JP2022179042A - 情報処理装置およびプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明が解決しようとする課題は、顧客の購買意欲を向上させるようなチラシ等の広告の作成を支援することが可能な情報処理装置およびプログラムを提供することである。【解決手段】実施形態の情報処理装置は、商品を識別する商品識別情報と、顧客の購買行動に関する情報に基づいて設定され当該商品に対する顧客の興味度に関する興味度情報と、を対応付けて記憶するメモリ部から、当該興味度情報に基づいて複数の商品識別情報を抽出する抽出部と、前記抽出部が抽出した商品識別情報で識別される商品の中から広告に掲載する商品を選択する選択情報を受付ける受付部と、前記受付部が受け付けた選択情報が示す商品を広告に掲載するための広告情報を生成する生成部と、を備えたものである。【選択図】図13

Description

本発明の実施形態は、情報処理装置およびプログラムに関する。
近年、スーパーマーケットや量販店等の店舗、あるいはこれら店舗を運営する企業(以下、総称して店舗という)が発行するチラシを電子化した電子チラシが用いられるようになってきている。例えば、店舗は、会員が所有するPC(Personal Computer)や携帯端末等で店舗が発行した電子チラシを閲覧できるサービスを実施している。
また、複数の店舗が発行する電子チラシを記憶するチラシサーバを設け、ユーザ(顧客)からの要求に応じて当該ユーザに適した電子チラシを配信するサービスも提案されている(例えば、特許文献1)。このサービスは、電子チラシを要求するユーザの購買情報を参照して、当該ユーザの購入頻度が高い商品、あるいは当該商品に類似する商品が掲載された電子チラシを選択し、ユーザ端末に配信するものである。
上記従来の技術は、各店舗から収集した電子チラシをユーザに配信するものであって、店舗が発行するチラシの作成を支援するものではない。店舗が発行するチラシや電子チラシに掲載される商品やサービス(以下、総称して商品という)は、基本的には店舗が売りたい商品であり、顧客が興味を持つ商品であるとは限らないのが実情である。なお、以下の説明において、チラシと電子チラシを特に区別しない場合には単にチラシという場合がある。
このため、従来店舗が発行するチラシは、顧客の購買意欲を向上させるという点において充分とはいえず、結果として、チラシによる売上向上の効果が充分とはいえないものであった。
本発明が解決しようとする課題は、顧客の購買意欲を向上させるようなチラシ等の広告の作成を支援することが可能な情報処理装置およびプログラムを提供することである。
実施形態の情報処理装置は、商品を識別する商品識別情報と、顧客の購買行動に関する情報に基づいて設定され当該商品に対する顧客の興味度に関する興味度情報と、を対応付けて記憶するメモリ部から、当該興味度情報に基づいて複数の商品識別情報を抽出する抽出部と、前記抽出部が抽出した商品識別情報で識別される商品の中から広告に掲載する商品を選択する選択情報を受付ける受付部と、前記受付部が受け付けた選択情報が示す商品を広告に掲載するための広告情報を生成する生成部と、を備えたものである。
図1は、実施形態の情報処理装置を含む店舗システムの概略を示す図である。 図2は、実施形態の商品登録装置が取り付けられたショッピングカートの外観を示す図である。 図3は、実施形態の情報処理装置のハードウェア構成を示すブロック図である。 図4は、実施形態の情報処理装置のメモリ部に記憶された商品マスタのデータ構成を示す図である。 図5は、実施形態の情報処理装置のメモリ部に記憶された顧客マスタのデータ構成を示す図である。 図6は、実施形態の情報処理装置のメモリ部に記憶された広告フォーマットマスタのデータ構成を示す図である。 図7は、実施形態の情報処理装置のメモリ部に記憶された商品興味度管理ファイルのデータ構成を示す図である。 図8は、実施形態の情報処理装置のメモリ部に記憶された店舗広告情報管理ファイルのデータ構成を示す図である。 図9は、実施形態の情報処理装置のメモリ部に記憶された個人用広告情報管理ファイルのデータ構成を示す図である。 図10は、実施形態における電子チラシのフォーマットの一例を示す図である。 図11は、実施形態における電子チラシのフォーマットの他の一例を示す図である。 図12は、実施形態における情報処理装置の機能構成を示すブロック図である。 図13は、実施形態における店舗システムの動作の流れを示すシーケンスチャートである。 図14は、実施形態の管理用PCにおける商品選択画面の一例を示す図である。 図15は、実施形態の情報処理装置の制御部による商品興味度管理ファイル更新処理の流れを示すフローチャートである。 図16は、実施形態の情報処理装置の制御部による店舗広告情報生成処理の流れを示すフローチャートである。 図17は、実施形態の情報処理装置の制御部による個人用広告情報生成処理の流れを示すフローチャートである。
以下、図面を参照して実施形態の情報処理装置およびプログラムについて説明する。なお、以下に説明する実施形態によりこの発明が限定されるものではない。例えば、以下に説明する実施形態では、情報処理装置が生成する広告情報に基づいて当該情報処理装置が電子チラシを発行する例について説明するが、これに限らない。例えば、情報処理装置は、広告情報を生成するのみで、店舗が当該広告情報に基づいて別途紙チラシや他の広告を発行してもよい。ここで、広告とは、商品を世間に告知して顧客の購買意欲を向上させるために発行されるものであって、一例として紙チラシや電子チラシなどである。
以下、実施形態の情報処理装置およびプログラムについて、図面を参照して説明する。図1は、情報処理装置を含む店舗システムの概略を示す図である。本実施形態の店舗システム1は、商品を販売する店舗、例えばスーパーマーケットなどに適用される。店舗システム1は、サーバ2、複数の会計装置3、管理用PC4、および複数のショッピングカート5を備える。各ショッピングカート5には、タブレット端末6が取り付けられている。サーバ2、会計装置3、および管理用PC4は、LAN(Local Area Network)等のネットワークを介して互いに通信可能に接続されている。また、各タブレット端末6は、無線LAN等を介してサーバ2および会計装置3と通信可能に接続されている。さらに、サーバ2は、インターネット等のネットワークを介して顧客cが保有する顧客端末10と通信可能に接続されている。
サーバ2は、各会計装置3から、会計処理にて支払された商品の商品情報や決済方法等に関する決済情報を受信する。また、サーバ2は、各会計装置3から、所定期間(例えば一日)の売上金額を示した売上情報を受信する。サーバ2は、各会計装置3から受信した商品情報、決済情報、売上情報等を集中的に管理して、一店舗での売上管理等を行う。
また、サーバ2は、タブレット端末6から顧客cの購買行動に関する情報を受信し、当該情報を蓄積して記憶する。サーバ2は、管理用PC4からの要求に応じて、蓄積された全ての顧客cの購買行動に関する情報を参照して店舗チラシに掲載する候補商品を抽出する。そして、サーバ2は、候補商品から選択された商品を店舗チラシに掲載するための店舗広告情報を生成する。
さらに、サーバ2は、チラシ閲覧用のアプリケーションプログラムがインストールされた顧客端末10からの要求に応じて、店舗チラシに掲載される商品について、当該顧客端末10の所有者の蓄積された購買行動に関する情報を参照して個人用チラシを作成するための個人用広告情報を生成する。これらの点を含めたサーバ2の構成および機能についての詳細は後述するものとする。サーバ2は、情報処理装置の一例である。なお、サーバ2は、複数の店舗を管理するものであってもよい。また、サーバ2は、クラウド・コンピューティングによって実現されてもよい。
会計装置3は、例えば顧客cが自身で会計操作を行う、いわゆるセルフ式の会計装置である。会計装置3は、タブレット端末6から受信した会計情報に基づいて、現金決済、あるいはクレジット決済などのキャッシュレス決済による支払に係る会計処理を実行する。会計処理とは、顧客cが購入する商品の代金の支払を行うための処理である。会計情報とは、会計装置3が会計処理を実行するために必要な情報であって、商品の商品名や価格等の商品情報を含む情報である。
管理用PC4は、店舗のバックヤードに設置されて店舗の従業員等によって操作されるもので、店舗システム1の管理に用いられる。管理用PC4は、例えば会計装置3に収容される釣銭状態を監視する。また、管理用PC4は、サーバ2に対して店舗チラシを作成するための店舗広告情報の生成や電子チラシの作成を要求する。
ショッピングカート5は、店舗の売り場に設置されて顧客cが購入する商品の運搬に用いられる。顧客cは、ショッピングカート5を押して売り場内を移動させながら、ショッピングカート5に購入する商品を収納する。
図2は、タブレット端末6が取り付けられたショッピングカート5の外観を示す図である。ショッピングカート5は、ハンドル51、カゴ載置部52、およびキャスター53を備え、タブレット端末6が取り付けられる。ハンドル51は、顧客cが把持してショッピングカート5を移動させるためのものである。カゴ載置部52は、上下2段構成となっていて、それぞれ顧客cが購入する商品を収納するカゴKを載置可能となっている。なお、ショッピングカート5に一体的にカゴKを設けてもよい。キャスター53は、ショッピングカート5の下部の四隅にそれぞれ設けられている。これらキャスター53が個別に回転することで、ショッピングカート5は店内を自由に移動することができる。ショッピングカート5は、タブレット端末6を備えた移動体である。
タブレット端末6は、ディスプレイ61、タッチパネル62、スキャナ63、およびカードリーダ64を備える。タブレット端末6は、商品を販売する店舗内を移動する顧客cによって操作されるコンピュータで、商品登録装置として機能する。商品登録装置は、顧客cが購入する商品の商品情報(商品名、価格等)を登録(記憶)し、登録した商品情報を会計装置3に出力する装置である。以下、タブレット端末6が商品情報を登録することを商品登録という。具体的には、タブレット端末6は、スキャナ63が商品に付されたバーコード等のコードシンボルから読取った商品コード、あるいは、タッチパネル62から入力された商品コードに基づいて商品登録を行う。商品コードは、商品を識別するための情報であり、商品識別情報の一例である。
また、タブレット端末6は、タッチパネル62やスキャナ63から商品コードが入力されると、商品登録が行われたことを示す情報とともに当該商品コードをサーバ2に出力する。さらに、タブレット端末6は、タッチパネル62の操作によって商品登録が取り消されると、商品登録が取り消された情報とともに当該商品コードをサーバ2に出力する。これら情報を取得したサーバ2は、商品登録がなされた商品、言い換えれば顧客cが購入した商品や、商品登録が取り消された商品、言い換えれば顧客cが購入しようとしたが購入を取りやめた商品を認識することができる。サーバ2は、顧客cの購買行動を管理しているということができる。
上記した商品コードと商品登録が行われたことを示す情報、および、商品コードと商品登録が取り消されたことを示す情報は、顧客cの購買行動に関する情報の一例である。なお、サーバ2が取得する顧客cの購買行動に関する情報としては、上記に限らず、会計装置3から取得する購買情報や、別途商品陳列棚に設けられ顧客cによって商品が取り出されたことを検出するカメラ等のセンサ情報などであってもよい。
ディスプレイ61は、例えば液晶パネルで構成されており、各種情報を表示する表示部として機能する。ディスプレイ61は、例えば商品登録された商品の商品情報や、使用者である顧客cが操作するための操作子等を表示する。ディスプレイ61に表示される操作子は、例えばバーコードが付されていない商品を商品登録するための操作ボタン、商品登録を取り消すための操作ボタン、顧客cが会計するための会計情報を会計装置3に出力するための操作ボタンなどである。会計情報は、商品登録によって登録された商品情報を含む。
タッチパネル62は、ディスプレイ61の表面に設けられて、触れた位置に応じた情報をタブレット端末6の制御部(図示せず)に入力するもので、操作入力部として機能する。タッチパネル62は、顧客cがディスプレイ61に表示された各種操作ボタンを操作すると、当該操作ボタンに応じた情報を制御部に入力する。
スキャナ63は、ショッピングカート5に着脱自在に設けられている。スキャナ63は、商品に付されたコードシンボルから商品コードを読み取る。具体的には、スキャナ63は、顧客cが購入する商品に付されたバーコードや二次元コード等のコードシンボルを光学的にまたは撮像して認識する。そして、スキャナ63は、認識したコードシンボルをデコードし、コードシンボルが示す商品コードを読み取る。なお、スキャナ63が認識したコードシンボルのデコードは、タブレット端末6の制御部で行ってもよい。
また、スキャナ63は、読み取った商品コードをタブレット端末6の制御部に送信する。なお、スキャナ63は、商品に付された無線タグから個品を識別する個品コードや商品コードを読取るRFID(Radio Frequency Identification)読取装置であってもよい。
カードリーダ64は、顧客cの会員カードあるいはポイントカード等の媒体から顧客IDを読み取る。顧客IDは、顧客cを識別する顧客識別情報の一例である。カードリーダ64は、磁気カードから顧客IDを読取る磁気カードリーダでもよいし、ICチップを内蔵したカードから顧客IDを読取るICカードリーダでもよい。
なお、ショッピングカート5にクレジット決済等のキャッシュレス決済を行うための決済端末(図示せず)を設けてもよい。この場合、決済端末は、会計装置3を構成し、ネットワークを介して決済を行う企業の決済サーバに接続される。また、タブレット端末6に上記決済サーバと通信してキャッシュレス決済を行うための会計処理部を設けてもよい。この場合、カードリーダ64を、クレジットカードのカード情報や電子マネーカードの電子マネー情報を読取る構成とすることができる。
次に、サーバ2の構成、機能について詳細に説明する。図3は、サーバ2のハードウェア構成を示すブロック図である。サーバ2は、制御部20と、メモリ部21と、表示部22と、入力部23と、通信部24と、を備えている。制御部20、メモリ部21、表示部22、入力部23、および通信部24は、バス25等を介して互いに接続されている。
制御部20は、CPU(Central Processing Unit)201、ROM(Read Only Memory)202、RAM(Random Access Memory)203を備えたコンピュータで構成されている。CPU201、ROM202、およびRAM203は、互いにバス25を介して接続されている。
CPU201はサーバ2の全体の動作を制御する。ROM202は、CPU201の駆動に用いられるプログラムなどの各種プログラムや各種データを記憶する。RAM203は、CPU201のワークエリアとして使用され、ROM202やメモリ部210に記憶された各種プログラムや各種データを展開する。制御部20は、CPU201がROM202や、メモリ部21に記憶されRAM203に展開された制御プログラムに従って動作することによって、サーバ2の各種制御処理を実行する。
メモリ部21は、HDD(Hard Disk Drive)やフラッシュメモリ等の記憶媒体で構成されており、電源を遮断しても記憶内容を維持する。メモリ部21は、制御プログラム211、商品マスタ212、顧客マスタ213、広告フォーマットマスタ214、商品興味度管理ファイル215、店舗広告情報管理ファイル216、および個人用広告情報管理ファイル217を記憶する。
制御プログラム211は、店舗の売上管理を行うためのプログラム、タブレット端末6から顧客cの購買行動に関する情報を取得して店舗広告情報や個人用広告情報を生成するプログラム、その他店舗システム1を運用するための各種プログラムなどである。
商品マスタ212は、店舗で取り扱っている商品について、商品コードと商品情報(商品名、価格等)とを対応づけたマスタファイルである。図4は、商品マスタ212のデータ構成を示す図である。商品マスタ212に登録される各データは、分類コード、分類名、商品コード、商品名、価格、および画像を示す情報が対応づけられている。なお、店舗で扱う商品は日々変化するため、商品マスタ212は適宜更新される。また、商品マスタ212は、更新されたタイミングでタブレット端末6に送信されるようにしてもよい。
分類コード項目には、店舗で扱う商品を分類した商品分類のコードが登録されている。商品分類は、例えば、野菜、肉、魚、お菓子、冷凍食品、日配品などである。分類名の項目には、商品分類の名称を示す情報が登録されている。商品コードの項目には、商品を識別する商品識別情報である商品コードが登録されている。商品名の項目には、商品の名称を示す情報が登録されている。価格の項目には、商品の単価を示す情報が登録されている。商品の単価は、本体価格でも税込価格でもよい。画像の項目には、商品の外観を示す画像データが登録されている。
顧客マスタ213は、顧客cである店舗の会員の情報を記憶したマスタファイルである。図5は、顧客マスタ213のデータ構成を示す図である。顧客マスタ213に登録される各データは、顧客ID、氏名、性別、および連絡先を示す情報が対応づけられている。
顧客IDの項目には、顧客cを識別する顧客識別情報である顧客IDが登録されている。氏名の項目には、顧客cの氏名を示す情報が登録されている。性別の項目には、顧客cの性別を示す情報が登録されている。連絡先の項目には、顧客cの連絡先を示す情報、例えばメールアドレス等が登録されている。
広告フォーマットマスタ214は、店舗が作成するチラシのフォーマットに関する情報を記憶したマスタファイルである。広告フォーマットマスタ214に記憶される情報は、店舗が紙チラシを作成する場合であっても電子チラシを作成する場合であっても活用することができる。図6は、広告フォーマットマスタ214のデータ構成を示す図である。広告フォーマットマスタ214に登録される各データは、フォーマットNo、表示位置、領域Noを示す情報が対応づけられている。
フォーマットNoの項目には、チラシのフォーマットを特定する番号が登録される。表示位置の項目には、チラシのレイアウトにおいて、チラシに掲載される商品(以下、チラシ掲載商品ともいう)の各表示領域の位置を示す情報が登録される。領域Noの項目には、各表示領域を特定する領域Noが登録されている。
図10は、広告フォーマットの一例を示す図である。この広告フォーマットは、1商品を表示する表示領域として、領域Noが1~4である大きい表示領域と、領域Noが5~16である小さい表示領域とが設定されている。図10に示すフォーマットの情報として、広告フォーマットマスタ214の各項目には、次のデータが登録される。フォーマットNoの項目には、フォーマットNoである「1」が登録される。表示位置の項目には、各表示領域に対応してチラシ領域Cにおける座標データが登録される。各表示領域は矩形に設定されているため、左上の点Xおよび右下の点Yの位置を示す座標データを登録することで、チラシ領域Cにおける各表示領域の位置を特定することができる。領域Noの項目には、各表示領域に対応して「1」~「16」が登録される。図10に示す広告フォーマットは、基本フォーマットとして設定されており、管理用PC4あるいは顧客端末10からのチラシ作成要求にフォーマット指定が含まれていない場合、サーバ2はこの基本フォーマットでチラシを作成する。
図11は、広告フォーマットの他の一例を示す図である。このフォーマットは、商品分類毎に商品を表示するものであり、各商品分類に対応して大きい表示領域Aおよび小さい表示領域Bが形成される。広告フォーマットマスタ214の各項目には、図10の広告フォーマットと同様の考え方でデータが登録される。なお、広告フォーマットはその他多数用意されていてもよい。
商品興味度管理ファイル215は、顧客cの購買行動に関する情報に基づいて算定される興味度を顧客毎に管理するファイルである。図7は、商品興味度管理ファイル215のデータ構成を示す図である。商品興味度管理ファイル215に登録される各データは、顧客ID、分類コード、商品コードおよび興味度を示す情報が対応づけられている。
顧客IDの項目には、顧客cを識別する顧客識別情報である顧客IDが登録されている。分類コードの項目には、店舗で扱う商品を分類した商品分類のコードが登録されている。商品コードの項目には、商品を識別する商品識別情報である商品コードが登録されている。興味度の項目には、顧客cの購買行動に関する情報に基づいて算定された商品興味度を示す情報が登録されている。
店舗広告情報管理ファイル216は、管理用PC4からの要求に応じて生成された店舗広告情報を管理するファイルである。図8は、店舗広告情報管理ファイル216のデータ構成を示す図である。店舗広告情報管理ファイル216に登録される各データは、期間、フォーマットNo、商品コード、商品名、価格、画像、および領域Noを示す情報が対応づけられている。
期間の項目には、チラシを配布可能な期間を示す情報が登録されている。フォーマットNoの項目には、チラシのフォーマットを特定する番号が登録されている。商品コードの項目には、商品を識別する商品識別情報である商品コードが登録されている。商品名の項目には、商品の名称を示す情報が登録されている。価格の項目には、商品の単価を示す情報が登録されている。画像の項目には、商品の外観を示す画像データが登録されている。領域Noの項目には、広告フォーマットにおいて商品が表示される領域を特定する領域Noが登録されている。店舗広告情報管理ファイル216に記憶される各情報は、広告情報の一例である。
個人用広告情報管理ファイル217は、顧客端末10からの要求に応じて生成された顧客用広告情報を管理するファイルである。図9は、個人用広告情報管理ファイル217のデータ構成を示す図である。個人用広告情報管理ファイル217に登録される各データは、顧客ID、期間、フォーマットNo、商品コード、商品名、価格、画像、および領域Noを示す情報が対応づけられている。
顧客IDの項目には、顧客識別情報である顧客IDが登録される。期間、フォーマットNo、商品コード、商品名、価格、画像、および領域Noの項目に登録される情報は、店舗広告情報管理ファイル216と同様であるので重複する説明は省略する。
図3に戻ってサーバ2のハードウェア構成を説明する。表示部22は、各種情報を表示するもので、例えばディスプレイである。入力部23は、制御部20に各種情報を入力するものであって、例えばキーボードやタッチパネルなどである。通信部240は、会計装置3、管理用PC4、および顧客端末10などの外部装置と通信するためのインターフェイスである。制御部20は、通信部24を介して外部装置と接続されることで、当該外部装置と情報(データ)の送受信が可能となる。
続いて、サーバ2の制御部20の機能構成について説明する。図12は、サーバ2の制御部20の主要な機能構成を示すブロック図である。制御部20は、CPU201がROM202やメモリ部21に記憶された制御プログラムにしたがって動作することで、取得部2001、興味度算定部2002、記憶制御部2003、抽出部2004、受付部2005、生成部2006、チラシ作成部2007、入力部2008、および出力部2009として機能する。なお、これら各機能を専用回路等のハードウェアで構成してもよい。
取得部2001は、顧客cの操作により商品登録装置に入力された1取引の商品識別情報を示す入力情報および当該1取引で決済された商品の商品識別情報を示す取引情報を取得する。具体的には、取得部2001は、顧客cが1取引に係る支払を行うために商品登録装置であるタブレット端末6から会計装置3に会計情報が出力されるタイミングで、当該タブレット端末6から、当該1取引の商品登録中に入力された複数の商品コードで構成される入力情報を取得する。入力情報は、商品登録された後に取り消された商品の商品コードも含む情報である。すなわち、入力情報は、顧客cによって買物中にタッチパネル62やスキャナ63から入力された商品コードの集合体である。
また、取得部2001は、タブレット端末6から会計装置3に会計情報が出力されるタイミングで、当該タブレット端末6から、1取引で決済された商品の複数の商品コードで構成される取引情報を取得する。すなわち、取引情報は、顧客cが1取引で購入した商品の商品コードの集合体である。取得部2001は、タブレット端末6から、商品登録が取り消された商品の商品コードを取得することで取引情報を間接的に取得することも可能である。入力情報であるタッチパネル62やスキャナ63から入力された商品コードから商品登録が取り消された商品の商品コードを取り除くことで、取得部2001は、1取引で決済された商品の商品コードすなわち取引情報を取得することができる。取得部2001は、入力情報および取引情報とともに顧客IDもタブレット端末6から取得する。入力情報および取引情報は、顧客cの購買行動に関する情報の一例であるということができる。
興味度算定部2002は、顧客cの購買行動に関する情報に基づいて商品の興味度を算定する。例えば、興味度算定部2002は、取引情報に含まれる商品コードで識別される商品の興味度を1ポイントとして算定する。また、興味度算定部2002は、入力情報に含まれるが取引情報に含まれない商品コードで識別される商品を1.5ポイントとして算定する。入力情報に含まれるが取引情報に含まれない商品コードで識別される商品は、顧客cが購入しようとしたが最終的に購入をしなかった商品であり、チラシによる効果があれば購入される可能性が高いと推測されるため、チラシ対象商品の選定に利用される興味度が高くなるようにポイントが設定されている。以下の説明において、入力情報に含まれる商品コードで識別される商品を入力情報に含まれる商品、取引情報に含まれる商品コードで識別される商品を取引情報に含まれる商品、とそれぞれいう場合がある。
例えば、入力情報に含まれる商品が商品aおよび商品bであり、取引情報に含まれる商品が商品aだけである場合、興味度算定部2002は、商品aのポイントを1、商品bのポイントを1.5と算定する。このように算定されたポイントは商品興味度管理ファイル215に随時蓄積されていく。なお、興味度算定部2002による興味度の算定方法は任意であり、例えば、入力情報に含まれる商品を全て同じポイントとするなどしてもよい。興味度算定部2002で算定されるポイントは興味度情報の一例である。以下の説明において、興味度算定部2002で算定されたポイントを興味度ポイントという場合がある。
記憶制御部2003は、取得部2001が取得した入力情報および取引情報に基づいて、メモリ部21に興味度情報を記憶する。具体的には、記憶制御部2003は、入力情報および取引情報に基づいて興味度算定部2002が算定した興味度ポイントを商品興味度管理ファイル215に記憶する。より詳細には、記憶制御部2003は、興味度算定部2002が算定した興味度ポイントを商品興味度管理ファイル215の興味度の項目に随時加算して、商品興味度管理ファイル215を更新する。なお、興味度ポイントの算定および商品興味度管理ファイル215の更新は、タブレット端末6から入力情報および取引情報が入力される度に実行される。
抽出部2004は、商品を識別する商品識別情報と、顧客cの購買行動に関する情報に基づいて設定され当該商品に対する顧客cの興味度を示す興味度情報と、を対応付けて記憶するメモリ部21から、当該興味度情報に基づいて複数の商品識別情報を抽出する。具体的には、抽出部2004は、商品コードと興味度情報とが対応付けて登録された商品興味度管理ファイル215から、興味度ポイントが高い上位N個(複数)の商品の商品コードを抽出する。抽出部2004は、管理用PC4からの要求に応じて商品興味度管理ファイル215から蓄積された興味度ポイントが高い商品コードを抽出する。この場合の興味度ポイントは、1商品について、商品興味度管理ファイル215に登録された全顧客のポイントの合計である。抽出された商品コードを含む情報は管理用PC4に出力される。なお、抽出部2004が抽出する商品コードの個数は任意であり、全ての商品コードを抽出してもよい。
受付部2005は、抽出部2004が抽出した商品識別情報で識別される商品の中から広告に掲載する商品を選択する選択情報を受付ける。具体的には、受付部2005は、管理用PC4からチラシに掲載する複数の商品の商品コードおよびフォーマット情報を受付ける。管理用PC4から受付ける複数の商品コードは選択情報の一例である。
生成部2006は、受付部2005が受け付けた選択情報が示す商品を広告に掲載するための広告情報を生成する。具体的には、生成部2006は、受付部2005が管理用PC4から受付けた選択情報およびフォーマット情報に基づいて、店舗広告情報管理ファイル216の各項目に情報を登録することで広告情報を生成する。より詳細には、生成部2006は、受付部2005が受付けた選択情報に含まれる商品コードに基づいて商品マスタ212から商品名、価格、および画像を示す情報を読み出して店舗広告情報管理ファイル216の対応する項目に登録する。生成部2006は、受付部2005受付けたフォーマット情報に含まれるフォーマットNo、およびチラシの配布可能期間を示す情報を店舗広告情報管理ファイル216の対応する項目に登録する。すなわち、本実施形態においては、広告情報の生成は、店舗広告情報管理ファイル216の各項目にデータを登録することでなされている。
また、生成部2006は、広告における商品の位置を示す配置情報を含む広告情報を生成するとともに、受付部2005が受付けた選択情報が示す商品の興味度に応じて前記配置情報を決定する。具体的には、生成部2006は、受付部2005が受付けた選択情報に含まれる商品コードに基づいて、商品興味度管理ファイル215から各商品の興味度ポイントの累計値を読み出して、当該累計値に応じて各商品の領域Noを決定する。領域Noは配置情報の一例である。
例えば、管理用PC4から入力されたフォーマットNoが図10のフォーマットを指定するものである場合、生成部2006は興味ポイントの累計値が高い順に商品を領域No1から対応させる。すなわち、興味度ポイントの累計値が最も高い商品に領域No1を設定し、次に興味度ポイントの累計値が高い商品に領域No2を設定する。以下も同様とする。これにより、チラシ掲載商品のうち興味度ポイントの累計値が高い商品が大きい表示領域Aに表示されることとなる。
また、管理用PC4から入力されたフォーマットNoが図11のフォーマットを指定するものである場合、生成部2006は商品分類毎に、興味度ポイントの累計値が高い順に商品を領域No1から対応させる。これにより、チラシ掲載商品のうち各商品分類で最も興味度ポイントの累計値が高い商品が大きい表示領域Aに表示されることとなる。なお、生成部2006による各商品の領域Noを決定する方法は、上記に限らず任意である。
さらに、生成部2006は、顧客識別情報と商品識別情報と興味度情報とが対応して記憶されたメモリ部21を参照して、受付部2005が受付けた選択情報が示す商品について、入力部2008に入力された顧客識別情報に対応する興味度情報に応じて配置情報を決定する。具体的には、顧客端末10から入力部2008に顧客IDと広告要求が入力されると、生成部2006は、店舗広告情報管理ファイル216に登録された商品を抽出する。そして、生成部2006は、抽出した商品について、顧客IDで特定される顧客cの興味度ポイントの累計値に応じて領域Noを決定し、個人用広告情報管理ファイル217の各項目に情報を登録して個人用広告情報を生成する。これにより、顧客IDで特定される顧客向けに作成される個人用チラシは、店舗チラシと同じ商品が掲載されるが、各商品の配置は異なったものとなる。
チラシ作成部2007は、店舗広告情報管理ファイル216に登録された広告情報に基づいて店舗チラシ(電子チラシ)を作成する。また、チラシ作成部2007は、個人用広告情報管理ファイル217に登録された広告情報に基づいて個人用チラシ(電子チラシ)を作成する。
入力部2008には、顧客cを識別する顧客識別情報が入力される。具体的には、入力部2008には、顧客端末10から顧客IDおよび広告要求が入力される。また、入力部2008には、会計装置3、管理用PC4、タブレット端末6、および顧客端末10から各種情報が入力される。
出力部2009は、管理用PC4に店舗チラシや店舗広告情報を出力する。管理用PC4が店舗広告情報に基づいて店舗チラシを作成する機能を備えている場合、出力部2009は、管理用PC4に店舗広告情報を出力する。また、出力部2009は、顧客端末10あるいは店舗が別途備えるWebサーバに個人用チラシや個人用広告情報を出力する。顧客端末10が個人用広告情報に基づいて個人用チラシを作成する機能を備えている場合、出力部2009は、顧客端末10に個人用広告情報を出力する。なお、出力部2009は、Webサーバに個人用チラシや個人用広告情報を出力する場合、これら情報が公開されるWebページのURL(Uniform Resource Locator)を顧客端末10に送信する。また、出力部2009は、必要に応じて会計装置3、管理用PC4、タブレット端末6、および顧客端末10に各種情報を出力する。
次に、上記構成の店舗システム1の動作の概略について説明する。図13は、店舗システム1の一般的な動作の流れを示すシーケンスチャートである。
(顧客の購買行動に関する情報の収集および興味度情報の蓄積)
まず、サーバ2が顧客cの購買行動に関する情報を収集し、興味度ポイントを蓄積するステップについて説明する。店舗で顧客cが買物をする際、タブレット端末6には顧客IDが入力される(S1)。顧客IDの入力は、例えばカードリーダ64が会員カードから顧客IDを読取ることでなされる。タブレット端末6は、顧客IDを読取ると商品登録を許可する。
顧客cの買物を始めると、タブレット端末6に商品コードが入力され(S2)、商品登録がなされる。また、必要に応じて登録された商品コードの取消入力がなされる(S3)。これら商品コードの入力や取消入力が繰り返されて、顧客cが購入する商品の商品登録を完了すると、顧客cは会計装置3が設置された場所に移動する。その後、顧客cによってタブレット端末6に決済指示が入力され、タブレット端末6は決済処理を実行する(S4)。タブレット端末6の決済処理によって、会計情報が会計装置3に出力されるとともに、顧客ID、入力情報、および取引情報がサーバ2に出力される(S5)。
サーバ2は、タブレット端末6から取得した顧客ID、入力情報、および取引情報に基づいて各商品の興味度ポイントを算定する(S6)。続いて、サーバ2は、算定した興味度ポイントに基づいて商品興味度管理ファイル215を更新する(S7)。各顧客cの1取引に対応してS1~S7の処理が実行され、商品興味度管理ファイル215が随時更新される。
(店舗広告情報の生成)
次に、店舗チラシを作成するための店舗広告情報を生成するステップについて説明する。店舗がチラシを作成したいタイミング、例えば、週1回のタイミングで管理用PCに広告要求入力がなされる(S11)。管理用PC4は、サーバ2に広告要求を出力する(S12)。サーバ2は、商品興味度管理ファイル215から興味度ポイントが上位の所定個数の商品を抽出する(S13)。抽出された商品は、顧客c全体の興味度が高いと認められる商品であって、チラシに掲載される候補商品となる。次いで、サーバ2は、抽出された全ての候補商品の商品情報を管理用PC4に出力する(S14)。管理用PC4は、サーバ2から取得した候補商品の商品情報に基づいて、当該候補商品からチラシ掲載商品を選択する商品選択画面を表示する(S15)。
図14は、管理用PC4に表示される商品選択画面の一例を示す図である。商品選択画面には、分類コード入力部41、検索実行ボタン42、および商品情報表示部43が形成されている。分類コード入力部41は、候補商品を分類コードで検索するための検索条件が入力される領域である。分類コード入力部41に分類コードが入力されて検索実行ボタン42が操作されると、管理用PC4の制御部によって候補商品から入力された分類コードの商品を検索する検索処理が実行される。そして、管理用PC4の制御部は検索された候補商品をポイントが高い順にソートして商品情報表示部43に表示する。なお、分類コード入力部41に分類コードを入力しないで検索実行ボタン42を操作すると、管理用PC4の制御部は全分類の商品を興味度ポイントが高い順にソートして商品情報表示部43に表示する。
管理用PC4を操作する店員等は、顧客c全体の興味度が高い順に表示された候補商品の商品情報を確認し、その中から店舗がチラシ掲載商品としたい商品を選択する。通常、候補商品は多数であるので、商品情報表示部43は全ての候補商品を表示することができない。このため、商品情報表示部43には一対のスクロールボタン44が表示され、店員等はスクロールボタン44を操作することで全ての商品情報を確認することができる。
また、管理用PC4は、商品選択画面を表示する前にチラシのフォーマットを選択する画面を表示し、店員等はフォーマットNo、掲載期間を含むフォーマット情報を入力するようになっている。管理用PC4は、フォーマット情報の入力を受付けると、当該フォーマット情報に対応する選択条件を表示する。管理用PC4は、各フォーマットに対応する選択条件を、候補商品の商品情報とともにサーバ2から取得してもよいし、予め記憶していてもよい。例えば、図10に示すフォーマットが選択されると、選択条件として、商品の選択数が16であることを表示する。また、図11に示すフォーマットが選択されると、選択条件として、4つの商品分類からそれぞれ4つの商品を選択することを表示する。店員等は、表示された選択条件に合致するよう商品を選択してチラシ掲載商品を決定する。
図13の説明に戻る。上記のとおり、管理用PC4には、フォーマット情報が入力され(S16)、次いで、チラシ掲載商品の商品選択が入力される(S17)。管理用PC4は、選択入力された複数の商品の商品コードからなる選択情報と、入力されたフォーマット情報とをサーバ2に出力する(S18)。
サーバ2は、取得した選択情報およびフォーマット情報に基づいて店舗広告情報を生成する(S19)。言い換えると、サーバ2は、店舗広告情報管理ファイル216にチラシを作成するためのデータを登録する。次いで、サーバ2は、S19で店舗広告情報管理ファイル216に登録されたデータに基づいて、画像データである店舗チラシを作成し(S20)、これを管理用PC4に出力する(S21)。なお、管理用PC4が店舗広告情報に基づいて店舗チラシを作成する機能を備えている場合、サーバ2は、店舗チラシに代えて店舗広告情報を管理用PC4に出力するようにしてもよい。つまり、サーバ2は、店舗チラシを作成する機能を備えていなくてもよい。
(個人用広告情報の生成)
続いて、個人用チラシを作成するための個人用広告情報を生成するステップについて説明する。顧客cが店舗のチラシを閲覧する場合、顧客cによって顧客端末10に広告要求入力がなされる(S31)。顧客端末10は、サーバ2に顧客IDおよび広告要求を出力する(S32)。
サーバ2は、個人用広告情報を生成する(S33)。例えば、サーバ2は、店舗広告情報管理ファイル216に登録された商品について、取得した顧客IDで特定される顧客の蓄積された興味度ポイント順にソートする。そして、サーバ2は、当該顧客の興味度ポイントに応じて各商品に対応する領域Noを決定し、個人用広告情報管理ファイル217に登録する。次いで、サーバ2は、S33で個人用広告情報管理ファイル217に登録されたデータに基づいて、画像データである個人用チラシを作成し(S34)、これを顧客IDで特定される顧客の顧客端末10に出力する(S35)。なお、顧客端末10が個人用広告情報に基づいて個人用チラシを作成する機能を備えている場合、サーバ2は、個人用チラシに代えて個人用広告情報を顧客端末10に出力するようにしてもよい。つまり、サーバ2は、個人用チラシを作成する機能を備えていなくてもよい。
次に、サーバ2の制御部20の処理について説明する。
(商品興味度管理ファイル更新処理)
まず、商品興味度管理ファイル更新処理について説明する。図15は、サーバ2の制御部20による商品興味度管理ファイル更新処理の流れを示すフローチャートである。
制御部20は、取得部2001がタブレット端末6から顧客IDを取得したか否か判断し(S41)、取得していないと(S41のN)、S41の処理に戻って待機する。取得部2001が顧客IDを取得すると(S41のY)、制御部20は、取得部2001がタブレット端末6から1取引分の入力情報および取引情報を取得したか否か判断し(S42)、取得していないと(S42のN)、S42の処理に戻る。
取得部2001が入力情報および取引情報を取得すると(S42のY)、興味度算定部2002は、入力情報および取引情報に含まれる商品コードの商品について、興味度ポイントを算定する(S43)。次いで、記憶制御部2003は、商品興味度管理ファイル215の興味度の項目に算定した興味度ポイントを加算する。これにより、記憶制御部2003は、メモリ部21に記憶された商品興味度管理ファイル215を更新する(S44)。そして、制御部20は、商品興味度管理ファイル更新処理を終了する。各顧客cが買物する度に商品興味度管理ファイル更新処理が実行され、商品興味度管理ファイル215の興味度を示す情報である興味度ポイントが蓄積されていく。
(店舗広告情報生成処理)
次に、店舗広告情報生成処理について説明する。図16は、サーバ2の制御部20による店舗広告情報生成処理の流れを示すフローチャートである。店舗広告情報生成処理は、管理用PC4からの広告要求に応じて実行される。
制御部20は、受付部2005が管理用PC4から広告要求を受付けたか否か判断し(S51)、受付けていないと(S51のN)、S51に戻って待機する。受付部2005が広告要求を受付けると(S51のY)、抽出部2004は、商品興味度管理ファイル215の興味度の項目に登録された興味度ポイントが高い上位N個の商品の商品コードを抽出する(S52)。言い換えれば、抽出部2004は、蓄積された興味度ポイントの高い複数の商品をチラシ掲載候補商品として抽出する。
続いて、制御部20は、受付部2005がフォーマット情報を受付けたか否か判断し(S53)、受付けていれば(S53のY)、フォーマット情報で指定されたフォーマットに対応する選択条件を設定する(S54)。出力部2009は、設定された選択条件およびS52で抽出された候補商品の商品情報を管理用PC4に出力する(S55)。なお、S53でフォーマット情報を受付けていない場合(S53のN)、すなわち管理用PC4からフォーマットが指定されない場合、制御部20は、基本フォーマットに対応する選択条件を設定し(S56)、S55の処理に移行する。基本フォーマットは、任意に設定できるもので、例えば、図10に示すフォーマットNoが「1」のフォーマットである。
制御部20は、受付部2005が管理用PC4から選択情報を受付けたか否か判断し(S57)、受付けていなければ(S57のN)、S57の処理に戻る。受付部2005が選択情報を受付けると(S57のY)、言い換えると、出力部2009が出力した候補商品から選択された複数の商品の商品コードを受付けると、生成部2006は、選択情報がS54またはS56で設定された選択条件に合致するか否か判断する(S58)。合致していない場合(S58のN)、制御部20はS55の処理に戻り、管理用PC4に選択情報の再入力を要求する。
受付部2005が受付けた選択情報が選択条件に合致していると(S58のY)、生成部2006は、店舗広告情報を生成する(S59)。次いで、チラシ作成部2007は、店舗広告情報に基づいて店舗チラシを作成する(S60)。出力部2009は、作成された店舗チラシを管理用PC4に出力する(S61)。管理用PC4が店舗広告情報に基づいて店舗チラシを作成する機能を備えている場合、出力部2009が店舗チラシに代えて店舗広告情報を出力してもよいことは前述したとおりである。そして、制御部20は店舗広告情報生成処理を終了する。店員等は、管理用PC4を操作して店舗チラシを印刷したり、電子的に配信したりすることができる。
店舗広告情報生成処理によって、店舗は、顧客の興味度の高い商品からチラシ掲載商品を選択することができる。これにより、チラシ掲載商品を、店舗が売りたいという視点のみでなく顧客の興味度を加味した商品とすることができる。言い換えれば、店舗広告情報生成処理によって決定されるチラシ掲載商品は、顧客の興味度の高さと店舗の販売強化対象とがマッチングした商品となる。このため、チラシによって顧客の購買意欲を向上させることが可能となる。
(個人用広告情報生成処理)
続いて、個人用広告情報生成処理について説明する。図17は、サーバ2の制御部20による個人用広告情報生成処理の流れを示すフローチャートである。個人用広告情報生成処理は、顧客端末10からの広告要求に応じて実行される。
制御部20は、入力部2008に広告要求と顧客IDが入力されたか否か、言い換えれば入力部2008が顧客端末10から広告要求と顧客IDを受付けたか否か判断し(S71)、受付けていないと(S71のN)、S71に戻って待機する。入力部2008に広告要求と顧客IDが入力されると(S71のY)、生成部2006は、メモリ部21から店舗広告情報を取得する(S63)。具体的には、生成部2006は、店舗広告情報管理ファイル216から店舗広告情報を読み出す。
続いて、生成部2006は、店舗広告情報に含まれる商品について、メモリ部21から、入力部2008に入力された顧客IDで特定される顧客の興味度情報を取得する(S73)。具体的には、生成部2006は、店舗広告情報管理ファイル216に登録された商品、つまり広告掲載商品について、商品興味度管理ファイル215に上記顧客IDに対応して登録されている興味度ポイントを読み出す。
次いで、生成部2006は、S72で取得した店舗広告情報およびS73で取得した興味度ポイントに応じた個人用広告情報を生成する(S74)。チラシ作成部2007は、個人用広告情報に基づいて個人用チラシを作成する(S75)。出力部2009は、作成された個人用チラシを、入力部2008に入力された顧客IDで特定される顧客cの顧客端末10あるいは店舗が別途備えるWebサーバに出力する。そして、制御部20は、個人用広告情報生成処理を終了する。
個人用広告情報生成処理によって、顧客個人の各商品に対する興味度に応じてチラシ掲載商品の配置を変更することができる。このため、各顧客cに適したチラシを作成することが可能となる。
以上説明したとおり、上記実施形態の情報処理装置は、商品を識別する商品識別情報と、顧客の購買行動に関する情報に基づいて設定され当該商品に対する顧客の興味度に関する興味度情報と、を対応付けて記憶するメモリ部21から、当該興味度情報に基づいて複数の商品識別情報を抽出する抽出部2004と、抽出部2004が抽出した商品識別情報で識別される商品の中から広告に掲載する商品を選択する選択情報を受付ける受付部2005と、受付部2005が受け付けた選択情報が示す商品を広告に掲載するための広告情報を生成する生成部2006と、を備える。
これにより、店舗が売りたいと考えるだけでなく顧客cが興味を持つと認められる商品をチラシなどの広告に掲載することができる。したがって、顧客の購買意欲を向上させるような広告の作成が可能となる。
また、上記実施形態の情報処理装置における広告情報は、広告における商品の位置を示す配置情報を含み、生成部は、受付部2005が受付けた選択情報が示す商品の興味度に応じて前記配置情報を決定する。
これにより、広告における商品の配置を顧客の興味度に応じて決定することができる。例えば、顧客の興味度が高いと認められる商品を大きく表示することができる。したがって、顧客の購買意欲をより向上させるような広告の作成が可能となる。
さらに、上記実施形態の情報処理装置は、顧客を識別する顧客識別情報が入力される入力部2008をさらに備え、生成部2006は、前記顧客識別情報と商品識別情報と興味度情報とが対応して記憶されたメモリ部210を参照して、受付部2005が受付けた選択情報が示す商品について、入力部2008に入力された顧客識別情報に対応する前記興味度情報に応じて前記配置情報を決定する。
これにより、顧客ごとに異なる広告を作成することができる。したがって、各顧客に適した広告を作成することができ、顧客の更なる購買意欲の向上が期待できる。
加えて、上記実施形態の情報処理装置は、生成部2006は、商品の分類毎に配置情報を決定する。
これにより、商品分類毎に、顧客の興味度に応じて広告における商品の配置を決定することができる。したがって、顧客に対して見やすい広告を提供することができる。
また、上記実施形態の情報処理装置は、顧客の操作により商品登録装置に入力された1取引の商品識別情報を示す入力情報および当該1取引で決済された商品の商品識別情報を示す取引情報を取得する取得部2001と、取得部2001が取得した入力情報および取引情報に基づいて、メモリ部21に前記興味度情報を記憶する記憶制御部2003と、を更に備える。
これにより、顧客が購入した商品のデータだけでなく、購入をしようとして取りやめた商品のデータも商品の興味度に反映させることができる。したがって、多面的に商品の興味度を設定することができる。
なお、上記実施形態において、情報処理装置であるサーバ2で実行される制御プログラムは、CD-ROM等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録して提供するように構成してもよい。また、上記実施形態のサーバ2で実行される制御プログラムを、インターネット等のネットワークに接続されたコンピュータ上に格納し、ネットワーク経由でダウンロードさせることにより提供するように構成しても良く、さらには、インターネット等のネットワーク経由で提供するように構成しても良い。
以上、本発明の実施形態を説明したが、この実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。この実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。
2 サーバ(情報処理装置)
21 メモリ部
2001 取得部
2002 興味度算定部
2003 記憶制御部
2004 抽出部
2005 受付部
2006 生成部
2007 チラシ作成部
2008 入力部
2009 出力部
特開2016-99649号公報

Claims (6)

  1. 商品を識別する商品識別情報と、顧客の購買行動に関する情報に基づいて設定され当該商品に対する顧客の興味度に関する興味度情報と、を対応付けて記憶するメモリ部から、当該興味度情報に基づいて複数の商品識別情報を抽出する抽出部と、
    前記抽出部が抽出した商品識別情報で識別される商品の中から広告に掲載する商品を選択する選択情報を受付ける受付部と、
    前記受付部が受け付けた選択情報が示す商品を広告に掲載するための広告情報を生成する生成部と、
    を備える情報処理装置。
  2. 前記広告情報は、広告における商品の位置を示す配置情報を含み、
    前記生成部は、前記受付部が受付けた選択情報が示す商品の興味度に応じて前記配置情報を決定する、
    請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 顧客を識別する顧客識別情報が入力される入力部をさらに備え、
    前記生成部は、前記顧客識別情報と前記商品識別情報と前記興味度情報とが対応して記憶された前記メモリ部を参照して、前記受付部が受付けた選択情報が示す商品について、前記入力部に入力された顧客識別情報に対応する前記興味度情報に応じて前記配置情報を決定する、
    請求項2に記載の情報処理装置。
  4. 前記生成部は、商品の分類毎に前記配置情報を決定する、
    請求項2または請求項3に記載の情報処理装置。
  5. 顧客の操作により商品登録装置に入力された1取引の商品識別情報を示す入力情報および当該1取引で決済された商品の商品識別情報を示す取引情報を取得する取得部と、
    前記取得部が取得した入力情報および取引情報に基づいて、前記メモリ部に前記興味度情報を記憶する記憶制御部と、を更に備える、
    請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  6. 情報処理装置をコンピュータによって制御するためのプログラムであって、
    前記コンピュータを、
    商品を識別する商品識別情報と、顧客の購買行動に関する情報に基づいて設定され前記商品に対する顧客の興味度に関する興味度情報と、を対応付けて記憶するメモリ部から、当該興味度情報に基づいて複数の商品識別情報を抽出する抽出部と、
    前記抽出部が抽出した商品識別情報で識別される商品の中から広告に掲載する商品を選択する選択情報を受付ける受付部と、
    受付部が受け付けた選択情報が示す商品を広告に掲載するための広告情報を生成する生成部と、
    して機能させるプログラム。
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