JP2022062678A - 磁気的リトラクト機能付きソレノイドマイクロアクチュエーター - Google Patents

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Abstract

【課題】 可能なかぎり少ない部品数で、機械的なばね要素なしで、マイクロアクチュエーターを作る。【解決手段】 摺動ブロック(30)の軸方向の運動を制御するコイル(6、61、62)を備える磁気的マイクロアクチュエーター(100)である。摺動ブロック(30)は、強磁性であり又は磁化されている後側アーバー(42)と連結又は整列している少なくとも1つの永久磁石(2)を含み、摺動ブロック(30)のまわりで延在しているコイル(6、61、62)を通る軸方向(D)に回転磁場の磁力線を導き、後側アーバー(42)の後端(43)まで延在している。後側アーバー(42)は、磁気的に引き合うことによってマイクロアクチュエーター(100)の構造(20)の後面(25)の近傍に位置する少なくとも1つの第1の強磁性復元要素(8)と連係して、これによって、いずれのコイル(6、61、62)もパワーオンでないときに、摺動ブロック(30)を後側トラベル端位置に戻す。【選択図】 図5

Description

本発明は、少なくとも1つのコイルを備える少なくとも1つの構造を備える磁気的マイクロアクチュエーターに関する。前記コイルは、パワーオン位置において、前側トラベル端位置まで、前記マイクロアクチュエーターにある摺動ブロックに対して、軸方向の第1の方向へと軸方向の推進力を与えるように構成しており、前記前側トラベル端位置は、前記構造の第1の支持面と、前記摺動ブロックの第1の当接面との間の当接支持に対応する位置であり、前記前側トラベル端位置においては、前記摺動ブロックにある前側アーバーが、前記構造の前面から突出し、前記摺動ブロックは、いずれの前記コイルもパワーオンでないときに、前記第1の方向とは反対の前記軸方向の第2の方向に動くことができ、前記構造の第2の支持面と前記摺動ブロックの第2の当接面との間の当接支持に対応する後側トラベル端位置まで純粋に磁気的な手段によって戻される。
本発明は、さらに、少なくとも1つの前記マイクロアクチュエーターを備えるプリント回路に関する。
本発明は、さらに、少なくとも1つの前記マイクロアクチュエーター及び/又は少なくとも1つの前記プリント回路を備える携行型時計(例、腕時計、懐中時計)に関する。
本発明は、マイクロメカニカルアクチュエートシステムの分野、特に、計時器の分野に関する。
伝統的なソレノイドアクチュエーターは、マイクロメカニクス、特に、計時器の構成、にあまり適応していないことが多い。実際に、このようなアクチュエーターは、アクチュエートと戻しの制約に加えて、特に計時器のアプリケーションで要求される、非常に小さな寸法構成の要件を満たさなければならない。
戻しばねの使用は、マイクロアクチュエーターを全体的に大きくしてしまい、かつ、経時的に最適な耐久性を確実にするものではない。
本発明は、制御された機械的な制動力を与えることができる、特にマイクロメカニカル、そして計時器のアプリケーションのための、マイクロアクチュエーターを開発することを目的とする。
特に興味深いのは、制動に関するアプリケーションである。このような制動においては、マイクロメカニクス、特に、計時器、において、反応時間と、待機位置への戻し時間が極めて短いことが要求される。
このため、伝統的なソレノイドアクチュエーターを改良して、アクチュエート時間と戻し時間の制約、そして、特に計時器のアプリケーションで要求される、非常に小さな寸法構成、を満たすようにすることを伴う。
このために、本発明は、請求項1に記載の磁気的マイクロアクチュエーターに関する。
本発明は、さらに、少なくとも1つの前記マイクロアクチュエーターを備えるプリント回路に関する。
本発明は、さらに、少なくとも1つの前記マイクロアクチュエーター及び/又は少なくとも1つの前記プリント回路を備える携行型時計に関する。
添付の図面を参照しながら以下の詳細な説明を読むことによって、本発明の他の特徴及び利点が明らかになる。
ステーターを形成するコイルを包囲する、ここでは前側ケースと後側ケースを備える、ブロック構造を備える本発明に係るマイクロアクチュエーターについての模式的な斜視図である。このコイル内で永久磁石とアーバーを備える摺動ブロックが動くことができる。マイクロアクチュエーターは、さらに、摺動ブロックが中を通って突出することがある開口が設けられている前側ケースの反対側にて、後側ケースの後側に取り付けられている、ここでは軟強磁性体のリングの特定の形である、第1の強磁性復元要素を備える。 図1のマイクロアクチュエーターについての模式的な拡大斜視図である。 第1の形態における図1のマイクロアクチュエーターについての軸Dを通る平面Pに沿った模式的な断面図である。これにおいては、摺動ブロックが、非磁性又は軟強磁性でありアクチュエート位置にある前側アーバー及び後側アーバーを備える。 第2の形態についての図3と同様な模式的な断面図である。これにおいては、摺動ブロックが、永久磁石と一体化されたアーバーを備え、後退位置にある。 図3のマイクロアクチュエーターの磁場を有限要素法でシミュレーションすることによって得た磁場グラフである。永久磁石の磁力線は、摺動ブロックの前側アーバーと後側アーバーを通るように導かれる。パワーオン状態のコイルは、前側アーバー、後側アーバー及び磁石を含む摺動ブロックを正のZ方向に駆動する。コイルの電流がオフにされると、強磁性復元要素、特に、軟強磁性リング、が逆方向の力を発生させ、この力は、摺動ブロックに作用して、摺動ブロックをその初期位置に戻す。変位の経路を破線で示している。 図3のマイクロアクチュエーターにおける力の変化を示しているグラフである。横軸に示している変位Dに応じて、Z軸に沿って軸方向Dに摺動ブロックが動くときに摺動ブロックに作用する力を縦軸に示している。実線は、電流を流したときにコイルが与える正の力の変化を示している。破線は、強磁性復元要素に与えられる戻し力の変化を示している。 図3のマイクロアクチュエーター、そして、図6に示している力のプロファイルについてのグラフである。破線は、横軸に示している時間tの関数として、Z軸に沿った軸方向Dへの摺動ブロックの動きの変化を示している。実線は、時間tの関数として摺動ブロックの速度の変化を示している。 図3のマイクロアクチュエーター、そして、図6に示している力のプロファイルについての別のグラフである。破線は、横軸に示している時間tの関数として、Z軸に沿った軸方向Dへの摺動ブロックの動きの変化を示している。実線は、時間tの関数として力の変化を示している。 アーバーと一体化されたトロイダル永久磁石が発生させる磁場を有限要素法でシミュレーションすることによって得られた図5と同様な形態の磁場グラフである。このアーバーには、その両端に永久磁石的な延長部分がある。この有限要素法によるシミュレーションにおいては、摺動ブロックのみが関わり、コイルや後側強磁性体リングは含まれない。 2つのコイルに囲まれた摺動ブロックについての、摺動ブロックの軸を通る模式的な部分断面図である。これによって、コイルの電源に応じて、摺動ブロックのまわりにて、反対方向又は同じ方向の磁場を形成することができる。 摺動ブロックについての摺動ブロックの軸を通り抜ける模式的な部分断面図である。摺動ブロックの片側のみに2つのコイルが配置され、この2つのコイルが同じ方向の付加的な効果のある磁場を発生させるような瞬間的な電源供給の状況にある。 マイクロアクチュエーターについての摺動ブロックの軸を通る図3と同様な形態の模式的な部分断面図である。このマイクロアクチュエーターは、第1の強磁性復元要素とは反対側にある構造の前側において、第2の強磁性復元要素を備え、前側アーバーの前端と連係して戻しを行うように構成している。 実質的に対称的な構造のマイクロアクチュエーターを示している図12と同様の形態の図である。このマイクロアクチュエーターは、摺動ブロックが支持する永久磁石の両側にコイルを備える。 第1の強磁性復元要素が中実要素であるような本発明に係るマイクロアクチュエーターの後側部分の詳細を示している。 第1の強磁性復元要素が、直径が異なり実質的に共平面な2つの強磁性リングを備えるような、本発明に係るマイクロアクチュエーターの後側部分の詳細を示している。 構造が並置されている本発明に係るマイクロアクチュエーターについての模式的な斜視図である。様々な摺動ブロックの突出がマトリックスコーディングに対応するような構成において、各構造は、摺動ブロックと、それに関連づけられたコイルを含む。 プリント回路の一部を形成している、本発明に係る第1のマイクロアクチュエーター及び本発明に係る第2のマイクロアクチュエーターを備える、マイクロ機構、特に携行型時計、を示しているブロック図である。前記第1のマイクロアクチュエーターの摺動ブロックは、計時器用ムーブメントのような他の機構のコンポーネントをアクチュエートするように構成している。前記第2のマイクロアクチュエーターの摺動ブロックは、マイクロ機構のケースから突出することによってユーザーの表皮を刺激するように構成している。
本発明においては、アーマチャーを引っ込めるために磁気的要素を用いる、リニアソレノイド電磁マイクロアクチュエーター又はプランジャーマイクロアクチュエーターについて説明する。このアーマチャーは、プランジャーコアとも呼ばれ、ここでは摺動ブロックと呼ばれる。本発明は、可能なかぎり少ない部品数で、機械的なばね要素なしで、小型の機械的制動要素を作ることを目的とする。
ソレノイドアクチュエーターは、一般的な機械工学の分野、特に、機構の制御のための分野、においてよく知られている。ソレノイドアクチュエーターは、ほとんどの場合、摺動ブロックの戻しばねを備えるが、これは、特に動作サイクルの継続時間に関して、性能を制限してしまう。このような戻しばねは、小型化が難しく、個人用機器には用いられていない。
本発明は、特に、マイクロメカニカルのアプリケーション、そして計時器のアプリケーションのための、制御された機械的な制動力を与えることができるマイクロアクチュエーターを開発することを目的とする。
特に、興味深いのは、制動に関するアプリケーションである。これにおいては、マイクロメカニクス、特に計時器、の分野において、極めて短い反応時間が要求され、そして、極めて短い待機位置への戻し時間が要求される。
このために、伝統的なソレノイドアクチュエーターを改良して、アクチュエート時間と戻し時間の制約、そして、特に計時器のアプリケーションにおいて要求される、非常に小さな寸法構成の要件を満たすようにする。
図1及び2に、本発明に係るマイクロアクチュエーターデバイス100を示している。これは、ブロック構造を形成しており、ここでは、前側ケース10と後側ケース12によって構成している。なお、これに限定されない。この後側ケース12は、ステーターを形成するコイル6と、少なくとも1つの永久磁石2とアーバー4を含む摺動ブロックとを包囲している。このアーバー4は、一体化されていることができ、又は複数の整列した部分、例えば、図3に示しているように永久磁石2の両側にある前側アーバー41と後側アーバー42、に分割されていることができる。第1の強磁性復元要素8、特に、軟強磁性リング(これに限定されない)、が前側ケース10とは反対側の後側ケース12の後側に取り付けられる。ここで、マイクロアクチュエーター100のデバイスのアセンブリーは、2つのピン14(これに限定されない)によって、組み付けられた状態に保持される。
マイクロアクチュエーター100は、ソレノイドアクチュエーターと同様に動作する。コイル6に電流が流れると、磁石2を押し戻す力が発生し、この力は、アーバー4を前側ケース10の方へと正のZ方向に前進させるように押す。最大変位は、トラベル端におけるトラベル端当接、例えば、前側ケース10との磁石2の接触、によって決まる。電流が逆の場合、摺動ブロックは、摺動ブロックとステーター(コイル6)の間の接触点によって定められる初期位置まで後退する。
特定のアプリケーションにおいては、一方向にしか電流を流さない方が有利である(単極駆動)。この場合、摺動ブロックを戻すためには、2つの選択肢が考えられる。携行型時計の場合のようにマイクロアクチュエーター100が複数の向きを向いて動作するように意図されている一般的な場合においては、図1~4においてリングによって示している少なくとも1つの第1の強磁性要素8を用いることができる。また、この強磁性要素8は、ブロックやディスクであることもできる。摺動ブロック30が常に鉛直方向上方に動くようにマイクロアクチュエーター100が配置されているような、非常に特殊な場合、特に、静的な場合、においては、摺動ブロック30の重量によって必要な戻し力を与えることができる。この摺動ブロック30は、重力場によって下方に戻される。このレイアウトは、固定型時計のような静的な設備のために、まれにしか用いられない。一般的な場合においては、摺動ブロックが後退して待機位置へと動くことを確実にするような戻し力を発生させる必要がある。
図3及び4は、異なる構成のこのようなマイクロアクチュエーター100についての断面図である。図3は、両方とも強磁性である前側アーバー41と後側アーバー42を備える摺動ブロック30の展開状態(アクチュエートされた状態)を示している。図4は、摺動ブロック30の後退位置(止め位置)を示しており、単一の一体的なアーバー4が前側アーバー41と後側アーバー42を連結し、永久磁石を形成する。
図3のような前側アーバー41と後側アーバー42がある形態では、必要なアクチュエート力と後退力があることを確実にするために、後側アーバー42が強磁性であることは必須である。前側アーバー41は、その一部が強磁性体であることができ、また、非磁性体であることができる。前側アーバー41は、一般的にはマイクロアクチュエーター100から少なくとも0.5mm離間する対象物との物理的接触を確立するように意図されている。
この対象物は、機構の要素、特に、表示機構の要素、又は発振器の要素、例えば、バランス、又はさらには触覚的反応デバイスのためのユーザーの表皮における要素などによって構成することができる。
当然、アプリケーションに応じて、変位範囲、したがって、ターゲットの位置、を調整することができる。トラベルが長くても、アクチュエート力と戻し力が正しく調整されることを確実にする必要がある。
図4のような形態では、アーバー4と磁石2は、一体的な要素を構成する。この場合も、アーバー4の前側アーバー41を形成する前側部分は、非磁性体であることができるが、アーバー4の後側アーバー42を形成する後側部分が磁化された材料によって作られていることが有利である。
図5は、円筒状の磁石2及び第1の環状強磁性復元要素8を備える、図3のマイクロアクチュエーター100の、軟強磁性である前側アーバー41及び後側アーバー42を備える形態における磁力線の様子を示している。この図5は、半径方向の対称性がある有限要素法によるシミュレーションの結果である。後側アーバー42は、磁石2の磁力線をコイル6の方に、そして、第1の復元要素8の方に導く。この永久磁石2の磁力線は、前側アーバー41と後側アーバー42を通るように導かれる。コイル6は、摺動ブロック30を正のZ方向に駆動する。コイルの電流が切り替わってオフになると、第1の強磁性復元要素8、特に軟強磁性リングは、逆方向の力を発生させて、摺動ブロック30に作用して、摺動ブロック30を初期位置に戻す。変位経路δの端を破線で示しており、この例においては、変位経路δは0.5mmである。
有限要素法によるシミュレーションを用いて、デッドコイル6(0V)とライブコイル6(2.5V)の場合に対して、変位に応じた力を求めた。図6のグラフに、計算された力を示している。この図6は、図3のマイクロアクチュエーターにおいて、横軸に示している変位Dの関数として、摺動ブロック30がZ軸に沿って軸方向Dに動いたときに摺動ブロック30に作用する力の変化を縦軸に示している。実線は、コイル6に電流が流れているときにコイル6が与える正の力の変化を示している。破線は、強磁性リング8が与える戻し力の変化を示している。
電流をオフに切り替えたときに、破線の曲線によると、前記力は負の力(後退)であり、摺動ブロック30が前進すると減少する。なお、前記力は、最大伸長時においても、摺動ブロック30を復元かつ後退するために依然として十分であり、この構成では0.1mN以下のオーダーである。必要な力は、下において詳細に説明するようにアーバーとケーシングの間の接触点によって定められる、摺動ブロック30とステーターの間の静摩擦と、重力によって定められる。オン状態のときの力のプロファイルは、実線の曲線によると、正であり、0.5mNに近い。スイッチング力は高く維持され、摺動ブロック30が前方に摺動すると、さらに、20%よりも大きく増加する。これは、後側にて、軟強磁性の後側アーバー42が存在することによるものである。この存在によって、磁石2が発生させる相当に大きい磁場と相当に大きい磁場勾配が、コイル6と組み合わさることが確実になる。
計算された力から動きを得るためには、このようなシステムの微分式を所望の時間スケールにわたって積分する。その結果を図7及び8に示している。
このアウトラインは、質量0.015gの摺動ブロック30、4m秒間の2.5Vのアクチュエートインパルスの場合に作られたものであり、図6に示しており上で言及した力のプロファイルに対応している。最大変位は0.3mmまでに留まっている。この位置は、前側アーバー41によって物体と衝突したときに対応する。なぜなら、デバイス自体の最大変位はδ=0.5mmであるためである。図7に示しているように、衝撃時には、小さな動きの後に跳ね返りがある。グラフを見ると、約5m秒後に120mm/秒の速度でアーバー4が目標に到達していることがわかる。衝突速度と可動体の質量が接触力を定め、跳ね返りが運動の量を定める。コイル6のパワー供給が止まると、衝撃の前であっても、摺動ブロック30は、5m秒で待機位置に戻る。この戻りは、強磁性リング8によって確実になるが、接触時に発生することがある跳ね返りによっても確実になる。この跳ね返りは、摺動ブロック30の戻りを妨げる可能性のある静摩擦を防ぐために有益である。
図8は、時間の関数として、変位と力を示している。コイル6のアクチュエート電流がオフに切り替わると、力が負であるために、摺動ブロック30が減速し始めることがよくわかる。しかし、依然としてインパクト点に到達することができる。戻し力があるので、摺動ブロック30は、開始位置に戻り、随意的に、接触点における衝撃吸収に応じて、複数回跳ね返る。なお、摺動ブロック30が、一旦止まると、第1の強磁性復元要素8と摺動ブロック30の間に発生する保持力によって、常に適切な位置に確実に保持されることは重要である。この例においては、保持力は約0.5mNであり、これは、小さな振動や衝撃があったときでさえも安定な待機位置を保持するために十分である。
図9は、アーバーの両端に永久磁石の延長部分がある全体的に永久磁石によって構成している摺動ブロック30が発生させる磁場を示している。この構成においては、アーバーと磁石は、単一の部品である。陰によって、正(白色)と負(灰色)のBzの領域を示している。この磁力線は、強磁性の磁石ーアーバーの複合型摺動ブロック30によって得られる磁力線と非常に似ている。
摩擦が制限要因となる。摩擦が懸念事項であり、設計によって、アーバーの摺動が有効であることを確実にする必要がある。ケース10及び12に形成されるガイド開口によって適切な位置に保持される、完全に整列される前側アーバー41と後側アーバー42によって、摩擦を最小限に抑えることができる。アーバーとケーシングを構成している材料の間の摩擦は、低摩擦係数の材料を組み合わせたり、潤滑コーティングを施したりして、最小限に抑える必要がある。もう1つの高価な手法は、計時器の伝統に則って、石(ルビー)を金属やセラミックスのアーバーに合わせることである。アーバーの外径とコイルの内径の間に十分な間隙を設けることで、アーバーとコイルが接触しないことを確実にすることができる。マイクロアクチュエーターのアーバーと構造20の間の間隙、そして、磁石2の外径と構造20の空洞との間の間隙についても同様であり、これによって、磁石2はこの構造20に接触しない。当然、各間隙の計算は、機器の動作温度の全範囲を考慮に入れる。
ユーザーへの情報伝達には、一般的には、視覚と聴覚が関与する。一方で、伝統的な感覚である嗅覚、味覚及び触覚はあまり用いられない。触覚反応は、現在、活発に研究されている分野であり、数多くのバリエーションがある。
このようなマイクロアクチュエーターは、他のアプリケーション、特に、点字表示のような触読用の反応触覚の分野、において用いることができる。隆起していたり凹んでいたりする文字を用いる目の不自由な人のためのテキストコーディングは、14世紀にZayn Ud Din Al Alidiによって、17世紀にFrancesco Lana de Terziによって、18世紀に盲人のための最初の学校を設立したValentin Hauyによって、開発された。そして、この読み取りコードは、19世紀にCharles Barbier de la Serreによって、軍事用の夜間の読み書きのために改良され、そして、Louis Brailleによって改良されて、世界的なコードとなった。同じく18世紀に、Abraham-Louis Breguetが、暗闇でも時刻を確認できるように突き出たピンを備えるタクトウォッチを作っている。
触覚の利用は、現在、活発な研究分野であり、数多くのバリエーションが発生している。特に、表皮において肌の認識を識別するようにする傾向があり、そして、いわゆる触覚的知覚は、個人の神経系や筋肉系が与える情報と、この局所的な皮膚知覚に特有の情報との組み合わせに関係し、そして、物体やその動き、変形を広く定めることを可能にする。また、この触覚的知覚は、温度の認識のような個人の他の感覚が与える情報と組み合わせることもできる。
本発明に係るマイクロアクチュエーターは、その寸法構成が小さいことによって、触読を容易にすることを可能にする。特に、特定の周波数で同じ信号を繰り返すことを可能にし、実際に、特定の周波数が触覚アプリケーションにおける刺激を増加させ、このことは、不可避な衝撃力を小さくさせることも可能にする。
また、このマイクロアクチュエーターは、携行型電子機器、特に、機械式シグナリングシステムのような個人用機器、にも用いることができ、これによって、例えば、手足に圧力をかけたり叩いたりして、通知、アラーム、電話の着信、メッセージの到着、放射線レベルのような物理的変数が特定のしきい値を超えたことなどを伝える。
特に、図示しているように、本発明は、少なくとも1つのコイル6、61、62を含む少なくとも1つの構造20を備える磁気的マイクロアクチュエーター100に関する。
このコイル6、61、62は、パワーオン位置において、構造20の第1の支持面21と摺動ブロック30の第1の当接面31の間の当接支持に対応する前側トラベル端位置まで、マイクロアクチュエーター100にある摺動ブロック30に対して、軸方向Dの第1の方向にて軸方向の推進力を与えるように構成している。
この前側トラベル端位置において、摺動ブロック30にある前側アーバー41が、構造20の前面24から突出している。
また、いずれのコイル6、61、62もパワーオンでないときに、摺動ブロック30は、軸方向Dにて第1の方向とは反対側の第2の方向に動くことができ、構造20の第2の支持面22と摺動ブロック30の第2の当接面32との間の当接支持に対応する後側トラベル端位置に、純粋に磁気的な手段によって戻される。
本発明によると、摺動ブロック30は、少なくとも1つの永久磁石2を備え、この永久磁石2は、前側アーバー41と整列される後側アーバー42と連結される、又は後側アーバー42の少なくとも1つの部分を構成している。この少なくとも1つの永久磁石2は、軸方向Dのまわりの回転磁場を発生させる。
後側アーバー42は、強磁性であり又は磁化されており、回転磁場の磁力線を、実質的に軸方向Dに、摺動ブロック30のまわりで延在している前記少なくとも1つのコイル6、61、62を通るように導くように構成しており、後側アーバー42の後端43まで延在しており、この後側アーバー42は、少なくとも1つの第1の強磁性復元要素8と磁気的に引き合うように連係する傾向がある。
この第1の強磁性復元要素8は、前面24とは反対側における構造20の後面25の近傍に位置しており、永久磁石2が作る磁場と連係して、いずれのコイル6、61、62もパワーオンでないときに、摺動ブロック30を後側トラベル端位置に戻すように構成している。
特に、この少なくとも1つの永久磁石2は、前側アーバー41と、この前側アーバー41と整列する後側アーバー42の間に挿入される。
特に、この少なくとも1つの永久磁石2は、前側アーバー41及び/又は後側アーバー42と一体化されている。
特に、この少なくとも1つの永久磁石2には、摺動ブロック30の第1の当接面31及び/又は摺動ブロック30の第2の当接面32がある。さらに、この少なくとも1つの永久磁石2は、前側アーバー41及び/又は後側アーバー42に対して半径方向に突出しており、摺動ブロック30の第1の当接面31及び/又は第2の当接面32を支持するフランジを形成する。
特に、少なくとも1つの第1の強磁性復元要素8は、軸方向Dのまわりの回転体であり、後側トラベル端位置までの後退時に非接触で後側アーバー42を包囲するように構成している。
特に、少なくとも1つの第1の強磁性復元要素8は、軸方向Dのまわりの回転体であり、後側トラベル端位置までの後退時に後側アーバー42と当接支持するように連係するように構成している前側当接面を有する。
特に、少なくとも1つの永久磁石2は、前側アーバー41と連結されており、又は前側アーバー41の少なくとも1つの部分を構成しており、この少なくとも1つの永久磁石2は、軸方向Dのまわりの回転磁場を発生させる。この前側アーバー41は、強磁性であり又は磁化されており、回転磁場の磁力線を実質的に軸方向Dに導くように構成しており、前側アーバー41の前端45まで延在しており、前記前側アーバー41は、構造20の前面24の近傍に位置している少なくとも1つの第2の強磁性復元要素9と磁気的に引き合うように連係して、いずれのコイル6、61、62もパワーオンでないときに、摺動ブロック30をその後側トラベル端位置に戻す傾向がある。
特に、構造20は、双方向性の電源に接続される少なくとも1つのコイル6、61、62を備える。
特に、構造20は、複数のコイル6、61、62を備える。これらのコイルにパワー供給するモードによって、軸方向Dにて同じ方向の磁場を作ること、又は逆方向の磁場を作ることが可能になるようにすることができる。したがって、電源の極性が動作モードを決める。
特に、この摺動ブロック30の少なくとも1つの永久磁石2の両側に、少なくとも2つのコイル6、61、62がある。
特に、摺動ブロック30にあるすべての永久磁石2の両側に、少なくとも2つのコイル6、61、62が設けられる。
特に、マイクロアクチュエーター100は、横方向の面によって連結される複数の構造20を備え、これらの複数の構造20は一緒に、ブロック200の少なくとも1つの第1の側から突出するように構成している摺動ブロック30のマトリックスを含むブロック200を形成する。
摺動ブロック30のトラベルは、明らかに、マイクロアクチュエーター100の寸法構成に依存する。計時器のアプリケーションにおいては、ミリメートルのオーダー、特に、1.0mm以下、又はミリメートルの小部分、のトラベルが多くのアプリケーションに適合する。
特に、図示している形態に対応する例示的実施態様において、マイクロアクチュエーター100は、携行型時計のコンポーネントであり、トラベルが0.5mm以下である少なくとも1つの摺動ブロック30を備え、前記摺動ブロック30は、携行型時計の発振器、エスケープ機構又は表示機構にある別のコンポーネントに、止め又は調整のための衝撃を与えるように構成している。有利な計時器のアプリケーションにおいて、クロノグラフのトリガー又は停止、針合わせの調整、カレンダーの調整、ティンバーのパーカッション、又は打撃機構におけるゴングなどが挙げられる。
特に、マイクロアクチュエーター100は、ユーザーの皮膚に接触する携行型機器のコンポーネントであり、ユーザーに警告信号を与えるためにタッチごとに少なくとも1つのインパルスを与えること、及び/又は一連の符号化されたインパルスをユーザーに伝えること、を行うように構成している少なくとも1つの摺動ブロック30を備える。
特に、マイクロアクチュエーター100は、互いに幾何学的に離れた位置における一連のインパルスをユーザーに伝えるように構成している複数の摺動ブロック30を備える。
本発明は、さらに、プリント回路400のプレート上にはんだ付けされたCMSコンポーネントの形態である少なくとも1つの前記マイクロアクチュエーター100を備えるプリント回路400に関する。
特に、プリント回路400は、マイクロアクチュエーター100のコイル6、61、62にパワー供給するための少なくとも1つの回路を備える。さらに、プリント回路400は、プリント回路400が支持する各マイクロアクチュエーター100に含まれる各コイル6、61、62のための電源回路を備える。
本発明は、さらに、少なくとも1つの前記マイクロアクチュエーター100、及び/又は少なくとも1つの前記プリント回路400、及びマイクロアクチュエーター100の少なくとも1つのコイル6、61、62にパワー供給するための少なくとも1つのエネルギー源600を備える携行型時計1000に関し、かつ/又はマイクロアクチュエーター100の少なくとも1つのコイル6、61、62にパワー供給するための少なくとも1つのエネルギー源600を備える少なくとも1つのムーブメント500に関する。
短く書くと、本発明においては、制動力や触覚的反応を与えるように用いることができる電磁アクチュエーターについて説明している。この電磁アクチュエーターは、単極の電源で動作させることができる。なぜなら、特に軟強磁性体によって作られたリングのような第1の強磁性復元要素8のおかげで戻し力が確実になるためである。
このように、本発明に係るマイクロアクチュエーターには、多くの利点がある。
アクチュエートされていない状態において、後退位置は安定しており、明確に定められる。これによって、振動や衝撃のような機械的な外乱が発生した場合でも、「オン」状態でのみ制動が行われることが確実になる。
本発明は、プランジャー摺動ブロックの極めて迅速な戻しを必要とするあらゆる構成において有利である。
後退位置を維持するためにパワーを与える必要はない。
また、提案している幾何学的形状は本質的に衝撃に強い。なぜなら、摺動ブロック30は1次元の自由度で大きな応力を受けるためである。
提案しているデバイスは、非常にコンパクトで、可動なコンポーネントを1つしか備えない。ばねは必要ない。
マイクロアクチュエーター100は、標準的なプリント回路上に容易に組み込むことができるように、CMSコンポーネントとして製造することができ、このことによって、設置が非常に容易であることとコストが適度であることが確実になる。
2 永久磁石
4 アーバー
6、61、62 コイル
8 第1の強磁性復元要素
9 第2の強磁性復元要素
10 前側ケース
12 後側ケース
20 構造
21 第1の支持面
22 第2の支持面
24 前面
25 後面
30 摺動ブロック
31 第1の当接面
32 第2の当接面
41 前側アーバー
42 後側アーバー
43 後端
45 前端
100 マイクロアクチュエーター
200 ブロック
400 プリント回路
500 ムーブメント
600 エネルギー源
1000 携行型時計
D 軸方向

Claims (21)

  1. 少なくとも1つのコイル(6、61、62)を備える少なくとも1つの構造(20)を備える磁気的マイクロアクチュエーター(100)であって、
    前記コイル(6、61、62)は、パワーオン位置において、前側トラベル端位置まで、前記マイクロアクチュエーター(100)にある摺動ブロック(30)に対して、軸方向(D)の第1の方向へと軸方向の推進力を与えるように構成しており、
    前記前側トラベル端位置は、前記構造(20)の第1の支持面(21)と前記摺動ブロック(30)の第1の当接面(31)との間の当接支持に対応する位置であり、
    前記前側トラベル端位置においては、前記摺動ブロック(30)にある前側アーバー(41)が、前記構造(20)の前面(24)から突出し、
    前記摺動ブロック(30)は、いずれの前記コイル(6、61、62)もパワーオンでないときに、前記第1の方向とは反対の前記軸方向(D)の第2の方向に動くことができ、
    前記構造(20)の第2の支持面(22)と前記摺動ブロック(30)の第2の当接面(32)との間の当接支持に対応する後側トラベル端位置まで純粋に磁気的な手段によって戻され、
    前記摺動ブロック(30)は、少なくとも1つの永久磁石(2)を備え、前記永久磁石(2)は、前記前側アーバー(41)と整列される後側アーバー(42)に連結され、又は前記後側アーバー(42)の少なくとも1つの部分を構成しており、
    前記少なくとも1つの永久磁石(2)は、前記軸方向(D)のまわりの回転磁場を発生させ、
    前記後側アーバー(42)は、強磁性であり又は磁化されており、前記摺動ブロック(30)のまわりで延在している前記少なくとも1つのコイル(6、61、62)を通る実質的に前記軸方向(D)に前記回転磁場の磁力線を導くように構成しており、前記後側アーバー(42)の後端(43)まで延在しており、
    前記後側アーバー(42)は、前記前面(24)とは反対側の前記構造(20)の後面(25)の近傍に位置している少なくとも1つの第1の強磁性復元要素(8)と磁気的に連係する傾向があり、
    これによって、いずれの前記コイル(6、61、62)もパワーオンでないときに、前記摺動ブロック(30)を前記後側トラベル端位置に戻す
    ことを特徴とするマイクロアクチュエーター(100)。
  2. 前記少なくとも1つの永久磁石(2)は、前記前側アーバー(41)と、前記前側アーバー(41)と整列される後側アーバー(42)の間に挿入される
    ことを特徴とする請求項1に記載のマイクロアクチュエーター(100)。
  3. 前記少なくとも1つの永久磁石(2)は、前記前側アーバー(41)及び/又は前記後側アーバー(42)と一体化されている
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載のマイクロアクチュエーター(100)。
  4. 前記少なくとも1つの永久磁石(2)には、前記摺動ブロック(30)の前記第1の当接面(31)、及び/又は前記摺動ブロック(30)の前記第2の当接面(32)がある
    ことを特徴とする請求項1~3のいずれか一項に記載のマイクロアクチュエーター(100)。
  5. 前記少なくとも1つの永久磁石(2)は、前記前側アーバー(41)及び/又は前記後側アーバー(42)に対して半径方向に突出しており、
    前記摺動ブロック(30)の前記第1の当接面(31)及び/又は前記第2の当接面(32)を支持するフランジを形成する
    ことを特徴とする請求項1~4のいずれか一項に記載のマイクロアクチュエーター(100)。
  6. 前記少なくとも1つの第1の強磁性復元要素(8)は、前記軸方向(D)のまわりの回転体であり、
    前記後側アーバー(42)の後側トラベル端位置までの後退時に、接触することなく前記後側アーバー(42)を包囲するように構成している
    ことを特徴とする請求項1~5のいずれか一項に記載のマイクロアクチュエーター(100)。
  7. 前記少なくとも1つの第1の強磁性復元要素(8)は、軸方向(D)のまわりの回転体であり、
    前記後側アーバー(42)の後側トラベル端位置への後退時に、前記後側アーバー(42)と連係して当接支持するように構成している前側当接面を有する
    ことを特徴とする請求項1~5のいずれか一項に記載のマイクロアクチュエーター(100)。
  8. 少なくとも1つの前記永久磁石(2)は、前記前側アーバー(41)と連結している、又は前記前側アーバー(41)の少なくとも1つの部分を構成し、
    前記少なくとも1つの永久磁石(2)は、前記軸方向(D)のまわりの回転磁場を発生させ、
    前記前側アーバー(41)は、強磁性であり又は磁化されており、実質的に前記軸方向(D)に前記回転磁場の磁力線を導くように構成しており、前記前側アーバー(41)の前端(45)まで延在しており、
    前記前側アーバー(41)は、前記構造(20)の前記前面(24)の近傍に位置する少なくとも1つの第2の強磁性復元要素(9)と磁気的に連係して、いずれの前記コイル(6、61、62)もパワーオンでないときに、前記摺動ブロック(30)を後端トラベル端位置に戻す傾向がある
    ことを特徴とする請求項1~7のいずれか一項に記載のマイクロアクチュエーター(100)。
  9. 前記構造(20)には、双方向性の電源に接続される少なくとも1つの前記コイル(6、61、62)がある
    ことを特徴とする請求項1~8のいずれか一項に記載のマイクロアクチュエーター(100)。
  10. 前記構造(20)には、軸方向(D)における同じ方向の磁場を形成するように構成している複数の前記コイル(6、61、62)がある
    ことを特徴とする請求項1~9のいずれか一項に記載のマイクロアクチュエーター(100)。
  11. 前記構造(20)には、複数の前記コイル(6、61、62)があり、そのうちの少なくとも2つは、軸方向(D)における反対方向の磁場を形成するように構成している
    ことを特徴とする請求項1~9のいずれか一項に記載のマイクロアクチュエーター(100)。
  12. 前記摺動ブロック(30)の前記少なくとも1つの永久磁石(2)の両側に、少なくとも2つの前記コイル(6、61、62)がある
    ことを特徴とする請求項10又は11に記載のマイクロアクチュエーター(100)。
  13. 前記摺動ブロック(30)にあるすべての前記永久磁石(2)の両側に、少なくとも2つの前記コイル(6、61、62)がある
    ことを特徴とする請求項12に記載のマイクロアクチュエーター(100)。
  14. 前記マイクロアクチュエーター(100)は、横方向の面によって連結される複数の前記構造(20)を備え、複数の前記構造(20)は一緒に、前記ブロック(200)の少なくとも1つの第1の側から突出するように構成している前記摺動ブロック(30)のマトリックスを含むブロック(200)を形成する
    ことを特徴とする請求項1~13のいずれか一項に記載のマイクロアクチュエーター(100)。
  15. 前記マイクロアクチュエーター(100)は、携行型時計のコンポーネントであり、トラベルが1.0mm以下である少なくとも1つの前記摺動ブロック(30)を備え、
    前記前記摺動ブロック(30)は、1つの前記携行型時計における発振器、エスケープ機構又は表示機構に含まれる他のコンポーネントに対する止め又は調整のための衝撃を与えるように構成している
    ことを特徴とする請求項1~14のいずれか一項に記載のマイクロアクチュエーター(100)。
  16. 前記マイクロアクチュエーター(100)は、ユーザーの皮膚に接触する携行型デバイスのコンポーネントであり、ユーザーに警告信号を与えるようにタッチごとに少なくとも1つのインパルスを与えること、及び/又は一連の符号化されたインパルスを前記ユーザーに伝えることを行うように構成している少なくとも1つの前記摺動ブロック(30)を備える
    ことを特徴とする請求項1~14のいずれか一項に記載のマイクロアクチュエーター(100)。
  17. 前記マイクロアクチュエーター(100)は、横方向の面によって連結される複数の前記構造(20)を備え、複数の前記構造(20)は一緒に、前記ブロック(200)の少なくとも1つの第1の側から突出するように構成している前記摺動ブロック(30)のマトリックスを含むブロック(200)を形成し、
    前記マイクロアクチュエーター(100)は、互いに幾何学的に離れた一連のインパルスを前記ユーザーに伝えるように構成している複数の前記摺動ブロック(30)を備える
    ことを特徴とする請求項16に記載のマイクロアクチュエーター(100)。
  18. 請求項1~17のいずれか一項に記載のマイクロアクチュエーター(100)を少なくとも1つ備えるプリント回路(400)であって、
    前記マイクロアクチュエーター(100)は、前記プリント回路(400)のプレート上にはんだ付けされたCMSコンポーネントの形態である
    ことを特徴とするプリント回路(400)。
  19. 前記プリント回路(400)は、前記マイクロアクチュエーター(100)の前記コイル(6、61、62)にパワー供給するための少なくとも1つの回路を備える
    ことを特徴とする請求項18に記載のプリント回路(400)。
  20. 前記プリント回路(400)は、前記プリント回路(400)が支持する各マイクロアクチュエーター(100)に含まれる各コイル(6、61、62)のための電源回路を備える
    ことを特徴とする請求項19に記載のプリント回路(400)。
  21. 少なくとも1つの請求項1~15のいずれか一項に記載の前記マイクロアクチュエーター(100)及び/又は請求項18~20のいずれか一項に記載の少なくとも1つのプリント回路(400)を備える携行型時計(1000)であって、
    前記携行型時計(1000)は、前記マイクロアクチュエーター(100)の少なくとも1つの前記コイル(6、61、62)にパワー供給するための少なくとも1つのエネルギー源(600)を備え、かつ/又は
    前記マイクロアクチュエーター(100)の少なくとも1つの前記コイル(6、61、62)にパワー供給するための少なくとも1つのエネルギー源(600)を備える少なくとも1つのムーブメント(500)を備える
    ことを特徴とする携行型時計(1000)。
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