JP2022056562A - 販促支援装置、販促支援方法、及び販促支援プログラム - Google Patents

販促支援装置、販促支援方法、及び販促支援プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】店舗における販促戦略を踏まえた適宜なコンテンツをサイネージ端末に配信し、当該店舗での売上効率を効果的に向上させる。【解決手段】販促支援装置200において、レシピ動画群を保持する動画保持部211と、店舗における販促情報と当該店舗での販売可能商品の情報を保持する販促情報保持部212と、前記販促情報および前記販売可能商品の情報に基づき、前記販促情報が示す販促期間において、前記販売可能商品の情報が示す前記店舗にて販売可能である商品を特定し、当該商品を調理に使用するレシピ動画を、前記レシピ動画群の中から特定するレシピ特定部220と、前記特定したレシピ動画のデータを、前記店舗におけるサイネージ端末100に配信するレシピ配信部230を備える構成とする。【選択図】図1

Description

本開示は、販促支援装置、販促支援方法、及び販促支援プログラムに関する。
近年、調理のレシピ情報をインターネット等のネットワークを介してユーザに提供するサービスが増えている。また、そうしたレシピ情報に関して、調理機器などの他、スーパーマーケットなどの店舗内に設置したサイネージ端末でコンテンツを出力する技術も存在する。
そうしたサイネージ端末は、例えば、店舗の売場を回りながらの食材の決定と、レシピ情報サイトでのレシピ閲覧・選定の両作業を行うユーザにとって、特段の操作をせずともレシピ動画を閲覧し、献立のヒントが得られるという意味で、大きな存在感が放つものとなっている。
なお、店舗等の端末でコンテンツを出力する際の従来技術としては、例えば、特許文献1には、旧来からの宣伝広告すなわち看板・ポスター・映像・チラシ等いずれについてもその宣伝効果を定量的に把握することは極めて困難である現状において、広告宣伝を行う広告映像コンテンツの広告宣伝効果を把握できるよう図ることを目的とした、表示制御システムが開示されている。
この広告宣伝効果把握システムは、広告提供者側に配置された広告提供者側端末と、広告映像コンテンツの広告宣伝を行う場所に設置された広告表示側端末と、上記広告提供者側端末及び上記広告表示側端末に通信回線を介して接続され、上記広告提供者側端末から配信される上記広告映像コンテンツを受信しこの受信した広告映像コンテンツを上記広告表示側端末に配信する仲介業者側に配置されたサーバとを備え、上記サーバは、上記広告映像コンテンツに対し顧客が上記広告表示側端末に入力した情報を取得する情報取得手段と、上記情報取得手段が取得した情報に基づいて上記広告映像コンテンツの広告宣伝効果を評価する評価手段を備えている。
また他にも、特許文献2には、店舗内に複数設置された商品の広告映像を再生する装置について、その販売促進効果を把握することを目的とした、商品販売促進方法が開示されている。
この商品販売促進方法は、店舗内に設置された複数の広告装置が、商品の広告映像を再生する工程と、顧客により行われた印刷指示を入力した広告装置が、自装置の識別情報を記録した商品のクーポン券を出力する工程と、前記クーポン券をレジカウンターに提出した顧客の清算時において、レジスターが前記クーポン券の内容に従い割引清算を行う工程と、前記クーポン券の情報をコンピュータに入力することにより、広告装置ごとの販売促進効果を解析する工程と、を備える。
特開2005-44287号公報 特開2006-85244号公報
上述のように種々の効果が期待されるサイネージ端末は、店舗における商品陳列ケース等の周辺に設置される。そして、そうしたサイネージ端末では、周囲の商品陳列ケースで陳列中の商品に関するレシピ情報が再生されることが多い。
ところが、サイネージ端末で再生されるレシピ情報は、当該店舗での販売戦略と連動していないケースも多い。例えば、店舗での販売戦略として、或る商品を大幅値下げし、短時間で売り切ってしまうという「特売」や「タイムセール」が選択されていたとする。ところが、そうした対象商品は、時間帯限定で売場に陳列されるケースや、また、短時間で売り切れてしまっているケースもある。つまり、サイネージ端末でそうした対象商品を使ったレシピ情報が再生されても、実際に入手可能な状態ではない商品を訴求している状態も生じうる。
こうなると、顧客からすれば「レシピを見て購入したかったが買えなかった」という体験に陥りやすくなる。換言すれば、サイネージ端末での再生コンテンツに魅力を感じて、対象商品購入のモチベーションが高まったとしても、最終的には徒労に終わったという状態となる。顧客における買物体験としては残念な結果と言える。
一方、店舗側の視点から考えても問題につながりうる。店舗では、日々の売上確保を念頭に営業活動を行っている。そのため、当該店舗に設置するサイネージ端末の基本的な役割は、売上効率の向上に貢献することになる。
ところが上述のように、サイネージ端末で再生されるレシピ情報が、実際の販促対象の商品を使っていない、或いは、レシピ情報には登場する商品が売場に陳列されていない、といった状態になれば、サイネージ端末による販促効果は限定的となる。それどころか、買いたいと思わされた商品が実際には見当たらない、などといった状況を生むことで、かえって顧客における購入意欲が大きくそがれるおそれもある。
しかも、サイネージ端末で生成したレシピ情報による、商品販促効果を効率的に検証する仕組みが無いとすれば、当該店舗における販売戦略を適宜に修正することも難しくなる。
そこで本開示は、上述した事情に鑑みてなされたもので、店舗における販促戦略を踏まえた適宜なコンテンツをサイネージ端末に配信し、当該店舗での売上効率を効果的に向上させる、販促支援装置、サイネージ端末、販促支援方法、販促支援システム、及び販促支援プログラムを提供することを目的とする。
上記の課題を解決するために、本開示の販促支援装置は、レシピ動画群を保持する動画保持部と、店舗における販促情報と当該店舗での販売可能商品の情報を保持する販促情報保持部と、前記販促情報および前記販売可能商品の情報に基づき、前記販促情報が示す販促期間において、前記販売可能商品の情報が示す前記店舗にて販売可能である商品を特定し、当該商品を調理に使用するレシピ動画を、前記レシピ動画群の中から特定するレシピ特定部と、前記特定したレシピ動画のデータを、前記店舗におけるサイネージ端末に配信するレシピ配信部と、を備える。
なお、上述の販促支援装置において、前記販促情報保持部は、前記販促情報が含むインセンティブ情報と、当該インセンティブ情報が紐付いている又は表示対象に含まれているレシピ動画の情報をさらに保持し、前記店舗の顧客のうち、予め定めた規定属性を有するものの端末に対し、前記インセンティブ情報を配信するインセンティブ配信部をさらに保持するものである、としてもよい。
また、上述の販促支援装置において、前記インセンティブ配信部は、前記顧客のうち、前記店舗を日常的に使用する又は好みの店舗として指定してきた者、の端末に対して前記インセンティブ情報を配信するものである、としてもよい。
また、上述の販促支援装置において、前記インセンティブ配信部は、前記顧客のうち、前記店舗を日常的に使用する又は好みの店舗として指定してきた者、前記端末が示す位置情報が前記店舗から一定距離内にある者、及び前記端末ないし本販促支援装置にて保持するレシピ閲覧履歴が過去に類似レシピを閲覧していたことを示す者、の少なくともいずれかの端末に対して前記インセンティブ情報を配信するものである、としてもよい。
また、上述の販促支援装置において、前記サイネージ端末における、無線通信ユニットによる前記顧客の端末との通信事象に関して、前記サイネージ端末から通知を受けて、当該顧客が前記サイネージ端末にチェックインした情報を記憶装置に格納するチェックイン管理部と、前記チェックインした前記顧客に関して、前記店舗での前記インセンティブ情報を用いた精算処理の情報を当該店舗のPOSレジから取得した場合、当該顧客が前記サイネージ端末でのレシピ動画の視聴を通じて、前記インセンティブ情報による商品購入を行ったと判定する販促効果測定部と、をさらに備えるとしてもよい。
また、上述の販促支援装置において、前記店舗の顧客における商品保有状況の情報を、当該顧客の端末から取得し、当該情報を保持する保有状況管理部と、前記チェックインした前記顧客に関して、前記商品保有状況の情報を抽出し、当該商品保有状況の情報と、前記サイネージ端末で再生している又はこれから再生するレシピ動画で登場する商品の情報とを照合して、商品の過不足が判明した場合、当該過不足についての情報を、前記顧客の端末または前記サイネージ端末に出力する過不足通知部と、をさらに備えるとしてもよい。
また、本開示の販促支援方法は、販促支援装置が、レシピ動画群と、店舗における販促情報と当該店舗での販売可能商品の情報とを保持し、前記販促情報および前記販売可能商品の情報に基づき、前記販促情報が示す販促期間において、前記販売可能商品の情報が示す前記店舗にて販売可能である商品を特定し、当該商品を調理に使用するレシピ動画を、前記レシピ動画群の中から特定する処理と、前記特定したレシピ動画のデータを、前記店舗におけるサイネージ端末に配信する処理と、を実行するものである。
また、本開示の販促支援プログラムは、販促支援装置において、レシピ動画群と、店舗における販促情報と当該店舗での販売可能商品の情報とを保持し、前記販促情報および前記販売可能商品の情報に基づき、前記販促情報が示す販促期間において、前記販売可能商品の情報が示す前記店舗にて販売可能である商品を特定し、当該商品を調理に使用するレシピ動画を、前記レシピ動画群の中から特定する処理と、前記特定したレシピ動画のデータを、前記店舗におけるサイネージ端末に配信する処理と、を実行させるものである。
本開示の販促支援装置、サイネージ端末、販促支援方法、販促支援システム、及び販促支援プログラムによれば、店舗における販促戦略を踏まえた適宜なコンテンツをサイネージ端末に配信し、当該店舗での売上効率を効果的に向上させることが可能となる。
本発明の実施形態に係る販促支援システムの概要を示す構成図である。 本発明の実施形態に係る販促支援装置の構成例を示すブロック図である。 本発明の実施形態に係るレシピDBの構成例を示す図である。 本発明の実施形態に係る販促情報DBの構成例を示す図である。 本発明の実施形態に係るサイネージ端末の構成例を示すブロック図である。 本発明の実施形態に係るユーザ端末の構成例を示すブロック図である。 本発明の実施形態に係る販促支援方法のフロー例を示す図である。 本発明の実施形態に係る画面例を示す図である。 本発明の実施形態に係るコンピュータの構成を示す概略ブロック図である。
以下、本実施形態について説明する。なお、以下に説明する本実施形態は、特許請求の範囲に記載された本開示の内容を不当に限定するものではない。また本実施形態で説明される構成の全てが、本開示の必須構成要件であるとは限らない。
<構成>
図1は、本発明の実施形態に係る販促支援システム10の概要を示す構成図である。販促支援システム10は、サイネージ端末100とレシピサーバ200、およびユーザ端末300を含んで構成される。さらには、POSシステム400を含むとしてもよい。なお、本実施形態におけるサイネージ端末100は、実装例の1つとして、店舗などの商業施設に設置される動画再生用端末を具体例として想定できる。
サイネージ端末100と、レシピサーバ200とは、有線又は無線のネットワークNWを介して通信可能に接続される。ネットワークNWは、その一部にインターネット、公衆無線ネットワークなどの広域ネットワークを含んで構成されてもよいし、構内ネットワーク(LAN:Local Area Network)を含んで構成されてもよい。
サイネージ端末100は、上記したとおり動画再生用端末を想定するが、より具体的には、少なくとも動画コンテンツを再生出力可能であるタブレット端末のほか、携帯機器やPC(パーソナルコンピューター)、調理機器、PDA、スマートウォッチ、ヘッドマウントディスプレイ等の装置も想定しうる。
なお、サイネージ端末100は、例えば、食材などの商品を販売するスーパーマーケット等の店舗のほか、食材の自動販売機などにも設置しうる。また他にも、生鮮宅配ボックスを想定するとしてもよい。この生鮮宅配ボックスは、例えば、レシピサイトの運用事業者が運用するもので、ユーザが専用アプリなどで購入した食材の受け取り設備となるものである。
一方、レシピサーバ200は、例えば、レシピサイトで配信する各レシピ動画を管理し、これらを設定に応じて又は一定時間ごとにサイネージ端末100に配信するサーバ装置である。なお、こうしたレシピ動画の配信形態は、上述のようにデータセットを事前配信するケースに限定しない。例えば、サイネージ端末100(または顧客のユーザ端末300)が、レシピサーバ200におけるレシピ動画の格納先URLを指定して、該当データを随時取得する、或いは、ストリーミング再生させるといった形態も想定できる。
レシピサーバ200が管理するレシピ動画は、レシピサイトにおいてユーザから投稿されたレシピ情報そのもの、或いはレシピサイトの運営事業者が自ら制作したものであり、膨大な数が存在する。こうしたレシピ動画は、調理手順や調理機器に関する情報のほか、調理に使用する食材の情報も当然含んでいる。したがって、サイネージ端末100の設置先となる店舗等の施設で販売される商品すなわち食材の広告コンテンツとなりうる。
サイネージ端末100は、上述の店舗等における事前設定や或いは担当者の指示に応じて、レシピサーバ200から取得したレシピ動画を、適宜な記憶装置に格納・保持する。
ここで、レシピ動画は、例えば、レシピ名(料理名称)、調理工程、食材、調理器具等の各種情報が含まれている。このレシピ動画は、静止画の遷移形式で構成されているとしてもよい。また、レシピ動画は、本レシピ動画に含まれる食材であって、サイネージ端末100の設置先である店舗等での販売商品の販促目的で制作された広告動画とも言える。
レシピサーバ200は、サイネージ端末100からの要求に基づいて、或いは予め定めたスケジュールで、管理しているレシピ動画の一部又は全部を、サイネージ端末100へ配信する。ただし、こうした配信の対象となるレシピ動画は、レシピサーバ200により、適宜に選定されたものである。
この場合、レシピサーバ200は、サイネージ端末100の設置先となる店舗に関して、特売やタイムセールといった販促情報や或いはそれを含む販売計画の情報を、販促期間開始に先立ち、店舗システムなどから取得済であるとする。
また、レシピサーバ200は、当該店舗での商品在庫あるいは店頭在庫(陳列ケースでの在庫)の情報(販売可能商品の情報)を、同様に店舗システムなどから、例えば一定時間ごとに取得しているものとする。この在庫に関する情報は、現在時点での情報と、一定時間後の将来予測情報のそれぞれを含んでいるとすれば好適である。
上述のように販促情報及び在庫に関する情報を得ているレシピサーバ200は、そうした販促情報と在庫情報に基づき、販促情報が示す販促期間において在庫している、すなわち販売可能である商品(在庫商品)を特定する。
また、レシピサーバ200は、上述のように特定した商品のIDや商品名といった識別情報をキーワードに、各レシピ動画に紐付く食材情報を検索し、上述の商品を調理に使用するレシピ動画を特定する。また、レシピサーバ200は、ここで特定したレシピ動画のデータを、上述の店舗におけるサイネージ端末100に配信することとなる。
なお、レシピサーバ200は、上述の販促情報が含むクーポンや割引券といったインセンティブ情報と、当該インセンティブ情報が紐付いている又は表示対象に含まれているレシピ動画に関する情報をさらに保持しているものとする。
この場合、レシピサーバ200は、上述の店舗の顧客のうち、予め定めた規定属性を有するもののユーザ端末300に対し、クーポンや割引券の情報を配信する。規定属性を有する顧客とは、例えば、当該店舗を日常的に使用する又は好みの店舗としてユーザ端末300により予め指定してきた者、を想定する。当然ながら、レシピサーバ200は、そうした指定の情報を保持・管理しているものとする。
また、規定属性を有する顧客としては、ユーザ端末300が示す位置情報が当該店舗から一定距離内にある者、も想定できる。或いは、ユーザ端末300ないしレシピサーバ200にて当該顧客に関し保持するレシピ閲覧履歴が、過去に類似レシピ(サイネージ端末100にて再生中/再生予定のレシピ動画と類似)を閲覧していたことを示す者、も想定できる。勿論、上述の各規定属性を組合せて有する顧客を対象としてもよい。
一方、サイネージ端末100は、レシピサーバ200から配信されたレシピ動画を受信し、これを情報保持部110で管理する。またサイネージ端末100は、レシピ動画を情報保持部110から読み出して、ディスプレイ等の表示手段で、顧客向けの広告コンテンツとして再生する。
こうしたサイネージ端末100は、上述のようにレシピサーバ200から得たレシピ動画を顧客向けに再生するだけでなく、レシピ動画を視聴している顧客のユーザ端末300と無線通信を行い、当該顧客が本サイネージ端末100の周辺に一定時間滞在したことを検知する。このためサイネージ端末100は、ユーザ端末300と予め定めたプロコトルで識別情報を授受するための、例えば、ビーコンユニット等の近距離無線通信機能を備えているものとする。
サイネージ端末100は、周辺における顧客の一定時間滞在という事象を検知したならば、当該顧客はサイネージ端末100にチェックインしたと判定し、その旨をレシピサーバ200に通知する。一方、レシピサーバ200は、この通知を受け、当該顧客が当該サイネージ端末100にチェックインしたとの情報を、情報保持部210に格納する。
レシピサーバ200は、店舗のPOSシステム400とNWを介して連動しており、POSシステム400における精算処理のデータを、例えば一定時間ごとに取得できるものとする。この精算処理のデータは、店舗で商品を購入した顧客が、POSシステム400を訪れて商品代金の決済を行った際に発生する決済結果のデータである。
精算処理のデータすなわち決済結果のデータは、通常ならば顧客の識別情報が含まれることは少ない。本実施形態のケースでは、例えば、顧客のユーザ端末300がPOSシステム400と近距離無線通信を実行して、当該顧客のIDをPOSシステム400が認識し、決済結果に含める形態や、顧客がユーザ端末300上の決済アプリ(ログインして使用するため、IDが認識された状態で決済される)を操作してPOSシステム400との間で決済処理を行い、POSシステム400が顧客のIDを決済結果に含める形態、などを想定する。
レシピサーバ200は、上述のチェックインした顧客に関して、インセンティブ情報を用いた精算処理の情報を当該店舗のPOSシステム400から取得した場合、当該顧客がサイネージ端末100でのレシピ動画の視聴を通じて、インセンティブ情報による商品購入を行ったと判定する。
このような運用を行うことで、レシピ動画およびインセンティブ情報の配信から、そのレシピ動画の視聴効果を受けた顧客による購入体験、に至る一連の流れを、レシピサーバ200の側で的確に捕捉可能となる。つまり、販促効果の検証が可能となる。
また、レシピサーバ200は、各顧客のユーザ端末300から、当該顧客における商品保有状況の情報を一定時間ごとに取得し、これを保持しているとすれば好適である。こうした商品保有状況の情報取得形態としては特に限定しないが、他にも以下のものを想定しうる。
例えば、使用者の保有食材を推定するいわゆるスマート冷蔵庫から、当該顧客における保有食材の情報を取得するケースが該当する。また、店舗のPOSシステムとユーザ端末300のアプリとの連携により、当該顧客における食材購入履歴とレシピ閲覧履歴とを照合し、レシピで規定する食材使用量と実際に購入した食材との間で差分を算定し、当該顧客の保有食材の情報を取得するケースも想定できる。
また、顧客がオンライン店舗で食材購入を行った履歴を、ユーザ端末300のアプリ等から取得し、当該履歴が示す食材の情報を、保有食材の情報として取得するケースも想定できる。また、顧客が実店舗であるスーパーで食材購入を行った際に発行されたレシートを、例えば、ユーザ端末300のリーダー機能で読み取り、そこで得た購入食材の情報を、保有食材の情報として取得するケースも想定できる。
レシピサーバ200は、サイネージ端末100にチェックインした顧客に関して、予め保持している上述の商品保有状況の情報を抽出する。また、レシピサーバ200は、当該商品保有状況の情報と、サイネージ端末100で再生している又はこれから再生するレシピ動画で登場する商品の情報とを照合する。商品の情報とは、商品名や商品IDなどが該当する。
レシピサーバ200は、上述の照合の結果、当該顧客の保有商品における過不足が判明した場合、当該過不足についての情報を、顧客のユーザ端末300またはチェックイン中のサイネージ端末100に出力する。なお、上述の過不足とは、レシピ動画で規定する食材や調味料或いは調理器具のうち、顧客は保有していないものが存在するケース、或いは、レシピ動画での規定内容には無いが顧客は保有している(ないし量的に過ぎている)ケースのいずれかである。
顧客からすれば、レシピ動画を視聴しても無闇に商品購入に至るのではなく、自身が保有していないが必要なものだけを購入する、といった効率的で無駄の無い購入体験が得られることになる。このことは、店舗に対する顧客の信頼感や満足感を高めることにつながり、販促戦略の達成をさらに推し進めることになる。ひいては、当該店舗の販売効率向上が期待できることとなる。
本実施形態におけるレシピサーバ200は、図2で例示するように、情報保持部210、レシピ特定部220、レシピ配信部230、インセンティブ配信部240、チェックイン管理部250、販促効果測定部260、保有状況管理部270、過不足通知部280、
及び通信部290から構成される。
このうち情報保持部210は、レシピDB2111を記憶する動画保持部211と、販促情報DB2121を記憶する販促情報保持部212を有する。レシピDB2111は、図3で例示するように、サイネージ端末100への配信対象となる、レシピ動画の各データと、そこで規定される使用商品の情報が紐付いた形で格納したデータベースとなっている。
ここに格納されるレシピ動画は、レシピサイトを通じてユーザから投稿されたものや、レシピサイト運営者側で制作したものである。ただし、レシピサイトで公開されているもの全てを対象とせず、例えば、レシピサイトでの人気ランキング順位が、料理ジャンル(例:和食、中華、イタリアン、等々)や料理(例:ビーフカレー、肉じゃが、焼餃子、等々)で上位20位以内、などのレシピ動画としてもよい。
或いは、使用食材にフォーカスを当てた人気ランキング上位のレシピ動画であってもよい。その場合、じゃがいもを使ったレシピ動画のうち、人気ランキングで上位20位以内、牛肉を使ったレシピ動画のうち、人気ランキングで上位20位以内、といったレシピ動画となる。
このように、動画保持部211のレシピDB2111で保持されるレシピ動画は、レシピサーバ200が適宜に選定した上で、サイネージ端末100に配信する。
なお、レシピDB2111で保持するレシピ動画は、料理を作るための映像であって、ジャンル、タイトル、及び料理内容の各情報を含んで制作された動画データである。このうち料理内容としては、食材と使用機材、調理動作といった各種情報を調理工程ごとに撮影したものとなっており、料理の完成時あるいは調理途中の映像も適宜含むものとできる。
こうしたレシピ動画は、これに使用食材として規定される食材であって、店舗等の施設すなわちサイネージ端末100の設置場所で販売される商品の販売促進目的の動画となる。
一方、販促情報保持部212の販促情報DB2121は、店舗における販促対象の商品に関する情報や、当該販促対象の商品に関して設定したクーポンなどのインセンティブ情報を格納したデータベースである。具体的には、図4で例示するように、店舗のID、当該店舗での販促対象の商品、販促期間、販促内容(インセンティブ情報)、といった情報を含む。
また、レシピ特定部220は、上述の販促情報DB2121における該当店舗での販促情報が示す(販促対象の)食材を使用食材として規定するレシピ動画を、レシピDB2111におけるレシピ動画群から特定するものとなる。
この場合、レシピ特定部220は、サイネージ端末100の設置先となる店舗に関して、特売やタイムセールといった販促情報を、販促期間開始に先立ち、店舗システムなどから取得済であるとする。
また、レシピ特定部220は、当該店舗での商品在庫あるいは店頭在庫(陳列ケースでの在庫)の情報(販売可能商品の情報)を、同様に店舗システムなどから、例えば一定時間ごとに取得しているものとする。この在庫に関する情報は、現在時点での情報と、一定時間後の将来予測情報のそれぞれを含んでいるとすれば好適である。
上述のように販促情報及び在庫に関する情報を得ているレシピ特定部220は、そうした販促情報と在庫情報に基づき、販促情報が示す販促期間において在庫している、すなわち販売可能である商品(在庫商品)を特定する。
また、レシピ特定部220は、上述のように特定した商品のIDや商品名といった識別情報をキーワードに、各レシピ動画に紐付く食材情報を検索し、上述の商品を調理に使用するレシピ動画を特定する。
また、レシピ配信部230は、ここで特定したレシピ動画のデータを、上述の店舗におけるサイネージ端末100に配信することとなる。
また、インセンティブ配信部240は、上述の店舗の顧客のうち、予め定めた規定属性を有するもののユーザ端末300に対し、クーポンや割引券の情報を配信する。規定属性を有する顧客とは、例えば、当該店舗を日常的に使用する又は好みの店舗としてユーザ端末300により予め指定してきた者、を想定する。当然ながら、レシピサーバ200は、そうした指定の情報を保持・管理しているものとする。
また、規定属性を有する顧客としては、ユーザ端末300が示す位置情報が当該店舗から一定距離内にある者、も想定できる。或いは、ユーザ端末300ないしレシピサーバ200にて当該顧客に関し保持するレシピ閲覧履歴が、過去に類似レシピ(サイネージ端末100にて再生中/再生予定のレシピ動画と類似)を閲覧していたことを示す者、も想定できる。勿論、上述の各規定属性を組合せて有する顧客を対象としてもよい。
また、チェックイン管理部250は、サイネージ端末100の周辺における顧客の一定時間滞在という事象、すなわちチェックインした旨を当該サイネージ端末100から受け、当該顧客が当該サイネージ端末100にチェックインしたとの情報を、情報保持部210に格納する。
また、販促効果測定部260は、上述のPOSシステム400とNWを介して連動しており、POSシステム400における精算処理のデータを、例えば一定時間ごとに取得する。この精算処理のデータは、店舗で商品を購入した顧客が、POSシステム400を訪れて商品代金の決済を行った際に発生する決済結果のデータである。
販促効果測定部260は、上述のチェックインした顧客に関して、インセンティブ情報を用いた精算処理の情報を当該店舗のPOSシステム400から取得した場合、当該顧客がサイネージ端末100でのレシピ動画の視聴を通じて、インセンティブ情報による商品購入を行ったと判定する。
このような運用を行うことで、レシピ動画およびインセンティブ情報の配信から、そのレシピ動画の視聴効果を受けた顧客による購入体験、に至る一連の流れを、レシピサーバ200の側で的確に捕捉可能となる。つまり、販促効果の検証が可能となる。
また、保有状況管理部270は、各顧客のユーザ端末300から、当該顧客における商品保有状況の情報を一定時間ごとに取得し、これを保持している。この場合、過不足通知部280は、サイネージ端末100にチェックインした顧客に関して、予め保持している上述の商品保有状況の情報を抽出する。また、過不足通知部280は、当該商品保有状況の情報と、サイネージ端末100で再生している又はこれから再生するレシピ動画で登場する商品の情報とを照合する。商品の情報とは、商品名や商品IDなどが該当する。
過不足通知部280は、上述の照合の結果、当該顧客の保有商品における過不足が判明した場合、当該過不足についての情報を、顧客のユーザ端末300またはチェックイン中のサイネージ端末100に出力する。
また、通信部290は、ネットワークNWを介してサイネージ端末100やユーザ端末300、POSシステム400と通信を行う通信インタフェースである。通信部290は、サイネージ端末100に配信するレシピ動画や広告コンテンツを送信する。
一方、本実施形態におけるサイネージ端末100は、図5で例示するように、情報保持部110、動画再生部120、及び通信部130から構成される。
このうち情報保持部110は、レシピ動画1101、販促情報1102、及びチェックイン情報1103を保持する。このうちレシピ動画1101は、レシピサーバ200から配信されて表示対象となるレシピ動画のデータである。ここに格納されるレシピ動画は、レシピサーバ200から配信されたものである。
一方、販促情報1102は、店舗における販促対象の商品に関する情報である。具体的には、販促対象の商品、販促期間、販促内容、といった情報を含む。また、チェックイン情報1103は、レシピ動画を視聴している顧客のうち、本サイネージ端末100の周辺に一定時間滞在した顧客を検知した情報であり、検知日時とサイネージ端末100の識別情報、およびユーザ端末300や顧客の識別情報、といった値を含む。
また、動画再生部120は、上述のレシピサーバ200から配信されたレシピ動画を、ディスプレイなどの適宜な出力装置で再生するものとなる。
また、通信部130は、ネットワークNWを介してレシピサーバ200と通信を行う通信インタフェースである。通信部130は、レシピサーバ200から配信されるレシピ動画や広告コンテンツを受信する。
なお、顧客が操作するユーザ端末300は、図6に示すように、情報保持部310、入出力部320、通信部330、及びGPSユニット340を備える。このうち情報保持部310は、インセンティブ情報3101、チェックイン情報3102、及び食材保有状況情報3103を保持している。
インセンティブ情報3101は、レシピサーバ200から配信されたインセンティブ情報である。また、チェックイン情報3102は、サイネージ端末100との近距離無線通信機能を通じて当該サイネージ端末100からチェックインと認定された情報である。また、食材保有状況情報3103は、顧客が自宅などで保有する食材の情報である。
この情報は、顧客がタッチパネル等の入出力部320を操作して入力するケースの他、顧客の冷蔵庫などの適宜な調理機器がユーザ端末300と通信を行って、食材の有無や量の値を通知してくるケースなど、種々の取得形態を想定できる。
また、通信部330は、ネットワークNWを介してレシピサーバ200やサイネージ端末100と通信を行う通信インタフェースである。通信部330は、レシピサーバ200から配信されるインセンティブ情報や、サイネージ端末100から通知されるチェックイン情報を受信する。また、食材保有状況情報をレシピサーバ200に送信する。
また、GPSユニット340は、GPS(Global Positioning System)衛星が発する測位電波を受信し、自機の位置を計算するユニットである。このGPSユニット340は、既存のものを適宜に採用すればよい。
<処理の流れ>
次に、本開示の実施形態に係る、主にレシピサーバ200の動作について、図7に示すフローチャートを参照しながら説明する。ただし、レシピサーバ200の動作とともに、必要に応じてサイネージ端末100やユーザ端末300、POSシステム400における動作も示すものとする。
ここで、レシピサーバ200は、サイネージ端末100からの要求に基づいて、或いは予め定めたスケジュールで、管理しているレシピ動画の一部又は全部を、サイネージ端末100へ配信する。ただし、こうした配信の対象となるレシピ動画は、レシピサーバ200により、適宜に選定されたものである。
また、レシピサーバ200は、サイネージ端末100の設置先となる店舗に関して、特売やタイムセールといった販促情報を、販促期間開始に先立ち、店舗システムなどから取得済であるとする。
また、レシピサーバ200は、当該店舗での商品在庫あるいは店頭在庫(陳列ケースでの在庫)の情報(販売可能商品の情報)を、同様に店舗システムなどから、例えば一定時間ごとに取得しているものとする。この在庫に関する情報は、現在時点での情報と、一定時間後の将来予測情報のそれぞれを含んでいるとすれば好適である。
上述のように販促情報及び在庫に関する情報を得ているレシピサーバ200は、ステップS101において、そうした販促情報と在庫情報に基づき、販促情報が示す販促期間において在庫している、すなわち販売可能である商品(在庫商品)を特定する。
ステップS102において、レシピサーバ200は、上述のように特定した商品のIDや商品名といった識別情報をキーワードに、各レシピ動画に紐付く食材情報を検索し、上述の商品を調理に使用するレシピ動画を特定する。
ステップS103において、レシピサーバ200は、S102で特定したレシピ動画のデータを、上述の店舗におけるサイネージ端末100に配信する。
ステップS104において、レシピサーバ200は、上述の店舗の顧客のうち、予め定めた規定属性を有するもののユーザ端末300に対し、クーポンや割引券の情報を配信する。規定属性を有する顧客とは、例えば、当該店舗を日常的に使用する又は好みの店舗としてユーザ端末300により予め指定してきた者、を想定する。当然ながら、レシピサーバ200は、そうした指定の情報を保持・管理しているものとする。
また、規定属性を有する顧客としては、ユーザ端末300のGPSユニット340が示す位置情報が当該店舗から一定距離内にある者、も想定できる。或いは、ユーザ端末300ないしレシピサーバ200にて当該顧客に関し保持するレシピ閲覧履歴が、過去に類似レシピ(サイネージ端末100にて再生中/再生予定のレシピ動画と類似)を閲覧していたことを示す者、も想定できる。勿論、上述の各規定属性を組合せて有する顧客を対象としてもよい。
一方、サイネージ端末100は、レシピサーバ200から配信されたレシピ動画を受信し、これを情報保持部110で管理する。またサイネージ端末100は、レシピ動画を情報保持部110から読み出して、ディスプレイ等の表示手段で、顧客向けの広告コンテンツとして再生する。
こうしたサイネージ端末100は、上述のようにレシピサーバ200から得たレシピ動画を顧客向けに再生するだけでなく、レシピ動画を視聴している顧客のユーザ端末300と無線通信を行い、当該顧客が本サイネージ端末100の周辺に一定時間滞在したことを検知する。このためサイネージ端末100は、ユーザ端末300と予め定めたプロコトルで識別情報を授受するための、例えば、ビーコンユニット等の近距離無線通信機能を備えているものとする。
サイネージ端末100は、周辺における顧客の一定時間滞在という事象を検知したならば、当該顧客はサイネージ端末100にチェックインしたと判定し、その旨をレシピサーバ200に通知する。
ステップS105において、レシピサーバ200は、この通知を受け、当該顧客が当該サイネージ端末100にチェックインしたとの情報を、情報保持部210に格納する。
ステップS106において、レシピサーバ200は、店舗のPOSシステム400とNWを介して連動し、当該POSシステム400における精算処理のデータを、例えば一定時間ごとに取得する。この精算処理のデータは、店舗で商品を購入した顧客が、POSシステム400を訪れて商品代金の決済を行った際に発生する決済結果のデータである。
ステップS107において、レシピサーバ200は、上述のチェックインした顧客に関して、インセンティブ情報を用いた精算処理の情報を当該店舗のPOSシステム400から取得したことを契機に、当該顧客がサイネージ端末100でのレシピ動画の視聴を通じて、インセンティブ情報による商品購入を行ったと判定する。
このような運用を行うことで、レシピ動画およびインセンティブ情報の配信から、そのレシピ動画の視聴効果を受けた顧客による購入体験、に至る一連の流れを、レシピサーバ200の側で的確に捕捉可能となる。つまり、販促効果の検証が可能となる。
なお、レシピサーバ200は、各顧客のユーザ端末300から、当該顧客における商品保有状況の情報を一定時間ごとに取得し、これを保持しているとすれば好適である。この場合、レシピサーバ200は、サイネージ端末100にチェックインした顧客に関して、予め保持している上述の商品保有状況の情報を抽出する。
また、レシピサーバ200は、当該商品保有状況の情報と、サイネージ端末100で再生している又はこれから再生するレシピ動画で登場する商品の情報とを照合する。商品の情報とは、商品名や商品IDなどが該当する。
レシピサーバ200は、上述の照合の結果、当該顧客の保有商品における過不足が判明した場合、当該過不足についての情報を、顧客のユーザ端末300またはチェックイン中のサイネージ端末100に出力する(図8の画面800)。なお、上述の過不足とは、レシピ動画で規定する食材や調味料或いは調理器具のうち、顧客は保有していないものが存在するケース、或いは、レシピ動画での規定内容には無いが顧客は保有している(ないし量的に過ぎている)ケースのいずれかである。
なお、サイネージ端末100がカメラを備え、当該カメラによる顧客撮影と、その撮影画像に関する画像認識を実行する構成を想定してもよい。その場合、サイネージ端末100は、上述の画像認識により、サイネージ端末前にいる顧客の年齢や性別、身体サイズなど顧客属性を判定し、それに応じたレシピ動画を選択的に再生する。
顧客属性に応じたレシピ動画としては、例えば、ある年代の女性には、スィーツのレシピ動画、壮年以上の男性には、酒のつまみのレシピ動画、大柄な10代男性には特盛サイズの料理のレシピ動画、といったものが想定できる。
その場合のサイネージ端末100は、レシピサーバ200から配信されたレシピ動画それぞれに関して、好適な配信対象となる顧客の属性情報の規定を予め保持し、利用可能であるとする。したがって、サイネージ端末100は、上述の判定で得た顧客属性を、この規定に照合して再生すべきレシピ動画を選択することとなる。
なお、こうした顧客属性に応じた選択的なレシピ動画の再生は、サイネージ端末100が単独で実行するケースのほか、レシピサーバ200とサイネージ端末100が協働するケースも想定できる。その場合、サイネージ端末100は、上述の判定結果である顧客属性の情報をレシピサーバ200に通知する。レシピサーバ200は、この通知が示す顧客属性に応じてレシピ動画をサイネージ端末100に配信する。サイネージ端末100は、配信されたレシピ動画を再生し、顧客の閲覧に供することとなる。
(販促支援プログラム)
図9は、コンピュータ801の構成を示す概略ブロック図である。コンピュータ801は、CPU802、主記憶装置803、補助記憶装置804、インタフェース805を備える。
ここで、実施形態に係る販促支援装置であるレシピサーバ200を構成する各機能を実現するための販促支援プログラムの詳細について説明する。
レシピサーバ200は、コンピュータ801に実装される。そして、レシピサーバ200の各構成要素の動作は、プログラムの形式で補助記憶装置804に記憶されている。CPU802は、販促支援プログラムを補助記憶装置804から読み出して主記憶装置803に展開し、当該販促支援プログラムに従って上記処理を実行する。また、CPU802は、販促支援プログラムに従って、上述した記憶部に対応する記憶領域を主記憶装置803に確保する。
当該販促支援プログラムは、具体的には、コンピュータ801において、レシピ動画群と、店舗における販促情報と当該店舗での販売可能商品の情報とを保持し、前記販促情報および前記販売可能商品の情報に基づき、前記販促情報が示す販促期間において、前記販売可能商品の情報が示す前記店舗にて販売可能である商品を特定し、当該商品を調理に使用するレシピ動画を、前記レシピ動画群の中から特定する処理と、前記特定したレシピ動画のデータを、前記店舗におけるサイネージ端末に配信する処理と、を実行させるプログラムである。
なお、補助記憶装置804は、一時的でない有形の媒体の一例である。一時的でない有形の媒体の他の例としては、インタフェース805を介して接続される磁気ディスク、光磁気ディスク、CD-ROM、DVD-ROM、半導体メモリ等が挙げられる。また、この販促支援プログラムがネットワークNWを介してコンピュータ801に配信される場合、配信を受けたコンピュータ801が当該販促支援プログラムを主記憶装置803に展開し、上記処理を実行してもよい。
また、当該販促支援プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであってもよい。さらに、当該販促支援プログラムは、前述した機能を補助記憶装置804に既に記憶されている他のプログラムとの組み合わせで実現するもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)
であってもよい。
以上、本開示のいくつかの実施形態を説明したが、これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものとする。
10 販促支援システム
100 サイネージ端末
110 情報保持部
1101 レシピ動画
1102 販促情報
1103 チェックイン情報
120 動画再生部
130 通信部
200 レシピサーバ(販促支援装置)
210 情報保持部
211 動画保持部
2111 レシピDB
212 販促情報保持部
2121 販促情報DB
220 レシピ特定部
230 レシピ配信部
240 インセンティブ配信部
250 チェックイン管理部
260 販促効果測定部
270 保有状況管理部と、
280 過不足通知部
290 通信部
300 ユーザ端末
310 情報保持部
3101 インセンティブ情報
3102 チェックイン情報
3103 食材保有状況情報
320 入出力部
330 通信部
340 GPSユニット
400 POSシステム
801 コンピュータ
802 CPU
803 主記憶装置
804 補助記憶装置
805 インタフェース

Claims (8)

  1. レシピ動画群を保持する動画保持部と、
    店舗における販促情報と当該店舗での販売可能商品の情報を保持する販促情報保持部と、
    前記販促情報および前記販売可能商品の情報に基づき、前記販促情報が示す販促期間において、前記販売可能商品の情報が示す前記店舗にて販売可能である商品を特定し、当該商品を調理に使用するレシピ動画を、前記レシピ動画群の中から特定するレシピ特定部と、
    前記特定したレシピ動画のデータを、前記店舗におけるサイネージ端末に配信するレシピ配信部と、
    を備える販促支援装置。
  2. 前記販促情報保持部は、
    前記販促情報が含むインセンティブ情報と、当該インセンティブ情報が紐付いている又は表示対象に含まれているレシピ動画の情報をさらに保持し、
    前記店舗の顧客のうち、予め定めた規定属性を有するものの端末に対し、前記インセンティブ情報を配信するインセンティブ配信部をさらに保持するものである、
    請求項1に記載の販促支援装置。
  3. 前記インセンティブ配信部は、
    前記顧客のうち、前記店舗を日常的に使用する又は好みの店舗として指定してきた者、の端末に対して前記インセンティブ情報を配信するものである、
    請求項2に記載の販促支援装置。
  4. 前記インセンティブ配信部は、
    前記顧客のうち、前記店舗を日常的に使用する又は好みの店舗として指定してきた者、前記端末が示す位置情報が前記店舗から一定距離内にある者、及び前記端末ないし本販促支援装置にて保持するレシピ閲覧履歴が過去に類似レシピを閲覧していたことを示す者、の少なくともいずれかの端末に対して前記インセンティブ情報を配信するものである、
    請求項2に記載の販促支援装置。
  5. 前記サイネージ端末における、無線通信ユニットによる前記顧客の端末との通信事象に関して、前記サイネージ端末から通知を受けて、当該顧客が前記サイネージ端末にチェックインした情報を記憶装置に格納するチェックイン管理部と、
    前記チェックインした前記顧客に関して、前記店舗での前記インセンティブ情報を用いた精算処理の情報を当該店舗のPOSレジから取得した場合、当該顧客が前記サイネージ端末でのレシピ動画の視聴を通じて、前記インセンティブ情報による商品購入を行ったと判定する販促効果測定部と、
    をさらに備える請求項2に記載の販促支援装置。
  6. 前記店舗の顧客における商品保有状況の情報を、当該顧客の端末から取得し、当該情報を保持する保有状況管理部と、
    前記チェックインした前記顧客に関して、前記商品保有状況の情報を抽出し、当該商品保有状況の情報と、前記サイネージ端末で再生している又はこれから再生するレシピ動画で登場する商品の情報とを照合して、商品の過不足が判明した場合、当該過不足についての情報を、前記顧客の端末または前記サイネージ端末に出力する過不足通知部と、
    をさらに備える請求項5に記載の販促支援装置。
  7. 販促支援装置が、
    レシピ動画群と、店舗における販促情報と当該店舗での販売可能商品の情報とを保持し、
    前記販促情報および前記販売可能商品の情報に基づき、前記販促情報が示す販促期間において、前記販売可能商品の情報が示す前記店舗にて販売可能である商品を特定し、当該商品を調理に使用するレシピ動画を、前記レシピ動画群の中から特定する処理と、
    前記特定したレシピ動画のデータを、前記店舗におけるサイネージ端末に配信する処理と、
    を実行する販促支援方法。
  8. 販促支援装置において、
    レシピ動画群と、店舗における販促情報と当該店舗での販売可能商品の情報とを保持し、
    前記販促情報および前記販売可能商品の情報に基づき、前記販促情報が示す販促期間において、前記販売可能商品の情報が示す前記店舗にて販売可能である商品を特定し、当該商品を調理に使用するレシピ動画を、前記レシピ動画群の中から特定する処理と、
    前記特定したレシピ動画のデータを、前記店舗におけるサイネージ端末に配信する処理と、
    を実行させる販促支援プログラム。
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