JP2022050148A - 半導体記憶装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】トランジスタ特性の低下やばらつきを低減可能な半導体記憶装置を提供する。【解決手段】実施形態による半導体記憶装置1は、基板10と、複数の導電層Wと複数の第1の絶縁層OLとが交互に積層される第1の積層体SK1と該第1の積層体SK1を貫通して前記複数の導電層Wとともに複数のメモリセルを形成する柱状体MPとを含むメモリセル領域MAと、前記基板10と前記メモリセル領域MAとの間に介在し、前記複数のメモリセルを制御する周辺回路が配置される周辺回路部PERと、下端で基板10に接続し、平面視枠状の形状を有して前記周辺回路部PERを取り囲む導電性の第1の板状部ES1と、前記第1の板状部ES1の側面に窒化シリコンで形成される側壁層SWと、窒化シリコンで形成され、前記側壁層SWに接続して前記周辺回路部PERの上方を覆う第2の絶縁層BSLとを備える。【選択図】図2
Description
本発明の実施形態は、半導体記憶装置に関する。
半導体デバイスの製造工程には、例えば化学気相堆積(CVD)法を利用した薄膜堆積プロセスがある。CVD法により、下地層の上に絶縁層としての酸化シリコン層を堆積する場合、ケイ素を含有する原料ガスと、酸化ガスとが分解、反応して、酸化シリコン分子が形成され、これらが下地層に吸着することにより、酸化シリコン層が堆積される。この際、原料ガス及び酸化ガスの分解により生じた水素原子や、これらのガスの希釈ガスとしての水素ガスからの水素原子が酸化シリコン層に取り込まれる場合がある。
酸化シリコン層に取り込まれた水素は、酸化シリコン層だけでなく下地層の内部を拡散し、例えばトランジスタに到達する場合がある。この場合、例えば多結晶シリコンで形成されるゲート電極中のドーパントに影響を与え、トランジスタ特性の低下やばらつきが生じる事態ともなる。
一つの実施形態は、トランジスタ特性の低下やばらつきを低減可能な半導体記憶装置を提供する。
一つの実施形態による半導体記憶装置は、基板と、複数の導電層と複数の第1の絶縁層とが交互に積層される第1の積層体と該第1の積層体を貫通して前記複数の導電層とともに複数のメモリセルを形成する柱状体とを含むメモリセル領域と、前記基板と前記メモリセル領域との間に介在し、前記複数のメモリセルを制御する周辺回路が配置される周辺回路部と、下端で基板に接続し、平面視枠状の形状を有して前記周辺回路部を取り囲む導電性の第1の板状部と、前記第1の板状部の側面に窒化シリコンで形成される側壁層と、窒化シリコンで形成され、前記側壁層に接続して前記周辺回路部の上方を覆う第2の絶縁層とを備える。
以下、添付の図面を参照しながら、本発明の限定的でない例示の実施形態について説明する。添付の全図面中、同一または対応する部材または部品については、同一または対応する参照符号を付し、重複する説明を省略する。また、図面は、部材もしくは部品間、または、種々の層の厚さの間の相対比を示すことを目的とせず、したがって、具体的な厚さや寸法は、以下の限定的でない実施形態に照らし、当業者により決定されるべきものである。
図1を参照しながら、実施形態による半導体記憶装置について説明する。図1は、実施形態による半導体記憶装置1を模式的に示す上面図である。図1に示すように、実施形態による半導体記憶装置1は、平面視矩形の形状を有する基板10を有している。基板10には素子領域12が設けられ、素子領域12と基板10の周縁との間の領域にエッジシールESが設けられている。エッジシールESは、ほぼ平面視枠状の形状を有し、素子領域12を取り囲んでいる。素子領域12において、複数のメモリセルが3次元的に配置されてメモリセル領域MA(図2)が形成され、基板10とメモリセル領域MAとの間に設けられる周辺回路部PER(図2)には、メモリセルを制御する、トランジスタTr等を含む周辺回路が配置されている。
図2は、図1のL-L線に沿った断面図である。ただし、説明の便宜上、素子領域12の周辺回路部PERに設けられるトランジスタTrの1つがエッジシールESに隣接して図示されている。これは、エッジシールESと、周辺回路部PERのトランジスタTrとの位置関係を示すためである。
図2に示すように、素子領域12においては、例えばシリコンで形成された基板10の上に周辺回路部PERが設けられ、その上にメモリセル領域MAが設けられている。メモリセル領域MAには、複数の導電層Wと複数の酸化シリコン層OLとが交互に積層された積層体SK1,SK2と、この積層体SK1,SK2を貫通する複数のメモリピラーMPとが形成されている。導電層Wは例えばタングステン(W)で形成されてよい。メモリピラーMPは、有底のほぼ円筒形の形状を有し、中心から外側に向かって順次形成されたコア層C、チャネル層CH、及びメモリ膜Mを有している。ここで、コア層Cは例えば酸化シリコン等で形成されてよく、チャネル層CHは例えば多結晶シリコン又はアモルファスシリコン等で形成されてよい。また、図2に示すように、メモリ膜Mは、メモリピラーMPの中心から外側に向かう方向に沿って順次形成されたトンネル絶縁層TN、電荷蓄積層CT、及びブロック絶縁層BKを有している。トンネル絶縁層TN及びブロック絶縁層BKは例えば酸化シリコン等で形成されてよく、電荷蓄積層CTは例えば窒化シリコン等で形成されてよい。
また、メモリピラーMPは、積層体SK1に対応する上部と、積層体SK2に対応する下部とを有し、これらは接合部JCで接合されている。すなわち、メモリピラーMPにおいて、コア層C同士、チャネル層CH同士、及びメモリ膜M同士が上部と下部との間で接続している。なお、接合部JCは、積層体SK1と積層体SK2の間に介在する接合層Bi内に配置されている。そして、積層体SK1,SK2内の導電層WがメモリピラーMPに接する部分にメモリセルが形成される。また、メモリピラーMPのチャネル層CHは、ともに酸化シリコン膜SO4に埋め込まれたプラグPG及びビット線BLと接続している。プラグPG及びビット線BLは、例えばダマシン法により銅(Cu)で形成されてよい。なお、図2においては、一つのメモリピラーMPに接続する一組のプラグPG及びビット線BLを図示し、他のメモリピラーMPに接続するプラグ及びビット線は図示を省略している。ビット線は、例えば積層体SK1,SK2等を貫通する不図示の接続配線を介して、周辺回路と接続される。酸化シリコン膜SO4及びビット線BLの上には、窒化シリコン膜SN1、酸化シリコン膜SO5、窒化シリコン膜SN2、及び酸化シリコン膜SO60が順次形成されている。
また、メモリセル領域MA内には複数のスリットSTが設けられている。複数のスリットSTは、積層体SK1,SK2と、接合層Biとを貫通するとともに、図2の紙面垂直方向に延伸している。複数のスリットSTにより、積層体SK1,SK2が複数の領域(ブロックとも言う)に分割される。スリットSTの内部には例えば酸化シリコンなどの絶縁材料が埋め込まれている。ただし、スリットSTの内部には、スリットSTの側壁を覆う絶縁材料を介して導電材料が埋め込まれ、この導電材料をソース層SLと接続することで例えばソース線コンタクトとして機能させてもよい。
また、周辺回路部PERでは基板10の表層に周辺回路の一部であるトランジスタTrが形成され、トランジスタTrはライナー層35で覆われている。ライナー層35については後に図3を参照しながら説明する。ライナー層35の上には酸化シリコン膜SO1が形成され、その上に窒化シリコン層BSLが形成されている。窒化シリコン層BSLは、例えば、素子領域12においてメモリセルと周辺回路部とを電気的に接続する接続配線等を形成する際のエッチングストッパー層としての機能を有することができる。
窒化シリコン層BSLの上面と、酸化シリコン膜SO1の上面とが、酸化シリコン膜SO2で覆われ、酸化シリコン膜SO2の上にはソース層SLが形成されている。ソース層SLは、リンがドープされたn型の多結晶シリコンで形成され得る。また、ソース層SLは、例えばWまたはタングステンシリサイド(WSi)で形成される導電層と、その上のn型の多結晶シリコンで形成される半導体層との2層により構成されてもよい。ソース層SLは、メモリピラーMPのチャネル層CHの下部の側周面と接し、メモリピラーMPに形成されるメモリセルのソースラインとして機能する。なお、ソース層SLは、基板10の表面とほぼ平行に形成されるが、端部に屈曲部BPを有し、ここで基板10に向かって折れ曲がって基板10の表面に接続している。ソース層SLが形成された後には、例えばプラズマを利用した成膜やエッチングなどのプラズマプロセスが行われる。その場合、そのプラズマプロセス以前に形成された構造がプラズマ中の電荷に晒されることとなる。そのような電荷をソース層SLを介して基板10へと逃がし、既存の構造を電荷から保護するため、ソース層SLが基板10と接続されている。
基板10の周縁と素子領域12との間の領域におけるソース層SLの上方には、酸化シリコン膜SO3を挟んで積層体ON1が形成され、その上方に、接合層Biを挟んで積層体ON2が形成されている。積層体ON1及びON2は、複数の窒化シリコン層SNと複数の酸化シリコン層OLとが交互に積層された積層構造を有している。接合層Biは例えば酸化シリコンにより形成され得る。
積層体ON1及びON2の窒化シリコン層SNは、素子領域12においては、例えばWなどの金属に置換されている。積層体ON1及びON2の窒化シリコン層SNがWなどの金属に置換された部分が、積層体SK1及びSK2に相当する。すなわち、積層体ON1は、酸化シリコン層OLを共有するように素子領域12の積層体SK1と接続し、積層体ON2は、酸化シリコン層OLを共有するように素子領域12の積層体SK2と接続している。
積層体ON2の上には、酸化シリコン膜SO4、窒化シリコン膜SN1、酸化シリコン膜SO5、窒化シリコン膜SN2、及び酸化シリコン膜SO6がこの順に形成されている。酸化シリコン膜SO6の上面と、酸化シリコン膜SO1,SO2,SO3、積層体ON1、接合層Bi、積層体ON2、酸化シリコン膜SO4,SO5,SO6、窒化シリコン膜SN1,SN2の側面と、基板10の表面とを覆うように金属体M2が形成されている。金属体M2は、例えばアルミニウム(Al)や、AlCuSiなどのアルミニウム合金で形成され得る。金属体M2は、半導体記憶装置1が帯電するのを回避するために設けられる。
なお、金属体M2が形成された後には、金属体M2を覆うように酸化シリコン膜が堆積され、例えばCMP法により、堆積された酸化シリコン膜が研磨されて、金属体M2が露出する。これにより、金属体M2の側面と、金属体M2の基板10の上の部分とを覆う酸化シリコン膜SO7が形成される。その後、全面にパッシベーション膜としての窒化シリコン膜SNPが形成され、これを覆うように例えばポリイミドで形成される保護膜PIDが設けられる。これにより、基板10の表面の端部にも、金属体M2、酸化シリコン膜SO7、窒化シリコン膜SNP、及び保護膜PIDがこの順に積層されることとなる。基板10の表面の端部に積層された酸化シリコン膜SO7、窒化シリコン膜SNP、及び保護膜PIDの一部が除去され、金属体M2が露出する。金属体M2が露出している部分は、半導体記憶装置1が形成される例えばシリコンウエハをダイシングする際のカーフ領域に相当する。
また、エッジシールESは、本実施形態においては、基板10上から順に積層されるエッジシール部ES1、エッジシール部ES2、枠体P1、金属体M0、枠体P2、金属体M1、及び枠体P3を有している。エッジシールESは、ダイシングの際に、ダイシングラインを起点として発生し得るクラックが素子領域12内に進入するのを回避するという機能を有している。また、エッジシールESは、大気中の水分が素子領域12内に侵入するのを抑制するという機能も有している。さらに、上述のソース層SLと同様に、製造工程の一つとしてのプラズマプロセスにおいてプラズマ中の電荷を基板10へと逃がすという機能をも有し得る。
エッジシール部ES1は、後述するように、下端で基板10に接続するとともに窒化シリコン層BSLの上端まで延伸している。エッジシール部ES2は、下端でエッジシール部ES1の上端に接続し、酸化シリコン膜SO2、ソース層SL、酸化シリコン膜SO3、積層体ON1、接合層Bi、積層体ON2を貫通するように延伸し、酸化シリコン膜SO4内で終端している。エッジシール部ES1及びES2は、例えばタングステンなどの金属で形成されてよい。ただし、エッジシール部ES1,ES2は、タングステンで形成される本体部と、本体部の下面及び側面を覆う窒化チタン層又はチタン層とを有することもできる。
枠体P1及び金属体M0は、酸化シリコン膜SO4に埋め込まれ、枠体P1の下端にてエッジシール部ES2の上端に接続している。枠体P2及び金属体M1は、酸化シリコン膜SO5及び窒化シリコン膜SN1を貫通し、枠体P2の下端で金属体M0の上面に接続している。さらに、枠体P3は、酸化シリコン膜SO6と窒化シリコン膜SN2を貫通し、下端にて金属体M1の上面に接続し、上端にて金属体M2の下面に接続している。枠体P1、金属体M0、枠体P2、金属体M1、及び枠体P3は、例えばダマシン法によりCuで形成されてよい。
なお、酸化シリコン膜SO4の上に形成される窒化シリコン膜SN1と、酸化シリコン膜SO5の上に形成される窒化シリコン膜SN2とは、耐圧確保のために設けられている。例えば、素子領域12においては、酸化シリコン膜SO4には、例えばCuで形成されるプラグPGとビット線BLが埋め込まれているが、仮に窒化シリコン膜SN1が無い場合に、プラグPGやビット線BLに電圧が印加されると、Cuが拡散し、例えばCu配線間の耐圧が低下してしまう場合がある。これを回避するため、Cuの拡散を抑制可能な窒化シリコン膜SN1が設けられている。酸化シリコン膜SO5にもCuで形成されるプラグや配線(不図示)が埋め込まれてよく、Cuの拡散を抑制するために窒化シリコン膜SN2が形成されている。
次に、図3を参照しながら、エッジシール部ES1、トランジスタTr、及びこれらの周囲の構造について説明する。図3は、図2の一部拡大図であり、図2中の点線で囲まれた部分Pに相当する。
図3に示すように、基板10の表面にトランジスタTrのゲート絶縁膜31が形成され、その上にゲート電極32が形成されている。ゲート絶縁膜31は、シリコンで形成される基板10の表面を熱酸化することにより形成される。ゲート電極32は、例えば、ゲート絶縁膜31上に堆積されるボロン(B)ドープ多結晶シリコン層321と、多結晶シリコン層321上に堆積されるタングステン層322とを有することができる。なお、トランジスタTrのソース領域とドレイン領域は、紙面に垂直な方向に沿って、ゲート電極32を挟む基板10の表層領域に形成されているものとする。
また、ゲート電極32の上にはキャップ層33が形成され、ゲート電極32の両側面にはサイドウォールスペーサ34が形成されている。キャップ層33は窒化シリコンで形成されてよく、サイドウォールスペーサ34は酸化シリコンで形成されてよい。
キャップ層33とサイドウォールスペーサ34を覆うようにライナー層35が堆積されている。ライナー層35は、例えば、第1の絶縁層351と第2の絶縁層352とを含むことができる。第1の絶縁層351は例えば酸化シリコンで形成され、キャップ層33、サイドウォールスペーサ34、及び基板10に接し、基板10の上に開口部OPを有している。一方、第2の絶縁層352は、窒化シリコンで形成され、第1の絶縁層351を覆うとともに、第1の絶縁層351の開口部OPでは、基板10に接している。
また、ゲート電極32に対しゲート配線GLが設けられている。ゲート配線GLは、ライナー層35とキャップ層33を貫通し、ゲート電極32のタングステン層322に接続するゲートコンタクト36と、ゲートコンタクト36の上端に接続する金属配線層36Mと、金属配線層36Mの上に順次形成されるプラグ37、金属配線層37M、プラグ38、及び金属配線層38Mとを有している。すなわち、酸化シリコン膜SO1内には、金属配線層36M,37M,38Mを有する3層の金属配線構造が形成されている。図2及び図3では図示を省略しているが、トランジスタTrのソース領域とドレイン領域に対して、同様の金属配線構造を有するゲート配線GLが形成されてもよい。ゲート配線GLは例えばダマシン法によりCuなどの金属で形成され得る。なお、ゲートコンタクト36とタングステン層322との間の抵抗を低減するため、タングステン層322に凹部が形成され、この凹部に対してゲートコンタクト36が接続している。
エッジシール部ES1は、窒化シリコン層BSLと酸化シリコン膜SO1を貫通し基板10に到達している。ここで、エッジシール部ES1の下端は、第1の絶縁層351の開口部OPにおいて基板10に接続している。すなわち、エッジシール部ES1は、酸化シリコンで形成される第1の絶縁層351から離間している。また、エッジシール部ES1の下端は、基板10の表面に形成される凹部に嵌め込まれており、これにより、エッジシール部ES1が基板10に対して強固に接続し得る。その結果、エッジシールES(図2)は、ダイシング時のクラックストッパーとしての機能をより効果的に発揮することが可能となる。なお、エッジシール部ES1の下端が接続される基板10の表層領域には、不図示のn型またはp型の不純物拡散領域が適宜形成され得る。
エッジシール部ES1の両側面には、窒化シリコンによる側壁層SWが形成されている。側壁層SWの上端部に対して窒化シリコン層BSLが接続し、下端部に対して基板10の表面に形成される第2の絶縁層352が接続している。すなわち、第2の絶縁層352、側壁層SW、及び窒化シリコン層BSLで囲まれた領域が形成されており、トランジスタTrを含む周辺回路は、その領域内に配置されている。
側壁層SW及びエッジシール部ES1は、例えば、以下のように形成され得る。基板10の表層にトランジスタTr(キャップ層33、サイドウォールスペーサ34、及びライナー層35を含む)が形成された後、ゲート配線GLを含む酸化シリコン膜SO1と、窒化シリコン層BSLとが順次形成される。この後、窒化シリコン層BSLと酸化シリコン膜SO1を貫通して基板10に到達するとともに、窒化シリコン層BSLと酸化シリコン膜SO1を横切り、平面視枠状の形状を有するトレンチが形成される。トレンチの内面に窒化シリコンがコンフォーマルに形成され、トレンチの底面の窒化シリコンが異方的に除去された後、トレンチがタングステンなどの金属で埋め込まれる。これにより、側壁層SWとエッジシール部ES1が形成される。なお、トレンチを埋め込む際には、トレンチの内面と、窒化シリコン層が除去された底面とにTiN又はTiの層を形成し、その内側にタングステンを埋め込んでもよい。また、トレンチ底面の窒化シリコンを除去する際には、基板10の表面に凹部を形成してよい。
なお、基板10の表層には、例えば酸化シリコンが埋め込まれた二重のトレンチSTIが形成されている。トレンチSTIの各々は、平面視枠状の形状を有し、エッジシールESを取り囲んでいる。トレンチSTIは、ダイシング時に基板10にクラックが侵入するのを防ぐクラックストッパーとして機能する。
以下、比較例を参照しながら、本実施形態による半導体記憶装置1により奏される効果について説明する。図4は、比較例による半導体記憶装置の端部の断面を模式的に示す断面図である。図4に示すように、比較例による半導体記憶装置2には、実施形態におけるエッジシール部ES1とは異なるエッジシール部ES1Cが設けられている。比較例では、エッジシール部ES1Cは、例えばゲート配線GLと同時に形成され、したがって、ゲート配線GLと同様に3層の金属配線構造を有している。そして、3層の金属配線構造のうちの最上の金属配線の上面にエッジシール部ES2Cの下端が接続されて、エッジシールESCが形成されている。
また、実施形態とは異なり、エッジシール部ES1Cの側壁には、側壁層SWに相当する、窒化シリコンで形成される層は設けられていない。また、ライナー層35の第1の絶縁層351の開口部OPがエッジシール部ES1Cの下端とは異なる位置に設けられており、このため、エッジシール部ES1Cの下端は、酸化シリコンで形成される第1の絶縁層351に接している。その他の構成に関しては、比較例による半導体記憶装置2は、実施形態による半導体記憶装置1と同様である。
積層体ON1,ON2は例えばプラズマCVD法により形成されるが、この形成時には、気相中の水素(原子)が積層体ON1,ON2内に取り込まれる傾向がある。図4中の符号「H」は、積層体ON1,ON2に取り込まれた水素を模式的に示している。このような水素は、例えば、後続のメモリセル領域MAにおけるメモリピラーMPの形成等に際して高温プロセスが行われるときに拡散し、トランジスタTrまで到達する場合がある。そうすると、ゲート電極32の多結晶シリコン層321にドープされたボロン原子が、水素によって、ゲート絶縁膜31から基板10へと突き抜けてしまうことがある。その結果、多結晶シリコン層321の抵抗値が変化したり、ゲート絶縁膜31の下のチャネル領域のキャリア濃度が変化したりすることとなる。これにより、トランジスタTrの閾値電圧の低下やばらつきが生じる事態ともなる。
水素は、金属や、多結晶シリコン、酸化シリコンを拡散することができるため、積層体ON1中の水素は、例えば図中の経路R1に沿って、ソース層SLと酸化シリコン膜SO2を通り抜けて酸化シリコン膜SO1へ侵入し、エッジシール部ES1Cを横切り、ゲート配線GLを通してトランジスタTrへ到達し得る。また、水素は、例えば図中の経路R2に沿って、ソース層SLと酸化シリコン膜SO2を通り抜けて酸化シリコン膜SO1へ侵入し、さらにエッジシール部ES1Cに侵入して下降し、エッジシール部ES1Cの下端から第1の絶縁層351を通してトランジスタTrに到達し得る。
本実施形態による半導体記憶装置1においても、製造工程中主に積層体ON1,ON2に水素が取り込まれる。しかし、本実施形態においては、いずれも窒化シリコンで形成される第2の絶縁層352、側壁層SW、及び窒化シリコン層BSLで囲まれた領域が形成されており、トランジスタTrは、その領域内に配置されている。具体的には、図3に示すように、エッジシール部ES1の側面に、窒化シリコンで形成された側壁層SWが設けられており、水素は窒化シリコンを拡散し難いため、側壁層SWによってブロックされてゲート配線GLに到達することは殆どできない。したがって、水素がトランジスタTrまで拡散することは殆どない。
また、エッジシール部ES1の下端は、酸化シリコンで形成される第1の絶縁層351の開口部OPにおいて基板10に接続し、側壁層SWの下端もまた基板10の表面に接している。さらに、側壁層SWの下端は、基板10の表面にて、窒化シリコンで形成される第2の絶縁層352とも接触している。したがって、水素がソース層SLと酸化シリコン膜SO2を通り抜けてエッジシール部ES1に侵入し、その下端まで下降したとしても、側壁層SWと第2の絶縁層352によってブロックされ、トランジスタTrへ到達することは殆どない。したがって、積層体ON1,ON2内の水素がトランジスタTrへ拡散するのを低減することができ、よって、トランジスタTrの閾値電圧の低下やばらつきを低減することが可能となる。なお、本実施形態において、側壁層SWと第2の絶縁層352は、第1の絶縁層351の開口部OPで基板10の表面に直接接触するのではなく、例えば基板10のシリコンの自然酸化膜を介して基板10の表面に接続するように設けられてもよい。一般に、自然酸化膜はライナー層35として用いられる第1の絶縁層351より極薄であるため、開口部OPで基板10の表面に接続された側壁層SWと第2の絶縁層352による水素のブロックの機能は、自然酸化膜が介在した程度では殆ど損なわれることがないからである。
また、窒化シリコン層BSLは窒化シリコンで形成されているため、積層体SK1,SK2内の水素についても、下方に向かって(酸化シリコン膜SO1に向かって)の拡散を抑制することができる。なお、窒化シリコン層BSLには、メモリセルと周辺回路とを電気的に接続する上述の接続配線形成のための開口が設けられる場合があるが、その開口形成工程の段階において多量の水素が積層体SK1,SK2内からその外方へと拡散することは殆どない。このため、窒化シリコン層BSLは、接続配線形成のための開口を有してよい。
また、比較例においては、エッジシール部ES1Cが、トランジスタTrのゲート配線GLと同様に3層の金属配線構造を有しており、そのため、仮に実施形態における側壁層SWと同じような側壁層を設けようとすると、製造プロセスの複雑化、プロセス数の増加、製造コストの増大などが生じ得る。実施形態による半導体記憶装置1では、ゲート配線GLの形成とは別に、簡便なプロセスで側壁層SWとエッジシール部ES1を形成することが可能となる。
(変形例)
次に、図5を参照しながら、実施形態の変形例による半導体記憶装置100について説明する。図5は、実施形態の変形例による半導体記憶装置100の端部の断面を模式的に示す図である。なお、図5では図示を省略しているが、半導体記憶装置100は、半導体記憶装置1と同じ素子領域12を有している。図5に示すように、エッジシール部ES1はゲート配線GLと同様に3層の金属配線構造を有しており、エッジシール部ES1の側面には側壁層が設けられていない。その一方で、平面視枠状の形状を有し、窒化シリコンで形成される立設部SPが設けられている。立設部SPは、酸化シリコンで形成される第1の絶縁層351の端部よりも基板10の周縁側において下端で基板10の表面に接している。また、立設部SPは、上端で窒化シリコン層BSLの下面に接続している。言い換えると、窒化シリコン層BSLを蓋部とし、立設部SPを側壁とする有蓋の角筒体が形成されており、その内側において、基板10の表層にトランジスタTrが形成されている。
次に、図5を参照しながら、実施形態の変形例による半導体記憶装置100について説明する。図5は、実施形態の変形例による半導体記憶装置100の端部の断面を模式的に示す図である。なお、図5では図示を省略しているが、半導体記憶装置100は、半導体記憶装置1と同じ素子領域12を有している。図5に示すように、エッジシール部ES1はゲート配線GLと同様に3層の金属配線構造を有しており、エッジシール部ES1の側面には側壁層が設けられていない。その一方で、平面視枠状の形状を有し、窒化シリコンで形成される立設部SPが設けられている。立設部SPは、酸化シリコンで形成される第1の絶縁層351の端部よりも基板10の周縁側において下端で基板10の表面に接している。また、立設部SPは、上端で窒化シリコン層BSLの下面に接続している。言い換えると、窒化シリコン層BSLを蓋部とし、立設部SPを側壁とする有蓋の角筒体が形成されており、その内側において、基板10の表層にトランジスタTrが形成されている。
このような構成によれば、ともに窒化シリコンで形成される窒化シリコン層BSLと立設部SPにより、積層体ON1からの水素がトランジスタTrに向かって拡散するのを抑制することができる。なお、この構成における窒化シリコン層BSLは、エッジシール部ES2によって横切られるものの、エッジシール部ES2は積層体ON1,ON2から多量の水素が外方へと拡散される高温プロセスのさらに後続のプロセスで形成されるため、上述の接続配線形成のための開口と同様殆ど問題にはならない。また、エッジシール部ES1の下端は、第1の絶縁層351の開口部OPにおいて基板10の表面に接続しているため、仮にエッジシール部ES1内に水素が侵入し下降したとしても、基板10の表面に接する第2の絶縁層352によりブロックされ、トランジスタTrには殆ど到達できない。すなわち、実施形態による半導体記憶装置1と同様に、積層体ON1,ON2内の水素がトランジスタTrへ拡散するのを低減することができ、よって、トランジスタTrの閾値電圧の低下やばらつきを低減することが可能となる。
なお、立設部SPは、トレンチSTIとエッジシール部ES1との間において、下端が基板10に接続し、上端が窒化シリコン層BSLに接続するように設けられてもよい。また、立設部SPは、エッジシール部ES1とトランジスタTrの間において、下端が基板10に接続し、上端が窒化シリコン層BSLに接続するように設けられてもよい。これらの場合においては、第1の絶縁層351に、立設部SPに応じた開口部が設けられることとなるが、この開口部は、エッジシール部ES1のための開口部OPと同時に形成することができる。
(その他の変形例)
上述の実施形態(変形例を含む)においては、素子領域12を取り囲む一つのエッジシールESが設けられていたが、追加のエッジシールをエッジシールESの外側又は内側に設けてもよい。言い換えると、多重のエッジシールを設けてもよい。この場合には、多重のエッジシールにおけるエッジシール部ES1に相当する部分の1つの又は2以上の側面に側壁層SWを設ければよい。
上述の実施形態(変形例を含む)においては、素子領域12を取り囲む一つのエッジシールESが設けられていたが、追加のエッジシールをエッジシールESの外側又は内側に設けてもよい。言い換えると、多重のエッジシールを設けてもよい。この場合には、多重のエッジシールにおけるエッジシール部ES1に相当する部分の1つの又は2以上の側面に側壁層SWを設ければよい。
また、上述のとおり、エッジシール部ES1の下端は、ライナー層35のうちの酸化シリコンで形成される第1の絶縁層351の開口部OPにおいて基板10に接続し、よって、第1の絶縁層351から離間していたが、開口部OPは、エッジシール部ES1の下端と、トランジスタTrとの間に位置してもよい。この場合、エッジシール部ES1の下端は第1の絶縁層351に接することとなり得るが、開口部OPにおいて、窒化シリコンで形成される第2の絶縁層352が基板10と接するため、エッジシール部ES1の下端から第1の絶縁層351を通してトランジスタTrに至る経路が遮断される。さらに、第1の絶縁層351の端部とトランジスタTrとの間において、第1の絶縁層351への開口部OPの形成を省略してもよい。この場合には、水素がソース層SLと酸化シリコン膜SO2を通り抜けてエッジシール部ES1に侵入したとしても、エッジシール部ES1の両側面において、窒化シリコンによる側壁層SWが基板10と接するため、少なくともエッジシール部ES1の下端から第1の絶縁層351に向かう経路が、側壁層SWによって遮断される。したがって、これらの場合においても、水素がトランジスタTrまで拡散するのを低減することが可能となる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1,100…半導体記憶装置、10…基板、12…素子領域、ES…エッジシール、ES1,ES2…エッジシール部、P1,P2,P3…枠体、M0,M1,M2…金属体、Tr…トランジスタ、32…ゲート電極、321…多結晶シリコン層、322…タングステン層、33…キャップ層、34…サイドウォールスペーサ、35…ライナー層、351…第1の絶縁層、352…第2の絶縁層、OP…開口部、GL…ゲート配線、BSL…窒化シリコン層、SO1,SO2,SO3,SO4,SO5,SO6…酸化シリコン膜、SL…ソース層、ON1,ON2…積層体、SK1,SK2…積層体、SW…側壁層、Bi…接合層、SNP…窒化シリコン膜、PID…保護膜、SN1,SN2…窒化シリコン膜。
Claims (5)
- 基板と、
複数の導電層と複数の第1の絶縁層とが交互に積層される第1の積層体と、該第1の積層体を貫通して前記複数の導電層とともに複数のメモリセルを形成する柱状体とを含むメモリセル領域と、
前記基板と前記メモリセル領域との間に介在し、前記複数のメモリセルを制御する周辺回路が配置される周辺回路部と、
下端で基板に接続し、平面視枠状の形状を有して前記周辺回路部を取り囲む導電性の第1の板状部と、
前記第1の板状部の側面に窒化シリコンで形成される側壁層と、
窒化シリコンで形成され、前記側壁層に接続して前記周辺回路部の上方を覆う第2の絶縁層と
を備える、半導体記憶装置。 - 前記基板の表面上に開口部を有して形成される第3の絶縁層と、
前記第3の絶縁層上に窒化シリコンで形成されて前記側壁層に接続し、前記開口部で前記基板の表面に接続する第4の絶縁層と
を更に備える、請求項1に記載の半導体記憶装置。 - 前記第1の板状部の下端が前記開口部で前記基板に接続する、請求項2に記載の半導体記憶装置。
- 前記第1の板状部の上方に配置され、複数の第5の絶縁層と複数の第6の絶縁層とが交互に積層される第2の積層体と、
前記第2の積層体を貫通し、下端で前記第1の板状部と接続する第2の板状部と
を更に備える、請求項1から3のいずれか一項に記載の半導体記憶装置。 - 基板と、
複数の導電層と複数の第1の絶縁層とが交互に積層される第1の積層体と、該第1の積層体を貫通して前記複数の導電層とともに複数のメモリセルを形成する柱状体とを含むメモリセル領域と、
前記基板と前記メモリセル領域との間に介在し、前記複数のメモリセルを制御する周辺回路が配置される周辺回路部と、
下端で基板に接続し、平面視枠状の形状を有して前記周辺回路部を取り囲む窒化シリコン層で形成される枠体と、
窒化シリコンで形成され、前記枠体の上端に接続して前記周辺回路部の上方を覆う第2の絶縁層と
を備える、半導体記憶装置。
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