JP2019191845A - ロイヤリティ醸成支援装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】飲食店における顧客のロイヤリティの醸成を支援する。【解決手段】携帯端末12は、飲食店において所定のデータが入力されたことを契機として顧客が行った注文に関するデータをロイヤリティプログラムサーバ14へ送信する。ロイヤリティプログラムサーバ14は、携帯端末12から送信されたデータに基づいて、飲食店における販売を促進するための販促データを生成する。ロイヤリティプログラムサーバ14は、生成した販促データを携帯端末12へ送信する。【選択図】図1

Description

本発明はデータ処理技術に関し、特に顧客のロイヤリティの醸成を支援する技術に関する。
現在、多くの店舗において、自店舗に対する顧客のロイヤリティを醸成するために、ポイントプログラム等のロイヤリティマーケティングが実施されている。
特開2017−228056号公報
これまでのロイヤリティマーケティングは、典型的には、店舗において代金を支払った顧客に対して、その支払金額に応じたポイントを付与するものであった。本発明者は、飲食店における顧客のロイヤリティを効果的に醸成するために、ロイヤリティマーケティングに改善の余地があると考えた。
本発明は、発明者の上記課題認識に基づいてなされてものであり、1つの目的は、飲食店における顧客のロイヤリティの醸成を支援する技術を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のある態様のロイヤリティ醸成支援装置は、飲食店を利用する顧客が保持する情報端末と接続される装置であって、情報端末は、飲食店において所定のデータが入力されるものであり、所定のデータの入力を契機として情報端末から送信された顧客の注文に関するデータを取得する取得部と、取得部により取得されたデータに基づいて、飲食店における販売を促進するための販促データを生成する生成部と、生成部により生成された販促データを情報端末へ送信する送信部と、を備える。
本発明の別の態様もまた、ロイヤリティ醸成支援装置である。この装置は、飲食店をグループで利用する複数人の顧客が保持する複数の情報端末と接続される装置であって、複数人の顧客に関する属性データを記憶する記憶部と、所定のデータの入力を契機として複数の情報端末から送信された複数の入店データであって、各顧客のIDを含む複数の入店データを取得する取得部と、複数の入店データが示す複数人の顧客を同一のグループとして識別する識別部と、記憶部に記憶された、同一のグループとして識別された複数人の顧客に関する属性データに基づいて、複数人の顧客に対する販売促進のためのデータである販促データを生成する生成部と、生成部により生成された販促データを複数の情報端末へ送信する送信部と、を備える。
本発明のさらに別の態様もまた、ロイヤリティ醸成支援装置である。この装置は、飲食店をグループで利用する複数人の顧客が保持する複数の情報端末と接続される装置であって、複数人の顧客に関する属性データを記憶する記憶部と、所定のデータの入力を契機として複数の情報端末から送信された複数の入店データであって、各顧客のIDを含む複数の入店データを取得する取得部と、複数の入店データが示す複数人の顧客を同一のグループとして識別する識別部と、グループの支払額に応じた特典を、複数人の顧客のうちの特定の顧客へ付与する特典付与部と、を備える。特典付与部は、特典の分配を指示するデータが受け付けられた場合、グループに属する複数人の顧客のうち特定の顧客以外の顧客へ特典の少なくとも一部を付与する。
なお、以上の構成要素の任意の組合せ、本発明の表現を、方法、システム、プログラム、プログラムを格納した記録媒体などの間で変換したものもまた、本発明の態様として有効である。
本発明によれば、飲食店における顧客のロイヤリティの醸成を支援することができる。
第1実施例のロイヤリティプログラムシステムの構成を示す図である。 図1の携帯端末の機能ブロックを示すブロック図である。 図1のロイヤリティプログラムサーバの機能ブロックを示すブロック図である。 ロイヤリティプログラムシステムの動作を示すフローチャートである。 図5の(a)−(d)は、携帯端末に表示されるアプリ画面の例を示す図である。 第2実施例のロイヤリティプログラムサーバの機能ブロックを示すブロック図である。 ロイヤリティプログラムシステムの動作を示すフローチャートである。 ロイヤリティプログラムシステムの動作を示すフローチャートである。 変形例のロイヤリティプログラムシステムの動作を示すフローチャートである。 第4実施例のロイヤリティプログラムシステムの構成を示す図である。 図10のロイヤリティプログラムサーバの機能ブロックを示すブロック図である。 スタンプ獲得状況画面の例を示す図である。
(第1実施例)
第1実施例の構成を説明する前に概要を説明する。これまでの飲食店におけるロイヤリティプログラム(ポイントカードを用いたポイント還元等)は、会計を行った顧客(以下「会計顧客」とも呼ぶ。)のみが対象であった。そのため、会計顧客と一緒に飲食をしたが会計を行っていない顧客(以下「非会計顧客」とも呼ぶ。)に対する特典の提供や販売促進ができていなかった。第1実施例では、デジタルスタンプおよびモバイルアプリケーションを活用して、会計顧客と非会計顧客の両方への販売促進を実現する。
図1は、第1実施例のロイヤリティプログラムシステムの構成を示す。ロイヤリティプログラムシステム10は、飲食店のロイヤリティプログラムを実現する情報処理システムである。図1では飲食店を1つ描いたが、複数の飲食店が含まれてよい。また、実施例における飲食店はレストランとするが、実施例で提案する技術は、食料品や飲料を提供する様々な種類の店舗に適用可能である。例えば、カラオケ店や、飲食のためのコーナー(イートイン)を備えたコンビニエンスストア等にも適用可能である。
ロイヤリティプログラムシステム10は、顧客が保持する情報端末である携帯端末12a、携帯端末12b、携帯端末12c(総称する場合「携帯端末12」と呼ぶ。)と、ロイヤリティプログラムサーバ14と、スタンプサーバ16を備える。これらの装置は、LAN・WAN・インターネット等を含む通信網18を介して接続される。
携帯端末12は、飲食店において料理や飲料を喫食する個人(すなわち飲食店に入店した顧客)が使用するスマートフォンである。変形例として、携帯端末12は、タブレット端末やフィーチャーフォン等であってもよく、スマートウォッチ等のウェアラブルデバイスであってもよい。実施例の携帯端末12a、携帯端末12b、携帯端末12cは、それぞれ顧客A、顧客B、顧客Cにより使用される。
第1実施例では、顧客が注文した商品(料理または飲料)が顧客の席に届けられた際に、商品を運んだ店員が顧客の携帯端末12にデジタルスタンプ(電子スタンプとも呼ばれる。)を押印する。携帯端末12に対するデジタルスタンプの押印は、携帯端末12のタッチスクリーンにデジタルスタンプのデバイスが当接(接触)すること、または近接することを含む。
スタンプサーバ16は、飲食店で携帯端末12に押印されうるデジタルスタンプに関するデータを記憶する。実施例では、スタンプサーバ16は、スタンプ座標とスタンプIDとを対応付けて記憶する。スタンプ座標は、デジタルスタンプが携帯端末12に押印された位置(地理的な位置)を示すデータである。例えば、地図上の位置を示すデータ、店舗内での位置を示すデータ、または、経度および緯度のデータであってもよい。
スタンプサーバ16は、携帯端末12から送信されたスタンプ座標を受信し、そのスタンプ座標に予め対応付けられたスタンプIDを携帯端末12へ送信する。なお、スタンプサーバ16は、予め記憶するスタンプ座標(第1スタンプ座標)と、携帯端末12から送信されたスタンプ座標(第2スタンプ座標)との差異が所定値以下である場合、第1スタンプ座標と第2スタンプ座標が一致すると見なして、第1スタンプ座標に対応付けられたスタンプIDを携帯端末12へ送信してもよい。
ロイヤリティプログラムサーバ14は、ロイヤリティ醸成支援装置とも言え、飲食店に対する会計顧客および非会計顧客のロイヤリティを醸成するための情報処理を実行する。ロイヤリティプログラムサーバ14の機能の詳細は後述する。
図2は、図1の携帯端末12の機能ブロックを示すブロック図である。携帯端末12は、通信部20、タッチスクリーン22、制御部24を備える。本明細書のブロック図において示される各ブロックは、ハードウェア的には、コンピュータのCPU・メモリをはじめとする素子や機械装置で実現でき、ソフトウェア的にはコンピュータプログラム等によって実現されるが、ここでは、それらの連携によって実現される機能ブロックを描いている。これらの機能ブロックはハードウェア、ソフトウェアの組合せによっていろいろなかたちで実現できることは、当業者には理解されるところである。
通信部20は、所定の通信プロトコルにしたがって外部装置と通信する。制御部24は、各種データ処理を実行する。制御部24は、通信部20を介して外部装置(実施例ではロイヤリティプログラムサーバ14およびスタンプサーバ16)とデータを送受信する。タッチスクリーン22は、制御部24の制御に基づいて各種電子コンテンツを表示する。また、タッチスクリーン22は、顧客の指や所定のペンによる操作入力を受け付け、操作内容を制御部24へ入力する。
制御部24は、スタンプ処理部26、注文データ登録部28、販促データ取得部30、表示制御部32を備える。実施例では、これらの機能ブロックは、飲食店の顧客向けのアプリケーションプログラムのモジュールとして実装される。このアプリケーションプログラムは、スマートフォンアプリケーションとも言え、以下「顧客App」と呼ぶ。例えば、携帯端末12のストレージに顧客Appがインストールされてもよい。そして、携帯端末12のCPUが、顧客Appをメインメモリに読み出して実行することにより、制御部24の各機能ブロックの機能が発揮されてもよい。
なお、本実施例では、飲食店の顧客は、顧客Appを自身の携帯端末12にインストールする。そして顧客は、顧客Appの画面等を介して会員登録を行い、自身の属性情報をロイヤリティプログラムサーバ14へ登録する。ロイヤリティプログラムサーバ14は、会員登録した顧客のそれぞれにユニークな会員IDを付与する。
スタンプ処理部26は、デジタルスタンプのデバイスがタッチスクリーン22に押印されたことを検出し、その検出を契機として、公知の測位方法により携帯端末12の現在位置を検出する。例えば、スタンプ処理部26は、GPS(Global Positioning System)機能や、WiFi(登録商標)測位機能により携帯端末12の現在位置を検出してもよい。スタンプ処理部26は、携帯端末12の現在位置をスタンプ座標としてスタンプサーバ16へ送信する。
注文データ登録部28は、スタンプ座標に対応するスタンプIDがスタンプサーバ16から受信された場合に、顧客が行った注文に関する注文データをロイヤリティプログラムサーバ14へ送信する。注文データは、スタンプID、会員ID、商品ID(例えば注文した料理または飲料に付与されたユニークなID)を含む。
販促データ取得部30は、ロイヤリティプログラムサーバ14から送信された、飲食店における販売促進のためのデータ(以下「販促データ」とも呼ぶ。)を取得する。販促データは、実施例では顧客に付与されるスタンプ(言い換えればポイント)のデータを含む。販促データは、スタンプ以外の顧客に付与される種々の特典(クーポンや広告等)を示すデータを含んでもよい。なお、以下の説明における「スタンプ」および「ポイント」は、次回以降の商品の購入時などに利用可能な電子マネー相当のものであってもよく、また、他者とのランキングで使用される順位付けの基準であってもよい。
表示制御部32は、顧客Appの画面データを生成し、顧客Appの画面(以下「アプリ画面」とも呼ぶ。)をタッチスクリーン22に表示させる。表示制御部32は、販促データ取得部30により取得された販促データの内容を示すアプリ画面を表示させてもよく、また、顧客に付与されたスタンプ(ポイント)の情報を含むアプリ画面を表示させてもよい。
図3は、図1のロイヤリティプログラムサーバ14の機能ブロックを示すブロック図である。ロイヤリティプログラムサーバ14は、通信部40、制御部42、記憶部44を備える。通信部40は、所定の通信プロトコルにしたがって外部装置と通信する。制御部42は、各種データ処理を実行する。制御部42は、通信部40を介して外部装置(実施例では携帯端末12)とデータを送受信する。記憶部44は、制御部42に参照または更新されるデータを記憶する記憶領域である。
記憶部44は、店舗情報記憶部46と会員情報記憶部48を含む。店舗情報記憶部46は、ロイヤリティプログラムサーバ14による管理対象となる飲食店の店舗に関するデータを記憶する。実施例では、店舗情報記憶部46は、飲食店の店舗を識別可能なユニークなIDである店舗IDと、スタンプIDとを対応付けて記憶する。
会員情報記憶部48は、顧客Appをインストールして会員登録を行った顧客に関するデータ(以下「会員情報」とも呼ぶ。)を記憶する。具体的には、会員情報記憶部48は、各顧客の会員情報として、会員ID、属性情報(以下「会員属性」とも呼ぶ。)、注文履歴、獲得特典情報を対応付けて記憶する。会員属性は、顧客により登録された氏名、生年月日、性別、住所を含む。注文履歴は、顧客が飲食店で行った1回以上の注文の内容を示すデータであり、注文日時、飲食店の店舗ID、注文対象の商品IDおよび数量を含む。獲得特典情報は、顧客が獲得した特典に関する情報であり、第1実施例では注文により顧客が獲得したスタンプ数(ポイント数)を含む。
制御部42は、注文データ取得部52、識別部54、更新部56、販促データ生成部58、販促データ提供部60を含む。ロイヤリティプログラムサーバ14の記憶部44には、これらの機能ブロックの機能を実装したコンピュータプログラムがインストールされてもよい。ロイヤリティプログラムサーバ14のCPUが、このコンピュータプログラムをメインメモリに読み出して実行することにより、制御部42の各機能ブロックの機能が発揮されてもよい。
注文データ取得部52は、携帯端末12から送信された注文データを取得する。識別部54は、注文データ取得部52により取得された注文データに基づいて、注文がなされた店舗を識別する。例えば、識別部54は、注文データに含まれるスタンプIDをキーとして店舗情報記憶部46を検索し、そのスタンプIDに対応付けられた飲食店のデータすなわち店舗IDを特定する。
また、識別部54は、注文データ取得部52により取得された注文データに基づいて、注文を行った顧客個人を識別する。例えば、識別部54は、注文データに含まれる会員IDをキーとして会員情報記憶部48を検索し、その会員IDに対応付けられた会員情報を、注文を行った顧客の会員情報として特定する。
更新部56は、識別部54により識別された会員情報を注文データに基づいて更新し、言い換えれば、注文データの送信元である顧客の会員情報を注文データに基づいて更新する。例えば、更新部56は、会員情報における注文履歴に、今回の注文を示す新たなレコードを追加する。また、更新部56は、獲得特典情報に記録されたポイント数(スタンプ数)を、注文対象商品に予め対応付けられたポイント数分増加させる。
販促データ生成部58は、更新部56により更新された会員情報(例えば注文履歴、獲得特典情報)、注文データが示す商品ID、識別部54により識別された店舗IDの少なくとも1つに基づいて、販促データを生成する。第1実施例では、販促データ生成部58は、注文データが示す商品ID(すなわち注文対象商品)に対応付けられたポイントがユーザに付与された旨の販促データを生成する。
また、複数の飲食店(店舗)が異なるロイヤリティプログラムを実施している場合、記憶部44は、複数の飲食店が実施している複数のロイヤリティプログラムの内容を記憶してもよい。更新部56または販促データ生成部58は、識別部54により識別された店舗IDにより特定される店舗が実施しているロイヤリティプログラムに基づいて、顧客に付与する特典を決定してもよい。また、販促データ生成部58は、識別部54により識別された店舗IDにより特定される店舗が実施しているロイヤリティプログラムに基づいて決定された特典を示す販促データを生成してもよい。
販促データ提供部60は、販促データ生成部58により生成された販促データを、注文データの送信元である携帯端末12へ送信する。第1実施例では、販促データ提供部60は、注文データを送信した携帯端末12への応答(例えば注文データに対する同期レスポンス)として、販促データを送信する。
以上の構成によるロイヤリティプログラムシステム10の動作を説明する。
図4は、ロイヤリティプログラムシステム10の動作を示すフローチャートである。図4に示す処理の前段階において、飲食店のテーブルに着いた顧客は、所望の料理または飲料(以下「商品」と呼ぶ。)を注文する。顧客は、携帯端末12で顧客Appを起動し、アプリ画面を表示させる。飲食店の店員は、顧客が注文した商品を顧客のテーブルに運んだ際に、携帯端末12のアプリ画面にデジタルスタンプのデバイスを押印する。なお、飲食店の店員が携帯端末12のアプリ画面にデジタルスタンプのデバイスを押印するのに換えて、少なくても商品情報が含まれるQRコード(登録商標)が示された印刷物あるいはアプリ画面を店員が顧客に提示し、顧客が携帯端末12の読取機能等で上記QRコードを読み取って情報を取得するようにしてもよい。
携帯端末12のスタンプ処理部26は、デジタルスタンプが押印されたことを検出し(S10)、スタンプ座標を含むスタンプ照合依頼をスタンプサーバ16へ送信する(S12)。スタンプサーバ16は、携帯端末12から送信されたスタンプ座標に対応するスタンプIDを特定し(S14)、特定したスタンプIDを含む照合結果を携帯端末12へ送信する(S16)。携帯端末12の注文データ登録部28は、スタンプID、会員ID、商品IDを含む注文データをロイヤリティプログラムサーバ14へ送信する(S18)。
ロイヤリティプログラムサーバ14の識別部54は、携帯端末12から送信された注文データに基づいて注文を行った顧客を識別する(S20)。更新部56は、注文を行った顧客へ特典(ポイント等)を付与するように当該顧客の会員情報を更新する(S22)。販促データ生成部58は、特典を付与した旨を示す販促データを生成し、販促データ提供部60は、販促データを携帯端末12へ送信する(S24)。携帯端末12の表示制御部32は、ロイヤリティプログラムサーバ14から送信された販促データをタッチスクリーン22に表示させる(S26)。
図5(a)−(d)は、携帯端末12に表示されるアプリ画面の例を示す。図5(a)と図5(b)で示すように、スタンプ(言い換えればポイント)を貯める場合、顧客は、アプリ画面100において、注文した商品(ビール等)を選択する。図5(b)のアプリ画面100で商品が選択されると、図5(c)へ遷移する。顧客は、商品を運んできた店員に図5(c)のアプリ画面100を提示し、店員は、デジタルスタンプをアプリ画面100上に押印する。
以降、図4のS10〜S24の処理が実行され、図4のS26の処理として、図5(d)のアプリ画面100が携帯端末12に表示される。図5(d)では、販促データとして、注文商品に応じたスタンプ(ポイント)が付与されたことが表示されている。図5(a)−(d)で示すポイント付与は、注文者が会計顧客であるか、非会計顧客であるかに関わらず実施可能である。
従来のロイヤリティプログラムでは、会計時のPOS(Point Of Sale)情報に基づいて、会計顧客に対して販売促進を実施していた。これに対し、第1実施例のロイヤリティプログラムシステム10によると、会計顧客と非会計顧客を含む全顧客に対して、来店中に(すなわち更なる注文が可能な時点で)販売促進を実施できる。これにより、より多くの顧客を対象として、注文可能な時点で購買意欲を喚起でき、飲食店における商品の販売を効率的に促進できる。また、商品が顧客に届いたときに、商品を届けた店員が当該顧客の携帯端末12にデジタルスタンプを押印することにより、ポイントの不正な獲得を確実に防止できる。
以上、本発明を第1実施例をもとに説明した。この第1実施例は例示であり、各構成要素や各処理プロセスの組合せにいろいろな変形例が可能なこと、またそうした変形例も本発明の範囲にあることは当業者に理解されるところである。
第1実施例の第1変形例を説明する。上記実施例では、携帯端末12に対してデジタルスタンプが押印された場所(地理的な位置)を示すスタンプ座標に基づいてスタンプIDを特定した。変形例として、携帯端末12のタッチスクリーン22に対するデジタルスタンプデバイスの接触パターンに基づいてスタンプIDを特定してもよい。
この場合、スタンプサーバ16は、複数のスタンプIDと複数の接触パターンとを対応づけて記憶してもよい。携帯端末12は、デジタルスタンプの接触パターンを含む照合依頼をスタンプサーバ16へ送信してもよい。スタンプサーバ16は、携帯端末12から送信された接触パターンに対応付けられたスタンプIDを照合結果として携帯端末12へ送信してもよい。
第1実施例の第2変形例を説明する。第2変形例では、上記実施例のデジタルスタンプ(言わば注文用のデジタルスタンプ)とは異なる注文取消用のデジタルスタンプ(以下「取消スタンプ」と呼ぶ。)を用いて注文履歴の修正を可能にする。上記第1変形例で説明したように、スタンプサーバ16は、取消スタンプの接触パターンと、取消スタンプのIDとを対応付けて記憶してもよい。
顧客は、誤った商品にスタンプが押された場合に、誤った商品の表示画面に取消スタンプを携帯端末12に押印してもらう。携帯端末12のスタンプ処理部26は、取消スタンプの接触パターンをスタンプサーバ16へ送信し、取消スタンプのIDをスタンプサーバ16から取得する。携帯端末12の注文データ登録部28は、スタンプID、会員ID、商品ID(取消対象の履歴から削除すべき商品)を含む取消データをロイヤリティプログラムサーバ14へ送信する。
ロイヤリティプログラムサーバ14の注文データ取得部52は、携帯端末12から送信された取消データを取得する。更新部56は、会員情報記憶部48に記憶された当該顧客の会員情報における注文履歴から、取消データが示す商品IDを含むレコードを削除し、すなわち取消対象商品を削除する。既述したように、ロイヤリティプログラムサーバ14の販促データ生成部58は、顧客の注文の履歴に基づいて、その顧客へ提供する販促データを生成するが、第2変形例によると、注文履歴の修正を可能にし、正しい注文履歴に基づく正しい特典等を顧客へ提供することができる。
なお、第1実施例では、飲食店において顧客が注文した商品が顧客に届いた際に、その注文内容に基づく販促データを顧客に提供した。変形例として、商品の注文時等、飲食店利用中の様々なシーンで、顧客の携帯端末12に、販促データの提供契機となる所定のデータが入力されてもよく、例えば、第1実施例のようにデジタルスタンプが押印されてもよい。そして、飲食店利用中の様々なシーンで、顧客の携帯端末12に販促データを提供してもよい。この態様によると、顧客が飲食店を利用中の様々な場面で、顧客の購買意欲を喚起することができる。なお、販促データに、顧客の会員ステータス(例えば「ゴールド」、「シルバー」、「ブロンズ」等)、所定の方法によって登録・更新された顧客のランキング、クーポン情報(例えば割引券や商品引換券等)、店舗のメニューに記載されていない特別料理に関する特典情報、イベント招待券等が含まれるようにしてもよい。
(第2実施例)
第2実施例のロイヤリティプログラムシステム10は、第1実施例の機能に加えて、複数人の顧客で構成されるグループを識別し、そのグループに属する各顧客に対して販促データ(特典等)を提供する。
第2実施例のロイヤリティプログラムシステム10の構成は第1実施例と同様であり、第2実施例の携帯端末12の構成も第1実施例と同様である。第2実施例のロイヤリティプログラムシステム10の構成要素のうち、第1実施例で説明した構成要素と同一または対応する構成要素には同じ符号を付して説明する。以下、第1実施例で説明済の内容は再度の説明を適宜省略し、主に第1実施例と異なる点を説明する。
以下の説明での「卓上スタンプ」は、顧客が着席するテーブルごとに設けられた、テーブルごとに異なるデジタルスタンプである。グループで来店した複数の顧客は、各自の携帯端末12のアプリ画面に卓上スタンプを押印する。また、「店員スタンプ」は、店員により携帯端末12のアプリ画面に押印されるデジタルスタンプである。第2実施例では、第1実施例の変形例で説明したように、携帯端末12に対するデジタルスタンプデバイスの接触パターンによりデジタルスタンプの種類(例えば卓上スタンプか、店員スタンプか)が識別される。
図6は、第2実施例のロイヤリティプログラムサーバ14の機能ブロックを示すブロック図である。ロイヤリティプログラムサーバ14は、第1実施例の構成に加えてグループ情報記憶部50をさらに備える。グループ情報記憶部50は、1つ以上のグループのそれぞれに関する情報を記憶し、第2実施例では、各グループのIDと、各グループに属する複数人の顧客の会員IDとを対応付けて記憶する。
複数人の顧客の複数の携帯端末12は、アプリ画面に卓上スタンプが押印されたことを契機として、押印日時、卓上スタンプのID、会員IDを含む入店データをロイヤリティプログラムサーバ14へ送信する。ロイヤリティプログラムサーバ14の注文データ取得部52は、複数の携帯端末12から送信された複数の入店データを取得する。
ロイヤリティプログラムサーバ14の識別部54は、複数の入店データが所定の条件を満たす場合であり、第2実施例では、複数の入店データが示す卓上スタンプに関するデータが一致する場合に、複数の入店データが示す複数人の顧客を同一グループとして識別する。具体的には、識別部54は、複数の入店データが示す卓上スタンプのIDが一致し、かつ、押印日時が一致し、または略一致する場合に、複数の入店データが示す複数人の顧客を同一グループに属すると識別する。押印日時が略一致するとは、押印日時の差異が所定時間内(差異が5分以下等)であることでもよい。
なお、同時刻に入店する複数人の顧客のみを同一グループに属すると識別するだけでなく、例えば、グループの識別処理が完了した後であっても、前記グループに対応付く顧客のうちの一定数あるいは所定の権限が与えられた顧客がアプリ画面で承認することで、上記グループのIDに対して、新たに入店した顧客の会員IDを対応付けて記憶することができるようにしてもよい。このようにすることで、遅れて来店した同一グループの顧客の情報を適切に管理して特典付与や販促対象とすることができる。
ロイヤリティプログラムサーバ14の更新部56は、識別部54により識別されたグループのID(グループID)を採番し、当該グループに属すると識別された複数人の顧客の会員IDをグループIDと対応づけてグループ情報記憶部50に格納する。
ロイヤリティプログラムサーバ14の販促データ生成部58は、識別部54により同一のグループとして識別された複数人の顧客の会員情報(例えば会員属性、注文履歴、獲得特典情報)に基づいて、それら複数人の顧客に対する販売促進のための販促データを生成する。販促データ提供部60は、複数人の顧客に対する販促データを、複数人の顧客が保持する複数の携帯端末12へ送信する。ここでの販促データには、顧客のグループへリコメンドする商品の情報が設定される。
商品のリコメンドを実現するための構成として、ロイヤリティプログラムサーバ14の記憶部44には、リコメンド規則が記憶されてもよい。リコメンド規則は、グループの構成メンバの属性と、リコメンド内容とを対応付けたものであってもよい。販促データ生成部58は、グループの構成メンバの属性と、リコメンド規則にしたがって、販促データを生成してもよい。
例えば、リコメンド規則は、(1)20代〜30代の男女グループの場合、限定ビールを男性にリコメンドし、限定リキュールを女性にリコメンドすることを定めたものであってもよい。また、リコメンド規則は、(2)20代〜30代の女性グループの場合、(3)40代〜50代の男性グループの場合、(4)上司+部下のグループの場合のそれぞれについて、異なるリコメンド内容を定めたものであってもよい。例えば、4人グループの構成が、30代男性2人、20代女性2人の場合、販促データ生成部58は、男性2人への販促データとして限定ビールをリコメンドする内容の販促データを生成し、女性2人への販促データとして限定リキュールをリコメンドする内容の販促データを生成してもよい。
また、第2実施例では、グループでの飲食店利用中、そのグループが注文した商品が届けられた際、または、グループが注文をした際に、グループの中の特定の1人の顧客(以下「特定顧客」と呼ぶ)の携帯端末12に店員スタンプが押印される。この携帯端末12は、第1実施例と同様に注文データをスタンプサーバ16へ送信する。
ロイヤリティプログラムサーバ14の注文データ取得部52は、特定顧客の携帯端末12から送信された注文データを取得する。識別部54は、グループ情報記憶部50を参照して、上記の注文データが示す会員IDと同一グループに属する他の会員IDを特定することにより、特定顧客と同一グループに属する1人以上の他の顧客(以下「グループメンバ」と呼ぶ。)を特定する。
販促データ生成部58は、第1実施例と同様に、注文データの送信元である特定顧客に対する販促データを生成する。販促データ生成部58は、さらに、注文データが示す商品ID、グループメンバの会員情報、注文履歴、特典獲得情報にしたがって、グループメンバに対する販促データを生成する。
販促データ提供部60は、特定顧客の携帯端末12へ販促データを送信するとともに、グループメンバの携帯端末12へ販促データを送信する。例えば、販促データ提供部60は、公知のプッシュ通知により、グループメンバの携帯端末12へ販促データを送信してもよい。
以上の構成によるロイヤリティプログラムシステム10の動作を説明する。
図7は、ロイヤリティプログラムシステム10の動作を示すフローチャートである。図7に示す処理の前段階において、グループで飲食店に来店してテーブルに着いた複数人の顧客(ここでは図1の顧客A、顧客B、顧客C)は、自身の携帯端末12で顧客Appを起動し、アプリ画面に卓上スタンプを押印する。図7のS30、S32、S38の処理は、携帯端末12a、携帯端末12b、携帯端末12cがそれぞれ実行する。
携帯端末12のスタンプ処理部26は、卓上スタンプが押印された場合にそのことを検出し(S30)、卓上スタンプの接触パターンを含むスタンプ照合依頼をスタンプサーバ16へ送信する(S32)。スタンプサーバ16は、卓上スタンプの接触パターンに対応付けられた卓上スタンプのIDを識別し(S34)、卓上スタンプのID含む照合結果を携帯端末12へ送信する(S36)。
携帯端末12の注文データ登録部28は、押印日時、卓上スタンプのID、会員IDを含むスタンプデータをロイヤリティプログラムサーバ14へ送信する(S38)。ロイヤリティプログラムサーバ14の識別部54は、複数の携帯端末12から送信された複数のスタンプデータが所定の条件を満たす場合に、複数のスタンプデータの送信元である複数の顧客を同一グループとして識別する。更新部56は、顧客A、顧客B、顧客Cが同一グループであることを記録する(S40)。
販促データ生成部58は、顧客A、顧客B、顧客Cの会員情報に基づいて、各顧客に対するリコメンド情報を決定する(S42)。販促データ提供部60は、リコメンド情報を含む販促データを携帯端末12a、携帯端末12b、携帯端末12cへ送信する(S44)。携帯端末12a、携帯端末12b、携帯端末12cは、ロイヤリティプログラムサーバ14から受信した販促データを表示する(S46)。
図8も、ロイヤリティプログラムシステム10の動作を示すフローチャートである。図8に示す処理の前段階において、顧客のグループは、所望の商品を注文する。ここでは、顧客Aがグループを代表して、携帯端末12aで顧客Appのアプリ画面を表示させる。飲食店の店員は、注文された商品を顧客の席に運び、その際に、携帯端末12aに表示されたアプリ画面にデジタルスタンプのデバイス(「店員スタンプ」)を押印する。なお、既述したように、店員スタンプが押印されるタイミングは、商品注文時でもよい。
携帯端末12aのスタンプ処理部26は、店員スタンプが押印されたことを検出し(S50)、接触パターンを含むスタンプ照合依頼をスタンプサーバ16へ送信する(S52)。スタンプサーバ16は、携帯端末12aから送信された接触パターンに対応するスタンプIDを特定し(S54)、特定したスタンプID(すなわち店員スタンプのID)を含む照合結果を携帯端末12aへ送信する(S56)。携帯端末12aの注文データ登録部28は、店員スタンプのID、会員ID、商品IDを含む注文データをロイヤリティプログラムサーバ14へ送信する(S58)。
ロイヤリティプログラムサーバ14の識別部54は、携帯端末12aから送信された注文データに基づいて特定顧客としての顧客Aを識別するとともに、グループメンバとしての顧客B、顧客Cを特定する(S60)。更新部56は、特定顧客とグループメンバの両方に特典(ポイント等)を付与するように、顧客A、顧客B、顧客Cの会員情報を更新する(S62)。販促データ生成部58は、特典を付与した旨を示す販促データを生成し、販促データ提供部60は、その販促データを携帯端末12a、携帯端末12b、携帯端末12cへ送信する(S64)。携帯端末12aの表示制御部32は、ロイヤリティプログラムサーバ14から送信された販促データを表示させ(S66)、携帯端末12bと携帯端末12cの表示制御部32も販促データを表示させる(S68)。
第2実施例のロイヤリティプログラムシステム10によると、飲食店にグループで来店した複数人の顧客に対して、複数人の顧客の属性に応じた適切なリコメンド情報をグループの各メンバに提供できる。これにより、飲食店における効果的な販売促進を実現できる。
また、第2実施例のロイヤリティプログラムシステム10によると、同一グループに属する複数の顧客に対して特典等を一括して付与することを実現できる。具体的には、飲食店の店員がグループ内の1人の顧客の携帯端末12にデジタルスタンプを押印するだけで、同一グループに属する他の顧客にも販促データ(ポイント等)を提供する。これにより、飲食店の店員のオペレーション効率の低下を防止でき、また、グループのメンバに対して漏れなく販売促進を行うことができる。
以上、本発明を第2実施例をもとに説明した。この第2実施例は例示であり、各構成要素や各処理プロセスの組合せにいろいろな変形例が可能なこと、またそうした変形例も本発明の範囲にあることは当業者に理解されるところである。
第2実施例の第1変形例を説明する。ロイヤリティプログラムサーバ14の会員情報記憶部48は、同一グループを構成する複数人の顧客(例えば顧客A、顧客B、顧客C)それぞれに関する属性データとして、各顧客に付与された特典を示す情報(第1実施例に記載の「獲得特典情報」)を記憶してもよい。
この変形例では、ロイヤリティプログラムサーバ14の更新部56は、注文データ受付時に、同一グループを構成する複数人の顧客のうち店員スタンプが押印された特定顧客に対してのみ特典を付与する。例えば、注文データに基づく特典を特定顧客の会員情報のみに記録する。販促データ提供部60は、特定顧客の携帯端末12へ特典が付与されたことを示す販促データを送信する。
この変形例では、携帯端末12の顧客Appは、分配要求部(不図示)をさらに備える。分配要求部は、顧客の操作に応じて、他の顧客への特典の分配を要求するデータである特典分配要求をロイヤリティプログラムサーバ14へ送信する。特典分配要求は、例えば、分配先となる1人以上の他の顧客(すなわちグループメンバ)の識別情報と、各グループメンバに分配する特典の量(割合でもよい)を含む。
ロイヤリティプログラムサーバ14の更新部56は、特典分配要求を受け付けた場合、会員情報記憶部48の特定顧客の会員情報に記録された特典の少なくとも一部を削除し、削除した分の特典をグループメンバの会員情報に記録することにより特典を分配する。例えば、グループでの注文に伴い、顧客Aに対してスタンプ6個(または6ポイント)が付与されたとする。この場合、顧客Aの要求に応じて、顧客Aに付与するスタンプを3個に変更し、顧客Bに対してスタンプ2個、顧客Cに対してスタンプ1個を新たに付与してもよい。
なお、特典分配可能期間(例えば1日)が設けられてもよい。ロイヤリティプログラムサーバ14の更新部56は、特定顧客に特典を付与した時点、もしくは、特定顧客に販促データを送信した時点から、特典分配可能期間が経過するまでの間に特典分配要求を受け付けたことを条件として、上記の特典分配処理を実行してもよい。
この変形例の動作を説明する。図9は、変形例のロイヤリティプログラムシステム10の動作を示すフローチャートである。図9に示す処理の前段階において、図7で示したように、顧客A、顧客B、顧客Cのグループは、テーブルに着いた際に卓上スタンプによりグループを登録する。また、注文した商品が届いた際に、顧客Aの携帯端末12aのアプリ画面にデジタルスタンプのデバイス(「店員スタンプ」)が押印されたこととする。
図9のS70〜S78の処理は、図8のS50〜S58の処理と同じであるため説明を省略する。ロイヤリティプログラムサーバ14の識別部54は、注文データの送信元として顧客Aを識別し(S80)、更新部56は、顧客Aに特典を付与するように顧客Aの会員情報を更新する(S82)。販促データ提供部60は、特典の付与を示す販促データを携帯端末12aへ送信する(S84)。携帯端末12aの表示制御部32は、販促データを表示させる(S86)。
特典分配可能期間内に、顧客Aは、携帯端末12aで顧客Appを起動し、顧客Bに分配する特典と、顧客Cに分配する特典をアプリ画面に入力する。携帯端末12aの分配要求部(不図示)は、顧客Bに分配する特典(例えば顧客Aに付与された6ポイントのうち2ポイント)と、顧客Cに分配する特典(例えば顧客Aに付与された6ポイントのうち1ポイント)を指定した特典分配要求をロイヤリティプログラムサーバ14へ送信する(S88)。
ロイヤリティプログラムサーバ14の更新部56は、特典分配要求に応じて、S82で顧客Aに付与した特典の少なくとも一部を顧客Bおよび顧客Cへ分配する(S90)。販促データ提供部60は、分配された特典を示す販促データを携帯端末12bおよび携帯端末12cへ送信する(S92)。携帯端末12bおよび携帯端末12cの表示制御部32は、販促データを表示させる(S94)。この変形例においても、第2実施例と同様に、同一グループに属する複数の顧客に対して特典を付与することができる。
第2実施例の第2変形例を説明する。ロイヤリティプログラムサーバ14の販促データ生成部58は、識別部54により識別されたグループによる飲食店への新たな来訪(言い換えれば再度の来訪)を促す内容の販促データを生成してもよい。販促データ提供部60は、上記グループに属する複数人の顧客の複数の携帯端末12へ上記販促データを送信してもよい。この態様によると、飲食店における効果的な販売促進を実現できる。
例えば、販促データ生成部58は、同一グループに属する顧客A、顧客B、顧客Cの生年月日を参照し、(最も誕生日が近い)顧客Bの誕生日に、顧客A、顧客B、顧客Cを含むグループで来店するとグループ全員に特典が付与される旨を示す販促データを生成してもよい。販促データ提供部60は、携帯端末12a、携帯端末12b、携帯端末12cのそれぞれに上記販促データを送信してもよい。
第2実施例の第3変形例を説明する。ロイヤリティプログラムサーバ14のグループ情報記憶部50は、グループに関する情報を所定期間保持してもよい。販促データ生成部58は、識別部54により識別された複数人の顧客のグループが、グループ情報記憶部50に予め記憶されたグループに一致する場合、すなわち同一グループによる再度の来訪である場合、所定の販促データを生成してもよい。販促データ提供部60は、グループに属する複数人の顧客の複数の携帯端末12へ、上記販促データを送信してもよい。
この場合、販促データ生成部58は、商品の引換や割引が可能なクーポン、または、特別なポイントの付与等を示す販促データを生成してもよい。この態様によると、飲食店に複数回来訪した顧客のグループに対して特典を提供することにより、飲食店の集客力を向上させることができる。
(第3実施例)
第3実施例では、第2実施例で説明したグループ識別機能を利用して、会計終了後に、グループ内で特典を分配することを実現する。以下、上記の実施例で説明済の内容は再度の説明を適宜省略し、主に、上記の実施例と異なる点を説明する。
ロイヤリティプログラムシステム10は、飲食店に設置され、飲食店における会計を管理する装置(以下「会計装置」と呼ぶ。)をさらに備える。この会計装置は、飲食店の販売管理装置とも言え、通信網18を介してロイヤリティプログラムサーバ14と接続される。ロイヤリティプログラムサーバ14は、飲食店における会計に関する情報を取得する会計情報取得部をさらに備える。
ロイヤリティプログラムサーバ14の会計情報取得部は、飲食店の会計装置から送信された会計情報を取得する。会計情報は、グループ内の会計顧客が支払った金額と、会計顧客のIDを含む。なお、会計情報に設定される会計顧客のIDは、会計装置が会計顧客の携帯端末12から読み込んだものでもよく、会計装置が不図示の会員カード等から読み込んだものでもよく、会計顧客から申告されて会計装置に入力されたものでもよい。
ロイヤリティプログラムサーバ14の更新部56は、会計情報が示す支払金額に応じた特典(ここではポイントとする)を会計顧客へ提供するように会計顧客の会員情報を更新する。販促データ提供部60は、会計顧客へ付与されたポイントを示す販促データを会計顧客の携帯端末12へ送信する。
第3実施例の携帯端末12の顧客Appは、第2実施例の第1変形例で説明した分配要求部をさらに備える。分配要求部は、会計顧客の操作に応じて、他の顧客への特典の分配を要求するデータである特典分配要求を携帯端末12へ送信する。特典分配要求は、例えば、分配先となる1人以上の他の顧客(すなわちグループ内の非会計顧客)の識別情報と、各非会計顧客に分配する特典の量(ポイント数、割合でもよい)を含む。
ロイヤリティプログラムサーバ14の更新部56は、携帯端末12から送信された特典分配要求を受け付けた場合、会計顧客と同一グループに属する他の顧客(すなわち非会計顧客)に対して、会計顧客へ付与された特典の少なくとも一部を付与する。例えば、更新部56は、特典分配要求で指定された特典の量を、会計顧客の会員情報から削除するとともに、特典分配要求で指定された非会計顧客の会員情報に記録する。
第3実施例の構成によると、支払実体に応じたポイントの分配を実現できる。例えば、図1の顧客A、顧客B、顧客Cのグループが飲食店を利用し、顧客Aが会計顧客として1万5千円を会計時に支払い、顧客Aに150ポイント付与されたとする。また、実際には、顧客Aが8千円を負担し、顧客Bが5千円を負担し、顧客Cが2千円を負担していたとする。この場合、顧客Aは、顧客Bに50ポイント分配し、顧客Cに20ポイント分配する旨をアプリ画面に入力し、携帯端末12aは、その分配内容を示す特典分配要求をロイヤリティプログラムサーバ14へ送信してもよい。ロイヤリティプログラムサーバ14の更新部56は、顧客Aに付与するポイントを80ポイントに変更し、顧客Bに対して50ポイント、顧客Cに対して20ポイントを新たに付与してもよい。
以上、本発明を第3実施例をもとに説明した。この第3実施例は例示であり、各構成要素や各処理プロセスの組合せにいろいろな変形例が可能なこと、またそうした変形例も本発明の範囲にあることは当業者に理解されるところである。
第3実施例の第1変形例を説明する。第3実施例では言及していないが、特典分配可能期間(例えば1日)が設けられてもよい。ロイヤリティプログラムサーバ14の更新部56は、会計顧客に特典を付与した時点、もしくは、会計顧客に販促データを送信した時点から、特典分配可能期間が経過するまでの間に特典分配要求を受け付けたことを条件として、上記の特典分配処理を実行してもよい。
第3実施例の第2変形例を説明する。ここでは、飲食店と顧客間、および、複数人の顧客間で金銭の移動を電子決済するアプリケーションが、複数人の顧客の複数の携帯端末12に導入されていることとする。ロイヤリティプログラムサーバ14の会計情報取得部は、複数の携帯端末12の少なくとも1つ、または決済装置から、決済に伴う金銭の移動状況を示す情報(以下「金銭移動情報」とも呼ぶ。)を取得してもよい。金銭移動情報は、例えば、顧客Aから飲食店へ1万5千円が支払われたこと、顧客Bから顧客Aへ5千円が支払われたこと、顧客Cから顧客Aへ2千円が支払われたことを示す情報であってもよい。
この場合、ロイヤリティプログラムサーバ14の更新部56は、金銭移動情報にしたがって、同一グループに属する複数人の顧客のそれぞれへ特典を付与してもよい。例えば、支払金額1万5千円に対応する150ポイントのうち、5千円に対応する50ポイントを顧客Bへ付与し、2千円に対応する20ポイントを顧客Cへ付与し、残りの80ポイントを顧客Aへ付与してもよい。この変形例によると、ロイヤリティプログラムサーバ14は、金銭の支払実体を自動的に把握し、その支払実体に応じた特典をグループの各メンバーへ自動的に付与できる。
(第4実施例)
第4実施例では、飲食店の店舗全体でのスタンプ獲得状況をリアルタイムに店内に表示する。このスタンプ獲得状況は、店舗を利用中の複数人の顧客による注文状況とも言え、複数人の顧客によるポイント獲得状況とも言える。以下、上記の実施例で説明済の内容は再度の説明を適宜省略し、主に、上記の実施例と異なる点を説明する。
図10は、第4実施例のロイヤリティプログラムシステム10の構成を示す。第4実施例では、飲食店の店舗内に1つまたは複数の表示装置(店内表示装置19)が設定される。
図11は、図10のロイヤリティプログラムサーバ14の機能ブロックを示すブロック図である。ロイヤリティプログラムサーバ14は、第2実施例の構成に加えて統計部62と表示制御部64をさらに備える。
注文データ取得部52は、飲食店を利用する複数人の顧客が保持する複数の携帯端末12から送信された複数の注文データを取得する。統計部62は、注文データ取得部52により取得された複数の注文データに基づいて、複数の飲食店のそれぞれについて、各飲食店を利用する複数人の顧客の注文状況を集計する。具体的には、統計部62は、ロイヤリティプログラムサーバ14がロイヤリティプログラムを管理する飲食店ごとに、各飲食店を利用する複数人の顧客に対して提供されたスタンプ数を集計する。複数人の顧客に対して提供されたスタンプ数は、複数人の顧客が獲得したスタンプ数とも言える。変形例として、スタンプ数に代えて、ポイント数を用いてもよく、特典の量を用いてもよい。
また、第4実施例の飲食店では、スタンプ獲得状況に応じたインセンティブが設けられる。例えば、飲食店を利用する複数人の顧客が獲得したスタンプ数が所定数に達した場合、複数人の顧客に対して、所定の料理や飲み物が割引価格または無償で提供され、もしくはクーポンが付与されてもよい。また、ロイヤリティプログラムサーバ14の更新部56は、或る飲食店全体でのスタンプ獲得数が所定数に達した場合、その飲食店を利用中の全顧客に対して特典(ポイント等)を付与するように各顧客会員データを更新してもよい。
統計部62は、ロイヤリティプログラムサーバ14がロイヤリティプログラムを管理する飲食店ごとに、インセンティブ達成状況を特定する。インセンティブ達成状況は、あとどれくらいスタンプを獲得すればインセンティブが提供されるかを示す情報であってもよく、また、現在のスタンプ獲得状況によるインセンティブ提供の達成率(インセンティブ提供の閾値に対する割合)であってもよい。
表示制御部64は、統計部62による集計結果を店内表示装置19に表示させる。具体的には、表示制御部64は、統計部62により特定された(1)飲食店ごとのスタンプ獲得状況と、(2)インセンティブ達成状況とを示すスタンプ獲得状況画面のデータを店内表示装置19へ送信して表示させる。なお、表示制御部64は、スタンプ獲得状況画面のデータを、店内表示装置19に代えて携帯端末12へ送信し、または、店内表示装置19とともに携帯端末12へ送信してもよく、スタンプ獲得状況画面を携帯端末12に表示させてもよい。
図12は、スタンプ獲得状況画面の例を示す。図12は、複数の飲食店のうちB店の店内表示装置19に表示されるスタンプ獲得状況画面110を示している。同図のスタンプ獲得状況画面110は、A店〜D店それぞれのスタンプ獲得状況を比較して示す店舗比較グラフ112を含む。また、スタンプ獲得状況画面110は、B店におけるインセンティブ達成状況を示す達成状況グラフ114を含む。
第4実施例のロイヤリティプログラムシステム10によると、同じ店舗を利用中の他の顧客と協力してインセンティブを獲得するイベントに参加する体験を顧客に提供でき、顧客の購買意欲を喚起することができる。また、顧客Appを携帯端末12へ導入する動機づけを提供することができる。
以上、本発明を第4実施例をもとに説明した。この第4実施例は例示であり、各構成要素や各処理プロセスの組合せにいろいろな変形例が可能なこと、またそうした変形例も本発明の範囲にあることは当業者に理解されるところである。
上述した実施の形態および変形例の任意の組み合わせもまた本発明の実施の形態として有用である。組み合わせによって生じる新たな実施の形態は、組み合わされる実施の形態および変形例それぞれの効果をあわせもつ。また、請求項に記載の各構成要件が果たすべき機能は、実施の形態および変形例において示された各構成要素の単体もしくはそれらの連携によって実現されることも当業者には理解されるところである。
12 携帯端末、 14 ロイヤリティプログラムサーバ、 16 スタンプサーバ、 46 店舗情報記憶部、 48 会員情報記憶部、 50 グループ情報記憶部、 52 注文データ取得部、 54 識別部、 56 更新部、 58 販促データ生成部、 60 販促データ提供部、 64 表示制御部。

Claims (12)

  1. 飲食店を利用する顧客が保持する情報端末と接続される装置であって、
    前記情報端末は、前記飲食店において所定のデータが入力されるものであり、
    前記所定のデータの入力を契機として前記情報端末から送信された前記顧客の注文に関するデータを取得する取得部と、
    前記取得部により取得されたデータに基づいて、前記飲食店における販売を促進するための販促データを生成する生成部と、
    前記生成部により生成された販促データを前記情報端末へ送信する送信部と、
    を備えることを特徴とするロイヤリティ醸成支援装置。
  2. 前記情報端末は、前記飲食店において前記顧客が注文した商品が前記顧客に届けられた際に、前記所定のデータが入力されて前記顧客の注文に関するデータを送信するものであり、
    前記送信部は、前記顧客の注文に関するデータを送信した前記情報端末への応答として、前記販促データを送信することを特徴とする請求項1に記載のロイヤリティ醸成支援装置。
  3. 前記取得部は、所定のデジタルスタンプが前記情報端末の画面に押印されたことを契機として前記情報端末から送信された注文に関するデータを取得し、
    前記注文に関するデータは、前記デジタルスタンプに関するデータを含み、
    前記生成部は、前記デジタルスタンプに予め対応付けられた飲食店のデータと、前記注文に関するデータに基づいて、前記販促データを生成することを特徴とする請求項1または2に記載のロイヤリティ醸成支援装置。
  4. 前記顧客による注文の履歴を記憶する記憶部と、
    更新部と、をさらに備え、
    前記生成部は、前記注文の履歴に基づいて前記販促データを生成し、
    前記取得部は、前記情報端末から送信された取消対象に関するデータをさらに取得し、
    前記更新部は、前記記憶部に記憶された履歴から前記取消対象を削除することを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載のロイヤリティ醸成支援装置。
  5. 識別部と、記憶部と、更新部と、をさらに備え、
    複数人の顧客のグループが前記飲食店に入店した際、前記複数人の顧客が保持する複数の情報端末に所定のデータが入力され、
    前記取得部は、前記所定のデータの入力を契機として前記複数の情報端末から送信された複数の入店データであって、各顧客のIDを含む複数の入店データをさらに取得し、
    前記識別部は、前記複数の入店データが所定の条件を満たす場合に、前記複数の入店データが示す複数人の顧客を同一のグループとして識別し、
    前記記憶部は、前記複数人の顧客それぞれに関する属性データであって、各顧客に付与された特典を示す属性データを記憶し、
    前記送信部は、前記複数人の顧客のうち特定の顧客の情報端末へ特典を示す販促データを送信し、
    前記更新部は、前記特定の顧客の情報端末から他の顧客への特典の分配を要求するデータを受け付けた場合に、前記記憶部における前記他の顧客の属性データに特典を記録することを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載のロイヤリティ醸成支援装置。
  6. 識別部をさらに備え、
    複数人の顧客のグループが前記飲食店に入店した際、前記複数人の顧客が保持する複数の情報端末に所定のデータが入力され、
    前記取得部は、前記所定のデータの入力を契機として前記複数の情報端末から送信された複数の入店データであって、各顧客のIDを含む複数の入店データをさらに取得し、
    前記識別部は、前記複数の入店データが所定の条件を満たす場合に、前記複数の入店データが示す複数人の顧客を同一のグループとして識別し、
    前記飲食店において前記グループが注文した商品が届けられた際、または、前記グループが注文をした際に、前記複数人の顧客のうち特定の顧客の情報端末に所定のデータが入力され、
    前記取得部は、前記所定のデータの入力を契機として前記特定の顧客の情報端末から送信された、前記特定の顧客のIDを含む注文に関するデータを取得し、
    前記送信部は、前記特定の顧客と同一のグループに属する他の顧客の情報端末へ前記販促データを送信することを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載のロイヤリティ醸成支援装置。
  7. 表示制御部をさらに備え、
    前記取得部は、前記飲食店を利用する複数人の顧客が保持する複数の情報端末から送信された注文に関するデータを取得し、
    前記表示制御部は、前記複数の情報端末から送信された注文に関するデータの集計結果を、前記飲食店における所定の表示装置に表示させることを特徴とする請求項1から6のいずれかに記載のロイヤリティ醸成支援装置。
  8. 飲食店をグループで利用する複数人の顧客が保持する複数の情報端末と接続される装置であって、
    前記複数人の顧客に関する属性データを記憶する記憶部と、
    所定のデータの入力を契機として前記複数の情報端末から送信された複数の入店データであって、各顧客のIDを含む複数の入店データを取得する取得部と、
    前記複数の入店データが示す複数人の顧客を同一のグループとして識別する識別部と、
    前記記憶部に記憶された、前記同一のグループとして識別された複数人の顧客に関する属性データに基づいて、前記複数人の顧客に対する販売促進のためのデータである販促データを生成する生成部と、
    前記生成部により生成された販促データを前記複数の情報端末へ送信する送信部と、
    を備えることを特徴とするロイヤリティ醸成支援装置。
  9. 前記取得部は、所定のデジタルスタンプが前記複数の情報端末の画面に押印されたことを契機として前記複数の情報端末から送信された複数の入店データを取得し、
    前記入店データは、前記デジタルスタンプに関するデータを含み、
    前記識別部は、前記複数の入店データが示すデジタルスタンプに関するデータが一致する場合、前記複数の入店データが示す複数人の顧客を同一のグループとして識別することを特徴とする請求項8に記載のロイヤリティ醸成支援装置。
  10. 前記記憶部は、グループに関するデータをさらに記憶し、前記グループに関するデータは、前記グループに属する複数人の顧客を示すデータを含み、
    前記送信部は、同一のグループに属する複数人の顧客の複数の情報端末へ、そのグループによる前記飲食店への新たな来訪を促す内容のデータを送信することを特徴とする請求項8または9に記載のロイヤリティ醸成支援装置。
  11. 前記記憶部は、グループに関するデータをさらに記憶し、前記グループに関するデータは、前記グループに属する複数人の顧客のデータを含み、
    前記生成部は、前記識別部により識別された複数人の顧客のグループが、前記記憶部に予め記憶されたグループに一致する場合、所定の販促データを生成し、
    前記送信部は、前記複数の情報端末へ前記所定の販促データを送信することを特徴とする請求項8または9に記載のロイヤリティ醸成支援装置。
  12. 飲食店をグループで利用する複数人の顧客が保持する複数の情報端末と接続される装置であって、
    前記複数人の顧客に関する属性データを記憶する記憶部と、
    所定のデータの入力を契機として前記複数の情報端末から送信された複数の入店データであって、各顧客のIDを含む複数の入店データを取得する取得部と、
    前記複数の入店データが示す複数人の顧客を同一のグループとして識別する識別部と、
    前記グループの支払額に応じた特典を、前記複数人の顧客のうちの特定の顧客へ付与する特典付与部と、
    を備え、
    前記特典付与部は、前記特典の分配を指示するデータが受け付けられた場合、前記グループに属する複数人の顧客のうち前記特定の顧客以外の顧客へ前記特典の少なくとも一部を付与することを特徴とするロイヤリティ醸成支援装置。
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