JP2022052618A - 車両用バックドア構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】効率良く荷物の出し入れができる車両用バックドア構造を得る。【解決手段】車両用バックドア構造は、車両後部に回動可能に設けられ、上部空間14Aと下部空間14Bとに仕切られた荷室14を開放可能に閉鎖すると共に、上部空間14Aと車両外部とを連通する上部開口部、及び下部空間14Bと車両外部とを連通する下部開口部を備えたドア本体部20と、ドア本体部20に回動可能に設けられて上部開口部を開放可能に閉鎖する上側ドア部22と、ドア本体部20に回動可能又はスライド可能に設けられて下部開口部を開放可能に閉鎖する下側ドア部24と、を有する。【選択図】図8

Description

本発明は、車両用バックドア構造に関する。
特許文献1には、バックドアアッパとバックドアロアとを備えたバックドアが開示されている。この特許文献1に開示されたバックドアでは、バックドアロアが4リンクヒンジによってバックドアアッパの下側に潜り込むように移動する。
特開2005-088647号公報
ところで、バックドアを開いて荷室に荷物を積む場合及び荷物を下ろす場合、荷物の大きさや重量にかかわらずバックドアを全開する必要があり、効率が悪い。
本発明は、効率良く荷物の出し入れができる車両用バックドア構造を得ることを目的とする。
請求項1に係る車両用バックドア構造は、車両後部に回動可能に設けられ、上部空間と下部空間とに仕切られた荷室を開放可能に閉鎖すると共に、前記上部空間と車両外部とを連通する上部開口部、及び前記下部空間と車両外部とを連通する下部開口部を備えたドア本体部と、前記ドア本体部に回動可能に設けられて前記上部開口部を開放可能に閉鎖する上側ドア部と、前記ドア本体部に回動可能又はスライド可能に設けられて前記下部開口部を開放可能に閉鎖する下側ドア部と、を有する。
請求項1に係る車両用バックドア構造では、車両後部に対してドア本体部が回動可能に設けられており、ドア本体部によって荷室が開放可能に閉鎖される。荷室は、上部空間と下部空間とに仕切られており、上部空間は、ドア本体部に形成された上部開口部を通じて車両外部と連通している。また、下部空間は、ドア本体部に形成された下部開口部を通じて車両外部と連通している。
ここで、ドア本体部には、上側ドア部が回動可能に設けられている。そして、上側ドア部によって上部開口部が開放可能に閉鎖される。これにより、比較的小さくかつ軽い荷物を荷室に積み込む場合、上側ドア部を開けて上部開口部から荷室の上部空間に荷物を積み込むことができる。
また、ドア本体部には、下側ドア部が回動可能又はスライド可能に設けられている。そして、下側ドア部によって下部開口部が開放可能に閉鎖される。これにより、比較的小さくかつ重い荷物を荷室に積み込む場合、下側ドア部を開けて下部開口部から荷室の下部空間に荷物を積み込むことができる。このように、比較的小さい荷物の積み下ろしの際には、バックドア全体を開かずに済む。
以上説明したように、本発明に係る車両用バックドア構造によれば、効率良く荷物の出し入れができる。
第1実施形態に係る車両用バックドア構造が適用された車両の後部を上斜め後方から見た状態を示す斜視図である。 図1の状態からガラスハッチが開いた状態を示す斜視図である。 図2の状態から下側ドア部が上方へスライドした状態を示す斜視図である。 図1の状態からバックドア全体が開いた状態を示す斜視図である。 図1の5-5線で切断した状態を示す断面図である。 図1の6-6線で切断した状態を示す断面図である。 図1の状態におけるバックドアを車両幅方向から見た状態を示す断面図である。 図4の状態におけるバックドアを車両幅方向から見た状態を示す断面図である。 第1実施形態におけるスライド機構を説明するための概略図であり、(A)にはモータ及びプーリを上方から見た状態が示され、(B)にはプーリ及びワイヤを正面から見た状態が示されている。 第2実施形態に係る車両用バックドア構造が適用された車両の後部を上斜め後方から見た状態を示す斜視図である。 第2実施形態におけるバックドアを車両幅方向から見た状態を示す、図7に対応する断面図である。 図10の状態におけるバックドアを車両幅方向から見た状態を示す断面図である。
<第1実施形態>
第1実施形態に係る車両用バックドア構造について、図面を参照して説明する。なお、各図に適宜記す矢印RR、矢印UP及び矢印LHは、車両用バックドア構造が適用された車両10の後方向、上方向及び幅方向の左側をそれぞれ示している。以下、単に前後、上下、左右の方向を用いて説明する場合は、特に断りのない限り、車両10における前後方向の前後、上下方向の上下、幅方向の左右を示すものとする。
図1に示されるように、本実施形態の車両用バックドア構造が適用された車両10は、車両後部にバックドア12を備えている。
(荷室14)
図4に示されるように、車室内には荷室14が設けられており、バックドア12によって荷室14が開放可能に閉鎖されるように構成されている。具体的には、車両10の後部にはドア開口10Aが形成されており、バックドア12を閉じることでドア開口10Aが閉鎖される。
荷室14には車両幅方向及び車両前後方向に延在された仕切板16が設けられている。仕切板16は、荷室14を構成する車両幅方向両側の壁面に着脱可能に取り付けられており、この仕切板16によって荷室14が上側の上部空間14Aと下側の下部空間14Bとに仕切られている。例えば、荷室の壁面に仕切板16を挟み込むクランプ部材15を設け、このクランプ部材15に仕切板16を挟み込むことで仕切板16を荷室14に取り付けてもよい。
図7に示されるように、バックドア12は、ドア本体部20、上側ドア部としてのガラスハッチ22、及び下側ドア部24を含んで構成されている。
(ドア本体部20)
図1に示されるように、ドア本体部20は、アッパフレーム部28、ロアフレーム部30及びサイドフレーム部32、34を含んで略矩形枠状に形成されている。
ドア本体部20を構成するアッパフレーム部28は、ドア本体部20の閉鎖状態でドア開口10Aの上縁部に沿って車両幅方向に延在されている。また、アッパフレーム部28には左右一対のヒンジ29(図7参照)が設けられており、このヒンジ29によってアッパフレーム部28と車両本体とが回動可能に連結されている。
ドア本体部20を構成するロアフレーム部30は、ドア本体部20の閉鎖状態でドア開口10Aの下縁部に沿って車両幅方向に延在されている。また、図7に示されるように、ロアフレーム部30には下方へ延出されたドア本体側ストライカ36が設けられている。また、リアバンパ11にはドア本体側ロック部材38が設けられており、ロック状態では、ドア本体側ストライカ36がドア本体側ロック部材38に係止されている。一方、ロック解除状態では、ドア本体側ロック部材38によるドア本体側ストライカ36の係止状態が解除され、ドア本体部20が左右一対のヒンジ29を中心に回動可能となる。すなわち、ドア本体部20を開くことができるようになる。また、本実施形態では、ロアフレーム部30には上方へ延出された下側ストライカ37が設けられており、この下側ストライカ37は、ドア本体側ストライカ36と一体に形成されている。そして、下側ストライカ37は、後述する下側ロック部材56に係止されている。
図1に示されるように、アッパフレーム部28とロアフレーム部30とは、サイドフレーム部32、34によって連結されている。サイドフレーム部32は、ドア本体部20の閉鎖状態でドア開口10Aの右縁部に沿って車両上下方向に延在されており、サイドフレーム部34は、ドア本体部20の閉鎖状態でドア開口10Aの右縁部に沿って車両上下方向に延在されている。また、サイドフレーム部32及びサイドフレーム部34は、上部よりも下部の方が車両幅方向内側に配設されている。
ここで、図2に示されるように、ドア本体部20の上部には上部開口部20Aが形成されている。上部開口部20Aは、荷室14の上部空間14Aと車両外部とを連通する開口部であり、この上部開口部20Aがガラスハッチ22によって開放可能に閉鎖されるように構成されている。
図3に示されるように、ドア本体部20の下部には下部開口部20Bが形成されている。下部開口部20Bは、荷室14の下部空間14Bと車両外部とを連通する開口部であり、この下部開口部20Bが下側ドア部24によって開放可能に閉塞されるように構成されている。本実施形態では一例として、上部開口部20Aと下部開口部20Bとが上下に繋がっている。
図5に示されるように、ドア本体部20におけるサイドフレーム部34がシール部材S1を介して車両10の後部に支持されている。また、車両10の後部には、サイドフレーム部34と対向する位置に内側へ凹んだダンパ収納部10Bが形成されている。そして、このダンパ収納部10Bには、ドア本体用ダンパ40が収納されている。サイドフレーム部32側にも同様にドア本体用ダンパ40が収納されている。
図4に示されるように、ドア本体用ダンパ40は、長尺状に形成されており、ドア本体用ダンパ40の一端部が車体に接続されている。また、ドア本体用ダンパ40の他端部がサイドフレーム部32及びサイドフレーム部34にそれぞれ接続されており、ドア本体部20の開状態でドア本体用ダンパ40によってドア本体部20が支持される。
(ガラスハッチ22)
図1及び図2に示されるように、ガラスハッチ22は、ガラスで形成された略矩形板状の部材であり、上部開口部20Aを車両後方側から覆うように設けられている。また、ガラスハッチ22の上端部は、左右一対のヒンジ42が設けられており、このヒンジ42によってガラスハッチ22とドア本体部20のアッパフレーム部28とが回動可能に連結されている。このように、ガラスハッチ22は、ドア本体部20に回動可能に設けられて上部開口部20Aを開放可能に閉鎖している。
図7に示されるように、ガラスハッチ22の下端部22Aは、下側ドア部24に支持されており、ガラスハッチ22の下端部から車両下方側へ上側ストライカ44が延出されている。また、下側ドア部24の上端部には、上側ストライカ44と対応する位置に上側ロック部材46が設けられており、ロック状態では、上側ストライカ44が上側ロック部材46に係止されている。一方、ロック解除状態では、上側ロック部材46による上側ストライカ44の係止状態が解除され、ガラスハッチ22が左右一対のヒンジ42を中心に回動可能となる。
図5に示されるように、ガラスハッチ22の車両幅方向左端部は、シール部材S2を介してドア本体部20のサイドフレーム部34に支持されている。また、サイドフレーム部34には、ガラスハッチ22と対向する位置を内側へ凹ませてダンパ収納部34Aが形成されている。そして、このダンパ収納部34Aには、ガラスハッチ用ダンパ48が収納されている。サイドフレーム部32側にも同様にガラスハッチ用ダンパ48が収納されている。
図2に示されるように、ガラスハッチ用ダンパ48は、長尺状に形成されており、ガラスハッチ用ダンパ48の一端部がサイドフレーム部32及びサイドフレーム部34にそれぞれ接続されている。また、ガラスハッチ用ダンパ48の他端部がガラスハッチ22の車両幅方向両端部にそれぞれ接続されており、ガラスハッチ22の開状態でガラスハッチ用ダンパ48によってガラスハッチ22が支持される。
(下側ドア部24)
下側ドア部24は、樹脂又は剛板で形成された略矩形状板状の部材であり、下部開口部20B(図3参照)と対応する形状に形成されている。また、図6に示されるように、下側ドア部24は、略平板状のアウタパネル24Aと断面略ハット状のインナパネル24Bとが外周部で接合されることで形成されている。そして、下側ドア部24における車両幅方向両側部は、シール部材S2を介してドア本体部20のサイドフレーム部34に支持されている。
ここで、ドア本体部20の車両幅方向両側の側面には、スライド部材52が設けられている。図3及び図4に示されるように、スライド部材52は、ドア本体部20に沿って車両上下方向に延在されている。
図6に示されるように、スライド部材52は、サイドフレーム部32に設けられたスライドレール54に係合されている。このため、下側ドア部24は、サイドフレーム部32に沿って図2に示される通常位置から、図3に示される開放位置までスライド可能となっている。すなわち、下側ドア部24は、ドア本体部20にスライド可能に設けられており、下部開口部20Bを開放可能に閉鎖している。
図7に示されるように、下側ドア部24の下端部には下側ロック部材56が設けられており、ロック状態では、下側ロック部材56によってロアフレーム部30に設けられた下側ストライカ37が係止されている。一方、ロック解除状態では、下側ロック部材56による下側ストライカ37の係止状態が解除され、下側ドア部24が車両上下方向にスライド可能となる。すなわち、下側ドア部24を開くことができるようになる。
(スライド機構50)
下側ドア部24をスライドさせるスライド機構50は、スライドレール54、モータ58及びワイヤWを含んで構成されている。
スライドレール54は、左右一対のサイドフレーム部32にそれぞれ設けられており、サイドフレーム部32に沿って車両上下方向に延在されている。また、ドア本体部20のアッパフレーム部28における車両幅方向中央部には、モータ58が設けられている。
図9(A)に示されるように、モータ58の出力軸58Aには主動プーリ60が設けられており、モータ58を作動させることで主動プーリ60が一方向に回転するように構成されている。また、主動プーリ60は、従動プーリ62と接触している。従動プーリ62は、支持部材59に回転可能に軸支された回転軸59Aに取り付けられている。このため、主動プーリ60が回転することで、従動プーリ62が逆向きに回転する。
図9(B)に示されるように、主動プーリ60及び従動プーリ62にはそれぞれワイヤWが巻き掛けられている。従動プーリ62に巻き掛けられたワイヤWは、車両左側へ延在されガイドローラ63に巻き掛けられて下方へ延在されており、車両左側のスライド部材52の内側に通されている(図5参照)。そして、ワイヤWの下端部が下側ドア部24の車両左端部に固定されている。同様に、主動プーリ60に巻き掛けられたワイヤWは、車両右側へ延在されガイドローラ61に巻き掛けられて下方へ延在されており、車両右側のスライド部材52の内側に通されて下側ドア部24の車両右側端部に固定されている。
スライド機構50は以上のように構成されているため、図2に示されるようにガラスハッチ22が開いた状態から下側ドア部24のロックを解除してモータ58を作動させると、主動プーリ60及び従動プーリ62がそれぞれ回転してワイヤWを巻き上げる。これにより、図3及び図8に示されるように、下側ドア部24がスライドレール54に沿って車両上方側へ引き上げられる。すなわち、下側ドア部24が車両上方側へスライドする。
ドア本体部20のサイドフレーム部32には、車両幅方向に移動可能な係止ピンが設けられている。係止ピンは、収納状態ではサイドフレーム部32の内部に入り込んでおり、作動することでサイドフレーム部32から突出する突出位置まで車両幅方向内側へ移動するように構成されている。そして、下側ドア部24が最上部までスライドした状態で係止ピンを突出位置へ移動させることで、下側ドア部24の下端部が係止ピンによって支持されることとなり、下側ドア部24の落下を抑制する構成となっている。なお、係止ピンを設けず、モータ58へ電力を供給し続けることで下側ドア部24が引き上げられた状態を維持するように構成してもよい。
ここで、モータ58への電力供給は、所定の条件が満たされた場合にのみ行われる。すなわち、ガラスハッチ22が開放された状態で、かつ、下側ロック部材56による下側ストライカ37の係止状態が解除された場合に、モータ58を作動する信号が入力された場合にモータ58へ電力が供給される。
(作用)
次に、本実施形態の作用を説明する。
本実施形態に係る車両用バックドア構造では、図4に示されるように、荷室14は、上部空間14Aと下部空間14Bとに仕切られている。また、図2に示されるように、上部空間14Aは、ドア本体部20に形成された上部開口部20Aを通じて車両外部と連通している。そして、ドア本体部20には、ガラスハッチ22が回動可能に設けられており、ガラスハッチ22によって上部開口部20Aが開放可能に閉鎖される。これにより、比較的小さくかつ軽い荷物を荷室14に積み込む場合、ガラスハッチ22だけを開けて上部開口部20Aから荷室14の上部空間14Aに荷物を積み込むことができる。また、車両10の後方のスペースが狭くてバックドア12の全体を開放できない場合には、ガラスハッチ22だけを開いて上部空間14Aに荷物を積み込むことができる。
また、本実施形態では、図3に示されるように、荷室14の下部空間14Bは、ドア本体部20に形成された下部開口部20Bを通じて車両外部と連通している。また、ドア本体部20には、下側ドア部24がスライド可能に設けられており、下側ドア部24を通常位置から開放位置まで車両上方へスライドすることで下部開口部20Bが開放される。これにより、比較的小さくかつ重い荷物を荷室14に積み込む場合、下側ドア部24を開けて下部開口部20Bから荷室14の下部空間14Bに荷物を積み込むことができる。
特に、本実施形態では、モータ58により下側ドア部24が電動でスライドするため、ユーザが下側ドア部24を開く手間が掛からない。また、車両10の後方のスペースが狭くてバックドア12の全体を開放できない場合であっても、荷物を荷室14に積み込むことができる。
さらに、本実施形態では、ガラスハッチ22及び下側ドア部24の回動をロックした状態で、ドア本体部20のロックを解除すれば、バックドア12の全体を回動させることができ、荷室14の全体を開放することができる。これにより、上部開口部20A及び下部開口部20Bからは荷物を積みこめない場合には、バックドア12の全体を回動させて荷物を荷室14に積み込むことができる。ここで、仕切板16は、着脱可能となっているため、荷物が大きい場合には、仕切板16を外すことで、荷室14に荷物を積み込むことができる。以上のように、効率良く荷物の出し入れができる。
<第2実施形態>
次に、第2実施形態に係る車両用バックドア構造について、図面を参照して説明する。なお、第1実施形態と同様の構成については同じ符号を付し、適宜説明を省略する。
図10に示されるように、本実施形態の車両用バックドア構造が適用された車両70は、車両後部にバックドア72を備えている。
バックドア72は、ドア本体部20、上側ドア部としてのガラスハッチ22、及び下側ドア部74を含んで構成されている。ここで、本実施形態の車両用バックドア構造では、下側ドア部74がスライドせず、回転して開く点で第1実施形態と異なっている。すなわち、本実施形態のバックドア72にはスライド機構50が設けられておらず、スライド部材52も設けられていない。
下側ドア部74は、樹脂又は剛板で形成された略矩形状板状の部材であり、下部開口部20B(図12参照)と対応する形状に形成されている。また、下側ドア部74は、略平板状のアウタパネル74Aと断面略ハット状のインナパネル74Bとが外周部で接合されることで形成されている。
下側ドア部74の上端部には上側ロック部材46が設けられており、ロック状態では、ガラスハッチ22に設けられた上側ストライカ44が上側ロック部材46に係止されている。また、下側ドア部74の下端部には下側ロック部材56が設けられており、ロック状態では、下側ロック部材56によってロアフレーム部30に設けられた下側ストライカ37が係止されている。
ここで、図12に示されるように、車両70の後部における車両上下方向中央部には、車両幅方向を長手方向として長尺状の連結パイプ76が設けられている。連結パイプ76は、車両幅方向に延在されて右側のサイドフレーム部32と左側のサイドフレーム部34とを連結している。
図10に示されるように、連結パイプ76は、下側ドア部74の内部を貫通しており、連結パイプ76によって下側ドア部74が回転可能に支持されている。このため、図11に示されるように、ガラスハッチ22が開いた状態から下側ドア部24のロックを解除して連結パイプ76を中心に下側ドア部74を車両後方側へ回転させると、下部開口部20Bが開放される。
ここで、図11及び図12に示されるように、本実施形態では、下側ドア部74の車両幅方向両端部にはテザーTが設けられている。テザーTの一端部は下側ドア部74に固定されており、テザーTの他端部にはフック78が取り付けられている。そして、フック78は、下側ドア部74を開いた状態でガラスハッチ用ダンパ48に引掛けられる形状に形成されている。
(作用)
本実施形態に係る車両用バックドア構造では、荷室14の下部空間14Bは、ドア本体部20に形成された下部開口部20Bを通じて車両外部と連通している。また、ドア本体部20には、下側ドア部74が回転可能に設けられており、ガラスハッチ22を開いた状態で下側ドア部74を回転させることで下部開口部20Bが開放される。これにより、比較的小さくかつ重い荷物を荷室14に積み込む場合、下側ドア部74を開けて下部開口部20Bから荷室14の下部空間14Bに荷物を積み込むことができる。
また、本実施形態では、下側ドア部74を開いた状態で左右一対のフック78をガラスハッチ用ダンパ48に引掛けることで、下側ドア部74の開放状態を維持することができる。
さらに、ガラスハッチ22及び下側ドア部74の回動をロックした状態で、ドア本体部20のロックを解除すれば、バックドア72の全体を回動させることができ、荷室14の全体を開放することができる。その他の作用については第1実施形態と同様である。
以上、第1実施形態及び第2実施形態に係る車両用バックドア構造について説明したが、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々なる態様で実施し得ることは勿論である。例えば、上記実施形態では、クランプ部材15に仕切板16を挟み込むことで仕切板16を荷室14に取り付けたが、これに限定されず、他の構成により仕切板16を荷室14に取り付けてもよい。
また、仕切板16を取り外し不能に設けてもよい。この場合、例えば、仕切板16を折り畳み可能な構成とし、荷室14に比較的大きな荷物を積み込む際に仕切板16を折り畳むようにしてもよい。
また、上記第1実施形態では、スライド機構50のモータ58を作動することで下側ドア部24を上方へスライドさせる構成としたが、これに限定されない。例えば、下側ドア部24を手動で上方へスライドする構成としてもよい。この場合、モータ58及びワイヤWなどの部品を削減することができる。
さらに、上記実施形態では、上側ドア部としてガラスハッチ22を用いたが、これに限定されない。例えば、樹脂又は金属製の上側ドア部を用いてもよい。
14 荷室
14A 上部空間
14B 下部空間
20 ドア本体部
20A 上部開口部
20B 下部開口部
22 ガラスハッチ(上側ドア部)
24 下側ドア部
74 下側ドア部

Claims (1)

  1. 車両後部に回動可能に設けられ、上部空間と下部空間とに仕切られた荷室を開放可能に閉鎖すると共に、前記上部空間と車両外部とを連通する上部開口部、及び前記下部空間と車両外部とを連通する下部開口部を備えたドア本体部と、
    前記ドア本体部に回動可能に設けられて前記上部開口部を開放可能に閉鎖する上側ドア部と、
    前記ドア本体部に回動可能又はスライド可能に設けられて前記下部開口部を開放可能に閉鎖する下側ドア部と、
    を有する車両用バックドア構造。
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