JP2022055988A - 電荷輸送性材料、インク組成物、有機層、有機エレクトロニクス素子、有機エレクトロルミネセンス素子、照明装置、表示素子、及び表示装置 - Google Patents
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Abstract
Description
*-Ar-(CH2)n-CH=CH2
前記構造中、*は他の構造との結合部位、Arは置換又は非置換のアリーレン基又はヘテロアリーレン基を表し、nは0~20の整数である。
本実施形態に係る電荷輸送性材料は、互いに異なる重合性置換基を有する電荷輸送性ポリマーを2種以上含有する。具体的には、電荷輸送性材料は、第1の重合性置換基を有する電荷輸送性ポリマー(以下、「第1のポリマー」ともいう)と、第1の重合性置換基と異なる第2の重合性置換基を含有する電荷輸送性ポリマー(以下、「第2のポリマー」ともいう)と、を少なくとも含有する。電荷輸送性材料は、第1のポリマーを2種以上、及び第2のポリマーを2種以上含有してもよい。電荷輸送性材料は、第1のポリマー及び第2のポリマー以外の電荷輸送性ポリマーをさらに含有してもよい。つまり、電荷輸送性材料は、重合性置換基を含まない電荷輸送性ポリマーをさらに含有してもよい。
以下、第1のポリマー及び第2のポリマー(以下、まとめて「電荷輸送性ポリマー」ともいう)について説明する。
電荷輸送性ポリマーは電荷を輸送する能力を有する。「ポリマー」は、構造単位の繰り返し数が小さい、いわゆる「オリゴマー」も含む概念である。
電荷輸送性ポリマーに含まれる部分構造の例として、以下が挙げられる。電荷輸送性ポリマーは以下の部分構造を有するポリマーに限定されない。部分構造中、「L」は2価の構造単位Lを、「T」は1価の構造単位Tを、「B」は3価の以上の構造単位Bを表す。下記に示す電荷輸送性ポリマーに含まれる部分構造において式中の「*」は、他の構造単位との結合部位を表す。以下の部分構造中、複数のLは、互いに同一の構造単位であっても、互いに異なる構造単位であってもよい。T及びBについても、同様である。
構造単位Lは、電荷輸送性を有する2価の構造単位である。構造単位Lは、電荷を輸送する能力を有する原子団を含んでいればよく、特に限定されない。例えば、構造単位Lは、置換又は非置換の、芳香族アミン構造、カルバゾール構造、チオフェン構造、フルオレン構造、ベンゼン構造、ビフェニレン構造、ターフェニレン構造、ナフタレン構造、アントラセン構造、テトラセン構造、フェナントレン構造、ジヒドロフェナントレン構造、ピリジン構造、ピラジン構造、キノリン構造、イソキノリン構造、キノキサリン構造、アクリジン構造、ジアザフェナントレン構造、フラン構造、ピロール構造、オキサゾール構造、オキサジアゾール構造、チアゾール構造、チアジアゾール構造、トリアゾール構造、ベンゾチオフェン構造、ベンゾオキサゾール構造、ベンゾオキサジアゾール構造、ベンゾチアゾール構造、ベンゾチアジアゾール構造、ベンゾトリアゾール構造、及び、これらの1種又は2種以上を含む構造から選択される。芳香族アミン構造は、好ましくはトリアリールアミン構造であり、より好ましくはトリフェニルアミン構造である。
構造単位Tは、電荷輸送性ポリマーの末端部を構成する1価の構造単位である。構造単位Tは、特に限定されず、例えば、置換又は非置換の、芳香族炭化水素構造、芳香族複素環構造、及び、これらの1種又は2種以上を含む構造から選択される。構造単位Tが構造単位Lと同じ構造を有していてもよい。一実施形態において、構造単位Tは、電荷の輸送性を低下させずに耐久性を付与するという観点から、置換又は非置換の芳香族炭化水素構造であることが好ましく、置換又は非置換のベンゼン構造であることがより好ましい。構造単位Tは、価数以外において構造単位Lと同じ構造を有していても、又は、異なる構造を有していてもよい。
構造単位Bは、電荷輸送性ポリマーが分岐構造を有する場合に、分岐部を構成する3価以上の構造単位である。構造単位Bは、有機エレクトロニクス素子の耐久性向上の観点から、好ましくは6価以下の構造単位であり、より好ましくは3価又は4価の構造単位である。構造単位Bは、電荷輸送性を有する単位であることが好ましい。例えば、構造単位Bは、有機エレクトロニクス素子の耐久性向上の観点から、置換又は非置換の、芳香族アミン構造、カルバゾール構造、縮合多環式芳香族炭化水素構造、及び、これらの1種又は2種以上を含有する構造から選択される。構造単位Bは、価数以外において構造単位Lと同じ構造を有していても、又は、異なる構造を有していてもよく、また、構造単位Tと同じ構造を有していても、又は、異なる構造を有していてもよい。
電荷輸送性ポリマーの数平均分子量は、溶剤への溶解性、成膜性等を考慮して適宜、調整できる。数平均分子量は、電荷輸送性に優れるという観点から、500以上が好ましく、1,000以上がより好ましく、2,000以上がさらに好ましい。また、数平均分子量は、溶媒への良好な溶解性を保ち、インク組成物の調製を容易にするという観点から、1,000,000以下が好ましく、100,000以下がより好ましく、50,000以下がさらに好ましい。
電荷輸送性ポリマーの重量平均分子量は、溶剤への溶解性、成膜性等を考慮して適宜、調整できる。重量平均分子量は、電荷輸送性に優れるという観点から、1,000以上が好ましく、5,000以上がより好ましく、10,000以上がさらに好ましい。また、重量平均分子量は、溶媒への良好な溶解性を保ち、インク組成物の調製を容易にするという観点から、1,000,000以下が好ましく、700,000以下がより好ましく、400,000以下がさらに好ましい。
電荷輸送性ポリマーは、種々の合成方法により製造でき、特に限定されない。例えば、鈴木カップリング、根岸カップリング、薗頭カップリング、スティルカップリング、ブッフバルト・ハートウィッグカップリング等の公知のカップリング反応を用いることができる。鈴木カップリングは、芳香族ボロン酸誘導体と芳香族ハロゲン化物の間で、Pd触媒を用いたクロスカップリング反応を起こさせるものである。鈴木カップリングによれば、所望とする芳香環同士を結合させることにより、電荷輸送性ポリマーを簡便に製造できる。
(構造単位(4))
第1のポリマーは、上述の電荷輸送性ポリマーにおいて、第1の重合性置換基を有する構造単位(4)を含むものである。構造単位(4)は、他の構造との結合部位を1つ持つ1価の構造単位であっても、他の構造との結合部位を2つ持つ2価の構造単位であっても、他の構造との結合部位を3つ以上持つ3価以上の構造単位のいずれでもあってもよいが、電荷輸送性ポリマーの硬化性及び電荷輸送性の両立を図る観点から、第1の重合性置換基は1価の構造単位に含まれることが好ましい。
第1の重合性置換基は、重合反応により硬化させ、溶剤への溶解度を変化させる能力を有する。「重合性置換基」とは、熱及び/又は光を印加することにより、分子内及び/又は分子間で互いに結合を形成し得る官能基をいう。
構造単位(4)は上述のように、電荷輸送性ポリマーの末端部に導入されていることが好ましく、その場合の構造単位(4)の含有量は、ポリマー末端を構成する構造単位を基準として1~50モル%であることが好ましい。有機層の耐溶剤性を向上させる観点から、当該構造単位の含有量は、2モル%以上であることが好ましく、3モル%以上であることがより好ましく、5モル%以上であることがさらに好ましく、10モル%以上であることが特に好ましい。電荷輸送性ポリマーの電荷輸送性の観点から、当該構造単位の含有量は、50モル%以下であることが好ましく、45モル%以下であることがより好ましく、40モル%以下であることがさらに好ましい。高い電荷輸送性を得るために、35モル%以下であってもよく、30モル%以下であってもよい。
(構造単位(5))
第2のポリマーは、上述の電荷輸送性ポリマーにおいて、第1の重合性置換基と異なる第2の重合性置換基を有する構造単位(5)を含むものである。第2のポリマーに含まれる第2の重合性置換基を有する構造単位(5)は、他の構造との結合部位を1つ持つ1価の構造単位であっても、他の構造との結合部位を2つ持つ2価の構造単位であっても、他の構造との結合部位を3つ以上持つ3価以上の構造単位のいずれでもあってもよいが、電荷輸送性ポリマーの硬化性及び電荷輸送性の両立を図る観点から、第2の重合性置換基は1価の構造単位に含まれることが好ましい。
第2の重合性置換基はとしては、上述した第1の重合性置換基として例示した重合性置換基(ただし、第1の重合性置換基及び第2の重合性置換基は互いに異なる)を用いることができる。例えば、第2のポリマーは、小員環を有する基(例えば、シクロプロピル基、シクロブチル基等の環状アルキル基;ベンゾシクロブテニル基等の縮合環基;エポキシ基、オキセタニル基等の環状エーテル基;ジケテン基;エピスルフィド基;ラクトン基;ラクタム基等)を第2の重合性置換基として用いることができる。加熱による硬化性の観点から、シクロプロピル基、シクロブチル基、ベンゾシクロブテニル基、エポキシ基、オキセタニル基がより好ましく、比較的安定であり、加熱のみで架橋できるベンゾシクロブテニル基が最も好ましい。
構造単位(5)の含有量は、ポリマー末端を構成する構造単位を基準として1~50モル%であることが好ましい。有機層の耐溶剤性を向上させる観点から、当該構造単位の含有量は、2モル%以上であることが好ましく、3モル%以上であることがより好ましく、5モル%以上であることがさらに好ましく、10モル%以上であることが特に好ましい。電荷輸送性ポリマーの電荷輸送性の観点から、当該構造単位の含有量は、50モル%以下であることが好ましく、45モル%以下であることがより好ましく、40モル%以下であることがさらに好ましい。高い電荷輸送性を得るために、35モル%以下であってもよく、30モル%以下であってもよい。
有機エレクトロニクス素子の特性に悪影響を与えない範囲で、重合開始剤、酸化防止剤、黄変防止剤、紫外線吸収剤、可視光吸収剤、着色剤、可塑剤、安定剤、充填剤等のいわゆる添加剤を添加してもよい。また、有機EL素子の発光効率及び寿命を改善する目的で、電荷輸送性材料にイオン性化合物を混合して用いてもよい。イオン性化合物を混合して用いることで、有機EL素子の導電性の向上、安定性、長寿命化が見込まれる。
ここで、本明細書等において、「イオン性化合物」とは、カチオンとアニオンからなる化合物のことをいう。導電性及び安定性の観点からアニオンが電子求引性の有機置換基を含むものが好ましく、その例示としては、フッ素原子、塩素原子、臭素原子、ヨウ素原子等のハロゲン原子、シアノ基、チオシアノ基、ニトロ基、メシル基等のアルキルが置換したアルキルスルホニル基、トシル基、メシチル基等のアリール基が置換したアリールスルホニル基、ホルミル基、アセチル基、ベンゾイル基等の炭素数が通常1以上12以下、好ましくは6以下のアシル基、メトキシカルボニル基、エトキシカルボニル基等の炭素数が通常2以上10以下、好ましくは7以下のアルコキシカルボニル基、フェノキシカルボニル基、ピリジルオキシカルボニル基等の炭素数が通常3以上、好ましくは4以上25以下、好ましくは15以下の芳香族炭化水素基又は芳香族複素環基を有するアリールオキシカルボニル基、アセトキシ等の炭素数が通常2以上20以下のアシルオキシ基、アルキルオキシスルホニル基、アリールオキシスルホニル基、トリフルオロメチル基、ペンタフルオロエチル基等の炭素数が通常1以上10以下、好ましくは6以下の直鎖状、分岐鎖状又は環状のアルキル、アルケニル、アルキニル基にフッ素原子、塩素原子などのハロゲン原子が置換したハロアルキル、ハロアルケニル、ハロアルキニル基、ペンタフルオロフェニル基などの炭素数が通常6以上20以下のハロアリール基などが挙げられる。
イオン性化合物は電荷輸送性ポリマーの硬化を促進させる重合開始剤として用いることができる。重合を開始させる契機としては、熱、光、マイクロ波、放射線、電子線等の印加によって、重合可能な置換基を重合させる能力を発現するものであればよく、特に限定されないが、光照射及び/又は加熱によって重合を開始させるものであることが好ましく、加熱によって重合を開始させるものが最も好ましい。
また、本実施形態のインク組成物は、既述の電荷輸送性材料と溶媒とを含むことを特徴としており、その他の添加剤、例えば重合禁止剤、安定剤、増粘剤、ゲル化剤、難燃剤、酸化防止剤、還元防止剤、酸化剤、還元剤、表面改質剤、乳化剤、消泡剤、分散剤、界面活性剤などを含んでいてもよい。前記溶媒としては、水及びメタノール、エタノール、イソプロピルアルコール等のアルコール、ペンタン、ヘキサン、オクタン等のアルカン、シクロヘキサン等の環状アルカン、ベンゼン、トルエン、キシレン、メシチレン、テトラリン、ジフェニルメタン等の芳香族溶媒、エチレングリコールジメチルエーテル、エチレングリコールジエチルエーテル、プロピレングリコール-1-モノメチルエーテルアセタート等の脂肪族エーテル、1,2-ジメトキシベンゼン、1,3-ジメトキシベンゼン、アニソール、フェネトール、2-メトキシトルエン、3-メトキシトルエン、4-メトキシトルエン、2,3-ジメチルアニソール、2,4-ジメチルアニソール等の芳香族エーテル、酢酸エチル、酢酸n-ブチル、乳酸エチル、乳酸n-ブチル等の脂肪族エステル、酢酸フェニル、プロピオン酸フェニル、安息香酸メチル、安息香酸エチル、安息香酸プロピル、安息香酸n-ブチル等の芳香族エステル、N,N-ジメチルホルムアミド、N,N-ジメチルアセトアミド等のアミド系溶媒、その他、ジメチルスルホキシド、テトラヒドロフラン、アセトン、クロロホルム、塩化メチレンなどが挙げられるが、好ましくは芳香族溶媒、脂肪族エステル、芳香族エステル、脂肪族エーテル、芳香族エーテルを使用することができる。
本実施形態の有機層は、上記電荷輸送性材料又はインク組成物を用いて形成された層である。溶媒を含有する電荷輸送性材料又はインク組成物を用いることによって、塗布法により有機層を良好に形成できる。塗布方法としては、例えば、スピンコーティング法;キャスト法;浸漬法;凸版印刷、凹版印刷、オフセット印刷、平版印刷、凸版反転オフセット印刷、スクリーン印刷、グラビア印刷等の有版印刷法;インクジェット法等の無版印刷法などの公知の方法が挙げられる。塗布法によって有機層を形成する場合、塗布後に得られた有機層(塗布層)を、ホットプレート又はオーブンを用いて乾燥させ、溶媒を除去してもよい。
<有機エレクトロニクス素子>
本実施形態の有機エレクトロニクス素子は、前記有機層を少なくとも一つ備える。有機エレクトロニクス素子として、例えば、有機発光ダイオード(OLED)等の有機EL素子、有機光電変換素子、有機トランジスタ等が挙げられる。有機エレクトロニクス素子は、好ましくは、少なくとも一対の電極の間に有機層が配置された構造を有する。本実施形態の有機エレクトロニクス素子は、発光層、有機層、陽極、陰極、基板を備えていれば特に限定されない。有機層は、正孔注入層、電子注入層、正孔輸送層、又は電子輸送層として使用することができる。
本実施形態の有機EL素子は、前記有機層を少なくとも一つ備える。本実施形態の有機EL素子は、発光層、有機層、陽極、陰極、基板を備えていれば特に限定されない。有機層は、正孔注入層、電子注入層、正孔輸送層、又は電子輸送層として使用することができる。また、正孔注入層又は正孔輸送層に、本実施形態の有機層を適用することが好ましい。
発光層に用いる材料としては、低分子化合物であっても、ポリマーであってもよく、デンドリマー等も使用可能である。蛍光発光を利用する低分子化合物としては、ペリレン、クマリン、ルブレン、キナクリドン、色素レーザー用色素(例えば、ローダミン、DCM1等)、アルミニウム錯体(例えば、Tris(8-hydroxyquinolinato)aluminum(III)(Alq3))、スチルベン、これらの誘導体が挙げられる。蛍光発光を利用するポリマーとしては、ポリフルオレン、ポリフェニレン、ポリフェニレンビニレン(PPV)、ポリビニルカルバゾール(PVK)、フルオレンーベンゾチアジアゾール共重合体、フルオレン-トリフェニルアミン共重合体、及びこれらの誘導体及び混合物が好適に利用できる。
燐光材料は、低分子又はデンドライド種、例えば、イリジウム核デンドリマーが使用され得る。また、これらの誘導体も好適に使用できる。
陰極材料としては、例えば、Li、Ca、Mg、Al、In、Cs、Ba、Mg-Ag、LiF、CsF等の金属又は金属合金であることが好ましい。
陽極としては、金属(例えば、Au)又は金属導電率を有する他の材料、例えば、酸化物(例えば、ITO)、導電性高分子(例えば、ポリチオフェン-ポリスチレンスルホン酸混合物(PEDOT:PSS))を使用することもできる。
上述の有機層を、正孔輸送層及び正孔注入層の少なくとも一方として使用することが好ましい。上述のとおり、有機エレクトロニクス材料を含む有機層を用いることにより、これらの層を容易に形成することができる。また、例えば、有機EL素子が、上述の有機層を正孔輸送層として有し、さらに正孔注入層を有する場合、正孔注入層には公知の材料を使用してもよい。また、有機EL素子が、上述の有機層を正孔注入層として有し、更に正孔輸送層を有する場合、正孔輸送層には公知の材料を使用してもよい。さらに、有機EL素子が、上述の有機層を正孔輸送層及び正孔注入層として有してもよい。
電子輸送層、電子注入層としては、例えば、フェナントロリン誘導体(例えば、2,9-dimethyl-4,7-diphenyl-1,10-phenanthroline(BCP))、ビピリジン誘導体、ニトロ置換フルオレン誘導体、ジフェニルキノン誘導体、チオピランジオキシド誘導体、ナフタレンペリレンなどの複素環テトラカルボン酸無水物、カルボジイミド、フレオレニリデンメタン誘導体、アントラキノジメタン及びアントロン誘導体、オキサジアゾール誘導体(2-(4-Biphenylyl)-5-(4-tert-butylphenyl-1,3,4-oxadiazole) (PBD))、アルミニウム錯体(例えば、Tris(8-hydroxyquinolinato)aluminum(III)(Alq3))などが挙げられる。さらに、上記オキサジアゾール誘導体において、オキサジアゾール環の酸素原子を硫黄原子に置換したチアジアゾール誘導体、電子吸引基として知られているキノキサリン環を有するキノキサリン誘導体も用いることができる。
本実施形態の有機EL素子に用いることができる基板として、ガラス、プラスチック等の種類は特に限定されることはなく、また、透明のものであれば特に制限は無いが、ガラス、石英、光透過性樹脂フィルム等が好ましく用いられる。樹脂フィルムを用いた場合には、有機EL素子にフレキシブル性を与えることが可能であり、フレキシブル基板として機能するため特に好ましい。
本実施形態の有機EL素子における発光色は特に限定されるものではないが、白色発光素子は家庭用照明、車内照明、時計及び液晶のバックライト等の各種照明器具に用いることができるため好ましい。
本実施形態の表示素子は、前記有機EL素子を備えたことを特徴としている。例えば、赤・緑・青(RGB)の各画素に対応する素子として、有機EL素子を用いることで、カラーの表示素子が得られる。
画像の形成方法には、マトリックス状に配置した電極でパネルに配列された個々の有機EL素子を直接駆動する単純マトリックス型と、各素子に薄膜トランジスタを配置して駆動するアクティブマトリックス型とがある。前者は、構造は単純ではあるが垂直画素数に限界があるため文字などの表示に用いる。後者は、駆動電圧は低く電流が少なくてすみ、明るい高精細画像が得られるので、高品位のディスプレイ用として用いられる。
窒素雰囲気下のグローブボックス中で、室温下、ガラス製サンプルバイアルにフッ素樹脂コーティングされた磁器撹拌子を入れ、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム73.2mg(80μmol)を秤取り、トルエンを15mL加え30分間撹拌した。同様に、ガラス製サンプルバイアルにフッ素樹脂コーティングされた磁器撹拌子を入れ、トリス(t-ブチル)ホスフィン129.6mg(640μmol)を秤取り、トルエンを5mL加え5分間撹拌した。これらの溶液を混合し、80℃で2時間撹拌し、得られた溶液を孔径0.2μmのメンブレンフィルターで不溶物を除去した溶液を触媒とした。すべての溶媒は30分間以上窒素バブリングにより脱気したもの使用した。
(電荷輸送性ポリマー1の合成)
100mLの三口丸底ガラスフラスコに、下記モノマー1を2.34g(4.6mmol)、下記モノマー2を0.87g(1.8mmol)、下記モノマー3を0.91g(3.1mmol)、下記モノマー4を0.15g(0.6mmol)及びトルエンを17.7mL加え、1質量%トリオクチルメチルアンモニウムクロリドのトルエン溶液を3.9mL及び3M水酸化カリウム水溶液を7.2mL加えた。すべての溶媒は30分間以上窒素バブリングにより脱気したもの使用した。反応液が入ったフラスコに還流冷却管及び窒素ガスフロー管を取り付け、60℃に加熱したオイルバスにフラスコを浸し30分間撹拌し、モノマーを溶解させた。続けて上記調整したPd触媒溶液を1.0mL加え、オイルバスの温度を120℃にして反応を行った。反応液を2時間加熱還流した。反応はすべて窒素気流下で行った。
上記電荷輸送性ポリマー1の合成において、モノマー4の代わりに下記モノマー5を用いて反応を行った以外は同様にして合成した。
上記電荷輸送性ポリマー1の合成において、モノマー4の代わりに下記モノマー6を用いて反応を行った以外は同様にして合成した。
上記電荷輸送性ポリマー1の合成において、モノマー4の代わりに下記モノマー7を用いて反応を行った以外は同様にして合成した。
電荷輸送性ポリマーを用いて有機層を形成し、残膜率測定により耐溶剤性の評価を次のように行った。すなわち、以下に示す工程で有機層を形成し、形成した有機層付き石英板を大気下及び室温下でトルエン10mLに浸漬し、10分間静置した。有機層をトルエンに浸漬する前後の可視紫外分光法(UV-vis)スペクトルにおける吸収極大(λmax)の吸光度(Abs)の比から、以下の式を用いて、有機層の残膜率(%)を算出した。残膜率が大きいほど、耐溶剤性に優れている。
上記電荷輸送性ポリマー1(5.0mg)と上記電荷輸送性ポリマー3(5.0mg)をガラスサンプル菅に秤取り、トルエン0.9mLに溶解して電荷輸送性ポリマー溶液を作製した。電荷輸送性ポリマー溶液を大気下で石英板上に3,000rpmでスピンコートした。次いで、窒素雰囲気化のグローブボックスにスピンコートした石英板を投入し、窒素雰囲気化ホットプレート上で、230℃、30分間の条件で加熱して硬化反応を行い、有機層を形成し、有機層の残膜率(%)を算出した。
実施例1において、電荷輸送性ポリマー3の代わりに電荷輸送性ポリマー4を用いた以外は同様の操作を行い、残膜率を測定した。
実施例1において、電荷輸送性ポリマー1の代わりに電荷輸送性ポリマー2を用いた以外は同様の操作を行い、残膜率を測定した。
実施例3において、電荷輸送性ポリマー3の代わりに電荷輸送性ポリマー4を用いた以外は同様の操作を行い、残膜率を測定した。
実施例1において、電荷輸送性ポリマー3の代わりに電荷輸送性ポリマー1を用いた以外は同様の操作を行い、残膜率を測定した。(電荷輸送性ポリマー1の総量10.0mg)
実施例3において、電荷輸送性ポリマー3の代わりに電荷輸送性ポリマー2を用いた以外は同様の操作を行い、残膜率を測定した(電荷輸送性ポリマー2の総量10.0mg)。
2 陽極
3 正孔注入層
4 陰極
5 電子注入層
6 正孔輸送層
7 電子輸送層
8 基板
Claims (15)
- 第1の重合性置換基を有する第1のポリマーと、
前記第1の重合性置換基と異なる第2の重合性置換基を有する第2のポリマーと、を含有する電荷輸送性材料。 - 前記第1の重合性置換基が下記構造を含む、請求項1に記載の電荷輸送性材料。
*-Ar-(CH2)n-CH=CH2
前記構造中、*は他の構造との結合部位、Arは置換又は非置換のアリーレン基又はヘテロアリーレン基を表し、nは0~20の整数である。 - 前記Arが、置換又は非置換のフェニレン基である、請求項2に記載の電荷輸送性材料。
- 前記第2の重合性置換基がシクロプロピル基、シクロブチル基、ベンゾシクロブテニル基、エポキシ基、及びオキセタニル基からなる群から選択される少なくとも1種を含む、請求項1~3のいずれか1項に記載の電荷輸送性材料。
- 前記第2の重合性置換基がベンゾシクロブテニル基を含む、請求項1~4のいずれか1項に記載の電荷輸送性材料。
- 請求項1~5のいずれか1項に記載の電荷輸送性材料と、溶媒と、を含む、インク組成物。
- 請求項1~5のいずれか1項に記載の電荷輸送性材料、又は請求項6に記載のインク組成物を用いて形成された、有機層。
- 請求項7に記載の有機層を少なくとも一つ備える、有機エレクトロニクス素子。
- 請求項7に記載の有機層を少なくとも一つ備える、有機エレクトロルミネセンス素子。
- フレキシブル基板をさらに備える、請求項9に記載の有機エレクトロルミネセンス素子。
- 樹脂フィルム基板をさらに備える、請求項9に記載の有機エレクトロルミネセンス素子。
- 請求項9~11のいずれか1項に記載の有機エレクトロルミネセンス素子を備えた、表示素子。
- 請求項9~11のいずれか1項に記載の有機エレクトロルミネセンス素子を備えた、照明装置。
- 請求項9~11のいずれか1項に記載の有機エレクトロルミネセンス素子を備えた、表示装置。
- 請求項14に記載の表示装置と、表示手段として液晶素子とを備えた、表示装置。
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