JP2022063385A - 現像装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】現像容器内における現像剤の搬送性能を好適に維持したままで、攪拌搬送部材の軸線方向の端部付近における現像剤の滞留の抑制作用を向上させる。【解決手段】現像装置30は、現像容器31と、第1攪拌搬送部材32と、トナー検出部36と、を備える。トナー検出部36は、第1攪拌搬送部材32の軸線方向Dxに対向する現像容器31の壁部31wに固定されて現像剤中のトナー量を検出する。第1攪拌搬送部材32は、支軸部321と、攪拌搬送部322と、一対の突出部323と、を備える。攪拌搬送部322は、軸線方向Dxの両端部に設けられた支軸部321の間で軸線方向Dxに延びるスクリュー3221を有する。一対の突出部323は、攪拌搬送部322の軸線方向Dxの端部から突出し、支軸部321を挟んで径方向に対向する。攪拌搬送部322は、トナー検出部36によるトナー量の検出領域Sa外に配置される。【選択図】図6

Description

本発明は、現像装置及びその現像装置を備えた画像形成装置に関する。
複写機やプリンター等の電子写真方式の画像形成装置では、像担持体である感光体ドラムの表面に形成した静電潜像を現像剤で現像し、後に用紙に転写されるトナー像を形成する装置が広く利用されている。そして、現像剤の性能維持と画像品質の保証とを実現するために、現像剤中のトナー量を好適に制御する技術が提案されている。このような従来の現像装置一例が、特許文献1に開示されている。
特許文献1に記載された従来の現像装置は、現像容器内の現像剤を攪拌しながら搬送する攪拌部材と、現像容器内の現像剤量を検出する現像剤検出センサーと、を備える。現像剤検出センサーは、攪拌部材の軸線方向の一端側に対向する現像容器の壁面に固定される。攪拌部材は、軸線方向の一端側において、現像容器の内壁に向かって突出する突出部と、当該突出部と径方向に対向して突出部を形成しない非突部と、を備える。これにより、攪拌部材の軸線方向の一端側付近において現像剤が滞留することを抑制することができ、現像剤検出センサーによって現像剤量を好適に制御することが可能である。
特開2017-203799号公報
しかしながら、上記の従来技術では、攪拌部材の一部分が現像剤検出センサーに近接することで、攪拌部材の軸線方向の一端側付近における現像剤の滞留を十分に抑制できない場合があることに課題があった。さらに、非突部を設けることで、現像容器内における現像剤の搬送性能が低下する虞があった。
本発明は、上記の点に鑑みなされたものであり、現像容器内における現像剤の搬送性能を好適に維持したままで、攪拌搬送部材の軸線方向の端部付近における現像剤の滞留の抑制作用を向上させることが可能な現像装置を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するため、本発明の現像装置は、現像容器と、現像剤担持体と、攪拌搬送部材と、トナー検出部と、を備える。前記現像容器は、像担持体に供給するトナーを含む現像剤を収容する。前記現像剤担持体は、前記現像容器内の前記現像剤を前記像担持体に供給する。前記攪拌搬送部材は、前記現像容器内に回転可能に支持されて回転軸線方向に沿って前記現像剤を攪拌しながら搬送する。前記トナー検出部は、前記攪拌搬送部材の軸線方向に対向する前記現像容器の壁部のうちの一方に固定されて前記現像容器内の前記現像剤中のトナー量を検出する。前記攪拌搬送部材は、支軸部と、攪拌搬送部と、一対の突出部と、を備える。前記支軸部は、前記攪拌搬送部材の軸線方向の両端部に設けられて前記壁部に回転可能に支持される。前記攪拌搬送部は、前記支軸部の間で軸線方向に沿って螺旋状に延びるスクリューを有する。前記一対の突出部は、前記攪拌搬送部の軸線方向の端部から前記壁部に向かって突出するとともに前記支軸部を挟んで径方向に対向する。前記攪拌搬送部は、前記トナー検出部による前記トナー量の検出領域外に配置される。
本発明の構成によれば、一対の突出部を設けることで、現像容器内における現像剤の搬送性能を好適に維持することができる。さらに、攪拌搬送部をトナー検出部によるトナー量の検出領域外に配置することで、トナー検出部が配置された攪拌搬送部材の軸線方向の端部付近における現像剤の滞留の抑制作用を向上させることが可能になる。
本発明の実施形態の画像形成装置の構成を示す概略断面図である。 図1の画像形成装置の画像形成部周辺を示す断面図である。 図1の画像形成装置の現像装置の平面図である。 図3の現像装置の第1攪拌搬送部材の平面図である。 図3の現像装置の第1攪拌搬送部材の斜視図である。 図4の第1攪拌搬送部材の部分拡大平面図である。 本発明の実施例の現像装置のトナー検出部のセンサー出力を示すグラフである。 本発明の実施例の現像装置に対する比較例の現像装置のトナー検出部のセンサー出力を示すグラフである。
以下、本発明の実施形態を図に基づき説明する。なお、本発明は以下の内容に限定されるものではない。
図1は、本発明の実施形態の画像形成装置1の構成を示す概略断面図である。図2は、図1の画像形成装置1の画像形成部20周辺を示す断面図である。本実施形態の画像形成装置1の一例としては、外部のコンピュータから印刷ジョブに係る画像データ及び印刷指令を受け付けて印刷を実行するいわゆるプリンターである。
画像形成装置1は、図1及び図2に示すように、その本体2に設けられた、給紙部3、用紙搬送部4、露光装置5、画像形成部20、転写部6、定着装置7、用紙排出部8、現像剤補給装置9、及び制御部10を備える。
給紙部3は、複数枚の用紙Sを収容し、印刷時に用紙Sを1枚ずつ分離して送り出す。用紙搬送部4は、給紙部3から送り出された用紙Sを転写部6及び定着装置7へと搬送し、さらに定着後の用紙Sを用紙排出口4aから用紙排出部8に排出する。露光装置5は、画像データに基づき制御されたレーザー光を画像形成部20に向かって照射する。
画像形成部20は、給紙部3の上方に配置される。画像形成部20は、図1に示すように所定の方向(図1における時計回り)に回転可能に支持された感光体ドラム(像担持体)21を備える。画像形成部20は、さらに感光体ドラム21の周囲に、その回転方向に沿って配置された帯電部22と、現像装置30と、クリーニング部23と、を備える。なお、現像装置30とクリーニング部23との間に転写部6が配置される。現像剤補給装置9は、現像装置30の上方に配置され、現像剤を現像容器31に補給する。
感光体ドラム21は、外周面に感光層を有する。帯電部22は、感光体ドラム21の外周面を所定電位に帯電させる。露光装置5は、帯電部22によって帯電された感光体ドラム21の外周面を露光し、感光体ドラム21の外周面に原稿画像の静電潜像を形成する。現像装置30は、この静電潜像にトナーを付着させて現像し、トナー像を形成する。
転写部6は、給紙部3の上方であって、画像形成部20の下方に配置される。転写部6は、感光体ドラム21の外周面に形成されたトナー像を用紙Sに転写させる。クリーニン
グ部23は、トナー像が用紙Sに転写された後、感光体ドラム21の外周面に残留するトナー等を除去してクリーニングする。
定着装置7は、トナー像が転写された用紙Sを加熱、加圧してトナー像を用紙Sに定着させる。
制御部10は、CPU、画像処理部、並びにその他の電子回路及び電子部品を含む(いずれも不図示)。CPUは、記憶部(不図示)に記憶された制御用のプログラムやデータに基づき、画像形成装置1に設けられた各構成要素の動作を制御して画像形成装置1の機能に係る処理を行う。給紙部3、用紙搬送部4、露光装置5、画像形成部20、転写部6、定着装置7、及び現像剤補給装置9のそれぞれは、制御部10から個別に指令を受け、連動して用紙Sへの印刷を行う。
続いて、画像形成部20の現像装置30の構成について、図1及び図2に加えて、図3を用いて説明する。図3は、図1の画像形成装置1の現像装置30の平面図である。なお、説明の便宜上、図3は、現像容器31の上側の描画を省略し、現像容器31の内部を上方から視認できる状態とした。また、図3以下の図中には、ともに平行に延びる第1攪拌搬送部材32、第2攪拌搬送部材33及び現像ローラー34の軸線方向を矢線Dxで示した。
現像装置30は、例えば本体2に対して着脱可能である。現像装置30は、図2及び図3に示すように、現像容器31と、第1攪拌搬送部材32と、第2攪拌搬送部材33と、現像ローラー(現像剤担持体)34と、規制部材35と、を備える。
現像容器31は、感光体ドラム(像担持体)21の軸線方向(図2の紙面奥行き方向、図3の左右方向)に沿って延びる細長い形状であって、その長手方向を水平にして配置される。現像容器31は、現像装置30から感光体ドラム21に供給する現像剤として、例えば磁性トナーのみからなる磁性一成分現像剤を収容する。なお、本書内の説明において、現像剤を単に「トナー」と呼ぶことがある。また、現像剤は、例えばトナー及び磁性キャリアを含む二成分現像剤であっても良い。
現像容器31は、仕切り部311と、第1攪拌室312と、第2攪拌室313と、第1連通部314と、第2連通部315と、を有する。
仕切り部311は、現像容器31の内部に設けられる。仕切り部311は、現像容器31の長手方向と交差する方向(図2の左右方向、図3の上下方向)の略中央部に設けられ、現像容器31の長手方向及び上下方向に延びる。仕切り部311は、現像容器31の内部を、長手方向と交差する方向において区分する。
第1攪拌室312及び第2攪拌室313は、現像容器31の内部に設けられる。第1攪拌室312及び第2攪拌室313は、現像容器31の内部が仕切り部311によって区分されることで形成される。第1攪拌室312及び第2攪拌室313は、互いにほぼ同じ高さに並置される。
第2攪拌室313は、現像容器31内の、現像ローラー34の配置領域に隣接して配置される。第1攪拌室312は、現像容器31内の、第2攪拌室313よりも現像ローラー34から離隔した領域に配置される。第1攪拌室312は、現像剤補給口312a(図3参照)を有し、現像剤補給口312aを通して現像剤補給装置9から現像剤の補給を受ける。
第1連通部314及び第2連通部315は、仕切り部311の長手方向の両端側それぞれに配置される。第1連通部314及び第2連通部315は、第1攪拌室312及び第2攪拌室313が連通している。第1連通部314は、第1攪拌室312から第2攪拌室313に向かって現像剤が流通する。第2連通部315は、第2攪拌室313から第1攪拌室312に向かって現像剤が流通する。
第1攪拌搬送部材32は、第1攪拌室312内に配置される。第2攪拌搬送部材33は、第2攪拌室313内に配置される。第2攪拌搬送部材33は、現像ローラー34に近接して平行に延びる。第1攪拌搬送部材32及び第2攪拌搬送部材33は、現像ローラー34と平行に水平方向に延びる軸線回りに回転可能に現像容器31に支持される。第1攪拌搬送部材32及び第2攪拌搬送部材33の基本的な構成は、同じである。
図3に示すように、第1攪拌搬送部材32は、回転の軸線方向Dxに沿って第2連通部315側から第1連通部314側に向かう第1方向f1に現像剤を攪拌しながら搬送する。第2攪拌搬送部材33は、回転の軸線方向Dxに沿って第1連通部314側から第2連通部315側に向かう第2方向f2に現像剤を攪拌しながら搬送する。第1攪拌搬送部材32の現像剤搬送方向である第1方向f1と、第2攪拌搬送部材33の現像剤搬送方向である第2方向f2と、は互いに反対の方向である。
現像ローラー(現像剤担持体)34は、現像容器31内の、第2攪拌搬送部材33の側方に隣接して配置される。現像ローラー34は、感光体ドラム21の軸線と平行に延びる軸線回りに回転可能に現像容器31に支持される。現像ローラー34は、例えば図2において反時計回りに回転する円筒状の現像スリーブと、現像スリーブ内に固定された現像ローラー側磁極とを有する(いずれも不図示)。
現像ローラー34は、その外周面の一部が現像容器31から露出し、感光体ドラム21と対向し、近接する。現像ローラー34は、感光体ドラム21との対向領域において感光体ドラム21の外周面に供給するトナーを、その外周面に担持する。現像ローラー34は、現像容器31内の現像剤を感光体ドラム21に供給する。言い換えれば、現像ローラー34は、第2攪拌室313内のトナーを感光体ドラム21の外周面の静電潜像に付着させ、トナー像を形成する。
規制部材35は、現像ローラー34と感光体ドラム21との対向領域の、現像ローラー34の回転方向上流側に配置される。規制部材35は、現像ローラー34に近接して対向し、その先端と現像ローラー34の外周面との間に所定の間隔を設けて配置される。規制部材35は、現像ローラー34の軸線方向Dxの全域にわたって延びる。規制部材35は、現像ローラー34の外周面に担持される現像剤(トナー)の層厚を規制する。
現像容器31内のトナーは、第1攪拌搬送部材32及び第2攪拌搬送部材33の回転により、第1連通部314及び第2連通部315を通って第1攪拌室312と第2攪拌室313との間を循環する。このとき、現像容器31内のトナーは、攪拌されて帯電され、現像ローラー34の外周面に渡る。現像ローラー34の外周面に担持されたトナーは、規制部材35によって層厚が規制された後、現像ローラー34の回転によって現像ローラー34と感光体ドラム21との対向領域に搬送される。現像ローラー34に所定の現像電圧が印加されると、感光体ドラム21の外周面の電位との間の電位差により、現像ローラー34の外周面に担持されたトナーが対向領域において感光体ドラム21の外周面に移動し、感光体ドラム21の外周面の静電潜像が現像される。
続いて、第1攪拌搬送部材32とその周辺の構成について、図2及び図3に加えて図4、図5及び図6を用いて詳細に説明する。図4は、図3の現像装置30の第1攪拌搬送部
材32の平面図である。図5は、図3の現像装置30の第1攪拌搬送部材32の斜視図である。図6は、図4の第1攪拌搬送部材32の部分拡大平面図である。
第1攪拌搬送部材32は、図4及び図5に示すように、支軸部321と、攪拌搬送部322と、一対の突出部323と、を備える。第1攪拌搬送部材32は、例えばABS樹脂等のトナーが付着し難い合成樹脂で構成され、これらの構成要素が同一の部材として一体的に形成される。
支軸部321は、第1攪拌搬送部材32の軸線方向Dxの両端部それぞれに設けられる。支軸部321は、現像容器31の壁部31wに回転可能に支持される。一方の支軸部321は、現像容器31の壁部31wに対向する円板形状のフランジ部321fを備える。
攪拌搬送部322は、第1攪拌搬送部材32の軸線方向Dxにおいて、2つの支軸部321の間に配置される。攪拌搬送部322は、スクリュー3221と、一対のリブ部3222と、連結部3223と、を有する。
スクリュー3221は、2つの支軸部321の間で軸線方向Dxに沿って螺旋状に延びる。本実施形態において、スクリュー3221は、螺旋部3221sと、中空部3221cと、を有する。
螺旋部3221sは、2つの支軸部321の間で軸線方向Dxに沿って螺旋状に延びる。螺旋部3221sは、軸線方向Dxから見て円環形状である。中空部3221cは、螺旋部3221sの径方向中心部に形成される。中空部3221cは、軸線方向Dxに沿って延びる円柱形状である。螺旋部3221sは、軸線方向Dxの厚さが比較的薄いブレード状に形成される。螺旋部3221sの軸線方向Dxの厚さは、径方向外側から径方向中心に向かうに従って厚くなるように構成される。
一対のリブ部3222は、第1攪拌搬送部材32の軸線方向Dxのほぼ全域にわたって、螺旋部3221sの対向する面間を接続して延びる。一対のリブ部3222は、軸線中心を隔てて径方向に対向して対を成す。一対のリブ部3222は、軸線中心からの径方向距離が同じ位置に配置される。一対のリブ部3222は、軸線方向Dxに沿って延びる角柱形状である。詳細に言えば、リブ部3222の軸線方向Dxと交差する断面形状は、径方向と交差する方向に長く延びる略矩形形状である。
連結部3223は、本実施形態において、攪拌搬送部322の軸線方向Dxの両端部に配置される。連結部3223は、現像容器31の壁部31wと軸線方向Dxに対向する。連結部3223は、径方向に延びて支軸部321と一対のリブ部3222とを連結する。連結部3223は、径方向の両端部それぞれにおいてリブ部3222に接続し、径方向の中央部において支軸部321に接続する。2つの連結部3223が、2つの支軸部321それぞれに対して設けられる。連結部3223の径方向と交差する断面形状は、周方向に長く延びる略矩形形状である。
一対の突出部323は、第1攪拌搬送部材32の軸線方向Dxの端部に設けられる。一対の突出部323は、本実施形態において、第1攪拌搬送部材32の軸線方向Dxの両端部それぞれに設けられる。一対の突出部323は、攪拌搬送部322の軸線方向Dxの端部から現像容器31の壁部31wに向かって突出する。一対の突出部323は、支軸部321を挟んで径方向に対向して対を成す。
一対の突出部323は、連結部3223の径方向の両端部に配置される。一対の突出部323は、連結部3223から現像容器31の壁部31wに向かって突出する。一対の突
出部323は、本実施形態において、軸線方向Dxに沿って一対のリブ部3222の延長線上に配置される。
現像装置30は、図3及び図6に示すように、さらにトナー検出部36を備える。トナー検出部36は、第1攪拌搬送部材32の軸線方向Dxに対向する現像容器31の壁部31wのうちの一方に固定される。トナー検出部36は、その検知面が現像容器31の内側を向くように壁部31wに固定される。トナー検出部36は、現像容器31内の現像剤中のトナー量を検出する。
トナー検出部36は、例えば透磁率センサーを含む。透磁率センサーは、検知面から所定の検出領域Sa(図6参照)内において透磁率の変化を検出し、その透磁率に応じた信号を出力する。すなわち、現像容器31内のトナー量が変化すればトナー検出部36の検出領域Sa内の透磁率も変化し、それに応じてトナー検出部36の出力信号も変化する。画像形成装置1の制御部10は、トナー検出部36から受信したセンサー出力信号に基づき、現像剤補給装置9から現像装置30への現像剤の補給開始、補給停止を制御する。
なお、トナー検出部36は透磁率センサーに限定されるわけではなく、例えば圧電センサーを用いても良い。圧電センサーは、検知面の圧力の変化を検出し、その圧力に応じた信号を出力する。
攪拌搬送部322は、図6に示すように、トナー検出部36によるトナー量の検出領域Sa外に配置される。この構成によれば、一対の突出部323を設けることで、現像容器31内における現像剤の搬送性能を好適に維持することができる。さらに、攪拌搬送部322をトナー検出部36によるトナー量の検出領域Sa外に配置することで、トナー検出部36が配置された第1攪拌搬送部材32の軸線方向Dxの端部付近における現像剤の滞留の抑制作用を向上させることが可能になる。これにより、トナー検出部36を用いて、現像容器31内のトナー量を好適に制御することが可能である。
詳細に言えば、連結部3223は、トナー検出部36が固定された現像容器31の壁部31wと軸線方向に対向するとともに、トナー検出部36によるトナー量の検出領域Sa外に配置される。この構成によれば、攪拌搬送部322の径方向中心部に軸を有さず、中空部3221cを有することで、現像剤の付着の抑制が図られた第1攪拌搬送部材32を用いているため、現像剤の搬送性能と、現像剤の滞留の抑制作用と、をさらに向上させることが可能である。
現像装置30は、図3及び図6に示すように、さらに清掃部材37を備える。清掃部材37は、トナー検出部36が配置された側の第1攪拌搬送部材32の軸線方向Dxの一端部に設けられる。清掃部材37は、第1攪拌搬送部材32の支軸部321から第1攪拌搬送部材32の略径方向外側に向かって延びる。清掃部材37は、例えば可撓性を有する金属等で線状に形成され、巻きばね部371と、清掃部372と、屈曲部373と、を備える。
巻きばね部371は、コイル状に形成され、支軸部321の外周に巻き付けられ、当該コイルの軸線中心を支軸部321が貫通する。巻きばね部371の一端は、第1攪拌搬送部材32に固定され、巻きばね部371の全体が支軸部321の周方向に自由に回転できないようになっている。巻きばね部371の他端は、清掃部372に接続する。
清掃部372は、第1攪拌搬送部材32に固定されない巻きばね部371の他端に接続される。すなわち、清掃部372は、支軸部321から第1攪拌搬送部材32の略径方向外側に向かって延びる。清掃部372は、現像容器31の壁部31wの内面に隣接する。
屈曲部373は、清掃部372の、第1攪拌搬送部材32の略径方向外側に向かって延びる先端部に設けられる。屈曲部373は、清掃部372の略径方向外側の先端部において、現像容器31の内側方向であって現像容器31の壁部31wから離れる方向に折れ曲がる。
支軸部321の軸線中心から清掃部材37の径方向外端部までの長さは、支軸部321の軸線中心からトナー検出部36の検出領域Saの径方向外端部までの長さよりも長いことが好ましい。
清掃部材37は、第1攪拌搬送部材32とともに回転する。このとき、清掃部372は、トナー検出部36の検出領域Saを含む現像容器31の壁部31wの内面を滑るように接触しながら回転する。これにより、清掃部材37は、現像容器31内のトナー検出部36の検出領域Saに付着した現像剤を除去する。
上記の構成によれば、トナー検出部36が配置された第1攪拌搬送部材32の軸線方向Dxの端部付近における現像剤の滞留の抑制作用を、より一層向上させることが可能になる。さらに、清掃部材37は、屈曲部373が現像容器31の内側方向に折れ曲がるので、現像容器31の壁部31wから内側に向かって離れた場所まで堆積した現像剤を効果的に崩して除去することができる。
続いて、本発明に係る実施例の現像装置30と、比較例の現像装置と、のそれぞれのトナー検出部のセンサー出力の比較について説明する。図7は、本発明の実施例の現像装置30のトナー検出部36のセンサー出力を示すグラフである。図8は、本発明の実施例の現像装置30に対する比較例の現像装置のトナー検出部のセンサー出力を示すグラフである。
ここで、実施例である上記構成の現像装置30に対する比較例の現像装置について説明する。図示しないが、比較例の現像装置の基本的な構成は、上記実施形態の現像装置30と同じである。しかしながら、比較例の現像装置は、攪拌搬送部が、トナー検出部によるトナー量の検出領域内に配置される。詳細に言えば、比較例の現像装置は、例えば図6において、第1攪拌搬送部材32の径方向に延び、トナー検出部36が固定された壁部31wと軸線方向に対向する連結部3223が、トナー検出部36によるトナー量の検出領域Sa内に配置される。
なお、トナー検出部36の透磁率センサーは、現像容器31内のトナー量を表す透磁率を電圧値として出力する。第1攪拌搬送部材32及び第2攪拌搬送部材33によって現像容器31内の現像剤が一定周期で攪拌されていることから、透磁率であるセンサー出力には、周期的なピークが生じる。周期ごとに平均化したセンサー出力値と、実際のトナー量との相関を予め取得することで、現像容器31内のトナー量を好適に制御することが可能である。
図8によれば、比較例の現像装置の場合、トナー検出部のセンサー出力は、高低の変動幅が比較的大きく、周期ごとの波形が不安定であることが分かる。さらに、比較例のセンサー出力は、ノイズ(高周波)が多く発生していることが分かる。このような比較例の現像装置の場合、現像容器31内のトナー量の制御精度が低下する虞がある。
これに対して、図7に示す実施例の現像装置30の場合、トナー検出部36のセンサー出力は、高低の変動幅が小さく、周期ごとの波形が安定していることが分かる。さらに、実施例のセンサー出力は、ノイズ(高周波)が少ないことが分かる。したがって、実施例
の現像装置30では、トナー検出部36を用いて、現像容器31内のトナー量を好適に制御することが可能である。
以上、本発明の実施形態につき説明したが、本発明の範囲はこれに限定されるものではなく、発明の主旨を逸脱しない範囲で種々の変更を加えて実施することができる。
例えば、上記実施形態では、画像形成装置1は、モノクロの画像を形成するモノクロ印刷用の画像形成装置であることとしたが、このような機種に限定されるわけではない。画像形成装置は、複数色の画像を重ねて形成するカラー印刷用の画像形成装置であっても良い。
本発明は、現像装置及び画像形成装置において利用可能である。
1 画像形成装置
10 制御部
20 画像形成部
21 感光体ドラム(像担持体)
30 現像装置
31 現像容器
31w 壁部
32 第1攪拌搬送部材(攪拌搬送部材)
34 現像ローラー(現像剤担持体)
36 トナー検出部
37 清掃部材
321 支軸部
322 攪拌搬送部
323 突出部
3221 スクリュー
3221c 中空部
3221s 螺旋部
3222 リブ部
3223 連結部
Dx 軸線方向
Sa 検出領域

Claims (4)

  1. 像担持体に供給するトナーを含む現像剤を収容する現像容器と、
    前記現像容器内の前記現像剤を前記像担持体に供給する現像剤担持体と、
    前記現像容器内に回転可能に支持されて回転軸線方向に沿って前記現像剤を攪拌しながら搬送する攪拌搬送部材と、
    前記攪拌搬送部材の軸線方向に対向する前記現像容器の壁部のうちの一方に固定されて前記現像容器内の前記現像剤中のトナー量を検出するトナー検出部と、
    を備え、
    前記攪拌搬送部材は、
    前記攪拌搬送部材の軸線方向の両端部に設けられて前記壁部に回転可能に支持される支軸部と、
    前記支軸部の間で軸線方向に沿って螺旋状に延びるスクリューを有する攪拌搬送部と、
    前記攪拌搬送部の軸線方向の端部から前記壁部に向かって突出するとともに前記支軸部を挟んで径方向に対向する一対の突出部と、
    を備え、
    前記攪拌搬送部は、前記トナー検出部による前記トナー量の検出領域外に配置されることを特徴とする現像装置。
  2. 前記攪拌搬送部は、
    前記支軸部の間で軸線方向に沿って螺旋状に延びる螺旋部及び前記螺旋部の径方向中心部に形成された中空部を有する前記スクリューと、
    前記攪拌搬送部材の軸線方向の全域にわたって前記スクリューの前記螺旋部の対向する面間を接続して延びるとともに軸線中心を隔てて径方向に対向する一対のリブ部と、
    径方向に延びて前記支軸部と一対の前記リブ部とを連結する連結部と、
    前記連結部から前記壁部に向かって突出する前一対の記突出部と、
    を有し、
    前記連結部は、前記トナー検出部が固定された前記壁部と軸線方向に対向するとともに、前記トナー検出部による前記トナー量の検出領域外に配置されることを特徴とする請求項1に記載の現像装置。
  3. 前記トナー検出部が配置された側の前記攪拌搬送部材の軸線方向の一端部に設けられ、前記攪拌搬送部材とともに回転して前記現像容器内の前記トナー検出部の検出領域に付着した前記現像剤を除去する清掃部材を備えることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の現像装置。
  4. 請求項1~請求項3のいずれかに記載の現像装置を備えることを特徴とする画像形成装置。
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