JP2022063632A - 紙葉類処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】紙葉類を傷つけることなく紙葉類の詰まりを容易に解消でき、しかも装置を小型に形成することができる紙葉類処理装置を提供する。【解決手段】紙幣を収納する千円庫13b及び補給回収庫14と、これらの収納庫の周りで紙葉類を搬送する中搬送部9bと、を有する紙幣処理装置1である。千円庫13b及び補給回収庫14は、紙葉類処理装置1の内部の空間領域K1,K2に収まる内部位置と、紙葉類処理装置1の外部へ出る外部位置との間で移動可能であり、中搬送部9bは可動搬送部33a,33bを有しており、この可動搬送部は、紙葉類搬送路を形成する閉位置と、紙葉類搬送路を開放状態にする開位置(図12)との間で開閉移動可能である。可動搬送部33a,33bは紙幣搬送路を大きく開放するので、詰まった紙幣を簡単に取り出せる。【選択図】図12

Description

本発明は、紙幣、カード等といった紙葉類に対して搬送、情報読取り、収納、待機、操出し、補給回収等といった各種の処理を行う装置である紙葉類処理装置に関する。
従来、紙葉類処理装置として特許文献1に開示されたものが知られている。この従来の紙葉類処理装置においては、束状又は1枚の紙葉類(例えば紙幣)が各種の処理部の間で搬送部によって搬送される。搬送される紙葉類は場合によっては搬送部内において詰まることがある。
詰まりが発生した場合、従来は、搬送部の機構を開放(例えば、搬送ベルトのベルトテンションを緩める)した上で、詰まった紙葉類を搬送部から引き抜いていた。この方法では、搬送部を損傷したり、紙葉類を傷つけたりするおそれがあった。
また、従来、搬送部の適所に紙葉類の取出し場所を設定しておき、紙葉類の詰まりが発生したときには詰まった紙葉類をその取出し場所まで移動させ、その取出し場所において紙葉類を外部へ取り出す、という処理を行っていた。この方法では、搬送部の中に紙葉類の取出し場所を設けなければならず、装置が大型化するおそれがあった。
特開2012-242999号公報
本発明は、従来装置における上記の問題点に鑑みて成されたものであって、紙葉類等を傷つけることなく紙葉類の詰まりを容易に解消でき、しかも装置を小型に形成することができる紙葉類処理装置を提供することを目的とする。
本発明に係る紙葉類処理装置は、紙葉類を収納する収納庫と、当該収納庫の周りで紙葉類を搬送する紙葉類搬送部と、を有する紙葉類処理装置であって、前記収納庫は、前記紙葉類処理装置の内部の空間領域に収まる内部位置と、前記紙葉類処理装置の外部へ出る外部位置との間で移動可能であり、前記紙葉類搬送部は可動搬送部を有しており、当該可動搬送部は、紙葉類搬送路を形成する閉位置と、紙葉類搬送路を開放状態にする開位置との間で開閉移動可能であることを特徴とする。
この紙葉類処理装置によれば、紙葉類の搬送路が大きく開放されるので、紙葉類を傷つけることなく紙葉類の詰まりを解消できる。収納庫を収納するための空間領域を活用できるので、紙葉類処理装置を小型に形成できる。
本発明に係る紙葉類処理装置の他の発明態様において、前記紙葉類搬送部は駆動源によって駆動されて周回移動する駆動側搬送ベルトを有しており、前記可動搬送部は一対の支持用ローラに掛け渡されていて自由に周回移動できる無端状の可動部搬送ベルトを有しており、当該可動部搬送ベルトは、前記可動搬送部が前記閉位置にあるときに、前記駆動側搬送ベルトに対向する位置に置かれ、当該駆動側搬送ベルトと協働して紙葉類搬送路を形成する。
この紙葉類処理装置によれば、本発明に係る紙葉類処理装置を簡単且つ確実に形成できる。
本発明に係る紙葉類処理装置のさらに他の発明態様において、前記駆動源は前記駆動側搬送ベルトを手動によって回転させるためのツマミを有する。
この紙葉類処理装置によれば、広い領域の搬送路内で詰まった紙葉類を所定領域まで手動によって運ぶことができる。
本発明に係る紙葉類処理装置のさらに他の発明態様において、前記可動部搬送ベルトは、前記一対の支持用ローラのうちの一方の支持用ローラであって前記収納庫が前記内部位置から前記外部位置へ移動するときの当該収納庫の移動路に沿った下流側にある支持用ローラ、を中心として回転移動でき、前記可動部搬送ベルトが前記下流側の支持用ローラを中心として回転移動することにより、前記可動搬送部が前記閉位置と前記開位置との間で開閉移動する。
この紙葉類処理装置によれば、可動部搬送部の開閉移動を簡単且つ確実に実現できる。紙葉類処理装置が大型化することもない。
本発明に係る紙葉類処理装置のさらに他の発明態様において、前記可動搬送部は自然状態で前記閉位置にあり、当該閉位置にある前記可動搬送部の隣接領域を通って前記収納庫が前記内部位置と前記外部位置との間で移動する。
この紙葉類処理装置によれば、作業者にとっての操作性が向上する。
本発明に係る紙葉類処理装置のさらに他の発明態様において、前記可動搬送部は自然状態で前記開位置にあり、前記収納庫が前記外部位置から前記内部位置へ移動するときに、当該収納庫によって押されて前記可動搬送部が前記閉位置へ移動する。
この紙葉類処理装置によれば、作業者にとっての操作性が向上する。
本発明に係る紙葉類処理装置のさらに他の発明態様においては、前記収納庫を収めるための一対の前記空間領域が前記識別部の両側に設けられており、前記紙葉類搬送部は前記一対の空間領域の間に設けられており、当該紙葉類搬送部は前記識別部に対して紙葉類を搬送し、当該紙葉類搬送部は前記一対の空間領域に対向する部分のそれぞれにおいて前記可動搬送部を有する。
この紙葉類処理装置によれば、詰まった紙葉類を取り出すための2つの場所を近接させて設けることができるので、紙葉類処理装置をより一層小型にできる。
本発明に係る紙葉類処理装置のさらに他の発明態様においては、前記一対の空間領域は前記識別部の上方位置及び下方位置に設けられており、上方の空間領域に対向する前記可動搬送部は自然状態において前記閉位置にあり、下方の空間領域に対向する前記可動搬送部は自然状態において前記開位置にある。
この紙葉類処理装置によれば、紙葉類処理装置がより一層、取扱い易くなる。
本願請求項1の発明によれば、紙葉類の搬送路が大きく開放されるので、紙葉類を傷つけることなく紙葉類の詰まりを解消できる。収納庫を収納するための空間領域を活用できるので、紙葉類処理装置を小型に形成できる。
本発明に係る紙葉類処理装置の一例である紙幣処理装置の一実施形態の正面図である。 図1の紙幣処理装置の内部の紙幣搬送系の構造を示す図である。 図1の矢印Aに従った紙幣処理装置の左側面図である。 入金及び入金リジェクト処理における紙幣の流れを示す図である。 取消し返却処理における紙幣の流れを示す図である。 出金及び出金リジェクト処理における紙幣の流れを示す図である。 補給及び補給リジェクト処理における紙幣の流れを示す図である。 回収及び回収リジェクト処理における紙幣の流れを示す図である。 取忘れ回収処理における紙幣の流れを示す図である。 図2の中搬送部9bを拡大して示す図であり、可動搬送部が閉状態になった状態を示す図である。 図10の矢印Eに従って紙幣搬送部の底面側の構造を示す斜視図である。 可動搬送部が開状態になった状態を示す図である。
以下、本発明に係る紙葉類処理装置を実施形態に基づいて説明する。なお、本発明がこの実施形態に限定されないことはもちろんである。また、本明細書に添付した図面では特徴的な部分を分かり易く示すために実際のものとは異なった比率で構成要素を示す場合がある。
<紙幣処理装置の概要>
図1及び図2は、本発明に係る紙葉類処理装置の一実施形態である紙幣処理装置を示している。図1は、紙幣処理装置を構成する各構成部分に金属枠が装着されている状態を示している。図2は、図1に示す構造から金属枠を取り除いて、紙幣処理装置の内部の主要な構成要素を示している。図3は図1の矢印Aに従った紙幣処理装置の左側面図である。図1は図3の矢印Bに従った紙幣処理装置の正面図である。
図1では、図の上下方向が空間の鉛直方向であり、左右方向が水平方向である。本実施形態の紙幣処理装置1の高さは例えばH=690mm程であり、幅は例えばW=122mm程であり、奥行きは例えばD=705mm程である。
紙幣処理装置1は、例えば券売機の構成機器として用いられる。本実施形態の紙幣処理装置1は、千円、2千円、5千円、1万円の4金種を受付けて、主に千円、2千円、5千円の3金種をつり札として循環状態で搬送する構成となっている。但し、1万円についても循環状態で搬送させることができる構成となっている。
紙幣処理装置1は、通常、その底面が水平となるように設置される。紙幣処理装置1は各種の処理部を有している。具体的には、紙幣処理装置1は、入金口2と、入金部3と、出金口4と、出金部5とを有している。また、紙幣処理装置1は、上搬送部9aと、中搬送部9bと、下搬送部9cと、識別部10とを有している。また、紙幣処理装置1は、1万円札を収納するための収納庫である万円庫13aと、千円札を収納するための収納庫である千円庫13bと、2千円札及び5千円札を収納するための収納庫である2/5千円庫13cと、補給回収庫14とを有している。紙幣収納庫は基本的に各金種別に設定されており、2千円と5千円については1つの紙幣収納庫に混合して収容する構成となっている。
また、紙幣処理装置1はリジェクト部17を有している。リジェクト部17は出金リジェクト庫18a、補給リジェクト庫18b、取忘れ回収庫18cを有している。さらに、紙幣処理装置1は待避部19を有している。
図2に示すように、上搬送部9aは紙幣処理装置1の上部に設けられている。また、上搬送部9aは略垂直方向に延びている。また、上搬送部9aは、主に、補給回収庫14から中搬送部9bまでの紙幣の補給のための搬送を行う。また、上搬送部9aは、各収納庫13a,13b,13cから中搬送部9bまで搬送された紙幣の補給回収庫14又はリジェクト部17への搬送を行う。
下搬送部9cは紙幣処理装置1の下部に設けられている。また、下搬送部9cは略垂直方向に延びている。また、下搬送部9cは、主に、中搬送部9bを通過した紙幣の各収納庫13a,13b,13cへの収納のための搬送を行う。また、下搬送部9cは、各収納庫13a,13b,13cに保留された紙幣を返却処理において中搬送部9bまで搬送する。また、下搬送部9cは、回収処理において各収納庫13a,13b,13cから繰り出された紙幣を中搬送部9bまで搬送する。また、下搬送部9cは、出金処理において各収納庫13a,13b,13cから繰り出された紙幣を中搬送部9bまで搬送する。
中搬送部9bは上搬送部9aと下搬送部9cの間に設けられている。識別部10は紙幣処理装置1の後部に設けられている。中搬送部9bは、上搬送部9a及び下搬送部9cの両方向から識別部10へ紙幣を搬送する。また、中搬送部9bは、入金リジェクト紙幣を出金部5へ搬送する。
各搬送部9a,9b,9c及び紙幣処理装置1内に設けられたそれら以外の必要な搬送部は、搬送用ベルト22、搬送用ローラ23及び搬送路切換爪24を有している。なお、搬送用ベルト22、搬送用ローラ23及び搬送路切換爪24は紙幣処理装置1内の各搬送部内に多数設けられており、図2ではそれらのうちの一部のものに代表として符号を付している。また、各搬送部は必要に応じて紙幣検知器(すなわちセンサ)及び駆動手段を備えている。駆動手段は、例えばベルト搬送用の電動モータや、搬送路切換え爪用の電磁ソレノイド等である。
上記の各処理部及び搬送路は紙幣の長手方向に延びる両側辺(すなわち短手辺に直交する両側辺)の2ヶ所を挟持して紙幣を長手方向に沿って搬送する。各処理部によって実行される処理のスピードは4枚/秒程度である。搬送路における搬送可能な最大束搬送枚数は、例えば21枚である。搬送路における紙幣の束の搬送速度は、万円庫13a、千円庫13b、2/5千円庫13c、及び補給回収庫14における入金動作時等における紙幣の搬送速度よりも遅くなっている。
<紙幣処理装置1の各構成機器>
(入金口2)
図1及び図2において、入金口2は、挿入された紙幣を一括で、すなわち束で装置内に引き込む部分である。入金口2には1枚又は複数枚の紙幣の挿入が可能である。入金口2には、一括で最大50枚の紙幣を挿入できる。入金口2において、紙幣は縦長方向に挿入される。
(入金部3)
入金部3は、一括で挿入された複数枚の紙幣を一枚ずつに分離する。入金部3に引き込まれた紙幣は入金口2からは見えないようになっている。また、分離できない場合には入金口2から返却する。
(識別部10)
識別部10は紙幣の識別及び計数を行う。識別部10は、紙幣が往方向及び復方向の双方向のいずれへ搬送される場合でも紙幣の種類を識別及び計数することができる。入金時に識別できない紙幣、すなわち金種を確定できない紙幣、は返却する。出金時及び回収時に識別できない紙幣は出金リジェクト庫18aへ搬送する。補給時に識別できない紙幣は待避部19に搬送する。
(補給回収庫14)
補給回収庫14は、各金種の収納庫13a,13b,13cへ補給しようとする紙幣をセットしたり、各金種の収納庫13a,13b,13cから金種別に回収した紙幣を収納したりする収納庫である。補給される紙幣及び回収される紙幣は識別部10を経由する。紙幣処理装置1内の各種の紙幣収納庫13a,13b,13cに対する紙幣の管理をこの補給回収庫14を介して行うことができる。この補給回収庫14を紙幣処理装置1の内部に設けたことにより、紙幣処理装置1の全体を券売機から引き出すことなく、各紙幣収納庫13a,13b,13cに対する紙幣の補給や回収を行うことができる。
(待避部19)
待避部19は、1万円札が21枚を超える入金が発生した場合の22枚目以降の1万円札の保留を行う。1万円札以外の金種への設定も可能である。待避部19の最大保留枚数は20枚である。この設定は、搬送路によって搬送可能な最大束搬送枚数が20枚であることに対応している。取引の確定後、待避部19内の紙幣は万円庫13aへ束で搬送される。
(出金部5)
出金部5は、各収納庫13a,13b,13cから繰り出された紙幣をまとめて出金口4へ送る部分である。出金部5は、つり札の払出し時や、取引取消し時の紙幣の返却時や、入金時に識別部10にて識別できなかった紙幣の返却時等に、紙幣を出金口4へ向けてまとめて送り出す。出金部5における紙幣の最大保留枚数は50枚である。
(出金口4)
出金口4は、出金部5でまとめた紙幣を束の状態で部分的に外側へ出すことにより、紙幣を「抜取り待機状態」で保持する部分である。出金口4は最大で50枚の紙幣をまとめて外部へ出すことが可能である。
(リジェクト部17)
本実施形態ではリジェクト部17が紙幣処理装置1の奥側の上部に設けられている。リジェクト部17は、出金リジェクト庫18aと、補給リジェクト庫18bと、取忘れ回収庫18cとを有している。
(出金リジェクト庫18a)
出金リジェクト庫18aは、出金時及び回収時に識別部10で識別できなかった紙幣を保留する部分である。出金リジェクト庫18aにおける紙幣の最大保留枚数は100枚である。
(補給リジェクト庫18b)
補給時に識別部10で補給金種以外と判別された紙幣を保留する。
(取忘れ回収庫18c)
客は、出金口4から部分的に出ているつり札を取り忘れる場合がある。取忘れ回収庫18cは、そのように取忘れられた紙幣を回収する部分である。具体的には、一括で払い出された紙幣は、まず、出金口4において「抜取り待機状態」で保持される。そして、一定時間の間に抜取りがない場合には、取忘れ回収庫に回収される。取忘れ回収庫18cにおける紙幣の最大回収枚数は20枚である。21枚以上の取忘れの場合は、取忘れられた紙幣は出金部5に取り込まれ、その後、エラーが発生したものと判断されて紙幣処理装置1の動作が停止される。
(制御部等)
図3において矢印Cで示す側が紙幣処理装置1の裏側であり、この裏側は図1に示す紙幣処理装置1の正面側の反対側である。この紙幣処理装置1の裏側の機枠27に、駆動源としの電動モータ(例えばサーボモータ)(図示せず)や、配線(図示せず)や、動力伝達手段(例えば動力伝達用ベルト等)(図示せず)等や、各種の機器の動作を制御する制御部(図示せず)が設けられている。
上記の制御部は、例えば電子部品、マイクロコンピュータ、シーケンサ等を用いて構成される。この制御部は、例えば、図2の識別部10によって行われる入金時の識別結果及び計数結果を表示部(図示せず)へ伝送する処理や、出金金額命令(すなわち金種命令)に基づいた出金処理を行う。また、制御部は、紙幣処理装置1の状態、例えば処理中のモード、エラーの発生、扉の開閉、等といった状態の制御や、それらの状態を通知するための通信を行ったりする。
(紙幣処理装置1の動作概要)
紙幣処理装置1は次のような処理を行う。
(入金及び入金リジェクト処理)
図2において入金口2に投入された紙幣は、図4に示すように、一括すなわち束で紙幣処理装置1の内部へ取り込まれる。取り込まれた紙幣は、入金部3にて順次に1枚ずつ後方へ繰り出されて、識別部10にて識別され、さらに計数される。それらの処理後の紙幣は、金種別に、万円庫13aの保留部Qか、千円庫13bの保留部Qか、2/5千円庫13cの保留部Qに保留される。
各収納庫13a,13b,13cの内部であって保留部Qの上方位置には紙幣収納部Sが設けられている。上記のようにして保留部Qに保留された紙幣は、既に紙幣収納部Sに収納されている紙幣とは分離された状態で一次保留状態で(すなわち、取引確定前の問題が発生した紙幣の取出しが可能な状態で)保留される。なお、識別部10で識別できなかった紙幣は、出金部5へ搬送され、まとめた状態で出金口4から排出されて、客に返却される。
一次保留された紙幣は、取引対象物品が客へ提供される等によって取引が確定したときに、二次保留状態となる。二次保留状態は、紙幣が保留部Qから取出すことができなくなる状態であり、客による取引の取消しができなくなる状態である。取引が確定し、さらにつり札の払出し処理が終了して二次保留状態となった紙幣は、次の客の購入動作の開始により、紙幣収納部Sへ収納される。ここで、次の客の購入動作とは、先押し口座ボタンの押下げや、貨幣の投入(すなわち入金)や、カードの投入や、精算券の投入、等をいう。
(1万円札の41枚入金処理)
本実施形態では、定期券の設定最高金額として1万円札が41枚入金される場合がある。図4において、紙幣処理装置1の入金口2に1万円札が22枚以上挿入されたときには、1万円札の21枚目までは万円庫13aの保留部Qに保留し、22枚目以降は待避部19に保留する。そして、取引が確定されて取消し返却が無効とされると、万円庫13aの保留部Qにある21枚を紙幣収納部Sに収納し、その後、待避部19から万円庫13aの保留部Qへ紙幣を束で搬送して、二次保留の状態で保留する。そして、次の客が購入開始動作(例えば入金)を行ったときに、それまで保留部Q内で二次保留されていた紙幣を紙幣収納部Sへ移送して当該紙幣収納部Sに収納する。
なお、本実施形態では、紙幣を待避部19から万円庫13aへ搬送する際には、紙幣を一旦、下搬送部9cの上部まで移動させた後、スイッチバック(すなわち搬送方向を反転)させて、万円庫13aの保留部Qへ搬送する。
(取消し返却処理)
図4において各金種の収納庫13a,13b,13c内の保留部Qに一次保留された紙幣は、客による取引の取消しの意思があった場合には、投入された現物として図5に示すように客に返却される。この場合、返却に係るその紙幣は、保留部Qから集積状態(すなわち、束)のまま搬送路へ繰り出される。束となる紙幣の最大枚数は21枚である。具体的には、返却される紙幣は保留部Qから出金部5まで搬送され、他の金種の札とまとめられた上で出金口4を通して客へ返却される。
(出金及び出金リジェクト処理)
つり銭の金額は、投入された貨幣の金額と購入する物品の金額との差額によって決まる。つり札は、つり銭の金額に応じて必要金種の札によって決められる。つり札は図6において出金口4を通して外部へ払い出される。
各金種の収納庫13a,13b,13c内の紙幣収納部Sの上方位置には紙幣操出部Rが設けられている。つり札は、該当金種の紙幣操出部Rによって1枚ずつ搬送路へ繰り出され、識別部10によって金種が識別され、さらに制御部の演算処理により金額が計数され、出金部5へ搬送される。出金部5において紙幣の保留が完了すると、その紙幣が出金口4を通して一括で払い出される。識別部10で識別できなかった紙幣は、出金リジェクト庫18aへ搬送される。一括で払い出された紙幣は、出金口4にて抜取り待機状態で保持される。一定時間内に客による紙幣の抜取りが行われない場合には、その紙幣を取忘れ回収庫18cに取り込んで回収する。
本実施形態では、紙幣の挿入が一括挿入方式であるため、投入金額が購入金額を上回る場合がある。この場合であって、過剰投入金額が千円を上回るときにも、つり札の払出しと同様にして、過剰投入金額に相当する金額を紙幣で払い出す。
(補給及び補給リジェクト処理)
図7において、補給回収庫14は各金種の収納庫13a,13b,13cと同様に、保留部Q、紙幣収納部S及び紙幣操出部Rを有している。補給回収庫14の紙幣操出部Rから繰り出された紙幣は、識別部10にて金種を識別され、さらに制御部にて計数され、対応する金種別収納庫13a,13b,13cのいずれかの保留部Q内に保留される。そして、適宜のタイミングで当該収納庫内の紙幣収納部Sへ移送される。
なお、このような補給処理の場合には、保留部Qにおいて紙幣に対する一次保留は行われるが、二次保留(すなわち、取引が確定した後で紙幣の抜取りを禁止する保留)は行われない。また、識別部10にて識別できなかった紙幣は待避部19へ搬送される。待避部19へ搬送された紙幣は、取消し返却処理(図5)の中搬送部9bまでの経路から上搬送部9aへ進み、上搬送部9aで振り分けられて紙幣処理装置1の上部のリジェクト部17の補給リジェクト庫18bまでまとめて搬送される。
(回収及び回収リジェクト処理)
図8において、各金種の収納庫13a,13b,13cの紙幣操出部Rから繰り出された紙幣は、識別部10を経由して補給回収庫14へ搬送される。補給回収庫14へ送られた紙幣は保留部Qを経て紙幣収納部Sへ収納される。識別部10で識別できなかった紙幣は出金リジェクト庫18aへ搬送される。
(取忘れ回収処理)
図9において、出金口4にて一括で払い出された紙幣は当該出金口4にて抜取り待機状態で保持される。この状態の紙幣が一定時間、抜き取られない場合は、その紙幣が取忘れ回収庫18cへ搬送されて回収される。抜き取られない紙幣の枚数が21枚以上である場合は、それらの紙幣は出金部5へ搬送されて回収される。そして、その回収後、エラーが発生したものとして紙幣処理装置1の動作を停止する。
<中搬送部の構成及び動作>
以下、紙幣処理装置1内の中搬送部9bについて説明する。
図10は中搬送部9bを拡大して示している。中搬送部9bは、電動モータである第1
サーボモータ30aと、電動モータとしての第2のサーボモータ30bとを有している。第1サーボモータ30aは図2において上搬送部9a内の搬送ベルトと中搬送部9b内の搬送ベルトを駆動して周回移動させる。第2サーボモータ30bは下搬送部9b内の搬送ベルトを駆動して周回移動させる。
第1及び第2のサーボモータ30a及び30bの出力軸30c及び30dにツマミ32,32が取付けられている。第1サーボモータ30aの停止時に作業者が手動によって第1サーボモータ30aのツマミ32を手動によって回すことにより、上搬送部9a内及び中搬送部9b内の搬送ベルトを手動によって周回移動させることができる。また、第2サーボモータ30bの停止時に作業者が手動によって第2サーボモータ30bのツマミ32を手動によって回すことにより、下搬送部9b内の搬送ベルトを手動によって周回移動させることができる。
図10においてサーボモータ30a,30bの上方に上可動搬送部33aが設けられている。また、サーボモータ30a,30bの下方に下可動搬送部33bが設けられている。上可動搬送部33aは、2つの従動ローラ34a,34bと、それらのローラに掛け渡された従動搬送ベルト35aと、を有している。下可動搬送部33bは2つの従動ローラ34c,34dと、それらのローラに掛け渡された従動搬送ベルト35bと、を有している。
図11は図10の矢印Eに従って下可動搬送部33bの従動搬送ベルト35bを見た状態を示している。図示の通り、従動搬送ベルト35bは搬送の対象である紙幣Fの長手方向に沿って互いに平行に延びるように2個、設けられている。これらの従動搬送ベルト35bは紙幣Fの長手方向に延びる左右の両側辺部分に当接するようになっている。図10の上可動搬送部33aの従動搬送ベルト35aは図11の矢印Gで示す奥側に設けられている。この従動搬送ベルト35aも、従動搬送ベルト35bと同様に、紙幣Fの長手方向に沿って互いに平行に延びるように2個、設けられている。
なお、図11において符号39で示しているのは本実施形態の紙幣処理装置1の各種の構成機器を動かすための駆動系の構造である。この駆動系は、例えば動力伝達用のベルトや、当該ベルトを駆動するための電動モータや、紙幣の搬送路を切り換えるための爪部材を動作させるための機構や、その爪切換え機構を駆動するための電磁ソレノイド、等を含んでいる。この駆動系は、図1に示す紙幣処理装置1の正面側と反対側(すなわち図3の矢印Cで示す側)の側板に組付けられている。
図10において、中搬送部9bの上方に設けられた補給回収庫14は、ガイド機構38aによって支持されている。補給回収庫14は、ガイド機構38aによってガイドされて、図10に示す内部位置と図12に示す外部位置との間で矢印D-D’で示すように直線的に往復平行移動できる。また、図10の中搬送部9bの下方に設けられた千円庫13bはガイド機構38bによって支持されている。千円庫13bは、ガイド機構38bによってガイドされて、図10に示す内部位置と図12に示す外部位置との間で矢印D-D’で示すように直線的に往復平行移動できる。
図10に示す補給回収庫14の内部位置とは、補給回収庫14が紙幣処理装置1の内部の空間領域K1(図12参照)へ入っている位置である。補給回収庫14の外部位置とは、補給回収庫14が空間領域K1の外部へ出ている位置である。図10に示す千円庫13bの内部位置とは、千円庫13bが紙幣処理装置1の内部の空間領域K2(図12参照)へ入っている位置である。千円庫13bの外部位置とは、千円庫13bが空間領域K2の外部へ出ている位置である。
図12において、上可動搬送部33aは従動ローラ34bの中心軸を中心としてその全体が、図10で示す閉位置と図12で示す開位置との間で矢印H-H’のように揺動回転可能である。なお、この揺動回転は作業者の手動によって行われる。自然状態において、上可動搬送部33aは図10に示す閉位置に置かれる。この閉位置において、上可動搬送部33aの側面から突出するピン40が紙幣処理装置1の機枠41に設けた係合部材としての爪部材42に嵌合する。これにより、上可動搬送部33aの位置が決まっている。上可動搬送部33aが閉位置に在るとき、図2において、従動搬送ベルト35aと駆動側の第1搬送ベルト31aとによって、及び従動搬送ベルト35aと駆動側の第2搬送ベルト31bとによって、紙幣の搬送路が形成される。具体的には、従動搬送ベルト35aとそれぞれの駆動側搬送ベルト31a,31bとの間に、1枚の紙幣及び束の紙幣を搬送できるだけの適宜の隙間が形成される。
図12において、下可動搬送部33bは従動ローラ34dの中心軸を中心としてその全体が、図10で示す閉位置と図12で示す開位置との間で矢印J-J’のように揺動回転可能である。なお、自然状態において下可動搬送部33bは自重により図12の開位置に置かれる。そして、千円庫13bを図12に示す外部位置から図10に示す内部位置へ移動させると、下可動搬送部33bが千円庫13bの上先端部によって押し上げられて自動的に図10の閉位置にセットされる。この閉位置において、従動搬送ベルト35bと駆動側の第1搬送ベルト31a、及び従動搬送ベルト35bと駆動側の第2搬送ベルト31bとによって紙幣の搬送路が形成される。
なお、図11において2個の従動搬送ベルト35b,35bの間に搬送路を切換えるための複数(本実施形態では3個)の切換爪43が設けられている。これらの切換爪43は、図2において、第1搬送ベルト31aを用いた紙幣搬送路と、第2搬送ベルト31bを用いた紙幣搬送路とを切換える。切換爪43を動作させるための構造は必要に応じて自由に決めることができる。
本実施形態に係る中搬送部9bは以上のように構成されているので、図2において切換爪43,43を第1搬送ベルト31aを使う側にセットすれば、1枚の紙幣又は束の紙幣を、識別部10を経由させることなく搬送できる。他方、切換爪43,43を第2搬送ベルト31bを使う側にセットすれば、1枚の紙幣を識別部10へ給送できる。
本実施形態の紙幣処理装置1を稼働させているとき、不本意ながら紙幣が中搬送部9bにおいて詰まることがある。その場合、作業者は、例えば図12において補給回収庫14を矢印Dのように外部位置へ引き出す。そして、手動によって上可動搬送部33aを矢印H’のように開位置へと持ち上げて開く。これにより、中搬送部9bの上部分の紙幣搬送路が大きく開放されるので、作業者は中搬送部9bの上部分に詰まった紙幣を容易に取出すことができ、紙詰まりを解消できる。しかも、紙幣搬送路が大きく開放されるので、紙幣を傷付けるおそれが無い。さらに、補給回収庫14を引き出した後の空間領域K1を有効に活用できるので、紙幣処理装置1の内部に紙幣取出し専用の領域を確保する場合に比べて、紙幣処理装置1を小型に形成できる。
他方、作業者は、例えば図12において千円庫13bを矢印Dのように外部位置へ引き出すことができる。この場合、下可動搬送部33bは自重により自動的に矢印J’のように開位置へ下がる。これにより、中搬送部9bの下部分の紙幣搬送路が大きく開放されるので、作業者は中搬送部9bの下部分に詰まった紙幣を容易に取出すことができ、紙詰まりを解消できる。しかも、紙幣搬送路が大きく開放されるので、紙幣を傷付けるおそれが無い。さらに、補給回収庫14を引き出した後の空間領域K2を有効に活用できるので、紙幣処理装置1の内部に紙幣取出し専用の領域を確保する場合に比べて、紙幣処理装置1を小型に形成できる。
紙幣の詰まりを解消する際、作業者は図10において第1サーボモータ30aのツマミ32及び/又は第2サーボモータ30bのツマミ32を手動で回すことにより、図2の第1搬送ベルト31a、第2搬送ベルト31b、及びそれらの近傍の他の搬送ベルトを手動によって周回移動させることができる。これにより、中搬送部9bの近傍で詰まった紙幣を空間領域K1又はK2へ運んで、詰まりを解消できる。
図12において、千円庫13bの先端上部に当接部材44が設けられている。この当接部材44は樹脂によって形成されている。これにより、千円庫13bを空間領域K2へ収納するときに、千円庫13bと下可動搬送部33bとの衝撃を緩和できる。
なお、当接部材を用いることに変えて、磁石などを用いて簡易的に下可動搬送部33bを閉位置にするようにしても良い。この場合には、下可動搬送部33bの閉位置からの揺動回転が作業者の手動によって行われるが、作業者が閉位置へ復帰させるか、或いは千円庫を収納しない限り、自然状態で下可動搬送部33bは開位置となる。
(制御部を活用した紙幣詰まりの解除処理)
図2の上搬送部9a、中搬送部9b、下搬送部9c、及び必要に応じてその他の搬送部の適所に図示しない複数の紙幣検知器(例えば光電センサ)を配置する。制御部は紙幣検知器の出力信号をオンライン又は無線通信によって受け取る。制御部は紙幣検知器からの信号を監視することで搬送異常を検出する。また、制御部は、ホストコンピュータと接続され、搬送異常をホストコンピュータの表示部に表示することにより、搬送異常を係員に報知する。具体的には、搬送異常が発生した旨のメッセージや、搬送異常が発生した位置等が表示部に表示される。
係員は、補給回収庫14、千円庫13b等といった紙幣収納庫を紙幣処理装置1の外部へ引き出す。これにより、可動搬送部33a,33bの開放が可能になる。係員が図12のツマミ32,32を回すことで、各搬送部の搬送ベルトを手動で周回移送させることができる。そこで、係員が表示部に表示された情報を参照していずれの個所で詰まりが発生したかを判断し、ツマミ32,32を操作することで、詰まった紙幣を図12の空間領域K1又はK2へ運ぶことができる。
典型的には、空間領域K1及びK2のうち、紙幣詰まりの問題が発生した搬送部に近い方の空間領域へ紙幣を移動させれば良いが、当該近い方の空間領域内に予め紙幣収納庫を収納しておけば、紙幣を遠い方の空間領域へ持ち運ぶこともできる。係員が空間領域K1,K2内の紙幣搬送路から紙幣を取り出した後、紙幣処理装置1内の適所に設置した確認ボタンを操作すると、紙幣処理装置1は初期動作を行って通常処理へ移行する。
(その他の実施形態)
以上、好ましい実施形態を挙げて本発明を説明したが、本発明はその実施形態に限定されるものでなく、請求の範囲に記載した発明の範囲内で種々に改変できる。
例えば、本発明は紙幣以外の紙葉類に適用できる。上記実施形態では本発明を紙幣処理装置1の中搬送部9bに適用したが、中搬送部9b以外の搬送部に適用することもできる。
1:紙幣処理装置(紙葉類処理装置)、2:入金口、 3:入金部、 4:出金口、
5:出金部、 9a:上搬送部、 9b:中搬送部、 9c:下搬送部、 10:識別部、 13a:万円庫、 13b:千円庫、 13c:2/5千円庫、 14:補給回収庫、 17:リジェクト部、 18a:出金リジェクト庫、 18b:補給リジェクト庫、 18c:取忘れ回収庫、 19:待避部、 22:搬送用ベルト、 23:搬送用ローラ、 24:搬送路切換爪、 27:機枠、 30a:第1サーボモータ(電動モータ)、 30b:第2サーボモータ(電動モータ) 30c:出力軸、 30d:出力軸、 31a:第1搬送ベルト、 31b:第2搬送ベルト、 32:ツマミ、 33a:上可動搬送部、 33b:下可動搬送部、 34a,34b,34c,34d:従動ローラ、 35a,35b:従動搬送ベルト、 38a,38b:ガイド機構、 39:駆動系の構造、 40:ピン、 41:機枠、 42.爪部材(係合部材)、 43.切換爪、 44.当接部材、 K1,K2:空間領域、 Q:保留部、 S:紙幣収納部、 H:高さ、D:奥行、 W:幅

Claims (8)

  1. 紙葉類を収納する収納庫と、
    当該収納庫の周りで紙葉類を搬送する紙葉類搬送部と
    を有する紙葉類処理装置であって、
    前記収納庫は、前記紙葉類処理装置の内部の空間領域に収まる内部位置と、前記紙葉類処理装置の外部へ出る外部位置との間で移動可能であり、
    前記紙葉類搬送部は可動搬送部を有しており、
    当該可動搬送部は、紙葉類搬送路を形成する閉位置と、紙葉類搬送路を開放状態にする開位置との間で開閉移動可能である
    ことを特徴とする紙葉類処理装置。
  2. 前記紙葉類搬送部は駆動源によって駆動されて周回移動する駆動側搬送ベルトを有しており、
    前記可動搬送部は一対の支持用ローラに掛け渡されていて自由に周回移動できる無端状の可動部搬送ベルトを有しており、
    当該可動部搬送ベルトは、前記可動搬送部が前記閉位置にあるときに、前記駆動側搬送ベルトに対向する位置に置かれ、当該駆動側搬送ベルトと協働して紙葉類搬送路を形成する
    ことを特徴とする請求項1記載の紙葉類処理装置。
  3. 前記駆動源は前記駆動側搬送ベルトを手動によって回転させるためのツマミを有することを特徴とする請求項2記載の紙葉類処理装置。
  4. 前記可動部搬送ベルトは、前記一対の支持用ローラのうちの一方の支持用ローラであって前記収納庫が前記内部位置から前記外部位置へ移動するときの当該収納庫の移動路に沿った下流側にある支持用ローラ、を中心として回転移動でき、
    前記可動部搬送ベルトが前記下流側の支持用ローラを中心として回転移動することにより、前記可動搬送部が前記閉位置と前記開位置との間で開閉移動する
    ことを特徴とする請求項2又は請求項3記載の紙葉類処理装置。
  5. 前記可動搬送部は自然状態で前記閉位置にあり、
    当該閉位置にある前記可動搬送部の隣接領域を通って前記収納庫が前記内部位置と前記外部位置との間で移動する
    ことを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1つに記載の紙葉類処理装置。
  6. 前記可動搬送部は自然状態で前記開位置にあり、
    前記収納庫が前記外部位置から前記内部位置へ移動するときに、当該収納庫によって押されて前記可動搬送部が前記閉位置へ移動する
    ことを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1つに記載の紙葉類処理装置。
  7. 前記収納庫を収めるための一対の前記空間領域が前記識別部の両側に設けられており、
    前記紙葉類搬送部は前記一対の空間領域の間に設けられており、当該紙葉類搬送部は前記識別部に対して紙葉類を搬送し、
    当該紙葉類搬送部は前記一対の空間領域に対向する部分のそれぞれにおいて前記可動搬送部を有する
    ことを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか1つに記載の紙葉類処理装置。
  8. 前記一対の空間領域は前記識別部の上方位置及び下方位置に設けられており、
    上方の空間領域に対向する前記可動搬送部は自然状態において前記閉位置にあり、
    下方の空間領域に対向する前記可動搬送部は自然状態において前記開位置にある
    ことを特徴とする請求項7記載の紙葉類処理装置。
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