JP2010286860A - サンプリング提供装置、プロモーション展開システムおよびプログラム - Google Patents

サンプリング提供装置、プロモーション展開システムおよびプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】効果的な宣伝とプロモーションを実現するためのサンプリング提供装置およびプロモーション展開システムを提供する。
【解決手段】判定部による判定結果と、コンテンツ決定部によって決定されたコンテンツ情報と、をそれぞれ対応付けるサンプリング提供装置履歴情報を記憶する記憶部と、ユニークIDが読み取られた場合、ユニークIDと判定結果およびコンテンツ情報とを対応付けてサンプリング提供装置履歴情報に書き込む書込部とを備える。
【選択図】図2

Description

本発明は、商品のサンプル品を備え、当該商品を配付するサンプリング提供装置、プロモーション展開システムおよびプログラムに関する。
商品の宣伝や販売促進の手法としては、例えば、広告を街中に張って商品名の認知を高める広告展開や、商品のサンプルを配付して商品自体の機能や特徴を消費者に実感してもらうサンプリング、あるいは、販売店の売り場において商品を目立たせるように陳列して消費者の購買意欲を喚起する売り場展開等、様々な手法がある。
例えば、フリーペーパーやサンプルなどの配付物を展示し、提供を希望する利用者によって配付物が選択された場合、選択された配付物を利用者に提供するプロモーションマシンがある(特許文献1参照)。
これらの広告やサンプリング等のプロモーションを利用した宣伝は、各手法に応じたメリットやデメリットがある。例えば、広告は、多くの消費者に商品名の認知を広めるメリットはあるが、商品を体験してもらうことができず商品特徴を伝えきれないデメリットがある。一方、サンプリングは商品を実際体験してもらうことで商品特徴を消費者にダイレクトに訴求できるメリットはあるが、配布時期は不定期であり、かつ不特定多数を対象に行うため、消費者のサンプルに対する関心度や消費者の属性情報(性別、年齢層等)を得られないデメリットがある。
このため、これらの宣伝やプロモーションは、商品の種類や特徴、商品のターゲット層や実際の購入者、購入地域や購入時間帯等を考慮して展開することで、効果的な商品の訴求を実現することができる。
さらに、販売店等では、販売商品の売り上げ実績や商品毎の売り上げ個数等の集計データを管理する販売時点情報管理( POS system:Point of sale system )が利用されている。
特開2007−93841号公報
しかしながら、宣伝やプロモーション等による効果と、消費者による商品購入とが直接的に関連していない場合もあり、POS等を利用した商品の売り上げ実績に基づいて、宣伝やプロモーションによる実績や効果を定量的に測定することは困難である。
このため、店頭や街中でのサンプリングの効果等を定量的に計測する場合、例えば、サンプルを受け取る人の性別や年齢等の情報を収集するため、アンケートシート等を用意し、人為的に情報提供を消費者に対して依頼し、消費者がアンケートシートに性別や年齢等を記入し、その情報を集計する等の作業が必要となるため、作業効率が悪く、多大な時間とコストがかかる等の問題があった。
また、商品がよく売れる時間帯や、商品のターゲット層、ターゲット層に応じた訴求内容等がある程度わかっている場合であっても、これらの効果的な組み合わせは季節性や地域に応じて異なることも多く、特定の広告スペースや一箇所のサンプリング会場において、これらの事由に応じてサンプリングの商品や訴求内容等を使い分けることは困難であった。
本発明は、このような事情を考慮し、上記の問題を解決すべくなされたものであって、その目的は、効果的な宣伝やプロモーションを実現するためのサンプリング提供装置、プロモーション展開システムおよびプログラムを提供することにある。
上記問題を解決するために、本発明に係るサンプリング提供装置は、商品のサンプルを提供するサンプリング提供装置であって、ユニークIDの情報を保持する媒体から前記ユニークIDを読み取る読取部と、コンテンツを出力するコンテンツ出力部と、前記ユニークIDと前記商品のサンプルの提供を許可するか否かが判定される判定条件を有するサンプル判定情報、および前記ユニークIDと前記コンテンツを特定するコンテンツ情報とが対応付けらえているコンテンツ決定情報を記憶する第1の記憶部と、前記第1の記憶部に記憶されている前記サンプル判定情報に基づき、前記読取部によって読み取られた前記ユニークIDが前記判定条件を満たすか否かを判断し、前記判定条件を満たす場合、前記サンプルを排出するサンプル排出駆動部を駆動させる判定部と、前記第1の記憶部に記憶されている前記コンテンツ決定情報に基づき、前記読取部によって読み取られた前記ユニークIDと対応する前記コンテンツ情報を検出し、検出された前記コンテンツ情報に基づく出力を前記コンテンツ出力部に出力させるコンテンツ決定部と、前記判定部によりサンプルの提供を許可した場合に、前記読取部によって読み取られた前記ユニークIDと該ユニークIDに対応したユーザ情報および前記排出されたサンプル情報とをそれぞれ対応付けて記憶するサンプリング提供装置履歴情報を記憶する第2の記憶部と、を備えることを特徴とする。
また、本発明に係るサンプリング提供装置は、商品のサンプルを提供するサンプリング提供装置であって、ユニークIDの情報を保持する媒体から前記ユニークIDを読み取る読取部と、コンテンツを出力するコンテンツ出力部と、前記ユニークIDと前記商品のサンプルの提供を許可するか否かが判定される判定条件と前記判定条件に基づき前記商品のサンプルが提供されると判断された場合に提供される前記商品のサンプルを特定するサンプル商品情報とが対応付けられているサンプル判定情報、および前記ユニークIDと前記コンテンツを特定するコンテンツ情報とが対応付けらえているコンテンツ決定情報を記憶する第1の記憶部と、前記第1の記憶部に記憶されている前記サンプル判定情報に基づき、前記読取部によって読み取られた前記ユニークIDが前記判定条件を満たすか否かを判断し、前記判定条件を満たす場合、前記サンプルを排出するサンプル排出駆動部を駆動させる判定部と、前記第1の記憶部に記憶されている前記コンテンツ決定情報に基づき、前記読取部によって読み取られた前記ユニークIDと対応する前記コンテンツ情報を検出し、検出された前記コンテンツ情報に基づく出力を前記コンテンツ出力部に出力させるコンテンツ決定部と、前記判定部によりサンプルの提供を許可した場合に、前記読取部によって読み取られた前記ユニークIDと該ユニークIDに対応したユーザ情報および前記排出されたサンプル情報とをそれぞれ対応付けて記憶するサンプリング提供装置履歴情報を記憶する第2の記憶部と、前記読取部によって前記ユニークIDが読み取られた場合、当該ユニークIDと前記判定結果および前記コンテンツ情報を対応付けて前記サンプリング提供装置履歴情報に書き込む書込部とを備えることを特徴とする。
また、本発明に係るサンプリング提供装置において、前記ユニークIDが、販売店における販売商品に関する情報を管理するための管理システムにおいて利用されている識別子であるものを含むことを特徴とする。
また、本発明に係るサンプリング提供装置は、前記第1の記憶部に記憶されている前記サンプル判定情報に基づき、前記読取部によって読み取られた前記ユニークIDが前記判定条件を満たすか否かが、抽選の結果に応じて前記判定部によって判断される場合、前記読取部によって読み取られた前記ユニークIDに基づき前記商品のサンプルを提供するか否かを決める抽選を実行する抽選部をさらに備えることを特徴とする。
また、本発明に係るプロモーション展開システムは、商品のサンプルを提供するサンプリング提供装置と、前記サンプリング提供装置とネットワークを介して接続されている端末装置とを備えるプロモーション展開システムであって、前記サンプリング提供装置が、ユニークIDの情報を保持する媒体から前記ユニークIDを読み取る読取部と、コンテンツを出力するコンテンツ出力部と、前記ユニークIDと前記商品のサンプルの提供を許可するか否かが判定される判定条件を有するサンプル判定情報、および前記ユニークIDと前記コンテンツを特定するコンテンツ情報とが対応付けらえているコンテンツ決定情報を記憶する第1の記憶部と、前記第1の記憶部に記憶されている前記サンプル判定情報に基づき、前記読取部によって読み取られた前記ユニークIDが前記判定条件を満たすか否かを判断し、前記判定条件を満たす場合、前記サンプルを排出するサンプル排出駆動部を駆動させる判定部と、前記第1の記憶部に記憶されている前記コンテンツ決定情報に基づき、前記読取部によって読み取られた前記ユニークIDと対応する前記コンテンツ情報を検出し、検出された前記コンテンツ情報に基づく出力を前記コンテンツ出力部に出力させるコンテンツ決定部と、前記判定部によりサンプルの提供を許可した場合に、前記読取部によって読み取られた前記ユニークIDと該ユニークIDに対応したユーザ情報および前記排出されたサンプル情報とをそれぞれ対応付けて記憶するサンプリング提供装置履歴情報を記憶する第2の記憶部と、前記判定部によりサンプルの提供を許可した場合に、前記読取部によって読み取られた前記ユニークIDと該ユニークIDに対応したユーザ情報および前記排出されたサンプル情報とをそれぞれ対応付けて前記サンプリング提供装置履歴情報に書き込む書込部と、前記第2の記憶部に記憶されているサンプリング提供装置履歴情報を前記ネットワークを介して送信する第1のインターフェース部とを備え、前記端末装置が、前記ネットワークを介して前記サンプリング提供装置から送信される前記サンプリング提供装置履歴情報を受信する第2のインターフェース部と、前記サンプリング提供装置から受信した前記サンプリング提供装置履歴情報を出力する出力部とを備えることを特徴とする。
また、本発明に係るプロモーション展開システムは、前記サンプリング提供装置と前記第1のインターフェース部を介して接続される第3のインターフェース部を備え、前記サンプリング提供装置から出力される前記コンテンツ情報に基づく前記コンテンツを出力するコンテンツ出力装置をさらに備えることを特徴とする。
また、本発明に係るプロモーション展開システムは、前記サンプリング提供装置と通信を行う複数の店頭端末装置をさらに備え、当該店頭端末装置は、前記ユニークIDの情報を保持する媒体から前記ユニークIDを読み取る端末読取部と、前記複数の店頭端末装置のうち個々の店頭端末装置を識別するための端末識別情報を記憶する端末記憶部と、前記サンプリング提供装置に、前記端末読取部が読み取った前記ユニークIDと、前記端末記憶部から読み出される前記端末識別情報とを関連付けて前記サンプリング提供装置に送信し、前記コンテンツ決定部によって前記コンテンツ決定情報に基づき当該ユニークIDと対応する前記コンテンツ情報として検出された前記コンテンツ情報に基づくコンテンツを受信する通信部と、前記通信部を介して前記サンプリング提供装置から受信した前記コンテンツを出力する端末出力部と、を備えることを特徴とする。
また、本発明に係るプログラムは、商品のサンプルを提供するコンピュータに、読取部が、ユニークIDの情報を保持する媒体から前記ユニークIDを読み取る手順と、判定部が、前記ユニークIDと、前記商品のサンプルの提供を許可するか否かが判定される判定条件を有するサンプル判定情報を記憶する第1の記憶部から読み出される前記サンプル判定情報に基づき、前記読取部によって読み取られた前記ユニークIDが前記判定条件を満たすか否かを判断し、前記判定条件を満たす場合、前記サンプルを排出するサンプル排出駆動部を駆動させる手順と、コンテンツ決定部が、前記判定部によりサンプルの提供が許可された場合に、前記読取部によって読み取られた前記ユニークIDと該ユニークIDに対応したユーザ情報および前記排出されたサンプル情報とをそれぞれ対応付けて記憶するサンプリング提供装置履歴情報を記憶する第2の記憶部から読み出される前記コンテンツ決定情報に基づき、前記読取部によって読み取られた前記ユニークIDと対応する前記コンテンツ情報を検出し、検出された前記コンテンツ情報に基づく前記コンテンツを出力するコンテンツ出力部に出力させる手順と、書込部が、前記判定部によりサンプルの提供が許可された場合に、前記読取部によって読み取られた前記ユニークIDと該ユニークIDに対応したユーザ情報および前記排出されたサンプル情報とをそれぞれ対応付けて、第3の記憶部にサンプリング提供装置履歴情報として書き込む手順とを実行させることを特徴とする。
本発明によれば、サンプリング提供装置によって配付されるサンプルの各商品と、あるいはサンプリング提供装置の付近に設けられる棚に配置された各商品と、サンプルの提供を要求するユーザに関する情報とを関連付けて記憶させるようにした。これにより、宣伝やプロモーション等による実績や効果を定量的に測定するための情報を得ることができる。また、この情報を利用して、今後の宣伝やプロモーションの展開手法を検討する際に役立てることができる。
本実施の形態に係るプロモーション展開システムの一例を説明するための概略図である。 本実施の形態に係るプロモーション展開システムの制御系の構成の一例を説明するためのブロック図である。 本実施の形態に係る第1の記憶部に記憶されているサンプル判定情報の一例を説明するための概略図である。 本実施の形態に係る第1の記憶部に記憶されているコンテンツ決定情報の一例を説明するための概略図である。 本実施の形態に係る第1の記憶部に記憶されているユーザ登録情報の一例を説明するための概略図である。 本実施の形態に係る第1の記憶部に記憶されている抽選結果情報の一例を説明するための概略図である。 本実施の形態に係る第1の記憶部に記憶されている読み取り履歴情報の一例を説明するための概略図である。 本実施の形態に係る第1の記憶部に記憶されている棚の商品配列情報の一例を説明するための概略図である。 本実施の形態に係る第2の記憶部に記憶されているサンプリング提供装置履歴情報の一例を説明するための概略図である。 本実施の形態に係るプロモーション展開システムによるサンプリング提供方法について説明するためのフローチャートである。 本実施の形態に係るプロモーション展開システムの他の例を説明するための概略図である。 本実施の形態に係るプロモーション展開システムの制御系の構成の他の例を説明するためのブロック図である。 本実施の形態に係るユーザ情報の一例を説明するための概略図である。 本実施の形態に係るセグメント情報の一例を説明するための概略図である。 本実施の形態に係るコンテンツ決定情報の一例を説明するための概略図である。 本実施の形態に係るプロモーション展開システムによるサンプリング提供方法について説明するためのフローチャートである。 本実施の形態に係るプロモーション展開システムによるサンプリング提供方法について説明するためのフローチャートである。 本実施の形態に係るプロモーション展開システムの他の例を説明するための概略図である。 本実施の形態に係るプロモーション展開システムの他の例を説明するための概略図である。 本実施の形態に係るプロモーション展開システムの配置例を説明するための概略図である。
[第1の実施形態]
図1は、本実施形態に係るプロモーション展開システム100を説明する概観図である。
図1に示す通り、プロモーション展開システム100は、サンプリング提供装置1と、店頭表示装置(コンテンツ出力装置)2と、管理者端末装置3とを備える。サンプリング提供装置1は、店頭表示装置2と電気的に接続されている。また、サンプリング提供装置1は、ネットワーク4を介して管理者端末装置3と接続されている。サンプリング提供装置1および店頭表示装置2は、例えば、販売店内等に配置され、これらの付近には商品棚5が設置されている。
サンプリング提供装置1は、サンプリング提供装置ディスプレイ101と、読取部102と、操作部103と、サンプル陳列部104と、サンプル取出口105とを備える。
サンプリング提供装置ディスプレイ101(コンピュータ出力部)は、サンプリング提供装置1の上方部分に配置されており、例えば、映像や音声、情報等を表示する広告媒体として利用されているデジタルサイネージ( Digital Signage )であって、映像や音声を出力する。
読取部102は、固有のユニークIDの情報を保持する媒体からユニークIDを読み取る。なおユニークIDを有する媒体としては、例えばユニークIDに対応する情報を含む二次元バーコードが印刷された媒体や、前記二次元バーコードを表示部に表示した携帯端末、さらにはユニークIDが記憶されたICチップを有するICタグや、前記ICチップを内蔵する非接触型ICカードや携帯端末等の利用が可能である。また、読取部102は、例えば、媒体に印刷された二次元バーコードを撮影することで二次元バーコードに含まれているユニークIDを読み取る二次元バーコード読取部102aと、近づけられた非接触型ICカードやICタグと無線通信することによりICチップに記憶されているユニークIDを読み取るID読取部102bとを含む。さらに、読取部102は、二次元バーコード読取部102aによって読みたれた情報であるか、あるいはID読取部102bによって読み取られた情報であるかを認識し、ユニークIDが保存されている媒体の種類を判断することができる。
操作部103は、ユーザからの操作指示が入力される入力部であって、例えば、操作ボタン等を映像で表示させるとともに操作指示が入力されるタッチパネル等が利用可能である。また、操作部103は、サンプリング提供装置1に収容されているサンプルの中からユーザの所望するサンプルが選択されるための操作ボタンを含む。これにより、ユーザは、操作部103を介して、所望のサンプルを選択することができる。
サンプル陳列部104は、サンプリング提供装置1に設けられており、サンプリング提供装置1に収容されているサンプルの商品、あるいは商品に類似する模型が、外部から見えるように並べられている。なお、サンプル陳列部104は、並べられた商品等が外側から取り出されないように、並べられた商品等を透明な板等によって保護している。本実施の形態においては、商品Aが中央、商品Bが左側、商品Cが右側に、並べて配置されている。
サンプル取出口105は、サンプリング提供装置1から提供されるサンプルの排出口であって、ユーザが操作部103の入力により所望のサンプルが排出され、取り出しが可能となる部分である。
店頭表示装置2は、商品棚5の上面に設置されており、例えば、映像や音声、情報等を出力する広告媒体として利用されているデジタルサイネージ( Digital Signage )である。店頭表示装置2は、例えば、サンプリング提供装置1と電気的に接続され、出力される映像や音声等がサンプリング提供装置1によって制御される。
管理者端末装置3は、ネットワーク4を介してサンプリング提供装置1と接続され、通信を行う。例えば、管理者端末装置3は、商品棚5に陳列されている商品毎の陳列位置(上段、中段、下段等)に関する情報等が入力される入力部301と、サンプリング提供装置1からネットワーク4を介して情報を受信するI/F(インターフェース)部302と、前記受信した情報を出力する出力部303とを備える。
商品棚5は、商品を陳列するための棚であって、例えば、陳列部分が上段、中段、下段の3つに別れている。本実施の形態において、商品棚5の上段には商品Aが、中段には商品Bが、下段には商品Cが陳列されている。また本実施の形態においては商品棚5の段毎に異なる商品を載置しているが同一段内に複数の種類の商品を陳列してもよく、またさらには一種類の商品のみを陳列してもよい。
次に、図2を用いて、プロモーション展開システム100の制御系の構成について、より詳細に説明する。図2は、プロモーション展開システム100の制御系の構成の一例を示すブロック図である。
図2に示す通り、サンプリング提供装置1は、さらに、第1の記憶部106と、制御部107と、第2の記憶部108と、I/F(インターフェース)部109と、サンプル排出駆動部110と、サンプル収容部111とを備える。
第1の記憶部106は、サンプル判定情報161と、コンテンツ決定情報162と、ユーザ登録情報163等を記憶する。
サンプル判定情報161は、読取部102によって読み取られたユニークIDと、サンプルの提供を許可するか否かが判定される判定条件と、判定条件に基づきサンプルが提供されると判断された場合に提供されるサンプルの商品を示すサンプル商品情報とが、それぞれ対応付けられて第1の記憶部106に記憶されている。
ここで、サンプル判定情報161の一例について、図3を用いて詳細に説明する。図3に示す通り、サンプル判定情報161は、読取部102によってユニークIDが読み取られる媒体(二次元バーコードが印刷された印刷物やICカード等)やユニークIDに応じて異なる条件が対応付けられている。
例えば、図3(a)に示す通り、二次元バーコード読取部102aに読み取られたユニークIDは、“判定条件”および“サンプル商品情報”と対応付けられている。ユニークIDは、それぞれ異なる固有の情報であって例えばQR−1xxxxのような番号が付されており、各々の識別をすることが可能である。例えば、読み取ったユニークIDが「QR−10000」〜「QR−12999」の場合は、“判定条件”として、「抽選の結果に基づきサンプルの提供が許可されるか否かが判定され、抽選で当選した場合のみ、前記ユニークIDに対応付けられているサンプルの提供が許可される」という設定がなされている。またさらにユニークID「QR−11000」〜「QR−11999」場合は「商品Aのサンプル」を配付すること、ユニークID「QR−12000」〜「QR−12999」の場合は、「商品Bのサンプル」を配付すること等の対応付けがされている。さらに、ユニークID「QR−13000」〜「QR−13999」場合は、“判定条件”として、「抽選の結果に基づきサンプルの提供が許可されるか否かが判定され、抽選で当選した場合のみ、操作部103を介してユーザによって選択されたサンプルの提供が許可される」という設定がなされている。
また、ユニークIDが「QR−20000」〜「QR−29999」の場合は、“判定条件”として、「任意の配付期間内に一度だけのサンプルの配付を許可するものであって、当該ユニークIDが配付期間内で最初に読み取られたか否かが判定され、最初の読み取りであった場合のみ、サンプルの提供が許可されるものという設定がされている。なお、ユニークIDが「QR−21000」〜「QR−21999」の場合は、「商品Aのサンプル」を配付すること、ユニークIDが「QR−22000」〜「QR−22999」までの場合は、「商品Bのサンプル」を配付すること等の対応付けがされている。
一方、図3(b)に示す通り、ID読取部102bに読み取られたユニークIDは、ユニークIDが表すユーザ情報を含む“判定条件”と、“サンプル商品情報”とが対応付けられている。
ID読取部102bによって読み取られたユニークIDは、予め当該ユニークIDが付与されたユーザに関するユーザ情報と対応付けされており、このユーザ情報は、例えば、ユニークIDを保有するICカードがユーザに付与される際にユーザから提供される情報である。このユニークIDが表すユーザ情報は、ユーザ登録情報163(図5で後述する)においてユニークIDと対応付けられており、図3(b)に示す通り、“判定条件”は、ユーザの「性別」「年齢」および当該ユーザのICカード(ユニークID)の「読み取り履歴内容」を含み、“サンプル商品情報”は“判定条件”に応じて配付されるサンプルの商品を決定する。
次に、コンテンツ決定情報162の一例について、図4に用いて詳細に説明する。
コンテンツ決定情報162は、読取部102によって読み取られたユニークIDと、サンプリング提供装置ディスプレイ101および店頭表示装置2に出力されるコンテンツ(例えば、映像や音声、あるいは音声を含む映像)を表すコンテンツ情報と、サンプル商品情報と、ユーザ情報とが対応付けられている。
コンテンツ決定情報162は、例えば、図4に示す通り、ユニークIDが、二次元バーコード読取部102aによって読み取られる二次元バーコードの “ユニークID”と、提供する対象の“サンプル商品情報”と、コンテンツを表す“コンテンツ情報”とが対応付けられている。例えば、図4に示すコンテンツ決定情報162のテーブルNo.3では、“ユニークID”の「QR−1xxxx」と、“コンテンツ情報”のコンテンツ3とが対応付けられており、“サンプル商品情報”は特定されていない。これは、詳細については後述するが、サンプル判定情報161に基づく判定において抽選が行われ、抽選の結果が落選であったためにサンプルが提供されないと判定されることを表している。
一方、ICカードに付与されるユニークIDは、コンテンツ決定情報162において、“サンプル商品情報”と、ユニークIDが表す“ユーザ情報”(読み取り履歴情報、性別/年齢に関する情報等)と、“コンテンツ情報”とが対応付けられている。
次に、ユーザ登録情報163の一例について、図5を用いて詳細に説明する。
図5に示す通り、ユーザ登録情報163は、ID読取部102bによって読み取られた“ユニークID”と、当該ユニークIDが付与されているユーザの性別、年齢、読み取り履歴情報等の“ユーザ情報”とが対応付けらえている。これらユーザ情報は、例えば、ユニークIDが記憶されたICカードをユーザに対して付与する際に、登録される当該ユーザに関する情報である。また、このICカードに記憶されているユニークIDは、特定の販売店において登録されている顧客を識別するための識別番号であって、例えば、当該販売店での代金の支払いの際に販売時点情報管理(POS)によって管理される読取装置によって読み取られ、当該顧客の商品購入の履歴(購入日時と購入した商品の商品名や価格)と関連付けられる識別番号として利用可能である。
第1の記憶部106には、図6に示す抽選結果情報164と、図7に示す読み取り履歴情報165と、図8に示す棚の商品配列情報166が記憶されている。
抽選結果情報164は、サンプル判定情報161に基づき、抽選が行われた場合の“抽選の結果”と、抽選が行われた当該“ユニークID”とが対応付けられている情報である。
また、読み取り履歴情報165は、“ユニークID”と、サンプリング提供装置1において当該ユニークIDが読み取られた履歴を表す情報である“履歴情報”とが対応付けられている情報である。なお、“履歴情報”は、対応付けられているユニークIDに対して既にサンプルを提供済みであることを示す情報や、前回のサンプリングの日時、あるいは提供されたサンプルの商品を表す情報等である。
棚の商品配列情報166は、商品棚5の陳列スペースである配列位置(上段、中段、下段)を表す“棚の位置”と、商品棚5の当該陳列スペースに陳列された商品を表す“配列商品”とを対応付ける。なお、この商品棚5の配列位置に対応する配列商品に関する情報は、管理者端末装置3から送信されるものであってもよく、サンプリング提供装置1の操作部103から入力されるものであってもよい。また、商品棚5に、配列位置に陳列してある商品を撮像し、撮像された画像データを解析することにより、商品棚5に陳列してある商品の情報を取得するものであってもよい。
図2に戻って、制御部107は、判定部171と、コンテンツ決定部172と、書込部173と、抽選部174とを含み、サンプリング提供装置1を統括的に制御する。
判定部171は、第1の記憶部106に記憶されているサンプル判定情報161に基づき、読取部102によって読み取られたユニークIDが判定条件を満たすか否かを判断する。また、判定部171は、当該ユニークIDが判定条件を満たす場合、当該ユニークIDと対応付けられているサンプル商品情報に示されている商品のサンプル、あるいは判定条件に従ってユーザによって選択されたサンプルを、サンプル取出口105に排出するようサンプル排出駆動部110を駆動させる。さらに、判定部171は、ID読取部102bによってICカードのユニークIDが読み取られ、当該ユニークIDに対応するユーザにサンプルを提供することを判定した場合、当該“ユニークID”と、提供されたサンプルの商品名や提供された日時等の“履歴情報”とを対応付けて第1の記憶部106の読み取り履歴情報165(図7参照)に書き込む。
なお、判定部171は、ユーザ登録情報163を参照して、ユニークIDに対応する読み取り履歴情報を検出した場合、当該ユーザ登録情報163の読み取り履歴情報内に記憶されている情報に従って、第1の記憶部106に記憶されている読み取り履歴情報165から対応する情報を読み出してもよい。例えば、ユーザ登録情報163の読み取り履歴情報に、対応するユニークIDの読み取り履歴情報165の情報を読み出すこと表す情報が記憶されている場合、判定部171は、読み取り履歴情報165の情報を読み出すことができる。これにより、二次元バーコードに付与されているユニークIDのようにユーザ情報が対応付けられていないユニークIDの読み取り履歴情報も管理することができる。また、ユーザ登録情報163の読み取り履歴情報は、読み取り履歴情報165の情報の更新に連動して、制御部107によって更新される。
コンテンツ決定部172は、第1の記憶部106に記憶されているコンテンツ決定情報162に基づき、読取部102によって読み取られたユニークID、あるいはユニークIDが表すユーザ情報、判定部171によって決定されたサンプル商品情報と、それぞれ対応するコンテンツ情報を検出し、当該コンテンツ情報に基づく映像をサンプリング提供装置ディスプレイ101に表示させる。
書込部173は、読取部102によってユニークIDが読み取られた場合、当該ユニークIDと、判定部171による判定結果と、コンテンツ決定部172によって決定されたコンテンツ情報とを対応付けて、第2の記憶部108に記憶されているサンプリング提供装置履歴情報181に書き込む。
抽選部174は、判定部171によって抽選の実行が判断されると、第1の記憶部106に記憶されている抽選コンテンツ(図示せず)を読み出し、抽選を実行する。また、抽選部174は、操作部103を介して入力されるユーザの操作指示に基づき抽選結果を生成した場合、この“抽選結果”と、判定部171によって抽選の実行が判定された“ユニークID”とを対応付けて、第1の記憶部106の抽選結果情報164(図6参照)に書き込む。
第2の記憶部108は、判定部171による判定結果と、コンテンツ決定部172によって決定されたコンテンツ情報と、ユニークIDと、サンプリング提供装置1の付近に設けられる商品棚5に陳列されている商品に関する商品配列情報とが、それぞれ対応付けられたサンプリング提供装置履歴情報181を記憶する。
ここで、サンプリング提供装置履歴情報181の一例について、図9を参照して詳細に説明する。
図9に示す通り、サンプリング提供装置履歴情報181は、例えば、サンプリング提供装置1によってユニークIDが読み取られたときの“日時”と、当該“ユニークID”と、判定部171の判定によって当該ユニークIDに対して提供されたサンプルの商品を示す“サンプル商品情報”と、当該ユニークIDが表す“ユーザ情報”と、当該ユニークIDに基づきコンテンツ決定部172によって決定された“コンテンツ情報”と、商品棚5に陳列されている商品に関する情報を示す“棚の商品配列情報”とを対応付ける。
I/F(インターフェース)部109は、ネットワーク4を介して管理者端末装置3と通信可能に接続されている。また、前記I/F(インターフェース)部109は、電気的に店頭表示装置2のI/F(インターフェース)部201と接続され、情報の伝送を行う。
サンプル排出駆動部110は、判定部171の判定結果に基づき駆動され、商品毎にサンプルが収容されているサンプル収容部111から判定部171によって決定されたサンプルを、サンプル取出口105へ排出する。
店頭表示装置2は、I/F(インターフェース)部201と、制御部202と、商品棚ディスプレイ(表示部)203とを含む。
I/F(インターフェース)部201は、サンプリング提供装置1と電気的に接続され、制御部202は、I/F(インターフェース)部201を介してサンプリング提供装置1から制御信号やコンテンツのデータを受信する。
制御部202は、サンプリング提供装置1から受信するコンテンツを出力する制御信号に基づき、受信するコンテンツのデータに基づく映像や音声を商品棚ディスプレイ203に出力させる。
商品棚ディスプレイ203は、例えば、液晶ディスプレイ等であって、制御部202によって制御され、コンテンツに従った映像等を出力する。
次に、図10を用いて、プロモーション展開システム100によるサンプリング提供方法について説明する。
図10に示す通り、読取部102によってユニークIDが読み取られると(ステップST1)、判定部171は、当該ユニークIDに基づき以下の判定をスタートする(ステップST2)。
例えば、ステップST1において、印刷媒体に印刷されている二次元バーコードが二次元バーコード読取部102の撮像部(図示せず)によって撮像されると、二次元バーコード読取部102は、撮像した画像データを解析し、二次元バーコードに含まれるユニークIDを読み取り、読み取ったユニークIDを判定部171に出力する。
一方、ステップST1において、ICカードがID読取部102bの読み取り部分に近づけられると、ID読取部102bは、当該ICカードのICチップに記憶されているユニークIDを読み取り、読み取ったユニークIDを判定部171に出力する。
そして、ステップST2において、読取部102から出力されたユニークIDが判定部171に入力されると、判定部171は判定をスタートする。
次いで、判定部171は、第1の記憶部106に記憶されているサンプル判定情報161に基づき、読取部102によって読み取られたユニークIDに対して、抽選を実行するか否かを判断する(ステップST3)。例えば、判定部171は、サンプル判定情報161において、読み取られたユニークIDの“判定条件”に、「抽選の結果に基づきサンプルの提供が許可されるか否かが判定され、抽選で当選した場合に、サンプルの提供が許可される」という設定が含まれているか否かを判断する。
そして、判定条件として、上述のような抽選を実行することを表す情報が含まれていない場合、判定部171は、抽選しないことを判断する(ステップST3−NO)。
次いで、ID読取部102bによってユニークIDが読み取られた場合、判定部171は、第1の記憶部106に記憶されているユーザ登録情報163を参照して、ユニークIDに対応するユーザ情報を読み出す。そして、判定部171は、第1の記憶部106に記憶されているサンプル判定情報161に基づき、ユーザ登録情報163から読み出したユニークIDが表すユーザ情報が“判定条件”を満たすか否かを判断する(ステップST4)。そして、ユニークIDが表すユーザ情報が“判定条件”を満たす場合(ステップST4−YES)、例えば、サンプル判定情報161において当該“ユニークID”と対応付けられている“サンプル商品情報”に示されている商品のサンプルを提供されるサンプルとして決定する(ステップST5)。一方、“判定条件”として、ユーザによって選択されたサンプルを提供することが設定されている場合、判定部171は、“判定条件”を満たすユニークIDのユーザに対して、選択されたサンプルを、提供されるサンプルとして決定する。
例えば、読取部102に読み取られたユニークIDが「IC−12345」である場合、判定部171は、ユーザ登録情報163を参照して、ユニークID「IC−12345」と対応付けられている“ユーザ情報”として、「性別は男性、年齢は20歳以上29歳以下である」との情報を読み出す。また、判定部171は、読み取り履歴情報165を参照して、ユニークID「IC−12345」と対応付けられている“履歴情報”があるか否かを判断する。そして、図7に示す通り、ユニークID「IC−12345」と対応する履歴情報がないため、判定部171は、ユニークID「IC−12345」がサンプリング提供装置1によって初めて読み取られたユニークIDであることを検出し、読み取り履歴情報は「0商品/1日」であることを認識する。
次いで、判定部171は、図3(b)に示すサンプル判定情報161に基づき、ユーザ登録情報163から読み出されたユーザ情報「性別は男性、年齢は20〜29歳、読み取り履歴情報は0商品/1日)」が“判定条件”を満たすか否かを判断し、当該ユーザ情報が、“条件N0.1”の“判定条件”を満たしていることを検出する。そして、判定部171は、サンプル判定情報161に基づき、ユニークID「IC−12345」と対応付けられているサンプル商品情報の「商品Aのサンプルを配付」を読み出し、商品Aをサンプルの商品として決定する。
また、判定部171は、ステップST4において、サンプルを配付すると判断された“ユニークID”と、ステップST5において決定されたサンプルの商品や決定された日時を示す“履歴情報”とを対応付けて、第1の記憶部106に記憶されている読み取り履歴情報165に書き込む(ステップST6)。
そして、判定部171は、読取部102によって読み取られた“ユニークID”と、ユーザ登録情報163から読み出した当該ユニークIDが表す“ユーザ情報”と、サンプルの商品として決定した“サンプル商品情報”とを、コンテンツ決定部172に出力する。
コンテンツ決定部172は、コンテンツ決定情報162に基づき、判定部171から入力された“ユニークID”やユニークIDが表す“ユーザ情報”と、判定部171による判定結果である“サンプル商品情報”とが対応付けられている“コンテンツ情報”を検出する(ステップST7)。そして、コンテンツ決定部172は、検出された“コンテンツ情報”を、判定部171から入力された情報と関連付けて書込部173に出力する。
例えば、判定部171から出力された、ユニークID「IC−12345」、ユーザ情報「性別は男性、年齢は20〜29歳、読み取り履歴情報は0商品/1日(初回のサンプリングであることを意味する情報)」、およびサンプル商品情報「商品A」が入力された場合、コンテンツ決定部172は、“テーブルNo.7”の“サンプル商品情報”および“ユーザ情報”がユニークID「IC−12345」のこれらの情報を満たすことを検出し、“テーブルNo.7”においてこれらの情報と対応付けられているコンテンツ情報「コンテンツ11」を検出する。
そして、書込部173は、コンテンツ決定部172から入力された、ユニークIDやユニークIDが表すユーザ情報と、判定部171による判定結果と、コンテンツ決定部172によって決定されたコンテンツ情報とを対応付けて、第2の記憶部に記憶されているサンプリング提供装置履歴情報181に書き込む(ステップST8)。
つまり、書込部173は、コンテンツ決定部172から入力されたユニークID「IC−12345」、ユーザ情報「性別は男性、年齢は20〜29歳、読み取り履歴情報は0商品/1日」、判定部171による判定結果を表すサンプル商品情報「商品A」、およびコンテンツ決定部172によって決定されたコンテンツ情報「コンテンツ11」を、それぞれ対応付けて、第2の記憶部108のサンプリング提供装置履歴情報181に書き込む。
これにより、判定部171は、ステップST5において決定されたサンプルの商品を排出するようサンプル排出駆動部110を駆動させ、コンテンツ決定部172は、ステップST7において決定されたコンテンツをサンプリング提供装置ディスプレイ101および商品棚ディスプレイ203に出力し、コンテンツに応じた映像や音声を出力させる(ステップST9)。
すなわち、サンプリング提供装置1は、ID読取部102bを介してICカードからユニークID「IC−12345」を読み出した場合、サンプル取出口105から商品Aのサンプルを排出すると共に、サンプリング提供装置ディスプレイ101および商品棚ディスプレイ203においてコンテンツ11に基づく映像や音声あるいは音声を含む映像を出力する。
一方、ステップST3において、判定部171によってサンプル判定情報161が参照され、読み取られたユニークIDに対応する判定条件として、抽選を実行することを表す情報が含まれていると判断された場合(ステップST3−YES)、判定部171は、抽選部174に対して抽選を実行するよう指示する。
例えば、二次元バーコード読取部102aによって読み取られたユニークIDが「QR−11001」である場合、判定部171は、図3(a)に示すサンプル判定情報161に基づき、ユニークID「QR−11001」を含む「QR−11xxx」の“判定条件”を読み出し、この判定条件「抽選した結果に基づき判定し、抽選で当選した場合、許可する」に従って、抽選部174に抽選を実行させるよう指示する。
これにより、抽選部174は、例えば、第1の記憶部から抽選コンテンツ(図示せず)を読み出し、実行する。この抽選コンテンツの実行により、例えば、タッチパネルからなる操作部103に3枚のカードが表示され、ユーザによりいずれか一枚のカードが選択された場合、選択されたカードに応じて抽選結果を決定する抽選ゲームが実行される。そして、抽選部174は、操作部103を介して入力されるユーザからの操作指示に基づき決定された抽選結果と、当該ユニークIDとを対応付けて第1の記憶部106の抽選結果情報164に記憶する(ステップST10)。ここで、ユニークID「QR−11001」は抽選において当選であった場合、図6に示す通り、抽選部174は、ユニークID「QR−11001」と、抽選結果「○(当選を意味する情報)」と対応付けて、抽選結果情報164に書き込む。
そして、判定部171は、第1の記憶部106の抽選結果情報164を参照してユニークIDに対応する抽選結果を読み出し、再びサンプル判定情報161に基づき、ユニークIDに対応する抽選結果が、判定条件を満たしているか否かを判断する(ステップST4)。ここで、ユニークID「QR−11001」は、抽選結果情報164において抽選結果「○」と対応付けられているため、判定部171は、サンプル判定情報161に基づき、ユニークID「QR−11001」が判定条件を満たしていると判断する(ステップST12−YES)。そして、判定部171は、サンプル判定情報161に基づき、ユニークID「QR−11001」を含む「QR−11xxx」と対応付けられているサンプル商品情報「商品Aのサンプルを配付」を読み出し、商品Aをサンプルの商品として決定する(ステップST5)。
また、上述同様、判定部171は、ステップST12において、サンプルを配付すると判断されたユニークID「QR−11001」と、ステップST5において決定されたサンプルの商品や決定された日時を示す履歴情報「09年3月1日に商品Aを配付」とを対応付けて読み取り履歴情報165に書き込む(ステップST6)。そして、判定部171は、ユニークID「QR−11001」と、判定部171によって判定されたサンプル商品情報「商品A」とを、コンテンツ決定部172に出力する。
コンテンツ決定部172は、コンテンツ決定情報162に基づき、判定部171から入力されたユニークID「QR−11001」と、判定部171による判定結果であるサンプル商品情報「商品A」とが対応付けられているコンテンツ情報「コンテンツ1」を検出する(ステップST7)。そして、コンテンツ決定部172は、決定されたコンテンツ情報「コンテンツ1」を、判定部171から入力された情報と関連付けて書込部173に出力する。
よって、書込部173は、コンテンツ決定部172から入力されたユニークID「QR−11001」、判定部171による判定結果を表すサンプル商品情報「商品A」、およびコンテンツ決定部172によって決定されたコンテンツ情報「コンテンツ1」を、それぞれ対応付けて、第2の記憶部108のサンプリング提供装置履歴情報181に書き込む。
上述の通り、本実施の形態に係るプロモーション展開システム100は、第2の記憶部108において、サンプリングが提供された値に“日時”と、読取部102によって読み取られた“ユニークID”と、判定部171によって提供することが判定された“サンプル商品情報”と、ユニークIDが表す“ユーザ情報”と、コンテンツ決定部172によって決定された“コンテンツ情報”とを、それぞれ対応付けるサンプリング提供装置履歴情報181を記憶させるようにした。これにより、宣伝やプロモーション等による実績や効果を定量的に測定するための情報を生成することができ、この情報を利用して、今後の宣伝やプロモーションの展開手法を検討する際に役立てることができる。また、サンプリング提供装置履歴情報181は、これら情報に加えて、商品棚5に陳列されている商品と配列関係とを表す“商品配列情報”を対応付けて記憶するものであってもよい。これにより、サンプリング提供装置1の付近において陳列されている、販売のための商品に関する情報も、サンプルが提供された情報と関連付けて取得することができる。
また、サンプルの提供を要求するユーザの属性に応じて、提供されるサンプルの商品の種類や表示部に表示されるコンテンツ等を変更するようにした。これにより、各商品や各ユーザに応じた広告やサンプルを予め決定することにより、商品のよく売れる時間帯や、商品のターゲット層、ターゲット層に応じた訴求内容等に応じて、宣伝やサンプリングの商品や訴求内容等を使い分けることができる。
また、本実施の形態に係るプロモーション展開システム100は、サンプリング提供装置1によって読み取られ、サンプルの提供の如何が判断され、サンプリング提供装置ディスプレイ101等に出力されるコンテンツが決定される基準となるユニークIDを、販売店において販売商品に関する情報を管理するための管理システム(例えば、POS)において利用されているユニークIDを利用している。これにより、サンプリング提供装置履歴情報と販売店において実際販売された商品の履歴情報を、ユーザ毎に取得することができるようになり、サンプリング提供装置履歴情報181を広告やプロモーション展開を今後検討する際の効果的な参考データとして利用することができる。例えば、サンプリング提供装置履歴情報181を参照すると、任意のユーザU1は、サンプリング提供装置1において商品A〜Cの提供を受け、実際に購入した商品は商品Aのみであったが、他のユーザU2は、サンプリング提供装置1において商品Aの提供を受けたが、実際に購入した商品は商品Cのみであった場合など、これらの違いは何に作用された結果であったかを分析することができる。つまり、サンプリング提供装置履歴情報181では、ユニークIDが表すユーザ情報と、提供されたサンプルの商品名と、コンテンツ情報と、商品棚5の商品配列情報と、サンプリングされた日時と、がそれぞれ対応付けられているため、ユーザ層に応じた商品の購買傾向や、時間帯に応じたサンプリング取得傾向、商品棚5に陳列された商品の配列位置に応じた商品の購入傾向等の分析において、役立つ情報となる。
また、本実施の形態に係るプロモーション展開システム100は、サンプリング提供装置1の読取部102によって読み取られたユニークIDの全てに対してサンプリングを行わずに、二次元バーコードから読み取られた特定のユニークIDの場合、抽選部174によって実行される抽選において当選しなければサンプリングを行わない構成とした。また、第1の記憶部161のサンプル判定情報161には、ユニークIDやユニークIDの表すユーザ情報に応じて、サンプリングされるサンプルの数を1日1商品とするなどの制限条件が設定されている。このように、サンプリング提供装置1によってサンプルを配付され得るユニークIDであっても、サンプリングされるサンプルの数を制限することにより、サンプリング提供装置1から排出されるサンプルの数を調整することができる。これにより、例えば、サンプリング提供装置1へのサンプルの補充が3日に1回であった場合であっても、初日で全てのサンプルが取り出されることによって、その後の2日間に訪れたユーザがサンプリング提供装置1を利用できない等の事態を防止することができる。
なお、サンプリング提供装置1は、第2の記憶部108に記憶されているサンプリング提供装置履歴情報181を、I/F(インターフェース)部109からネットワーク4を介して管理者端末装置3に送信することができる。これにより、例えば、当該商品のターゲット層や需要傾向、あるいは今後の広告やプロモーション展開等の参考データとして、サンプリング提供装置1によって生成されたサンプリング提供装置履歴情報181を有効に活用することができる。
また、図10において説明した、ステップST6に示す読み取り履歴情報の更新は、この順番に限られず、例えば、ステップST8においてサンプリング提供装置履歴情報が更新されると同時に実行されてもよく、ステップST9においてサンプルがユーザに提供された後であってもよい。
さらに、図示してないが、サンプリング提供装置1は、日時を計測するための時計部を備え、時計部によって計時される日時に基づき、読み取り履歴情報や、サンプリング提供装置履歴情報を作成することができる。
また、本実施の形態に係る読取部102は、上述の構成に限られず、例えば、ユニークIDに対応する情報を含むバーコードが印刷された媒体であってもよい。また、ユニークIDは、読取部102によって読み取られる情報に限られず、操作部103を介して入力されるパスワードとユーザIDの組み合わせ等であってもよい。
さらに、図3(b)に示す通り、ICカードの場合のサンプル判定情報161が、判定条件として、ユーザに関する情報を含む一例を説明したが、本発明はこれに限られず、例えば、図3(a)の二次元バーコードの場合のサンプル判定情報161のように、抽選の結果に基づきサンプルの提供の許可を判断するような判定条件を含むものであってもよく、また、サンプル商品情報としても、操作部103を介してユーザによって選択されたサンプルを提供することが設定されているものであってもよい。
また、本実施形態において、抽選部174による抽選の有無は、サンプル判定情報161の“判定条件”に基づき判断する一例を説明したが、本発明はこれに限られず、ユニークIDを有する記憶媒体の種類に応じて抽選の有無を判断するものであってもよい。例えば、判断部171が、読取部102によって読み取られたユニークIDが二次元バーコード読取部102aによって読み取られたユニークIDであることを判断した場合、抽選部174は抽選を実行し、ID読取部102bによって読み取られたユニークIDであることを判断した場合、抽選部174は抽選を実行しないという構成であってもよい。
[第2の実施形態]
次に、本実施形態に係るプロモーション展開システムについて説明する。図11は、本実施形態に係るプロモーション展開システムを説明する概観図である。なお、上述の第1の実施形態において、同一の名称で説明するものにおいては、同一の構成および機能を備えるものとして、詳細な説明や図示を省略する。
図11に示す通り、プロモーション展開システムは、管理者端末装置6と、複数のサンプリング提供装置7と、複数の店頭端末装置8とを備える。管理者端末装置6は、複数のサンプリング提供装置7とネットワークを介して通信可能に接続されている。サンプリング提供装置7は、例えば、店舗ごとに設置され、複数の店頭端末装置8(例えば、8a、8b、・・・、8m)と接続されX店に配置されているサンプリング提供装置7と、複数の店頭端末装置8(例えば、8a、8b、・・・、8n)と接続されY店に配置されているサンプリング提供装置7とを含む。
なお、X店とY店は、位置が異なる店舗であって、例えば、同じ大型量販店の系列店のX町とY町に位置する店舗である。また、店舗ごとに設置されるサンプリング提供装置7と店頭端末装置8は、例えば、図20に示すように、配置されている。図20に示すように、サンプリング提供装置7は、例えば、店舗の出入口付近に配置されている。また、複数の店頭端末装置8は、商品が陳列されている陳列棚の商品の付近や、売場の一角に配置されている。
次に、図12を用いて、管理者端末装置6と、X店に配置されるサンプリング提供装置7および店頭端末装置8について、詳細に説明する。図12は、管理者端末装置6、サンプリング提供装置7および店頭端末装置8の構成の一例について説明するブロック図である。
図12に示す通り、管理者端末装置6は、管理記憶部601と、操作部602と、通信部603とを備える。ここで、管理者端末装置6は、サンプリング提供装置7に対して配信される情報を各店舗に対応させて管理する管理装置である。
管理記憶部601は、サンプリング提供装置7がコンテンツを決定し出力するために必要な情報、例えば、後述するユーザ情報731、セグメント判定情報732、コンテンツ決定情報733、画像判定情報734およびコンテンツデータ735を含むサンプリング提供装置7の記憶部に記憶される情報を、各サンプリング提供装置7を識別する情報に対応付けて記憶する。また、管理記憶部601は、サンプリング提供装置7からユーザ情報731を受信した場合、受信した新しいユーザ情報731に基づき、記憶されているユーザ情報731を更新する。
操作部602は、例えば、管理者端末装置6を操作する管理者によって操作される入力部である。操作部602は、各店舗のサンプリング提供装置7に応じて、管理記憶部601に記憶されている情報を更新、変更あるいは追加する際に、管理者からの入力を受け付ける。なお、管理者端末装置6がサンプリング提供装置7の記憶部に記憶されている情報を、管理記憶部601に記憶されている情報に基づき更新等する場合、操作部602が管理者からの更新等の入力を受け付ける。
通信部603は、管理記憶部601に記憶されている情報をサンプリング提供装置7に対して送信し、当該サンプリング提供装置7から送信される情報を受信して管理記憶部601に記憶させる。上述のように、操作部602が管理者から、例えばコンテンツ決定情報733の更新等の入力を受け付けると、通信部603は、指定されたサンプリング提供装置7に対応するコンテンツ決定情報733を管理記憶部601から読み出し、指定されたサンプリング提供装置7に対して送信する。
なお、通信部603は、任意のタイミング(例えば、一定時間が経過したタイミング、あるいは管理記憶部601の情報が更新、変更あるいは追加されたタイミング)で、サンプリング提供装置7に管理記憶部601の情報を送信するものであってもよい。また、通信部603は、各サンプリング提供装置7に対応する情報の更新や追加等の要求を表わす信号を、サンプリング提供装置7から受信した場合は、当該サンプリング提供装置7に対応する情報を管理記憶部601から読み出し送信する構成であってもよい。
サンプリング提供装置7は、読取部701と、操作部702と、提供装置記憶部703と、時計部704と、判定部705と、コンテンツ決定部706と、通信部707と、提供装置出力部708と、書込部709と、サンプル排出駆動部710と、サンプル収容部711とを備える。
読取部701は、撮像部701aと、ID読取部701bと、二次元バーコード読取部701cとを含む。
撮像部701aは、レンズを介して入射する光学像を撮影して画像データを生成し、判定部705に出力する。ID読取部701bは、近づけられた非接触型ICカードやICタグと無線通信することによりICチップに記憶されているユニークIDを読み取り、判定部705に出力する。二次元バーコード読取部701cは、媒体に印刷された二次元バーコードを撮影することで二次元バーコードに含まれているユニークIDを読み取り、判定部705に出力する。また、読取部701は、書込機能を備える構成であってもよく、近づけられた非接触型ICカードやICタグと無線通信することにより、コンテンツ決定部706によって得られた結果(例えば、決定されたコンテンツや付与されるポイント、通信した店頭端末装置8の位置情報を表わす履歴情報)を、ICチップに書き込むものであってもよい。
操作部702は、ユーザからの操作指示を受け付ける入力部である。
提供装置記憶部703は、ユーザ情報731と、セグメント判定情報732と、コンテンツ決定情報733と、画像判定情報734と、コンテンツデータ735と、サンプリング提供装置情報736とを記憶する。
ユーザ情報731は、読取部701が読み取ったユニークIDと、当該ユニークIDが与えられているユーザのセグメントを決定するためのユーザ属性情報とが対応付けられている情報である。なお、セグメントとは、ユーザの属性に応じて当該ユーザを、予め決められている複数のカテゴリーに分類する区分である。
ここで、図13を用いてユーザ情報731について詳細に説明する。図13は、ユーザ情報731の一例を示す概略図である。
ユーザ情報731は、図13に示す通り、ユニークIDと、ユーザ属性情報が対応付けられている。このユーザ属性情報として、当該ユニークIDのユーザの性別を表わす性別情報と、当該ユニークIDのユーザの年齢を表わす年齢情報と、当該ユニークIDがサンプリング提供装置7および店頭端末装置8によって読み取られた履歴を表わす読取履歴情報と、当該ユニークIDに対して付与されている合計ポイントを表わす累積ポイント情報とが、それぞれユニークIDに対応付けられている。
セグメント判定情報732は、ユーザの属性を表わす情報と、ユーザの属性に応じて、予め決められている複数のカテゴリーに当該ユーザを区分するセグメントを表わすセグメント情報とが対応付けられている。
ここで、図14を用いてセグメント判定情報732について詳細に説明する。図14は、セグメント判定情報732の一例を示す概略図である。
セグメント情報は、図14に示す通り、例えば、ユーザの性別(男性あるいは女性)と、年齢(10代、20代、30代・・・)に応じて複数のカテゴリーに分けられている。ここで、20代男性はセグメント情報「M2」、20代女性はセグメント情報「F2」、30代男性はセグメント情報「M3」、30代女性はセグメント情報「F3」と、識別する。またユーザの属性を表す情報として、上述した性別や年齢だけでなく、住所、職種(学生、社会人等)等を利用することも可能である。
コンテンツ決定情報733は、少なくとも、ユーザ情報731を参照してユニークIDに基づき決定されたセグメント情報と、当該セグメント情報で区分されるユーザに対して提供されるコンテンツを表わすコンテンツ情報とが対応付けられている。
ここで、図15を用いてコンテンツ決定情報733について詳細に説明する。図15は、コンテンツ決定情報733の一例を示す概略図である。
コンテンツ決定情報733は、図15に示す通り、セグメント情報と、日付情報と、時間情報と、読取位置情報と、履歴条件情報と、コンテンツ情報と、出力位置情報と、付与ポイント情報とが、それぞれ対応付けられている。なお、これら複数の情報の組み合わせをシナリオという。ここで、シナリオとは、少なくともセグメント情報を含むコンテンツ決定情報732への入力情報(ここでは、他に日付情報と、時間情報と、位置情報と、履歴条件情報を含む)と、コンテンツ情報の組み合わせであって、入力情報に対して提供するコンテンツを決めるルールのことである。
セグメント情報は、セグメント判定情報732において、予め決められているセグメントを表わす情報である。
日付情報は、月数や曜日の種類(土日祝日、あるいは平日等)を表わし、時間情報は、開始時間と終了時間で示される時間帯を表わす。
読取位置情報は、判定部705に入力された情報が読み取られたサンプリング提供装置7あるいは店頭端末装置8の位置を表わす情報である。例えば、サンプリング提供装置7が設置されている店舗の位置を表わす情報や、複数の店頭端末装置8が設置されている店舗内での位置を表わす情報である。
なお、サンプリング提供装置7には、予め設定されている店舗の位置を表わす位置情報(例えば、店舗Xは「A1」、店舗Yは「B2」等)が与えられており、提供装置記憶部703のサンプリング提供装置情報736に記憶されている。また、店頭端末装置8にも同様に、予め設置されている店舗内での位置を表わす位置情報(例えば、野菜売場は「a11」、精肉売場は「a12」等)が与えられており、端末記憶部805に記憶されている。
履歴条件情報は、ユニークIDがサンプリング提供装置7および店頭端末装置8によって読み取られた履歴を表わす情報と比較される情報であって、シナリオに応じて予め決められる条件である。
コンテンツ情報は、サンプリング提供装置7および店頭端末装置8からユーザに提供されるものの種類と提供手法とを表わす情報である。コンテンツ情報は、特定の映像を表わす情報や立体映像を表わす情報(以下、コンテンツという)が、提供装置出力部708から出力されることを表わす情報や、特定のサンプル商品がサンプリング提供装置7のサンプル取出口から排出されることを表わす情報である。
出力位置情報は、コンテンツ情報に基づきサンプリング提供装置7から提供されるコンテンツの出力先や、サンプル商品等の出力先を表わす情報である。
付与ポイント情報は、セグメント情報、日付情報、時間情報、位置情報、履歴条件情報の組み合わせに応じて提供されるポイントを表わす情報である。
ここで、図12に戻って画像判定情報734は、性別や年齢に応じて人物の顔に表れる特徴を示す特徴量と、当該特徴量に基づき区分されるセグメント情報とが対応付けられている。
コンテンツデータ735は、コンテンツ決定情報733のコンテンツ情報に応じて、提供装置出力部708に出力される情報や、店頭端末装置8に送信される情報であって、例えば、映像を表わす情報や立体映像を表わす情報である。
サンプリング提供装置情報736は、サンプリング提供装置7が設置されている店舗の位置を表わす位置情報(例えば、店舗Xは「A1」、店舗Yは「B2」等)を含む。なお、このサンプリング提供装置7の位置情報は、店舗の住所や地域に応じて、管理者端末装置6によって予め決定されている。
時計部704は、現在の時刻として、年月日および時刻を計時し、時情報として出力する。
判定部705は、提供装置記憶部703に記憶されているユーザ情報731およびセグメント判定情報732を参照して、読取部701によって読み取られた情報や、店頭端末装置8から受信した情報に基づき、ユーザのセグメントを判定する。例えば、判定部705は、読取部701によってユニークIDが読み取られた場合、当該ユニークIDと対応する性別情報、年齢情報および履歴情報をユーザ情報731から読み出し、セグメント判定情報732を参照して、読み出した性別情報と年齢情報の組み合わせに対応するセグメント情報を得る。また、判定部705は、読取部701によってユニークIDが読み取られた時点で、時計部704によって計時された時情報を得る。さらに、判定部705は、セグメントが判定されたユニークIDに、セグメント情報、時情報および読取履歴情報を付与して、コンテンツ決定部706に出力する。
例えば、ID読取部701bによって、ユーザAのユニークID「IC−1001」が読み取られた場合、判定部705は、ユーザ情報731を参照して、ユーザAのユーザ属性情報である性別情報「男性」および年齢情報「20歳」を読み出す。また、判定部705は、セグメント判定情報732を参照して、ユーザAの属性情報に基づき、セグメント情報「M2」を得る。このようにして、判定部705は、ユニークIDが読み出されたユーザAのセグメントを判定して、ユニークID「IC−1001」にセグメント情報「M2」を付与して、コンテンツ決定情報733に出力する。
一方、撮像部701aによってユーザBが撮影され、ユーザBの顔を含む画像データが生成された場合、判定部705は、画像判定情報734を参照して、ユーザBのセグメントを判定する。例えば、判定部705は、撮像部701aによって生成された画像データを画像解析して、当該画像データに含まれる顔の特徴量を得る。また、判定部705は、画像判定情報734を参照して、画像データから得られた特徴量に対応するセグメント情報を得る。
また、判定部705は、撮像部701aによってユーザが撮影されて画像データが生成された時点で、時計部704によって計時された時情報を得る。さらに、判定部705は、当該画像データを識別するための画像IDを生成する。例えば、判定部705は、時計部704によって計時された時情報に基づき画像IDを生成することができる。また、判定部705は、セグメントが判定された画像IDに、セグメント情報および時情報を付与して、コンテンツ決定部706に出力する。
さらに、サンプリング提供装置7が、例えば、店頭端末装置8の端末読取部804によって読み取られたユニークIDを通信部707を介して受信した場合、判定部705は、ユーザ情報731を参照して当該ユニークIDのセグメントを判定し、当該ユニークIDにセグメント情報と時情報を付与してコンテンツ決定部706に出力する。
コンテンツ決定部706は、提供装置記憶部703に記憶されているコンテンツ決定情報733を参照して、判定部705から出力された情報に基づき、コンテンツ情報を得る。例えば、判定部705からユニークID「IC−1001」にセグメント情報「M2」と時情報とが付与された情報が入力された場合、コンテンツ決定部706は、コンテンツ決定情報733を参照して、セグメント情報「M2」と時情報に対応するコンテンツ情報を得る。また、判定部705は、サンプリング提供装置情報736からサンプリング提供装置7の位置情報や、ユーザ情報731からユニークIDに対応するユーザ履歴情報を読み出し、コンテンツ決定情報733を参照してコンテンツ情報を得ることができる。
コンテンツ決定部706は、コンテンツ情報を得た場合、例えば、コンテンツ情報によって表されているコンテンツを、出力位置情報に対応する出力側装置に出力する。
例えば、出力位置情報として“店頭端末装置8a”、コンテンツ情報として“映像データを配信することを表わすコンテンツ1”が得られた場合、コンテンツ決定部706は、提供装置記憶部703のコンテンツデータ735から映像データを読み出し、通信部707を介して店頭端末装置8aに映像データを送信する。一方、出力位置情報として“サンプリング提供装置7”、コンテンツ情報として“サンプル商品Aを排出することを表わすコンテンツ2”が得られた場合、コンテンツ決定部706は、サンプル排出駆動部711を駆動し、サンプル収容部711に収容されているサンプル商品Aをサンプ取出口に排出する。さらに、出力位置情報として“提供装置出力部708”、コンテンツ情報として“立体映像データに基づく立体映像を出力することを表わすコンテンツ3”が得られた場合、コンテンツ決定部706は、提供装置記憶部703のコンテンツデータ735から立体映像データを読み出し、通信部707を介して提供装置出力部708に立体映像データを出力する。
また、コンテンツ決定部706は、提供装置記憶部703に記憶されているコンテンツ決定情報733を参照して、判定部705から出力された情報と対応付けられている付与ポイント情報に応じたポイントを、ユーザ情報731においてユニークIDと対応付けられている累積ポイント情報に加算して、合計ポイントを計算する。
書込部709は、ID読取部701bによってユニークIDが読み取られた場合、ユーザ情報731において、当該読み取られたユニークIDに対応付けられている読取履歴情報を更新する。例えば、書込部709は、コンテンツ決定部706によって得られたコンテンツ情報に時情報を対応付けて、ユーザ情報731の読取履歴情報に書き込む。
サンプル排出駆動部710は、コンテンツ決定部706によって得られたコンテンツ情報がサンプリング提供装置7から特定のサンプル商品が提供されることを表わす情報であって、コンテンツ決定部706によってサンプル商品を提供するコンテンツ情報が決定された場合、コンテンツ決定部706によって駆動され、商品毎にサンプルが収容されているサンプル収容部711からコンテンツ決定部706によって決定されたサンプルを、サンプル取出口へ排出する。
店頭端末装置8aは、通信部801と、制御部802と、端末出力部803と、端末読取部804と、端末記憶部805とを含む。
端末読取部804は、例えば、ID読取部や二次元バーコード読取部の構成を備え、ユニークIDを読み取る。ID読取部は、近づけられた非接触型ICカードやICタグと無線通信することによりICチップに記憶されているユニークIDを読み取り、制御部802に出力する。またID読取部は近づけられた非接触型ICカードやICタグと無線通信し、ID等の情報を読み取り、及び書き込みが可能なR/W機能を有するものであってもよい。例えば、端末読取部804は、書込機能を利用して、近づけられた非接触型ICカードやICタグと無線通信することにより、コンテンツ決定部706によって得られた結果(例えば、決定されたコンテンツや付与されるポイント、通信した店頭端末装置8の位置情報を表わす履歴情報)を、ICチップに書き込むことができる。二次元バーコード読取部は、媒体に印刷された二次元バーコードを撮影することで二次元バーコードに含まれているユニークIDを読み取り、制御部802に出力する。
端末記憶部805は、サンプリング提供装置7が設置されている店舗内において、店頭端末装置8aが設置されている位置を表わす位置情報を記憶する。
制御部802は、端末記憶部805に記憶されている店頭端末装置8aの位置情報を読み出し、端末読取部804によって読み取られたユニークIDと対応付けて、通信部801に出力する。また、制御部802は、通信部801を介してサンプリング提供装置7からコンテンツ情報に対応する画像データや立体画像データ等を受信した場合、当該受信したデータに基づく平面画像や立体画像を端末出力部803に表示させる。
通信部801は、制御部802から出力されたユニークIDと位置情報とが関連付けられた情報を、サンプリング提供装置7の通信部707に送信する。
端末出力部803は、制御部802から出力されたデータに基づく平面画像を表示したり、データに基づく立体画像を生成する。
なお、他の店頭端末装置8b、・・・、8mも、店頭端末装置8aと同様の構成を有する。
次に、本実施の形態に係るプロモーション展開システムによるコンテンツ提供方法の一例について説明する。図16は、本実施の形態に係るプロモーション展開システムによるコンテンツ提供方法の一例について説明するためのフローチャートである。
図16に示す通り、ID読取部701bによって、ユニークIDが読み取られた場合(ステップST21)、判定部705にユニークIDが出力される。判定部705は、ID読取部701bによってユニークIDが読み取られた時点に、時計部704によって計時された時情報を取得する(ステップST22)。そして、判定部705は、提供装置記憶部703に記憶されているユーザ情報731およびセグメント判定情報732を参照して、入力されたユニークIDに基づき、ユーザのセグメントを判定し、セグメント情報を得る(ステップST23)。すなわち、判定部705は、ユニークIDと対応する性別情報、年齢情報および読取履歴情報をユーザ情報731から読み出し、セグメント判定情報732を参照して、読み出した性別情報と年齢情報の組み合わせに対応するセグメント情報を得る。
次いで、判定部705は、得られたセグメント情報、時情報、および読取履歴情報にユニークIDを付与して、コンテンツ決定部706に出力する(ステップST24)。
そして、コンテンツ決定部706は、サンプリング提供装置情報736からサンプリング提供装置7の位置情報を読み出し、コンテンツ決定情報733を参照して、判定部705から入力されたセグメント情報および時情報と、読み出した位置情報との組み合わせと対応付けられているコンテンツ情報を得る(ステップST25)。
次いで、コンテンツ決定部706は、得られたコンテンツ情報に応じたコンテンツやサンプル商品を、コンテンツ決定情報733においてコンテンツ情報と対応付けられている出力位置情報が表わす出力先に出力させる(ステップST26)。例えば、出力位置情報として“サンプリング提供装置7”、コンテンツ情報として“サンプル商品Aを排出することを表わすコンテンツ2”が得られた場合、コンテンツ決定部706は、サンプル排出駆動部711を駆動し、サンプル商品Aをサンプル取出口から排出する。
そして、書込部709は、ユーザ情報731において、当該ユニークIDと対応付けられている読取履歴情報に、時情報とコンテンツ情報とを対応付けた情報を書き込む(ステップST26)。
ここで、サンプリング提供装置7の電源が切られる等によって終了が指示されると(ステップST27)、処理を終了する。
なお、本発明はこれに限られず、例えば、ステップST21に代えて、店頭端末装置8から送信されるユニークIDを取得した場合であってもよい。つまり、店頭端末装置8aの端末読取部804によってユニークIDが読み取られ、ユニークIDと店頭端末装置8aの位置情報とが関連付けられた情報が、サンプリング提供装置7の通信部707によって受信された場合と置き換えることができる。そして、サンプリング提供装置7は、店頭端末装置8から受信した情報に基づき、ステップST22〜25を、同様に実行する。なお、詳細については、後述する。
次に、本実施の形態に係るプロモーション展開システムによるコンテンツ提供方法の他の例について説明する。図17は、本実施の形態に係るプロモーション展開システムによるコンテンツ提供方法の他の例について説明するためのフローチャートである。
図17に示す通り、例えば、撮像部701aによって、ユーザBが撮像され、画像データが生成されると、判定部705は、当該画像データに画像IDを付与する(ステップST31)。そして、判定部705は、撮像部701aによってユーザBが撮像され画像データが生成された時点で、時計部704によって計時された時情報を取得する(ステップST32)。そして、判定部705は、当該画像データを画像解析し、画像判定情報734を参照して、撮像されたユーザBのセグメントを判定し、セグメント情報を得る(ステップST33)。そして、判定部705は、得られたセグメント情報および時情報を、画像IDに付与して、コンテンツ決定部706に出力する(ステップST34)。
次いで、コンテンツ決定部706は、サンプリング提供装置情報736からサンプリング提供装置7の位置情報を読み出し、コンテンツ決定情報733を参照して、判定部705から入力されたセグメント情報、ユーザID、時情報、および、読み出した位置情報の組み合わせと対応付けられているコンテンツ情報を得る(ステップST35)。
そして、コンテンツ決定部706は、得られたコンテンツ情報に応じたコンテンツやサンプル商品を、コンテンツ決定情報733においてコンテンツ情報と対応付けられている出力位置情報が表わす出力先に出力させる(ステップST36)。例えば、出力位置情報として“提供装置出力部708”、コンテンツ情報として“立体映像データに基づく立体映像を出力することを表わすコンテンツ3”が得られた場合、コンテンツ決定部706は、当該立体映像データをコンテンツデータ735から読み出して提供装置出力部708に出力する。
ここで、サンプリング提供装置7の電源が切られる等によって終了が指示されると(ステップST37)、処理を終了する。
上述の通り、本実施形態に係るプロモーション展開システムは、サンプリング提供装置7の読取部701あるいは店頭端末装置8の端末読取部804によって読み取られたユニークID等の読取情報に基づきユーザのセグメントを判定し、コンテンツ決定情報733を参照して判定されたセグメントに応じたコンテンツ等を出力するようにした。これにより、サンプリング提供装置7は、読取あるいは入力されたユニークIDを、ユーザの属性に応じて予め決められているセグメントに区分することができるため、ユーザが含まれるセグメントに応じたコンテンツを提供することができる。
一方、仮に、読取情報をセグメントと対応づけることなく、各ユーザに応じたコンテンツを提供すると、ユーザごとに複数のコンテンツを出力するためのシナリオを作成しなければならないため、シナリオ(つまり、コンテンツ決定情報732)を作成するための労力や時間が多大となる問題が考えられる。上述のように、セグメントに応じたコンテンツを出力することによって、このような問題を解決することができる。
また、本実施形態に係るプロモーション展開システムは、サンプリング提供装置7および店頭端末装置8によって読み取られたユニークIDの履歴をユーザ情報731の読取履歴情報として、当該ユニークIDに対応付けて記憶する。また、判定部705は、セグメントを判定する際、ユーザ情報731においてユニークIDと対応付けられている読取履歴情報を当該ユニークIDに付与して、コンテンツ決定部706に出力するようにした。これにより、コンテンツ決定部706は、ユニークIDの読取履歴情報に応じた、コンテンツ情報を得ることができる。
例えば、図15に示す通り、コンテンツ決定情報733のNo.11のようなシナリオが予め決定されている場合、セグメント情報「F3」を満たすユニークIDが、位置情報「a11」である店頭端末装置8aによって読み取られた場合、当該ユニークIDが読取履歴情報として「1時間以内にコンテンツAを提供」することを表わす情報が付与されていれば、コンテンツ情報「コンテンツB」に対応するコンテンツ(例えば画像データ)が、位置情報「a11」である店頭端末装置8aに出力される。
一方、コンテンツ決定情報733のNo.12のようなシナリオが予め決定されている場合、セグメント情報「F3」を満たすユニークIDが、位置情報が「a11」である店頭端末装置8aによって読み取られた場合であっても、当該ユニークIDが読取履歴情報として「1時間以内にコンテンツBを提供」することを表わす情報が付与されていれば、コンテンツ情報「コンテンツC」に対応するコンテンツが、位置情報「a11」である店頭端末装置8aに出力される。
このように、コンテンツ決定情報733において対応付けられている情報の組み合わせを変更することによって、同じ店舗内に設置された同一の店頭端末装置8に対して、同一のユニークIDが複数読み取られた場合であっても、読取履歴情報に応じて異なるコンテンツを提供することができる。
また、店頭端末装置8に出力されるコンテンツとして、複数の店頭端末装置8に連続してユニークIDを読み取らせることをユーザに呼びかけるような映像データ等を出力することによって、ユーザに店内を回遊させるようなプロモーションを実現することができる。
以下、図15に示す、コンテンツ決定情報732のNo.13〜15のシナリオによって、ユーザに店内を回遊させるためのプロモーションの一例を説明する。
例えば、「夏のカレーフェア」と題し、カレー粉メーカXのカレー粉をプロモーションするものであって、女性ユーザにはメーカXのカレー粉の中でもマイルドな辛さのカレー粉を、男性ユーザには刺激的な辛さのカレー粉を、また年齢が高めのユーザに対してはカロリーオフなカレー粉を推奨する。さらに女性ユーザにはビーフカレーのレシピを、男性ユーザにはシーフードカレーのレシピを表わすコンテンツを提供装置出力部708あるいは端末出力部803に表示するためのコンテンツとして記憶しておき、セグメントに応じたコンテンツを送信して表示することでメーカXのカレー粉を効果的にプロモーションするとともにそれぞれのレシピに必要な関連素材も併せてプロモーションすることが可能となる。以下に具体的な実施例を記載する。
複数の店頭端末装置8は、カレーのレシピに必要な関連素材の売場に配置される。店頭端末装置8aは、本日の安売り商品であるジャガイモの前に設置される。店頭端末装置8bは、カレー粉の前に設置される。店頭端末装置8cは、牛肉売場に設置される。なお、店頭端末装置8aには位置情報「a11」が、店頭端末装置8bには位置情報「a12」が、店頭端末装置8cには位置情報「a13」が、それぞれ予め与えられ、それぞれの端末記憶部805に記憶されている。
ここで、店頭端末装置8aの端末読取部804によってユニークID「IC−1002」が読み取られた場合、制御部802は、当該ユニークID「IC−1002」と位置情報「a11」とを関連付けて、通信部801を介してサンプリング提供装置7に送信する。そして、サンプリング提供装置7は、通信部707を介してユニークID「IC−1002」と位置情報「a11」を受信し、判定部705に出力する。そして、判定部705は、この時点の時情報を時計部704から得ておく。
次いで、判定部705は、ユーザ情報731を参照して、ユニークID「IC−1002」と対応する性別情報「女性」、年齢情報「35歳」および読取履歴情報「読取更新情報なし」をユーザ情報731から読み出す。そして、判定部705は、セグメント判定情報732を参照して、読み出した性別情報「女性」と年齢情報「35歳」の組み合わせに対応するセグメント情報「F3」を得る。次いで、判定部705は、得られたセグメント情報「F3」、時情報、および読取履歴情報「読取構成情報なし」にユニークID「IC−1002」および位置情報「a11」を付与して、コンテンツ決定部706に出力する。
コンテンツ決定部706は、コンテンツ決定情報733を参照して、N0.13のシナリオで示されているように、判定部705から入力される情報の組み合わせと対応付けられているコンテンツ情報「コンテンツP」を得る。ここで、コンテンツPは、本日の安売り商品であるジャガイモのプロモーション映像であって、「旬のジャガイモを使って、カレーを作ろう、・・・、本日おすすめのカレー粉は、○○カレーです!」というように、ユーザを店内の他の売り場(カレー売り場)に誘引するような内容を表わす映像である。また、このコンテンツPの映像の中に「この映像を見ていただいた方には、ポイント5点をプレゼント!○○カレーでもポイントゲットのチャンスがあります」という内容を含むものであってもよい。
また、コンテンツ決定部706は、提供装置記憶部703に記憶されているコンテンツ決定情報733を参照して、No.13のシナリオにおいて、得られたコンテンツ情報と対応付けられている付与ポイント情報に応じたポイントを、ユーザ情報731においてユニークID「IC−1002」と対応付けられている累積ポイント情報に加算して、合計ポイントを計算する。
そして、書込部709が、判定部705によって得られた時情報と「コンテンツPの提供を受けたこと」を表わす情報とを関連付けて、ユーザ情報731においてユニークID「IC−1002」と対応付けられている読取履歴情報に「10分前にコンテンツPの提供」と書き込む。また、書込部709は、ユーザ情報731においてユニークID「IC−1002」と対応付けられている累積ポイント情報に「5」点を書き込む。
これにより、図13に示すように、ユーザ情報731が更新される。なお、判定部705は、このようにして、更新されたユーザ情報731を、通信部707を介して、管理者端末装置6に送信する。
次いで、店頭端末装置8aから出力されたプロモーション映像を見たユーザが、カレー粉売り場に行くと、○○カレーのカレー粉売り場の前に、店頭端末装置8bが設置されている。そこで、ユーザが媒体を読取部701に近づけると、ユニークID「IC−1002」が読み取られる。すると、制御部802は、当該ユニークID「IC−1002」と位置情報「a11」とを関連付けて、通信部801を介してサンプリング提供装置7の判定部705に送信する。ここで、判定部705は、この時点の時情報を時計部704から得ておく。
次いで、判定部705は、ユーザ情報731を参照して、ユニークID「IC−1002」と対応する性別情報「女性」、年齢情報「33歳」および読取履歴情報「10分前にコンテンツPを提供したことを表わす情報」を読み出す。そして、判定部705は、セグメント判定情報732を参照して、読み出した性別情報「女性」と年齢情報「33歳」の組み合わせに対応するセグメント情報「F3」を得る。さらに、判定部705は、得られたセグメント情報「F3」、時情報、および読取履歴情報「10分前にコンテンツPを提供したことを表わす情報」を、ユニークID「IC−1002」と位置情報「a11」に付与して、コンテンツ決定部706に出力する。
これにより、コンテンツ決定部706は、コンテンツ決定情報733を参照して、判定部705から入力された情報の組み合わせと対応付けられているコンテンツ情報「コンテンツQ」を得る。ここで、コンテンツQは、ジャガイモと牛肉入りのカレーの作り方を説明するカレー粉のプロモーション映像であって、「・・・カレーに入れる牛肉が、硬くなりにくいカレーの作り方!・・・さあ、さっそく試してみましょう!」というように、ユーザを店内の他の売り場(精肉売場)に誘引するような内容を表わす映像である。また、このコンテンツQの映像の中に「この映像を見ていただいた方には、ポイント10点をプレゼント!精肉コーナーでもポイントゲットのチャンスがあります」という内容を含むものであってもよい。
また、コンテンツ決定部706は、提供装置記憶部703に記憶されているコンテンツ決定情報733を参照して、No.14のシナリオにおいて、得られたコンテンツ情報と対応付けられている付与ポイント情報に応じたポイントを、ユーザ情報731においてユニークID「IC−1002」と対応付けられている累積ポイント情報に加算して、ポイントを計算する。
そして、書込部709が、判定部705によって得られた時情報と「コンテンツQの提供を受けたこと」を表わす情報とを関連付けて、ユーザ情報731においてユニークID「IC−1002」と対応付けられている読取履歴情報に「15分前にコンテンツQの提供」を書き込む。また、書込部709は、ユーザ情報731においてユニークID「IC−1002」と対応付けられている累積ポイント情報に「15」点を書き込む。
同様にして、店頭端末装置8bから出力されたプロモーション映像を見たユーザが、精肉売場に行くと、牛肉売場の前に店頭端末装置8cが設置されている。そこで、ユーザが媒体を読取部701に近づけると、ユニークID「IC−1002」が読み取られ、上述と同様にしてコンテンツ情報が得られる。つまり、コンテンツ決定部706は、コンテンツ決定情報732を参照して、判定されたセグメント「F3」、店頭端末装置8cの位置情報「a13」、およびユーザ情報731から読み出された読取履歴情報「15分前にコンテンツQの提供」の組み合わせに対応するコンテンツ情報「コンテンツQ」が得られる。
このように、コンテンツ決定情報732のN0.13〜15のシナリオに示す通り、読取位置情報、履歴条件情報、コンテンツ情報、および出力位置情報の組み合わせを変えることによって、ユーザに店内に設けられる複数の店頭端末装置8を回遊させるプロモーションを提供することができる。
つまり、履歴条件情報を変更することによって、より複雑なシナリオを作成することができる。
例えば、図15に示す通り、コンテンツ決定情報732におけるシナリオ21として、セグメント「M2」と、読取位置情報「a12」と、読取履歴情報「読取位置情報の順番がa11→a12→a13である」(以下、履歴条件1という)と、コンテンツ情報「コンテンツL」と、出力位置情報「a12」とが、対応付けられている。
また、シナリオ22としては、セグメント「M2」と、読取位置情報「a12」と、読取履歴情報「読取位置情報の順番がa11→a13→a12である」(以下、履歴条件2という)と、コンテンツ情報「コンテンツL」と、出力位置情報「a12」とが、対応付けられている。さらに、シナリオ23としては、セグメント「M2」と、読取位置情報「a12」と、読取履歴情報「読取位置情報の順番がa13→a12→a11である」(以下、履歴条件3という)と、コンテンツ情報「コンテンツL」と、出力位置情報「a12」とが、対応付けられている。
ここで、媒体のユニークIDが位置情報「a12」で表わされる店頭端末装置8bに、セグメント情報「M2」であるユニークIDが読み取られた場合、ユーザ情報731から読み出された当該ユニークIDに対応する読取履歴情報に応じて、異なるシナリオが適用される。
つまり、読取履歴情報として、位置情報「a11」で表わされる店頭端末装置8aにおいて当該ユニークIDが読み取られたことを表わす情報のみがある場合、シナリオ21が適用される。また、読取履歴情報として、先に、位置情報「a11」で表わされる店頭端末装置8aにおいて当該ユニークIDが読み取られたことを表わす情報と、その後、位置情報「a13」で表わされる店頭端末装置8aにおいて当該ユニークIDが読み取られたことを表わす情報がある場合、シナリオ22が適用される。なお、この時、ユニークIDが読み取られた店頭端末装置8の順番は、履歴情報に含まれる時情報を利用して判断することができる。
一方、読取履歴情報として、位置情報「a13」で表わされる店頭端末装置8aにおいて当該ユニークIDが読み取られたことを表わす情報のみがある場合、シナリオ22が適用される。
このように、読取履歴情報の内容として、ユニークIDが読み取られた店頭端末装置8の順番を予め決めておくことにより、ユーザが異なる経路で複数の店頭端末装置8の付近を回遊した場合であっても、経路に応じたコンテンツを提供することができる。
また、ユーザが、履歴条件情報に予め決められている順路と異なる順路で店舗を回遊する場合や、順路の中で予め決められている店頭端末装置8a〜8c以外の他の店頭端末装置8dによってユニークIDが読み取られることによってユーザ情報731の読取履歴情報に他の店頭端末装置8dが書き込まれている場合がある。このような場合コンテンツ決定部706、履歴条件情報と読取履歴情報の部分一致をとることによって、履歴条件情報と完全一致とならない読取履歴情報のユニークIDに対しても、コンテンツを提供することができる。
また、コンテンツ決定部706は、読取部701によって読み取られた情報に応じて、コンテンツ決定情報732のパラメータを選択して利用することができる。例えば、撮像部701aによって得られた画像データに基づき、セグメントが判定された場合、当該画像データに付与される画像IDに応じた読取履歴情報や累積ポイント情報がユーザ情報731に記憶されていない。このため、コンテンツ決定部706は、画像IDに対するコンテンツ情報を決定する場合、コンテンツ決定情報732における履歴条件情報および付与ポイント情報以外の情報を参照して行う。これにより、それぞれ異なる種類のユニークIDと画像IDに対しても、同じコンテンツ決定情報732を利用することができる。
なお、本実施形態に係るプロモーション展開システムは、これらに限られず、例えば、図18に示すようなサテライト設置型であってもよい。図18は、本実施形態に係るプロモーション展開システムの他の例を示す概略図である。
図18にはプロモーションシステム構成の3種類の変形例を示す。
変形例1の構成は、A1店の接続例に示すように、管理者端末装置6が、統合配信制御サーバ9およびサテライトサーバ10を介してサンプル提供装置7および店頭端末装置8とそれぞれ接続されている。
変形例2の構成は、A2店の接続例に示すように、管理者端末装置6が、統合配信制御サーバ9およびサテライトサーバ10を介してサンプル提供装置7に接続され、前記サンプル提供装置7は店内にある店頭端末装置8と接続されている。
変形例3の構成は、B1店の接続例に示すように、管理者端末6が、統合配信制御サーバ9を介してサンプル提供装置7に接続され、前記サンプル提供装置7は店頭端末装置8に接続されている。以下、変形例ごとに詳細に説明する。
[変形例1]
管理者端末装置6は、統合配信制御サーバ9と接続されており、管理者によって入力される情報を受け付ける操作部602と、統合配信制御サーバ9にアクセスして操作部602を介して入力された情報を統合配信制御サーバ9に送信する通信部603とを備える。
統合配信制御サーバ9は、通信部91と中央管理記憶部92を備える。
通信部91は、管理者端末装置6から受信した情報を中央管理記憶部92に書込む。また、予め決められタイミングで、中央管理記憶部92に記憶されている情報をサテライトサーバ10に送信する。さらに、通信部91は、サテライトサーバ10からユーザ情報731を受信した場合、受信した新しいユーザ情報731に基づき、中央管理記憶部92に記憶されているユーザ情報731を更新する。
中央管理記憶部92は、例えば、ユーザ情報731、セグメント判定情報732、コンテンツ決定情報733、画像判定情報734およびコンテンツデータ735を含むサンプリング提供装置7の記憶部に記憶される情報を、各サンプリング提供装置7や各店頭端末装置8を識別する情報に対応付けて記憶する。
サテライトサーバ10は、通信部1001とサテライト記憶部1002とを備える。
サテライト記憶部1002は、中央管理記憶部92に記憶されている情報を統合配信制御サーバ9から受信して、大型量販店AのA1店、A2店のサンプル提供装置7や店頭端末装置8を識別する情報(例えば、各装置に予め決められている位置情報)と統合配信制御サーバ9から受信した情報(ユーザ情報731、セグメント判定情報732、コンテンツ決定情報733、画像判定情報734およびコンテンツデータ735等)とを対応付けて記憶する。また、サテライト記憶部1002は、統合配信制御サーバ9から予め決められたタイミングで送信される情報に基づき、サテライトサーバ9に記憶されている情報を更新する。
通信部1001は、大型量販店Aの系列店であるA1店に配置されているサンプリング提供装置7と、A1店の複数の店頭端末装置8と接続されている。通信部1001は、統合配信制御サーバ9の通信部91から送信される大型量販店AのA1店のサンプル提供装置7や店頭端末装置8を識別する情報と対応付けられている情報を受信して、サテライト記憶部1002に書き込む。
また、図示しないが、サテライトサーバ10は、サンプリング提供装置7と同様に、判定部やコンテンツ決定部、時計部を備える。
通信部1001によって、サンプル提供装置7あるいは店頭端末装置8によって読み取られたユニークID等の情報が受信されると、サテライトサーバ10は、上述したサンプリング提供装置7と同様にして、ユーザのセグメントを判断し、セグメントに応じたコンテンツを決定する。そして、決定したコンテンツを通信部1001を介してサンプル提供装置7あるいは店頭端末装置8に送信する。
また、通信部1001は、サンプリング提供装置7からユーザ情報731を受信した場合、受信した新しいユーザ情報731に基づき、サテライト記憶部1002に記憶されているユーザ情報731を更新する。
この構成により、サンプリング提供装置7および店頭端末装置8は、読み取ったユニークID等の情報をサテライトサーバ10に直接送信することができる。これにより、サテライトサーバ1002は、他店(A2店)と共通して利用されるサテライト記憶部1002に記憶されている情報を参照して、コンテンツを決定することができる。
これにより、A1店のように、店頭端末装置8は、サンプリング提供装置7と通信していない場合であっても、読み取られたユニークID等に応じたコンテンツをサテライトサーバ10から受信することができる。
なお、この場合、サンプリング提供装置1は、提供装置記憶部703を参照して、読み取ったユニークID等に対応する情報がない場合、サテライトサーバ10に当該ユニークID等を送信する構成であってもよい。
さらにはサテライトサーバ10を一定の範囲のエリアごとに配置し、当該エリア内のサンプリング提供装置7に情報を送信する機能を付与することで、エリアに応じたコンテンツをユーザに提供することが可能となる。これによりユーザのセグメントに応じたプロモーションを展開することが可能となる。例えば、サンプリング提供装置7が配置されている地域や店舗の客層や立地条件、周辺環境等に応じて、当該サンプリング提供装置7を利用するユーザのセグメントに応じたプロモーション(シナリオやシナリオ)をサンプリング提供装置7に送信することができる。また、各サンプリング提供装置7から送信されるユーザ情報731に基づき、各サンプリング提供装置7を利用しているユーザ層を分析した後、この分析結果を参考にして、サテライトサーバ10が情報を送信するエリアを予め決めておくものであってもよい。サテライト記憶部1002は、予め決められたエリアと、当該エリアに応じたコンテンツ情報(あるいはセグメント判定情報やコンテンツ決定情報等)とが対応付けられている情報を記憶している。サテライトサーバ10は、このサテライト記憶部1002を参照して、エリア内に配置されているサンプリング提供装置7に、エリアに応じたコンテンツ等を提供することができる。
[変形例2]
次に変形例2について説明する。なお、変形例1と同様の構成や機能については説明を省略する。
サテライトサーバ10は、通信部1001を介して、大型量販店Aの系列店であるA2店に配置されているサンプリング提供装置7と接続されている。通信部1001は、統合配信制御サーバ9の通信部91から送信されるA2店のサンプル提供装置7を識別する情報と対応付けられている情報を受信して、サテライト記憶部1002に書き込む。
サンプリング提供装置7は、予め決められたタイミングでサテライトサーバ10から受信する情報に基づき、提供装置記憶部703に記憶されている情報を更新する。
ここで、店頭端末装置8によってユニークID等が読み取られると、店頭端末装置8は、読み取ったユニークID等をサンプリング提供装置7に送信する。そして、サンプリング提供装置7は、店頭端末装置8から受信したユニークID等に基づき、提供装置記憶部703を参照して、コンテンツを決定し、店頭端末装置8に送信する。
この構成により、店頭端末装置8は、読み取ったユニークIDを同一店舗内に配置されているサンプリング提供装置7に送信することで、コンテンツを得ることができる。また、サンプリング提供装置7は、予め決められたタイミング、あるいは更新を要求する信号をサテライトサーバ10に送信することによって、提供装置記憶部703に記憶されている情報を更新することができる。よって、サンプリング提供装置7が、店内サーバの役割を果たす。
またこれにより、管理者端末装置6は、大型量販店Aの系列店であるA1店、A2店に対しては、ユーザ情報731やコンテンツ決定情報732等の情報を共通して利用することができる。これにより、量販店ごとに分けられた情報はサテライト装置9の記憶部が記憶することによって、複数のサンプリング提供装置7に適当な情報を必要なタイミングで配信することができる。よって、管理者端末装置6に係る通信の負荷を低減させることができる。また、ユーザ情報731に含まれる個人情報等を、各量販店ごとに分けて管理することができる。
さらにはサテライトサーバ10を一定の範囲のエリアごとに配置し、当該エリア内のサンプリング提供装置7に情報を送信する機能を付与することで、エリアに応じたコンテンツをユーザに提供することが可能となる。これによりユーザのセグメントに応じたプロモーションを展開することが可能となる。
[変形例3]
次に変形例3について説明する。なお、変形例1と同様の構成や機能については説明を省略する。
統合配信制御サーバ9は、予め決められタイミングで、中央管理記憶部92に記憶されている情報を通信部91を介してサンプリング提供装置7に送信する。さらに、通信部91は、サンプリング提供装置7からユーザ情報731を受信した場合、受信した新しいユーザ情報731に基づき、中央管理記憶部92に記憶されているユーザ情報731を更新する。
サンプリング提供装置7は、予め決められたタイミングでサテライトサーバ10から受信する情報に基づき、提供装置記憶部703に記憶されている情報を更新する。
ここで、店頭端末装置8によってユニークID等が読み取られると、店頭端末装置8は、読み取ったユニークID等をサンプリング提供装置7に送信する。そして、サンプリング提供装置7は、店頭端末装置8から受信したユニークID等に基づき、提供装置記憶部703を参照して、コンテンツを決定し、店頭端末装置8に送信する。
この構成により、店頭端末装置8は、読み取ったユニークIDを同一店舗内に配置されているサンプリング提供装置7に送信することで、コンテンツを得ることができる。また、サンプリング提供装置7は、予め決められたタイミング、あるいは更新を要求する信号を統合配信制御サーバ9に送信することによって、提供装置記憶部703に記憶されている情報を更新することができる。よって、サンプリング提供装置7が、店内サーバの役割を果たす。
また、大型量販店Aと異なるB1店のサンプリング提供装置7は、サテライトサーバ10を介さず、統合配信制御サーバ9に直接接続されることによって、他店の情報を記憶しているサテライトサーバ10にサンプリング提供装置7がアクセスすることを防止できる。これにより、統合配信制御サーバ9によって管理されている情報を、各量販店ごとに分けて管理することができる。
なお、上述において、変形例1〜3は、同一の統合配信制御サーバ9と接続される構成を例に説明したが、発明に係るプロモーション展開システムはこれに限られず、それぞれの変形例のみで構成されるものであってもよく、これらを組み合わせることによって構成されるものであってもよい。
また、本実施形態に係るプロモーション展開システムは、これらに限られず、例えば、図19に示すようなサテライト設置型であってもよい。図19は、本実施形態に係るプロモーション展開システムの他の例を示す概略図である。
図19に示す通り、プロモーション展開システムは、管理者端末装置6と複数のサンプリング提供装置7がそれぞれ通信可能に接続され、管理者端末装置6と複数の店頭端末装置8がそれぞれ通信可能に接続されている。
これにより、管理者端末装置6が、一括して、サンプリング提供装置7および店頭端末装置8を管理することができるため、サンプリング提供装置7および店頭端末装置8のそれぞれに応じたシナリオを予め決めておくことができる。
また、サンプリング提供装置7の提供装置記憶部703に記憶されていないシナリオであっても、店頭端末装置8が直接管理者端末装置6に、ユニークIDと位置情報を送信することにより、コンテンツ決定情報732において対応付けられているコンテンツ情報をえることができる。
さらに、上述のように、ユーザ情報731において、ユニークIDと性別情報や年齢情報等のユーザの属性情報が関連付けられていない場合、判定部705は、コンテンツデータ735に含まれるユーザの属性入力画面を、提供装置708に表示する構成であってもよい。これにより、判定部705、操作部702を介してユーザにより入力されたユーザの属性情報に基づき、セグメント判定情報732を参照して、ユニークIDのセグメントを判定することができる。
また、サンプリング提供装置1や店頭表示装置2等の動作の過程は、コンピュータに実行させるためのプログラムや、このプログラムとしてコンピュータ読み取り可能な記録媒体として利用可能であり、コンピュータシステムが読み出して実行することによって、上記処理が行われる。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、CPU及び各種メモリやOS、周辺機器等のハードウェアを含むものである。
また、「コンピュータシステム」は、WWWシステムを利用している場合であれば、ホームページ提供環境(あるいは表示環境)も含むものとする。
また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、フラッシュメモリ等の書き込み可能な不揮発性メモリ、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。
さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムが送信された場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリ(例えばDRAM(Dynamic Random Access Memory))のように、一定時間プログラムを保持しているものも含むものとする。
また、上記プログラムは、このプログラムを記憶装置等に記憶したコンピュータシステムから、伝送媒体を介して、あるいは、伝送媒体中の伝送波により他のコンピュータシステムに伝送されてもよい。ここで、プログラムを伝送する「伝送媒体」は、インターネット等のネットワーク(通信網)や電話回線等の通信回線(通信線)のように情報を伝送する機能を有する媒体のことをいう。
また、上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良い。さらに、前述した機能をコンピュータシステムに既に記録されているプログラムとの組み合せで実現できるもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であっても良い。
1、7・・・サンプリング提供装置、2・・・店頭表示装置(コンテンツ出力装置)、3・・・管理者端末装置、4・・・ネットワーク、8a、8b、〜8n・・・店頭端末装置、101・・・サンプリング提供装置ディスプレイ(コンテンツ出力部)、102・・・読取部、103・・・操作部、106・・・第1の記憶部、108・・・第2の記憶部、161・・・サンプル判定情報、162・・・コンテンツ決定情報、163・・・ユーザ登録情報、171・・・判定部、172・・・コンテンツ決定部、173・・・書込部、181・・・サンプリング提供装置履歴情報

Claims (8)

  1. 商品のサンプルを提供するサンプリング提供装置であって、
    ユニークIDの情報を保持する媒体から前記ユニークIDを読み取る読取部と、
    コンテンツを出力するコンテンツ出力部と、
    前記ユニークIDと前記商品のサンプルの提供を許可するか否かが判定される判定条件を有するサンプル判定情報、および前記ユニークIDと前記コンテンツを特定するコンテンツ情報とが対応付けらえているコンテンツ決定情報を記憶する第1の記憶部と、
    前記第1の記憶部に記憶されている前記サンプル判定情報に基づき、前記読取部によって読み取られた前記ユニークIDが前記判定条件を満たすか否かを判断し、前記判定条件を満たす場合、前記サンプルを排出するサンプル排出駆動部を駆動させる判定部と、
    前記第1の記憶部に記憶されている前記コンテンツ決定情報に基づき、前記読取部によって読み取られた前記ユニークIDと対応する前記コンテンツ情報を検出し、検出された前記コンテンツ情報に基づく出力を前記コンテンツ出力部に出力させるコンテンツ決定部と、
    前記判定部によりサンプルの提供を許可した場合に、前記読取部によって読み取られた前記ユニークIDと該ユニークIDに対応したユーザ情報および前記排出されたサンプル情報とをそれぞれ対応付けて記憶するサンプリング提供装置履歴情報を記憶する第2の記憶部と、
    を備えることを特徴とするサンプリング提供装置。
  2. 商品のサンプルを提供するサンプリング提供装置であって、
    ユニークIDの情報を保持する媒体から前記ユニークIDを読み取る読取部と、
    コンテンツを出力するコンテンツ出力部と、
    前記ユニークIDと前記商品のサンプルの提供を許可するか否かが判定される判定条件と前記判定条件に基づき前記商品のサンプルが提供されると判断された場合に提供される前記商品のサンプルを特定するサンプル商品情報とが対応付けられているサンプル判定情報、および前記ユニークIDと前記コンテンツを特定するコンテンツ情報とが対応付けらえているコンテンツ決定情報を記憶する第1の記憶部と、
    前記第1の記憶部に記憶されている前記サンプル判定情報に基づき、前記読取部によって読み取られた前記ユニークIDが前記判定条件を満たすか否かを判断し、前記判定条件を満たす場合、前記サンプルを排出するサンプル排出駆動部を駆動させる判定部と、
    前記第1の記憶部に記憶されている前記コンテンツ決定情報に基づき、前記読取部によって読み取られた前記ユニークIDと対応する前記コンテンツ情報を検出し、検出された前記コンテンツ情報に基づく出力を前記コンテンツ出力部に出力させるコンテンツ決定部と、
    前記判定部によりサンプルの提供を許可した場合に、前記読取部によって読み取られた前記ユニークIDと該ユニークIDに対応したユーザ情報および前記排出されたサンプル情報とをそれぞれ対応付けて記憶するサンプリング提供装置履歴情報を記憶する第2の記憶部と、
    前記読取部によって前記ユニークIDが読み取られた場合、当該ユニークIDと前記判定結果および前記コンテンツ情報を対応付けて前記サンプリング提供装置履歴情報に書き込む書込部とを備えることを特徴とするサンプリング提供装置。
  3. 前記ユニークIDは、
    販売店における販売商品に関する情報を管理するための管理システムにおいて利用されている識別子であるものを含むことを特徴とする請求項1あるいは2に記載のサンプリング提供装置。
  4. 前記第1の記憶部に記憶されている前記サンプル判定情報に基づき、前記読取部によって読み取られた前記ユニークIDが前記判定条件を満たすか否かが、抽選の結果に応じて前記判定部によって判断される場合、前記読取部によって読み取られた前記ユニークIDに基づき前記商品のサンプルを提供するか否かを決める抽選を実行する抽選部をさらに備えることを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載のサンプリング提供装置。
  5. 商品のサンプルを提供するサンプリング提供装置と、前記サンプリング提供装置とネットワークを介して接続されている端末装置とを備えるプロモーション展開システムであって、
    前記サンプリング提供装置は、
    ユニークIDの情報を保持する媒体から前記ユニークIDを読み取る読取部と、
    コンテンツを出力するコンテンツ出力部と、
    前記ユニークIDと前記商品のサンプルの提供を許可するか否かが判定される判定条件を有するサンプル判定情報、および前記ユニークIDと前記コンテンツを特定するコンテンツ情報とが対応付けらえているコンテンツ決定情報を記憶する第1の記憶部と、
    前記第1の記憶部に記憶されている前記サンプル判定情報に基づき、前記読取部によって読み取られた前記ユニークIDが前記判定条件を満たすか否かを判断し、前記判定条件を満たす場合、前記サンプルを排出するサンプル排出駆動部を駆動させる判定部と、
    前記第1の記憶部に記憶されている前記コンテンツ決定情報に基づき、前記読取部によって読み取られた前記ユニークIDと対応する前記コンテンツ情報を検出し、検出された前記コンテンツ情報に基づく出力を前記コンテンツ出力部に出力させるコンテンツ決定部と、
    前記判定部によりサンプルの提供を許可した場合に、前記読取部によって読み取られた前記ユニークIDと該ユニークIDに対応したユーザ情報および前記排出されたサンプル情報とをそれぞれ対応付けて記憶するサンプリング提供装置履歴情報を記憶する第2の記憶部と、
    前記判定部によりサンプルの提供を許可した場合に、前記読取部によって読み取られた前記ユニークIDと該ユニークIDに対応したユーザ情報および前記排出されたサンプル情報とをそれぞれ対応付けて前記サンプリング提供装置履歴情報に書き込む書込部と、
    前記第2の記憶部に記憶されているサンプリング提供装置履歴情報を前記ネットワークを介して送信する第1のインターフェース部とを備え、
    前記端末装置は、
    前記ネットワークを介して前記サンプリング提供装置から送信される前記サンプリング提供装置履歴情報を受信する第2のインターフェース部と、
    前記サンプリング提供装置から受信した前記サンプリング提供装置履歴情報を出力する出力部とを備えることを特徴とするプロモーション展開システム。
  6. 前記サンプリング提供装置と前記第1のインターフェース部を介して接続される第3のインターフェース部を備え、前記サンプリング提供装置から出力される前記コンテンツ情報に基づく前記コンテンツを出力するコンテンツ出力装置をさらに備えることを特徴とする請求項5に記載のプロモーション展開システム。
  7. 前記サンプリング提供装置と通信を行う複数の店頭端末装置をさらに備え、
    当該店頭端末装置は、
    前記ユニークIDの情報を保持する媒体から前記ユニークIDを読み取る端末読取部と、
    前記複数の店頭端末装置のうち個々の店頭端末装置を識別するための端末識別情報を記憶する端末記憶部と、
    前記サンプリング提供装置に、前記端末読取部が読み取った前記ユニークIDと、前記端末記憶部から読み出される前記端末識別情報とを関連付けて前記サンプリング提供装置に送信し、前記コンテンツ決定部によって前記コンテンツ決定情報に基づき当該ユニークIDと対応する前記コンテンツ情報として検出された前記コンテンツ情報に基づくコンテンツを受信する通信部と、
    前記通信部を介して前記サンプリング提供装置から受信した前記コンテンツを出力する端末出力部と、
    を備えることを特徴とする請求項5あるいは6に記載のプロモーション展開システム。
  8. 商品のサンプルを提供するコンピュータに、
    読取部が、
    ユニークIDの情報を保持する媒体から前記ユニークIDを読み取る手順と、
    判定部が、
    前記ユニークIDと、前記商品のサンプルの提供を許可するか否かが判定される判定条件を有するサンプル判定情報を記憶する第1の記憶部から読み出される前記サンプル判定情報に基づき、前記読取部によって読み取られた前記ユニークIDが前記判定条件を満たすか否かを判断し、前記判定条件を満たす場合、前記サンプルを排出するサンプル排出駆動部を駆動させる手順と、
    コンテンツ決定部が、
    前記判定部によりサンプルの提供が許可された場合に、前記読取部によって読み取られた前記ユニークIDと該ユニークIDに対応したユーザ情報および前記排出されたサンプル情報とをそれぞれ対応付けて記憶するサンプリング提供装置履歴情報を記憶する第2の記憶部から読み出される前記コンテンツ決定情報に基づき、前記読取部によって読み取られた前記ユニークIDと対応する前記コンテンツ情報を検出し、検出された前記コンテンツ情報に基づく前記コンテンツを出力するコンテンツ出力部に出力させる手順と、
    書込部が、
    前記判定部によりサンプルの提供が許可された場合に、前記読取部によって読み取られた前記ユニークIDと該ユニークIDに対応したユーザ情報および前記排出されたサンプル情報とをそれぞれ対応付けて、第3の記憶部にサンプリング提供装置履歴情報として書き込む手順と
    を実行させるためのプログラム。
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