JP2022059344A - 管制装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】駐車ロボットの稼働率を低減し、入庫又は出庫を容易にできる管制装置を提供すること。【解決手段】管制装置25は、自動バレー駐車場に用いられる。管制装置は、駐車スペースの中で車両11が駐車する駐車位置と、入出庫車室との間の走行経路の一部である第1区間では、車両が自動バレー駐車機能を用いて走行することを支援する。管制装置は、走行経路における第1区間以外の部分である第2区間では、車両に対し横方向から接近及び離脱する駐車ロボット31を用いて車両を搬送する。【選択図】図2

Description

本開示は管制装置に関する。
特許文献1に混在型の自動バレー駐車場が開示されている。混在型の自動バレー駐車場は、駐車スペースと、入出庫車室とを備える。混在型の自動バレー駐車場は、車両を搬送可能な駐車ロボットを備える。
駐車ロボットは、入庫する車両を、入出庫車室から、駐車スペース内の駐車位置まで搬送する。また、駐車ロボットは、出庫する車両を、駐車位置から入出庫車室まで搬送する。
自動バレー駐車機能を備える車両は、入出庫車室から駐車位置まで自走することで入庫できる。また、自動バレー駐車機能を備える車両は、駐車位置から入出庫車室まで自走することで出庫できる。
特開2018-204373号公報
入出庫車室と駐車位置との間の走行経路の全てにわたって車両を駐車ロボットで搬送する場合、駐車ロボットの稼働率が高くなってしまう。
また、例えば、駐車位置の縦列方向に他の車両等が存在することがある。車両がこの駐車位置に出入りするためには、車両を横方向に移動させる必要がある。しかしながら、車両は横方向へは自走できないため、入出庫車室と駐車位置との間の走行経路の全てにわたって車両が自走する方法では、車両は上記の駐車位置に出入りできない。
本開示の1つの局面では、駐車ロボットの稼働率を低減し、入庫又は出庫を容易にできる管制装置を提供することが好ましい。
本開示の1つの局面は、入出庫車室(5、5L、5R)及び駐車スペース(3)を備える自動バレー駐車場(1)に用いられる管制装置(25)である。管制装置は、前記駐車スペースの中で車両(11)が駐車する駐車位置(P1)と、前記入出庫車室との間の走行経路の一部である第1区間(61)では、前記車両が自動バレー駐車機能を用いて走行することを支援するとともに、前記走行経路における前記第1区間以外の部分である第2区間(63)では、前記車両に対し横方向から接近及び離脱する駐車ロボット(31)を用いて前記車両を搬送する。
本開示の1つの局面である管制装置は、駐車ロボットの稼働率を低減し、入庫又は出庫を容易にできる。
自動バレー駐車場の構成を表す説明図である。 管制システムの構成を表すブロック図である。 制御部の機能的構成を表すブロック図である。 駐車ロボットの動作を表す説明図である。 駐車ロボットが車両11に接近した状態を表す説明図である。 管制システム及び車両が実行する入庫に関する処理を表すシーケンス図である。 管制システム及び車両が実行する入庫に関する処理を表すシーケンス図である。 管制システム及び車両が実行する入庫に関する処理を表すシーケンス図である。 管制システム及び車両が実行する入庫に関する処理を表すシーケンス図である。 管制システム及び車両が実行する出庫に関する処理を表すシーケンス図である。 管制システム及び車両が実行する出庫に関する処理を表すシーケンス図である。 管制装置が実行する処理を表すフローチャートである。 出庫要求車両の走行経路が他の車両により塞がれている状態を表す説明図である。 候補C3を表す説明図である。 管制装置が実行する処理の別形態を表す説明図である。 管制装置が実行する処理の別形態を表す説明図である。
本開示の例示的な実施形態について図面を参照しながら説明する。
<第1実施形態>
1.自動バレー駐車場1の構成
自動バレー駐車場1の構成を、図1に基づき説明する。自動バレー駐車場1は、駐車スペース3と、複数の入出庫車室5とを備える。駐車スペース3は、複数の車両11を駐車可能なスペースである。
駐車スペース3には、複数の駐車区画7が存在する。駐車区画7は、後述する管制装置25により仮想的に設定された区画である。1つの駐車区画7に1台の車両11が駐車可能である。駐車区画7の形状は長方形である。車両11は、車両11の前後方向が駐車区画7の長辺と平行になる向きで駐車区画7に駐車する。
それぞれの駐車区画7は、駐車区画7の長辺が奥方向B及び手前方向Fに平行となる向きで並んでいる。奥方向Bとは、入出庫車室5から駐車スペース3に向かう方向である。手前方向Fとは、奥方向Bの反対方向である。なお、図1では、入出庫車室5における車両前後方向と、駐車区画7における車両前後方向とは一致しているが、一致していなくてもよい。その場合、駐車区画7の奥方向は入出庫車室5から遠ざかる方向であり、駐車区画7の手前方向は入出庫車室5に近づく方向である。
複数の駐車区画7は、集合体9、10を構成している。集合体9では、駐車区画7が縦方向に3列以上並んでいる。縦方向とは、奥方向B及び手前方向Fに平行な方向である。また、集合体9では、駐車区画7が横方向に3列以上並んでいる。横方向とは、縦方向に直交し、路面に平行な方向である。横方向のうち、図1における右方向を右方向Rとする。横方向のうち、図1における左方向を左方向Lとする。車両11及び後述する駐車ロボット31は、集合体9の周囲、及び集合体10の周囲を走行可能である。
集合体9は、仮想的な境界線13により2つにエリアに区分される。境界線13は、縦方向に延びる直線である。集合体9のうち、境界線13より左方向L側のエリアを第1エ
リア15とする。集合体9のうち、境界線13より右方向R側のエリアを第2エリア17とする。
管制装置25は、集合体9の第1エリア15にある駐車区画7に車両11を駐車する場合、車両11の前端が奥方向Bに向くように駐車する。管制装置25は、集合体9の第2エリア17にある駐車区画7に車両11を駐車する場合、車両11の前端が手前方向Fに向くように駐車する。図1に示す矢印18は、駐車区画7に駐車される車両11の向きを表す。矢印18の先端18Aは車両11の前端を表し、矢印18の後端18Bは車両11の後端を表す。
集合体10は、基本的には集合体9と同様の構成を有する。ただし、管制装置25は、集合体10の第1エリア15にある駐車区画7に車両11を駐車する場合、車両11の前端が手前方向Fに向くように駐車する。管制装置25は、集合体10の第2エリア17にある駐車区画7に車両11を駐車する場合、車両11の前端が奥方向Bに向くように駐車する。
複数の入出庫車室5は、駐車スペース3よりも手前方向F側に位置する。複数の入出庫車室5は、横方向に沿って並んでいる。
全ての入出庫車室5は、開閉可能なシャッター119を手前方向F側に備える。全ての入出庫車室5は、開閉可能なシャッター121を奥方向B側に備える。シャッター119が開いているとき、車両11は手前方向Fから入出庫車室5に入ることができる。シャッター121が開いているとき、車両11は入出庫車室5から奥方向Bに進み、駐車スペース3に入ることができる。
一部の入出庫車室5は、開閉可能なシャッター123を左方向L側に備え、右方向R側にはシャッターを備えない。シャッター123を備える入出庫車室5を入出庫車室5Lとする。シャッター123が開いているとき、後述する駐車ロボット31は、シャッター123を通り、左方向Lから入出庫車室5に出入りすることができる。
一部の入出庫車室5は、開閉可能なシャッター125を右方向R側に備え、左方向L側にはシャッターを備えない。シャッター125を備える入出庫車室5を入出庫車室5Rとする。シャッター125が開いているとき、駐車ロボット31は、シャッター125を通り、右方向Rから入出庫車室5に出入りすることができる。なお、シャッター119、121、123、125は、抑制装置の一例である。抑制装置は、車両11の通行を許可又は禁止するゲートでもよい。
これから駐車しようとする車両11は、手前方向Fから入出庫車室5に入る。車両11として、AVP機能搭載車11Aと、AVP機能非搭載車11Bとがある。AVP機能とは、自動バレー駐車機能を意味する。入出庫車室5内の車両11は、駐車ロボット31により搬送されるか、AVP機能を使用することで、駐車スペース3に入ることができる。駐車スペース3から出庫された車両11は、入出庫車室5に入る。
2.管制システム23の構成
管制システム23の構成を、図2~図5に基づき説明する。管制システム23は、自動バレー駐車場1に用いられる。図2に示すように、管制システム23は、管制装置25と、複数の個別端末27と、共通端末29と、駐車ロボット31と、インフラ32と、を備える。
管制装置25は、制御部41と、通信部43とを備える。制御部41は、CPU45と、例えば、RAM又はROM等の半導体メモリ(以下、メモリ47とする)と、を有する
マイクロコンピュータを備える。
制御部41の各機能は、CPU45が非遷移的実体的記録媒体に格納されたプログラムを実行することにより実現される。この例では、メモリ47が、プログラムを格納した非遷移的実体的記録媒体に該当する。また、このプログラムが実行されることで、プログラムに対応する方法が実行される。なお、制御部41は、1つのマイクロコンピュータを備えてもよいし、複数のマイクロコンピュータを備えてもよい。
制御部41は、図3に示すように、状況判断ユニット48と、候補作成ユニット49と、候補選択ユニット51と、入出庫実行ユニット53と、を備える。状況判断ユニット48は、出庫要求車両11cの周囲の状況を判断する。出庫要求車両11cとは、いずれかの駐車区画7に駐車中であり、ユーザにより出庫要求操作がなされた車両11である。
候補作成ユニット49は、出庫要求車両11cの走行経路が他の車両11により塞がれている場合、出庫要求車両11cを出庫させる方法の候補を複数作成する。候補選択ユニット51は、複数の候補から、出庫に要する予測時間が最も短い候補を選択する。入出庫実行ユニット53は、車両11の入庫及び出庫を実行する。入庫及び出庫について詳しくは後述する。
通信部43は、駐車ロボット31及びAVP機能搭載車11Aと無線通信を行うことができる。
個別端末27は、例えば、ユーザのスマートフォンである。個別端末27は、ユーザの操作を受け付ける。ユーザの操作として、入庫要求操作、ユーザの識別情報の入力等が挙げられる。また、個別端末27は、ユーザに対し情報を表示する。
共通端末29は、入出庫車室5ごとに設けられていてもよいし、全ての入出庫車室5で共用されるものであってもよい。共通端末29は、ユーザの操作を受け付ける。ユーザの操作として、出庫要求操作、ユーザの識別情報の入力等が挙げられる。また、共通端末29は、ユーザに対し情報を表示する。
駐車ロボット31は、以下の機能を有する。駐車ロボット31は、管制装置25との間で無線通信を行うことができる。駐車ロボット31は、管制装置25から走行経路を受信することができる。駐車ロボット31は、自動バレー駐車場1の地図情報を有している。駐車ロボット31は、自己の位置情報を取得することができる。駐車ロボット31は、地図情報と、位置情報と、走行経路とを使用して、走行経路に沿って走行することができる。
駐車ロボット31は、図4、図5に示すように、車両11に対し、左方向VLから接近することができる。左方向VLとは、車両11を基準とした左方向である。駐車ロボット31は、車両11に対し、右方向VRから接近することもできる。右方向VRとは、車両11を基準とした右方向である。駐車ロボット31は、図5に示すように車両11に接近した状態で車両11をリフトアップすることができる。
駐車ロボット31は、車両11をリフトアップした状態で、走行経路に沿って走行することができる。駐車ロボット31が車両11をリフトアップした状態で走行することは、駐車ロボット31が車両11を搬送することに対応する。駐車ロボット31は、車両11の前方、後方、右方向VR、及び左方向VLに走行することができる。また、駐車ロボット31は、向きを変えることができる。
駐車ロボット31は、リフトアップしていた車両11を路面に降ろすことができる。駐
車ロボット31は、車両11を路面に降ろした後、図4に示すように、車両11から離れることができる。駐車ロボット31が車両11に対し、左方向VLから接近した場合、駐車ロボット31は、左方向VLへ移動することで車両11から離れる。駐車ロボット31が車両11に対し、右方向VRから接近した場合、駐車ロボット31は、右方向VRへ移動することで、車両11から離れる。
駐車ロボット31は、位置情報を管制装置25に送信することができる。駐車ロボット31は、管制装置25から指示を受信し、指示に対応する動作をすることができる。指示として、例えば、停止、発進、リルート等がある。
インフラ32は、自動バレー駐車場1の各部における状態を検出する複数のセンサを備える。センサとして、例えば、カメラ、ライダー等が挙げられる。カメラ、ライダー等は、例えば、自動バレー駐車場1の天井又は壁面に取り付けられている。カメラの一部は、入出庫車室5内にある車両11のナンバープレートを撮影する。また、インフラ32は、車両11を誘導する装置を備える。誘導する装置として、例えば、車両11の進行方向を表示する表示装置等が挙げられる。
3.管制システム23及び車両11が実行する入庫に関する処理
管制システム23及び車両11が実行する入庫に関する処理を図6~図9に基づき説明する。
ユーザが入庫の予約を行う場合、図6に示すA1~A8の処理が行われる。ユーザが入庫の予約を行わない場合は、A1~A8の処理は行われず、図7に示すA9以降の処理が行われる。
A1では、ユーザが個別端末27に情報を入力し、入庫の予約操作をする。情報として、例えば、車両11の識別情報、ユーザの識別情報、入庫予定時間、車両11が備えるAVPシステムの種類等がある。
A2では、個別端末27が、前記A1で入力された情報を管制装置25に送信し、予約の可否を問い合わせる。
A3では、管制装置25が、前記A2で受信した情報に基づき、駐車場と車両11との整合を確認する。駐車場と車両11との整合とは、車両11が備えるAVPシステムと、管制システム23とが整合し、車両11のAVP機能を使用可能であることを意味する。
A4では、管制装置25が、駐車スペース3の空き状況を取得し、取得した空き状況に基づき、入庫の予約が可能であるか否かを確認する。
前記A3で駐車場と車両11とが整合すると管制装置25が判断した場合のみ、A5及びA6の処理が行われる。A5では、管制装置25が、予約の可否を個別端末27に通知する。
A6では、個別端末27が、予約の可否をユーザに通知する。
前記A3で駐車場と車両11とが整合しないと管制装置25が判断した場合のみ、A7及びA8の処理が行われる。A7では、管制装置25が、予約の可否を個別端末27に通知する。また、管制装置25は、駐車の方法が、ロボット駐車となることを個別端末27に通知する。ロボット駐車とは、駐車ロボット31を使用する自動バレー駐車である。
A8では、個別端末27が、予約の可否をユーザに通知する。また、個別端末27は、駐車の方法がロボット駐車となることをユーザに通知する。
A9では、ユーザが自動バレー駐車場1に来場する。ユーザが自動バレー駐車場1に来場したとき、ユーザは車両11に乗車し、車両11を運転している。
A10では、インフラ32が、ユーザ及び車両11の位置を検知する。インフラ32は、ユーザ及び車両11の位置を管制装置25に通知する。
A11では、ユーザ及び車両11を自動バレー駐車可能な位置へ誘導することを、管制装置25がインフラ32に指示する。自動バレー駐車可能な位置とは、いずれか入出庫車室5の位置である。
A12では、インフラ32が、例えば、一の入出庫車室5を示す表示を行い、ユーザ及び車両11を入出庫車室5へ誘導する。
A13では、ユーザが、一の入出庫車室5に車両11を駐車し、車両11から降りる。
A14では、ユーザが、個別端末27に情報を入力する。情報として、予約の有無、予約がある場合は予約番号、駐車の方法、入庫要求等がある。駐車の方法は、ロボット駐車、及び、AVP機能による駐車のどちらかである。
A15では、個別端末27が、前記A14で入力された情報を管制装置25に送信する。ユーザがAVP機能による駐車を選択した場合、A16~A19の処理が行われる。ユーザがロボット駐車を選択した場合、A16~A19の処理は行われない。
A16では、管制装置25が、車両11に対し、駐車場と車両11との整合の確認を要求する。
A17では、車両11が管制装置25に対し回答を送信する。回答の内容は、駐車場と車両11とが整合するという回答と、整合しないという回答とのいずれかである。駐車場と車両11とが整合しないという回答である場合、A18、A19の処理が行われる。駐車場と車両11とが整合するという回答である場合、A18、A19の処理は行われない。
A18では、駐車場と車両11とが整合しないこと、及び、駐車の方法をロボット駐車にすることを、管制装置25が個別端末27に通知する。
A19では、駐車場と車両11とが整合しないこと、及び、駐車の方法をロボット駐車にすることを、個別端末27がユーザに通知する。
A20では、車両11のサイズ等が対応可能なものであるか否かを確認することを、管制装置25がインフラ32に要求する。対応可能とは、自動バレー駐車場1に自動バレー駐車できることを意味する。
A21では、インフラ32が、車両11のサイズ等が対応可能なものであるか否かを確認し、確認結果を管制装置25に送信する。
A21での回答の内容が、車両11のサイズ等が対応不可能なものである場合、A22、A23の処理が行われ、本処理は終了する。A21での回答の内容が、車両11のサイズ等が対応可能なものである場合、A22、A23の処理は行われず、A24以降の処理が続けて行われる。
A22では、車両11のサイズ等が不整合であるため、自動バレー駐車が不可であることを、管制装置25が個別端末27に通知する。
A23では、車両11のサイズ等が不整合であるため、自動バレー駐車が不可であることを、個別端末27がユーザに通知する。また、個別端末27は、他の駐車場へ移動することをユーザに依頼する。
A24では、管制装置25が入庫開始を個別端末27に通知する。
A25では、個別端末27が入庫開始をユーザに通知する。
ユーザがロボット駐車を選択した場合、又は、前記A19でロボット駐車が通知された場合は、図7に示すA26~A40の処理が行われる。ユーザがAVP機能による駐車を選択し、且つ、前記A19でロボット駐車が通知されなかった場合、図8に示すA41~A51の処理が行われる。
A26では、管制装置25が、目標車両情報、位置情報、走行経路、及び迎車指示を駐車ロボット31に送信する。目標車両情報とは、目標車両に関する情報である。目標車両とは、これから駐車しようとする車両11である。位置情報とは、目標車両の現在位置を表す位置情報である。走行経路とは、駐車ロボット31の現在位置から、目標車両の現在位置までの走行経路である。迎車指示とは、目標車両を迎えにゆくことを指示するものである。
駐車ロボット31が目標車両の手前に到着するまで、A27~A29の処理が繰り返される。A27では、駐車ロボット31が、目標車両位置に向かう走行を行い、駐車ロボット31の現在位置を管制装置25に送信する。
A28では、管制装置25が、前記A27で受信した駐車ロボット31の現在位置に基づき、交通管理を行う。管制装置25は、必要に応じて、駐車ロボット31に対し、停止、発進、リルートの指示を送信する。駐車ロボット31は、指示に応じて、停止、発進、リルートを行う。
A29では、駐車ロボット31が目標車両の手前に到着したか否かを駐車ロボット31が判定する。駐車ロボット31が目標車両の手前に未だ到着していない場合、本処理はA27に戻る。駐車ロボット31が目標車両の手前に到着した場合、A27~A29の処理を終了し、本処理はA30に進む。
A30では、駐車ロボット31が目標車両の手前に到着したことを、駐車ロボット31が管制装置25に通知する。
A31では、目標車両をリフトアップすることを、管制装置25が駐車ロボット31に指示する。
A32では、駐車ロボット31が目標車両をリフトアップする。リフトアップが完了すると、A33に進む。
A33では、リフトアップの完了を駐車ロボット31が管制装置25に通知する。
A34では、管制装置25が、目標駐車位置情報、走行経路、及び駐車指示を駐車ロボット31に送信する。目標駐車位置情報とは、目標駐車位置を表す情報である。目標駐車位置とは、車両11をこれから駐車させる駐車区画7である。走行経路とは、駐車ロボット31の現在位置から目標駐車位置までの走行経路である。駐車指示とは、目標車両を目標駐車位置に駐車させることを指示するものである。
駐車ロボット31が目標駐車位置に到着するまで、A35~A37の処理が繰り返される。A35では、駐車ロボット31が、目標駐車位置に向かう走行を行い、駐車ロボット31の現在位置を管制装置25に送信する。
A36では、管制装置25が、前記A35で受信した駐車ロボット31の位置に基づき、交通管理を行う。管制装置25は、必要に応じて、駐車ロボット31に対し、停止、発進、リルートの指示を送信する。駐車ロボット31は、指示に応じて、停止、発進、リルートを行う。
A37では、駐車ロボット31が目標駐車位置に到着したか否かを駐車ロボット31が判定する。駐車ロボット31が目標駐車位置に未だ到着していない場合、本処理はA35に戻る。駐車ロボット31が目標駐車位置に到着した場合、A35~A37の処理を終了し、本処理はA38に進む。
A38では、駐車ロボット31が駐車完了を管制装置25に通知する。
A39では、管制装置25が駐車完了を個別端末27に通知する。
A40では、個別端末27が駐車完了をユーザに通知する。
A41では、管制装置25が、駐車場地図を車両11に配信し、イグニッションオン指示を車両11に送信する。駐車場地図は、自動バレー駐車場1の地図情報である。イグニッションオン指示は、車両11のイグニッションをオンにすることを指示するものである。車両11は駐車場地図を受信する。車両11は、イグニッションオン指示に応じてイグニッションをオンにする。
A42では、車両11が、イグニッションオン通知と、自己位置と、を管制装置25に送信する。イグニッションオン通知は、車両11のイグニッションが既にオンになったことを表す通知である。自己位置とは、車両11の現在位置である。
A43では、管制装置25が、目標駐車位置、走行経路、及び駐車指示を車両11に送信する。走行経路とは、車両11の現在位置から、目標駐車位置までの走行経路である。駐車指示とは、走行経路に沿って走行し、目標駐車位置に駐車することを指示するものである。
車両11が目標駐車位置に到着するまで、A44~A46の処理が繰り返される。A44では、車両11が、目標駐車位置に向かう走行を行い、車両11の現在位置を管制装置25に送信する。
A45では、管制装置25が、前記A44で受信した車両11の現在位置に基づき、交通管理を行う。管制装置25は、必要に応じて、車両11に対し、停止、発進、リルートの指示を送信する。車両11は、指示に応じて、停止、発進、リルートを行う。
A46では、車両11が目標駐車位置に到着したか否かを車両11が判定する。車両11が目標駐車位置に未だ到着していない場合、本処理はA44に戻る。車両11が目標駐車位置に到着した場合、A44~A46の処理を終了し、本処理はA47に進む。
A47では、車両11が駐車完了を管制装置25に通知する。
A48では、管制装置25がイグニッションオフを車両11に指示する。車両11はイグニッションンをオフにする。
A49では、車両11がイグニッションオフの完了を管制装置25に通知する。
A50では、管制装置25が駐車完了を個別端末27に通知する。
A51では、個別端末27が駐車完了をユーザに通知する。
なお、管制装置25が実行する上記の処理は、入出庫実行ユニット53により実行される。入出庫実行ユニット53は、駐車ロボット31やAVP機能搭載車11Aが入出庫車室5から目標駐車位置に走行するために必要な様々な指示や情報を提供する。
指示として、例えば、上述した迎車指示、停止、発進、リルートの指示、リフトアップ
の指示、駐車指示、イグニッションオン指示、イグニッションオフの指示等がある。情報として、例えば、目標車両の位置情報、走行経路、目標駐車位置情報、駐車場地図等が挙げられる。
4.管制システム23及び出庫要求車両11cが実行する出庫に関する処理
管制システム23及び出庫要求車両11cが実行する出庫に関する処理を図10~図11に基づき説明する。
B1では、ユーザが、出庫予約、又は出庫要求を共通端末29に行う。また、ユーザは、ユーザの識別情報、及び出庫要求車両11cの識別情報を共通端末29に入力する。
B2では、共通端末29が、出庫予約又は出庫要求を管制装置25に送信する。共通端末29が出庫予約を送信した場合、以下の処理は、出庫予約の予約時間に応じて実行される。共通端末29が出庫要求を送信した場合、以下の処理は、即座に実行される。
管制装置25は、図12に示す処理により出庫の方法を決定する。ステップ1では、状況判断ユニット48が、インフラ32を用いて取得した情報に基づき、出庫要求車両11cの走行経路が他の車両11により塞がれているか否かを判断する。
出庫要求車両11cの走行経路が他の車両11により塞がれている例を図13に示す。出庫要求車両11cは、他の車両11d、11e、11f、11g、11h、11i、11j、11k、11m、11n、11oにより囲まれている。出庫要求車両11cと、他の車両11d、11e、11f、11g、11h、11i、11j、11k、11m、11n、11oとは、同じ向きで並んでいる。図13における左方向は、車両11を基準とした右方向VRである。図13における右方向は、車両11を基準とした左方向VLでる。出庫要求車両11cの位置は駐車位置である。
出庫要求車両11cの前方に位置する他の車両11i、11mは、出庫要求車両11cの走行経路を塞いでいる。出庫要求車両11cの後方に位置する他の車両11eは、出庫要求車両11cの走行経路を塞いでいる。
出庫要求車両11cの走行経路が他の車両11により塞がれている場合、本処理はステップ2に進む。出庫要求車両11cの走行経路が他の車両11により塞がれていない場合、本処理はステップ5に進む。
ステップ2では、候補作成ユニット49が、出庫要求車両11cを出庫させる方法の候補を複数作成する。複数の候補の例を図13の事例を用いて説明する。
(候補C1)
最初に、駐車ロボット31を用いて、他の車両11hを、出庫要求車両11cの走行経路R1を塞がない位置に移動させる。このとき、駐車ロボット31は、右方向VRから他の車両11hに接近し、リフトアップする。駐車ロボット31は、他の車両11hをリフトアップした状態で右方向VRに移動する。
次に、駐車ロボット31を用いて、他の車両11iを、出庫要求車両11c走行経路R1を塞がない位置に移動させる。このとき、駐車ロボット31は、右方向VRから他の車両11iに接近し、リフトアップする。駐車ロボット31は、他の車両11iをリフトアップした状態で右方向VRに移動する。
次に、出庫要求車両11cが、AVP機能を用いて、他の車両11h、11iの移動前の位置を通り、走行経路R1に沿って入出庫車室5まで走行する。管制装置25は出庫要求車両11cの走行を支援する。
なお、候補作成ユニット49は、出庫要求車両11cがAVP機能搭載車11Aである場合に限り、候補C1を作成する。
(候補C2)
最初に、駐車ロボット31を用いて、他の車両11gを移動させる。移動後の他の車両11gの位置は、駐車ロボット31が出庫要求車両11cに右方向VRから接近することを妨げない位置である。このとき、駐車ロボット31は、右方向VRから他の車両11gに接近し、リフトアップする。駐車ロボット31は、他の車両11gをリフトアップした状態で右方向VRに移動する。
次に、駐車ロボット31を用いて、出庫要求車両11cを、他の車両11gの移動前の位置を経由して、入出庫車室5まで搬送する。このとき、駐車ロボット31は、右方向VRから出庫要求車両11cに接近し、リフトアップする。駐車ロボット31は、出庫要求車両11cをリフトアップした状態で、まず、右方向VRに移動して位置Xに達し、さらに、入出庫車室5に向かう。
(候補C3)
最初に、駐車ロボット31を用いて、他の車両11gを移動させる。移動後の他の車両11gの位置は、駐車ロボット31が出庫要求車両11cに右方向VRから接近することを妨げない位置である。このとき、駐車ロボット31は、右方向VRから他の車両11gに接近し、リフトアップする。駐車ロボット31は、他の車両11gをリフトアップした状態で右方向VRに移動する。
次に、駐車ロボット31を用いて、出庫要求車両11cを、他の車両11gの移動前の位置を経由して、出庫要求車両11cの自走が可能となる位置Xまで搬送する。このとき、駐車ロボット31は、右方向VRから出庫要求車両11cに接近し、リフトアップする。駐車ロボット31は、出庫要求車両11cをリフトアップした状態で、まず、右方向VRに移動し、その後、出庫要求車両11cの自走が可能となる位置Xに向かう。
次に、駐車ロボット31は、出庫要求車両11cをリフトダウンする。次に、出庫要求車両11cは、AVP機能を用いて、リフトダウンされた位置から入出庫車室5まで走行する。管制装置25は出庫要求車両11cの走行を支援する。
なお、候補C3は、図14に示すように、駐車位置P1と、入出庫車室5との間の走行経路の一部である第1区間61では、出庫要求車両11cがAVP機能を用いて走行することを支援するとともに、走行経路における第1区間61以外の部分である第2区間63では、出庫要求車両11cに対し横方向から接近及び離脱する駐車ロボット31を用いて出庫要求車両11cを搬送する方法に対応する。
出庫要求車両11cがリフトダウンされた位置P2から入出庫車室5までの区間が第1区間61である。駐車位置P1から、位置P2までの区間が第2区間63である。位置P2は中継位置に対応する。第2区間63は駐車位置P1を含む。
なお、位置P2は、駐車スペース3内の予め定められた所定の位置でもよい。この場合、候補作成ユニット49は、駐車位置P1から位置P2までの走行経路と、位置P2から入出庫車室5までの走行経路とを作成する。
あるいは、位置P2は、走行経路が作成されるごとに設定される位置であってもよい。この場合、候補作成ユニット49は、出庫要求車両11cの駐車位置P1と入出庫車室5の位置とから走行経路を設定した後、走行経路上で駐車ロボット31によるリフトダウンの可能な位置を位置P2としてもよい。例えば、候補作成ユニット49は、メモリ47に保存された駐車スペース3の通路幅の情報、インフラ32から得られる通路幅の情報、又は、予め複数設定された位置P2となりうる位置の情報から、走行経路上でリフトダウンの可能な位置を特定する。複数のリフトダウン可能な位置がある場合、候補作成ユニット
49は、複数のリフトダウン可能な位置の中で、最も駐車位置P1に近い位置を位置P2として設定する。
(候補C4)
最初に、他の車両11mが、AVP機能を用いて、出庫要求車両11cの走行経路R2を塞がない位置まで走行する。次に、他の車両11iが、AVP機能を用いて、出庫要求車両11cの走行経路R2を塞がない位置まで走行する。次に、出庫要求車両11cが、AVP機能を用いて、他の車両11i、11mの移動前の位置を通り、走行経路R2に沿って入出庫車室5まで走行する。管制装置25は、他の車両11i、11m及び出庫要求車両11cの走行を支援する。
なお、候補作成ユニット49は、出庫要求車両11c、及び他の車両11i、11mがAVP機能搭載車11Aである場合に限り、候補C4を作成する。
(候補C5)
最初に、他の車両11eが、AVP機能を用いて、出庫要求車両11cの走行経路R3を塞がない位置まで後進する。次に、出庫要求車両11cが、AVP機能を用いて、他の車両11eの後進前の位置を通り、走行経路R3に沿って、集合体9、11の外まで後進する。次に、出庫要求車両11cが、入出庫車室5まで走行する。管制装置25は、他の車両11e及び出庫要求車両11cの走行を支援する。
なお、候補作成ユニット49は、出庫要求車両11c及び他の車両11eがAVP機能搭載車11Aである場合に限り、候補C5を作成する。
ステップ3では、候補選択ユニット51が、前記ステップ2で作成した複数の候補のそれぞれについて、出庫に要する予測時間を算出する。候補選択ユニット51は、予めメモリ47に記憶しているデータと、候補に特有のパラメータとに基づき、予測時間を算出する。
データとして、例えば、駐車ロボット31の速度、出庫要求車両11cの速度、車両11のリフトアップ及びリフトダウンに要する時間、他の車両11i、11mが前進するときの速度、他の車両11eが後進するときの速度等がある。なお、他の車両11eが後進する場合の速度は、他の車両11i、11mが前進する場合の速度より遅い。
また、候補に特有のパラメータとして、駐車ロボット31の走行距離、出庫要求車両11cの走行距離、他の車両11i、11mの走行距離等がある。
ステップ4では、候補選択ユニット51が、複数の候補から、前記ステップ3で算出した予測時間が最も短い候補を選択する。選択された候補により、出庫要求車両11cの出庫が行われる。
ステップ5では、候補選択ユニット51が、出庫の方法を選択する。出庫要求車両11cをロボット駐車により駐車した場合、候補選択ユニット51は、駐車ロボット31を用いて出庫する方法を選択する。出庫要求車両11cのAVP機能により出庫要求車両11cを駐車した場合、候補選択ユニット51は、出庫要求車両11cのAVP機能により出庫する方法を選択する。
前記ステップ4で候補C2又は候補C3を選択した場合、並びに、前記ステップ5で駐車ロボット31を用いて出庫する方法を選択した場合は、B3~B17の処理が実行される。
前記ステップ4で候補C1、候補C4、及び候補C5のいずれかを選択した場合、及び、前記ステップ5で出庫要求車両11cのAVP機能により出庫する方法を選択した場合は、B18~B28の処理が実行される。
B3では、管制装置25が、出庫要求車両位置、走行経路、及び迎車指示を駐車ロボット31に送信する。出庫要求車両位置とは、出庫要求車両11cの現在位置である。走行経路とは、駐車ロボット31の現在位置から、出庫要求車両位置までの走行経路である。迎車指示とは、出庫要求車両11cを迎えにゆくことを指示するものである。
駐車ロボット31が出庫要求車両位置に到着するまで、B4~B6の処理が繰り返される。B4では、駐車ロボット31が、出庫要求車両位置に向かう走行を行い、駐車ロボット31の現在位置を管制装置25に送信する。
B5では、管制装置25が、前記B4で受信した駐車ロボット31の現在位置に基づき、交通管理を行う。管制装置25は、必要に応じて、駐車ロボット31に対し、停止、発進、リルートの指示を送信する。駐車ロボット31は、指示に応じて、停止、発進、リルートを行う。
B6では、駐車ロボット31が出庫要求車両位置に到着したか否かを駐車ロボット31が判定する。駐車ロボット31が出庫要求車両位置に未だ到着していない場合、本処理はB4に戻る。駐車ロボット31が出庫要求車両位置に到着した場合、B4~B6の処理を終了し、本処理はB7に進む。
B7では、駐車ロボット31が出庫要求車両位置に到着したことを、駐車ロボット31が管制装置25に通知する。
なお、前記ステップ4で候補C2、又は候補C3を選択した場合は、出庫要求車両11cを搬送するための駐車ロボット31が出庫要求車両位置に到着する前に、他の駐車ロボット31を用いて他の車両11gを移動させる工程を行う。
B8では、出庫要求車両11cをリフトアップすることを、管制装置25が駐車ロボット31に指示する。
B9では、駐車ロボット31が出庫要求車両11cをリフトアップする。リフトアップが完了すると、B10に進む。
B10では、リフトアップの完了を駐車ロボット31が管制装置25に通知する。
B11では、管制装置25が、目標出庫位置情報、走行経路、及び出庫指示を駐車ロボット31に送信する。目標出庫位置とは、いずれかの入出庫車室5である。目標出庫位置情報とは、目標出庫位置を表す位置情報である。走行経路とは、駐車ロボット31の現在位置から目標出庫位置までの走行経路である。出庫指示とは、出庫要求車両11cを目標出庫位置に出庫することを指示するものである。
駐車ロボット31が目標出庫位置に到着するまで、B12~B14の処理が繰り返される。B12では、駐車ロボット31が、目標出庫位置に向かう走行を行い、駐車ロボット31の現在位置を管制装置25に送信する。
B13では、管制装置25が、前記B12で受信した駐車ロボット31の位置に基づき、交通管理を行う。管制装置25は、必要に応じて、駐車ロボット31に対し、停止、発進、リルートの指示を送信する。駐車ロボット31は、指示に応じて、停止、発進、リルートを行う。
B14では、駐車ロボット31が目標出庫位置に到着したか否かを駐車ロボット31が判定する。駐車ロボット31が目標出庫位置に未だ到着していない場合、本処理はB12に戻る。駐車ロボット31が目標出庫位置に到着した場合、B12~B14の処理を終了し、本処理はB15に進む。
B15では、駐車ロボット31が出庫完了を管制装置25に通知する。
B16では、管制装置25が出庫完了を共通端末29に通知する。なお、管制装置25は、出庫完了を個別端末27に通知してもよい。
B17では、共通端末29が出庫完了をユーザに通知する。なお、個別端末27が出庫完了をユーザに通知してもよい。
なお、前記ステップ4で候補C3を選択した場合、駐車ロボット31は、出庫要求車両11cを、目標出庫位置ではなく、出庫要求車両11cの自走が可能な位置まで搬送し、リフトダウンする。出庫要求車両11cの自走が可能な位置は、例えば、位置P2である。位置P2は中継位置に対応する。出庫要求車両11cは、AVP機能を用いて、リフトダウンされた位置から目標出庫位置まで走行する。出庫要求車両11cが、AVP機能を用いて、リフトダウンされた位置から目標出庫位置まで走行する処理は、下記のB18~B28の処理と同様である。
前記ステップ4で候補C3を選択した場合、入出庫実行ユニット53は、駐車ロボット31に対し、指示を送信する。指示の内容は、駐車ロボット31の現在位置から駐車位置P1まで走行し、駐車位置P1において出庫要求車両11cをリフトアップし、出庫要求車両11cをリフトアップした状態で位置P2まで走行し、位置P2において出庫要求車両11cをリフトダウンするという指示である。また、入出庫実行ユニット53は、駐車ロボット31の現在位置から駐車位置P1までの走行経路、及び第2区間63の走行経路を駐車ロボット31に送信する。
入出庫実行ユニット53は、位置P2でリフトダウンされる出庫要求車両11cに対し、第1区間61の走行経路を送信する。また、入出庫実行ユニット53は、下記のB18~B27の処理において、第1区間61における出庫要求車両11cの走行を支援する。
B18では、管制装置25が、イグニッションオン指示を出庫要求車両11cに送信する。出庫要求車両11cは、イグニッションオン指示に応じてイグニッションをオンにする。
B19では、出庫要求車両11cが、イグニッションオン通知を管制装置25に送信する。
B20では、管制装置25が、目標出庫位置、走行経路、及び出庫指示を出庫要求車両11cに送信する。走行経路とは、出庫要求車両11cの現在位置から、目標出庫位置までの走行経路である。
出庫要求車両11cが目標出庫位置に到着するまで、B21~B23の処理が繰り返される。B21では、出庫要求車両11cが、目標出庫位置に向かう走行を行い、出庫要求車両11cの現在位置を管制装置25に送信する。
なお、前記ステップ4で候補C1を選択した場合は、出庫要求車両11cの走行が開始される前に、他の車両11h、11iを、駐車ロボット31を用いて、出庫要求車両11cの走行経路を塞がない位置に移動させる。
また、前記ステップ4で候補C4を選択した場合は、出庫要求車両11cの走行が開始される前に、他の車両11i、11mを、AVP機能を用いて、出庫要求車両11cの走行経路を塞がない位置まで走行させる。
また、前記ステップ4で候補C5を選択した場合は、出庫要求車両11cの走行が開始される前に、他の車両11eを、AVP機能を用いて、出庫要求車両11cの走行経路を塞がない位置まで後進させる。
B22では、管制装置25が、前記B21で受信した出庫要求車両11cの現在位置に基づき、交通管理を行う。管制装置25は、必要に応じて、出庫要求車両11cに対し、停止、発進、リルートの指示を送信する。出庫要求車両11cは、指示に応じて、停止、発進、リルートを行う。
B23では、出庫要求車両11cが目標出庫位置に到着したか否かを出庫要求車両11cが判定する。出庫要求車両11cが目標出庫位置に未だ到着していない場合、本処理はB21に戻る。出庫要求車両11cが目標出庫位置に到着した場合、B21~B23の処理を終了し、本処理はB24に進む。
B24では、出庫要求車両11cが出庫完了を管制装置25に通知する。
B25では、管制装置25がイグニッションオフを出庫要求車両11cに指示する。出庫要求車両11cはイグニッションンをオフにする。
B26では、出庫要求車両11cがイグニッションオフの完了を管制装置25に通知する。
B27では、管制装置25が出庫完了を共通端末29に通知する。なお、管制装置25は、出庫完了を個別端末27に通知してもよい。
B28では、共通端末29が出庫完了をユーザに通知する。なお、個別端末27が出庫完了をユーザに通知してもよい。
5.管制装置25が奏する効果
(1A)管制装置25は、図14に示すように、第1区間61では、出庫要求車両11cがAVP機能を用いて走行することを支援するとともに、第2区間63では、出庫要求車両11cに対し横方向から接近及び離脱する駐車ロボット31を用いて出庫要求車両11cを搬送する。
そのため、第1区間61と第2区間63との全てにわたって出庫要求車両11cを駐車ロボット31で搬送する場合に比べて、駐車ロボット31の稼働率を低減することができる。
また、第2区間63では駐車ロボット31を用いて出庫要求車両11cを搬送するため、第2区間63の中に出庫要求車両11cが自走できない場所がある場合でも、出庫要求車両11cを出庫できる。
(1B)図14に示すように、第2区間63は、駐車位置P1を含む区間である。駐車位置P1にある出庫要求車両11cの縦列方向に他の車両11e、11iが存在する。そのため、出庫要求車両11cは、自走する方法では、駐車位置P1から出ることはできない。図14に示す事例においても、管制装置25は、第2区間63では駐車ロボット31を用いて出庫要求車両11cを搬送するため、出庫要求車両11cを出庫できる。
<他の実施形態>
以上、本開示の実施形態について説明したが、本開示は上述の実施形態に限定されることなく、種々変形して実施することができる。
(1)管制装置25は、例えば図15に示すように、車両11pを入庫するときに、入出庫車室5から駐車位置P1までの走行経路を第1区間61と第2区間63とに分けてもよい。管制装置25は、第1区間61では、入庫する車両11pがAVP機能を用いて走行することを支援する。管制装置25は、第2区間63では、車両11pに対し横方向から接近及び離脱する駐車ロボット31を用いて車両11pを搬送する。第2区間63は、例えば、駐車位置P1を含む区間である。
(2)第1区間及び第2区間の位置、数、配列等は特に限定されない。例えば、図16に示す事例では、駐車位置P1から位置P3までの区間は第1区間である。位置P3から位置P2までの区間は第2区間である。位置P2から入出庫車室5までの区間は第1区間である。
管制装置25は、駐車位置P1から位置P3まで、出庫要求車両11cがAVP機能を用いて走行することを支援する。なお、駐車位置P1の横方向には他の車両11g、11cがあるので、駐車ロボット31は駐車位置P1に接近できない。
次に、管制装置25は、位置P3から位置P2まで、駐車ロボット31を用いて出庫要求車両11cを搬送する。駐車ロボット31は、位置P2において出庫要求車両11cをリフトダウンする。なお、位置P3の横方向には他の車両11はないため、駐車ロボット31は、横方向から位置P3に接近できる。
次に、管制装置25は、位置P2から入出庫車室5まで、出庫要求車両11cがAVP機能を用いて走行することを支援する。
(3)本開示に記載の制御部41及びその手法は、コンピュータプログラムにより具体化された一つ乃至は複数の機能を実行するようにプログラムされたプロセッサ及びメモリを構成することによって提供された専用コンピュータにより、実現されてもよい。あるいは、本開示に記載の制御部41及びその手法は、一つ以上の専用ハードウェア論理回路によってプロセッサを構成することによって提供された専用コンピュータにより、実現されてもよい。もしくは、本開示に記載の制御部41及びその手法は、一つ乃至は複数の機能を実行するようにプログラムされたプロセッサ及びメモリと一つ以上のハードウェア論理回路によって構成されたプロセッサとの組み合わせにより構成された一つ以上の専用コンピュータにより、実現されてもよい。また、コンピュータプログラムは、コンピュータにより実行されるインストラクションとして、コンピュータ読み取り可能な非遷移有形記録媒体に記憶されてもよい。制御部41に含まれる各部の機能を実現する手法には、必ずしもソフトウェアが含まれている必要はなく、その全部の機能が、一つあるいは複数のハードウェアを用いて実現されてもよい。
(4)上記実施形態における1つの構成要素が有する複数の機能を、複数の構成要素によって実現したり、1つの構成要素が有する1つの機能を、複数の構成要素によって実現したりしてもよい。また、複数の構成要素が有する複数の機能を、1つの構成要素によって実現したり、複数の構成要素によって実現される1つの機能を、1つの構成要素によって実現したりしてもよい。また、上記実施形態の構成の一部を省略してもよい。また、上記実施形態の構成の少なくとも一部を、他の上記実施形態の構成に対して付加又は置換してもよい。
(5)上述した管制装置25の他、当該管制装置25を構成要素とするシステム、当該管制装置25の制御部41としてコンピュータを機能させるためのプログラム、このプログラムを記録した半導体メモリ等の非遷移的実態的記録媒体、自動駐車支援方法等、種々の形態で本開示を実現することもできる。
1…自動バレー駐車場、5…入出庫車室、7…駐車区画、11…車両、11A…AVP機能搭載車、11B…AVP機能非搭載車、11c…出庫要求車両、11d、11e、11f、11g、11h、11i、11j、11k、11m、11n、11o…他の車両、23…管制システム、25…管制装置、31…駐車ロボット、53…入出庫実行ユニット、61…第1区間、63…第2区間、P1…駐車位置

Claims (4)

  1. 入出庫車室(5、5L、5R)及び駐車スペース(3)を備える自動バレー駐車場(1)に用いられる管制装置(25)であって、
    前記駐車スペースの中で車両(11)が駐車する駐車位置(P1)と、前記入出庫車室との間の走行経路の一部である第1区間(61)では、前記車両が自動バレー駐車機能を用いて走行することを支援するとともに、前記走行経路における前記第1区間以外の部分である第2区間(63)では、前記車両に対し横方向から接近及び離脱する駐車ロボット(31)を用いて前記車両を搬送するように構成された管制装置。
  2. 請求項1に記載の管制装置であって、
    前記第2区間は、前記駐車位置を含む区間である管制装置。
  3. 請求項2に記載の管制装置であって、
    前記管制装置は、前記駐車位置から、前記第1区間と前記第2区間とを接続する中継位置までの前記第2区間、並びに、前記中継位置から前記入出庫車室までの前記第1区間を設定するように構成された管制装置。
  4. 請求項3に記載の管制装置であって、
    前記管制装置は、前記駐車ロボットに対し、前記駐車位置まで走行し、前記駐車位置において前記車両をリフトアップし、前記車両をリフトアップした状態で前記中継位置まで走行し、前記中継位置において前記車両をリフトダウンするように指示するとともに、前記駐車位置までの走行経路、及び前記第2区間の走行経路を送信するように構成され、
    前記管制装置は、前記中継位置でリフトダウンされる前記車両に対し、前記第1区間の走行経路を送信するとともに、前記第1区間における前記車両の走行を支援するように構成された管制装置。
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