JP2022056964A - 壁掛け収納装置 - Google Patents

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みさき 坂本
Misaki Sakamoto
雄祐 谷口
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Abstract

【課題】側板勝ちの構造で連結された壁掛け収納装置の底板の耐荷重性を確保し、ジョイント金具を外部に露出させず、外観見映えを向上させた壁掛け収納装置を提供する。【解決手段】壁掛け収納装置は、左右の側板3、背板1、天板及び底板7を備え、側板3と底板7とは底板7の左右端面(木口面)が側板3により覆われた側板勝ちの構造で連結されている。左右の側板3内面の下部に連結桟20が固定され、この各連結桟20に底板7がジョイント金具により連結固定されている。【選択図】図3

Description

本発明は、壁掛け収納装置に関する。
一般に、この種の壁掛け収納装置として、左右の側板、背板、天板及び底板を備えた矩形箱状のものが知られており、例えば玄関用の収納装置等に多用されている。
左右の側板と底板とを連結する場合、底板の左右端面(木口面)を側板により覆う側板勝ちの状態で連結すれば、側方から見たときに側板と底板との境が見えず、側板のみが現れて見映えが良くなるので、この側板勝ちの連結構造が一般的に採用されている。
このような側板勝ちの連結構造を備えた収納装置として、従来、例えば特許文献1や特許文献2に示されるように、側板と底板とをジョイント金具を用いて連結する構造のものが提案されている。
ジョイント金具は、一般にノックダウン家具を組み立てるときに用いられる金具であり、略円筒状の金具本体と連結ピンとを備えている。金具本体は略円筒状のもので、この金具本体はスリットと、そのスリットの裏側(内周側)に形成されて円弧状に湾曲するカム面とを有し、スリットは金具本体の外周部に開口している。連結ピンの頭部には、カム面に係合可能な係合部が形成されており、金具本体と連結ピンとを両者の中心線同士が直交するように配置して、金具本体のスリットに開口部から連結ピンの係合部を嵌入させ、金具本体を中心線回りに回動させることで、カム面上で係合部を摺動させ、連結ピンを金具本体の中心部に引き寄せて固定するようになっている。
特許文献1に示される構造では、底板(地板)の上面に開口する有底状の収容穴を形成して上記ジョイント金具の金具本体を収容するとともに、この収容穴内周面と底板の左右端面(木口面)との間に水平方向のピン挿通孔を貫通させ、側板内面には連結ピン(連結ボルト)を突設させ、この連結ピンの係合部をピン挿通孔を通して収容穴内にある金具本体のスリットに係合させ、金具本体を収容穴内で上下方向の軸心回りに回動させることにより、連結ピンを底板と共に引き寄せて、側板に底板を連結固定している。
一方、特許文献2の連結構造では、底板(上下両水平側板と称されている)の下面に開口する有底状の収容穴を形成してジョイント金具の金具本体を収容し、その他は特許文献1と同様の構造としている。
実開昭57-62937号公報 特許第5901695号公報
ところで、上記特許文献1のものでは、ジョイント金具の金具本体を収容する収容穴が底板の上面に開口しているので、底板にその上に載せた収納物の荷重が加わったときに、その荷重は金具本体を収容穴から抜け出させるように作用することになる。そのため、底板に大きな荷重を受けることができず、耐荷重性の面で問題がある。
これに対し、特許文献2の構造では、ジョイント金具の収容穴が底板の下面に開口しているので、収納物により底板に加わった荷重は金具本体を収容穴に押し込む方向に作用し、大きな荷重を受けることができる。
しかし、その反面、底板の下面に形成された収容穴と、それに収容された金具本体とが収容装置の外面に露出し、それらをカバーキャップで覆ったとしても外観上の見映えが悪くなるのは避けられず、特に底板が床面から離れて収納装置が床面から浮いた状態で高い位置に施工されるときには顕著となる。
本発明は斯かる諸点に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、側板勝ちの構造の壁掛け収納装置において、その底板を側板に連結固定する連結構造に工夫を凝らすことで、底板の耐荷重性を確保するとともに、ジョイント金具の存在を外部に露出させず、壁掛け収納装置の外観見映えを向上させることにある。
上記の目的の達成のため、この発明では、側板と底板との間の内側隅角部に連結桟を配置し、その連結桟を介して側板と底板とを連結するようにした。
具体的には、第1の発明に係る壁掛け収納装置は、左右の側板、背板、天板及び底板を備え、該底板が床面から離れて壁面に施工されている。また、上記左右の側板と底板とは、底板の左右端面が側板により覆われた側板勝ちの状態で連結され、左右の側板内面の下部に連結桟が該連結桟外側の裏面を側板内面に当接させて固定され、この連結桟に上記底板が、該底板の上面が連結桟の下面に当接しかつ底板の端面が側板の内面に当接するようにジョイント金具により連結固定されていることを特徴とする。
この第1の発明では、左右の側板と底板とは、底板の左右端面が側板により覆われ、側方から見たときに側板と底板との境が見えずに側板のみが現れる側板勝ちの状態で連結されているので、壁掛け収納装置の見映えを良くすることができる。
そして、各側板内面の下部に連結桟がその外側の裏面を側板内面に当接させて固定され、この連結桟に底板がジョイント金具により連結固定され、その底板の上面は連結桟の下面に当接しかつ底板の端面は側板の内面に当接しているので、底板は連結桟を介して側板に連結されていることになる。そのため、ジョイント金具は、壁掛け収納装置の内部にある連結桟の表面に現れることになり、壁掛け収納装置が床面から浮いた状態で施工され、その底板が床面から離れていて底板の下面が下から目に入り易くなる施工構造であっても、ジョイント金具が壁掛け収納装置の底板の下面には露出せず、壁掛け収納装置の外観見映え、下面の意匠性を向上させることができる。
しかも、側板に連結桟が固定され、その連結桟に底板がジョイント金具によって連結されているので、底板はジョイント金具及び連結桟により側板に連結され、底板に収納物を載せたときに底板に加わる荷重を、ジョイント金具の金具本体がその収容穴から抜け出ない方向に作用させて側板で受けることができ、底板の耐荷重性が確保される。
第2の発明は、第1の発明の壁掛け収納装置において、連結桟には、側板に締結されるビスが挿通可能な複数のビス挿通孔が貫通して形成され、該ビス挿通孔に挿通されたビスの側板との締結により連結桟が側板に固定されている。また、連結桟が固定される前の側板には、上記ビス挿通孔に挿通されたビスの先端部が係止することで側板における連結桟の固定位置を位置決めし、かつ連結桟の側板への固定状態で上記ビスの螺合穴に変化する固定位置用目印が、予め設けられていることを特徴とする。
この第2の発明では、連結桟が側板に固定される際、連結桟のビス挿通孔にビスが挿通され、そのビスが側板に締結される。このことで、連結桟が側板にビスの締結によって固定される。そのとき、側板には、予め固定位置用目印が設けられているので、ビス挿通孔に挿通されたビスの先端部を固定位置用目印に係止させると、その係止状態で連結桟が側板の目的の固定位置に位置決めされる。この位置決め後にビスを締結して連結桟を側板に固定すれば、そのビスは固定位置用目印に螺合状態で進入して側板に締結され、固定位置用目印はそれ自体がビスの螺合穴になる。こうすれば、連結桟を側板の下端部から上側にずれた位置に固定する場合であっても、側板に対する連結桟の位置決めを容易に行うことができ、その固定作業、延いては壁掛け収納装置の施工の容易化を図ることができる。しかも、固定位置用目印をビスの螺合穴として兼用させることができる。
第3の発明は、第1又は第2の発明の壁掛け収納装置において、連結桟には、連結桟の表面に開口する有底状の金具本体収容穴と、該金具本体収容穴の内周面下端部及び連結桟の下面の間を貫通するピン挿通孔とが形成されている。ジョイント金具は、上端部が底板上方に突出するように下部が底板上面に固定されかつ上記上端部に係合部が設けられた連結ピンと、上記金具本体収容穴に上記連結ピンの中心線方向と直交する水平軸線回りに回動可能に収容される略有底円筒状の金具本体とを有し、この金具本体には、連結ピンの係合部を嵌入可能な嵌入口と、該嵌入口に連通するように開放され、係合部が嵌入口に嵌入された状態で金具本体が回動したときに係合部下側の連結ピンが嵌入口から進入するスリットと、該スリットに対応する金具本体内周面上に位置して円弧状に湾曲し、係合部下側の連結ピンがスリットに進入したときに連結ピンを金具本体側に引き寄せるように係合部を摺動させるカム面とが設けられていることを特徴とする。
この第3の発明では、連結桟に底板をジョイント金具により連結するとき、ジョイント金具の連結ピンは、その下部で底板上面に固定され、連結ピンの上端部は底板上方に突出している。また、ジョイント金具の金具本体は連結桟の表面に開口する有底状の金具本体収容穴に開口側から収容される。そして、上記連結ピンの上端部が連結桟のピン挿通孔に連結桟下面の開口部から挿通され、その上端部に位置する係合部が収容部内の金具本体の嵌入口に嵌入され、その状態で金具本体が操作されて水平軸線回りに回動すると、係合部下側の連結ピンがスリット内に進入するとともに、係合部が円弧状のカム面で摺動して連結ピンが底板と共に金具本体側に引き寄せられ、その引き寄せ状態の保持により連結桟に底板が連結される。このことで、底板を連結桟に連結するジョイント金具が具体的に得られ、そのジョイント金具によって底板の連結桟への連結固定を容易に行うことができる。
以上説明したように、本発明によると、壁掛け収納装置における側板と底板とを側板勝ちで連結する連結構造において、その側板内面の下部に連結桟を固定し、連結桟に底板をジョイント金具により連結固定するようにしたことにより、底板の耐荷重性を確保しつつ、ジョイント金具が外部に露出しないようにして壁掛け収納装置の外観見映えの向上を図ることができる。
図1は、本発明の実施形態に係る壁掛け収納装置の要部を拡大して示す一部破断正面図である。 図2は、壁掛け収納装置の要部を示す斜視図である。 図3は、壁掛け収納装置の要部を分解して示す斜視図である。 図4は、連結桟の側面図である。 図5は、連結桟の平面図である。 図6は、連結桟の正面図である。 図7は、壁掛け収納装置の平面図である。 図8は、壁掛け収納装置の正面図である。 図9は、壁掛け収納装置の側面図である。 図10は、ジョイント金具により連結桟に底板を連結固定するときの状態を示す斜視図である。 図11は、ジョイント金具の金具本体を示し、図11(a)は斜視図、図11(b)は正面図である。 図12は、ジョイント金具の連結ピンの正面図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。以下の実施形態の説明は、本質的に例示に過ぎず、本発明、その適用物或いはその用途を制限することを意図するものでは全くない。
図7~図9は本発明の実施形態に係る壁掛け収納装置Aの全体構成を示し、この壁掛け収納装置Aは、例えば建物の壁面W(例えば玄関の壁面)の比較的高い位置に床面Fから所定高さの位置に浮いた状態で施工される。この発明及び実施形態では、壁面Wに向かって左側を「左」とし、同右側を「右」とし、また、壁面Wに接離する方向において、離隔する側を「前」とし、接近する側を「後」として説明する。
壁掛け収納装置Aは、後側に位置して壁面Wの所定高さ位置に壁面Wに沿った状態で取付固定される背板1と、この背板1の前面の左右端位置にそれぞれ固定され、上下方向に延びる左右の側板3,3と、背板1前面の上端位置に固定され、水平左右方向に延びる天板5と、背板1前面の下端の位置に固定され、天板5と平行に水平左右方向に延びる底板7とを備え、これら背板1、側板3,3、天板5及び底板7により前側に開口する矩形箱状に構造に形成され、その底板7は上記床面Fから離れている。背板1、各側板3、天板5及び底板7はいずれも同じ例えば15mm厚さの木質板材からなる。
また、収納装置Aは、その前側の開口部を開閉する例えば厚さ18mmの木質板材からなる左右の扉10,10を備えている。両扉10,10の高さ及び左右の幅は互いに同じであり、左側の扉10はその後面(裏面)の左端部で左側の側板3内面の前端部に、また右側の扉10はその後面(裏面)の右端部で右側の側板3内面の前端部にそれぞれ上下複数の蝶番12,12,…によって上下方向の回動軸心をもって回動可能に支持されており、両扉10,10を閉じたときに両扉10,10の回動端部が突き合わせられた状態で対向し、各扉10の後面(裏面)が側板3、天板5及び底板7の前端に被さるようになっている。各扉10の前面において回動端部側の下部には、扉10の開閉操作のための把手14が取り付けられている。図8及び図9において、16は壁掛け収納装置A内に支持された可動棚であり、この可動棚16は左右の側板3,3の内面に対し、その内面に多段に形成したダボ穴(図示せず)に嵌合される前後左右4つのダボD,D,…により上下高さ位置を変更できるように支持されている。
上記背板1は壁面Wに取付ビス(図示せず)により取付固定され、この背板1の前面に左右の側板3,3と天板5及び底板7とがビスや金具(いずれも図示せず)等により取付固定されている。
また、各側板3と天板5及び底板7との重なり状態については、図7及び図8に示すように、左右の側板3,3と底板7とは、底板7の左右端面(左右木口面)が各側板3の内面(左右に相対する側板3との対向面)により覆われた側板勝ちの状態で、また左右の側板3,3と天板5とにあっても、天板5の左右端面(左右木口面)が側板3の内面により覆われた側板勝ちの状態でそれぞれ連結されている。また、底板7の下面と各側板3の下端面とは左右水平方向に面一状に並び、天板5の上面と各側板3の上端面とについても左右水平方向に面一状に並んでいる。
本発明の特徴は、上記のように左右の側板3,3と底板7とが側板勝ちの状態で連結されている壁掛け収納装置Aにおいて、その側板3,3と底板7との連結構造にある。すなわち、左右の側板3,3の内面の下部において、底板7との間の内側隅角部には連結桟20が固定され、この連結桟20により側板3と底板7とが連結されている。
この連結桟20は前後方向に延びる角材からなり、その前後長さは側板3の前後幅と同じ(例えば364mm)とされている。連結桟20は、図4~図6に示すように、表面20a及び裏面20bの間の厚さが例えば側板3と同じ15mm、幅が例えば43mmの細長い板状の角材であり、厚さ方向を左右水平方向にし、幅方向を上下高さ方向にして、裏面20b(側板3に固定された連結桟20の外側となる面)を側板3の内面に当接させた状態で配置され、その表面20aは壁掛け収納装置A内に臨んでいる。
図4~図6に示すように、連結桟20の厚さ方向に対向する表裏面20a,20bのうち、壁掛け収納装置A内に臨む表面20a(図4では手前側の面、図5では同図左側の面)には、2つのビス挿通孔22,22と、2つのビス挿入穴24,24と、3つの金具本体収容穴26,26,…とが連結桟20の幅方向中央の位置に直線状に並んだ状態で形成されている。具体的には、3つの金具本体収容穴26,26,…は、連結桟20の長さ方向の両端寄り位置と長さ方向の中央位置とに、また2つのビス挿通孔22,22は、隣り合う金具本体収容穴26,26の間の中央位置に、さらに2つのビス挿入穴24,24は連結桟20の長さ方向の両端位置、つまり金具本体収容穴26よりも端部寄り位置にそれぞれ位置している。
上記3つの金具本体収容穴26,26,…の各々は、連結桟20の表面20a(内側面)に開口する大径の円形状有底穴からなり、例えば内径は18mm、深さは12.5mmである。この各金具本体収容穴26に後述するジョイント金具31の金具本体35(図10及び図11参照)が回動可能に収容される。連結桟20には、上記各金具本体収容穴26の内周面下端部と連結桟20の下面との間を貫通する例えば内径7.8mmの円形孔からなるピン挿通孔28が形成され、このピン挿通孔28の中心線は金具本体収容穴26の中心を通っている。
上記各ビス挿通孔22は例えば内径6mmの円形状で、連結桟20の表裏面20a,20bを貫通する貫通孔からなる。また、各ビス挿入穴24は、ビス挿通孔22とは異なり、円形状ではあるが、裏面20bまで貫通しない例えば内径3mm、深さ10mmの有底穴である。図2及び図3に示すように、2つのビス挿通孔22,22と2つのビス挿入穴24,24とはいずれも連結桟20を側板3に固定するビスV,V,…を挿通させるためのものであるが、その挿通の手順が異なる。ビス挿通孔22は貫通孔であるので、ビスVが連結桟20の裏側まで挿通するようになっており、その連結桟20の裏面20bから突出したビスVの先端部を側板3の内面にねじ込むことで、連結桟20を側板3の内面に位置決めして固定する。一方、ビス挿入穴24は、挿入されたビスVがビス挿入穴24の底部を連結桟20の裏面20bまで貫通しながら側板3までねじ込まれるようになっており、そのねじ込みにより、上記のように位置決めされて固定された後に連結桟20を側板3に固定する。いずれの場合もビスVが側板3に締結されて連結桟20を側板3に固定する。
図3に示すように、上記連結桟20が固定される前の側板3には、予め、該側板3における連結桟20の固定位置を位置決めする固定位置用目印としての2つ(複数)の固定位置用下穴4,4(リード穴)が設けられている。具体的には、各固定位置用下穴4は、側板3の内面に対し側板3の下端面から底板7の厚さだけ上側に位置する下端寄り位置に連結桟20が固定された場合に、連結桟20の上記ビス挿通孔22に挿通されたビスVがねじ込まれる位置に形成され、その形状はビスVの先端部が係止可能な凹み形状である。この2つの固定位置用下穴4,4に、連結桟20のビス挿通孔22に挿通されたビスV,Vの先端部が係止することで、側板3における連結桟20の固定位置を位置決めするようになっている。各固定位置用下穴4は、その内部にビスVが螺合して連結桟20が側板3に固定されるので、ビスVの側板3への締結状態では該ビスVの螺合穴に変化し、元の凹み形状は消える。
図2及び図3に示すように、上記連結桟20と底板7とは例えば3つのジョイント金具31,31,…により連結されている。ジョイント金具31は、例えばハーフェレ(HAFALE)社の商品名「ラフィックス」や「ミニフィックス」が好適に用いられる。
各ジョイント金具31は、例えば図10に示すように金具本体35と連結ピン32とからなる。連結ピン32は、図12に示すようにボルト状のもので、軸部32aの先端に雄ネジ部32bを、また軸部32aの基端に頭部からなる係合部32cをそれぞれ有し、係合部32c(頭部)と軸部32aとの間に軸部32aよりも小径の小径軸部32dが形成されている。係合部32c(頭部)の頂面にはドライバー等の工具に係合可能な十字溝等の工具溝33が形成されており、3つの連結ピン32,32,…は、底板7上面の左右端部に前後方向に並ぶようにねじ込まれている。すなわち、各連結ピン32は、工具溝33に係合された図外の工具の操作により雄ネジ部32bが底板7上面にねじ込まれて固定され、連結ピン32の軸部32a、小径軸部32d及び係合部32cが底板7の上方に突出するように起立している。上記3つの連結ピン32,32,…の位置は連結桟20のピン挿通孔28,28,…の位置に対応している。
一方、金具本体35は、図11(a)及び(b)に示すように、全体として略有底の円筒体状のものであり、以下では有底円筒体として説明する。図10に示すように、この金具本体35はその有底円筒体の開口側端から上記連結桟20の各金具本体収容穴26に挿入されて水平軸線回りに回動可能に収容される。そのとき、金具本体35の水平軸線は上記連結ピン32の中心線方向と直交している。また、金具本体35の頭部35a(円筒体の底部)は連結桟20の表面20aに露出している。
金具本体35の円筒体外周壁には、連結ピン32の係合部32cを下方から嵌入可能な嵌入口36と、一端がこの嵌入口36に連通するように開放され、円筒体の周方向に延びるスリット37とが形成され、このスリット37の溝幅は上記連結ピン32の小径軸部32dの外径よりも僅かに大きくかつ係合部32cの外径よりも小さくなっており、連結ピン32の係合部32cが嵌入口36に嵌入された状態で金具本体35が水平軸線回りに回動したときに連結ピン32の係合部32c下側の小径軸部32dが嵌入口36からスリット37に挿通状態で進入するようになっている。
また、金具本体35の円筒体内周面には、スリット37の裏側(中心側)に対応する内側部分にカム面38が形成されている。図示しないが、このカム面38は、金具本体35の中心を円弧中心とする円弧状に湾曲した円弧状部と、この円弧状部に連続し、嵌入口36側(スリット37の開口側)に位置する平面状部とを有するカム面となっており、図10に示すように、金具本体35が水平軸線回りに回動して係合部32c下側の小径軸部32dがスリット37にその奥側に向かって進入したときに、それに伴い係合部32cがカム面38上で平面状部から円弧状部へ摺動して、連結ピン32を金具本体35側に引き寄せるようになっている。金具本体35の円筒体の底部外面には十字溝等の工具溝39が形成されており、この工具溝39にドライバー等の工具(図示せず)を係合させた状態で金具本体35が回し操作される。
そして、上記底板7に固定された各連結ピン32の小径軸部32dが、連結桟20の各金具本体収容穴26に収容された金具本体35のスリット37に挿通されて、連結ピン32の係合部32cが金具本体35のカム面38により係合されることにより、連結桟20に底板7が3つのジョイント金具31,31,…により連結固定され、その状態では底板7の上面が連結桟20の下面に当接しかつ底板7の左右方向の端面が側板3の内面に当接している。
尚、上記天板5と左右の側板3,3とは、底板7の場合と同様にして連結桟20及びジョイント金具31を用いて連結固定してもよく、或いはビスやL字金具等を用いた一般的な連結構造で固定することもできる。
上記実施形態の壁掛け収納装置Aを壁面Wに施工する手順の一例について説明する。まず、壁面Wの所定高さ位置に背板1をビス止めして取付固定し、次いで、この背板1に左右の側板3,3と天板5及び底板7とを連結固定する。底板7と各側板3との連結は、連結桟20及びジョイント金具31を用いる。天板5と各側板3との連結は、底板7と同様に連結桟20及びジョイント金具31を用いるか、或いはビスやL字金具等を用いる。最後に、側板3,3に対し左右の扉10,10を蝶番12,12により取り付ければよい。
尚、上記とは異なり、壁面Wに施工する前に、まず背板1に側板3,3を固定し、次いで、その背板1及び側板3に天板5及び底板7を取り付けてユニットとし、最後にそのユニットを壁面Wに取り付ける施工手順を採用してもよい。
上記底板7を左右の側板3,3に固定するときには、各側板3の内面の下端部寄り位置に連結桟20を固定する。
最初に、連結桟20のピン挿通孔28を下側に向けた状態で、2つのビス挿通孔22,22にそれぞれビスV,Vを表面20a側から挿通させ、その裏面20bから突出したビスV,Vの先端部をそれぞれ予め側板3の内面下端に形成されている固定位置用下穴4,4(リード穴)に係止させ、側板3に対する連結桟20の固定位置を位置決めする。この位置決め状態でビスV,Vを固定位置用下穴4,4にねじ込むと、そのビスV,Vは固定位置用下穴4,4に螺合状態で進入して、連結桟20が側板3に仮止め状態で固定される。そのとき、固定位置用下穴4はそれ自体がビスVの螺合穴になる。
このように、予め側板3に固定位置用下穴4,4が設けられているので、ビス挿通孔22,22に挿通されたビスV,Vの先端部を固定位置用下穴4,4に係止させるだけで、その係止状態で連結桟20を側板3の目的の固定位置に位置決めすることができる。このことで、側板勝ちの構造に伴って連結桟20を側板3の下端部から上側に底板7の厚さ分だけずれた位置に固定する場合であっても、その連結桟20の側板3に対する固定位置の位置決めを容易に行うことができ、その固定作業、延いては壁掛け収納装置Aの施工の容易化を図ることができる。しかも、ビスV用の下穴を固定位置用目印と兼用させることができる。
次いで、上記連結桟20が側板3に固定された状態で、今度は結桟20の2つのビス挿入穴24,24にそれぞれビスV,Vを表面20a側から挿通させ、そのビスV,Vを上記と同様にして側板3にねじ込む。以上により、各側板3内面の下端部寄りの所定高さ位置に連結桟20が4つのビスV,V,…により固定される。
上記のように各側板3内面の下端部寄り位置に連結桟20が固定されると、その連結桟20に底板7の左右端部をジョイント金具31,31,…を用いて連結する。連結桟20においては、表面20aの各金具本体収容穴26に金具本体35を該金具本体35の開口端側から工具溝39が連結桟20の表面20aに現れるように挿入し、その工具溝39に図外の工具を係合して金具本体35を回し、スリット37の開放端である嵌入口36を下側に向けておく。
一方、底板7には、上面の左右端部の所定位置に3つの連結ピン32,32,…を起立状にねじ止めして固定し、その軸部32a、小径軸部32d及び係合部32cを突出させておく。
これらの後、底板7を持ち上げて3つの連結ピン32,32,…をそれぞれ連結桟20下面のピン挿通孔28,28,…に挿通させ、各連結ピン32上端の係合部32cを金具本体35の嵌入口36に嵌入する。その状態で、工具により各金具本体35を回すと、その回動に伴い、連結ピン32の小径軸部32dが嵌入口36からスリット37内に進入し、同時に連結ピン32の係合部32cがカム面38上を摺動する。このカム面38は嵌入口36側(スリット37の開口側)に平面状部を、またスリット37の奥側に円状部をそれぞれ有する略円弧形状であるので、連結ピン32の係合部32cがカム面38上を平面状部から円弧状部に移動するに連れて連結ピン32が金具本体35に引き寄せられ、金具本体35を所定角度(例えば170°)まで回すと、円弧状のカム面38が上側に向いてその円弧状部の下部(底部)に係合部32cが係合され、金具本体35に連結ピン32がロック状態で連結固定される。このような金具本体35に対する連結ピン32の連結を3つの連結ピン32,32,…で行うことで、連結桟20に底板7が連結されて固定される。
したがって、上記実施形態においては、壁掛け収納装置Aの左右の側板3,3と底板7とが底板7の左右端面(木口面)を側板3の内面により覆い、側方から見たときに側板3と底板7との境が見えずに側板3のみが現れる側板勝ちの状態で連結されているので、壁掛け収納装置Aの見映えが良くなる。
また、各側板3内面の下部に連結桟20が固定され、この連結桟20に底板7がジョイント金具31,31,…により連結固定されており、底板7は連結桟20を介して側板3に連結固定されている。このことで、各ジョイント金具31は、金具本体35のみが壁掛け収納装置Aの内部にある連結桟20の表面20aに現れることになり、底板7の下面には露出しない。そのため、壁掛け収納装置Aの底板7が床面Fから離れていて、壁掛け収納装置Aが床面Fから浮いた状態で高い位置に施工されていれば、その底板7の下面が下から目に入り易くなるものの、その施工状態であっても壁掛け収納装置Aの外観見映えやその下面の意匠性を向上させることができる。
しかも、側板3に連結桟20が固定され、その連結桟20に底板7がジョイント金具31,31,…によって連結されているので、底板7は各ジョイント金具31及び連結桟20により側板3に連結され、底板7に収納物を載せたときに底板7に加わる荷重を、ジョイント金具31の金具本体35を金具本体収容穴26から抜け出さない方向に作用させて側板3で受けることができ、底板7の耐荷重性が確保される。
さらに、連結桟20と底板7とを連結する各ジョイント金具31は、底板7上面に固定されかつ上端部に係合部32cが設けられた連結ピン32と、連結桟20の金具本体収容穴26に水平軸線回りに回動可能に収容される略有底円筒状の金具本体35とを有している。金具本体35に、連結ピン32の係合部32cを嵌入可能な嵌入口36と、この嵌入口36に連通するように開放され、係合部32cが嵌入口36に嵌入された状態で金具本体35が回動したときに係合部32c下側の小径軸部32dが嵌入口36から進入するスリット37と、このスリット37に対応する金具本体35内周に位置し、係合部32c下側の連結ピン32がスリット37に進入したときに連結ピン32を金具本体35側に引き寄せるように係合部32cを摺動させる略円弧状のカム面38とが設けられている。そのため、上記のように、連結ピン32上端の係合部32c及び小径軸部32dが連結桟20のピン挿通孔28に連結桟20下面の開口部から挿通され、その上端部に位置する係合部32cが収容部内の金具本体35の嵌入口36に嵌入され、その状態で金具本体35が操作されて水平軸線回りに回動すれば、係合部32c下側の小径軸部32dがスリット37内に進入し、係合部32cがカム面38で摺動して連結ピン32が底板7と共に金具本体35側に引き寄せられ、その引き寄せ状態の保持により連結桟20に底板7が連結される。このことで、ジョイント金具31によって底板7の連結桟20への連結固定を容易に行うことができる。
(その他の実施形態)
上記実施形態では、側板3に連結桟20の固定位置を位置決めするための固定位置用目印として、ビスV,Vの先端部が係合する固定位置用下穴4,4を形成しているが、この下穴4に限定する必要はなく、マーク等の他の目印を採用することができる。
また、ジョイント金具は実施形態の構造のものに限らず、他の構造のものを用いることができる。
本発明は、壁掛け収納装置の底板の耐荷重性を確保しつつ、ジョイント金具が外部に露出しないようにして外観見映えの向上を図ることができ、極めて有用で産業上の利用可能性が高い。
A 壁掛け収納装置
W 壁面
F 床面
V ビス
1 背板
3 側板
4 固定位置用下穴(固定位置用目印)
5 天板
7 底板
20 連結桟
20a 表面
22 ビス挿通孔
24 ビス挿入穴
26 金具本体収容穴
28 ピン挿通孔
31 ジョイント金具
32 連結ピン
32c 係合部(頭部)
32d 小径軸部
35 金具本体
36 嵌入口
37 スリット
38 カム面

Claims (3)

  1. 左右の側板、背板、天板及び底板を備え、該底板が床面から離れて壁面に施工されており、
    上記左右の側板と底板とは、底板の左右端面が側板により覆われた側板勝ちの状態で連結され、
    左右の側板内面の下部に連結桟が該連結桟外側の裏面を側板内面に当接させて固定され、
    上記連結桟に上記底板が、該底板の上面が連結桟の下面に当接しかつ底板の端面が側板の内面に当接するようにジョイント金具により連結固定されていることを特徴とする壁掛け収納装置。
  2. 請求項1の壁掛け収納装置において、
    連結桟には、側板に締結されるビスが挿通可能な複数のビス挿通孔が貫通して形成され、該ビス挿通孔に挿通されたビスの側板との締結により連結桟が側板に固定されており、
    連結桟が固定される前の側板には、上記ビス挿通孔に挿通されたビスの先端部が係止することで側板における連結桟の固定位置を位置決めし、かつ連結桟の側板への固定状態で上記ビスの螺合穴に変化する固定位置用目印が、予め設けられていることを特徴とする壁掛け収納装置。
  3. 請求項1又は2の壁掛け収納装置において、
    連結桟には、連結桟の表面に開口する有底状の金具本体収容穴と、該金具本体収容穴の内周面下端部及び連結桟の下面の間を貫通するピン挿通孔とが形成され、
    ジョイント金具は、上端部が底板上方に突出するように下部が底板上面に固定されかつ上記上端部に係合部が設けられた連結ピンと、
    上記金具本体収容穴に、上記連結ピンの中心線方向と直交する水平軸線回りに回動可能に収容される略有底円筒状の金具本体とを有し、
    上記金具本体には、連結ピンの係合部を嵌入可能な嵌入口と、該嵌入口に連通するように開放され、係合部が嵌入口に嵌入された状態で金具本体が回動したときに係合部下側の連結ピンが嵌入口から進入するスリットと、該スリットに対応する金具本体内周面上に位置して略円弧状に湾曲し、係合部下側の連結ピンがスリットに進入したときに連結ピンを金具本体側に引き寄せるように係合部を摺動させるカム面とが設けられていることを特徴とする壁掛け収納装置。
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