JP2022076245A - ショーケース - Google Patents
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Abstract
【課題】商品載置棚に載置された商品の温度を良好に保持すること。【解決手段】上下に延在する背面板14の前方側に、商品載置棚15が上下方向に沿って複数段設けられた収納室12と、収納室12の前方上部に形成された吹出口17aと収納室12の前方下部に形成された吸込口16aとを通じて収納室12に連通する通風路13と、収納室12との間で空気を循環させる送風ファン18と、通風路13に設置され、送風ファン18により循環させられる空気を加熱するヒータ20とを備え、商品載置棚15に載置された商品を所望の温度状態に保持するショーケース1であって、ショーケース1が設置された領域の外部温度を検知する店内温度センサ(41)と、店内温度センサにより検知された店内温度に基づいてヒータ20による加熱量を調整して吹出口17aから吹き出される空気の温度を制御する制御部(50)を備えている。【選択図】図1
Description
本発明は、ショーケースに関し、より詳細には、商品載置棚に載置された商品を所望の温度状態に保持するショーケースに関するものである。
従来、商品載置棚に載置された商品を所望の温度状態に保持するショーケースとして、次のようなものが知られている。
例えば、前面開口が形成されたケース本体の内部の収納室に複数の商品載置棚が上下方向に沿って並ぶよう設けられており、それぞれの商品載置棚に商品が載置されて陳列されている。またケース本体の内部であって収納室外となる個所には、吸込口を通じて吸い込んだ空気の風路が2つ形成されており、一方の空気風路を通過した空気は、通過する空気を加熱するヒータが設置されており、このヒータで加熱された空気が収納室上部に形成された吹出口より吹き出される。他方の空気風路には、通過する空気を冷却する蒸発器が設置されており、この蒸発器で冷却された空気は、収納室の中間高さ位置に設けられた中間ダクトを通じて中間吹出口より吹き出される。吹出口から吹き出された空気、並びに中間吹出口より吹き出された空気は、吸込口に吸い込まれることによりそれぞれケース本体の前面開口にエアカーテンを形成している。
このようなショーケースでは、吹出口より吹き出される空気により温度が調整される域と、中間吹出口より吹き出される空気により温度が調整される域との2つの異なる温度帯域が収納室に形成され、それぞれの温度帯域において商品載置棚に載置された商品を所望の温度状態に調整するようにしている。より詳細に説明すると、中間吹出口より吹き出される空気により、中間ダクトより下方域を低温度帯域として該域にある商品載置棚に載置される商品を冷却し、中間ダクトより上方域を高温度帯域として該域にある商品載置棚に載置される商品を所望の温度に調整している(例えば、特許文献1参照)。
ところで、上述した特許文献1に提案されたショーケースにおいては、高温度帯域、すなわち中間ダクトより上方域の商品は、ヒータにより所定温度に加熱された空気により加熱されるとともに、ヒータからの輻射熱により加熱されていたので、次のような問題があった。
すなわち、ショーケースが設置される店舗の店内温度のように該ショーケースが設置される領域の外部温度が高温となる場合には、高温度帯域の商品の温度が上がり過ぎてしまったり、外部温度が低温となる場合には、高温度帯域の商品の温度が下がり過ぎてしまったりして、商品に損傷を与えてしまう虞れがあった。
尚、ここでは中間ダクトが設置されて収納室を2つの温度帯域とするショーケースを例に説明したが、本発明においては、吹出口から吹き出される空気により収納室の商品を加熱するショーケースにおいても同様の問題があることはいうまでもない。
本発明は、上記実情に鑑みて、商品載置棚に載置された商品の温度を良好に保持することができるショーケースを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係るショーケースは、上下に延在する背面板の前方側に、商品載置棚が上下方向に沿って複数段設けられた収納室と、前記収納室の前方上部に形成された吹出口と該収納室の前方下部に形成された吸込口とを通じて該収納室に連通する通風路と、該収納室との間で空気を循環させる送風手段と、前記通風路に設置され、前記送風手段により循環させられる空気を加熱する加熱手段とを備え、前記商品載置棚に載置された商品を所望の温度状態に保持するショーケースであって、該ショーケースが設置された領域の外部温度を検知する外部温度検知部と、前記外部温度検知部により検知された外部温度に基づいて前記加熱手段による加熱量を調整して前記吹出口から吹き出される空気の温度を制御する制御部とを備えたことを特徴とする。
また本発明は、上記ショーケースにおいて、前記制御部は、前記外部温度検知部により検知された外部温度と、外部温度とシフト温度とが関連付けられたテーブルとに基づいて、前記加熱手段による加熱量を調整して前記吹出口から吹き出される空気の温度を制御することを特徴とする。
また本発明は、上記ショーケースにおいて、前記吹出口から吹き出される空気の吹出温度を検知する吹出温度検知部を備え、前記制御部は、前記吹出温度検知部により検知される吹出温度が、予め決められた基準温度に前記シフト温度を加算した温度となるように前記吹出口から吹き出される空気の温度を制御することを特徴とする。
また本発明は、上記ショーケースにおいて、前記通風路は、前記吸込口より吸い込まれた空気の一部が通過するためのもので、通過する空気を冷却する冷却手段が設置された第1空気風路と、前記吸込口より吸い込まれた空気の一部が通過する態様で前記第1空気風路と区画して形成され、かつ前記加熱手段が設置された第2空気風路とを備え、前記第1空気風路を遮断する態様で前記背面板に形成された孔部を貫通して前記収納室に着脱可能に設けられ、かつ前記収納室に設けられた場合において前記冷却手段により冷却された空気が後端部に設けられた導入口より導入されて前端部に設けられた中間吹出口より吹き出されることにより、自身の下方域の前面にエアカーテンが形成される中間ダクトを備えたことを特徴とする。
本発明によれば、制御部が、外部温度検知部により検知された外部温度に基づいて加熱手段による加熱量を調整して吹出口から吹き出される空気の温度を制御するので、ショーケースが設置された領域の環境に影響されずに商品を加熱することができ、これにより商品載置棚に載置された商品の温度を良好に保持することができるという効果を奏する。
以下に添付図面を参照して、本発明に係るショーケースの好適な実施の形態について詳細に説明する。
図1は、本発明の実施の形態であるショーケースを模式的に示す断面側面図であり、図2は、本発明の実施の形態であるショーケースの特徴的な制御系を模式的に示すブロック図である。ここで例示するショーケース1は、例えばスーパーマーケットやコンビニエンスストア等の店舗に設置されるものであり、ケース本体10、中間ダクト30、店内温度センサ(外部温度検知部)41、温調センサ(吹出温度検知部)42及び制御部50を備えて構成されている。
ケース本体10は、前面に開口(以下、前面開口ともいう)11が形成された略直方状の断熱筐体であり、その内部には収納室12が形成されているとともにこの収納室12に区画される態様で通風路13が形成されている。
収納室12は、上記前面開口11を臨む態様で形成された室であり、上下に延在する背面板14の前方側に複数(図示の例では5つ)の商品載置棚15が上下方向に沿って複数段並べて配設されている。商品載置棚15は、それぞれ商品を載置して陳列するものである。
通風路13は、下側ダクト13a、背面ダクト13b及び上側ダクト13cを備えている。下側ダクト13aは、収納室12の底面を構成する底面板16よりも下方となる部分に構成されている。底面板16の前端部分には、左右方向に沿って延在する吸込口16aが形成されている。つまり、吸込口16aは、収納室12の前方下部に形成された開口である。
背面ダクト13bは、収納室12の背面を構成する上記背面板14よりも後方となる部分に構成されている。この背面ダクト13bは、下端部分が下側ダクト13aの後端部分と連通している。
上側ダクト13cは、収納室12の天面を構成する天面板17よりも上方となる部分に構成されている。この上側ダクト13cは、後端部分が背面ダクト13bの上端部分と連通している。天面板17の前端部分には、左右方向に沿って延在する吹出口17aが形成されている。つまり、吹出口17aは、収納室12の前方上部に形成された開口である。
ところで、下側ダクト13aの後端部から背面ダクト13bの上端部にかけては、2つに分かれており、内方通路131と外方通路132とが設けられている。内方通路131は、上記背面板14に接している。この背面板14には、中間ダクト30を装着するための装着孔14aが形成されている。外方通路132は、内方通路131と区画されており、該内方通路131の下方側であって後方側に設けられている。
上記通風路13には、送風ファン(送風手段)18、蒸発器(冷却手段)19及びヒータ(加熱手段)20が設置されている。
送風ファン18は、下側ダクト13aの前端部に設置されている。この送風ファン18は、制御部50から指令が与えられることにより駆動するものであり、駆動する場合に、吸込口16aを通じて通風路13に吸い込んだ空気を吹出口17aまで送出し、該吹出口17aより収納室12に吹き出すことにより、収納室12と通風路13との間で空気を循環させるものである。
蒸発器19は、内方通路131に設けられている。この蒸発器19は、図示せぬ圧縮機、凝縮器及び膨張機構と冷媒管路により順次接続されて冷媒を循環させる冷凍サイクルを構成する。圧縮機は、冷媒を圧縮するものであり、凝縮器は、圧縮機で圧縮された冷媒を凝縮させるものである。膨張機構は、凝縮器で凝縮された冷媒を断熱膨張させて低温低圧の状態にさせて蒸発器19に送出するものである。
このような蒸発器19は、送風ファン18の駆動により内方通路131を下方から上方に向けて通過する空気と、膨張機構で低温低圧の状態にされた冷媒とを熱交換させるもの、より詳細には、低温低圧の冷媒を蒸発させることにより内方通路131を通過する空気を冷却するものである。この蒸発器19で蒸発した冷媒は、圧縮機に吸引されて冷凍サイクルを循環することになる。
ヒータ20は、外方通路132の上端部、すなわち外方通路132における空気流れの最も下流側に配設されている。ヒータ20は、制御部50から与えられる駆動指令によって駆動するものであり、駆動することで通電状態となって自身の周囲の空気、すなわち外方通路132を通過する空気を加熱するものである。
中間ダクト30は、全体として略平板状の形態を成している。この中間ダクト30は、背面板14の装着孔14aを貫通して後端部31が内方通路131を遮断する態様で収納室12に設けられており、より詳しくは、最上位から3段目の商品載置棚15の下部に設けられている。尚、中間ダクト30は、収納室12に対して着脱可能なものである。
かかる中間ダクト30は、内部に風洞32が設けられている。風洞32は、前後方向に沿って延在するものであり、後端部31に設けられた導入口31a及び前端部33に設けられた中間吹出口33aに連通している。導入口31aは、下方に向けて開口しており、内方通路131を通過する空気を導入するためのものである。中間吹出口33aは、前方側斜め下方に向けて開口しており、風洞32を通過する空気を吹き出すためのものである。
店内温度センサ41は、ケース本体10の天板部に設けられている。この店内温度センサ41は、ショーケース1が設置された店舗の内部温度、すなわちショーケース1が設置された領域の外部温度を検知するもので、その検知結果を制御部50に与えるものである。
温調センサ42は、上側ダクト13cにおける吹出口17aの近傍に設けられている。この温調センサ42は、吹出口17aから吹き出される空気の吹出温度を検知するもので、その検知結果を制御部50に与えるものである。
制御部50は、記憶部51に記憶されたプログラムやデータにしたがって、ショーケース1の各部の動作を統括的に制御するものであり、入力処理部50a、シフト温度決定部50b、温度設定部50c及び出力処理部50dを備えている。
尚、制御部50は、例えば、CPU(Central Processing Unit)等の処理装置にプログラムを実行させること、すなわち、ソフトウェアにより実現してもよいし、IC(Integrated Circuit)等のハードウェアにより実現してもよいし、ソフトウェア及びハードウェアを併用して実現してもよい。
入力処理部50aは、店内温度センサ41や温調センサ42からの検知結果を検知信号として入力するものである。
シフト温度決定部50bは、入力処理部50aを通じて入力した店内温度と、記憶部51から読み出したテーブルとにより、シフト温度を決定するものである。ここでテーブルは、図3に示すように、店内温度とシフト温度とが関連付けられたものであり、記憶部51に記憶されている。このテーブルの一例を示すと、店内温度tがa以下である場合(t≦a)には、シフト温度が「+2」、店内温度tがaより大きくb以下の場合(a<t≦b)には、シフト温度が「+1」、店内温度tがbより大きくc以下の場合(b<t≦c)には、シフト温度が「0」、店内温度tがcより大きくd以下の場合(c<t≦d)には、シフト温度が「-1」、店内温度tがdより大きい場合(t>d)には、シフト温度が「-2」とされている。尚、図3に示したシフト温度の例は一例でありこれに限定されるものではない。
温度設定部50cは、商品載置棚15に載置された商品の加熱目標温度であって予め決められた基準温度に対し、シフト温度決定部50bにより決められたシフト温度を加算して吹出目標温度を設定するものである。ここで基準温度は、上記aよりも低い温度である。
出力処理部50dは、入力処理部50aを通じて入力した吹出温度が、温度設定部50cで設定された設定温度に近似するようヒータ20による加熱量(ヒータ20への通電量)を調整するものである。
以上のような構成を有するショーケース1においては、圧縮機及び送風ファン18を駆動するとともに、中間ダクト30の上方域の温度が予め決められた基準温度となるようにヒータ20を所定の加熱量で駆動することにより、収納室12の内部の空気が次のように循環する。
吸込口16aを通じて通風路13の下側ダクト13aに吸い込まれた収納室12の内部の空気は、該下側ダクト13aを通過した後に、一部が内方通路131を通過し、残りが外方通路132を通過する。
内方通路131を通過する空気は、蒸発器19で冷却される。蒸発器19で冷却された空気は、導入口31aを通じて風洞32に導入され、該風洞32を通過し、中間吹出口33aを通じて吹き出され、再び吸込口16aを通じて通風路13に吸い込まれることにより、収納室12の内部と外部とを循環する。これにより、収納室12における中間ダクト30の下方域の前面には、蒸発器19で冷却された空気によるエアカーテンが形成される。
一方、外方通路132を通過する空気は、ヒータ20で加熱される。ヒータ20で加熱された空気は、上側ダクト13cを流通して吹出口17aに至り、その後に該吹出口17aを通じて収納室12に吹き出され、再び吸込口16aを通じて通風路13に吸い込まれることにより、収納室12の内部と外部とを循環する。これにより、収納室12の前面には、エアカーテンが形成される。
このようにして収納室12の内部の空気を循環させることにより、吹出口17aより吹き出される空気、並びに中間吹出口33aより吹き出される空気により収納室12の前面にエアカーテンを形成するので、前面開口11を通じて収納室12の内部に外気が侵入することを抑制できる。
しかも吹出口17aよりヒータ20により加熱された空気を吹き出し、中間吹出口33aより蒸発器19により冷却された空気を吹き出すので、収納室12における中間ダクト30の上方域の商品を加熱しつつ、中間ダクト30の下方域の商品を冷却することができ、収納室12の商品を2つの温度に保持することができる。
図4は、図2に示した制御部50が実施する吹出温度制御処理の処理内容を示すフローチャートである。かかる吹出温度制御処理について説明しながら、上記ショーケース1の動作について説明する。
この吹出温度制御処理において制御部50は、入力処理部50aを通じて店内温度センサ41からの検知信号の入力待ち、すなわち店内温度の入力待ちとなる(ステップS101)。入力処理部50aを通じて検知信号(店内温度)を入力した場合(ステップS101:Yes)、制御部50は、シフト温度決定部50bを通じて記憶部51よりテーブルを読み出し、店内温度とテーブルとによりシフト温度を決定する(ステップS102)。
このようにしてシフト温度を決定した制御部50は、温度設定部50cを通じて、基準温度に対し、シフト温度決定部50bにより決定したシフト温度を加算して吹出目標温度を設定する(ステップS103)。
そのようにして吹出目標温度を設定した制御部50は、入力処理部50aを通じて温調センサ42からの検知信号の入力待ち、すなわち吹出温度の入力待ちとなる(ステップS104)。
入力処理部50aを通じて検知信号(吹出温度)を入力した場合(ステップS104:Yes)、制御部50は、吹出温度が吹出目標温度とを比較する(ステップS105,ステップS106)。
吹出温度が吹出目標温度を上回っている場合(ステップS105:No,ステップS106:Yes)、制御部50は、出力処理部50dを通じてヒータ20に対する通電量を低下させてヒータ20の加熱量を低減し(ステップS107)、上記ステップS104の処理を実施する。これにより吹出温度を吹出目標温度に近似させることが可能になる。
一方、吹出温度が吹出目標温度を下回っている場合(ステップS105:No,ステップS106:No)、制御部50は、出力処理部50dを通じてヒータ20に対する通電量を増加させてヒータ20の加熱量を増大し(ステップS108)、上記ステップS104の処理を実施する。これにより吹出温度を吹出目標温度に近似させることが可能になる。
そして、吹出温度が吹出目標温度に一致する場合(ステップS105:Yes)、制御部50は、出力処理部50dを通じてヒータ20に対する通電量を保持してヒータ20の加熱量を維持し(ステップS109)、その後に手順をリターンして今回の処理を終了する。
そのような吹出温度制御処理によれば、制御部50が、温調センサ42により検知される吹出温度が吹出目標温度(基準温度+シフト温度)となるように吹出口17aから吹き出される空気の温度を制御することができる。
以上説明したように、本実施の形態であるショーケース1によれば、制御部50が、店内温度センサ41により検知された店内温度と、店内温度とシフト温度とが関連付けられたテーブルとに基づいてシフト温度を決定し、温調センサ42により検知される吹出温度が、予め決められた基準温度にシフト温度を加算した吹出目標温度となるようにヒータ20の加熱量を調整して吹出口17aから吹き出される空気の温度を制御するので、店内温度等の周囲環境に影響されずに中間ダクト30より上方域の商品を加熱することができ、これにより商品載置棚15に載置された商品の温度を良好に保持することができる。
以上、本発明の好適な実施の形態について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、種々の変更を行うことができる。
上述した実施の形態では、制御部50が、シフト温度を決定した後に、予め決められた基準温度にシフト温度を加算した吹出目標温度となるようにヒータ20の加熱量を調整して吹出口17aから吹き出される空気の温度を制御していたが、本発明においては、制御部が、外部温度検知部により検知された外部温度に基づいて加熱手段による加熱量を調整して吹出口から吹き出される空気の温度を制御するようにしてもよい。これによってもショーケースの周囲環境に影響されずに商品を加熱することができ、これにより商品載置棚に載置された商品の温度を良好に保持することができる。
また本発明においては、制御部が、シフト温度を決定した後に吹出目標温度を算出することなく加熱手段の加熱量を調整して吹出口から吹き出される空気の温度を制御するようにしてもよい。これによってもショーケースの周囲環境に影響されずに商品を加熱することができ、これにより商品載置棚に載置された商品の温度を良好に保持することができる。
上述した実施の形態では、中間ダクト30が装着されて収納室12を2つの温度帯域に分けるショーケース1であったが、本発明においては、中間ダクトが装着されずに収納室を1つの温度帯とするショーケースであってもよい。
1…ショーケース、10…ケース本体、11…前面開口、12…収納室、13…通風路、14…背面板、15…商品載置棚、16a…吸込口、17a…吹出口、18…送風ファン、19…蒸発器、20…ヒータ、30…中間ダクト、31a…導入口、32…風洞、33a…中間吹出口、41…店内温度センサ、42…温調センサ、50…制御部、50a…入力処理部、50b…シフト温度決定部、50c…温度設定部、50d…出力処理部、51…記憶部。
Claims (4)
- 上下に延在する背面板の前方側に、商品載置棚が上下方向に沿って複数段設けられた収納室と、
前記収納室の前方上部に形成された吹出口と該収納室の前方下部に形成された吸込口とを通じて該収納室に連通する通風路と、該収納室との間で空気を循環させる送風手段と、
前記通風路に設置され、前記送風手段により循環させられる空気を加熱する加熱手段と
を備え、前記商品載置棚に載置された商品を所望の温度状態に保持するショーケースであって、
該ショーケースが設置された領域の外部温度を検知する外部温度検知部と、
前記外部温度検知部により検知された外部温度に基づいて前記加熱手段による加熱量を調整して前記吹出口から吹き出される空気の温度を制御する制御部と
を備えたことを特徴とするショーケース。 - 前記制御部は、前記外部温度検知部により検知された外部温度と、外部温度とシフト温度とが関連付けられたテーブルとに基づいて、前記加熱手段による加熱量を調整して前記吹出口から吹き出される空気の温度を制御することを特徴とする請求項1に記載のショーケース。
- 前記吹出口から吹き出される空気の吹出温度を検知する吹出温度検知部を備え、
前記制御部は、前記吹出温度検知部により検知される吹出温度が、予め決められた基準温度に前記シフト温度を加算した温度となるように前記吹出口から吹き出される空気の温度を制御することを特徴とする請求項2に記載のショーケース。 - 前記通風路は、
前記吸込口より吸い込まれた空気の一部が通過するためのもので、通過する空気を冷却する冷却手段が設置された第1空気風路と、
前記吸込口より吸い込まれた空気の一部が通過する態様で前記第1空気風路と区画して形成され、かつ前記加熱手段が設置された第2空気風路と
を備え、
前記第1空気風路を遮断する態様で前記背面板に形成された孔部を貫通して前記収納室に着脱可能に設けられ、かつ前記収納室に設けられた場合において前記冷却手段により冷却された空気が後端部に設けられた導入口より導入されて前端部に設けられた中間吹出口より吹き出されることにより、自身の下方域の前面にエアカーテンが形成される中間ダクトを備えたことを特徴とする請求項1~3のいずれか1つに記載のショーケース。
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