JP2023516757A - 位置に基づく個別化されたコンテンツ及びモバイルウォレットオファーのためのシステム及び方法 - Google Patents

Abstract

ユーザデバイスを介して、会場において、カスタマイズされたモバイルコンテンツをユーザに表示するためのシステムは、会場内に取り付けられた複数の機械可読コードと連動するサーバシステムを含む。サーバシステムは、データベースにモバイルコンテンツを提供するステップと、ユーザに関連付けられているユーザデータを収集するステップと、ユーザデバイスのうちの１つからの要求を受信するステップであって、要求が、ユーザデバイスで機械可読コードのうちの１つをスキャンすることによって生成される、受信するステップと、機械可読コードをスキャンしたユーザに関連付けられているユーザデータを判定するステップと、ユーザデータに基づいて、カスタマイズされたモバイルコンテンツをデータベース内のモバイルコンテンツから選択するステップと、カスタマイズされたモバイルコンテンツをユーザデバイスに提供するステップと、を遂行する。【選択図】図１

Description

関連出願の相互参照
本出願は、２０２０年３月６日に米国特許商標庁に出願された米国特許出願第１６／８１２，２０３号の一部継続出願である、２０２１年３月６日に出願された米国特許出願第１７／２４９，６１３号の利益を主張するものであり、その内容は、参照によりその全体が本明細書に組み込まれる。

本発明は、概して、位置に基づく個別化されたコンテンツ配信を提供するためのシステム及び方法に関する。このシステムは、リアルタイムで多数のデータポイントに基づいて、各機械可読コード又は機械可読コードのグループに個別化されたコンテンツを提供することができる。システムはまた、ユーザの入力及び他の要因から収集された過去のデータに基づいて、提供されるコンテンツをリアルタイムで変更する能力も有する。システムは、娯楽会場のほかにも、大学の寮の部屋、ホテルの部屋、クルーズ船、列車、航空機、及びライドシェア車両など、モバイルエンゲージメントが所望される、及び／又は必要とされる他のエリアにも実装され得る。

複数のコードの全ての機械可読コード（ＭＲＣ）は、通常、同一のコード（例えば、ＱＲ、Ｓｎａｐなど）、ＮＦＣチップ及び／又は機械可読コード識別子／ＵＲＬ宛先／アプリ宛先などを使用してプログラムされる。全てのＭＲＣで同じ識別子を使用しても、通常、「コードごと」に個別化されたコンテンツオファーを可能にしない。

先行技術は、スポーツイベント、コンサート、及び他の同様の位置に基づくイベントなど、会場でのイベントに参加する人にコンテンツを提供するための様々なシステム及び方法を教示している。これらの実施形態のいくつかでは、ある程度のカスタマイズが教示されている。これらの教示の例としては、次のものが挙げられる。

ＭａｒｓｉｃｏのＷＯ２０１５／０３５０５５は、スポーツ会場、競技場などで複数のマーケティング活動を遂行するためのシステムを教示している。このシステムは、ユーザの調査、クーポンの提供、及び他の関連するマーケティング資料の提供など、オプションのリストについて考察している。また、ユーザが会場で製品（例えば、食品）を注文して、スキャンした座席に配達することを可能にすることも教示している。このシステムは、バーコード又はクイックレスポンス（ＱＲ）コード、近距離通信（ＮＦＣ）コード、無線周波数識別（ＲＦＩＤ）コードなどのスキャン可能な情報符号化グラフィック画像を使用する。スマートフォン、タブレットコンピュータ、又は他のモバイルコンピュータなどのモバイル通信デバイスは、ＱＲコード情報をスキャンして通信するためのスキャンクライアントモジュールを含み得る（アプリの有無にかかわらず）。ＱＲコードのスキャンは、スマートフォン又は他のモバイルコンピューティングデバイスに関連付けられているカメラモジュールによって達成される。スキャン対応のクライアントモジュールは、スキャンしたＱＲコード情報を、スキャンデータの収集、処理、及び報告のために、関連するサーバアプリケーションに通信する。Ｍａｒｓｉｃｏの米国特許第９，２２３，８８５号は、ＱＲコードシステムを介して調査情報を収集するための同様のシステムを教示している。

Ｌｉｍの米国特許第９，８２６，０４９号は、ＱＲコードなどをハードリンクアプリケーション（物理的な物体又は位置をウェブリンクにリンクする）で使用し、それによって異なるユーザがタッチポイントとのユーザの対話に応答して異なる情報を受信することができる基本システムを教示している。ハードリンクコード又は提示されたハイパーリンクに応答して特定のユーザに配信されるコンテンツは、スキャンの時間、ユーザの地理的位置、地理的位置の気象条件、ユーザに関連付けられている個人情報、以前の個人によるコードの以前のスキャン回数、及びこれら又は他の変数の任意の組み合わせに依存し得、これらは、ＱＲコードの発信者又は他の当事者によって判定され得る。ユーザデバイスは、プログラムされた１つ以上の条件に基づいて、代替のコンテンツ又はネットワークアドレスにリダイレクトされ得る。

例えば、Ｂｅｇの米国特許第９，４５１，３８９号は、近距離通信（ＮＦＣ）を使用して情報コンテンツを通信するためのシステムを教示している。一意にプログラムされたＮＦＣステッカーは、スマートフォンなどのＮＦＣ対応デバイスと組み合わせて使用され、パーソナライズされたマルチメディアグリーティングを中央サーバにアップロードし得る。ステッカーが配布されると、受信者は同じステッカーをタップし、スマートフォンを使用してグリーティングメッセージを再生することができる。最終消費者は、スマートフォンでＮＦＣコードをタップして、小売業者及び製造業者が中央サーバでホストしている製品情報コンテンツを見ることができる。

Ｒｏｄｇｅｒｓの米国特許第９，１１７，２３１号は、レストランのテーブルなどの敷地内のステーションに配達するためのメニューアイテムを注文する注文受付システムを教示している。システムは、テーブル上のＱＲコード又はＮＦＣコードをスキャンするために使用される、ダウンロードしたアプリケーションを使用する。位置は、ＱＲコードから抽出されたレストラン及びテーブルの識別子を使用して識別される。この位置は、中央プラットフォームデータベースから正しいレストランメニューを識別するために使用される。ＱＲコードに対応する位置に対して注文、支払い、配達が行われ得る。ＭｅｔｅｒのＵＳ２０１６／０１８９２８７ Ａ１は、同様の食品注文システムを教示している。

Ｈｏｒｏｗｉｔｚの米国特許第９，００２，７２７号は、ＱＲコード（又はＮＦＣコード）を使用してクライアントデバイスを誘導し、ＵＲＬによって識別される第１のサーバに第１の要求を送信するシステムを教示している。第１の要求に応答して、クライアントデバイスは、クライアントデバイスのユーザに、ビデオ又は対話型ウェブページのうちの少なくとも１つをクライアントデバイスに表示させるように構成されたデータを第１のサーバから受信する。ＱＲコードに符号化されたデータに応答して、クライアントデバイスは、クライアントデバイスのユーザに関連付けられている識別データと、ＱＲコード内に符号化された識別子に関連付けられているオファーのためのデジタルクーポンをユーザに関連付けられているアカウントに配布するためのクーポンサーバに対する要求と、をクーポンサーバに送信する。クーポンの配布は、クライアントデバイスのユーザが「所定の活動」（例えば、広告ビデオの視聴など）を遂行してクーポンの資格を得ることを前提とすることができる。

ＬｅｗｉｓのＵＳ２０１５／００８１５３２ Ａ１は、ＱＲコードと会場固有の局在的なＷｉＦｉとの組み合わせを使用して、カバーされた会場エリアでモバイル会場関連サービスを提供するシステムを教示している。このシステムは、食品の注文及び類似のサービス、並びに他の様々なサービスを含む。

本明細書で詳述される実施形態は、機械可読コード（「ＭＲＣ」）にアクセスすることによってコンテンツを生成するためのシステム及び方法を具体的に詳述する。特に、好ましい実施形態は一意のコンテンツを生成し、システムは一意のＩＤ又は証明書を利用してシステム内のユーザデバイスを識別する。これらの利点は、先行技術では不可能である、新規かつ一意の機会を可能にする。娯楽会場に関して、本発明は、座席位置、会場位置、過去のユーザ対話、並びに発券ソフトウェア及び広告データベースポータルなどの他のソースから提供されるデータを含む多くの判定要因に基づいて、ユーザデバイス上に対話型コンテンツを表示するためのシステムを提供する。

システムは複数のＭＲＣを含み、ＭＲＣの各々は、ユーザデバイスをサーバシステムに誘導する一意のアドレス及び／又は識別番号を符号化する。システムは、会場内に位置付けられた他のマルチメディアディスプレイとは独立して動作し、システムによって事前にスケジュールされているか、又はオフサイトで管理されているコンテンツを提供し得る。特定の実施形態では、システムはまた、ユーザデバイスで一意のＭＲＣ及び／又はＮＦＣ対応タグのうちの１つをスキャンすることによって生成された、ユーザデバイスの１つからの要求を受信すると、会場マルチメディア表示システム上のマルチメディア作品の表示に基づいて表示されたユーザコンテンツを編成し得、会場マルチメディア表示システム上で現在再生中のマルチメディア作品とリアルタイムで対応する対話型コンテンツを提供する。

一実施形態では、本発明は、ユーザデバイスを介して、会場において、カスタマイズされたコンテンツをユーザに表示するためのシステムを提供する。システムは、コンピュータプロセッサ及びコンピュータメモリを有するサーバシステムと、複数のＭＲＣと、を備え、機械可読コードの各々が、サーバシステムによって制御されるアドレスを符号化し、ＭＲＣの各々が、会場内のユーザがアクセスするために会場内に動作可能に取り付けられている。サーバシステムは、データベースにコンテンツを格納するステップと、ユーザに関連付けられているユーザデータを収集するステップと、ユーザデバイスのうちの１つからの要求を受信するステップであって、要求が、ユーザデバイスでＭＲＣのうちの１つをスキャンすることによって生成される、受信するステップと、ＭＲＣをスキャンしたユーザに関連付けられているユーザデータを判定するステップと、ユーザデータに基づいて、カスタマイズされたコンテンツをデータベース内のコンテンツから選択するステップと、カスタマイズされたコンテンツをユーザデバイスに配信するステップと、を遂行する。

更なる目的は、娯楽の増加、会場でのより効果的な販売、及びより効果的なマーケティングのために、会場及び会場でイベントに参加するユーザとの様々な対話を可能にするシステムを提供することである。これらの対話の目的は、コンテンツが個人レベルでユーザに関連するように、複数のデータポイントに基づく個別化されたコンテンツをユーザに提供することである。一意に符号化されたＮＦＣ対応の及び／又はＭＲＣの各スキャンは、システムがパーソナライズされたコンテンツをユーザに提供することを可能にし、同時に、そのＭＲＣをスキャンした特定のユーザ、又は会場若しくは座席に固有のＭＲＣをスキャンした過去の全てのユーザに帰属させることができるユーザデータを生成し、現在及び将来の使用セッションの間により関連するコンテンツを提供するために利用される。更に、パーソナライズされたコンテンツは、ユーザデバイスに具体的に対応する一意のユーザＩＤの作成によって有効になり、この場合、コンテンツは、したがって、単にシステム内の全てのユーザに対してだけでなく、特に各一意のユーザＩＤに独立して調整及び変更され得る。このことは、ユーザが取り込んだデータを使用して、パーソナライズされたコンテンツを戦略的な様式で変更及び更新することを可能にする。

更なる目的は、大量の効果的なマーケティング情報及び分析を収集するシステムを提供することであり、これは、このオーディエンスにマーケティングを行う企業にとって大きな価値を有する。

別の目的は、配布されるコンテンツに対してより高いレベルのカスタマイズを提供するシステムを提供することである。カスタマイズにより、ユーザデバイス、位置、ユーザデバイスの以前の位置（例えば、ユーザデバイスがシステム内のＭＲＣにアクセスしたＧＰＳ又は他の既知の位置によって取り込まれる）、ユーザによって与えられた個人情報、ユーザデバイスから収集された閲覧習慣及び他のデータ、並びにユーザ又はユーザデバイスに関する関連データを有する他のサードパーティＡＰＩから関連データを取り込むことができる。

更に好ましい実施形態では、ＭＲＣを介して、一意のコンテンツをユーザデバイスに配信するための方法は、ユーザデバイスでＭＲＣを検出し、ユーザ、ユーザデバイス、又はその両方の識別を判定するステップと、コンテンツ管理サーバに問い合わせることによって、ユーザデバイスの識別が一意のモバイルウォレット証明書を含むかどうかを判定し、一意のモバイルウォレット証明書が識別されない場合、一意のモバイルウォレット証明書をユーザデバイスに発行するステップと、一意のモバイルウォレット証明書に関係する情報に基づいてユーザに関する情報を判定するステップと、ユーザ、ユーザデバイス、又はその両方の識別に基づいて、コンテンツを当該ユーザにカスタマイズするステップと、コンテンツをユーザデバイスに配信するステップと、を含み、コンテンツが、一意のコンテンツオファーを含む。

更なる実施形態では、方法は、イベントの発生に基づいてコンテンツを変更することを更に含む。

更なる実施形態では、方法は、一意のモバイルウォレット証明書が、サーバ内のユーザ及び／又はデバイスが一意であるかどうかに関する判定を行うことによって作成され、回答が「はい」である場合、コンテンツ管理サーバが、１人のユーザに１回のみオファーされる未発行の一意のモバイルウォレットパスを含む、コンテンツ管理システムからのコンテンツを要求することになることを更に含む。

更なる実施形態では、方法は、ＭＲＣが、バーコード、クイックレスポンス（ＱＲ）コード、近距離無線通信（ＮＦＣ）コード、無線周波数識別（ＲＦＩＤ）コード、又はそれらの組み合わせからなる群から選択されることを更に含む。

更なる実施形態では、方法は、ユーザの識別がデータの識別を含み、各ＭＲＣの検出時に、データが更新されることを更に含む。

更なる実施形態では、方法は、コンテンツ管理サーバに問い合わせることが、一意のモバイルウォレット証明書に対応するデータの識別を含むことを更に含む。

更なる実施形態では、方法は、データが、日付、時間、機械可読コードのＧＰＳ位置、機械可読コードをスキャンするために使用された通信デバイスのタイプ、機械可読コードがスキャンされたときの通信デバイスの向き、ＭＲＣをスキャンした通信デバイス上のオペレーティングシステムのタイプ、及びそれらの組み合わせからなる群から選択されることを更に含む。

更なる実施形態では、方法は、カスタマイズ可能なコンテンツが、ユーザデバイスをウェブページに誘導し、ウェブページからの分析データが収集され、ウェブページで費やされた時間、行われた購入、ＩＰアドレス、ユーザによって入力された個人情報、見た製品、及びそれらの組み合わせからなる群から選択されたデータからなることを更に含む。

更なる実施形態では、方法は、ユーザがコンテンツ管理サーバ又はＭＲＣにアクセスするたびに、データが収集及び集計されることを更に含む。

更なる実施形態では、方法は、コンテンツを変更するステップが、所定のものであり、データベース内に格納され、イベントの発生時に自動的に作成されることを更に含む。

更なる好ましい実施形態では、ユーザデバイスを介して、会場において、一意のコンテンツをユーザに表示するためのシステムであって、システムは、コンピュータプロセッサ及びメモリを有するサーバシステムと、複数のＭＲＣであって、ＭＲＣの各々が、サーバシステムによって制御されるアドレスを符号化し、ＭＲＣの各々が、会場内のユーザデバイスによるアクセスのために会場内に動作可能に取り付けられる、複数のＭＲＣと、を備え、サーバシステムのコンピュータメモリが、実行可能コードを格納し、実行されると、サーバに、１つのユーザデバイスからの要求を受信するステップであって、要求が、当該ユーザデバイスでＭＲＣのうちの１つをスキャンすることによって生成される、受信するステップと、一意のモバイルウォレット証明書が当該デバイスに関連付けられるかどうか、又はＭＲＣをスキャンしたデバイスに新規の一意のモバイルウォレット証明書を生成するかどうかを判定するステップと、ユーザ機器に関連付けられているユーザデータを収集するステップであって、各ユーザデバイスが、一意のモバイルウォレット証明書を含む、収集するステップと、ユーザデータに基づいて、一意のコンテンツをデータベース内のコンテンツから選択するステップであって、カスタマイズされたコンテンツが、一意のコンテンツを提供し、当該一意のコンテンツが当該サーバ内に格納される、選択するステップと、一意のコンテンツをユーザデバイスに提供するステップと、イベントの発生を識別するステップと、一意の証明書に一意であるイベントの発生に基づいて当該ユーザデバイスに対して新規の一意のコンテンツを生成するステップと、を含むプロセスを遂行することを可能にする、システム。

更なる実施形態において、ＭＲＣの各後続のスキャン時に、ユーザデバイスへの配信のために当該サーバ内で新規の一意のコンテンツを生成する、システム。

更なる実施形態において、コンテンツが、当該ユーザデバイス上で遂行されたイベントに基づいて変更される、システム。

更なる実施形態において、コンテンツがクーポンである、システム。

更なる実施形態において、クーポンコンテンツが当該クーポンの提供者によって変更される、システム。

更なる実施形態において、試合内のアクション、試合内のスコア、慈善寄付、購入、所定の時間、在庫、又はそれらの組み合わせからなる群から選択される、システム。

更なる実施形態において、ＭＲＣが表面に印刷される、システム。

更なる実施形態において、ＭＲＣが表面内に埋め込まれている、システム。

更なる実施形態において、ＭＲＣが、ＭＲＣ、ＧＰＳ、又はその両方の既知の位置を介して、特定の位置を識別する、システム。

更なる実施形態において、クーポンが、少なくとも５つの追加のユーザデバイスへのクーポンの共有に基づいて変更される、システム。

更なる実施形態において、ユーザデータは、ユーザデバイスがサーバシステムと交信したときに更新される、システム。

更なる実施形態において、ユーザデータが、日付、時間、ＭＲＣのＧＰＳ位置、機械可読コードをスキャンするために使用された通信デバイスのタイプ、機械可読コードがスキャンされたときの通信デバイスの向き、ＭＲＣをスキャンした通信デバイス上のオペレーティングシステムのタイプ、及びそれらの組み合わせからなる群から選択される、システム。

更なる実施形態において、カスタマイズ可能なコンテンツが、ユーザデバイスをウェブページに誘導し、ウェブページからの分析データが収集され、ウェブページ上で費やされた時間、行われた購入、ＩＰアドレス、ユーザによって入力された個人情報、見た製品、クッキー、ピクセル、及びそれらの組み合わせからなる群から選択されたデータからなる、システム。

更なる実施形態において、ユーザデバイスが、会場内メトリックＡＰＩを介して、会場内メトリックを更に受信し、当該会場内メトリックが、データとして、又はコンテンツを変更するために利用される、システム。

更なる実施形態において、ユーザデバイスが、サードパーティメトリックＡＰＩを介して、サードパーティメトリックを更に受信し、当該サードパーティメトリックが、データとして、又はコンテンツを変更するために利用される、システム。

更なる実施形態において、チケット仲介メトリックＡＰＩを介したシステムチケット仲介メトリックであって、その当該会場内メトリックが、データとして、又はコンテンツを変更するために利用される、システムチケット仲介メトリック。

更なる実施形態において、データが、ユーザによって追加された個人情報を含む、システム。

更なる実施形態において、ＭＲＣが、座席表面内に埋め込まれた、又は座席表面に貼り付けられたＬＣＤ／ＬＥＤ／電子インク表示デバイス内に位置付けられる、システム。

更なる実施形態において、ＭＲＣが、会場内に位置付けられたビデオボード上に表示される、システム。

更なる実施形態において、ＭＲＣが、リアルタイムで更新可能なＬＣＤ／ＬＥＤ／電子インクディスプレイ内に表示される、システム。

更なる実施形態において、イベントが、試合の参加者内のファンによって遂行されるアクションに関連する、システム。

更なる実施形態において、ＭＲＣが、イベントの発生によって変更されるシステム。

更なる好ましい実施形態では、一意のコンテンツをユーザデバイスに対して生成するためのシステムは、コンピュータプロセッサ及びコンピュータメモリを有するサーバシステムと、複数のＭＲＣであって、ＭＲＣの各々が、サーバシステムによって制御されるアドレスを符号化し、ＭＲＣの各々が、会場内のユーザデバイスによるアクセスのために会場内に動作可能に取り付けられている、複数のＭＲＣと、を備え、サーバシステムのコンピュータメモリが、実行可能コードを格納し、実行されると、実行可能コードは、サーバが、１つのユーザデバイスからの要求を受信するステップであって、要求が、当該ユーザデバイスでＭＲＣのうちの１つをスキャンすることによって生成される、受信するステップと、ＭＲＣに一意に符号化されるＵＲＬにユーザデバイスを誘導するステップと、識別サーバにおいてＵＲＬ要求を受信し、少なくとも１つのユーザデバイスが新規であるか又は再訪問であるかを判定し、結果をコンテンツ管理サーバに通知するステップと、データベースに格納される新しいユーザの未使用のモバイルウォレット証明書を生成するステップと、生成されるモバイルコンテンツに関するコンテンツ管理ソフトウェアからの指示をコンテンツ管理サーバにおいて受信するステップと、識別サーバに第２のＵＲＬを提供するステップと、第２のＵＲＬを少なくとも１つのユーザデバイスに送信するステップと、当該第２のＵＲＬから、一意のコンテンツを当該ユーザデバイス上に表示するステップと、当該ユーザデバイスからデータを取得するステップと、イベントの発生時に、当該コンテンツ管理サーバから新しいＵＲＬを受信するステップと、を含むプロセスを遂行することを可能にする、システム。

更なる好ましい実施形態では、一意のデジタルクーポンを作成するための方法は、ユーザデバイスでＭＲＣを検出し、ユーザ、ユーザデバイス、又はその両方の識別を判定することと、コンテンツ管理サーバに問い合わせることによって、ユーザデバイスの識別が一意のモバイルウォレット証明書を含むかどうかを判定することであって、一意のモバイルウォレット証明書が識別されない場合、一意のモバイルウォレット証明書をユーザデバイスに発行することと、一意のモバイルウォレット証明書をデータベース内に格納することと、一意のデジタルクーポンを生成することであって、当該デジタルクーポンが、一意のモバイルウォレット証明書に一意である、生成することと、一意のデジタルクーポンを当該ユーザデバイスに配信することと、を含む。

本発明の他の特徴及び利点は、本発明の原理を例として示す添付の図面と併せて、以下のより詳細な説明から明らかになるであろう。

添付図面は本発明を示すものである。

カスタマイズされたコンテンツの配信を開始するためにユーザデバイスによってスキャンされ得るＭＲＣを含む会場の斜視図である。 図１に示されるように、カスタマイズされたコンテンツの配信を可能にするシステムの一実施形態のブロック図である。 図２のシステムの動作を示すフロー図である。 システムの更なる実施形態を示すブロック図である。 図４のシステムの動作を示すフロー図である。 システムの一実施形態の変形例を示すブロック図である。 図６のシステムの動作を示すフロー図である。

上述した図面は、本発明、位置に基づく個別化されたコンテンツのための方法及びシステムを示しており、システムは、ユーザ入力から収集されたデータ及びサードパーティデータなどの他の要因に基づいて、提供されたマルチメディアコンテンツをリアルタイムで変更する能力を含む。コンテンツは、システムによって生成され、ＵＲＬ、又はモバイルデバイス、又はモバイルウォレットに配信される任意のコンテンツを意味するものとする。コンテンツは、単にビジュアルコンテンツ、リプレイ、広告である場合もあれば、クーポン、引き換えコード、又は価値のあるものである場合もある。

以下でより詳細に考察されるように、システムの差別化要因は、リアルタイムコンテンツをエンドユーザに提供するためにいくつかの変数からのデータ入力を使用することである。これらのデータセットは、チケット仲介者などの多数のソースから得ることができ、チケット仲介者は、イベントのチケットを購入したユーザに関する詳細を広告データベースデータに提供でき、このデータは、特定のユーザについてのインターネット上及びインターネット外の様々なソースからの過去のコンテンツ対話を提供できる。これらの分析データセットはまた、会場内のユーザから収集された収集データ／フィードバックに基づいて、会場内のコンテンツ又はオファーをイベント内のユーザに、個人に基づいて、グループに基づいて、又は会場全体として会場に提供するためにも使用され得る（すなわち、分析ポータルデータが、ユーザの７５％がハンバーガーを自分のお気に入りの食べ物のタイプとして選択することを明らかにする場合、会場内マルチメディアディスプレイは、ハンバーガーの販売に関連するコンテンツを表示するようにトリガされるであろう）。このシステムはまた、機械学習アルゴリズムを実装することもでき、機械学習アルゴリズムは、分析ポータルから提供されるデータの一部又は全ての組み合わせと結合されると、エンドユーザにとって有利であると予測されるリアルタイムのコンテンツを提供することができる。エンドユーザポータルは、ブラウザに基づくウェブページ、クラウドに基づくウェブアプリ、プログレッシブウェブアプリ、ダウンロード可能なアプリなど、様々な形態とすることができる。システムは、食品の注文、座席位置に配達される商品の購入、リプレイ映像を見ること、スタジアム内での賭けの手配に至るまで、複数のオプションを提供することができる。システムは、システム上の全てのＭＲＣに同じ対話型コンテンツオプションをオファーする能力、又は所定のデータセットに基づいて若しくはシステム内の変数及びデータに基づいて異なるコンテンツをユーザにオファーする能力を提供することになる。

好ましい実施形態では、ＭＲＣは一意であり、したがって、ＭＲＣが固定又は静的デバイス上にある場合、既知の物理的位置を有することができる。ＭＲＣが病弱者などの表面に貼り付けられるか、表面に固定されるか、表面に刻印されるか、若しくは他の方法で物理的に刷り込まれるか、又は表面に埋め込まれる場合、物理的位置は、当該物品が静止しているときに定義することができる。固定位置の非限定的な例としては、スタジアムの固定席、トイレ、特定のレストラン、壁、柱などが挙げられる。モバイルＭＲＣは、例えば、車両、自転車、船、列車、飛行機などのモバイルデバイス内に位置付けられ得る。このような移動可能なデバイス上のＭＲＣは、位置を識別するために、取り込みの瞬間にユーザデバイスからＧＰＳを取り込む必要がある。移動可能なＭＲＣは、一連の分単位で数回アクセスでき、ユーザデバイスがＭＲＣをスキャンする（又はサーバに問い合わせる）たびに異なるＧＰＳ位置を生成し、システムがユーザデバイスの移動を識別することを可能にする。

ＭＲＣの位置が既知であるため、静的か移動可能かを問わず、正確な位置又はＧＰＳ位置をデータの一部として利用して、ユーザデバイスへのコンテンツを生成することができる。同様に、車両に関連するＡＰＩは、利用可能な範囲で、車両の移動の開始位置と終了位置を識別することができる。したがって、ＡＰＩは、車両の計画されたルートを識別するデータをシステムに提供することができ、その特定の位置に関連するコンテンツが、そのルートに沿ってユーザに提供され、これは、ユーザにとって魅力的となり得る。ユーザによってダウンロードされたビュー、ページビュー、ページ上での滞在時間、見られた広告、又はクーポンからのデータは、ユーザの習慣又は関心に関する更なるデータを提供し、ユーザに対して一意で個別化されたコンテンツを生成するためにシステムによって更に利用され得る。

特定の実施形態では、システムは、賭け事のためにモバイルウォレットと併せて利用され得る。賭け事構成要素の場合、ユーザは、自分の座席又は他の位置（例えば、自分の前の座席／ベンチ／椅子／壁／手すり／ガラス）に位置付けられているＮＦＣ対応のタグ及び／又はタグ上のＭＲＣをユーザのデバイスでスキャンし、ブラウザに基づく又はプログレッシブウェブアプリ（「ＰＷＡ」）を含むクラウド若しくはローカルに基づくモバイルアプリケーションの形態であり得るライブ賭け事ポータルに移動することが可能になる。システム分析ポータルを使用すると、ユーザはシステム全体で過去の賭け事を確認し、Ａｐｐｌｅ Ｐａｙ若しくはＧｏｏｇｌｅ Ｗａｌｌｅｔなどのモバイルウォレットソリューションを利用して、又は従来の支払い方法で賭け事を行うことができる。ユーザが従来のユーザプロファイルを作成する必要なく、対話性及び賭け事に基づくアクションの全てが容易になるであろう。この同じ賭け事構成を利用して、ユーザに与えられる賞品が、チームスポンサーからのプロモーションアイテムなどのユーザに与えられる物理的アイテム、又はユーザのデバイスにダウンロード若しくは電子メールにより送信することができるデジタル報酬である「ブランド賭け事」をオファーすることができる。

スポーツ会場でのファンの関与は、多くの場合、試合そのものを超える。その瞬間が来ると、ファンはしばしば彼らのチームが支援する大義に対して寛大になり、その大義は非営利団体に提供されることがある。したがって、会場では、チームは１つ以上の慈善団体の支援を要求することができ、プラットフォームは、ＮＦＣ及び／又はＭＲＣを介してチームの会場の座席から直接リアルタイムで寄付する能力を可能にし得る。例えば、Ｓａｌｖａｔｉｏｎ Ａｒｍｙへの寄付の場合、ユーザは、会場のマルチメディアディスプレイシステムからの催促の有無にかかわらず、自分のＭＲＣをスキャンし、自分のモバイルウォレット又は従来の支払い方法のいずれかを使用して寄付するように促されることになる。以前の主張に沿って、このシステムは、会場の所有者に、所望に応じて、カスタマイズ可能な様々な寄付テンプレートを全ての座席、列、又はセクションに配備することを可能にするであろう。更に、寄付の取引が完了した後ユーザは、会場の内外で使用できる物理的又はデジタルの報酬をオファーされ得る。実際、このシステムの利点は、システムで示される一意のモバイルウォレット証明書（ユーザＩＤとしても知られる）がユーザデバイスに含まれていることである。したがって、このことは、システムが、特定のユーザＩＤに対応するユーザデバイスを、特定の金額を寄付しているものとして識別することを可能にする。このシステムには、寄付又は大義への貢献に対する「報酬」又はインセンティブを事前に入力することができる。

例えば、大義は、ある大義のために会場の１つのセクションが１００ドルを募ることであり得る。特定のセクション内のＭＲＣからの全ての寄付を集計して、そのセクションが１００ドルの寄付目標に達したかどうかを判定することができる。したがって、セクションに２００人がいる場合、平均５０セントの寄付は、目標を達成するのに十分になるであろう。次いで、システムは、所定のデジタル又は物理的な報酬、すなわち会場で使用できるクーポン若しくは他のオファー、又は他の有形若しくは無形の報酬を入力することができる。このシステムは、寄付をすばやく集計し、リアルタイムでセクションを互いに競争させることができるため、更に一歩先を行くことができる。したがって、セクション１はセクション２と「競争」して、寄付の目標を達成することができる。これにより、ある位置で提供されるＭＲＣの使用に基づいて、システム内でゲーミフィケーションが可能になる。

個別のユーザ報酬が提供され得、例えば、ユーザがより多くの寄付を行うと、そのユーザにはより大きな報酬が提供される。個別の一意のモバイルウォレット証明書は、イベント、つまりユーザによる寄付の追跡を可能にするので、その特定の一意のモバイルウォレット証明書に対応する個別の報酬をそのユーザに提供することができる。

これらのアクションは全て、システムがユーザデータを取り込む機会を提供する。ユーザデータは、ＭＲＣをスキャンするユーザのデバイスに基づいて収集され、システムにログインしているユーザには依存しないため、大部分が匿名のままであり得る。したがって、データは、ユーザデバイスを制御している人の実際の識別と関連付けられる必要はない。ユーザが男性であるか若しくは女性であるか、又は若いか若しくは老いているかは重要ではなく、代わりに、データは、画像を作成する特定のデータのセットであり、そのデータに基づいて特定のモバイルオファー又はコンテンツが提供され、次に、非限定例として、上記のように寄付、又は他の購入、又は埋め込まれた試合若しくはタスクにおける結果、又は会場における試合の結果など、１つ以上のイベントの発生に基づいて変更され得る。

データはまた、例えば、サードパーティＡＰＩを通じて、システム外で収集することができる。システム自体の外部から収集されたユーザデータも利用することの利点は、他の方法では収集されないことがあるデータを提供すると同時に、ユーザが自分の座席でＭＲＣをスキャンするときにコンテンツを「事前設定」する機会もオファーすることである。例１：Ｔｉｃｋｅｔｍａｓｔｅｒなどのイベントチケット提供者が、ジョーがフットボールの試合のチケットを購入して座席１、列１に座ったことを示すデータをシステムの分析ポータルに提供し、同時に、ジョーが３２歳の男性であることなどのＴｉｃｋｅｔｍａｓｔｅｒが知っているデータ（ジョーがＴｉｃｋｅｔｍａｓｔｅｒアカウントを作成したときにＴｉｃｋｅｔｍａｓｔｅｒに提供されるデータ）も提供した場合、システム内の各ＭＲＣは、個別の座席又は特定の位置にまで一意に符号化されているため、分析ポータルは、３２歳の男性であるジョーが試合の座席に座ったときにアピールするコンテンツを「事前スケジュールする」能力を有することになる。このユースケースは、スタジアム又は会場全体ではなく、特定の参加者のサブセットにマーケティングを行うことを検討しているマーケターにとって価値のあるものになり得る。データは、複数のイベントからも取得することもできる。ジョーが以前にＴｉｃｋｅｔｍａｓｔｅｒから他のチケットを購入した場合、そのデータも利用可能であり得、ジョーに関連する更なる詳細及び情報を提供し、このデータは、ジョーにより良いコンテンツを提供するために使用され得る。例えば、ジョーがロックコンサートのチケットしか買わない場合、新しいコンサートのカントリーミュージックのリストを提供することは、ジョーにとって最良のターゲット広告ではないであろう。したがって、コンテンツをジョーの興味（ロックコンサート）に合わせて変更することは、広告主にとってもジョーにとってもより大きな価値を提供する。

システムの機械学習構成要素は、スポーツチームに、ユーザ対話に基づいてコンテンツをカスタマイズすることによって、より関連性の高いリアルタイムのオファーをファンに提供することを可能にする。例２：ジョーがＭＲＣをスキャンすると、チームファンポータルに移動し、そこで「商品を購入する」を選択した場合。７５％の確率でジョーはシャツを購入するが、帽子は購入しない場合、システムは、過去の購入及び閲覧習慣に基づいて、帽子ではなくシャツをより多く表示するようにリアルタイムでジョーのオファーを調整する能力を有することになる。代替的に、システムはジョーの購買習慣に格納されたこのデータを使用して、カスタマイズされたデジタルオファーをジョーに配信し、ジョーが帽子を購入した場合の２５％割引など、シャツ以外の商品を購入するようにジョーを促すこともできる。これは、チーム、パフォーマー、興業主、又は会場内での商品から食品までのアイテムの販売を検討している、又は在庫の考慮に基づいている会場にとって価値があり得る。システムには、前述の様々なユーザポータル（ウェブブラウザ、ＰＷＡなど）内のユーザ入力からユーザの特性を学習する能力を有する。この構成要素は、１つの会場内での以前のコンテンツ対話、又はＭＲＣのシステムネットワーク全体での対話に基づいて、カスタマイズされたコンテンツをユーザに提供するであろう。この構成要素はまた、システムに、過去の使用状況統計に基づいて特別なインセンティブをオファーするために、ユーザ及び／又はユーザのデバイス情報を格納することを可能にする。例えば、システムは、「チームＶＩＰ」商品のオファーを配信することによって、ジョーの１０回連続の野球試合でＭＲＣをスキャンしたことに対してジョーに報酬を与えることができる。又は、システムは、購入履歴に基づいて割引価格でホットドッグ、ピーナッツ、ソーダのオファーをジョーに提供するか、又はジョーが通常食品又は飲み物を購入しない場合に、デジタルクーポン若しくはモバイルウォレットオファーを使用して購入を動機付けることができる。

システムの別の機能は、システム内の各ユーザデバイスに一意の識別情報をオファーする能力である。したがって、各ユーザデバイスは、システム内で個別に追跡され得る。これの一例は、システムのＭＲＣのうちの１つをスキャンする各ユーザデバイスに、図４～６に示すように、一意のデジタルウォレットオファーをオファーすることである。このことは、会場の所有者、チーム、大学、マーケター、パフォーマー、興業主などが、ＭＲＣをスキャンする全てのユーザデバイスに個別化されたデジタルウォレットのオファーをオファーすることを可能にするであろう。例３：システムは、ＭＲＣのスキャン時に各ユーザに一意のデジタルウォレット証明書をオファーし、つまり、５０人のユーザがユーザデバイスで同じＭＲＣをスキャンすると、５０人のユーザデバイス全てがシステムデータベース内に個別に一意の記録を有することになる。したがって、単一のＭＲＣを中央の位置に位置付けることができ、そのＭＲＣをスキャンした任意のユーザに一意のコンテンツ（デジタルウォレットのオファー）をなおも可能にするであろう。システムは各ユーザに異なるデジタルウォレットオファーを配信することがあるため、ジョーがＭＲＣをスキャンした場合、彼のデジタルウォレットオファーは売店における半額のソーダになることがあるが、ジョーの妻が別のデバイスから同じＭＲＣをスキャンすると、一意の異なるモバイルウォレット証明書を有している場合、彼女のデジタルウォレットのオファーは、売店における半額のハンバーガーになることがある。同様に、システムは、ユーザが自分のデジタルウォレットオファーを有効化し、引き換えたかどうかを追跡することができる。

これを実現する１つのメカニズムは、５０人のユーザがＵＲＬ、クラウドに基づくアプリケーション、又は同様のものなどに移動し、「デジタルウォレットオファー」をダウンロードするように促されることである。このオファーをダウンロードする全てのユーザは、自分のデバイスに一意のモバイルウォレット証明書をダウンロードしていることになり、これにより、個別のデジタルウォレットオファーを個別に更新することもできる（更新は、コンテンツ、画像、割引などを含む）。システムは、これを、ユーザデバイスに関係する各モバイルウォレットに対して一意の証明書を提供することによって作成する。このプロセスは、リダイレクト／識別サーバが、システムに入ったユーザ及び／又はデバイスが一意であるかどうかを判定することによって促進され、回答が「はい」である場合、コンテンツ管理サーバはコンテンツ管理システムにコンテンツを要求し、このコンテンツは、１人のユーザに１回のみオファーされる未発行のユニークなモバイルウォレットパスを含む。これはまた、システム内のデータベース内にユーザデバイスの一意のＩＤを格納することによっても促進され得、システム上で実行されているソフトウェアは、一意のＩＤを問い合わせ、記録から識別することができる。したがって、システムは個別のユーザデバイスに関する情報を格納する（及びそのデバイスに関連する一意のコードを格納する）ことができ、又はユーザデバイス自体が、一意のモバイルウォレット証明書、若しくは別の形態の検証済み証明書をユーザデバイスのストレージに含むことができ、又はシステムは、両方のアプローチを使用することができる。必要な範囲で、一意のＩＤを分散型台帳システムに格納して、システムの信頼性及び正確性を確保することができ、これは、支払い及び他の貴重な個人情報が格納される場合に特に必要になり得る。

システムはまた、「グループパス」をオファーする能力も含み、システムは、所定の数のユーザにのみ発行できるデジタルウォレットのオファーをオファーすることができる。したがって、ＭＲＣをスキャンする最初の人、最初の５人、最初の１０人、２５人、５０人、１００人、５００人、１，０００人、１０，０００人、ｎ番目の人（及びその間の全ての数）は、グループ内に含まれ得る。このようなグループパスの配布及びユーザデバイスへのシステムの実行回数のカウントは、試合又は他の景品企画として使用され得る。「１００番目にダウンロードした人が賞品を獲得する」、又は「今すぐ購入又はクリックすると、最初の１００人だけが賞品を請求できる」といったタイプの試合は常識である。システムを通じて、これらのタイプのプログラムを追跡する能力は、このようなプログラムを管理する新たな方法を提供する。

このシステムはまた、従来のモバイルアプリケーション又はウェブに基づくプラットフォーム内に実装することもできるが、ユーザが当該アプリケーション又はウェブアドレスを訪問すると、一意のデジタルウォレットオファーがユーザにオファーされることになる。システム内の一意のモバイルウォレット証明書の個別化された性質のため、一意のデジタルウォレットオファーは、その後、偶然、何らかのデータ、又はその一意のデジタルウォレットオファーの提供者がオファーを変更する機会を可能にするイベントが発生したことに基づいて直接変更され得る。例えば、あるピザが１０％オフであるというオファーがあるが、そのオファーが少なくとも、２、５、１０、２５、５０、ｎ人の人と共有され、その人もオファーをダウンロードすると、オファーは２５％オフになる。これにより、誰がオファーをダウンロードしたか、特定のオファーに何人が追跡されたかを追跡することが可能になり、共有に関連するメトリックに基づいてオファーを変更及び改善することが可能になる。

システムの機械学習及びカスタムコンテンツの側面は、会場内アプリケーションに限定されず、ライドシェア車両、航空機、船舶、列車、ホテルの部屋、寮の部屋、バケーションレンタルなど、複数の業界で利用され得る。広範囲の本発明は、ロケーションに基づくカスタムコンテンツソリューションをユーザのモバイルデバイスにオファーすることである。

ホテル及び大学の寮の部屋の場合、システムは、客室内に配置されたＭＲＣを含む複数の一意に符号化されたタグで構成されることになるが、ＮＦＣ対応タグ及び／又はＭＲＣタグは、部屋ごとに、又は当該部屋の宿泊客／居住者ごとに１つ存在する。各ＭＲＣはシステムサーバに接続されることになり、当該タグが事前に提供されたデータポイントに基づいて所定のコンテンツをオファーすることを可能にするであろう。大学の寮のユースケースでは、ユーザは自分の部屋内に位置付けられているＭＲＣをスキャンし、性別、学歴、学年などの様々な要因に基づいてコンテンツが表示されることになる。また、これらのＭＲＣ上のコンテンツはまた、システム自体からのデータポイント及び使用状況報告を利用し、より良好に関連するコンテンツをユーザに提供することにもなる。これらのＭＲＣはまた、マーケター及びそれらが配備されている大学に、試合チケット又は小売店のクーポンなどのインセンティブを、デジタルオファー又はモバイルウォレットオファーを介して大学の寮の学生に直接オファーすることも可能にする一方で、システム内で提供される様々な分析に基づいて、ＭＲＣのみを、又は全てを選択するためのオファー及びコンテンツを提供するオプションを提供することができる。ＭＲＣはまた、学生及びホテルの宿泊客が、ライブポーリング手順を実行するために、ユーザの提出という形態でシステムに関するリアルタイムのフィードバックをオファーすることも可能にする。このユースケースは、大学、マーケター、及びホテルの所有者に、その宿泊客にカスタマイズされたコンテンツを個別化ベースでオファーするための貴重なプラットフォームを提供することになる。

システムの別の一意の特徴は、ユーザが任意の位置で複数のＭＲＣのうちの１つをスキャンしたときに、コンテンツを提供するために収集されるデータをシステム全体で収集することができることである。この機能は、マーケターに、位置体験から消費者の特性をより詳しく理解し、多数のマーケットにわたってユーザに関連するコンテンツを提供することを可能にするであろう。例４：日曜日にアーリントンのフットボールの試合でジョーがＭＲＣをスキャンし、次の水曜日にボストンのライドシェア車両でジョーがＭＲＣをスキャンした場合、システムは、ジョーがシステムにログインしなくても、ユーザであるジョーが両方の対話において同じであると理解し、分析ポータルから提供されるデータに基づいて、それに応じてコンテンツを表示することになる。これは、ユーザデバイス若しくはサーバ、又はその両方に一意のモバイルウォレット証明書があるため、システムがユーザであるジョーを認識しているためである。ＭＲＣをスキャンすることによって、システムはまた、データをアップロードして、ジョー並びに彼の活動及び興味に関するより多くの情報を生成し、コンテンツを通じてジョーにより良いコンテンツを提供することもできる。

図１は、以下でより詳細に考察されるように、ユーザデバイス（１２）へのカスタマイズされたコンテンツの配信を開始するためにユーザデバイス（１２）でスキャンされる会場（３０）内に位置決めされたＭＲＣ（１８）を含む会場（３０）の一実施形態の斜視図である。会場（３０）は、このシステム（１０）が好適であり得るスタジアム、アリーナ、競技場、競技エリア、パフォーマンスホールなどの任意の形態であり得る。ここで、会場は、特定のＭＲＣ、又は個別のＭＲＣに関連付けられている広告を表示し得る巨大スクリーン（３１）を含む。ここではソーダ会社（３３）に関する広告が提供されている。そのような発生は、その製品に関連するＭＲＣを生成し得、ユーザが、その特定の製品に関連するクーポン又はオファーをダウンロード又は取得することを可能にする。システム（１０）は、娯楽会場のほかにも、大学の寮の部屋、ホテルの部屋、クルーズ船、列車、航空機、及びライドシェア車など、モバイルエンゲージメントが望まれる、及び／又は必要とされる他のエリアにも実装され得る。本システムの用途のいくつかの例が本明細書で考察されているが、本発明の範囲は提供された特定の例に限定されるべきではなく、「会場」という用語は、当業者によって考案され得る代替的な又は同等の実施形態を含むように解釈されるべきである。

この実施形態では、ユーザデバイス（１２）（例えば、スマートフォン、タブレット、スマートウォッチ、スマート眼鏡、ウェアラブルデバイス、又は移植可能デバイスなどのモバイル電子デバイス）は、システム（その一実施形態が図２に示される）がユーザデバイス（１２）に対話型コンテンツを提供できるよう、ＭＲＣ（１８）のうちの１つをスキャンするか又は他の方法で検出するために使用され得る。これは、タグ（１６）内に含まれるＮＦＣチップにユーザデバイス（１２）を隣接させるか、ユーザデバイス（１２）のカメラ（１４）を使用してＭＲＣ（１８）の画像を取り込み、ＱＲコード（又は他の形態のコード）を取り込むことによって遂行され得る。次に、ユーザデバイス（１２）は、以下でより詳細に考察されるように、コンテンツに誘導される。

図１に示されるように、この実施形態では、複数のＭＲＣ（１８）は各々、会場（３０）内の複数の座席（２０）のうちの１つに隣接して、この場合、前方の座席（２０）の裏面（２２）（前方に座席がない場合は壁など）に位置決めされたタグ（１６）の各部分である。代替的に、ＭＲＣ（１８）は、他の位置（例えば、地面、天井、壁、柱、他の周囲の構造物、又は肘掛け若しくはカップホルダーなどの座席（２０）上の他の位置）に配置され得る。この配置の一例が示されているが、これは、本明細書で説明する使用に好適である会場内の任意の配置を含むと広く解釈されるべきである。本発明の教示と一致する、当業者によって考案され得る代替的な配置方式は、本発明の範囲内であるとみなされるべきである。タグ（１６）自体は、ＬＣＤ、ＬＥＤ、電子インク、又はライブに基づいて変更され得る他の視覚的ディスプレイなどのビデオディスプレイであり得る。したがって、ＭＲＣ（１８）は、リアルタイムで変更及び更新され得る。タグ（１６）はまた、ＭＲＣ（１８）を読み取り、ＭＲＣ（１８）と通信するカメラ（１４）の代わりに、ＭＲＣ（１８）、ＲＦＩＤ又は他の無線送信として埋め込まれ、利用され得る。

ＭＲＣ（１８）の各々は、以下でより詳細に考察されるように、ユーザデバイス（１２）をリダイレクト／識別サーバ（４０）（図２に示される）に誘導するアドレスを符号化する。本出願の目的上、「機械可読コード」又はＭＲＣという用語は、バーコード、クイックレスポンス（ＱＲ）コード、近距離無線通信（ＮＦＣ）コード、無線周波数識別（ＲＦＩＤ）コード、又は当技術分野で既知である、若しくは後に開発される任意の他の同等のデバイス若しくは技術の任意の形態を含むように広義に解釈されるべきである。このコードは、会場（３０）内に設置される材料（例えば、金属、プラスチックなど）の別個の部品の形態であり得るか、又は会場（３０）内に印刷若しくは他の方法で提供され得る（例えば、会場の座席、又は他の表面若しくは構造物のうちの１つに表示、印刷、又は一体的に形成される）。

ＭＲＣ（１８）は、ユーザデバイス（１２）、典型的にはモバイル「スマート」フォン、しかし代替的に、ユーザデバイスとＭＲＣとの間の無線通信、カメラ、又は他の接続要素を使用して、ラップトップコンピュータ、タブレットコンピュータ、パーソナルデジタルアシスタント（ＰＤＡ）、ネットブックコンピュータ、スマートウォッチ、スマート眼鏡、ウェアラブルデバイス、又は移植可能デバイスなどの任意の形態によって読まれるよう適合される。ＭＲＣ（１８）は、例えば、電話の設定を変更する、テキストを作成して送信する、アプリケーションを起動する、又は通信デバイスによってのみ制限される任意の数のコマンドを実行する、などのタスクを自動化するようにプログラムされ得る。

システム（１０）（図２に示される）は、以下でより詳細に考察されるように、例えば、広告主、チーム所有者、興業主、及びパフォーマーなどが、個人を特定のウェブページに誘導すること、又はＭＲＣ（１８）がユーザデバイス（１２）によって（すなわち、ユーザデバイス（１２）のカメラ［１４］によって）スキャンされるとユーザデバイス（１２）に特定のアクションを遂行させること、又は無線若しくは他の無線通信を使用して非可視ＭＲＣ（１８）に接続することを可能にするようにプログラムされ得る。いくつかの他の特定の例が以下で考察されるが、このシステム（１０）を使用して無数の代替的なシステムが実装され得ることを理解すべきであり、そのような代替物は、本発明の範囲内であるとみなされるべきである。

他の実施形態では、ＭＲＣ（１８）は、個人が、例えば、イベント施設内にいる間、座席から直接チケットを購入し、食事を注文し、商品を購入するなどの非接触取引を遂行することを可能にし得る。典型的な実施形態では、複数のＭＲＣ（１８）は、例えばＵＲＬリダイレクトページを介して、又はアプリケーション（「アプリ」）を送信及び起動することによって、遠隔でリアルタイムに更新できるデータで暗号化される。更に、典型的な実施形態では、複数のＭＲＣ（１８）が一緒にリンクされ、個別のＭＲＣ（１８）ではなくネットワークとしてみなされる。しかしながら、各個別のＭＲＣ（１８）の自律性は維持され、スキャンされた特定のＭＲＣに基づいて、非接触取引及び特定の位置、すなわち座席への配達を可能にする。

図１の実施形態では、ＭＲＣ（１８）は、剛性プレート又はステッカー上に提供され得、及び／又はＮＦＣチップ若しくは他の同様のチップを含み、個別に指定されたアクションを遂行するようにプログラムされる。例えば、ＮＦＣコードは、例えば、電話設定の変更、テキストの作成及び送信、及びＢｌｕｅｔｏｏｔｈを介したデバイスの電源オンなどを可能にするようなタスクを自動化するようにプログラムされ得る。これは、場合によっては効果的であるが、このような個別に指定されたアクションは、イベントを通じて様々な時間に異なるメッセージを配信する必要があり得るイベント施設には最適ではない。典型的な実施形態では、例示的なシステム及び方法は、複数のＭＲＣ（１８）が、イベント施設のオペレータが、イベント施設全体に対する１つの指定アクションではなく、イベント施設内の特定のセクション又は個別の座席にパーソナライズされたメッセージを提供することを可能にする様々な指定アクションを遂行するようにプログラムされることを可能にする。

例えば、イベント施設がスポーツスタジアムである場合、図１に示されるように、複数のＭＲＣ（１８）は、コンテンツを受信するために、ＮＦＣ、ＱＲコードなどを介して、前の座席上のユーザデバイス（１２）をスワイプ又はスキャンするように促され得る。他の実施形態では、ユーザデバイス（１２）をスワイプ又はスキャンすると、個人は試合中の特定の時間に異なる広告主のウェブページに誘導され得、複数の異なる広告主が試合中に複数のＭＲＣ（１８）を利用できるようになる。他の実施形態では、複数のＭＲＣ（１８）はまた、売店エリア又は小売場所で引き換えることができるデジタルクーポンを通信デバイスにダウンロードする能力も有し得る。ＭＲＣ（１８）はまた、以下でより詳細に考察されるように、スケジューリングソフトウェアを介して会場内のデジタルスクリーンで実行されるライブメディアと同期する能力も有する。

本発明の別の用途は、小売業者がＭＲＣ（１８）を介して特定の会場内でリアルタイムの割引をユーザにオファーすることである。例えば、会場（３０）内のＭＲＣ（１８）が特定の小売業者にリンクされている場合、その小売業者は、会場（３０）内のユーザのみがアクセスできる割引をリアルタイムでオファーすることができる。リアルタイム割引の発生はイベントであり、イベントは、ユーザデバイス（１２）に提供されるオファー又はコンテンツの変更をトリガする。

モバイル決済は急速に拡大しているビジネスセグメントであり、例えば、非接触取引などのＮＦＣアプリケーションは、モバイル決済の最も広く採用されている形態になると予想されている。本発明の実施形態は、ＮＦＣを介して、通常は数センチメートル以下の距離で、それらを一緒にタッチするか、又はそれらを近接させることによって、通信デバイスと複数のＭＲＣ（１８）との間の無線通信を確立する能力を個人に提供する。

本発明の実施形態はまた、ＭＲＣを介して対話型通信を確立する能力を個人に提供する。典型的な実施形態では、複数のＭＲＣは、例えば、売店エリア又は小売場所で引き換えられ得るモバイルウォレットオファー（例えば、デジタルクーポン）をユーザデバイス（１２）に直接ダウンロードする能力などの様々な指定アクションを遂行するようにプログラムされ得る。例えば、モバイルウォレットオファーは、例えば、ＮＦＣ対応通信デバイスを使用して、小売店又は売店エリアで取引を遂行する際に、個人によって引き換えられ得る。このことは、売店の所有者、小売店の所有者、及び広告主に、発行されたクーポンの変換率（すなわち、１００枚のクーポンが複数のＭＲＣを介してスキャンされ、８０枚が引き換えられた）を直ちに確認する能力を提供する。これらのモバイルウォレットのオファーは、イベント施設内外の小売場所で引き換えられ得る。

典型的な実施形態では、各タグ（１６）はＭＲＣ（１８）を含み、ＭＲＣの各々は、データベース内に格納されている一意の識別番号を有し、一意の識別番号は、その特定の位置を知ることを含むこのＭＲＣ（１８）との特定の対話、又は所与の時間にイベント施設内の複数のＭＲＣ（１８）の各々に配信される特定のメッセージを提供することを可能にする。これは、複数のＭＲＣに対して通信デバイスをスキャンし、ウェブページに誘導されることによって、個人が食事を注文し、自分の食事を自分の座席に配達させる能力を提供し、ＭＲＣの特定の位置が既知であるようにする。これは、ユーザが自分のモバイルデバイスにアプリケーションをダウンロードすることを必要とするのに対して、標準的なモバイルウェブブラウザを介して達成され得るという事実を提供することが特に有用である。

ＵＲＬリダイレクト技術を利用することによって複数のＭＲＣ（１８）を遠隔で更新することに加えて、例示的な方法及びシステムは、個人が複数のＭＲＣをスキャンするたびに、分析データを収集及び集計するように構成されている。複数のＭＲＣ（１８）がユーザデバイス（１２）でスキャンされると、分析データが収集される。分析データは、例えば、日付、時間、ＭＲＣのＧＰＳ位置、ＭＲＣをスキャンしたときのユーザデバイス（１２）のＧＰＳ位置、機械可読コードをスキャンするために使用したユーザデバイスのタイプ、機械可読コードがスキャンされたときの通信デバイスの向き、ＭＲＣをスキャンしたユーザデバイスのオペレーティングシステムのタイプであり得る。例示的な方法及びシステムは、複数のＭＲＣ（１８）の物理的スキャンから収集された分析データを、個人がウェブページに誘導されたときに収集されたデータと結合する。典型的な実施形態では、データは、例えば、ウェブページに費やした時間、行なった購入、ＩＰアドレス、ユーザによって入力された個人情報、及び見た製品であり得る。このようなデータは、例えば、消費者の購入及びウェブブラウジング習慣に関する大きな洞察を提供するため、広告主、チーム所有者、会場所有者などにとって高い価値を有する。この実施形態はまた、イベント参加者のリアルタイムデータ／投票、すなわち、お気に入りの選手への投票、試合結果の予測、得点の予測、ジャンボトロンに表示される試合、スタジアムでのリアルタイムイベントなどを可能にするために使用することも可能である。しかし、リアルタイム投票は、ユーザデバイス及びまたＭＲＣの両方の個別化された性質によって可能になる。例えば、ユーザデバイス又はＭＲＣのうちの１つだけが一意である場合、ユーザ及びまた同様のユーザの母集団の両方を識別することは不可能である。スタジアムのセクションが別のセクションと競合している場合、各ユーザデバイスを特定のセクションのＭＲＣに接続し、グループとしてイベントに参加させる必要がある。グループの要素が欠けていると、このような「セクション別」の競争は可能でなくなる。

典型的な実施形態では、遠隔で更新可能な機械可読コードプログラミングは、個人がデジタルクーポンを自分のユーザデバイスに直接ダウンロードし、デジタルクーポンを他のユーザデバイスに転送する能力を提供する。典型的な実施形態では、個人がデジタルクーポンを事前定義された数のユーザデバイスに転送すると、動機付けされたオファーが増加する。例えば、機械可読コードの近くに自分のユーザデバイスを持っていくと、個人はウェブページに誘導され得、そこから地元の小売店で１０％割引になるデジタルクーポンであるモバイルウォレットオファーをダウンロードする。このシステムは、一意のモバイルウォレット証明書を使用するため、このデジタルクーポンは、ここで、ユーザデバイスに一意であり、クーポンの共有を追跡するために一意である必要がある。個人がこのデジタルクーポンを、一定期間、例えば、１週間内などに、自分の通信デバイスから、例えば５台の他の通信デバイスに転送すると、その小売店で使えるクーポンオファーが、１０％オフから２０％オフに自動的にアップグレードされる。この機能は、個人が自分のデジタルクーポンを家族及び友人に転送して、より大きな割引を受けられるようにする更なるインセンティブをオファーする。また、この機能は、ブランド及び小売業者に、最初のダウンロードポイントから、様々なユーザデバイス間でクーポンが転送される様々な位置に至るまで、自分のプロモーションが広まっていく様子を見ることを可能にするであろう。これらのクーポン／プロモーションはまた、ＮＦＣ、ＭＭＳ、テキストメッセージ、Ｆａｃｅｂｏｏｋ、Ｔｗｉｔｔｅｒ、Ｓｎａｐｃｈａｔなどのソーシャルメディアを介して共有及び追跡することもできる。モバイルクーポンは、ブラウザに基づくか、又はユーザのデバイスに位置するユーザのデジタルウォレットに格納され得る。

クーポンは、何らかのイベントが発生した場合にのみ表示され得る。例えば、試合の終了、一方のチームの勝利、一方のチームが所定の点数を獲得したこと、特定のゲームイベント（タッチダウン、ホームラン、盗塁、３点シュートなど）、及びコンテンツ、すなわち何らかの機会のためのクーポンを提供できるＭＲＣを生成することになる。これらのイベントは、イベントの発生時に準備されるように、システムに事前入力され得る。

他の実施形態では、遠隔で更新可能なＭＲＣ（１８）は、例えば、学生識別バッジ、雇用識別バッジ、及びコンサートバッジなどの識別バッジに含めることができる。例えば、学生識別バッジにＭＲＣ（１８）を含めることは、学生に、識別バッジをスキャンして、ランチ、及びスポーツスケジュールなどに何が提供されているかを示すウェブページに自動的にリダイレクトされる能力を提供する。ウェブページはまた、毎日変更され得る広告も含み得る。更に、いくつかの実施形態によれば、ＭＲＣ（１８）は、例えば、親が、自分の家、及び車などに配置できる磁石に含めることができる。ＭＲＣ（１８）を備えた磁石は、通信デバイスでスキャンして、例えば、成績、及び学校情報などの情報にアクセスすることができる。例えば、コンサートクレデンシャルコード内にＭＲＣ（１８）を含めることは、ファンが、限定コンテンツ、オファーなどを得るために、機械可読コードをスキャンすることを可能にするであろう。他の実施形態では、ストラップに取り付けられた、又は取り付けられていない機械可読コードが、コンサートの全ての参加者に配られるであろう。コンサート中に、ファンは機械可読コードをスキャンして、舞台裏のパス、商品などを獲得するチャンスを得ることができる。また当該ファンからの任意のデータ入力もまた、リアルタイムで収集されるであろう。これらのＭＲＣ（１８）はまた、シャツ、帽子、ＣＤ、スウェットシャツ、ズボン、ポスターなどの商品にも配置され得るが、これらに限定されない。

更に、様々な実施形態が、本明細書の一部を構成し、イノベーションが実施され得る特定の例示的な実施形態を例示的に示す添付図面を参照して、以下により完全に説明される。しかしながら、実施形態は、多くの異なる形態で具体化され得、本明細書に記載された実施形態に限定されると解釈されるべきではなく、むしろ、これらの実施形態は、この開示が徹底的かつ完全であり、当業者に実施形態の範囲を完全に伝えるように提供される。とりわけ、様々な実施形態は、当業者に知られている方法、システム、媒体、デバイス、又は任意の類似又は同等の構成であり得る。したがって、様々な実施形態は、完全にハードウェアの実施形態、完全にソフトウェアの実施形態、又はソフトウェアとハードウェアの側面を組み合わせた実施形態の形態をとることができる。したがって、以下の詳細な説明は、限定的な意味で解釈されるべきではない。

上で考察されるデータに加えて、システムはまた、以下で考察されるように、提供されるコンテンツのカスタマイズを更に可能にするために、様々なソースからユーザに関する大量のデータを収集することもできる。これについては、以下でより詳細に考察する。

図２は、図１に示されるように、カスタマイズされたコンテンツの配信を可能にするシステム（１０）の一実施形態のブロック図である。図３は、図２のシステム（１０）の動作を８つのステップで示すフロー図である。図２～３に示されるように、この実施形態では、システム（１０）は、ネットワーク（例えば、インターネット、又は当技術分野で知られている他の形態のネットワーク）に動作可能に接続されたリダイレクト／識別サーバ（４０）を含む。本出願の目的上、「サーバ」という用語（又は「コンピュータ」、「コンピュータデバイス」、「電子デバイス」、「ユーザデバイス」、「ポータル」などの任意の他の類似の用語）は、当技術分野でよく知られているように、少なくとも１つのコンピュータプロセッサ、例えば、中央処理装置（ＣＰＵ）、及びデータを格納する能力を有する何らかの形態のコンピュータメモリを有する任意の形態の電子デバイス又は複数のデバイスのことを指す。サーバは、後述されるように、データを受信、格納、及び／又は処理するためのハードウェア、ソフトウェア、及びファームウェアを備え得る。ハードウェアは、単一のユニット内にあり得るか、又はネットワークを介して動作可能に接続され得る。例えば、コンピュータ又はサーバは、サーバ、デスクトップコンピュータ、ラップトップ、スマートフォン、タブレット、スマートウォッチ、スマート眼鏡、ウェアラブルデバイス若しくは移植可能デバイス、又は本明細書に記載するように機能できる任意の形態の電子デバイスを含むがこれらに限定されない、広範囲のデジタル電子デバイスのいずれかを備え得る。更に、複数のデバイスが説明され得るが（例えば、コンテンツ管理サーバ（４２）、分析ポータル（４６）、及びその他）、これらは全て、当業者の教示に従って、単一のコンピュータデバイス、又は複数の関連するコンピュータデバイスで遂行することができる。

本明細書で使用される「コンピュータメモリ」という用語は、実行のためにプロセッサに命令を提供することに関与する任意の有形の非一時的なストレージを指す。そのような媒体は、不揮発性媒体、揮発性媒体、及び当技術分野で知られている同等の媒体を含むがこれらに限定されない多くの形態をとることができる。不揮発性媒体には、例えば、ＲＯＭ、磁気媒体、及び光記憶媒体が含まれる。揮発性媒体には、例えば、典型的にメインメモリとして機能するＤＲＡＭが含まれる。コンピュータメモリの一般的な形態には、例えば、ハードディスク及び他の形態の磁気媒体、ＣＤ－ＲＯＭディスクなどの光学媒体、並びに様々な形態のＲＡＭ、ＲＯＭ、ＰＲＯＭ、ＥＰＲＯＭ、ＦＬＡＳＨ－ＥＰＲＯＭ、メモリカードなどの固体媒体、及び任意の他の形態のメモリチップ若しくはカートリッジ、又はコンピュータが読み出すことのできる任意の他の任意の媒体が含まれる。いくつかの例が上に提供されているが、これらの例は限定を意味するものではなく、いくつかの一般的な例を例示するものであり、当業者に知られている任意の類似又は同等のデバイス又はシステムを使用することができる。

更に、本明細書で使用される「データベース」という用語は、リレーショナルデータベース、オブジェクト指向データベース、階層型データベース、ネットワークデータベース、非リレーショナル（例えば、ＮｏＳＱＬ）データベース、ドキュメントストアデータベース、インメモリデータベース、プログラム、テーブル、ファイル、リスト、又は本明細書で説明するようにデータを格納するように機能するプログラミング構造の任意の形態の１つ以上（の組み合わせ）の任意の形態を指す。

リダイレクト／識別サーバ（４０）のコンピュータメモリは、実行されると、コンピュータシステム（１０）に、図３に示されるプロセスなどの複数のステップを含むプロセスを遂行することを可能にする実行可能コードを格納する。図３で説明されているように、プロセスは、ユーザデバイス（１２）をＮＦＣチップに隣接して配置する、又はユーザデバイス（１２）のカメラ（１４）（図１に示す）を使用して、座席（２０）上に位置し得るＭＲＣ（１８）の画像を取り込んで、ＱＲコード（又は他の形態のコード）が取り込まれるようにするなど、（図１に示されるように）会場（３０）でユーザデバイス（１２）がＭＲＣ（１８）をスキャン（又は他の方法で検出するか若しくは読み取る）するのに使用するときに開始される。次に、ユーザデバイス（１２）は、リダイレクト／識別サーバ（４０）に、コードに符号化された一意のＵＲＬへの要求を送信する。リダイレクト／識別サーバ（４０）が問い合せを受信すると、リダイレクト／識別サーバ（４０）は、ユーザ、使用デバイス、又はその両方を識別するユーザ／デバイスＩＤを判定することができる。この情報は取り込まれ、ＭＲＣ（１８）をスキャンしているユーザに関する更なる情報を判定するために多くの方法で使用され得る。この情報は、以下で考察されるように、ユーザデバイスに配信されるコンテンツをカスタマイズするために使用される（１２）。

リダイレクト／識別サーバ（４０）は、この情報をコンテンツ管理サーバ（４２）（「ＣＭＳ」）に配信する。ＣＭＳ（４２）に動作可能にインストールされたコンテンツ管理ソフトウェア（４４）は、受信したユーザデータに基づいて、ユーザデバイス（１２）に配信するコンテンツを判定するためにユーザデータを使用する。コンテンツ管理ソフトウェア（４４）は、例えば、分析ポータル（４６）によって収集され得、データベース（４８）に格納され得る複数の潜在的なソースからユーザに関するデータを引き出し得る。分析ポータル（４６）は、図２に詳述されるように、様々な入力を受信するために、通信、取り込み、意思決定などを可能にするサーバ又はデバイスであり得る。一実施形態では、ユーザデバイスからユーザＩＤ／デバイスＩＤを受信するステップは、ユーザに関する重要なデータを提供する。例えば、ユーザＩＤは、複数のソースからユーザに関するデータを直接収集することを可能にし得る。デバイスＩＤは、サービス提供者からの記録を介してユーザに関係させることができるため、ユーザに関するデータの収集が可能になる。このデータは、リアルタイムで、又はユーザデバイスによるＭＲＣの後続のスキャン時に、モバイルデバイスに対して生成された一意のコンテンツの変更を可能にする。

ユーザに関連付けられているユーザデータを収集するステップはまた、会場内メトリックＡＰＩ（５０）を介して、会場内メトリックを受信するステップも含み得る。このＡＰＩ（５０）は、チケットの購入（過去及び現在）、会場からの食品、商品、並びに他の商品及びサービスの購入に基づいて、ユーザに関する情報が収集されることを可能にし得る。

ユーザに関連するユーザデータを収集するステップはまた、サードパーティメトリックＡＰＩ（５２）を介して、サードパーティメトリックを受信するステップも含み得る。このＡＰＩ（５２）は、共有プログラムに参加しているサードパーティ、又はマーケティング情報、人口統計、及びユーザに関する他のデータを販売又は他の方法で提供しているサードパーティから、ユーザに関する情報を収集することを可能にする。

ユーザに関連するユーザデータを収集するステップはまた、クッキー、ピクセル、及び同様のツールなどのツール（５４）から情報を受信するステップも含み得る。これらのツール（５４）は、現在のシステム（１０）でのユーザのアクティビティ、並びにインターネットの閲覧、他のサイト及びソフトウェアの使用などの関連する利用時間に基づいて、ユーザに関する情報を可能にする。

ユーザに関連するユーザデータを収集するステップはまた、チケット仲介メトリックＡＰＩ（５６）を介して、チケット仲介メトリックからの情報を受信するステップも含み得る。これらのメトリックは、会場（３０）（図１）でチケットを販売するチケット仲介者が収集した情報を含み得、購入されたチケットに関する情報だけでなく、ユーザに関する関連情報を含む幅広いマーケティングデータを含み得る。

この実施形態では、コンテンツ管理ソフトウェア（４４）は、収集されたユーザデータに基づいて、コンテンツ指示を判定し、そのコンテンツ指示をコンテンツ管理サーバ（４２）に中継し、コンテンツ管理サーバ（４２）は次に、どのＵＲＬをユーザに表示すべきかをリダイレクトサーバ（４０）に指示し、リダイレクトサーバ（４０）は次に、ユーザデバイス（１２）を最終エンドポイント（アプリケーション、ＵＲＬなど）に誘導する。次いで、ユーザデバイス（１２）はエンドポイントに到着し、モバイルコンテンツをユーザに表示する。コンテンツは、任意の数のイベントによって変更され得る。例えば、スポーツ会場のレストランは、食べ物を割引すること（試合の終わりに何も無駄にならないように）、及び試合又はイベント内の特定の時点に達したときに食べ物を割引販売することを望む場合がある。このことは、イベント及び在庫のシステム内でのリアルタイムフィードバックを可能にし、特定の在庫に基づいて価格又はオファーが変更され得る。広告又はクーポンは、モバイルコンテンツとしてリアルタイムでシステム上のユーザに対して生成され、そのような消費を動機付けることができる。このアプリケーションの目的上、「リアルタイム」及び「リアル－タイム」という用語は、イベントが発生してから１０秒以内に提供される任意の対話を意味する。

対話型モバイルコンテンツを提供するステップはまた、特定のユーザに好適な所望のコンテンツを、モバイルアプリケーションで使用するための形態で選択及び／又は生成するステップと、モバイルアプリケーション及び所望のコンテンツをユーザデバイス（１２）に送信するステップと、も含み得る。一実施形態では、システム（１０）は、クラウドに基づくアプリケーションを利用する。クラウドに基づくアプリを機能させるには、アプリケーション（又は「アプリ」）が（ｉＯＳ、Ａｎｄｒｏｉｄなどに好適な形態で）書かれ、その後、アプリは、クラウドに基づくプラットフォームに読み込まれるか、又はクラウドに基づくＯＳに移植されるかのいずれかである。クラウドプラットフォームに入ると、アプリは、モバイルデバイスからアクセスされて、ユーザデバイスでネイティブに実行されているかのように表示され得る。

図４は、システム（６０）の第２実施形態を示すブロック図、図５は、図４のシステム（６０）の動作を１０段階で示すフロー図であり、フロー図中の丸で囲んだ数字で示されている。図４～５に示されるように、システム（６０）は、リダイレクト／識別サーバ（４０）、コンテンツ管理サーバ（４２）、及び分析ポータル（４６）を含む、上で考察されるものと同じ構成要素のうちの多くを含む。しかしながら、本実施形態におけるこれらの構成要素の機能は、以下でより詳細に考察されるように、代替的なステップを含む。

この実施形態では、ユーザデバイス（１２）によるＭＲＣ（１８）のスキャンに続いて、ユーザは、ＭＲＣ（１８）に一意に符号化されたＵＲＬにリダイレクトされる。リダイレクト／識別サーバ（４０）は、ＵＲＬ要求を受信し、ユーザデバイス（１２）がシステム（６０）への新規デバイスであるか又は再訪問デバイスであるかをコンテンツ管理サーバ（４２）に通知する。この実施形態では、コンテンツ管理サーバ（４２）は、モバイルウォレットパスを発行するために使用される一意の証明書を含むＵＲＬのデータベース（６２）を含む。ウォレットパスは、各ユーザによる１回の使用に限定され得る。ユーザがリピーターであると判定された場合、ユーザが複数の報酬にアクセスしないように、このユーザは、モバイルウォレットパスへのアクセスを拒否され得る。ユーザが新規である場合、コンテンツ管理サーバ（４２）は、コンテンツ管理ソフトウェア（４４）を介して、データベース（６２）から取得した未使用のモバイルウォレット証明書を含むＵＲＬを判定する。コンテンツ管理ソフトウェア（４４）は、リダイレクト／識別サーバ（４０）から受信したデータに基づいて、どのコンテンツを表示するかを判定し、コンテンツ管理ソフトウェア（４４）は、ＵＲＬアドレスをリダイレクト／識別サーバ（４０）に提供し、リダイレクト／識別サーバ（４０）は、このＵＲＬアドレスをユーザに提供して、ユーザデバイス（１２）が選択されたエンドポイントに誘導されるようにする。提供されるコンテンツは、一意のウォレットパスオファーを含む。次いで、システムは、分析ポータル（４６）を通じて、過去の対話からのデータを保持する。ユーザとウォレットパスＩＤ（６４）（モバイルウォレット証明書）が送信され、ポータル及びデータベースが更新される。

このプロセスの一部として、ユーザは、ウォレットパスと交換するために個人情報を入力するように促され得る。提供された情報は、分析ポータル（４６）の分析データベースに格納され得る。分析ポータル（４６）は、個別のユーザに割り当てられた対話及び／又は機械可読コード（１８）をスキャンした全てのユーザの対話を含む、過去のユーザ対話からのデータを保持する。分析ポータル（４６）は、ユーザがモバイルウォレットパスをダウンロードしたデータも保持する。

ユーザ及びウォレットのパスＩＤは、ＣＭＳを通じてデータベース（６２）に送信され、ユーザへの将来のオファー及びコンテンツの更新を可能にする。ウォレットパスの発行に使用された証明書は格納され、二度と使用されない。

図６は、上記の変形例を詳述したものであり、図７のフロー図を１１のステップで示したもので、ユーザデバイス（１２）は、座席（２０）上のＭＲＣ（１８）にアクセスする。ユーザデバイス（１２）によるＭＲＣ（１８）のスキャンに続いて、ユーザは、特定のＭＲＣ（１８）に一意に符号化されたＵＲＬにリダイレクトされる。リダイレクト／識別サーバ（４０）は、ＵＲＬ要求を受信してコンテンツ管理サーバ（４２）に通知し、データベース（６２）からユーザＩＤ及びウォレットパスＩＤ（モバイルウォレット証明書）を確認することによって、ユーザデバイス（１２）のシステム（６０）への状態（新規／非新規）を判定する。新規の（３４）ユーザデバイス又は新規でない（３６）ユーザデバイスは、対応するＩＤについてデータベース（６２）を確認することによって簡単に判定される。

コンテンツ管理サーバ（４２）は、モバイルウォレットパスを発行するために使用される一意の証明書を含むＵＲＬのデータベース（６２）を含む。ユーザが再訪問ユーザであると判定された場合（３６）、データベースはＩＤ（証明書）を確認する。ユーザが新規（３４）ユーザである場合、コンテンツ管理サーバ（４２）は、コンテンツ管理ソフトウェア（４４）を介して、データベース（６２）から取得した未使用のモバイルウォレット証明書を含むＵＲＬを判定し、それをデータベース内に記録する。このとき、ユーザは、既存のＩＤ（証明書）（６４）で確認されるか、新しいＩＤを所持するか、いずれの場合も、そのユーザデバイス（１２）に対して特定の証明書であることが確認される。

その後、一意のモバイルウォレット証明書（ＩＤ）が確認されるか、又は生成されると、コンテンツ管理ソフトウェア（４４）は、リダイレクト／識別サーバ（４０）から受信したデータに基づいて、どのコンテンツを表示するかを判定し、コンテンツ管理ソフトウェア（４４）は、ＵＲＬアドレスをリダイレクト／識別サーバ（４０）に提供し、リダイレクト／識別サーバ（４０）は、このＵＲＬアドレスをユーザに提供して、ユーザデバイス（１２）が選択されたエンドポイントに誘導されるようにする。提供されるコンテンツは、例えば、デジタルクーポン（３２）の形態で、一意のウォレットパスのオファーを含む。

このプロセスの一部として、ユーザは個人情報（３８）をシステム（６０）に入力するように促され得、このことは、ユーザデバイス（１２）でより優れた分析情報を得ることを可能にする。提供された情報は、分析ポータル（４６）の分析データベース（６６）に格納され得る。分析ポータル（４６）は、個別のユーザに割り当てられた対話及び／又はＭＲＣ（１８）をスキャンした全てのユーザの対話を含む、過去のユーザ対話からのデータを保持する。分析ポータル（４６）はまた、ユーザがモバイルウォレットパスをダウンロードしたデータも保持する。

分析データベース（６６）はまた、ライブイベントの結果に基づいて、又はユーザがとったアクションに基づいて、デジタルウォレットオファー、例えば、デジタルクーポン（３２）を変更するためにも利用され得る。例えば、イベント（６８）は、ホームチームが試合に勝つことであり得る。データベース内に事前入力されたイベントが発生すると、分析ポータル（４６）はデジタルクーポン（３２）を変更することができる。このように、デジタルクーポン（３２）は最初にピザのスライスを注文すると無料の飲み物を提供した。イベント（６８）が発生すると、デジタルクーポン（３２）は、ピザのスライスを注文すると、無料のドリンク及びサラダを提供する。

イベント（６８）の別の例としては、寄付をすること、賭け事をすること、（６０）内でゲームをすること、所定の抽選をすること、システム内でアイテムを購入すること、システム（６０）外でアイテムを購入するがシステム（６０）に接続する外部のＡＰＩを介して追跡されることが挙げられ得る。個別化されたＩＤにより、各ユーザデバイス（１２）を追跡及び識別し、イベントの発生に基づいてカスタマイズされた通信を可能にすることができる（６８）。

本発明の特定の実施形態が本明細書に開示されているが、本発明はこれらの実施形態に限定されず、むしろ本発明の範囲は本発明に対する特許請求の範囲によって定義されることが明確に理解されるべきである。本出願で使用される「ａ」、「ａｎ」、及び「ｏｎｅ」という用語は、特に断りのない限り、言及された項目の１つ以上を含むと定義される。「およそ」及び「約」という用語は、特に断りのない限り、±１０％を意味すると定義される。また、「有する（ｈａｖｅ）」、「含む（ｉｎｃｌｕｄｅ）」、「含む（ｃｏｎｔａｉｎ）」、及び同様の用語は、特に断りのない限り、「含む（ｃｏｍｐｒｉｓｉｎｇ）」を意味すると定義される。更に、上記の明細書で使用される用語は、本特許出願の教示を与えられた当業者にとって自明であると考えられる類似及び／又は同等の用語、及び／又は代替的な実施形態を含むように本明細書で定義される。

Claims (34)

1. 機械可読コードを介して、一意のコンテンツをユーザデバイスに配信するための方法であって、
   ａ．前記ユーザデバイスで前記機械可読コードを検出し、ユーザ、前記ユーザデバイス、又はその両方の識別を判定するステップと、
   ｂ．コンテンツ管理サーバに問い合わせることによって、前記ユーザデバイスの前記識別が一意のモバイルウォレット証明書を含むかどうかを判定し、一意のモバイルウォレット証明書が識別されない場合、前記一意のモバイルウォレット証明書を前記ユーザデバイスに発行するステップと、
   ｃ．前記一意のモバイルウォレット証明書に関係する前記情報に基づいて、前記ユーザに関する情報を判定するステップと、
   ｄ．前記ユーザ、前記ユーザデバイス、又はその両方の前記識別に基づいて、前記ユーザに配信される前記一意のコンテンツをカスタマイズするステップと、
   ｅ．前記一意のコンテンツを前記ユーザデバイスに配信するステップであって、前記一意のコンテンツが、一意のモバイルコンテンツオファーを含む、配信するステップと、を含む、方法。
2. ｆ．イベントの発生に基づいて、前記コンテンツを変更することを更に含む、請求項１に記載の方法。
3. 前記一意のモバイルウォレット証明書が、前記サーバ内のユーザ及び／又はデバイスが一意であるかどうかに関する判定を行うことによって作成され、回答が「はい」である場合、前記コンテンツ管理サーバが、１人のユーザに１回のみオファーされる未発行の一意のモバイルウォレット証明書を含む、コンテンツ管理システムからのコンテンツを要求する、請求項１に記載の方法。
4. 前記機械可読コードが、バーコード、クイックレスポンス（ＱＲ）コード、近距離無線通信（ＮＦＣ）コード、無線周波数識別（ＲＦＩＤ）コード、又はそれらの組み合わせからなる群から選択される、請求項１に記載の方法。
5. 前記ユーザの前記識別が、データの識別を含み、前記機械可読コードの各検出時に、前記データが更新される、請求項１に記載の方法。
6. 前記コンテンツ管理サーバに問い合わせることが、前記一意のモバイルウォレット証明書に対応するデータの識別を含む、請求項１に記載の方法。
7. 前記データが、日付、時間、前記機械可読コードのＧＰＳ位置、前記機械可読コードをスキャンするために使用された通信デバイスのタイプ、前記機械可読コードがスキャンされたときの通信デバイスの向き、対話型コードをスキャンした通信デバイス上のオペレーティングシステムのタイプ、及びそれらの組み合わせからなる群から選択される、請求項５又は６に記載の方法。
8. 前記コンテンツが、前記ユーザデバイスをウェブページに誘導し、前記ウェブページからの分析データが収集され、前記分析データが、ウェブページで費やされた時間、行われた購入、ＩＰアドレス、前記ユーザによって入力された個人情報、見た製品、及びそれらの組み合わせからなる群から選択されたデータからなる、請求項１に記載の方法。
9. ユーザが前記コンテンツ管理サーバ又は前記機械可読コードにアクセスするたびに、前記データが収集及び集計される、請求項６～８のいずれか一項に記載の方法。
10. 前記コンテンツを変更する前記ステップが、所定のものであり、データベース内に格納され、前記イベントの前記発生時に自動的に作成される、請求項２に記載の方法。
11. 一意のコンテンツを会場において少なくとも１つのユーザデバイスを介してユーザに表示するためのシステムであって、
    ａ．コンピュータプロセッサ及びコンピュータメモリを有するサーバシステムと、
    ｂ．複数の機械可読コードであって、前記機械可読コードの各々が、前記サーバシステムによって制御されるアドレスを符号化し、前記機械可読コードの各々が、前記会場内の全てのユーザデバイスによるアクセスのために前記会場内に動作可能に取り付けられている、複数の機械可読コードと、を備え、
    ｃ．前記サーバシステムの前記コンピュータメモリが、実行可能コードを格納し、実行されると、前記実行可能コードは、前記サーバが、
    ｉ．１つのユーザデバイスからの要求を受信するステップであって、前記要求が、前記ユーザデバイスで前記機械可読コードのうちの１つをスキャンすることによって生成される、受信するステップと、
    ｉｉ．一意のウォレット証明書が前記デバイスに関連付けられているか、又は前記機械可読コードをスキャンした前記デバイスに対して新しい一意のモバイルウォレット証明書を生成するかどうかを判定するステップと、
    ｉｉｉ．前記ユーザデバイスに関連付けられているユーザデータを収集するステップであって、各ユーザデバイスが、一意のモバイルウォレット証明書を含む、収集するステップと、
    ｉｖ．前記ユーザデータに基づいて、前記データベース内のコンテンツから前記一意のコンテンツを選択するステップであって、前記コンテンツが、前記一意のコンテンツを提供し、前記一意のコンテンツが、前記サーバ内に格納される、ステップと、
    ｖ．前記一意のコンテンツを前記ユーザデバイスに提供するステップと、
    ｖｉ．イベントの発生を識別するステップと、
    ｖｉｉ．前記一意の証明書に一意である前記イベントの前記発生に基づいて、前記ユーザデバイス上で新規の一意のコンテンツを生成するステップと、を含むプロセスを遂行することを可能にする、システム。
12. 前記機械可読コードの各後続のスキャン時に、前記ユーザデバイスへの配信のために前記サーバ内で新しい一意のコンテンツが生成される、請求項１１に記載のシステム。
13. 前記一意のコンテンツが、前記ユーザデバイス上で遂行されたイベントに基づいて変更される、請求項１１に記載のシステム。
14. 前記一意のコンテンツがクーポンである、請求項１１に記載のシステム。
15. 前記クーポンが、前記クーポンの提供者によって変更される、請求項１４に記載のシステム。
16. 前記イベントが、試合内のアクション、試合内のスコア、慈善寄付、購入、所定の時間、在庫、又はそれらの組み合わせからなる群から選択される、請求項１１に記載のシステム。
17. 前記機械可読コードが、表面に印刷される、請求項１１に記載のシステム。
18. 前記機械可読コードが、表面内に埋め込まれる、請求項１１に記載のシステム。
19. 前記機械可読コードが、前記機械可読コード、ＧＰＳ、又はその両方の既知の位置を介して特定の位置を識別する、請求項１１に記載のシステム。
20. 前記クーポンが、少なくとも５つの追加のユーザデバイスに対する前記クーポンの共有に基づいて変更される、請求項１４に記載のシステム。
21. 前記ユーザデータは、前記ユーザデバイスが前記サーバシステムと交信するときに更新される、請求項１１に記載のシステム。
22. 前記データが、日付、時間、前記機械可読コードのＧＰＳ位置、前記機械可読コードをスキャンするために使用された通信デバイスのタイプ、前記機械可読コードがスキャンされたときの通信デバイスの向き、対話型コードをスキャンした通信デバイス上のオペレーティングシステムのタイプ、及びそれらの組み合わせからなる群から選択される、請求項１１に記載のシステム。
23. 前記一意のコンテンツが、前記ユーザデバイスをウェブページに誘導し、前記ウェブページからの分析データが収集され、前記分析データが、ウェブページで費やされた時間、行われた購入、ＩＰアドレス、前記ユーザによって入力された個人情報、見た製品、クッキー、ピクセル、及びそれらの組み合わせからなる群から選択されたデータからなる、請求項１１に記載の方法。
24. 前記ユーザデバイスが、会場内メトリックＡＰＩを介して、会場内メトリックを更に受信し、前記会場内メトリックが、データとして又は前記コンテンツを変更するために利用される、請求項１１に記載のシステム。
25. 前記ユーザデバイスが、サードパーティメトリックＡＰＩを介して、サードパーティメトリックを更に受信し、前記サードパーティメトリックが、データとして又は前記コンテンツを変更するために利用される、請求項１１に記載のシステム。
26. 前記ユーザデバイスが、チケット仲介メトリックＡＰＩを介して、チケット仲介メトリックを更に受信し、前記チケット仲介メトリックが、データとして又は前記コンテンツを変更するために利用される、請求項１１に記載のシステム。
27. 前記データが、ユーザによって追加された個人情報を含む、請求項１１に記載のシステム。
28. 前記機械可読コードが、座席表面内に埋め込まれた、又は座席表面に貼り付けられたＬＣＤ／ＬＥＤ／電子インク表示デバイス内に位置付けられる、請求項１１に記載のシステム。
29. 前記機械可読コードが、前記会場内に位置付けられたビデオボード上に表示される、請求項１１に記載のシステム。
30. 前記機械可読コードが、リアルタイムで更新され得るＬＣＤ／ＬＥＤ／電子インクディスプレイ内に表示される、請求項１１に記載のシステム。
31. 前記イベントが、試合の参加者内のファンによって遂行されるアクションに関連する、請求項１１に記載のシステム。
32. 前記機械可読コードが、イベントの前記発生によって変更される、請求項２８に記載のシステム。
33. 一意のモバイルコンテンツを少なくとも１つのユーザデバイスに対して生成するためのシステムであって、
    ａ．コンピュータプロセッサ及びコンピュータメモリを有するサーバシステムと、
    ｂ．複数の機械可読コードであって、前記機械可読コードの各々が、前記サーバシステムによって制御されるアドレスを符号化し、前記機械可読コードの各々が、前記会場内の全てのユーザデバイスによるアクセスのために前記会場内に動作可能に取り付けられている、複数の機械可読コードと、を備え、
    ｃ．前記サーバシステムの前記コンピュータメモリが、実行可能コードを格納し、実行されると、前記実行可能コードは、前記サーバが、
    ｉ．１つのユーザデバイスからの要求を受信するステップであって、前記要求が、前記ユーザデバイスで前記機械可読コードのうちの１つをスキャンすることによって生成される、受信するステップと、
    ｉｉ．前記機械可読コードに一意に符号化されるＵＲＬに前記ユーザデバイスを誘導するステップと、
    ｉｉｉ．識別サーバにおいて前記ＵＲＬ要求を受信し、前記少なくとも１つのユーザデバイスが新規であるか又は再訪問であるかの結果を判定し、前記結果をコンテンツ管理サーバに通知するステップと、
    ｉｖ．データベースに格納される新規ユーザのための未使用のモバイルウォレット証明書を生成するステップと、
    ｖ．生成されるモバイルコンテンツに関するコンテンツ管理ソフトウェアからの指示を前記コンテンツ管理サーバにおいて受信するステップと、
    ｖｉ．前記識別サーバに第２のＵＲＬを提供するステップと、
    ｖｉｉ．前記第２のＵＲＬを前記少なくとも１つのユーザデバイスに送信するステップと、
    ｖｉｉｉ．前記第２のＵＲＬから一意のモバイルコンテンツを前記少なくとも１つのユーザデバイス上に表示するステップと、
    ｉｘ．前記少なくとも１つのユーザデバイスからのデータを取得するステップと、
    ｘ．イベントの発生時に、前記コンテンツ管理サーバからの新規ＵＲＬを受信するステップと、を含むプロセスを遂行することを可能にする、システム。
34. 一意のデジタルクーポンを作成するための方法であって、
    ａ．ユーザデバイスで機械可読コードを検出し、ユーザ、前記ユーザデバイス、又はその両方の識別を判定することと、
    ｂ．コンテンツ管理サーバに問い合わせることによって、前記ユーザデバイスの前記識別が一意のモバイルウォレット証明書を含むかどうかを判定することであって、一意のモバイルウォレット証明書が識別されない場合、前記一意のモバイルウォレット証明書を前記ユーザデバイスに発行する、判定することと、
    ｃ．前記一意のモバイルウォレット証明書をデータベース内に格納することと、
    ｄ．一意のデジタルクーポンを生成することであって、前記デジタルクーポンが、前記一意のモバイルウォレット証明書に一意である、生成することと、
    ｅ．前記一意のデジタルクーポンを前記ユーザデバイスに配信することと、を含む、方法。

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