JP2022050136A - 自律走行車両の制御システム - Google Patents

自律走行車両の制御システム Download PDF

Info

Publication number
JP2022050136A
JP2022050136A JP2020156564A JP2020156564A JP2022050136A JP 2022050136 A JP2022050136 A JP 2022050136A JP 2020156564 A JP2020156564 A JP 2020156564A JP 2020156564 A JP2020156564 A JP 2020156564A JP 2022050136 A JP2022050136 A JP 2022050136A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
travel route
target travel
wireless communication
pallet
congestion
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2020156564A
Other languages
English (en)
Inventor
卓也 渡部
Takuya Watabe
哲弥 金田
Tetsuya Kaneda
陽三 岩見
Yozo Iwami
大作 本田
Daisaku Honda
雄平 勝亦
Yuhei Katsumata
秀樹 福留
Hideki Fukutome
佑太 間庭
Yuta Maniwa
直子 市川
Naoko Ichikawa
紗季 成田
Saki Narita
裕己 西川
Yuki Nishikawa
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP2020156564A priority Critical patent/JP2022050136A/ja
Publication of JP2022050136A publication Critical patent/JP2022050136A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Navigation (AREA)
  • Traffic Control Systems (AREA)

Abstract

【課題】利用者に対して快適な無線通信環境を提供するための自律走行制御システムを提供する。【解決手段】利用者が乗る自律走行車両10を制御する制御システム50、72は、基地局情報を受信する基地局情報受信部と、基地局情報に基づいて混雑状況地図を生成する混雑状況地図生成部と、利用者が乗車中に携帯端末3を操作して無線通信を行う場合に、混雑状況地図に基づいて自律走行車両の目標走行経路を生成する目標走行経路生成部と、走行制御部とを備える。目標走行経路生成部は、自律走行車両の現在位置における無線通信の混雑の程度の大きさを示す混雑状況指標値が閾値よりも大きい場合に、現在位置と比べて混雑状況指標値が小さい場所に向かうように又は目的地までの複数の目標走行経路候補の中から、走行経路上の各経由地点での混雑状況指標値の和である積算混雑状況指標値が最も小さい目標走行経路候補が選択されるように、目標走行経路を生成する。【選択図】図5

Description

この発明は、自律走行車両の制御システムに関する。
特許文献1には、車両に搭載された対象機器を制御する車載制御装置の更新プログラムのダウンロードを制御する制御装置が開示されている。この制御装置は、当該ダウンロードに用いる通信回線の混雑状況と関連する通信指標、及び当該混雑状況と相関する相関情報のうちの少なくとも1つである判定情報に基づいて、更新プログラムのダウンロード処理を実行する。具体的には、通信状態(通信回線)が混雑しているとみなされた場合には、通信状態の混雑が解消されたとみなされる状態となるまで、更新プログラムのダウンロードが開始されない(特許文献1の段落[0054]参照)。
特開2017-228104号公報
自律走行車両の利用者が乗車中に携帯端末を操作して無線通信を行う場合がある。そのような場合に、利用者に対して快適な無線通信環境を提供できるように自律走行制御を行うことができれば、自律走行車両の利便性を向上できると考えられる。
本発明は、上述のような課題に鑑みてなされたものであり、利用者に対して快適な無線通信環境を提供できるように自律走行制御を行うことができる自律走行車両の制御システムを提供することを目的とする。
本発明に係る制御システムは、利用者が乗る自律走行車両を制御するものであって、基地局情報受信部と、混雑状況地図生成部と、目標走行経路生成部と、走行制御部とを備える。
基地局情報受信部は、自律走行車両の移動圏内に存在する複数の無線通信基地局のそれぞれについて、位置情報と、無線端末からの通信を受け付けるチャネルの占有状態に関する情報と、電波が届くカバー範囲に関する情報とを含む基地局情報を受信する。
混雑状況地図生成部は、基地局情報に基づいて、複数の無線通信基地局の混雑状況を地図上で表した混雑状況地図を生成する。
目標走行経路生成部は、利用者が乗車中に携帯端末を操作して無線通信を行う場合に、混雑状況地図に基づいて自律走行車両の目標走行経路を生成する。
走行制御部は、目標走行経路生成部によって生成された目標走行経路に沿って走行するように自律走行車両の走行を制御する。
目標走行経路生成部は、自律走行車両の現在位置における無線通信の混雑の程度の大きさを示す混雑状況指標値が閾値よりも大きい場合に、現在位置と比べて混雑状況指標値が小さい場所に向かうように、又は、目的地までの複数の目標走行経路候補の中から、走行経路上の各経由地点での混雑状況指標値の和である積算混雑状況指標値が最も小さい目標走行経路候補が選択されるように、目標走行経路を生成する。
本発明によれば、利用者が携帯端末を操作して無線通信を行う場合に、現在位置と比べて無線通信の混雑の少ない場所に向けて自律走行車両を移動させたり、又は無線通信の混雑の少ない場所を経由して目的地に向かうように自律走行車両を移動させたりすることができる。このように、本発明によれば、利用者に対して快適な無線通信環境を提供できるように自律走行制御を行うことができる。
実施の形態1に係る自律走行車両の斜視図である。 図1に示す自律走行車両の側面図である。 図1に示す車台部の構成例を表した図である。 図1に示す自律走行車両に搭載された車載制御システムの構成の一例を概略的に示すブロック図である。 実施の形態1に係る運行管理システムの構成を概略的に示すブロック図である。 基地局情報受信部によって受信される基地局情報の具体例を表した図である。 混雑状況地図生成部によって生成される混雑状況地図の一例を模式的に表した図である。 実施の形態1に係る目標走行経路生成部における具体的な処理について説明するための図である。 実施の形態1に係る「無線通信の混雑を考慮した自律走行制御」に関する処理の流れを示すフローチャートである。 実施の形態2に係る目標走行経路生成部における具体的な処理について説明するための図である。 実施の形態2に係る「無線通信の混雑を考慮した自律走行制御」に関する処理の流れを示すフローチャートである。
以下に説明される各実施の形態において、各図において共通する要素には、同一の符号を付して重複する説明を省略又は簡略する。また、以下に示す実施の形態において各要素の個数、数量、量、範囲等の数に言及した場合、特に明示した場合や原理的に明らかにその数に特定される場合を除いて、その言及した数に、この発明が限定されるものではない。また、以下に示す実施の形態において説明する構造やステップ等は、特に明示した場合や明らかに原理的にそれに特定される場合を除いて、この発明に必ずしも必須のものではない。
1.実施の形態1
1-1.自律走行車両(人移動用パレット)の構成例
図1は、実施の形態1に係る自律走行車両10の斜視図である。図2は、図1に示す自律走行車両10の側面図である。
自律走行車両10は、利用者が立つ乗車面(デッキ)12を有する天板14を備えている。天板14は、車両10の上部を構成している。乗車面12は天板14の上面である。自律走行車両10は、詳細は後述のように自律走行するように構成されており、無人運転可能となっている。以下の説明では、自律走行車両10は、天板14の上に乗車した人を運ぶため、人移動用の自律走行パレット10とも呼ばれ、以下、単に「パレット10」と称される。このような自律走行車両(パレット)の乗車定員は特に限定されないが、本実施形態のパレット10の乗車定員は、図1中に想定乗車位置1として表されているように、例えば4名である。すなわち、パレット10は、自律走行型の小型車両(マイクロパレット又はカート)である。
パレット10では、天板14の乗車面12の上に位置する乗車空間の構成を自由自在に選択することができる。図1及び図2には、その構成の一例が表されている。すなわち、乗車面12の四隅のそれぞれには、支柱16が設けられている。各支柱16は、乗車面12から直立している。支柱16は天板14と一体的に形成されてもよいし、天板14と別体であってもよい。
パレット10は、その前端部及び後端部の双方に、背もたれ18を備えている。背もたれ18は、パレット10の前端部及び後端部のそれぞれにおいて、2本の支柱16の先端を繋ぐように形成されている。図2に例示される利用者2のように、パレット10の利用者は、このような背もたれ18に寄り掛かった状態で立つ態勢を乗車中にとることもできる。また、乗車面12の中央には、利用者にとって便利なテーブル20が取り付けられている。さらに、パレット10は、入力装置22を備えている。入力装置22は、タッチパネル等のHMI(Human Machine Interface)であり、例えばテーブル20の上面に設置されている。
さらに、パレット10は、天板14とともに、走行機能に関する車台部30を備えている。天板14は、一例として車台部30の上面と別体であって、車台部30の上に取り付けられている。このような例に代え、天板14は車台部30の上面を構成していてもよい。
図1及び図2とともに図3を追加的に参照する。図3は、図1に示す車台部30の構成例を表した図である。車台部30は、フレーム32と、車輪34と、電動機36とを含む。車輪34は、一例として6つ備えられている。より詳細には、車輪34は、パレット10の左右にそれぞれ3つずつ左右対称に配置されている。そして、電動機36は、6つの車輪34のそれぞれに対し、例えば同軸上に設けられている。
なお、車輪34の数は、パレット10の乗車定員及び要求駆動力等の要件に応じて任意に決定され、6つに代え、例えば左右2つずつの計4つでもよい。また、電動機36の数は、必ずしも車輪34の数と同じでなくてもよく、要求駆動力等の要件に応じて変更されてもよい。電動機36はパレット10を駆動するための動力発生装置の一例である。
図3には、フレーム32の概略的な形状が表されている。フレーム32は、パレット10の左右のそれぞれにおいてパレット10の前後方向に延びるメイン部材38と、2本のメイン部材38の間を繋ぐサブ部材40とを有する。パレット10の左側のメイン部材38には、左側の3つの車輪34及びこれらを駆動する3つの電動機36が固定されている。同様に、右側のメイン部材38には、右側の3つの車輪34及びこれらを駆動する3つの電動機36が固定されている。
パレット10の加速及び減速は、電動機36の制御によって行われる。また、パレット10の制動は、例えば、電動機36の制御による回生ブレーキを利用して行うことができる。また、パレット10は、制動のために、任意の車輪34に機械式ブレーキを備えていてもよい。
また、上述の車台部30を備えるパレット10によれば、左側の3つの車輪34の回転速度と右側の3つの車輪34の回転速度との間に差を設けることにより、パレット10を左右に旋回させることができる。また、図3に示す例では、各車輪34は、タイヤが組み込まれた一般的な構造の車輪である。このような例に代え、パレット10の旋回の自由度を高めるために、例えば、前後方向の両端に位置する4つの車輪34が全方位移動用車輪(いわゆる、オムニホイール)によって置き換えられてもよい。また、これらの例に代え、パレット10の旋回のために、操舵機構が用いられてもよい。
図4は、図1に示す自律走行車両10に搭載された車載制御システム50の構成の一例を概略的に示すブロック図である。パレット10には、パレット10の走行を制御するための車載制御システム50が搭載されている。車載制御システム50は、パレット10を自律走行させる機能を有している。
図4に示すように、車載制御システム50は、電源52と、慣性計測ユニット(IMU)54と、カメラ56と、ライダー(LIDAR: Laser Imaging Detection and Ranging)58と、通信装置60と、GNSS受信機(Global Navigation Satellite System)62と、自律走行ECU(Electronic Control Unit)64と、走行制御ECU66と、モータコントローラ68とを備えている。図4に示すように、カメラ56は4つの支柱16のそれぞれに設置され、ライダー58は2つの背もたれ18のそれぞれの背面に設置されている。カメラ56及びライダー58以外の車載制御システム50の構成要素52、54、60~68は、図2に示すように、フレーム32と天板14との間に配置されている。
電源52は、典型的には、外部充電されるバッテリである。電源52は、パレット10に搭載された各機器(電動機36及び車載制御システム50、並びに、入力装置22)に電力を供給する。IMU54は、3軸の角速度及び加速度を検出する。このため、IMU54によれば、パレット10の速度(車速)、加速度及び姿勢等の各種走行状態を取得できる。IMU54は、取得した走行状態を自律走行ECU64及び走行制御ECU66に送信する。
カメラ56及びライダー58は、パレット10の周辺環境を認識するための「外界センサ」の例である。4つのカメラ(外向きカメラ)56は、パレット10の周囲(より詳細には、パレット10の右前方、左前方、右後方及び左後方)を撮影する。2つのライダー58は、それぞれ、パレット10の前方及び後方の物体を検出する。ライダー58によれば、検出物体のパレット10からの距離と方向を取得できる。カメラ56及びライダー58は、取得した情報を自律走行ECU64に送信する。なお、図4に示す例に代え、カメラ56及びライダー58の何れか一方のみが用いられてもよい。
通信装置60は、4G又は5G等の無線通信ネットワークを介して、後述の管理サーバ72(図5参照)の通信装置72cと通信(送受信)を行う。また、通信装置60は、同様の無線通信ネットワークを介して、後述の携帯端末3(図5参照)と通信を行う。GNSS受信機62は、GNSS衛星からの信号に基づいてパレット10の位置及び方位を取得する。GNSS受信機62は、取得した情報を自律走行ECU64に送信する。
自律走行ECU64は、プロセッサ64a及び記憶装置64bを備えている。記憶装置64bには、パレット10を自律的に走行させるための少なくとも1つのプログラムが格納されている。記憶装置64bに格納されているプログラムをプロセッサ64aが読み出して実行することにより、プロセッサ64aによる各種処理が実現される。また、記憶装置64bには、地図情報が地図データベースとして格納されている。或いは、プロセッサ64aは、管理サーバ72の記憶装置72b(図5参照)に格納された地図データベースから地図情報を取得してもよい。
典型的なパレット10の使用例(後述の配車サービスを利用する例)では、目的地は、利用者の携帯端末3から管理サーバ72を介して自律走行ECU64に送信される。自律走行ECU64(プロセッサ64a)は、GNSS受信機62からのパレット10の位置情報と地図データベースの地図情報とに基づいて、パレット10の現在値から目的地までの目標走行経路RTと目標車速(パレット10の目標速度)とを設定する。また、プロセッサ64aは、IMU54及びGNSS受信機62に基づくパレット10の走行状態情報及び位置情報、並びにカメラ56及びライダー58によって取得されたパレット10の周囲の物体の情報に基づいて、設定した目標走行経路RT及び目標車速を必要に応じて変更(更新)する。
付け加えると、目標走行経路RTは、利用者が乗車中に携帯端末3を操作して無線通信を行う場合には、後述のように「目標走行経路生成部」において「混雑状況地図」に基づいて(より詳細には、混雑状況地図を追加的に考慮して)生成される。
自律走行ECU64は、最新の目標走行経路RT及び目標車速を走行制御ECU66に送信する。走行制御ECU66は、プロセッサ66a及び記憶装置66bを備えている。記憶装置66bには、パレット10の自律走行のための各電動機36の制御に必要な各種情報が記憶されている。プロセッサ66aは、目標走行経路RT及び目標車速を実現するようにパレット10を走行させるための各電動機36の制御指令値(回転速度及び回転方向などの指令値)を生成する。プロセッサ66aは、IMU54によって取得された走行状態を示す情報を当該制御指令値の生成のために利用する。
走行制御ECU66は、生成した各電動機36の制御指令値を各モータコントローラ68に指令する。モータコントローラ68は、電源52から電動機36に供給される電力を制御する駆動回路を含み、6つの電動機36のそれぞれに対して備えられている。各モータコントローラ68は、走行制御ECU66からの制御指令値にしたがって各電動機36への通電を制御する。
上述した自律走行ECU64及び走行制御ECU66による制御によれば、パレット10を目的地に向けて自律的に走行させることができる。
1-2.パレットの運行管理システムの構成例
図5は、実施の形態1に係る運行管理システム70の構成を概略的に示すブロック図である。上述のように構成されたパレット10は、人の移動のための様々な用途で利用可能である。そのようなパレット10の用途の1つは、運行管理された複数のパレット10が歩行者と共存するように計画された道路上で自律走行を行って利用者を移動させる移動サービスである。代表的な移動サービスの例は、希望する目的地に向けて利用者を運ぶ輸送サービスである。
上述のような移動サービスは、利用者からの要求に応じてパレット10を配車する配車サービスを伴って提供されることで、より利便性の高いものとなる。配車を伴う移動サービスの実現のために、運行管理システム70は、少なくとも1台(典型的には、図5に示すように複数台)のパレット10とともに携帯端末3及び管理サーバ72によって構成されている。携帯端末3は、パレット10の利用者が所持するものであり、例えばスマートフォン又はタブレットPCである。携帯端末3は、プロセッサ、記憶装置及び通信装置を備えている。
管理サーバ72は、プロセッサ72a、記憶装置72b及び通信装置72cを備えている。記憶装置72bには、配車を含む移動サービスのための少なくとも1つのプログラムが格納されている。プロセッサ72aは、記憶装置72bに格納されているプログラムを読み出して実行する。これにより、配車を含む移動サービスを提供するための様々な機能が実現される。例えば、管理サーバ72(通信装置72c)は、無線通信ネットワークを介して、各パレット10の通信装置60及び携帯端末3と通信を行う。また、管理サーバ72は、利用者の情報を管理する。さらに、管理サーバ72は、配車サービスを含む複数のパレット10の運行管理を行う。管理サーバ72による複数のパレット10の運行管理には、例えば、管理サーバ72を介したオペレータによる緊急時のパレット10の遠隔操作が含まれてもよい。
付け加えると、配車を伴う移動サービスは、相乗りサービスを伴って提供されてもよい。また、移動サービスは、配車サービスを伴わずに提供されてもよい。具体的には、例えば、乗車を希望する利用者が、その周辺を走行するパレット10に近づく。その結果、パレット10は、この利用者を検出して停止する。利用者は、携帯端末3を利用して所定の乗車処理を行った後にパレット10に乗る。或いは、移動サービスは、利用者が所定の停留所に出向き、そこに待機しているパレット10に乗るという乗車方法を利用して、管理サーバを用いずに提供されてもよい。さらに、移動サービスは、利用者によって設定される目的地に向けて自律走行を行う例に限られず、例えば、事前に決められた経路を自律走行しながら周回するものであってもよい。
1-3.無線通信の混雑を考慮した自律走行制御
本実施形態では、上述した車載制御システム50(図4参照)と管理サーバ(図5参照)との組み合わせが、本発明に係る「制御システム」の一例に相当している。この制御システムは、以下に説明される「基地局情報受信部」と「混雑状況地図生成部」と「目標走行経路生成部」と「走行制御部」とを備えている。
より詳細には、本実施形態では、基地局情報受信部の機能は、管理サーバ72の通信装置72c(図5参照)によって実現される。混雑状況地図生成部の機能は、管理サーバ72のプロセッサ72a(図5参照)によって実現されるが、車載制御システム50側のプロセッサ(例えば、自律走行ECU64のプロセッサ64a)によって実現されてもよい。目標走行経路生成部の機能は、プロセッサ64aによって実現されるが、管理サーバ72側のプロセッサ72aによって実現されてもよい。走行制御部の機能は、車載制御システム50側のプロセッサ64aと走行制御ECU66のプロセッサ66aとによって実現される。なお、パレット10と通信する管理サーバ72は、複数であって、距離が離れた複数箇所に分散して設けられていてもよい。
1-3-1.基地局情報受信部
基地局情報受信部は、パレット10の移動圏内に存在する複数の無線通信基地局(以下、単に「基地局」と略する)のそれぞれについて「基地局情報」を受信する。基地局情報は、例えば、通信会社から提供される。基地局は、携帯端末3等の無線端末からの通信を受け付けるチャネルを有する。「基地局情報」は、基地局の位置情報と、チャネルの占有状態に関する情報と、基地局から電波が届くカバー範囲Rに関する情報とを含む。
図6は、基地局情報受信部によって受信される基地局情報の具体例を表した図である。図6では、3つの基地局A、B、Cが例示されている。図6に示す基地局情報は、各基地局A、B、Cの位置情報の例として地点α、β、γを有している。また、基地局情報は、各基地局A、B、Cのチャネル数100、50、200と、基地局周辺の無線端末からの通信の受け付け状況に応じて時々刻々と変化するチャネルの占有数60、40、70(ある時点の占有数の例)とを有する。これらのチャネル数及び占有数が、チャネルの占有状態に関する情報の一例に相当する。さらに、同図に示す基地局情報は、各基地局A、B、Cのカバー範囲RA、RB、RCに関する情報の例である基地局からの距離(半径1km)を有する。
なお、図6に示す例では、各カバー範囲RA、RB、RCの大きさ(半径)は同一としている。ただし、実際の基地局のカバー範囲Rの大きさは、各基地局の電波の出力等の相違に応じて異なる場合がある。このため、基地局情報に含まれるカバー範囲Rは、各基地局の電波の出力等の相違を考慮して異なるものであってもよい。
1-3-2.混雑状況地図生成部
混雑状況地図生成部は、基地局情報受信部によって受信された基地局情報に基づいて、パレット10の移動圏内に存在する複数の基地局の混雑状況を地図上で表した「混雑状況地図」を生成する。
図7は、混雑状況地図生成部によって生成される混雑状況地図の一例を模式的に表した図である。図7は、図6に示す基地局情報と対応している。図7に示す混雑情報地図には、基地局A、B、Cの位置情報(位置関係)、チャネルの占有状態に関する情報(より詳細には、占有率(=占有数/チャネル数)と空きチャネル数)、及びカバー範囲RA、RB、RC(円)が表されている。
より詳細には、図7に示す例では、各カバー範囲RA、RB、RCは互いに重なり合う範囲を有している。カバー範囲Rが重なり合っている重複カバー範囲でのチャネルの空き情報は、カバー範囲Rが重なり合っていない単独カバー範囲での空き情報と異なるものとなる。同図に示す例では、基地局Aの単独カバー範囲RA0での空きチャネル数は、チャネル数100から占有数60を引いて得られる40(やや混雑)である。同様に、単独カバー範囲RB0及びRC0での空きチャンネル数は、それぞれ、10(かなり混雑)及び130(空いている)である。また、重複カバー範囲RAB、RAC、RBC及びRABCでの空きチャネル数は、それぞれ、50(やや混雑)、170(かなり空いている)、140(空いている)及び180(かなり空いている)である。
1-3-3.目標走行経路生成部
目標走行経路生成部は、利用者が乗車中に携帯端末3を操作して無線通信を行う場合に、混雑状況地図に基づいて自律走行車両(パレット)10の目標走行経路RTを生成する。
ここで、本実施形態における「無線通信の混雑を考慮した自律走行制御」は、利用者自身が要求する目的地に移動するために乗車する利用者ではなく、快適な無線通信環境を求めてパレット10に乗車する利用者を対象としたものである。パレット10(自律走行ECU64)は、利用者がこのような目的でパレット10に乗ることを、例えば次のような手法で認識できる。すなわち、上述の配車サービスの例では、携帯端末3を用いて利用者から管理サーバ72を介してパレット10に送信される配車予約情報に、快適な無線通信環境の要求を含めておく。或いは、利用者がパレット10に実際に乗車する際に、例えば、利用者から携帯端末3又は入力装置22を介して上記要求を受け付ける。
利用者の上記要求を満たすために、本実施形態の目標走行経路生成部は、次のような手法で目標走行経路RTを生成する。具体的には、目標走行経路生成部は、まず、混雑状況地図生成部によって生成された混雑状況地図に基づいて、「混雑状況指標値」Icが閾値THよりも大きいか否かを判定する。混雑状況指標値Icは、パレット10の現在位置PPにおける無線通信の混雑(電波の混雑)の程度の大きさを示す値である。この判定は、現在位置PPにおいて無線通信が混雑しているか否か、換言すると、利用者にとって快適な無線通信環境であるか否かを判断するために行われる。
混雑状況指標値Icの一例は、利用者の現在位置PPにおける上述の空きチャネル数の逆数である。すなわち、混雑状況指標値Icは、空きチャネル数が少ないほど大きくなる値である。閾値THの一例は、所定の空きチャネル数(例えば、100)の逆数である。目標走行経路生成部は、算出した混雑状況指標値Icが閾値THよりも大きい場合には、現在位置PPと比べて混雑状況指標値Icが小さい場所に向かうように目標走行経路RTを生成する。
図8は、実施の形態1に係る目標走行経路生成部における具体的な処理について説明するための図である。図8には、図7に示すものと同じ混雑状況地図が一例として表されている。図8に示す例では、パレット10の現在位置PPは、基地局Bの単独カバー範囲RB0内にある。このため、現在位置PPでの無線通信は、かなり混雑している。このため、この例では、目標走行経路生成部によって混雑状況指標値Icが閾値THよりも大きいと判定される。
快適な無線通信環境を求めて利用者が乗車する本実施形態のパレット10の利用形態では、現在位置PPは、パレット10への乗車場所であり、実際に移動する場合には出発地でもある。そして、3つの基地局A、B、Cについての基地局情報に基づく図8の混雑状況地図の例では、混雑状況指標値Icは、重複カバー範囲RABC内において最も小さくなる。
そこで、目標走行経路生成部は、重複カバー範囲RABC内に目的地G1を設定したうえで、現在位置PPから目的地G1に向かう経路を目標走行経路RTとして生成する。このような目標走行経路RTは、例えば、移動距離が最短となるように決定される。
1-3-4.走行制御部
走行制御部(プロセッサ64a及び66a)は、目標走行経路生成部によって上述のように生成された目標走行経路RTに沿って走行するように自律走行車両(パレット)10の走行を制御する。
1-3-5.無線通信の混雑を考慮した自律走行制御に関する処理の流れ
図9は、実施の形態1に係る「無線通信の混雑を考慮した自律走行制御」に関する処理の流れを示すフローチャートである。
ステップS100の処理は、車載制御システム50側のプロセッサ64aによって実行されるが、他のプロセッサ(図示省略)によって実行されてもよい。ステップS100では、利用者が乗車中(乗車時を含む)に携帯端末3を操作して無線通信を行う場合であるか否かが判定される。
ステップS100の判定処理は、例えば、パレット10に乗車した利用者による入力装置22の操作又は携帯端末3を用いたパレット10との通信により、無線通信使用の意思がパレット10に伝達されたか否かに基づいて行うことができる。或いは、乗車している利用者を撮影するカメラ(図示省略)をパレット10が備える例では、当該判定は、当該カメラによる画像を用いて利用者が携帯端末3を操作しているか否かに基づいて行われてもよい。付け加えると、本実施形態における「無線通信の混雑を考慮した自律走行制御」は、上述したように、快適な無線通信環境を求めてパレット10に乗車する利用者を対象としている。このため、プロセッサ64aは、利用者がパレット10に乗車したことを所定の手法を用いて検知した時に、利用者が無線通信を行う場合であると判定してもよい。
利用者が無線通信を行う場合(ステップS100)には、処理はステップS102に進む。ステップS102では、管理サーバ72のプロセッサ72aは、通信装置72c(基地局情報受信部)を利用してパレット10の周辺の基地局情報を取得する。その後、処理はステップS104に進む。
次に、ステップS104では、プロセッサ72aは、ステップS102において取得した基地局情報に基づいて混雑状況地図(例えば、図7参照)を作成する。その後、処理はステップS106に進む。なお、図9では、基地局情報の取得と混雑状況地図の作成は、利用者が無線通信を行う場合(ステップS100:Yes)に実行されるが、これらの取得と作成は常時行われていてもよい。
ステップS106では、プロセッサ64a(目標走行経路生成部)は、ステップS104において生成された混雑状況地図を、管理サーバ72から通信装置60を介して取得する。そのうえで、プロセッサ64aは、取得した混雑状況地図に基づいて、パレット10の現在位置PPでの混雑状況指標値Icを算出する。そして、プロセッサ72aは、算出した混雑状況指標値Icが上述の閾値THよりも大きいか否かを判定する。
ステップS106において混雑状況指標値Icが閾値TH以下の場合(つまり、現在位置PPでの無線通信が混雑していない場合)には、利用者は現在位置PPにおいて快適な無線通信環境を確保できているといえる。このため、この場合には、プロセッサ64aは、今回の処理サイクルを直ちに終了する(すなわち、無線通信が混雑していない場所に向けてのパレット10の移動は行われない)。
一方、ステップS106において混雑状況指標値Icが閾値THよりも大きい場合(つまり、現在位置PPでの無線通信が混雑している場合)には、地図上の混雑していない場所を目的地G1としてパレット10を移動させるために、処理はステップS108に進む。
ステップS108では、プロセッサ64a(目標走行経路生成部)は、混雑状況地図に基づいて、現在位置PPと比べて混雑状況指標値Icが小さい場所を目的地G1として選択し、目的地G1に向かうようにパレット10の目標走行経路RT(例えば、図8参照)を生成する。その後、処理はステップS110に進む。
ステップS110では、プロセッサ64a及び66a(走行制御部)は、ステップS108において生成された目標走行経路RTに沿って走行するようにパレット10の走行を制御する。
1-4.効果
以上説明したように、実施の形態1に係る「無線通信の混雑を考慮した自律走行制御」によれば、利用者が携帯端末3を操作して無線通信を行うときに現在位置PPでの無線通信が混雑している場合には、無線通信の混雑の少ない場所に向けてパレット10を移動させることができる。このように、本実施形態によれば、利用者に対して快適な無線通信環境を提供できるように自律走行制御を行うことができる。
2.実施の形態2
実施の形態2は、「無線通信の混雑を考慮した自律走行制御」における目標走行経路RTの生成手法において、上述した実施の形態1と相違している。前提として、本実施形態では、パレット10は、利用者が希望する目的地G2に向けて利用者を移動させる移動サービスを提供している。
2-1.目標走行経路生成部の概要
そのうえで、本実施形態の目標走行経路生成部は、混雑状況地図生成部によって生成された混雑状況地図に基づいて、「目的地G2までの複数の目標走行経路候補」の中から、「積算混雑状況指標値Ics」が最も小さい目標走行経路候補が選択されるように目標走行経路RTを生成する。この積算混雑状況指標値Icsは、それぞれの目標走行経路候補における走行経路上の各経由地点TPでの混雑状況指標値Icの和である。
図10は、実施の形態2に係る目標走行経路生成部における具体的な処理について説明するための図である。図10には、図7に示すものと同じ混雑状況地図が一例として表されている。図10に示す例では、利用者によって目的地G2が設定されている。自律走行ECU64(プロセッサ64a)は、例えば、次のような手法で目的地G2を取得する。すなわち、配車サービスを伴う例では、プロセッサ64aは、利用者が携帯端末3を操作して入力した目的地G2を、管理サーバ72を介して受け取る。或いは、プロセッサ64aは、乗車時に利用者が入力装置22を操作して入力した目的地G2を受け取る。
図10中の現在位置PPは、プロセッサ64aが、利用者が無線通信を行うことを検知した位置(出発地又は移動中の位置)である。この検知を受け、プロセッサ64aは、目標走行経路生成部の機能を利用して、混雑状況地図に基づいて目標走行経路RTを生成する。付け加えると、現在位置PPが出発地以外の目的地G2への移動中の位置である場合には、プロセッサ64aは、無線通信の混雑状況を考慮して目標走行経路RTを修正することになる。
図10に示す例では、目標走行経路生成部(プロセッサ64a)は、混雑状況地図に基づいて、単独カバー範囲RB0内にある現在位置PPから単独カバー範囲RA0内にある目的地G2に向かう目標走行経路RTを生成する。この際、目標走行経路生成部は、「複数の目標走行経路候補」を生成する。図10では、2つの目標走行経路候補X1、X2が例示されている。目標走行経路候補X1、X2は、現在位置PPから目的地G2に到着するまでの所要時間及び移動距離を考慮して取り得る適切な走行経路の候補として生成される。
次いで、目標走行経路生成部は、生成した目標走行経路候補X1、X2のそれぞれについて、混雑状況地図に基づいて走行経路上の各経由地点TP(図10中の白丸印参照)での混雑状況指標値Icを算出したうえで、それらの混雑状況指標値Icの和である積算混雑状況指標値Icsを算出する。そのうえで、目標走行経路生成部は、目標走行経路候補X1、X2のうちで積算混雑状況指標値Icsが最も小さい目標走行経路候補を目標走行経路RTとして選択する。図10を参照すると分かるように、目標走行経路候補X2の方が、目標走行経路候補X1と比べて空きチャネル数が多い(すなわち、混雑状況指標値Icが小さい)経由地点TPを多く通過する。したがって、図10に示す例では、目標走行経路候補X2が目標走行経路RTとして選択される。
2-2.無線通信の混雑を考慮した自律走行制御に関する処理の流れ
図11は、実施の形態2に係る「無線通信の混雑を考慮した自律走行制御」に関する処理の流れを示すフローチャートである。図11では、図9とは異なり、ステップS104において混雑状況地図が生成された後、処理はステップS200に進む。
ステップS200では、プロセッサ64a(目標走行経路生成部)は、図10を参照して説明したように、混雑状況地図に基づいて、複数の目標走行経路のうちで積算混雑状況指標値Icsが最も小さい目標走行経路候補を目標走行経路RTとして生成する。
2-3.効果
以上説明したように、実施の形態2に係る「無線通信の混雑を考慮した自律走行制御」によれば、利用者が携帯端末3を操作して無線通信を行う場合には、無線通信の混雑の少ない場所を経由して目的地G2に向かうようにパレット10を移動させることができる。このように、本実施形態によっても、利用者に対して快適な無線通信環境を提供できるように自律走行制御を行うことができる。
3.他の実施の形態
上述した実施の形態1又は2において混雑状況地図に基づいて目標走行経路RTを生成する際に、次のような手法を用いて、将来の無線通信の需要予測が追加的に考慮されてもよい。
具体的には、実施の形態1における目的地G1付近の無線通信環境、及び、実施の形態2における目的地G2への移動中の各経由地点TP付近の無線通信環境は、例えば、イベントの開催又は時間帯によって変化する。より詳細には、コンサート等のイベントの開催時には、その開催場所の付近において無線通信需要の増加が予想される。また、例えば、朝夕の通勤時間帯では、駅の付近において無線通信需要の増加が予想される。
そこで、パレット10(プロセッサ64a)は、例えば、管理サーバ72を介して「将来の無線通信の需要予測情報」を取得してもよい。ここでいう需要予測情報は、例えば、各種イベントの開催情報(開催時間及び開催場所など)及び当該イベントの開催に伴う無線通信の需要(例えば、チャネルの占有数)の増加に関する情報である。また、需要予測情報は、例えば、時間帯によって無線通信の需要が大きく変化する場所(例えば、駅)の情報及び当該場所における時間帯と関連づけられた無線通信の需要の変化に関する情報である。さらに、パレット10側のプロセッサ64a又は管理サーバ72側のプロセッサ72aが、過去の混雑状況地図の情報を利用して、地図上の各場所での時間帯に応じた無線通信の需要の変化を学習してもよい。そして、当該学習の結果(すなわち、時間帯と関連づけられた各場所での無線通信の需要の変化に関する情報)が、上記の需要予測情報として用いられてもよい。
そのうえで、実施の形態1の手法にしたがって無線通信が混雑しない目的地G1を選定する際に、選定候補の目的地への到着予想時刻における当該目的地の付近の無線通信の需要予測情報(すなわち、「将来の無線通信の需要予測情報」)が追加的に考慮されてもよい。
同様に、実施の形態2の手法にしたがって無線通信の混雑の少ない場所を経由して目的地G2に向かうように目標走行経路RTを選定する際に、各目標走行経路候補の各経由地点TPでの混雑状況指標値Icの算出のために、各経由地点TP付近の無線通信の需要予測情報(すなわち、「将来の無線通信の需要予測情報」)が追加的に考慮されてもよい。
1 想定乗車位置
2 利用者
3 携帯端末
10 自律走行車両
12 乗車面
14 天板
22 入力装置
30 車台部
34 車輪
36 電動機
50 車載制御システム
52 電源
56 カメラ
58 ライダー
60、72c 通信装置
62 GNSS受信機
64 自律走行ECU
64a、66a、72a プロセッサ
64b、66b、72b 記憶装置
66 走行制御ECU
68 モータコントローラ
70 運行管理システム
72 管理サーバ

Claims (1)

  1. 利用者が乗る自律走行車両を制御する制御システムであって、
    前記自律走行車両の移動圏内に存在する複数の無線通信基地局のそれぞれについて、位置情報と、無線端末からの通信を受け付けるチャネルの占有状態に関する情報と、電波が届くカバー範囲に関する情報とを含む基地局情報を受信する基地局情報受信部と、
    前記基地局情報に基づいて、前記複数の無線通信基地局の混雑状況を地図上で表した混雑状況地図を生成する混雑状況地図生成部と、
    前記利用者が乗車中に携帯端末を操作して無線通信を行う場合に、前記混雑状況地図に基づいて前記自律走行車両の目標走行経路を生成する目標走行経路生成部と、
    前記目標走行経路生成部によって生成された前記目標走行経路に沿って走行するように前記自律走行車両の走行を制御する走行制御部と、
    を備え、
    前記目標走行経路生成部は、
    前記自律走行車両の現在位置における無線通信の混雑の程度の大きさを示す混雑状況指標値が閾値よりも大きい場合に、前記現在位置と比べて前記混雑状況指標値が小さい場所に向かうように、又は、
    目的地までの複数の目標走行経路候補の中から、走行経路上の各経由地点での前記混雑状況指標値の和である積算混雑状況指標値が最も小さい目標走行経路候補が選択されるように、
    前記目標走行経路を生成する
    ことを特徴とする自律走行車両の制御システム。
JP2020156564A 2020-09-17 2020-09-17 自律走行車両の制御システム Pending JP2022050136A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2020156564A JP2022050136A (ja) 2020-09-17 2020-09-17 自律走行車両の制御システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2020156564A JP2022050136A (ja) 2020-09-17 2020-09-17 自律走行車両の制御システム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2022050136A true JP2022050136A (ja) 2022-03-30

Family

ID=80854435

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2020156564A Pending JP2022050136A (ja) 2020-09-17 2020-09-17 自律走行車両の制御システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2022050136A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP7006187B2 (ja) 移動体、配車システム、サーバ、及び移動体の配車方法
JP7149973B2 (ja) 配車サービス提供装置、配車サービス提供方法、およびプログラム
JP6673037B2 (ja) オンデマンド客貨混載システム及び車載機
JP7026135B2 (ja) オンデマンド既定ルート自動走行車両
JP2018205829A (ja) ライドシェア管理装置、ライドシェア管理方法、およびプログラム
JP6731006B2 (ja) 車両呼び出しシステム
JP7067441B2 (ja) 運行支援装置、車載装置、運行支援システム、運行支援方法及び運行支援プログラム
CN111002875B (zh) 车辆用座椅控制装置
US20210163040A1 (en) Boarding-alighting position determination method, boarding-alighting position determination device, and boarding-alighting position determination system
US20220051568A1 (en) Demand-based control schemes for autonomous vehicle system
WO2019163186A1 (ja) 車両制御システム、車両制御装置、および車両制御方法
CN109840735A (zh) 配送系统、服务器、可移动体和行李配送方法
CN111027735A (zh) 信息处理装置和存储程序的存储介质
JP2022030594A (ja) 管理装置、管理システム、管理方法、およびプログラム
US11951984B2 (en) Open vehicle and operation management system thereof
JP2022050136A (ja) 自律走行車両の制御システム
US11938936B2 (en) Stand-up vehicle having safety posture determination process and upper limit speed management process
JP2019074783A (ja) 移動支援システムおよび移動支援方法
JP2022079312A (ja) 自動走行カート
US11808587B2 (en) Autonomous vehicle multi-modal trips
JP7239343B2 (ja) 車両の配車管理装置及び方法
JP7460490B2 (ja) 車両貸出システム
JP7427548B2 (ja) 配車制御装置、配車制御システム及び配車制御方法
US11740540B2 (en) Mounting assembly for a cabin camera
CN117561553A (zh) 车辆控制装置、车辆控制方法、车辆控制程序及车辆控制系统