JP2022066752A - 外装容器 - Google Patents

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Hiroki Wakabayashi
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Abstract

【課題】胴部からの部材の着脱に関する利便性を向上する。【解決手段】対向する2つの開口が形成されている筒形状を有し、内容物を注出する注出口部70を含む袋容器60の袋本体80を収容する胴部220と、前記胴部220の一方の開口側に位置する端部に取り付けられる底体230と、前記注出口部70が挿入される開口258、および前記開口258に挿入された前記注出口部70に係合する係合部264を有し、前記底体230よりも取り外しが困難な態様で前記胴部220の他方の開口側に位置する端部に取り付けられる支持体240と、を備える、外装容器。【選択図】図10

Description

本発明は、外装容器に関する。
シャンプー液、リンス液、化粧液または薬液などの液剤を収容するフィルム製の袋容器が広く普及している。袋容器に収容された液剤は硬質な容器に詰め替えて使用されることが多かったが、近年では、袋容器の注出口部にポンプ装置を取り付けて、ポンプ装置を介して袋容器から吐出される液剤を使用することも行われている。
上記の袋容器は変形し易く、立位状態で安定し難いので、袋容器を立位状態で支持する外装容器の開発が行われている。例えば、以下の特許文献1には、袋状の内部容器に被さる外装容器が開示されている。具体的には、外装容器は、内部容器の口頸部が挿入される開口部が形成された頂壁部と、開口部に挿入された口頸部に係合する保持体が開示されている。保持体は、口頸部が開口部に挿入される際には開口部に重ならない位置にあり、口頸部が開口部に挿入された後、使用者の操作により頂壁部を摺動することにより、開口部に重なる位置に移動して口頸部に係合する。
特開2002-274564号公報
外装容器の構成として、袋容器の注出口部を支持する支持体、および、外装容器の胴部に脱着可能な底体が設けられる構成も考えられる。この場合、使用者は、胴部から底体を取り外し、底体の取り外しにより開かれた開口を介して胴部から袋容器を抜き取り、新たな袋容器に胴部を被せることにより、袋容器を交換することが可能である。このような袋容器の交換のために、底体は胴部に対して容易に着脱可能であることが望ましい。一方、支持体は、外装容器の使用時には胴部から外れずに注出口部を安定的に支持することが望ましい。
本発明は、胴部からの部材の着脱に関する利便性が向上された外装容器に関する。
上記課題を解決するために、本発明のある観点は、対向する2つの開口が形成されている筒形状を有し、内容物を注出する注出口部を含む袋容器の袋本体を収容する胴部と、前記胴部の一方の開口側に位置する端部に取り付けられる底体と、前記注出口部が挿入される開口、および前記開口に挿入された前記注出口部に係合する係合部を有し、前記底体よりも取り外しが困難な態様で前記胴部の他方の開口側に位置する端部に取り付けられる支持体と、を備える、外装容器に関する。
以上説明したように本発明の外装容器によれば、胴部からの部材の着脱に関する利便性を向上することが可能である。
本発明の一実施形態による外装容器20およびポンプ装置40の外観構成を示す説明図である。 外装容器20に収容される袋容器60の構成を示す説明図である。 袋容器60の底部を示す説明図である。 袋容器60が有する注出口部70の構成を示す説明図である。 外装容器20の底体230の構成を示す説明図である。 本発明の一実施形態による外装容器20の外観を示す斜視図である。 支持体240の平面図である。 支持体240の断面構造を示す説明図である。 胴部220の構成を示す説明図である。 外装容器20の断面構造を示す説明図である。 外装容器20を袋容器60に装着する過程を示す説明図である。 外装容器20が袋容器60に装着された状態を示す説明図である。 変形例による支持体270の外観を示す斜視図である。 変形例による支持体270の分離斜視図である。 外装容器20を袋容器60に装着する過程を示す説明図である。 外装容器20が袋容器60に装着された状態における支持体270および注出口部70の断面を示す説明図である。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
<1.概略構成>
本発明の一実施形態は、注出口部を有する袋容器の袋本体を収容する外装容器に関する。以下、図1~図4を参照し、本発明の一実施形態による外装容器、外装容器に収容される袋容器、および袋容器に取り付けられるポンプ装置の概略構成を説明する。
図1は、本発明の一実施形態による外装容器20およびポンプ装置40の外観構成を示す説明図である。図1においては、外装容器20に袋容器60が収容されており、袋容器60が有する注出口部70にポンプ装置40が取り付けられている。図2は、外装容器20に収容される袋容器60の構成を示す説明図である。図3は、袋容器60の底部を示す説明図である。図4は、袋容器60が有する注出口部70の構成を示す説明図である。
(外装容器20)
図1に示したように、外装容器20は、胴部220と、底体230と、支持体240と、を備える。
胴部220は、対向する2つの開口を有する筒形状を有する。図1においては胴部220が円筒形状である例を示しているが、胴部220の形状は、円筒形状に限定されず、例えば角筒形状であってもよい。このような胴部220の内側に、袋容器60の袋本体80を収容する収容空間が形成される。
底体230は、胴部220の一方の開口側の端部に着脱可能に取り付けられる。なお、本明細書においては、支持体240から見て胴部220が位置する側を下側と称し、下側の反対側を上側と称する場合がある。使用者は、袋容器60に外装容器20を装着する際、胴部220から底体230を取り外し、胴部220の下端側の開口から袋容器60を胴部220に挿入する。袋容器60が胴部220に挿入された後に使用者が胴部220に底体230を取り付けることにより、胴部220に収容された袋容器60の袋本体80の底部が底体230の底面に支持される。
支持体240は、胴部220の他方の開口側の端部に取り付けられている。支持体240は、胴部220の天面を構成し、注出口部70が挿入される開口を有する。支持体240は、開口に挿入された注出口部70に係合することにより、注出口部70を支持する。
このような外装容器20が載置面に置かれると、外装容器20は、胴部220の中心軸Lが載置面の法線方向に一致する状態、すなわち、立位状態を維持する。
なお、外装容器20を構成する部材ごとに異なる材料が用いられてもよい。例えば、支持体240は、耐久性と製造性の観点から、例えばPP(ポリプロピレン)、ABS(アクリロニトリル・ブタジエン・スチレン共重合合成樹脂)、アクリル、ポリエステル、PCT(ポリシクロへキシレン・ジメチレン・テレフタレート)、SAN(スチレンアクリロニトリルコポリマー)等の合成樹脂からなる射出成形品又はステンレスやアルミ合金等からなる金属加工物であることが望ましい。また、底部230と胴部220に関しては、特に材質は限定されないが、樹脂成型物、金属加工物、木材加工物、紙パルプ加工物又はこれら材質からなるコンポジット加工物から選ばれることが望ましい。
(袋容器60)
袋容器60は、図2に示したように、注出口部70、キャップ79および袋本体80を有する。
袋本体80は、天面シート部81、正面シート部82、背面シート部83および底面シート部84を有する。図2においては、天面シート部81と底面シート部84の離隔方向である上下方向をY軸で示し、正面シート部82および背面シート部83の幅方向をX軸で示している。
正面シート部82の両側縁部82sおよび82sは、背面シート部83の両側縁部83sおよび83sと接合されることで、一対のサイドシール部S1を形成している。
天面シート部81は、正面シート部82と背面シート部83との間に固定されている。より詳細には、正面シート部82の上方の縁部82tと、天面シート部81の正面シート部82側の縁部81sとが接合されることで、正面側上部シール部S2が形成されている。また、背面シート部83の上方の縁部83tと、天面シート部81の背面シート部83側の縁部81s’とが接合されることで、背面側上部シール部S3が形成されている。
天面シート部81と同様に、底面シート部84は正面シート部82と背面シート部83との間に固定されている。より詳細には、正面シート部82の下方の縁部と底面シート部84の正面シート部82側の縁部とが接合されることで、正面側下部シール部S4が形成されている。また、背面シート部83の下方の縁部と、底面シート部84の背面シート部83側の縁部とが接合されることで、背面側下部シール部S5が形成されている。
ここで、底面シート部84の正面シート部82側部分は、正面側下部シール部S4の上端で折り返される。また、底面シート部84の背面シート部83側部分は、背面側下部シール部S5の上端で折り返される。これにより、図3に示したように、底面シート部84は、内容物の収容空間の底部を構成する収容空間底部84bを形成し、収容空間底部84bと正面側下部シール部S4との間、および収容空間底部84b背面側下部シール部S5との間に環状の溝gが形成される。
このような袋本体80の内容物は、シャンプー、ヘアコンディショナー、ヘアリンス等の液状のヘアケア剤、ボディソープやハンドソープ等の液体洗浄料、衣類や食器用の液体洗剤、柔軟剤や漂白剤、バストイレや床洗浄用の液体洗浄剤、液状の化粧品、液状の医薬品等であってもよい。
なお、天面シート部81、正面シート部82、背面シート部83および底面シート部84としては、ポリオレフィン、ポリエステル、ポリアミド等の合成樹脂又はこれらの組み合わせからなる単層又は多層のフィルムや積層シート、又はこれらにアルミニウム等の金属蒸着層を付加した積層シート等が挙げられるが、これらに制限されない。
注出口部70は、袋本体80の内容物を注ぎ出す注出口71を有する。注出口部70には、当該注出口71を塞ぐキャップ79が螺合により取り付けられる。袋本体80が外装容器20に収容された後は、キャップ79が注出口部70から取り外され、代わりにポンプ装置40が注出口部70に取り付けられることにより、ポンプ装置40から袋本体80の内容物を吐出することが可能となる。以下、図4を参照して注出口部70の構成を詳細に説明する。
図4に示したように、注出口部70は、筒部720およびフランジ部740を有する。筒部720の上端および下端は開口している。フランジ部740は、筒部720の下端における外周部から外側に延出している。当該フランジ部740の上面が天面シート部81の下面に接合されることで、注出口部70が袋本体80に対して固着されている。
筒部720は、螺合部722、上段張り出し環部724、下段張り出し環部726、および中段環部728を有する。螺合部722は、筒部720の外周面上に螺旋を描くように形成された凸部であり、キャップ79またはポンプ装置40に螺合する。
上段張り出し環部724および下段張り出し環部726は、筒部720の外周面から張り出している環状の構成である。本明細書において、環状は、ある領域を取り囲う形状であり、当該形状は円形であってもよいし、角形であってもよく、また、全体に亘って連続していてもよいし、断続的であってもよい。中段環部728は、上段張り出し環部724および下段張り出し環部726の間に位置する。中段環部728の外径は、上段張り出し環部724および下段張り出し環部726の外径よりも小さい。このため、上段張り出し環部724と下段張り出し環部726との間に溝が形成され、中段環部728は当該溝の底部を構成する。中段環部728は、注出口部70のうちで支持体240に係合する領域となる。
このような注出口部70は、合成樹脂で形成されてもよい。合成樹脂としては、例えば、ポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)、ポリブテン等のポリオレフィン、ポリエチレンテレフタレート(PET)等のポリエステル、ポリアミド、ポリ塩化ビニル、ポリスチレン、ポリ乳酸等が挙げられる。また、注出口部70は、アルミニウムのような金属、またはセラミックで形成されてもよい。
(ポンプ装置40)
ポンプ装置40は、図1に示したように、把持部420、押圧部440および吐出口460を有する。
把持部420は、使用者により把持される構成である。使用者が把持部420を把持してポンプ装置40を持ち上げることにより、袋容器60および外装容器20も一体的に持ち上げられる。
押圧部440は、使用者の押圧により押し下げられる構成である。押圧部440が押し下げられると、ポンプ装置40に溜められていた袋容器60の内容物を吐出口460から吐出する。押圧部440への押圧が解放されて押圧部440が初期位置に復帰する過程で、袋容器60の内容物がポンプ装置40に流入し、ポンプ装置40内に溜められる。
以上説明したように、本発明の一実施形態では、袋容器60の内容物は硬質なボトル容器に詰め替えて使用されるのでなく、袋容器60にポンプ装置40を取り付けることにより使用される。また、袋容器60は変形し易く、立位状態で安定し難いので、本発明の一実施形態では、外装容器20が注出口部70を支持することにより袋容器60の立位状態を維持することが可能である。また、ポンプ装置40には袋容器60が取り付けられており、袋容器60には外装容器20が係合しているので、使用者は、把持部420を把持して、ポンプ装置40、袋容器60および外装容器20を一体的に持ち上げて使用することが可能である。
<2.外装容器の構成>
本発明の一実施形態は、上述した外装容器20、袋容器60およびポンプ装置40のうち、外装容器20に特に関する。以下、図面を参照し、本発明の一実施形態による外装容器20の構成をより詳細に説明する。
(底体230)
図5は、外装容器20の底体230の構成を示す説明図である。図5に示したように、底体230は、底部232、下段筒部234および上段筒部236を有する。底部232は、胴部220が有する対向する2つの開口のうち、下側の開口の一部を塞ぐ。底部232の内側面は、支持体240に対向する対向部位の一例である。
下段筒部234は、第2の筒体筒部の一例であり、底部232の外縁から上側に延出している構成である。上段筒部236は、第1の筒体筒部の一例であり、下段筒部234の上側に位置している。上段筒部236の外径は、下段筒部234の外径、および胴部220の内径よりも小さい。
(支持体240)
支持体240は、注出口部70が挿入される開口、および、開口を介して挿入された注出口部70と係合することにより注出口部70を支持する複数の支持片を有する。以下、図面を参照し、支持体240の構成を詳細に説明する。
図6は、本発明の一実施形態による外装容器20の外観を示す斜視図である。図7は、支持体240の平面図である。図8は、支持体240の断面構造を示す説明図である。図6~図8に示したように、支持体240は、複数の天面部250、支持体筒部256および複数の支持片260を有する。
天面部250は、外装容器20の天面を構成する。支持体240には、例えば図7に示したように対向する2つの天面部250が形成される。複数の天面部250、および複数の支持片260により胴部220の上側の開口が部分的に塞がれる。胴部220の上側の開口のうちで、複数の天面部250および複数の支持片260により塞がれなかった部分が開口258であり、当該開口258に注出口部70が挿入される。
また、天面部250の下面には、図8に示したように、胴部220側に突出する凸部252が形成されている。凸部252は、天面部250の下面の環状の領域から胴部220側に突出している。図8においては、円弧を描く複数の凸部252が断続的に配置されることで複数の凸部252が環状に形成されている。ただし、各凸部252の形状は、円弧を描く形状に限定されず、ドット形状であってもよい。
支持体筒部256は、胴部220の上端部の外周に重なる筒部である。支持体筒部256の内周面には、胴部220の上端部の外周面に嵌合する嵌合部が形成されている。具体的には、図8に示したように、支持体筒部256の内周面には、支持体筒部256の中心軸側に突出する環状の凸部257が嵌合部の一例として形成されている。
支持片260は、固定端262および自由端264を有し、固定端262を支点にして弾性変形することが可能である。図7に示した例では、自由端264は直線形状を有する。自由端264は、外装容器に袋容器60が収容されて開口258に挿入された注出口部70の中段環部728に係合する係合部として機能し、当該係合により注出口部70が支持される。
このような自由端264は、図6に示したように、固定端262よりも上側に位置している。また、自由端264は、図7に示したように、固定端262よりも開口258の中心側に位置する。すなわち、固定端262と自由端264を結ぶ直線は、開口258の中心に近づくにつれて上側に位置するように傾斜している。
(胴部220)
図9は、胴部220の構成を示す説明図である。胴部220の上端部の外周には、図9に示したように、一周にわたって凹部224が形成されている。このような胴部220への底体230および支持体240の取り付けについて図10を参照して説明する。
図10は、外装容器20の断面構成を示す説明図である。上述したように、上段筒部236の外径は、胴部220の内径よりも小さい。このため、上段筒部236が胴部220の下端部の内周側に擦り合わせにより挿入され、上段筒部236と下段筒部234の段差部分に胴部220の下端が突き当たることにより、底体230が胴部220に着脱可能に取り付けられる。
また、支持体筒部256が胴部220の上端部の外周側に被せられ、支持体筒部256の凸部257が胴部220の凹部224に嵌合することにより、支持体240が胴部220に取り付けられる。
<3.動作>
ここで、図11および図12を参照し、外装容器20を袋容器60に装着する際の動作を説明する。
図11は、外装容器20を袋容器60に装着する過程を示す説明図である。図11に示していた支持体240の断面は、図7に示したI―I線にて支持体240を切断して得られる切断面である。使用者は、外装容器20の胴部220から底体230を取り外し、胴部220の下端側の開口から袋容器60を胴部220に挿入する。または、使用者は、胴部220の下端側の開口から胴部220を袋容器60に被せる。すると、図11に示したように、袋容器60に装着されたキャップ79が支持片260の先端部Tに到達し、キャップ79が支持片260の先端部Tを押し上げる。これにより、支持片260が図11において矢印で示した方向に、すなわち、開口258を広げる方向に弾性変形し、キャップ79および注出口部70が開口258に挿入される。そして、使用者は、底体230を胴部220の下端部に取り付ける。
図12は、外装容器20が袋容器60に装着された状態を示す説明図である。袋容器60が外装容器20に収容され、キャップ79および注出口部70が開口258に挿入されると、図12に示したように、支持片260が注出口部70に係合する。具体的には、各支持片260の自由端264が、注出口部70の中段環部728に係合することにより、注出口部70を支持する。
<4.作用効果>
以上説明した本発明の一実施形態は、多様な作用効果を発揮する。以下、本発明の一実施形態が発揮する作用効果を例示する。
本発明の一実施形態によれば、胴部220と支持体240が別部材で構成される。従って、胴部220および支持体240を各々に適した態様で製造することが可能となる。例えば、胴部220を金属で製造し、支持体240を合成樹脂で製造することが可能である。また、デザイン性を重視して胴部220を製造し、精度を重視して支持体240-6を製造することも可能となる。
本発明の一実施形態によれば、支持体240は、底体230よりも取り外しが困難な態様で胴部220に取り付けられる。取り外しが困難な態様としては、底体230の取り外しに比べて、取り外しに時間がかかる、取り外し方法が複雑である、または、取り外しに工具が必要である、などに該当する態様、および、取り外しに破壊が必要である態様、などが考えられる。上述した実施形態の例では、底体230は胴部220との擦り合わせにより胴部220に取り付けられ、支持体240は凸部257と凹部224との嵌合により胴部220に取り付けられる。ここで、底体230は、胴部220から離れる方向に底体230を引くことにより胴部220から取り外される。一方、支持体240に関しては、凸部257と凹部224が嵌合していることにより、胴部220から離れる方向に支持体240を引いても支持体240を胴部220から取り外すことは困難である。すなわち、支持体240は、取り外し方法の複雑さ、および取り外しにかかる時間などの観点から、底体230よりも胴部220からの取り外しが困難である。
かかる構成によれば、胴部からの部材の着脱に関する利便性を向上することが可能である。具体的には、使用者は、底体230を胴部220に対して着脱することにより、外装容器20への袋容器60の詰め替えを容易に行うことが可能である。一方、支持体240はより強固に胴部220に取り付けられているので、支持体240は、外装容器の使用時には胴部220から外れずに注出口部70を安定的に支持することができると考えられる。また、袋容器60の詰め替え差の際に誤って使用者が支持体240を外してしまうことを防止できる。
本発明の一実施形態によれば、外装容器20の胴部220の下側の開口から袋容器60を挿入することにより、キャップ79が支持片260の先端部Tを押し上げ、キャップ79および注出口部70が開口258に挿入され、支持片260が注出口部70に係合する。すなわち、使用者は、外装容器20の胴部220の下側の開口から袋容器60を挿入するという簡易な行為により、袋容器60に外装容器20を装着することが可能である。
ここで、図7に示した、注出口部70が開口258に挿入されていない状態における2つの支持片260の自由端264の間隔d2は、図4に示した中段環部728の外径d1よりも小さい。このため、図12に示したように注出口部70が開口258に挿入されている状態では、支持片260が弾性変形している状態であるので、自由端264には初期位置に復帰しようとする弾性力が作用している。従って、各支持片260の自由端264は、当該弾性力の作用により注出口部70をより強固に支持することが可能である。自由端264が注出口部70を強固に支持することにより、使用者が注出口部70からキャップ79を取り外す際に、注出口部70がキャップ79と供回りし難くなる。同様に、使用者が注出口部70にポンプ装置40を取り付ける際に、注出口部70がポンプ装置40と供回りし難くなる。
本発明の一実施形態によれば、天面部250の下面に胴部220側(収容空間側)に突出する環状の凸部252が設けられる。注出口部70が開口258に挿入された際には、注出口部70のフランジ部740が当該環状の凸部252に突き当たる。従って、注出口部70の開口258への過度な挿入を防止することが可能である。
<5.変形例>
以上、本発明の一実施形態を説明した。以下では、上述した実施形態の幾つかの変形例を説明する。なお、以下に説明する各変形例は、単独で上述した実施形態に適用されてもよいし、組み合わせで上述した実施形態に適用されてもよい。また、各変形例は、上述した実施形態の構成に代えて適用されてもよいし、上述した実施形態の構成に対して追加的に適用されてもよい。
(第1の変形例)
上記では、支持片260を有する支持体240の構成を説明した。他の構成を有する支持体を本発明の一実施形態に適用することも可能である。以下、支持体の構成に関する変形例を説明する。
図13は、変形例による支持体270の外観を示す斜視図である。図14は、変形例による支持体270の分離斜視図である。図13および図14に示したように、変形例による支持体270は、蓋部272と、2つの可動部280と、スプリング288と、支持体本体290と、を備える。
蓋部272は、可動部280および支持体本体290の上部に被さる蓋である。蓋部272は、図14に示したように、注出口部70が挿入される蓋部開口274を有する。また、蓋部272の下面には、対向する1対の凸部276が形成されている。
支持体本体290は、外装容器20の天面を構成する天面部292および支持体筒部296を有する。天面部292の上面には、対向する1対の壁部294が形成されている。壁部294の上面には凹部295が形成されている。当該凹部295に蓋部272の凸部276が嵌合することにより、蓋部272が支持体本体290に着脱可能に取り付けられる。この支持体本体290と蓋部272の間に形成される空間に可動部280が収容される。また、天面部292は、図14に示したように、注出口部70が挿入される本体開口298を有する。本体開口298は、対向する1対の壁部294の間隔部分に形成されている。
支持体筒部296は、胴部220の上端部の外周に重なる筒部である。支持体筒部256の内周面には、胴部220の上端部の外周面に嵌合する嵌合部が形成されている。具体的には、図15に示すように、支持体筒部296の内周面には、支持体筒部296の中心軸側に突出する環状の凸部297が嵌合部の一例として形成される。
可動部280は、係合部282、操作部284および連結部286を有する。
係合部282は、本体開口298に挿入された注出口部70に係合する部分である。2つの可動部280の各々の係合部282は、平面視において本体開口298の異なる部分に重なりつつ、本体開口298を挟んで対向する。可動部280は、このように係合部282が本体開口298に重なる第1の位置と、係合部282と本体開口298との重なりが第1の位置での重なりよりも少ない、または係合部282と本体開口298との重なりがない第2の位置との間で往復移動する。なお、注出口部70が挿入されていない状態における2つの係合部282の間隔長さd3は、図4に示した中段環部728の外径d1よりも小さい。
操作部284は、図13に示したように、蓋部272と支持体本体290との間に形成される空間から露出している部分である。使用者は、当該操作部284に可動部280を移動させる力を与えることができる。具体的には、使用者は、後述するスプリング288が可動部280に作用させる付勢力に対抗して可動部280を第1の位置から第2の位置に移動させる押圧力を与え得る。例えば、使用者が本体開口298の中心に向かって操作部284に与える押圧力に基づき、操作部284が本体開口298に近づき、係合部282が本体開口298の中心から離れる方向に可動部280が移動する。なお、操作部284が本体開口298から離れる方向への可動部280の移動は支持体本体290により制限されている。
連結部286は、係合部282と操作部284を連結する。2つの可動部280の各々が当該連結部286を有しており、図14に示したように、2つの可動部280の各々の連結部286は本体開口298を挟んで対向する。
スプリング288は、可動部280を付勢する付勢部の一例である。図14に示したように、スプリング288は、一方の可動部280に着目した場合に、当該可動部280の係合部282と他方の可動部280の操作部284との間、および、当該可動部280の操作部284と他方の可動部280の係合部282との間に設けられる。可動部280においてスプリング288が配置される箇所には、スプリング288が嵌る凹部、またはスプリング288に嵌る凸部が形成されていてもよい。または、スプリング288が配置される箇所を挟むように凸部が形成されていてもよい。かかる構成により、スプリング288の位置ずれが防止される。
続いて、このような支持体270を有する外装容器20に袋容器60に装着する際の動作を説明する。
図15は、外装容器20を袋容器60に装着する過程を示す説明図である。図16は、外装容器20が袋容器60に装着された状態における支持体270および注出口部70の断面を示す説明図である。
まず、使用者は、外装容器20の胴部220から底体230を取り外し、胴部220の下端側の開口から袋容器60を胴部220に挿入する。または、使用者は、胴部220の下端側の開口から胴部220を袋容器60に被せる。すると、図15に示したように、袋容器60に取り付けられているキャップ79が矢印V1で示した胴部220の中心軸Lに沿う方向で移動しながら各可動部280の係合部282の下面283に到達する。ここで、係合部282の下面283は、本体開口298の中心から離れるにつれて胴部220に近づくように傾斜している。
キャップ79が各可動部280の係合部282の下面283に到達すると、キャップ79が係合部282に与える矢印V1方向の力の一部が、下面283の傾斜に基づき、係合部282が本体開口298の中心から離れる方向への力に変換される。具体的には、図15に示した可動部280Aの係合部282Aに対しては矢印V2方向の力が生じ、可動部280Bの係合部282Bに対しては矢印V3方向の力が生じる。結果、各可動部280は、係合部282が本体開口298に重なる第1位置から、係合部282と本体開口298との重なりが第1の位置での重なりよりも少ない、または係合部282と本体開口298との重なりが無い第2の位置に移動する。
これにより、キャップ79および注出口部70が2つの可動部280の係合部282の間に挿入される。ここで、キャップ79よりも注出口部70の径の方が小さい。このため、キャップ79が2つの可動部280の係合部282の間を通過すると、スプリング288の付勢力に基づき、各可動部280が第2の位置から第1の位置に向けて、すなわち、本体開口298の中心側に向けて移動する。ここで、係合部282の係合面282sの厚さは、上段張り出し環部724および下段張り出し環部726の間隔、すなわち、中段環部728の厚さ未満である。これにより、図16に示したように、各可動部280の係合部282の係合面282sが中段環部728に当接および係合する。さらに、使用者が底体230を胴部220の下端部に取り付けることにより、外装容器20が袋容器60に装着された状態となる。
このような変形例による支持体270が適用される場合にも、支持体270の支持体筒部296の内周面に形成された凸部297が胴部220の凹部224に嵌合する。従って、上述した実施形態と同様に、支持体270は、底体230よりも取り外しが困難な態様で胴部220に取り付けることが可能である。その他、上述した実施形態と同等の作用効果を得ることが可能である。
(第2の変形例)
上記では、底体230の上段筒部236の外周面と胴部220の内周面との擦り合わせにより底体230が胴部220に取り付けられ、支持体240が凸部257と凹部224との嵌合により胴部220に取り付けられる例を説明した。しかし、底体230および支持体240は他の態様で胴部220に取り付けられてもよい。以下、底体230および支持体240の変形例による取り付け態様を説明する。
変形例として、上段筒部236の内径は、下段筒部234の内径および胴部220の下端部の外径よりも大きく形成されてもよい。かかる構成によれば、底体230の上段筒部236の内周面と胴部220の外周面との擦り合わせにより底体230を胴部220に取り付けることが可能である。
また、支持体240は胴部220に螺合により取り付けられてもよい。当該螺合の解除は、使用者が胴部220に対して支持体240を一定角度以上にわたって相対的に回転させることにより行われる。当該螺合による支持体240の取り付けは、すり合わせによる取り付けよりも強固であるので、支持体240は、上述した実施形態と同様に、外装容器の使用時には胴部220から外れずに注出口部70を安定的に支持することができると考えられる。
また、支持体240が胴部220に対して所定方向周りに回転することにより支持体240が胴部220に螺合した後には、反対方向に支持体240が回転しても螺合が解除されない構造、すなわちラチェット構造が適用されてもよい。その他、支持体240は胴部220に接着剤または溶融一体化により取り付けられてもよいし、打栓嵌合により取り付けられてもよい。また、支持体240が螺合よりも取り外し困難な態様で胴部220に取り付けられる場合、底体230は胴部220に対して螺合により取り付けられてもよい。
(第3の変形例)
上述したように、支持体240と胴部220は異なる素材で構成され得る。支持体240と胴部220が異なる素材で構成される場合、外装容器20の廃棄時に、支持体240と胴部220が分別されることが望ましい。
このような観点から、変形例による支持体240は、外装容器20の廃棄時に支持体240を胴部220から取り外すための機構を有する。例えば、支持体240は、肉薄に形成された線状の領域を脆弱部として有してもよい。線状の領域は、直線状の領域、曲線状の領域、連続的な領域または断続的な領域を含んでもよい。この場合、使用者は、支持体240の脆弱部を破壊することにより、支持体240を胴部220から容易に取り外すことが可能である。
<6.むすび>
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について詳細に説明したが、本発明の技術的範囲はかかる例に限定されない。本発明の技術分野における通常の知識を有する者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、これらについても、当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
20 外装容器
220 胴部
224 凹部
230 底体
232 底部
233 凸部
234 下段筒部
236 上段筒部
240 支持体
250 天面部
252 凸部
256 支持体筒部
257 凸部
258 開口
260 支持片
262 固定端
264 自由端
270 支持体
272 蓋部
280 可動部
282 係合部
284 操作部
286 連結部
288 スプリング
290 支持体本体
292 天面部
294 壁部
296 支持体筒部
297 凸部
298 本体開口
40 ポンプ装置
420 把持部
440 押圧部
460 吐出口
60 袋容器
70 注出口部
71 注出口
720 筒部
722 螺合部
724 上段張り出し環部
726 下段張り出し環部
728 中段環部
740 フランジ部
79 キャップ
80 袋本体
81 天面シート部
82 正面シート部
83 背面シート部
84 底面シート部

Claims (6)

  1. 対向する2つの開口が形成されている筒形状を有し、内容物を注出する注出口部を含む袋容器の袋本体を収容する胴部と、
    前記胴部の一方の開口側に位置する端部に取り付けられる底体と、
    前記注出口部が挿入される開口、および前記開口に挿入された前記注出口部に係合する係合部を有し、前記底体よりも取り外しが困難な態様で前記胴部の他方の開口側に位置する端部に取り付けられる支持体と、
    を備える、外装容器。
  2. 前記底体は、第1の底体筒部、および前記第1の底体筒部よりも前記底体の底部側に位置する第2の底体筒部を有し、
    前記第1の底体筒部の外径は前記第2の底体筒部の外径よりも小さく、
    前記第1の底体筒部が前記胴部の前記端部に挿入されることで前記底体が前記胴部に取り付けられる、請求項1に記載の外装容器。
  3. 前記支持体は、前記胴部の外周に重なる支持体筒部を有し、
    前記支持体筒部の内周面には、前記胴部の外周面に嵌合する嵌合部が形成されている、請求項1または2に記載の外装容器。
  4. 前記支持体は複数の支持片を有し、
    前記複数の支持片の各々の一端は固定端であり、他端は平面視において前記固定端より前記注出口部が挿入される前記開口の中心側に位置する自由端であり、前記自由端が前記係合部として前記開口に挿入された前記注出口部に係合することにより前記注出口部を支持する、請求項1~3のいずれか一項に記載の外装容器。
  5. 前記支持体は、前記係合部を含む可動部、および前記可動部を付勢する付勢部を有し、
    前記可動部は、前記係合部が前記開口に重なり注出口部に係合することにより前記注出口部を支持する第1の位置と、前記係合部と前記開口との重なりが前記第1の位置での重なりよりも少ない、または重なりが無い第2の位置との間で往復移動し、
    前記付勢部は、前記可動部が前記第2の位置に移動した場合に前記第1の位置に向けた付勢力を前記可動部に作用させる、請求項1~3のいずれか一項に記載の外装容器。
  6. 前記支持体は、前記胴部から前記支持体を取り外す際に破壊される脆弱部を有する、請求項1~5のいずれか一項に記載の外装容器。
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