JP5588060B1 - ユーザ情報提供装置、ユーザ情報提供方法、ユーザ情報提供プログラムおよび広告配信システム - Google Patents

ユーザ情報提供装置、ユーザ情報提供方法、ユーザ情報提供プログラムおよび広告配信システム Download PDF

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Abstract

【課題】高精度のターゲティング広告を行うことができるユーザ情報提供装置、ユーザ情報提供方法、ユーザ情報提供プログラムおよび広告配信システムを提供すること。
【解決手段】実施形態に係るユーザ情報提供装置は、事業者情報データベースと、情報取得部と、ユーザ情報抽出部と、ユーザ情報出力部とを備える。事業者情報データベースは、事業者のユーザ情報を記憶する。情報取得部は、事業者に対応する場所に設けられた識別対象の情報をユーザ端末から取得する。ユーザ情報抽出部は、情報取得部により取得した識別対象の情報に基づき、識別対象が設けられた場所に対応する事業者のユーザ情報を事業者情報データベースから抽出する。ユーザ情報出力部は、ユーザ情報抽出部によって抽出されたユーザ情報を出力する。
【選択図】図1B

Description

本発明は、ユーザ情報提供装置、ユーザ情報提供方法、ユーザ情報提供プログラムおよび広告配信システムに関する。
近年、インターネットなどのネットワークの飛躍的な普及に伴い、ネットワークを介した広告配信が盛んに行われている。かかる広告配信の一つの形態として広告主により指定された配信条件(例えば、ユーザの属性、興味および関心など)にユーザ情報が合致するユーザに対して広告配信を行うターゲティング広告が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2009−223423号公報
しかしながら、従来の広告配信技術では、広告配信業者が有するユーザ情報に基づいて広告配信が行われており、広告主が意図した広告配信が行われないことがあった。
本願は、上記に鑑みてなされたものであって、高精度のターゲティング広告を行うことができるユーザ情報提供装置、ユーザ情報提供方法、ユーザ情報提供プログラムおよび広告配信システムを提供することを目的とする。
本願に係るユーザ情報提供装置は、事業者情報データベースと、情報取得部と、ユーザ情報抽出部と、ユーザ情報出力部とを備える。前記事業者情報データベースは、識別対象の情報に関連付けられる事業者のユーザ情報を記憶する。前記情報取得部は、前記事業者に対応する場所に設けられた前記識別対象の情報をユーザ端末から取得する。前記ユーザ情報抽出部は、前記情報取得部により取得した前記識別対象の情報に基づき、前記識別対象が設けられた場所に対応する前記事業者のユーザ情報を前記事業者情報データベースから抽出する。前記ユーザ情報出力部は、前記ユーザ情報抽出部によって抽出されたユーザ情報を広告配信のために出力する。
実施形態の一態様によれば、高精度のターゲティング広告を行うことができるユーザ情報提供装置、ユーザ情報提供方法、ユーザ情報提供プログラムおよび広告配信システムを提供することができる。
図1Aは、第1の実施形態に係るユーザ情報提供処理の説明図(その1)である。 図1Bは、第1の実施形態に係るユーザ情報提供処理の説明図(その2)である。 図2は、第1の実施形態に係る広告配信システムの具体的構成の一例を示す図である。 図3は、第1の実施形態に係るユーザ端末の構成の一例を示す図である。 図4は、第1の実施形態に係るユーザ情報提供装置の構成例を示す図である。 図5は、提携ユーザ情報テーブルの一例を示す図である。 図6は、行動履歴情報テーブルの一例を示す図である。 図7は、提携企業情報テーブルの一例を示す図である。 図8は、対応情報テーブルの一例を示す図である。 図9は、ユーザ情報テーブルの一例を示す図である。 図10は、実施形態に係る広告配信装置の構成の一例を示す図である。 図11は、広告情報テーブルの一例を示す図である。 図12は、第1の実施形態に係るユーザ端末の情報処理を示すフローチャートである。 図13は、第1の実施形態に係るユーザ情報提供装置の情報処理を示すフローチャートである。 図14は、第1の実施形態に係る広告配信装置の情報処理を示すフローチャートである。 図15は、第2の実施形態に係るユーザ情報提供装置の構成例を示す図である。 図16は、行動履歴DBに記憶される識別対象リストの一例を示す図である。 図17は、行動履歴DBに記憶される滞在状態判定テーブルの一例を示す図である。 図18は、第3の実施形態に係るユーザ情報提供装置の構成例を示す図である。 図19は、第3の実施形態に係るユーザ端末の構成例を示す図である。 図20は、第4の実施形態に係るユーザ端末の構成例を示す図である。 図21は、ユーザ情報提供装置および広告配信装置の機能を実現するコンピュータの一例を示すハードウェア構成図である。
以下に、本願に係るユーザ情報提供装置、ユーザ情報提供方法、ユーザ情報提供プログラムおよび広告配信システムの実施形態について図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、この実施形態により本願に係るユーザ情報提供装置、ユーザ情報提供方法、ユーザ情報提供プログラムおよび広告配信システムが限定されるものではない。なお、以下においては、データベースをDBと記載する。
[1.第1の実施形態]
[1.1.ユーザ情報提供処理]
まず、実施形態に係るユーザ情報提供処理について説明する。図1Aおよび図1Bは、実施形態に係るユーザ情報提供処理の説明図であり、本実施形態においては広告配信システムによりユーザ情報提供処理が実行される。
図1Aに示すように、広告配信システム1は、ユーザ情報提供装置2と、広告配信装置3と、情報管理装置41、42とを備える。ユーザ情報提供装置2および広告配信装置3は、例えば、広告配信業者によって管理および運用される。また、情報管理装置41、42(以下、情報管理装置4と総称する場合がある)はそれぞれ提携企業CA、CB(以下、提携企業Cと総称する場合がある)によって管理および運用される。
また、図1Aに示すユーザ端末51〜56は、提携企業Cの店舗や施設(以下、店舗と総称する)へ来店したり、提携企業Cの店舗で商品やサービスを購入したりするユーザU1〜U6が保持するユーザ端末である。以下において、ユーザ端末51〜56をユーザ端末5と総称する場合があり、ユーザU1〜U6をユーザUと総称する場合がある。また、提携企業Cの店舗や施設は、提携企業Cの事業所と言い換えることもできる。
ユーザ端末5は、例えば、スマートフォンやモバイルPC(Personal computer)などの携帯型無線端末であり、無線LAN(Local Area Network)通信や携帯電話通信により通信ネットワーク(例えば、インターネット)に接続された各種のサーバ装置と通信可能である。なお、ユーザ端末5は、無線に代えて有線により通信ネットワークに接続された各種のサーバ装置と通信する携帯型有線端末であってもよい。
提携企業Cは、広告配信業者と提携契約を行った事業者であり、例えば、商品やサービスを提供する店舗を有する流通業者である。提携企業CAは、店舗A1、A2においてそれぞれ商品やサービスを提供する事業者であり、提携企業CBは、店舗B1、B2においてそれぞれ商品やサービスを提供する事業者である。なお、提携企業Cは、流通業者に限られず、例えば、コンサートやスポーツなどの興行業者であってもよく、また、ホテル、美容院・理容院、病院、映画館、複合レジャー施設などの商業空間の運営企業などであってもよい。
また、情報管理装置41は、提携企業CAが保有するユーザ情報を記憶するユーザ情報DBを有し、情報管理装置42は、提携企業CBが保有するユーザ情報を記憶するユーザ情報DBを有する。ユーザ情報提供装置2は、提携企業CA、CBのユーザ情報を情報管理装置41、42から取得し、提携情報DB(事業者情報DBの一例)に記憶する。
情報管理装置4のユーザ情報DBに記憶されるユーザ情報は、例えば、提携企業Cの店舗でのユーザUの来店履歴や購入履歴の情報(以下、行動履歴情報と記載する場合がある)、および、ユーザ端末5の識別情報(以下、端末IDと記載する)などである。なお、行動履歴情報には、例えば、提携企業Cの店舗の識別情報(以下、店舗IDと記載する)も含まれる。
提携企業Cに対応する場所には、識別対象が設けられている。例えば、図1Aに示す店舗A1には、識別対象61が設けられている。また、図示していないが、店舗A2、B1、B2には、識別対象62、63、64などが設けられている。以下、識別対象61〜64を識別対象6と総称する場合がある。
識別対象6は、例えば、無線LAN(Local Area Network)、NFC(Near Field Communication)、Bluetooth(登録商標)などの通信を行う無線通信装置の他、一次元バーコードや二次元バーコード(以下、単にバーコードと記載する)などがある。ユーザ端末5は、識別対象6から無線送信される識別対象6の識別情報(以下、識別対象IDと記載する)を取得し、ユーザ情報提供装置2へ送信する。例えば、ユーザ端末5は無線通信装置から送信される識別対象IDを取得し、ユーザ情報提供装置2へ送信する。また、ユーザ端末5は、撮像部によって撮像したバーコードをテキスト情報に変換し、バーコードの識別対象IDとしてユーザ情報提供装置2へ送信する。
ユーザ情報提供装置2の制御部は、提携企業Cに対応する場所に設けられた識別対象6の識別対象IDをユーザ端末5から取得した場合、この識別対象IDに対応する場所(以下、ユーザ進入場所と記載する場合がある)に応じた提携企業Cのユーザ情報を広告配信装置3へ出力する。ユーザ情報提供装置2の制御部は、ユーザ進入場所に応じた提携企業Cのユーザ情報として、提携企業Cのユーザ情報の一部または全部を提携情報DBから抽出して広告配信装置3へ出力する。なお、以下において、識別対象IDを送信したユーザ端末5のユーザUを進入ユーザUと記載する場合がある。
ユーザ情報の抽出対象として、例えば、「進入ユーザU」、「提携企業Cの全て」、「進入店舗の全て」などを提携企業C毎に設定することができる。また、ユーザ情報の抽出対象は、さらに、時間帯毎、天候毎、曜日毎、週毎、月毎、進入ユーザU毎に設定することもできる。
「進入ユーザU」が設定されている提携企業Cに対応する場所にユーザ端末5を有するユーザUが進入した場合、ユーザ情報提供装置2の制御部は、ユーザUの進入場所に対応する提携企業Cのユーザ情報のうち、進入ユーザUのユーザ情報を提携情報DBから抽出する。この場合、ユーザ情報提供装置2の制御部は、進入店舗に絞って提携情報DBからユーザ情報を抽出することもできる。
また、「提携企業Cの全て」が設定されている提携企業Cに対応する場所にユーザ端末5を有するユーザUが進入した場合、ユーザ情報提供装置2の制御部は、ユーザUの進入場所に対応する提携企業Cのユーザ情報の全てを提携情報DBから抽出する。
また、「進入店舗の全て」が設定されている提携企業Cに対応する場所にユーザ端末5を有するユーザUが進入した場合、ユーザ情報提供装置2の制御部は、ユーザUの進入場所に対応する提携企業Cのユーザ情報のうち、ユーザUの進入場所(店舗)に関するユーザ情報を提携情報DBから抽出する。
なお、上記「提携企業Cに対応する場所」は、例えば、提携企業Cの店舗内であるが、提携企業Cの店舗内とその周囲を含め、「提携企業Cに対応する場所」としてもよく、また、提携企業Cの店舗周囲のみを「提携企業Cに対応する場所」としてもよい。また、「提携企業Cに対応する場所」は、提携企業Cの店舗やその周囲に限定されるものではなく、提携企業Cの事業に関わる場所であってもよい。例えば、提携企業Cの情報を含むポスターの掲示場所の周囲、提携企業Cの情報を表示するデジタルサイネージ端末の設置場所の周囲、および、提携企業Cがイベントを開催するエリア(イベント会場やアーケードなど)などを「提携企業Cに対応する場所」とすることもできる。
また、ユーザ情報提供装置2は、識別対象IDを送信したユーザ端末5のユーザUの行動履歴を記憶する行動履歴DBを備える。ユーザ情報提供装置2の制御部は、ユーザUの行動履歴に基づいて、ユーザ情報を広告配信装置3へ出力するか否かを判定することができる。ユーザUの行動履歴は、例えば、ユーザUの事業者に対応する場所への進入状態、ユーザUの事業者に対応する場所のクーポン情報の利用状態、ユーザUの事業者に対応する場所の広告情報へのアクセス状態などがある。
なお、ユーザ情報提供装置2において、ユーザ情報をユーザUの行動履歴に基づいて広告配信装置3へ出力するか否かは、例えば、提携企業C毎、店舗毎、ユーザU毎に設定することができる。ユーザ情報提供装置2は、行動履歴の判定設定が行われている場合に、ユーザUの行動履歴に基づいて、ユーザ情報を広告配信装置3へ出力するか否かを判定する。
広告配信装置3は、複数の広告情報を記憶する広告DBを備えている。広告DBに記憶される広告情報は、広告主から入稿された情報であり、広告情報および配信条件が含まれる。配信条件は、例えば、提携企業Cの店舗に設けられた識別対象6の識別対象IDを取得したユーザUを配信先として特定する条件や提携企業Cの特定の店舗に設けられた識別対象6の識別対象IDを取得したユーザUを配信先として特定する条件を含む。
広告配信装置3の制御部は、ユーザ情報提供装置2から取得した提携企業Cのユーザ情報に応じた広告情報を広告DBから取得し、進入ユーザUのユーザ端末5に対して供給する。例えば、ユーザ進入場所が提携企業CAに対応する場所であるとする。この場合、広告配信装置3の制御部は、提携企業CAに対応する場所をユーザ進入場所とする進入ユーザUを配信先として特定する配信条件で入稿された広告情報のうち、ユーザ情報提供装置2から取得したユーザ情報が配信条件を満たす広告情報を広告DBから取得する。そして、広告配信装置3の制御部は、取得した広告情報を進入ユーザUのユーザ端末5に対して供給する。
ここで、ユーザ端末51のユーザU1が店舗A1に来店した場合に行われる処理の一例について、図1Bを参照して説明する。
ユーザ端末51のユーザU1が店舗A1に来店した場合、ユーザ端末51は、店舗A1に設置された識別対象61から識別対象61の識別対象IDを取得する(ステップS1)。ユーザ端末51は、取得した識別対象61の識別対象IDとユーザ端末51の端末IDとを含む検出情報を通信ネットワークを介してユーザ情報提供装置2へ送信する(ステップS2)。
ユーザ情報提供装置2の制御部は、ユーザ端末51から検出情報を取得した場合、ユーザ端末51のユーザU1の行動履歴に基づき、ユーザ情報の出力可否の判定を行う(ステップS3)。具体的には、ユーザ情報提供装置2の制御部は、検出情報に含まれる端末IDに対応する行動履歴の情報を行動履歴DBから抽出する。ユーザ情報提供装置2の制御部は、抽出した行動履歴の情報に基づいて、検出情報に含まれる識別対象IDに対応する識別対象61が設けられた場所に対応する提携企業CAのユーザ情報を提供するか否かを判定する。
行動履歴DBに記憶される行動履歴には、例えば、ユーザ端末51から取得した識別対象61の識別対象IDを記憶している。ユーザ情報提供装置2の制御部は、例えば、行動履歴DBに識別対象61の識別対象IDが含まれる場合に、ユーザ情報を出力すると判定する。
ユーザ情報提供装置2の制御部は、ユーザ情報を出力すると判定すると、提携情報DBからユーザ進入場所に対応する事業者のユーザ情報を抽出する(ステップS4)。具体的には、ユーザ情報提供装置2の制御部は、検出情報に含まれる識別対象IDに対応する提携企業CAのユーザ情報の一部または全部を提携情報DBから抽出する。
ユーザ情報提供装置2の制御部は、抽出したユーザ情報を広告配信装置3へ出力する(ステップS5)。これにより、進入ユーザU1の進入場所に対応する提携企業CAのユーザ情報や進入場所である店舗A1のユーザ情報を広告配信装置3に提供することができる。そのため、広告配信装置3は、提携企業CAに関連する配信条件を指定する広告情報を進入ユーザU1のユーザ端末51に対して配信することができ、高精度のターゲティング広告を行うことができる。
広告配信装置3の制御部は、ユーザ情報提供装置2から取得したユーザ情報に応じた広告情報を広告DBから抽出し(ステップS6)、進入ユーザU1のユーザ端末51へ提供する(ステップS7)。これにより、広告配信装置3は、進入ユーザU1のユーザ端末51に対して提携企業CAに関連する広告情報を提供することができる。
例えば、広告主は、提携企業Cおよびユーザ属性(例えば、ユーザUの興味や関心など)を指定した配信条件の広告情報を入稿することで、提携企業Cを利用するユーザUのうち、指定したユーザ情報を有するユーザUのユーザ端末5に対して広告情報を配信できる。また、広告主は、さらに配信条件に店舗の指定を含めることで、指定した店舗に対応するユーザ情報を有するユーザUのユーザ端末5に対して広告情報を配信できる。
したがって、例えば、提携企業Cの店舗に陳列する商品を提供するメーカが広告主として広告情報を広告配信装置3に入稿した場合、所定の提携企業CのユーザUに絞って広告情報を配信でき、商品購入の促進を効果的かつ高精度に行うことができる。
また、提携企業Cのユーザ情報には、メーカの商品の購入履歴なども含まれている。このため、例えば、広告情報で宣伝される商品の購入履歴のあるユーザUに絞って広告情報を配信することができ、これにより、商品購入の促進をより効果的かつ高精度に行うことができる。
さらに、ユーザ情報提供装置2は、ユーザ端末5のユーザUの行動履歴に基づいて、ユーザ情報の提供の可否を選択する。すなわち、ユーザ情報提供装置2は、ユーザUの行動履歴に対応する場所のユーザ情報は広告配信装置3に提供する一方、ユーザUの行動履歴に対応しない場所のユーザ情報は広告配信装置3に提供しない。したがって、ユーザ端末5のユーザUの行動に応じた適切な広告情報をユーザ端末5のユーザUへ提供することができる。また、広告主は、ある場所によく行くユーザUをターゲットとする配信条件で広告情報を入稿することができ、広告主にとって効率的かつ効果的に広告配信を行うことができる。
[1.2.広告配信システム1の構成]
図2を用いて、実施形態に係る広告配信システム1の構成例について説明する。図2は、実施形態に係る広告配信システム1の構成例を示す図である。
図2に示すように、広告配信システム1は、ユーザ情報提供装置2と、広告配信装置3と、情報管理装置41、42と、ユーザ端末51〜56と、識別対象61〜64と、広告主端末7と、サイトサーバ8とを備える。
ユーザ情報提供装置2、広告配信装置3、情報管理装置4、広告主端末7およびサイトサーバ8は、通信ネットワーク9を介して相互に通信可能に接続される。通信ネットワーク9は、例えば、インターネットなどのWAN(Wide Area Network)である。
図2に示す例では、2つの提携企業CA、CBを例に挙げているが、提携企業Cの数は、1つでもよく、また、3つ以上であってもよい。また、識別対象6は、提携企業Cの店舗毎に1つ以上設置される。図2に示す例では、識別対象61、62は、提携企業CAの店舗A1、A2に設置され、識別対象63、64は、提携企業CBの店舗B1、B2に設置される。
ユーザ端末5は、スマートフォンやモバイルPCなどのように、例えば、無線LAN通信機能を有する端末装置であり、無線WAN基地局(図示せず)との間で通信が可能である。なお、無線WAN基地局は、通信ネットワーク9に接続される。なお、ユーザ端末5は、無線通信に代えて有線通信により通信ネットワーク9に接続されるものであってもよい。
識別対象6は、例えば、無線LAN、NFC、Bluetooth(登録商標)などの通信を行う通信装置の他、バーコードや予め定められた目印などのマーカーであってもよい。なお、NFCの通信エリアは、1メートル〜数センチ程度の通信エリアであり、NFCとしては、例えば、Felica、ISO/IEC14443(MIFARE)などがある。なお、識別対象6による通信は、電波に限定されるものではなく、例えば、赤外線通信、可視光通信、音波、人体通信、有線などを用いることもできる。人体通信には、例えば、BAN(Body area network)などがある。なお、識別対象6は通信ネットワーク9に接続されていなくてもよく、図2に示す例に限定されない。
サイトサーバ8は、広告配信業者によって管理・運営され、通信ネットワーク9経由でのユーザ端末5からのアクセスに対し、例えば、種々のカテゴリのウェブページを通信ネットワーク9経由でユーザ端末5へ提供する。また、サイトサーバ8は、アクセスしてきたユーザ端末5のユーザUのユーザIDに応じた広告情報を広告配信装置3から取得し、かかる広告情報をウェブページに埋め込んでユーザ端末5へ提供する。ユーザUのユーザIDは、例えば、サイトサーバ8へのログインIDである。
以下、ユーザ端末5、ユーザ情報提供装置2および広告配信装置3の順にそれぞれの構成を説明する。
[1.3.ユーザ端末5]
まず、ユーザ端末5の構成について説明する。図3は、ユーザ端末5の構成例を示す図である。図3に示すように、ユーザ端末5は、第1無線通信部20と、第2無線通信部21と、撮像部22と、表示部23と、操作部24と、記憶部25と、制御部26とを有する。第1無線通信部20は、識別対象6との間で情報の送受信を行う通信インタフェースである。第2無線通信部21は、無線WAN基地局(図示せず)との間で情報の送受信を行う通信インタフェースである。無線WAN基地局は、例えば、公衆電話通信網の無線基地局や公衆データ通信網の無線基地局である。
撮像部22は、CCD(Charge Coupled Devices)イメージセンサ、CMOS(Complementary MOS)イメージセンサなどを有する。撮像部22は、ユーザ端末5の周囲を撮像し、撮像画像データを制御部26へ出力する。
表示部23は、タッチパネル式のディスプレイである。ユーザ端末5のユーザUは、表示部23の画面上を指などで操作することで、表示部23に表示された情報通知カードアプリの操作画面に対する操作が可能である。かかる表示部23は、例えば、小型のLCD(Liquid Crystal Display)や有機ELディスプレイである。
操作部24は、文字、数字およびスペースを入力するためのキー、エンターキーおよび矢印キーなどを含むキーボードや、電源ボタンなどを有する。
記憶部25は、例えば、RAM(Random Access Memory)、フラッシュメモリ等の半導体メモリ素子、または、ハードディスク等の記憶装置である。かかる記憶部25は各種プログラムが記憶される。記憶部25に記憶されるプログラムは、例えば、OS(Operating System)、情報管理装置4から取得された情報通知カードアプリプログラムなどである。
また、ユーザ端末5は不図示の読取装置を備えており、制御部26は、読取装置を経由して記録媒体に記録されている情報通知カードアプリプログラムを読み込んで記憶部25に記憶することもできる。記録媒体としては、光ディスク、フレキシブルディスク、ハードディスク等が挙げられる。
制御部26は、例えば、ASICやFPGA等の集積回路により実現される。また、制御部26は、例えば、CPUやMPU等によって、記憶部25に記憶されているプログラムが図示しない内部RAMを作業領域として実行されることにより後述する情報処理の機能や作用を実現または実行する。
具体的には、制御部26は、記憶部25にプログラムデータが記憶されている情報通知カードアプリを実行することによって、情報取得部27、情報送信部28および表示制御部29として機能する。なお、制御部26の構成は、かかる構成に限られず、後述する情報処理を行う構成であれば他の構成であってもよい。
情報取得部27は、識別対象6の識別対象IDを取得する。具体的には、情報取得部27は、識別対象6から出力される識別対象6の識別情報を、第1無線通信部20を介して取得する。
識別対象6が無線LANアクセスポイントの場合、識別対象6の識別対象IDは、無線LANアクセスポイントのESS−ID(Extended Service Set Identifier)またはBSS−ID(Basic Service Set Identifier)である。また、識別対象6がBluetooth(登録商標)の通信を行う装置である場合、識別対象6の識別対象IDは、例えば、UUID(Universally Unique Identifier)である。また、識別対象6がNFC装置の場合、識別対象6の識別対象IDは、NFC装置のIDである。
また、識別対象6がバーコードの場合、情報取得部27は、撮像部22から出力されるバーコードの撮像画像データをテキスト情報に変換し、かかるテキスト情報を識別対象6の識別対象IDとして取得する。また、情報取得部27は、識別対象6の撮像画像から識別される所定の画像情報(例えば、識別対象6の撮像画像全体または一部)を識別対象6の識別対象IDとすることもできる。
情報取得部27は、情報送信部28による検出情報の送信に応じて広告配信装置3から送信される広告情報を受信する。なお、検出情報に対して広告配信装置3から送信される情報は、広告情報に加え、ニュースや周辺情報なども含む場合がある。
また、情報取得部27は、広告配信装置3やサイトサーバ8から送信されるクーポン情報を受信し、受信したクーポン情報を記憶部25に追加する。また、情報取得部27は、広告配信装置3から送信される広告情報を受信し、受信した広告情報を記憶部25に追加する。
情報送信部28は、情報取得部27によって取得された識別対象IDと、記憶部25に記憶されている端末IDとを含む検出情報を、第1無線通信部20または第2無線通信部21を介してユーザ情報提供装置2へ送信する。なお、識別対象6が無線通信装置である場合、検出情報には、電波強度の情報を含む。かかる電波強度は、第1無線通信部20によって受信される識別対象6からの無線信号の電波強度である。
また、情報送信部28は、操作部24へのユーザの操作(以下、ユーザ操作と記載する)に応じた要求を送信する。例えば、ユーザ操作により広告情報のアクセス情報が選択された場合、情報送信部28は、アクセス情報に基づいたアクセス先に対する広告情報送信要求を第1無線通信部20または第2無線通信部21を介してアクセス先の装置へ送信する。アクセス先の装置は、例えば、広告配信装置3またはサイトサーバ8である。
表示制御部29は、広告配信装置3やサイトサーバ8から取得した情報を表示部23に表示する。また、表示制御部29は、記憶部25に記憶されたクーポン情報や広告情報を表示部23に表示する。
[1.4.ユーザ情報提供装置2]
次に、ユーザ情報提供装置2の構成について具体的に説明する。図4は、ユーザ情報提供装置2の構成の一例を示す図である。図4に示すようにユーザ情報提供装置2は、通信部30と、記憶部31と、制御部32とを有する。
記憶部31は、提携情報DB41(事業者情報DBの一例)と、行動履歴DB42と、対応情報DB43と、ユーザ情報DB44とを有する。また、制御部32は、ユーザ情報取得部51と、検出情報取得部52と、ユーザ情報抽出部53と、ユーザ情報出力部54とを有する。
通信部30は、例えば、NIC(Network Interface Card)等のインタフェースである。制御部32は、通信部30および通信ネットワーク9を介して、広告配信装置3、情報管理装置4およびユーザ端末5との間で各種の情報を送受信する。
提携情報DB41、行動履歴DB42、対応情報DB43およびユーザ情報DB44は、例えば、ハードディスク、RAM、フラッシュメモリ等の半導体メモリ素子等の記憶装置である。なお、提携情報DB41、行動履歴DB42、対応情報DB43およびユーザ情報DB44を一つのDBとしてもよい。また、対応情報DB43およびユーザ情報DB44を設けず、広告配信装置3に設けられた対応情報DBおよびユーザ情報DBの情報を制御部32が広告配信装置3から取得してもよい。
制御部32は、内部のCPUまたはMPUによって内部の記憶装置に記憶されたプログラムがRAMを作業領域として実行されることで、ユーザ情報取得部51、検出情報取得部52、ユーザ情報抽出部53およびユーザ情報出力部54として機能する。制御部32の構成は、かかる構成に限られず、後述する情報処理を行う構成であれば他の構成であってもよい。
[1.4.1.ユーザ情報取得部51]
ユーザ情報取得部51は、複数の提携企業CA、CBがそれぞれ保有するユーザ情報を情報管理装置41、42から取得して提携情報DB41に記憶する。なお、各提携企業Cにおいてユーザ情報は、順次更新されており、ユーザ情報取得部51は、更新されたユーザ情報を取得して提携情報DB41のユーザ情報を更新する。
図5は、提携情報DB41に記憶された提携ユーザ情報テーブルの一例を示す図である。図5に示すように、提携ユーザ情報テーブルは、「企業ID」、「提携先ユーザID」、「来店履歴」および「購入履歴」などの行動履歴情報が関連付けられた情報である。
「企業ID」は、提携企業Cの識別情報であり、図5に示す例では、「CA」は提携企業CAの企業IDであり、「CB」が提携企業CBの企業IDである。なお、図5に示す例では、提携企業CAのユーザ情報と提携企業CBのユーザ情報とを同じ提携ユーザ情報テーブルに設定しているが、提携企業Cのユーザ情報の管理はかかる構成に限定されない。
例えば、提携企業C毎の提携ユーザ情報テーブルを設け、提携企業C毎にそれぞれ対応する提携ユーザ情報テーブルにユーザ情報を設定することもできる。また、提携企業C毎に提携情報DBを設けることもできる。このようにすることで、提携企業C毎のユーザ情報を分けて管理することができる。
「提携先ユーザID」は、提携企業C毎にそれぞれ固有のユーザIDであり、提携企業Cを利用するユーザUに対して割り当てられる。図5に示す例では、提携企業CAでは、「UA1」、「UA2」などが割り当てられ、提携企業CBでは、「UB1」などが割り当てられる。なお、企業IDと提携先ユーザIDとの組は固有の情報であればよく、提携企業CAの提携先ユーザIDと提携企業CBの提携先ユーザIDとは重複するIDであってもよい。
「来店履歴」は、提携企業Cの店舗などに対するユーザUの来店履歴であり、例えば、図5に示すように、来店日時および来店店舗などの情報が含まれる。また、「購入履歴」は、提携企業Cの店舗でのユーザUの購入履歴であり、例えば、図5に示すように、購入日時、購入商品(メーカ名や商品名を含む)、購入店舗などの情報が含まれる。
なお、提携企業Cのユーザ情報は、図5に示すものに限られず、例えば、年齢、性別、嗜好、来店頻度、平均購入額などの情報であってもよく、また、提携企業C毎に異なる情報であってもよい。
[1.4.2.検出情報取得部52]
検出情報取得部52は、ユーザ端末5から送信された検出情報を取得し、ユーザ情報抽出部53に出力する。また、検出情報取得部52は、ユーザ端末5から送信された検出情報を行動履歴DB42に記憶する。
図6は、行動履歴DB42に記憶された行動情報履歴テーブルの一例を示す図である。図6に示すように、行動情報履歴テーブルは、「端末ID」、「対象ID」および「行動履歴」などの情報が関連付けられた情報である。
「端末ID」は、検出情報を送信したユーザ端末5の識別情報であり、例えば、ユーザ端末5の第1無線通信部20のMACアドレス、または、情報通知カードアプリにより割り当てた固有の識別情報である。「対象ID」は、識別対象6の識別対象ID、店舗の店舗ID、または、提携企業Cの企業IDである。
「行動履歴」は、ユーザ端末5のユーザUの行動内容を示す情報である。例えば、図6に示す行動情報履歴テーブルの行動履歴には、ユーザ進入場所における滞在時間および電波強度の情報が含まれる。
滞在時間および電波強度は、検出情報に基づいて検出情報取得部52により行動情報履歴テーブルに設定される。なお、電波強度は、第1無線通信部20によって受信される識別対象6からの無線信号の電波強度である。
また、図6に示す行動情報履歴テーブルの行動履歴には、識別対象6が設けられた場所のクーポン情報の利用状態を示す情報が含まれる。クーポン情報の利用を示す情報には、クーポン情報の内容および利用日時の情報が含まれる。かかるクーポン情報の利用を示す情報は、例えば、クーポン情報がユーザ端末5において利用された場合(例えば、クーポン情報が表示部23に表示された場合)に、ユーザ端末5または情報管理装置4から通知される情報であり、行動情報履歴テーブルに設定される。
また、図6に示す行動情報履歴テーブルの行動履歴には、識別対象6が設けられた場所に対応する広告情報のユーザ端末5による閲覧を示す情報が含まれる。広告情報の閲覧を示す情報には、広告情報の内容および閲覧日時の情報が含まれる。かかる広告情報の閲覧を示す情報は、ユーザ端末5により広告情報が閲覧された場合に、ユーザ端末5またはサイトサーバ8から通知される情報であり、行動情報履歴テーブルに設定される。
[1.4.3.ユーザ情報抽出部53]
ユーザ情報抽出部53は、検出情報取得部52から取得した検出情報に含まれる端末IDに対応するユーザ端末5のユーザUの行動履歴に基づき、ユーザ情報の出力可否の判定を行う。
具体的には、ユーザ情報抽出部53は、検出情報に含まれる端末IDに対応する行動履歴の情報を行動履歴DB42の行動情報履歴テーブルから抽出する。ユーザ情報抽出部53は、抽出した行動履歴の情報に基づいて、検出情報に含まれる識別対象情報に対応する識別対象6が設けられた場所に対応する事業者のユーザ情報を提供するか否かを判定する。
ユーザ情報抽出部53は、例えば、検出情報に含まれる識別対象IDに対応する識別対象6が設けられた場所へのユーザ端末5の進入頻度、進入回数または進入状態が所定条件を満たす場合に、ユーザ情報を出力すると判定することができる。
また、ユーザ情報抽出部53は、検出情報に含まれる識別対象IDに対応する識別対象6が設けられている場所におけるクーポン情報の利用状態が所定条件を満たす場合に、ユーザ情報を出力すると判定することができる。また、ユーザ情報抽出部53は、検出情報に含まれる識別対象IDに対応する識別対象6に対応する広告情報のユーザ端末5のユーザUによる閲覧が所定条件を満たす場合に、ユーザ情報を出力すると判定することができる。
なお、ユーザ情報抽出部53は、ユーザ進入場所における滞在時間および電波強度が所定条件を満たす場合に限り、ユーザ情報の出力可否の判定を行うこともできる。
また、ユーザ情報抽出部53は、ユーザUの行動履歴として、行動情報履歴テーブルに加えまたは代え、ユーザ端末5によるサイトサーバ8のウェブページの閲覧状況の情報や提携情報DB41に記憶されたユーザ情報に基づき、ユーザ情報の出力可否の判定を行うこともできる。
ユーザ情報抽出部53は、検出情報取得部52から取得した検出情報に基づき、ユーザ情報を出力すると判定すると、ユーザ進入場所に対応する提携企業Cのユーザ情報を提携情報DB41から抽出する。具体的には、ユーザ情報抽出部53は、検出情報に含まれる識別対象IDに対応する識別対象6が設けられた場所に対応する提携企業Cの店舗IDおよび企業IDを特定する。店舗IDおよび企業IDの特定は、提携情報DB41に記憶された提携企業情報テーブルに基づいて行われる。
図7は、提携企業情報テーブルの一例を示す図である。図7に示すように、提携企業情報テーブルは、「識別対象ID」に「企業ID」、「店舗ID」および「抽出対象情報」が対応付けられた情報が含まれる。例えば、図7に示す提携企業情報テーブルでは、識別対象ID「X1」、「X2」は、店舗A1に設けられた識別対象6の識別対象IDであり、識別対象ID「X3」は、店舗A2に設けられた識別対象6の識別対象IDである。
また、図7に示す提携企業情報テーブルでは、企業ID「CA」に対して店舗A1、A2の店舗ID「A1」、「A2」が対応付けられ、企業ID「CB」に対して店舗B1、B2の店舗ID「B1」、「B2」が対応付けられる。ユーザ情報抽出部53は、例えば、検出情報に識別対象ID「X1」が含まれる場合、ユーザ進入場所に対応する提携企業Cの企業IDが「CA」、店舗IDが「A1」であると特定する。
また、図7に示す例では、店舗ID「A1」に「進入ユーザ(提携企業)」が、店舗ID「A2」に「進入ユーザ(店舗)」が、店舗ID「B1」に「提携企業」が、店舗ID「B2」に「店舗」がそれぞれ対応付けられている。
抽出対象情報「進入ユーザ(提携企業)」は、進入ユーザUのユーザ情報のうち、進入ユーザUが進入した提携企業Cのユーザ情報をユーザ情報抽出部53による抽出対象とする設定である。また、抽出対象情報「進入ユーザ(店舗)」は、進入ユーザUのユーザ情報のうち、進入ユーザUが進入した店舗のユーザ情報をユーザ情報抽出部53による抽出対象とする設定である。
また、抽出対象情報「提携企業」は、進入ユーザUが進入した提携企業Cのユーザ情報全てをユーザ情報抽出部53による抽出対象とする設定である。また、抽出対象情報「店舗」は、進入ユーザUが進入した店舗のユーザ情報全てをユーザ情報抽出部53による抽出対象とする設定である。なお、抽出対象情報は、例えば、提携企業Cの装置(例えば、情報管理装置41、42)からの要求に応じてユーザ情報取得部51により提携企業情報テーブルに設定される。
また、ユーザ情報抽出部53は、企業IDおよび店舗IDに対応する抽出対象情報が「進入ユーザ(提携企業)」または「進入ユーザ(店舗)」である場合、検出情報に含まれる端末IDに基づき、ユーザ進入場所に対応する提携企業CのユーザID(提携先ユーザID)を特定する。かかる特定は、対応情報DB43に記憶された対応情報テーブルに基づいて行われる。
図8は、対応情報テーブルの一例を示す図である。図8に示すように、対応情報テーブルは、「提携元ユーザID」に、「端末ID」、「WAN-ID」および「提携先ユーザID」が対応付けられた情報が含まれる。
「提携元ユーザID」は、広告配信業者によって設定されるユーザUの識別情報であり、例えば、サイトサーバ8のログインIDである。ユーザ情報抽出部53は、例えば、検出情報に端末ID「T1」が含まれている場合、提携先ユーザIDが「UA1」、「UB1」であり、提携元ユーザIDが「U1」であると判定する。なお、「提携先ユーザID」は、提携ユーザ情報テーブルの「提携先ユーザID」と同じである。
「WAN-ID」は、ユーザ端末5の第2無線通信部21のアドレスを示す情報であり、かかるWAN-IDを宛先アドレスとすることで、ユーザ端末5へ情報を送信することができる。なお、検出情報の送信元アドレスを宛先にしてユーザ端末5へ情報を送信することもできる。
ユーザ情報抽出部53は、検出情報に基づき、企業IDおよび店舗ID(必要に応じて提携先ユーザID)を特定すると、特定した企業IDに対応するユーザ情報を提携情報DB41の提携ユーザ情報テーブルから抽出する。
例えば、提携ユーザ情報テーブルが図5に示す状態であり、ユーザ情報抽出部53が特定した企業IDおよび提携先ユーザIDがそれぞれ「CA」および「UA1」であるとする。この場合、ユーザ情報抽出部53は、「2013/5/31 AM7:24〜7:32 店舗A1」などの来店情報と、「2013/5/31 AM7:30 牛乳(A社) 店舗A1」などの購入履歴をユーザ情報として提携ユーザ情報テーブルから抽出する。
また、ユーザ情報抽出部53が特定した企業ID、店舗IDおよび提携先ユーザIDがそれぞれ「CA」、「A2」および「UA2」であるとする。この場合、ユーザ情報抽出部53は、「UA2」に対応するユーザ情報のうち「店舗A2」の情報が含まれる来店情報および購入履歴などのユーザ情報を提携ユーザ情報テーブルから抽出する。
また、ユーザ情報抽出部53が特定した企業IDおよび店舗IDがそれぞれ「CB」および「B1」であるとする。この場合、ユーザ情報抽出部53は、企業ID「CB」に対応するユーザ情報の全てを提携ユーザ情報テーブルから抽出する。
また、ユーザ情報抽出部53が特定した企業IDおよび店舗IDがそれぞれ「CB」および「B2」であるとする。この場合、ユーザ情報抽出部53は、企業ID「CB」に対応するユーザ情報のうち「店舗B2」の情報が含まれる来店情報および購入履歴を提携ユーザ情報テーブルから抽出する。
このように、ユーザ情報抽出部53は、ユーザ進入場所に対応する提携企業Cのユーザ情報のみを抽出し、ユーザ進入場所に対応する提携企業C以外のユーザ情報の抽出は行わない。したがって、提携企業C単位でユーザ情報のアクセス制限が行われることになり、提携企業C単位でセキュリティを確保することができる。
また、ユーザ情報抽出部53は、ユーザ進入場所に対応する提携企業Cのユーザ情報のうち、進入ユーザUのユーザ情報が提携情報DB41に存在しない場合、ユーザ情報DB44に記憶されたユーザ情報テーブルから対応するユーザ情報を取得することができる。
また、ユーザ情報抽出部53は、提携情報DB41に記憶された進入ユーザUのユーザ情報に含まれる来店履歴の数や購入履歴の数が所定数以下である場合にも、ユーザ情報テーブルから対応するユーザ情報を取得することができる。
図9は、ユーザ情報テーブルの一例を示す図である。図9に示すように、「提携元ユーザID」毎に、「端末ID」、「デモグラフィック属性」および「サイコグラフィック属性」が対応付けられた情報が含まれる。なお、広告配信業者が管理するサイトサーバ8へのアクセスログをさらに「提携元ユーザID」に対応付けてユーザ情報テーブルに設定することもできる。
「提携元ユーザID」および「端末ID」は、図8に示す対応情報テーブルの「提携元ユーザID」および「端末ID」と同様のIDである。なお、「提携元ユーザID」は、サイトサーバ8のログインIDに代えて、例えば、サイトサーバ8とユーザ端末5との間で送受信されるHTTPクッキー(HyperText Transfer Protocol Cookie)に設定されるユーザ識別情報であってもよい。
「デモグラフィック属性」は、人口統計学的なユーザUの属性情報を示す。かかる「デモグラフィック属性」は、例えば、ユーザUの「性別」、「年齢」などの属性区分に分類される。「性別」には、ユーザUが女性である場合には「1」が記憶され、ユーザUが男性である場合には「2」が記憶される。また、「年齢」には、ユーザUの年齢が記憶される。なお、「デモグラフィック属性」は、図9に示した属性区分の例に限られず、ユーザUの職業、家族構成、年収、住所、出身地、学歴など様々な属性区分が含まれてもよい。
「サイコグラフィック属性」は、ユーザUの価値観、ライフスタイル、性格、嗜好などを示す情報である。かかる「サイコグラフィック属性」は、例えば、「車」、「化粧品」、「旅行」などの属性区分に分類される。図9に示す例では、属性区分毎に、ユーザUの嗜好が相対的に高い場合に「1」が記憶され、それ以外の場合には「0」が記憶される。また、「サイコグラフィック属性」は、図9に示した属性区分の例に限られず、経済、政治、野球、サッカー、その他スポーツ、スイーツ、パソコン、白物家電、家具など様々な属性区分が含まれてもよい。
ユーザ情報抽出部53は、ユーザ進入場所に対応する提携企業Cのユーザ情報を取得すると、かかるユーザ情報に進入ユーザUの提携元ユーザIDと進入場所に対応する企業IDおよび店舗IDとを付加情報として付加してユーザ情報出力部54へ出力する。
例えば、提携企業CAの店舗A1に端末ID「T1」のユーザ端末51のユーザU1が進入した場合、企業ID「CA」のユーザ情報に提携元ユーザID「U1」、企業ID「CA」および店舗ID「A1」が付加情報として付加されてユーザ情報出力部54へ出力される。
[1.4.4.ユーザ情報出力部54]
ユーザ情報出力部54は、付加情報が付加されたユーザ情報をユーザ情報抽出部53から取得した場合、かかるユーザ情報を通信部30および通信ネットワーク9を介して広告配信装置3へ出力する。なお、ユーザ情報出力部54を設けずに、ユーザ情報抽出部53が付加情報が付加されたユーザ情報を広告配信装置3へ出力するようにしてもよい。
[1.5.広告配信装置3]
次に、広告配信装置3の構成について具体的に説明する。図10は、広告配信装置3の構成の一例を示す図である。図10に示すように広告配信装置3は、通信部60と、記憶部61と、制御部62とを有する。さらに、記憶部61は、広告DB71と、ユーザ情報DB72と、対応情報DB73とを有し、制御部62は、広告情報受付部81と、広告情報抽出部82と、広告情報出力部83とを有する。
通信部60は、NIC等のインタフェースである。制御部62は、通信部60および通信ネットワーク9を介して、ユーザ情報提供装置2、情報管理装置4、ユーザ端末5およびサイトサーバ8との間で各種の情報を送受信することができる。広告DB71、ユーザ情報DB72および対応情報DB73は、例えば、RAM、フラッシュメモリ等の半導体メモリ素子、または、ハードディスク等の記憶装置である。
制御部62は、内部のCPUまたはMPUによって内部の記憶装置に記憶されたプログラムがRAMを作業領域として実行されることで、広告情報受付部81、広告情報抽出部82および広告情報出力部83として機能する。制御部62の構成は、かかる構成に限られず、後述する情報処理を行う構成であれば他の構成であってもよい。
[1.5.1.広告情報受付部81]
広告情報受付部81は、広告主端末7から広告の入稿情報を受け付ける。入稿情報には、配信先や配信数などの配信条件と、配信対象の広告情報の情報とが含まれる。広告情報受付部81は、広告の入稿情報を受け付けると、受け付けた入稿情報を広告DB71の広告情報テーブルに設定する。
図11は、広告情報テーブルの一例を示す図である。図11に示すように、広告情報テーブルは、「広告ID」に対して「配信先」、「広告情報」および「配信数」を対応付けた情報を含む。
「広告ID」は、受け付けられた入稿情報毎に割り当てられる識別情報であり、広告情報受付部81によって割り当てられる。「配信先」は、入稿情報で指定された配信先の条件である。「広告情報」は、配信対象の広告情報であり、例えば、テキスト広告、静止画広告、動画広告、アニメーション広告、バナー広告などがある。なお、広告情報は、広告表示のための画像素材やプログラムコードのみならず、これらの画像素材やプログラムコードを取得するためのリンク情報を含む。
「配信数」は、入稿情報で指定された広告情報の配信回数である。なお、広告情報テーブルには、入稿情報で指定される配信期間などの配信条件も含まれるが、図11に示す例では省略している。
また、図11に示すように、広告情報テーブルでは、「配信先」の条件として、「所定商品を嗜好品とし、かつ、提携企業Cの店舗への進入ユーザU」、「提携企業Cの店舗で所定商品を購入したユーザU」、「提携企業Cの所定店舗への来店頻度が所定値以上であるユーザU」などを設定することができる。また、広告情報テーブルでは、「配信先」として、「提携企業Cのウェブサイトを閲覧したユーザU」などの設定をすることもできる。
[1.5.2.広告情報抽出部82]
広告情報抽出部82は、ユーザ情報提供装置2から付加情報が付加されたユーザ情報を通信ネットワーク9および通信部60を介して取得し、かかるユーザ情報に応じた広告情報を広告DB71の広告情報テーブルから抽出する。
広告情報抽出部82は、ユーザ情報に基づいて広告情報テーブルから抽出した広告情報を広告情報出力部83へ出力する。また、広告情報抽出部82は、ユーザ情報提供装置2から取得した付加情報も広告情報出力部83へ出力する。
ここで、例えば、提携ユーザ情報テーブルが図5に示す状態であり、広告情報テーブルが図11に示す状態であるとする。ユーザ情報提供装置2から取得したユーザ情報が提携先ユーザID「UA1」のユーザ情報である場合、広告情報抽出部82は、ユーザ情報に「牛乳(A社)」の購入履歴が含まれているため、例えば、広告ID「O1」の「広告情報Ya」を広告情報テーブルから抽出する。
また、例えば、ユーザ情報の購入履歴から特定される進入ユーザUの嗜好品が「スイーツ」であり、付加情報に含まれる企業IDおよび店舗IDがそれぞれ「CA」および「A1」である場合、広告情報抽出部82は、例えば、広告ID「O2」の「広告情報Yb」を広告情報テーブルから抽出する。
また、例えば、ユーザ情報の購入履歴から特定される進入ユーザUの嗜好品が「コーヒー」であり、付加情報に含まれる企業IDおよび店舗IDがそれぞれ「CB」および「B1」または「B2」である場合、広告情報抽出部82は、例えば、広告ID「O3」の「広告情報Yc」を広告情報テーブルから抽出する。
また、例えば、ユーザ情報の来店履歴から判定される提携企業CBの店舗への進入ユーザUの来店頻度が所定値以上であれば、広告情報抽出部82は、例えば、広告ID「O4」の「広告情報Yd」を広告情報テーブルから抽出する。
また、ユーザ情報提供装置2から取得したユーザ情報が、進入ユーザUが進入した場所に対応する提携企業Cの全てのユーザ情報である場合、または、進入ユーザUが進入した店舗のユーザ情報である場合、これらのユーザ情報に基づいて、広告情報を広告情報テーブルから抽出する。
例えば、広告情報抽出部82は、ユーザ情報提供装置2から取得したユーザ情報から提携企業Cの事業状態を判定し、判定した事業状態に関連する広告情報を広告情報テーブルから抽出する。広告情報抽出部82によって判定される提携企業Cの事業状態は、例えば、提携企業Cの業種、提携企業Cで提供されている商品やサービスの種別、内容、提供量などである。
このように、広告情報抽出部82は、提携企業Cのユーザ情報に基づいて広告情報を選択できることから、提携企業Cに関係するユーザUを広告配信のターゲットに絞ることができ、これにより、高精度なターゲティング広告が可能となる。
また、広告情報抽出部82は、ユーザ情報提供装置2から取得したユーザ情報に基づき広告情報を選択できない場合、付加情報に基づき広告情報を選択することもできる。この場合、広告情報抽出部82は、例えば、付加情報に含まれる提携元ユーザIDに対応するユーザ情報をユーザ情報DB72のユーザ情報テーブルから取得し、かかるユーザ情報を利用することができる。ユーザ情報DB72のユーザ情報テーブルは、例えば、ユーザ情報提供装置2のユーザ情報テーブルと同じ情報である。
広告情報抽出部82は、付加情報に含まれる企業IDに基づき、ユーザUが進入した店舗を有する提携企業Cを特定でき、また、付加情報に含まれる店舗IDに基づき、ユーザUが進入した店舗を特定できる。また、広告情報抽出部82は、ユーザ情報DB72のユーザ情報テーブルに基づいて進入ユーザUの属性やサイトへのアクセスログに基づき、ユーザの嗜好や行動などを特定することができる。
したがって、広告情報抽出部82は、付加情報およびユーザ情報DB72のユーザ情報に基づき、例えば、進入ユーザUがサイトサーバ8で提供される提携企業CAのウェブサイトを閲覧し、かつ、提携企業CAの店舗への進入ユーザUであると判定すると、広告ID「O5」の「広告情報Ye」を広告情報テーブルから抽出する。
また、広告情報抽出部82は、サイトサーバ8から提携元ユーザIDを指定した広告情報の送信要求がある場合、ユーザ情報DB72のユーザ情報テーブルから提携元ユーザIDに対応するユーザ情報を取得し、かかるユーザ情報に応じた広告情報を広告DB71から抽出する。広告情報抽出部82は、例えば、提携元ユーザIDに対応するユーザ情報に基づき、提携元ユーザIDのユーザUが「車」の嗜好が相対的に高いと判定すると、「車」の嗜好が相対的に高いユーザUを配信先として指定する配信条件に対応する広告情報を広告DB71から抽出する。
[1.5.3.広告情報出力部83]
広告情報出力部83は、広告情報抽出部82により抽出された広告情報を、提携企業Cに対応する場所に進入したユーザ端末5へ通信ネットワーク9を介して出力する。
なお、ユーザ端末5がサイトサーバ8へアクセスした場合に、アクセス先ページに広告情報を埋め込むようにもできるように、広告情報および提携元ユーザIDをサイトサーバ8へ送信することもできる。この場合、サイトサーバ8は、提携元ユーザIDでログインしたユーザ端末5に対して広告配信装置3から取得した広告情報をアクセス先ページに埋め込んで、ユーザ端末5へ送信する。
また、提携企業Cに対応する場所に進入したユーザ端末5のメールアドレスが対応情報テーブルに設定されている場合、電子メールによりユーザ端末5へ広告情報を出力することもできる。
[1.6.広告配信システム1の処理]
次に、実施形態に係る広告配信システム1による情報提供処理の手順について説明する。図12〜図14は、広告配信システム1による情報提供処理フローを説明するための図である。以下においては、図12を参照してユーザ端末5の情報処理を説明し、図13を参照してユーザ情報提供装置2の情報処理を説明し、図14を参照して広告配信装置3の情報処理を説明する。
[1.6.1.ユーザ端末5の処理]
まず、実施形態に係るユーザ端末5の情報処理について説明する。図12は、実施形態に係るユーザ端末5の情報処理の一例を示すフローチャートである。かかる動作は、ユーザ端末5の制御部26によって繰り返し実行される処理である。
図13に示すように、ユーザ端末5の制御部26は、ユーザ操作があったか否かを判定する(ステップS10)。かかる処理においてユーザ操作があったと判定すると(ステップS10;Yes)、ユーザ操作に基づいた処理を行う(ステップS11)。例えば、ユーザ操作が記憶部25に記憶されたクーポン情報の表示を要求するものである場合、記憶部25からクーポン情報を抽出して表示部23に表示し、また、クーポン情報の利用を判定して判定結果をユーザ情報提供装置2へ送信する。
ユーザ操作がないと判定すると(ステップS10;No)、制御部26は、識別対象6から識別対象IDを取得したか否かを判定する(ステップS12)。かかる処理において、識別対象IDを取得したと判定すると(ステップS12;Yes)、制御部26は、取得した識別対象IDおよび端末IDとを含む検出情報をユーザ情報提供装置2へ送信する(ステップS13)。
識別対象IDを取得していないと判定すると(ステップS12;No)、制御部26は、情報管理装置4またはサイトサーバ8から情報を受信したか否かを判定する(ステップS14)。情報を受信したと判定した場合(ステップS14;Yes)、制御部26は、受信した情報を表示部23に表示し、また、記憶部25に記憶する(ステップS15)。
ステップS11、S13、S15の処理が終了した場合、または、ステップS14において、情報を受信していないと判定した場合(ステップS14;No)、制御部26は処理を終了する。
[1.6.2.ユーザ情報提供装置2の処理]
次に、ユーザ情報提供装置2の情報処理について説明する。図13は、実施形態に係るユーザ情報提供装置2の情報処理を示すフローチャートである。かかる動作は、ユーザ情報提供装置2の制御部32によって繰り返し実行される処理である。
図13に示すように、制御部32は、通信部30を介して情報管理装置4から提携企業Cのユーザ情報を取得したか否かを判定する(ステップS20)。提携企業Cのユーザ情報を取得したと判定すると(ステップS20;Yes)、制御部32は、取得したユーザ情報を提携情報DB41の提携ユーザ情報テーブルに設定し、提携ユーザ情報テーブルを更新する(ステップS21)。
次に、ステップS20において、提携企業Cのユーザ情報を取得していないと判定した場合(ステップS20;No)、または、ステップS21の処理が終了した場合、制御部32は、通信部30を介してユーザ端末5から送信される検出情報を取得したか否かを判定する(ステップS22)。検出情報を取得したと判定した場合(ステップS22;Yes)、制御部32は、取得した検出情報に基づいて行動情報履歴テーブルを更新する(ステップS23)。
次に、制御部32は、更新した行動情報履歴テーブルなどに基づき、ユーザ情報の出力判定を行う(ステップS24)。ユーザ情報を出力すると判定すると(ステップS24;Yes)、制御部32は、検出情報に基づき、ユーザ進入場所に対応する提携企業Cのユーザ情報を提携情報DB41から抽出する(ステップS25)。そして、制御部32は、ステップS25において抽出した提携企業Cのユーザ情報を広告配信装置3へ出力する(ステップS26)。なお、ユーザ情報には、付加情報が付加される。
検出情報を取得していないと判定した場合(ステップS22;No)、ユーザ情報を出力しないと判定した場合(ステップS24;No)、または、ステップS26の処理が終了した場合、制御部32は処理を終了する。
[1.6.3.広告配信装置3の処理]
次に、広告配信装置3の情報処理について説明する。図14は、実施形態に係る広告配信装置3の情報処理を示すフローチャートである。かかる動作は、広告配信装置3の制御部62によって繰り返し実行される処理である。
図14に示すように、制御部62は、通信部60を介して広告主の装置から広告の入稿情報を受け付けたか否かを判定する(ステップS30)。広告の入稿情報を受け付けたと判定した場合(ステップS30;Yes)、制御部62は、入稿情報を広告DB71の広告情報テーブルに設定する(ステップS31)。
広告の入稿情報を受け付けていないと判定した場合(ステップS30;No)、または、ステップS31の処理が終了した場合、制御部62は、ユーザ情報提供装置2から付加情報が付加されたユーザ情報を取得したか否かを判定する(ステップS32)。ユーザ情報を取得したと判定すると(ステップS32;Yes)、制御部62は、取得したユーザ情報に応じた広告情報を広告DB71から抽出し(ステップS33)、抽出した広告情報をユーザ端末5へ出力する(ステップS34)。
ユーザ情報を取得していないと判定した場合(ステップS32;No)、または、ステップS34の処理が終了した場合、制御部62は、サイトサーバ8から提携元ユーザIDを指定した広告情報の送信要求があるか否かを判定する(ステップS35)。広告情報の送信要求があると判定すると(ステップS35;Yes)、制御部62は、送信要求に含まれる提携元ユーザIDに対応するユーザ情報をユーザ情報DB72から取得し、かかるユーザ情報に応じた広告情報を広告DB71から抽出する(ステップS36)。
そして、制御部62は、広告DB71から抽出した広告情報をサイトサーバ8へ出力する(ステップS37)。広告情報の送信要求がないと判定した場合(ステップS35;No)、または、ステップS37の処理が終了した場合、制御部62は処理を終了する。
[2.第2の実施形態]
次に、第2の実施形態に係る広告配信システムについて説明する。第1の実施形態に係る広告配信システム1では、ユーザUの行動履歴に基づいてユーザ情報の出力判定を行ったが、第2の実施形態に係る広告配信システムでは、ユーザUの行動履歴に応じたリストを生成し、かかるリストに基づいてユーザ情報の出力判定を行う。
第2の実施形態に係る広告配信システムは、ユーザ情報提供装置の構成が一部異なるが、その他の構成は、第1の実施形態に係る広告配信システム1と同様である。なお、以下においては、第1の実施形態に係るユーザ情報提供装置2と同様の要素については同一符号を付して説明を適宜省略するものとする。
図15は、第2の実施形態に係るユーザ情報提供装置の構成例を示す図である。図15に示すように、第2の実施形態に係るユーザ情報提供装置2Aは、通信部30と、記憶部31Aと、制御部32Aとを備える。
記憶部31Aは、提携情報DB41、行動履歴DB42A、対応情報DB43およびユーザ情報DB44を備える。また、制御部32Aは、ユーザ情報取得部51、検出情報取得部52、ユーザ情報抽出部53A、ユーザ情報出力部54およびリスト生成部55を備える。
[2.1.リスト生成部55]
まず、リスト生成部55について説明する。リスト生成部55は、行動履歴DB42Aに記憶された行動履歴情報テーブルなどに基づき、ユーザ端末5のユーザUの行動履歴に応じた識別対象リストを生成および更新する。
図16は、行動履歴DB42Aに記憶される識別対象リストの一例を示す図である。図16に示すように、識別対象リストは、「端末ID」と「識別対象ID」とを対応付けた情報である。識別対象リストに含まれる「識別対象ID」は、対応する「端末ID」のユーザ端末5を有するユーザUの行動に応じた場所に設けられた識別対象6の識別対象IDである。
ユーザUの行動に応じた場所は、例えば、ユーザUがよく行く場所、ユーザUの行動(例えば、クーポン情報の利用や広告情報の閲覧)から判定されたユーザUの好みの場所、ユーザUの行動から判定されたユーザUにお薦めの場所などである。
リスト生成部55は、行動履歴DB42Aに記憶された行動履歴情報テーブルに基づき、ユーザUの行動を解析し、ユーザUがよく行く店や好きな店などを判定し、かかる判定結果に基づき、識別対象リストの生成および更新を行う。
具体的には、リスト生成部55は、行動履歴情報テーブルに基づき、クーポン情報のユーザによる利用結果、広告情報へのアクセス結果、および、識別対象6の取得状態などを判定し、ユーザUがよく行く場所、ユーザUの好みの場所およびユーザUにお薦めの場所などユーザUの行動に応じた場所を判定し、識別対象リストの生成および更新を行う。
例えば、リスト生成部55は、ユーザUによってクーポン情報が利用された場所に対応する識別対象6の識別対象IDを識別対象リストに追加する。また、リスト生成部55は、ユーザUによってクーポン情報が利用されなかった場所に対応する識別対象6の識別対象IDを識別対象リストから削除することもできる。
また、例えば、リスト生成部55は、ユーザUによって閲覧された広告情報に対応する場所に対応する識別対象6の識別対象IDを識別対象リストに追加する。また、リスト生成部55は、ユーザUによって閲覧されない広告情報に対応する場所に対応する識別対象6の識別対象IDを識別対象リストから削除することもできる。
また、例えば、リスト生成部55は、ユーザ端末5の識別対象6に対応する場所への進入頻度、進入回数または進入状態が所定条件を満たす識別対象6の識別対象IDを識別対象リストに追加する。
具体的には、リスト生成部55は、ユーザ端末5の検出頻度や検出回数が閾値以上である識別対象6の識別対象IDを識別対象リストに追加する。また、リスト生成部55は、識別対象6が無線通信装置である場合、行動履歴情報テーブルから識別対象6の無線通信エリアにおけるユーザ端末5の滞在時間および電波強度を抽出し、ユーザ端末5の無線通信エリアへの進入状態の種類を判定する。
リスト生成部55は、進入状態の種類を、例えば、滞在状態判定テーブルに基づいて判定する。図17は、行動履歴DB42Aに記憶される滞在状態判定テーブルの一例を示す図である。滞在状態判定テーブルは、滞在状態の種類を滞在時間の長さと電波強度の強さとに関連付けたテーブルである。
図17に示す滞在状態判定テーブルでは、滞在状態の種類は、「通過/中距離」、「通過/近距離」、「徘徊/遠距離」、「徘徊/中距離」、「徘徊/近距離」、「滞在/遠距離」、「滞在/中距離」、「滞在/近距離」である。なお、図17に示す滞在状態の種類は、一例であり、他の種類分けによって滞在状態判定テーブルを設定することもできる。
滞在状態判定テーブルにおいて、「短」は、滞在時間が第1時間閾値以上第2時間閾値未満である場合を示し、「並」は、滞在時間が第2時間閾値以上第3時間閾値未満である場合を示し、「長」は、滞在時間が第3時間閾値以上である場合を示す。
また、滞在状態判定テーブルにおいて、「弱」は、電波強度が第1強度閾値以上第2強度閾値未満である場合を示し、「中」は、電波強度が第2強度閾値以上第3強度閾値未満である場合を示し、「強」は、電波強度が第3強度閾値以上である場合を示す。なお、ここでは、「滞在時間」および「電波強度」をそれぞれ3つの状態に分けているが、2つまたは4つ以上の状態に分けてもよい。
ここで、識別対象リストに追加する条件として、「滞在状態」が「滞在/近距離」および「滞在/中距離」であり、「進入回数」が「3回」に設定されているとする。この場合、リスト生成部55は、「滞在/近距離」または「滞在/中距離」の状態が「3回」以上検出された識別対象6の識別対象IDを識別対象リストに追加する。
また、識別対象リストに追加する条件として、「滞在状態」が「徘徊/遠距離」、「徘徊/中距離」および「徘徊/近距離」であり、「進入頻度」が「2回/週」に設定されているとする。この場合、リスト生成部55は、「徘徊/遠距離」、「徘徊/中距離」および「徘徊/近距離」の状態が「2回/週」以上の頻度で検出された識別対象6の識別対象IDを識別対象リストに追加する。
このように、リスト生成部55は、ユーザ情報の出力対象とする識別対象IDを判定して識別対象リストに追加する。なお、第1の実施形態に係るユーザ情報提供装置2のユーザ情報抽出部53でもリスト生成部55と同様の判定方法で、ユーザ情報の出力対象とする識別対象IDを決定してもよい。
[2.2.ユーザ情報抽出部53A]
ユーザ情報抽出部53Aは、検出情報取得部52から取得した検出情報に含まれる識別対象IDおよび端末IDの組み合わせが識別対象リストに含まれる場合に、ユーザ情報を出力すると判定する。例えば、検出情報に含まれる端末IDが「T1」であり、識別情報IDが「X1」である場合、ユーザ情報抽出部53Aは、ユーザ情報を出力すると判定する。
ユーザ情報抽出部53Aは、ユーザ情報を出力すると判定すると、ユーザ情報抽出部53と同様に、ユーザ進入場所に対応する提携企業Cのユーザ情報を提携情報DB41から抽出する。
このように、第2の実施形態に係るユーザ情報提供装置2Aは、ユーザ情報を出力するか否かを決定するための識別対象リストを予め生成する。そのため、ユーザ情報提供装置2Aは、ユーザ情報を出力するか否かを決定する処理を迅速に行うことができる。
[3.第3の実施形態]
次に、第3の実施形態に係る広告配信システムについて説明する。第1および第2の実施形態では、ユーザ情報提供装置2、2AにおいてユーザUの行動履歴に基づいてユーザ情報を出力するか否かを判定したが、第3の実施形態では、ユーザUの行動履歴に基づく判定をユーザ端末で行う。
第3の実施形態に係る広告配信システムは、ユーザ情報提供装置の構成およびユーザ端末の構成が一部異なるが、その他の構成は、第2の実施形態に係る広告配信システムと同様である。なお、以下においては、第2の実施形態に係るユーザ情報提供装置2Aおよびユーザ端末5と同様の要素については同一符号を付して説明を適宜省略するものとする。
図18は、第3の実施形態に係るユーザ情報提供装置の構成例を示す図である。図18に示すように、第3の実施形態に係るユーザ情報提供装置2Bは、通信部30と、記憶部31Aと、制御部32Bとを備える。
制御部32Bは、ユーザ情報取得部51、検出情報取得部52、ユーザ情報抽出部53B、ユーザ情報出力部54およびリスト生成部55Bを備える。
リスト生成部55Bは、リスト生成部55と同様に、行動履歴DB42Aに記憶された行動履歴情報テーブルなどに基づき、ユーザ端末5B(図19参照)のユーザUの行動履歴に応じた識別対象リストを生成および更新する。
さらに、リスト生成部55Bは、生成した識別対象リストの情報のうち対応する情報をユーザ端末5Bへ送信する。例えば、識別対象リストが図16に示す状態である場合、端末ID「T1」のユーザ端末5Bに対して、識別対象ID「X1」、「X2」、「X5」などを含む識別対象リストをユーザ端末5Bへ送信する。これにより、ユーザ端末5BのユーザUの行動履歴に応じた識別対象リストが各ユーザ端末5Bで取得される。
ユーザ情報抽出部53Bは、検出情報取得部52が検出情報を取得した場合に、ユーザ情報を出力すると判定する。ユーザ情報抽出部53Bは、ユーザ情報を出力すると判定すると、ユーザ情報抽出部53と同様に、ユーザ進入場所に対応する提携企業Cのユーザ情報を提携情報DB41から抽出する。
図19は、第3の実施形態に係るユーザ端末5Bの構成例を示す図である。図19に示すユーザ端末5Bは、記憶部25Bに記憶される情報と制御部26Bの処理がユーザ端末5の記憶部25に記憶される情報および制御部26の処理と一部異なる。なお、制御部26Bも制御部26と同様に記憶部25Bに記憶される情報通知カードアプリの実行によって各種機能が実行される。
制御部26Bは、情報取得部27Bと、情報送信部28Bと、表示制御部29とを備える。情報取得部27Bは、情報取得部27の機能に加え、第1無線通信部20または第2無線通信部21を介してユーザ情報提供装置2Bから識別対象リストを取得する機能を有する。情報取得部27Bは、取得した識別対象リストを記憶部25Bに記憶する。
情報送信部28Bは、情報取得部27Bによって取得された識別対象IDが記憶部25Bに記憶されている識別対象リストに含まれているか否かを判定する。情報送信部28Bは、情報送信部28と同様に、識別対象IDと端末IDとを含む検出情報を第1無線通信部20または第2無線通信部21を介してユーザ情報提供装置2Bへ送信する。
このように、第3の実施形態に係る広告配信システムでは、ユーザ端末5Bにおいて、ユーザ情報の出力を行う識別対象IDが選別されることから、ユーザ情報提供装置2Bにおける処理負荷を軽減することができる。
[4.第4の実施形態]
次に、第4の実施形態に係る広告配信システムについて説明する。第3の実施形態では、ユーザ端末5Bで用いられる識別対象リストをユーザ情報提供装置2Bにおいて生成するが、第4の実施形態では、識別対象リストをユーザ端末において生成する。
第4の実施形態に係る広告配信システムは、ユーザ情報提供装置の構成およびユーザ端末の構成が一部異なるが、その他の構成は、第3の実施形態に係る広告配信システムと同様である。第4の実施形態に係るユーザ情報提供装置2C(図示せず)は、リスト生成部55Bを有していない以外は、ユーザ情報提供装置2Bと同様の構成である。なお、以下においては、第3の実施形態に係るユーザ端末5Bと同様の要素については同一符号を付して説明を適宜省略するものとする。
図20は、第4の実施形態に係るユーザ端末5Cの構成例を示す図である。図20に示すユーザ端末5Cは、記憶部25Cに記憶される情報と制御部26Cの処理がユーザ端末5Bの記憶部25Bに記憶される情報および制御部26Bの処理と一部異なる。なお、制御部26Cも制御部26と同様に記憶部25Cに記憶される情報通知カードアプリの実行によって各種機能が実行される。
記憶部25Cは、記憶部25Bに記憶される情報に加え、行動履歴情報テーブルを記憶する。行動履歴情報テーブルは、対象IDと行動履歴とを対応付けた情報であり、図6に示す行動履歴情報テーブルのうち対応する端末IDの情報である。
制御部26Cは、情報取得部27Cと、情報送信部28Bと、リスト生成部70と、表示制御部29とを備える。情報取得部27Cは、情報取得部27の機能に加え、行動履歴情報テーブルを生成および更新する機能を有する。具体的には、情報取得部27Cは、情報取得部27Cによって取得された識別対象ID、ユーザ端末5Cによるクーポン情報の利用履歴、ユーザ端末5Cによる広告情報の閲覧履歴などを記憶部25Cに記憶し、行動履歴情報テーブルを生成および更新する。
リスト生成部70は、リスト生成部55と同様に、行動履歴情報テーブルに基づいて、識別対象リストを生成し、生成した識別対象リストを記憶部25Cに記憶する。情報送信部28Bは、情報取得部27Cによって取得された識別対象IDが記憶部25Cに記憶されている識別対象リストに含まれている場合、識別対象IDと端末IDとを含む検出情報をユーザ情報提供装置2Cへ送信する。
このように、第4の実施形態に係る広告配信システムでは、ユーザ端末5Cにおいて、識別対象リストの生成、および、ユーザ情報の出力を行う識別対象IDが選別されることから、ユーザ情報提供装置2Cにおける処理負荷をさらに軽減することができる。
[5.変形例]
広告配信装置3の広告情報受付部81は、広告主端末7からの入稿情報で指定される配信先の配信条件が、提携企業Cに関係するユーザUを指定するものである場合、広告主が提携企業Cである場合にのみ、入稿情報を受け付けることができる。
例えば、「所定商品を嗜好品であり、かつ、提携企業CAの店舗への進入ユーザU」が配信先として指定される広告情報は、広告主が提携企業CAである場合に限り、広告情報受付部81により広告の入稿情報を受け付けできるようにしてもよい。また、「提携企業CAのウェブサイトを閲覧したユーザU」が配信先として指定される広告情報も、広告主が提携企業CAである場合に限り、広告情報受付部81により広告の入稿情報を受け付けできるようにしてもよい。
また、相互利用の契約をしている提携企業Cである場合に限り、広告情報受付部81は、入稿情報を受け付けることができる。例えば、提携企業CA、CBが相互利用の契約をしている場合、かかる情報が相互利用情報として広告DB71に記憶される。広告情報受付部81は、広告DB71の相互利用情報に基づき、例えば、提携企業CAに関係するユーザUを指定するものである場合、広告主が提携企業CAまたは提携企業CBである場合にのみ、入稿情報を受け付けることができる。
また、例えば、提携企業C毎に、注文主の限定を行うこともできる。例えば、提携企業CAは、広告主がメーカのA社、B社である場合に、提携企業CAに関係するユーザUを指定する入稿情報を受け付けることができる。提携企業C毎の注文主限定情報は、広告DB71に記憶される。広告情報受付部81は、広告DB71の注文主限定情報に基づき、例えば、提携企業CAに関係するユーザUを指定するものである場合、広告主が提携企業CAまたはメーカのA社、B社である場合にのみ、入稿情報を受け付けることができる。
また、相互利用の契約をしている提携企業C間でユーザ情報を利用するようにしてもよい。例えば、提携企業CA、CB間で相互利用の契約をしている場合、広告情報抽出部82は、広告DB71の相互利用情報に基づき、例えば、提携企業CAのユーザ情報がない場合に、提携企業CBのユーザ情報を抽出することができる。また、広告情報抽出部82は、提携企業CAのユーザ情報がある場合であっても、提携企業CAのユーザ情報と提携企業CBのユーザ情報とを一つのユーザ情報として抽出することができる。
また、提携企業CAのユーザ情報は、提携企業CAのみがアクセスでき、また、提携企業CBのユーザ情報は、提携企業CBからのみアクセスできるが、各提携企業Cからアクセス可能なユーザ情報を別途設定することもできる。例えば、提携企業CBのユーザ情報を提携企業CAからアクセスできるように設定することができ、また、提携企業CAのユーザ情報を提携企業CBからアクセスできるように設定することができる。なお、各提携企業Cのユーザ情報へのアクセスは、例えば、提携企業Cの装置からの要求をユーザ情報抽出部53で受け付け、ユーザ情報抽出部53が各提携企業Cに設定されたアクセス権に基づき、ユーザ情報へのアクセスの受け付けやアクセスの拒否を行うことができる。
また、提携企業Cのユーザ情報には、上述のように、来店履歴が含まれるが、かかる来店履歴は、ユーザ端末5による検出情報に基づいて設定することができる。
[6.ハードウェア構成]
なお、実施形態における、ユーザ情報提供装置2、2A、2Bおよび広告配信装置3は、例えば、図21に示すような構成のコンピュータ100によって実現される。図21は、ユーザ情報提供装置2、2A、2Bおよび広告配信装置3の機能を実現するコンピュータの一例を示すハードウェア構成図である。
コンピュータ100は、CPU(Central Processing Unit)101、RAM(Random Access Memory)102、ROM(Read Only Memory)103、HDD(Hard Disk Drive)104、通信インターフェイス(I/F)105、入出力インターフェイス(I/F)106、およびメディアインターフェイス(I/F)107を備える。
CPU101は、ROM103またはHDD104に格納されたプログラムに基づいて動作し、各部の制御を行う。ROM103は、コンピュータ100の起動時にCPU101によって実行されるブートプログラムや、コンピュータ100のハードウェアに依存するプログラム等を格納する。
HDD104は、CPU101によって実行されるプログラムおよび当該プログラムによって使用されるデータ等を格納する。通信インターフェイス105は、通信部30に対応し、通信ネットワーク9を介して他の機器からデータを受信してCPU101へ送り、CPU101が生成したデータを、通信ネットワーク9を介して他の機器へ送信する。
CPU101は、入出力インターフェイス106を介して、ディスプレイやプリンタ等の出力装置、および、キーボードやマウス等の入力装置を制御する。CPU101は、入出力インターフェイス106を介して、入力装置からデータを取得する。また、CPU101は、生成したデータを、入出力インターフェイス106を介して出力装置へ出力する。
メディアインターフェイス107は、記録媒体108に格納されたプログラムまたはデータを読み取り、RAM102を介してCPU101に提供する。CPU101は、当該プログラムを、メディアインターフェイス107を介して記録媒体108からRAM102上にロードし、ロードしたプログラムを実行する。記録媒体108は、例えばDVD(Digital Versatile Disc)、PD(Phase change rewritable Disk)等の光学記録媒体、MO(Magneto-Optical disk)等の光磁気記録媒体、テープ媒体、磁気記録媒体、または半導体メモリ等である。
コンピュータ100がユーザ情報提供装置2、2A、2Bとして機能する場合、コンピュータ100のCPU101は、RAM102上にロードされたプログラムを実行することにより、制御部32、32A、32Bの各機能を実現する。また、HDD104は、記憶部31、31Aの機能を実現する。また、コンピュータ100が広告配信装置3として機能する場合、コンピュータ100のCPU101は、RAM102上にロードされたプログラムを実行することにより制御部62の各機能を実現する。また、HDD104は、記憶部61の機能を実現する。
コンピュータ100のCPU101は、これらのプログラムを、記録媒体108から読み取って実行するが、他の例として、他の装置から、通信ネットワーク9を介してこれらのプログラムを取得してもよい。
[7.効果]
実施形態にかかるユーザ情報提供装置2、2A、2Bは、提携情報DB41(事業者情報DBの一例)と、検出情報取得部52と、ユーザ情報抽出部53、53A、53Bと、ユーザ情報出力部54とを備える。提携情報DBは、提携企業C(事業者の一例)のユーザ情報を記憶する。検出情報取得部52(情報取得部の一例)は、提携企業Cに対応する場所に設けられた識別対象6の識別対象IDをユーザ端末5、5B、5Cから取得する。ユーザ情報抽出部53、53A、53Bは、検出情報取得部52により取得した識別対象IDに基づき、識別対象6が設けられた場所に対応する提携企業Cのユーザ情報を提携情報DB41から抽出する。ユーザ情報出力部54は、ユーザ情報抽出部53、53A、53Bによって抽出されたユーザ情報を出力する。
これにより、提携企業CのユーザUに絞って広告情報を配信することができ、商品購入の促進を効果的かつ高精度に行うことができる。
また、ユーザ情報抽出部53、53A、53Bは、検出情報取得部52により取得した識別対象6が設けられた場所に対応する提携企業Cのユーザ情報のうち、ユーザ端末5、5B、5Cのユーザに対応するユーザ情報を提携情報DB41から抽出する。
これにより、提携企業CのユーザUのうち、進入ユーザUのユーザ情報に応じた広告情報を配信することができ、商品購入の促進を効果的かつ高精度に行うことができる。
また、ユーザ情報抽出部53、53A、53Bは、検出情報取得部52により取得した識別対象6が設けられた場所に対応する提携企業Cのユーザ情報のうち、検出情報取得部52により取得した識別対象6が設けられた場所のユーザ情報を提携情報DB41から抽出する。
これにより、ユーザ端末5、5B、5Cが進入した場所のユーザ情報に応じた広告情報を配信することができ、商品購入の促進を効果的かつ高精度に行うことができる。
また、ユーザ情報抽出部53、53A、53Bは、検出情報取得部52により取得した識別対象6が設けられた場所に対応する提携企業Cのユーザ情報のうち、ユーザ端末5、5B、5Cのユーザに対応し、かつ、検出情報取得部52により取得した識別対象6が設けられた場所のユーザ情報を提携情報DB41から抽出する。
これにより、提携企業CのユーザUに対し、ユーザ端末5、5B、5Cが進入した場所のユーザ情報に応じた広告情報を配信することができ、商品購入の促進を効果的かつ高精度に行うことができる。
また、ユーザ情報提供装置2は、行動履歴DB42(行動履歴記憶部の一例)と、ユーザ情報抽出部53(判定部の一例)とを備える。行動履歴DB42は、ユーザ端末5のユーザの行動履歴を記憶する。ユーザ情報抽出部53は、検出情報取得部52により識別対象6の情報を取得した場合に、ユーザ端末5のユーザUの行動履歴に基づいて、識別対象6が設けられた場所に対応する提携企業Cのユーザ情報を出力するか否かを判定する。かかる判定結果に基づいて、ユーザ情報抽出部53は、識別対象6が設けられた場所に対応する提携企業Cのユーザ情報を提携情報DB41から抽出する。
このように、ユーザUの行動に応じた適切な広告情報をユーザUへ提供することができる。また、広告主は、ある場所によく行くユーザUをターゲットとする配信条件で広告情報を入稿することができ、広告主にとって効率的かつ効果的に広告配信を行うことができる。また、ユーザ情報提供装置2は、検出情報取得部52により識別対象6の情報を取得する毎に、ユーザ情報を出力するか否かを判定するため、最新の行動履歴に基づいて広告情報の配信を行うことができる。
また、ユーザ情報提供装置2Aは、リスト生成部55を備える。リスト生成部55は、ユーザ端末5のユーザUの行動履歴に応じた識別対象6の情報のリスト(識別対象リスト)を生成する。ユーザ情報抽出部53Aは、検出情報取得部52により取得した識別対象6の情報が識別対象リストに含まれる場合に、識別対象6が設けられた場所に対応する提携企業Cのユーザ情報を提携情報DB41から抽出する。
このように、ユーザUの行動に応じた適切な広告情報をユーザUへ提供することができる。また、広告主は、ある場所によく行くユーザUをターゲットとする配信条件で広告情報を入稿することができ、広告主にとって効率的かつ効果的に広告配信を行うことができる。また、ユーザ情報提供装置2Aは、検出情報取得部52により識別対象6の情報を取得する毎にユーザ情報を出力するか否かを判定しないため、ユーザ情報提供装置2Aの処理負荷を軽減することができる。
また、ユーザ情報提供装置2Bは、リスト生成部55B(リスト生成部およびるリスト送信部の一例)を備える。リスト生成部55Bは、ユーザ端末5BのユーザUの行動履歴に応じた識別対象6の情報のリスト(識別対象リスト)を生成し、生成したリストをユーザ端末5Bへ送信する。検出情報取得部52は、提携企業Cに対応する場所に設けられた識別対象6の情報のうち識別対象リストに含まれる識別対象6の情報をユーザ端末5Bから取得する。
このように、ユーザUの行動に応じた適切な広告情報をユーザUへ提供することができる。また、広告主は、ある場所によく行くユーザUをターゲットとする配信条件で広告情報を入稿することができ、広告主にとって効率的かつ効果的に広告配信を行うことができる。また、ユーザ情報を出力するか否かをユーザ端末5Bで判定することから、ユーザ情報提供装置2Bの処理負荷を軽減することができる。
また、ユーザUの行動履歴は、ユーザ端末5、5B、5CのユーザUの提携企業Cに対応する場所への進入状態、ユーザ端末5、5B、5CのユーザUの提携企業Cに対応する場所のクーポン情報の利用状態、および、ユーザ端末5、5B、5CのユーザUの提携企業Cに対応する場所の広告情報へのアクセス状態の少なくとも1以上の情報を含む。
これにより、ユーザUの提携企業Cに対応する場所への進入状態、ユーザUによるクーポン情報の利用、または、ユーザUの広告情報へのアクセス結果に基づいてユーザ情報を出力するか否かを判定することができる。
また、実施形態に係る広告配信システムは、上述したユーザ情報提供装置2、2A、2Bのいずれか一つと、広告配信装置3とを備える。広告配信装置3は、広告DB71と、広告情報抽出部82と、広告情報出力部83とを備える。広告DB71は、複数の広告情報を記憶する。広告情報抽出部82は、ユーザ情報提供装置2、2A、2Bから出力されるユーザ情報に応じた広告情報を広告DB71から抽出する。広告情報出力部83は、広告情報抽出部82から抽出されている広告情報を、提携企業Cに対応する場所に進入したユーザ端末5、5B、5Cへ出力する。
これにより、広告主は、提携企業Cおよびユーザ属性(例えば、ユーザUの興味や関心など)を指定した配信条件の広告情報を入稿することで、提携企業Cを利用するユーザUのうち、指定したユーザ情報を有するユーザUのユーザ端末5に対して広告情報を配信できる。また、広告主は、さらに配信条件に店舗の指定を含めることで、指定した店舗に対応するユーザ情報を有するユーザUのユーザ端末5に対して広告情報を配信できる。したがって、例えば、提携企業Cの店舗に陳列する商品を提供するメーカが広告主として広告情報を広告配信装置3に入稿した場合、提携企業CのユーザUに絞って広告情報を配信でき、商品購入の促進を効果的かつ高精度に行うことができる。また、提携企業Cのユーザ情報には、メーカの商品の購入履歴なども含まれていることから、例えば、広告情報で宣伝される商品の購入履歴のあるユーザUに絞って広告情報を配信することができ、これにより、商品購入の促進をより効果的かつ高精度に行うことができる。
[8.その他]
以上、本願の実施形態のいくつかを図面に基づいて詳細に説明したが、これらは例示であり、発明の開示の欄に記載の態様を始めとして、当業者の知識に基づいて種々の変形、改良を施した他の形態で本発明を実施することが可能である。
上述したユーザ情報提供装置2、2A、2Bと広告配信装置3とは一つのサーバコンピュータで実現してもよい。また、ユーザ情報提供装置2、2A、2Bや広告配信装置3は、それぞれ複数のサーバコンピュータで実現してもよく、また、機能によっては外部のプラットフォーム等をAPI(Application Programming Interface)やネットワークコンピューティングなどで呼び出して実現するなど、構成は柔軟に変更できる。
1 広告配信システム
2、2A〜2C ユーザ情報提供装置
3 広告配信装置
4、41、42 情報管理装置
5、51〜56、5B、5C、ユーザ端末
6、61〜64 識別対象
7 広告主端末
8 サイトサーバ
9 通信ネットワーク
20 第1無線通信部
21 第2無線通信部
22 撮像部
23 表示部
24 操作部
25、25B、25C、31、31A、61 記憶部
26、26B、26C、32、32A、32B、62 制御部
30、60 通信部
41 提携情報DB
42、42A 行動履歴DB
43、73 対応情報DB
44、72 ユーザ情報DB
51 ユーザ情報取得部
52 検出情報取得部
53、53A、53B ユーザ情報抽出部
54 ユーザ情報出力部
55、55B、70 リスト生成部
71 広告DB
81 広告情報受付部
82 広告情報抽出部
83 広告情報出力部

Claims (11)

  1. 識別対象の情報に関連付けられる事業者のユーザ情報を記憶する事業者情報データベースと、
    前記事業者に対応する場所に設けられた前記識別対象の情報をユーザ端末から取得する情報取得部と、
    前記情報取得部により取得した前記識別対象の情報に基づき、前記識別対象が設けられた場所に対応する前記事業者のユーザ情報を前記事業者情報データベースから抽出するユーザ情報抽出部と、
    前記ユーザ情報抽出部によって抽出されたユーザ情報を広告配信のために出力するユーザ情報出力部と、
    を備えることを特徴とするユーザ情報提供装置。
  2. 前記ユーザ情報抽出部は、
    前記情報取得部により取得した前記識別対象が設けられた場所に対応する前記事業者のユーザ情報のうち、前記ユーザ端末のユーザに対応するユーザ情報を前記事業者情報データベースから抽出する
    ことを特徴とする請求項1に記載のユーザ情報提供装置。
  3. 前記ユーザ情報抽出部は、
    前記情報取得部により取得した前記識別対象が設けられた場所に対応する前記事業者のユーザ情報のうち、前記情報取得部により取得した前記識別対象が設けられた場所のユーザ情報を前記事業者情報データベースから抽出する
    ことを特徴とする請求項1に記載のユーザ情報提供装置。
  4. 前記ユーザ情報抽出部は、
    前記情報取得部により取得した前記識別対象が設けられた場所に対応する前記事業者のユーザ情報のうち、前記ユーザ端末のユーザに対応し、かつ、前記情報取得部により取得した前記識別対象が設けられた場所のユーザ情報を前記事業者情報データベースから抽出する
    ことを特徴とする請求項1に記載のユーザ情報提供装置。
  5. 前記ユーザ端末のユーザの行動履歴を記憶する行動履歴記憶部と、
    前記情報取得部により前記識別対象の情報を取得した場合に、前記ユーザ端末のユーザの行動履歴に基づいて、前記識別対象が設けられた場所に対応する前記事業者のユーザ情報を出力するか否かを判定する判定部と、を備え、
    前記ユーザ情報抽出部は、前記判定部による判定結果に基づいて、前記識別対象が設けられた場所に対応する前記事業者のユーザ情報を前記事業者情報データベースから抽出する
    ことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1つに記載のユーザ情報提供装置。
  6. 当該ユーザ端末のユーザの行動履歴に応じた前記識別対象の情報のリストを生成するリスト生成部と、を備え、
    前記ユーザ情報抽出部は、
    前記情報取得部により取得した前記識別対象の情報が前記リストに含まれる場合に、前記識別対象が設けられた場所に対応する前記事業者のユーザ情報を前記事業者情報データベースから抽出する
    ことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1つに記載のユーザ情報提供装置。
  7. 当該ユーザ端末のユーザの行動履歴に応じた前記識別対象の情報のリストを生成するリスト生成部と、
    前記リスト生成部によって生成された前記リストを前記ユーザ端末へ送信するリスト送信部と、
    前記情報取得部は、
    前記事業者に対応する場所に設けられた識別対象の情報のうち前記リストに含まれる識別対象の情報をユーザ端末から取得する
    ことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1つに記載のユーザ情報提供装置。
  8. 前記ユーザの行動履歴は、
    前記ユーザ端末のユーザの前記事業者に対応する場所への進入状態、前記ユーザ端末のユーザの前記事業者に対応する場所のクーポン情報の利用状態、および、前記ユーザ端末のユーザの前記事業者に対応する場所の広告情報へのアクセス状態の少なくとも1以上の情報を含む
    ことを特徴とする請求項5〜7のいずれか1つに記載のユーザ情報提供装置。
  9. ユーザ情報提供装置と広告配信装置とを備え、
    前記ユーザ情報提供装置は、
    識別対象の情報に関連付けられる事業者のユーザ情報を記憶する事業者情報データベースと、
    前記事業者に対応する場所に設けられた前記識別対象の情報をユーザ端末から取得する情報取得部と、
    前記情報取得部により取得した前記識別対象の情報に基づき、前記識別対象が設けられた場所に対応する前記事業者のユーザ情報を前記事業者情報データベースから抽出するユーザ情報抽出部と、
    前記ユーザ情報抽出部によって抽出されたユーザ情報を出力するユーザ情報出力部と、
    を備え、
    前記広告配信装置は、
    複数の広告情報を記憶する広告データベースと、
    前記ユーザ情報提供装置から出力されるユーザ情報に応じた広告情報を前記広告データベースから抽出する広告情報抽出部と、
    前記広告情報抽出部から抽出されている広告情報を、前記事業者に対応する場所に進入したユーザ端末へ出力する広告情報出力部と、
    を備えることを特徴とする広告配信システム。
  10. コンピュータが実行するユーザ情報提供方法であって、
    事業者に対応する場所に設けられた識別対象の情報をユーザ端末から取得する情報取得ステップと、
    前記情報取得ステップにより前記識別対象の情報に基づき、前記識別対象が設けられた場所に対応する前記事業者のユーザ情報を、前記識別対象の情報に関連付けられる前記事業者のユーザ情報を記憶する事業者情報データベースから抽出するユーザ情報抽出ステップと、
    前記ユーザ情報抽出ステップによって抽出されたユーザ情報を広告配信のために出力するユーザ情報出力ステップと、
    を含むことを特徴とするユーザ情報提供方法。
  11. コンピュータを、
    前記識別対象の情報に関連付けられる事業者のユーザ情報を記憶する事業者情報データベース、
    前記事業者に対応する場所に設けられた前記識別対象の情報をユーザ端末から取得する情報取得部、
    前記情報取得部により取得した前記識別対象の情報に基づき、前記識別対象が設けられた場所に対応する前記事業者のユーザ情報を前記事業者情報データベースから抽出するユーザ情報抽出部、
    前記ユーザ情報抽出部によって抽出されたユーザ情報を広告配信のために出力するユーザ情報出力部、
    として実行させることを特徴とするユーザ情報提供プログラム。
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