JP2022072178A - 室内用のパネル体 - Google Patents

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基成 横尾
Motonari Yokoo
真二 服部
Shinji Hattori
光 浅野
Hikari Asano
慎也 熊崎
Shinya Kumazaki
雄貴 吉田
Yuki Yoshida
國之 新井
Kuniyuki Arai
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Abstract

Figure 2022072178000001
【課題】統一感があることで意匠性を向上できるフレーム体を備える室内用のパネル体を提供すること。
【解決手段】室内用のパネル体3は、一対の縦材33,34及び一対の横材31,32が枠組みされて構成されるフレーム体35と、フレーム体35内に配置される面材36と、を備え、一対の縦材33,34及び一対の横材31,32は、一対の縦材33,34及び一対の横材31,32のいずれにも形成され垂直方向に平行な見付面314,324,383aと、一対の縦材33,34及び一対の横材31,32の少なくともいずれかに形成され見付面314,324,383aに連続する傾斜面315,325,316,326と、を有し、見付面314,324,383aの幅W1,W2がいずれも同一である。
【選択図】図6

Description

本開示は、室内用のパネル体に関する。
従来、一対の縦材及び一対の横材が枠組みされて構成されるフレーム体と、フレーム体内に配置される面材と、を備えるパネル体が知られている(例えば、特許文献1参照)。
意匠登録第1326269号公報
特許文献1に記載の縦材及び横材において、見付面の見付幅は、互いに異なった大きさに形成されている。そのため、フレーム体は、縦材と横材とに統一感が感じられない場合がある。よって、統一感があることでスッキリとした見た目で意匠性を向上できるフレーム体を備えるパネル体が求められている。
本開示は、統一感があることで意匠性を向上できるフレーム体を備える室内用のパネル体を提供すること目的とする。
本開示は、一対の縦材及び一対の横材が枠組みされて構成されるフレーム体と、前記フレーム体内に配置される面材と、を備え、前記一対の縦材及び前記一対の横材は、前記一対の縦材及び前記一対の横材のいずれにも形成され垂直方向に平行な見付面と、前記一対の縦材及び前記一対の横材の少なくともいずれかに形成され前記見付面に連続する傾斜面と、を有し、前記一対の縦材及び前記一対の横材は、前記見付面の幅がいずれも同一である、室内用のパネル体に関する。
一実施形態の建具の正面図である。 図1において第1障子及び第2障子のうちのいずれかを開いた状態における第1障子及び第2障子の重なり部分の縦断面図である。 図1の横断面図である。 上框及び下框の拡大断面図である。 縦框の拡大断面図である。 第1障子の各コーナー部を拡大した拡大斜視図である。 第1障子の分解斜視図である。 上部コーナーピースを上部コーナー部から外した状態を示す斜視図である。 上部コーナーピースを示す斜視図である。 上部コーナーピースを上部コーナー部に取り付ける状態を示す斜視図である。 第1障子の上部コーナー部において吊車が取り付けられる構成を示す分解斜視図である。 図6のA-A線断面図である。 図6のB-B線断面図である。 図6のC-C線断面図である。 第1障子の下部コーナー部において下側コーナーピースが取り付けられる構成を示す分解斜視図である。 第1障子の下部コーナー部において縦材ベース部材が横材に固定される構成を示す斜視図である。 第1障子の下部コーナー部において縦材カバー部材が縦材ベース部材に取り付けられる構成を示す斜視図である。
以下、本開示の一実施形態について、図面を参照しながら詳しく説明する。なお、本明細書において、「見付方向」とは、建物の壁に形成された開口部100(建物開口部)に納められた障子(第1障子3、第2障子4)におけるガラスの面方向を意味し、「見込方向」とは、開口部100を介して連続する2つの空間を結ぶ方向を意味する。本実施形態においては、一方側(図3における手前側)の空間を第1空間FSとし、他方側の空間(図3における奥側)を第2空間SSとする。
本実施形態の室内用の障子(第1障子3、第2障子4)(パネル体)を含む室内用の建具1について説明する。本実施形態の障子(第1障子3、第2障子4)は、室内の空間に配置される室内用のパネル体である。障子(第1障子3、第2障子4)は、室内において建物の壁の開口部100に設けられた上レール21と振れ止め部22との間に納められている。
本実施形態においては、建具1は、室内空間における連続する2つの空間において、第1空間FSと第2空間SSとの間の開口部100に配置される。建具1は、室内空間を第1空間FSと第2空間SSとに仕切る壁状に形成される。
建具1は、いわゆる引き違い窓であり、図1~図3に示すように、上レール21と、振れ止め部22と、建物の開口部100に開閉可能に配置された第1障子3(パネル体)及び第2障子4(パネル体)と、を備える。第1障子3は、第1空間FS側に配置される。第2障子4は、第2空間SS側に配置される。
上レール21は、図1に示すように、天井11において、見付方向の左右方向(横方向)に延びる。上レール21は、天井11の天井構造体に固定される。上レール21は、図2に示すように、第1空間FS側に配置される第1障子用レール211と、第2空間SS側に配置される第2障子用レール212と、を有する。第1障子用レール211及び第2障子用レール212は、見込方向に並んで配置され、互いの下部において接続されている。
第1障子用レール211は、上レール21の第1空間FS側に配置され、断面形状が、下方に開放した略C字形状の枠状に形成される。第1障子用レール211には、第1障子3の上端に取り付けられた吊車39が左右方向に移動可能に配置される。第2障子用レール212は、上レール21の第2空間SS側に配置され、断面形状が、下方に開放した略C字形状の枠状に形成される。第2障子用レール212には、第2障子4の上端に取り付けられた吊車49が左右方向に移動可能に配置される。
振れ止め部22は、床12において、見付方向の左右方向(横方向)に延びる。振れ止め部22は、第1障子用振れ止め部221と、第2障子用振れ止め部222と、を有する。振れ止め部22は、床12に固定される。
第1障子用振れ止め部221は、第1空間FS側において、上方に向けて立設される。第1障子用振れ止め部221は、第1障子3の下框32の下端部に形成された下部レールガイド322に取り付けられた下方開放枠322aに挿入される。これにより、第1障子3の下框32の下部レールガイド322に取り付けられた下方開放枠322aが第1障子用振れ止め部221にガイドされ、第1障子3は、上レール21の左右方向に沿ってスライド移動可能である。
第2障子用振れ止め部222は、第2空間SS側において、上方に向けて立設される。第2障子用振れ止め部222は、第2障子4の下框42の下端部に形成された下部レールガイド422に取り付けられた下方開放枠422aに挿入される。これにより、第2障子4の下框42の下部レールガイド422に取り付けられた下方開放枠422aが第2障子用振れ止め部222にガイドされ、第2障子4は、上レール21の左右方向に沿ってスライド移動可能である。
第1障子3及び第2障子4は、いずれも引き戸であり、これらを見付方向の左右方向(横方向)にスライド移動可能に構成されることで、建物の開口部100を閉鎖又は開放する、いわゆる引き違い窓を構成する。
第1障子3は、図1~図3に示すように、いずれも長尺状の上框31(横材)、下框32(横材)および左右の縦框33,34(縦材)により矩形に枠組みされた框体35(フレーム体)と、框体35内に嵌め込まれて固定されたガラス36(面材)と、を含んで構成される。第2障子4は、いずれも長尺状の上框41(横材)、下框42(横材)および左右の縦框43,44(縦材)により矩形に枠組みされた框体45(フレーム体)と、框体45内に嵌め込まれて固定されたガラス46(面材)と、を含んで構成される。
本実施形態においては、第1障子3及び第2障子4は、同一の構造である。そのため、以下の説明においては、第1障子3の構造について説明し、第2障子4の構造の説明については、対応する符号を付けてその説明を省略する。第2障子4の構造の説明は、第1障子3の構造の説明を適用できる。
第1障子3の上框31及び下框32は、図4に示すように、図1に示す第1障子3を見込方向及び上下方向に沿って切断して左右方向に見た場合の断面形状が、上下対称の同一形状に形成される。上框31及び下框32は、いずれも、左右方向に延びる。
上框31は、図4に示すように、下部に形成され下方に開放するガラス溝311(面材配置溝部)と、上部に形成され上方に開放する上部レールガイド312と、ガラス溝311を挟んで見込方向の両方の外側に配置される中空部313aを有する一対の中空枠部313と、化粧シート318(表面材)と、を備える。ガラス溝311には、ガラス36の上端部が配置される。ガラス溝311において、ガラス36の上端部と上框31との間には、上框31の長手方向において部分的に、少なくとも2個のセッティングブロック361が配置される(図7参照)。
下框32は、図4に示すように、上部に形成され上方に開放するガラス溝321(面材配置溝部)と、下部に形成され上方に開放する下部レールガイド322と、ガラス溝321を挟んで見込方向の両方の外側に配置される中空部323aを有する一対の中空枠部323と、化粧シート328(表面材)と、を備える。ガラス溝321には、ガラス36の下端部が配置される。ガラス溝321において、ガラス36の下端部と下框32との間には、下框32の長手方向において部分的に、少なくとも2個のセッティングブロック361が配置される(図7参照)。
上框31及び下框32において、一対の中空枠部313,323は、ガラス溝311,321を挟んで見込方向に離間して配置される。一対の中空枠部313,323は、それぞれ、横方向延在見付面314,324と、第1テーパ傾斜面315,325(傾斜面、横材側傾斜面)と、第2テーパ傾斜面316,326(傾斜面、横材側傾斜面)と、を有する。
一対の中空枠部313,323の内部には、それぞれ、ビスホール317,327が形成されている。ビスホール317,327は、中空枠部313,323の内部において、上下方向のガラス36側であって見込方向の外側の角部(コーナー)に形成される。ビスホール317,327には、上框31及び下框32と縦框33,34とを固定するネジ319a,64(図11、図15参照)が挿入される。
横方向延在見付面314,324は、図4に示すように、第1空間FS側及び第2空間SS側からの正面視において、いずれも、上下方向に幅W1を有して、左右方向に延びる。横方向延在見付面314,324は、上框31及び下框32の見込方向における最も外側の端部に形成された垂直方向に平行な面であり、上下方向に幅W1を有して左右方向に延びる平面状に形成される。
上框31及び下框32において、横方向延在見付面314,324の幅W1は、いずれも同一の大きさに形成される。横方向延在見付面314,324は、第1空間FS側及び第2空間SS側からの正面視において、使用者によって幅W1で左右方向に延びるように視認される。上框31及び下框32の横方向延在見付面314,324の幅W1の大きさは、後述する縦框33,34の縦方向延在見付面383aの幅W2の大きさと同じである。
第1テーパ傾斜面315,325及び第2テーパ傾斜面316,326は、見付面(上框31の横方向延在見付面314、下框32の横方向延在見付面324)の幅方向の上側及び下側に、横方向延在見付面314,324に連続して形成される。第1テーパ傾斜面315,325及び第2テーパ傾斜面316,326は、横方向延在見付面314,324の幅方向(見込方向)の外側の端部から、横方向延在見付面314,324の幅方向の外側(下側又は上側)に向かうに従って、上框31及び下框32の手前側から奥側に向かうように傾斜するテーパ状に形成される。第1テーパ傾斜面315,325及び第2テーパ傾斜面316,326は、横方向延在見付面314,324に対して傾斜する平面状に形成される。
第1テーパ傾斜面315,325は、横方向延在見付面314,324の幅方向(上下方向)においてガラス36が配置される側(上框31においては下側、下框32においては上側)に形成される。上框31の第1テーパ傾斜面315は、上框31の横方向延在見付面314の幅方向の下側の端部から下側に向かうに従って見込方向の手前側から奥側に向かうように傾斜する。下框32の第1テーパ傾斜面325は、下框32の横方向延在見付面324の幅方向の上側の端部から上側に向かうに従って見込方向の手前側から奥側に向かうように傾斜する。
第1テーパ傾斜面315,325は、横方向延在見付面314,324に対する第1テーパ傾斜面315,325の傾斜角度が、第1傾斜角度θ1で形成される。第1傾斜角度θ1は、横方向延在見付面314,324が際立つように視認される傾斜角度であることが好ましい。本実施形態においては、第1傾斜角度θ1は、例えば、75°~85°である。
第2テーパ傾斜面316,326は、横方向延在見付面314,324の幅方向(上下方向)においてガラス36が配置される側と反対側(上框31においては上側、下框32においては下側)に形成される。上框31の第2テーパ傾斜面316は、上框31の横方向延在見付面314の幅方向の上側の端部から上側に向かうに従って見込方向の手前側から奥側に向かうように傾斜する。下框32の第2テーパ傾斜面326は、下框32の横方向延在見付面324の幅方向の下側の端部から下側に向かうに従って見込方向の手前側から奥側に向かうように傾斜する。
第2テーパ傾斜面316,326は、横方向延在見付面314,324に対する第2テーパ傾斜面316,326の角度が、第2傾斜角度θ2で形成される。第2傾斜角度θ2は、横方向延在見付面314,324が際立つように視認される傾斜角度であることが好ましい。本実施形態においては、第2傾斜角度θ2は、例えば、15°~45°である。本実施形態においては、第2傾斜角度θ2は、第1傾斜角度θ1よりも小さい。言い換えると、第1傾斜角度θ1は、第2傾斜角度θ2よりも大きい。
第1テーパ傾斜面315,325及び第2テーパ傾斜面316,326を形成することで、上框31及び下框32の幅方向の大きさを確保して吊車39などの配置スペースを確保しつつ、見付面(上框31の横方向延在見付面314、下框32の横方向延在見付面324)の幅を幅W1に形成できる。下框32においては、第2テーパ傾斜面326を設けることで、人の足のつま先が下框32に当たりにくくなる。
上框31の表面には、図4に示すように、化粧シート318が設けられている。化粧シート318は、上框31において、ガラス溝311側から、第1テーパ傾斜面315、横方向延在見付面314、第2テーパ傾斜面316、上框31の上面の途中に亘って貼り付けられている。下框32の表面には、化粧シート328が設けられている。化粧シート328は、下框32において、ガラス溝321側から、第1テーパ傾斜面325、横方向延在見付面324、第2テーパ傾斜面326、下框32の下面の途中に亘って貼り付けられている。
上部レールガイド312は、図2に示すように、上方に向けて開放して形成される。上部レールガイド312には、吊車39の下部取付板391が収容した状態で固定される。吊車39が上レール21の第1障子用レール211を左右方向に移動することで、第1障子3は、左右方向(横方向)へスライド移動する。
下部レールガイド322は、下方に向けて開放して形成される。下部レールガイド322には、下方に向けて開放する下方開放枠322a(図2参照)が取り付けられる。下部レールガイド322は、下部レールガイド322に取り付けられた下方開放枠322aの内部に、振れ止め部22の第1障子用振れ止め部221が配置されて、第1障子3の左右方向(横方向)へのスライド移動をガイドする。
図5に示すように、第1障子3の左右の縦框33,34は、図1に示す第1障子3を水平方向に沿って切断して上下方向に見た場合の断面形状が、左右対称の同一形状に形成される。左右の縦框33,34は、いずれも、左右方向に延びる。縦框33,34は、縦ベース部材37と、縦カバー部材38と、を有する。縦ベース部材37及び縦カバー部材38の断面形状は、左右対称の同一形状に形成される。
縦ベース部材37は、左右方向の内側に開放すると共に左右方向の外側に突出する断面視U字形状のガラス溝枠371と、ガラス溝枠371における開放側の見込方向の両端部から見込方向の両方の外側に延びる一対の延在板部372と、延在板部372の見込方向の外側の端部から左右方向の外側に突出する突出片373と、化粧シート378(表面材)と、を有する。
ガラス溝枠371には、ガラス36の左右方向の端部が配置される。ガラス溝枠371の開放側の部分において、ガラス36の左右方向の端部と左右の縦框33,34との間には、左右の縦框33,34の長手方向において部分的に、少なくとも2個のセッティングブロック361が配置される(図7参照)。ガラス溝枠371の外側の凸部371aにおいて、見込方向の両方の外側の端部の側壁の外面には、複数の突起から構成されたベース側係合部371bが形成される。ベース側係合部371bには、縦ベース部材37に縦カバー部材38が取り付けられる場合に、縦カバー部材38のカバー側係合部382bが係合される。
縦ベース部材37の表面には、化粧シート378が設けられている。化粧シート378は、一対の延在板部372それぞれの左右方向の内側の面と突出片373の見込方向の外側の面とに亘って貼り付けられている。
縦カバー部材38は、縦ベース部材37の左右方向の外側を覆うように、縦ベース部材37の左右方向の外側において、縦ベース部材37に取り付けられる。縦カバー部材38は、見込方向延在板381と、見込方向延在板381の見込方向の中央に形成される開放枠部382と、一対の縦方向延在板383と、化粧シート388(表面材)と、を有する。
見込方向延在板381は、平面板状に形成され、見込方向に延びる板状に配置される。見込方向延在板381は、縦框33,34において、左右方向の最も外側に配置される。
開放枠部382は、左右方向の内側に向けて開放する。開放枠部382は、見込方向延在板381の左右方向の内側に突出する一対の突出枠382aと、見込方向延在板381の見込方向の中央部分とにより、左右方向の内側に向けて開放して形成される。開放枠部382には、縦ベース部材37に縦カバー部材38を取り付けた場合に、縦ベース部材37のガラス溝枠371の左右方向の外側の凸部371aが配置される。
一対の突出枠382aの見込方向の内側の面には、複数の突起から構成されたカバー側係合部382bが形成される。カバー側係合部382bには、縦ベース部材37に縦カバー部材38が取り付けられる場合に、縦ベース部材37のベース側係合部371bが係合される。
一対の縦方向延在板383は、図5に示すように、それぞれ、見込方向延在板381の見込方向の端部から左右方向の内側に延びる。縦方向延在板383は、縦方向延在見付面383aを有する。縦方向延在見付面383aは、第1空間FS側及び第2空間SS側からの正面視において、左右方向に幅W2を有して形成され、上下方向に延びる。
縦方向延在見付面383aは、縦框33,34の見込方向における最も外側の端部に形成された垂直方向に平行な面であり、左右方向に幅W2を有して上下方向に沿って延びる平面状に形成される。
縦框33,34において、縦方向延在見付面383aの幅W2は、いずれも同一の大きさに形成される。縦方向延在見付面383aは、第1空間FS側及び第2空間SS側からの正面視において、使用者によって幅W2で上下方向に延びるように視認される。縦框33,34の縦方向延在見付面383aの幅W2の大きさは、上框31及び下框32の横方向延在見付面314,324の幅W1の大きさと同じである。
縦カバー部材38の表面には、化粧シート388が設けられている。化粧シート388は、中央部が、見込方向に延びる見込方向延在板381の左右方向の外側の面に貼り付けられ、端部側の部分が、見込方向延在板381の見込方向の外側の端部において縦方向延在見付面383a側に折られて、縦方向延在見付面383aの見込方向の外側の面に貼り付けられる。化粧シート388の両端部は、それぞれ、縦方向延在見付面383aの左右方向の内側の端部において、縦方向延在見付面383aの見込方向の内側に180°向きを変えるように折り返されて、縦方向延在板383の見込方向の内側の面に貼り付けられている。
縦框33,34において、縦カバー部材38が縦ベース部材37を覆うように縦ベース部材37に取り付けられるため、上框31及び下框32と縦框33,34とを固定する場合に、上框31及び下框32と縦ベース部材37とを固定するネジ319a,64(図11、図15参照)を、縦カバー部材38で隠すことができる。これにより、意匠性を向上できる。
更に、縦框33,34において、縦カバー部材38が縦ベース部材37を覆うように縦ベース部材37に取り付けられるため、化粧シート378,388の端部が、縦方向延在板383の見込方向の内側の面に配置される。これにより、化粧シート378,388の端部が外部から視認されないため、意匠性を向上できる。
以上の上框31及び下框32において、図6に示すように、横方向延在見付面314,324の幅W1は、同一の大きさに形成される。一対の縦框33,34において、縦方向延在見付面383aの幅W2は、同一の大きさに形成される。更に、上框31及び下框32の横方向延在見付面314,324の幅W1は、一対の縦框33,34の縦方向延在見付面383aの幅W2と同一の大きさに形成される。
これにより、上框31、下框32及び一対の縦框33,34において、見付面(上框31の横方向延在見付面314、下框32の横方向延在見付面324、縦框33,34の縦方向延在見付面383a)の幅W1,W2がいずれも同一であり、同じ幅W1,W2の見付面(上框31の横方向延在見付面314、下框32の横方向延在見付面324、縦框33,34の縦方向延在見付面383a)が連続して配置されることで、第1空間FS側及び第2空間SS側からの正面視において、框体35の四周が連続性を有して統一されている。よって、見付面(上框31の横方向延在見付面314、下框32の横方向延在見付面324、縦框33,34の縦方向延在見付面383a)の連続性が生じて統一感があることにより、意匠性を向上できる。
本実施形態においては、例えば、上框31、下框32及び一対の縦框33,34において、見付面(上框31の横方向延在見付面314、下框32の横方向延在見付面324、縦框33,34の縦方向延在見付面383a)の幅W1,W2を同一に形成すると共に見付面(上框31の横方向延在見付面314、下框32の横方向延在見付面324、縦框33,34の縦方向延在見付面383a)の幅W1,W2を小さくして、すっきりとした見栄えとすることを目的としている。従来、特に上框31においては、見付面の幅を小さくしようとしても、上框31には吊車などの部品を配置することが多いため、上框31自体の幅を細くすることが難しかった。
これに対して、本開示においては、上框31及び下框32において、見付面(上框31の横方向延在見付面314、下框32の横方向延在見付面324)の幅方向の上側及び下側に第1テーパ傾斜面315,325及び第2テーパ傾斜面316,326を設けることで、垂直方向に平行な見付面(上框31の横方向延在見付面314、下框32の横方向延在見付面324)を目立つように構成し、上框31、下框32及び一対の縦框33,34において、見付面の幅を同一に形成して統一することを実現している。本実施形態においては、例えば、見付面(上框31の横方向延在見付面314、下框32の横方向延在見付面324、縦框33,34の縦方向延在見付面383a)の幅W1,W2を、例えば12mmの同一幅に形成して統一している。
図6及び図7に示すように、第1障子3において、縦框33,34と上框31とにより構成される上部コーナー部301(コーナー部)には、上部コーナーピース5(コーナーピース)が取り付けられる。縦框33,34と下框32とにより構成される下部コーナー部302には、下部コーナーピース6が取り付けられる。
本実施形態においては、第1障子3の左右方向の一方側(図6における左側)の上部コーナー部301に取り付けられる上部コーナーピース5について説明する。第1障子3の左右方向の他方側(図6における右側)の上部コーナー部301に取り付けられる上部コーナーピース5については、第1障子3の左右方向の一方側(図6における左側)の上部コーナー部301に取り付けられる上部コーナーピース5と左右対称の構造を有するため、その説明を省略する。
上部コーナーピース5は、金属製である。上部コーナーピース5は、図8~図10に示すように、上部ピース本体51(ピース本体)と、一対の下方突起部52(第1突起部)と、一対の側方突起部53(第2突起部)と、下方凸部54(凸部)と、一対の見込方向突出片55と、板バネ56と、を備える。本実施形態の上部コーナーピース5の説明においては、第1障子3の左右方向において、上部コーナーピース5から上框31に向かう方向を、上部コーナーピース5の挿入方向という。
上部ピース本体51、一対の下方突起部52、一対の側方突起部53、下方凸部54及び一対の見込方向突出片55は、例えば、アルミニウム材料により一体で構成されている。板バネ56は、バネ性を有する金属材料(例えば、ステンレス材料)により構成されている。
上部ピース本体51は、見込方向に所定長さ延びるブロック状に形成される。上部ピース本体51の見込方向の両端部には、見込方向の内側から外側に向かうに従って下り傾斜で下る下り傾斜面511が形成されている。下り傾斜面511は、上框31の第2テーパ傾斜面316と同じ傾斜角度で形成される。
一対の見込方向突出片55は、それぞれ、下り傾斜面511の下端において、上部ピース本体51の見込方向の両端部から、見込方向の外側に突出する。一対の見込方向突出片55は、上部コーナーピース5を第1障子3の上部コーナー部301に取り付けた場合に、図8に示すように、それぞれ、縦框33の上端面339における見込方向の端部の上部に配置される。
下方凸部54は、図8~図10に示すように、上部ピース本体51の下面における見込方向の中央から、縦框33側に突出する。下方凸部54は、上部コーナーピース5を第1障子3の上部コーナー部301に取り付けた場合に、縦框33の上端面339(縦材側端面)の見込方向の途中に形成される凹状の切り欠き部339aの上部に配置される。
縦框33の上端面339の凹状の切り欠き部339aは、図11に示すように、上框31の上部レールガイド312に吊車39を配置する場合に、吊車39の下部取付板391が上框31に挿入される際に妨げとならないように、縦框33の上端面339を凹状に切り欠いて形成されている。
一対の下方突起部52は、図9及び図10に示すように、上部ピース本体51の下面において、下方凸部54を挟んで見込方向に離れて配置される。一対の下方突起部52は、図9、図10及び図12に示すように、上部ピース本体51の下面における下方凸部54を挟んだ見込方向の両方側において、上部ピース本体51の下面から、縦框33側の下方に突出する突起状に形成される。
下方突起部52は、上部コーナーピース5を第1障子3の上部コーナー部301に取り付けた場合に、縦框33の上端面339(縦材側端面)から縦框33の内部に挿入される。下方突起部52は、図12に示すように、上部コーナーピース5の挿入方向において、挿入方向の前側(上框31側)に形成される前側傾斜下面521と、挿入方向の後側(上框31と反対側)に形成される後側下面522と、を有する。前側傾斜下面521及び後側下面522は、挿入方向の前側から後側に向かって連続して形成される。
前側傾斜下面521は、図12に示すように、上框31から離れるに従って、上部ピース本体51の下面から突出するように傾斜する。本実施形態においては、前側傾斜下面521の上框31側の上部ピース本体51の下面に対する傾斜角度は、例えば、15°~45°程度に形成されている。これにより、上部コーナーピース5を、第1障子3の上部コーナー部301に取り付ける際に、前側傾斜下面521は、縦框33の外側板331の上端331aを乗り越え易い。
後側下面522は、上框31から最も離れた後端において上部ピース本体51の下面から下方に垂直に立ち上がる垂直面と、垂直面の下端と前側傾斜下面521の後端とを繋ぐ複数の傾斜面と、を有して構成される。挿入方向と反対方向においては、後側下面522の後端に垂直面が形成されるため、後側下面522が外側板331の上端331aに引っ掛かり易く、抜けにくい。これにより、下方突起部52は、縦框33に引っ掛かることにより、上框31から離れる方向への移動を規制する。
一対の側方突起部53は、図9、図10及び図13に示すように、上部ピース本体51の上框31側の面から、挿入方向における上框31側の側方に突出する突起状に形成される。一対の側方突起部53は、図9及び図10に示すように、見込方向に離れた位置において、それぞれ、見込方向に所定長さ延びて形成される。側方突起部53は、上框31の端面319(横材側端面)から、上部コーナーピース5を第1障子3の上部コーナー部301に取り付けた場合に、上框31の内部における上部レールガイド312の上方に形成される側方溝312bに挿入される。
側方突起部53は、挿入方向の先端側が先細りした形状に形成される。側方突起部53は、上部ピース本体51の上框31側の側面から上框31側に向かうに従って上り傾斜の傾斜下面が形成され、且つ、上部側において複数の傾斜面が連続して形成されることより、先端側が先細りした形状に形成される。
これにより、一対の側方突起部53は、上部コーナーピース5が上下方向に移動しようとしても、上框31に引っ掛かることにより上下方向(上框31の長手方向に直交する方向)への移動を規制する。側方突起部53は、立ち上がり傾斜面を有して先端側が先細りした形状に形成されるため、上框31の端面319から、上框31の内部に挿入しやすい。
板バネ56は、図9、図10及び図14に示すように、上部ピース本体51から上框31側に突出する。板バネ56は、弾性力(バネ性)を有する。板バネ56は、上框31の端面319から上框31の内部に圧入される。板バネ56は、弾性力(バネ性)を有した状態で、基端部が上部ピース本体51の下部に固定され、先端側が上框31の内部に挿入される。
板バネ56は、図14に示すように、上下方向に厚みを有する板状に形成される。板バネ56は、見込方向に幅を有して、上部コーナーピース5の挿入方向に延びる。板バネ56は、挿入方向の途中において上下に複数回折り返された山谷形状に形成される。板バネ56は、上框31の上部レールガイド312に挿入されることで、上框31の上部レールガイド312に配置された吊車39の下部取付板391の下面392と上部レールガイド312の底面312aとの間に挟まれて、上框31の内部において圧入される。
下部コーナーピース6は、図6に示すように、縦框33,34と下框32とにより構成される下部側の下部コーナー部302に取り付けられる。下部コーナーピース6は、図15に示すように、下部ピース本体61と、下部凹部62と、上方に延出する一対の取付延出部63と、を備える。
下部ピース本体61の下部側の見込方向の両端部の側部には、上方から下方に向かうに従って見込方向の外側から内側に下る下り傾斜面611が形成されている。上り傾斜面611は、下框32の第2テーパ傾斜面326と同じ傾斜角度で形成される。
下部凹部62は、下部ピース本体61の見込方向の中央の下部に形成される。下部凹部62は、下部コーナーピース6から下框32に向かう取付方向において、下框32の下端部に形成された下部レールガイド322に連通する。下部凹部62及び下框32の下部レールガイド322には、振れ止め部22の第1障子用振れ止め部221(図2参照)が配置される。図15及び図16においては、下部レールガイド322に取り付けられた下方開放枠322a(図2参照)の図示を省略している。下部レールガイド322においては、図2に示すように、下部レールガイド322に取り付けられた下方開放枠322aの内部に、振れ止め部22の第1障子用振れ止め部221が配置される。
一対の取付延出部63は、図17に示すように、下部ピース本体61の見込方向の両端部側において、上方に延在する板状に形成される。一対の取付延出部63、縦框33,34の縦ベース部材37及び下框32は、図16に示すように、ネジ64により共締めされる。
次に、第1障子3を組み立てる組み立て手順について説明する。第2障子4を組み立てる組み立て手順は、第1障子3の組み立て手順と同様であるため、その説明を省略する。
まず、図7に示す状態から、上框31、下框32及び左右の縦框33,34の縦ベース部材37をガラス36の端部に接着剤で固定する。この場合、上框31、下框32及び左右の縦框33,34とガラス36との間には、セッティングブロック361を配置して、接着代を確保する。セッティングブロック361は、上框31、下框32及び左右の縦框33,34の各部材にそれぞれ少なくとも2個配置する。
次に、縦框33,34の縦ベース部材37を、上框31及び下框32にネジ固定する。縦框33,34の縦ベース部材37と上框31とのネジ固定については、図11に示すように、縦ベース部材37の上端部と上框31の端面319に露出するビスホール317とを、ネジ319aにより、ネジ固定する。
縦框33,34の縦ベース部材37の下框32とのネジ固定については、図16に示すように、下部コーナーピース6の一対の取付延出部63(図17参照)と縦ベース部材37の下端部と下框32の端面329に露出するビスホール327とを、ネジ64により共締めして、ネジ固定する。
続けて、図11及び図17に示すように、縦カバー部材38を縦ベース部材37に係合させることで、縦カバー部材38を縦ベース部材37に取り付ける。
その後、図11に示すように、吊車39の下部取付板391を上框31の上部レールガイド312に挿入すると共に、吊車39を上レール21の第1障子用レール211(図2参照)に吊り込む。
次に、図10に示すように、上部コーナーピース5を、第1障子3の上部コーナー部301に取り付ける。上部コーナーピース5を、第1障子3の上部コーナー部301に取り付ける場合には、一対の下方突起部52を、縦框33の上端面339(縦材側端面)から縦框33の内部に挿入すると共に、側方突起部53を、上框31の端面319から上框31の側方溝312bに挿入しながら、板バネ56を、上框31の端面319から上框31の内部に挿入して圧入する。
これにより、図14に示すように、板バネ56は、上框31の上部レールガイド312に挿入されることで、上框31の上部レールガイド312に配置された吊車39の下部取付板391の下面392と上部レールガイド312の底面312aとの間に挟まれた状態で、上框31の内部に圧入される。
本実施形態によれば、以下の効果が奏される。本実施形態の室内用のパネル体3は、一対の縦框33,34、上框31及び下框32が枠組みされて構成される框体35と、框体35内に配置されるガラス36と、を備え、一対の縦框33,34、上框31及び下框32は、垂直方向に平行な見付面(上框31の横方向延在見付面314、下框32の横方向延在見付面324、縦框33,34の縦方向延在見付面383a)と、見付面(上框31の横方向延在見付面314、下框32の横方向延在見付面324、縦框33,34の縦方向延在見付面383a)に連続する傾斜面(第1テーパ傾斜面315,325,第2テーパ傾斜面316,326)と、を有し、見付面(上框31の横方向延在見付面314、下框32の横方向延在見付面324、縦框33,34の縦方向延在見付面383a)の幅W1,W2がいずれも同一である。
これにより、上框31及び下框32の幅方向の大きさを確保することで吊車39などの配置スペースを確保しつつ、見付面(上框31の横方向延在見付面314、下框32の横方向延在見付面324、縦框33,34の縦方向延在見付面383a)が同じ幅W1,W2で連続して配置されるため、統一感があることで意匠性を向上できる。
本実施形態においては、上框31及び下框32は、それぞれ、見付面(上框31の横方向延在見付面314、下框32の横方向延在見付面324)の幅方向の上側及び下側に形成される傾斜面(第1テーパ傾斜面315,325、第2テーパ傾斜面316,326)を有する。
そのため、傾斜面(第1テーパ傾斜面315,325、第2テーパ傾斜面316,326)を有することで、上框31及び下框32の幅方向の大きさを確保することで吊車39などの配置スペースを確保しつつ、見付面(上框31の横方向延在見付面314、下框32の横方向延在見付面324)の幅を幅W1に形成できる。これにより、スッキリとした見た目で、見付面(上框31の横方向延在見付面314、下框32の横方向延在見付面324、縦框33,34の縦方向延在見付面383a)を同じ幅W1,W2で連続して配置することができる。よって、スッキリとした見た目で統一感があることで意匠性を一層向上できる。
本実施形態においては、上框31及び下框32は、それぞれ、傾斜面として、見付面(上框31の横方向延在見付面314、下框32の横方向延在見付面324)における幅方向のガラス36側に形成される第1テーパ傾斜面315,325と、見付面(上框31の横方向延在見付面314、下框32の横方向延在見付面324)のガラス36とは反対側に形成される第2テーパ傾斜面316,326と、を有し、見付面(上框31の横方向延在見付面314、下框32の横方向延在見付面324)に対する第1テーパ傾斜面315,325の第1傾斜角度θ1は、見付面(上框31の横方向延在見付面314、下框32の横方向延在見付面324)に対する第2テーパ傾斜面316,326の第2傾斜角度θ2よりも大きい。
ここで、上框31及び下框32における第1空間FS側及び第2空間SS側からの正面視においては、使用者の目の高さが上框31と下框32との間に位置するため、上框31においては、上側に形成される第2テーパ傾斜面316よりも、下側に形成される第1テーパ傾斜面315が視認されやすく、下框32においては、下側に形成される第2テーパ傾斜面326よりも、上側に形成される第1テーパ傾斜面325が視認されやすい。
そのため、見付面(上框31の横方向延在見付面314、下框32の横方向延在見付面324)に対する第1テーパ傾斜面315,325の第1傾斜角度θ1を、見付面(上框31の横方向延在見付面314、下框32の横方向延在見付面324)に対する第2テーパ傾斜面316,326の第2傾斜角度θ2よりも大きくする。これにより、第1テーパ傾斜面315,325を、第1空間FS側及び第2空間SS側からの正面視において、第1テーパ傾斜面315,325の傾斜角度を大きくして第1テーパ傾斜面315,325を目立ちにくくすることで、上框31及び下框32の見付面(上框31の横方向延在見付面314、下框32の横方向延在見付面324)を目立たせることができる。
本実施形態においては、上框31及び下框32は、それぞれ、ガラス36が配置されるガラス溝311,321と、ガラス溝311,321の見込方向の外側に配置される中空部313a,323aを有する中空枠部313,323と、を備え、中空枠部313,323の内部における角部には、上框31及び下框32と縦框33,34とを固定するネジ319a,64が挿入されるビスホール317,327が形成される。
これにより、ビスホール317,327は、上框31及び下框32において、見付面(上框31の横方向延在見付面314、下框32の横方向延在見付面324)を形成することを妨げない位置である中空枠部313,323の内部における角部に設けられる。よって、上框31及び下框32の見付面(上框31の横方向延在見付面314、下框32の横方向延在見付面324)の幅W1を、縦框33,34の縦方向延在見付面383aの幅W2と同一の小さな幅とすることを容易に実現できる。
本開示は上記実施形態に限定されるものではなく、本開示の目的を達成できる範囲での変形、改良等は本開示に含まれる。
例えば、前記実施形態においては、上框31及び下框32の傾斜面(第1テーパ傾斜面315,325、第2テーパ傾斜面316,326)を平面状に形成したが、これに限定されない。上框31及び下框32の傾斜面を曲面状に形成してもよい。
前記実施形態においては、パネル体を「引き戸」により構成した。しかし、これに限定されない。パネル体は、移動可能に構成してもよいし、移動しない固定した構成としてもよい。パネル体を、移動しない固定した構成とする場合には、例えば、室内空間を2つの空間に仕切る「間仕切りパネル」として構成してもよい。
前記実施形態においては、見付面に連続する傾斜面として、上框31,41(横材)及び下框32,42(横材)の見付面の上下の両方に連続する傾斜面(第1テーパ傾斜面及び第2テーパ傾斜面)を設けた。しかし、これに限定されない。見付面に連続する傾斜面として、一対の縦材(縦框33,34,43,44)及び一対の横材(上框31,41、下框32,42)のいずれかに設けてもよい。見付面に連続する傾斜面として、上框31,41及び下框32,42の見付面の上下のいずれか一方に連続する傾斜面を設けてもよい。見付面に連続する傾斜面として、縦框33,34,43,44(縦材)の見付面に連続する傾斜面を設けてもよい。
1 建具、3 第1障子(パネル体)、4 第2障子(パネル体)、31,41 上框(横材)、32,42 下框(横材)、33,34,43,44 縦框(縦材)、35,45 框体(フレーム体)、36,46 ガラス(面材)、64 ネジ、100 開口部(建物開口部)、311,321 ガラス溝(面材配置溝部)、319a ネジ、313a,323a 中空部、313,323 中空枠部、314,324 横方向延在見付面(見付面)、315,325 第1テーパ傾斜面(傾斜面、横材側傾斜面)、316,326 第2テーパ傾斜面(傾斜面、横材側傾斜面)、317,327 ビスホール、383a 縦方向延在見付面(見付面)

Claims (5)

  1. 一対の縦材及び一対の横材が枠組みされて構成されるフレーム体と、前記フレーム体内に配置される面材と、を備え、
    前記一対の縦材及び前記一対の横材は、前記一対の縦材及び前記一対の横材のいずれにも形成され垂直方向に平行な見付面と、前記一対の縦材及び前記一対の横材の少なくともいずれかに形成され前記見付面に連続する傾斜面と、を有し、
    前記一対の縦材及び前記一対の横材は、前記見付面の幅がいずれも同一である、室内用のパネル体。
  2. 前記横材は、前記傾斜面として、前記見付面の幅方向の上側及び下側の少なくともいずれかに形成される横材側傾斜面を有し、
    前記横材側傾斜面は、前記見付面の幅方向の上側の端部から上側に向かうに従って見込方向の手前側から奥側に向かうように傾斜し、又は、前記見付面の幅方向の下側の端部から下側に向かうに従って見込方向の手前側から奥側に向かうように傾斜する、請求項1に記載の室内用のパネル体。
  3. 前記横材は、前記傾斜面として、前記見付面における幅方向の前記面材側に形成される第1傾斜面と、前記見付面における幅方向の前記面材とは反対側に形成される第2傾斜面と、を有し、
    前記見付面に対する前記第1傾斜面の第1傾斜角度は、前記見付面に対する前記第2傾斜面の第2傾斜角度よりも大きい、請求項2に記載の室内用のパネル体。
  4. 前記横材は、前記面材が配置される面材配置溝部と、前記面材配置溝部の見込方向の外側に配置される中空部を有する中空枠部と、を備え、
    前記中空枠部の内部の角部には、前記横材と前記縦材とを固定するネジが挿入されるビスホールが形成される、請求項1~3のいずれかに記載の室内用のパネル体。
  5. スライド移動により建物開口部を開閉可能な引き戸である、請求項1~4のいずれかに記載のパネル体。
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