JP2023073051A - 取替容器、収容容器、包装体及び取替容器の製造方法 - Google Patents

取替容器、収容容器、包装体及び取替容器の製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2023073051A
JP2023073051A JP2021185858A JP2021185858A JP2023073051A JP 2023073051 A JP2023073051 A JP 2023073051A JP 2021185858 A JP2021185858 A JP 2021185858A JP 2021185858 A JP2021185858 A JP 2021185858A JP 2023073051 A JP2023073051 A JP 2023073051A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
container
replacement
replacement container
lid
container body
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2021185858A
Other languages
English (en)
Inventor
広史 岸田
Koji Kishida
剛孝 浜田
Taketaka Hamada
隆亮 辻本
Takaaki Tsujimoto
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Dai Nippon Printing Co Ltd
Original Assignee
Dai Nippon Printing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Dai Nippon Printing Co Ltd filed Critical Dai Nippon Printing Co Ltd
Priority to JP2021185858A priority Critical patent/JP2023073051A/ja
Publication of JP2023073051A publication Critical patent/JP2023073051A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Containers And Packaging Bodies Having A Special Means To Remove Contents (AREA)
  • Packages (AREA)

Abstract

Figure 2023073051000001
【課題】使用者の利便性を高めることができる収容容器を提供する。
【解決手段】開口部を上部に有する筒状の容器本体10と、容器本体に取り付けられて開口部を塞ぐことができる蓋部20と、蓋部に配置されるポンプ部30と、を有する。容器本体は取替容器2の上端部から外方に拡がるフランジ部203の下面と接触する保持部14を有する。蓋部は、フランジ部の上面と接触する押圧部23を有する。取替容器を前記容器本体の内部に配置し、容器本体の上部に蓋部を取り付けたとき、保持部と押圧部とが取替容器のフランジ部を上下方向から押圧し、取替容器が容器本体の内部で固定される。
【選択図】図4

Description

本発明は、取替容器、取替容器を収容可能な収容容器及び取替容器を収容容器に収容した包装体に関する。また、取替容器の製造方法に関する。
シャンプ、トリートメント、ボディソープ、ハンドソープ等の内容物を収容し、上部に設けられた吐出ポンプを用いて、内容物を取り出す従来の容器は、例えば、特許文献1に開示される。この容器は容器本体及び吐出ポンプを備える。吐出ポンプを押下することで、内容物を取り出すことができる。また、内容物がなくなると、一旦、吐出ポンプを取り外し、内容物を詰め替えることができる。これにより、容器を使用し続けることができる。
特開2020-152406号
しかしながら、上記従来の容器によると、内容物は袋状の収容袋にて提供され、収容袋を切断して内容物を容器本体に注ぎ入れて詰め替える。容器本体の注ぎ口は、吐出ポンプを取り外した開口であるため、開口が小さく注ぎ入れに手間がかかる。また、この手の容器は、風呂、洗面所、台所等で水を使用しているときに使われる場合が多く、詰め替えを行うときに使用者の手が濡れていることが多い。手が濡れている状態では、収容袋の切断が困難な場合がある。
また、収容袋は、詰め替え後捨てられるが、樹脂で形成されているため、環境負荷が高くなる虞がある。
本発明は、使用者の利便性を高めることができる収容容器、取替容器及び包装体を提供することを目的とする。
本発明は、使用者の利便性を高めるとともに環境負荷を抑制できる取替容器の製造方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明にかかる収容容器は、内部空間に取替容器を取替可能に収容する。収容容器は、前記取替容器が挿入される開口部を上部に有する筒状の容器本体と、前記容器本体の上部に配置可能であり前記開口部を塞ぐことができる蓋部と、前記蓋部に配置されて前記取替容器の内部の充填物を外部に運び出すポンプ部と、を有する。前記容器本体は前記取替容器の上端部から外方に拡がるフランジ部の下面と接触する保持部を有する。前記蓋部は、前記フランジ部の上面と接触する押圧部を有する。前記取替容器を前記容器本体の内部に配置し、前記容器本体の上部に前記蓋部を取り付けたとき、前記保持部と前記押圧部とが前記取替容器の前記フランジ部を上下方向から押圧し、前記取替容器が前記容器本体の内部で固定される。
上記構成の収容容器において、前記保持部は、前記容器本体の内面から内方に広がる内フランジ状であり、前記保持部の上面に前記保持部が接触して配置される。
上記構成の収容容器において、前記容器本体及び前記蓋部の一方は横方向に延びる凹部を有し、他方は前記凹部と嵌合可能で横方向に延びる凸部を有する。前記容器本体の前記凹部又は前記凸部の両側部に上下方向に延びるスリットを有する。
上記構成の収容容器において、前記ポンプ部は、下方に延びるホース部を有する。前記収容容器の前記取替容器を収容した後、前記蓋部を前記収容容器に取り付けたとき前記ホース部が前記取替容器の一部を貫通する。
上記構成の収容容器に収容可能な前記取替容器において、上部が開口した有底筒状の筒状部を有し、前記フランジ部は、前記筒状部の上端に配置され、前記フランジ部の上面に固定されて前記開口を塞ぐ閉塞部を有する。
上記構成の取替容器において、紙を51重量%以上含む樹脂により形成される。
上記構成の取替容器において、バイオマス由来樹脂により形成される。
上記構成の取替容器において、無機物質粉末を51重量%以上含む樹脂により形成される。
本発明にかかる包装体は、上記構成の収容容器と、上記構成の取替容器を有する。
上記構成の取替容器を製造する取替容器の製造方法において、インジェクションブロー成型工程を有する。
本発明によると、使用者の利便性を高めることが可能である。
本発明によると、使用者の利便性を高めるとともに環境負荷を抑制できる。
本発明にかかる包装体の一例の正面図である。 図1に示す包装体の右側面図である。 包装体を分解した状態の正面図である。 図2に示す包装体AをIV-IV線で切断した断面図である。 図1に示す包装体AのV-V線で切断した断面図である。 取替容器の平面図である。 凸部、凹部及び弾性変形部の動作を示す拡大断面図である。
本発明の一実施形態の包装体Aについて図面を参照して説明する。図1は、本発明にかかる包装体Aの一例の正面図である。図2は、包装体Aの一例の右側面図である。図3は、包装体Aを分解した状態の正面図である。図4は、図2に示す包装体AのIV-IV線で切断した断面図である。図5は、図1に示す包装体AのV-V線で切断した断面図である。図6は、取替容器2の平面図である。本明細書において、重力方向を下方とし、その反対方向を上方として説明する。また、図1、図2に示す状態を基準として、前方、後方、右方及び左方を定義する。
<包装体A>
図1~図6に示すように、包装体Aは、ポンプ部30を操作することで、ノズル33から内容物Sを取り出すポンプ付き容器である。包装体Aは、収容容器1と、収容容器1の内部に形成される内部空間1Sに収容される取替容器2と、を有する。取替容器2は、収容容器1の内部空間に取替可能に収容される。
包装体Aにおいて、取替容器2の内部には、内容物Sが収容される。なお、内容物としては、例えば、シャンプ、ボディーシャンプ、コンディショナー等を想定しているが、これに限定されない。内容物Sとして、ポンプ部30の操作に基づいて吸い上げられ、ノズル33から吐出できるものを広く採用することができる。
包装体Aでは、取替容器2の内容物Sを使い切った後、取替容器2を収容容器1から取り出すとともに、内容物Sが充填されている、換言すると、新品の取替容器2を収容容器1に収容する。このようにすることで、内容物Sを使い切った後も収容容器1を利用し続けることができる。
<収容容器1>
収容容器1は、容器本体10と、蓋部20と、ポンプ部30と、を有する。蓋部20は、容器本体10に着脱可能に取り付けられる。容器本体10及び蓋部20は、例えば、ポリプロピレン(PP)、ポリスチレン(PS)、ポリエチレンテレフタレート(PET)等の熱可塑性樹脂で形成されてもよい。また、容器本体10及び蓋部20は、これらの樹脂に限定されず、成形が容易な樹脂を広く採用することができる。また、金属又は合金等の金属材料で形成されていてもよい。なお、本実施形態では、容器本体10と、蓋部20とは、同じ材料で形成される構成としているが、これに限定されず、容器本体10と、蓋部20とは、別の材料で形成されてもよい。
<容器本体10>
図1~図6に示すように、容器本体10は、上端及び下端が開口した筒体である。すなわち、容器本体10は、上端に上部開口111を有し、下端に下部開口112を有する。容器本体10は、中心軸Cxと直交する断面で切断した断面形状は、長方形状である。容器本体は側壁部12を有する。
側壁部12は、中心軸Cxを中心とし、上下に延びる筒状である。図2に示すように、側壁部12の中心軸Cxを含む平面で切断した断面形状は、上下方向の中間部分が径方向外側に膨らんだ曲線状である。しかしながら、これに限定されず、上方に向かって線形に広がる断面形状であってもよい。取替容器2を容易に着脱可能な形状を広く採用することができる。側壁部12で囲まれる範囲が、内部空間1Sである。
例えば、内容物Sがシャンプの場合、包装体Aは、浴室、シャワールーム等で使用される。このとき、包装体Aには、水分がかかる場合がある。容器本体10が筒状であるため、内部空間1Sに流入した水分は、下部開口112から外部に流出する。そのため、水分等の液体が、内部空間1Sに溜まることを抑制できる。これにより、包装体Aの汚れ、衛生状態の劣化等を抑制できる。
なお、側壁部12は、前後左右に配置される壁部を有する。前側を前側壁部12F、後側を後側壁部12B、右側を右側壁部12R及び左側を左側壁部12Lとする。容器本体10を軸方向から見たとき、前側壁部12F及び後側壁部12Bが長辺である。また、右側壁部12R及び左側壁部12Lが短辺である。
側壁部12の内面120の上端部には、内方に広がる内フランジ部13を有する。内フランジ部13は、略長方形状の環状であり軸方向から見て中央部分に軸方向に貫通する貫通孔131を有する。内フランジ部13の上面が、保持部14である。保持部14は、容器本体10の上部開口111から取替容器2を収容したとき、取替容器2のフランジ部203の下面と接触する。取替容器2のフランジ部203が内フランジ部13に接触することで、取替容器2の上下方向の位置決めがなされる。
また、側壁部12の前側壁部12F及び後側壁部12Bの上端の中央部には、外側に突出する凸部121を有する。凸部121は、上端よりも下方に配置されており、左右方向に延びる。凸部121は、蓋部20の凹部223と嵌合可能な形状及び位置に形成されている。
さらに、前側壁部12F及び後側壁部12Bの上端の凸部121の左右両端には、対をなすスリット122を有する。スリット122は、前側壁部12F及び後側壁部12Bの上端につながっている。つまり、スリット122は、前側壁部12F及び後側壁部12Bの上端から下方に延びる。
前側壁部12F及び後側壁部12Bのそれぞれには、左右方向においてスリット122に挟まれた弾性変形部123を有する。弾性変形部123は、下端部が支持された片持ち梁状である。そのため、弾性変形部123は、下端部を中心に前後方向に弾性的にたわむことができる。
<蓋部20>
蓋部20は、容器本体10の上部に着脱可能に配置される。蓋部20は、天板部21と、蓋筒部22と、押圧部23と、を有する。軸方向から見たとき、天板部21は長方形状であり、容器本体10と略相似形である。軸方向から見たとき、上面の中央部から軸方向上方に延びる円筒部211を有する。円筒部211の外周面には、雄ねじ212が形成されている。そして、雄ねじ212には、ポンプ部30の後述するキャップ部31の雌ねじ313が螺合される。
蓋筒部22は、天板部21の外縁部より下方に延びる。軸方向から見て蓋筒部22は、長方形状であり、容器本体10と略相似形である。さらに説明すると、蓋筒部22は、内面で容器本体10の外面と全周に渡って接触できる形状及び大きさである。蓋筒部22の前側壁部12F及び後側壁部12Bそれぞれの凸部121が嵌合可能な凹部223を有する。
蓋部20を容器本体10の上端部に配置する。このとき、蓋部20の蓋筒部22が、容器本体10の側壁部12の外側を囲むように配置される。そして、蓋部20を下方に移動させることで、蓋筒部22が凸部121と接触する。さらに、蓋部20を下方に移動させることで、凸部121がさらに押され、弾性変形部123が内側に変形する。そして、凸部121が凹部223に嵌合されることで、蓋部20が容器本体10に着脱可能に取り付けられる。なお、凸部121が凹部223に嵌合していることで蓋部20が容器本体10から離脱しにくい。このとき、押圧部23が保持部14に配置された取替容器2のフランジ部203と線接触する。これにより、押圧部23と保持部14とでフランジ部203が強固に保持される。
押圧部23は、天板部21の下面より下方に延びる筒状である。押圧部23は、軸方向から見て、略長方形状の筒体である。蓋部20を容器本体10に取り付けたとき、押圧部23の下端は、保持部14と軸方向に重なる。なお、容器本体10の内部空間1Sに取替容器2を配置して蓋部20を取り付けたとき、押圧部23の下端部が取替容器2のフランジ部203と接触する。なお、取替容器2の内部空間1Sへの取り付け及び取り替えの詳細については、後述する。
収容容器1の容器本体10及び蓋部20は射出成形された樹脂成形品により形成される。収容容器1を形成する樹脂として低密度ポリエチレン(LDPE)、中密度ポリエチレン(MDPE)、高密度ポリエチレン(HDPE)、直鎖状(線状)低密度ポリエチレン(LLDPE)、ポリプロピレン(PP)、エチレン-プロピレン共重合体(PPCO)、アクリロニトリル・ブタジエン・スチレン共重合体(ABS)、ポリエチレンテレフタレート(PET)を挙げることができる。
<ポンプ部30>
図1~図6等に示すように、ポンプ部30は、キャップ部31と、ホース部32と、ノズル33と、を有する。ポンプ部30は、下方に押圧することで、ホース部32の下端部より内容物Sを吸い上げる円筒状のポンプユニット34を有する。なお、ポンプユニット34は、従来周知の構成であるため、詳細な構成は省略する。ポンプユニット34には、ノズル33が軸方向に移動可能に配置される。
キャップ部31は、キャップ蓋部311と、キャップ筒部312と、を有する。キャップ蓋部311は、中心軸Cxを中心とする円板である。キャップ蓋部311は、軸方向から見て中央部に、軸方向に貫通する貫通孔310を有する。貫通孔310の辺縁部にはポンプユニット34が回転可能に支持される。そして、ポンプ部30において、貫通孔310をノズル33が貫通する。
キャップ筒部312は、キャップ蓋部311の径方向外縁から軸方向に沿って下方に延びる円筒状である。キャップ筒部312は、円筒部211の外部を囲む形状及び大きさである。キャップ筒部312の内周面には、雌ねじ313が形成される。雌ねじ313は、円筒部211の雄ねじ212と螺合可能な形状である。
ホース部32は筒状であり、ポンプユニット34の下端部から下方に延びる。ホース部32は、取替容器2の後述する上面シート205の中央に形成された後述のホース貫通部206を貫通する。ホース部32は、下端が開口している。そして、ホース部32の開口は、取替容器2の内部に収容されている内容物Sに浸かっている。なお、浸かっているとは、開口が完全に内容物Sの内部に配置されている状態である。
ノズル33は、ポンプユニット34の上端部に配置されて、ポンプユニット34の内部に収容可能である。ノズル33は、ポンプユニット34を介してホース部32に接続されている。また、ノズル33は、ポンプユニット34によって上方に付勢されており、力が付与されていない状態のとき、可動範囲の上端に位置している。ノズル33の上端は、径方向に延びる吐出筒口331を有する。
ポンプ部30は、ノズル33の押下によって、ポンプユニット34が動作される。ポンプユニット34は、ホース部32を介して取替容器2に収容された内容物Sを吸い上げ、ノズル33に送る。そして、ノズル33に送られた内容物Sは、吐出筒口331から吐出される。
<ポンプ部30の蓋部20への固定について>
ポンプ部30のホース部32を蓋部20の円筒部211の上方から挿入し、キャップ筒部312を円筒部211の外周に配置する。そして、キャップ部31を回転させ、雌ねじ313と雄ねじ212を螺合させることで、キャップ部31が円筒部211に固定される。これにより、ポンプ部30は、蓋部20に取り付けられる。なお、ポンプ部30は、蓋部20と一体的に形成されてもよい。
<取替容器2>
取替容器2は、収容容器1の内部空間1Sに収容される。取替容器2は、内部空間1Sから取り出すことが可能である。すなわち、取替容器2は、収容容器1に対して取替可能である。
取替容器2は、有底筒状である。図4、図5に示すように、取替容器2は、底部201と、筒状部202と、フランジ部203と、上面シート205と、を有する。筒状部202は、上下に延びる筒状である。筒状部202は、全長に渡って等しい断面の形状であるが、これに限定されない。上方に向かって拡がる形状であってもよいし、上方に向かって狭くなる形状であってもよい。
取替容器2において、筒状部202の下部は、底部201によって塞がれる。底部201は筒状部202の下端部に連結している。底部201の中央部には、下方に凹む凹皿部207を有する。凹皿部207を設けることで、内容物Sの残量が少なくなったとき、内容物Sは、凹皿部207に集まる。そして、包装体Aにおいて、ポンプ部30のホース部32の下端部の開口が、凹皿部207に配置される。これにより、内容物Sが減っても、ポンプ部30を安定して動作させることが可能である。また、凹皿部207が形成されていることで、底部201の断面係数を大きくすることができ、底部201の剛性を高めることも可能である。なお、取替容器2として、凹皿部207が省略された、底部201を有する構成であってもよい。
そして、筒状部202の上端部には、開口204が形成される。開口204は、底部201と上下に対向している。フランジ部203は、筒状部202の外周面の上端から径方向外側に拡がる。すなわち、フランジ部203は、開口204の外側に配置される。
上面シート205は、筒状部202の上端の開口204を覆うとともにフランジ部203にシールされる。上面シート205のフランジ部203へのシールは、例えば、ヒートシールにて行われるが、ヒートシール以外のシール方法を採用してもよい。
軸方向から見たとき、上面シート205の中央部には、ホース貫通部206が設けられる。ホース貫通部206は、ポンプ部30のホース部32が貫通する貫通孔である。なお、ホース貫通部206は、ホース部32の先端で開封される構成であってもよい。ホース部32の先端で、ホース貫通部206を開封する構成の場合、ホース貫通部206は上面シート205の他の部分よりも薄く形成する、弱い材料で形成する等、弱く形成してもよい。これにより、ホース部32の先端で容易にホース貫通部206の貫通可能である。
また、フィルム等を張り付けてもよい。ホース貫通部206は、取替容器2が未使用状態のとき、封止される構成を広く採用することができる。フィルムを張り付ける場合、蓋部20を取り付ける前、又は、ポンプ部30を取り付ける前に、フィルムをはがして使用する。
図3に示すように、容器本体10の内部に取替容器2を配置し、容器本体10の上部に蓋部20を配置する。そして、蓋部20を容器本体10の上端に取り付けることで、蓋部20の押圧部23が取替容器2のフランジ部203を下方に押圧する。これにより、取替容器2は、容器本体10の内部に固定される。
包装体Aにおいて、取替容器2は、収容容器1の内部に取替可能に収容される。例えば、取替容器2の内部に収容されている内容物Sを使い切った後、別途、未使用の取替容器2に取り替えて使用する。
取替容器2は射出成形された樹脂成形品により形成される。収容容器1を形成する樹脂として低密度ポリエチレン(LDPE)、中密度ポリエチレン(MDPE)、高密度ポリエチレン(HDPE)、直鎖状(線状)低密度ポリエチレン(LLDPE)、ポリプロピレン(PP)、エチレン-プロピレン共重合体(PPCO)、アクリロニトリル・ブタジエン・スチレン共重合体(ABS)、ポリエチレンテレフタレート(PET)を挙げることができる。
また、紙を51重量%以上含まれた上記の各樹脂により取替容器2を形成してもよく、無機物質粉末が51重量%以上含まれた上記の各樹脂により取替容器2を形成してもよい。また、取替容器2をバイオマス由来の樹脂により形成してもよく、リサイクル樹脂(例えば、PET)により形成してもよい。これらにより、石油由来の樹脂の使用量を削減することができるため、環境負荷を低減することができる。
無機物質粉末として、例えば、炭酸カルシウム、硫酸カルシウム、硫酸バリウム、カオリン、マイカ、酸化亜鉛、ドロマイト、ガラス繊維、中空ガラスミクロビーズ、シリカ、チョーク、タルク、ピグメント、二酸化チタン、二酸化ケイ素、ベントナイト、クレー、珪藻土等を挙げることができる。また、これらを2以上組み合わせた混合物であってもよい。炭酸カルシウムは、大量に自然界に存在するため、低コストで安定的に入手でき、環境負荷が小さいという点でより好ましい。
また、成型方法として、射出成型を採用しているが、これに限定されない。例えば、インジェクションブロー成型を採用してもよい。インジェクションブロー成型を採用することで、テーパ形状が不要になり、容器の容量を減らすことなく、容器を小型化することができる。また、製造工程において延伸されるため薄肉で形成した場合であっても、落下強度を高めることができる。そのため、樹脂の使用量を削減することができる。
<包装体Aの使用について>
包装体Aにおいて、取替容器2が内部空間1Sに収容された状態で、容器本体10の上部に蓋部20を取り付ける。これにより、蓋部20に取り付けられたポンプ部30のホース部32が取替容器2の上面シート205のホース貫通部206を貫通し、内部に収容された内容物Sに浸かる。
この状態で、蓋部20の上部のノズル33を下方に押下することで、ポンプユニット34が動作する。これにより、内容物Sは、ホース部32を介して吸い上げられ、ノズル33の吐出筒口331から外部に排出される。本実施形態において、取替容器2では、ホース貫通部206のみが貫通されて上面シート205が残るため、内部に水等が浸入しにくい。また、内容物Sの乾燥も抑制される。これにより、異物の侵入、内容物Sの乾燥等による内容物Sの劣化を抑制できる。
取替容器2の内部の内容物Sを使い終わると、取替容器2を内部空間1Sから取り出して、新しい取替容器2を内部空間1Sに収容する。すなわち、空の取替容器2を未使用の取替容器2に取り替える。次に、包装体Aにおける取替容器2の取り替えの手順について説明する。図7は、凸部121、凹部223及び弾性変形部123の動作を示す拡大断面図である。
図3に示すように、容器本体10から蓋部20を取り外す。図7に示すように、蓋部20を上方に持ち上げることで、弾性変形部123が内側に変形する。これにより、凹部223が凸部121の上方に移動する。そして、蓋部20を取り外すことで、ホース部32も上面シート205のホース貫通部206から引き抜かれる。
蓋部20が取り外されることで、容器本体10の内部空間1Sの内部に収容された取替容器2は上方に移動可能となる。取替容器2を上方に持ち上げることで、取替容器2は容器本体10から取り出される。
そして、新しい取替容器2を収容容器1の容器本体10の上部開口111から収容する。なお、取替容器2が、上面シート205のホース貫通部206にフィルムを張り付ける構成の場合、フィルムをはがして容器本体10に取り付ける。
そして、蓋部20を容器本体10の上端部に取り付けることで、ホース部32がホース貫通部206を貫通する。これにより、ホース部32の少なくとも先端が内容物Sに浸かる。また、直接、ホース部32の先端でホース貫通部206を貫通させる場合もある。この場合、未使用の取替容器2を容器本体10にそのまま取り付ける。そして、蓋部20を容器本体10に取り付けるとき、ホース部32の先端がホース貫通部206に接触する。そして、蓋部20を下方に移動することで、ホース部32の先端がホース貫通部206を破り、ホース部32がホース貫通部206を貫通する。
上述の説明では、ポンプ部30が取り付けられた状態の蓋部20を容器本体10に取り付けているが、これに限定されない。例えば、ポンプ部30を外した状態で、蓋部20を容器本体10に取り付けた後、蓋部20にポンプ部30を取り付けてもよい。例えば、ホース部32の先端でホース貫通部206を破って貫通させる場合、蓋部20を先に取り付けることで、取替容器2が固定されるため、作業がやりやすい。
このように、本実施形態にかかる包装体Aを用いることで、取替容器2を取り替えるだけで、内容物Sの補充が可能である。例えば、従来の柔軟性を有する袋体に充填された内容物を収容容器に注ぎ入れる場合に比べて、使用者の作業が容易であり、また、手、衣服、居室等を汚しにくい。これにより、使用者の利便性を高めることができる。
本発明にかかる包装体Aでは、内容物Sを使い切った後に、取替容器2を取り替えることで、内容物Sを補充する。そのため、収容容器1を長期間にわたって使用可能であり、内容物Sがなくなるごとに収容容器1を廃棄する場合に比べて、合成樹脂で構成される部材の消費量を減らすことが可能である。これにより、合成樹脂の消費量及び廃棄量を減らすことができ、環境負荷を低減できる。また、取替容器2を紙製とすることで、合成樹脂の使用量及び廃棄量をさらに減らすことが可能であり、さらに環境負荷を低減できる。
また、例えば、色、形状等が異なる複数種類の収容容器1と、内容物Sが異なる複数の取替容器2を予め使用者の好みに合わせて組み合わせることが可能である。これにより、使用者は、気に入った収容容器1を使い続けることができる。そのため、使用者の嗜好性にあった包装体Aを提供することができる。さらに、内容物Sによって、収容容器1の外観を変更するようにしてもよい。このようにすることで、使用者は、収容容器1の外観で内容物Sを判別できるため、蓋部20を開けて確認せずに複数種類の内容物Sを正確に使い分けることが可能である。
また、取替容器2として、紙を51%以上含む樹脂や、無機物質粉末を51%以上含む樹脂、バイオマス樹脂を添加した樹脂等を用いることで石化由来の樹脂量を削減することが可能である。
なお、本発明は上述した構成に限定されるものではなく、種々の変更が可能であり、異なる構成にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる構成についても本発明の技術的範囲に含まれる。
本発明によると、取替容器のみを取り換えることで長期間にわたり、シャンプ、リンス等の内容物を収容する容器として利用可能である。
1 収容容器
1S 内部空間
2 取替容器
10 容器本体
12 側壁部
12B 後側壁部
12F 前側壁部
12L 左側壁部
12R 右側壁部
13 内フランジ部
14 保持部
20 蓋部
21 天板部
22 蓋筒部
23 押圧部
30 ポンプ部
31 キャップ部
32 ホース部
33 ノズル
34 ポンプユニット
111 上部開口
112 下部開口
120 内面
121 凸部
122 スリット
123 弾性変形部
131 貫通孔
201 底部
202 筒状部
203 フランジ部
204 開口
205 上面シート
206 ホース貫通部
207 凹皿部
211 円筒部
223 凹部
310 貫通孔
311 キャップ蓋部
312 キャップ筒部
331 吐出筒口
A 包装体
Cx 中心軸
S 内容物

Claims (10)

  1. 内部空間に取替容器を取替可能に収容する収容容器であって、
    前記取替容器が挿入される開口部を上部に有する筒状の容器本体と、
    前記容器本体の上部に配置可能であり前記開口部を塞ぐことができる蓋部と、
    前記蓋部に配置されて前記取替容器の内部の充填物を外部に運び出すポンプ部と、
    を有し、
    前記容器本体は前記取替容器の上端部から外方に拡がるフランジ部の下面と接触する保持部を有し、
    前記蓋部は、前記フランジ部の上面と接触する押圧部を有し、
    前記取替容器を前記容器本体の内部に配置し、前記容器本体の上部に前記蓋部を取り付けたとき、前記保持部と前記押圧部とが前記取替容器の前記フランジ部を上下方向から押圧し、前記取替容器が前記容器本体の内部で固定される収容容器。
  2. 前記保持部は、前記容器本体の内面から内方に広がる内フランジ状であり、
    前記保持部の上面に前記保持部が接触して配置される請求項1に記載の収容容器。
  3. 前記容器本体及び前記蓋部の一方は横方向に延びる凹部を有し、他方は前記凹部と嵌合可能で横方向に延びる凸部を有し、
    前記容器本体の前記凹部又は前記凸部の両側部に上下方向に延びるスリットを有する請求項1又は請求項2に記載の収容容器。
  4. 前記ポンプ部は、下方に延びるホース部を有し、
    前記収容容器の前記取替容器を収容した後、前記蓋部を前記収容容器に取り付けたとき前記ホース部が前記取替容器の一部を貫通する請求項1に記載の収容容器。
  5. 請求項1から請求項4のいずれかに記載の収容容器に収容可能な前記取替容器であって、
    上部が開口した有底筒状の筒状部を有し、
    前記フランジ部は、前記筒状部の上端に配置され、
    前記フランジ部の上面に固定されて前記開口を塞ぐ閉塞部を有する取替容器。
  6. 紙を51重量%以上含む樹脂により形成される請求項5に記載の取替容器。
  7. バイオマス由来樹脂により形成される請求項5に記載の取替容器。
  8. 無機物質粉末を51重量%以上含む樹脂により形成される請求項7に記載の取替容器。
  9. 請求項1から請求項4のいずれかに記載の収容容器と、
    請求項5から請求項8のいずれかに記載の取替容器と、を有する包装体。
  10. 請求項5から請求項8のいずれかに記載の取替容器を製造する取替容器の製造方法であって、
    インジェクションブロー成型工程を有する取替容器の製造方法。
JP2021185858A 2021-11-15 2021-11-15 取替容器、収容容器、包装体及び取替容器の製造方法 Pending JP2023073051A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2021185858A JP2023073051A (ja) 2021-11-15 2021-11-15 取替容器、収容容器、包装体及び取替容器の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2021185858A JP2023073051A (ja) 2021-11-15 2021-11-15 取替容器、収容容器、包装体及び取替容器の製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2023073051A true JP2023073051A (ja) 2023-05-25

Family

ID=86425485

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2021185858A Pending JP2023073051A (ja) 2021-11-15 2021-11-15 取替容器、収容容器、包装体及び取替容器の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2023073051A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7500579B2 (en) Cup with a pill shelf
JP2023073051A (ja) 取替容器、収容容器、包装体及び取替容器の製造方法
JP2013249084A (ja) 二重容器
JP4194873B2 (ja) ディスペンサー付き二重容器
JP6629641B2 (ja) 液体取出装置
JP2007168854A (ja) キャップ付き容器
JP2004099175A (ja) カートリッジ式注出容器
JP2010076822A (ja) 家庭用薄葉紙収納容器
JP2007320601A (ja) キャップ付き容器
JP5877634B2 (ja) キャップおよび薬液供給器
JP5127500B2 (ja) 容器用蓋体
JP2010126165A (ja) 液体注出容器
JP4756955B2 (ja) 吐出キャップ
KR101523522B1 (ko) 휴대형 샤워볼 보관 용기
JP6359407B2 (ja) 吐出容器
JP2004203467A (ja) 計量キャップ
JP3132606U (ja) 液体注出容器
JP2021014283A (ja) 容器用ホルダー
JP2012106749A (ja) 内容物充填機構
JP4962953B2 (ja) 計量注出容器
JP2022066752A (ja) 外装容器
JP6629642B2 (ja) 液体取出装置
KR200418214Y1 (ko) 리필용 파우치의 홀더
JP2023136054A (ja) 計量治具及び計量治具を有する包装体
JP4738117B2 (ja) 計量カップ付きキャップ