JP2022048710A - 自動原稿搬送装置 - Google Patents
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Abstract
Description
また、原稿載置台に載置される原稿を揃えるために、原稿載置台には、一対の原稿ガイドが備えられている。
通常、一対の原稿ガイドの幅を読取原稿の幅とほぼ一致するように、ユーザが、一対の原稿ガイドの位置を設定している。
読取原稿が斜行して搬送された場合、原稿がやや斜めに傾いたまま読取処理が行われると、斜めに傾いた画像が読み取られる場合があった。
また、原稿の傾きが大きい場合、ローラ等の搬送部材に原稿が衝突し、搬送が停止する場合や、原稿が折れ曲がる場合があった。
たとえば、原稿ガイドの幅が読取原稿の幅に一致せずにずれていたことが、搬送を停止させた原因であったとしても、ユーザが、原稿ガイドのずれに気づかず、原稿ガイドの位置はそのままで、読取原稿を原稿載置台の所定の位置に戻して読取を再開した場合は、前回と同様に、読取原稿が斜行して搬送されてしまい、再度、搬送の停止などの搬送トラブルや読取トラブルが繰り返される場合があった。
停止原因が特定できる場合は、その停止原因を除去するための措置をユーザに知らせることを課題とする。
特に、原稿の搬送停止の原因が原稿ガイドにある場合に、ユーザに対して適切な警告表示をして、原稿ガイドに対してとるべき措置をユーザに適確に報知する。
また、このように、停止原因を含む警告表示をすることによって、原稿の読取を再開したときに、原稿の搬送の停止が繰り返し行われることと、原稿に繰り返しダメージを与えることを削減して、原稿の読取ミスを抑制することのできる自動原稿搬送装置を提供することを課題とする。
また、原稿の搬送を停止した場合において、ガイドずれ判定部が、算出された原稿ガイドの幅と取得された原稿の原稿幅とが、所定の判定値以上にずれていると判定した場合に、原稿の幅に対する原稿ガイドの設定がずれていることを含む警告表示を表示部に表示するので、原稿の搬送停止の原因が原稿ガイドにある場合に、ユーザは、警告表示を確認することにより、容易に、搬送停止の原因となった原稿ガイドを設定し直すことが可能となり、搬送停止の原因を確実に除去することができ、原稿の読取を再開したときに、原稿ガイドの調整不備が原因で発生する原稿の搬送停止が繰り返し行われることや原稿に繰り返しダメージを与えること等の搬送トラブルを削減でき、さらに、原稿の読取トラブルも削減することができる。
この発明は、原稿載置台に1または複数の原稿を載置して、順次、1枚ずつ原稿を読取部位方向に搬送して、複数の原稿の画像を連続して読み取る機能を有する自動原稿搬送装置である。
また、自動原稿搬送装置(ADF:Automatic Document Feeder)は、原稿の片面のみを読み取る装置であってもよく、原稿の両面を読み取る装置であってもよい。
図1に、この発明の自動原稿搬送装置の一実施例の構成ブロック図を示す。
図2に、この発明の自動原稿搬送装置を側面方向から見た原稿の搬送経路の一実施例の説明図を示す。
図3に、この発明の自動原稿搬送装置を上方向から見た原稿載置台等の配置の一実施例の説明図を示す。
2つのガイド部材(23-a、23-b)は、原稿の搬送方向に細長い部材であり、搬送方向と直交する方向に移動可能なように配置される。
2つのガイド部材の間の距離を、原稿ガイドの幅、またはガイド幅と呼ぶ。
載置された原稿の搬送方向と直交する方向の長さを、原稿の幅、または、原稿幅と呼ぶ。
搬送路12は、原稿載置台11に載置された原稿20を1枚ずつ搬送する経路であり、原稿載置台11から原稿排紙台15に至るまで、原稿が通過する経路である。
搬送ローラ13によって、原稿載置台11に載置された原稿が一枚ずつ取り出され、搬送路12を通過させられ、排出口14から排出される。
複数の原稿を連続して搬送する場合、取り出した原稿と次に取り出す原稿の間隔を一定距離だけあけて、搬送路12に引き込む。
また、搬送される原稿の速度と原稿のサイズなどに合わせて、各搬送ローラ13の回転が制御される。
読取装置21は、光源、ミラー、固体撮像素子などからなり、読取部位に来た原稿の表面にある画像を読み取る装置であり、図1の画像読取部116に相当する。
原稿排紙台15は、排出口14から排出された原稿を収納する台であり、読み取られた原稿が複数枚ある場合は、複数の原稿が積層されて収納される。
原稿長さセンサー16は、長さの異なる複数の原稿を区別できるように、複数個備えられ、原稿載置台の中であって、原稿の搬送方向に沿って、所定の距離だけ離れた位置に固定配置される。
図2および図3に示したように、たとえば、原稿長さセンサー(LS1、LS2)16は、2つのセンサーからなり、原稿の搬送方向に沿って、所定の距離だけ離れた位置に配置される。
2つのセンサー(LS1、LS2)のそれぞれの受光部による光の検出の有無によって、載置された原稿の搬送方向の長さが検出される。
図3では、第1の原稿長さセンサーLS1が、第2の原稿長さセンサーLS2よりも左側で、搬送路12の入口に近い位置に配置されているものとする。
図4では、載置された原稿20は、第1の原稿長さセンサーLS1の上方にあるが、第2の原稿長さセンサーLS2の上方にはない場合を示している。
この場合、第1の原稿長さセンサーLS1は、光を検出するオン状態であり、第2の原稿長さセンサーLS2は、光を検出しないオフ状態である。
すなわち、第1の原稿長さセンサーLS1の受光部によって光が検出されるが、第2の原稿長さセンサーLS2の受光部には光が検出されないので、載置された原稿の搬送方向の長さが、第2の原稿長さセンサーLS2の上方にはかぶらない程度の比較的短い原稿であることが分かる。
また、2つの原稿長さセンサー(LS1、LS2)とも、光を検出しないオフ状態である場合は、載置された原稿の搬送方向の長さが、かなり短い原稿である。
この2つの原稿長さセンサー(LS1、LS2)から得られるオン状態またはオフ状態の情報を、原稿長情報と呼ぶものとする。
なお、多くの原稿の搬送方向の長さを区別できるようにするために、3つ以上の原稿長さセンサーを配置すれば、それらの原稿長さセンサーのオン状態またはオフ状態の組合せから、載置原稿の長さを詳細に検出することができる。
スキューセンサー17は、原稿の搬送路12の途中であって、原稿の搬送方向と垂直な方向に所定の間隔を空けて、複数個配置される。
各スキューセンサー17は、その位置に原稿の先端が到達した場合に、原稿を検出したことを示す検出信号を出力する。
スキューセンサー17は、図2に示すように、最初の搬送ローラ13の直後付近の搬送路12の最初のほうに配置される。
原稿載置台11に載置された原稿が搬送されるとき、たとえば、図2の矢印で示すように、載置された原稿20が上方に移動されて、最初の搬送ローラ13によって、搬送路12の方向に引き込まれる。
ただし、最初の搬送ローラによって引き込まれた原稿は、やや傾いた状態で搬送路12に搬送される場合がある。
そこで、最初の搬送ローラの直後付近の搬送路12に、2つのスキューセンサー(SK1、SK2)17を配置して、2つのスキューセンサーによる原稿の検出タイミングの時間差を利用して、原稿の傾斜を検出する。
所定の間隔は、搬送可能な複数の原稿のうち、最小の原稿幅を持つ原稿の原稿幅よりもわずかに短い長さとすることが好ましい。
スキューセンサー(SK1、SK2)17も、原稿長さセンサー16と同様に、発光部と受光部を有する光検出器が用いられ、発光部から出射され原稿に反射した光が、受光部に検出されたときに、スキューセンサー17の上方に原稿の先端が到達したことを検出する。
図5に示すように、載置原稿が、紙面の左方向に正常に搬送路12に引き込まれた場合は、2つのスキューセンサー(SK1、SK2)17の上方に、原稿の先端がほぼ同時に到達し、2つのスキューセンサーによる原稿の検出タイミングに、ほぼ時間差はない。
この場合、搬送路12に引き込まれた原稿には、傾斜はないと判定される。
図6に、原稿載置台に載置された原稿が、傾いて搬送された状態の一実施例の説明図を示す。
このように、2つのスキューセンサー(SK1、SK2)によって検出された原稿の検出タイミングに時間差があり、その時間差が所定の時間判定値よりも大きい場合、原稿が傾斜して引き込まれたと判定する。
あるいは、原稿の搬送速度を利用して、原稿の検出タイミングの時間差を、距離(傾斜距離)に変換し、その傾斜距離が所定の距離判定値よりも大きい場合、原稿が傾斜して引き込まれたと判定してもよい。
搬送センサー(HS1からHS5)18としては、複数個のセンサーが、たとえば、図2に示すように、各搬送ローラ13の近傍に、配置される。
搬送センサー(HS1からHS5)18も、原稿長さセンサー16と同様に、発光部と受光部を有する光検出器が用いられ、発光部から出射され原稿に反射した光が、受光部に検出されたとき(オン状態のとき)に、原稿が通過したことを検出する。
搬送センサー(HS1からHS5)18と搬送ローラ13が、図1の原稿搬送部114に相当する。
原稿検出センサー(GS)19は、搬送路12の入口の直前近傍、たとえば、図2および図3に示すような位置に配置される。
原稿検出センサー(GS)19としては、たとえば、スイッチが利用され、スイッチが押し下げられているオン状態の場合に、原稿が原稿載置台に載置されていることを検出する。
ここで、上記したように、原稿搬送部114は、搬送ローラ13と搬送センサー18に対応し、原稿載置検出部115は、原稿検出センサー19に対応し、原稿長検出部121は、原稿長さセンサー16に対応し、原稿傾斜検出部126は、スキューセンサー17に対応する。
CPUは、ROM等に予め格納された制御プログラムに基づいて、各種ハードウェアを有機的に動作させて、この発明の原稿載置検出機能、原稿読取機能などを実行する。
また、上記構成要素のうち、ガイドずれ量算出部124、ガイドずれ判定部125、傾斜判定部127、警告表示情報生成部128は、CPUが、所定のプログラムに基づいて、それぞれの動作を実行する機能ブロックである。
たとえば、文字などの情報の入力や、機能の選択入力や、読取開始を意味する入力をする部分であり、キーボード、マウス、タッチパネルなどが用いられる。
利用者が操作するキーとしては、項目選択キー、動作開始キー、設定キーなどがある。
表示部113には、たとえば、読み取る原稿のサイズ等の設定項目の情報や、原稿読取機能等を実行するのに必要な情報や、選択した機能の操作画面などが、文字、記号、図形、画像、アイコン、アニメーション、動画等を用いて、表示される。
この発明では、特に、搬送トラブル等が発生した場合に、ユーザに通知する警告内容を、表示部113に表示する。
ただし、自動原稿搬送装置100が、画像形成装置に備えられている場合は、操作部112と表示部113を備えなくてもよく、画像形成装置に備えられた操作部と表示部を利用してもよい、
原稿を搬送する搬送ローラ13は、間に原稿を挟んで搬送する一対の回転部材であり、たとえば図2のように、複数個の搬送ローラ13を配置する。
搬送センサー18は、図2のように、搬送路12の所定の複数の地点に設置され、各地点を原稿が通過することを検出する。
制御部111が、複数の搬送ローラ13の動作を制御することによって、原稿を搬送路12に沿って搬送し、排出口14から排出させる。
たとえば、原稿載置検出部115としてスイッチが利用された場合、原稿載置台11に原稿が置かれたときにスイッチが押し下げられた場合に、原稿が載置されたと判断する。
あるいは、原稿載置検出部115としては、原稿長さセンサー16と同様に、発光部と受光部を有する光検出器を用いてもよく、発光部から出射され原稿に反射した光が、受光部に検出されたときに、原稿が原稿載置台に載置されていることを検出する。
原稿載置台11に原稿が載置されたことを検出した後に、ユーザによって読取開始キーが入力された場合、原稿の読取処理が開始される。
読み取った画像は、原稿の画像データとして、記憶部150に記憶される。
図2および図3に示したように、2つの原稿長さセンサー(LS1、LS2)からなる場合、2つの原稿長さセンサーのオン状態とオフ状態の組み合わせによって、原稿長が検出され、原稿長情報として記憶される。
たとえば、第1の原稿長さセンサーLS1がオン状態であり、第2の原稿長さセンサーLS2がオフ状態である場合、原稿長情報として、「LS1がON、LS2がOFF」という情報が記憶される。
たとえば、原稿が原稿載置台11に載置され、2つのガイド部材の位置が設定された後に、原稿ガイドの幅を測定し、ガイド幅算出情報(GW)153として算出され、記憶部150に記憶される。
原稿ガイド23は、上記したように、2つのガイド部材(23-a、23-b)からなり、ユーザが、原稿載置台11に原稿を載置した後、2つのガイド部材(23-a、23-b)を移動させて、ガイド部材(23-a、23-b)の間の距離を、原稿の幅に合うように調整する。
後述するように、調整された2つのガイド部材(23-a、23-b)の間の距離に対応して出力されるアナログ電圧値(後述するアナログ電圧値Gv)を利用して、ガイド幅算出情報(GW)が算出される。
図8Aの実線で示した2つのガイド部材(23-a、23-b)の位置が、原稿ガイドの最大幅GWmaxであり、図8Aの破線で示した2つのガイド部材(23-a、23-b)の位置が、原稿ガイドの最小幅GWminを示している。
これらの原稿ガイドの最大幅GWmaxと最小幅GWminとの間で、載置された原稿の幅に合わせて、2つのガイド部材(23-a、23-b)の位置が調整される。
2つのガイド部材(23-a、23-b)の調整位置が決まると、その調整位置に対応したアナログ電圧値が出力される。
2つのガイド部材(23-a、23-b)の位置を調整するために、2つのガイド部材は、たとえば、スライドレールに移動可能に配置される。
このスライドレールに沿ってスライド式の可変抵抗器(スライド式ボリューム)31が接続され、2つのガイド部材の調整位置によって、可変抵抗器31の抵抗値が変化する。
図8Bに示すように、2つのガイド部材(23-a、23-b)の間の距離(ガイド幅)をWとすると、このガイド幅Wに対応した可変抵抗器31の抵抗値R(W)が決まり、可変抵抗器31の両端に印加される電圧値Gvのアナログ電圧が出力される。
A/D変換器32では、アナログ電圧値Gvが、デジタル値に変換され、原稿ガイド検出情報Gaとして出力される。
原稿ガイド検出情報Gaは、ガイド幅測定部122に与えられる。
ガイド幅測定部122によって、原稿ガイド検出情報Gaと、後述する原稿ガイド既定情報152を利用して、ガイド幅算出情報(GW)が算出される。
ガイド幅算出情報(GW)は、後述する原稿ガイドずれ量を求めるのに利用される。
ここで取得される原稿の幅は、原稿の搬送方向に垂直な方向の長さであり、原稿ガイドが原稿に合わせて調整された場合には、原稿の幅は、ガイド幅算出情報(GW)にほぼ等しい長さである。
取得される原稿の幅を、原稿幅LWと呼ぶ。
載置されている原稿が定型サイズの原稿である場合、その原稿の原稿幅LWは、後述するように、ガイド幅算出情報(GW)153と、原稿長情報155と、ガイド幅用紙対応情報154とを利用して取得される。
A4サイズの原稿は、長辺が297mmであり、短辺が210mmなので、原稿幅LWは210mmとなる。
原稿幅LWは、ガイド幅算出情報(GW)とともに、原稿ガイドずれ量を求めるのに利用される。
すなわち、原稿ガイドずれ量GZは、計算式:GZ=GW-LWによって計算される。
載置された原稿が、搬送のトラブルなく正常に搬送されるためには、原稿ガイドずれ量GZは、ゼロに近いことが好ましい。
一方、原稿ガイドずれ量GZが、かなり大きい場合は、載置された原稿が傾斜して搬送されたりすることがあり、搬送のトラブルになる可能性がある。
このガイドずれ量判定値GZ0は、搬送トラブルになる可能性がある原稿ガイドの幅と原稿の幅のずれに相当する数値である。
ガイドずれ判定部125は、算出された原稿ガイドずれ量GZとガイドずれ量判定値GZ0とを比較し、原稿ガイドずれ量GZが、ガイドずれ量判定値GZ0よりも大きい場合に(GZ>GZ0)、載置された原稿が搬送トラブルになる可能性があると判定する。
すなわち、原稿の搬送トラブルが発生したために搬送停止状態となった場合は、原稿ガイドの幅が原稿の幅よりも大きく設定されていたことが、搬送停止の原因である可能性が高い。
ユーザは、この警告表示を確認することによって、搬送停止の原因が、原稿ガイドの設定不備である可能性があることを容易に知ることができ、搬送停止の原因となっている原稿ガイドの設定を迅速にやり直すことができる。
すなわち、原稿の搬送トラブルが発生したために搬送停止状態となったときに、原稿ガイドの幅が原稿の幅よりも小さく設定されており、GZ>GZ0であった場合も、搬送停止の原因が原稿ガイドの設定不備である可能性があることを含む警告表示をする。
いずれの図面も、原稿ガイドの設定が不備である状態を示している。
ここでは、A4サイズの原稿(A4R原稿)が、原稿載置台に載置され、このA4R原稿の幅に合わせて2つのガイド部材(23-a、23-b)が調整されたが、2つのガイド部材(23-a、23-b)の幅が、A4R原稿の幅よりも広くなっており、原稿ガイドと載置されたA4R原稿との間にすき間ができている場合を示している。
A4R原稿は、図9Aのように、A4サイズの定型用紙であり、A4サイズの定型用紙の長辺が搬送方向と平行になるように原稿載置台に置いた原稿を意味する。
また、図9Cに示すように、A4R原稿が複数の場合、A4R原稿の束の側面が揃っていない場合があり、各A4R原稿が、それぞれ様々な方向に傾いて搬送路に引き込まれる可能性がある。
ここでは、A4サイズの原稿(A4R原稿)が、原稿載置台に載置され、このA4R原稿の幅に合わせて2つのガイド部材(23-a、23-b)が調整されたが、2つのガイド部材(23-a、23-b)の幅が、点線で示された実際のA4R原稿の幅よりも狭くなっているために、載置されたA4R原稿が湾曲しており、いずれの図面も、原稿ガイドの設定が不備である状態を示している。
A4R原稿が湾曲または折れ曲がった状態で搬送路に引き込まれると、A4R原稿に折り目がついたり、傾いて搬送路に引き込まれたりする可能性がある。
搬送路12に引き込まれた原稿が、所定以上の傾きを持って搬送される場合には、原稿が破損したり折り曲げられたりする搬送トラブルが生じる可能性がある。
そこで、原稿を搬送路12に引き込む初期の段階で、2つのスキューセンサー(SK1、SK2)によって、原稿の傾斜を検出する。
スキューセンサーから出力されたON信号は、制御部111に与えられ、制御部111では、スキューセンサーがオフ状態からオン状態に変化した時刻が記憶される。
ここで、スキューセンサーから出力される検出信号は、オン状態を示すON信号と、オフ状態を示すOFF信号からなるものとする。
図7Aでは、2つのスキューセンサー(SK1、SK2)から、ON信号が、ほぼ同時に出力された場合を示している。
この場合、図5に示したように、2つのスキューセンサー(SK1、SK2)の位置に、原稿の先端がほぼ同時に搬送された状態であり、原稿は、傾かずに正常に搬送されたと判断できる。
ここで、第1のスキューセンサーSK1から出力されるON信号が、第2のスキューセンサーSK2から出力されるON信号よりも、Ta秒だけ遅れて出力されているとする。
この場合、図6に示したように、第2のスキューセンサーSK2の位置に原稿の先端が先に搬送され、Ta秒だけ遅れて、第1のスキューセンサーSK1の位置に原稿の先端が搬送された状態であり、原稿は、傾いて搬送されたと判断できる。
これらの2つのON信号の時間差(Ta秒)は、検出信号がOFF状態のレベルからON状態のレベルに変化したタイミングのずれである。
たとえば、2つのON信号の時間差がTa=25msであった場合、第2のスキューセンサーSK2の位置に原稿の先端が検出されてから、25ms後に、第1のスキューセンサーSK1の位置に原稿の先端が検出されたので、その時間差に相当する傾きをもって、原稿が搬送されたと判断できる。
たとえば、2つのON信号の時間差がTa=25msであり、原稿の搬送速度が300mm/秒であった場合、傾斜による距離のずれ量(傾斜ずれ量情報KT)は、300*25/1000=7.5mmとなる。
この場合、第2のスキューセンサーSK2の位置で検出された原稿の先端と、第1のスキューセンサーSK1の位置で検出された原稿の先端との距離のずれ量が、7.5mmであり、この距離のずれ量に相当する傾きをもって、原稿が搬送されたと判断できる。
たとえば、上記の傾斜ずれ量情報KTが、所定の判定閾値以上である場合に、搬送されてきた原稿には、許容できない傾斜があると判定する。
記憶部150に、所定の判定閾値である傾斜ずれ量判定値KSHを予め記憶しておき、傾斜判定部127は、傾斜ずれ量情報KTと、傾斜ずれ量判定値KSHを比較する。
また、KT≧KSHの場合は、これ以上原稿の搬送を継続すると、原稿に損傷を与える可能性等があるので、原稿の搬送が停止される。
一方、KT<KSHの場合、許容できる傾斜があるか、あるいは傾斜がないと判断され、搬送された原稿には、許容できない傾斜はないと判定する。
また、KT<KSHの場合は、原稿に傾斜があっても、原稿の搬送と読取に問題はないと判断し、原稿の搬送を継続し、原稿の読取を実行する。
たとえば、原稿の搬送トラブルが発生した場合に、搬送トラブルに関する警告内容を生成する。
搬送トラブルに加え、原稿の読取トラブルなど、原稿の搬送読取機能に想定内の異常が発生した場合も、ユーザに通知する警告内容を生成してもよい。
さらに、警告表示情報生成部128は、生成された警告内容を表示部113に表示させる。
生成される警告内容には、発生したトラブルの内容の概要(たとえば、原稿搬送エラー、原稿の斜め送りの検知など)と、そのトラブルを解消するために取るべき措置の内容(たとえば、原稿の除去、原稿ガイドの調整など)が含まれる。
図17は、原稿搬送エラーが発生して、搬送が停止された場合に表示される警告表示画面であり、主に、原稿搬送エラーの原因が特定できない場合に表示される画面である。
図17では、「原稿の斜め送りを検知しました。原稿給紙カバーを開けて、用紙を取り除いてください。」という警告表示をしている。
この警告表示を確認したユーザは、原稿給紙カバーを開けて、用紙を取り除く作業をすることになる。
図18から図22では、図17と同様に、「原稿の斜め送りを検知しました。原稿給紙カバーを開けて、用紙を取り除いてください。」という警告表示をしているが、さらに、原稿ガイドの設定不備に関して取るべき措置の内容等が表示されている。
この表示を確認したユーザは、載置原稿に対する原稿ガイドのずれと搬送された原稿の状態を確認することになる。
この表示を確認したユーザは、原稿ガイドが広くなっていることを確認し、2つの原稿ガイドの幅を狭めて、原稿幅とほぼ同じとなるように、調整すればよい。
この表示を確認したユーザは、原稿ガイドが狭くなっていることを確認し、2つの原稿ガイドの幅を広げて、原稿幅とほぼ同じとなるように、調整すればよい。
これによれば、原稿のサイズ(原稿幅)と原稿ガイドの幅が数値で表示されているので、ユーザは、これらの数値を比較することによって、原稿搬送エラーの原因が、原稿ガイドの調整不備にあることが、明確に理解できる。
さらに、原稿の搬送が停止された場合、原稿ガイドずれ量GZとガイドずれ量判定値GZ0とを比較し、原稿ガイドの幅と、原稿幅との間に所定値以上のずれがある場合(GZ>GZ0)に、搬送停止の原因が原稿ガイドの設定不備である可能性があり、原稿ガイドを原稿幅に正しく合わせることなどを含む警告表示をする。
この警告表示を確認したユーザが、搬送停止の原因となった可能性のある原稿ガイドを正しく調整し直すことによって、原稿の読取を再開したときに、原稿の搬送の停止が繰り返し行われることが削減でき、原稿に繰り返しダメージを与えることも削減できる。
記憶部150には、たとえば、原稿ガイド検出情報151、原稿ガイド既定情報152、ガイド幅算出情報153、ガイド幅用紙対応情報154、原稿長情報155、原稿幅情報156、原稿ガイドずれ量157、ガイドずれ量判定値158、傾斜ずれ量情報159、傾斜ずれ量判定値160、定型用紙サイズ情報161などが記憶される。
図11から図14に、記憶部に記憶される情報の一実施例の説明図を示す。
原稿ガイド検出情報(Ga)151は、アナログ電圧値Gvの大きさに対応したデジタル値で表される。
たとえば、図14に示すように、原稿ガイド検出情報(Ga)151としては、350という数値が記憶される。
原稿ガイド既定情報152は、ガイド幅算出情報(GW)153を算出するときに利用される。
図11では、3つの情報(G1、G2、G3)を対応づけて記憶した原稿ガイド既定情報152を示している。
図11において、たとえば、A4用紙のような既存の定型用紙を原稿載置台に載置し、その定型用紙の幅とほぼ一致するように原稿ガイドを調整した場合に、A/D変換器32から出力されるべき原稿ガイド検出情報Gaを、既定入力値(G3)と呼ぶ。
既定入力値(G3)は、載置された原稿の幅に一致するように原稿ガイドが調整された場合に、A/D変換器32から出力されるべき理想的な原稿ガイド検出情報Gaでもある。
図11では、一実施例として、最大サイズと、最小サイズと、既存の定型用紙の通称であるA4RとA5Rとを示している。
図11では、たとえば、A4Rの定型用紙を原稿載置台に載置した場合の原稿幅が、210.0mmであり、この原稿幅に一致するように調整した場合の原稿ガイドの幅(既定ガイド幅)が、210.0mmであることを示している。
また、2つのガイド部材間の幅の設定可能な最大サイズの幅(既定ガイド幅)が、303.0mmであることを示している。
図11に示した既定入力値G3は、既定ガイド幅G2に対応した代表値である。
ただし、出力される原稿ガイド検出情報Gaの誤差を考慮して、既定入力値G3として、最小入力値と最大入力値からなる数値範囲を予め設定記憶してもよい。
また、2つのガイド部材間の幅の設定可能な最大サイズの幅である既定ガイド幅G2が303.0mmであるが、この最大サイズに対応づけられた既定入力値G3では、原稿ガイドの幅(ガイド幅)が303.0mmとなるように調整されたときにA/D変換器32から出力されるべき原稿ガイド検出情報Gaが、45であることを示している。
一方、実際に原稿ガイドが調整されたときに、原稿ガイドの幅(ガイド幅)が、載置された原稿の幅と異なる場合、A/D変換器32から出力される原稿ガイド検出情報Gaは、載置原稿に対応する既定入力値G3と異なる。
ガイド幅算出情報(GW)153は、原稿ガイド検出情報(Ga)151と、原稿ガイド既定情報152とを利用して算出される。
ここでは、ユーザが、A4Rの原稿用紙を原稿載置台に載置して、2つのガイド部材の位置を設定した場合について説明する。
A4Rの原稿用紙はA4サイズの定型用紙であり、A4Rの原稿用紙を原稿載置台に載置する場合、A4サイズの定型用紙の長辺が搬送方向と平行になるようにその原稿用紙を置くことを意味する。
A4Rの原稿用紙の短辺は210mmであり、A4Rの原稿用紙の長辺は297mmである。
また、図14の原稿ガイド既定情報152は、図11に示した原稿ガイド既定情報152の一部分である最大サイズとA4Rの情報を示している。
最大サイズの既定ガイド幅(303.0mm)をG20とし、最大サイズの既定入力値(45)をG30とする。
また、A4R原稿の既定ガイド幅(210.0mm)をG21とし、A4R原稿の既定入力値(380)をG31とする。
すなわち、この実施例では、各変数の数値を、Ga=350、G20=303、G21=210、G30=45、G31=380とする。
この場合、原稿ガイドの幅(ガイド幅)に相当するガイド幅算出情報GWは、図14に示した次の計算式で算出される。
GW=G21+((Ga-G31)/(G30-G31))×(G20-G21)
この計算式に、上記した各変数の数値を代入すると、ガイド幅算出情報GWは、218.32mmとなる。
これにより、ユーザが設定した2つのガイド部材間の距離(ガイド幅)が、218.32mmであると計算される。
すなわち、ユーザが設定した2つのガイド部材間の距離(ガイド幅)は、218.32mmであるのに、載置されているA4Rの原稿用紙の幅(原稿幅)は210mmであるので、ガイド幅は原稿幅よりも約8mm広い。
これにより、ユーザが設定した2つのガイド部材間の距離(ガイド幅)は、載置されている原稿用紙の幅(原稿幅)とかなりずれており、ユーザは、2つのガイド部材を、載置されているA4Rの原稿用紙にぴったり合わせなかったことを意味する。
ユーザによって設定される原稿ガイドの幅(ガイド幅)は、常に載置される原稿用紙の幅と同じになるように設定されることは難しいが、図14のようにして算出されたガイド幅算出情報GWが分かれば、載置された原稿用紙の大きさが予想でき、載置された原稿用紙が定型用紙であれば、定型用紙の種類が予想できる。
ガイド幅用紙対応情報154は、載置された原稿の用紙の種類と原稿幅情報を取得するのに利用される。
そこで、ガイド幅用紙対応情報154には、たとえば、ガイド幅算出情報GWが属するガイド幅の許容範囲と、原稿長情報とに対応付けて、原稿用紙の種類を予め設定して記憶しておく。
ガイド幅算出情報GWが属するガイド幅の許容範囲と、原稿長情報と、原稿用紙の種類とを、予め対応付けて記憶したガイド幅用紙対応情報154を利用すれば、載置された原稿の幅(原稿幅)を特定することができる。
図12に示すガイド幅用紙対応情報154は、ガイド幅算出情報GWが属するガイド幅の許容範囲と、原稿長情報とに対応付けられた原稿用紙の種類を予め設定した情報である。
ここでは、原稿用紙の種類としては、A4サイズなどの定型用紙の種類を記憶したものを示している。
図12では、実施例として、5つのガイド幅許容範囲を示しているが、この許容範囲に限るものではない。
図12に示すように、ガイド幅許容範囲に対応付けて、いくつかの定型用紙の種類が予め設定される。
これにより、もし、算出されたガイド幅算出情報GWが、「288.0mm以上」のガイド幅許容範囲に属する場合は、載置されている原稿用紙は、A4サイズの定型用紙であるか、あるいはA3サイズの定型用紙である可能性があることを意味する。
これにより、もし、算出されたガイド幅算出情報GWが、「196.0mm以上で235.9mm以下」のガイド幅許容範囲に属する場合は、載置されている原稿用紙は、A5サイズとA4Rサイズとリーガルサイズの定型用紙のうちいずれかの定型用紙である可能性があることを意味する。
この3つの組み合わせ情報に対応づけて、載置される原稿として、いくつかの定型用紙の種類が予め設定される。
2つの原稿長さセンサー(LS1、LS2)からの出力状態を組み合わせからは、載置原稿の搬送方向の長さが予想でき、いくつかの定型用紙の種類が設定できる。
ただし、図3のように、2つの原稿長さセンサー(LS1、LS2)が配置されている場合、第2原稿長さセンサーLS2がONの場合、第1原稿長さセンサーLS1も必ずONとなり、LS1=OFFおよびLS2=ONの状態はあり得ないものとする。
また、たとえば、原稿を載置したときにLS1=ONおよびLS2=OFFとなる場合は、載置原稿の搬送方向の長さが比較的長い定型用紙が載置された場合に相当し、載置原稿の候補としては、A3、レジャー、B4、A4R、B5Rのいずれかの定型用紙の可能性がある。
原稿長さセンサー(LS1、LS2)からの出力状態の組合せと、算出されたガイド幅算出情報GWが属するガイド幅許容範囲とが決まれば、図12に示したガイド幅用紙対応情報154によって、現在載置されている原稿の定型用紙の種類が判断される。
図13に示す定型用紙サイズ情報のように、定型用紙の種類によって、各定型用紙のサイズ(幅と長さ)が予め決められているので、載置されている定型用紙の種類が判断されれば、載置原稿の幅(原稿幅)が取得できる。
載置原稿の定型用紙の種類がB5の場合、図13を参照すれば、載置原稿の幅(原稿幅)は257mmとなる。
載置原稿の定型用紙の種類がA4Rの場合、載置原稿の幅(原稿幅)は210mmとなる。
図3に示すように、原稿長さセンサーが、2つのセンサー(LS1、LS2)からなる場合、2つの原稿長さセンサー(LS1、LS2)の現在の状態(オン状態またはオフ状態)を組み合わせたものが、原稿長情報155として記憶される。
原稿長情報155は、載置された原稿の原稿幅情報を取得するのに利用される。
上記したように、載置されている原稿の定型用紙の種類が決まれば、図13に示す定型用紙サイズ情報を利用して、原稿幅情報(LW)156が取得できる。
すなわち、原稿が載置されたときに取得される情報であるガイド幅算出情報GW153および原稿長情報155と、予め設定記憶されているガイド幅用紙対応情報154とを利用することにより、載置されている原稿の定型用紙の種類と、原稿幅情報(LW)156が取得される。
また、載置原稿の定型用紙の種類がA4Rであると判断された場合、原稿幅情報(LW)156は、210mmとなる。
さらに、ガイド幅算出情報GWと原稿幅情報LWとの差から、原稿ガイドの幅と載置原稿の幅のずれ量(原稿ガイドずれ量)が算出される。
算出された2つのガイド部材間の幅(ガイド幅)であるガイド幅算出情報GWと、上記のようにして取得された原稿幅情報LWとの差から、原稿ガイドずれ量(GZ)157が、算出される(GZ=GW-LW)。
たとえば、ガイド幅算出情報GWが、218.32mmであり、載置原稿の定型用紙の種類がA4Rであってその原稿幅情報LWが、210mmである場合、原稿ガイドずれ量(GZ)157は、GW-LW=8.32mmとなる。
原稿ガイドずれ量(GZ)157は、載置原稿に対する原稿ガイドのずれの判定に利用される。
上記のようにして算出された原稿ガイドずれ量GZと、ガイドずれ量判定値GZ0とが比較され、載置原稿の原稿幅に対する原稿ガイドのずれが判定される。
たとえば、原稿ガイドずれ量GZが、ガイドずれ量判定値GZ0よりも大きい場合、載置原稿の原稿幅に対する原稿ガイドのずれが大きく、原稿の搬送トラブルが生じる可能性があると判断される。
この場合、たとえば、設定された原稿ガイドの幅が広くなっていることや、原稿ガイドを原稿幅に正しく合わせる必要があることなどが、警告表示画面に表示される。
上記したように、傾斜ずれ量情報159は、2つのスキューセンサー(SK1、SK2)のON信号の時間差Taでもよく、原稿の傾斜による距離のずれ量(傾斜距離)を記憶してもよい。
搬送される原稿に傾斜がない場合は、2つのスキューセンサー(SK1、SK2)から出力されるON信号の検出タイミングには、ほとんどずれはない。
しかし、搬送される原稿に傾斜がある場合は、2つのスキューセンサー(SK1、SK2)から出力されるON信号の検出タイミングに、ずれが生じる。
そこで、上記したように、傾斜判定部127によって、傾斜ずれ量情報159と傾斜ずれ量判定値160とを比較することにより、搬送される原稿の傾斜が許容できるものか否かを判定する。
傾斜ずれ量情報159が、ON信号の時間差Taであれば、傾斜ずれ量判定値KSHも時間値であり、傾斜ずれ量情報159が、距離のずれ量であれば、傾斜ずれ量判定値KSHも距離値である。
上記したように、傾斜ずれ量情報KTが傾斜ずれ量判定値KSH以上の場合(KT≧KSH)、許容できない傾斜があると判定され、原稿の搬送が停止される。
図13に、読取原稿に利用される定型用紙のサイズ(定型用紙サイズ情報161)の一実施例の説明図を示す。
A4サイズ等の定型用紙では、幅と長さが予め決められているので、自動原稿搬送装置で利用可能な定型用紙について、図13に示すような幅と長さを予め記憶しておけばよい。
さらに、不定型サイズの用紙を使用する場合は、原稿ガイド既定情報152と、ガイド幅用紙対応情報154に、その不定型サイズの用紙に対応した情報を予め記憶しておく。
さらに、不定型サイズの用紙が載置された場合について、原稿ガイドのずれ量を判定できるので、載置された不定型サイズの用紙に対して原稿ガイドのずれがあること等を含む警告表示をすることによって、搬送トラブルの原因が原稿ガイドのずれ量による場合に、ユーザに適切な措置をさせることができる。
この発明の自動原稿搬送装置では、上記したような構成と機能によって、原稿載置台に載置された原稿の搬送するときに、載置原稿に対する原稿ガイドのずれを検出する。
自動原稿搬送装置の原稿ガイドずれ検出方法は、たとえば、次のステップからなる。
原稿が原稿載置台に載置され、原稿載置台に載置された原稿の搬送方向と直交する方向から原稿を揃えるための2つのガイド部材からなる原稿ガイドの位置が設定された後に、原稿が原稿載置台に載置されたことを検出する。
原稿ガイドの幅を測定してガイド幅算出情報として算出する。
(原稿幅取得ステップ)
原稿載置台に載置されている原稿の原稿幅を取得する。
算出されたガイド幅算出情報と前記取得された原稿幅とが、載置された原稿が搬送された場合に搬送トラブルになる可能性があるほど、ずれているか否かを判定する。
原稿の読取のために原稿載置台に載置された原稿の所定の搬送路への搬送が開始された後に、搬送路に搬送された原稿の傾斜を検出する。
(傾斜判定ステップ)
検出された原稿の傾斜が、許容できるものであるか否かを判定する。
検出された原稿の傾斜が、許容できるものでないと判定された場合に、原稿の搬送を停止する。
原稿の搬送を停止させた搬送トラブルに関する警告内容を生成する。
(警告表示ステップ)
生成された搬送トラブルに関する警告内容を表示する。
算出された原稿ガイドの幅と取得された原稿の原稿幅とが、所定の判定値以上にずれていると判定された場合、表示される警告内容には、原稿の幅に対する原稿ガイドの設定がずれていることが含まれる。
ここでは、ユーザが、原稿載置台に1または複数の原稿を載置して、原稿ガイドの位置を調整した後、さらに、ユーザが、読取開始を要求する入力をした場合に、載置されたすべての原稿を、順番に搬送し、1枚ずつ原稿の読取処理を行うものとする。
また、原稿の搬送中に、原稿の傾斜ずれを検出した場合であって、そのずれ量がかなり大きい場合は、原稿の搬送を停止し、さらに、ユーザがした原稿ガイドの調整位置が、載置原稿との関係でかなりずれている場合に、原稿が傾斜した原因が、原稿ガイドの調整位置にあると判断して、ユーザに対して、原稿ガイドの設定に不備があることを含む警告表示をする場合の実施例について説明する。
図15のステップS1において、原稿載置検出部115が、原稿載置台に原稿が載置されているか否かをチェックし、原稿が載置されている場合は、ステップS2に進み、そうでない場合は、ステップS1を繰り返す。
ここでは、上記したように、原稿ガイド検出情報Gaと、原稿ガイド既定情報152を利用して、図14に示したような計算で、ガイド幅算出情報GWを算出し、記憶する。
上記したように、原稿長情報155は、2つの原稿長さセンサー(LS1、LS2)の現在のオン状態またはオフ状態を示した情報である。
上記したように、ガイド幅用紙対応情報154と、ガイド幅算出情報GWと、原稿長情報155を利用して、原稿幅情報LWを取得する。
ステップS7において、読取開始を意味する入力がされたことを検出した場合は、ステップS8に進み、そうでない場合は、ステップS6を繰り返す。
ステップS8において、原稿搬送部114が、原稿の給紙搬送を開始する。
ここで、載置原稿が複数の場合は、1枚ずつ原稿を搬送路12に引き込む。
ステップS10において、スキューセンサー(SK1、SK2)の出力情報を利用して、原稿の傾斜ずれ量KTを検出する。
上記したように、スキューセンサー(SK1、SK2)から出力されるオン状態に変化したON信号の時間差を、傾斜ずれ量KTとして記憶する。
ステップS12において、傾斜ずれ量KTが、傾斜ずれ量判定値KSHよりも少ない場合(KT<KSH)は、ステップS13に進み、そうでない場合は、図16のステップS31に進む。
ここでは、原稿の傾斜が許容できるものなので、原稿の搬送を継続し、原稿に記載された情報を読み取り、画像データとして記憶する。
ステップS15において、原稿載置台11に、原稿がまだ残っているか否かをチェックし、原稿がまだ残っている場合は、ステップS8に戻り、次の原稿の給紙搬送をする。
原稿載置台11に、原稿が残っていない場合は、処理を終了する。
これにより、原稿は、搬送路12の途中で止まることになる。
上記したように、ガイド幅算出情報GWと、原稿幅情報LWから、計算式:GZ=GW-LWによって、原稿ガイドずれ量GZを計算する。
ステップS34において、原稿ガイドずれ量GZが、ガイドずれ量判定値GZ0以下の場合(GZ≦GZ0)、ステップS35に進み、そうでない場合は、ステップS36に進む。
GZ≦GZ0の場合は、ガイド幅と載置原稿の幅とのずれが小さいので、原稿の搬送を停止した原因が原稿ガイドの設定ではない可能性が高く、他の原因が考えられる。
そこで、原稿の搬送を停止した原因を示していない図17のような警告表示をする。
GZ>GZ0の場合は、ガイド幅と載置原稿の幅とのずれが大きいので、原稿の搬送を停止した原因が原稿ガイドの設定である可能性が高い。
上記したように、たとえば、図18から図22に示したような警告表示をする。
この警告表示を見たユーザは、原稿の搬送を停止した原因が、原稿ガイドにあることが容易に確認できるので、原稿ガイドの幅を原稿の幅に正しくあわせる措置をすることによって、適切に、原稿の搬送を停止した原因を除去することができる。
上記の実施例では、原稿の搬送を停止した後、原稿の搬送を停止した原因が原稿ガイドの設定不備にある場合に、警告表示画面に、原稿ガイドの設定をやり直すこと等を含む表示をすることについて説明した。
ただし、原稿ガイドに設定不備がある場合、原稿の読取開始の指示入力がされた後、原稿の搬送を開始する前に、原稿ガイドの設定をやり直すこと等を含む警告表示をしてもよい。
原稿の搬送を開始する前に、この警告表示をすることにより、ユーザに、原稿ガイドの設定をやり直させることができるので、原稿の搬送トラブルを未然に防止することができる。
12 搬送路、
13 搬送ローラ、
14 排出口、
15 原稿排紙台、
16 原稿長さセンサー、
17 スキューセンサー、
18 搬送センサー、
19 原稿検出センサー、
20 原稿、
21 読取装置、
22 原稿給紙カバー、
23 原稿ガイド、
23-a 原稿ガイド、
23-b 原稿ガイド、
31 可変抵抗器、
32 A/D変換器、
33 板状部材、
100 自動原稿搬送装置、
111 制御部、
112 操作部、
113 表示部、
114 原稿搬送部、
115 原稿載置検出部、
116 画像読取部、
121 原稿長検出部、
122 ガイド幅測定部、
123 原稿幅取得部、
124 ガイドずれ量算出部、
125 ガイドずれ判定部、
126 原稿傾斜検出部、
127 傾斜判定部、
128 警告表示情報生成部、
150 記憶部、
151 原稿ガイド検出情報、
152 原稿ガイド既定情報、
153 ガイド幅算出情報、
154 ガイド幅用紙対応情報、
155 原稿長情報、
156 原稿幅情報、
157 原稿ガイドずれ量、
158 ガイドずれ量判定値、
159 傾斜ずれ量情報、
160 傾斜ずれ量判定値、
161 定型用紙サイズ情報
Claims (8)
- 原稿が原稿載置台に載置されたことを検出する原稿載置検出部と、
前記原稿載置台に載置された原稿を所定の搬送路に搬送する原稿搬送部と、
前記原稿載置台に載置された原稿の搬送方向と直交する方向から原稿を揃えるための2つのガイド部材からなる原稿ガイドと、
原稿が前記原稿載置台に載置され、前記2つのガイド部材の位置が設定された後に、前記原稿ガイドの幅を測定し、ガイド幅算出情報として算出するガイド幅測定部と、
原稿が前記原稿載置台に載置された場合に前記載置された原稿の原稿幅を取得する原稿幅取得部と、
前記算出されたガイド幅算出情報と前記取得された原稿幅とが、載置された原稿が搬送された場合に搬送トラブルになる可能性があるほど、ずれているか否かを判定するガイドずれ判定部と、
前記搬送路に搬送された原稿の傾斜を検出する原稿傾斜検出部と、
前記検出された原稿の傾斜が、許容できるものであるか否かを判定する傾斜判定部と、
搬送トラブルが発生した場合に、搬送トラブルに関する警告内容を生成する警告表示情報生成部と、
前記生成された警告内容を表示する表示部とを備え、
前記検出された原稿の傾斜が、許容できるものでないと判定された場合に、前記原稿搬送部が、原稿の搬送を停止し、
前記警告表示情報生成部が、原稿の搬送を停止させた搬送トラブルに関する警告内容を生成し、前記生成された搬送トラブルに関する警告内容を前記表示部に表示することを特徴とする自動原稿搬送装置。 - 前記原稿の搬送を停止した場合、
前記ガイドずれ判定部が、前記算出された原稿ガイドの幅と前記取得された原稿の原稿幅とが、所定の判定値以上にずれていると判定した場合に、前記警告表示情報生成部が、前記原稿の幅に対する原稿ガイドの設定がずれていることを含む警告表示を前記表示部に表示することを特徴とする請求項1に記載の自動原稿搬送装置。 - ガイド幅用紙対応情報を記憶した記憶部と、
載置された原稿の搬送方向の長さを検出し、原稿の搬送方向の長さに対応した原稿長情報を出力する原稿長検出部とをさらに備え、
前記ガイド幅用紙対応情報には、前記ガイド幅算出情報が属する原稿ガイドの幅の許容範囲と、前記原稿長情報とに対応付けて、原稿用紙の種類が予め記憶され、
前記原稿幅取得部が、
前記ガイド幅用紙対応情報を利用して、前記算出されたガイド幅算出情報が属する原稿ガイドの幅の許容範囲を特定し、
前記特定された原稿ガイドの幅の許容範囲と、前記原稿長検出部によって出力された前記原稿長情報とに対応付けられた原稿用紙の種類を決定し、
前記決定された原稿用紙の種類に予め設定されている原稿幅を、前記載置されている原稿の原稿幅として取得することを特徴とする請求項1または2に記載の自動原稿搬送装置。 - 前記原稿傾斜検出部が、原稿の搬送路の途中であって、原稿の搬送方向と垂直な方向に所定の間隔を空けて配置される複数のスキューセンサーからなり、
各スキューセンサーは、その位置に原稿の先端が到達した場合に、原稿を検出したことを示す検出信号を出力することを特徴とする請求項1に記載の自動原稿搬送装置。 - 前記傾斜判定部は、各スキューセンサーから出力される検出信号の時間差を、傾斜ずれ量情報として算出し、前記傾斜ずれ量情報が、所定の判定閾値以上である場合に、搬送されてきた原稿には、許容できない傾斜があると判定することを特徴とする請求項4に記載の自動原稿搬送装置。
- 前記原稿長検出部が、前記原稿載置台の中であって、原稿の搬送方向に沿って、所定の距離だけ離れた位置に配置された複数の原稿長さセンサーからなることを特徴とする請求項3に記載の自動原稿搬送装置。
- 前記算出されたガイド幅算出情報と、前記取得された載置原稿の原稿幅との差を、原稿ガイドずれ量として算出するガイドずれ量算出部をさらに備え、
前記記憶部に、ガイドずれ量を判定するための基準値であるガイドずれ量判定値を予め記憶し、
前記算出された原稿ガイドずれ量が前記ガイドずれ量判定値よりも大きい場合に、前記ガイドずれ判定部が、前記載置された原稿が搬送トラブルになる可能性があると判定することを特徴とする請求項3に記載の自動原稿搬送装置。 - 自動原稿搬送装置の原稿ガイドずれ検出方法であって、
原稿が原稿載置台に載置され、前記原稿載置台に載置された原稿の搬送方向と直交する方向から原稿を揃えるための2つのガイド部材からなる原稿ガイドの位置が設定された後に、原稿が原稿載置台に載置されたことを検出する原稿載置検出ステップと、
前記原稿ガイドの幅を測定してガイド幅算出情報として算出するガイド幅測定ステップと、
前記原稿載置台に載置されている原稿の原稿幅を取得する原稿幅取得ステップと、
前記算出されたガイド幅算出情報と前記取得された原稿幅とが、載置された原稿が搬送された場合に搬送トラブルになる可能性があるほど、ずれているか否かを判定するガイドずれ判定ステップと、
原稿の読取のために前記原稿載置台に載置された原稿の所定の搬送路への搬送が開始された後に、前記搬送路に搬送された原稿の傾斜を検出する原稿傾斜検出ステップと、
前記検出された原稿の傾斜が、許容できるものであるか否かを判定する傾斜判定ステップと、
前記検出された原稿の傾斜が、許容できるものでないと判定された場合に、原稿の搬送を停止する搬送停止ステップと、
原稿の搬送を停止させた搬送トラブルに関する警告内容を生成する警告情報生成ステップと、
前記生成された搬送トラブルに関する警告内容を表示する警告表示ステップとを備え、
前記算出された原稿ガイドの幅と前記取得された原稿の原稿幅とが、所定の判定値以上にずれていると判定された場合、前記表示される警告内容には、前記原稿の幅に対する原稿ガイドの設定がずれていることが含まれることを特徴とする自動原稿搬送装置の原稿ガイドずれ検出方法。
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