JPWO2015173871A1 - 商品情報出力方法、プログラムおよび制御装置 - Google Patents

商品情報出力方法、プログラムおよび制御装置 Download PDF

Info

Publication number
JPWO2015173871A1
JPWO2015173871A1 JP2016519001A JP2016519001A JPWO2015173871A1 JP WO2015173871 A1 JPWO2015173871 A1 JP WO2015173871A1 JP 2016519001 A JP2016519001 A JP 2016519001A JP 2016519001 A JP2016519001 A JP 2016519001A JP WO2015173871 A1 JPWO2015173871 A1 JP WO2015173871A1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
product
image
display
detected
person
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2016519001A
Other languages
English (en)
Inventor
照平 桑原
照平 桑原
伊藤 史
史 伊藤
紗也香 諏訪
紗也香 諏訪
金田 直樹
直樹 金田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
Publication of JPWO2015173871A1 publication Critical patent/JPWO2015173871A1/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06QINFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGY [ICT] SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES; SYSTEMS OR METHODS SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • G06Q30/00Commerce
    • G06Q30/02Marketing; Price estimation or determination; Fundraising
    • G06Q30/0241Advertisements
    • G06Q30/0251Targeted advertisements
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06QINFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGY [ICT] SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES; SYSTEMS OR METHODS SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • G06Q30/00Commerce
    • G06Q30/02Marketing; Price estimation or determination; Fundraising
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06QINFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGY [ICT] SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES; SYSTEMS OR METHODS SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • G06Q30/00Commerce
    • G06Q30/02Marketing; Price estimation or determination; Fundraising
    • G06Q30/0241Advertisements
    • G06Q30/0251Targeted advertisements
    • G06Q30/0261Targeted advertisements based on user location
    • GPHYSICS
    • G09EDUCATION; CRYPTOGRAPHY; DISPLAY; ADVERTISING; SEALS
    • G09FDISPLAYING; ADVERTISING; SIGNS; LABELS OR NAME-PLATES; SEALS
    • G09F19/00Advertising or display means not otherwise provided for

Landscapes

  • Business, Economics & Management (AREA)
  • Accounting & Taxation (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Strategic Management (AREA)
  • Development Economics (AREA)
  • Finance (AREA)
  • Marketing (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Entrepreneurship & Innovation (AREA)
  • Game Theory and Decision Science (AREA)
  • Economics (AREA)
  • General Business, Economics & Management (AREA)
  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)
  • Controls And Circuits For Display Device (AREA)
  • Image Processing (AREA)

Abstract

表示制御部54は、第一の商品に対する人の所定の行動が、センサ装置21により検出された場合に、前記第一の商品と同じ種類で物理的に別個の商品である第二の商品の方向に向けた映像の投影を開始させる制御を行う。

Description

本発明は、商品情報出力方法、商品情報出力プログラムおよび制御装置に関する。
従来から広告の表示に関して各種の技術が提案されている。例えば、商品に関する広告などの商品情報を、陳列された商品近傍に表示して広告表示を行なう技術がある。
特開2005−156591号公報 特開2006−235311号公報 特開2006−243785号公報
上記の技術により、例えば、商品近傍に商品情報を表示したとしても、商品情報が商品とは別に表示されるため、商品情報が認識しづらい場合がある。
本発明は、一側面では、人に対して商品情報をより認識させ易くすることができる商品情報出力方法、商品情報出力プログラムおよび制御装置を提供することを目的とする。
1つの態様では、商品情報出力方法は、第一の商品に対する人の所定の行動が、センサにより検出された場合に、前記第一の商品と同じ種類で物理的に別個の商品である第二の商品の方向に向けた映像の投影を開始する処理をコンピュータにより実行させる。
本発明の一側面によれば、人に対して商品情報をより認識させ易くすることができる。
図1は、店舗構成の一例を説明する図である。 図2は、商品情報表示システムの全体の概略構成の一例を示す図である。 図3は、センサ装置から出力される人体の部位の位置を示す位置情報の一例を示す図である。 図4は、制御装置の機能的な構成の一例を示す図である。 図5は、商品情報のデータ構成の一例を示す図である。 図6は、表示コンテンツ情報のデータ構成の一例を示す図である。 図7は、商品イメージ情報のデータ構成の一例を示す図である。 図8は、領域の一例を示す図である。 図9は、ピックアップの検出を説明する図である。 図10は、ディスプレイに表示される画像の一例を示す図である。 図11は、タブレット端末に表示される画像の一例を示す図である。 図12は、投影される画像の一例を示す図である。 図13は、表示制御処理の手順の一例を示すフローチャートである。 図14は、商品情報出力プログラムを実行するコンピュータを示す図である。
以下に、本発明にかかる商品情報出力方法、商品情報出力プログラムおよび制御装置の実施例を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施例によりこの発明が限定されるものではない。そして、各実施例は、処理内容を矛盾させない範囲で適宜組み合わせることが可能である。
[店舗構成]
最初に、実施例1に係る商品情報表示システムを用いて商品のプロモーションを行う店舗構成の一例を説明する。図1は、店舗構成の一例を説明する図である。図1に示すように、店舗1は、商品を陳列する商品棚2が設けられている。商品棚2は、上面が平板状とされており、人が通過可能な通路の脇に配置され、当該通路に沿って商品が陳列されている。本実施例では、商品を香水3とした場合を例にしており、商品棚2上に商品として4種類の香水3A〜3Dが陳列されている。なお、商品は、香水に限定されるものではなく、また、種類も4種類に限定されるものではない。
また、商品棚2には、通路から見て香水3A〜3Dの奥側にタブレット端末23が表示面を通路側へ向けて配置されている。さらに、商品棚2には、通路から見てタブレット端末23の奥側に、商品を展示するための展示台4が配置されている。展示台4は、平板状で奥側の1辺が立設された断面がL字の形状とされ、スタンド部分4Aと壁部分4Bにより形成されている。このスタンド部分4Aには、商品棚2上に置かれた香水3と同じ種類で物理的に別個の香水5が、配置されている。本実施例では、4種類の香水3A〜3Dと同じ種類で物理的に別個の香水5A〜5Dが、香水3A〜3Dと同じ並び順で香水3A〜3Dの配置位置に対応させて配置されている。この香水5は、香水3と同じものとしてもよく、外見を実物そっくりに似せた模型であってもよい。また、壁部分4Bには、センサ装置21が設けられている。センサ装置21は、人の検出が可能とされており、通路側が検出領域となるように配置されている。また、商品棚2の内側には、制御装置20が配置されている。
また、店舗1には、プロジェクタ24が設けられている。プロジェクタ24は、映像を投影可能な投影領域内に香水5A〜5Dが収まるように配置されており、香水5A〜5Dに対して映像の投影が可能とされている。プロジェクタ24は、店舗1の天井に固定されていてもよく、壁に固定されていてもよい。
また、店舗1は、周囲の壁面にディスプレイ22が設けられている。ディスプレイ22は、店舗1内の広範囲な位置から見えるように、表示面のサイズがタブレット端末23よりも大きいものとされ、タブレット端末23よりも香水3A〜3Dの位置から離れた位置に配置されている。また、タブレット端末23は、顧客が香水3A〜3Dの前に位置した際に表示面が見えるように、香水3A〜3Dに近い位置に配置されている。
[システム構成]
次に、本実施例に係る商品情報表示システムについて説明する。図2は、商品情報表示システムの全体の概略構成の一例を示す図である。図2に示すように、商品情報表示システム10は、制御装置20と、センサ装置21と、ディスプレイ22と、タブレット端末23と、プロジェクタ24とを有する。
センサ装置21は、人の検出が可能とされたセンサバイスである。例えば、センサ装置21は、カメラが内蔵され、所定のフレームレートでカメラにより画像を撮影し、撮影された撮影画像から人体の検出を行う。センサ装置21は、人体が検出されると、骨格分析を行って頭や指先などの人体の部位の位置を特定する。そして、センサ装置21は、撮影画像の画像データと、人体の部位毎の位置を示す位置情報を出力する。このようなセンサ装置21としては、例えば、KINECT(登録商標)が挙げられる。
図3は、センサ装置から出力される人体の部位の位置を示す位置情報の一例を示す図である。図3の例では、位置情報により示される人体の部位毎の位置を点で示し、点を結んで人体の骨格部分を示している。
図2に戻り、ディスプレイ22は、各種情報を表示する表示デバイスである。ディスプレイ22としては、LCD(Liquid Crystal Display)やCRT(Cathode Ray Tube)などの表示デバイスが挙げられる。ディスプレイ22は、各種情報を表示する。例えば、本実施例では、ディスプレイ22に、広告の映像など各種の画像を表示する。
タブレット端末23は、各種情報の表示および入力が可能とされた端末装置である。本実施例では、タブレット端末23を、個別の顧客に対するプロモーションを行う表示デバイスとして用いている。このような表示デバイスとしてタブレット端末23の代わりにディスプレイや、ノートブック型パソコンを用いてもよい。
プロジェクタ24は、各種情報を投影する投影デバイスである。プロジェクタ24は、各種情報を投影することにより、表示する。例えば、プロジェクタ24により商品に対して当該商品を表現したイメージを示す映像を投影する。例えば、商品が発する匂い、味、触感、発する音などを表現した映像を投影する。本実施例では、香水5A〜5Dに対して、それぞれが発する匂いを表現した映像を投影する。
制御装置20は、商品情報表示システム10全体を制御する装置である。制御装置20は、例えば、パーソナルコンピュータやサーバコンピュータなどのコンピュータなどである。制御装置20は、1台のコンピュータとして実装してもよく、また、複数台のコンピュータによる実装してもよい。なお、本実施例では、制御装置20を1台のコンピュータとした場合を例として説明する。
制御装置20は、センサ装置21と接続され、センサ装置21を介して顧客の検出が可能とされている。また、制御装置20は、ディスプレイ22、タブレット端末23およびプロジェクタ24と接続され、ディスプレイ22、タブレット端末23およびプロジェクタ24を制御して、表示させる映像の制御が可能とされている。また、制御装置20は、不図示のネットワークを介してSNS(Social Networking Service)25と通信可能に接続され、各種の情報を交換することが可能とされている。かかるネットワークの一態様としては、有線または無線を問わず、携帯電話などの移動体通信、インターネット(Internet)、LAN(Local Area Network)やVPN(Virtual Private Network)などの任意の種類の通信網を採用できる。
SNS25は、ユーザ同士がメッセージを投稿し、交換することによって情報流通を行うソーシャルメディアを提供するクラウドシステムである。SNS25は、1台のコンピュータにより実装されてもよく、また、複数台のコンピュータにより実装されてもよい。このSNS25としては、例えば、ツイッター(登録商標)やフェイスブック(登録商標)などが挙げられる。
[制御装置の構成]
次に、本実施例に係る制御装置20の構成について説明する。図4は、制御装置の機能的な構成の一例を示す図である。図4に示すように、制御装置20は、外部I/F(インタフェース)部30と、通信I/F部31と、記憶部32と、制御部33とを有する。
外部I/F部30は、各種データの入出力を行うインタフェースである。外部I/F部30は、例えば、USB(Universal Serial Bus)などの汎用のインタフェースであってもよい。また、外部I/F部30は、D-Sub(D-Subminiature)、DVI(Digital
Visual Interface)、DisplayPort、HDMI(登録商標)(High-Definition Multimedia Interface)などの映像用のインタフェースであってもよい。
外部I/F部30は、接続された他の装置と各種情報を入出力する。例えば、外部I/F部30は、センサ装置21と接続され、センサ装置21から撮影画像の画像データおよび人体の部位の位置を示す位置情報が入力する。また、外部I/F部30は、ディスプレイ22およびプロジェクタ24と接続され、ディスプレイ22に表示およびプロジェクタ24から投影する映像のデータを出力する。
通信I/F部31は、他の装置との間で通信制御を行うインタフェースである。通信I/F部31としては、LANカードなどのネットワークインタフェースカードを採用できる。
通信I/F部31は、不図示のネットワークを介して他の装置と各種情報を送受信する。例えば、通信I/F部31は、タブレット端末23へ表示させる映像のデータを送信する。また、通信I/F部31は、SNS25から投稿されたメッセージに関する情報を受信する。
記憶部32は、各種のデータを記憶する記憶デバイスである。例えば、記憶部32は、ハードディスク、SSD(Solid State Drive)、光ディスクなどの記憶装置である。なお、記憶部32は、RAM(Random Access Memory)、フラッシュメモリ、NVSRAM(Non Volatile Static Random Access Memory)などのデータを書き換え可能な半導体メモリであってもよい。
記憶部32は、制御部33で実行されるOS(Operating System)や各種プログラムを記憶する。例えば、記憶部32は、後述する表示制御処理を実行するプログラムを含む各種のプログラムを記憶する。さらに、記憶部32は、制御部33で実行されるプログラムで用いられる各種データを記憶する。例えば、記憶部32は、商品情報40と、表示コンテンツ情報41と、商品イメージ情報42と、コンテンツデータ43と、インターネット情報44とを記憶する。
商品情報40は、プロモーションの対象となる商品に関する情報を記憶したデータである。本実施例では、商品情報40に、香水3A〜3Dに関する情報が記憶されている。例えば、商品情報40には、商品毎に商品名などの商品の情報や、ターゲットとなる購買層などの情報が記憶される。
図5は、商品情報のデータ構成の一例を示す図である。図5に示すように、商品情報40は、「商品ID」、「商品」、「属性」の各項目を有する。商品IDの項目は、商品を識別する識別情報を記憶する領域である。商品には、それぞれを識別する識別情報として、ユニークな商品IDが付与される。商品IDの項目には、商品に付与された商品IDが格納される。商品の項目は、例えば、商品名など、商品を示す情報を記憶する領域である。属性の項目は、商品がターゲットとする購買層に関する情報を記憶する領域である。
図5の例では、商品ID「S001」は、商品が「香水3A」であり、ターゲットとする購買層の属性が「若者、女性向け」であることを示す。また、商品ID「S002」は、商品が「香水3B」であり、ターゲットとする購買層の属性が「若者、男性向け」であることを示す。商品ID「S003」は、商品が「香水3C」であり、ターゲットとする購買層の属性が「熟年、女性向け」であることを示す。商品ID「S004」は、商品が「香水3D」であり、ターゲットとする購買層の属性が「熟年、男性向け」であることを示す。
図4に戻り、表示コンテンツ情報41は、コンテンツに関する情報を記憶したデータである。例えば、表示コンテンツ情報41には、コンテンツがどのような種類のデータであるかや、どこに記憶されているかが記憶される。
図6は、表示コンテンツ情報のデータ構成の一例を示す図である。図6に示すように、表示コンテンツ情報41は、「コンテンツID」、「時間」、「ファイル種別」、「格納場所」、「商品ID」の各項目を有する。コンテンツIDの項目は、コンテンツを識別する識別情報を記憶する領域である。コンテンツには、それぞれを識別する識別情報として、ユニークなコンテンツIDが付与される。コンテンツIDの項目には、コンテンツに付与されたコンテンツIDが格納される。時間の項目は、コンテンツとして保存された映像の再生時間を記憶する領域である。ファイル種別の項目は、コンテンツのデータの種類を記憶する領域である。格納場所の項目は、コンテンツのデータの格納先およびコンテンツのデータのファイル名を記憶する領域である。本実施例では、格納場所に、コンテンツのデータへのパスが記憶されている。商品IDの項目は、商品を識別する識別情報を記憶する領域である。
図6の例では、コンテンツID「C001」は、再生時間が「6秒」であり、ファイル種別が「avi」であり、格納場所が「C:\aaaa\bbbb\cccc」であり、対応付けられた商品の商品IDが「S001」であることを示す。ファイル種別「avi」は、avi(Audio Video Interleaving)ファイルを示す。コンテンツID「C002」は、再生時間が「6秒」であり、ファイル種別が「avi」であり、格納場所が「C:\aaaa\bbbb\cccc」であり、対応付けられた商品の商品IDが「S002」であることを示す。コンテンツID「C003」は、再生時間が「6秒」であり、ファイル種別が「mp4」であり、格納場所が「C:\aaaa\bbbb\cccc」であり、対応付けられた商品の商品IDが「S003」であることを示す。ファイル種別「MP4」は、MPEG−4(Moving Picture Experts Group phase 4)であることを示す。コンテンツID「C004」は、再生時間が「6秒」であり、ファイル種別が「mp4T」であり、格納場所が「C:\aaaa\bbbb\cccc」であり、対応付けられた商品の商品IDが「S004」であることを示す。ファイル種別「MP4T」は、MPEG−4 Transport Streamであることを示す。
図4に戻り、商品イメージ情報42は、商品のイメージに関する情報を記憶したデータである。例えば、商品イメージ情報42には、商品が発する匂い、味、触感、発する音などを表現したイメージに関する情報が記憶される。本実施例では、香水5A〜5Dが発する匂いを表現したイメージに関する情報が記憶される。
図7は、商品イメージ情報のデータ構成の一例を示す図である。図7に示すように、商品イメージ情報42は、「商品ID」、「商品」、「トップノート」、「ミドルノート」、「ラストノート」の各項目を有する。商品IDの項目は、商品を識別する識別情報を記憶する領域である。商品の項目は、商品を示す情報を記憶する領域である。トップノート、ミドルノートおよびラストノートの各項目は、それぞれの匂いを表現したイメージに関する情報を記憶する領域である。ここで、香水は、肌につけた瞬間から時間を追って香りが変化する。トップノートは、つけてから10〜30分程度での香りのイメージを示す情報を記憶する領域である。ミドルノートは、つけてから2〜3時間程度での香りのイメージを示す情報を記憶する領域である。ラストノートは、つけてから5〜12時間程度での香りのイメージを示す情報を記憶する領域である。
図7の例では、商品ID「S001」は、商品が「香水3A」であり、トップノートが「柚子」であり、ミドルノートが「ローズブロッサム」であり、ラストノートが「ホワイトウッドアコード」であることを示す。
図4に戻り、コンテンツデータ43は、商品のプロモーションで使用する映像や画像などのコンテンツを記憶したデータである。例えば、コンテンツデータ43としては、表示コンテンツ情報41に示された映像のデータが記憶されている。例えば、コンテンツデータ43としては、香水3A〜3Dをそれぞれプロモーションする広告の映像のデータが記憶されている。また、コンテンツデータ43としては、商品イメージ情報42のトップノート、ミドルノート、ラストノートの各項目の香りのイメージに対応付けられた画像のデータが記憶されている。
インターネット情報44は、インターネットから取得された各商品に関する情報を記憶したデータである。例えば、インターネット情報44には、SNS25から取得された各商品に関する情報が記憶されている。
制御部33は、制御装置20を制御するデバイスである。制御部33としては、CPU(Central Processing Unit)、MPU(Micro Processing Unit)等の電子回路や、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field Programmable Gate Array)等の集積回路を採用できる。制御部33は、各種の処理手順を規定したプログラムや制御データを格納するための内部メモリを有し、これらによって種々の処理を実行する。制御部33は、各種のプログラムが動作することにより各種の処理部として機能する。例えば、制御部33は、設定部50と、識別部51と、検出部52と、取得部53と、表示制御部54とを有する。
設定部50は、各種の設定を行う。例えば、設定部50は、商品の位置に応じて、商品のピックアップを検出するための領域を設定する。例えば、設定部50は、各商品の特徴に基づき、センサ装置21から入力する撮影画像内から各商品の領域を検出する。例えば、設定部50は、香水3A〜3Dの色や形状などの特徴に基づいて、撮影画像内から香水3A〜3Dの領域を検出する。そして、設定部50は、商品毎に、商品の位置に応じた第1の領域を設定する。例えば、設定部50は、商品毎に、商品の領域に囲む矩形状の領域を第1の領域として設定する。この第1の領域は、顧客が商品に触れたか否かを判定するための領域である。また、設定部50は、商品毎に、第1の領域を包含する第2の領域を設定する。例えば、設定部50は、商品毎に、第1の領域の周囲に、同じサイズ領域を1つずつ配置した第2の領域を設定する。この第2の領域は、顧客が商品を手に取ったか否かを判定するための領域である。
図8は、領域の一例を示す図である。例えば、設定部50は、香水3Aの色や形状などの特徴に基づいて、撮影画像内から香水3Aの領域60を検出する。また、設定部50は、香水3Aの領域に囲む矩形状の領域を第1の領域61を設定する。また、設定部50は、例えば、第1の領域61の周囲に、第1の領域61と同じサイズ領域を1つずつ配置した第2の領域62を設定する。
識別部51は、各種の識別を行う。例えば、識別部51は、センサ装置21で検知された人の属性を識別する。例えば、識別部51は、人の属性として、検知された人の性別および年齢層を識別する。本実施例では、年齢層を若者か熟年の2段階で識別する。例えば、性別および年齢層毎に、顔の輪郭や目、鼻、口の位置などの標準的なパターンを記憶部32に予め記憶しておく。そして、識別部51は、センサ装置21で人が検出された場合、センサ装置21から入力する画像から顔領域の検出を行う。そして、識別部51は、検出された顔領域内の顔の輪郭や目、鼻、口の位置を性別および年齢層毎の標準的なパターンと比較して、もっとも類似するものを特定することにより、性別および年齢層を識別する。なお、人の属性を識別は、センサ装置21が行ってもよい。すなわち、センサ装置21が人の属性の識別を行い、識別結果の属性情報を制御装置20へ出力してもよい。
検出部52は、各種の検出を行う。例えば、検出部52は、商品毎に、商品がピックアップされたか否かを検出する。例えば、検出部52は、センサ装置21から入力する撮影画像において、設定部50により設定された各商品の第1の領域をそれぞれ監視し、第1の領域に人の手が入ったか否か検知する。例えば、検出部52は、センサ装置21から入力される人の手の指先の座標が第1の領域内となった場合、第1の領域に人の手が入ったと検知する。
検出部52は、第1の領域内で人の手を検知した後に、第2の領域内で人の手が検知されなくなった場合、商品の領域内で商品が検知されるか否かを判定する。検出部52は、商品の領域内で商品が検知されない場合、商品がピックアップされたと検出する。例えば、商品3Aについて設定した第1の領域に人の手が入ったことを検知し、その後、商品3Aについて設定した第2の領域で人の手が検知されない状態になり、かつ商品3Aも検知されない場合、商品3Aがピックアップされたと検出する。なお、検出部52の検出対象とする商品は、1個でもよいし、複数個であってよい。また、商品のピックアップを検出するための領域の設定、および、当該領域を用いた商品がピックアップされたか否かの検出は、センサ装置21が行ってもよい。すなわち、センサ装置21が商品のピックアップを検出するための領域を設定し、当該領域を用いて商品がピックアップされたか否かの検出を行って検出結果の情報を制御装置20へ出力してもよい。
図9は、ピックアップの検出を説明する図である。例えば、検出部52は、香水3Aの第1の領域61を監視し、第1の領域61に人の手が入ったか否か検知する。図8の例では、第1の領域61に人の手が入っている。検出部52は、人の手を検知した第2の領域62内で人の手が検知されなくなり、かつ、香水3Aの領域60内で商品が検知されない場合に、香水3Aがピックアップされたと検出する。これにより、商品が触られただけの場合とピックアップされた場合を判別できる。
取得部53は、各種の取得を行う。例えば、取得部53は、インターネットから各商品に関する情報を取得する。例えば、取得部53は、SNS25から、各商品に関する投稿を検索し、各商品に関する情報を取得する。なお、取得部53は、SNS25から、各商品に関する投稿を受け付けることにより、各商品に関する情報を取得してもよい。例えば、SNS25が、定期的に各商品に関する投稿を制御装置20に提供し、取得部53が、提供される各商品に関する情報を取得するものとしてもよい。
取得部53は、取得した各商品に関する投稿をインターネット情報44に格納する。
表示制御部54は、各種の表示の制御を行う。例えば、表示制御部54は、センサ装置21により人が検出されていない場合、所定のシナリオに従った商品情報をディスプレイ22に表示させる。例えば、表示制御部54は、各商品のコンテンツの映像を所定の順に繰り返しディスプレイ22に表示させる。なお、各商品のコンテンツの映像とは別の映像を表示させてもよい。例えば、各商品のコンテンツの映像とは別に所定のシナリオに従った広告用の商品情報の映像のデータを記憶部32に予め記憶させ、表示制御部54は、センサ装置21により人が検出されていない場合、当該映像のデータを繰り返しディスプレイ22に表示させてもよい。
表示制御部54は、センサ装置21により人が検出された場合、識別部51により識別された人の属性に対応する商品を特定する。例えば、表示制御部54は、人の属性が「若者」、「女性」と識別された場合、「若者」、「女性」に対応する香水3Aを対応する商品と特定する。表示制御部54は、特定された商品に関する情報をディスプレイ22に表示させる。例えば、表示制御部54は、表示コンテンツ情報41に基づいて、特定された香水3Aに対応するコンテンツのデータをコンテンツデータ43から読み出し、読み出したコンテンツの映像をディスプレイ22に表示させる。
表示制御部54は、コンテンツの映像をディスプレイ22に表示させた後、センサ装置21により、人の第1の挙動が検出されたか否かを判定する。この第1の挙動とは、人が興味を示したかを示す挙動である。例えば、人は、ディスプレイ22に表示させた映像に興味を示した場合、映像を見るために立止る。そこで、例えば、表示制御部54は、ディスプレイ22に映像の表示の開始から所定時間経過後、検知された人が滞留している場合、第1の挙動が検出されたと判定する。なお、第1の挙動は、検知された人の所定時間の滞留に限定されるものではなく、人が興味を示したかを示す挙動であれば何れであってもよい。例えば、ディスプレイ22に映像が表示された後に、人が検知される場合、第1の挙動が検出されたと判定してもよい。
表示制御部54は、人の第1の挙動が検出されると、タブレット端末23に商品に関する情報の表示を開始させる。例えば、表示制御部54は、インターネット情報44から、特定の商品についてインターネットから取得された情報を読み出し、読み出した情報をタブレット端末23に表示させる。
また、表示制御部54は、人の第1の挙動が検出されると、ディスプレイ22へのコンテンツの映像の表示を終了させる。表示制御部54は、ディスプレイ22へのコンテンツの映像の表示の終了後、人が検知されていない場合と同様に、所定のシナリオに従った商品情報をディスプレイ22に表示させる。例えば、表示制御部54は、各商品のコンテンツの映像を所定の順に繰り返しディスプレイ22に表示させる。
表示制御部54は、香水3A〜3Dに対する第2の挙動が、センサ装置21により、により検出された場合、映像の投影を開始する。この第1の挙動とは、人が商品に対して、より大きい興味を示したかを示す挙動である。例えば、人は、タブレット端末23に表示された情報を見て、商品3により大きい興味を示し、注目した場合、注目した商品をピックアップする。そこで、例えば、表示制御部54は、センサ装置21から入力される情報から検出部52により、商品がピックアップされたことが検出された場合、第2の挙動が検出されたと判定する。なお、第2の挙動は、商品のピックアップに限定されるものではなく、人が商品に対して、より大きい興味を示したことを示す挙動であれば何れであってもよい。例えば、検知された人の視線を検出して人の視線がタブレット端末23またはタブレット端末23に情報が表示された商品に所定時間以上向いている場合、第2の挙動が検出されたと判定してもよい。
表示制御部54は、検出部52により、第2の挙動が検出された場合、第2の挙動が検出された商品に対応づけられた映像の出力を行う。例えば、表示制御部54は、商品のピックアップが検出された場合、ピックアップされた商品に対応するコンテンツのデータを読み出し、読み出したコンテンツの映像をプロジェクタ24から投影させる。これにより、例えば、香水3Aがピックアップされた場合、香水3Aと同種の、展示台4上に配置された香水5Aに対して映像が投影される。表示制御部54は、商品イメージ情報42に従い、プロジェクタ24から投影させる映像を変化させて、香水3Aが発する匂いの時間的変化を映像により表現する。例えば、表示制御部54は、所定のタイミングで、トップノート、ミドルノート、ラストノートの各画像を順に投影して匂いの時間的変化を映像により表現する。この際、表示制御部54は、各種の画像効果を加えて投影してもよい。例えば、表示制御部54は、2秒ごとなどエフェクトを変化させて画像を表示させる。これにより、香水3Aをピックアップした人は、香水5Aに対して投影された映像から香水3Aが発する匂いの時間的変化を疑似的に感じることができる。なお、表示制御部54は、商品の特徴や商品の効果などを示す映像を投影してもよい。また、表示制御部54は、人の属性毎に、投影する映像の種類を変えてもよい。例えば、表示制御部54は、属性が女性の場合、香水3が発する匂いを示した映像を投影し、属性が男性の場合、香水3の特徴や効果などを示す映像を投影してもよい。
表示制御部54は、映像の投影中に、検出部52により、他の商品がピックアップされたことが検出された場合、ピックアップされた他の商品に対応づけられた映像の出力を行う。例えば、表示制御部54は、香水3Aのピックアップが検出されて香水5Aに対して映像が投影している途中で、香水3Bのピックアップが検出された場合、香水5Aに対する映像の投影を中止する。そして、表示制御部54は、ピックアップされた香水3Bに対応するコンテンツのデータを読み出し、読み出したコンテンツの映像をプロジェクタ24から投影させる。これにより、香水5Aに対する映像の投影を中止されて、展示台4上に配置された香水5Bに対して映像を投影される。
ここで、具体例を用いて説明する。図10は、ディスプレイに表示される画像の一例を示す図である。表示制御部54は、センサ装置21により人が検出されていない場合、所定のシナリオに従った商品情報をディスプレイ22に表示させる。表示制御部54は、各商品のコンテンツの映像を所定の順に繰り返しディスプレイ22に表示させる。図10の左側の画面例では、所定のシナリオに従ったストーリ広告が表示されていることが示されている。
センサ装置21により人が検出された場合、識別部51は、センサ装置21で検知された人の属性を識別する。表示制御部54は、識別された人の属性に対応する商品のコンテンツの映像をディスプレイ22に表示させる。図10の右側の画面例では、人が検知された場合、検知された人の属性に対応する香水の映像が表示されている。これにより、検知された人に対して、人の属性に対応した商品の広告が表示されるため、ひとりひとりの嗜好を判断した販売促進の実現でき、広告の効果を高めることができる。なお、図10の例では、表示制御部54が、人の属性を識別している間、ストーリ広告に判定中と表示させているが、この判定中の表示は行わなくてもよい。
表示制御部54は、コンテンツの映像をディスプレイ22に表示させた後、人の第1の挙動が検出された場合、タブレット端末23に商品に関する情報の表示を開始させる。例えば、表示制御部54は、インターネット情報44から、人の属性に対応する商品についてインターネットから取得された情報を読み出し、読み出した情報をタブレット端末23に表示させる。図11は、タブレット端末に表示される画像の一例を示す図である。図11の例では、SNS25に投稿された商品に関する記事に多く含まれるキーワードが、出現頻度が多いものほど文字が大きく表示されている。また、図11の例では、SNS25に投稿された商品に関する記事が表示されている。これにより、検知された人に対して、商品に関する第三者の評価を提示できる。ここで、近年、口コミなど第三者の評価が、購買行動に対して大きな影響を持つ場合がある。例えば、商品を購入する場合に、SNS25などで第三者の評価を検索して購入するか否かを検討する場合がある。そこで、タブレット端末23に商品に関する第三者の評価を提示することにより、単純に商品に関する広告を提示するより、商品に対する安心感や信頼感を提供できる。
商品に対する第2の挙動が検出された場合、表示制御部54は、ピックアップされた商品と同じ種類で物理的に別個の商品に対して映像を投影する。本実施例では、香水3がピックアップされた場合、ピックアップされた香水3と同じ種類で別に配置された香水5に対して、トップノート、ミドルノート、ラストノートの各画像を順に投影して匂いの時間的変化を映像により表現する。図12は、投影される画像の一例を示す図である。図12の例では、トップノートの香りを表現した画像Aからミドルノートの香りを表現した画像B、ラストノートの香りを表現した画像Cへと画像が順に変化している。これにより、ピックアップされた香水3に対応する香水5に映像を投影することにより、投影された映像からピックアップされた香水3が発する匂いの時間的変化を疑似的に感じることができる。また、投影された映像から匂いを疑似的に感じさせることにより、商品のイメージを向上させることができる。
このように、商品情報表示システム10は、顧客に対して商品のプロモーションをより効果的に行うことができる。
なお、制御装置20は、さらに商品に関するインセンティブ情報をさらに表示させてもよい。例えば、表示制御部54は、2次元バーコードなどにより、ピックアップされた商品の割引を行うクーポンをタブレット端末23に表示させてもよい。これにより、商品情報表示システム10は、商品の購入を促すことができる。
また、制御装置20は、人の反応状況を蓄積してもよい。例えば、制御装置20は、商品毎に、対象となる属性の人が検出された回数や、第1の挙動および第2の挙動が検出された回数を蓄積することにより、商品が対象とする顧客が正当化や、表示する映像に効果があるかを評価でき、プロモーションの内容の見直しを行うことができる。
[処理の流れ]
本実施例に係る制御装置20が実施する表示制御の流れについて説明する。図13は、表示制御処理の手順の一例を示すフローチャートである。この表示制御処理は、所定のタイミング、例えば、センサ装置21で人が検知されたタイミングで実行される。
表示制御部54は、センサ装置21により人が検出されていない場合、各商品のコンテンツの映像を所定の順に繰り返しディスプレイ22に表示させる。
センサ装置21により人が検出された場合、図13に示すように、識別部51は、センサ装置21で検知された人の属性を識別する(S10)。表示制御部54は、識別された人の属性に対応する商品のコンテンツの映像をディスプレイ22に表示させる(S11)。
表示制御部54は、人の第1の挙動が検出されたか否かを判定する(S12)。第1の挙動が検出されない場合(S12否定)、処理を終了する。
一方、第1の挙動が検出された場合(S12肯定)、表示制御部54は、インターネット情報44から、人の属性に対応する商品についてインターネットから取得された情報を読み出し、読み出した情報をタブレット端末23に表示させる(S13)。また、表示制御部54は、ディスプレイ22へのコンテンツの映像の表示を終了させる(S14)。
表示制御部54は、商品に対する第2の挙動が検出されたか否かを判定する(S15)。第2の挙動が検出されない場合(S15否定)、処理を終了する。
一方、第2の挙動が検出された場合(S15肯定)、表示制御部54は、第2の挙動が検出された商品に対応づけられた映像をプロジェクタ24から出力する(S16)。表示制御部54は、映像の出力が終了すると、処理を終了する。
表示制御部54は、表示制御処理が終了すると、各商品のコンテンツの映像を所定の順に繰り返しディスプレイ22に表示させる。なお、S14では、ディスプレイ22への商品のコンテンツの映像の表示を終了させるとともに、所定のシナリオに従ったストーリ広告の表示を開始させても良い。
[効果]
上述してきたように、本実施例に係る制御装置20は、香水3に対する人の所定の行動(第2の挙動)が、センサ装置21により検出された場合に、香水3と同じ種類で物理的に別個の商品である香水5の方向に向けた映像の投影を開始する。これにより、所定の行動が検出された商品と同じ種類で物理的に別個の商品に対して映像が投影されため、人に対して商品情報をより認識させることができる。
また、本実施例に係る制御装置20は、第一の商品が発する匂いを表現した映像の投影を開始させる。これにより、制御装置20は、映像から第一の商品が発する匂いを人に疑似的に感じさせることができる。
また、本実施例に係る制御装置20は、画像を変化させることにより、第一の商品が発する匂いの時間的変化を表現した映像の投影を開始させる。これにより、制御装置20は、映像から第一の商品が発する匂いの時間的変化を人に疑似的に感じさせることができる。
さて、これまで開示の装置に関する実施例について説明したが、開示の技術は上述した実施例以外にも、種々の異なる形態にて実施されてよいものである。そこで、以下では、本発明に含まれる他の実施例を説明する。
例えば、上記の実施例では、商品の匂いを表現した映像を出力する場合について説明したが、開示の装置はこれに限定されない。例えば、制御装置20は、商品の味、触感、発する音など表現した映像を出力してもよい。味は、甘味、酸味、塩味、苦味、辛味、渋味など味覚の種類をそれぞれの代表する食材の映像により表現できる。例えば、甘味などフルーティ度は、商品と異なる他の果物の種類および量(数)で表現することで、可視化し、イメージし易さを視覚的効果から向上可能である。触感も、触感の種類をそれぞれの代表する物品の映像により表現できる。例えば、触感としてざらざら感は、物品の表面の粗さなどにより表現できる。また、例えば、触感としてみずみずしさは、水面の揺れや水滴が落ちる様子のスピード感、粘り気、水分量、弾け方などにより表現できる。音は、例えば、音をエフェクト化して波形として示すことで表現できる。また、商品の匂い、味、触感、発する音のうちの複数を映像により表現してもよい。
また、上記の実施例では、商品を香水とした場合について説明したが、開示の装置はこれに限定されない。商品は、匂い、味、触感、発する音などに違いがあるものであれば何れでもよい。例えば、商品をワインとする場合、匂い、味、触感を映像により表現することが考えられる。また、商品を乳液などの化粧品とする場合、触感を映像により表現することが考えられる。また、商品を車やバイクとする場合、発する音を映像により表現することが考えられる。このように、商品は、匂い、味、触感、発する音を映像で表現することにより、顧客の購入意欲を刺激することができる。
また、上記の実施例では、タブレット端末23を1台設けた場合について説明したが、開示の装置はこれに限定されない。タブレット端末23は、複数台設けてもよい。例えば、商品棚2が複数ある場合、タブレット端末23は、商品棚2毎に設けてもよい。また、タブレット端末23は、1または複数の商品に対して1台ずつ設定してもよい。また、上記の実施例では、ディスプレイ22も1台設けた場合について説明したが、開示の装置はこれに限定されない。ディスプレイ22も、複数台設けてもよい。
また、上記の実施例では、香水3に対して香水5を1対1で設けた場合について説明したが、開示の装置はこれに限定されない。例えば、香水5を1つだけ設け、各香水3の匂いを表す映像を香水5に投影するようにしてもよい。即ち、香水3A〜3Dのいずれかに対して第2の挙動を検出した場合に、検出された香水の匂いを表す映像を、香水5Aに投影してもよい。この場合、香水5は、香水3の何れかと同じの形状であってもよく、一般的な香水瓶の形状であってもよい。
また、上記の実施例では、タブレット端末23に第2の情報の表示が開始されると、ディスプレイ22おける第1の情報の表示を終了する場合について説明したが、開示の装置はこれに限定されない。例えば、タブレット端末23に第2の情報の表示が開始される場合に、ディスプレイ22に所定のシナリオに従った商品情報の表示を行わせてもよい。
また、上記の実施例では、ディスプレイ22とタブレット端末23とは別の装置である例を示したが、開示の装置はこれに限定されない。ディスプレイ22に例示される第一のディスプレイと、タブレット端末23に例示される第二のディスプレイとは、同一の表示装置上に対する出力であっても構わない。この場合、同一の表示装置上に第一のディスプレイに相当する第一の表示領域と、第二のディスプレイに相当する第二の表示領域とを設けることができる。
また、図示した各装置の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、各装置の分散・統合の具体的状態は図示のものに限られず、その全部または一部を、各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。例えば、設定部50、識別部51、検出部52、取得部53および表示制御部54の各処理部が適宜統合されてもよい。また、各処理部の処理が適宜複数の処理部の処理に分離されてもよい。さらに、各処理部にて行なわれる各処理機能は、その全部または任意の一部が、CPUおよび当該CPUにて解析実行されるプログラムにて実現され、あるいは、ワイヤードロジックによるハードウェアとして実現され得る。
[商品情報出力プログラム]
また、上記の実施例で説明した各種の処理は、あらかじめ用意されたプログラムをパーソナルコンピュータやワークステーションなどのコンピュータシステムで実行することによって実現することもできる。そこで、以下では、上記の実施例と同様の機能を有するプログラムを実行するコンピュータシステムの一例を説明する。図14は、商品情報出力プログラムを実行するコンピュータを示す図である。
図14に示すように、コンピュータ300は、CPU(Central Processing Unit)310、HDD(Hard Disk Drive)320、RAM(Random Access Memory)340を有する。これら300〜340の各部は、バス400を介して接続される。
HDD320には上記の設定部50、識別部51、検出部52、取得部53および表示制御部54と同様の機能を発揮する商品情報出力プログラム320aが予め記憶される。なお、商品情報出力プログラム320aについては、適宜分離しても良い。
また、HDD320は、各種情報を記憶する。例えば、HDD320は、商品のプロモーションで使用する映像や画像などの各種のコンテンツのデータを記憶する。
そして、CPU310が、商品情報出力プログラム320aをHDD320から読み出して実行することで、実施例の各処理部と同様の動作を実行する。すなわち、商品情報出力プログラム320aは、設定部50、識別部51、検出部52、取得部53および表示制御部54と同様の動作を実行する。
なお、上記した商品情報出力プログラム320aについては、必ずしも最初からHDD320に記憶させることを要しない。
例えば、コンピュータ300に挿入されるフレキシブルディスク(FD)、CD−ROM、DVDディスク、光磁気ディスク、ICカードなどの「可搬用の物理媒体」にプログラムを記憶させておく。そして、コンピュータ300がこれらからプログラムを読み出して実行するようにしてもよい。
さらには、公衆回線、インターネット、LAN、WANなどを介してコンピュータ300に接続される「他のコンピュータ(またはサーバ)」などにプログラムを記憶させておく。そして、コンピュータ300がこれらからプログラムを読み出して実行するようにしてもよい。
1 店舗
2 商品棚
3、3A〜3D 香水
4 展示台
4A スタンド部分
4B 壁部分
5、5A〜5D 香水
10 商品情報表示システム
20 制御装置
21 センサ装置
22 ディスプレイ
23 タブレット端末
24 プロジェクタ
32 記憶部
33 制御部
40 商品情報
41 表示コンテンツ情報
42 商品イメージ情報
43 コンテンツデータ
44 インターネット情報
50 設定部
51 識別部
52 検出部
53 取得部
54 表示制御部

Claims (13)

  1. 第一の商品に対する人の所定の行動が、センサにより検出された場合に、
    前記第一の商品と同じ種類で物理的に別個の商品である第二の商品の方向に向けた映像の投影を開始する
    ことを特徴とする、コンピュータにより実行される商品情報出力方法。
  2. 前記投影を開始する前記映像は、前記第一の商品が発する匂い又は前記第一の商品の味又は前記第一の商品の触感又は前記第一の商品が発する音を表現した映像である、ことを特徴とする請求項1に記載の商品情報出力方法。
  3. 前記投影を開始する前記映像は、前記第一の商品が発する匂いの時間的変化又は前記第一の商品の味の時間的変化又は前記第一の商品の触感の時間的変化又は前記第一の商品が発する音の時間的変化を表現した映像である、ことを特徴とする請求項1に記載の商品情報出力方法。
  4. 複数種類の商品を含む第一の商品群のうちの第一の商品に対する人の所定の行動が、センサにより検出された場合に、
    前記第一の商品群とは異なる位置に並べられた前記複数種類の商品を含む第二の商品群のうち、前記第一の商品と同じ種類の商品である第二の商品の方向に向けた映像の投影を開始する
    ことを特徴とする、コンピュータにより実行される商品情報出力方法。
  5. 前記投影を開始する前記映像は、前記第一の商品が発する匂い又は前記第一の商品の味又は前記第一の商品の触感又は前記第一の商品が発する音を表現した映像である、ことを特徴とする請求項4に記載の商品情報出力方法。
  6. 前記投影を開始する前記映像は、前記第一の商品が発する匂いの時間的変化又は前記第一の商品の味の時間的変化又は前記第一の商品の触感の時間的変化又は前記第一の商品が発する音の時間的変化を表現した映像である、ことを特徴とする請求項4に記載の商品情報出力方法。
  7. 複数種類の商品を含む第一の商品群のうちの第一の商品に対する人の所定の行動が、センサにより検出された場合に、
    前記第一の商品群とは異なる位置に配置された、第二の商品の方向に向けた映像の投影を開始する
    ことを特徴とする、コンピュータにより実行される商品情報出力方法。
  8. 第一の商品に対する人の所定の行動が、センサにより検出された場合に、
    前記第一の商品と同じ種類で物理的に別個の商品である第二の商品の方向に向けた映像の投影を開始する
    処理をコンピュータに実行させることを特徴とする商品情報出力プログラム。
  9. 複数種類の商品を含む第一の商品群のうちの第一の商品に対する人の所定の行動が、センサにより検出された場合に、
    前記第一の商品群とは異なる位置に並べられた前記複数種類の商品を含む第二の商品群のうち、前記第一の商品と同じ種類の商品である第二の商品の方向に向けた映像の投影を開始する
    処理をコンピュータに実行させることを特徴とする商品情報出力プログラム。
  10. 複数種類の商品を含む第一の商品群のうちの第一の商品に対する人の所定の行動が、センサにより検出された場合に、
    前記第一の商品群とは異なる位置に配置された、第二の商品の方向に向けた映像の投影を開始する
    処理をコンピュータに実行させることを特徴とする商品情報出力プログラム。
  11. 第一の商品に対する人の所定の行動が、センサにより検出された場合に、
    前記第一の商品と同じ種類で物理的に別個の商品である第二の商品の方向に向けた映像の投影を開始させる制御を行う制御部
    を有することを特徴とする制御装置。
  12. 複数種類の商品を含む第一の商品群のうちの第一の商品に対する人の所定の行動が、センサにより検出された場合に、
    前記第一の商品群とは異なる位置に並べられた前記複数種類の商品を含む第二の商品群のうち、前記第一の商品と同じ種類の商品である第二の商品の方向に向けた映像の投影を開始させる制御を行う制御部
    を有することを特徴とする制御装置。
  13. 複数種類の商品を含む第一の商品群のうちの第一の商品に対する人の所定の行動が、センサにより検出された場合に、
    前記第一の商品群とは異なる位置に配置された、第二の商品の方向に向けた映像の投影を開始させる制御を行う制御部
    を有することを特徴とする制御装置。
JP2016519001A 2014-05-12 2014-05-12 商品情報出力方法、プログラムおよび制御装置 Pending JPWO2015173871A1 (ja)

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
PCT/JP2014/062638 WO2015173871A1 (ja) 2014-05-12 2014-05-12 商品情報出力方法、プログラムおよび制御装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPWO2015173871A1 true JPWO2015173871A1 (ja) 2017-04-20

Family

ID=54479443

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016519001A Pending JPWO2015173871A1 (ja) 2014-05-12 2014-05-12 商品情報出力方法、プログラムおよび制御装置

Country Status (3)

Country Link
US (1) US20170061475A1 (ja)
JP (1) JPWO2015173871A1 (ja)
WO (1) WO2015173871A1 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6197952B2 (ja) * 2014-05-12 2017-09-20 富士通株式会社 商品情報出力方法、商品情報出力プログラムおよび制御装置

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005267611A (ja) * 2004-01-23 2005-09-29 Sony United Kingdom Ltd 表示装置
JP2010204512A (ja) * 2009-03-05 2010-09-16 Seiko Epson Corp 情報提供システム
WO2010137496A1 (ja) * 2009-05-26 2010-12-02 パナソニック電工株式会社 情報提示装置
JP2010286860A (ja) * 2009-05-13 2010-12-24 Toppan Printing Co Ltd サンプリング提供装置、プロモーション展開システムおよびプログラム

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20130110666A1 (en) * 2011-10-28 2013-05-02 Adidas Ag Interactive retail system
US20140223721A1 (en) * 2013-02-13 2014-08-14 Display Technologies Product display rack and system
WO2014132525A1 (ja) * 2013-03-01 2014-09-04 日本電気株式会社 情報処理システム、および情報処理方法
CA3138907C (en) * 2014-12-30 2023-08-01 Omni Consumer Products, Llc System and method for interactive projection

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005267611A (ja) * 2004-01-23 2005-09-29 Sony United Kingdom Ltd 表示装置
JP2010204512A (ja) * 2009-03-05 2010-09-16 Seiko Epson Corp 情報提供システム
JP2010286860A (ja) * 2009-05-13 2010-12-24 Toppan Printing Co Ltd サンプリング提供装置、プロモーション展開システムおよびプログラム
WO2010137496A1 (ja) * 2009-05-26 2010-12-02 パナソニック電工株式会社 情報提示装置

Also Published As

Publication number Publication date
US20170061475A1 (en) 2017-03-02
WO2015173871A1 (ja) 2015-11-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6197952B2 (ja) 商品情報出力方法、商品情報出力プログラムおよび制御装置
US10074129B2 (en) Virtual reality system including smart objects
JP6267861B2 (ja) 対話型広告のための使用測定技法およびシステム
Einstein Advertising: What everyone needs to know®
US9940589B2 (en) Virtual reality system including viewer responsiveness to smart objects
US8606645B1 (en) Method, medium, and system for an augmented reality retail application
US8341022B2 (en) Virtual reality system for environment building
WO2013138370A1 (en) Interactive overlay object layer for online media
Tomono et al. Effect of smell presentation on individuals with regard to eye catching and memory
CN110506247B (zh) 用于虚拟现实环境内的交互式单元的系统和方法
Peters et al. The role of dynamic digital menu boards in consumer decision making
CN113301441B (zh) 应用程序的交互方法、装置和电子设备
JP6315085B2 (ja) 商品情報表示システム、制御装置、制御プログラムおよび制御方法
Rosenberg Marketing in the Metaverse and the Need for Consumer Protections
US20170039620A1 (en) Server, analysis method and computer program product for analyzing recognition information and combination information
WO2015173871A1 (ja) 商品情報出力方法、プログラムおよび制御装置
US20170221247A1 (en) Display of overlays and events in augmented reality using graph traversal
US20200098012A1 (en) Recommendation Method and Reality Presenting Device
US20150363818A1 (en) Digital display platform for promotional/advertisement/gaming inclusive of static and motion graphic images with method of use
JP2018045454A (ja) 購買支援システム
Jesensky Creating entrepreneurial opportunities: interpretative research about role of POP Advertising Displays in customer purchase decision making
JP7485203B2 (ja) 商品デザイン生成支援装置、商品デザイン生成支援方法およびコンピュータプログラム
Chaerunnisa et al. Critical Factors Implemented in Viral Marketing: A Content Analysis of Indonesia’s Viral YouTube Video Advertisement
Gao et al. Enrichment of Product Presentation Video: Methods and Impacts on User Experience
US20150332345A1 (en) Advertisement selection and model augmentation based upon physical characteristics of a viewer

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20161130

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20161221

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20171128

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180129

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20180626

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180925

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20181003

A912 Re-examination (zenchi) completed and case transferred to appeal board

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A912

Effective date: 20181026