステープ42は、ハーネス4等を結束したりする場合に使用される粘着テープである。フリーステープ42は、例えば、ポリエチレンテレフタラート等の繊維によって形成された布製粘着テープから成る。フリーステープ42は、ハーネス支持部2bの上端から突出した剛性アップ手段41の上端部から折れ曲がり部43に亘って巻回して取り付けてられている。このため、フリーステープ42は、図2Aに示すように、ミラー本体31を回動したことに伴って剛性アップ手段41が下方向(矢印a方向)に移動した際に、ハーネス支持部2bに当接して剛性アップ手段41の移動を規制するストッパの役目を果たす。
図2A及び図2Bに示すように、折れ曲がり部43は、折れ曲がり部43の前後のハーネス4と比較して、部分的に剛性を低くして折れ曲がり易くした脆弱部である。折れ曲がり部43は、チューブを外装していない絶縁被膜40aで覆われたハーネス本線40から成る。折れ曲がり部43は、ミラーステイ2に支持された剛性アップ手段41と、ハーネス4を車体に固定するための車体取付部45との間に形成されている。このため、折れ曲がり部43は、ミラー本体31を回動操作したときに、ハーネス4を摺動させて屈曲変形する部分を確保することができる。
第1ツイストチューブ44及び第2ツイストチューブ46は、ハーネス本線40に外装したハーネス保護材である。第1ツイストチューブ44及び第2ツイストチューブ46は、柔軟性、緩衝性を有する織布製のチューブから成る。第1ツイストチューブ44は、ハーネス4において、折れ曲がり部43と車体取付部45との間に配置されている。開放部2cの上側開口端から第1ツイストチューブ44までの距離は、例えば、10mm程度である。
図1に示すように、第2ツイストチューブ46は、ハーネス4において、車体取付部45と、後記する第1絶縁チューブ47との間に配置されている。
車体取付部45は、ハーネス4を車体側に保持するための箇所である。車体取付部45は、ハーネス4において、第2ツイストチューブ46と第2絶縁チューブ48とに二股状に分岐する箇所に設けられている。車体取付部45には、位置決めテープが巻回されて、ルーフ(図示省略)に設けられたルーフ固定部7に固定されている。
第1絶縁チューブ47及び第2絶縁チューブ48は、第1ツイストチューブ44及び第2ツイストチューブ46と同様、ハーネス本線40に外装したハーネス保護チューブである。第1絶縁チューブ47及び第2絶縁チューブ48は、樹脂製のチューブから成る。第1絶縁チューブ47は、ハーネス4において、車体取付部45とコネクタ6との間の車体取付部45寄りの位置に配置されている。第2絶縁チューブ48は、ハーネス4において、車体取付部45からルーフ側に配線されている。
コネクタ5,6は、ハーネス4と他の電線とを接続するための電気接続具である。コネクタ5は、ミラー本体31のカプラ32に装着することで、ハーネス4をミラー本体31に搭載された電子機器に接続されている。コネクタ6は、ベース部材1等に設けられた不図示の電子装置の相手側コネクタに装着することで、ハーネス4をその電子装置に接続されている。
<ルーフ固定部>
ルーフ固定部7は、ハーネス4を車体側に固定するための固定ホルダである。ルーフ固定部7は、不図示のルーフあるいはフロントガラスに固定されている。
≪作用≫
次に、図1~図4Bを参照して本発明の実施形態に係るミラーハーネスの取付構造及びミラーハーネス取付方法の作用を、図3A及び図4Aに示す比較例のハーネス400と比較しながら説明する。
ミラー本体31は、通常、図1に示すように、車室内の上部前端部中央に配置されている。通常時、ハーネス4は、フリーステープ42がハーネス支持部2bから上方向に離間した状態に配置されている。折れ曲がり部43は、緩やかにカーブした状態に配線されている。
図1の状態のミラー本体31を角度調整するために、乗員がミラー本体31を後方向(矢印c方向)に回動操作すると、ミラー本体31は、ボールジョイント(図示省略)を中心として、図2Aに示すように回動する。このとき、ハーネス4は、車体取付部45からコネクタ5の間がコネクタ5側に引っ張られて移動して、引張力を吸収する。このため、剛性アップ手段41は、下方向(矢印a方向)に引っ張れて、開放部2c内を摺動する。フリーステープ42及び折れ曲がり部43は、フリーステープ42がハーネス支持部2bの上端部に当接する位置まで移動する。
図4Bに示す本発明のハーネス4は、図4Aに示す比較例のハーネス400に対して、剛性アップ手段41とフリーステープ42とを設けて補強すると共に、フリーステープ42と第1ツイストチューブ44との間に、剛性アップ手段41及びフリーステープ42よりも屈曲し易い折れ曲がり部43を設けている。
このように、図2Aに示す本発明のハーネス4は、剛性アップ手段41の上端と折れ曲がり部43の一端部とに巻回して、剛性アップ手段41と折れ曲がり部43とを連結したフリーステープ42を設けている。このため、ハーネス4は、ミラー本体31を角度調整して回動させたときに、移動する摺動スペースを作ることができる。
また、乗員が、図1に示す状態のミラー本体31を前方向(矢印d方向)に回動操作してミラー本体31の角度調整をした場合、ミラー本体31は、ボールジョイント(図示省略)を中心として、図2Bに示すように回動する。ハーネス4は、車体取付部45からコネクタ5の間がコネクタ5側に押されて移動して、引張力を吸収する。剛性アップ手段41は、上方向(矢印b方向)に押されて、開放部2c内を摺動する。フリーステープ42は、ハーネス支持部2bの上端部から離間するように上方向(矢印b方向)に移動する。
折れ曲がり部43は、チューブ等が外装されていないため、ハーネス4の他の箇所と比べて脆弱に形成されている。ハーネス4において、折れ曲がり部43の両側のフリーステープ42と第1ツイストチューブ44とが補強された区間を形成しているので、その間の折れ曲がり部43は、急折れ区間を作っている。このため、折れ曲がり部43は、剛性アップ手段41及びフリーステープ42が移動すると、フリーステープ42に押されて屈曲変形して押圧力を吸収する。
つまり、図3Bに示す本発明のハーネス4は、図3Aに示す比較例のハーネス400と比較して、折れ曲がり部43の剛性を部分的に下げて、折れ曲がる部位(折れ曲がり部43)の高さH1を、比較例の折れ曲がる部位410の高さH2よりも低くなるように抑えた。これにより、ハーネス4は、剛性アップ手段41及びフリーステープ42を移動し易くして、折れ曲がり部43を屈曲変形させることで、ハーネス4にかかる負荷を吸収して断線を防止できるようにした。
このように、本発明の実施形態に係るミラーハーネスの取付構造は、図1に示すように、ミラーステイ2と、ミラーステイ2に揺動可能に取り付けられたミラー本体31と、ミラー本体31に繋がれたハーネス4と、を備えたミラーハーネスの取付構造であって、ミラーステイ2は、ハーネス4を支持する断面C字状または断面U字状のハーネス支持部2bを有し、ハーネス4は、ハーネス支持部2bにて摺動可能に支持され、ハーネス4のうちハーネス支持部2bに支持される部位には、当該部位よりもミラー本体31側の部位及び車体側の部位よりも剛性が高い剛性アップ手段41が設けられている。
かかる構成によれば、本発明のハーネス4は、ハーネス支持部2bにて摺動可能に支持される部位に、剛性アップ手段41を設けているので、剛性アップ手段41を設けた箇所の剛性を部分的に向上させることができる。このため、ハーネス4は、ミラー本体31の角度調整をする際に、ミラー本体31の回動に連動してハーネス4が押し引きに追従して、ハーネス支持部2b内をスムースに摺動するため、ハーネス4に負荷が集中するのを抑えることができる。その結果、ハーネス4は、ミラー本体31に繋いだハーネス4が断線するのを防止することができる。
また、ハーネス4は、車体に取り付けられる車体取付部45を備え、ハーネス4は、剛性アップ手段41と車体取付部45との間に、剛性アップ手段41及び車体取付部45に比較して剛性の低い折れ曲がり部43を有している。
かかる構成によれば、本発明は、ミラーステイ2と車体取付部45との間のスペースが狭い場合でも、部分的にハーネス4の剛性を低くした折れ曲がり部43を形成したことで、折れ曲がり部43を積極的に屈曲変形し易い構造にすることができる。このため、ハーネス4は、ミラー本体31を角度調整するために回動操作した際に、折れ曲がり部43が屈曲することで、剛性アップ手段41がハーネス支持部2bをスムースに摺動する摺動空間を確保することができる。その結果、本発明は、ハーネス4の設置スペースを抑えた比較的狭い場所であっても、ハーネス4の取り回しをコンパクトにコントロールして、ハーネス4をスムースに摺動できるように配線することができる。
また、図2Aまたは図2Bに示すように、本発明は、ミラー本体31に繋がれたハーネス4を、ミラーステイ2に設けられたハーネス支持部2bを介して車体取付部45に保持させるミラーハーネスの取付方法であって、ハーネス4は、大径部4bと、小径部4aとを有し、大径部4bは、小径部4aよりも剛性が高い剛性アップ手段41を構成し、小径部4aは、剛性アップ手段41とミラー本体31との間に配線されるミラー本体近傍部4cを構成し、ハーネス支持部2bは、側面が開放された開放部2cを備えており、開放部2cの間隔S1(図1参照)は、大径部4bより小さく小径部4aより大きく、ミラー本体近傍部4cを、開放部2cにセットし、ハーネス4を摺動させて剛性アップ手段41を開放部2cに支持させる。
かかる構成によれば、ハーネス4は、ミラー本体近傍部4cを、開放部2cにセットし、ハーネス4を摺動させて剛性アップ手段41を開放部2cに支持させて、小径部4a側から大径部4bを開放部2c内に取り付けている。このため、ハーネス4は、取付時に大径部4bの剛性アップ手段41を開放部2c内に圧入し易く、取付後は外れ難くすることが可能である。
また、ハーネス4は、剛性アップ手段41を摺動させてハーネス支持部2bに支持させることができるので、ハーネス4を配線する際に、ハーネス4を引き出してコネクタ5をミラー本体31のカプラ32に挿着させることができる。
また、ハーネス4は、ミラー本体31を回動操作したときに、剛性アップ手段41が摺動して開放部2cに噛み込まないようにして、スムースに移動できるようにすることができる。その結果、ハーネス4は、ミラー本体31を繰り返し回動操作したとしても、ミラー本体31に繋いだハーネス4が断線するのを防止することができる。
[変形例]
なお、本発明は、前記実施形態に限定されるものではなく、その技術的思想の範囲内で種々の改造及び変更が可能であり、本発明はこれら改造及び変更された発明にも及ぶことは勿論である。
図5は、本発明の実施形態に係るミラーハーネスの取付構造及びミラーハーネス取付方法の変形例を示す要部概略斜視図である。
例えば、ハーネス4は、図5に示すように、剛性アップ手段41を形成する保護チューブからコネクタ5方向に亘って、筒状の外装部材49を設けてもよい。
かかる構成によれば、ハーネス4は、剛性アップ手段41を設けた部位からコネクタ5方向に外装部材49を装着したことで、剛性を向上させて補強することができる。このため、ハーネス4は、剛性アップ手段41を摺動させてハーネス支持部2bに取り付ける際、及び、ミラー本体31を回動操作した際に、ハーネス4が開放部2cに噛み込まれても、外装部材49を設けた部位が損傷するのを防止することができる。
また、ハーネス4は、ハーネス4をコネクタ5側に引っ張ってコネクタ5をカプラ32に組み付ける際に、外装部材49を設けた部位に負荷がかかっても、外装部材49を設けた部位が損傷するのを防止することができる。
1 ベース部材
2 ミラーステイ
2a ステイ本体
2b ハーネス支持部
2c 開放部
3 ルームミラー
4 ハーネス
4a 小径部
4b 大径部
4c ミラー本体近傍部
31 ミラー本体
40 ハーネス本線
41 剛性アップ手段
42 フリーステープ
43 折れ曲がり部 45 車体取付部
S1 開放部の間隔

Claims (3)

  1. ミラーステイと、
    前記ミラーステイに揺動可能に取り付けられたミラー本体と、
    前記ミラー本体に繋がれたハーネスと、を備えたミラーハーネスの取付構造であって、
    前記ミラーステイは、前記ハーネスを支持する断面C字状または断面U字状のハーネス支持部を有し、
    前記ハーネスは、前記ハーネス支持部にて摺動可能に支持され、
    前記ハーネスのうち前記ハーネス支持部に支持される部位には、当該部位よりもミラー本体側の部位及び車体側の部位よりも剛性が高い剛性アップ手段が設けられている
    ことを特徴とするミラーハーネスの取付構造。
  2. 前記ハーネスは、車体に取り付けられる車体取付部を備え、
    前記ハーネスは、前記剛性アップ手段と前記車体取付部との間に、前記剛性アップ手段及び前記車体取付部に比較して剛性の低い折れ曲がり部を有していることを特徴とする請求項1に記載のミラーハーネスの取付構造。
  3. ミラー本体に繋がれたハーネスを、ミラーステイに設けられたハーネス支持部を介して車体取付部に保持させるミラーハーネスの取付方法であって、
    前記ハーネスは、大径部と、小径部とを有し、
    前記大径部は、前記小径部よりも剛性が高い剛性アップ手段を構成し、
    前記小径部は、前記剛性アップ手段と前記ミラー本体との間に配線されるミラー本体近傍部を構成し、
    前記ハーネス支持部は、側面が開放された開放部を備えており、
    前記開放部の間隔は、前記大径部より小さく前記小径部より大きく、
    前記ミラー本体近傍部を、前記開放部にセットし、前記ハーネスを摺動させて前記剛性アップ手段を前記開放部に支持させる
    ことを特徴とするミラーハーネスの取付方法。
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