JP5621028B1 - 広告配信装置、広告配信方法および広告配信プログラム - Google Patents

広告配信装置、広告配信方法および広告配信プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】高精度のターゲティング広告を行うこと。【解決手段】本願に係る広告配信装置は、事業者情報データベースと、進入情報取得部と、ユーザ情報抽出部と、第1広告情報出力部と、第2広告情報出力部とを備える。事業者情報データベースは、事業者のユーザ情報を記憶する。進入情報取得部は、事業者に対応する場所に進入した無線端末の情報を含む進入情報を取得する。ユーザ情報抽出部は、進入情報に基づき、無線端末の進入場所に対応する事業者のユーザ情報を事業者情報データベースから抽出する。第1広告情報出力部は、ユーザ情報抽出部によって抽出されたユーザ情報に応じた第1広告情報を事業者に対応する場所に進入した無線端末へ出力する。第2広告情報出力部は、第1広告情報の出力後における無線端末のユーザの行動に応じた第2広告情報を無線端末へ出力する。【選択図】図1B

Description

本発明は、広告配信装置、広告配信方法および広告配信プログラムに関する。
近年、インターネットなどのネットワークの飛躍的な普及に伴い、ネットワークを介した広告配信が盛んに行われている。かかる広告配信の一つの形態として広告主により指定された配信条件(例えば、ユーザの属性、興味および関心など)にユーザ情報が合致するユーザに対して広告配信を行うターゲティング広告が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2009−223423号公報
しかしながら、従来の広告配信技術では、広告配信業者が有するユーザ情報に基づいて広告配信が行われており、広告主が意図した広告配信が行われないことがあった。
本願は、上記に鑑みてなされたものであって、高精度のターゲティング広告を行うことができる広告配信装置、広告配信方法および広告配信プログラムを提供することを目的とする。
本願に係る広告配信装置は、事業者情報データベースと、進入情報取得部と、ユーザ情報抽出部と、第1広告情報出力部と、第2広告情報出力部とを備える。前記事業者情報データベースは、事業者のユーザ情報を記憶する。前記進入情報取得部は、前記事業者に対応する場所に進入した無線端末の情報を含む進入情報を取得する。前記ユーザ情報抽出部は、前記進入情報に基づき、前記無線端末の進入場所に対応する前記事業者の前記ユーザ情報を前記事業者情報データベースから抽出する。前記第1広告情報出力部は、前記ユーザ情報抽出部によって抽出されたユーザ情報に応じた第1広告情報を前記事業者に対応する場所に進入した無線端末へ出力する。前記第2広告情報出力部は、前記第1広告情報の出力後における前記無線端末のユーザの行動に応じた第2広告情報を前記無線端末へ出力する。
実施形態の一態様によれば、高精度のターゲティング広告を行うことができる広告配信装置、広告配信方法および広告配信プログラムを提供することができる。
図1Aは、実施形態に係る広告配信処理の説明図(その1)である。 図1Bは、実施形態に係る広告配信処理の説明図(その2)である。 図2は、実施形態に係る広告配信システムの具体的構成の一例を示す図である。 図3は、実施形態に係る無線装置の構成の一例を示す図である。 図4Aは、無線装置と無線端末との間のセッション確立のシーケンスを示す図(その1)である。 図4Bは、無線装置と無線端末との間のセッション確立のシーケンスを示す図(その2)である。 図5は、実施形態に係る広告配信装置の構成例を示す図である。 図6は、提携ユーザ情報テーブルの一例を示す図である。 図7は、広告情報テーブルの一例を示す図である。 図8は、端末検出テーブルの一例を示す図である。 図9は、提携企業情報テーブルの一例を示す図である。 図10は、対応情報テーブルの一例を示す図である。 図11は、広告配信履歴テーブルの一例を示す図である。 図12は、行動判定テーブルの一例を示す図である。 図13は、行動履歴テーブルの一例を示す図である。 図14は、実施形態に係る無線装置の情報処理を示すフローチャートである。 図15は、実施形態に係る広告配信装置の情報処理を示すフローチャートである。 図16は、図15に示す第1広告情報出力処理における情報処理を示すフローチャートである。 図17は、広告配信装置の機能を実現するコンピュータの一例を示すハードウェア構成図である。
以下に、本願に係る広告配信装置、広告配信方法および広告配信プログラムの実施形態について図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、この実施形態により本願に係る広告配信装置、広告配信方法および広告配信プログラムが限定されるものではない。なお、以下においては、データベースをDBと記載する。
[1.広告配信処理]
まず、実施形態に係る広告配信処理について説明する。図1Aおよび図1Bは、実施形態に係る広告配信処理の説明図であり、本実施形態においては広告配信システムにより広告配信処理が実行される。
[1.1.広告配信システム]
図1Aに示すように、広告配信システム1は、情報管理装置21、22と、広告配信装置3とを備える。情報管理装置21、22(以下、情報管理装置2と総称する場合がある)はそれぞれ提携企業CA、CB(以下、提携企業Cと総称する場合がある)によって管理および運用される。また、広告配信装置3は、広告配信業者によって管理および運用される。
提携企業Cは、広告配信業者と提携契約を行った事業者であり、例えば、商品やサービスを提供する店舗を有する流通業者である。提携企業CAは、店舗A1、A2においてそれぞれ商品やサービスを提供する事業者である。提携企業CBは、店舗B1、B2においてそれぞれ商品やサービスを提供する事業者である。なお、提携企業Cは、流通業者に限られず、例えば、コンサートやスポーツなどの興行業者や、ホテル、美容院・理容院、病院、映画館、複合レジャー施設などの商業空間の運営企業などであってもよい。
広告配信システム1は、無線端末51〜56に対して、広告情報を提供する。無線端末51〜56は、提携企業Cの店舗や施設などの事業所(以下、店舗と記載する)へ来店したり、提携企業Cの店舗で商品やサービスを購入したりするユーザU1〜U6が保持する無線端末である。以下において、無線端末51〜56を無線端末5と総称する場合があり、ユーザU1〜U6をユーザUと総称する場合がある。
無線端末5は、例えば、スマートフォンやモバイルPC(Personal Computer)などの携帯型無線端末である。かかる無線端末5は、例えば、無線LAN(Local Area Network)通信や携帯電話通信により通信ネットワーク(例えば、インターネット)に接続された広告配信装置3との間で通信可能である。
情報管理装置21は、提携企業CAが保有するユーザ情報を記憶するユーザ情報DBを有する。情報管理装置22は、提携企業CBが保有するユーザ情報を記憶するユーザ情報DBを有する。広告配信装置3は、提携企業CA、CBのユーザ情報を情報管理装置21、22から取得し、提携情報DB(事業者情報DBの一例)に記憶する。
ユーザ情報DBに記憶されるユーザ情報は、例えば、提携企業Cの店舗でのユーザUの来店履歴や購入履歴の情報(以下、行動履歴情報と記載する場合がある)、および、無線端末5の識別情報(以下、端末IDと記載する)などである。なお、行動履歴情報には、例えば、提携企業Cの店舗の識別情報(以下、店舗IDと記載する)も含まれる。
提携企業Cの各店舗には、店舗内を無線通信エリアとする1以上の無線LAN通信装置(以下、無線装置と記載する)が設置されている。無線装置の無線通信エリアは、例えば、店舗内と店舗の周囲の領域(以下、店舗領域と記載する)を含む。この無線装置は、提携企業Cの店舗に進入したユーザUの無線端末5の無線信号を検出することにより、無線端末5の店舗領域への進入を検出する。情報管理装置2は、店舗領域に進入して無線装置により検出された無線端末5の情報を含む進入情報を広告配信装置3へ送信する。
広告配信装置3の制御部32は、情報管理装置2から進入情報を取得すると、ユーザUの進入場所に応じた提携企業Cのユーザ情報を提携情報DBから抽出し、抽出したユーザ情報に応じた広告情報を進入ユーザUの無線端末5に対して提供する。
広告配信装置3は、進入ユーザUの無線端末5に広告情報(以下、第1広告情報と記載する場合がある)を提供した後、その後の進入ユーザUの行動に応じた広告情報(以下、第2広告情報と記載する場合がある)を進入ユーザUの無線端末5に出力する。このように、広告配信システム1は、第1広告情報が提供された進入ユーザUの行動に応じた第2広告情報を進入ユーザUに提供するため、第2広告情報による広告効果を効率よく向上させることができる。
[1.2.広告配信処理例]
ここで、無線端末51のユーザU1が店舗B1の店舗領域に進入した場合に行われる広告配信処理の一例について、図1Bを参照して説明する。
無線端末51のユーザU1が店舗B1の店舗領域に進入した場合、店舗B1に設置された無線装置は、無線端末51から出力される無線信号を検出することにより無線端末51を検出する。無線装置は、検出した無線端末51の端末IDを情報管理装置22へ通知する。これにより、情報管理装置22は、店舗B1の店舗領域における無線端末51の存在を検出する(ステップS1)。
情報管理装置22は、無線装置から取得した無線端末51の端末ID、店舗B1の店舗IDおよび提携企業CBの識別情報(以下、企業IDと記載する)を含む進入情報を広告配信装置3へ送信する(ステップS2)。なお、進入情報は、店舗B1に設置された無線装置が広告配信装置3へ直接送信することもできる。
広告配信装置3の制御部32は、情報管理装置22または無線装置から送信される進入情報に基づき、提携情報DBからユーザ情報を抽出する(ステップS3)。例えば、制御部32は、進入情報に含まれる企業IDに対応する提携企業CBのユーザ情報のうち、進入情報に含まれる端末IDに対応するユーザU1のユーザ情報を、提携情報DBから抽出する。
また、制御部32は、提携情報DBから抽出するユーザ情報として、企業IDおよび店舗IDに基づき、提携企業CBの店舗B1に対応するユーザ情報からユーザU1のユーザ情報を抽出することもできる。
制御部32は、提携情報DBから抽出したユーザ情報に応じた広告情報を第1広告情報として広告DBから抽出し(ステップS4)、抽出した第1広告情報を進入ユーザU1の無線端末51へ送信する(ステップS5)。制御部32は、店舗B1に設置された無線装置または携帯電話通信網を介して第1広告情報を無線端末51に送信する。
無線端末51の制御部は、広告配信装置3から取得した第1広告情報を無線端末51の表示部に表示する(ステップS6)。このように、広告配信装置3は、進入ユーザU1の無線端末51に対して提携企業CBに関連する広告情報を提供することができる。
例えば、広告主は、提携企業Cおよびユーザ属性(例えば、ユーザUの興味や関心など)を指定した配信条件の広告情報を入稿することで、提携企業Cを利用するユーザUのうち、指定したユーザ情報を有するユーザUの無線端末5に対して広告情報を配信できる。また、広告主は、さらに配信条件に店舗の指定を含めることで、指定した店舗に対応するユーザ情報を有するユーザUの無線端末5に対して広告情報を配信できる。
したがって、例えば、提携企業Cの店舗に陳列する商品を提供するメーカが広告主として広告情報を広告配信装置3に入稿した場合、提携企業CのユーザUに絞って広告情報を配信でき、商品やサービスの購入促進を効果的かつ高精度に行うことができる。また、提携企業Cのユーザ情報には、メーカの商品の購入履歴なども含まれていることから、例えば、広告情報のターゲットである商品を購入したことがあるユーザUに絞って広告情報を配信することができ、これにより、商品やサービスの購入促進をより効果的かつ高精度に行うことができる。
店舗B1の店舗領域において第1広告情報が提供された進入ユーザU1は、性格、嗜好、生活状況などの様々な要因に応じて異なる行動をとる。例えば、進入ユーザU1は、第1広告情報に応じた商品やサービスを店舗B1内で購入する場合もあれば、店舗B1の周囲を通過するだけの場合もある。また、進入ユーザU1は、第1広告情報に応じた商品やサービスの購入を迷う場合もあれば、商品やサービスの購入とは別の目的で店舗B1に滞在する場合もある。
そこで、広告配信装置3の制御部32は、第1広告情報を提供した後、進入ユーザUの行動に応じた第2広告情報を進入ユーザUの無線端末5に提供する。これにより、広告情報による広告効果を効率よく向上させることができる。
ステップS5において広告配信装置3から第1広告情報が無線端末51に送信された後、広告配信装置3の制御部32は、進入情報や更新されたユーザ情報(以下、更新ユーザ情報と記載する場合がある)を情報管理装置22から取得する(ステップS8、S9)。進入情報は、ステップS1と同様に、無線端末51の存在検出が行われる(ステップS7)ことによって情報管理装置22または無線装置から送信される。
広告配信装置3の制御部32は、進入情報や更新ユーザ情報に基づき、第1広告情報を提供した後の進入ユーザU1の行動を判定する(ステップS10)。制御部32は、例えば、店舗B1の店舗領域での進入ユーザU1の滞在時間や移動状態、および、進入ユーザU1の店舗B1での商品やサービスの購入の有無や購入内容に基づき、進入ユーザU1の行動を判定する。
制御部32は、進入ユーザU1の行動に応じた広告情報を第2広告情報として広告DBから抽出し(ステップS11)、抽出した第2広告情報を進入ユーザU1の無線端末51へ送信する(ステップS12)。無線端末51の制御部は、広告配信装置3から取得した第2広告情報を無線端末51の表示部に表示する(ステップS13)。
制御部32は、例えば、進入ユーザU1の店舗B1で第1広告情報の広告対象である商品やサービスを購入したと判定すると、購入した商品やサービスのクーポン券を第2広告情報として無線端末51へ送信する。これにより、進入ユーザU1が購入した商品やサービスを繰り返し購入する動機付けを与えることができる。
また、例えば、制御部32は、進入ユーザU1が店舗B1内を徘徊していると判定すると、第1広告情報の広告対象の商品やサービスとは種類が異なる商品やサービスの広告情報を第2広告情報として無線端末51へ送信する。これにより、進入ユーザU1による店舗B1内での商品やサービスの購入確率を向上させることができる。
このように、広告配信装置3は、提携企業Cに関連する第1広告情報を進入ユーザUの無線端末5に対して提供した後の進入ユーザUの行動に基づき、第2広告情報を提供することから、商品やサービスの購入促進をより効果的かつ高精度に行うことができる。
[2.広告配信システム1の詳細]
図2を用いて、実施形態に係る広告配信システム1の構成例について説明する。図2は、実施形態に係る広告配信システム1の構成例を示す図である。
図2に示すように、広告配信システム1は、情報管理装置21、22と、広告配信装置3と、無線端末51〜56と、無線装置61〜64(以下、無線装置6と総称する場合がある)と、サーバ8とを備える。
情報管理装置2、広告配信装置3、無線装置6およびサーバ8は、通信ネットワーク7を介して相互に通信可能に接続される。通信ネットワーク7は、例えば、インターネットなどのWAN(Wide Area Network)である。
図2に示す例では、2つの提携企業CA、CBを例に挙げているが、提携企業Cの数は、1つでもよく、また、3つ以上であってもよい。また、無線装置6は、提携企業Cの店舗毎に1つ以上設置される。図2に示す例では、無線装置61、62は、提携企業CAの店舗A1、A2に設置され、無線装置63、64は、提携企業CBの店舗B1、B2に設置される。
情報管理装置2は、対応する提携企業Cのユーザ情報を記憶するユーザ情報DBを有する。ユーザ情報DBに記憶されるユーザ情報は、例えば、端末ID毎の行動履歴情報であり、ユーザUの来店や購入があるごとに、情報管理装置2の制御部によって更新される。情報管理装置2の制御部は、更新されたユーザ情報を広告配信装置3へ送信する。
無線端末5は、スマートフォンやモバイルPCなどのように、例えば、無線LAN通信機能を有する端末装置であり、無線装置6や無線WAN基地局(図示せず)との間で通信が可能である。なお、無線WAN基地局は、例えば、携帯電話通信網の携帯電話基地局であり、通信ネットワーク7に接続される。
無線装置6は、例えば、無線LANアクセスポイントであるが、無線端末5がNFC(Near Field Communication)によって端末IDを送信できる場合には、無線装置6は、NFC装置であってもよい。なお、NFCの通信エリアは、1メートル〜数センチ程度の通信エリアであり、NFCとしては、例えば、Felica、ISO/IEC14443(MIDARE)などがある。なお、NFCによる通信は、電波に限定されるものではなく、例えば、赤外線通信、可視光通信、音波などを用いることもできる。
サーバ8は、広告配信業者によって管理・運営され、通信ネットワーク7経由での無線端末5からのアクセスに対し、例えば、種々のカテゴリのWebページを通信ネットワーク7経由で無線端末5へ提供する。
以下、まず、無線装置6の構成を説明し、次に、広告配信装置3の構成を説明する。
[2.1.無線装置6の構成]
まず、無線装置6の構成について具体的に説明する。図3は、無線装置6の構成の一例を示す図である。図3に示すように無線装置6は、無線LANアクセスポイントであり、無線LAN通信部21と、WAN通信部22と、制御部23と、記憶部24とを有する。
無線LAN通信部21は、提携企業Cに対応する場所(例えば、提携企業Cの店舗内やその周囲)がその無線通信エリア(以下、AP通信エリアと記載する)となるように設置される。かかる無線LAN通信部21は、無線LAN通信を行う通信インターフェイスであり、無線LAN通信機能を搭載した無線端末5との間で情報の送受信を行う。なお、無線LANとして、例えば、IEEE802.11によって規定される無線LANなどがあるが、かかる規格の無線LANに限定されるものではない。
WAN通信部22は、通信ネットワーク7に接続され、通信ネットワーク7を介して、情報管理装置2および広告配信装置3との間で情報の送受信を行う。かかるWAN通信部22は、通信ネットワーク7との接続を有線または無線で行う。
制御部23は、情報中継処理を行う中継部25と、無線端末5の検出処理を行う検出部26を備えており、以下に説明する情報処理の機能や作用を実現または実行する。また、制御部23は、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field Programmable Gate Array)等の集積回路により実現される。
制御部23は、内部のCPU(Central Processing Unit)またはMPU(Micro Processing Unit)によって内部の記憶装置に記憶されたプログラムがRAMを作業領域として実行されることで、中継部25および検出部26として機能する。なお、制御部23の内部構成は、かかる構成に限られず、後述する情報処理を行う構成であれば他の構成であってもよい。
中継部25は、例えば、無線端末5から無線LAN通信部21を介して取得した情報をWAN通信部22からサーバ8や広告配信装置3へ送信し、また、サーバ8や広告配信装置3からWAN通信部22を介して取得した情報を無線LAN通信部21から無線端末5へ送信する。
なお、無線装置6からサーバ8や広告配信装置3への情報送信は、例えば、無線装置6に割り当てられる通信ネットワーク7のアドレスを送信元アドレスとし、サーバ8や広告配信装置3に割り当てられる通信ネットワーク7のアドレスを送信先アドレスとしたパケット通信により行われる。通信ネットワーク7のアドレスは、例えば、WAN通信部22に割り当てられるアドレスである。
検出部26は、無線端末5から送信される無線パケット(無線信号の一例)の情報を無線LAN通信部21を介して取得することで、無線端末5の存在を検出する。図4Aおよび図4Bは、無線装置6と無線端末5との間のセッション確立のシーケンスの一例を示す図である。なお、セッション確立のシーケンスは、図4Aおよび図4Bに示す例に限定されるものではない。
図4Aに示す例では、無線端末5から周期的にプローブ要求と呼ばれる無線パケットがブロードキャストなどによって送信されており、検出部26は、かかる無線パケットの情報を無線LAN通信部21経由で取得することで、無線端末5の存在を検出する。
プローブ要求にはSSID(Service Set Identifier)が含まれており、検出部26は、例えば、無線LAN通信部21のSSIDと一致する場合に、プローブ応答を無線端末5へ送信する。プローブ応答を受信した無線端末5は、自動通信の設定がされている場合、通信中状態へ移行する。通信中状態への移行は、図4Aに示すように、アソシエーション要求とアソシエーション応答によりセッションを確立することによって行われ、その後、無線端末5と無線LAN通信部21との間で、データフレームやコントロールフレームの送受信が行われて通信中状態になる。
また、検出部26は、周期的に無線パケットが送信されない無線端末5に対して、例えば、図4Bに示すように、ビーコンと呼ばれる無線パケットを無線LAN通信部21を介してブロードキャストし、かかるビーコンに対するアソシエーション要求を受信することで、無線端末5の存在を検出する。アソシエーション要求を受信した検出部26は、アソシエーション応答を無線端末5へ送信することによってセッションを確立し、無線端末5と無線LAN通信部21との間を通信中状態にする。
なお、無線端末5から切断要求があった場合や、無線端末5と無線LAN通信部21との間で無線パケットを送受信できなくなった場合に、通信中状態が解除される。検出部26は、通信中状態が解除されるまで繰り返し無線パケットを受信しており、無線端末5の存在を検出している状態である。
検出部26は、例えば無線端末5を検出したと判定すると、進入情報をWAN通信部22および通信ネットワーク7を介して広告配信装置3へ送信する。具体的には、検出部26は、無線端末5から送信される無線パケットに含まれる端末IDを抽出し、さらに電波強度を検出する。
端末IDは、例えば、無線端末5の無線LAN通信部のMACアドレスであり、無線パケットに付加されて無線端末5から送信される。電波強度は、無線装置6で受信される無線信号の電波強度である。なお、電波強度は、無線端末5において取得された電波受信強度(RSSI:Received Signal Strength Indication)であってもよい。この場合、電波強度の情報を含む無線信号が無線端末5から無線装置6へ送信される。
検出部26は、無線端末5の端末IDおよび電波強度の情報に加え、企業IDおよび店舗IDを含む情報を進入情報として、周期的(例えば、1秒毎)に広告配信装置3へ送信する。店舗IDは、無線装置6が設置された店舗の識別情報であり、例えば、WAN通信部22に割り当てられる通信ネットワーク7のネットワークアドレスを用いることができる。なお、店舗IDは、店舗の識別情報であればよく、ネットワークアドレスに限られない。また、進入情報は、情報管理装置2を介して広告配信装置3へ送信されるようにしてもよい。
[2.2.広告配信装置3]
次に、広告配信装置3の構成について具体的に説明する。図5は、広告配信装置3の構成の一例を示す図である。図5に示すように広告配信装置3は、通信部30と、記憶部31と、制御部32とを有する。
通信部30は、NIC(Network Interface Card)等のインターフェイスである。制御部32は、通信部30および通信ネットワーク7を介して、情報管理装置2、無線端末5、無線装置6およびサーバ8との間で各種の情報を送受信可能である。
記憶部31は、提携情報DB41(事業者情報DBの一例)と、進入情報DB42と、広告DB43と、ユーザ行動履歴DB44とを有する。制御部32は、ユーザ情報取得部50と、広告情報取得部51と、進入情報取得部52と、広告判定部53と、ユーザ情報抽出部54と、第1広告情報出力部55と、ユーザ行動判定部56と、第2広告情報出力部57とを有する。なお、制御部32の構成は、かかる構成に限られず、後述する情報処理を行う構成であれば他の構成であってもよい。
[2.2.1.ユーザ情報取得部50]
ユーザ情報取得部50は、複数の提携企業CA、CBがそれぞれ保有するユーザ情報を情報管理装置21、22から取得して提携情報DB41に記憶する。なお、各提携企業Cにおいてユーザ情報は、リアルタイムまたは定期的に更新されており、ユーザ情報取得部50は、更新されたユーザ情報を取得して提携情報DB41のユーザ情報を更新する。
図6は、提携情報DB41に記憶された提携ユーザ情報テーブルの一例を示す図である。図6に示すように、提携ユーザ情報テーブルは、「企業ID」、「提携先ユーザID」、「来店履歴」および「購入履歴」などの行動履歴情報が関連付けられた情報である。
「企業ID」は、提携企業Cの識別情報であり、図6に示す例では、「CA」は提携企業CAの企業IDであり、「CB」が提携企業CBの企業IDである。なお、図6に示す例では、提携企業CAのユーザ情報と提携企業CBのユーザ情報とを同じ提携ユーザ情報テーブルに設定しているが、提携企業Cのユーザ情報の管理はかかる構成に限定されない。
例えば、提携企業C毎の提携ユーザ情報テーブルを設け、提携企業C毎にそれぞれ対応する提携ユーザ情報テーブルにユーザ情報を設定することもできる。また、提携企業C毎に提携情報DBを設けることもできる。このようにすることで、提携企業C毎のユーザ情報を分けて管理することができる。
「提携先ユーザID」は、提携企業C毎にそれぞれ固有のユーザIDであり、提携企業Cを利用するユーザUに対して割り当てられる。図6に示す例では、提携企業CAでは、「UA1」、「UA2」などが割り当てられ、提携企業CBでは、「UB1」などが割り当てられる。なお、企業IDと提携先ユーザIDとの組は固有の情報であればよく、提携企業CAの提携先ユーザIDと提携企業CBの提携先ユーザIDとは重複するIDであってもよい。
「来店履歴」は、提携企業Cの店舗などに対するユーザUの来店履歴であり、例えば、図6に示すように、来店日時および来店店舗などの情報を含む。また、「購入履歴」は、提携企業Cの店舗でのユーザUの購入履歴であり、例えば、図6に示すように、購入日時、購入商品(メーカ名や商品名を含む)、購入店舗などの情報を含む。
なお、提携企業Cのユーザ情報は、図6に示すものに限られず、例えば、年齢、性別、嗜好、来店頻度、平均購入額などの情報であってもよく、また、提携企業C毎に異なる情報であってもよい。
また、ユーザ情報取得部50は、例えば、情報管理装置2からウェブサイトの閲覧履歴を取得し、対応する提携企業Cのユーザ情報として提携ユーザ情報テーブルに設定することもできる。
[2.2.2.広告情報取得部51]
また、広告情報取得部51は、広告情報を含む入稿情報を広告主の端末装置から通信ネットワーク7を介して取得し、広告DB43の情報テーブルに設定する。図7は、広告情報テーブルの一例を示す図である。
図7に示すように、広告情報テーブルは、「広告ID」に対して「配信先」、「広告情報」、「配信数」および「広告対象」を対応付けた情報を含む。「広告ID」は、受け付けられた配信要求毎に割り当てられる識別情報であり、ユーザ情報取得部50によって割り当てられる。「配信先」は、配信要求で指定された配信先の条件であり、1以上の配信先の条件を設定することができる。
「広告情報」は、配信対象の広告情報であり、例えば、テキスト広告、静止画広告、動画広告、アニメーション広告、バナー広告などがある。なお、広告情報は、広告表示のための画像素材やプログラムコードのみならず、これらの画像素材やプログラムコードを取得するためのリンク情報を含む。を含むデータ「配信数」は、配信要求で指定された広告情報の配信回数である。「広告対象」は、広告情報の広告対象である。例えば、「広告情報Ya」は、「F社の牛乳Fa」を広告対象とする広告情報である。なお、広告情報テーブルには、配信要求で指定される配信期間などの配信条件や、広告対象である商品やサービスの情報や広告主の情報も含まれるが、図7に示す例では省略している。
また、図7に示すように、広告情報テーブルでは、「配信先」の条件として、所定商品を嗜好品であり、かつ、提携企業Cの店舗へ進入したユーザU、提携企業Cの店舗で所定商品を購入したユーザU、提携企業Cの所定店舗への来店頻度が所定値以上であるユーザUなどを設定することができる。また、広告情報テーブルでは、「配信先」として、提携企業Cのウェブサイトを閲覧したユーザUなどの設定をすることもできる。
[2.2.3.進入情報取得部52]
進入情報取得部52は、提携企業Cに対応する場所をAP通信エリアとする無線装置6から進入情報を取得する。なお、進入情報取得部52は、無線装置6から情報管理装置2を介して進入情報が送信される場合、情報管理装置2からの進入情報を取得することもできる。
進入情報取得部52は、進入情報に含まれる企業ID、店舗ID、端末IDおよび電波強度の情報に基づき、進入情報DB42の端末検出テーブルを更新する。
図8は、端末検出テーブルの一例を示す図である。図8に示すように、端末検出テーブルは、「企業ID」、「店舗ID」、「端末ID」、「検出開始時刻」および「電波強度」の情報が互いに関連付けられた情報を含む。「企業ID」は、提携企業Cの識別情報である。「店舗ID」は、無線装置6が設置された店舗の識別情報であり、例えば、無線装置6のネットワークアドレスである。「端末ID」は、無線装置6で検出された無線端末5の識別情報であり、例えば、無線端末5のLAN無線通信部のMACアドレスである。
「検出開始時刻」は、AP通信エリアで無線端末5が検出された時刻(検出開始時刻)である。「電波強度」は、無線装置6によって検出される無線端末5の無線パケットの電波強度であり、例えば、検出開始時刻からの平均電波強度である。
[2.2.4.広告判定部53]
広告判定部53は、進入情報DB42の端末検出テーブルに設定された進入情報に基づいて、提携企業Cに対応する場所に進入した無線端末5を広告対象とするか否かを判定する。
広告判定部53は、進入情報DB42の端末検出テーブルに基づき、AP通信エリアに存在する無線端末5の滞在時間および電波強度が予め設定された判定条件を満たす場合に、提携企業Cに対応する場所に進入した無線端末5を広告対象として決定する。
例えば、広告判定部53は、AP通信エリアでの滞在時間が時間閾値以上、かつ、電波強度が強度閾値以上である無線端末5について、広告対象として決定する。一方、広告判定部53は、例えば、AP通信エリアでの滞在時間が時間閾値未満である無線端末5や電波強度が強度閾値未満である無線端末5については広告対象としない。
広告判定部53は、端末検出テーブルに設定された検出開始時刻と現時刻とを比較することによってAP通信エリア内での無線端末5の滞在時間を検出することができる。
広告判定部53は、提携企業Cに対応する場所に無線端末5が進入したと判定すると、情報抽出指示をユーザ情報抽出部54へ通知する。情報抽出指示は、企業ID、店舗IDおよび端末IDを含む。
上述した時間閾値や強度閾値などの閾値情報は、店舗ID毎や端末ID毎に調整することができる。例えば、情報管理装置2または端末装置(不図示)や無線端末5から店舗毎の閾値情報の設定値を広告配信装置3へ送信することができ、広告判定部53は、通信部30を介して取得した閾値情報を進入情報DB42に記憶する。
[2.2.5.ユーザ情報抽出部54]
ユーザ情報抽出部54は、広告判定部53から情報抽出指示の通知があると、情報抽出指示に含まれる無線端末5の端末IDに基づいて、ユーザ情報を提携情報DB41から抽出する。
具体的には、ユーザ情報抽出部54は、情報抽出指示に含まれる企業IDおよび店舗IDに基づき、抽出対象情報を特定する。抽出対象情報の特定は、提携情報DB41に記憶された提携企業情報テーブルに基づいて行われる。
図9は、提携企業情報テーブルの一例を示す図である。図9に示すように、提携企業情報テーブルは、「企業ID」に「店舗ID」および「抽出対象情報」が対応付けられた情報を含む。抽出対象情報は、例えば、提携企業Cの装置(例えば、情報管理装置21、22)からの要求に応じてユーザ情報取得部50により提携企業情報テーブルに設定される。
図9に示す例では、「抽出対象情報」として、店舗ID「A1」に「進入ユーザ(提携企業)」が、店舗ID「A2」に「進入ユーザ(店舗)」が、店舗ID「B1」に「提携企業」が、店舗ID「B2」に「店舗」がそれぞれ対応付けられている。
「進入ユーザ(提携企業)」は、「進入ユーザUのユーザ情報のうち、進入ユーザUが進入した提携企業Cのユーザ情報」を抽出対象とする設定である。「進入ユーザ(店舗)」は、「進入ユーザUのユーザ情報のうち、進入ユーザUが進入した店舗のユーザ情報」を抽出対象とする設定である。「提携企業」は、「進入ユーザUが進入した提携企業Cのユーザ情報全て」を抽出対象とする設定である。「店舗」は、「進入ユーザUが進入した店舗のユーザ情報全て」を抽出対象とする設定である。
ユーザ情報抽出部54は、企業IDおよび店舗IDに対応する抽出対象情報が「進入ユーザ(提携企業)」または「進入ユーザ(店舗)」である場合、情報抽出指示に含まれる端末IDに基づき、無線端末5が進入した場所に対応する提携企業CのユーザID(提携先ユーザID)を特定する。かかる特定は、広告DB43に記憶された対応情報テーブルに基づいて行われる。
図10は、対応情報テーブルの一例を示す図である。図10に示すように、対応情報テーブルは、「端末ID」毎に、「企業ID」および「提携先ユーザID」が対応付けられた情報を含む。ユーザ情報抽出部54は、例えば、情報抽出指示に端末ID「T1」と企業ID「CA」が含まれている場合、提携先ユーザIDが「UA1」であると判定する。
ユーザ情報抽出部54は、情報抽出指示に基づき、抽出対象情報および提携先ユーザIDを特定すると、ユーザ情報を提携情報DB41から抽出する。具体的には、企業IDが「CA」、抽出対象情報が「進入ユーザ(提携企業)」、および、提携先ユーザIDが「UA1」である場合、ユーザ情報抽出部54は、提携企業CAのユーザ情報のうち、提携先ユーザID「UA1」のユーザ情報を提携ユーザ情報テーブルから抽出する。
また、企業IDが「CA」、店舗IDが「A1」、抽出対象情報が「進入ユーザ(店舗)」、および、提携先ユーザIDが「UA1」である場合、ユーザ情報抽出部54は、提携企業CAのユーザ情報のうち、提携先ユーザID「UA1」に対応し、かつ、「店舗A1」の情報を含むユーザ情報を提携ユーザ情報テーブルから抽出する。
また、企業IDが「CA」および抽出対象情報が「提携企業」である場合、ユーザ情報抽出部54は、提携企業CAのユーザ情報の全てを提携ユーザ情報テーブルから抽出する。また、企業IDが「CA」、店舗IDが「A1」および抽出対象情報が「店舗」である場合、ユーザ情報抽出部54は、提携企業CAのユーザ情報のうち、「店舗A1」の情報を含むユーザ情報を提携ユーザ情報テーブルから抽出する。
このように、ユーザ情報抽出部54は、無線端末5が進入した場所に対応する提携企業Cのユーザ情報を抽出し、無線端末5が進入した場所に対応する提携企業C以外のユーザ情報の抽出は行わない。したがって、提携企業C単位でユーザ情報のアクセス制限が行われることになり、提携企業C単位でセキュリティを確保することができる。
ユーザ情報抽出部54は、無線端末5が進入した場所に対応する提携企業Cのユーザ情報を抽出すると、かかるユーザ情報に進入ユーザUの提携先ユーザIDと進入場所に対応する企業IDおよび店舗IDとを付加情報として付加して第1広告情報出力部55へ通知する。例えば、提携企業CAの店舗A1に端末ID「T1」の無線端末51のユーザU1が進入した場合、企業ID「CA」のユーザ情報に、提携元ユーザID「U1」、企業ID「CA」および店舗ID「A1」が付加情報として付加されて第1広告情報出力部55へ通知される。なお、提携情報DB41から抽出されるユーザ情報に付加情報を含有させて第1広告情報出力部55へ通知するようにしてもよい。
[2.2.6.第1広告情報出力部55]
第1広告情報出力部55は、ユーザ情報抽出部54から通知される情報に応じた広告情報を広告DB43の広告情報テーブルから抽出し、配信先である無線端末5へ出力する。
例えば、提携ユーザ情報テーブルが図6に示す状態であり、広告情報テーブルが図7に示す状態であるとする。ユーザ情報抽出部54から通知されたユーザ情報が提携先ユーザID「UA1」のユーザ情報である場合、第1広告情報出力部55は、ユーザ情報に「コーヒHa(H社)」の購入履歴が含まれていることから、例えば、広告ID「O6」の「広告情報Yf」を広告情報テーブルから抽出する。
また、例えば、ユーザ情報の購入履歴から特定される進入ユーザUの嗜好品が「スイーツ」であり、付加情報に含まれる企業IDおよび店舗IDがそれぞれ「CA」および「A1」である場合、第1広告情報出力部55は、例えば、広告ID「O2」の「広告情報Yb」を広告情報テーブルから抽出する。
また、例えば、ユーザ情報の購入履歴から特定される進入ユーザUの嗜好品が「コーヒ」であり、付加情報に含まれる企業IDおよび店舗IDがそれぞれ「CB」および「B1」または「B2」である場合、第1広告情報出力部55は、例えば、広告ID「O3」の「広告情報Yc」を広告情報テーブルから抽出する。
また、例えば、ユーザ情報の来店履歴から判定される提携企業CBの店舗への進入ユーザUの来店頻度が所定値以上であれば、第1広告情報出力部55は、例えば、広告ID「O4」の「広告情報Yd」を広告情報テーブルから抽出する。
また、ユーザ情報抽出部54から通知されたユーザ情報が、進入ユーザUが進入した場所に対応する提携企業Cの全てのユーザ情報である場合、または、進入ユーザUが進入した店舗のユーザ情報である場合、これらのユーザ情報に基づいて、第1広告情報出力部55は、広告情報を広告情報テーブルから抽出する。
例えば、第1広告情報出力部55は、ユーザ情報抽出部54が抽出したユーザ情報から提携企業Cの事業状態を判定し、判定した事業状態に関連する広告情報を広告情報テーブルから抽出する。第1広告情報出力部55によって判定される提携企業Cの事業状態は、例えば、提携企業Cの業種、提携企業Cで提供されている商品やサービスの種別、内容、提供量などである。
このように、第1広告情報出力部55は、提携企業Cのユーザ情報に基づいて広告情報を選択することができることから、提携企業Cに関係するユーザUを広告配信のターゲットに絞ることができ、これにより、高精度なターゲティング広告が可能となる。
第1広告情報出力部55は、広告情報を出力すると、出力した広告情報を示す情報(例えば、広告ID)を含む広告配信履歴を広告配信履歴テーブルに設定する。図11は、広告配信履歴テーブルの一例を示す図である。
図11に示すように、広告配信履歴テーブルは、「端末ID」に、「配信広告」、「配信店舗」および「配信日時」を関連付けた情報を含む。「配信広告」は、出力した広告情報の広告IDである。「配信店舗」は、無線端末5が進入して広告配信のきっかけになった店舗の店舗IDである。「配信日時」は、第1広告情報出力部55によって第1広告情報が出力された日時である。
[2.2.7.ユーザ行動判定部56]
ユーザ行動判定部56は、進入情報や行動履歴情報に基づき、第1広告情報出力部55により第1広告情報が配信された無線端末5のユーザUの行動を判定する。
具体的には、ユーザ行動判定部56は、広告配信履歴テーブルに基づき、第1広告情報出力部55により第1広告情報が出力された無線端末5を第2広告情報の配信対象(以下、配信対象端末と記載する場合がある)として特定する。
ユーザ行動判定部56は、配信対象端末として特定した無線端末5のユーザU(以下、配信対象ユーザUと記載する場合がある)の行動を判定し、配信対象ユーザUの行動に対応する行動情報をユーザ行動履歴DB44に記憶する。
配信対象ユーザUの行動は、ユーザ行動履歴DB44に記憶される行動判定テーブルに基づいて行われる。図12は、行動判定テーブルの一例を示す図である。図12に示すように、行動判定テーブルは、「行動ID」と「行動内容」とを関連付けた情報を含む。「行動ID」は、配信対象ユーザUの行動内容に対して割り当てられる識別情報であり、「行動内容」は、配信対象ユーザUの行動内容を示す。
第1広告情報出力部55は、端末検出テーブルに設定された情報に基づいて、店舗領域での配信対象ユーザUの移動状態を判定する。具体的には、第1広告情報出力部55は、端末検出テーブルに設定された配信対象端末の検出経過時間と電波強度の変化とに基づき、配信対象ユーザUの行動を判定する。検出経過時間は、検出開始時刻と現時刻との差である。
例えば、ユーザ行動判定部56は、端末検出テーブルに配信対象端末の新たな進入情報が設定された場合、店舗領域に進入したと判定し、配信対象ユーザUが行動ID「G1」に対応する行動を行ったと判定する。
ユーザ行動判定部56は、所定時間以上継続して電波強度が所定値以上であり、かつ、電波強度の所定時間当たりの変化量が相対的に大きい場合、配信対象ユーザUが行動ID「G2」に対応する行動を行ったと判定する。ユーザ行動判定部56は、電波強度の検出時間が短く、電波強度が所定値未満で、かつ、電波強度の所定時間当たりの変化量が相対的に大きい場合、配信対象ユーザUが行動ID「G3」に対応する行動を行ったと判定する。
ユーザ行動判定部56は、所定時間以上継続して電波強度が所定値以上であり、かつ、電波強度の所定時間当たりの変化量が相対的に小さい場合、配信対象ユーザUが行動ID「G4」に対応する行動を行ったと判定する。ユーザ行動判定部56は、所定時間以上継続して電波強度が所定値未満で、かつ、電波強度の所定時間当たりの変化量が相対的に小さい場合、配信対象ユーザUが行動ID「G5」に対応する行動を行ったと判定する。
また、ユーザ行動判定部56は、提携ユーザ情報テーブルに基づき、店舗領域での配信対象ユーザUの商品またはサービスの購入状態を判定する。さらに、ユーザ行動判定部56は、配信対象ユーザUが購入した商品またはサービスが第1広告情報が対象とする商品またはサービスであるか否かを判定する。
ユーザ行動判定部56は、配信対象ユーザUが購入した商品またはサービスが第1広告情報が対象とする商品またはサービスである場合、配信対象ユーザUが行動ID「G6」に対応する行動を行ったと判定し、そうではない場合、配信対象ユーザUが行動ID「G7」に対応する行動を行ったと判定する。
例えば、提携ユーザ情報テーブルが図6に示す状態であり、広告情報テーブルが図7に示す状態であるとする。この場合、店舗ID「B1」の店舗B1で広告ID「O3」の広告情報Ycが配信対象ユーザUに配信され、広告情報Ycの広告対象がH社のコーヒHaであり、配信対象ユーザUは、広告情報Ycが配信されてからすぐに店舗B1でコーヒHaを購入している。したがって、ユーザ行動判定部56は、配信対象ユーザUが行動ID「G6」に対応する行動を行ったと判定する。
また、ユーザ行動判定部56は、端末検出テーブルに配信対象端末の進入情報が設定されなくなった場合、店舗領域から退出したと判定し、配信対象ユーザUが行動ID「G8」に対応する行動を行ったと判定する。
ユーザ行動判定部56は、判定した配信対象ユーザUに対応する行動IDを行動履歴テーブルに設定する。図13は、行動履歴テーブルの一例を示す図である。図13に示すように、行動履歴テーブルは、「端末ID」に、「店舗ID」、「行動ID」および「行動日時」が関連付けられた情報である。
なお、行動判定テーブルは一例であり、図12に示す例に限定されない。例えば、行動判定テーブルは、電波強度に基づく配信対象ユーザUの位置に対応する行動ID、配信対象ユーザUが購入した商品またはサービスと第1広告情報が対象とする商品またはサービスとが類似する場合の行動IDなどを含むことができる。
このように、ユーザ行動判定部56は、無線端末5の進入場所における無線端末5のユーザUの滞在時間および/または移動状態に基づいて、無線端末5のユーザUの行動を判定することができる。また、ユーザ行動判定部56は、無線端末5の進入場所における無線端末5のユーザUの商品またはサービスの購入履歴に基づいて、無線端末5のユーザUの行動を判定することができる。また、ユーザ行動判定部56は、無線端末5の店舗領域への進入や退出も検出することができる。
[2.2.8.第2広告情報出力部57]
第2広告情報出力部57は、ユーザ行動判定部56によって設定された行動履歴テーブルに基づき、配信対象ユーザUの行動に応じた広告情報を第2広告情報として広告DB43から抽出し、配信対象端末へ出力する。配信対象ユーザUの行動は、同一の店舗領域での行動と、店舗領域間での行動とがある。以下、それぞれの行動について順次説明する。
(同一店舗領域での行動)
同一の店舗領域での行動は、第1広告情報が配信対象端末に出力されてからの配信対象ユーザUの第1広告配信店舗領域での行動である。第1広告配信店舗領域は、第1広告情報出力部55により第1広告情報が配信対象端末に出力された契機となった店舗領域である。なお、第2広告情報出力部57は、同一の店舗領域での行動を、第1広告情報が配信対象端末に出力されてから配信対象端末が第1広告配信店舗領域から退出するまでの行動に限定することもできる。
第2広告情報出力部57は、第1広告配信店舗領域での配信対象ユーザUの行動として、行動履歴テーブルに行動ID「G2」〜「G5」が設定されている場合、例えば、行動ID「G2」の数や連続性などに基づいて第2広告情報を抽出する。
行動ID「G2」が行動履歴テーブルに設定される場合、例えば、暇つぶしに来店して店内を徘徊している可能性がある。そこで、第2広告情報出力部57は、第2広告情報として、例えば、暇つぶしに来店した人向け用の広告情報を第2広告情報として選択する。例えば、第2広告情報出力部57は、よく売れている商品やサービスの広告情報を第2広告情報として配信対象ユーザUに提供する。
行動ID「G3」が行動履歴テーブルに設定される場合、配信対象ユーザUは第1広告配信店舗領域に対応する店舗の周囲を通過している潜在顧客である可能性である。そこで、第2広告情報出力部57は、例えば、来店の動機付けとなる広告情報を第2広告情報として配信対象ユーザUに提供する。
来店の動機付けとなる第2広告情報は、例えば、第1広告情報の広告対象である商品またはサービスと同一でもなく関連もしない商品またはサービスを広告対象とする広告情報である。第1広告情報に興味が無い配信対象ユーザUに対して、第1広告情報とは異なる広告情報を提供することで、第1広告配信店舗領域に対応する店舗への来店可能性を高めることが可能となる。
また、第2広告情報出力部57は、来店の動機付けとなる第2広告情報を、第1広告情報と同一の広告情報にすることもできる。同一の広告情報を繰り返し配信対象ユーザUに提供することで、第1広告配信店舗領域に対応する店舗への来店可能性を高めることが可能となる。
行動ID「G4」が行動履歴テーブルに設定される場合、配信対象ユーザUが商品またはサービスの購入を迷っている可能性がある。そこで、第2広告情報出力部57は、第2広告情報として、例えば、第1広告情報よりも配信対象ユーザUに利益がでるような広告情報を選択する。例えば、第2広告情報出力部57は、第1広告情報がクーポン券である場合、より割引率が高いクーポン券を第2広告情報として配信対象ユーザUに提供する。
行動ID「G5」が行動履歴テーブルに設定される場合、第1広告配信店舗領域に対応する店舗の周囲で配信対象ユーザUが待ち合わせをしていたり、話し込んでいる可能性がある。そこで、第2広告情報出力部57は、コーヒやアイスクリームなどのクーポン券を第2広告情報として配信対象ユーザUに提供する。
また、第2広告情報出力部57は、第1広告配信店舗領域での配信対象ユーザUの行動として、例えば、行動履歴テーブルに行動ID「G6」が設定された場合、第1広告情報に関連する第2広告情報を広告DB43から抽出して配信対象端末へ出力する。第1広告情報に関連する第2広告情報は、例えば、第1広告情報の広告対象である商品またはサービスと同一または関連する商品またはサービスを広告対象とする広告情報である。例えば、第1広告情報が「H社のコーヒHa」である場合、「H社のコーヒHa」のクーポン券を第2広告情報とする。また、コーヒと一緒に嗜好されるタバコやチョコレートなどの商品などを対象にする広告情報を第2広告情報とすることもできる。
また、第2広告情報出力部57は、第1広告配信店舗領域での配信対象ユーザUの行動として、例えば、行動履歴テーブルに行動ID「G7」が設定された場合、例えば、第1広告情報とは関連しない第2広告情報を広告DB43から抽出して配信対象端末へ出力する。
第1広告情報とは関連しない第2広告情報は、例えば、第1広告情報の広告対象である商品またはサービスと同一でもなく関連もしない商品またはサービスを広告対象とする広告情報である。なお、第2広告情報出力部57は、行動ID「G7」の場合、配信対象ユーザUが購入した商品またはサービスと同一または関連する商品またはサービスを広告対象とする広告情報を第2広告情報として広告DB43から抽出することもできる。
また、第2広告情報出力部57は、第1広告情報の広告対象である広告主の商品またはサービスとは異なるが、価格が安い同種の商品またはサービスが購入されると判定すると、第1広告情報の広告対象である商品またはサービスをより安く提供するクーポン券を第2広告情報として広告DB43から抽出することもできる。
このように、第2広告情報出力部57は、配信対象ユーザUの店舗内での滞在時間や移動状態に応じた種別の広告情報や配信対象ユーザUの店舗内で購入した商品やサービスに応じた種別の広告情報を第2広告情報として配信対象端末へ提供する。これにより、高精度のターゲティング広告を行うことができる。
なお、行動IDと第2広告情報の種別とを関連付けたテーブル(以下、行動広告関連テーブルと記載する)は企業IDや店舗ID毎に広告DB43に設定される。また、行動広告関連テーブルは、時間帯、曜日、季節など毎に広告DB43に設定することもでき、この場合、第2広告情報出力部57は、提携企業C、店舗、時間帯、曜日、季節などに応じた行動広告関連テーブルに基づき、第2広告情報を広告DB43から抽出する。
なお、第2広告情報出力部57は、第1広告情報と関連する広告情報を第2広告情報とすることにより、効果的なリターゲティング広告が可能となり、これにより、高精度のターゲティング広告を行うことができる。
(店舗領域間での行動)
第2広告情報出力部57は、配信対象ユーザUが第1広告配信店舗領域に対応する店舗の事業者と同一事業者の異なる店舗の店舗領域に配信対象ユーザUが進入した場合、第1広告配信店舗領域の配信対象ユーザUの行動に応じた広告情報を第2広告情報として配信対象ユーザUに提供する。
例えば、配信対象ユーザUが提携企業CBの店舗B1の店舗領域に進入した後、店舗B2の店舗領域に進入した場合、第2広告情報出力部57は、店舗B1の店舗領域での配信対象ユーザUの行動に応じた広告情報を第2広告情報として配信対象ユーザUに提供する。
例えば、店舗B1が焼き肉店で、店舗B2がコンビニエンスストアであるとする。この場合、配信対象ユーザUが店舗B1で焼き肉を食べた後の所定期間内に店舗B2の店舗領域に進入すると、第2広告情報出力部57は、アイスクリームやコーヒなどのクーポン券を第2広告情報として配信対象端末へ出力する。
また、例えば、店舗B1、店舗B2がコンビニエンスストアであるとする。この場合、配信対象ユーザUが店舗B1で、商品を購入することなく、行動ID「G2」や「G4」であると判定されていれば、配信対象ユーザUが店舗B2の店舗領域に進入すると、店舗B2の先にある飲食店のクーポン券を第2広告情報として配信対象端末へ出力する。
また、例えば、店舗B1、店舗B2が同一業種の店舗であり、店舗B1の店舗領域で第1広告情報が配信対象端末へ出力されたとする。この場合、第2広告情報出力部57は、配信対象ユーザUが所定期間内に店舗B2の店舗領域に進入すると、第1広告情報と同一の広告情報を第2広告情報として配信対象ユーザUに提供する。同一の広告情報を繰り返し配信対象ユーザUに提供することで、広告情報による配信対象ユーザUへの商品またはサービスの認識を高めることができ、店舗B1や店舗B2への来店可能性を高めることができる。
このように、第2広告情報出力部57は、同一事業者の店舗領域間での配信対象ユーザUの行動に応じた広告情報を第2広告情報として配信対象ユーザUに提供する。これにより、第2広告情報による広告効果を高めることができ、高精度のターゲティング広告を行うことができる。なお、第2広告情報出力部57は、時間帯、曜日、季節など毎に第2広告情報を変更することができ、これにより、さらに、第2広告情報による広告効果を高めることができる。
[3.広告配信システム1の処理フロー]
次に、実施形態に係る広告配信システム1による情報提供処理の手順について説明する。図14〜図16は、広告配信システム1による情報提供処理フローを説明するための図である。以下においては、図14を参照して無線装置6の情報処理を説明し、図15および図16を参照して広告配信装置3の情報処理を説明する。
(無線装置6の処理)
まず、実施形態に係る無線装置6の情報処理について説明する。図14は、実施形態に係る無線装置6の情報処理を示すフローチャートである。かかる動作は、無線装置6の制御部23によって繰り返し実行される処理である。
図14に示すように、無線装置6の制御部23は、無線端末5を検出したか否かを判定する(ステップS20)。かかる処理において、無線端末5を検出したと判定すると(ステップS20;Yes)、WAN通信部22を介して進入情報を広告配信装置3へ送信する(ステップS21)。
ステップS20の処理において、無線端末5を検出していないと判定した場合(ステップS20;No)、または、ステップS21の処理が終了した場合、制御部23は、通信ネットワーク7に接続されたWAN側装置からWAN通信部22を介して情報を受信したか否かを判定する(ステップS22)。WAN側装置は、例えば、広告配信装置3やサーバ8である。WAN側装置から情報を受信したと判定すると(ステップS22;Yes)、制御部23は、受信した情報をこの情報の宛先となる無線端末5へ転送する(ステップS23)。
ステップS22において、情報を受信していないと判定した場合(ステップS22;No)、または、ステップS23の処理が終了した場合、制御部23は、無線端末5からWAN側装置に対する要求があるか否かを判定する(ステップS24)。無線端末5からWAN側装置に対する要求があると判定すると(ステップS24;Yes)、制御部23は、無線端末5からWAN側装置に対する要求を、WAN通信部22を介してWAN側装置に転送する(ステップS25)。
ステップS25の処理が終了した場合、または、ステップS24において、無線端末5からWAN側装置に対する要求がないと判定された場合(ステップS24;No)、制御部23は処理を終了する。
(広告配信装置3の処理)
次に、広告配信装置3の情報処理について説明する。図15は、実施形態に係る広告配信装置3の情報処理を示すフローチャートである。かかる動作は、広告配信装置3の制御部32によって繰り返し実行される処理である。
図15に示すように、制御部32は、通信部30を介して情報管理装置2から提携企業Cのユーザ情報を取得したか否かを判定する(ステップS30)。提携企業Cのユーザ情報を取得したと判定すると(ステップS30;Yes)、制御部32は、取得したユーザ情報を提携情報DB41の提携ユーザ情報テーブルに設定し、提携ユーザ情報テーブルを更新する(ステップS31)。
ステップS30において、提携企業Cのユーザ情報を取得していない場合(ステップS30;No)、または、ステップS31の処理が終了した場合、制御部32は、通信部30を介して広告主の装置から広告情報の入稿を受け付けたか否かを判定する(ステップS32)。広告情報の入稿を受け付けたと判定した場合(ステップS32;Yes)、制御部32は、入稿を受け付けた広告情報を広告DB43の広告情報テーブルに設定する(ステップS33)。
広告情報の入稿を受け付けていないと判定した場合(ステップS32;No)、または、ステップS33の処理が終了した場合、通信部30を介して無線装置6から送信される進入情報を取得したか否かを判定する(ステップS34)。進入情報を取得したと判定した場合(ステップS34;Yes)、制御部32は、第1広告情報出力処理を実行する(ステップS35)。かかる第1広告情報出力処理は、図16に示すステップS40〜S43の処理であり、後述する。
ステップS34において、進入情報を取得していないと判定した場合(ステップS34;No)、または、ステップS35の処理が終了した場合、制御部32は、第1広告情報の出力先となった無線端末5のユーザUの行動を判定する(ステップS34)。制御部32は、ステップS36で判定したユーザUの行動に基づいて、第1広告情報の出力先となった無線端末5に対して第2広告情報を出力するか否かを判定する(ステップS37)。
ステップS37において、第2広告情報を出力すると判定すると(ステップS37;Yes)、制御部32は、ステップS36で判定したユーザUの行動に応じた広告情報を広告DB43から抽出する。制御部32は、抽出した広告情報を第2広告情報として第1広告情報の出力先となった無線端末5に対して出力する(ステップS38)。
ステップS37において、第2広告情報を出力しないと判定した場合(ステップS37;No)、または、ステップS38の処理が終了した場合、制御部32は処理を終了する。
次に、ステップS35の第1広告情報出力処理について説明する。図16は、第1広告情報出力処理における情報処理を示すフローチャートである。
図16に示すように、制御部32は、第1広告情報出力処理を開始すると、ステップS34において取得したと判定した進入情報に基づき端末検出テーブルを更新する(ステップS40)。制御部32は、提携企業Cに対応する場所に進入した無線端末5に対して広告情報の出力を行うか否かを判定を行う(ステップS41)。
広告情報の出力を行うと判定した場合(ステップS41;Yes)、制御部32は、無線端末5の進入場所に応じたユーザ情報を提携情報DB41から抽出する(ステップ42)。そして、制御部32は、抽出したユーザ情報に応じた広告情報を広告DB43から抽出し、提携企業Cに対応する場所に進入した無線端末5に対して第1広告情報を出力する(ステップS43)。
ステップS41において、広告情報の出力を行わないと判定した場合(ステップS41;No)、ステップS43の処理が終了した場合、制御部32は処理を終了する。
[4.その他の実施形態]
上述した実施形態においては、提携企業Cに対応する場所への進入を無線装置6によって検出するものであるが、広告配信装置3は、無線端末5からの情報に基づいて無線装置6の提携企業Cに対応する場所への進入を検出することもできる。
例えば、無線端末5がGPS機能付き無線端末である場合、進入情報取得部52は、無線端末5から送信される緯度経度の情報に基づいて、提携企業Cに対応する場所への無線端末5の進入を検出する。この場合、店舗IDと進入検出範囲を示す情報とを関連付けた位置範囲情報が予め進入情報DB42に記憶される。進入情報取得部52は、無線端末5から送信される緯度経度の情報に基づいて、無線端末5の緯度経度を含む進入検出範囲に対応する店舗IDを位置範囲情報から抽出する。
また、無線端末5から企業IDおよび店舗IDを含む進入情報が送信される場合、広告配信装置3の制御部32は、無線端末5からの進入情報に基づいて、提携企業Cに対応する場所への無線端末5の進入を検出することもできる。この場合、無線端末5は、「提携企業Cに対応する場所」の位置情報と企業IDおよび店舗IDとが関連付けられた情報を記憶する記憶部を有する。無線端末5の制御部は、記憶部に記憶された情報に基づき、「提携企業Cに対応する場所」の位置情報と現在位置の緯度経度とを比較し、進入した場所の企業IDおよび店舗IDを検出する。そして、無線端末5の制御部は、企業IDおよび店舗IDを含む進入情報を広告配信装置3へ送信する。
また、広告判定部53は、AP通信エリアでの滞在時間や電波強度の程度に応じて、ユーザUの店舗内での滞在、店舗周囲の通過や徘徊などの進入状態の種類を判定することもできる。この場合、広告判定部53から出力される情報抽出指示は、進入状態情報を含む。進入状態情報は、進入状態の種類を示す情報である。第1広告情報出力部55は、広告判定部53から通知される進入状態情報に基づいて、広告情報を選択することができる。例えば、第1広告情報出力部55は、配信条件として「店舗内での滞在時間」や「店舗周囲を通過」、「店舗周囲を徘徊」などが指定されている広告情報を進入状態情報に基づいて選択することができる。
また、第1広告情報出力部55および第2広告情報出力部57は、広告配信装置3から無線端末5へ広告情報が出力されてから所定期間は、同一の無線端末5に対して広告情報を無線端末5へ出力しないこともできる。この場合、広告配信装置3は、第2広告情報を第1広告情報よりも優先して出力する。
また、ユーザ行動判定部56は、一つの店舗領域内でのユーザUの行動を判定するようにしたが、複数の店舗領域内でのユーザUの行動を判定することもできる。
また、ユーザ行動判定部56は、ユーザUが書き込みを行ったWebサイトのページ(以下、ユーザページと記載する)の情報に基づき、ユーザUの行動を判定することもできる。ユーザページは、例えば、ミニブログのページやSNS(Social Networking Service)のページである。ユーザ情報取得部50は、例えば、サーバ8からユーザページの情報を取得し、ユーザ行動履歴DB44に記憶する。ユーザ行動判定部56は、ユーザ行動履歴DB44に記憶されたユーザページの情報に基づき、ユーザUの行動を判定する。
[5.ハードウェア構成]
なお、実施形態における情報管理装置2は、例えば図17に示すような構成のコンピュータ60によって実現される。図17は、情報管理装置2の機能を実現するコンピュータの一例を示すハードウェア構成図である。コンピュータ60は、CPU(Central Processing Unit)61、RAM(Random Access Memory)62、ROM(Read Only Memory)63、HDD(Hard Disk Drive)64、通信インターフェイス(I/F)65、入出力インターフェイス(I/F)66、およびメディアインターフェイス(I/F)67を備える。
CPU61は、ROM63またはHDD64に格納されたプログラムに基づいて動作し、各部の制御を行う。ROM63は、コンピュータ60の起動時にCPU61によって実行されるブートプログラムや、コンピュータ60のハードウェアに依存するプログラム等を格納する。
HDD64は、CPU61によって実行されるプログラムおよび当該プログラムによって使用されるデータ等を格納する。通信インターフェイス65は、通信部30に対応し、通信ネットワーク7を介して他の機器からデータを受信してCPU61へ送り、CPU61が生成したデータを、通信ネットワーク7を介して他の機器へ送信する。
CPU61は、入出力インターフェイス66を介して、ディスプレイやプリンタ等の出力装置、および、キーボードやマウス等の入力装置を制御する。CPU61は、入出力インターフェイス66を介して、入力装置からデータを取得する。また、CPU61は、生成したデータを、入出力インターフェイス66を介して出力装置へ出力する。
メディアインターフェイス67は、記録媒体68に格納されたプログラムまたはデータを読み取り、RAM62を介してCPU61に提供する。CPU61は、当該プログラムを、メディアインターフェイス67を介して記録媒体68からRAM62上にロードし、ロードしたプログラムを実行する。記録媒体68は、例えばDVD(Digital Versatile Disc)、PD(Phase change rewritable Disk)等の光学記録媒体、MO(Magneto-Optical disk)等の光磁気記録媒体、テープ媒体、磁気記録媒体、または半導体メモリ等である。
コンピュータ60が情報管理装置2として機能する場合、コンピュータ60のCPU61は、RAM62上にロードされたプログラムを実行することにより、ユーザ情報取得部50、広告情報取得部51、進入情報取得部52、広告判定部53、ユーザ情報抽出部54、第1広告情報出力部55、ユーザ行動判定部56および第2広告情報出力部57の各機能を実現する。また、HDD64は、記憶部31の機能を実現し、提携ユーザ情報テーブル、広告情報テーブル、端末検出テーブル、提携企業情報テーブル、対応情報テーブル、広告配信履歴テーブル、行動判定テーブル、および、行動履歴テーブルなどが格納される。
コンピュータ60のCPU61は、これらのプログラムを、記録媒体68から読み取って実行するが、他の例として、他の装置から、通信ネットワーク7を介してこれらのプログラムを取得してもよい。
[6.効果]
実施形態に係る広告配信システム1の広告配信装置3は、提携情報DB41(事業者情報DBの一例)と、進入情報取得部52と、ユーザ情報抽出部54と、第1広告情報出力部55と、第2広告情報出力部57とを備える。提携情報DB41は、提携企業C(事業者の一例)のユーザ情報を記憶する。進入情報取得部52は、提携企業Cに対応する場所の情報と提携企業Cに対応する場所に進入した無線端末5の情報とを進入情報として取得する。ユーザ情報抽出部54は、進入情報に基づき、無線端末5の進入場所に対応する提携企業Cのユーザ情報を提携情報DB41から抽出する。第1広告情報出力部55は、ユーザ情報抽出部54によって抽出されたユーザ情報に応じた第1広告情報を提携企業Cに対応する場所に進入した無線端末5へ出力する。第2広告情報出力部57は、第1広告情報の出力後における無線端末5のユーザUの行動に応じた第2広告情報を無線端末5へ出力する。
このように、広告配信装置3は、提携企業Cに関連する第1広告情報を進入ユーザUの無線端末5に対して提供した後の進入ユーザUの行動に基づき、第2広告情報を提供することから、商品やサービスの購入促進をより効果的かつ高精度に行うことができる。
また、広告配信装置3は、第1広告情報が出力された後の無線端末5のユーザUの進入場所における行動を判定するユーザ行動判定部56を備える。第2広告情報出力部57は、ユーザ行動判定部56によって判定された無線端末5のユーザUの行動に応じた広告情報を第2広告情報として無線端末5へ出力する。
これにより、広告配信装置3において無線端末5のユーザUの行動を判定することができ、第2広告情報出力部57から第2広告情報を迅速に無線端末5へ出力することができる。
また、ユーザ行動判定部56は、無線端末5の進入場所における無線端末5のユーザUの滞在時間および/または移動状態に基づいて、無線端末5のユーザUの行動を判定する。
これにより、例えば、無線装置6から送信される進入情報に基づいて、無線端末5のユーザUの行動を判定することができ、ユーザUの行動を判定するための情報の収集を容易に行うことができる。
また、ユーザ行動判定部56は、無線端末5の進入場所における無線端末5のユーザUの商品またはサービスの購入履歴に基づいて、無線端末5のユーザUの行動を判定する。
そのため、例えば、広告配信装置3は、進入ユーザU1の店舗B1で第1広告情報の広告対象である商品やサービスを購入した場合に、購入した商品やサービスのクーポン券を第2広告情報として無線端末51に提供できる。これにより、進入ユーザU1が購入した商品やサービスを繰り返し購入する動機付けを与えることができる。
また、第2広告情報出力部57は、第1広告情報が出力された無線端末5が提携企業Cに対応する場所のうち過去の進入場所とは異なる場所へ進入した場合、前記異なる場所への無線端末5の進入に応じた広告情報を第2広告情報として無線端末5へ出力する。
これにより、同一事業者の店舗領域間での配信対象ユーザUの行動に応じた広告情報を第2広告情報として配信対象ユーザUに提供でき、第2広告情報による広告効果を高めることができる。
また、進入情報取得部52は、提携企業Cに対応する場所を無線通信エリアとする無線装置6(無線LANアクセスポイントの一例)から進入情報を取得する。
これにより、提携企業Cに対応する場所に無線LANアクセスポイントを設置していれば、他の無線装置を設けることなく、提携企業Cに対応する場所への無線端末5の進入を検出することができる。
また、第1広告情報出力部55は、無線装置6の通信エリア内での無線端末5の滞在時間および/または無線装置6で取得される無線端末5の電波強度が所定の条件を満たす場合に、提携企業Cに対応する場所へ進入した無線端末5に広告情報を出力する。
これにより、提携企業Cに対応する場所へ進入した無線端末5のうち広告情報を出力する対象を絞り込むことができる。また、無線装置6の通信エリアに存在する時間が短く、提携企業Cに対応する場所とはあまり関係ない無線端末5を除外することもできる。
また、広告配信装置3は、複数の提携企業Cがそれぞれ保有するユーザ情報を取得するユーザ情報取得部50を備え、提携情報DB41は、ユーザ情報取得部50で取得された複数の提携企業Cのユーザ情報を記憶する。
これにより、複数の提携企業Cのユーザ情報を提供することができ、各提携企業CのユーザUに絞って広告情報を配信することができ、商品やサービスの購入促進を効果的かつ高精度に行うことができる。
[7.その他]
以上、本願の実施形態のいくつかを図面に基づいて詳細に説明したが、これらは例示であり、発明の開示の欄に記載の態様を始めとして、当業者の知識に基づいて種々の変形、改良を施した他の形態で本発明を実施することが可能である。
上述した広告配信装置3は、複数のサーバコンピュータで実現してもよく、また、機能によっては外部のプラットフォーム等をAPI(Application Programming Interface)やネットワークコンピューティングなどで呼び出して実現するなど、構成は柔軟に変更できる。
1 広告配信システム
2、21、22 情報管理装置
3 広告配信装置
5、51〜56 無線端末
6、61〜64 無線装置
7 通信ネットワーク
21 無線LAN通信部
22 WAN通信部
23、32 制御部
24、31 記憶部
25 中継部
26 検出部
30 通信部
41 提携情報DB
42 進入情報DB
43 広告DB
44 ユーザ行動履歴DB
50 ユーザ情報取得部
51 広告情報取得部
52 進入情報取得部
53 広告判定部
54 ユーザ情報抽出部
55 第1広告情報出力部
56 ユーザ行動判定部
57 第2広告情報出力部

Claims (10)

  1. 事業者のユーザ情報を記憶する事業者情報データベースと、
    前記事業者に対応する場所に進入した無線端末の情報を含む進入情報を取得する進入情報取得部と、
    前記進入情報に基づき、前記無線端末の進入場所に対応する前記事業者の前記ユーザ情報を前記事業者情報データベースから抽出するユーザ情報抽出部と、
    前記ユーザ情報抽出部によって抽出されたユーザ情報に応じた第1広告情報を前記事業者に対応する場所に進入した無線端末へ出力する第1広告情報出力部と、
    前記第1広告情報の出力後における前記無線端末のユーザの前記進入場所における移動状態に応じた第2広告情報を前記無線端末へ出力する第2広告情報出力部と、
    を備えることを特徴とする広告配信装置。
  2. 前記事業者に対応する場所に設置された無線装置により受信される前記無線端末の電波に基づき、前記移動状態を判定する判定部を備える
    ことを特徴とする請求項1に記載の広告配信装置。
  3. 前記ユーザ情報抽出部は、
    前記進入情報に基づき、前記無線端末の進入場所に対応する前記事業者のユーザ情報のうち、前記事業者のユーザ情報全て、または、前記進入場所に対応するユーザ情報全てを前記事業者情報データベースから抽出する
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の広告配信装置。
  4. 前記第2広告情報出力部は、
    前記第1広告情報の出力後における前記無線端末のユーザの前記進入場所における滞在時間および移動状態に応じた第2広告情報を前記無線端末へ出力する
    ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1つに記載の広告配信装置。
  5. 前記第2広告情報出力部は、
    前記第1広告情報が出力された前記無線端末が前記事業者に対応する場所のうち前記進入場所とは異なる場所へ進入した場合、前記異なる場所への前記無線端末の進入に応じた広告情報を前記第2広告情報として前記無線端末へ出力する
    ことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1つに記載の広告配信装置。
  6. 前記進入情報取得部は、
    前記事業者に対応する場所を無線通信エリアとする無線LANアクセスポイントから前記進入情報を取得する
    ことを特徴とする請求項1〜5のいずれか1つに記載の広告配信装置。
  7. 前記第1広告情報出力部は、
    前記無線LANアクセスポイントの通信エリア内での前記無線端末の滞在時間および/または前記無線LANアクセスポイントで取得される前記無線端末の電波強度が所定の条件を満たす場合に、前記事業者に対応する場所へ進入した前記無線端末に前記第1広告情報を出力する
    ことを特徴とする請求項6に記載の広告配信装置。
  8. 複数の前記事業者がそれぞれ保有するユーザ情報を取得するユーザ情報取得部を備え、
    前記事業者情報データベースは、
    前記ユーザ情報取得部で取得された前記複数の事業者のユーザ情報を記憶する
    ことを特徴とする請求項1〜7のいずれか1つに記載の広告配信装置。
  9. コンピュータが実行する広告配信方法であって、
    事業者に対応する場所に進入した無線端末の情報を含む進入情報を取得するステップと、
    前記進入情報に基づき、事業者のユーザ情報を記憶する事業者情報データベースから、前記無線端末の進入場所に対応する前記事業者の前記ユーザ情報を抽出するステップと、
    前記抽出されたユーザ情報に応じた第1広告情報を前記事業者に対応する場所に進入した無線端末へ出力するステップと、
    前記第1広告情報の出力後における前記無線端末のユーザの前記進入場所における移動状態に応じた第2広告情報を前記無線端末へ出力するステップと、
    を含むことを特徴とする広告配信方法。
  10. コンピュータに、
    事業者に対応する場所に進入した無線端末の情報を含む進入情報を取得するステップと、
    前記進入情報に基づき、事業者のユーザ情報を記憶する事業者情報データベースから、前記無線端末の進入場所に対応する前記事業者の前記ユーザ情報を抽出するステップと、
    前記抽出されたユーザ情報に応じた第1広告情報を前記事業者に対応する場所に進入した無線端末へ出力するステップと、
    前記第1広告情報の出力後における前記無線端末のユーザの前記進入場所における移動状態に応じた第2広告情報を前記無線端末へ出力するステップと、
    を実行させることを特徴とする広告配信プログラム。
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