JP2022051078A - 検査方法および検査装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】複数のワークを効率よく検査することのできる処理シーケンスを提供する。【解決手段】一のワークについての検査処理シーケンスでは、第1保持部が待機位置でワークを第1姿勢で受け入れ検査位置に移動して、検査部がワークを検査した後、第1保持部が待機位置に移動して退避機構がワークを第1保持部から退避させる。第2保持部が待機位置で退避機構からワークを第2姿勢で受け取り検査位置に移動して、検査部がワークを検査した後、第2保持部が待機位置に移動して検査済みのワークを排出する。複数のワークについて検査処理シーケンスを実行するときには、待機位置において、退避機構が第1のワークを第1保持部から退避させた後に第1保持部が第2のワークを受け入れ、第2のワークを保持する第1保持部が検査位置に移動するとともに、第2保持部が待機位置に移動して退避機構から第1のワークを受け取る。【選択図】図5

Description

この発明は、検査対象となるワークを撮像し、その撮像結果に基づき当該ワークを検査する検査装置および検査方法に関するものであり、特にワークの姿勢を変更してその前後で検査を行う技術に関する。
例えば機械部品などのワークの外観を検査する技術として、ワークを撮像し、その撮像結果を画像処理することによって欠陥等を検出する技術が知られている。例えば特許文献1に記載の技術では、同一形状の複数のワークを順次効率よく検査する方法および装置が記載されている。この技術では、検査対象のワークを保持する2組の保持テーブルが設けられている。これらが交互にプリアライメント位置と検査位置とに移動することで、プリアライメント位置ではワークの搬入、搬出および位置合わせ処理を行いつつ、検査位置ではワークを撮像して検査を行うことにより、検査処理のサイクルタイムの短縮が図られている。
特開2018-151245号公報
上記従来技術では、外部からワークを受け入れてこれを撮像し、検査済みのワークを搬出するまでにワークの姿勢変化が発生しない。このため、例えばワークを保持するチャック機構によって遮蔽されたりカメラの死角に入ったりすることで、ワークの少なくとも一部については検査がなされないことになる。特定の保持状態では検査できない部位についても検査を行うためには、検査途中でワークの姿勢を変更し、その前後で撮像を行うことが望まれる。
この場合、検査処理シーケンスに、ワークの姿勢変更のための処理ステップと、姿勢変更後のワークの検査のための処理ステップとを組み入れることが必要となり、1つのワークを検査するのに要する処理時間は必然的に増大する。異なる姿勢での検査をそれぞれ異なる検査装置で行うことも考えられるが、装置規模が大幅に増大することになる。
従来技術と同程度の装置規模の検査装置を用いて複数のワークを順次検査する場合には、各ワークに対する処理を適切に組み合わせて並行処理を行うことでサイクルタイムの短縮を図ることができる余地がある。しかしながら、それを実現するための具体的な装置構成や方法については、これまで実用化されるに至っていない。
この発明は上記課題に鑑みなされたものであり、ワークを撮像して検査する検査装置および検査方法において、複数のワークを効率よく検査することのできる処理シーケンスを提供することを目的とする。
この発明の一の態様は、上記目的を達成するため、それぞれがワークを保持可能な第1保持部および第2保持部と、前記第1保持部および前記第2保持部を移動させて、予め定められた検査位置および待機位置のそれぞれに対し選択的に前記第1保持部および前記第2保持部を位置決めする位置決め機構と、前記第1保持部および前記第2保持部のうち前記検査位置に位置決めされた一方に保持されている前記ワークを撮像し、撮像結果に基づき前記ワークを検査する検査部と、前記第1保持部および前記第2保持部のうち前記待機位置に位置決めされた一方に保持されている前記ワークを受け取って一時的に退避させる退避機構と、前記位置決め機構、前記検査部および前記退避機構を制御して所定の検査処理シーケンスを実行する制御部とを備えている。
前記検査処理シーケンスでは、一の前記ワークについて、前記第1保持部が前記待機位置で前記ワークを第1姿勢で受け入れ前記検査位置に移動して、前記検査部が前記ワークを検査した後、前記第1保持部が前記待機位置に移動して前記退避機構が前記ワークを前記第1保持部から退避させ、前記第2保持部が前記待機位置で前記退避機構から前記ワークを前記第1姿勢と異なる第2姿勢で受け取り前記検査位置に移動して、前記検査部が前記ワークを検査した後、前記第2保持部が前記待機位置に移動して検査済みの前記ワークを排出する。
また、この発明の他の一の態様は、ワークを撮像し、その撮像結果に基づき前記ワークを検査する検査方法において、上記目的を達成するため、一の前記ワークに対する検査処理シーケンスとして、第1保持部が、所定の待機位置で前記ワークを第1姿勢で保持する工程と、前記ワークを保持する前記第1保持部が所定の検査位置に移動する工程と、
撮像装置を有する検査部が、前記検査位置の前記第1保持部に保持される前記ワークを撮像し、撮像結果に基づき前記ワークを検査する工程と、前記第1保持部が前記待機位置に移動し、退避機構が前記ワークを前記第1保持部から一時的に退避させる工程と、前記第1保持部が前記待機位置から移動するとともに、前記第2保持部が前記待機位置に移動して前記退避機構から前記ワークを前記第1姿勢と異なる第2姿勢で受け取り保持する工程と、前記ワークを保持する前記第2保持部が前記検査位置に移動する工程と、前記検査部が、前記検査位置の前記第2保持部に保持される前記ワークを撮像し、撮像結果に基づき前記ワークを検査する工程と、前記第2保持部が前記待機位置に移動し、検査済みの前記ワークを排出する工程とを順番に実行する。
これらの発明において、複数の前記ワークについて前記検査処理シーケンスを実行するときには、前記待機位置において、前記退避機構が第1の前記ワークを前記第1保持部から退避させた後に前記第1保持部が第2の前記ワークを受け入れ、前記第2のワークを保持する前記第1保持部が前記検査位置に移動するとともに、前記第2保持部が前記待機位置に移動して前記退避機構から前記第1のワークを受け取る。
このように構成された発明では、1つのワークに対しては、以下のようにして検査が行われる。
(1)第1保持部が、待機位置において第1姿勢のワークを受け入れる。
(2)第1保持部が検査位置に移動し、検査位置においてワークが撮像され検査される。
(3)第1保持部が待機位置に移動し、ワークを一時的に退避させた状態で、第2保持部が待機位置に移動して第2姿勢のワークを受け取る。
(4)第2保持部が検査位置に移動し、検査位置においてワークが撮像され検査される。
(5)第2保持部が待機位置に移動し、検査済みのワークが排出される。
上記した一連の処理により、ワークは第1姿勢での検査を受けた後、その姿勢が第2姿勢に変更されて再び検査される。すなわち、上記処理ステップ(2)では第1姿勢のワークが検査され、処理ステップ(4)では第2姿勢のワークが検査される。
この処理では、第1姿勢のワークは第1保持部によって保持され、第2姿勢のワークは第2保持部によって保持される。言い換えれば、第1保持部はワークを第1姿勢で保持することができれば足り、ワークを第2姿勢で保持するための機能を要しない。同様に、第2保持部はワークを第2姿勢で保持することができれば足り、ワークを第1姿勢で保持するための機能を要しない。このため、第1および第2保持部はワーク姿勢に特化された構造とすることが可能である。これにより、複雑な形状のワークであっても、必要な姿勢で確実に保持し検査に供することができる。
一方、このようにワーク姿勢に特化された保持構造は、ワークの姿勢変更に際しては新たな制約を生じさせる。すなわち、待機位置に位置決めされた第1保持部からワークが取り出されその姿勢が変更された後、ワークは第2保持部に受け渡される必要がある。そのため、ワークを受け渡した後の第1保持部は待機位置から移動し、新たに第2保持部が待機位置に到来する必要がある。
このときに第1保持部がワークを保持していなければ、ワークは手待ち状態となり処理の進行に寄与しない。そこで本発明では、待機位置において第1保持部から第1のワークが取り出された後、第1保持部が第2のワークを受け入れてから移動を開始する。これは、上記処理ステップ(3)を次のように書き換えたことに相当する。
(3a)第1保持部が待機位置に移動し、「第1の」ワークを一時的に退避させた状態で、「第1保持部が第2のワークを受け入れた後に」、第2保持部が待機位置に移動して第2姿勢の「第1の」ワークを受け取る。
このようにすると、第2保持部が待機位置に移動して姿勢変更されたワークを受け取る動作と並行して、新たに第1保持部に保持された他のワーク(第2のワーク)を搬送することが可能となる。つまり、上記処理ステップ(3a)は、第1のワークに対する処理ステップ(3)の実行と並行して、第2のワークに対し処理ステップ(1)を実行することに他ならない。例えば第1保持部を検査位置に移動させることで、第2のワークに対する撮像を実行することができる。つまり、第1のワークに対する処理ステップ(3)の実行と並行して、第2のワークに対し処理ステップ(1)、(2)を実行可能である。
その後、処理ステップ(4)により第1のワークを保持する第2保持部が検査位置へ移動する際には、これと並行して、撮像後の第2のワークを保持する第1保持部を待機位置へ移動させることができる。つまり、第2のワークに対し処理ステップ(3a)を実行することができる。このとき待機位置に移動してくる第2保持部には、第2姿勢での撮像が終了した第1のワークが保持されている。これを排出して(すなわち第1のワークに対する処理ステップ(5))、第2保持部は第2姿勢に変更された第2のワークを保持することができる。このように、第2のワークに対する処理ステップ(3a)と、第1のワークに対する処理ステップ(4)、(5)とを並行して実行することができる。
以下、第2のワークに続いて処理される第3、第4、…のワークがある場合にも、先のワークに対する処理ステップ(3a)と並行して次のワークを受け入れて検査に供することで(次のワークに対する処理ステップ(1)、(2))、上記と同様に処理することができる。
このように、本発明の検査処理シーケンスでは、1つのワークに対する処理と他のワークに対する処理とを互いに干渉することなく並行して実行することができる。しかも、1つのワークに対する処理の内容および手順は当該ワークを単独で処理する場合と同じであり、他のワークに対する処理を組み込むために処理が滞ることはない。
以上のように、本発明の検査処理シーケンスでは、複数のワークを順次検査する場合でも、1つのワークに対する処理と、他のワークに対する処理とを並行して実行することができ、それらが互いに干渉しない。そのため、複数のワークを効率よく検査することが可能である。
本発明に係る検査装置の一実施形態の全体構成を示す平面図である。 ワークの形状およびその保持態様を例示する図である。 退避反転機構の構成例を示す図である。 図5で用いられる記号を説明するための図である。 本実施形態の検査処理シーケンスにおける状態遷移を示す図である。 この検査処理シーケンスを表すフローチャートである。 検査処理シーケンスの変形例における状態遷移を模式的に示す図である。 この変形例を表すフローチャートである。
以下、本発明の実施形態に係る検査装置の構成およびそれにより実行される検査方法について、図を参照しながら説明する。なお、本発明に係る検査方法は、複数のワークを扱う際の処理シーケンスに主たる特徴を有するものであり、装置各部の主要構成については概ね公知のものと同様のものを用いることができる。例えば、特許文献1に記載された検査装置の構成を適用することができる。そのため、装置各部の詳しい構造についての説明は省略する場合がある。
図1は本発明に係る検査装置の一実施形態の全体構成を示す平面図である。本実施形態の検査装置1の主要部は、搬入ユニット10、検査ユニット20、搬出ユニット30、退避ユニット40および制御ユニット50に大別することができる。このうち搬入ユニット10、検査ユニット20、搬出ユニット30および制御ユニット50については、例えば特許文献1に記載の「ローディングユニット」、「ワーク保持ユニット」、「アンローディングユニット」および「制御ユニット」と同様の構成を採用することができる。このため、これらの構成についての詳しい説明は省略する。
言い換えれば、本実施形態の検査装置1は、特許文献1に記載された、ワークの片面のみを撮像し検査する検査装置に、ワークの姿勢を変更するための機構を付加し、姿勢変更プロセスを加味して検査処理シーケンスを最適化することで、主たる装置構成をそのまま引き継ぎながら、部分的な変更のみでワークの両面検査を可能にしたものと言うことができる。
この検査装置1は、検査対象物たるワークを受け入れ、これを撮像してその外観を検査する装置である。ワークとしては、金属製または樹脂製などの機械部品を適用することができ、特に歯車や羽根車などのように、対称軸まわりに回転対称な形状を有する部品をワークとして好適に適用可能である。
この検査装置1の構成および動作の概略について説明する。図1において白抜き矢印は、各部の動作によるワークWの搬送経路を示し、点線矢印はその搬送がどの動作主体によって実現されるかを示している。
検査対象物(ワーク)Wは、オペレータまたは外部搬送ロボットにより、適宜のタイミングで外部から搬入ユニット10の搬入ステージ11に搬入される。搬入ユニット10に設けられたローディング機構12は、搬入ステージ11から検査ユニット20にワークWを移載する。ローディング機構12としては、ワークWを保持可能なハンドを有する保持機構と、これを上下方向および水平方向に移動させる移動機構とを有する適宜の構造のものを用いることができる。
検査ユニット20は、ワークWを保持するための構成として、第1保持ステージ21、第2保持ステージ22を備えている。第1保持ステージ21および第2保持ステージ22は、鉛直方向の回転軸回りに回転可能な支持プレート23に載置されており、支持プレート23は位置決め機構24により回転駆動される。
第1保持ステージ21および第2保持ステージ22は、支持プレート23の回転軸に対して互いに回転対称な位置に設けられている。支持プレート23の回転により第1保持ステージ21および第2保持ステージ22が取り得る位置のうち、図1において第1保持ステージ21が占める位置を以下では「待機位置」と称し符号Pwを付す。また、第2保持ステージ22が占める位置を以下では「検査位置」と称し符号Piを付す。位置決め機構24は、支持プレート23を180度ずつ回転させることにより、第1保持ステージ21が待機位置Pwに、第2保持ステージ22が検査位置Piにそれぞれ位置決めされた状態(図1に示す状態)と、これとは逆に第1保持ステージ21が検査位置Piに、第2保持ステージ22が待機位置Pwにそれぞれ位置決めされた状態とを切り替えることができる。
検査ユニット20へのワークWの搬入および検査ユニット20からのワークWの搬出は、第1保持ステージ21および第2保持ステージ22のうち待機位置Pwに位置決めされた一方に対して行われる。また、撮像結果に基づき外観検査を行うためのワークWの撮像は、第1保持ステージ21および第2保持ステージ22のうち検査位置Piに位置決めされた一方に保持されたワークWに対して行われる。
したがって、外部から搬入されたワークWは、搬入ステージ11から、第1保持ステージ21および第2保持ステージ22のうち待機位置Pwに位置決めされた一方へ移載される。そして、ワークWを受け入れた保持ステージが検査位置Piに移動してワークWの撮像が行われる。このようにしてワークWの検査が行われる。この目的のために、検査ユニット20にはアライメント部25および検査部26が設けられている。
図示を省略するが、アライメント部25には、待機位置Pwの上方からワークWを撮像するアライメント用カメラと、その撮像結果に基づきワークWの位置を調整するアライメント機構とが設けられる。これらの構成およびその動作については、例えば特許文献1の記載を参考にすることができる。アライメント部25の動作により、ワークWは検査に適した適正位置に保持されることになる。これによりワークWの検査を高精度に行うことが可能となる。
また、図示を省略するが、検査部26には、検査位置Piの上方からワークWを撮像するための検査用カメラと、検査用カメラが撮像した画像に対し画像処理を行って欠陥の有無を判断する画像処理部とが設けられている。ワークWを種々の方向から撮像するために複数の検査用カメラが設けられてもよい。また、ワークWと検査用カメラとの相対位置を変化させながら撮像が行われてもよい。ワークWを撮像しその撮像結果に基づき欠陥等を検出し良否を判定する方法は公知であるので、ここでは説明を省略する。
検査位置PiにおいてワークWの検査が行われるが、検査位置PiではワークWの撮像が終了すれば足り、その後の画像処理や判定プロセスの実行に際しては、ワークWを検査位置Piに留めておく必要はない。したがって、撮像が終了した時点で位置決め機構24による切り替えを開始することができる。こうすることで、処理に要する時間の短縮を図ることが可能である。
検査後のワークWは、これを保持する保持ステージが待機位置Pwへ移動した後、搬出ユニット30に排出される。具体的には、搬出ユニット30に設けられたアンローディング機構32が、待機位置PwにあるワークWを受け取って、搬出ユニット30の搬出ステージ31に移載する。アンローディング機構32の構造についてはローディング機構12と同様とすることができるが、後述するように、搬出時のワークWは搬入時のワークWとはその姿勢が異なっている場合があり、ワークWを保持するための機構については扱うべきワークの姿勢に対応したものとするのが好ましい。
搬出ステージ31に移載された検査済みのワークWは、オペレータまたは外部搬送ロボットにより装置外へ搬出される。搬出後のワークWの扱いは、検査結果に応じたものとなる。例えば、検査の結果、欠陥を含まない良品とされたワークと、欠陥が検出されたワークとが、異なる格納場所に格納されるようにすることができる。
これら一連の動作は、制御ユニット50が予め用意された制御プログラムを実行し、上記した装置各部に所定の動作を行わせることによって実現される。以下では特に説明しないが、後述する各種の処理動作も、制御ユニット50からの制御指令に応じて、図示しないものも含む装置各部が作動することにより実現されるものである。
以上はワークを単一の姿勢で撮像し検査するときの動作の流れである。しかしながら、このような撮像ではワークW全体の外観を検査することはできない。というのは、単一の姿勢での撮像では、ワークWの一部が保持機構によって遮蔽されたりカメラの死角に入って撮像できなかったりすることがあるからである。
この問題を解決するために、この実施形態では、処理の過程でワークWの姿勢を変更し、その前後でワークWを撮像し検査を行うことが可能である。このためのワークWの姿勢変更を、退避ユニット40が担う。具体的には、退避ユニット40に設けられた退避反転機構41が、待機位置PwにおいてワークWを取り上げ、その姿勢を変更した上で待機位置Pwへ戻す。この実施形態では、退避反転機構41がワークWを反転させることで、ワークWの表側および裏側の両方を撮像し検査することが可能となっている。
図2はワークの形状およびその保持態様を例示する図である。ワークWの形状は特に限定されないが、ここではその一例として、図2(a)に示すように、ワークWは軸部Waの上部に拡径部Wbを介して歯車部Wcを設けた機械部品であるとする。例えば鍛造や鋳造処理によってワークWを形成可能である。
図2(b)は第1保持ステージ21の構造を示す。第1保持プレート21の上面には、放射状に分散配置された可動部材211,212,213を有する第1チャック210が設けられている。具体的には、第1保持ステージ21は、第1チャック210の各可動部材211~213の上端部がワークWの拡径部Wbの外周に当接することより、歯車部Wcを上向きにしてワークWを保持する。
一方、第2保持ステージ22は、図2(c)に示すように、その上面に放射状に分散配置された可動部材221,222,223を有する第2チャック220により、軸部Waを上向きにして保持する。第1保持ステージ21および第2保持ステージ22は、図示しない昇降機構を介して支持プレート23に取り付けられている。
このように、第1保持ステージ21に設けられた第1チャック211と、第2保持ステージ22に設けられた第2チャック22とは、それぞれ保持すべきワークWの姿勢に特化した構造となっている。すなわち、第1チャック210は、歯車部Wcが上向きとなる姿勢(ここでは「第1姿勢」と称する)でワークWを保持することに特化した構造となっている。また、第2チャック220は、軸部Waが上向きとなる姿勢(ここでは「第2姿勢」と称する)でワークWを保持することに特化した構造となっている。
なお、以下では、ワークWを歯車部Wcが上向きとなる第1姿勢としたときに上方から見える側をワークWの「表側」と称し、ワークWを軸部Waが上向きとなる第2姿勢としたときに上方から見える側をワークWの「裏側」と称する。これらは区別のための便宜的な呼称である。
図3は退避反転機構の構成例を示す図である。退避反転機構41は、例えば周知の多関節アームロボット411のアーム先端412に、ワークWを保持可能なハンド機構413を装着したものを用いることができる。ハンド機構413の先端は、点線矢印で示すように開閉可能となっており、閉状態でワークWを挟持することができる一方、開状態では該挟持を解除することができる。また破線矢印で示すように、アーム先端412に設けられた回転モータ(図示省略)により、ハンド機構413はアーム先端412に対し回転可能となっている。ハンド機構413がワークWを保持しつつ回転することで、ワークWの姿勢変更、具体的には反転が実現される。
退避反転機構41は、第1保持ステージ21および第2保持ステージ22のうち待機位置Pwに位置決めされた一方に保持されたワークWを取り上げて反転させ、待機位置Pwへ戻す。これにより、検査ユニット20に供給されるワークWが反転される。
搬入ユニット10から検査ユニット20へのワークWの移載は、ワークWを歯車部Wcが上向きとなる第1姿勢に維持した状態で行われる。このため、検査ユニット20では、第1姿勢に対応した第1チャック210を有する第1保持ステージ21が待機位置Pwに位置する状態でワークWを受け入れる必要がある。
一方、ワークWを反転する際には、第1姿勢のワークWを保持する第1保持ステージ21が待機位置Pwに位置した状態で退避反転機構41がワークWを取り上げた後、反転されて第2姿勢となったワークWはそのまま第1保持ステージ21に戻すことはできず、第2保持ステージ22に受け渡される必要がある。つまり、退避反転機構41がワークWを取り上げてから再び載置するまでの間に、位置決め機構24による状態切り替えが行われる必要がある。
この点を踏まえ、かつ複数のワークWに対する検査を効率よく行うことのできる本実施形態の検査処理シーケンスについて、次に説明する。本実施形態の検査処理シーケンスは図5および図6により表されるが、まず図5を理解するための記号の説明を、図4を参照して行う。
図4は図5で用いられる記号を説明するための図である。図4に示すように、図5ではワーク保持状態が2×2のマトリクスパターンMにより表される。このうち上段は検査位置Piにおけるワーク保持状態を、下段は待機位置Pwにおけるワーク保持状態を示す。また、マトリクスパターンMのうち左欄は、該当位置に位置決めされたチャックの番号を示す。具体的には、「1」は第1チャック210を、「2」は第2チャック220を指している。例えば、左上欄に「1」、左下欄に「2」と記入されていれば、検査位置Piに第1チャック210があり、待機位置Pwに第2チャック220があることを意味する。逆の場合についても同様に考えることができる。
また、マトリクスパターンMの右欄には、保持されているワークWを識別するための識別記号が示される。「-」はワークWが保持されていないことを示す。また、ワークWが保持されている場合には、「W」から始まる識別記号が示される。このうち「W」の右隣には、個々のワークを区別するために、処理順を表す連番(1,2,…)が入る。なお、以下の説明においては、この「W+連番」を個々のワークWを区別するための符号として用いることがある。
連番の右隣には、ワークが表側を上にしているか裏側を上にしているかを示す記号が入る。具体的には、ワークWが表側を上にして保持されている場合には「a」、裏側を上にして保持されている場合には「b」が記入される。
さらに、検査のための撮像が終了した検査済みワークについては、記号の末尾に「*」が記入される。表側、裏側のそれぞれについて撮像が行われるから、この記号も表側、裏側のそれぞれに個別に付される。
例えば、最初に処理される未検査のワークW1が表側を上向きにして保持されるとき、その状態は記号「W1a」により表され、撮像後の状態は記号「W1a*」により表される。この記号はワークW1の表側からの撮像が終了していることを示すものであり、裏側からの撮像が済んでいるか否かは示さない。同様に、二番目に処理されるワークW2が裏側を上向きにして保持されるとき、その状態は記号「W2b」により表され、撮像後の状態は記号「W2b*」により表される。
上記を踏まえて、図5および図6を参照しながら本実施形態の検査処理シーケンスを説明する。図5は本実施形態の検査処理シーケンスにおける状態遷移を模式的に示す図であり、図6はこの検査処理シーケンスを表すフローチャートである。図5左端における「フェーズ」は、位置決め機構24により実現される特定の位置決め状態において実行される一連の処理を包括する概念である。すなわち、位置決め機構24による位置決め状態の切り替えが実行される度に、フェーズが1つずつ進行する。言い換えれば、図5には示されていないが、各フェーズ間で位置決め機構24による切り替えが実行されている。
図5の左から二番目の欄は、各フェーズにおいてワークWに対し行われる処理の内容を示している。このうち上段は検査位置Piでの処理内容を、下段は待機位置Pwでの処理内容をそれぞれ示す。空欄は対象となるワークが存在せず処理が行われないことを示す。
図5の右欄では、上記したマトリクスパターンMを用いてワーク保持状態が示される。このうち左側の図は当該フェーズの開始直後、つまり位置決め機構24による切り替えの直後におけるワーク保持状態を示す。一方、右側の図は、当該フェーズの終了時、つまり位置決め機構24によりさらなる切り替えが行われる直前におけるワーク保持状態を示している。これらの図により、当該フェーズでの処理により、ワーク保持状態がどのように遷移するかが示される。
<フェーズ1>
以下、本実施形態の検査処理シーケンス開始直後のフェーズ1から順番に、具体的な状態変化を追うこととする。フェーズ1の開始時点、つまり初期状態におけるマトリクスパターンは、左上欄に「2」、左下欄に「1」が記入され、右側の欄は「-」が記入されている。これは、待機位置Pwに第1チャック210が、検査位置Piに第2チャック220が位置決めされ、いずれもワークWを保持していない状態を示している。
この状態から、最初の検査対象であるワークW1が、搬入ユニット10を介して検査ユニット20に搬入される。具体的には、待機位置PwにワークWが搬入され、この位置にある第1チャック210により、表側を上向きにした第1姿勢でワークWが保持される。ワークWが保持されると、アライメント部25によりアライメント処理が行われる。図5右端のマトリクスパターンに「W1a」と記載されているように、ここまでの処理により、最終的には、待機位置Pwにある第1チャック210に最初のワークW1が表側を上向きにして、かつ未検査の状態で保持されることになる。
<フェーズ2>
位置決め機構24による切り替えが行われた後のフェーズ2では、ワークW1を保持した第1チャック210が検査位置Piに移動する一方、ワークWを保持しない第2チャック220が待機位置Pwに移動する。この状態で、検査位置PiにおいてワークW1が撮像され検査される。終了時のワーク識別記号「W1a*」は、ワークW1の表側について撮像が終了したことを表している。以下、説明を繰り返さないが、マトリクスパターンについては上記と同様に解釈することができる。
<フェーズ3>
さらに切り替えが行われることで、フェーズ3では、表側について撮像済みのワークW1が第1チャック210とともに待機位置Pwに移動してくる。この状態で、退避反転機構41が、ワークW1を第1チャック210から取り外してハンド機構413により保持しつつこれを反転させる。
このとき待機位置Pwには第1チャック210があるから、反転されたワークW1を載置することはできない。そこで、ワークW1については退避反転機構41により保持した状態を維持することで一時的に退避させておき、代わりに、空いた第1チャック210には第2のワークW2が搬入される。搬入後のワークW2については、第1のワークW1と同様にアライメント処理が実行される。したがって、フェーズ3の実行後においては、待機位置Pwにある第1チャック210に、次の検査対象である第2のワークW2が、その表側を上向きにした第1姿勢で保持された状態となる。
<フェーズ4>
この時点で位置決め機構24による切り替えが行われると、新たに搬入されたワークW2が検査位置に移動してくるので、ワークW2の表側に対する撮像、検査を行うことができる。またこのとき、第2チャック220が待機位置Pwに移動してくるので、退避機構41が保持していたワークW1を第2チャック220に受け渡すことができる。このときワークW1は、裏側を上向きにした第2姿勢である。これによりワークW1の反転が完了する。なお、退避反転機構41は、フェーズ3においてワークW1を保持して反転し、その状態を維持しているが、ワークの反転は第2チャック220に載置される前のどの時点で行われてもよい。
フェーズ4の終了時には、検査位置Piにある第1チャック210が撮像済みの第1姿勢のワークW2を保持し、待機位置Pwにある第2チャック220に反転されて第2姿勢となった第1のワークW1が戻された状態となっている。図5からわかるように、これ以後の処理は第1チャック210、第2チャック220が共にワークWを保持した状態で進行し、いずれかが手待ち状態となることはない。
<フェーズ5>
さらに位置決め機構24による切り替えが行われフェーズ5に入ると、検査位置Piには、裏側を上向きにした第2姿勢のワークW1を保持する第2チャック220が位置決めされている。したがって、この状態でワークW1の裏側に対する撮像、検査を行うことができる。これにより、第1のワークW1については、表側(第1姿勢)、裏側(第2姿勢)の両方で撮像および検査が行われたことになる。
一方、待機位置Pwでは、表側について検査が終了したワークW2が第1姿勢で第1チャック210により保持されている。これはフェーズ3におけるワークW1の状態と同じである。そこで、フェーズ3と同様に、退避反転機構41がワークW2を第1チャック210から受け取って反転させ、その状態で保持することでワークW2を一時的に退避させる。
そして、空いた第1チャック210に新たに第3のワークW3が搬入され、アライメント処理が実行される。これにより、フェーズ5の終了時点では、検査位置Piに第2チャック220が位置して検査済みのワークW1を第2姿勢で保持し、待機位置Pwでは第1チャック210が新たな未検査ワークW3を第1姿勢で保持した状態となる。
<フェーズ6>
位置決め機構24による切り替えにより、両面について検査の終了したワークW1が待機位置に搬送されてくる。このワークW1については外部へ排出することができる。すなわち、搬出ユニット30のアンローディング機構32がワークW1を第2チャック220から受け取り、搬出ステージ31に移載する。このときのワークW1は第2姿勢であるが、例えばアンローディング機構32がワークW1を反転させ第1姿勢に戻すようにしてもよい。
待機位置Pwではさらに、こうしてワークW1が搬出された第2チャック220に、退避反転機構41により退避させられていたワークW2が戻される。このときのワークW2は裏側を上にした第2姿勢である。ワークW2に対してはアライメント処理が実行される。
<フェーズ7以降>
以後、上記と同様の処理を繰り返すことで、新たなワークの受け入れおよびアライメント、第1姿勢での撮像および検査、ワークの反転およびアライメント、第2姿勢での撮像および検査を、第4、第5、…のワークW4,W5,…についても順次実行することができる。1つのワークWに対する処理の空きタイミングを埋めるように後のワークWに対する処理が組み込まれるため、1つのワークWに対する処理時間を増大させることなく複数のワークWを効率よく検査することが可能である。具体的には、2つのフェーズごとに1つの検査済みワークWが排出されることになる。
なお、上記した検査処理シーケンスにおいては、処理内容に応じて個々の処理に要する時間は異なっている。このため、長時間を要する処理とより短時間で済む処理とを組み合わせた場合には、一方の処理が終了してから他方の処理が終了するまでの間に幾らかの待ち時間が生じることがある。このため、複数のワークWを検査する場合には、1つのワークWのみを検査する場合比べて個々のワークWに対する処理時間が増大することがあり得る。しかしながら、上記のように各処理を無駄なく組み合わせることで、このような処理時間の増大を最小限に抑えることは可能である。
上記した検査処理シーケンスをフローチャートで表したのが図6である。図6では、特に待機位置Pwにおいて実行される処理を中央よりも左側に、特に検査位置Piにおいて実行される処理を中央よりも右側に記載することで、これらを容易に区別できるようにしている。
なお、図6に示される各処理ステップのうち一部については、処理対象となるワークWが存在しない場合があり得る。具体的には、複数のワークWについて連続的に検査を行う場合の、最初のいくつかおよび最後のいくつかのワークを扱う場合である。このような場合には、当該処理ステップはスキップされるものとする。
ステップS100では、装置各部が初期化される。具体的には、第1チャック210および第2チャック220がそれぞれ待機位置Pw、検査位置Piに位置決めされ、最初のワークW1が搬入ユニット10の搬入ステージ11に載置される。
この初期状態から、待機位置Pwでは、この位置にある第1チャック210に対し、ワークWの退避および反転(ステップS101)、新規ワークの搬入(ステップS102)およびアライメント処理(ステップS103)が順番に実行される。この時点では退避させるべきワークは存在しないので、ステップS101は実行されない。一方、第2チャック220が位置する検査位置Piでは、ワークに対する撮像および検査が実行される(ステップS104)。ただし、この時点ではまだワークが存在しない。
ステップS110において、位置決め機構24による切り替えが実行される。これにより、第1チャック210は検査位置Piに、第2チャック220は待機位置Pwに移動位置決めされる。
待機位置Pwでは、第2チャック220に保持されている検査済みのワークWが搬出ステージ31へ搬出される(ステップS111)。検査対象であるワークWの全てについて検査および搬出が終了していれば(ステップS112においてYES)、処理は終了する。一方、処理が終了していなければ(ステップS112においてNO)、さらに処理が続行される。
すなわち、退避反転機構41により退避させられているワークWを第2チャック220に戻し(ステップS113)、アライメント処理を行う(ステップS114)。検査位置Piでは、第1チャック210が保持するワークに対する撮像および検査が実行される(ステップS115)。これらの処理においても、対象となるワークが存在しなければ当該処理はスキップされる。
ステップS120において、位置決め機構24による切り替えが実行される。これにより、第1チャック210は再び待機位置Pwに、第2チャック220は検査位置Piに移動位置決めされる。そして、処理はステップS101、S104に戻って繰り返される。
このように、第1チャック210が待機位置Pwに位置し第2チャック220が検査位置Piに位置するフェーズ(2N-1)(N=1,2,…)と、第1チャック210が検査位置Piに位置し第2チャック220が待機位置Pwに位置するフェーズ2Nとが交互に繰り返されることにより、検査ユニット20内に処理対象となるワークWが順次送り込まれ、それらに対する処理が実行される。そして、検査の完了したワークWは順次排出される。定常状態では、検査装置1内では3つのワークWに対する処理が並行して実行されていることになる。
上記の説明は、第1チャック210および第2チャック220がそれぞれ保持すべきワークWの姿勢に特化され、互いに異なる形状を有することを前提とするものである。しかしながら、これらのチャックが同一の形状を有する、つまり両チャックが、第1姿勢、第2姿勢のいずれであってもワークWを保持することができる構造を有している場合についても、全く同じ検査処理シーケンスを適用することが可能である。
ただし、上記実施形態がワークWを反転する際に第1チャック210と第2チャック220との切り替えが必要になるのに対し、両チャックの形状が同じであればこのような切り替えは不要である。このため、上記とは異なる検査処理シーケンスを構成することは可能である。
図7は検査処理シーケンスの変形例における状態遷移を模式的に示す図であり、図8はこの変形例を表すフローチャートである。図7は図5と同じ表記ルールで記載されている。上記実施形態では、第1姿勢のワークWは第1チャック210により、第2姿勢のワークWは第2チャック220により保持されるという制約があったが、この変形例ではこの制約がない。この前提の下で最適と考えられる検査処理シーケンスを検討する。
<フェーズ1>
フェーズ1は上記実施形態と同様である。すなわち、待機位置Pwに第1チャックが、検査位置Piに第2チャックがそれぞれ位置決めされた状態から、第1のワークW1が第1チャックに搬入される。
<フェーズ2>
ワークW1を保持する第1チャックが検査位置Piに移動することで、ワークW1の撮像が行われる。このとき待機位置Pwにある第2チャックは、新たなワークを受け入れることが可能である。そこで、第2のワークW2を受け入れ、アライメント処理を行う。これにより、検査位置Piの第1チャックには撮像済みのワークW1が、待機位置Pwの第2チャックには未撮像のワークW2が、それぞれ第1姿勢で保持された状態となる。
<フェーズ3>
第2チャックが検査位置Piに移動することで、ワークW2に対する撮像が可能となる。一方、待機位置Pwでは、第1チャックからワークW1を受け取った退避反転機構41が、ワークW1を反転してそのまま第1チャックに戻すことができる。したがって、検査位置Piでは撮像済みのワークW2が、待機位置Pwでは反転されたワークW1が、それぞれ保持された状態となる。
<フェーズ4>
反転されたワークW1を保持する第1チャックが検査位置Piに移動することで、第2姿勢のワークW1に対する撮像、検査が行われる。これによりワークW1に対する検査は終了する。待機位置Pwでは、ワークW2の反転が行われ、反転後のワークW2が第2チャックに保持された状態となる。
<フェーズ5>
反転されたワークW2を保持する第2チャックが検査位置Piに移動することで、第2姿勢のワークW2に対する撮像、検査が行われる。これによりワークW2に対する検査は終了する。待機位置Pwでは、両面について検査が終了したワークW1が搬出され、これにより空いた第1チャックに新たなワークW3が搬入される。
<フェーズ6>
ワークW3が検査位置Piに搬送され、撮像および検査が行われる。これと入れ替わって、両面について検査が終了したワークW2が待機位置Pwへ搬送され、搬出される。これにより空いた第2チャックには新たなワークW4が搬入される。
<フェーズ7以降>
以後、上記と同様の処理を繰り返すことで、各ワークWに対する検査処理を順次実行することが可能である。図5の実施形態と比較すると、最初のワークW1がより早く検査済みとなって搬出される(つまり、単独のワークWに対してはより処理時間が短い)というメリットはあるが、複数のワークを処理する場合には、4つのフェーズごとに2つのワークWが排出されるという点から、サイクルタイムの向上には必ずしもつながらない。
また、2つのフェーズで連続してワークWが排出される一方で、続く2つのフェーズではワークWの排出がないため、外部からの搬入および搬出におけるタイミング管理が難しくなるという問題が生じ得る。
上記した検査処理シーケンスをフローチャートで表したのが図8である。図8においても、特に待機位置Pwにおいて実行される処理を中央よりも左側に、特に検査位置Piにおいて実行される処理を中央よりも右側に記載している。また、各処理ステップのうち、処理対象となるワークWが存在しないものについてはスキップされる点も同じである。
ステップS200では、上記実施形態と同様に各部が初期化されるとともに、繰り返し処理を適切に行うための内部パラメータpが初期値1に設定される。待機位置Pwでは、検査済みワークWの搬出(ステップS201)、新規ワークWの搬入(ステップS203)、アライメント処理(ステップS204)が順次行われる。ただし、全てのワークWにつき検査が終了していれば(ステップS202)、処理は終了する。
一方、検査位置Piでは、ワークWに対する撮像および検査が行われる(ステップS205)。初期状態では、待機位置Pwには第1チャックが、検査位置Piには第2チャックが位置決めされている。
ステップS210において位置決め機構24による切り替えを行い、内部パラメータpを1つインクリメントする(ステップS211)。ここで、pが偶数であれば(ステップS212においてYES)、ステップS201、S205に戻って上記処理を繰り返す。このとき、先の処理とは逆に、待機位置Pwには第2チャックが、検査位置Piには第1チャックが位置決めされているため、処理対象は先の処理とは異なっている。
パラメータpが奇数である場合には(ステップS212においてNO)、待機位置PwにあるワークWに対し反転およびアライメント処理を実行する一方(ステップS221、S222)、検査位置PiにあるワークWに対しては撮像および検査を実行する。そして、位置決め機構24による切り替え(ステップS230)およびパラメータpのインクリメントを行い(ステップS231)、その値が偶数であれば(ステップS232においてYES)ステップS221,S223に、奇数であれば(ステップS232においてNO)ステップ201、S205に戻る。
このようにすると、フェーズ(4N+1)(N=0,1,…)、フェーズ(4N+2)では検査済みのワークWが搬出される一方、続くフェーズ(4N+3)、フェーズ(4N+4)ではワークが搬出されないという図7の検査処理シーケンスが実現される。このようにフローチャートが複雑になるという点においても、上記した実施形態に対し利点があるとは必ずしも言えない。
以上説明したように、上記実施形態の検査装置1では、第1保持ステージ21および第2保持ステージ22がそれぞれ本発明の「第1保持部」および「第2保持部」として機能しており、第1チャック210および第2チャック220が本発明の「保持機構」として機能している。また、退避反転機構41が本発明の「退避機構」として機能する一方、制御ユニット50が本発明の「制御部」として機能している。
また、上記実施形態では、搬入ユニット10、特にローディング機構12が本発明の「搬入機構」として機能している。また、搬出ユニット30、特にアンローディング機構32が本発明の「搬出機構」として機能している。また、アライメント部25が本発明の「アライメント処理部」として機能する一方、退避反転機構41のアーム先端412およびハンド機構413が一体として、本発明の「姿勢変更機構」として機能している。
なお、本発明は上記した実施形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない限りにおいて上述したもの以外に種々の変更を行うことが可能である。例えば上記実施形態では、歯車部Wcを有するワークWを検査対象とする検査装置に対して本発明を適用しているが、ワークWの種類はこれに限定されるものではなく、本発明の「ワーク」には、各種の材料、形状のものが含まれ得る。
また、上記実施形態では、検査対象物がそのまま本発明の「ワーク」として検査処理に供されているが、例えば検査対象物の保護や姿勢維持の目的で、検査対象物が何らかの補助治具等に一体化されたものである場合には、それらの構造物を1つの「ワーク」として処理するようにしてもよい。
また、上記実施形態では、ワークWが反転されることにより第1姿勢と第2姿勢とが切り替えられるが、両姿勢の関係はこれに限定されない。例えば、第1姿勢と第2姿勢とがワークを90度回転させた関係であってもよく、水平面内で所定の回転量だけ回転させた関係等であってもよい。
また、上記実施形態では、第1保持ステージ21と第2保持ステージ22とが、回転する支持プレート23の回転軸に対し回転対称な位置に取り付けられている。このため、一方が検査位置に位置決めされるときには他方が自動的に待機位置に位置決めされる構成となっている。しかしながら、検査位置と待機位置との関係はこれに限定されるものではない。例えば、本発明の「第1保持部」と「第2保持部」とが互いに独立して移動可能な構成であれば、それらの移動経路に適宜検査位置および待機位置を設定することが可能である。
また、「第1保持部」および「第2保持部」がそれぞれ位置決めされる位置は、上記のように検査位置と待機位置との間で択一的に選択されるものでなくてもよい。例えばこれらとは異なる第3の位置に、「第1保持部」および「第2保持部」が位置決めされる構成であってもよい。
以上、具体的な実施形態を例示して説明してきたように、この発明において、第1保持部が第1姿勢のワークに対応する構造の保持機構を有し、第2保持部が第2姿勢のワークに対応する構造の保持機構を有するものであってもよい。本発明によれば、第1姿勢のワークは第1保持部により保持され、第2姿勢のワークは第2保持部により保持される。このため、各々の保持機構は、ワークが取るべき姿勢に特化されたものとすることが可能である。こうすることで、ワークを所望の姿勢で確実に保持し、安定かつ高精度な検査が可能となる。
また例えば、退避機構は、第1姿勢と第2姿勢との間でワークの姿勢を変化させる姿勢変更機構を有していてもよい。このような構成によれば、退避機構が、ワークを一時的に退避させる機能とワークの姿勢を変更する機能とを兼備することとなり、保持されているワークを退避させ再び載置する過程において、ワークの姿勢を変更することができる。
また例えば、待機位置に位置決めされた第1保持部に未検査のワークを搬入する搬入機構と、待機位置に位置決めされた第2保持部に保持される検査済みのワークを搬出する搬出機構とがさらに設けられてもよい。このような構成によれば、検査処理シーケンスの進行に応じた適切なタイミングで未検査のワークを搬入し、また検査済みのワークを搬出することが可能である。
また例えば、本発明に係る検査装置および検査方法では、待機位置に第1保持部が位置決めされ検査位置に第2保持部が位置決めされた状態と、待機位置に第2保持部が位置決めされ検査位置に第1保持部が位置決めされた状態とが交互に切り替えられてもよい。このような構成によれば、第1保持部と第2保持部とを選択的に検査位置に位置決めする動作において、他方が自動的に待機位置に位置決めされることになる。そして、本発明に係る検査処理シーケンスは、このような構成に対しても有効に機能するものである。
また例えば、本発明に係る検査装置は、待機位置において、保持されるワークの位置を調整するアライメント処理部をさらに備えてもよい。また、本発明に係る検査方法は、待機位置において、第1保持部が受け入れたワークの位置を調整する工程をさらに備えてもよい。このような構成によれば、保持されるワークの位置が適正化されることにより、検査位置での撮像およびそれに基づくワークの検査をより精度よく行うことが可能となる。
この発明は、検査対象となるワークを撮像し、その撮像結果に基づき当該ワークを検査する検査装置および検査方法全般に適用することができる。特に、ワークの姿勢を変更してその前後で検査を行う検査技術に、好適に適用することができる。
1 検査装置
10 搬入ユニット
12 ローディング機構(搬入機構)
21 第1保持ステージ(第1保持部)
22 第2保持ステージ(第2保持部)
24 位置決め機構
25 アライメント部(アライメント処理部)
26 検査部
30 搬出ユニット
32 アンローディング機構(搬出機構)
41 退避反転機構(退避機構)
50 制御ユニット(制御部)
210 第1チャック(保持機構)
220 第2チャック(保持機構)
412 アーム先端(姿勢変更機構)
413 ハンド機構(姿勢変更機構)
Pi 検査位置
Pw 待機位置
W,W1,W2,… ワーク

Claims (9)

  1. それぞれがワークを保持可能な第1保持部および第2保持部と、
    前記第1保持部および前記第2保持部を移動させて、予め定められた検査位置および待機位置のそれぞれに対し選択的に前記第1保持部および前記第2保持部を位置決めする位置決め機構と、
    前記第1保持部および前記第2保持部のうち前記検査位置に位置決めされた一方に保持されている前記ワークを撮像し、撮像結果に基づき前記ワークを検査する検査部と、
    前記第1保持部および前記第2保持部のうち前記待機位置に位置決めされた一方に保持されている前記ワークを受け取って一時的に退避させる退避機構と、
    前記位置決め機構、前記検査部および前記退避機構を制御して所定の検査処理シーケンスを実行する制御部と
    を備え、
    前記検査処理シーケンスでは、一の前記ワークについて、
    前記第1保持部が前記待機位置で前記ワークを第1姿勢で受け入れ前記検査位置に移動して、前記検査部が前記ワークを検査した後、前記第1保持部が前記待機位置に移動して前記退避機構が前記ワークを前記第1保持部から退避させ、
    前記第2保持部が前記待機位置で前記退避機構から前記ワークを前記第1姿勢と異なる第2姿勢で受け取り前記検査位置に移動して、前記検査部が前記ワークを検査した後、前記第2保持部が前記待機位置に移動して検査済みの前記ワークを排出し、
    複数の前記ワークについて前記検査処理シーケンスを実行するときには、
    前記待機位置において、前記退避機構が第1の前記ワークを前記第1保持部から退避させた後に前記第1保持部が第2の前記ワークを受け入れ、
    前記第2のワークを保持する前記第1保持部が前記検査位置に移動するとともに、前記第2保持部が前記待機位置に移動して前記退避機構から前記第1のワークを受け取る、
    検査装置。
  2. 前記第1保持部は、前記第1姿勢の前記ワークに対応する構造の保持機構を有し、前記第2保持部は、前記第2姿勢の前記ワークに対応する構造の保持機構を有する請求項1に記載の検査装置。
  3. 前記退避機構は、前記第1姿勢と前記第2姿勢との間で前記ワークの姿勢を変化させる姿勢変更機構を有する請求項1または2に記載の検査装置。
  4. 前記待機位置に位置決めされた前記第1保持部に未検査の前記ワークを搬入する搬入機構と、
    前記待機位置に位置決めされた前記第2保持部に保持される検査済みの前記ワークを搬出する搬出機構と
    を備える請求項1ないし3のいずれかに記載の検査装置。
  5. 前記位置決め機構は、前記待機位置に前記第1保持部が位置決めされ前記検査位置に前記第2保持部が位置決めされた状態と、前記待機位置に前記第2保持部が位置決めされ前記検査位置に前記第1保持部が位置決めされた状態とを切り替える請求項1ないし4のいずれかに記載の検査装置。
  6. 前記待機位置において、保持される前記ワークの位置を調整するアライメント処理部を備える請求項1ないし5のいずれかに記載の検査装置。
  7. ワークを撮像し、その撮像結果に基づき前記ワークを検査する検査方法において、
    一の前記ワークに対する検査処理シーケンスとして、
    第1保持部が、所定の待機位置で前記ワークを第1姿勢で保持する工程と、
    前記ワークを保持する前記第1保持部が所定の検査位置に移動する工程と、
    撮像装置を有する検査部が、前記検査位置の前記第1保持部に保持される前記ワークを撮像し、撮像結果に基づき前記ワークを検査する工程と、
    前記第1保持部が前記待機位置に移動し、退避機構が前記ワークを前記第1保持部から一時的に退避させる工程と、
    前記第1保持部が前記待機位置から移動するとともに、前記第2保持部が前記待機位置に移動して前記退避機構から前記ワークを前記第1姿勢と異なる第2姿勢で受け取り保持する工程と、
    前記ワークを保持する前記第2保持部が前記検査位置に移動する工程と、
    前記検査部が、前記検査位置の前記第2保持部に保持される前記ワークを撮像し、撮像結果に基づき前記ワークを検査する工程と、
    前記第2保持部が前記待機位置に移動し、検査済みの前記ワークを排出する工程と
    を順番に実行し、
    複数の前記ワークについて前記検査処理シーケンスを実行するときには、
    前記待機位置において、前記退避機構が第1の前記ワークを前記第1保持部から退避させた後に前記第1保持部が第2の前記ワークを受け入れ、
    前記第2のワークを保持する前記第1保持部が前記検査位置に移動するとともに、前記第2保持部が前記待機位置に移動して前記退避機構から前記第1のワークを受け取る、
    検査方法。
  8. 前記待機位置において、前記第1保持部が受け入れた前記ワークの位置を調整する工程を備える請求項7に記載の検査方法。
  9. 前記待機位置に前記第1保持部が位置決めされ前記検査位置に前記第2保持部が位置決めされた状態と、前記待機位置に前記第2保持部が位置決めされ前記検査位置に前記第1保持部が位置決めされた状態とを交互に切り替える請求項7または8に記載の検査方法。
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