JP2022070897A5 - - Google Patents

Download PDF

Info

Publication number
JP2022070897A5
JP2022070897A5 JP2022015758A JP2022015758A JP2022070897A5 JP 2022070897 A5 JP2022070897 A5 JP 2022070897A5 JP 2022015758 A JP2022015758 A JP 2022015758A JP 2022015758 A JP2022015758 A JP 2022015758A JP 2022070897 A5 JP2022070897 A5 JP 2022070897A5
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
storage device
electricity storage
manufacturing
layer
reaction
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2022015758A
Other languages
English (en)
Other versions
JP7507804B2 (ja
JP2022070897A (ja
Filing date
Publication date
Priority claimed from JP2021562892A external-priority patent/JP7021403B1/ja
Application filed filed Critical
Publication of JP2022070897A publication Critical patent/JP2022070897A/ja
Publication of JP2022070897A5 publication Critical patent/JP2022070897A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7507804B2 publication Critical patent/JP7507804B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Claims (36)

  1. 蓄電デバイスの製造方法であって、前記方法は、
    ポリオレフィンを含むA層と、ポリオレフィンを含むB層とを少なくとも1層ずつ備える積層構造を有するポリオレフィン微多孔膜を含む、蓄電デバイス用セパレータを製造する工程であって、前記A層と前記B層の少なくとも一方に含まれるポリオレフィンが、1種又は2種以上の官能基を有する、工程と、
    前記蓄電デバイス用セパレータを、正極、負極及び非水電解液と共に蓄電デバイスへ収納する工程と、
    前記蓄電デバイスへの収納後に、(1)前記官能基同士が縮合反応するか、(2)前記官能基が前記蓄電デバイス内部の化学物質と反応するか、又は(3)前記官能基が他の種類の官能基と反応して、架橋構造を形成する工程と、
    を含む、蓄電デバイスの製造方法
  2. 前記化学物質が、前記ポリオレフィン微多孔膜に含まれる電解質、電解液、電極活物質、添加剤又はそれらの分解物のいずれかである、請求項1に記載の蓄電デバイスの製造方法。
  3. 前記A層又は前記B層は、前記官能基を含まない層であり、かつ前記官能基を含まない層の厚みに対して前記官能基を含む層の厚みの比が、0.08~6.50である、請求項1又は2に記載の蓄電デバイスの製造方法。
  4. 前記A層又は前記B層は、前記官能基を含まない層であり、前記官能基を含まない層にはポリエチレンが含まれ、かつ前記ポリエチレンの結晶化度が、60%~99%である、請求項1~3のいずれか1項に記載の蓄電デバイスの製造方法。
  5. 前記ポリエチレンの結晶子サイズが、10nm~50nmである、請求項4に記載の蓄電デバイスの製造方法。
  6. 前記架橋構造が、前記ポリオレフィンの非晶部が架橋された非晶部架橋構造である、請求項1~5のいずれか1項に記載の蓄電デバイスの製造方法。
  7. 前記非晶部が、選択的に架橋された、請求項6に記載の蓄電デバイスの製造方法。
  8. 前記ポリオレフィンが、官能基変性ポリオレフィン、又は官能基を有する単量体を共重合されたポリオレフィンである、請求項1~7のいずれか1項に記載の蓄電デバイスの製造方法。
  9. 前記架橋構造が、共有結合、水素結合又は配位結合のいずれかを介した反応により形成される、請求項1~8のいずれか1項に記載の蓄電デバイスの製造方法。
  10. 前記共有結合を介した反応が、下記反応(I)~(IV):
    (I)複数の同一官能基の縮合反応;
    (II)複数の異種官能基間の反応;
    (III)官能基と電解液の連鎖縮合反応;及び
    (IV)官能基と添加剤の反応;
    から成る群から選択される少なくとも1つである、請求項9に記載の蓄電デバイスの製造方法。
  11. 前記配位結合を介した反応が、下記反応(V):
    (V)複数の同一官能基が、金属イオンとの配位結合を介して架橋する反応;
    である、請求項10に記載の蓄電デバイスの製造方法。
  12. 前記反応(I)及び/又は(II)が、蓄電デバイス内部の化学物質により触媒的に促進される、請求項10に記載の蓄電デバイスの製造方法。
  13. 前記反応(I)が、複数のシラノール基の縮合反応である、請求項10に記載の蓄電デバイスの製造方法。
  14. 前記反応(IV)が、前記ポリオレフィン微多孔膜を構成する化合物Rxと前記添加剤を構成する化合物Ryとの求核置換反応、求核付加反応又は開環反応であり、前記化合物Rxは、官能基xを有し、かつ前記化合物Ryは、連結反応ユニットyを有する、請求項10に記載の蓄電デバイスの製造方法。
  15. 前記反応(IV)が求核置換反応であり、
    前記化合物Rxの官能基xが、-OH、-NH、-NH-、-COOH及び-SHから成る群から選択される少なくとも1つであり、かつ
    前記化合物Ryの連結反応ユニットyが、CHSO-、CFSO-、ArSO-、CHSO-、CFSO-、ArSO-、及び下記式(y-1)~(y-6):
    {式中、Xは、水素原子又は1価の置換基である。}
    {式中、Xは、水素原子又は1価の置換基である。}
    {式中、Xは、水素原子又は1価の置換基である。}
    {式中、Xは、水素原子又は1価の置換基である。}
    {式中、Xは、水素原子又は1価の置換基である。}
    {式中、Xは、水素原子又は1価の置換基である。}
    で表される1価の基から成る群から選択される少なくとも2つである、請求項14に記載の蓄電デバイスの製造方法。
  16. 前記反応(IV)が求核置換反応であり、
    前記化合物Ryが、前記連結反応ユニットyに加えて鎖状ユニットyを有し、かつ
    前記鎖状ユニットyが、下記式(y-1)~(y-6):
    {式中、mは、0~20の整数であり、かつnは、1~20の整数である。}
    {式中、nは、1~20の整数である。}
    {式中、nは、1~20の整数である。}
    {式中、nは、1~20の整数である。}
    {式中、Xは、炭素数1~20のアルキレン基、又はアリーレン基であり、かつnは、1~20の整数である。}
    {式中、Xは、炭素数1~20のアルキレン基、又はアリーレン基であり、かつnは、1~20の整数である。}
    で表される2価の基から成る群から選択される少なくとも1つである、請求項14又は15に記載の蓄電デバイスの製造方法。
  17. 前記反応(IV)が求核付加反応であり、
    前記化合物Rxの官能基xが、-OH、-NH、-NH-、-COOH及び-SHから成る群から選択される少なくとも1つであり、かつ
    前記化合物Ryの連結反応ユニットyが、下記式(Ay-1)~(Ay-6):
    {式中、Rは、水素原子又は1価の有機基である。}
    で表される基から成る群から選択される少なくとも1つである、請求項14に記載の蓄電デバイスの製造方法。
  18. 前記反応(IV)が開環反応であり、
    前記化合物Rxの官能基xが、-OH、-NH、-NH-、-COOH及び-SHから成る群から選択される少なくとも1つであり、かつ
    前記化合物Ryの連結反応ユニットyが、下記式(ROy-1):
    {式中、複数のXは、それぞれ独立に、水素原子又は1価の置換基である。}
    で表される少なくとも2つの基である、請求項14に記載の蓄電デバイスの製造方法。
  19. 下記反応(V)において、前記金属イオンが、Zn2+、Mn2+、Co3+、Ni2+及びLiから成る群から選択される少なくとも1つである、請求項11に記載の蓄電デバイスの製造方法。
  20. 蓄電デバイスの製造方法であって、前記方法は、
    ポリオレフィンを含むA層と、ポリオレフィンを含むB層と、無機粒子を含むC層とを、それぞれ少なくとも1層ずつ備える蓄電デバイス用セパレータを製造する工程であって、前記A層とB層の少なくとも一方に含まれるポリオレフィンが、1種又は2種以上の官能基を有する、工程と
    前記蓄電デバイス用セパレータを、正極、負極及び非水電解液と共に蓄電デバイスへ収納する工程と、
    前記蓄電デバイスへの収納後に、前記蓄電デバイス内で前記官能基同士が縮合反応してシロキサン結合による架橋構造を形成する工程と、
    を含む、蓄電デバイスの製造方法
  21. 前記A層またはB層に対し100μm四方面積のTOF-SIMS測定を行ったとき、アルカリ金属及び/又はアルカリ土類金属を含む島構造が1つ以上検出され、かつ前記島構造の大きさが9μm以上245μm以下である領域を備える、請求項20に記載の蓄電デバイスの製造方法。
  22. 前記アルカリ金属及び/又はアルカリ土類金属を含む島構造が前記セパレータに2つ以上存在し、それぞれの前記島構造の重み付き重心位置間距離の最小値及び最大値のいずれもが、6μm以上135μm以下である、請求項21に記載の蓄電デバイスの製造方法。
  23. 前記島構造はアルカリ土類金属を含み、前記アルカリ土類金属がカルシウムである、請求項21又は22に記載の蓄電デバイスの製造方法。
  24. 前記アルカリ金属及び/又はアルカリ土類金属が、リチウム、ナトリウム、マグネシウム、カリウム、及びストロンチウムからなる群から選択される少なくとも一つである、請求項21又は22に記載の蓄電デバイスの製造方法。
  25. 前記C層が無機粒子および樹脂バインダを含む無機多孔質層である、請求項20~23のいずれか一項に記載の蓄電デバイスの製造方法。
  26. 前記樹脂バインダのガラス転移温度(Tg)が-50℃~90℃である、請求項25に記載の蓄電デバイスの製造方法。
  27. 前記C層に含まれる無機粒子の含有量が、前記C層の全質量を基準として、5質量%~99質量%である、請求項20~26のいずれか一項に記載の蓄電デバイスの製造方法。
  28. 前記無機粒子が、アルミナ、シリカ、チタニア、ジルコニア、マグネシア、セリア、イットリア、酸化亜鉛、酸化鉄、窒化ケイ素、窒化チタン、窒化ホウ素、シリコンカーバイド、水酸化酸化アルミニウム、タルク、カオリナイト、ディカイト、ナクライト、ハロイサイト、パイロフィライト、モンモリロナイト、セリサイト、マイカ、アメサイト、ベントナイト、アスベスト、ゼオライト、ケイ藻土、ケイ砂、およびガラス繊維からなる群から選択される少なくとも一つである、請求項20~27のいずれか一項に記載の蓄電デバイスの製造方法。
  29. 前記C層の表面のうち、前記A層または前記B層に接していない面に、熱可塑性ポリマーを含むD層が積層されている、請求項20~28のいずれか一項に記載の蓄電デバイスの製造方法。
  30. 前記D層に含まれる熱可塑性ポリマーが、(メタ)アクリル酸エステル又は(メタ)アクリル酸を重合単位として含む、請求項20~29のいずれか一項に記載の蓄電デバイスの製造方法。
  31. 前記D層は、前記C層の表面を5%~98%の面積割合で被覆する、請求項29又は30に記載の蓄電デバイスの製造方法。
  32. 前記D層に含まれる熱可塑性ポリマーが、ポリフッ化ビニリデン-ヘキサフルオロプロピレン(PVDF-HFP)、及びポリフッ化ビニリデン-クロロトリフルオロエチレン(PVDF-CTFE)から成る群から選択される少なくとも一つのフッ素原子含有ビニル化合物を含む、請求項29~31のいずれか一項に記載の蓄電デバイスの製造方法。
  33. 電解液浸漬後の前記蓄電デバイス用セパレータを2℃/minで150℃まで加熱した時の熱応答指数を、最小二乗近似法を用いて式(1)にフィッティングしたとき、rateの範囲が3.5≦rate≦150である、請求項20~32のいずれか一項に記載の蓄電デバイスの製造方法。
  34. 電解液浸漬後の前記蓄電デバイス用セパレータを2℃/minで150℃まで加熱した時の熱応答指数を、最小二乗近似法を用いて式(1)にフィッティングしたとき、Tの範囲が110≦T≦150、maxの範囲が0.1≦max≦30である、請求項20~33のいずれか一項に記載の蓄電デバイスの製造方法。
  35. 前記官能基を有するポリオレフィンが、前記官能基の架橋構造を形成する脱水縮合触媒を含有するマスターバッチ樹脂ではない、請求項1~34のいずれか一項に記載の蓄電デバイスの製造方法。
  36. 記正極は、ニッケル-マンガン-コバルト(NMC)系リチウム含有正極、オリビン型リン酸鉄リチウム(LFP)系正極、コバルト酸リチウム(LCO)系正極、ニッケル-コバルト-アルミ(NCA)系リチウム含有正極、及びマンガン酸リチウム(LMO)系正極からなる群から選択される少なくとも一つである、請求項20~35のいずれか一項に記載の蓄電デバイスの製造方法
JP2022015758A 2020-04-13 2022-02-03 複合型積層化学架橋セパレータ Active JP7507804B2 (ja)

Applications Claiming Priority (6)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2020071808 2020-04-13
JP2020071808 2020-04-13
JP2020183261 2020-10-30
JP2020183261 2020-10-30
JP2021562892A JP7021403B1 (ja) 2020-04-13 2021-03-12 複合型積層化学架橋セパレータ
PCT/JP2021/010231 WO2021210317A1 (ja) 2020-04-13 2021-03-12 複合型積層化学架橋セパレータ

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2021562892A Division JP7021403B1 (ja) 2020-04-13 2021-03-12 複合型積層化学架橋セパレータ

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2022070897A JP2022070897A (ja) 2022-05-13
JP2022070897A5 true JP2022070897A5 (ja) 2024-03-21
JP7507804B2 JP7507804B2 (ja) 2024-06-28

Family

ID=

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR102195163B1 (ko) 리튬이온 전지용 바인더 수용액, 리튬이온 전지용 슬러리 및 그 제조방법, 리튬이온 전지용 전극, 리튬이온 전지용 세퍼레이터, 리튬이온 전지용 세퍼레이터/전극적층체, 및 리튬이온 전지
TWI359171B (ja)
CN102388488B (zh) 电活化材料及其在锂离子电池阳极中的用途
CN103797613B (zh) 二次电池用浆料
KR102164435B1 (ko) 리튬이온 전지용 바인더 수용액, 리튬이온 전지용 슬러리 및 그 제조방법, 리튬이온 전지용 전극, 리튬이온 전지용 세퍼레이터, 리튬이온 전지용 세퍼레이터/전극적층체, 및 리튬이온 전지
CN111655745A (zh) 偏氟乙烯聚合物、粘合剂组合物、电极合剂、电极、非水电解质二次电池以及电极合剂的制造方法
KR100764619B1 (ko) 실리콘 또는 주석계 음극 활물질의 리튬 이차전지
JP6669491B2 (ja) グラフト共重合体、二次電池用バインダ組成物、二次電池用セパレータ、二次電池およびグラフト共重合体の製造方法
KR20010030873A (ko) 전기화학 전지용 고상 전해질 또는 격리판으로 적합한특정 연화제 함유 혼합물
WO2001059871A1 (fr) Procede de fabrication de pile a electrolyte non aqueux et pile ainsi obtenue
US20210242533A1 (en) Slurry composition for non-aqueous secondary battery functional layer, functional layer for non-aqueous secondary battery, separator for non-aqueous secondary battery, and non-aqueous secondary battery
CN102867944A (zh) 介孔碳/硅复合负极材料及其制备方法
TW201810775A (zh) 含有矽奈米粒子之氫聚矽倍半氧烷、其燒製物及其等之製造方法
TW201238131A (en) Electrode materials and process for producing them
CN104066776A (zh) 复合材料、其生产及其在化学电池用隔片中的用途
CN113629250B (zh) 一种锂电池负极用聚酰亚胺粘结剂及硅基负极片
KR20150040141A (ko) 이차전지용 음극활물질 및 이의 제조 방법
CN111033836B (zh) 非水系二次电池电极用粘结剂组合物、非水系二次电池电极用浆料组合物、非水系二次电池用电极及非水系二次电池
JP5144837B1 (ja) 非水電解質二次電池
JP4170418B2 (ja) 非水二次電池用電極及び非水二次電池
CN113261152A (zh) 用于锂二次电池的隔板和包括其的锂二次电池
JP6908102B2 (ja) エネルギーデバイス電極用樹脂、エネルギーデバイス電極形成用組成物、エネルギーデバイス電極及びエネルギーデバイス
KR20200135427A (ko) 리튬 이온 전지용 폴리아미드-이미드 결합제
JP2022070897A5 (ja)
CN107851784A (zh) 锂离子二次电池用负极活性物质及其制造方法