JP2022077091A - 部品圧着システム及び部品圧着システムの制御方法 - Google Patents

部品圧着システム及び部品圧着システムの制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】生産性の低下を抑制できる部品圧着システム等を提供する。【解決手段】部品圧着システム200は、第1基板3aに第1ACF6aを貼付ける第1貼付け部110と、第1基板3aに貼付けられた第1ACF6aに第1部品5aを載置して圧着する第1部品圧着部120と、を有する第1圧着装置100と、第2基板3bに第2ACF6bを貼付ける第2貼付け部111と、第2基板3bに貼付けられた第2ACF6bに第2部品5bを載置して圧着する第2部品圧着部121と、を有し、第1圧着装置100の下流側に配置される第2圧着装置101と、第1圧着装置100及び第2圧着装置101を制御する制御部2aと、を備える。制御部2aは、第1貼付け部110に、第2基板3bに第1ACF6aを貼付けさせてから、第2部品圧着部121に、第2基板3bに貼付けられた第1ACF6aに第2部品5bを載置させて圧着させる第1モードを実行する。【選択図】図1

Description

本発明は、部品圧着システム及び部品圧着システムの制御方法に関する。
従来、液晶パネル又は有機EL(Electro Luminescence)パネル等のディスプレイパネル等の基板の端部に接着部材として異方性導電部材であるACF(Anisotropic Conductive Film)を貼付ける工程と、当該ACFを介して駆動回路等の電子部品を基板に熱圧着する工程と、を実行するような、複数の工程を実行する圧着装置がある。
特許文献1には、このような圧着装置が複数台連結された部品実装ラインが開示されている。特許文献1に開示されている部品実装ラインでは、基板に部品を圧着する場所毎に、部品を圧着する圧着装置が分担されている。
これにより、基板に部品を実装する工程のタクトを短くできる。
特開2016-186966号公報
上記した通り、基板に部品を圧着するために、基板にACFを貼付ける。ここで、圧着装置が有するACFが無くなると、作業者等が、圧着装置の動作を停止させて、新たにACFを圧着装置に補充する必要がある。そのため、ACFを新たに補充する作業(交換作業)が頻繁に発生すると、基板に部品を実装できない時間が頻繁に発生するために、生産性が低下する。特に、特許文献1で開示されている部品実装ラインのように、複数の圧着装置が連結されている場合、1つの圧着装置が停止されると、当該圧着装置よりも下流に位置する圧着装置には基板が搬送されなくなるため、結果的に、当該下流に位置する圧着装置も処理ができなくなるため、生産性が低下しやすい。
本発明は、生産性の低下を抑制できる部品圧着システム等を提供する。
本発明の一態様に係る部品圧着システムは、第1基板に第1異方性導電部材を貼付ける第1貼付け部と、前記第1基板に貼付けられた前記第1異方性導電部材に第1部品を載置して圧着する第1部品圧着部と、を有する第1圧着装置と、第2基板に第2異方性導電部材を貼付ける第2貼付け部と、前記第2基板に貼付けられた前記第2異方性導電部材に第2部品を載置して圧着する第2部品圧着部と、を有し、前記第1圧着装置の下流側に配置される第2圧着装置と、前記第1圧着装置及び前記第2圧着装置を制御する制御部と、を備え、前記制御部は、前記第1貼付け部に、前記第2基板に前記第1異方性導電部材を貼付けさせてから、前記第2部品圧着部に、前記第2基板に貼付けられた前記第1異方性導電部材に前記第2部品を載置させて圧着させる第1モードを実行する。
また、本発明の一態様に係る部品圧着システムの制御方法は、第1基板に第1異方性導電部材を貼付ける第1貼付け部と、前記第1基板に貼付けられた前記第1異方性導電部材に第1部品を載置して圧着する第1部品圧着部と、を有する第1圧着装置と、第2基板に第2異方性導電部材を貼付ける第2貼付け部と、前記第2基板に貼付けられた前記第2異方性導電部材に第2部品を載置して圧着する第2部品圧着部と、を有し、前記第1圧着装置の下流側に配置される第2圧着装置と、を備える部品圧着システムの制御方法であって、前記第1貼付け部に、前記第2基板に前記第1異方性導電部材を貼付けさせてから、前記第2部品圧着部に、前記第2基板に貼付けられた前記第1異方性導電部材に前記第2部品を載置させて圧着させる第1モードを実行する。
なお、これらの包括的又は具体的な態様は、システム、方法、集積回路、コンピュータプログラム又はコンピュータ読み取り可能なCD-ROM等の記録媒体で実現されてもよく、システム、方法、集積回路、コンピュータプログラム及び記録媒体の任意な組み合わせで実現されてもよい。
本発明によれば、生産性の低下を抑制できる部品圧着システム等を提供できる。
図1は、実施の形態に係る部品圧着システムを示すブロック図である。 図2は、実施の形態に係る第1圧着装置を示す概略平面図である。 図3は、実施の形態に係る部品圧着システムの処理手順を示すフローチャートである。 図4は、その他の実施の形態に係る部品圧着システムを説明するための図である。
以下では、本発明の実施の形態について、図面を用いて詳細に説明する。なお、以下に説明する実施の形態は、いずれも本発明の一具体例を示すものである。したがって、以下の実施の形態で示される数値、形状、材料、構成要素、構成要素の配置及び接続形態、ステップ及びステップの順序等は、一例であり、本発明を限定する趣旨ではない。
また、各図は、模式図であり、必ずしも厳密に図示されたものではない。また、各図において、同じ構成部材については同じ符号を付し、説明を一部簡略化又は省略する場合がある。
また、本明細書及び図面において、X軸、Y軸、及び、Z軸は、三次元直交座標系の三軸を表している。X軸及びY軸は、互いに直交し、且つ、いずれもZ軸に直交する軸である。また、以下の実施の形態では、基板の搬送方向をX軸正方向とし、Z軸正方向を上方とし、Z軸負方向を下方として記載する場合がある。
(実施の形態)
[部品圧着システムの構成]
図1は、実施の形態に係る部品圧着システム200を示すブロック図である。
部品圧着システム200は、例えば、液晶ディスプレイ、有機ELディスプレイを生産するためのシステムであって、基板に部品を圧着するシステムである。具体的には、部品圧着システム200は、上流側に位置する装置から下流側に位置する装置に向かって基板を搬送しながら、各装置において当該基板にACFを貼付けて、当該基板に貼付けられたACFに部品を載置(仮圧着)して圧着(本圧着)する部品実装ラインである。
基板は、例えば、液晶パネル(ガラスパネル)又は有機ELパネル等のディスプレイパネル等の基板である。
また、部品は、例えば、IC(Integrated Circuit)、TCP(Tape Carrier Package)、FPC(Flexible Printed Circuit)等の電子部品である。
部品圧着システム200は、第1圧着装置100と、第2圧着装置101と、コンピュータ2と、を備える。
第1圧着装置100は、基板に第1部品5aを圧着する装置である。第1圧着装置100は、第1貼付け部110と、第1部品圧着部120と、を備える。
第1貼付け部110は、基板にACFを貼付ける工程を実行する装置である。
第1部品圧着部120は、基板に貼付けられたACFに第1部品5aを載置して圧着する工程を実行する装置である。より具体的には、第1部品圧着部120は、基板に貼付けられたACFに第1部品5aを仮圧着した後で、第1部品5aを基板に本圧着する工程を実行する装置である。
例えば、図1の(a)に示すように、第1圧着装置100は、第1貼付け部110によって第1基板3aの電極部4に第1ACF(第1異方性導電部材)6aを貼付ける。さらに、第1圧着装置100は、第1部品圧着部120によって第1基板3aの電極部4に貼付けられた第1ACF6aに第1部品5aを載置して圧着する。
なお、以下では、第1貼付け部110が貼り付けるACFを第1ACF6aと呼称する。また、第1部品圧着部120が圧着する部品を第1部品5aと呼称する。また、第1部品5aが圧着される基板を第1基板3aと呼称する。
第2圧着装置101は、基板に第2部品5bを圧着する装置である。また、第2圧着装置101は、第1圧着装置100の下流側に配置されている。つまり、部品圧着システム200は、第2圧着装置101が第1圧着装置100の下流側に位置し、第1圧着装置100と第2圧着装置101とが連結された部品実装ラインである。第2圧着装置101は、第2貼付け部111と、第2部品圧着部121と、を備える。
第2貼付け部111は、基板にACFを貼付ける工程を実行する装置である。
第2部品圧着部121は、基板に貼付けられたACFに第2部品5bを載置して圧着する工程を実行する装置である。より具体的には、第2部品圧着部121は、基板に貼付けられたACFに第2部品5bを仮圧着した後で、第2部品5bを基板に本圧着する工程を実行する装置である。
例えば、図1の(b)に示すように、第2圧着装置101は、第2貼付け部111によって第2基板3bの電極部4に第2ACF(第2異方性導電部材)6bを貼付ける。さらに、第2圧着装置101は、第2部品圧着部121によって第2基板3bの電極部4に貼付けられた第2ACF6bに第2部品5bを載置して圧着する。
なお、以下では、第2貼付け部111が貼り付けるACFを第2ACF6bと呼称する。また、第2部品圧着部121が圧着する部品を第2部品5bと呼称する。また、第2部品5bが圧着される基板を第2基板3bと呼称する。
また、第1基板3aと第2基板3bとは、実装される部品が第1部品5aか第2部品5bかで異なる点以外は、形状、用いられる材料等が同じ基板でもよいし、異なる基板でもよい。以下では、第1基板3aには第1部品5a及び第2部品5bのうち第1部品5aのみが圧着され、第2基板3bには第1部品5a及び第2部品5bのうち第2部品5bのみが圧着されるとして説明する。もちろん、部品圧着システム200は、基板に第1部品5a及び第2部品5bの両方を圧着する部品実装ラインにも適応できる。
ここで、本実施の形態では、第1ACF6aと第2ACF6bとは、材料が同じACFである。また、第1貼付け部110と第2貼付け部111とは、電極部4に応じた形状でACFを基板に貼付ける。そのため、例えば、第1ACF6aと第2ACF6bとは、電極部4の形状が同じであれば、基板に貼付けられた際には形状等が同じACFである。
また、上記した通り、第1部品5aは、第1部品圧着部120によって圧着される部品であり、第2部品5bは、第1部品圧着部120より下流側に位置する第2部品圧着部121によって圧着される部品である。第1部品5aと第2部品5bとは、例えば、IC、TCP等の品種が異なる部品である。つまり、第1圧着装置100と第2圧着装置101とは、例えば、基板に同様のACFを貼付けるが、圧着する部品が異なる。
部品圧着システム200では、第1圧着装置100が第2圧着装置101よりも上流側に位置する。つまり、第1圧着装置100が上流側に位置し、第2圧着装置101が下流側に位置する。
そのため、例えば、第1基板3aに第1部品5aを圧着する場合、第1圧着装置100は、上流側から搬入された第1基板3aに第1ACF6aを貼付けて第1部品5aを圧着し、第1部品5aを圧着した第1基板3aを下流(第2圧着装置101)に搬出する。この場合、第2圧着装置101は、第1部品5aが圧着された第1基板3aが搬入された場合、圧着等の処理をせずそのまま下流側へ第1基板3aを搬出する。
一方、例えば、第2基板3bに第2部品5bを圧着する場合、部品圧着システム200では、第1圧着装置100又は第2圧着装置101の一方がACFを貼付けて、第2圧着装置101が第2部品5bを圧着する。
例えば、図1の(c)に示すように、第1圧着装置100は、上流から搬入された第2基板3bに第1ACF6aを貼付けて、第1ACF6aを貼付けた第2基板3bを下流(第2圧着装置101)に搬出する。第2圧着装置101は、第1ACF6aが貼付けられた第2基板3bが搬入された場合、第2基板3bに貼付けられた第1ACF6aに第2部品5bを載置して圧着し、第2基板を下流に搬出する。或いは、図1の(b)に示すように、第1圧着装置100は、上流から搬入された第2基板3bに第1ACF6aの貼付け等の処理をせずそのまま第2基板3bを下流(第2圧着装置101)に搬出する。第2圧着装置101は、上流(第1圧着装置100)から搬入された第2基板3bに第2ACF6bを貼付けて、第2基板3bに貼付けられた第2ACF6bに第2部品5bを載置して圧着し、第2部品5bを圧着した第2基板3bを下流に搬出する。
このように、部品圧着システム200では、基板に圧着する部品が、部品圧着システム200が備える複数の圧着装置のうち、少なくとも1つの装置よりも下流側に位置する装置が圧着する部品である場合、当該装置及び当該装置より上流側に位置する当該少なくとも1つの装置の中で、ACFを貼付ける工程を実行する装置を選択的に切り替える。
コンピュータ2は、第1圧着装置100及び第2圧着装置101を制御するための制御装置(コンピュータ)である。具体的には、コンピュータ2は、第1圧着装置100及び第2圧着装置101それぞれが有する各装置の動作を制御する。コンピュータ2は、第1圧着装置100及び第2圧着装置101と通信するための通信インターフェース、プログラムが格納された不揮発性メモリ、プログラムを実行するための一時的な記憶領域である揮発性メモリ、信号の送受信をするための入出力ポート、プログラムを実行するプロセッサ等で実現される。
コンピュータ2は、制御部2aと、記憶部2bと、を備える。
制御部2aは、第1圧着装置100及び第2圧着装置101を制御する。
制御部2aは、第1基板3aに第1部品5aを圧着する場合、第1圧着装置100を制御することで、上流から搬入された第1基板3aに第1ACF6aを貼付けさせて、第1基板3aに貼付けられた第1ACF6aに第1部品5aを載置させて圧着させ、第1部品5aが圧着された第1基板3aを下流(第2圧着装置101)に搬出させる第3モードを実行する。この場合、つまり、第3モードでは、制御部2aは、第2圧着装置101を制御することで、第1部品5aが圧着された第1基板3aに対して圧着等の処理をさせずそのまま第1基板3aを下流に搬出させる。
また、制御部2aは、例えば、第2部品5bを第2基板3bに圧着させる場合、第1貼付け部110に、第2基板3bに第1ACF6aを貼付けさせてから、第2部品圧着部121に、第2基板3bに貼付けられた第1ACF6aに第2部品5bを載置させて圧着させる第1モード(つまり、図1の(c)に示す処理)を実行する。
或いは、例えば、制御部2aは、第2部品5bを第2基板3bに圧着させる場合、第2貼付け部111に、第2基板3bに第2ACF6bを貼付けさせてから、第2部品圧着部121に、第2基板3bに貼付けられた第2ACF6bに第2部品5bを載置させて圧着させる第2モードを実行する。
このように、制御部2aは、第2基板3bに第2部品5bを圧着する場合、第1モードと第2モードとのいずれかを選択的に実行する。
例えば、制御部2aは、第2部品5bを第2基板3bに圧着させる場合、第1貼付け部110が有する第1ACF6aの残量と、第2貼付け部111が有する第2ACF6bの残量とに基づいて、第1モードと第2モードとを選択的に実行する。具体的に例えば、制御部2aは、第1貼付け部110が有する第1ACF6aの残量と、第2貼付け部111が有する第2ACF6bの残量とに基づいて、ACFの残量の多い方に、第2基板3bにACFを貼付けさせるように、第1モードと第2モードとを選択的に実行する。
或いは、例えば、制御部2aは、第2部品5bを第2基板3bに圧着させる場合、まず、第2モードを実行し、第2貼付け部111が有する第2ACF6bの残量が予め定めれた第1基準量より少なくなった場合に、第1貼付け部110が有する第1ACF6aの残量が予め定めれた第2基準量以上であるとき、第2モードから第1モードに切り替えて実行してもよい。第1基準量及び第2基準量は、予め任意に定められて例えば記憶部2bに記憶されていればよく、特に限定されない。また、第1基準量及び第2基準量は、同じ量でもよいし、異なる量でもよい。
このように、制御部2aがACFの残量に基づいて、ACFを貼付けさせる装置を適切に選択することで、第1圧着装置100と第2圧着装置101とに同程度の速さでACFを消費させる。
また、制御部2aは、第1貼付け部における第1異方性導電部材の残量、及び、第2貼付け部における第2異方性導電部材の残量の一方又は両方が予め定められる基準量を下回った場合、第1圧着装置100及び第2圧着装置101の動作を停止させる。これにより、作業者は、第1圧着装置100におけるACFと、第2圧着装置101におけるACFとを、同じタイミングで補充できる。
制御部2aは、例えば、記憶部2bに記憶され、部品圧着システム200が有する各装置を制御するための制御プログラムと、当該制御プログラムを実行するCPU(Central Processing Unit)とにより実現される。
記憶部2bは、部品圧着システム200によって製造される液晶パネル基板等の第1基板3a及び第2基板3bそれぞれのサイズ、第1部品5a及び第2部品5bの種類、実装(ACFの貼付け及び部品の圧着)位置、実装方向、及び、第1基板3a及び第2基板3bを各装置間で搬送するタイミング等の各工程を実行する際に必要な各種データ、制御部2aが実行する制御プログラム等を記憶する。記憶部2bは、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)等により実現される。
[圧着装置の構成]
続いて、実施の形態に係る部品圧着システム200が備える圧着装置の具体的な構成について説明する。なお、以下の圧着装置の構成の説明では、部品圧着システム200が備える第1圧着装置100と第2圧着装置101とは、構成が実質的に同じであるため、第1圧着装置100の具体的な構成について説明する。また、以下の第1圧着装置100の構成の説明においては、第1圧着装置100が第1基板3aに第1ACF6aを貼り付けて第1部品5aを圧着する場合(つまり、制御部2aが第3モードを実行する場合)を例に説明する。
図2は、実施の形態に係る第1圧着装置100の平面図である。
第1圧着装置100は、液晶パネル等を生産するための部品実装システムであり、第1基板3aに第1部品5aを圧着する。具体的には、第1圧着装置100は、電極部4が形成された第1基板3aに第1ACF6aを貼付け(つまり、貼着し)、第1ACF6aを介して第1基板3aと第1部品5aとを熱圧着させる装置である。
第1圧着装置100は、基板搬入部10と、貼着部20と、仮圧着部30と、本圧着部40と、基板搬出部50と、搬送部60と、を備える。例えば、図1に示すコンピュータ2は、貼着部20、仮圧着部30、本圧着部40、搬送部60等の各装置と、無線通信可能に、又は、制御線等により有線通信可能に接続されており、各装置を制御する。
貼着部20は、図1に示す第1貼付け部110の具体的な一例である。また、仮圧着部30及び本圧着部40は、図1に示す第1部品圧着部120の具体的な一例である。
基板搬入部10、貼着部20、仮圧着部30、本圧着部40、及び、基板搬出部50は、この順で連結されている。第1圧着装置100は、第1基板3aが搬送される上流側の基板搬入部10より搬入された液晶パネル基板等の長方形の第1基板3aの周縁に設けられた複数の電極部4のそれぞれに第1部品5aを実装(圧着)する部品実装工程(部品圧着工程)を実行し、第1部品5aを実装(圧着)した第1基板3aを基板搬出部50から搬出する。複数の電極部4のそれぞれは、例えば、複数の電極により構成されている。
基板搬入部10は、基台1aに設けられたステージ11を備える。ステージ11には、電極部4が形成された第1基板3aが載置される。
貼着部20は、第1基板3aの電極部4に接着部材である第1ACF6aを貼付ける貼付け工程を行う装置である。貼着部20は、ステージ移動部21と、貼着機構22と、を備える。
ステージ移動部21は、第1基板3aを移動させる機構である。ステージ移動部21は、例えば、X軸方向に可動なX軸テーブルと、Y軸方向に可動なY軸テーブルと、Z軸方向に可動なZ軸テーブルと、ステージ23と、を備える。ステージ移動部21は、X軸テーブル、Y軸テーブル、及び、Z軸テーブルによって、ステージ23に載置された第1基板3aを移動させる。
貼着機構22は、基台1bの上方に、X軸方向に並んだ複数の貼着ヘッドを備えている。本実施の形態においては、貼着機構22は、2つの貼着ヘッドを備える。各貼着ヘッドは、それぞれ第1ACF6aを供給する供給部と、第1ACF6aを第1基板3aに貼付けるための貼着ツールと、を備える。複数の貼着ヘッドは、供給部から供給された第1ACF6aを、第1基板3a上の複数の電極部4に対応する位置に貼付ける。
仮圧着部30は、第1基板3aにおける、貼着部20で第1ACF6aが貼付けられた位置に第1部品5aを載置する(より具体的には、仮圧着する)仮圧着工程を実行する装置である。
仮圧着部30は、ステージ移動部31と、部品搭載機構32と、部品供給部33と、を備える。
ステージ移動部31は、第1基板3aを移動させる機構である。ステージ移動部31は、例えば、X軸方向に可動なX軸テーブルと、Y軸方向に可動なY軸テーブルと、Z軸方向に可動なZ軸テーブルと、ステージ37と、を備える。
ステージ移動部31は、貼着部20のステージ移動部21と同様の構造であり、X軸テーブル、Y軸テーブル、及び、Z軸テーブルによって、第1基板3aを保持して水平面内で移動させ、上下方向で昇降させるとともにZ軸回りに回転させる機能を備える。
部品搭載機構32は、基台1b上に設けられ、搭載ヘッドと、搭載ヘッド移動機構と、搭載支持台と、を備える。搭載ヘッドは、搭載ヘッド移動機構によって水平面内で自在に移動し、Z軸方向に昇降して部品供給部33が供給する第1部品5aを上方からピックアップする。部品搭載機構32は、ピックアップした第1部品5aを第1ACF6a上に搭載して第1基板3aごと搭載支持台に押し付けることで、第1基板3aに第1部品5aを仮圧着する。
部品供給部33は、部品搭載機構32に第1部品5aを供給する機構である。
本圧着部40は、仮圧着部30によって第1基板3aに仮圧着された第1部品5aを第1基板3aに本圧着(つまり、熱圧着)する本圧着工程(つまり、熱圧着工程)を実行する装置である。
こうすることで、第1基板3aに形成された電極部4と第1部品5aとは第1ACF6aを介して電気的に接続される。
本圧着部40は、ステージ移動部41と、圧着ツール43と、を備える。
ステージ移動部41は、貼着部20のステージ移動部21と同様の構造であり、X軸テーブル、Y軸テーブル、及び、Z軸テーブルによって、第1基板3aを保持して水平面内で移動させ、上下方向で昇降させるとともにZ軸回りに回転させる機能を備える。ステージ移動部41は、例えば、ステージ49が保持する第1基板3aを所定の方向に移動させ、第1部品5aの熱圧着が行われる部品圧着位置に第1部品5aが仮圧着されている第1基板3aを移動させる。
圧着ヘッド42は、例えば、圧着ヘッド、ヒータ等を有し、第1部品5aを第1基板3aに本圧着(熱圧着)するための機構である。圧着ヘッド42は、例えば、第1ACF6aを介して第1基板3aに第1部品5aを加熱しながら押し付けて熱圧着する。
基板搬出部50は、基台1cに載置されたステージ51を備え、本圧着部40から搬送された第1基板3aをステージ51上に保持する。基板搬出部50において保持された第1基板3aは、第2圧着装置101に搬出される。
搬送部60は、第1基板3aを搬送する装置である。具体的には、搬送部60は、基板搬入部10に搬入された第1基板3aを、貼着部20、仮圧着部30、本圧着部40、及び、基板搬出部50へこの順に所定の作業部間で搬送する。搬送部60は、貼着部20、仮圧着部30、及び、本圧着部40の前方領域(Y軸負方向側)に配置されている。
搬送部60は、基台1a、基台1b、及び、基台1cにわたってX軸方向に延びた移動ベース61上に、上流側から順に、基板搬送機構62A、基板搬送機構62B、基板搬送機構62C、及び、基板搬送機構62Dを備える。
基板搬送機構62A~62Dは、それぞれ基部63及び1以上のアームユニット64を備える。本実施の形態では、基板搬送機構62A~62Dがそれぞれ2基のアームユニット64を備える場合を例示している。
基部63は、移動ベース61上に設けられ、X軸方向に自在に移動する。基部63上には、2基のアームユニット64がX軸方向に並んで設けられている。アームユニット64には、水平方向に延びた1以上のアーム状の吸着ノズルがX軸方向に並んで設けられ、当該アームには、吸着面を下方に向けた吸着パッドが設けられている。アームユニット64は、吸着ノズルに設けられた吸着パッドを介して第1基板3aを上方から吸着して、吸着した第1基板3aを搬送する。
例えば、基板搬送機構62Aは、基板搬入部10のステージ11に載置された第1基板3aを受け取り、貼着部20のステージ23に受け渡す。また、例えば、基板搬送機構62Bは、貼着部20のステージ23から第1基板3aを受け取り、仮圧着部30のステージ37に受け渡す。また、例えば、基板搬送機構62Cは、仮圧着部30のステージ37から第1基板3aを受け取り、本圧着部40のステージ49に受け渡す。また、例えば、基板搬送機構62Dは、本圧着部40のステージ49から第1基板3aを受け取り、基板搬出部50のステージ51に受け渡す。
例えば、図1に示す制御部2aは、貼着部20のステージ移動部21、仮圧着部30のステージ移動部31、本圧着部40のステージ移動部41、及び、搬送部60を制御して、第1基板3aを各装置(各作業部)間で次の装置へ搬送する基板搬送工程を実行する。基板搬送工程における上流側から下流側への第1基板3aの搬送は、各装置間で同期して行われる。また、制御部2aは、貼着部20、仮圧着部30、及び、本圧着部40を制御することで、第1基板3aに第1ACF6aを介して第1部品5aを熱圧着させる。
なお、第2圧着装置101の構成は、第1圧着装置100の構成とは、第1ACF6aではなく第2ACF6bを有する点と、第1部品5aではなく第2部品5bを有する点とが異なる。
また、制御部2aは、例えば、第1圧着装置100が備える基板搬入部10に第2基板3bが搬入された場合、第2モードを実行するとき、搬送部60を制御することで、基板搬入部10に搬入された第2基板3bを、貼着部20、仮圧着部30、及び、本圧着部40に各工程を実行させずに基板搬出部50に搬送させる。もちろん、基板搬入部10から基板搬出部50への第2基板3bの搬送の途中でステージ23、37、49に第2基板3bを載置させてもよいし、載置させなくてもよい。
或いは、制御部2aは、例えば、第1圧着装置100が備える基板搬入部10に第2基板3bが搬入された場合、第1モードを実行するとき、貼着部20を制御することで、第2基板3bに第1ACF6aを貼付けさせ、搬送部60を制御することで、仮圧着部30、及び、本圧着部40に各工程を実行させずに、第1ACF6aが貼付けられた第2基板3bを基板搬出部50に搬送させる。
また、搬送部60は、基板搬出部50に位置する基板(第1基板3a又は第2基板3b)を、第2圧着装置101(より具体的には、第2圧着装置101が備える図示しない基板搬入部)に搬送してもよい。
また、基板搬出部50と、第2圧着装置101が備える図示しない基板搬入部とは、一体に形成されていてもよい。
また、搬送部60と、第2圧着装置101が備える図示しない搬送部とは、一体に形成されていてもよい。つまり、搬送部60は、第1圧着装置100及び第2圧着装置101を通して、上流から下流へ基板を搬送してもよい。
また、第1圧着装置100は、基板搬出部50を備えず、且つ、第2圧着装置101は、基板搬入部10を備えなくてもよい。この場合、制御部2aは、例えば、第1モードを実行しているとき、搬送部60を制御することで、第1ACF6aが貼付けられた第2基板3bを、貼着部20から第2圧着装置101が備える図示しない仮圧着部30に搬送してもよい。或いは、制御部2aは、例えば、第2モードを実行しているとき、搬送部60を制御することで、基板搬入部10に位置する第2基板3bを、基板搬入部10から第2圧着装置101が備える図示しない貼着部20に搬送してもよい。或いは、制御部2aは、例えば、第3モードを実行しているとき、搬送部60を制御することで、第1部品5aが本圧着された第1基板3aを、本圧着部40から第2圧着装置101が備える図示しない基板搬出部50に搬送してもよい。
[部品圧着システムの処理手順]
続いて、部品圧着システム200の具体的な動作について説明する。
図3は、実施の形態に係る部品圧着システム200の処理手順を説明するためのフローチャートである。
まず、第1圧着装置100(例えば、基板搬入部10)に基板が搬入されたとする(ステップS101)。
次に、制御部2aは、基板に第2部品5bを圧着させるか否かを判定する(ステップS102)。ステップS102では、例えば、制御部2aは、作業者が操作するコンピュータ等の情報端末から基板が第1部品5aを圧着する第1基板3aであるか第2部品5bを圧着する第2基板3bであるかを示す判定情報を取得し、取得した判定情報に基づいて第2部品5bを圧着させるか否かを判定する。或いは、例えば、部品圧着システム200が、基板が第1部品5aを圧着する第1基板3aであるか、基板が第2部品5bを圧着する第2基板3bであるかを検出するためのカメラ等のセンサを備え、制御部2aは、当該センサが検出し検出情報を取得し、取得した検出結果に基づいて、基板が第1基板3aであるか第2基板3bであるかを判定し、判定結果に基づいて、基板に第2部品5bを圧着させるか否かを判定する。
制御部2aは、基板に第2部品5bを圧着させないと判定した(つまり、本実施の形態では、基板に第1部品5aを圧着すると判定した)場合(ステップS102でNo)、上記した第3モードを実行する(ステップS107)。
一方、制御部2aは、基板に第2部品5bを圧着させると判定した場合(ステップS102でYes)、第1貼付け部110及び第2貼付け部111それぞれが有するACFの残量を取得する(ステップS103)。具体的には、制御部2aは、第1貼付け部110が有する第1ACF6aの残量と、第2貼付け部111が有する第2ACF6bの残量と、を取得する。例えば、第1貼付け部110及び第2貼付け部111は、それぞれ、ACFの残量を検出するためのセンサを備える。制御部2aは、当該センサから検出結果を取得し、取得した検出結果に基づいて、第1貼付け部110及び第2貼付け部111それぞれにおけるACFの残量を算出することで取得する。
次に、制御部2aは、第1貼付け部110が有するACF(つまり、第1ACF6a)の残量が、第2貼付け部が有するACF(つまり、第2ACF6b)の残量以上であるか否かを判定する(ステップS104)。
制御部2aは、第1貼付け部110が有する第1ACF6aの残量が、第2貼付け部111が有する第2ACF6bの残量以上であると判定した場合(ステップS104でYes)、上記した第1モードで第1圧着装置100及び第2圧着装置101を動作させる(ステップS105)。
一方、制御部2aは、第1貼付け部110が有する第1ACF6aの残量が、第2貼付け部111が有する第2ACF6bの残量以上でないと判定した場合(ステップS104でNo)、上記した第2モードで第1圧着装置100及び第2圧着装置101を動作させる(ステップS106)。
[効果等]
以上説明したように、実施の形態に係る部品圧着システム200は、第1基板3aに第1ACF6aを貼付ける第1貼付け部110と、第1基板3aに貼付けられた第1ACF6aに第1部品5aを載置して圧着する第1部品圧着部120と、を有する第1圧着装置100と、第2基板3bに第2ACF6bを貼付ける第2貼付け部111と、第2基板3bに貼付けられた第2ACF6bに第2部品5bを載置して圧着する第2部品圧着部121と、を有し、第1圧着装置100の下流側に配置される第2圧着装置101と、第1圧着装置100及び第2圧着装置101を制御する制御部2aと、を備える。制御部2aは、第1貼付け部110に、第2基板3bに第1ACF6aを貼付けさせてから、第2部品圧着部121に、第2基板3bに貼付けられた第1ACF6aに第2部品5bを載置させて圧着させる第1モードを実行する。
これによれば、部品圧着システム200は、例えば、第2部品圧着部121が有する第2ACF6bの残量がなくなった場合においても、第1部品圧着部120が有する第1ACF6aを用いて第2基板3bに第2部品5bを圧着できる。
また、これによれば、部品圧着システム200は、例えば、多量の第2基板3bに第2部品5bを圧着する場合、第1圧着装置100と第2圧着装置101とに交互に第2基板3bにACF(第1ACF6a又は第2ACF6b)を貼り付けさせることで、第1圧着装置100が有する第1ACF6aの残量と第2圧着装置101が有する第2ACF6bの残量とを、同程度に揃えることができる。そのため、部品圧着システム200全体を停止した際に、第1圧着装置100(より具体的には、第1貼付け部110)に第1ACF6aを補充し、且つ、第2圧着装置101(より具体的には、第2貼付け部111)に第2ACF6bを補充できる。
従来の第1圧着装置及び第2圧着装置が連結した実装ライン(部品実装システム)では、上記した第1モードが実行できないために、第1圧着装置と第2圧着装置とで基板に貼付けるACFの量に偏りが出ると、第1圧着装置及び第2圧着装置の一方のACFが早く消費されるために、ACFを補充するために、部品実装システムを停止する頻度が多くなる。これにより、生産性が低下される。
そこで、部品圧着システム200は、第2部品5bを実装する際に、第1圧着装置100も第1ACF6aを貼付ける。これにより、第1圧着装置100が有する第1ACF6aの残量と第2圧着装置101が有する第2ACF6bの残量とは、同程度に揃えられる。これにより、第1ACF6aの補充と第2ACF6bの補充とのタイミングを合わせることができるため、ACFの補充のために部品圧着システム200全体を停止する頻度を低減できる。そのため、部品圧着システム200の運転時間全体に対する、ACFの補充のために部品圧着システム200全体を停止する時間の割合は小さくなる(すなわち、部品圧着システム200の稼働率が向上する)。これにより、生産性の低下が抑制され得る。
また、例えば、制御部2aは、第2部品5bを第2基板3bに圧着させる場合、第1モードと、第2貼付け部111に、第2基板3bに第2ACF6bの貼付けさせてから、第2部品圧着部121に、第2基板3bに貼付けられた第2ACF6bに第2部品5bを載置させて圧着させる第2モードと、を選択的に実行する。
これによれば、第1圧着装置100が有する第1ACF6aの残量と第2圧着装置101が有する第2ACF6bの残量とは、同程度に適切に揃えられる。これにより、第1ACF6aの補充と第2ACF6bの補充とのタイミングを合わせることができるため、ACFの補充のために部品圧着システム200全体を停止する頻度を低減できる。そのため、ACFの補充のために部品圧着システム200全体を停止する時間は短くなる(すなわち、部品圧着システム200の稼働率が向上する)。これにより、生産性の低下が抑制され得る。
また、例えば、制御部2aは、第2部品5bを第2基板3bに圧着させる場合、第1貼付け部110が有する第1ACF6aの残量と、第2貼付け部111が有する第2ACF6bの残量とに基づいて、第1モードと第2モードとを選択的に実行する。
これによれば、制御部2aは、第1圧着装置100が有する第1ACF6aの残量と第2圧着装置101が有する第2ACF6bの残量とは、精度よく同程度に揃えることができる。これにより、第1ACF6aの補充と第2ACF6bの補充とのタイミングを遅らせながら合わせることができるため、ACFの補充のために部品圧着システム200全体を停止する頻度をさらに低減できる。そのため、部品圧着システム200の運転時間全体に対する、ACFの補充のために部品圧着システム200全体を停止する時間の割合は、さらに小さくなる(すなわち、部品圧着システム200の稼働率がさらに向上する)。これにより、生産性の低下がさらに抑制され得る。
また、例えば、制御部2aは、第2部品5bを第2基板3bに圧着させる場合、第1貼付け部110が有する第1ACF6aの残量と、第2貼付け部111が有する第2ACF6bの残量とを比較し、第1貼付け部110及び第2貼付け部111のうち、ACFの残量が多い方に、第2基板3bにACFを貼付けさせるように、第1モードと第2モードとを選択的に実行する。
これによれば、制御部2aは、第1圧着装置100が有する第1ACF6aの残量と第2圧着装置101が有する第2ACF6bの残量とを、さらに同程度に揃えることができる。これにより、第1ACF6aの補充と第2ACF6bの補充とのタイミングをさらに遅らせながら合わせることができるため、ACFの補充のために部品圧着システム200全体を停止する頻度をさらに低減できる。そのため、部品圧着システム200の運転時間全体に対する、ACFの補充のために部品圧着システム200全体を停止する時間の割合は、さらに小さくなる(すなわち、部品圧着システム200の稼働率がさらに向上する)。これにより、生産性の低下がさらに抑制され得る。
また、実施の形態に係る部品圧着システム200の制御方法は、第1基板3aに第1ACF6aを貼付ける第1貼付け部110と、第1基板3aに貼付けられた第1ACF6aに第1部品5aを載置して圧着する第1部品圧着部120と、を有する第1圧着装置100と、第2基板3bに第2ACF6bを貼付ける第2貼付け部111と、第2基板3bに貼付けられた第2ACF6bに第2部品5bを載置して圧着する第2部品圧着部121と、を有し、第1圧着装置100の下流側に配置される第2圧着装置101と、を備える部品圧着システム200の制御方法である。実施の形態に係る部品圧着システム200の制御方法では、第1貼付け部110に、第2基板3bに第1ACF6aを貼付けさせてから、第2部品圧着部121に、第2基板3bに貼付けられた第1ACF6aに第2部品5bを載置させて圧着させる第1モードを実行する(ステップS105)。
これによれば、部品圧着システム200と同様の効果を奏する。
(その他の実施の形態)
以上、本実施の形態に係る部品圧着システム等について、上記実施の形態に基づいて説明したが、本発明は、上記実施の形態に限定されるものではない。
例えば、上記実施の形態では、部品圧着システム200は、2台の圧着装置(第1圧着装置100及び第2圧着装置101)を備えたが、本発明に係る部品圧着システムは、3台以上の圧着装置を備えてもよい。
図4は、その他の実施の形態に係る部品圧着システムを説明するための図である。
その他の実施の形態に係る部品圧着システムは、3台の圧着装置(第1圧着装置、第2圧着装置、及び、第3圧着装置)を備える。第1圧着装置、第2圧着装置、及び、第3圧着装置は、それぞれ、例えば、上記した第1圧着装置100と同様に、ACFを基板の電極部に貼付ける貼付け部と、基板に貼付けられたACFに部品を載置して圧着させる圧着部と、を備える。
また、第1圧着装置は、部品としてIC部品を圧着し、第2圧着装置は、部品としてTCP部品を圧着し、第3圧着装置は、部品としてFPC部品を圧着する。また、第1圧着装置、第2圧着装置、及び、第3圧着装置は、上流側からこの順に配置されている。
例えば、基板が第1ガラスパネルである場合、第1圧着装置はIC部品を当該基板に圧着し、第2圧着装置は部品を圧着せず当該基板を下流に搬送(言い換えると、パススルー)し、第3圧着装置はFPC部品を当該基板に圧着する。
このように、1つの基板に複数品種の部品が圧着されてもよい。
また、例えば、基板が第1ガラスパネルとは形状、電極部の位置等が異なる第2ガラスパネルである場合、第1圧着装置はパススルーし、第2圧着装置はTCP部品を当該基板に圧着し、第3圧着装置はパススルーする。
また、例えば、基板が第1有機ELパネルである場合、第1圧着装置はIC部品を当該基板に圧着し、第2圧着装置はパススルーし、第3圧着装置はFPC部品を当該基板に圧着する。
また、例えば、基板が第1有機ELパネルとは形状、電極部の位置等が異なる第2有機ELパネルである場合、第1圧着装置はパススルーし、第2圧着装置はTCP部品を当該基板に圧着し、第3圧着装置はFPC部品を当該基板に圧着する。
このように、その他の実施の形態に係る部品圧着システムでは、実施の形態に係る部品圧着システム200と同様に、基板の品種に応じて各圧着装置に部品を圧着させて、下流に基板を搬送させる。
ここで、例えば、基板が第2ガラスパネルである場合、第2圧着装置がTCP部品を圧着する箇所に、第1圧着装置がACFを貼付けてもよいし、第2圧着装置がACFを貼付けてもよい。例えば、その他の実施の形態に係る部品圧着システムが備える制御部(不図示)が、第1圧着装置及び第2圧着装置のそれぞれが有するACFの残量に基づいて、第1圧着装置及び第2圧着装置のいずれにACFを貼付けさせるかを決定し、決定した圧着装置にACFを貼付けさせる。
また、例えば、基板が第1ガラスパネルである場合、第3圧着装置がFPC部品を圧着する箇所に、第1圧着装置がACFを貼付けてもよいし、第2圧着装置がACFを貼付けてもよいし、第3圧着装置がACFを貼付けてもよい。例えば、その他の実施の形態に係る部品圧着システムが備える制御部(不図示)が、第1圧着装置、第2圧着装置、及び、第3圧着装置のそれぞれが有するACFの残量に基づいて、第1圧着装置、第2圧着装置、及び、第3圧着装置のいずれにACFを貼付けさせるかを決定し、決定した圧着装置にACFを貼付けさせる。
このように、本発明に係る部品圧着システムでは、基板に圧着する部品が、本発明に係る部品圧着システムが備える複数の圧着装置のうち、少なくとも1つの装置よりも下流側に位置する装置が圧着する部品である場合、当該装置及び当該装置より上流側に位置する当該少なくとも1つの装置の中で、ACFを貼付ける工程を実行する装置を選択的に切り替える。
これによれば、複数台の圧着装置が有するACFの残量を揃えることができるので、部品圧着システム全体を停止した際に、複数台の圧着装置にACFを補充できる。そのため、ACFの補充のために部品圧着システム全体を停止する時間を短くできる。これにより、生産性の低下が、抑制され得る。
また、例えば、上記実施の形態では、コンピュータ2の構成要素の全部又は一部は、専用のハードウェアで構成されてもよく、或いは、各構成要素に適したソフトウェアプログラムを実行することによって実現されてもよい。各構成要素は、CPU(Central Processing Unit)又はプロセッサ等のプログラム実行部が、HDD(Hard Disk Drive)又は半導体メモリ等の記録媒体に記録されたソフトウェアプログラムを読み出して実行することによって実現されてもよい。
また、コンピュータ2の構成要素は、1つ又は複数の電子回路で構成されてもよい。1つ又は複数の電子回路は、それぞれ、汎用的な回路でもよいし、専用の回路でもよい。
1つ又は複数の電子回路には、例えば、半導体装置、IC(Integrated Circuit)又はLSI(Large Scale Integration)等が含まれてもよい。IC又はLSIは、1つのチップに集積されてもよく、複数のチップに集積されてもよい。ここでは、IC又はLSIと呼んでいるが、集積の度合いによって呼び方が変わり、システムLSI、VLSI(Very Large Scale Integration)、又は、ULSI(Ultra Large Scale Integration)と呼ばれるかもしれない。また、LSIの製造後にプログラムされるFPGA(Field Programmable Gate Array)も同じ目的で使うことができる。
また、第1部品が第1部品圧着部によって圧着される部品であり、第2部品が第1部品圧着部より下流側に位置する第2部品圧着部によって圧着される部品であればよく、第1部品と第2部品とは、同じ品種の部品でもよい。
その他、各実施の形態に対して当業者が思いつく各種変形を施して得られる形態や、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で各実施の形態における構成要素及び機能を任意に組み合わせることで実現される形態も本発明に含まれる。
本発明は、液晶ディスプレイ等を生産する部品実装ラインに利用可能である。
1a、1b、1c 基台
2 コンピュータ
2a 制御部
2b 記憶部
3a 第1基板
3b 第2基板
4 電極部
5a 第1部品
5b 第2部品
6a 第1ACF(第1異方性導電部材)
6b 第2ACF(第2異方性導電部材)
10 基板搬入部
11、23、37、49、51 ステージ
20 貼着部
21、31、41 ステージ移動部
22 貼着機構
30 仮圧着部
32 部品搭載機構
33 部品供給部
40 本圧着部
42 圧着ツール
50 基板搬出部
60 搬送部
61 移動ベース
62A、62B、62C、62D 基板搬送機構
63 基部
64 アームユニット
100 第1圧着装置
101 第2圧着装置
110 第1貼付け部
111 第2貼付け部
120 第1部品圧着部
121 第2部品圧着部
200 部品圧着システム

Claims (5)

  1. 第1基板に第1異方性導電部材を貼付ける第1貼付け部と、前記第1基板に貼付けられた前記第1異方性導電部材に第1部品を載置して圧着する第1部品圧着部と、を有する第1圧着装置と、
    第2基板に第2異方性導電部材を貼付ける第2貼付け部と、前記第2基板に貼付けられた前記第2異方性導電部材に第2部品を載置して圧着する第2部品圧着部と、を有し、前記第1圧着装置の下流側に配置される第2圧着装置と、
    前記第1圧着装置及び前記第2圧着装置を制御する制御部と、を備え、
    前記制御部は、
    前記第1貼付け部に、前記第2基板に前記第1異方性導電部材を貼付けさせてから、前記第2部品圧着部に、前記第2基板に貼付けられた前記第1異方性導電部材に前記第2部品を載置させて圧着させる第1モードを実行する
    部品圧着システム。
  2. 前記制御部は、前記第2部品を前記第2基板に圧着させる場合、
    前記第1モードと、
    前記第2貼付け部に、前記第2基板に前記第2異方性導電部材の貼付けさせてから、前記第2部品圧着部に、前記第2基板に貼付けられた前記第2異方性導電部材に前記第2部品を載置させて圧着させる第2モードと、を選択的に実行する
    請求項1に記載の部品圧着システム。
  3. 前記制御部は、前記第2部品を前記第2基板に圧着させる場合、
    前記第1貼付け部が有する前記第1異方性導電部材の残量と、前記第2貼付け部が有する前記第2異方性導電部材の残量とに基づいて、前記第1モードと前記第2モードとを選択的に実行する
    請求項2に記載の部品圧着システム。
  4. 前記制御部は、前記第2部品を前記第2基板に圧着させる場合、
    前記第1貼付け部が有する前記第1異方性導電部材の残量と、前記第2貼付け部が有する前記第2異方性導電部材の残量とを比較し、前記第1貼付け部及び前記第2貼付け部のうち、異方性導電部材の残量が多い方に、前記第2基板に異方性導電部材を貼付けさせるように、前記第1モードと前記第2モードとを選択的に実行する
    請求項3に記載の部品圧着システム。
  5. 第1基板に第1異方性導電部材を貼付ける第1貼付け部と、前記第1基板に貼付けられた前記第1異方性導電部材に第1部品を載置して圧着する第1部品圧着部と、を有する第1圧着装置と、第2基板に第2異方性導電部材を貼付ける第2貼付け部と、前記第2基板に貼付けられた前記第2異方性導電部材に第2部品を載置して圧着する第2部品圧着部と、を有し、前記第1圧着装置の下流側に配置される第2圧着装置と、を備える部品圧着システムの制御方法であって、
    前記第1貼付け部に、前記第2基板に前記第1異方性導電部材を貼付けさせてから、前記第2部品圧着部に、前記第2基板に貼付けられた前記第1異方性導電部材に前記第2部品を載置させて圧着させる第1モードを実行する
    部品圧着システムの制御方法。
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